JP2003006779A - 信号伝達機能を有する車輪用回転支持装置 - Google Patents

信号伝達機能を有する車輪用回転支持装置

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    • B60C23/0408Signalling devices actuated by tyre pressure mounted on the wheel or tyre transmitting the signals by non-mechanical means from the wheel or tyre to a vehicle body mounted receiver
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    • B60C23/00318Devices for manually or automatically controlling or distributing tyre pressure whilst the vehicle is moving comprising rotational joints between vehicle-mounted pressure sources and the tyres characterised by the location of the components, e.g. valves, sealings, conduits or sensors on the wheels or the hubs
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2326/00Articles relating to transporting
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホイール11に装着したタイヤの空気圧を連
続して、しかも安定して検知自在とする。 【解決手段】 回転輪4に設けた回転側フランジ9に、
圧力センサ23と、整流回路及び変調回路を組み込んだ
基板26を設置する。上記回転側フランジ9側に設けた
回転側コイル24と、外輪1側に設けた静止側コイル2
5とを互いに対向させる。これら両コイル24、25同
士の間で、上記圧力センサ23及び基板26への電力供
給と、車体側への信号取り出しとを行なわせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明に係る信号伝達機能
を有する車輪用回転支持装置は、自動車の車輪を懸架装
置に回転自在に支持すると共に、この車輪を構成するタ
イヤの空気圧を連続的に検知する為に利用する。
【0002】
【従来の技術】自動車の走行時にタイヤの空気圧を検出
する事は、過度に低い空気圧のまま走行する事に伴うタ
イヤのバーストを防止したり、夏期等にタイヤの温度上
昇に伴って空気圧が上昇した場合に於けるダンパの減衰
力調節等の為に要求される。この為に従来から、空気圧
によってタイヤの有効半径(車輪の回転中心から路面ま
での距離)が変化する事に伴う各車輪の回転速度の相違
から特定のタイヤの空気圧低下を知る方法、或は横Gが
加わった場合に於けるタイヤの捩れ特性の変化を検出し
て、間接的にタイヤの空気圧を検知する方法が考えられ
ていた。又、タイヤと共に車輪を構成するホイールに、
このタイヤの空気圧を測定する圧力センサと、この圧力
センサの検出値を電波信号として発信する送信器とを組
み込み、この送信器から車体側に設けた受信器にこの電
波信号を送る事により、直接的にタイヤの空気圧を検知
する方法も考えられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した様な従来から
知られている方法のうち、前者の方法、即ち、間接的に
タイヤの空気圧を測定する方法では、検出精度が低く、
この空気圧が大きく変化しない限り、この空気圧を検出
できない。しかも、総てのタイヤの空気圧が同時に変化
(低下)した場合にはこれを検出できない等の問題があ
る。
【0004】これに対して、後者の方法、即ち、直接的
にタイヤの空気圧を検知する方法では、個々のタイヤの
空気圧を正確に検出できる半面、車輪側に設置した圧力
センサ及び周辺回路に電力を供給する為、この車輪側に
電池を設置する必要が生じる。これに伴い、電池の寿命
を延ばし、数年程度の長期間に亙って上記圧力センサ及
び周辺回路を動作させ続ける為に、上記空気圧の検出を
連続的に行なう事が難しくなる。即ち、上記電池の消耗
を抑える為に、この空気圧検出を、数分置きに数秒ずつ
行なうと言った、間欠測定を行なう必要がある。この
為、パンク等により走行中に発生した突発的なタイヤの
空気圧低下を検知できない可能性が高い。
【0005】しかも、圧力センサが検出したタイヤの空
