JP2003006486A - 原価改善装置及び方法 - Google Patents

原価改善装置及び方法

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JP2003006486A
JP2003006486A JP2001183675A JP2001183675A JP2003006486A JP 2003006486 A JP2003006486 A JP 2003006486A JP 2001183675 A JP2001183675 A JP 2001183675A JP 2001183675 A JP2001183675 A JP 2001183675A JP 2003006486 A JP2003006486 A JP 2003006486A
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JP2001183675A
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Katsumi Karube
克己 軽部
Katsuhiro Irie
克洋 入江
Noriyuki Abe
敬之 阿部
Masatoshi Nomura
正敏 野村
Hideki Shibahara
英樹 柴原
Minoru Nakamura
稔 中村
Kiyoshi Yokouchi
清 横内
Shigeo Yamauchi
重雄 山内
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Fuji Xerox Co Ltd
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Abstract

(57)【要約】 【課題】 会社や仕入先の負担をかけることなく、会社
と仕入先との間で取り引きされる商品のコスト情報を共
有して、効率的に原価を改善する。 【解決手段】 調達基幹サーバ30は、完成品を構成す
る各部品の接続関係を示す構成体情報と、部品に関する
改善前単価を含む部品情報と、部品の製造元を示す仕入
先情報と、部品の納入先を示す納入先情報と、原価改善
の対象となる完成品を示す原価改善対象情報とを通信端
末装置10から入力する。調達基幹サーバ30は、原価
改善対象情報が示す完成品の構成体情報に基づいて、部
品情報に仕入先情報と納入先情報とを関連付ける。そし
て、原価改善対象情報が示す完成品について、関連付け
られた各情報を用いて所定の仕入先の部品情報と納入先
情報とをウェブサーバ50に対して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原価改善装置及び
方法に係り、特に、会社と仕入先との間で取り引きされ
る商品のコスト情報を共有する原価改善装置及び方法に
関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般
に、完成品メーカを中心とする流通構造は、図29に示
すように、完成品メーカが複数の1次部品メーカから部
品を調達する第1階層と、1次部品メーカが複数の2次
部品メーカから材料等を調達する第2階層と、さらに第
3階層以降とからなるピラミッド構造になっている。
【0003】このような流通構造では、完成品メーカ
は、各階層間において、上位階層の部品メーカが下位階
層の部品メーカから何をいくらで仕入れているかを把握
することが困難である。また、完成品メーカは、ある完
成品の原価を削減しようとする場合、1次部品メーカだ
けでなく、2次部品メーカ以降の部品単価を調査しなけ
ればならず、調査の手間が多大となる問題がある。
【0004】また、例えば、2次部品メーカは、1次部
品メーカに部品を納入するだけでなく、同一部品を直接
完成品メーカに納入する場合がある。このような場合、
2次部品メーカは、同一部品であっても原価削減の要求
の有無によって、完成品メーカと1次部品メーカに納入
する部品の値段が異なることがある。したがって、完成
品メーカは、原価削減を十分に行うことができない問題
があった。
【0005】一方、完成品メーカと各部品メーカ間とで
原価情報のやり取りを行うことも考えられるが、一般に
部品メーカにおける入力工数が増えてしまったり、完成
品メーカの確認工数が多くなる問題がある。さらに、評
価、分析のためのデータ加工等に手間がかかる問題があ
る。
【0006】本発明は、上述した課題を解決するために
提案されたものであり、会社や部品メーカの負担をかけ
ることなく、会社と部品メーカとの間で取り引きされる
商品のコスト情報を共有して、効率的に原価を改善する
ことができる原価改善装置及び方法を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る原価改善装
置及び方法は、完成品を構成する各部品の接続関係を示
す構成体情報と、部品に関する改善前単価を含む部品情
報と、部品の製造元を示す仕入先情報と、部品の納入先
を示す納入先情報と、原価改善の対象となる完成品を示
す原価改善対象情報とを入力手段から入力し、入力され
た原価改善対象情報が示す完成品の構成体情報に基づい
て、前記部品情報に前記仕入先情報と前記納入先情報と
を関連付け、前記原価改善対象情報が示す完成品につい
て、関連付けられた各情報を用いて、所定の仕入先の前
記部品情報と前記納入先情報とを出力することを特徴と
する。
【0008】本発明に係る原価改善装置及び方法によれ
ば、入力手段には、完成品を構成する各部品の接続関係
を示す構成体情報と、部品に関する改善前単価を含む部
品情報と、部品の製造元を示す仕入先情報と、部品の納
入先を示す納入先情報と、原価改善の対象となる完成品
を示す原価改善対象情報とが入力される。原価改善対象
情報が示す完成品の構成体情報に基づき、前記部品情報
に前記仕入先情報と前記納入先情報とを関連付ける。こ
れにより、原価改善対象情報が示す完成品を頂点とし
て、完成品を構成する部品のツリー構造が形成される。
