JP2003006705A - 紙幣識別機 - Google Patents

紙幣識別機

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JP2003006705A JP2001189965A JP2001189965A JP2003006705A JP 2003006705 A JP2003006705 A JP 2003006705A JP 2001189965 A JP2001189965 A JP 2001189965A JP 2001189965 A JP2001189965 A JP 2001189965A JP 2003006705 A JP2003006705 A JP 2003006705A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収納庫を備えていながら従来より小型な紙幣
識別機を提供する。 【解決手段】 紙幣の導入口20から導入された紙幣を
奥方向に送り込む紙幣送り込み機構と、該紙幣の送り込
み経路上に配置された紙幣識別部89と、前記紙幣送り
込み機構により送り込まれる紙幣の進行方向を反転させ
る反転部22と、前記紙幣送り込み機構と対向して配置
され、前記反転部22により反転された紙幣を収納する
紙幣収納庫60とを具備する紙幣識別装置において、前
記紙幣収納庫60は、前記反転部22の外方を覆う位置
まで延出する延出部60aを有し、送り込まれた紙幣は
送り込み方向後半部側が前記延出部60aにより湾曲さ
れて紙幣収納庫60に収納されることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小型化が可能で、
パチンコ台の周辺に取り付けられるパチンコ玉貸出機お
よびその他の自動販売機等に用いて好適な紙幣識別装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、小型の紙幣識別機の形態として
は、導入された紙幣を反転して収納庫に収納するものが
知られている。一例としては、特開平8−221640
号が挙げられる。このように反転部を持つ紙幣識別機
は、紙幣導入機構と収納庫とが重なる位置に配置できる
ため、収納庫を含めた紙幣識別機の全長を短く設計でき
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
収納庫を備えた紙幣識別機は、紙幣を伸ばした状態で収
納するため、収納庫を含めた紙幣識別機の全長は少なく
とも紙幣の全長となり、それ以上の小型化は困難であ
る。特に、上記特開平8−221640号の場合、紙幣
の導入機構の反転部が紙幣収納庫よりも突出してしまう
ため、紙幣識別機の全長は紙幣の全長よりもさらに長く
なってしまう。
【0004】例えば、パチンコ台の周辺に設置されるパ
チンコ玉貸出機に用いられる紙幣識別機は、紙幣収納庫
を備えず、パチンコ台の裏手にベルトコンベア式の紙幣
運搬装置を設け、紙幣の収納は島端等の他の場所にする
ものが多い。しかし、この方式によると、紙幣運搬装置
の設置に多くの設備費がかかる。この設備費を抑える方
法としては、紙幣収納庫付きの紙幣識別機を各パチンコ
台の周辺に設置するという方法が考えられる。しかし、
従来の収納庫を備えた紙幣識別機は前述の通り小型化に
限界があるため、パチンコ台周辺に紙幣識別機を収める
だけの十分なスペースがない場合には、その方法を選択
することができないという課題があり、収納庫付きの紙
幣識別機の小型化が求められている。
【0005】本発明は上記課題を解決すべくなされ、そ
の目的とするところは、収納庫を備えていながら従来よ
り小型な紙幣識別機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、以下の構成を備える。すなわち、紙幣の
導入口から導入された紙幣を奥方向に送り込む紙幣送り
込み機構と、該紙幣の送り込み経路上に配置された紙幣
識別部と、前記紙幣送り込み機構により送り込まれる紙
幣の進行方向を反転させる反転部と、前記紙幣送り込み