気圧を表す信号を、送信器から受信器に電波で送信する
為、この受信器のアンテナを、タイヤハウスの内壁のう
ちでタイヤと干渉しない部位に設ける必要がある為、数
10cm程度の、或る程度広い空間を介して電波を送信し
なければならない。この為、他の車輪又は他の自動車か
ら出た電波との間の混信や、ノイズによる誤動作を生じ
る可能性がある。この様な混信に基づく誤動作を避ける
為には、各自動車毎、更には各車輪毎に、使用する電波
の周波数を変えたり、ノイズの少ない周波数を使う等の
対策が必要になる。多くの自動車を販売する事を考えた
場合、限られた周波数帯域でこれらの条件を満たす周波
数を割り振る事は困難である。本発明の信号伝達機能を
有する車輪用回転支持装置は、これらの問題を何れも解
消すべく発明したものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の信号伝達機能を
有する車輪用回転支持装置は、静止輪と、回転輪と、複
数の転動体と、静止側コイルと、回転側コイルとを備え
る。このうちの静止輪は、懸架装置に支持された状態で
回転しない。又、上記回転輪は、ホイール及びタイヤか
ら成る車輪を固定した状態で、この車輪と共に回転す
る。又、上記各転動体は、上記静止輪と回転輪との互い
に対向する周面にそれぞれ形成された静止側軌道と回転
側軌道との間に、転動自在に設けられている。又、上記
静止側コイルは、上記静止輪の一部で上記回転輪の一部
に対向する部分に、この回転輪の回転中心をその中心と
して配置されている。更に、上記回転側コイルは、上記
回転輪の一部で上記静止側コイルと対向する部分に、こ
の静止側コイルと同心に配置されている。そして、これ
ら静止側コイルと回転側コイルとの間で信号の伝達及び
電力の供給を行なわせるものである。
【0007】
【作用】上述の様に構成する本発明の信号伝達機能を有
する車輪用回転支持装置の場合には、静止側コイルと回
転側コイルとの間で電力の供給を行なう為、回転輪側に
設けた、圧力センサ及びその周辺回路等の電気部品を動
作させる為の電源として電池を使用する必要がなくな
る。即ち、車体側に設けた、大容量且つ絶えず充電され
ているバッテリーから上記電気部品に、電力を安定して
供給し続ける事ができる。この為、この電気部品が上記
圧力センサ及びその周辺回路である場合には、タイヤの
空気圧を連続して検知し続ける事が可能となり、パンク
等に基づく、走行中の急なタイヤの空気圧低下も直ちに
検知できる。或は、タイヤの空気圧の変動の周波数成分
や振幅を連続的に検知し、その値を基にショックアブソ
ーバの減衰特性を制御し、懸架装置の機能を変化させ
て、乗り心地や走行安定性等、自動車の走行性能の向上
を図る事も可能になる。
【0008】又、圧力センサによって検出されたタイヤ
の空気圧を表す信号等、回転輪側で検出した信号を固定
輪側に送る際には、互いに対向する状態で近接して設置
された、回転側コイルから静止側コイルに信号を送れば
良い。この際に信号は、これら回転側コイルと静止側コ
イルとの間に存在する、極く狭い空間を、電磁結合或は
電波として伝播すれば良い。この為、車輪毎に使用する
電波の周波数を変える様な事をしなくても、他の車輪や
他の自動車との間で信号が混信したり、ノイズによる誤
動作が発生する事を防止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1〜5は、本発明の実施の形態
の第1例を示している。静止輪である外輪1は、外周面
に固定側フランジ2を設け、内周面の両端部近傍に複列
の外輪軌道3、3を形成している。使用状態では、上記
固定側フランジ2を図示しない懸架装置に結合固定す
る。上記外輪1の内径側には回転輪4を、この外輪1と
同心に配置している。本例の場合、この回転輪4は、ハ
ブ5の内端部(軸方向に関して内とは、懸架装置への組
み付け状態で、車体の幅方向中央寄りとなる側を言い、
図1、2、3、5、8、9の右側。反対に、懸架装置へ
の組み付け状態で車体の幅方向外寄りとなる、図1、
2、3、5、8、9の左側を、軸方向に関する外と言
う。)に内輪6を嵌合固定して成る。このうちのハブ5
の中間部外周面と内輪6の外周面とで、それぞれ上記各
外輪軌道3、3に対向する部分に内輪軌道7、7を形成
し、これら各外輪軌道3、3と各内輪軌道7、7との間
に、転動体である玉8、8を複数個ずつ、転動自在に設
けて、上記外輪1の内径側に上記回転輪4を回転自在に
支持している。尚、重量の嵩む自動車に組み込む車輪用
回転支持装置の場合には、転動体として、上記玉8、8
に代えて円すいころを使用する場合もある。
【0010】又、上記ハブ5の外周面の外寄り部分に、
回転側フランジ9を設けている。使用時にはこの回転側
フランジ9の外側面に、制動装置を構成するロータ10
と車輪を構成するホイール11とを、円周方向複数個所
(一般的には4〜6個所)位置に設けた複数組のスタッ
