JP2003006396A - 勤務管理システム、勤務管理情報処理装置、勤務管理方法、および、プログラム - Google Patents

勤務管理システム、勤務管理情報処理装置、勤務管理方法、および、プログラム

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JP2003006396A
JP2003006396A JP2001188674A JP2001188674A JP2003006396A JP 2003006396 A JP2003006396 A JP 2003006396A JP 2001188674 A JP2001188674 A JP 2001188674A JP 2001188674 A JP2001188674 A JP 2001188674A JP 2003006396 A JP2003006396 A JP 2003006396A
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JP2001188674A
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Hirokazu Hatano
宏和 畑野
Kaori Sasaki
香織 佐々木
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CSK Corp
Original Assignee
CSK Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 勤務予定と勤務実績を容易かつ正確に評価す
ること等のできる、勤務管理システム等を提供すること
を課題とする。 【解決手段】 本発明にかかる勤務管理システムは、サ
ーバ装置100とクライアント装置とをネットワークに
て接続して構成され、サーバ装置100は、勤務予定情
報を格納する勤務予定情報DB104と、勤務実績情報
を格納する勤務実績情報DB105と、勤務予定情報お
よび勤務実績情報に基づいて、勤務者の勤務状態に関す
る所定の分析結果を算定する実績分析部128とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、勤務者の勤務状態
の管理を支援等するための、勤務管理システム、勤務管
理情報処理装置、勤務管理方法、および、プログラムに
関する。
【0002】
【従来の技術】企業等の各種組織においては、その組織
力を維持および向上するため、各勤務者の勤務状態を、
勤務者自らが自己管理し、あるいは、管理者が統括管理
する必要がある。一般に、このような勤務管理を行うた
めには、勤務予定と勤務実績とを記録し、的確な勤務予
定を立てたり、勤務実績について査定を行ったり、これ
らを必要に応じて対照させて勤務予定の達成度等を把握
すること等が必要になる。
【0003】このため、従来から、勤務者の勤務予定と
勤務実績とを記録するための種々の方法が提案されてい
る。この方法のうち、最も一般的なものとしては、勤務
予定については勤務者による勤務予定申請によって把握
し、勤務実績については勤務者による勤務実績記録によ
って把握する方法を挙げることができる。
【0004】具体的には、勤務者は、所定タイミング
で、先々の勤務予定(出社予定、残業予定、出張予定、
休暇予定等)を書面等にて管理者に申請する。また、勤
務者は、出社時間および退社時間をタイムカードに記録
することで、自己の勤務実績を記録する。そして、勤務
者は、必要に応じて自己の勤務実績等を振り返り、自己
の勤務状態を見直したり、次の勤務予定の修正等を行
う。また、管理者は、必要に応じて勤務者の勤務予定の
適正や勤務実績を評価し、必要に応じて、勤務者に勤務
状態の改善を促す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の勤務管理システムは、勤務予定および勤務実
績の申請や評価を、勤務者や管理者が行なっていたの
で、(1)勤務予定と勤務実績が正確に入力されなかっ
たり、(2)勤務予定と勤務実績を的確に把握・評価で
きなかったり、(3)勤務管理に多大な労力を要する、
という問題があった。
【0006】例えば、勤務予定と勤務実績の入力に関し
ては、勤務者が勤務予定の申請や勤務実績の記録を忘れ
ることがあったり、出張予定が入っている日に休暇届を
提出してしまう等、不適切な内容の勤務予定を気付かず
に申請してしまうという問題があった。
【0007】また、勤務予定と勤務実績の把握・評価に
関しては、勤務者が自ら申請した勤務予定を忘れてしま
っているために勤務の自己管理が徹底されなかったり、
勤務予定と勤務実績とが相互にかけ離れてしまった場合
であっても、勤務者や管理者がその事実に気が付かなか
ったり、勤務実績がどのような傾向にあるのかを把握す
ることが困難であるという問題があった。さらに、管理
者は、勤務者の勤務状態を改善する必要があると認識し
ている場合であっても、人間関係等を考慮した場合に、
改善を命じ難い場合があった。
【0008】また、勤務管理の労力に関しては、勤務予
定に変更があった場合には、新たな予定を再申請や電子
メール等にて届け出る必要があったり、管理者から勤務
者への勤務評価等を口頭や文書で伝える必要があるとい
う問題があった。
【0009】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、勤務予定と勤務実績を容易かつ正確に評価等するこ
とを可能にし、勤務者の勤務状態の管理を支援等するこ
とのできる、勤務管理システム、勤務管理情報処理装
置、勤務管理方法、および、プログラムを提供すること
を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、請求項1に記載の勤務管理システムは、勤務者
の勤務管理に関する情報を処理する勤務管理情報処理装
置と、勤務者または勤務者を管理する管理者の少なくと
も一方の情報端末装置とを、ネットワークを介して通信
可能に接続して構成された勤務管理システムであって、
上記勤務管理情報処理装置は、上記勤務者の勤務予定に
関する勤務予定情報を格納する勤務予定情報格納手段
と、上記勤務者の勤務実績に関する勤務実績情報を格納
する勤務実績情報格納手段と、上記勤務予定情報格納手
段に格納された勤務予定情報と、上記勤務実績情報格納
手段に格納された勤務実績情報とに基づいて、上記勤務
者の勤務状態に関する所定の分析結果を算定する勤務状
態分析手段と、上記勤務状態分析手段にて算定された分
析結果を、上記情報端末装置に送信する送信手段とを備
え、上記情報端末装置は、上記送信手段から送信された
分析結果を受信する受信手段と、上記受信手段にて受信
された分析結果を出力する出力手段とを備えたことを特
徴とする。
【0011】このシステムによれば、勤務予定情報と勤
務実績情報とに基づいて、勤務者の勤務状態に関する所
定の分析結果が算定され、情報端末装置に送信され出力
される。したがって、勤務者や管理者は、勤務者の勤務
実績の傾向等を容易に把握することができ、勤務管理を
容易かつ的確に行うことができる。
【0012】また、本発明は勤務管理情報処理装置に関
するものであり、請求項2に記載の勤務管理情報処理装
置は、勤務者または勤務者を管理する管理者の少なくと
も一方の情報端末装置に対して、ネットワークを介して
通信可能に接続して構成された勤務管理情報処理装置で
あって、上記勤務者の勤務予定に関する勤務予定情報を
格納する勤務予定情報格納手段と、上記勤務者の勤務実
績に関する勤務実績情報を格納する勤務実績情報格納手
段と、上記勤務予定情報格納手段に格納された勤務予定
情報と、上記勤務実績情報格納手段に格納された勤務実
績情報とに基づいて、上記勤務者の勤務状態に関する所
定の分析結果を算定する勤務状態分析手段と、上記勤務
状態分析手段にて算定された分析結果を、上記情報端末
装置に送信する送信手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】この装置によれば、勤務予定情報と勤務実
績情報とに基づいて、勤務者の勤務状態に関する所定の
分析結果が算定され、情報端末装置に送信される。した
がって、勤務者や管理者は、勤務者の勤務実績の傾向等
を容易に把握することができ、勤務管理を容易かつ的確
に行うことができる。
【0014】また、請求項3に記載の勤務管理情報処理
装置は、請求項2に記載の勤務管理情報処理装置におい
て、上記勤務者からの上記勤務予定の入力を受付ける勤
務予定受付手段と、上記勤務予定が上記勤務予定受付手
段を介して所定期間内に受付けられたか否かを監視し、
受付けられていない場合には、上記勤務予定の入力を促
すための所定出力を、上記送信手段を介して上記情報端
末装置に送信する予定入力監視手段とを備えたことを特
徴とする。
【0015】この装置によれば、勤務者からの勤務予定
が所定期間内に受付けられていない場合には、勤務予定
の入力を促すための所定出力が情報端末装置に送信され
る。したがって、勤務者に勤務予定を確実に入力しても
らうことができる。
【0016】また、請求項4に記載の勤務管理情報処理
装置は、請求項3に記載の勤務管理情報処理装置におい
て、上記勤務予定受付手段を介して受付けられた上記勤
務予定を、当該勤務予定を入力した勤務者以外の他の勤
務者に通知する必要があるか否かを判断し、通知する必
要がある場合には、上記勤務予定を含む情報を上記他の
勤務者の情報端末装置に対して送信する予定共有手段を
備えたことを特徴とする。
【0017】この装置によれば、勤務予定を他の勤務者
に通知する必要がある場合には、勤務予定を含む情報が
他の勤務者の情報端末装置に送信される。したがって、
勤務者が休暇を取得する予定である等の情報を各勤務者
が共有することができ、休暇者の業務補足等を的確に行
うことができる。
【0018】また、請求項5に記載の勤務管理情報処理
装置は、請求項3または4に記載の勤務管理情報処理装
置において、上記勤務予定受付手段を介して受付けられ
た上記勤務予定に対する、承認可否を判断するための承
認基準情報を格納する承認基準情報格納手段と、上記承
認基準情報格納手段に格納された承認基準情報に基づい
て、上記勤務予定の承認可否を判断する予定承認手段
と、上記勤務予定情報格納手段に格納された勤務予定情
報および上記勤務実績情報格納手段に格納された勤務実
績情報に基づいて、上記承認基準情報格納手段に格納さ
れた承認基準情報を設定する承認基準設定手段とを備え
ることを特徴とする。
【0019】この装置によれば、承認基準情報に基づい
て、勤務予定の承認可否が判断される。したがって、管
理者が勤務予定を承認する際の労力を軽減できると共
に、客観的な基準にて承認可否を判断できて、人間関係
を考慮して勤務予定を厳格に却下できない等の問題を解
消することができる。また、勤務予定情報および勤務実
績情報に基づいて承認基準情報が設定されるので、常に
勤務者の勤務状態等に応じた適切な承認基準を設定して
おくことができる。
【0020】また、請求項6に記載の勤務管理情報処理
装置は、請求項2〜5のいずれか一つに記載の勤務管理
情報処理装置において、上記勤務者からの上記勤務実績
の入力を受付ける勤務実績受付手段と、上記勤務実績が
上記勤務実績受付手段を介して所定期間内に受付けられ
たか否かを監視し、受付けられていない場合には、上記
勤務実績の入力を促すための所定出力を、上記送信手段
を介して上記情報端末装置に送信する実績入力監視手段
とを備えたことを特徴とする。
【0021】この装置によれば、勤務者からの勤務実績
が所定期間内に受付けられていない場合には、勤務実績
の入力を促すための所定出力が情報端末装置に送信され
る。したがって、勤務者に勤務実績を確実に入力しても
らうことができる。
【0022】また、請求項7に記載の勤務管理情報処理
装置は、請求項3および6に記載の勤務管理情報処理装
置において、上記予定入力監視手段によって、上記勤務
予定が所定期間内に格納されていないと判断された場
合、上記実績入力監視手段は、上記勤務実績受付手段に
よる上記勤務実績の受付けを拒否するための所定の制御
を行うことを特徴とする。
【0023】この装置によれば、勤務予定が所定期間内
に格納されていない場合、勤務実績の受付けが拒否され
る。したがって、勤務予定を入力するための動機付けを
与えることができ、勤務者に勤務予定を一層確実に入力
してもらうことができる。
【0024】また、請求項8に記載の勤務管理情報処理
装置は、請求項2〜7のいずれか一つに記載の勤務管理
情報処理装置において、上記勤務予定情報格納手段に格
納された勤務予定情報にて特定される勤務予定の到来を
監視し、当該勤務予定の前後いずれかの所定タイミング
において、当該勤務予定に対応する勤務実績に関する勤
務実績情報が上記勤務実績情報格納手段に格納されてい
ない場合には、当該勤務予定の到来を通知するための所
定出力を、上記送信手段を介して上記情報端末装置に送
信する予定到来通知手段を備えたことを特徴とする。