機構と対向して配置され、前記反転部により反転された
紙幣を収納する紙幣収納庫とを具備する紙幣識別装置に
おいて、前記紙幣収納庫は、前記反転部の外方を覆う位
置まで延出する延出部を有し、送り込まれた紙幣は送り
込み方向後半部側が前記延出部により湾曲されて紙幣収
納庫に収納されることを特徴としている。これによれ
ば、紙幣収納庫の全長を紙幣の全長よりも短く設計する
ことが可能となる。
【0007】また、前記反転部には、軸線を中心として
回転自在に配設され、内周面で紙幣を案内して反転させ
る半円筒状の案内板を有し、前記紙幣送り込み機構によ
り送り込まれた紙幣の後端側が前記案内板内に至った
際、該案内板を前記紙幣収納庫の延出部に対して反対側
に回転させて、該延出部を開放する、前記案内板の回転
機構を有することを特徴としている。これによれば、紙
幣反転部の外側空間を紙幣収納庫のスペースとして活用
でき、なおかつ紙幣の導入機構のために紙幣識別機の全
長が大きくなってしまうこともなくなる。
【0008】また、前記紙幣送り込み機構は、入り口プ
ーリーと奥プーリーとの間に掛け渡された無端ベルト
と、該無端ベルトとの間で紙幣を押圧する押圧ローラと
を有し、前記案内板は、前記奥プーリーと同心状に、奥
プーリーの軸線を中心として回転自在に配設されている
ことを特徴としている。これによれば、安定した紙幣導
入が可能である。
【0009】また、前記反転部により反転されて送り込
まれる紙幣の送り込み方向前半部側の両サイドを支持す
るレールが設けられ、紙幣が送り込まれた際に、該レー
ルに支持された紙幣の送り込み方向前半部側を押圧して
紙幣を前記紙幣収納庫に収容させる押圧部材を有し、該
押圧部材を駆動する駆動部を有することを特徴としてい
る。これによれば、紙幣先端部のジャムが起こりにくく
なる。
【0010】また、前記案内板の回転機構と前記駆動部
とを同期して駆動させることを特徴としている。これに
よれば、案内板の回転による収納庫の延出部の開放と、
押圧部材による紙幣の収納庫への押し込みを同時に行う
ことができ、紙幣の前半部側と後半部側が同時に紙幣収
納庫側に移動するため、紙幣を収納庫に速やかにかつス
ムーズに送り込むことができる。また、案内板の回転機
構と押圧部材の駆動機構をトータルとして小型化するこ
とができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る紙幣識別機の
好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明す
る。図1は本発明に係る紙幣識別機の概略的な側面断面
説明図である。図2は同紙幣識別機の図1A面での概略
的な平面断面説明図である。図1中の2は、タイミング
ベルトからなる送りベルトであり、紙幣の導入口20側
の入り口プーリー4とこれとは反対側の奥に位置する奥
プーリー8(図1には図示せず)と中間プーリー6とに
掛け渡されている。奥プーリー8は大径に形成されてい
る。10はアイドリングプーリーである。押圧ローラ1
2aと12bは、プーリー4、6のそれぞれの対向位置
に配設され、それぞれスプリング14a、14bに付勢
されてプーリー4、6との間で送りベルト2を挟圧す
る。上記送りベルトは、図2の2a、2bに示すよう
に、2列に、プーリー4a、4b、6a、6b、8a、
8bに掛けられている。なお、奥プーリー8は、回転軸
28上に回転軸28に対してフリーに回転するように配
置されている。24a、24b、24cはスペーサーで
ある。
【0012】16は、円盤状の送り部材であり、前記奥
プーリー8に固定され、奥プーリー8と共に回転する。
図2にあるように、送り部材16は、前記2個の奥プー
リー8a、8bのそれぞれに1個ずつ、送りベルト2
a、2bより外側に位置するようにして固定されてい
る。送り部材16はゴム等の弾性部材により形成されて
いる。また、送り部材16には、その外周に所定間隔を
おいて多数の弾性を有する送り爪16dが形成される。
送り爪16dは、奥プーリー8の外周よりも外側に先端