ド12とナット13(後述する図8参照)とにより結合
固定する。
【0011】これに対して上記回転側フランジ9の内側
面にはセンサケース14を、複数本のねじ15により結
合固定している。このセンサケース14は、全体を略円
輪状としたもので、上記回転側フランジ9の内側面と当
接する外側面を、単一の平坦面としている。これに対し
て上記センサケース14の内側面は、外径側に向かう程
軸方向内方に向かう、段付形状としている。この為に上
記センサケース14は、径方向に関して内端部が薄肉部
16、中間部が中肉部17、外端部が厚肉部18となっ
ている。そして、このうちの薄肉部16の内側面が前記
外輪1の外端面と微小隙間を介して近接対向し、上記厚
肉部18の内周面がこの外輪1の外端部外周面と対向す
る。これら厚肉部18の内周面と外輪1の外端部外周面
との間には外端側軸受シール19を、この外輪1の内端
部内周面と前記内輪6の内端部外周面との間には内端側
軸受シール20を、それぞれ設けて、前記各玉8、8を
設置した内部空間21の両端開口部を塞いでいる。この
構成により、この内部空間21内のグリースが外部空間
に漏洩したり、外部空間に存在する異物がこの内部空間
21内に進入する事を防止している。尚、図示の例は、
駆動輪(FR車及びRR車の後輪、FF車の前輪、4W
D車の全輪)用の構造を示している為、前記ハブ5の中
心部にスプライン孔22を設けている。非駆動輪(FR
車及びRR車の前輪、FF車の後輪)用の場合にこの様
なスプライン孔22が不要である事は勿論である。
【0012】又、上記厚肉部18には、前記ホイール1
1に支持したタイヤ(図示省略)内の空気圧を測定する
為の圧力センサ23と、基板26とを装着している。こ
の基板26には、この圧力センサ23の検出値を表す信
号を後述する回転側コイル24から静止側コイル25に
伝達可能な信号に変換する為の回路等を、組み込んでい
る。この為に上記厚肉部18の内側面の径方向中間部に
凹部27を、全周に亙って、或は周方向の一部に設けて
いる。上記圧力センサ23に設けた円管状の圧力導入部
28は、上記凹部27内に設置された本体部29から軸
方向外方に突出する状態で設けられると共に、前記回転
側フランジ9の一部に形成した円孔45内に内嵌固定し
た接続スリーブ39の中心部に形成した挿入孔40内に
挿入されている。この状態でこの接続スリーブ39の先
端(図1〜3の左端)は、前記ロータ10の外側面より
も外方に突出する事はない。この理由は、上記回転側フ
ランジ9に、空気圧検出の為の構造部分を持たない、テ
ンパータイヤ用等の緊急用のホイールや一般のホイール
を組み付けられる様にする為である。
【0013】上述の様な圧力センサ23により、上記タ
イヤ内の空気圧を測定自在とする為に、上記ホイール1
1の内径寄り部分にエアコネクタ31を、このホイール
11の内側面から内方に突出する状態で設けると共に、
これらエアコネクタ31とホイール1の外周面とを、連
通孔32により通じさせている。このエアコネクタ31
は、スリーブ33の内径側にスプール34を、軸方向の
変位自在に設置する事により、上記回転側フランジ9に
上記ホイール11を組み付けた場合にのみ流路を開き、
上記タイヤ内の空気圧を、上記連通孔32を通じて、上
記圧力センサ23の圧力導入部28に導入する様にして
いる。この様にタイヤ内の空気圧を圧力導入部28に導
入する部分の構造に就いて、図2〜4により詳しく説明
する。
【0014】上記スリーブ33は円筒状に形成したもの
で、上記ホイール11の内側面内径寄り部分に形成した
保持孔35に内嵌固定している。上記連通孔32の一端
部は、この保持孔35の奥端部に開口している。又、O
リング等のシールリングにより、この保持孔35の内周
面と上記スリーブ33の外周面との間の気密保持を図っ
ている。又、このスリーブ33の開口端部(図1〜3の
右端部)は、中間部乃至奥端部に比べて小径の開口鍔部
36としている。一方、上記スプール34は、基半部
{図1〜3及び図4(B)の左半部}を上記スリーブ3
3の中間部乃至奥端部に摺動自在に嵌合するピストン部
37とし、先半部{図1〜3及び図4(B)の右半部}
を上記開口鍔部33の内径側に進入自在なプランジャ部
38としている。又、上記保持孔35の奥端面と上記ピ
ストン部37との間に圧縮ばね44を設けて、上記スプ
ール34に、軸方向内方に向く弾力を付与している。図
3に示す様に、上記ホイール11を前記回転側フランジ
9に取り付ける以前の状態では、上記スプール34は上
記圧縮ばね44の弾力及び上記連通孔32を通じて上記
保持孔35の奥部に導入された空気圧により、上記ピス
トン部37と上記開口鍔部36とが衝合するまで内方に
押され、上記プランジャ部38がこの開口鍔部36の内
径側に進入した状態となる。これに対して、図1〜2に
示す様に、上記ホイール11を上記回転側フランジ9に
取り付けた状態では、前記接続スリーブ39の先端面が