【0025】この装置によれば、勤務予定の前後いずれ
かの所定タイミングにおいて、勤務実績情報が格納され
ていない場合には、当該勤務予定の到来が情報端末装置
を介して通知される。したがって、勤務予定が到来した
にも関わらず、その実績が入力されていない事実を勤務
者や管理者に通知することができ、勤務者に勤務実績を
一層確実に入力してもらうことができる。
【0026】また、請求項9に記載の勤務管理情報処理
装置は、請求項2〜8のいずれか一つに記載の勤務管理
情報処理装置において、上記勤務状態分析手段は、上記
勤務予定情報格納手段に格納された勤務予定情報および
上記勤務実績情報格納手段に格納された勤務実績情報に
基づいて、勤務者の勤務傾向を分析する勤務傾向分析手
段を備えることを特徴とする。
【0027】この装置によれば、勤務予定情報および勤
務実績情報に基づいて、勤務者の勤務傾向が分析され
る。したがって、勤務者は、自己の勤務傾向を把握する
ことができ、勤務態度の改善等を図ることができる。ま
た、管理者は、部下の勤務傾向を把握することができ、
勤務管理の改善等を図ることができる。
【0028】また、請求項10に記載の勤務管理情報処
理装置は、請求項9に記載の勤務管理情報処理装置にお
いて、上記勤務傾向に応じた勤務者の目標に関する勤務
目標情報を格納する勤務目標情報格納手段を備え、上記
勤務状態分析手段は、上記勤務傾向分析手段にて分析し
た勤務傾向に基づいて、上記勤務目標情報格納手段に格
納された勤務目標情報の中から、勤務者に提示する勤務
目標情報を取得する勤務目標分析手段を備えることを特
徴とする。
【0029】この装置によれば、勤務傾向に基づいて、
勤務者に提示する勤務目標情報が取得される。したがっ
て、勤務者は、自己の目標とすべき方向性を把握するこ
とができ、勤務態度の改善等を容易かつ的確に図ること
ができる。また、管理者は、部下の目標とすべき方向性
を把握することができ、勤務管理の改善等を容易かつ的
確に図ることができる。
【0030】また、請求項11に記載の勤務管理情報処
理装置は、請求項10に記載の勤務管理情報処理装置に
おいて、上記勤務者の目標を達成する上で参考になり得
る勤務支援情報を格納する勤務支援情報格納手段を備
え、上記勤務状態分析手段は、上記勤務目標分析手段に
て取得した勤務目標情報に基づいて、上記勤務支援情報
格納手段に格納された勤務支援情報の中から、勤務者に
提示する勤務支援情報を取得する勤務支援情報取得手段
を備えることを特徴とする。
【0031】この装置によれば、勤務目標情報に基づい
て、勤務者に提示する勤務支援情報が取得される。した
がって、勤務者は、自己の勤務態度の改善等を図るため
に有用な情報を容易に入手することができ、また、管理
者は、勤務管理の改善等を図るために有用な情報を容易
に入手することができる。
【0032】また、請求項12に記載の勤務管理情報処
理装置は、請求項2〜11のいずれか一つに記載の勤務
管理情報処理装置において、上記管理者からの上記勤務
予定に対する承認可否の判断を受付ける承認可否受付け
手段と、上記承認可否受付け手段を介して受付けられた
承認可否の判断の履歴に関する承認履歴情報を格納する
承認履歴情報格納手段と、上記承認履歴情報格納手段に
格納された承認履歴情報に基づいて、上記管理者による
承認傾向を分析する承認傾向分析手段とを備えることを
特徴とする。
【0033】この装置によれば、承認履歴情報に基づい
て、管理者による承認傾向が分析される。したがって、
勤務者は、各管理者の承認の厳格度を把握することがで
き、自己の勤務予定を申請等する際の参考にすることが
できる。また、管理者は、自己の承認の厳格度を把握す
ることができ、承認を行う際の参考にすることができ
る。
【0034】また、本発明は勤務管理方法に関するもの
であり、請求項13に記載の勤務管理方法は、勤務者の
勤務管理に関する情報を処理する勤務管理方法であっ
て、所定の勤務管理情報処理装置において、上記勤務者
の勤務予定に関する勤務予定情報を格納する勤務予定情
報格納手順と、上記勤務者の勤務実績に関する勤務実績
情報を格納する勤務実績情報格納手順と、上記勤務予定
情報格納手順において格納された勤務予定情報と、上記
勤務実績情報格納手順において格納された勤務実績情報
とに基づいて、上記勤務者の勤務状態に関する所定の分
析結果を算定する勤務状態分析手順と、上記勤務状態分
析手順において算定された分析結果を、上記勤務管理情
報処理装置にネットワークを介して接続された、勤務者
または勤務者を管理する管理者の情報端末装置に送信す
る送信手順とを備えたことを特徴とする。
【0035】この方法によれば、勤務予定情報と勤務実
績情報とに基づいて、勤務者の勤務状態に関する所定の
分析結果が算定され、情報端末装置に送信される。した
がって、勤務者や管理者は、勤務者の勤務実績の傾向等
を容易に把握することができ、勤務管理を容易かつ的確
に行うことができる。
【0036】また、請求項14に記載の勤務管理方法
は、請求項13に記載の勤務管理方法において、上記勤
務管理情報処理装置において、上記勤務者からの上記勤
務予定の入力を受付ける勤務予定受付手順と、上記勤務
予定受付手順において上記勤務予定が所定期間内に受付
けられたか否かを監視し、受付けられていない場合に
は、上記勤務予定の入力を促すための所定出力を、上記
情報端末装置に送信する予定入力監視手順とを備えたこ
とを特徴とする。
【0037】この方法によれば、勤務者からの勤務予定
が所定期間内に受付けられていない場合には、勤務予定
の入力を促すための所定出力が情報端末装置に送信され
る。したがって、勤務者に勤務予定を確実に入力しても
らうことができる。
【0038】また、請求項15に記載の勤務管理方法
は、請求項14に記載の勤務管理方法において、上記勤
務管理情報処理装置において、上記勤務予定受付手順に
おいて受付けられた上記勤務予定を、当該勤務予定を入
力した勤務者以外の他の勤務者に通知する必要があるか
否かを判断し、通知する必要がある場合には、上記勤務
予定を含む情報を上記他の勤務者の情報端末装置に対し
て送信する予定共有手順を備えたことを特徴とする。
【0039】この方法によれば、勤務予定を他の勤務者
に通知する必要がある場合には、勤務予定を含む情報が
他の勤務者の情報端末装置に送信される。したがって、
勤務者が休暇を取得する予定である等の情報を各勤務者
が共有することができ、休暇者の業務補足等を的確に行
うことができる。
【0040】また、請求項16に記載の勤務管理方法
は、請求項14または15に記載の勤務管理方法におい
て、上記勤務管理情報処理装置において、上記勤務予定
受付手順において受付けられた上記勤務予定に対する、
承認可否を判断するための承認基準情報を格納する承認
基準情報格納手順と、上記承認基準情報格納手順におい
て格納された承認基準情報に基づいて、上記勤務予定の
承認可否を判断する予定承認手順と、上記勤務予定情報
格納手順において格納された勤務予定情報および上記勤
務実績情報格納手順において格納された勤務実績情報に
基づいて、上記承認基準情報格納手順において格納され
た承認基準情報を設定する承認基準設定手順とを備える
ことを特徴とする。
【0041】この方法によれば、承認基準情報に基づい
て、勤務予定の承認可否が判断される。したがって、管
理者が勤務予定を承認する際の労力を軽減できると共
に、客観的な基準にて承認可否を判断できて、人間関係
を考慮して勤務予定を厳格に却下できない等の問題を解
消することができる。また、勤務予定情報および勤務実
績情報に基づいて承認基準情報が設定されるので、常に
勤務者の勤務状態等に応じた適切な承認基準を設定して
おくことができる。
【0042】また、請求項17に記載の勤務管理方法
は、請求項13〜16のいずれか一つに記載の勤務管理
方法において、上記勤務管理情報処理装置において、上
記勤務者からの上記勤務実績の入力を受付ける勤務実績
受付手順と、上記勤務実績受付手順において上記勤務実
績が所定期間内に受付けられたか否かを監視し、受付け
られていない場合には、上記勤務実績の入力を促すため
の所定出力を、上記情報端末装置に送信する実績入力監
視手順とを備えたことを特徴とする。
【0043】この方法によれば、勤務者からの勤務実績
が所定期間内に受付けられていない場合には、勤務実績
の入力を促すための所定出力が情報端末装置に送信され
る。したがって、勤務者に勤務実績を確実に入力しても
らうことができる。
【0044】また、請求項18に記載の勤務管理方法
は、請求項14および17に記載の勤務管理方法におい
て、上記予定入力監視手順において、上記勤務予定が所
定期間内に格納されていないと判断された場合、上記勤
務実績受付手順において、上記勤務実績の受付けを拒否
するための所定の制御を行うことを特徴とする。
【0045】この方法によれば、勤務予定が所定期間内
に格納されていない場合、勤務実績の受付けが拒否され
る。したがって、勤務予定を入力するための動機付けを
与えることができ、勤務者に勤務予定を一層確実に入力
してもらうことができる。
【0046】また、請求項19に記載の勤務管理方法
は、請求項13〜18のいずれか一つに記載の勤務管理
方法において、上記勤務予定情報格納手順において格納
された勤務予定情報にて特定される勤務予定の到来を監
視し、当該勤務予定の前後いずれかの所定タイミングに
おいて、当該勤務予定に対応する勤務実績に関する勤務
実績情報が上記勤務実績情報格納手順において格納され
ていない場合には、当該勤務予定の到来を通知するため
の所定出力を、上記情報端末装置に送信する予定到来通
知手順を備えたことを特徴とする。
【0047】この方法によれば、勤務予定の前後いずれ
かの所定タイミングにおいて、勤務実績情報が格納され
ていない場合には、当該勤務予定の到来が情報端末装置
を介して通知される。したがって、勤務予定が到来した
にも関わらず、その実績が入力されていない事実を勤務
者や管理者に通知することができ、勤務者に勤務実績を
一層確実に入力してもらうことができる。
【0048】また、請求項20に記載の勤務管理方法
は、請求項13〜19のいずれか一つに記載の勤務管理
方法において、上記勤務状態分析手順において、上記勤
務予定情報格納手順において格納された勤務予定情報お
よび上記勤務実績情報格納手順において格納された勤務
実績情報に基づいて、勤務者の勤務傾向を分析する勤務
傾向分析手順を備えることを特徴とする。
【0049】この方法によれば、勤務予定情報および勤
務実績情報に基づいて、勤務者の勤務傾向が分析され
る。したがって、勤務者は、自己の勤務傾向を把握する
ことができ、勤務態度の改善等を図ることができる。ま
た、管理者は、部下の勤務傾向を把握することができ、
勤務管理の改善等を図ることができる。
【0050】また、請求項21に記載の勤務管理方法
は、請求項20に記載の勤務管理方法において、上記勤
務管理情報処理装置において、上記勤務傾向に応じた勤
務者の目標に関する勤務目標情報を格納する勤務目標情
報格納手順を備え、上記勤務状態分析手順において、上
記勤務傾向分析手順において分析した勤務傾向に基づい
て、上記勤務目標情報格納手順において格納された勤務
目標情報の中から、勤務者に提示する勤務目標情報を取
得する勤務目標分析手順を備えることを特徴とする。
【0051】この方法によれば、勤務傾向に基づいて、
勤務者に提示する勤務目標情報が取得される。したがっ
て、勤務者は、自己の目標とすべき方向性を把握するこ
とができ、勤務態度の改善等を容易かつ的確に図ること
ができる。また、管理者は、部下の目標とすべき方向性
を把握することができ、勤務管理の改善等を容易かつ的
確に図ることができる。
【0052】また、請求項22に記載の勤務管理方法
は、請求項21に記載の勤務管理方法において、上記勤
務管理情報処理装置において、上記勤務者の目標を達成
する上で参考になり得る勤務支援情報を格納する勤務支
援情報格納手順を備え、上記勤務状態分析手順におい
て、上記勤務目標分析手順において取得した勤務目標情
報に基づいて、上記勤務支援情報格納手順において格納
された勤務支援情報の中から、勤務者に提示する勤務支
援情報を取得する勤務支援情報取得手順を備えることを
特徴とする。
【0053】この方法によれば、勤務目標情報に基づい
て、勤務者に提示する勤務支援情報が取得される。した
がって、勤務者は、自己の勤務態度の改善等を図るため
に有用な情報を容易に入手することができ、また、管理
者は、勤務管理の改善等を図るために有用な情報を容易
に入手することができる。
【0054】また、請求項23に記載の勤務管理方法
は、請求項13〜22のいずれか一つに記載の勤務管理
方法において、上記勤務管理情報処理装置において、上
記管理者からの上記勤務予定に対する承認可否の判断を
受付ける承認可否受付け手順と、上記承認可否受付け手
順を介して受付けられた承認可否の判断の履歴に関する
承認履歴情報を格納する承認履歴情報格納手順と、上記
承認履歴情報格納手順に格納された承認履歴情報に基づ
いて、上記管理者による承認傾向を分析する承認傾向分