そして、原価改善対象情報が示す完成品について、関連
付けられた各情報を用いて、所定の仕入先の前記部品情
報と前記納入先情報とを出力する。これにより、仕入先
が複数の納入先に部品を納入している場合でも、それぞ
れの納入先における部品情報を容易に確認することがで
きる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について図面を参照しながら詳細に説明する。 1.原価改善システムの構成 本実施の形態に係る原価改善システム1は、図1に示す
ように、完成品メーカ(バイヤー)が部品メーカ(仕入
先)に対して原価改善の依頼を行ったり所定のデータを
入力する通信端末装置10と、原価改善データベースを
保存する調達基幹サーバ30と、原価改善回答入力を得
るためのウェブサイトを開くウェブサーバ50と、予定
表等のメールを配信するメールサーバ60と、部品メー
カが完成品メーカからの原価改善要求に対して回答を入
力するための通信端末装置70とを備えている。
【0010】通信端末装置10は、完成品メーカ側に設
置されており、図2に示すように、完成品メーカ内の広
域通信網(以下「WAN(Wide Area Network)」とい
う。)20に接続されている。
【0011】通信端末装置10は、具体的には、WAN
20との間でデータの送受信を行うインタフェース11
と、ポインティングデバイスであるマウス12と、原価
改善を行うためのデータを入力するキーボード13と、
ワークエリアとしてデータを一時格納するRAM(Rand
om Access Memory)14と、入力されたデータの送受信
や全体動作を制御するCPU(Central Processing Uni
t)15と、CPU15の制御プログラムを記憶するR
OM(Read Only Memory)16と、アプリケーションプ
ログラムや所定のデータ等を記憶したり読み出すハード
ディスクドライブ17と、送受信されるデータの内容等
を表示するモニタ18と、を備えている。
【0012】調達基幹サーバ30は、図3に示すよう
に、WAN20との間でデータの送受信を行うインタフ
ェース31と、ワークエリアとしてデータを一時格納す
るRAM32と、全体の動作を制御するCPU33と、
CPU33の制御プログラムを記憶するROM34と、
仕入先、部品属性や購入実績等の部品関する全ての情報
を含む原価改善データベースを保存するハードディスク
ドライブ35と、を備えている。
【0013】ウェブサーバ50は、図4に示すように、
インターネット40との間でデータの送受信を行うイン
タフェース51と、ワークエリアとしてデータを一時格
納するRAM52と、全体の動作を制御するCPU53
と、CPU53の制御プログラムを記憶するROM54
と、アプリケーションプログラムやウェブサイトを表示
するためのコンテンツデータ等を記憶したり読み出すハ
ードディスクドライブ55と、を備えている。
【0014】メールサーバ60は、図5に示すように、
インターネット40との間でデータの送受信を行うイン
タフェース61と、ワークエリアとしてデータを一時格
納するRAM62と、メール配信の動作を制御するCP
U63と、CPU63の制御プログラムを記憶するRO
M64と、アプリケーションプログラムや所定のデータ
等を記憶したり読み出すハードディスクドライブ65
と、を備えている。
【0015】通信端末装置70は、1次部品メーカだけ
でなく2次以降の部品メーカにも設置されている。通信
端末装置70は、図6に示すように、インターネット4
0との間でデータの送受信を行うインタフェース71
と、ポインティングデバイスであるマウス72と、検索
条件を入力するためのキーボード73と、ワークエリア
としてデータを一時格納するRAM74と、現品票や納
品書のプリントアウトやその他全体の動作を制御するC
PU75と、CPU75の制御プログラムを記憶するR
OM76と、アプリケーションプログラムや所定のデー
タ等を記憶したり読み出すハードディスクドライブ77
と、CPU75の処理内容等を表示するモニタ78と、
CPU75の処理内容等をプリントアウトするプリンタ
79と、を備えている。
【0016】2.原価改善データベースの作成 以上のように構成された原価改善システム1では、原価
改善を実行するために、調達基幹サーバ30のハードデ
ィスクドライブ35に予め原価改善データベースを保存
しておく必要がある。原価改善データベースは、以下の
手順に従って作成される。
【0017】(1)事前準備 最初に、通信端末装置10のオペレータは、マウス12
やキーボード13を操作して所定の情報を入力する。所
定の情報としては、XJ仕様区分(仕区)マスタ、部番
マスタ、調達属性マスタ、構成体、価格明細、仕入先、
1YPがある。
【0018】XJ仕区(仕様区分)マスタは、図7に示
すように、部品が納入される工場の区分を示す「工場区
分」と、部品によって完成される機種(完成品)のコー
ドを示す「XJコード」と、「ファイナル部番」と、
「展開XJコード」とで構成されている。
【0019】部番マスタは、図8に示すように、「工場
区分」と、部品の番号を示す「部番」と、「部品名称」
と、部品の区分を示す「部品区分」とで構成されてい
る。
【0020】調達属性マスタは、図9に示すように、
「工場区分」と、「部番」と、部品の納入先を示す「納
入先」と、該当部品を製造する部品メーカのコードを示
す「仕入先コード」と、商品コードを示す「コモディテ
ィコード」とで構成されている。
【0021】構成体は、図10に示すように、「工場区
分」と、該当部品の1つ上の階層にある部品(親部品)
の番号を示す「親部番」と、該当部品の1つ下の階層に
ある部品(子部品)の番号を示す「子部番」と、該当部
品が用いられる複数の機種のうち代表的な機種を示す
「XJ代表コード」と、「カットイン開始日」と、台当
たりの該当部品が使用される個数を示す「個付き」とで
構成されている。
【0022】価格明細は、図11に示すように、「工場