上記スプール34の先端面に突き当たる事により、この
スプール34が上記保持孔35の奥部に退避すると共
に、上記接続スリーブ39の先端部が上記開口鍔部36
の内径側に進入した状態となる。
【0015】上記接続スリーブ39の中心部には挿入孔
40を、この接続スリーブ39の基端面(図1〜3の右
端面)に開口する状態で形成し、この挿入孔40内に、
前記圧力センサ23の圧力導入部28を挿入している。
そして、この状態で、Oリング等のシールリングによ
り、上記挿入孔40の内周面と圧力導入部28の外周面
との間の気密保持を図る様にしている。又、図1〜2に
示す様に、上記ホイール11を上記回転側フランジ9に
結合固定した状態で、上記挿入孔40の奥端面と、上記
接続スリーブ39の先端面と上記スプール34の先端面
との突き合わせ部の外周面との間に、圧力導入路41を
設けている。この為に図示の例では、上記挿入孔40の
奥端面と上記接続スリーブ39の先端面とを連通させる
通孔74を設けると共に、上記スプール34の先端面
に、この先端面の中央部から外周縁に至る径方向溝7
5、75を1乃至複数本形成する事により、このスプー
ル34の先端面と上記接続スリーブ39の先端面との間
に、上記通孔74の先端開口と上記突き合わせ部の周囲
空間とを連通させる連通路を設けている。又、それぞれ
が上記圧力導入路41の端部開口を挟む位置である、上
記プランジャ部38の外周面と上記接続スリーブ39の
先端部外周面とに、それぞれOリング等のシールリング
42a、42bを係止している。又、上記ピストン部3
7には、このピストン部37の外周面に形成した1乃至
複数本の圧力導入溝43、43等により、このピストン
部37の両端面同士を連通させる連通路を設け、前記連
通孔32を通じて前記保持孔35の奥部に導入した空気
圧を、上記プランジャ部38の周囲空間に導入自在とし
ている。
【0016】一方、前記ロータ10の一部で、組み付け
状態で上記保持孔35と整合する部分には、前記ホイー
ル11の内側面から突出した前記スリーブ33の内端部
を挿入自在な円孔46を、回転側フランジ9とロータ1
0とホイール11との結合時に上記保持孔35と同心に
なる様に形成している。
【0017】上述の様なスリーブ33とスプール34と
から成るエアコネクタ31は、図3に示す様に、上記ホ
イール11を上記回転側フランジ9から取り外した状態
では空気流路を閉じる。即ち、この状態では、上記スプ
ール34は上記圧縮ばね44の弾力及び前記タイヤ内の
空気圧により、上記ピストン部37と前記開口鍔部36
とが衝合するまで内方に押される。この状態では、前記
プランジャ部38が上記開口鍔部36の内径側に進入す
ると共に、このプランジャ部38の外周面に設けたOリ
ング等のシールリング42aが、上記開口鍔部36の中
央部内周面に全周に亙って当接する。この結果、上記プ
ランジャ部38の中間部外周面と上記開口鍔部36の中
央部内周面との間の気密保持が図られて、上記タイヤ内
の空気が抜ける事がなくなる。
【0018】これに対して、図1〜2に示す様に、上記
ホイール11を上記回転側フランジ9に取り付けた状態
では、上記スプール34の先端面が前記接続スリーブ3
9の先端面に突き当たる事で、このスプール34が外方
に押される。この結果、図1〜2に示す様に、このスプ
ール34と上記接続スリーブ39との突き当て部の外周
縁部に存在する、圧力導入路41の端部開口が上記開口
鍔部36の中央部よりも外方に移動すると共に、上記接
続スリーブ39の先端部外周面に設けたOリング等のシ
ールリング42bが、上記開口鍔部36の中央部内周面
に全周に亙って当接する。この結果、前記連通孔32を
通じて上記スリーブ33の内径側に導入された空気圧
が、上記圧力導入路41を通じて、上記接続スリーブ3
9の中心部に設けた挿入孔40内に導入される。この状
態でこの挿入孔40内には、前記圧力センサ23の圧力
導入部28が気密に挿入されているので、この圧力セン
サ23による上記タイヤ内の空気圧検出が可能な状態と
なる。
【0019】この様にして上記圧力センサ23が検出し
た空気圧は、前記基板26により処理してから、次述す
る信号伝達装置47により、静止輪である前記外輪1側
に伝達する。この信号伝達装置47は、この外輪1側に
設置した静止側コイル25と、前記回転輪4側に設置し
た回転側コイル24とから成る。本例の場合には上記静
止側コイル25を、上記外輪1の外端面に全周に亙って
形成した保持凹溝内に保持している。これに対して上記
回転側コイル24は、前記センサケース14の薄肉部1
6の内側面に全周に亙って形成した保持凹溝内に保持し
ている。上記静止側、回転側両コイル25、24は、互
いに同径で、それぞれ上記回転輪4の回転中心軸上の点
をその中心とする単一円弧上に配置されている。従って
上記静止側、回転側両コイル25、24は、全周に亙り
微小なアキシアル隙間を介して互いに対向している。そ
