JP2003006506A - 情報提供システム - Google Patents

情報提供システム

Info

Publication number
JP2003006506A
JP2003006506A JP2001172802A JP2001172802A JP2003006506A JP 2003006506 A JP2003006506 A JP 2003006506A JP 2001172802 A JP2001172802 A JP 2001172802A JP 2001172802 A JP2001172802 A JP 2001172802A JP 2003006506 A JP2003006506 A JP 2003006506A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
communication terminal
terminal device
user
customer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001172802A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironori Kasahara
啓議 笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
INDEX KK
Index Corp Japan
Original Assignee
INDEX KK
Index Corp Japan
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by INDEX KK, Index Corp Japan filed Critical INDEX KK
Priority to JP2001172802A priority Critical patent/JP2003006506A/ja
Publication of JP2003006506A publication Critical patent/JP2003006506A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 店舗を利用する顧客に対し、サービスの提供
や情報収集を、効果的に、かつ効率よく行えるようにす
る。 【解決手段】 店舗を利用した顧客に対しては、店舗端
末53により、会計金額や商品名とともに、店舗コー
ド、パスワード及びメールアドレスが記載されたレシー
トを発行する。また、レシートを発行した後、顧客に対
する販売情報とパスワードを店舗端末53から管理サー
バ51へ送信する。そして、顧客が使用する携帯電話機
10から、レシートに記載のメールアドレス宛に、店舗
コードとパスワードを含む電子メールが送信されると、
管理サーバ51によって該電子メールを受信し、店舗コ
ードとパスワードをもとに顧客が利用した店舗を特定
し、その店舗に応じたサービスを提供する。また、初め
て管理サーバ51へ電子メールを送信した顧客に対して
は顧客登録を実行し、携帯電話機10から送信された情
報を顧客データベース52に格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、店舗を利用する顧
客に対して、インターネット接続機能を有する端末装置
を用いたサービスを提供する情報提供システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、小売業におけるマーケティング
は、主として、POS(Point Of Sales:販売時点情報
管理)システム等を利用して収集した情報をもとに行わ
れていた。このように収集された情報は、主として商品
の売り上げに関する情報であり、競合他社に対する競争
力や、特定の商品の売り上げの分析がおこなわれてい
た。そして、場合によっては、売り上げ向上を図るた
め、景品の配布や商品の値引き販売等、種々の特典を顧
客に提供する販促活動が行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の販促
活動は、小売業者から顧客へ特典を提供するといった形
で、一方的なものにならざるを得ないという問題があっ
た。このため、販促活動により得られる効果も一時的な
ものに限られるという問題があった。この問題を解決す
るため、近年、個々の顧客に対する所謂「One to One」
サービスが注目されているが、顧客管理に係るコストが
大きく、実現が困難であるという問題があった。
【0004】さらに、例えば複数の店舗をチェーン展開
する企業では、一回のキャンペーンを全店舗で一斉に実
施するといった形態で販促活動を行うことが多かった。
これは、各店舗の独自性に着目した販促活動を行う必要
性が認識されているものの、各店舗が独自に販促活動を
行う場合、管理上の手間やコストが増えるという問題が
あったためである。
【0005】従って、顧客に対してより密接に関わる形
態でのマーケティングを、効率よく行う手法が求められ
ていた。
【0006】本発明の課題は、店舗を利用する顧客に対
し、サービスの提供や情報収集を、効果的に、かつ効率
よく行えるようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、次のような特徴を備えている。なお、
次に示す説明中、括弧書きにより実施の形態に対応する
構成を一例として示す。符号等は、後述する図面参照符
号等である。
【0008】請求項1記載の発明は、利用者による利用
を受け付ける受付装置(例えば、図1に示す店舗端末5
3)と、前記利用者に関する情報を蓄積する利用者デー
タベース(例えば、図1に示す顧客データベース52)
と、無線通信機能を備えた通信端末装置(例えば、図1
に示す携帯電話機10)に対して情報を提供する情報提
供装置(例えば、図1に示す管理サーバ51)と、から
構成される情報提供システム(50)において、前記利
用者データベースには、前記利用者に関する情報と、該
利用者により使用される前記通信端末装置を特定する情
報とが対応づけて蓄積され、前記受付装置は、前記利用
者に対し、利用毎に固有の利用識別情報を発行する識別
情報発行手段(例えば、図4(b)のステップS23に
示す処理を行う店舗端末53)と、この識別情報発行手
段により発行された利用識別情報と、該利用識別情報が
発行された際の利用状況を示す利用情報とを前記情報提
供装置へ送信する送信手段(例えば、図4(b)のステ
ップS24に示す処理を行う店舗端末53)とを備え、
前記情報提供装置は、前記受付装置に対応づけて、前記
利用者に提供すべき情報を格納する情報格納手段(例え
ば、図2に示す記憶装置512)と、前記受付装置が有
する送信手段により送信された利用識別情報と利用情報
とを受信する受付装置側受信手段(例えば、図4(a)
のステップS15に示す処理を行う管理サーバ51)
と、前記通信端末装置から前記利用識別情報が送信され
ると、該利用識別情報を受信する通信端末装置側受信手
段(例えば、図7のステップS41に示す処理を行う管
理サーバ51)と、この通信端末装置側受信手段により
受信された利用識別情報を送信した通信端末装置を特定
する通信端末装置特定手段(例えば、図7のステップS
42に示す処理を行う管理サーバ51)と、前記受付装
置側受信手段により受信された利用識別情報の中から前
記通信端末装置側受信手段により受信された利用識別情
報と一致する利用識別情報を特定し、特定された利用識
別情報とともに前記受付装置側受信手段により受信され
た利用情報を、前記通信端末装置特定手段により特定さ
れた前記通信端末装置に対応づけて前記利用者データベ
ースに登録する登録手段(例えば、図7のステップS5
1に示す処理を行う管理サーバ51)と、前記受付装置
側受信手段により受信された利用識別情報を発行した前
記受付装置を特定する受付装置特定手段(例えば、図7
のステップS49に示す処理を行う管理サーバ51)
と、この受付装置特定手段により特定された受付装置に
対応づけて前記情報格納手段に格納された情報を前記通
信端末装置に提供する情報提供手段(例えば、図7のス
テップS50に示す処理を行う管理サーバ51)とを備
えることを特徴とする。
【0009】なお、ここで、受付装置により受け付けら
れる利用とは、例えば、店舗における物品の販売・購
入、施設の利用、各種サービスの申し込み等を含む。
【0010】請求項1記載の発明によれば、利用者によ
る利用を受け付ける受付装置と、前記利用者に関する情
報を蓄積する利用者データベースと、無線通信機能を備
えた通信端末装置に対して情報を提供する情報提供装置
と、から構成される情報提供システムにおいて、前記利
用者データベースには、前記利用者に関する情報と、該
利用者により使用される前記通信端末装置を特定する情
報とが対応づけて蓄積され、前記受付装置は、識別情報
発行手段によって、前記利用者に対し、利用毎に固有の
利用識別情報を発行し、送信手段により、識別情報発行
手段により発行された利用識別情報と、該利用識別情報
が発行された際の利用状況を示す利用情報とを前記情報
提供装置へ送信し、前記情報提供装置は、前記受付装置
に対応づけて、前記利用者に提供すべき情報を情報格納
手段に格納し、前記受付装置が有する送信手段により送
信された利用識別情報と利用情報とを受付装置側受信手
段によって受信し、前記通信端末装置から前記利用識別
情報が送信されると、該利用識別情報を通信端末装置側
受信手段によって受信し、通信端末装置側受信手段によ
り受信された利用識別情報を送信した通信端末装置を通
信端末装置特定手段によって特定し、前記受付装置側受
信手段により受信された利用識別情報の中から前記通信
端末装置側受信手段により受信された利用識別情報と一
致する利用識別情報を特定し、特定された利用識別情報
とともに前記受付装置側受信手段により受信された利用
情報を、登録手段により、前記通信端末装置特定手段に
より特定された前記通信端末装置に対応づけて前記利用
者データベースに登録するとともに、前記受付装置側受
信手段により受信された利用識別情報を発行した前記受
付装置を受付装置特定手段によって特定し、受付装置特
定手段により特定された受付装置に対応づけて前記情報
格納手段に格納された情報を、情報提供手段により、前
記通信端末装置に提供する。
【0011】従って、利用者に関する情報と利用者が使
用する通信端末装置を特定する情報が蓄積された利用者
データベースにおいて、利用者が利用をする毎に、その
利用状況を示す利用情報が蓄積される。これにより、例
えば、複数の店舗にそれぞれ受付装置が設置されている
場合、利用者がどの受付装置を利用しても、利用状況を
蓄積することができる。これにより、利用者の情報だけ
でなく、利用動向に関する情報までも効率よく収集する
ことができ、効果的なマーケティングを行える。一方、
利用者に対しては、利用者が使用する通信端末装置に対
して、受付装置毎に異なる情報が提供される。これによ
り、利用者は多様な情報の提供を受けることができ、従
来の顧客サービスとは異なり、利用者に対して、興趣性
とバラエティに富む情報提供サービスを行うことができ
る。
【0012】また、利用者データベースに登録された情
報は、従来のPOSシステム等により収集される情報に
比べて、利用者の動向や志向を詳細に反映するものであ
る。従って、より利用者のニーズに適合したサービスの
提供を行うことも可能である。さらに、利用者が情報提
供装置へアクセスする際には、通信端末装置によって、
利用識別情報を送信するだけで良い。このため、従来行
われてきたアンケートによる情報収集に比べて、利用者
の負担が少なく、手軽に参加してもらえるというメリッ
トを有する。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の情
報提供システムにおいて、前記受付装置が有する識別情
報発行手段は、前記利用識別情報とともに、該受付装置