が突出する長さに設けられる。
【0013】図2の90は駆動モータであり、90aは
モータ90の駆動軸に取り付けられたウォームネジであ
る。92はウォームネジ90aと系合するウォーム歯車
であり、入り口プーリー4a、4bの回転軸94に固定
されている。こうすることで、モータ90の回転によ
り、入り口プーリー4が回転し、送りベルト2を介して
その他のプーリー6、8、10および送り部材16が回
転され、これらにより紙幣送り込み機構を構成する。
【0014】図1中22は、紙幣を反転させるための反
転部の一例である案内板である。案内板22は半円筒状
に形成される。図2中26a、26bは、筐体に回転自
在に軸支された前記回転軸28に固定された歯車であ
り、それぞれ回転軸28を軸支する筐体の内面にほぼ接
して配置される。案内板22は、歯車26a、26bの
それぞれの内側に一つずつ、歯車26a、26bと同心
状にその一端部において固定され、歯車26a、26b
と共に軸線を中心として回転自在となっている。案内板
22a、22bは、それぞれ前記送り部材16a、16
bの外方を覆って配置される。案内板22a、22bの
他端部は、回転する際に送りベルト2との衝突を避ける
ため、送りベルト2a、2bには掛からない位置まで延
出される。案内板22は、紙幣挿入時には、奥プーリー
8の奥側半周部を覆う位置(以下、初期位置と呼ぶ)に
位置し、奥プーリー8との間に紙幣通過部が形成され
る。案内板22の内周径は、奥プーリー8の外周径より
大きく、送り部材16の送り爪16dを含む外周径より
は小さく形成される。ただし、前記送り爪16dが案内
板に触れないよう、案内板22の内周には溝22dが刻
設される。溝22dにより、案内板22を、送り爪16
dとの摩擦抵抗がなくスムーズに回転させることができ
る。
【0015】図2中96は駆動モータであり、96aは
モータ96の駆動軸に取り付けられたピニオンである。
ピニオン96aは前記歯車26bと歯合され、モータ9
6の回転により歯車26bと案内板22bおよび回転軸
28で繋がれた歯車26aと案内板22aが回転する。
回転軸28の一端には、エンコーダ30が設けられ、光
学センサ32で読み取ることで、案内板の位置検出が行
える。
【0016】図1の60は紙幣収納庫である。紙幣収納
庫60はプーリー4、6、8(図示せず)の下方に対向
位置し、案内板22によって反転した紙幣の先端が紙幣
導入口20側となり、紙幣がほぼ水平方向に収納される
ように配設される。62は紙幣を押し上げる押し上げ板
で、軸70で軸支され、スプリング64によって上方に
付勢され、筐体の対向する側面に突設された2本のレー
ル66(1本のみ図示)に両端縁部にて押し当てられて
いる。押し上げ板62と2本のレール66の間が紙幣収
納部に形成される。また、紙幣収納庫60は、案内板2
2の外方を覆う位置まで延出する延出部60aをもつ。
延出部60aは、筐体の導入口20側の面と対向する筐
体面1aと支持板68を結ぶ面と、案内板22の初期位
置時の外周面との間に形成される。支持板68は、筐体
面1aと前記押し上げ板とをほぼ半円筒状の曲面で結ぶ
よう形成される。このため、紙幣収納庫60の延出部6
0aは支持板68および案内板22に沿ってほぼL字に
湾曲して形成される。
【0017】48は押圧部材としての紙幣の押し込み板
であり、一端を固定された中央部のスプリング46によ
って上方に付勢され、前記カム40a、40bに押し付
けられている。カム40aの軸に固定されたプーリー3
8aと、カム40bの軸に固定されたプーリー38bと
には、無端ベルト44が掛け渡される。カム40aの軸
に固定されたプーリー38aと別のプーリー36(図示
せず)とには、別の無端ベルト42が掛けられる。該プ
ーリー36は歯車34(図示せず)に同軸に取り付けら
れており、歯車34は前記ピニオン96aに歯合してい
る。これにより、モータ96が駆動することで、カム4
0a、40bが回転し、押し込み板48が上下に動作す
ることになる。
【0018】即ち、モータ96を駆動することによっ