区分」と、「部番」と、「単価種別」と、「納入先」
と、「仕入先コード」と、価格の切替を開始する日を示
す「価格切替開始日」と、該当部品の「単価」と、該当
部品を構成する材料の単価を示す「材料単価」とで構成
されている。
【0023】仕入先は、図12に示すように、「工場区
分」と、「取引先コード」と、該当仕入先の名称を示す
「名称」とで構成されている。1YPは、図13に示す
ように、「工場区分」と、「XJコード」と、原価改善
を実行する年度を示す「年度」と、原価改善を実行する
月(10月から翌年9月までのいずれか)を示す「月」
と、「月」によって特定された月の月産台数を示す「月
産台数」とで構成されている。
【0024】CPU15は、キーボード13等から入力
された情報を、インタフェース11及びWAN20を介
して調達基幹サーバ30に送信する。なお、CPU15
は、調達基幹サーバ30が常に最新の情報をタイムリー
に保持することができるタイミング/サイクルで、上記
所定の情報を送信する。
【0025】調達基幹サーバ30のCPU33は、通信
端末装置10からの情報を、インタフェース31を介し
て受信し、そしてハードディスクドライブ35に保存す
る。
【0026】(2)対象機種の選定 図14は、通信端末装置10のモニタ18に表示される
コストダウン機種入力ウィンドウ100を示す図であ
る。通信端末装置10のオペレータは、コストダウン機
種入力ウィンドウ100に対して、マウス12やキーボ
ード13を操作して情報の入力を行って、原価改善の対
象となる機種の選定を行う。
【0027】コストダウン機種入力ウィンドウ100に
は、検索入力ボタン101、検索実行ボタン102、登
録ボタン103、取消ボタン104、工場コードフィー
ルド105、工場リストボックス106、工場フィール
ド107、代表機種ラジオボタン108、仕様機種ラジ
オボタン109が表示されている。
【0028】コストダウン機種入力ウィンドウ100に
は、さらに、列方向に所定個数並べられた代表機種フィ
ールド110、機種フィールド111、仕様区分フィー
ルド112、1YPドラフトフィールド113、1YP
フィールド114、対象有無フィールド115、指示フ
ィールド116が表示されている。
【0029】オペレータは、例えば、工場コードフィー
ルド105に工場コード(=3)を入力し、さらに代表
機種ラジオボタン108を選択して、検索実行ボタン1
02をクリックする。このとき、通信端末装置10のC
PU15は、図15に示すステップST1以下の処理を
実行する。
【0030】ステップST1では、CPU15は、検索
実行ボタン102がクリックされたかを判定し、検索実
行ボタン102がクリックされるまでステップST1に
待機して、クリックされるとステップST2に移行す
る。
【0031】ステップST2では、CPU15は、所定
の情報が正確に入力されているかを判定する。ここで
は、工場コードフィールド105に工場コードが入力さ
れ、かつ代表機種ラジオボタン108又は仕様機種ラジ
オボタン109のいずれかが選択されているかを判定す
る。そして、所定の情報が正確に入力されていると判定
したときはステップST3に移行し、正確に入力されて
いないと判定したときはステップST1に戻る。
【0032】ステップST3では、CPU15は、入力
された情報に基づいて、代表機種又は仕様機種の検索を
行って、ステップST4に移行する。この結果、例えば
図14に示したように、コストダウン機種入力ウィンド
ウ100の各代表機種フィールド110には、工場コー
ド「3」におけるすべての代表機種が表示される。
【0033】なお、代表機種ラジオボタン108の代わ
りに仕様機種ラジオボタン109を選択した場合、工場
コード「3」における機種及び仕様区分が表示される。
【0034】さらに、オペレータが対象有無フィールド
115内のプルダウンメニューボタン115aをクリッ
クすると、「コスト改善対象」、「対象外」、「完了機
種」を表示する図示しないプルダウンメニューが現れ
る。オペレータは、プルダウンメニューの中から「コス
ト改善対象」、「対象外」、「完了機種」のいずれか1
つを選択して、対象有無フィールド115に上記いずれ
か1つを表示させることができる。
【0035】ステップST4では、CPU15は、登録
ボタン103がクリックされたかを判定し、登録ボタン
103がクリックされるまでステップST4に待機し、
登録ボタン103がクリックされるとステップST5に
移行する。
【0036】ステップST5では、CPU15は、登録
ボタン103がクリックされたときに対象有無フィール
ド115に表示されていた情報を調達基幹サーバ30に
送信する。例えば、「コスト改善対象」が表示されてい
たときは該当機種をコスト改善の対象に設定する情報を
送信し、「対象外」が表示されていたときは該当機種を
コスト改善の対象外に設定する情報を送信し、「完了機
種」が表示されていたときは該当機種をコスト改善が完
了したと設定する情報を送信する。
【0037】なお、取消ボタン104がクリックされる
と、対象有無フィールド115に表示されていた内容が
取り消され、再度検索結果が表示される。また、検索入
力ボタン101をクリックすると、結果表示はクリアさ
れ、再度検索条件入力モードになる。
【0038】以上のようにして通信端末装置10に入力
された情報(以下「コストダウン対象機種」という。)
は、WAN20を介して調達基幹サーバ30に保存され
る。ここで、コストダウン対象機種は、図16に示すよ
うに、「工場区分」と、「XJコード」と、「コストダ
ウン対象日」と、「コスト改善対象区分」と、該当対象
機種を構成する各部品の展開を行ったか(=済)否か
(=未)を示す「展開有無」と、原価改善前の該当対象
機種を構成する各部品の単価の合計を示す「改善前単価
合計」と、原価改善後の該当対象機種を構成する各部品
の最新の単価の合計を示す「最新単価合計」(原価改善
前はブランク)とで構成されている。