析手順とを備えることを特徴とする。
【0055】この方法によれば、承認履歴情報に基づい
て、管理者による承認傾向が分析される。したがって、
勤務者は、各管理者の承認の厳格度を把握することがで
き、自己の勤務予定を申請等する際の参考にすることが
できる。また、管理者は、自己の承認の厳格度を把握す
ることができ、承認を行う際の参考にすることができ
る。
【0056】また、本発明はプログラムに関するもので
あり、請求項24に記載のプログラムは、上記請求項1
3〜23のいずれか一つに記載された勤務管理方法をコ
ンピュータに実行させることを特徴とする。
【0057】このプログラムによれば、当該プログラム
を情報処理装置にインストール等して実行することによ
り、請求項13〜23のいずれか一つに記載された勤務
管理方法をコンピュータを利用して実現することがで
き、これら各方法と同様の効果を得ることができる。
【0058】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかる勤務管理
システム、勤務管理情報処理装置、勤務管理方法、およ
び、プログラムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説
明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定さ
れるものではない。
【0059】(本システムの概要)以下、本システムの
概要について説明し、その後、本システムの構成および
処理等について詳細に説明する。図1は本システムの全
体構成を示すブロック図である。本システムは、概略的
に、勤務管理に関する情報を処理する勤務管理情報処理
装置であるサーバ装置100と、勤務者の情報端末装置
であるクライアント装置200、および、管理者の情報
端末装置であるクライアント装置300とを、LAN(L
ocal Area Network)等のネットワーク400を介して通
信可能に接続して構成されている。ここでは、特定の会
社内のグループ1〜グループnのそれぞれに、一人の管
理者D1〜Dnと、複数の勤務者W11〜W1n、Wn
1〜Wnnとが図示の如く所属している場合を例にとっ
て説明する。ただし、本発明は、任意体系で構成された
同一または複数の組織の勤務者を管理する場合に適用す
ることができる。
【0060】このシステムは、概略的に、以下の基本的
特徴を有する。まず、勤務者がクライアント装置200
を介して勤務予定および勤務実績に関する情報を入力す
ると、これらの情報がサーバ装置100に格納される。
そして、サーバ装置100では、これら情報の入力の有
無や、入力された情報の内容等に基づいて、勤務管理を
行うための種々の情報処理を行う。
【0061】具体的には、勤務予定や勤務実績が所定期
間内に入力されない場合には、勤務者や管理者に対して
警告が発せられる。また、入力された勤務予定が、所定
の承認基準に合致しない場合には、入力が却下等され
る。この勤務予定の承認としては、勤務予定の入力時
に、サーバ装置100に保持させた承認基準に照らして
自動判断するものと、勤務予定後に、管理者が自己の保
持する承認基準に照らして判断するものとがある。そし
て、この自動判断のための承認基準は、勤務実績に基づ
いて自動的に更新される。
【0062】また、入力された勤務予定の一部は、必要
に応じて同一部署内等の勤務者や管理者間で共有するた
め、他の勤務者等に通知される。あるいは、入力された
勤務実績に基づいて、各勤務者の勤務傾向が算定され、
各勤務者に表示される。さらには、この勤務傾向に基づ
いて、各勤務者が目標とすべき勤務傾向が自動的に算定
され、この勤務傾向が各勤務者に表示される。また、こ
の際、勤務者が勤務目標を達成するために参考にするこ
とができる種々の情報(ここでは、WebページのUR
L(Uniform Resource Locator)が提示される。また、勤
務者にて入力された勤務予定が管理者によってどの程度
承認されたかが算定され、その程度に応じて、勤務予定
承認における各管理者の厳格度(以下、鬼仏度)が算定
され、勤務者や管理者に表示される。
【0063】(システム構成―サーバ装置100)この
ような基本的特徴を具現化するための、本システムの構
成について説明する。まず、サーバ装置100の構成に
ついて説明する。図2は、このサーバ装置100の構成
を示すブロック図である。この図2に示すように、サー
バ装置100は、概略的に、勤務者情報DB(DB=デ
ータベース)101、管理者情報DB102、業務予定
情報DB103、勤務予定情報DB104、勤務実績情
報DB105、承認基準情報DB106、承認履歴情報
DB107、勤務目標情報DB108、勤務支援情報D
B109、通信制御IF(IF=インターフェース)1
10、および、制御部120を備えて構成されており、
これら各部は任意の通信路を介して通信可能に接続され
ている。さらに、このサーバ装置100は、LANスイ
ッチ等の図示しない通信装置および通信路を介して、ネ
ットワーク400に接続されている。
【0064】これらサーバ装置100の各構成要素のう
ち、勤務者情報DB101は、勤務者に関する情報(勤
務者情報)を格納する勤務者情報格納手段である。この
勤務者情報は、例えば、勤務者を一意に識別するための
勤務者ID、勤務者の認証を行うための勤務者パスワー
ド、勤務者の氏名、勤務者が所属するグループのグルー
プ名、勤務者のクライアント装置200をネットワーク
400上で識別するためのネットワークアドレス、およ
び、勤務者の電子メールアドレス、を相互に関連付けて
構成される。
【0065】また、管理者情報DB102は、管理者に
関する情報(管理者情報)を格納する管理者情報格納手
段である。この管理者情報は、例えば、管理者を一意に
識別するための管理者ID、管理者の認証を行うための
管理者パスワード、管理者の氏名、管理者が所属するグ
ループのグループ名、管理者のクライアント装置300
をネットワーク400上で識別するためのネットワーク
アドレス、および、管理者の電子メールアドレス、を相
互に関連付けて構成される。
【0066】また、業務予定情報DB103は、当該シ
ステムが設置されている会社や当該会社内の各グループ
1〜nの業務予定に関する情報(業務予定情報)を格納
する業務予定情報格納手段である。この業務予定情報
は、例えば、各グループのグループ名と、各グループ単
位で行われる業務(グループ会議等)の予定の有無およ
びその日時と、を相互に関連付けて構成される。また、
各勤務者の勤務者IDと、各勤務者の業務(出張や会議
等)の予定の有無およびその日時と、を相互に関連付け
て構成される。
【0067】また、勤務予定情報DB104は、各勤務
者の勤務予定に関する情報(勤務予定情報)を格納する
勤務予定情報格納手段である。この勤務予定情報は、例
えば、勤務者の勤務者IDと、特定期間内の各日毎につ
いての、出勤予定時間、退勤予定時間、および、休暇予
定の有無と、管理者による各予定の承認結果(承認可ま
たは承認却下)と、を相互に関連付けて構成される。
【0068】また、勤務実績情報DB105は、各勤務
者の勤務実績に関する情報(勤務実績情報)を格納する
勤務実績情報格納手段である。この勤務実績情報は、例
えば、勤務者の勤務者IDと、特定期間内の各日毎につ
いての、実際に出勤した時間(出勤実績時間)、実際に
退勤した時間(退勤実績時間)、および、実際に休暇を
取得したか否かの有無(休暇実績)、を相互に関連付け
て構成される。
【0069】また、承認基準情報DB106は、各勤務
者の勤務予定の承認可否を判断するための基準に関する
情報(承認基準情報)を格納する承認基準情報格納手段
である。この承認基準情報は、例えば、各グループのグ
ループ名、各グループにおいて勤務者が特定期間に行う
ことのできる残業時間の総計(グループ総残業時間)、
および、各グループにおいて各勤務者が特定期間に取る
ことのできる休暇日数の総計(グループ総休暇日数)、
を相互に関連付けて構成される。また、各勤務者の勤務
者ID、各勤務者の各々が特定期間に行うことのできる
残業時間の総計(個別総残業時間)、各勤務者の各々が
特定期間に取ることのできる休暇日数の総計(個別総休
暇日数)、を相互に関連付けて構成される。
【0070】また、承認履歴情報DB107は、勤務予
定に対する管理者の承認可否判断の履歴に関する情報
(承認履歴情報)を格納する承認履歴情報格納手段であ
る。この承認履歴情報は、例えば、各管理者の管理者I
D、各管理者が承認判断を行った日付を特定する情報、
および、各管理者の承認率を特定するための情報(例え
ば、承認対象になった勤務予定の数と、この勤務予定の
うちで承認許可した勤務予定の数または承認却下した勤
務予定の数)を特定するための情報、を相互に関連付け
て構成される。
【0071】また、勤務目標情報DB108は、勤務傾
向に応じた勤務者の目標に関する情報(勤務目標情報)
を格納する勤務目標情報格納手段である。この勤務目標
情報は、例えば、勤務傾向の各類型と、各類型に属する
勤務者が目標とすべき勤務状態についてのコメントと、
を相互に関連付けて構成される。
【0072】また、勤務支援情報DB109は、勤務者
の目標を達成する上で参考になり得る情報(勤務支援情
報)を格納する勤務支援情報格納手段である。この勤務
支援情報は、例えば、勤務傾向の各類型と、各類型に属
する勤務者に対して提供すべき情報を掲載したWebペ
ージのURLと、を相互に関連付けて構成される。
【0073】また、図2において、通信制御IF110
は、サーバ装置100とインターネット(またはルータ
等の通信装置)との間における通信制御を行う通信手段
である。特に、本実施の形態において通信制御IF11
0は、勤務者からの勤務予定の入力を受付ける勤務予定
受付手段、勤務者からの勤務実績の入力を受付ける勤務
実績受付手段、および、管理者からの上記勤務予定に対
する承認可否の判断を受付ける承認可否受付け手段とし
て機能する。
【0074】また、図2において、制御部120は、サ
ーバ装置100の各部を制御する制御手段であり、機能
概念的に、勤務予定入力部121、勤務予定承認部12
2、勤務予定監視部123、勤務実績入力部124、勤
務実績監視部125、承認基準更新部126、実績閲覧
部127、実績分析部128、および、承認傾向分析部
129、を備えて構成されている。
【0075】このうち、勤務予定入力部121は、勤務
予定の入力の受付けに関する処理を行う勤務予定処理手
段である。勤務予定承認部122は、承認基準情報に基
づいて、勤務予定の承認可否を判断する予定承認手段で
あると共に、勤務予定を他の勤務者に通知する必要があ
る場合には、勤務予定を含む情報を他の勤務者に送信す
る予定共有手段である。また、勤務予定監視部123
は、勤務予定が所定期間内に受付けられたか否かを監視
し、受付けられていない場合には、勤務予定の入力を促
すための所定出力を送信する予定入力監視手段である。
また、勤務実績入力部124は、勤務実績が所定期間内
に受付けられたか否かを監視し、受付けられていない場
合には、勤務実績の入力を促すための所定出力を送信す
る実績入力監視手段である。この勤務実績入力部124
は、勤務予定が所定期間内に格納されていないと判断さ
れた場合、勤務実績の受付けを拒否するための所定の制
御(ここでは、後述する入力拒否の警告メッセージの送
信)を行う。
【0076】また、勤務実績監視部125は、勤務実績
の入力の有無等を監視する入力勤務実績監視手段である
と共に、勤務予定の到来を監視し、当該勤務予定の前後
いずれかの所定タイミングにおいて、当該勤務予定に対
応する勤務実績に関する勤務実績情報が格納されていな
い場合には、当該勤務予定の到来を通知するための所定
出力を送信する予定到来通知手段である。また、承認基
準更新部126は、勤務予定情報および勤務実績情報に
基づいて、承認基準情報を設定する承認基準設定手段で
ある。また、実績閲覧部127は、勤務実績の閲覧を処
理する実績閲覧手段である。また、実績分析部128
は、勤務予定情報と勤務実績情報とに基づいて勤務者の
勤務状態に関する所定の分析結果を算定する勤務状態分
析手段である。そして、承認傾向分析部129は、承認
履歴情報に基づいて、管理者による承認傾向を分析する
承認傾向分析手段である。
【0077】ここで、上記実績分析部128は、機能概
念的に、勤務傾向分析部130、勤務目標分析部13
1、および、勤務支援情報取得部132、を備えて構成
されている。このうち、勤務傾向分析部130は、勤務
予定情報および勤務実績情報に基づいて勤務者の勤務傾
向を分析する勤務傾向分析手段である。また、勤務目標
分析部131は、勤務傾向分析部130にて分析した勤
務傾向に基づいて、勤務者に提示する勤務目標情報を取
得する勤務目標分析手段である。そして、勤務支援情報
取得部132は、勤務目標分析部131にて取得した勤
務目標情報に基づいて、勤務者に提示する勤務支援情報
を取得する勤務支援情報取得手段である。なお、制御部