に固有の受付装置識別情報を発行するものであり、前記
情報提供装置が有する受付装置特定手段は、前記通信端
末装置から前記利用識別情報とともに前記受付装置識別
情報が送信されると、送信された前記受付装置識別情報
をもとに前記受付装置を特定することを特徴とする。
【0014】請求項2記載の発明によれば、前記受付装
置が有する識別情報発行手段は、前記利用識別情報とと
もに、該受付装置に固有の受付装置識別情報を発行し、
前記情報提供装置が有する受付装置特定手段は、前記通
信端末装置から前記利用識別情報とともに前記受付装置
識別情報が送信されると、送信された前記受付装置識別
情報をもとに前記受付装置を特定するので、情報提供装
置によって受付装置を特定するための処理が簡略化され
ることにより、処理の高速化が図れる。また、利用者デ
ータベースへの登録をせず、単に受付端末毎に異なるサ
ービスを提供することも可能であり、一時的に簡略化し
たサービスを提供することもできる。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の情報提供システムにおいて、前記情報提供装置が
有する通信端末装置特定手段により特定された通信端末
装置が前記利用者データベースに登録されていない場合
に、該通信端末装置に対して、該通信端末装置を使用す
る前記利用者に関する情報を送信する旨を指示する登録
指示手段(例えば、図7のステップS45に示す処理を
行う管理サーバ51)と、この登録指示手段による指示
に応じて前記通信端末装置から送信された情報を前記デ
ータベースに登録する新規利用者登録手段(例えば、図
7のステップS48に示す処理を行う管理サーバ51)
と、をさらに備えることを特徴とする。
【0016】請求項3記載の発明によれば、前記情報提
供装置が有する通信端末装置特定手段により特定された
通信端末装置が前記利用者データベースに登録されてい
ない場合に、該通信端末装置に対して、登録指示手段に
より、該通信端末装置を使用する前記利用者に関する情
報を送信する旨を指示し、登録指示手段による指示に応
じて前記通信端末装置から送信された情報を、新規利用
者登録手段によって、前記データベースに登録するの
で、新たな利用者が通信端末装置によってアクセスして
きた場合に、この利用者を速やかにデータベースに登録
し、情報提供サービスを行うことができる。
【0017】請求項4記載の発明は、利用者による利用
を受け付ける受付装置(例えば、図10に示す店舗端末
63)と、前記利用者に関する情報を蓄積する利用者デ
ータベース(例えば、図10に示す顧客データベース6
2)と、無線通信機能を備えた通信端末装置(例えば、
図10に示す携帯電話機11)に対して情報を提供する
情報提供装置(例えば、図10に示す管理サーバ61)
と、から構成される情報提供システム(200)におい
て、前記利用者データベースには、前記利用者に関する
情報と、該利用者により使用される前記通信端末装置を
特定する認証情報とが対応づけて蓄積され、前記受付装
置は、前記利用に際して前記通信端末装置から無線送信
される認証情報を受信する無線受信手段(例えば、図1
3(b)のステップS112に示す処理を行う店舗端末
63)と、この無線受信手段により受信された認証情報
と、該認証情報を受信した際の利用状況を示す利用情報
とを前記情報提供装置へ送信する送信手段(例えば、図
13(b)のステップS113に示す処理を行う店舗端
末63)とを備え、前記情報提供装置は、前記利用者に
提供すべき情報を格納する情報格納手段(例えば、図1
1に示す記憶装置612)と、前記受付装置が有する送
信手段により送信された認証情報と利用情報とを受信す
る受付装置側受信手段(例えば、図13(c)のステッ
プS121に示す処理を行う管理サーバ61)と、この
受付装置側受信手段により受信された認証情報に対応づ
けて、該認証情報と共に受信された利用情報を前記利用
者データベースに登録する登録手段(例えば、図14の
ステップS137に示す処理を行う店舗端末63)と、
前記受付装置側受信手段により受信された認証情報に対
応づけて前記利用者データベースに登録された利用情報
を取得する利用情報取得手段(例えば、図14のステッ
プS135に示す処理を行う管理サーバ61)と、この
利用情報取得手段により取得された利用情報に基づい
て、前記情報格納手段に格納された情報を前記通信端末
装置に提供する情報提供制御手段(例えば、図13
(c)のステップS123に示す処理を行う管理サーバ
61)とを備えることを特徴とする。
【0018】請求項4記載の発明によれば、利用者によ
る利用を受け付ける受付装置と、前記利用者に関する情
報を蓄積する利用者データベースと、無線通信機能を備
えた通信端末装置に対して情報を提供する情報提供装置
と、から構成される情報提供システムにおいて、前記利
用者データベースには、前記利用者に関する情報と、該
利用者により使用される前記通信端末装置を特定する認
証情報とが対応づけて蓄積され、前記受付装置は、無線
受信手段により、前記利用に際して前記通信端末装置か
ら無線送信される認証情報を受信し、無線受信手段によ
り受信された認証情報と、該認証情報を受信した際の利
用状況を示す利用情報とを、送信手段によって前記情報
提供装置へ送信し、前記情報提供装置は、前記利用者に
提供すべき情報を情報格納手段に格納し、前記受付装置
が有する送信手段により送信された認証情報と利用情報
とを受付装置側受信手段によって受信し、受付装置側受
信手段により受信された認証情報に対応づけて、該認証
情報と共に受信された利用情報を、登録手段によって前
記利用者データベースに登録し、前記受付装置側受信手
段により受信された認証情報に対応づけて前記利用者デ
ータベースに登録された利用情報を、利用情報取得手段
によって取得し、情報提供制御手段により、利用情報取
得手段により取得された利用情報に基づいて、前記情報
格納手段に格納された情報を前記通信端末装置に提供す
る。
【0019】従って、利用者に関する情報と通信端末装
置の認証情報が蓄積された利用者データベースにおい
て、利用者が利用をする毎に、その利用状況を示す利用
情報が蓄積される。これにより、例えば、複数の店舗に
それぞれ受付装置が設置されている場合、利用者がどの
受付装置を利用しても、利用状況を蓄積することができ
る。これにより、利用者の情報だけでなく、利用動向に
関する情報までも効率よく収集することができ、効果的
なマーケティングを行える。
【0020】また、利用者データベースに登録された情
報は、従来のPOSシステム等により収集される情報に
比べて、利用者の動向や志向を詳細に反映するものであ
る。従って、より利用者のニーズに適合したサービスの
提供を行うことも可能である。さらに、利用に際して、
通信端末装置から認証情報が送信されることにより、利
用者は煩雑な操作をすることなく、情報提供装置から利
用者へ情報が提供される。このため、従来の手法に比べ
て、利用者へ積極的に情報を提供することができる。特
に、認証情報が通信端末装置から無線送信されるため、
利用者が手軽に利用できる情報提供システムとなり、容
易に利用者の協力を得ることができる。
【0021】請求項5記載の発明は、請求項4記載の情
報提供システムにおいて、前記情報提供装置が有する前
記情報提供制御手段は、前記通信端末装置から前記情報
格納手段に格納された情報にアクセスするための情報
を、前記通信端末装置へ送信することにより、前記通信
端末装置に対して前記情報格納手段に格納された情報を
提供することを特徴とする。
【0022】請求項5記載の発明によれば、前記情報提
供装置が有する前記情報提供制御手段は、前記通信端末
装置から前記情報格納手段に格納された情報にアクセス
するための情報を、前記通信端末装置へ送信することに
より、前記通信端末装置に対して前記情報格納手段に格
納された情報を提供するので、通信端末装置に対して
は、情報提供装置により提供される情報そのものではな
く、情報格納手段に格納された情報にアクセスするため
の情報が送信される。このため、該情報を必要としてい
ない利用者に対して負担をかけることがなく、利用者の
抵抗感を軽減し、より容易に利用者の協力を得ることが
できる。
【0023】請求項6記載の発明は、請求項4または5
記載の情報提供システムにおいて、前記情報提供装置が
有する前記情報格納手段は複数の情報を格納するもので
あり、前記情報提供制御手段は、前記利用情報取得手段
により取得された利用情報に基づいて、前記情報格納手
段に格納された複数の情報の中から前記通信端末装置に
提供すべき情報を選択して前記通信端末装置に提供する
ことを特徴とする。
【0024】請求項6記載の発明によれば、前記情報提
供装置が有する前記情報格納手段は複数の情報を格納す
るものであり、前記情報提供制御手段は、前記利用情報
取得手段により取得された利用情報に基づいて、前記情
報格納手段に格納された複数の情報の中から前記通信端
末装置に提供すべき情報を選択して前記通信端末装置に
提供するので、利用者に対しては、複数の情報の中から
利用状況や利用の履歴に応じた情報が選択されて提供さ
れ、利用者は多様な情報の提供を受けることができる。
これにより、従来の顧客サービスとは異なり、利用者に
対して興趣性とバラエティに富む情報提供を行うことが
できる。
【0025】請求項7記載の発明は、請求項4から6の
いずれかに記載の情報提供システムにおいて、前記情報
提供装置は、前記受付装置側受信手段により受信された
認証情報に対応する情報が前記利用者データベースに登
録されていない場合に、該認証情報を送信した前記通信
端末装置に対して、該通信端末装置を使用する前記利用
者に関する情報を送信する旨を指示する登録指示手段
(例えば、図14のステップS134に示す処理を行う
管理サーバ61)をさらに備えることを特徴とする。
【0026】請求項7記載の発明によれば、前記情報提
供装置は、前記受付装置側受信手段により受信された認
証情報に対応する情報が前記利用者データベースに登録
されていない場合に、該認証情報を送信した前記通信端
末装置に対して、登録指示手段により、該通信端末装置
を使用する前記利用者に関する情報を送信する旨を指示
するので、新たな利用者に対して利用者データベースへ
の登録を促し、速やかに情報の提供を行うことができ
る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1〜図14は、本発明を適
用した情報提供システムの一実施の形態を示す図であ
る。
【0028】[第1の実施の形態]まず、構成を説明す
る。図1は、本発明を適用した第1の実施の形態におけ
る顧客サービスシステム100の概略構成を示す図であ
る。顧客サービスシステム100は、図1に示すよう
に、携帯電話機10と、無線基地局20と、ネットワー
クNを介して無線基地局20に接続される情報提供シス
テム50とによって構成される。
【0029】なお、図1には1台の携帯電話機10およ
び1個の無線基地局20のみ図示しているが、携帯電話
機10および無線基地局20の数には制限はなく、より
多数の携帯電話機10及び無線基地局20を含んで構成
されるものであってもよい。
【0030】さらに、ネットワークNは、専用線、公衆
電話回線、衛星通信回線等の各種通信回線や図示しない
各種サーバ等を含んで構成されるインターネット等を含
む通信ネットワークであり、その具体的態様は特に限定
されない。また、ネットワークN上には、ISP(Inte
rnet Service Provider )やNSP(Network Service
Provider)、電話通信事業者等が提供するサーバやファ
イアーウォール、ゲートウェイ装置、回線交換機等の各
種機器が介在する構成としても良いが、ここでは図示し
ない。
【0031】携帯電話機10は、通常の音声通話機能を
備える一方、無線基地局20を介してネットワークNへ
接続され、ネットワークNを介して管理サーバ51へア
クセスすることも可能である。情報提供システム50が