して、これら静止側、回転側両コイル25、24によ
り、車輪と共に回転する上記回転輪4と懸架装置に支持
されたまま回転しない上記外輪1との間で信号の伝達及
び電力の供給を行なう為の、上記信号伝達装置47を構
成している。尚、上記各コイル25、24を上記各保持
凹溝内に固定する方法は、接着、モールド材による埋め
込み等、適宜の方法を採用できる。
【0020】上記静止側、回転側両コイル25、24の
うち、静止側コイル25には、制御器48或は電源回路
49(後述する図6〜7参照)に通じるハーネス50の
端部を接続している。この為に図示の例では、上記外輪
1の一部に、この外輪1の外周面に開口する取付孔51
を形成すると共に、この取付孔51とこの外輪1の外端
面に形成した保持凹溝の底部とを連通孔52により互い
に連通させている。そして、この連通孔52内に配設し
た上記ハーネス50を、上記取付孔51から上記制御器
48及び電源回路49に向け導出している。これに対し
て上記回転側コイル24は、上記センサケース14の内
部に、前記凹部27の奥面とを連通する連通孔53内に
配設したハーネス54により、この凹部27内に設置し
た前記基板26に接続している。
【0021】上述する様に構成する本発明の信号伝達機
能を有する車輪用回転支持装置により、タイヤ内の空気
圧を連続的に測定する際の作用に就いて、図1〜5に図
6を加えて説明する。先ず、前記圧力センサ23及び基
板26内に組み込んだ回路を動作させる為の電力を車体
側から連続的に供給する部分の構成及び作用に就いて説
明する。車体側に設けた電源回路49により上記静止側
コイル25に印加された交流電圧に基づき、上記回転側
コイル24に交流電圧が惹起される。この様に回転側コ
イル24に惹起された交流電圧は、上記基板26内に組
み込まれた整流回路55により直流に変換されてから、
この基板26内に組み込まれた変調回路56及び上記圧
力センサ23に通電される。
【0022】次に、この圧力センサ23が検出した上記
空気圧を表す信号を、車体側に設けた前記制御器48に
連続的に送る部分の構成及び作用に就いて説明する。上
記変調回路56は、上記圧力センサ23から送り出され
た、上記空気圧を表す電圧信号を、周波数信号(変調信
号)に変換するV/F変換器57と、このV/F変換器
57から送り出される変調信号と搬送波とを合成して被
変調波とする為の変調器58とから成る。この様な変調
回路56から上記回転側コイル24に送り出された被変
調波は、上記静止側コイル25に伝播し、前記ハーネス
50を通じて制御器48に送られる。
【0023】この制御器48内に送られた上記被変調波
は、復調回路59により、上記空気圧を表す電圧信号に
変化する。この復調回路59は、上記被変調波から上記
周波数信号(変調信号)を取り出す復調器60と、この
復調器60から送り出される変調信号を電圧信号に変換
するF/V変換器61とから成る。この様な復調回路5
9から送り出された、前記タイヤの空気圧を表す電圧信
号は、ローパスフィルタ62を通過させて空気圧検知に
とって不要な部分を取り除いてから、空気圧表示器63
に送る。即ち、上記電圧信号には、路面の凹凸やコーナ
リング時の車体ロールによる変動成分を含んでいる為、
上記ローパスフィルタ62を通過させる事で、この変動
成分を除いた電圧信号を、上記空気圧表示器63に送
る。そしてこの空気圧表示器63は、この電圧信号に基
づき、上記空気圧を表す表示(例えばダッシュボードに
設けたパネル部分へのアナログ或はディジタル表示)を
行なう。更に、上記空気圧表示器63により表示する空
気圧が過度に低くなった場合には、警告灯或はブザー等
の警報器64により、運転者に注意を促す為の警報を発
する。尚、図6に示した回路では、個々のタイヤの空気
圧を空気圧表示器63や警報器64で運転者に知らせる
様にしているが、複数乃至は総てのタイヤの空気圧を一
括して処理する空気圧表示器や警報器を設置する事もで
きる。
【0024】本発明の信号伝達機能を有する車輪用回転
支持装置によれば、前述した様に、上記静止側コイル2
5と上記回転側コイル24とを通じて回転輪4側に設け
た圧力センサ23及び基板26に、車体側から電力を供
給する為、これら圧力センサ23及び基板26を動作さ
せる為の電源として電池を使用する必要がなくなる。即
ち、車体側に設けた、大容量且つ絶えず充電されている
バッテリーから上記圧力センサ23及び基板26に、電
力を安定して供給し続ける事ができる。この為、これら
圧力センサ23及び基板26により、タイヤの空気圧を
連続して検知し続ける事が可能となり、パンク等に基づ
く、走行中の急なタイヤの空気圧低下も直ちに検知でき
る。
【0025】又、本発明の信号伝達機能を有する車輪用
回転支持装置によれば、上記圧力センサ23によって検
出されたタイヤの空気圧を表す信号を車体側に送る際に
は、互いに対向する状態で近接して設置された、上記回