120の各部によって行なわれる処理の詳細について
は、後述する。
【0078】(システム構成−勤務者のクライアント装
置200)次に、勤務者のクライアント装置200の構
成について説明する。図3には図1のクライアント装置
200(300)のブロック図を示す。この図3に示す
ように、クライアント装置200は、概略的には、RA
M(Random Access Memory)210、HD(Hard Disk)2
20、入力装置230、出力装置240、入出力制御I
F250、通信制御IF260、および、制御部27
0、を備えて構成されており、これら各部がバスを介し
てデータ通信可能に接続されている。
【0079】このうち、RAM210は、クライアント
装置200の各部を制御するために必要になるプログラ
ムおよびデータを揮発的に記憶する記憶手段である。ま
た、HD220は、クライアント装置200の各部を制
御するために必要になるプログラムおよびデータを不揮
発的に記憶する記憶手段である。特に、本実施の形態に
おいては、後述するブラウザ271のソフトウェアがH
D220に記憶され、実行時にRAM210にロードさ
れて解釈されることにより、当該ブラウザ271の機能
が実現される。
【0080】また、入力装置230は、各種の情報をク
ライアント装置200に対して入力する入力手段であ
り、例えば、キーボード、マウス、および、マイク等を
用いることができる。また、後述するモニタも、マウス
と協働してポインティングディバイス機能を実現する。
また、出力装置240は、各種の情報をクライアント装
置200から出力する出力手段であり、例えば、モニタ
を備えて構成されている。この他、出力装置240とし
ては、スピーカやプリンタを用いることができる。この
出力装置240は、サーバ装置から送信され当該クライ
アント装置200にて受信された分析結果を出力する出
力手段として機能する。以下、必要に応じて出力装置2
40をモニタ240と記載する。
【0081】また、入出力制御IF250は、これら入
力装置230および出力装置240によるデータの入出
力を制御する。また、通信制御IF260は、クライア
ント装置200とネットワーク400(またはLANス
イッチ等の通信装置)との間における通信制御を行う。
本実施の形態において、通信制御IF260は、サーバ
装置100から送信された分析結果を受信する受信手段
として機能する。
【0082】また、制御部270は、クライアント装置
200の各部を制御する制御手段であり、機能概念的
に、ブラウザ271を備えて構成されている。このブラ
ウザ271は、基本的には、必要な情報をサーバ装置1
00から取得し、この情報をモニタ240等に表示し、
さらには、必要な情報をサーバ装置100に送信する。
この構成されたクライアント装置200は、所定の通信
規約(例えば、NetBEUIやIPX/SPX)に従って、サーバ装
置100にアクセスすることができる。
【0083】(システム構成−管理者のクライアント装
置300)次に、管理者のクライアント装置300の構
成について説明する。図3にはクライアント装置300
(200)のブロック図を示す(符号を括弧内に示
す)。この図3に示すように、クライアント装置300
は、概略的には、RAM310、HD320、入力装置
330、出力装置340、入出力制御IF350、通信
制御IF360、および、制御部370、を備えて構成
されており、これら各部がバスを介してデータ通信可能
に接続されている。そして、制御部370にはブラウザ
371が設けられている。ただし、これら各部は、勤務
者のクライアント装置200の同一名称の各部と同様に
構成することができるため、その説明を省略する。な
お、以下、必要に応じて出力装置340をモニタ340
と記載する。
【0084】(処理の内容)次に、このように構成され
た本システムを用いて行なわれる処理の内容について説
明する。この処理は、(1)勤務者が勤務予定を入力す
る勤務予定入力処理、(2)管理者が勤務予定を承認す
る勤務予定承認処理、(3)勤務予定やその承認状態を
監視等する勤務予定監視処理、(4)勤務者が勤務実績
を入力する勤務実績入力処理、(5)勤務者の勤務実績
の入力を監視等する勤務実績監視処理、(6)勤務予定
の承認基準を自動更新する承認基準自動更新処理、
(7)管理者が承認基準を手動更新する承認基準手動更
新処理、(8)勤務者が自己の勤務実績を閲覧等するた
めの勤務者勤務実績閲覧処理、(9)管理者がグループ
全体の勤務実績を閲覧等するための管理者勤務実績閲覧
処理、(10)管理者の鬼仏度を表示するための鬼仏度
表示処理、に大別される。以下、これら各処理について
順次説明する。なお、各処理の前提として、勤務者情
報、管理者情報、および、業務予定情報が、任意の方法
にて取得された本システムのシステム管理者等によっ
て、それぞれ勤務者情報DB101、管理者情報DB1
02、および、業務予定情報DB103に格納されてい
るものとする。
【0085】この取引支援処理の開始タイミングは、特
記する場合を除いて任意であるが、本実施の形態におい
ては、勤務者または管理者が起動する処理については、
クライアント装置200、300のブラウザ271、3
71を所定方法で起動した際にモニタ240、340に
表示される初期画面を起点として行われるものとする。
この初期画面を図14に例示する。この図14に示すよ
うに、初期画面は、勤務者用のメニューとして、勤務予
定入力ボタンMA−1、勤務実績入力ボタンMA−2、
勤務実績分析ボタンMA−3、鬼仏表作成ボタンMA−
4を備え、また、管理者用のメニューとして、勤務予定
承認ボタンMA−5、承認基準設定ボタンMA−6、勤
務実績分析ボタンMA−7を備えて構成されている。
【0086】(処理の内容−勤務予定入力処理)まず、
勤務予定入力処理について説明する。この処理のフロー
チャートを図4に示す。勤務者が図14の初期画面にお
いて勤務予定入力ボタンMA−1を選択すると、モニタ
240に勤務予定入力画面が表示される(ステップSA
−1、SA−2)。
【0087】なお、モニタ240、340に表示される
画面の表示データについては、予めクライアント装置2
00、300のHD220、320に格納させたものを
必要に応じて使用してもよく、あるいは、サーバ装置1
00において静的に格納したデータや、CGI(Common
Gateway Interface)等にて動的に生成したデータを必要
に応じて呼び出して使用してもよい。この点は、各画面
表示について同様であり、その点についての処理を省略
する。
【0088】また、初期画面の表示前、あるいは、各処
理の開始等の任意の時点で、必要に応じて、勤務者また
は管理者の認証を行うことができる。この認証は、例え
ば、勤務者または管理者に、自己の勤務者IDまたは管
理者IDと、勤務者パスワードまたは管理者パスワード
とを入力してもらい、この入力情報を勤務者情報DB1
01の勤務者情報または管理者情報DB102の管理者
情報と照合することによって行うことができる。
【0089】上記ステップSA−2において表示された
勤務予定入力画面は、勤務予定を入力するための画面で
あり、図15に例示するように、勤務者IDの入力欄M
B−1、所定期間(図示では6月1日〜6月7日)毎に
ついての、出勤予定時間の入力欄MB−2、退勤予定時
間の入力欄MB−3、休暇予定の入力欄MB−4、およ
び、送信を指示する送信ボタンMB−5を備えて構成さ
れている。そして、勤務者が入力装置230を介して、
各入力欄MB−1〜MB−4に必要な情報を入力して送
信ボタンMB−5を選択すると、入力された情報がサー
バ装置100に送信される(ステップSA−3、SA−
4)。
【0090】この送信を受けたサーバ装置100の勤務
予定入力部121は、送信された情報に基づいて、勤務
予定を全て承認できるか否かを判断する(ステップSA
−5)。例えば、まず、送信された勤務者IDに基づい
て勤務者情報DB101を参照し、この勤務者のグルー
プ名を呼び出す。そして、これらグループ名および勤務
者IDに基づいて、業務予定情報DB103および承認
基準情報DB106を参照することにより、当該勤務者
の所属するグループで行われる業務の予定の有無および
その日時、当該勤務者の業務の予定の有無およびその日
時、当該勤務者の所属するグループのグループ総残業時
間およびグループ総休暇日数、当該勤務者の個別総残業
時間および個別総休暇日数を呼び出す。
【0091】そして、例えば、当該勤務者の所属するグ
ループの業務や当該勤務者の業務の予定がある日時に、
当該勤務者が出勤する予定であるか否かを判断し、出勤
する予定である場合には承認可と判断する。また、当該
勤務者の残業時間(例えば、出勤時間と退勤時間との差
−所定基準労働時間)および休暇日数を算定し、これら
残業時間や休暇日数が、個別総残業時間または個別総休
暇日数を超過しているか否かを判断して、超過していな
い場合には承認可と判断する。さらには、それまでに入
力された同一グループ内の他の勤務者の残業時間および
休暇日数を参照し、これら他の勤務者の残業時間および
休暇日数と、当該勤務者の残業時間および休暇日数との
総和が、グループ総残業時間またはグループ総休暇日数
を超過しているか否かを判断して、超過していない場合
には承認可と判断する。なお、勤務予定の承認は、業務
予定の如き組織側の日程以外にも、勤務者の個人的な日
程を考慮して判断してもよい。例えば、勤務者の誕生日
等のデータをサーバ装置100で保持しておき、誕生日
に残業の勤務予定が申請された場合には、これを拒否す
るようにしてもよい。
【0092】そして、勤務予定入力部121は、承認結
果に応じた制御を行う。例えば、入力された勤務予定の
中に、承認できない勤務予定が含まれている場合には、
勤務予定の訂正を促すための訂正画面の画面データをク
ライアント装置200に送信する(ステップSA−
6)。あるいは、勤務予定入力部121は、入力された
勤務予定が全て承認できる場合には、勤務予定の入力が
完了した旨を示す入力完了画面のデータをクライアント
装置200に送信する(ステップSA−7)。そして、
全て承認できると判断された勤務予定のみが、勤務者の
IDに関連付けて勤務予定情報DB104に格納される
(ステップSA−8)。
【0093】サーバ装置100からデータの送信を受け
たクライアント装置200は、入力完了画面または訂正
画面をモニタ240に表示する(ステップSA−9〜S
A−11)。このうちの訂正画面を図16に例示する。
この画面には、勤務予定の訂正を行うために必要な表示
内容を含めることができ、例えば、勤務者IDを示す欄
MC−1や、先に入力された勤務予定を示すと共に必要
に応じて勤務予定の訂正内容を入力する欄MC−2〜M
C−4、予定入力承認部140にて承認不可(承認却
下)と判断された勤務予定を示す欄MC−5、承認却下
の理由を示す欄MC−6、および、送信を指示する送信
ボタンMC−7を備えて構成されている。そして、勤務
者が、承認却下の理由等を参照しつつ、欄MC−5に訂
正内容を入力して送信ボタンMC−7を選択すると、ス
テップSA−3以降と同様の処理が行われる。これにて
勤務者が勤務予定を入力する勤務予定入力処理が終了す
る。
【0094】(処理の内容−勤務予定承認処理)次に、
勤務予定承認処理について説明する。この処理のフロー
チャートを図5に示す。勤務者が図14の初期画面にお
いて勤務予定承認ボタンMA−5を選択すると、モニタ
340に勤務予定情報呼出し画面が表示される(ステッ
プSB−1、SB−2)。この画面は、管理者が承認を
行う勤務予定の呼出しを指示するための画面であり、そ
の図示は省略するが、例えば、勤務者の氏名や勤務者I
D、あるいは、勤務予定の期間を入力または選択するた
めの欄を含んで構成される。
【0095】そして、管理者が必要な情報を入力して情
報呼出しを指示すると、この指示内容がサーバ装置10
0に送信される(ステップSB−3)。この他、勤務予
定の呼出し方法は任意であり、例えば、当該管理者の管
理する全ての勤務者の未承認の勤務予定を全て呼び出し
てもよく、また、管理者の指示によらずに、所定タイミ
ングで自動的に呼出しを行ってクライアント装置300
に送信して、管理者に承認を促してもよい。
【0096】この情報の送信を受けたサーバ装置100
の勤務予定承認部122は、送信された勤務者の氏名や
勤務者ID等に基づいて勤務予定情報DB104を参照
し、承認対象になる勤務予定の勤務予定情報を呼び出し
て、この勤務予定情報を表示する勤務予定情報表示画面
の画面データをクライアント装置300に送信する(ス
テップSB−4)。そして、クライアント装置300の
モニタ340に勤務予定情報表示画面が表示される(ス
テップSB−5)。この画面は、例えば、図17に例示
するように、承認対象になる勤務予定に関しての、勤務
者IDを示す欄MD−1や、先に入力された勤務予定を
示す欄MD−2〜MD−4、承認可否を入力する欄MD
−5、および、承認結果の送信を指示する送信ボタンM
D−6を備えて構成されている。そして、管理者が承認