有する管理サーバ51は、後述するように、ネットワー
クNを介してウェブサイトを提供するものである。つま
り、携帯電話機10は、ネットワークNを介して管理サ
ーバ51へアクセスすることにより、管理サーバ51が
提供するウェブサイトを利用する機能を備える。
【0032】なお、携帯電話機10の通信方式は、PD
C方式、CDMA方式、或いはPHS方式など特に限定
されるものではなく、管理サーバ51についても、携帯
電話機10の通信方式に適合する方式で通信可能となっ
ている。
【0033】無線基地局20は、自己の設置場所から通
信可能範囲に存在する携帯電話機10から音声通話要求
先の電話番号を受信すると、ネットワークNを介して接
続された回線交換機(図示略)に送信して、携帯電話機
10と音声通話要求先の携帯電話機或いは宅内固定電話
機との間で、音声通話処理に必要な通信プロトコルを実
行する。
【0034】また、無線基地局20は、自己の設置場所
から通信可能範囲に存在する携帯電話機10からインタ
ーネットアクセス要求を受信すると、ネットワークNを
介して携帯電話機10の識別情報を管理サーバ51へ送
信し、携帯電話機10と管理サーバ51との間で情報サ
ービスに必要な通信プロトコルを実行する。
【0035】情報提供システム50は、管理サーバ51
と、顧客データベース52と、店舗端末53とを備えて
いる。なお、店舗端末53は、管理サーバ51により統
括される全ての店舗にそれぞれ1台ずつ設置されるもの
である。従って、図1には1台の店舗端末53のみ図示
したが、店舗端末53の数については任意であり、各店
舗端末53はそれぞれ管理サーバ51と接続される。
【0036】管理サーバ51は、図2に示すブロック図
のように、制御装置511、記憶装置512、I/F5
13、入力装置514、表示装置515及び通信制御装
置516により構成されており、これらの各部はバス5
17に接続されている。
【0037】制御装置511は、記憶装置512に記憶
された情報管理プログラムに基づいて、後述する管理サ
ーバ処理(図4(a))を実行する。この管理サーバ処
理において、店舗端末53が設置された各店舗に対応す
る店舗コード及びメールアドレスの設定がなされ、店舗
毎のウェブサイトが作成されると、各店舗端末53に対
するパスワードの割り当てを行う。その後、制御装置5
11は店舗端末53に対して、店舗コード、メールアド
レス及び割り当てたパスワードを送信する。なお、ここ
で設定されるメールアドレスは、管理サーバ51によっ
て受信可能なアドレスである。
【0038】さらに、制御装置511は、店舗端末53
から使用したパスワードと販売情報が送信されると、こ
れを受信して、記憶装置512に格納された顧客アクセ
ス受付処理プログラムに基づき、後述する顧客アクセス
受付処理(図7)を実行する。この顧客アクセス受付処
理で、制御装置511は、顧客が使用する携帯電話機1
0からネットワークNを介して送信された電子メールを
受信し、該電子メールの送信者のメールアドレスを取得
して、顧客データベース52に格納された情報を検索す
る。そして、該当する情報が顧客データベース52に格
納されていた場合は、電子メールに記載されたパスワー
ドをもとに、対応するサービス提供ウェブサイトを決定
し、該電子メールを送信した携帯電話機10に対して、
サービス提供ウェブサイトへのリンク情報を送信し、本
処理を終了する。
【0039】また、制御装置511は、電子メールを送
信した携帯電話機10に関する情報が顧客データベース
52に格納されていない場合、携帯電話機10に対し
て、顧客登録を行うための顧客登録フォームへのリンク
情報を送信して、携帯電話機10による顧客登録を受け
付ける。
【0040】ここで、制御装置511は、携帯電話機1
0に対して顧客登録フォーム若しくはサービス提供サイ
トへのリンク情報を送信するが、このリンク情報は、管
理サーバ51の記憶装置512内におけるディレクトリ
やファイルを指定するものである。すなわち、管理サー
バ51は、HTML(HyperText Markup Language )等
のマークアップ言語で記述されたウェブページのデータ
を記憶装置512に格納することにより、管理サーバ5
1自身が、サービス提供ウェブサイトや顧客登録フォー
ムを提供するウェブサーバとして動作する。
【0041】記憶装置512は、制御装置511におい
て実行される情報管理プログラム、顧客アクセス受付処
理プログラム等の各種プログラムや、これらプログラム
に係るデータ等を記憶する。
【0042】I/F513は、図1に示す顧客データベ
ース52と接続されるインターフェイス機能を有し、制
御装置511の指示に応じて接続される各装置や各デー
タベースとの間で各種データを授受する。
【0043】なお、情報提供システム50において、管
理サーバ51と店舗端末53とが近接して設置される場
合は、管理サーバ51のI/F513と店舗端末53の
I/F533とが互いに接続される構成としても良く、
管理サーバ51と店舗端末53とが離隔して設置される
場合は、公衆電話回線や専用線等を含む通信回線を介し
て、管理サーバ51の通信制御装置516と店舗端末5
3の通信制御装置537とが通信回線を介して接続され
る構成としても良い。
【0044】入力装置514は、カーソルキー、数字入
力キー、文字入力キーや各種機能キーを備えたキーボー
ド、及び、マウス等のポインティングデバイスを備え、
キーボードで押下されたキーの押下信号を生成して制御
装置511へ出力するとともに、ポインティングデバイ
スによる操作信号を生成して、制御装置511へ出力す
る。
【0045】表示装置515は、CRT(Cathode Ray
Tube)や液晶表示装置等を備えて構成され、制御装置5
11から入力される表示データに基づいて画面表示を行
う。
【0046】通信制御装置516は、モデム(Modulato
r/DEModulator )、ターミナルアダプタ(Terminal Ada
pter)、又はルータ等により構成され、インターネット
等のネットワークにより構成されるネットワークN(図
1)を介して、携帯電話機10や店舗端末53との間で
通信を行うための通信制御を行う。
【0047】図1に示す顧客データベース52は、管理
サーバ51によって後述する顧客アクセス受付処理が実
行される際、携帯電話機10からネットワークNを介し
て送信された顧客の情報を格納するデータベースであ
り、例えば、携帯電話機10のメールアドレス、携帯電
話機10の電話番号、携帯電話機10を使用する顧客の
氏名、年齢、性別、住所、職業等の情報を、顧客毎に対
応づけて格納する。また、管理サーバ51による顧客ア
クセス受付処理においては、顧客毎に、その店舗の利用
履歴や会計内容に到る情報をも格納する。なお、顧客デ
ータベース52に格納される顧客の情報は、上記の例に
限られるものではなく、管理サーバ51により提供する
サービスの内容や顧客サービスシステム100によるマ
ーケティングの趣旨に応じて、適宜変更可能である。
【0048】店舗端末53は、図3に示すように、制御
装置531、記憶装置532、I/F533、入力装置
534、表示装置535、印刷装置536、及び通信制
御装置537の各部を備えて構成され、これらの各部は
バス538に接続されている。店舗端末53は、POS
端末と通称される端末装置であり、商品管理機能と、レ
ジスターとしての機能を備える。店舗端末53は店舗に
設置され、商品販売に係る会計処理を行うとともに、販
売した商品や金額に関する情報を蓄積し、蓄積した情報
を図示しない管理センターへ送信する。
【0049】制御装置531は、記憶装置532に格納
された制御プログラムに基づいて、後述する店舗端末処
理(図4(b))を実行し、管理サーバ51から送信さ
れた店舗コード、メールアドレス、及びパスワードリス
トを受信して、記憶装置532に記憶させる。そして、
制御装置531は、記憶装置532内のレシート発行処
理プログラムに基づき、後述するレシート発行処理(図
5)を実行する。
【0050】このレシート発行処理は、売り上げ登録処
理とも呼ばれ、店舗において売り上げが発生した際に顧
客に対して会計を行う処理である。このレシート発行処
理において、制御装置531は、記憶装置532に記憶
されたメールアドレス、店舗コード、及び、パスワード
リスト中の1個のパスワードを、会計内容とともに用紙
に印刷し、レシートを出力する。なお、ここで印刷され
るパスワードは、取引毎に決定され、該取引に固有のも
のである。
【0051】また、制御装置531は、上記レシート発
行処理の後、レシートを発行した際に売り上げた商品や
会計内容を示す販売情報とともに、レシートに印刷した
パスワードを、使用したパスワードとして管理サーバ5
1へ送信する。
【0052】記憶装置532は、制御装置531におい
て実行される制御プログラム、レシート発行処理プログ
ラム等の各種プログラムや、これらプログラムに係るデ
ータ等を記憶する。
【0053】I/F533は、店舗端末53に外部接続
される各種装置とのインターフェイス機能を有し、制御
装置531の指示に応じて、接続される各装置との間で
各種データを授受する。
【0054】入力装置534は、カーソルキー、数字入
力キー、文字入力キーや各種機能キーを備えたキーボー
ド、及び、マウス等のポインティングデバイスを備え、
キーボードで押下されたキーの押下信号を生成して制御
装置531へ出力するとともに、ポインティングデバイ
スによる操作信号を生成して、制御装置531へ出力す
る。
【0055】表示装置535は、CRT(Cathode Ray
Tube)や液晶表示装置等を備えて構成され、制御装置5
31から入力される表示データに基づいて画面表示を行
う。
【0056】印刷装置536は、印刷用紙としてロール
紙若しくはカット紙が装着され、インクジェット式、感
熱式、熱昇華式等の印刷方式によって、上記印刷用紙に
店名や会計内容を印刷し、レシートを出力する。さら
に、印刷装置536は、制御装置531から入力される
指示に従って、上記の店名や会計内容とともに店舗コー
ドやパスワードを印刷したレシートを出力する。
【0057】通信制御装置537は、モデム(Modulato
r/DEModulator )、ターミナルアダプタ(Terminal Ada
pter)、又はルータ等により構成され、インターネット
等のネットワークにより構成されるネットワーク(図示
略)を介して、管理サーバ51との間で通信を行うため
の通信制御を行う。
【0058】次に、本第1の実施の形態の顧客サービス
システム100の動作について説明する。図4は、本第
1の実施の形態における情報提供システム50の動作を
示すフローチャートであり、詳細には、図4(a)は店
舗端末53の動作を示し、図4(b)は管理サーバ51
の動作を示す。
【0059】図4(a)において、管理サーバ51で
は、まず、店舗端末53が設置された店舗の店舗コード
と、顧客が使用する携帯電話機10からのアクセスを受
け付けるためのメールアドレスとが設定される(ステッ
プS11)。ここで、複数の店舗端末53が、それぞれ
異なる店舗に設置されている場合は、店舗毎、すなわち
店舗端末53毎に異なる店舗コードが設定される。な
お、メールアドレスについては、店舗端末53毎に設定
するようにしても、或いは、全ての店舗端末53で共通
であっても良い。
【0060】次いで、管理サーバ51では、店舗端末5
3が設置された店舗毎のウェブサイトが作成され(ステ
ップS12)、各ウェブサイトを構成するウェブページ
のデータが記憶装置512(図2)へ格納される。な
お、ここで作成されるウェブページのデータは、例えば
HTML(Hypertext Markup Language)やXML(eXt
ensible Markup Language )、DHTML(Dynamic HT
ML )等のマークアップ言語、或いは、特定の機器向け
に拡張されたマークアップ言語により記述されたウェブ