転側コイル24から上記静止側コイル25に信号を送れ
ば良い。この際に信号は、これら回転側コイル24と静
止側コイル25との間に存在する、極く狭い空間を、電
磁結合或は電波として伝播すれば良い。この為、車輪毎
に使用する電波の周波数を変える様な事をしなくても、
他の車輪や他の自動車との間で信号が混信したり、ノイ
ズによる誤動作が発生する事を防止できる。
【0026】更には、タイヤの空気圧を連続して検知し
続けられる事を利用して、タイヤの空気圧の変動の周波
数成分や振幅を連続的に検知し、その値を基にショック
アブソーバの減衰特性を制御し、懸架装置の機能を変化
させて、乗り心地や走行安定性等、自動車の走行性能の
向上を図る事も可能になる。この場合の制御回路に就い
て、図7により説明する。尚、この図7に示した制御回
路で、圧力センサ23及び基板26に車体側から電力を
供給し、この圧力センサ23の検出信号を車体側に取り
出す部分の構造及び作用は、上述の図6に示した制御回
路と同様である為、同等部分には同一符号を付して重複
する説明を省略し、以下、上記ショックアブソーバの減
衰特性を制御する部分の構造及び作用に就いて説明す
る。
【0027】復調回路59から送り出される、上記空気
圧を表す電圧信号は、ハイパスフィルタ65を通過する
事で、上記減衰特性の制御にとって不要な部分を除いて
から、ショックアブソーバ66の減衰特性を調節する為
の制御器67に入力する。この制御器67は、上記電圧
信号に基づき、路面の凹凸やコーナリング時の車体ロー
ルによる変動成分の周波数や振幅を解析し、その解析結
果を基に、上記ショックアブソーバ66を制御する。こ
の様にして懸架装置の状態を変化させる事により、乗り
心地や、コーナリング時のロール抑制等、自動車の走行
性能の向上を図れる。更には、この自動車に設けた複数
乃至は総ての車輪のタイヤの空気圧の変動成分を統括し
て解析し、各車輪に付属のショックアブソーバ66の減
衰特性を調節する制御装置を設ければ、更に高度な制御
が可能となる。
【0028】次に、図8〜9は、本発明の実施の形態の
第2例を示している。本例の場合には、タイヤの空気圧
を測定する為の圧力センサ23及びこの圧力センサ23
の検出信号を処理する為の基板26を、ホイール11a
の外周面でこのホイール11aに装着したタイヤにより
覆われる部分に設置している。そして、このホイール1
1aと回転輪4との間で、上記圧力センサ23及び基板
26に供給する電力、並びにこの圧力センサ23が検出
した空気圧を表す電気信号を、コネクタユニット68に
より伝達自在としている。
【0029】このコネクタユニット68は、上記ホイー
ル11a側に設置した第一のコネクタ素子69と、上記
回転輪4の回転側フランジ9側に設置した第二のコネク
タ素子70とが、上記ホイール11aをこの回転側フラ
ンジ9に結合するのに伴って互いに導通する様にしてい
る。このうちの第一のコネクタ素子69と上記基板26
とは、上記ホイール11aに形成した連通孔32内に配
設したハーネス71により接続している。この連通孔3
2の端部(中間部でも可)はシール材72による塞い
で、この連通孔32を通じてタイヤ内の空気が漏れ出す
事を防止している。又、上記回転側フランジ9の外側面
からの上記第二のコネクタ素子70の突出量は、ロータ
10の厚さ寸法以下として、上記回転側フランジ9に、
緊急用タイヤのホイールや一般のホイールを組み付け自
在としている。一方、上記第二のコネクタ素子70は、
ハーネス73により、上記回転側フランジ9の内側面内
径寄り部分に形成した保持凹溝内に設置した回転側コイ
ル24に接続している。上記圧力センサ23及び基板2
6の設置位置を上記ホイール11aの外周面に変更した
事に伴い、ホイール11aと回転側フランジ9との接続
構造がエアコネクタ31(図1〜3)からコネクタユニ
ット68に変更され、それに伴って空気流路やハーネス
の配線状態が変更になった以外の部分の構成及び作用
は、前述した第1例の場合と同様であるから、同等部分
には同一符号を付して、重複する説明は省略する。
【0030】尚、本発明を実施する場合に、以上に述べ
た構成以外に、適宜の構成を採用する事もできる。例え
ば、図示の各例の場合には、互いに同径である静止側コ
イル25と回転側コイル24とを軸方向に対向させてい
るが、径の異なる静止側コイルと回転側コイルとを同心
に配置し、これら両コイルの周面同士を径方向に対向さ
せても良い。又、図1〜5に示した第1例の構造では、
上記静止側コイル25と回転側コイル24とを外端側軸
受シール19内に配置しているが、図8〜9に示した第
2例の構造の様に、これら両コイル25、24を軸受シ
ール外に配置しても良い。この場合には、これら両コイ
ル25、24同士の間の微小隙間への異物の噛み込みを
防ぐ為に、これら両コイル25、24と外部空間との間
に、軸受シールとは別の、ラビリンスシール或はゴムシ
ール等のシールを設ける事が好ましい。図8〜9は、ラ