可否を入力して送信ボタンMD−6を選択すると、入力
された内容がサーバ装置100に送信される(ステップ
SB−6、SB−7)。
【0097】この送信を受けた勤務予定承認部122
は、承認結果および承認履歴情報を格納する(ステップ
SB−8)。例えば、勤務予定情報DB104に格納さ
れた勤務予定情報に対して、管理者の承認結果を関連付
けて格納する。また、承認履歴情報DB107に、管理
者の管理者IDと、任意方法で取得したその時点の日付
けを特定する情報、承認対象になった勤務予定の数、お
よび、この勤務予定のうちで承認許可した勤務予定の数
を格納する。
【0098】次いで、勤務予定承認部122は、承認が
却下された勤務予定があるか否かを判断する(ステップ
SB−9)。そして、却下された勤務予定がある場合に
は、その却下内容を当該勤務予定を入力した勤務者に通
知する(ステップSB−10)。例えば、勤務予定を入
力した勤務者の勤務者IDに基づいて勤務者情報DB1
01を参照し、この勤務者の電子メールアドレスを勤務
者情報DB101から呼出す。そして、この電子メール
アドレスを宛先とし、管理者に却下された勤務予定を特
定する情報および却下の理由等を内容とする電子メール
のメールデータを生成して、この電子メールデータを送
信する。あるいは、電子メールに代えて、インスタント
メッセージのメッセージデータを生成して、このインス
タントメッセージを勤務者のクライント装置に送信す
る。これにより、管理者による勤務予定の却下の旨が勤
務者に伝達され、勤務者は必要に応じて先の勤務予定入
力処理を行って、勤務予定を修正等する。
【0099】その後、勤務予定承認部122は、管理者
にて承認された勤務予定に、休暇予定が含まれているか
否かを判断する(ステップSB−11)。そして、休暇
予定が含まれている場合には、その旨を、当該勤務予定
を入力した勤務者と同一のグループに属する他の勤務者
に通知する(ステップSB−12)。例えば、勤務予定
を入力した勤務者の勤務者IDに基づいて勤務者情報D
B101を参照し、この勤務者が所属するグループのグ
ループ名を呼出す。そして、このグループ名に基づいて
勤務者情報DB101を参照し、同一グループに属する
他の勤務者の電子メールアドレスを勤務者情報DB10
1から呼出し、この電子メールアドレスを宛先とする電
子メールのメールデータを生成して、この電子メールデ
ータを送信する。これにて、勤務予定承認処理が終了す
る。
【0100】このように送信された電子メールの表示画
面例を図18に示す。この図18に示すように、当該電
子メールには、勤務予定を入力した勤務者の氏名ME−
1と、休暇の予定日ME−2とを含めることができる。
これにより、各勤務者は、他の勤務者の休暇予定を予め
把握することができ、休暇者の業務補足等を的確に行う
ことができる。
【0101】(処理の内容−勤務予定監視処理)次に、
勤務予定監視処理について説明する。この処理のフロー
チャートを図6に示す。この処理は、サーバ装置100
にて自動的に起動される。すなわち、サーバ装置100
の勤務予定監視部123は、勤務予定の入力漏れの有無
を監視するための所定タイミング(例えば、毎週末、あ
るいは、毎月末等)が到来したか否かを定期的に判断す
る(ステップSC−1)。そして、このタイミングが到
来した場合には、勤務予定情報DB104に格納されて
いる勤務予定情報を参照し、未入力の勤務予定、およ
び、入力されている勤務予定のうち管理者による承認が
行われていない勤務予定の有無を判断する(ステップS
C−2)。
【0102】そして、勤務予定監視部123は、未入力
の勤務予定がある場合には、当該予定を入力すべき勤務
者に対して警告を通知する。あるいは、未承認の勤務予
定がある場合には、当該承認を行うべき管理者に対して
警告を通知する(ステップSC−3)。この通知は、例
えば、上記図5のステップSB−10の場合と同様に、
電子メールやインスタントメッセージ等にて行うことが
でき、この通知がクライアント装置200、300のモ
ニタ240、340に表示される(ステップSC−
4)。
【0103】図19には、インスタントメッセージ等に
よる勤務予定未入力時の警告通知画面を例示する。この
画面は、勤務予定を入力すべき勤務者の氏名MF−1
と、勤務予定を入力すべき日付けMF−2と、この画面
の内容を確認した旨を入力する確認ボタンMF−3を含
んで構成されている。また、管理者に対する警告通知画
面には、例えば、承認が行われていない勤務予定の内容
を特定するための情報が表示される。これにより、勤務
者は自己の勤務予定の入力漏れを把握して、勤務予定を
確実に入力することができ、また、管理者は自己の勤務
予定の承認作業の漏れを把握して、承認作業を確実に行
うことができる。これにて勤務予定監視処理が終了す
る。
【0104】(処理の内容−勤務実績入力処理)次に、
勤務実績入力処理について説明する。この処理のフロー
チャートを図7に示す。勤務者が、毎就業日の退勤時等
に、図14の初期画面において勤務実績入力ボタンMA
−2を選択すると、モニタ240に勤務実績入力画面が
表示される(ステップSD−1、SD−2)。この画面
は、勤務者が自己の勤務実績を入力するための画面であ
り、その図示は省略するが、例えば、図15の勤務予定
入力画面と同様に、自己の勤務者IDや、出勤実績時間
や退勤実績時間を入力する入力欄、および、入力した情
報の送信を指示する送信ボタンを含んで構成される。そ
して、勤務者が必要な情報を入力して送信ボタンを選択
すると、入力された情報がサーバ装置100に送信され
る(ステップSD−3、SD−4)。
【0105】この送信を受けたサーバ装置100の勤務
実績入力部124は、当該勤務実績の入力を受け付ける
か否かを判断する。具体的には、まず、翌日の勤務予定
が既に入力されているか否かを判断する(ステップSD
−5)。そして、未だ入力されていない場合には、この
入力を行わせる動機付けとして、先に送信された勤務実
績の受付け(勤務実績情報DB105への格納)を拒否
する警告メッセージを含んだ画面の画面データをクライ
アント装置200に送信する(ステップSD−6)。こ
の場合、勤務者は、上述した勤務予定入力処理による勤
務予定の入力を行った後、再び本処理を起動して勤務実
績の入力を行う。
【0106】一方、翌日の勤務予定が既に入力されてい
る場合、勤務実績入力部124は、他の警告要因がある
か否かを判断する(ステップSD−7)。ここでは、当
該勤務実績に対応する勤務予定を勤務予定情報DB10
4から呼出し、これら勤務予定と勤務実績との間の差が
大きいか否かを判断する。例えば、退勤予定時間と退勤
実績時間との間に所定範囲以上(例えば、1時間以上)
の差がある場合には、両者の差が大きいと判断して警告
要因とする。あるいは、退勤実績時間のみが送信され、
当日の出勤実績時間が送信されていない場合にも警告要
因と判断する。
【0107】そして、これら警告要因がある場合、勤務
実績入力部124は、その旨の警告メッセージと、勤務
予定情報DB104から呼出した翌日の勤務予定とを含
んだ直近勤務予定表示画面の画面データをクライアント
装置200に送信する(ステップSD−8)。一方、こ
のような警告要因がない場合、勤務実績入力部124
は、翌日の勤務予定を含んだ直近勤務予定表示画面の画
面データをクライアント装置200に送信する(ステッ
プSD−9)。その後、勤務実績入力部124は、送信
された勤務実績を、当該勤務者の勤務者IDに関連付け
て勤務実績情報DB105に格納する(ステップSD−
10)。
【0108】一方、上記画面データを受信したクライア
ント装置200のモニタ240には、直近勤務予定表示
画面等が表示される(ステップSD−11)。この直近
勤務予定表示画面は、図20に例示するように、勤務者
情報DB101から呼出した勤務者の氏名MG−1、翌
日の日付MG−2、勤務予定情報DB104から呼出し
た出勤予定時間MG−3、この画面の内容を確認した旨
を入力する確認ボタンMG−4を含んで構成されてい
る。これにて勤務者は、自己の勤務予定を確認すること
ができる。また、ステップSD−6において警告メッセ
ージが送信された場合、この警告メッセージがモニタ2
40に表示されるので、勤務者は、この警告メッセージ
を見ることにより、翌日の勤務予定を未だ入力していな
かった旨を把握することができ、その入力等を促すこと
ができる。また、ステップSD−8において警告メッセ
ージおよび翌日の勤務予定が送信された場合、これら警
告メッセージおよび翌日の勤務予定がモニタ240に表
示されるので、勤務者は、この警告メッセージ等を見る
ことにより、自己が入力した出勤実績時間や退勤実績時
間に誤りがある可能性等を把握することができ、その訂
正等を促すことができる。これにて勤務実績入力処理が
終了する。なお、勤務予定としては、退勤予定時間や、
この先1週間の全ての勤務予定を表示することもでき、
あるいは、上記のように勤務実績を入力した場合以外に
も、週末や週始め等の任意の時点で表示するようにして
もよい。
【0109】(処理の内容−勤務実績監視処理)次に、
勤務実績監視処理について説明する。この処理のフロー
チャートを図8に示す。この処理は、サーバ装置100
にて自動的に起動される。すなわち、サーバ装置100
の勤務実績監視部125は、勤務予定情報DB104の
勤務予定情報を参照し、退勤予定時間の所定時間前(例
えば、5分前)になったか否かを監視する(ステップS
E−1)。そして、所定時間前になった場合、勤務実績
監視部125は、この勤務予定情報に対応する勤務実績
情報が入力されているか(勤務実績情報DB105に格
納されているか)否かを判断する(ステップSE−
2)。
【0110】ここで、勤務実績情報が入力されていない
場合、勤務実績監視部125は、間も無く退勤予定時間
になることを報知するため、この退勤予定時間を勤務予
定情報DB104から呼出し、この退勤予定時間を含ん
だ退勤確認画面の画面データをインスタントメッセージ
等にてクライアント装置200に送信する(ステップS
E−3)。この送信を受けたクライアント装置200の
モニタ240には、退勤確認画面が表示される(ステッ
プSE−4)。
【0111】この画面は、図21に例示するように、勤
務者の氏名MH−1、退勤予定時間MH−2、退勤予定
時間を変更する場合(新たな残業を申請する場合)に当
該変更後の退勤予定時間を入力する入力欄MH−3およ
びその指示ボタンMH−4、退勤予定時間を変更しない
場合(新たな残業を申請しない場合)に勤務実績の入力
を指示する指示ボタンMH−5、および、後で勤務実績
を入力する旨の確認ボタンMH−6を含んで構成されて
いる。
【0112】そして、勤務者が確認ボタンMH−6を選
択した場合には、本処理が終了する(ステップSE−
5、SE−6)。一方、勤務者が退勤予定時間を入力欄
MH−3に入力して指示ボタンMH−4を選択した場
合、あるいは、指示ボタンMH−5を選択した場合に
は、これらの入力内容がサーバ装置100に送信される
(ステップSE−5〜SE−7)。
【0113】この送信を受けた勤務実績監視部125
は、入力内容が勤務実績の入力指示である場合には、図
7の勤務実績入力処理に移行する(ステップSE−8、
SE−9)。一方、勤務実績監視部125は、入力内容
が新たな残業時間の申請である場合には当該勤務者に対
応する管理者を勤務者情報DB101の勤務者情報およ
び管理者情報DB102の管理者情報を参照して特定
し、新たな残業時間が申請された旨と、送信された変更
後の退勤予定時間とを含んだ画面の画面データとを、当
該管理者のクライアント装置300に対してインスタン
トメッセージ等にて送信する(ステップSE−10)。
これにて勤務者に対して、新たな残業時間が申請された
旨を通知することができる。また、勤務実績監視部12
5は、変更後の退勤予定時間を用いて勤務予定情報DB
104の勤務予定情報を更新する(ステップSE−1
1)。これにて勤務実績監視処理が終了する。
【0114】(処理の内容−承認基準自動更新処理)次
に、承認基準自動更新処理について説明する。この処理
のフローチャートを図9に示す。この処理は、サーバ装
置100にて自動的に起動される。すなわち、サーバ装
置100の承認基準更新部126は、承認基準を自動更
新するための所定タイミング(例えば、毎月末、あるい
は、全ての勤務者によって各週の勤務実績が入力された
後等)の到来を監視する(ステップSF−1)。そし
て、所定タイミングが到来した場合には、勤務実績情報
DB105から各勤務者の勤務実績情報を呼出す(ステ
ップSF−2)。
【0115】そして、承認基準更新部126は、この勤
務実績情報、および必要に応じて勤務予定情報DB10
4の勤務予定情報を用いて、承認基準を更新する。例え
ば、勤務実績情報に基づいて、グループ毎および各勤務
毎者の残業時間を算定して、それぞれの残業時間の合計
値を算定する。そして、これらの残業時間が、所定のグ
ループ毎および各勤務毎者の残業時間の基準値以上であ
るか否かを判断する(ステップSF−3)。そして、基