【0039】(3)コスト改善目標値の設定 図17は、通信端末装置10のモニタ18に表示される
コスト改善目標設定ウィンドウ120を示す図である。
通信端末装置10のオペレータは、コスト改善目標設定
ウィンドウ120に対して、マウス12やキーボード1
3を操作して情報の入力を行って、原価改善の目標値や
必達値を設定することができる。
【0040】コスト改善目標設定ウィンドウ120に
は、検索実行ボタン121、登録ボタン122、取消ボ
タン123、工場コードフィールド124、工場フィー
ルド125、工場リストボックス126、対象年度フィ
ールド127が表示されている。
【0041】また、コスト改善目標設定ウィンドウ12
0には、全体ラジオボタン128、改善対象ラジオボタ
ン129、XJ仕様区分ラジオボックス130、コモデ
ィティラジオボックス131、バイヤーラジオボックス
132、仕入先ラジオボックス133が表示されてい
る。
【0042】さらに、コスト改善目標設定ウィンドウ1
20には、タイプ選択結果フィールド134、現状合価
フィールド135、目標値フィールド136、必達差額
フィールド137、必達値フィールド138、目標差額
フィールド139が表示されている。
【0043】オペレータは、例えば、工場コードフィー
ルド124に工場コード(=3)を入力し、対象年度フ
ィールド127にコスト改善を行う年度を入力し、さら
に全体ラジオボックス128及びXJ仕様区分130を
選択して、検索実行ボタン121をクリックする。この
とき、通信端末装置10のCPU15は、図18に示す
ステップST11以下の処理を実行する。
【0044】ステップST11では、CPU15は、検
索実行ボタン121がクリックされたかを判定し、検索
実行ボタン121がクリックされるまでステップST1
1に待機して、クリックされるとステップST12に移
行する。
【0045】ステップST12では、CPU15は、所
定の情報が正確に入力されているかを判定する。ここで
は、工場コードフィールド124に工場コードが入力さ
れ、かつ対象年度フィールド127に原価改善を行う西
暦が入力され、ラジオボックス128,129のいずれ
か1つが選択され、かつラジオボックス130〜133
の中からいずれか1つが選択されているかを判定する。
そして、所定の情報が正確に入力されていると判定した
ときはステップST13に移行し、正確に入力されてい
ないと判定したときはステップST11に戻る。
【0046】ステップST13では、CPU15は、入
力された情報に基づいて検索を行って、ステップST1
4に移行する。これにより、通信端末装置10は検索条
件を調達基幹サーバ30に送信し、調達基幹サーバ30
は当該検索条件に対する検索結果を発注端末装置10に
返信する。この結果、例えば図17に示したように、コ
スト改善目標設定ウィンドウ120の各タイプ選択結果
フィールド134には、工場コード「3」におけるすべ
てのXJ仕様区分が表示される。
【0047】このとき、オペレータは、目標値フィール
ド136に原価改善の目標値を入力し、必達値フィール
ド138に必ず達成すべき原価改善値を入力し、そして
登録ボタン122をクリックすることができる。
【0048】ステップST14では、CPU15は、登
録ボタン122がクリックされたかを判定し、登録ボタ
ン122がクリックされるまでステップST14に待機
し、登録ボタン122がクリックされるとステップST
15に移行する。
【0049】ステップST15では、CPU15は、登
録ボタン122がクリックされたときに目標値フィール
ド136に入力されていた目標値と、必達値フィールド
138に入力されていた必達値を調達基幹サーバ30に
対して送信して、処理を終了する。これにより、調達基
幹サーバ30に対してXJ仕様区分毎に目標値と必達率
が登録される。なお、ラジオボックス131を選択した
場合はコモディティ毎に、ラジオボックス132を選択
した場合はバイヤー毎に、ラジオボックス133を選択
した場合は仕入先毎に目標値や必達値が登録される。
【0050】以上のようにして通信端末装置10に入力
された情報(以下「コスト改善対象目標」という。)
は、WAN20を介して調達基幹サーバ30に保存され
る。ここで、コスト改善対象目標は、図19に示すよう
に、「工場区分」と、「目標値」と、「必達値」とで構
成されている。なお、「目標値」は、コスト改善目標設
定ウィンドウ120の目標値フィールド136に入力さ
れた値である。「必達値」は、コスト改善目標設定ウィ
ンドウ120の必達値フィールド138に入力された値
である。
【0051】(4)作業スケジュール登録 通信端末装置10のオペレータは、マウス12やキーボ
ード13を操作して、各グループ(各バイヤー)別に年
度原価改善活動スケジュールを入力する。CPU15
は、キーボード13等から入力された年度原価改善活動
スケジュールを、インタフェース11及びWAN20を
介して調達基幹サーバ30に送信する。
【0052】調達基幹サーバ30のCPU33は、通信
端末装置10からの年度原価改善活動スケジュールを、
インタフェース31を介して受信し、そしてハードディ
スクドライブ35に保存する。
【0053】そして、CPU33は、上記年度原価改善
活動スケジュールと、既にハードディスクドライブ35
に保存されていた作業ワークフローチャート情報及び利
用者情報に基づいて、活動進捗情報、作業予定情報、メ
ール発送スケジュールを生成する。
【0054】メールサーバ60は、メール発送スケジュ
ールに基づいて、活動進捗情報や作業予定情報の内容を
示すメールを通信端末装置10に対して送信する。これ
により、通信端末装置10のオペレータは、原価改善の
進捗状態や自分の作業予定を確認することができる。
【0055】(5)年度原価明細の作成 調達基幹サーバ30のCPU33は、ハードディスクド
ライブ35に保存されているコストダウン対象機種、調
達属性マスタ、価格明細、構成体等の各情報を用いて全
機種の展開を行い、年度原価明細を作成する。ここで、