ページ等が挙げられるが、特に限定されるものではな
く、例えば、単にHTMLファイルのみで構成されるも
の、GIF(Graphics Interchange Format )やJPE
G(Joint Photographic ExpertsGroup)、TIFF(T
agged Image File Format)、BMP(BitMaP)等の規
格に準拠した形式の画像データファイルを含むもの、W
AV、MP3(MPEG-1 Audio Layer-III)、MIDI
(Musical Instrument Digital Interface)等の規格に
準拠した形式の音声データファイルを含むもの、CGI
(Common Gateway Interface)やASP(Active Serve
r Pages )等により外部プログラムを呼び出すものや、
Java(登録商標)(登録商標)(登録商標)(登録
商標)スクリプト、VB(Visual Basic)スクリプト等
のスクリプト言語による記述を含むもの等、携帯電話機
10により処理可能なものであれば良い。
【0061】さらに、管理サーバ51においては、店舗
端末53毎に使用可能なパスワードが割り当てられる
(ステップS13)。このパスワードは、店舗端末53
によって、後述するレシート発行処理が行われる毎に、
1つづつ使用されるものである。従って、各店舗端末5
3に割り当てられるパスワードは複数であり、管理サー
バ51によって、これら複数のパスワードを含むパスワ
ードリストが作成される。
【0062】そして、管理サーバ51は、ステップS1
1で設定されたメールアドレス、店舗コード、及び、ス
テップS13で作成されたパスワードリストを、店舗端
末53へ送信する。
【0063】一方、店舗端末53は、図4(b)に示す
ように、管理サーバ51から送信されたメールアドレ
ス、店舗コード、パスワードリストを受信して(ステッ
プS21)、記憶装置532に記憶する(ステップS2
2)。
【0064】そして、店舗端末53においては、顧客が
来店し、売り上げが発生する毎に、後述するレシート発
行処理(ステップS23)が実行され、顧客に対して会
計処理が行われるとともに、レシートが発行される。
【0065】さらに、店舗端末53は、ステップS23
に示すレシート発行処理を行う毎に、レシートに印刷し
て使用したパスワードと、該パスワードを使用した際の
会計内容を示す販売情報を管理サーバ51へ送信する
(ステップS24)。
【0066】管理サーバ51においては、図4(a)の
ステップS15で、店舗端末53から送信されたパスワ
ードと販売情報とを受信し、受信した販売情報をもと
に、携帯電話機10からのアクセスに対応する顧客アク
セス受付処理を実行する。
【0067】なお、図4(a)及び(b)に示す処理
は、あらかじめ定められた時刻に繰り返し行われるよう
にしても良いし、或いは、必要に応じてくり返されるも
のとしても良い。
【0068】ここで、図4(b)のステップS23に示
すレシート発行処理について、説明する。図5は、店舗
端末53により実行されるレシート発行処理を、より詳
細に示すフローチャートである。
【0069】図5のレシート発行処理は、顧客が来店
し、売り上げが発生する毎に実行される。まず、店舗端
末53において、顧客が購入した商品や会計金額が入力
されると(ステップS31)、店舗端末53は、入力さ
れた商品名や会計金額をもとにレシートの本文のデータ
を作成する(ステップS32)。次いで、店舗端末53
は、図4(b)のステップS22で記憶装置532に記
憶されたパスワードリストの中から1個のパスワードを
選び出してパスワードを決定する(ステップS33)。
このステップS33では、パスワードリストに含まれる
パスワードのうち、ランダムに1個を選び出しても良い
し、或いは、パスワードリストの上位から順に1個ずつ
パスワードを選び出しても良い。
【0070】そして、店舗端末53は、図4(b)のス
テップS22で記憶装置532に記憶されたメールアド
レスと店舗コードを取得し(ステップS34)、ステッ
プS32で作成したレシート本文と、ステップS33で
決定したパスワードと、ステップS34で取得したメー
ルアドレス及び店舗コードとを印刷用紙に印刷し、レシ
ートを出力する。
【0071】図6は、図5に示すレシート発行処理で印
刷出力されるレシートの一例を示す図である。図6のレ
シートには、図中符号Aで示すように、レシートの本文
として、店舗端末53が設置された店舗の名称や利用日
時、商品名、会計金額等が印刷されている。
【0072】さらに、図6のレシートには、図中符号B
で示すように、メールアドレスが印刷されている。図6
の例では、「お楽しみ」という文言が付されており、顧
客に対してメールを送信するよう促している。
【0073】そして、図6のレシートには、図中符号C
で示すように、「本文パスワード」と題されたパスワー
ドが印刷されている。ここで、「本文」という文言を付
することで、符号Bで示すメールアドレス宛の電子メー
ルの本文に、このパスワードを記入して送信するよう案
内している。
【0074】また、図6のレシートには、図中符号Dで
示すように、店舗コードが印刷されている。
【0075】従って、図6に示すレシートは、該レシー
トを受け取った顧客に対して、レシートに記載されたメ
ールアドレス宛に、店舗コードとパスワードとを含む電
子メールを送信するよう促すものである。
【0076】続いて、図4(a)のステップS16に示
す顧客アクセス受付処理について説明する。図7は、管
理サーバ51により実行される顧客アクセス受付処理
を、より詳細に示すフローチャートである。
【0077】管理サーバ51は、顧客が使用する携帯電
話機10から送信された電子メールを受信すると(ステ
ップS41)、受信した電子メールのヘッダに含まれる
情報から、送信者の電子メールアドレスを取得する(ス
テップS42)。
【0078】次いで、管理サーバ51は、ステップS4
2で取得した電子メールアドレスをもとに顧客データベ
ース52に格納されたデータを検索する(ステップS4
3)。そして、ステップS42で取得した電子メールア
ドレスに対応する情報が顧客データベース52に格納さ
れていない場合は(ステップS44;No)、管理サー
バ51は、電子メールを送信した携帯電話機10に対し
て、顧客登録フォームへのリンク情報を送信する(ステ
ップS45)。
【0079】ここで、顧客登録フォームへのリンク情報
とは、記憶装置512に格納されたウェブサイトのデー
タのうち、顧客としてデータ登録を行うためのウェブペ
ージへリンクする情報である。携帯電話機10を使用す
る顧客は、管理サーバ51から送信されたリンク情報を
もとに、記憶装置512内のデータ登録用のウェブペー
ジへアクセスすることができる。
【0080】ここで、携帯電話機10を使用する顧客
が、記憶装置512内のデータ登録用のウェブページに
アクセスし、該ウェブページのフォーマットに従って登
録の申し込みを送信すると、管理サーバ51はこれを受
信して(ステップS46)、顧客の情報を取得する(ス
テップS47)。そして、管理サーバ51は、ステップ
S47で取得した情報を顧客データベース52に格納さ
せ(ステップS48)、ステップS49へ移行する。
【0081】また、ステップS43における検索の結
果、該当するデータが顧客データベース52に格納され
ていた場合(ステップS44;Yes)、管理サーバ5
1は、そのままステップS49へ移行する。
【0082】ステップS49で、管理サーバ51は、電
子メールの本文に記載されたパスワードと、電子メール
の件名や本文に記載された店舗コードとを取得する。そ
して、管理サーバ51は、取得した店舗コードとパスワ
ードに対応するウェブサイトへのリンク情報を携帯電話
機10へ送信する(ステップS50)。
【0083】さらに、管理サーバ51は、図4(a)の
ステップS15で受信した情報をもとに顧客データベー
ス52内のデータを更新して(ステップS51)、本処
理を終了する。これにより、顧客データベース52に
は、顧客毎の店舗の利用状況に関する情報が蓄積され
る。
【0084】なお、すでに顧客登録を済ませた顧客が店
舗を利用し、店舗端末53により新たなレシートが発行
された場合は、顧客は、新しいレシートに印刷されたパ
スワードと、店舗コードとを電子メールで送信する。管
理サーバ51によれば、電子メールを送信した携帯電話
機10のメールアドレスをもとに顧客データベース52
の情報を検索するので、顧客は常に最新の店舗利用に基
づく最新のサービスを受けることができる。また、顧客
データベース52においては、一度顧客登録を済ませた
顧客については、その顧客が店舗を利用する毎に、新し
い販売情報を顧客に対応づけることができる。これによ
り、単なる売り上げに関する情報だけでなく、顧客の動
向に関連する情報をも収集することができ、より詳細で
効果的なマーケティングを行うことができる。
【0085】また、図7のステップS49で取得したパ
スワードが、図4(a)のステップS15で受信したパ
スワードのいずれにも該当しない場合、すなわち、受信
したパスワードが不適切なものであった場合は、管理サ
ーバ51は、注意を促すメッセージを送信した後、通常
と同様の処理を行っても良いし、或いは、アクセスを遮
断しても良い。
【0086】図8及び図9の各図は、情報提供システム
50による処理に伴って携帯電話機10の画面上に表示
される各種画面の例を示す図である。詳細には、図8
(a)は、携帯電話機10から管理サーバ51へ送信さ
れる電子メールの作成画面の例を示し、図8(b)は、
図7のステップS45で携帯電話機10へリンク情報が
送信された場合に携帯電話機10に表示される画面の例
を示し、図8(c)は、携帯電話機10によって顧客登
録を申し込む際に携帯電話機10に表示される画面の例
を示す。
【0087】また、図9(a)は、図7のステップS5
0で、管理サーバ51から携帯電話機10へリンク情報
が送信された場合に携帯電話機10に表示される画面の
例を示し、図9(b)は、携帯電話機10によりサービ
ス提供サイトへアクセスした場合に携帯電話機10に表
示される画面の例を示し、図9(c)は、携帯電話機1
0によりサービス提供サイトへアクセスした場合に携帯
電話機10に表示される画面の例を示す。
【0088】図8(a)に示すように、図6に示すレシ
ートを受け取った顧客は、レシートに印刷されたメール
アドレスに宛てて、題名に店舗コードが設定され、本文
にパスワードが設定された電子メールを作成し、管理サ
ーバ51へ送信する。
【0089】そして、管理サーバ51によって、図7に
示す顧客アクセス受付処理が実行去れ、図8(a)に示
す電子メールを送信した携帯電話機10が、顧客データ
ベース52に登録されていない場合は、図7のステップ
S45で、管理サーバ51から顧客登録フォームへのリ
ンク情報が送信され、携帯電話機10には図8(b)に
示す画面が表示される。
【0090】図8(b)に示す画面では、携帯電話機1
0を使用する顧客が、まだ登録を行っていないことと、
顧客として登録を行うように促すメッセージが表示され
る。また、図8(b)の画面には、図中符号Eで示すよ
うに、登録を行うためのウェブページへのリンクボタン
が配置されている。
【0091】そして、図8(b)中、符号Eで示すリン
クボタンが操作されると、携帯電話機10には、顧客登
録を行うためのウェブページが送信され、携帯電話機1
0には図8(c)の画面が表示される。
【0092】図8(c)に示す画面では、名前、ふりが
な、郵便番号、住所、携帯電話番号、生年月日、性別等
の各種情報を入力するための入力エリアが配置されてい
る。これらの入力エリアに情報が入力された後に、画面
下方に配置された「登録完了」ボタンが操作されると、
入力された情報が管理サーバ51へ送信される。
【0093】そして、図8(c)に示す画面による顧客
登録が終了した後、若しくは、すでに顧客登録をした経
験のある顧客が管理サーバ51へアクセスした場合、図