準値以上である場合には、残業時間の承認基準を更新す
る(ステップSF−4)。例えば、基準値に対する超過
分だけ、グループ総残業時間または個別総残業時間を減
算する。これにて、残業時間が予定よりも多かった場合
には、承認基準としてのグループ総残業時間または個別
総残業時間を減らすことができ、次の勤務予定を自動承
認する際の基準を厳しくして、残業を減らして平準化す
ることができる。
【0116】さらには、勤務実績情報に基づいて、グル
ープ毎および各勤務毎者の休暇日数の合計値を算定す
る。そして、これらの休暇日数が、所定のグループ毎お
よび各勤務毎者の休暇日数の基準値以上であるか否かを
判断する(ステップSF−5)。そして、基準値以上で
ある場合には、休暇日数の承認基準を更新する(ステッ
プSF−6)。例えば、基準値に対する超過分だけ、グ
ループ総休暇日数または個別総休暇日数を減算する。こ
れにて、休暇日数が予定よりも多かった場合には、承認
基準としてのグループ総休暇日数または個別総休暇日数
を減らすことができ、次の勤務予定を自動承認する際の
基準を厳しくして、休暇日数を減らして平準化すること
ができる。これにて承認基準自動更新処理を終了する。
【0117】(処理の内容−承認基準手動更新処理)次
に、承認基準手動更新処理について説明する。この処理
のフローチャートを図10に示す。管理者が図14の初
期画面において承認基準設定ボタンMA−6を選択する
と、その旨がサーバ装置100に送信される(ステップ
SG−1、SG−2)。この送信を受けた承認基準更新
部126は、その時点における承認基準情報を承認基準
情報DB106から呼出し、承認基準を含んだ承認基準
設定画面の画面データをクライアント装置300に送信
する(ステップSG−3)。
【0118】これを受けたクライアント装置300のモ
ニタ340には、承認基準設定画面が表示される(ステ
ップSG−4)。この画面は、管理者が承認基準を手動
設定するための画面であり、図22に例示するように、
当該設定を行う管理者の管理者IDを入力する入力欄M
I−1、グループ全体の承認基準であるグループ総残業
時間MI−2およびグループ総休暇日数MI−3、各勤
務者の氏名MI−4、各勤務者の承認基準である個別総
残業時間MI−5および個別総休暇日数MI−6、承認
基準の設定完了を指示する設定完了ボタンMI−7を含
んで構成されており、特に、各承認基準としては承認基
準情報DB106から呼出したその時点の承認基準が表
示されている。そして、管理者が必要な情報を入力し、
あるいは、その時点の承認基準を修正して設定完了ボタ
ンMI−7を選択すると、入力等された情報がサーバ装
置100に送信される(ステップSG−5、SG−
6)。
【0119】この送信を受けたサーバ装置100の承認
基準更新部126は、承認基準情報DB106に格納さ
れている承認基準のうち、送信された管理者IDに対応
する承認基準を、送信された承認基準に基づいて更新す
る(ステップSG−7)。これにて承認基準手動更新処
理が終了する。
【0120】(処理の内容−勤務者勤務実績閲覧処理)
次に、勤務者勤務実績閲覧処理について説明する。この
処理のフローチャートを図11に示す。勤務者が図14
の初期画面において勤務実績分析ボタンMA−3を選択
すると、当該勤務者の勤務実績情報の要求がサーバ装置
100に送信される(ステップSH−1、SH−2)。
【0121】これを受けたサーバ装置100の実績閲覧
部127は、当該勤務者の勤務実績を勤務実績情報DB
105から呼出して、この勤務実績を含んだ勤務実績修
正画面の画面データをクライアント装置200に送信す
る(ステップSH−3)。この送信を受けたクライアン
ト装置200のモニタ240には、勤務実績修正画面が
表示される(ステップSH−4)。この画面は、必要に
応じて勤務実績を修正するための画面であり、その図示
は省略するが、例えば、先の勤務実績入力処理によって
当該勤務者にて入力された勤務実績を表示および修正す
る欄と、修正内容の格納を指示する指示ボタンとを含ん
で構成される。そして、勤務者が、必要に応じて勤務実
績を修正して指示ボタンを選択すると、入力された勤務
実績がサーバ装置100に送信される(ステップSH−
5、SH−6)。
【0122】サーバ装置100の実績閲覧部127は、
入力された勤務実績を、勤務実績情報DB105に格納
されている当該勤務者の勤務実績と比較し、その修正が
行われている場合には、当該修正後の勤務実績に基づい
て勤務実績の更新を行う(ステップSH−7、SH−
8)。
【0123】その後、勤務傾向分析部130は、この勤
務実績と、勤務予定情報DB104から呼出した当該勤
務者の勤務予定とに基づいて、勤務傾向を判断する(ス
テップSH−9)。例えば、勤務予定と勤務実績の際の
平均を算定し、勤務予定の平均を勤務実績の平均が所定
基準値以上超過している場合には、勤務時間が予定より
も延びる傾向にあると判断する。あるいは、勤務予定の
平均を勤務実績の平均が所定基準値以上下回っている場
合には、勤務時間が予定よりも短くなる傾向にあると判
断する。また、勤務予定の平均と勤務実績の平均とが所
定基準値以下の差しかない場合には、勤務時間がほぼ予
定通りの時間になる傾向にあると判断する。また、勤務
実績の各日の分散度を算定し、分散度が所定基準値より
も大きい場合には、勤務時間にムラが多いと判断し、分
散度が所定基準値よりも小さい場合には、勤務時間にム
ラが少ないと判断する。
【0124】そして、これら判断結果に基づいて、所定
の複数類型に区分された勤務傾向のいずれに該当するの
かを判断する。例えば、勤務時間が予定よりも延びる傾
向にあり、かつ、勤務時間にムラが多い場合には、「働
きすぎ型」と判断する。あるいは、勤務時間がほぼ予定
通りの時間であり、かつ、勤務時間にムラが少ない場合
には、「計画通り型」と判断する。
【0125】また、勤務目標分析部131は、上記判断
した勤務傾向に基づいて、勤務目標情報を取得する(ス
テップSH−10)。例えば、上記勤務傾向の各類型毎
に、勤務目標情報を予めサーバ装置100に格納してお
き、上記判断された勤務傾向の類型に対応した勤務目標
情報を取得する。また、勤務支援情報取得部132は、
上記取得した勤務目標情報に対応する勤務支援情報を取
得する(ステップSH−11)。例えば、勤務目標情報
の基準になった勤務傾向の類型に対応するURLを勤務
支援情報DB109から呼出し。これを勤務支援情報と
する。そして、実績閲覧部127は、これら勤務傾向情
報、勤務目標情報、および、勤務支援情報を含んだ勤務
者用の実績分析画面の画面データをクライアント装置2
00に送信する(ステップSH−12)。
【0126】この送信を受けたクライアント装置200
のモニタ240には、勤務者用の実績分析画面が表示さ
れる(ステップSH−13)。この画面には、図23に
例示するように、勤務者の氏名MJ−1、分析対象にな
った勤務実績の期間MJ−2、勤務目標情報MJ−3、
勤務目標情報MJ−4、勤務支援情報MJ−5、およ
び、表示内容を確認した旨を指示する確認ボタンMJ−
6を含んで構成されている。これにて勤務者は、自己の
勤務実績の傾向や、その傾向に基づいて目標とすべき方
向性、および、この目標を達成する上で参考になり得る
情報を把握することができる。これにて勤務者勤務実績
閲覧処理が終了する。
【0127】(処理の内容−管理者勤務実績閲覧処理)
次に、管理者勤務実績閲覧処理について説明する。この
処理のフローチャートを図12に示す。管理者が図14
の初期画面において勤務実績分析ボタンMA−7を選択
すると、当該管理者の管理するグループの勤務実績情報
の要求がサーバ装置100に送信される(ステップSI
−1、SI−2)。
【0128】これを受けたサーバ装置100の実績閲覧
部127は、管理者に送信する情報を取得する。ここで
は、勤務傾向分析部130が、当該管理者が管理するグ
ループに所属する全ての勤務者の勤務実績を勤務実績情
報DB105から呼出して、この勤務実績に基づいて当
該グループの勤務傾向を分析する(ステップSI−
3)。具体的には、各勤務者の勤務傾向の類型を図11
のSH−9と同様に判断し、当該グループの勤務者の各
類型の割合を示す円グラフのグラフデータを生成する。
また、勤務実績と、勤務予定情報DB104から呼出し
た上記勤務者の勤務予定とに基づいて、各勤務者の残業
予定時間と残業実績時間とを算定して、これらを各勤務
者毎に表示する棒グラフのグラフデータを生成する。そ
して、実績閲覧部127は、これら各データを含んだ管
理者用の実績分析結果画面の画面データをクライアント
装置300に送信する(ステップSI−4)。
【0129】この送信を受けたクライアント装置300
のモニタ340には、管理者用の実績分析画面が表示さ
れる(ステップSI−5)。この画面には、図24に例
示するように、当該管理者の管理するグループ名MK−
1、分析対象になった勤務実績の期間MK−2、上記円
グラフMK−3、上記棒グラフMK−4、および、表示
内容を確認した旨を指示する確認ボタンMK−5を含ん
で構成されている。これにて管理者は、自己の管理する
グループの勤務実績の傾向や、残業予定時間と残業実績
時間との差等を容易に把握することができる。これにて
管理者勤務実績閲覧処理が終了する。
【0130】(処理の内容−鬼仏度表示処理)最後に、
鬼仏度表示処理について説明する。この処理のフローチ
ャートを図13に示す。管理者が図14の初期画面にお
いて鬼仏表作成ボタンMA−4を選択すると、鬼仏表作
成要求がサーバ装置100に送信される(ステップSJ
−1、SJ−2)。
【0131】これを受けたサーバ装置100の承認傾向
分析部129は、承認履歴情報DB107から承認履歴
情報を呼出し(ステップSJ−3)、管理者毎の承認傾
向の厳格度を判断する(ステップSJ−4)。例えば、
承認履歴情報の承認率が所定率以上(例えば、70%以
上)の管理者については、厳格度が低い(承認を得るこ
とが比較的容易である)であると判断し、承認率が所定
率以下の管理者については、厳格度が高い(承認を得る
ことが比較的困難である)と判断する。そして、承認傾
向分析部129は、管理者の厳格度を表示する鬼仏表画
面の画面データをクライアント装置200に送信する
(ステップSJ−5)。
【0132】この送信を受けたクライアント装置200
のモニタ240には、鬼仏表画面が表示される(ステッ
プSJ−6)。この画面には、図25に例示するよう
に、厳格度が低い(仏)の管理者の氏名ML−1、厳格
度が高い(鬼)の管理者の氏名ML−2、および、表示
内容を確認した旨を指示する確認ボタンML−3を含ん
で構成されている。これにて勤務者は、各管理者の承認
の厳格度を把握することができ、自己の勤務予定を申請
等する際の参考にすることができる。これにて鬼仏度表
示処理が終了する。なお、管理者の承認時の各種事情を
公表するため、各管理者には自己の承認時の特別な事情
を説明するコメントを入力してもらい、このコメントを
鬼仏表画面に併せて表示するようにしてもよい。例え
ば、「今月は風邪がはやったので休暇が増えました。」
とか「今月は納期間近かだったので承認を厳しくしまし
た。」等のコメントを表示する。
【0133】(他の実施の形態)さて、これまで本発明
の実施の形態について説明したが、本発明は、上述した
実施の形態以外にも、上記特許請求の範囲に記載した技
術的思想の範囲内において種々の異なる実施の形態にて
実施されてよいものである。
【0134】例えば、本システムは任意構成の組織に勤
務する勤務者の勤務管理に適用することができ、その組
織構成に応じて、サーバ装置100と、クライアント装
置200、300との配置構成を適宜変更することがで
きる。また、サーバ装置100と、クライアント装置2
00、300との機能分担は、上記実施の形態に示した
内容に限られず、例えば、サーバ装置100からクライ
アント装置200に対して勤務予定と勤務実績を送信
し、このクライアント装置200において、勤務状態の
分析結果を算定してもよい。
【0135】また、実施形態において説明した各処理の
うち、自動的に行なわれるものとして説明した処理の全
部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手
動的に行なわれるものとして説明した処理の全部または
一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この
他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、
具体的名称、各種のパラメータを含む情報については、
特記する場合を除いて任意に変更することができる。例
えば、勤務予定の具体的な承認基準や、勤務状態の具体
的な分析ロジックや分析項目等は、適宜変更することが
できる。例えば、実績分析においては、勤務者の遅刻の
有無や程度を判断して、勤務者や管理者に通知してもよ
い。また、勤務者の休暇が承認された場合にのみ他の勤
務者に通知しているが、他の勤務予定を勤務者相互に通