て、案内板22と押し込み板48の両方を同時に動作さ
せることとなる。なお、案内板22の角速度とカム40
a、40bの角速度は同一となるようにする。これによ
り、案内板22と押し込み板48は同期して駆動される
ようになる。
【0019】レール66の一端には、紙幣が送り部材1
6側から送り込まれてきた際にレール66の上に導入さ
れるよう、斜めに切り落とされたガイド部66aが形成
される。同様に、押し込み板48の紙幣の送り部材16
側の端にも、紙幣が押し込み板48とレール66との間
に導入されるよう、斜め上方に折り曲げられたガイド部
48aが形成される。
【0020】送り部材16によって送り込まれる紙幣
は、一旦、前記2本のレール66上に橋渡し状態に送り
込まれる。押し込み板48は円盤状のカム40a、40
bによって押し下げられ、レール66に支持される紙幣
をレール66より下方に押し下げ、紙幣を押し上げ板6
2とレール66間にストックする。
【0021】図1中88は紙幣検知センサであり、導入
口20に投入された紙幣を感知する。紙幣の感知信号は
紙幣導入機構の制御部(図示せず)に伝達され、モータ
90の駆動制御に使用される。
【0022】図1中の89は、紙幣識別部であり、押圧
ローラ12aと12bとの間に配設され、導入口20か
ら投入された紙幣を識別する。紙幣識別部は、センサ8
9a、89bと、センサ89a、89bからの検知信号
とあらかじめ入力されている紙幣のパターンデータとを
比較して識別処理を行う制御部とを有する。センサ89
a、89bには、反射型光センサが採用される。センサ
89a、89bとしては、他にも、磁気センサや赤外線
センサを用いる方法もある。
【0023】80は紙幣端検出爪である。紙幣端検出爪
80は、軸84で前後方向に回転自在に軸支され、先端
側がスプリング82によって紙幣を押さえる方向に付勢
される。紙幣が紙幣端検出爪80の先端を押し上げた際
に、紙幣端検出爪80の他端が透過型光センサにおける
発光素子からの光が通過するスリットを塞ぐことで紙幣
先端を検出し、検出爪80の先端が紙幣終端から外れた
際には、スリットを開放することで、紙幣終端を検出す
る。紙幣端検出爪80は、紙幣が紙幣収納庫60の奥ま
で導入された位置で、爪が紙幣終端から外れるように配
置される。紙幣端の検出信号は、紙幣送り込みの制御部
に伝達され、モータ90の駆動停止制御に使用される。
【0024】次に、当実施形態における、紙幣収納まで
の一連の動作を説明する。紙幣は導入口20から先端が
送りベルト2と押圧ローラ12aとの間に至るよう投入
される。紙幣検知センサ88により紙幣が感知される
と、モータ90が駆動され、送りベルト2が回転される
ことにより、紙幣が紙幣識別部89を所定範囲にわたっ
て通過するまで送り込まれる。また、紙幣は紙幣端検出
爪80を押し上げ、紙幣が送り込み中であることが認識
される(図3a参照)。紙幣識別部89では紙幣が本物
であるか否かを、あるいは必要に応じてその金額を識別
する。紙幣が偽物である場合には、モータ90が逆方向
に回転駆動され、紙幣を導入口20から排出する。紙幣
が本物であると判別された場合には、モータ90が駆動
され、さらに紙幣を送り込む。紙幣の先端部が案内板2
2まで至ると、紙幣先端部は案内板22の内側面で下方
に案内される。紙幣は案内板22と送り部材16の送り
爪16dとの間に挟まれ、送り爪16dとの摩擦力によ
ってさらに送り込まれる。
【0025】なお、紙幣と案内板22との間には摩擦抵
抗が発生するが、この摩擦抵抗力よりも送り爪16dと
紙幣との摩擦抵抗力が大きくなるように、案内板22は
摩擦係数の小さい材料で構成すると良い。例えば、合成
樹脂や金属板にテフロン(登録商標)シートなどを貼付
したものを用いると良い。
【0026】紙幣の先端部が案内板22の終端を通過す
ると、紙幣先端部は押し込み板48と2本のレール66
の案内部48aと66aによって、押し込み板48とレ
ール66との間に導入される。さらに紙幣を送り込んで
紙幣先端部が紙幣収納庫60の奥まで到達して紙幣の後
端が紙幣端検出爪80から外れたことを感知した際に、