9(a)に示す画面が表示される。図9(a)に示す画
面には、顧客への挨拶のメッセージが配置されており、
さらに、図中符号Fで示すように、店舗毎に用意された
ウェブサイトへのリンクボタンが配置されている。
【0094】そして、図9(a)に符号Fで示すリンク
ボタンが操作されると、図9(b)に示すように、携帯
電話機10は、「Coffee Shop D」の「恵比寿店」のウ
ェブサイトへアクセスすることになる。
【0095】図9(b)に示す画面は、図6に示すレシ
ートが発行された店舗「恵比寿店」のサイトである。こ
のように、携帯電話機10に対しては、顧客が利用した
店舗のウェブサイトへのリンク情報が送信される。
【0096】図9(b)に示す画面には、図中符号Gで
示すように、特典としてのサービスを提供するためのリ
ンクボタンが配置されている。図9(b)に示す例で
は、携帯電話機10の着信音メロディをダウンロードで
きる「着メロ」ボタン、携帯電話機10の待ち受け画面
をダウンロードできる「待ち受け画面」ボタン、占いの
サービスを受けられる「今日の占い」ボタン、店舗にお
けるサービスを受けられる「お店のサービス」ボタン等
が配置されており、顧客は所望のサービスを選択するこ
とができる。
【0097】そして、例えば図9(b)に示す画面にお
いて、「着メロ」ボタンが操作された場合、携帯電話機
10は着信メロディをダウンロードするためのウェブサ
イトにアクセスし、携帯電話機10には図9(c)に示
す画面が表示される。
【0098】なお、図9(a)に示す画面では、顧客が
利用した店舗へのリンクボタンのほかに、加盟店の一覧
を見るためのリンクボタンが配置されている。このよう
に、情報提供システム50によれば、店舗毎のウェブサ
イトにおけるサービスの他、チェーン展開している全店
舗に関連するサービスを提供することも勿論可能であ
る。
【0099】以上のように、本発明の実施の形態におけ
る顧客サービスシステム100では、顧客が店舗を利用
し、売り上げが発生すると、店舗端末53によって、会
計内容とともに、パスワードリスト中の1個のパスワー
ドと店舗コード、メールアドレスが印刷されたレシート
が出力され、顧客は、レシートに印刷されたメールアド
レス宛に電子メールを送信すれば、利用した店舗毎に異
なるサービスを受けることができる。
【0100】また、管理サーバ51は、顧客が送信する
電子メールを受信すると、電子メールに含まれる店舗コ
ードによって顧客が利用した店舗を判別する一方、顧客
データベース52内の情報の検索は、携帯電話機10の
メールアドレスをもとに実行する。従って、複数の店舗
において異なるサービスを提供できる上、顧客に関する
情報を一元的に管理することができるので、管理作業の
負担や管理コストを軽減し、情報の効率的な利用を図る
ことができる。
【0101】そして、顧客が使用する携帯電話機10か
ら送信された電子メールを管理サーバ51によって受信
した後、顧客データベース52に情報が登録されていな
い顧客に対しては顧客登録を案内するので、顧客の情報
を効率よく収集することができる。さらに、既に顧客登
録を済ませた顧客が、再度、店舗を利用した場合は、最
新のレシートに印刷された店舗コードとパスワードとを
用いてサービスを提供するので、顧客は、店舗端末53
が設置された店舗であれば、どの店舗を何回利用して
も、常に最新の利用歴に基づくサービスを受けることが
できる。
【0102】また、店舗端末53によりレシートに印刷
されるパスワードは、取引毎に固有のものである。従っ
て、店舗端末53が設置された店舗における全ての取引
(売上げ)と、顧客データベース52に登録された顧客
とを対応づけることができるので、特定の顧客について
利用歴等の情報を取得することも、利用頻度の高い顧客
を抽出することも可能である。すなわち、販売した商品
や売上金額等の情報だけでなく、顧客の動向に関する情
報をも入手できるので、従来のPOSシステム等に比
べ、格段に効率よく、多様な情報を得ることが可能であ
る。
【0103】[第2の実施の形態]続いて、本発明を適
用した第2の実施の形態について説明する。図10は、
本発明を適用した第2の実施の形態における顧客サービ
スシステム200の概略構成を示す図である。顧客サー
ビスシステム200は、図10に示すように、携帯電話
機11と、無線基地局20と、ネットワークNを介して
無線基地局20に接続される情報提供システム60とに
よって構成される。
【0104】なお、図10には、図1に示す顧客サービ
スシステム100と同様に、1台の携帯電話機11およ
び1個の無線基地局20のみ図示しているが、携帯電話
機11および無線基地局20の数には制限はなく、より
多数の携帯電話機11及び無線基地局20を含んで構成
されるものであってもよい。
【0105】さらに、ネットワークN及び無線基地局2
0の構成については、上記第1の実施の形態と同一の構
成によってなるものであり、同符号を付して説明を省略
する。
【0106】携帯電話機11は、携帯電話機10(図
1)と同様に、通常の音声通話機能を備える一方、無線
基地局20を介してネットワークNへ接続され、ネット
ワークNを介して管理サーバ61へアクセスすることも
可能である。情報提供システム60が有する管理サーバ
61は、後述するように、ネットワークNを介してウェ
ブサイトを提供するものである。つまり、携帯電話機1
1は、ネットワークNを介して管理サーバ61へアクセ
スすることにより、管理サーバ61が提供するウェブサ
イトを利用する機能を備える。
【0107】なお、携帯電話機11の通信方式は、PD
C方式、CDMA方式、或いはPHS方式など特に限定
されるものではなく、管理サーバ61についても、携帯
電話機11の通信方式に適合する方式で通信可能となっ
ている。
【0108】さらに、携帯電話機11は、IrDA(In
frared Data Association )規格に準じた赤外線通信
や、Bluetooth 規格若しくはIEEE(Institute of E
lectrical and Electronic Engineers)802.11b 規格に
準じた無線通信など、比較的近距離における機器との間
で無線信号を送受信する無線通信機能を有している。こ
の機能によれば、携帯電話機11の近傍に位置する機器
との間において自動的に認証やネゴシエーションを実行
し、無線通信リンクを形成することが可能である。
【0109】顧客サービスシステム200において、携
帯電話機11は、後述する店舗端末63に近接する。こ
の際、携帯電話機11と店舗端末63との間には、携帯
電話機11が有する無線通信機能及び後述する無線通信
装置638(図12)により、無線通信リンクWが形成
される。
【0110】そして、携帯電話機11は、後述する携帯
電話機処理(図13(a))を実行し、店舗端末63が
設置された店舗において会計を行う際に、無線通信リン
クWを介して認証情報を送信する。また、携帯電話機1
1は、ネットワークNを介して管理サーバ61から送信
されたサービス情報を受信する。ここで、認証情報と
は、例えば携帯電話機11の電話番号や、携帯電話機1
1のメールアドレス、予め管理サーバ61により顧客に
付与された識別符号等、各携帯電話機11若しくは携帯
電話機11を使用する顧客に固有の情報である。
【0111】情報提供システム60は、管理サーバ61
と、顧客データベース62と、店舗端末63とを備えて
いる。なお、店舗端末63は、管理サーバ61により統
括される全ての店舗にそれぞれ1台ずつ設置されるもの
である。従って、図10には1台の店舗端末63のみ図
示したが、店舗端末63の数については任意であり、各
店舗端末63はそれぞれ管理サーバ61と接続される。
【0112】管理サーバ61は、図11に示すブロック
図のように、制御装置611、記憶装置612、I/F
613、入力装置614、表示装置616及び通信制御
装置616により構成されており、これらの各部はバス
617に接続されている。
【0113】制御装置611は、記憶装置612に記憶
された情報管理プログラムに基づいて、後述する管理サ
ーバ処理(図13(c))を実行する。この管理サーバ
処理において、制御装置611は、店舗端末63から送
信される認証情報および販売情報を受信し、この認証情
報および販売情報に基づいて顧客利用対応処理(図1
4)を実行してサービス情報を作成し、携帯電話機11
へ送信する。
【0114】図14の顧客利用対応処理において、制御
装置611は、受信した認証情報をもとに顧客データベ
ース62内の情報を検索し、該当する顧客に関する情報
がなかった場合は、顧客としての新規登録を受け付ける
顧客登録フォームへのリンク情報を含むサービス情報を
作成し、該当する顧客に関する情報があった場合には、
その顧客の利用履歴をもとにサービスを提供するサービ
ス提供ウェブサイトへのリンク情報を含むサービス情報
を作成する。
【0115】ここで、サービス情報に含まれるリンク情
報とは、管理サーバ61の記憶装置612内におけるデ
ィレクトリやファイルを指定するものである。すなわ
ち、管理サーバ61は、HTML等のマークアップ言語
で記述されたウェブページのデータを記憶装置612に
格納することにより、管理サーバ61自身が、サービス
提供ウェブサイトや顧客登録フォームを提供するウェブ
サーバとして動作する。
【0116】記憶装置612は、制御装置611におい
て実行される情報管理プログラム、顧客利用対応処理プ
ログラム等の各種プログラムや、これらプログラムに係
るデータ等を記憶する。
【0117】I/F613は、図1に示す顧客データベ
ース62と接続されるインターフェイス機能を有し、制
御装置611の指示に応じて接続される各装置や各デー
タベースとの間で各種データを授受する。
【0118】なお、情報提供システム60において、管
理サーバ61と店舗端末63とが近接して設置される場
合は、管理サーバ61のI/F613と店舗端末63の
I/F633とが互いに接続される構成としても良く、
管理サーバ61と店舗端末63とが離隔して設置される
場合は、公衆電話回線や専用線等を含む通信回線を介し
て、管理サーバ61の通信制御装置616と店舗端末6
3の通信制御装置637とが通信回線を介して接続され
る構成としても良い。
【0119】入力装置614は、カーソルキー、数字入
力キー、文字入力キーや各種機能キーを備えたキーボー
ド、及び、マウス等のポインティングデバイスを備え、
キーボードで押下されたキーの押下信号を生成して制御
装置611へ出力するとともに、ポインティングデバイ
スによる操作信号を生成して、制御装置611へ出力す
る。
【0120】表示装置615は、CRTや液晶表示装置
等を備えて構成され、制御装置611から入力される表
示データに基づいて画面表示を行う。
【0121】通信制御装置616は、モデム、ターミナ
ルアダプタ、又はルータ等により構成され、インターネ
ット等のネットワークにより構成されるネットワークN
(図10)を介して、携帯電話機11や店舗端末63と
の間で通信を行うための通信制御を行う。
【0122】図10に示す顧客データベース62は、携
帯電話機11を使用する顧客に関する情報を格納するデ
ータベースであり、例えば、携帯電話機11のメールア
ドレス、携帯電話機11の電話番号、携帯電話機11を
使用する顧客の氏名、年齢、性別、住所、職業等の情報
を、顧客毎に対応づけて格納する。また、管理サーバ6
1による顧客利用対応処理においては、顧客毎に、その
店舗の利用履歴や会計内容に到る情報をも格納する。な
お、顧客データベース62に格納される顧客の情報は上
記の例に限られるものではなく、管理サーバ61により
提供するサービスの内容や顧客サービスシステム200
によるマーケティングの趣旨に応じて、適宜変更可能で
ある。
【0123】店舗端末63は、図12に示すように、制
御装置631、記憶装置632、I/F633、入力装
置634、表示装置635、印刷装置636、及び通信