知して共有するようにしてもよい。
【0136】また、これまでにサーバ装置100の構成
について説明したが、図示の各構成要素は機能概念的な
ものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されてい
ることを要しない。例えば、サーバ装置100の各サー
バが備える処理機能、特に制御部120にて行なわれる
各処理機能については、その全部または任意の一部を、
CPU(Central Processing Unit)および当該CPUに
て解釈実行されるプログラムにて実現することができ、
あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとし
て実現することも可能である。なお、プログラムは、図
示しない本記録媒体に記録されており、必要に応じてサ
ーバ装置100に機械的に読み取られる。さらに、サー
バ装置100の分散・統合の具合的形態は図示のものに
限られず、その全部または一部を、各種の負荷等に応じ
た任意の単位で、機能的または物理的に分散・統合して
構成することができる。
【0137】また、クライアント装置200、300
は、たとえば、パーソナルコンピュータやワークステー
ション、家庭用ゲーム機、インターネットTV、PDA
(Personal Digital Assistant)、あるいは、携帯電話や
PHS(Personal Handy PhoneSystem)の如き移動体通
信端末によって実現することができる。また、クライア
ント装置200、300は、複数機種を併用してもよ
く、例えば、勤務予定の入力はオフィスに設けたパーソ
ナルコンピュータとしてのクライアント装置200を介
して入力してもらい、急な残業等の場合の勤務予定の変
更を行う場合には、携帯電話としてのクライアント装置
200を介して入力してもらうこともできる。また、勤
務実績の入力を行うための入力装置としては、タイムカ
ード装置等を利用してもよく、この場合には、タイムカ
ード装置における打刻の有無やその時間をクライアント
装置200の本体側に取り込んでもよい。
【0138】このクライアント装置200、300の制
御部270、370は、その全部または任意の一部を、
CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラム
にて実現することができる。すなわち、HD220、3
20には、OS(OperatingSystem)と協働してCPU
に命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプロ
グラムが記録されている。このコンピュータプログラム
は、RAM210、310にロードされることによって
実行され、CPUと協働して制御部270、370を構
成する。しかしながら、このコンピュータプログラム
は、クライアント装置200、300に対して任意のネ
ットワークを介して接続されたアプリケーションプログ
ラムサーバに記録されてもよく、必要に応じてその全部
または一部をダウンロードすることも可能である。この
あるいは、各制御部270、370の全部または任意の
一部を、ワイヤードロジック等によるハードウェアとし
て実現することも可能である。
【0139】(ネットワーク400)なお、これらサー
バ装置100とクライアント装置200、300とを接
続するネットワーク400としては、任意のネットワー
クを利用することができる。例えば、限定されたエリア
内でLAN、WANあるいはパソコン通信網を用いて、
本システムを構築することができる。また、その他に
も、インターネット、地上波、CATV、CS、BS、
あるいは、ISDB(Integrated Services Digital Br
oadcasting)を用いて、各種データを送受信することが
できる。すなわち、ネットワーク400には、有線ネッ
トワークのみならず、これら無線・通信ネットワークを
含めることができる。
【0140】また、本発明にかかる「プログラム」は、
任意の言語や記述方法にて記述されたデータ処理方法で
あり、ソースコードやバイナリコード等の形式を問わな
い。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成され
るものに限られず、複数のモジュールやライブラリとし
て分散構成されるものや、OS(Operating System)に
代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成
するものをも含む。なお、実施の形態に示した各装置に
おいて記録媒体を読み取るための具体的な構成、読み取
り手順、あるいは、読み取り後のインストール手順等に
ついては、周知の構成や手順を用いることができる。
【0141】また、上記プログラムは、コンピュータ読
み取り可能な記録媒体に格納することもできる。ここ
で、「記録媒体」とは、フロッピー(登録商標)ディス
ク、光磁気ディスク、ROM、EPROM、EEPRO
M、CD−ROM、MO、DVD等の任意の「可搬用の
物理媒体」や、各種コンピュータシステムに内蔵される
ROM、RAM、HD等の任意の「固定用の物理媒
体」、あるいは、LAN、WAN、インターネットに代
表されるネットワークを介してプログラムを送信する場
合の通信回線や搬送波のように、短期にプログラムを保
持する「通信媒体」を含むものとする。
【0142】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、勤務予定情報と勤務実績情報とに基づいて、勤務者
の勤務状態に関する所定の分析結果が算定され、情報端
末装置に送信される。したがって、勤務者や管理者は、
勤務者の勤務実績の傾向等を容易に把握することがで
き、勤務管理を容易かつ的確に行うことができる。
【0143】また、本発明によれば、勤務者からの勤務
予定が所定期間内に受付けられていない場合には、勤務
予定の入力を促すための所定出力が情報端末装置に送信
される。したがって、勤務者に勤務予定を確実に入力し
てもらうことができる。
【0144】また、本発明によれば、勤務予定を他の勤
務者に通知する必要がある場合には、勤務予定を含む情
報が他の勤務者の情報端末装置に送信される。したがっ
て、勤務者が休暇を取得する予定である等の情報を各勤
務者が共有することができ、休暇者の業務補足等を的確
に行うことができる。
【0145】また、本発明によれば、承認基準情報に基
づいて、勤務予定の承認可否が判断される。したがっ
て、管理者が勤務予定を承認する際の労力を軽減できる
と共に、客観的な基準にて承認可否を判断できて、人間
関係を考慮して勤務予定を厳格に却下できない等の問題
を解消することができる。また、勤務予定情報および勤
務実績情報に基づいて承認基準情報が設定されるので、
常に勤務者の勤務状態等に応じた適切な承認基準を設定
しておくことができる。
【0146】また、本発明によれば、勤務者からの勤務
実績が所定期間内に受付けられていない場合には、勤務
実績の入力を促すための所定出力が情報端末装置に送信
される。したがって、勤務者に勤務実績を確実に入力し
てもらうことができる。
【0147】また、本発明によれば、勤務予定が所定期
間内に格納されていない場合、勤務実績の受付けが拒否
される。したがって、勤務予定を入力するための動機付
けを与えることができ、勤務者に勤務予定を一層確実に
入力してもらうことができる。
【0148】また、本発明によれば、勤務予定の前後い
ずれかの所定タイミングにおいて、勤務実績情報が格納
されていない場合には、当該勤務予定の到来が情報端末
装置を介して通知される。したがって、勤務予定が到来
したにも関わらず、その実績が入力されていない事実を
勤務者や管理者に通知することができ、勤務者に勤務実
績を一層確実に入力してもらうことができる。
【0149】また、本発明によれば、勤務予定情報およ
び勤務実績情報に基づいて、勤務者の勤務傾向が分析さ
れる。したがって、勤務者は、自己の勤務傾向を把握す
ることができ、勤務態度の改善等を図ることができる。
また、管理者は、部下の勤務傾向を把握することがで
き、勤務管理の改善等を図ることができる。
【0150】また、本発明によれば、勤務傾向に基づい
て、勤務者に提示する勤務目標情報が取得される。した
がって、勤務者は、自己の目標とすべき方向性を把握す
ることができ、勤務態度の改善等を容易かつ的確に図る
ことができる。また、管理者は、部下の目標とすべき方
向性を把握することができ、勤務管理の改善等を容易か
つ的確に図ることができる。
【0151】また、本発明によれば、勤務目標情報に基
づいて、勤務者に提示する勤務支援情報が取得される。
したがって、勤務者は、自己の勤務態度の改善等を図る
ために有用な情報を容易に入手することができ、また、
管理者は、勤務管理の改善等を図るために有用な情報を
容易に入手することができる。
【0152】また、本発明によれば、承認履歴情報に基
づいて、管理者による承認傾向が分析される。したがっ
て、勤務者は、各管理者の承認の厳格度を把握すること
ができ、自己の勤務予定を申請等する際の参考にするこ
とができる。また、管理者は、自己の承認の厳格度を把
握することができ、承認を行う際の参考にすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における勤務管理システム
の全体構成を示すブロック図である。
【図2】図1のサーバ装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】図1のクライアント装置の構成を示すブロック
図である。
【図4】勤務予定入力処理のフローチャートである。
【図5】勤務予定承認処理のフローチャートである。
【図6】勤務予定監視処理のフローチャートである。
【図7】勤務実績入力処理のフローチャートである。
【図8】勤務実績監視処理のフローチャートである。
【図9】承認基準自動更新処理のフローチャートであ
る。
【図10】承認基準手動更新処理のフローチャートであ
る。
【図11】勤務者勤務実績閲覧処理のフローチャートで
ある。
【図12】管理者勤務実績閲覧処理のフローチャートで
ある。
【図13】鬼仏度表示処理のフローチャートである。
【図14】初期画面の表示例を示す図である。
【図15】勤務予定入力画面の表示例を示す図である。
【図16】訂正画面の表示例を示す図である。
【図17】勤務予定情報表示画面の表示例を示す図であ
る。
【図18】他の勤務者の勤務予定を通知するための電子
メールの表示例を示す図である。
【図19】勤務予定未入力時の警告通知画面の表示例を
示す図である。
【図20】直近勤務予定表示画面の表示例を示す図であ
る。
【図21】退勤確認画面の表示例を示す図である。
【図22】承認基準設定画面の表示例を示す図である。
【図23】勤務者用の実績分析画面の表示例を示す図で
ある。
【図24】管理者用の実績分析画面の表示例を示す図で
ある。
【図25】鬼仏表画面の表示例を示す図である。
【符号の説明】
100 サーバ装置 101 勤務者情報データベース 102 管理者情報データベース 103 業務予定情報データベース 104 勤務予定情報データベース 105 勤務実績情報データベース 106 承認基準情報データベース 107 承認履歴情報データベース 108 勤務目標情報データベース 109 勤務支援情報データベース 110 通信制御インターフェース 120 制御部 121 勤務予定入力部 122 勤務予定承認部 123 勤務予定監視部 124 勤務実績入力部 125 勤務実績監視部 126 承認基準更新部 127 実績閲覧部 128 実績分析部 130 勤務傾向分析部 131 勤務目標分析部 132 勤務支援情報取得部 129 承認傾向分析部 200、300 クライアント装置 210、310 RAM 220、320 HD 230、330 入力装置 240、340 出力装置(モニタ) 250、350 入出力制御インターフェース 260、360 通信制御インターフェース 270、370 制御部 271、371 ブラウザ 400 ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E038 AA01 BA02 CA02 CB02 CB07 CC01 DA02 DA03 DA07 DB01 GA02 HA06

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 勤務者の勤務管理に関する情報を処理す
    る勤務管理情報処理装置と、勤務者または勤務者を管理
    する管理者の少なくとも一方の情報端末装置とを、ネッ
    トワークを介して通信可能に接続して構成された勤務管
    理システムであって、 上記勤務管理情報処理装置は、 上記勤務者の勤務予定に関する勤務予定情報を格納する
    勤務予定情報格納手段と、 上記勤務者の勤務実績に関する勤務実績情報を格納する
    勤務実績情報格納手段と、 上記勤務予定情報格納手段に格納された勤務予定情報