展開とは、コスト改善対象機種を構成する最上位の階層
から最下位の階層までの全部品を関連付けると共に、各
部品について単価情報等も関連付けることをいう。
【0056】図20は、調達基幹サーバ30のCPU3
3が全機種の展開を行うときの処理手順を示すフローチ
ャートである。すなわち、CPU33は、図20に示す
ステップST21以下の処理を実行する。
【0057】ステップST21では、CPU33は、ハ
ードディスクドライブ35に記憶されている「コストダ
ウン対象機種」の中から「展開有無」が「未」になって
いるもの、すなわち展開されていないコスト改善対象機
種を選択して、ステップST22に移行する。
【0058】ステップST22では、CPU33は、コ
ストダウンの対象となる機種を構成する部品に関する情
報を抽出する。具体的には、CPU33は、ハードディ
スクドライブ35に保存されている各種情報の中から、
ステップST21で選択された「コストダウン対象機
種」の「XJコード」と同一の「XJコード」を有する
情報を抽出して、ステップST23に移行する。
【0059】ステップST23では、CPU33は、展
開されていない最上位階層の部品に関する情報を選択し
て、ステップST24に移行する。
【0060】ステップST24では、CPU33は、選
択された部品に関する全ての情報を用いて、当該部品に
関する年度原価明細を作成して、ステップST25に移
行する。
【0061】図21は、ステップST24で作成された
年度原価明細の構成を示す図である。年度原価明細は、
「工場区分」と、「代表XJ」と、「仕様区分」と、
「OCR部番」と、該当部品の親の部品番号を示す「親
部番」と、該当部品の子の部品番号を示す「子部番」
と、親部品の仕入先を示す「親部番仕入先」と、子部品
の仕入先を示す「子部番仕入先」と、該当部品の生産計
画数を示す「生産計画数」と、親部品当たりの個数を示
す「FT個付き」と、「OCR個付き」と、完成品1台
当たりの該当部品の個数を示す「台あたり個付き」とで
構成されている。
【0062】ステップST25では、CPU33は、該
当機種について展開されていない部品があるかを判定
し、展開されていない部品があるときはステップST2
3に戻る。一方、展開されていない部品がないときは、
該当機種のコストダウン対象機種の「展開有無」を
「済」に設定して、ステップST26に移行する。
【0063】ステップST26では、CPU33は、全
対象機種について展開したか、すなわち全ての「コスト
ダウン対象機種」の「展開有無」が「済」になっている
かを判定する。そして、全対象機種について展開してい
ないときはステップST21に戻り、全対象機種につい
て展開したときは処理を終了する。
【0064】CPU33は、以上のステップST21か
らステップST26までの処理を繰り返し実行すること
によって、年度原価明細を作成することができる。そし
て、全ての原価改善対象機種を構成する各部品に関する
年度原価明細は、調達基幹サーバ30のハードディスク
ドライブ35に保存される。
【0065】なお、調達基幹サーバ30による展開処理
の内容は、ステップST21からステップST26まで
の処理に限定されるものではなく、コスト改善対象機種
を構成する最上位の階層から最下位の階層までの全部品
と単価情報等とを関連付けることができれば適用するこ
とができる。
【0066】(6)年度原価明細の確認・修正 調達基幹サーバ30に保存された年度原価明細につい
て、通信端末装置10のオペレータは必要に応じてその
内容を確認したり修正したい場合がある。そこで、オペ
レータは、通信端末装置10を介して、調達基幹サーバ
30に保存された年度原価明細を確認・修正することが
できる。
【0067】図22は、通信端末装置10のモニタ18
に表示された現状価格・改善価格ウィンドウ140を示
す図である。
【0068】現状価格・改善価格ウィンドウ140に
は、検索入力ボタン141、検索実行ボタン142、検
索中止ボタン143、工場区分フィールド144、工場
名フィールド145、工場リストボックス146が表示
されている。
【0069】また、現状価格・改善価格ウィンドウ14
0には、担当バイヤーフィールド147、仕入先フィー
ルド148、代表XJフィールド149、代表XJリス
トボックス150、XJ/仕様区分フィールド151、
XJ/仕様区分リストボックス152、現状ラジオボタ
ン153、改善ラジオボタン154が表示されているさ
らに、現状価格・改善価格ウィンドウ140には、XJ
フィールド155、仕様区分(仕区)フィールド15
6、レベル(LV)フィールド157、納入先フィール
ド158、部番フィールド159、構区フィールド16
0、部品名称フィールド161、個付きフィールド16
2、管理区分(管区)フィールド163、単価切替日フ
ィールド164、合価フィールド165、付加価値価格
フィールド166が表示されている。
【0070】現状価格・改善価格ウィンドウ140が開
かれたときは、工場区分フィールド144には「3」が
表示され、担当バイヤーフィールド147にはログイン
したバイヤーの社員番号と指名がデフォルトで表示され
る。
【0071】検索を実行するためには、工場区分フィー
ルド144に工場区分を、担当バイヤーフィールド14
7にバイヤーの社員番号を、仕入先フィールド148に
仕入先コードを、代表XJフィールド149に代表機種
を、XJ/仕様区分フィールド151に機種及び仕様区
分を、それぞれ入力する必要がある。
【0072】現状ラジオボタン153は、現時点の最新
の部品単価に基づく原価構成を表示するためのボタンで
ある。改善ラジオボタン154は、後述する仕入先から
の原価改善見積り回答に基づく原価構成を選択するため
のボタンである。そして、検索実行ボタン142をクリ
ックすると、調達基幹サーバ30は検索を実行して、検
索結果を通信端末装置10に送信する。
【0073】図23は、検索が実行されたときの通信端