制御装置637の各部を備えて構成され、これらの各部
はバス638に接続されている。店舗端末63は、PO
S端末と通称される端末装置であり、商品管理機能と、
レジスターとしての機能を備える。店舗端末63は店舗
に設置され、商品販売に係る会計処理を行うとともに、
販売した商品や金額に関する情報を蓄積し、蓄積した情
報を図示しない管理センターへ送信する。
【0124】制御装置631は、記憶装置632に格納
された制御プログラムに基づいて、後述する店舗端末処
理(図13(b))を実行し、店舗における会計処理を
実行するとともに、携帯電話機11から送信される認証
情報を受信して、記憶装置632に記憶させる。そし
て、制御装置631は、売り上げた商品や会計内容を示
す販売情報と受信した認証情報とを管理サーバ61へ送
信する。
【0125】記憶装置632は、制御装置631におい
て実行される制御プログラム等の各種プログラムや、こ
れらプログラムに係るデータ等を記憶する。
【0126】I/F633は、店舗端末63に外部接続
される各種装置とのインターフェイス機能を有し、制御
装置631の指示に応じて、接続される各装置との間で
各種データを授受する。
【0127】入力装置634は、カーソルキー、数字入
力キー、文字入力キーや各種機能キーを備えたキーボー
ド、及び、マウス等のポインティングデバイスを備え、
キーボードで押下されたキーの押下信号を生成して制御
装置631へ出力するとともに、ポインティングデバイ
スによる操作信号を生成して、制御装置631へ出力す
る。
【0128】表示装置635は、CRTや液晶表示装置
等を備えて構成され、制御装置631から入力される表
示データに基づいて画面表示を行う。
【0129】印刷装置636は、印刷用紙としてロール
紙若しくはカット紙が装着され、インクジェット式、感
熱式、熱昇華式等の印刷方式によって、上記印刷用紙に
店名や会計内容を印刷し、レシートを出力する。さら
に、印刷装置636は、制御装置631から入力される
指示に従って、上記の店名や会計内容とともに店舗コー
ドやパスワードを印刷したレシートを出力する。
【0130】通信制御装置637は、モデム、ターミナ
ルアダプタ、又はルータ等により構成され、インターネ
ット等のネットワークにより構成されるネットワーク
(図示略)を介して、管理サーバ61との間で通信を行
うための通信制御を行う。
【0131】無線通信装置638は、IrDA規格に準
じた赤外線通信や、Bluetooth 規格、若しくはIEEE
802.11b 規格に準じた無線通信など、比較的近距離にお
ける機器との間で無線信号を送受信する。無線通信装置
638は、店舗端末63の近傍に位置する機器との間に
おいて自動的に認証やネゴシエーションを実行し、無線
通信リンクを形成することが可能である。そして、無線
通信装置638は、顧客サービスシステム200におい
て、携帯電話機11が店舗端末63に近接する際、携帯
電話機11との間に無線通信リンクWを形成する。
【0132】次に、本第2の実施の形態における顧客サ
ービスシステム200の動作について説明する。図13
は、本第1の実施の形態における情報提供システム60
の動作を示すフローチャートであり、詳細には、図13
(a)は携帯電話機11の動作を示し、図13(b)は
店舗端末63の動作を示し、図13(c)は管理サーバ
61の動作を示す。
【0133】図13(b)において、店舗端末63で
は、店舗端末63が設置された店舗における会計処理が
実行される(ステップS111)。この会計処理では、
顧客が店舗で購入した物品やサービスに関する支払いや
レシートの発行等の処理が行われる。
【0134】次いで、図13(a)のステップS101
において、携帯電話機11から、携帯電話機11に固有
の認証情報が送信されると、店舗端末63は、図13
(b)のステップS112において、送信された認証情
報を受信する。なお、ステップS101において認証情
報を送信するタイミングは、携帯電話機11を使用する
顧客が携帯電話機11を操作することによって決定され
ても良いし、或いは、携帯電話機11と無線通信装置6
38(図12)との間で無線通信リンクW(図10)が
確立されることにより、自動的に決定されるものであっ
ても良い。
【0135】そして、店舗端末63はステップS113
へ移行して、ステップS111で処理を行った会計内容
を示す販売情報と、ステップS112で受信した認証情
報とを、管理サーバ61へ送信する。
【0136】図13(c)のステップS121におい
て、管理サーバ61は、店舗端末63から送信された認
証情報および販売情報を受信し、ステップS122に移
行して、後述する顧客利用対応処理(図14)を実行し
て、サービス情報を作成する。そして、管理サーバ61
はステップS123へ移行し、ステップS122の顧客
利用対応処理で作成したサービス情報を、電子メール等
の形態で、ネットワークNを介して携帯電話機11へ送
信する。
【0137】携帯電話機11は、図13(a)のステッ
プS102において、管理サーバ61から送信されたサ
ービス情報を受信し、ステップS103へ移行する。ス
テップS103では、ステップS102で受信したサー
ビス情報に基づくサービスの提供を受けて、本処理を終
了する。
【0138】続いて、図13(c)のステップS122
に示す顧客利用対応処理について説明する。図14は、
管理サーバ61により実行される顧客利用対応処理を、
より詳細に示すフローチャートである。
【0139】図14のステップS131で、管理サーバ
61は、ステップS121(図13(c))で受信した
情報の中から、携帯電話機11の認証情報を取得する。
【0140】次いで、管理サーバ61はステップS13
2に移行して、ステップS4131で取得した認証情報
をもとに顧客データベース62に格納されたデータを検
索する。そして、ステップS132で取得した認証情報
に対応する情報が顧客データベース62に格納されてい
ない場合は(ステップS133;No)、管理サーバ6
1はステップS134へ移行して、携帯電話機11を使
用する顧客に対して顧客登録を勧めるための顧客登録フ
ォームへのリンク情報を作成し、後述するステップS1
38へ移行する。
【0141】ここで、顧客登録フォームへのリンク情報
とは、記憶装置612に格納されたウェブサイトのデー
タのうち、顧客としてデータ登録を行うためのウェブペ
ージへリンクする情報である。携帯電話機11を使用す
る顧客は、管理サーバ61から送信されたリンク情報を
もとに、記憶装置612内のデータ登録用のウェブペー
ジへアクセスすることができる。
【0142】また、顧客登録フォームとは、例えば、上
記実施の形態で説明した図8(b)及び図8(c)に示
すフォームである。携帯電話機11を使用する顧客が、
ステップS134で作成されたリンク情報をもとに顧客
登録フォームへアクセスすると、図8(b)及び図8
(c)に示すフォームが携帯電話機11の画面上に表示
され、このフォームに基づいて入力された情報はネット
ワークNを介して管理サーバ61へ送信され、顧客デー
タベース62に格納される。
【0143】一方、ステップS132における検索の結
果、該当するデータが顧客データベース62に格納され
ていた場合(ステップS133;Yes)、管理サーバ
61はステップS135へ移行する。
【0144】ステップS135で、管理サーバ61は、
ステップS132で取得した認証情報に対応づけて顧客
データベース62に格納されていた顧客利用履歴を取得
し、ステップS136へ移行する。
【0145】ステップS136で、管理サーバ61は、
ステップS135で取得した利用履歴をもとに、携帯電
話機11を使用する顧客に対応するサービス提供ウェブ
サイトへのリンク情報を作成し、ステップS137へ移
行する。例えば、顧客の利用回数に応じて複数のサービ
ス提供サイトが用意されている場合、管理サーバ61
は、ステップS135で取得した利用履歴に基づいて携
帯電話機11を使用する顧客の利用回数を求め、その利
用回数に応じたサービス提供ウェブサイトへのリンク情
報を作成する。
【0146】なお、ステップS136で作成されるリン
ク情報は、例えば、上記第1の実施の形態で説明した、
図9(a)〜(c)に示すようなサービス提供サイトへ
のリンク情報である。すなわち、携帯電話機11を使用
する顧客は、管理サーバ61から送信されたサービス情
報に含まれるリンク情報により、携帯電話機11の着信
メロディをダウンロードするサービス等を受けることが
できるようになっている。また、サービス提供ウェブサ
イトは、上記第1の実施の形態に示したように、店舗端
末63が設置された各店舗毎に設けられるようにしても
良い。
【0147】そして、ステップS137で、管理サーバ
61は、ステップS121(図13(c))で受信した
販売情報をもとに顧客データベース62内の情報を更新
し、ステップS138へ移行する。
【0148】ステップS138で、管理サーバ61は、
ステップS136若しくはステップS134で作成した
リンク情報を含むサービス情報を作成し、図13(c)
のステップS123へ移行する。
【0149】以上のように、本発明を適用した第2の実
施の形態における顧客サービスシステム200では、顧
客が店舗を利用し、店舗端末63によって会計処理を行
った際、無線通信リンクWを介して、顧客が使用する携
帯電話機11の認証情報が店舗端末63へ送信される。
そして、顧客が使用する携帯電話機11に対して、利用
履歴に応じたサービス情報が送信され、顧客は、サービ
ス情報をもとに様々なサービスを受けることができる。
【0150】これにより、顧客が使用する携帯電話機1
1に対して、管理サーバ61からアクセスすることで、
顧客に対して積極的にサービスを提供することが可能で
ある。そして、顧客の利便性を高めることで、顧客と密
接なコミュニケーションを図ることができ、より効率的
なマーケティングを行うことができる。
【0151】特に、顧客が使用する携帯電話機11に送
信されるサービス情報は、例えば、サービス提供ウェブ
サイトへのリンク情報を含むものである。このため、携
帯電話機11を使用する顧客は、パスワードやインター
ネットアドレスを携帯電話機11に入力する手間無く、
サービス提供ウェブサイトへアクセスすることができ
る。このため、顧客の利便性をより一層高めることがで
きる。
【0152】また、携帯電話機11から店舗端末63
へ、無線通信リンクWを介して認証情報が送信されるの
で、スタンプカードや磁気カード等の媒体を用いて利用
履歴を登録する従来の方法に比べて、顧客が媒体を常に
携帯する負担と、媒体を用意する店舗側の経費負担とを
解消することが可能である。これにより、非常に効率よ
く、かつ、顧客の協力を得やすい形態で、サービスの提
供やマーケティングを行うことができる。
【0153】さらに、管理サーバ61は、顧客が使用す
る携帯電話機11から送信された認証情報を受信した
後、顧客データベース62に情報が登録されていない顧
客に対しては、顧客登録フォームへのリンク情報を含む
サービス情報を送信するので、顧客の情報を効率よく収
集することができる。さらに、既に顧客登録を済ませた
顧客が、再度、店舗を利用した場合は、利用履歴に応じ
たサービス情報を携帯電話機11へ送信するので、顧客
は、店舗端末63が設置された店舗であれば、どの店舗
を何回利用しても、常に最新の利用歴に基づくサービス
を受けることができ、顧客にとっての利便性をより一層
高めることができる。
【0154】また、店舗端末63から管理サーバ61に
対しては、携帯電話機11の認証情報と販売情報とが送
信される。従って、店舗端末63が設置された店舗にお
ける全ての取引(売上げ)と、顧客データベース62に
登録された顧客とを対応づけることができるので、特定
の顧客について利用歴等の情報を取得することも、利用
頻度の高い顧客を抽出することも可能である。すなわ
ち、販売した商品や売上金額等の情報だけでなく、顧客
の動向に関する情報をも入手できるので、従来のPOS