モータ90の駆動を停止することにより、紙幣の送り込
みが停止する(図3b参照)。なお、紙幣端検出爪80
の先端は、下方に下りることで、紙幣が導入口20方向
へ逆行することを妨げる役割を果たす。
【0027】紙幣の送り込みが終了した後、モータ96
を駆動することによって、案内板22の回転を行う。案
内板22を紙幣の導入方向と逆方向に回転させることに
より、案内板22を約180度回転させた時点で、収納
庫60の延出部60aが案内板22によって閉塞されて
いるのが開放されることとなる(図3c、d)。これに
より、紙幣後半部側が延出部60a内に進入可能とな
る。さらに案内板22を同方向に回転させると、案内板
22の回転方向先端部が紙幣の湾曲部の内側に入り込
み、案内板22の外周面により紙幣後半部側を延出部6
0a側に確実に押し出す(図3e)。案内板22は初期
位置で停止させる(図3f)。案内板の所定位置での停
止は、前記エンコーダ30を光学センサ32で読み取っ
てモータ96の駆動制御をすることで行う。
【0028】一方、モータ96の回転により、上記案内
板22の回転と同時に、押し込み板48の上下動も行わ
れる。レール66上に橋渡し状に紙幣前半部側が送り込
まれた状態でモータ96を回転駆動すると、カム40
a、40bが回転して押し込み板48と共に紙幣を下方
に押し下げる(図3b、c)。押し込み板48がさらに
押し下げられると、紙幣は中央部から両端縁部に掛けて
曲げられ、紙幣の両端縁部がレール66から外れ、紙幣
前半部側はレール66の下方の紙幣収納庫60に移動さ
せられる(図3d)。その後、モータ96をさらに回転
させることで、押し込み板48は上方に復帰し(図3
e)、初期位置で停止する(図3f)。紙幣は、レール
66の下辺に押さえられて紙幣収納庫60内に留まる。
【0029】このように、案内板22が180度回転し
た時点で押し込み板48が最下点に到達するように両者
を同期させることで、収納庫の延出部60aの開放と、
押し込み板48による紙幣の押圧が同時に行われ、紙幣
の前半部側と後半部側が同時に紙幣収納庫60側に移動
するため、紙幣をスムーズに収納庫60内に収めること
ができ、なおかつ紙幣収納動作時間の短縮が図れる。ま
た、駆動機構を同一とすることにより、紙幣識別機の小
型化と部品コストの節約にもなる。
【0030】
【発明の効果】本発明に係る紙幣識別機によれば、紙幣
収納庫を含めた紙幣識別機の全長を短く設計することが
でき、また識別機の高さも従来の反転部を備えた紙幣識
別機と比較して同程度に設計することが可能である。従
って紙幣識別機の大きさを小型化することができる。こ
れにより、パチンコ台横のパチンコ玉貸出機や、その他
の自動販売機、ゲーム機等で、機器の省スペースを図れ
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る紙幣識別機の実施の形態の構成を
示す側面断面説明図である。
【図2】図1A面での平面断面説明図である。
【図3】紙幣導入の1サイクルの動作ステップを表す図
であり、(a)は導入された紙幣先端が案内板まで到達
した状態、(b)は導入された紙幣先端が収納庫の奥ま
で到達した状態、(c)は案内板が回転し始め、押し込
み板が下がり始めた状態、(d)は案内板が半周回転
し、押し込み板が最下点に到達した状態、(e)は案内
板が270度回転し、押し込み板が復帰途中の状態、
(f)は案内板・押し込み板が共に初期位置まで復帰
し、紙幣が完全に収納庫に収められた状態を示す説明図
である。
【符号の説明】
2、2a、2b 送りベルト 4、4a、4b 入り口プーリー 6、6a、6b 中間プーリー 8、8a、8b 奥プーリー 10 アイドリングプーリー 12a、12b 押圧ローラ 14a、14b スプリング 16、16a、16b 送り部材 16d 送り爪 20 紙幣導入口 22、22a、22b 案内板 24、24a、24b、24c スペーサー 26a、26b 歯車 28 回転軸 30 エンコーダ 32 光学センサ 40a、40b カム 42、44 無端ベルト 46 スプリング 48 押し込み板 60 紙幣収納庫 60a 紙幣収納庫延出部 62 押し上げ板 64 スプリング 66 レール 68 支持板 80 紙幣端検出爪 82 スプリング 88 紙幣検知センサ 89 紙幣識別部 89a、89b 反射型光センサ 90 駆動モータ 92 ウォーム歯車 96 駆動モータ 99 投入紙幣