末装置10のモニタ18に表示された現状価格・改善価
格ウィンドウ140を示す図である。図23によると、
仕入先コード「111000」にについて、各部品の部
番、納入先、仕様機種等が表示されている。この結果、
オペレータは、仕入先コード「111000」の仕入先
がどの部品をどの仕入先に納入しているかを容易に把握
することができる。したがって、オペレータは、所定の
仕入先が同一部品を複数の納入先に異なる単価で納入し
ている場合であっても、その状態を容易に把握すること
ができ、部品単価を統一するように修正することができ
る。
【0074】具体的には、オペレータは、検索実行後の
現状価格・改善価格ウィンドウ140に表示された内容
を変更したいときは、合価フィールド165や付加価値
価格フィールド166に数値を入力して、登録ボタン1
67をクリックすればよい。この結果、通信端末装置1
0は入力された内容を調達基幹サーバ30に送信し、調
達基幹サーバ30のハードディスクドライブ35に更新
された内容が保存される。
【0075】なお、修正することができるのは、合価や
付加価値価格に限らず、図示していないが、部品単価、
材料価格、集中購買材料の換算重量、加工・組立費、処
理費、管理費、その他、特に限定されるものではない。
【0076】以上の処理によって、調達基幹サーバ30
のハードディスクドライブ35には、原価改善データベ
ースが形成される。図24は、調達基幹サーバ30のハ
ードディスクドライブ35に保存された原価改善データ
ベースの構成を示す図である。同図において、例えば調
達属性マスタの「納入先」と価格明細の「納入先」のよ
うに、実線で結ばれているデータは互いに等価なデータ
を示している。また、例えば部番マスタと構成体のよう
に、「1:n」とあるのは、1つのデータ(部番マス
タ)に対して1以上のデータ(構成体)が存在すること
を示している。
【0077】3.原価改善活動 (1)価格改善回答入力 調達基幹サーバ30は、各部品メーカに対して部品価格
の改善を依頼するときは、作業予定情報に基づいて、メ
ールサーバ60を介して、各部品メーカの通信端末装置
70に電子メールを送信する。なお、電子メールの送信
内容や送信タイミングは、調達基幹サーバ30に保存さ
れている作業予定情報に基づく。
【0078】部品メーカの通信端末装置70は、インタ
ーネット40を介してウェブサーバ50にアクセスし、
当該ウェブサーバ50を介して調達基幹サーバ30に対
して価格改善回答入力を行う。
【0079】図25は、通信端末装置70のモニタ78
に表示された改善価格回答入力ウィンドウ170を示す
図である。改善価格回答入力ウィンドウ170には、コ
モディティフィールド171、入力対象フィールド17
2、検索ボタン173、登録ボタン174が表示されて
いる。
【0080】そして、通信端末装置70のCPU75
は、検索ボタン173がクリックされると、コモディテ
ィフィールド171及び入力対象フィールド172に入
力されたデータの検索要求を調達基幹サーバ30に送信
する。なお、コモディティフィールド171及び入力対
象フィールド172に対する入力は省略することができ
る。本実施の形態では、コモディティフィールド171
に対する入力を省略し、入力対象フィールド172に
「全体」を入力した場合について説明する。
【0081】調達基幹サーバ30は、検索要求を受信す
ると、検索要求に該当するデータを読み出し、ウェブサ
ーバ50を介して通信端末装置70に送信する。この結
果、通信端末装置70のモニタ78には、検索実行後の
改善価格回答入力ウィンドウ170が表示される。
【0082】図26は、検索実行後の改善価格回答入力
ウィンドウ170の構成を示す図である。改善価格回答
入力ウィンドウ170は、納入先毎に、部番、部品名
称、計画台数、部品単価、加工費・組立費、部品処理
費、利益管理費、その他費用、材料費調整費、部品合
価、差額が表示されている。さらに、改善価格回答入力
ウィンドウ170には、単価切替日フィールド175、
部品単価フィールド176、加工費・組立費フィールド
177、部品処理費フィールド178、利益管理費フィ
ールド179、その他費用フィールド180、材料費・
調整費フィールド181が表示されている。
【0083】単価切替日フィールド175の入力形式は
YYYY/MM/DDである。YYYYは西暦を示し、
MMは月を示し、DDは日を示す。その他のフィールド
の入力形式は、完成品メーカが1次部品メーカから購入
する部品(以下「購入体」という。)と、部品メーカが
他の部品メーカから購入する部品(以下「子部品」とい
う。)とで異なっている。
【0084】購入体の場合、通信端末装置70のオペレ
ータは、加工費・組立費フィールド177、部品処理費
フィールド178、利益管理費フィールド179、その
他費用フィールド180、材料費・調整費フィールド1
81のみに入力する。子部品の場合、通信端末装置70
のオペレータは、部品単価フィールド176のみに入力
する。
【0085】通信端末装置70のCPU75は、登録ボ
タン174がクリックされると、各フィールドに入力さ
れたデータを、インタフェース71を介して出力する。
通信端末装置70から出力されたデータは、ウェブサー
バ50を介して、調達基幹サーバ30に送信される。
【0086】調達基幹サーバ30は、通信端末装置70
からのデータを受信すると、購入体や部品の部品合価及
び登録前の情報に基づく差額を計算し、計算結果を、ウ
ェブサーバ50を介して通信端末装置70に送信する。
この結果、通信端末装置70のモニタ78には、「部品
合価」及び「差額」が表示される。
【0087】なお、購入体の部品合価は、[(「加工費
・組立費」+「部品処理費」+「利益管理費」+「その
他費用」+「材料費・調整費」)×「計画台数」]によ
って求められる。部品の部品合価は、(「部品単価」×
「計画台数」)によって求められる。
【0088】以上の処理を経て、調達基幹サーバ30
は、各部品メーカらの改善価格の回答を得ることがで