ビリンスシール30を設けた場合を示している。又、図
1〜5に示した第1例の構造を実施する場合に、センサ
ケース14を回転輪4に支持固定する方法としては、図
示の様なねじ止めの他、接着、ねじ止めと接着との併
用、圧入、焼き嵌め、冷やし嵌め等の方法を採用でき
る。
【0031】又、図示の例は何れも、静止側コイル25
と回転側コイル24とをそれぞれ1個ずつ設け、車体側
からホイール11、11a側への電力供給と、ホイール
11、11a側から車体側への信号伝送とを同じ静止側
コイル25と回転側コイル24との組み合わせにより行
なう様にしている。これに対して、電力供給と信号伝送
とで互いに異なる静止側コイルと回転側コイルとを使用
する等、コイルを機能別に異ならせる(機能分だけコイ
ルの組を設置する)事もできる。そして、信号伝送に電
波を用いる場合は、一般的に言うアンテナを使用しても
良い。その際、静止側アンテナと固定側アンテナとのう
ちの少なくとも一方を、1周以上巻線されたループアン
テナとすれば、外輪1に対して回転側フランジ9が如何
なる角度で設けられていても、均一に電波を受信できる
為、尚良い。本明細書では、この様に近接配置する、ル
ープアンテナ及びこれに対向するアンテナ等のアンテナ
もコイルと称する。
【0032】又、図1〜5に示した第1例の構造を実施
する場合に、基板26は扇形に形成し、これに前述の図
6〜7に示した整流回路55及び変調回路56の他圧力
センサ23を実装しているが、この圧力センサ23は、
基板26とは別途設置して、この基板26とハーネスに
より接続しても良い。又、上記整流回路55及び変調回
路56に使用する電子部品は、破損や基板からの脱落を
防止する為に、はんだ付けに伴う接着だけでなく、基板
に樹脂モールドして固定したり、電子部品が実装された
基板をセンサケース14に固定後、このセンサケース1
4の凹部27内にモールド材を充填して固定する事が好
ましい。このセンサケース14と回転輪4とは、必ずし
も図示の様に別部品とする必要はなく、ホイール11を
結合固定する為のスタッド12(図8参照)や外端側軸
受シール19との干渉を防止できるのであれば、一体と
する事もできる。
【0033】又、上述した実施の形態では、圧力センサ
23が検出した空気圧を表す信号を車体側に搬送する変
調回路56と復調回路59とをアナログ通信方式で構成
した例を示した。但し、V/F変換器57の代わりにA
/D変換器(アナログ/ディジタル変換器)とシリアル
変換回路とを設置し、変調器58と復調器60とをそれ
ぞれ、ASK(Amplitude Shift Keying:振幅偏移変
調)やFSK(Frequency Shift Keying:周波数偏移変
調)、PSK(Phase Shift Keying:位相偏移変調)と
言った方式のディジタル変調器とディジタル復調器とす
る事により、空気圧を表す信号をシリアルデータに変換
し、そのシリアルデータをディジタル変調して搬送する
と言った、単方向ディジタル通信方式を採用しても良
い。その際、上記ディジタル変調器と上記ディジタル復
調器とを、それぞれ双方向通信可能なトランシーバに置
き換えて双方向ディジタル通信方式とすると、圧力セン
サ23が検出した空気圧を表す信号を搬送するだけでな
く、車体側から回転側に動作命令を与えて回路の故障確
認を行なったり、ディジタル通信のエラー補正を行なう
事でデータ転送速度の向上が図れる為、尚良い。
【0034】又、上述した実施の形態では、制御器48
の出力は、アナログ値である電圧信号で出力する方式で
構成した例を示したが、運転者にタイヤの空気圧を知ら
せる空気圧表示器63や警報器64、ショックアブソー
バの制御に用いる制御回路67が、ECU(車載用制御
装置)などのディジタル機器によって構成されている場
合は、制御器48のインターフェイスとして、シリアル
インターフェイスやパラレルインターフェイス、車載L
AN等の、ディジタル信号のインターフェイスを用いる
と、上記ディジタル機器との接続が容易になる。
【0035】又、何れの例でも、ホイール11、11a
に、圧力導入用、或はハーネス71配設用の連通孔32
を形成している。この様な連通孔32は、上記ホイール
11、11aのスポーク部に設けるが、スポーク部の形
状等により上記連通孔32を設ける事が困難な場合や、
板金製ホイールに本発明を適用する際は、金属やゴム等
により造ったパイプをホイールの一部に設置して、上記
連通孔32の代わりとする事もできる。又、何れの例で
も、構成部材の一部を、ABS制御用の回転速度センサ
の構成部品と併用する事もできる。
【0036】
【発明の効果】上述の様に本発明の信号伝達機能を有す
る車輪用回転支持装置によれば、タイヤの空気圧を連続
してしかも安定して検知できる。この為、空気の抜けた
タイヤのまま走行する事によるバースト事故を未然に防