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E040 AA01 BA13 BA20 FA02 FC02 FG03 FG12 3E041 AA02 DA03 EA04 EA05 3F049 AA10 DA04 LA08 LB04 3F054 AA03 AC06 BA13 BB24 BD04 BG02 DA12 3F102 AA15 AB03 BA11 BB17 EB01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙幣の導入口から導入された紙幣を奥方
    向に送り込む紙幣送り込み機構と、 該紙幣の送り込み経路上に配置された紙幣識別部と、 前記紙幣送り込み機構により送り込まれる紙幣の進行方
    向を反転させる反転部と、 前記紙幣送り込み機構と対向して配置され、前記反転部
    により反転された紙幣を収納する紙幣収納庫とを具備す
    る紙幣識別装置において、 前記紙幣収納庫は、前記反転部の外方を覆う位置まで延
    出する延出部を有し、送り込まれた紙幣は送り込み方向
    後半部側が前記延出部により湾曲されて紙幣収納庫に収
    納されることを特徴とする紙幣識別装置。
  2. 【請求項2】 前記反転部には、軸線を中心として回転
    自在に配設され、内周面で紙幣を案内して反転させる半
    円筒状の案内板を有し、 前記紙幣送り込み機構により送り込まれた紙幣の後端側
    が前記案内板内に至った際、該案内板を前記紙幣収納庫
    の延出部に対して反対側に回転させて、該延出部を開放
    する、前記案内板の回転機構を有することを特徴とする
    請求項1記載の紙幣識別装置。
  3. 【請求項3】 前記紙幣送り込み機構は、入り口プーリ
    ーと奥プーリーとの間に掛け渡された無端ベルトと、該
    無端ベルトとの間で紙幣を押圧する押圧ローラとを有
    し、 前記案内板は、前記奥プーリーと同心状に、奥プーリー
    の軸線を中心として回転自在に配設されていることを特
    徴とする請求項2記載の紙幣識別装置。
  4. 【請求項4】 前記反転部により反転されて送り込まれ
    る紙幣の送り込み方向前半部側の両サイドを支持するレ
    ールが設けられ、 紙幣が送り込まれた際に、該レールに支持された紙幣の
    送り込み方向前半部側を押圧して紙幣を前記紙幣収納庫
    に収容させる押圧部材を有し、 該押圧部材を駆動する駆動部を有することを特徴とする
    請求項1、2または3記載の紙幣識別装置。
  5. 【請求項5】 前記案内板の回転機構と前記駆動部とを
    同期して駆動させることを特徴とする請求項4記載の紙
    幣識別装置。
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JP2005263370A (ja) * 2004-03-17 2005-09-29 Sayama Precision Ind Co 遊技島における紙幣収納装置
JP2008027289A (ja) * 2006-07-24 2008-02-07 Sanyo Electric Co Ltd 紙幣識別装置
KR101117374B1 (ko) 2010-02-01 2012-03-07 엘지엔시스(주) 금융 자동화 기기 및 매체감지장치
JP2014166903A (ja) * 2013-02-28 2014-09-11 Mars Wintec Co Ltd 紙幣識別装置

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