き、改善価格の回答をハードディスクドライブ35内の
改善価格データベースに登録する。
【0089】(2)仕入先別原価改善 通信端末装置10のオペレータは、仕入先別に、原価改
善前と比較してどの程度の改善効果が得られるかを、原
価改善活動中や原価改善活動後に確認することができ
る。
【0090】図27は、通信端末装置10のモニタ18
に表示される仕入先別原価改善ウィンドウ200の構成
を示す図である。ここでは、オペレータは、原価改善の
対象か否かにかかわらず仕入先の部品全体の原価改善効
果と、仕入先の原価改善の対象となる部品の原価改善効
果とを確認することができる。
【0091】仕入先別原価改善ウィンドウ200には、
検索実行ボタン201、工場コードフィールド202、
バイヤーフィールド203、仕入先フィールド204、
対象年度フィールド205、明細フィールド206、対
象表示ラジオボタン207,208が表示されている。
さらに、仕入先別原価改善ウィンドウ200には、検索
結果の内容が表示される検索結果表示エリア210を備
えている。
【0092】工場コードフィールド202、バイヤーフ
ィールド203には、それぞれデフォルトで所定のコー
ドが表示される。仕入先フィールド204には、原価改
善効果を確認する仕入先のコードを入力する。対象年度
フィールド205には、原価改善を実行する年度を入力
する。明細フィールド206には、「明細」と「代表分
け」のいずれがが表示される。ここで、「明細」は機種
1台当たりの購入金額であり、「代表分け」は代表機種
に含まれる「明細」の合計金額である。対象表示ラジオ
ボタン207は、指定された仕入先が取り扱う「全て」
の部品に対する改善効果を表示することを示している。
対象表示ラジオボタン208は、指定された仕入先が取
り扱う部品のうち原価改善対象機種の部品のみの改善効
果を表示することを示している。
【0093】各フィールドに所定の入力を行い、所定の
ラジオボックスを選択して、検索実行ボタン201をク
リックすると、検索結果表示エリア210に検索結果が
表示される。
【0094】図28は、仕入先別原価改善ウィンドウ2
00の検索結果表示エリア210に表示される各明細項
目及びその内容を説明する図である。なお、検索結果表
示エリア210に表示される内容は、ダウンロードボタ
ン209をクリックすると、調達基幹サーバ30からダ
ウンロードすることができる。
【0095】通信端末装置10のオペレータは、原価改
善効果の確認後、この情報を用いて直接部品メーカに価
格交渉をする。そして、通信端末装置10は、交渉によ
って決定された価格を調達基幹サーバ30に登録する。
この結果、調達基幹サーバ30には、完成品メーカと各
部品メーカとの交渉によって決まった最終的な価格情報
が保存される。また、通信端末装置10や通信端末装置
70は、調達基幹サーバ30にアクセスして、最終的な
価格情報を確認することもできる。
【0096】以上のように、本発明の実施の形態に係る
原価改善システム1は、年度原価明細の確認・修正にお
いて、特定の仕入先がどの部品をどの仕入先に納入して
いるかを容易に把握することができる。この結果、完成
品メーカのオペレータは、特定の仕入先が同一部品を複
数の納入先に異なる単価で納入している場合であって
も、その状態を容易に把握することができ、部品単価を
統一するように修正することができる。
【0097】原価改善システム1は、調達基幹サーバ3
0を中心としたネットワーク構成によって購入体や部品
に関する情報を互いに共有することで、原価改善活動に
おける活動準備や実績管理のリードタイムを実質的に短
縮することができる。
【0098】また、原価改善システム1は、原価改善活
動で発生するコスト管理業務を完成品メーカと部品メー
カで協業して行うことによって、相互に重複していた作
業や情報の二重入力を回避して、相互の管理工数を削減
することができる。
【0099】さらに、調達基幹サーバ30に部品構成、
部品単価、部品属性等の最新情報を保存することで、他
の端末からタイムリーに所望の情報を読み出すことがで
き、一元管理を容易に行うことができる。この結果、原
価改善活動中や活動後であっても、原価改善の状況を確
認することができる。
【0100】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明
の範囲内において様々な設計上の変更を行うこともでき
る。
【0101】例えば、本実施の形態では、調達基幹サー
バ30、ウェブサーバ50、メールサーバ60をぞれぞ
れ設置していたが、ぞれぞれの機能を更に分散したり、
1又は2カ所に集中してもよい。
【0102】さらに、通信端末装置70のオペレータ
は、現状価格・改善価格ウィンドウ140を開くことに
よって年度原価明細を確認していたが、現状価格・改善
価格ウィンドウ140の表示内容をダウンロードして、
オフラインで年度原価明細を確認してもよい。また、通
信端末装置70のオペレータは、現状価格・改善価格ウ
ィンドウ140に修正内容を入力するだけでなく、年度
原価明細を修正したデータをアップロードして、ウェブ
サーバ50に登録することもできる。
【0103】また、本発明は、上述した各ウィンドウの
表示内容に限定されるものではなく、その他の部品、完
成品メーカ、部品メーカに関する情報などであれば適用
することができるのは勿論である。
【0104】
【発明の効果】本発明に係る原価改善装置及び方法は、
原価改善対象情報が示す完成品について、関連付けられ
た各情報を用いて所定の仕入先の部品情報と納入先情報
とを出力することにより、仕入先が複数の納入先に部品
を納入している場合でも、それぞれの納入先における部
品情報を容易に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るコスト改善システ
ムの構成を示す図である。
【図2】 発注端末装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】 調達基幹サーバの構成を示すブロック図であ