    と、上記勤務実績情報格納手段に格納された勤務実績情
    報とに基づいて、上記勤務者の勤務状態に関する所定の
    分析結果を算定する勤務状態分析手段と、 上記勤務状態分析手段にて算定された分析結果を、上記
    情報端末装置に送信する送信手段と、 を備え、 上記情報端末装置は、 上記送信手段から送信された分析結果を受信する受信手
    段と、 上記受信手段にて受信された分析結果を出力する出力手
    段と、 を備えたことを特徴とする勤務管理システム。
  2. 【請求項2】 勤務者または勤務者を管理する管理者の
    少なくとも一方の情報端末装置に対して、ネットワーク
    を介して通信可能に接続して構成された勤務管理情報処
    理装置であって、 上記勤務者の勤務予定に関する勤務予定情報を格納する
    勤務予定情報格納手段と、 上記勤務者の勤務実績に関する勤務実績情報を格納する
    勤務実績情報格納手段と、 上記勤務予定情報格納手段に格納された勤務予定情報
    と、上記勤務実績情報格納手段に格納された勤務実績情
    報とに基づいて、上記勤務者の勤務状態に関する所定の
    分析結果を算定する勤務状態分析手段と、 上記勤務状態分析手段にて算定された分析結果を、上記
    情報端末装置に送信する送信手段と、 を備えたことを特徴とする勤務管理情報処理装置。
  3. 【請求項3】 上記勤務者からの上記勤務予定の入力を
    受付ける勤務予定受付手段と、 上記勤務予定が上記勤務予定受付手段を介して所定期間
    内に受付けられたか否かを監視し、受付けられていない
    場合には、上記勤務予定の入力を促すための所定出力
    を、上記送信手段を介して上記情報端末装置に送信する
    予定入力監視手段と、 を備えたことを特徴とする請求項2に記載の勤務管理情
    報処理装置。
  4. 【請求項4】 上記勤務予定受付手段を介して受付けら
    れた上記勤務予定を、当該勤務予定を入力した勤務者以
    外の他の勤務者に通知する必要があるか否かを判断し、
    通知する必要がある場合には、上記勤務予定を含む情報
    を上記他の勤務者の情報端末装置に対して送信する予定
    共有手段、 を備えたことを特徴とする請求項3に記載の勤務管理情
    報処理装置。
  5. 【請求項5】 上記勤務予定受付手段を介して受付けら
    れた上記勤務予定に対する、承認可否を判断するための
    承認基準情報を格納する承認基準情報格納手段と、 上記承認基準情報格納手段に格納された承認基準情報に
    基づいて、上記勤務予定の承認可否を判断する予定承認
    手段と、 上記勤務予定情報格納手段に格納された勤務予定情報お
    よび上記勤務実績情報格納手段に格納された勤務実績情
    報に基づいて、上記承認基準情報格納手段に格納された
    承認基準情報を設定する承認基準設定手段と、 を備えることを特徴とする請求項3または4に記載の勤
    務管理情報処理装置。
  6. 【請求項6】 上記勤務者からの上記勤務実績の入力を
    受付ける勤務実績受付手段と、 上記勤務実績が上記勤務実績受付手段を介して所定期間
    内に受付けられたか否かを監視し、受付けられていない
    場合には、上記勤務実績の入力を促すための所定出力
    を、上記送信手段を介して上記情報端末装置に送信する
    実績入力監視手段と、 を備えたことを特徴とする請求項2〜5のいずれか一つ
    に記載の勤務管理情報処理装置。
  7. 【請求項7】 上記予定入力監視手段によって、上記勤
    務予定が所定期間内に格納されていないと判断された場
    合、上記実績入力監視手段は、上記勤務実績受付手段に
    よる上記勤務実績の受付けを拒否するための所定の制御
    を行うこと、 を特徴とする請求項3および6に記載の勤務管理情報処
    理装置。
  8. 【請求項8】 上記勤務予定情報格納手段に格納された
    勤務予定情報にて特定される勤務予定の到来を監視し、
    当該勤務予定の前後いずれかの所定タイミングにおい
    て、当該勤務予定に対応する勤務実績に関する勤務実績
    情報が上記勤務実績情報格納手段に格納されていない場
    合には、当該勤務予定の到来を通知するための所定出力
    を、上記送信手段を介して上記情報端末装置に送信する
    予定到来通知手段、 を備えたことを特徴とする請求項2〜7のいずれか一つ
    に記載の勤務管理情報処理装置。
  9. 【請求項9】 上記勤務状態分析手段は、上記勤務予定
    情報格納手段に格納された勤務予定情報および上記勤務
    実績情報格納手段に格納された勤務実績情報に基づい
    て、勤務者の勤務傾向を分析する勤務傾向分析手段、 を備えることを特徴とする請求項2〜8のいずれか一つ
    に記載の勤務管理情報処理装置。
  10. 【請求項10】 上記勤務傾向に応じた勤務者の目標に
    関する勤務目標情報を格納する勤務目標情報格納手段を
    備え、 上記勤務状態分析手段は、上記勤務傾向分析手段にて分
    析した勤務傾向に基づいて、上記勤務目標情報格納手段
    に格納された勤務目標情報の中から、勤務者に提示する
    勤務目標情報を取得する勤務目標分析手段を備えるこ
    と、 を特徴とする請求項9に記載の勤務管理情報処理装置。
  11. 【請求項11】 上記勤務者の目標を達成する上で参考
    になり得る勤務支援情報を格納する勤務支援情報格納手
    段を備え、 上記勤務状態分析手段は、上記勤務目標分析手段にて取
    得した勤務目標情報に基づいて、上記勤務支援情報格納
    手段に格納された勤務支援情報の中から、勤務者に提示
    する勤務支援情報を取得する勤務支援情報取得手段を備
    えること、 を特徴とする請求項10に記載の勤務管理情報処理装
    置。
  12. 【請求項12】 上記管理者からの上記勤務予定に対す
    る承認可否の判断を受付ける承認可否受付け手段と、 上記承認可否受付け手段を介して受付けられた承認可否
    の判断の履歴に関する承認履歴情報を格納する承認履歴
    情報格納手段と、 上記承認履歴情報格納手段に格納された承認履歴情報に
    基づいて、上記管理者による承認傾向を分析する承認傾
    向分析手段と、 を備えることを特徴とする請求項2〜11のいずれか一
    つに記載の勤務管理情報処理装置。
  13. 【請求項13】 勤務者の勤務管理に関する情報を処理
    する勤務管理方法であって、 所定の勤務管理情報処理装置において、 上記勤務者の勤務予定に関する勤務予定情報を格納する
    勤務予定情報格納手順と、 上記勤務者の勤務実績に関する勤務実績情報を格納する
    勤務実績情報格納手順と、 上記勤務予定情報格納手順において格納された勤務予定
    情報と、上記勤務実績情報格納手順において格納された
    勤務実績情報とに基づいて、上記勤務者の勤務状態に関
    する所定の分析結果を算定する勤務状態分析手順と、 上記勤務状態分析手順において算定された分析結果を、
    上記勤務管理情報処理装置にネットワークを介して接続
    された、勤務者または勤務者を管理する管理者の情報端
    末装置に送信する送信手順と、 を備えたことを特徴とする勤務管理方法。
  14. 【請求項14】 上記勤務管理情報処理装置において、 上記勤務者からの上記勤務予定の入力を受付ける勤務予
    定受付手順と、 上記勤務予定受付手順において上記勤務予定が所定期間
    内に受付けられたか否かを監視し、受付けられていない
    場合には、上記勤務予定の入力を促すための所定出力
    を、上記情報端末装置に送信する予定入力監視手順と、 を備えたことを特徴とする請求項13に記載の勤務管理
    方法。
  15. 【請求項15】 上記勤務管理情報処理装置において、
    上記勤務予定受付手順において受付けられた上記勤務予
    定を、当該勤務予定を入力した勤務者以外の他の勤務者
    に通知する必要があるか否かを判断し、通知する必要が
    ある場合には、上記勤務予定を含む情報を上記他の勤務
    者の情報端末装置に対して送信する予定共有手順、 を備えたことを特徴とする請求項14に記載の勤務管理
    方法。
  16. 【請求項16】 上記勤務管理情報処理装置において、 上記勤務予定受付手順において受付けられた上記勤務予
    定に対する、承認可否を判断するための承認基準情報を
    格納する承認基準情報格納手順と、 上記承認基準情報格納手順において格納された承認基準
    情報に基づいて、上記勤務予定の承認可否を判断する予
    定承認手順と、 上記勤務予定情報格納手順において格納された勤務予定
    情報および上記勤務実績情報格納手順において格納され
    た勤務実績情報に基づいて、上記承認基準情報格納手順
    において格納された承認基準情報を設定する承認基準設
    定手順と、 を備えることを特徴とする請求項14または15に記載
    の勤務管理方法。
  17. 【請求項17】 上記勤務管理情報処理装置において、 上記勤務者からの上記勤務実績の入力を受付ける勤務実
    績受付手順と、 上記勤務実績受付手順において上記勤務実績が所定期間
    内に受付けられたか否かを監視し、受付けられていない
    場合には、上記勤務実績の入力を促すための所定出力
    を、上記情報端末装置に送信する実績入力監視手順と、 を備えたことを特徴とする請求項13〜16のいずれか
    一つに記載の勤務管理方法。
  18. 【請求項18】 上記予定入力監視手順において、上記
    勤務予定が所定期間内に格納されていないと判断された
    場合、上記勤務実績受付手順において、上記勤務実績の
    受付けを拒否するための所定の制御を行うこと、 を特徴とする請求項14および17に記載の勤務管理方
    法。
  19. 【請求項19】 上記勤務予定情報格納手順において格
    納された勤務予定情報にて特定される勤務予定の到来を
    監視し、当該勤務予定の前後いずれかの所定タイミング
    において、当該勤務予定に対応する勤務実績に関する勤
    務実績情報が上記勤務実績情報格納手順において格納さ
    れていない場合には、当該勤務予定の到来を通知するた
    めの所定出力を、上記情報端末装置に送信する予定到来
    通知手順、 を備えたことを特徴とする請求項13〜18のいずれか
    一つに記載の勤務管理方法。
  20. 【請求項20】 上記勤務状態分析手順において、上記
    勤務予定情報格納手順において格納された勤務予定情報
    および上記勤務実績情報格納手順において格納された勤
    務実績情報に基づいて、勤務者の勤務傾向を分析する勤
    務傾向分析手順、 を備えることを特徴とする請求項13〜19のいずれか
    一つに記載の勤務管理方法。
  21. 【請求項21】 上記勤務管理情報処理装置において、
    上記勤務傾向に応じた勤務者の目標に関する勤務目標情
    報を格納する勤務目標情報格納手順を備え、 上記勤務状態分析手順において、上記勤務傾向分析手順
    において分析した勤務傾向に基づいて、上記勤務目標情
    報格納手順において格納された勤務目標情報の中から、
    勤務者に提示する勤務目標情報を取得する勤務目標分析
    手順を備えること、 を特徴とする請求項20に記載の勤務管理方法。
  22. 【請求項22】 上記勤務管理情報処理装置において、
    上記勤務者の目標を達成する上で参考になり得る勤務支
    援情報を格納する勤務支援情報格納手順を備え、 上記勤務状態分析手順において、上記勤務目標分析手順
    において取得した勤務目標情報に基づいて、上記勤務支
    援情報格納手順において格納された勤務支援情報の中か
    ら、勤務者に提示する勤務支援情報を取得する勤務支援
    情報取得手順を備えること、 を特徴とする請求項21に記載の勤務管理方法。
  23. 【請求項23】 上記勤務管理情報処理装置において、 上記管理者からの上記勤務予定に対する承認可否の判断
    を受付ける承認可否受付け手順と、 上記承認可否受付け手順を介して受付けられた承認可否
    の判断の履歴に関する承認履歴情報を格納する承認履歴
    情報格納手順と、 上記承認履歴情報格納手順に格納された承認履歴情報に
    基づいて、上記管理者による承認傾向を分析する承認傾
    向分析手順と、 を備えることを特徴とする請求項13〜22のいずれか
    一つに記載の勤務管理方法。
  24. 【請求項24】 上記請求項13〜23のいずれか一つ
    に記載された勤務管理方法をコンピュータに実行させる
    ことを特徴とするプログラム。
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