止できる等、自動車の安全運行に果たす役割は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1例を示す断面図。
【図2】図1のA部拡大図。
【図3】ホイールを回転側フランジに取り付ける以前の
状態で示す、図2と同様の図。
【図4】スプールの端面図及び断面図。
【図5】図1のB部拡大図。
【図6】本発明を空気圧検知のみに適用した場合の回路
図。
【図7】同じく空気圧検知に加えてショックアブソーバ
の減衰力制御にも適用した場合の回路図。
【図8】本発明の実施の形態の第2例を示す断面図。
【図9】図8のC部拡大図。
【符号の説明】
1 外輪 2 固定側フランジ 3 外輪軌道 4 回転輪 5 ハブ 6 内輪 7 内輪軌道 8 玉 9 回転側フランジ 10 ロータ 11、11a ホイール 12 スタッド 13 ナット 14 センサケース 15 ねじ 16 薄肉部 17 中肉部 18 厚肉部 19 外端側軸受シール 20 内端側軸受シール 21 内部空間 22 スプライン孔 23 圧力センサ 24 回転側コイル 25 静止側コイル 26 基板 27 凹部 28 圧力導入部 29 本体部 30 ラビリンスシール 31 エアコネクタ 32 連通孔 33 スリーブ 34 スプール 35 保持孔 36 開口鍔部 37 ピストン部 38 プランジャ部 39 接続スリーブ 40 挿入孔 41 圧力導入路 42a、42b シールリング 43 圧力導入溝 44 圧縮ばね 45 円孔 46 円孔 47 信号伝達装置 48 制御器 49 電源回路 50 ハーネス 51 取付孔 52 連通孔 53 連通孔 54 ハーネス 55 整流回路 56 変調回路 57 V/F変換器 58 変調器 59 復調回路 60 復調器 61 F/V変換器 62 ローパスフィルタ 63 空気圧表示器 64 警報器 65 ハイパスフィルタ 66 ショックアブソーバ 67 制御回路 68 コネクタユニット 69 第一のコネクタ素子 70 第二のコネクタ素子 71 ハーネス 72 シール材 73 ハーネス 74 通孔 75 径方向溝
フロントページの続き Fターム(参考) 2F055 AA12 BB19 CC60 DD20 EE40 FF34 GG31 2F073 AA03 AA36 AB11 BB02 BC01 CC02 CC03 CD04 CD27 DD01 EE12 FF02 FF03 FF14 FG01 FG04 FG05 FG14 GG01 GG04 3J101 AA02 AA43 AA54 AA62 FA26 GA03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 懸架装置に支持された状態で回転しない
    静止輪と、車輪を固定した状態でこの車輪と共に回転す
    る回転輪と、これら静止輪と回転輪との互いに対向する
    周面にそれぞれ形成された静止側軌道と回転側軌道との
    間に転動自在に設けられた複数の転動体と、上記静止輪
    の一部で上記回転輪の一部に対向する部分に、この回転
    輪の回転中心をその中心として配置された静止側コイル
    と、この回転輪の一部でこの静止側コイルと対向する部
    分にこの静止側コイルと同心に配置された回転側コイル
    とを備え、これら静止側コイルと回転側コイルとの間で
    信号の伝達及び電力の供給を行なわせる、信号伝達機能
    を有する車輪用回転支持装置。
  2. 【請求項2】 静止側コイルと回転側コイルとの間で伝
    達する信号が、車輪を構成するタイヤ内の空気圧を表す
    信号であり、この空気圧を表す信号を発する圧力センサ
    は、上記車輪を構成するホイールの外周面又はこのホイ
    ール若しくは回転輪の一部で上記空気圧を導入される部
    分に設置されている、請求項1に記載した信号伝達機能
    を有する車輪用回転支持装置。
  3. 【請求項3】 回転輪若しくはこの回転輪と共に回転す
    る部分に設けられた、圧力センサで検出した信号を変調
    してから回転側コイルに印加する変調回路と、静止輪若
    しくはこの静止輪を支持した部分に設けられた、上記回
    転側コイルから静止側コイルに送られた信号を復調する
    復調回路とを備えた、請求項1〜2の何れかに記載した
    信号伝達機能を有する車輪用回転支持装置。
  4. 【請求項4】 静止輪若しくはこの静止輪を支持した部
    分に設けられて、静止側コイルに交流を印加する電源回
    路を備え、この電源回路から静止側コイルを通じて回転
    側コイルに起電力を発生させる事により、回転輪側に設
    置した電気部品に電力を供給自在とした、請求項1〜3
    の何れかに記載した信号伝達機能を有する車輪用回転支
    持装置。
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