システム等に比べ、格段に効率よく、多様な情報を得る
ことが可能である。
【0155】なお、上記第2の実施の形態において、携
帯電話機11と店舗端末63との間に、Bluetooth 技術
を利用して無線通信リンクWを確立する場合、携帯電話
機11が店舗端末63から所定の距離以内に接近した段
階で、ピコネットが形成され、相互に認証が行われる。
この場合、ピコネットが形成された時点で、既に、認証
番号を携帯電話機11から店舗端末63へ送信すること
が可能である。そこで、ピコネットが形成された時点
で、携帯電話機11から店舗端末63へ認証情報を送信
し、さらに、店舗端末63から管理サーバ61へ携帯電
話機11の認証情報を送信して、管理サーバ61によっ
て顧客データベース62内の情報を検索する。そして、
顧客データベース62から得られた情報が店舗端末63
へ送信される構成とすれば、携帯電話機11を使用する
顧客が入店した時点で、店舗端末63の表示装置635
に、顧客に関する情報を表示させることも可能となる。
これにより、店内にいる顧客の嗜好や購買傾向等の情報
を、ほとんど時間差無く店舗端末63に表示させること
ができるので、店内にいる段階で、顧客に対して幅広い
サービスを提供することが可能となる。
【0156】なお、上記実施の形態においては、店舗端
末53,63は店舗に設置されるものとしたが、ここで
いう店舗とは、売上げが発生する全ての場所を指すもの
であり、その業種等が限定されるものではない。例え
ば、複数のイベントにおいて、イベント会場に店舗端末
53,63を設置し、イベントのチケット購入時や会場
への入場時に、顧客にメールアドレスとパスワードとを
提供し、さらに、店舗コードに代えてイベント毎のコー
ドを提供すれば、サービスの提供によってイベントの来
場者の増加を図ることができ、さらに、複数のイベント
における顧客の動向等の情報を得ることができる。
【0157】また、例えば、遊園地やテーマパークにお
いて、各アトラクションの入場口に店舗端末53,63
を設置することとしても良いし、映画館のチケット購入
口若しくは入場口に店舗端末53,63を設置しても良
い。さらに、クレジットカードの利用履歴と連動する形
態での情報収集を行うことも可能であり、大量にパッケ
ージ販売されるCD等において、各パッケージに、メー
ルアドレス、パスワードを添付する形態で、本発明の顧
客サービスシステムを適用することも可能である。
【0158】そして、本発明の顧客サービスシステム
は、アーケードゲームの機器に店舗端末53,63の機
能を付加することにより、複数のゲーム機における利用
履歴を一元管理し、より一層の興趣性の向上を図ること
も可能である。
【0159】また、管理サーバ51,61は、サービス
提供ウェブサイトや顧客登録フォームを提供するウェブ
サーバとしても機能する構成としたが、本発明はこれに
限定されるものではなく、例えば、管理サーバ51,6
1に接続された外部のサーバによって、サービス提供ウ
ェブサイトや顧客登録フォームを提供するようにしても
良いし、或いは、CGIやASP等の技術を用いて、特
定の処理のみを、外部プログラムとして外部サーバに実
行させるようにしても良く、管理サーバ51,61の数
や具体的なネットワーク構成、その他の細部構成につい
ても、任意に変更可能であることは勿論である。
【0160】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、利用者に関する情報と利用者が使用する通
信端末装置を特定する情報が蓄積された利用者データベ
ースにおいて、利用者が利用をする毎に、その利用状況
を示す利用情報が蓄積される。これにより、例えば、複
数の店舗にそれぞれ受付装置が設置されている場合、利
用者がどの受付装置を利用しても、利用状況を蓄積する
ことができる。これにより、利用者の情報だけでなく、
利用動向に関する情報までも効率よく収集することがで
き、効果的なマーケティングを行える。一方、利用者に
対しては、利用者が使用する通信端末装置に対して、受
付装置毎に異なる情報が提供される。これにより、利用
者は多様な情報の提供を受けることができ、従来の顧客
サービスとは異なり、利用者に対して、興趣性とバラエ
ティに富む情報提供サービスを行うことができる。ま
た、利用者データベースに登録された情報は、利用者の
動向や志向を詳細に反映するものであり、より利用者の
ニーズに適合したサービスの提供を行うことも可能であ
る。さらに、利用者が情報提供装置へアクセスする際に
は、通信端末装置によって、利用識別情報を送信するだ
けで良い。このため、従来行われてきたアンケートによ
る情報収集に比べて、利用者の負担が少なく、手軽に参
加してもらえるというメリットを有する。
【0161】請求項2記載の発明によれば、情報提供装
置によって受付装置を特定するための処理が簡略化され
ることにより、処理の高速化が図れる。また、利用者デ
ータベースへの登録をせず、単に受付端末毎に異なるサ
ービスを提供することも可能であり、一時的に簡略化し
たサービスを提供することもできる。
【0162】請求項3記載の発明によれば、新たな利用
者が通信端末装置によってアクセスしてきた場合に、こ
の利用者を速やかにデータベースに登録し、情報提供サ
ービスを行うことができる。
【0163】請求項4記載の発明によれば、利用者に関
する情報と通信端末装置の認証情報が蓄積された利用者
データベースにおいて、利用者が利用をする毎に、その
利用状況を示す利用情報が蓄積される。これにより、例
えば、複数の店舗にそれぞれ受付装置が設置されている
場合、利用者がどの受付装置を利用しても、利用状況を
蓄積することができる。これにより、利用者の情報だけ
でなく、利用動向に関する情報までも効率よく収集する
ことができ、効果的なマーケティングを行える。また、
利用者データベースに登録された情報は、従来のPOS
システム等により収集される情報に比べて、利用者の動
向や志向を詳細に反映するものである。従って、より利
用者のニーズに適合したサービスの提供を行うことも可
能である。さらに、利用に際して、通信端末装置から認
証情報が送信されることにより、利用者は煩雑な操作を
することなく、情報提供装置から利用者へ情報が提供さ
れる。このため、従来の手法に比べて、利用者へ積極的
に情報を提供することができる。特に、認証情報が通信
端末装置から無線送信されるため、利用者が手軽に利用
できる情報提供システムとなり、容易に利用者の協力を
得ることができる。
【0164】請求項5記載の発明によれば、通信端末装
置に対しては、情報提供装置により提供される情報その
ものではなく、情報格納手段に格納された情報にアクセ
スするための情報が送信される。このため、該情報を必
要としていない利用者に対して負担をかけることがな
く、利用者の抵抗感を軽減し、より容易に利用者の協力
を得ることができる。
【0165】請求項6記載の発明によれば、利用者に対
しては、複数の情報の中から利用状況や利用の履歴に応
じた情報が選択されて提供され、利用者は多様な情報の
提供を受けることができる。これにより、従来の顧客サ
ービスとは異なり、利用者に対して興趣性とバラエティ
に富む情報提供を行うことができる。
【0166】請求項7記載の発明によれば、新たな利用
者に対して利用者データベースへの登録を促し、速やか
に情報の提供を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施の形態における顧
客サービスシステム100の概略構成を示す図である。
【図2】図1に示す管理サーバ51の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】図1に示す店舗端末53の構成を示すブロック
図である。
【図4】図1に示す情報提供システム50の動作を示す
フローチャートであり、(a)は管理サーバ51の動作
を示し、(b)は店舗端末53の動作を示す。
【図5】図4(b)のステップS23に示すレシート発
行処理を詳細に示すフローチャートである。
【図6】図5に示すレシート発行処理で出力されるレシ
ートの例を示す図である。
【図7】図4(a)のステップS16に示す顧客アクセ
ス受付処理を詳細に示すふろーチャートである。
【図8】図1の情報提供システム50による処理に伴っ
て携帯電話機10の画面上に表示される各種画面の例を
示す図であり、(a)は、携帯電話機10から管理サー
バ51へ送信される電子メールの作成画面の例を示し、
(b)は、図7のステップS45で携帯電話機10へリ
ンク情報が送信された場合に携帯電話機10に表示され
る画面の例を示し、(c)は、携帯電話機10によって
顧客登録を申し込む際に携帯電話機10に表示される画
面の例を示す。
【図9】図1の情報提供システム50による処理に伴っ
て携帯電話機10の画面上に表示される各種画面の例を
示す図であり、(a)は、図7のステップS50で、管
理サーバ51から携帯電話機10へリンク情報が送信さ
れた場合に携帯電話機10に表示される画面の例を示
し、(b)は、携帯電話機10によりサービス提供サイ
トへアクセスした場合に携帯電話機10に表示される画
面の例を示し、(c)は、携帯電話機10によりサービ
ス提供サイトへアクセスした場合に携帯電話機10に表
示される画面の例を示す。
【図10】本発明を適用した第2の実施の形態における
顧客サービスシステム200の構成を示すブロック図で
ある。
【図11】図10に示す管理サーバ61の構成を示すブ
ロック図である。
【図12】図10に示す店舗端末63の構成を示すブロ
ック図である。
【図13】図10に示す情報提供システム60の動作を
示すフローチャートであり、(a)は携帯電話機11の
動作を示し、(b)は店舗端末63の動作を示し、
(c)は管理サーバ61の動作を示す。
【図14】図13(c)のステップS122に示す顧客
利用対応処理を詳細に示すフローチャートである。
【符号の説明】
10,11 携帯電話機 20 無線基地局 50,60 情報提供システム 51,61 管理サーバ 511,611 制御装置 512,612 記憶装置 513,613 I/F 514,614 入力装置 515,615 表示装置 516,616 通信制御装置 517,617 バス 52,62 顧客データベース 53,63 店舗端末 531,631 制御装置 532,632 記憶装置 533,633 I/F 534,634 入力装置 535,635 表示装置 536,636 印刷装置 537,637 通信制御装置 538,639 バス 638 無線通信装置 100,200 顧客サービスシステム

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】利用者による利用を受け付ける受付装置
    と、前記利用者に関する情報を蓄積する利用者データベ
    ースと、無線通信機能を備えた通信端末装置に対して情
    報を提供する情報提供装置と、から構成される情報提供
    システムにおいて、 前記利用者データベースには、前記利用者に関する情報
    と、該利用者により使用される前記通信端末装置を特定
    する情報とが対応づけて蓄積され、 前記受付装置は、 前記利用者に対し、利用毎に固有の利用識別情報を発行
    する識別情報発行手段と、 この識別情報発行手段により発行された利用識別情報
    と、該利用識別情報が発行された際の利用状況を示す利
    用情報とを前記情報提供装置へ送信する送信手段とを備
    え、 前記情報提供装置は、 前記受付装置に対応づけて、前記利用者に提供すべき情
    報を格納する情報格納手段と、 前記受付装置が有する送信手段により送信された利用識
    別情報と利用情報とを受信する受付装置側受信手段と、 前記通信端末装置から前記利用識別情報が送信される
    と、該利用識別情報を受信する通信端末装置側受信手段
    と、 この通信端末装置側受信手段により受信された利用識別