る。
【図4】 ウェブサーバの構成を示すブロック図であ
る。
【図5】 メールサーバの構成を示すブロック図であ
る。
【図6】 受注端末装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図7】 XJ仕様区分マスタの構成を示す図である。
【図8】 部番マスタの構成を示す図である。
【図9】 調達属性マスタの構成を示す図である。
【図10】 構成体の構成を示す図である。
【図11】 価格明細の構成を示す図である。
【図12】 仕入先の構成を示す図である。
【図13】 1YPの構成を示す図である。
【図14】 コストダウン機種入力ウィンドウを示す図
である。
【図15】 原価改善対象機種を選択するときの通信端
末装置のCPUの処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図16】 コストダウン対象機種の構成を示す図であ
る。
【図17】 コスト改善目標設定ウィンドウの構成を示
す図である。
【図18】 コスト改善目標値及び必達値を設定すると
きの通信端末装置のCPUの処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図19】 コスト改善対象目標の構成を示す図であ
る。
【図20】 調達基幹サーバのCPUが全機種の展開を
行うときの処理手順を示すフローチャートである。
【図21】 年度原価明細の構成を示す図である。
【図22】 検索実行前の現状価格・改善価格ウィンド
ウを示す図である。
【図23】 検索実行後の現状価格・改善価格ウィンド
ウを示す図である。
【図24】 調達基幹サーバに保存された原価改善デー
タベースの構成を示す図である。
【図25】 検索実行前の改善価格回答入力ウィンドウ
の構成を示す図である。
【図26】 検索実行後の改善価格回答入力ウィンドウ
の構成を示す図である。
【図27】 仕入先別原価改善ウィンドウの構成を示す
図である。
【図28】 仕入先別原価改善ウィンドウの検索結果表
示エリアに表示される各明細項目及びその内容を説明す
る図である。
【図29】 従来の完成品メーカを中心とする流通構造
を示す図である。
【符号の説明】
30 調達基幹サーバ 31 インタフェース 32 RAM 33 CPU 34 ROM 35 HDD
フロントページの続き (72)発明者 阿部 敬之 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 野村 正敏 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 柴原 英樹 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 中村 稔 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 横内 清 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 山内 重雄 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 Fターム(参考) 5B075 KK07 ND20

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 完成品を構成する各部品の接続関係を示
    す構成体情報と、部品に関する原価改善前単価を含む部
    品情報と、部品の製造元を示す仕入先情報と、部品の納
    入先を示す納入先情報と、原価改善の対象となる完成品
    を示す原価改善対象情報とを入力手段から入力し、 入力された原価改善対象情報が示す完成品の構成体情報
    に基づいて、前記部品情報に前記仕入先情報と前記納入
    先情報とを関連付け、 前記原価改善対象情報が示す完成品について、関連付け
    られた各情報を用いて所定の仕入先の前記部品情報と前
    記納入先情報とを出力することを特徴とする原価改善装
    置。
  2. 【請求項2】 所定の仕入先について、部品に関する修
    正済みの新たな単価を含む部品情報を入力して更新する
    ことを特徴とする請求項1記載の原価改善装置。
  3. 【請求項3】 完成品又は仕入先を選択し、 選択された完成品又は仕入先別に、前記原価改善前単価
    を含む部品情報と前記新たな単価を含む部品情報とを比
    較し、 比較結果に基づいて、原価改善状況を出力することを特
    徴とする請求項1または2記載の原価改善装置。
  4. 【請求項4】 完成品を構成する各部品の接続関係を示
    す構成体情報と、部品に関する原価改善前単価を含む部
    品情報と、部品の製造元を示す仕入先情報と、部品の納
    入先を示す納入先情報と、原価改善の対象となる完成品
    を示す原価改善対象情報とを入力手段から入力し、 入力された原価改善対象情報が示す完成品の構成体情報
    に基づいて、前記部品情報に前記仕入先情報と前記納入
    先情報とを関連付け、 前記原価改善対象情報が示す完成品について、関連付け
    られた各情報を用いて所定の仕入先の前記部品情報と前
    記納入先情報とを出力することを特徴とする原価改善方
    法。
  5. 【請求項5】 所定の仕入先について、部品に関する修
    正済みの新たな単価を含む部品情報を入力して更新する
    ことを特徴とする請求項4記載の原価改善方法。
  6. 【請求項6】 完成品又は仕入先を選択し、 選択された完成品又は仕入先別に、前記原価改善前単価
    を含む部品情報と前記新たな単価を含む部品情報とを比
    較し、 比較結果に基づいて、原価改善状況を出力することを特
    徴とする請求項4または5記載の原価改善方法。
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