    情報を送信した通信端末装置を特定する通信端末装置特
    定手段と、 前記受付装置側受信手段により受信された利用識別情報
    の中から前記通信端末装置側受信手段により受信された
    利用識別情報と一致する利用識別情報を特定し、特定さ
    れた利用識別情報とともに前記受付装置側受信手段によ
    り受信された利用情報を、前記通信端末装置特定手段に
    より特定された前記通信端末装置に対応づけて前記利用
    者データベースに登録する登録手段と、 前記受付装置側受信手段により受信された利用識別情報
    を発行した前記受付装置を特定する受付装置特定手段
    と、 この受付装置特定手段により特定された受付装置に対応
    づけて前記情報格納手段に格納された情報を前記通信端
    末装置に提供する情報提供手段とを備えること、 を特徴とする情報提供システム。
  2. 【請求項2】前記受付装置が有する識別情報発行手段
    は、前記利用識別情報とともに、該受付装置に固有の受
    付装置識別情報を発行するものであり、 前記情報提供装置が有する受付装置特定手段は、前記通
    信端末装置から前記利用識別情報とともに前記受付装置
    識別情報が送信されると、送信された前記受付装置識別
    情報をもとに前記受付装置を特定することを特徴とする
    請求項1記載の情報提供システム。
  3. 【請求項3】前記情報提供装置が有する通信端末装置特
    定手段により特定された通信端末装置が前記利用者デー
    タベースに登録されていない場合に、該通信端末装置に
    対して、該通信端末装置を使用する前記利用者に関する
    情報を送信する旨を指示する登録指示手段と、 この登録指示手段による指示に応じて前記通信端末装置
    から送信された情報を前記データベースに登録する新規
    利用者登録手段と、をさらに備えることを特徴とする請
    求項1または2記載の情報提供システム。
  4. 【請求項4】利用者による利用を受け付ける受付装置
    と、前記利用者に関する情報を蓄積する利用者データベ
    ースと、無線通信機能を備えた通信端末装置に対して情
    報を提供する情報提供装置と、から構成される情報提供
    システムにおいて、 前記利用者データベースには、前記利用者に関する情報
    と、該利用者により使用される前記通信端末装置を特定
    する認証情報とが対応づけて蓄積され、 前記受付装置は、 前記利用に際して前記通信端末装置から無線送信される
    認証情報を受信する無線受信手段と、 この無線受信手段により受信された認証情報と、該認証
    情報を受信した際の利用状況を示す利用情報とを前記情
    報提供装置へ送信する送信手段とを備え、 前記情報提供装置は、 前記利用者に提供すべき情報を格納する情報格納手段
    と、 前記受付装置が有する送信手段により送信された認証情
    報と利用情報とを受信する受付装置側受信手段と、 この受付装置側受信手段により受信された認証情報に対
    応づけて、該認証情報と共に受信された利用情報を前記
    利用者データベースに登録する登録手段と、 前記受付装置側受信手段により受信された認証情報に対
    応づけて前記利用者データベースに登録された利用情報
    を取得する利用情報取得手段と、 この利用情報取得手段により取得された利用情報に基づ
    いて、前記情報格納手段に格納された情報を前記通信端
    末装置に提供する情報提供制御手段とを備えること、 を特徴とする情報提供システム。
  5. 【請求項5】前記情報提供装置が有する前記情報提供制
    御手段は、前記通信端末装置から前記情報格納手段に格
    納された情報にアクセスするための情報を、前記通信端
    末装置へ送信することにより、前記通信端末装置に対し
    て前記情報格納手段に格納された情報を提供することを
    特徴とする請求項4記載の情報提供システム。
  6. 【請求項6】前記情報提供装置が有する前記情報格納手
    段は複数の情報を格納するものであり、 前記情報提供制御手段は、前記利用情報取得手段により
    取得された利用情報に基づいて、前記情報格納手段に格
    納された複数の情報の中から前記通信端末装置に提供す
    べき情報を選択して前記通信端末装置に提供することを
    特徴とする請求項4または5記載の情報提供システム。
  7. 【請求項7】前記情報提供装置は、前記受付装置側受信
    手段により受信された認証情報に対応する情報が前記利
    用者データベースに登録されていない場合に、該認証情
    報を送信した前記通信端末装置に対して、該通信端末装
    置を使用する前記利用者に関する情報を送信する旨を指
    示する登録指示手段をさらに備えることを特徴とする請
    求項4から6のいずれかに記載の情報提供システム。
JP2001172802A 2001-04-17 2001-06-07 情報提供システム Pending JP2003006506A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001172802A JP2003006506A (ja) 2001-04-17 2001-06-07 情報提供システム

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-118557 2001-04-17
JP2001118557 2001-04-17
JP2001172802A JP2003006506A (ja) 2001-04-17 2001-06-07 情報提供システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003006506A true JP2003006506A (ja) 2003-01-10

Family

ID=26613711

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001172802A Pending JP2003006506A (ja) 2001-04-17 2001-06-07 情報提供システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003006506A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7304425B2 (en) 2004-10-29 2007-12-04 3M Innovative Properties Company High brightness LED package with compound optical element(s)
JP2014075014A (ja) * 2012-10-04 2014-04-24 Digital Arts Inc 電子ファイル送信システム、プログラム及び電子ファイルの送信方法
US9601672B2 (en) 2004-10-29 2017-03-21 3M Innovative Properties Company High brightness LED package
JP7502653B2 (ja) 2020-11-02 2024-06-19 株式会社Mixi 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7304425B2 (en) 2004-10-29 2007-12-04 3M Innovative Properties Company High brightness LED package with compound optical element(s)
US9601672B2 (en) 2004-10-29 2017-03-21 3M Innovative Properties Company High brightness LED package
JP2014075014A (ja) * 2012-10-04 2014-04-24 Digital Arts Inc 電子ファイル送信システム、プログラム及び電子ファイルの送信方法
US10387663B2 (en) 2012-10-04 2019-08-20 Digital Arts Inc. System, a method and a computer readable medium for transmitting an electronic file
JP7502653B2 (ja) 2020-11-02 2024-06-19 株式会社Mixi 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4009420B2 (ja) 情報端末を利用したサービスの提供装置及び実施方法並びに情報端末を利用した商品購入方法並びに情報端末
US20010056479A1 (en) Voice searching system of internet information to be used for cellular phone
JP2001076058A (ja) 無線通信システムを用いて電子クーポンを分配する方法及びシステム
US7769636B1 (en) Contents distributing apparatus
JP2011145997A (ja) クーポン管理システムおよびクーポン管理プログラム
JP2002269316A (ja) 店舗情報サービスシステム
JP2002032723A (ja) 端末装置、情報サービス装置、pos端末、情報サービスシステム、および情報サービス物流システム
US7062255B2 (en) Mobile telephone system
JP4072325B2 (ja) 電子商取引支援用情報処理装置
KR20040087409A (ko) 이동통신 단말기를 이용한 실제 매장에서의 쇼핑 정보서비스 방법
JP2002084561A (ja) 接続システムとその接続方法、及び接続プログラムを記録した記録媒体
JP2003006506A (ja) 情報提供システム
JP2001331409A (ja) 情報配信収集システム、情報受発信代行方法及び記録媒体
JP2001319037A (ja) サービス提供方法
JP2002366521A (ja) バーコード発行方法、携帯端末装置及び認証方法
EP1708457B1 (en) Information providing system
JP2003288533A (ja) 顧客管理システム、顧客管理方法、及びプログラム
JP2003233619A (ja) 情報配信システム、情報配信サーバ、情報処理サーバ、情報配信方法、情報処理方法、情報配信プログラム、情報処理プログラム、及び記憶媒体
JP2001188846A (ja) 携帯端末を用いたバーコード情報伝送方法及びシステム並びにそのためのサーバ及びクライアント
JP2002207910A (ja) コンピュータ双方向通信網を利用した複数の仮想店舗におけるポイントの管理方法及び仮想店舗ポイント管理通信システム
JP2007272528A (ja) クーポンシステム
JPWO2005094186A1 (ja) 電子メール自動処理プログラム、電子メール自動処理プログラムを記録した記録媒体、電子メール自動処理システム
JP2004287825A (ja) 画像入出力システム
JP2005018540A (ja) 情報提供システム
JP2003281465A (ja) 情報処理方法及びバーコード配信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060706

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20060706

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060706