JPWO2009008482A1 - 通信管理システム、通信管理端末、通信管理方法、及び通信管理プログラム - Google Patents

通信管理システム、通信管理端末、通信管理方法、及び通信管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】不特定多数の通信相手からの通信および通信アクセスのうち、許容されていない通信相手からの通信および通信アクセスを排除する。【解決手段】通信ネットワークを介して接続された通信相手との間で通信を行う通信手段11と、前記通信の制御を行う通信制御手段とを備え、前記通信手段11の通信履歴を示す通信履歴情報を記憶する通信履歴情報記憶手段12と、前記通信履歴情報に基づいて前記通信手段11との通信が許容された通信相手を選別する通信許容相手選別手段を有し、前記通信制御手段が、前記選別された通信相手からの通信を許容する制御を行う通信許容制御機能を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、通信相手から通信網を介して送り込まれる望まない通信を排除することにより、信頼性の高い通信相手との通信を可能とする通信管理システム、通信管理端末、通信管理方法、およびそのプログラムに関する。
不特定多数の人間が利用する通信ネットワークでは、いたずら電話、迷惑メール、悪意のある通信アクセスなど、本来、通信ネットワークの利用者が望まない通信に関わるケースが生じ得る。
このようなケースへの対策としては、これまで、電気通信事業者に対して特定の端末や通信相手からの着信を拒否するように申し込みを行うことにより、着信を拒否するサービスや、インターネット接続事業者によって提供され、特定のメール等を受信拒否できるような迷惑メール対応サービス等が利用されている。
しかしながら、上記のようなサービスは、電気通信事業者やインターネット接続事業者に対して着信および受信を拒否したい通信相手を予め申し込む必要があるため、そのような通信相手をユーザが特定しなければならない等、利用者に係る負担が大きく、又、利用者の意思を反映した柔軟性のある通信管理サービスを実現することは困難であった。
これに対して、通信ネットワークの利用者が、特定の通信相手からの通信アクセスや通信のみを許容し、更にはこの特定の通信相手をリスト化すると共に、このリスト化された通信相手との間でのみ通信を行うことにより、利用者が上記のような望まない通信に関わることを軽減することができる。尚、この場合の通信を許容された通信相手のリストを、以下では、ブラックリストに対する意味で、ホワイトリストと呼ぶこととする。
しかしながら、上記のようなホワイトリストは、通信ネットワークの利用者が個々に管理する必要があり、通信を許容したい通信相手を、明示的に追加および削除しなければならないという手間が、利用者にかかる不都合がある。
これに対して、上記のようなホワイトリストを自動的に生成および管理することにより、通信制御を行う手法は、開示されていない。
特表2004−523012公報 特開2005−275988公報
上記のように、第一の問題点は、ホワイトリストは個々の利用者ごとにそれを管理する必要があり、通信を許容したい他の利用者や通信相手を手動で追加および削除しなければならない、といった手間が利用者にかかるという点である。
又、第2の問題点は、いったんホワイトリストに追加された利用者については、手動で削除しない限り、そのホワイトリストに存在し続けることとなるため、ホワイトリストの有用性や信頼性を維持するためには、不断のメンテナンスが必要となる点であり、こうした面においても利用者に手間がかかるというという不都合が生じる。
[発明の目的]
本発明は、上記のような不都合を改善し、不特定多数の通信相手に通信ネットワークを介して接続された通信手段が、前記通信相手から当該通信手段への通信および通信アクセスが行われるに際し、前記通信手段に対する通信が許容されていない通信相手からの通信および通信アクセスを排除することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る通信管理システムは、通信ネットワークを介して行われる通話・通信を管理する通信管理システムであって、
前記通話・通信の履歴情報を通話・通信の相手方利用者毎に記憶する通信履歴情報記憶手段と、
通話・通信の信頼関係を判断する基準となる信頼ルールを記憶する条件情報記憶手段と、
前記通信履歴情報記憶手段に記憶された通話・通信の履歴情報と、前記条件情報記憶手段に記憶された信頼ルールとに基づいて、相手方利用者が信頼に足るか否かを判断し、有効期限を付けてリストを生成する通信許容リスト生成手段と、
前記通信許容リスト生成手段が生成したリストを記憶し、相手方利用者に対する通話・通信を行う際の問い合わせに対して前記リストを提供する通信許容リスト記憶手段とを含むことを特徴とする。
本発明に係る通信管理プログラムは、通信ネットワークを介して行われる通話・通信の管理を制御する通信管理プログラムであって、
コンピュータに、
前記通話・通信の履歴情報を通話・通信の相手方利用者毎にデータベースとして管理させる機能と、
通話・通信の信頼関係を判断する基準となる信頼ルールをデータベースとして管理させる機能と、
前記通話・通信の履歴情報と前記信頼ルールとに基づいて、相手方利用者が信頼に足るか否かを判断し、有効期限を付けてリストを生成する機能と、
前記リストを管理し、相手方利用者に対する通話・通信を行う際の問い合わせに対して前記リストを提供する機能とを実行させることを特徴とする。
本発明に係る通信管理方法は、通信ネットワークを介して行われる通話・通信の管理を制御する通信管理方法であって、
前記通話・通信の履歴情報を通話・通信の相手方利用者毎にデータベースとして管理し、
通話・通信の信頼関係を判断する基準となる信頼ルールをデータベースとして管理し、
前記通話・通信の履歴情報と前記信頼ルールとに基づいて、相手方利用者が信頼に足るか否かを判断し、有効期限を付けてリストを生成し、
前記リストを管理し、相手方利用者に対する通話・通信を行う際の問い合わせに対して前記リストを提供することを特徴とする。
本発明によると、通信手段の行う通信の履歴情報に基づいて前記通信手段との通信が許容された通信相手を選別する通信許容相手選別手段を備えたことにより、通信の許容されていない通信相手からの通信および通信アクセスを排除できると共に、更新された前記履歴情報に基づいて前記選別された通信相手を更新することができる。
次に、本発明の通信管理システムにおける一実施形態について添付の図面を参照して説明する。
[実施形態1]
本発明の通信管理システムに係る実施形態1は、本発明の実施形態に係る通信管理システムを、図1に示す通信ネットワークに接続された通信端末10に適用し、通信端末10による通話・通信を管理するようにしたものである。図1に示すように、通信端末10は、通信ネットワークに接続された通信相手との通信を行う通信手段11を備えている。
本発明の実施形態1に係る通信管理システムは基本的な構成として、前記通信手段11で行われる通信に関する通信履歴情報を記憶する通信履歴情報12と、上記通信履歴情報に基づいて通信手段11との通信を許容する通信相手をリスト化する通信許容リスト生成手段14とを有している。尚、後述するように、ここでリスト化された各通信相手には、通信が許容される期間(および期限)が設定される。
又、この通信許容リスト生成手段14が通信相手をリスト化するにあたって適用される条件情報を記憶する条件情報記憶手段13と、通信許容リスト生成手段14により生成されたリストを記憶する通信許容リスト記憶手段15を備えた構成となっている。ここで、上記通信端末10は、通信許容リスト記憶手段15に格納されたリストに基づいて、リスト化された相手端末との通信を行う。
ここで、上記通信端末10は、CPU、メモリ、ハードディスク装置などを備えた一般的なサーバ機器やコンピュータ、若しくはCPU、メモリなどを備えた携帯電話やPDAなどの携帯端末であってもよい。
以下、これを更に詳述する。
上記通信手段11は、通信ネットワークに接続された通信インターフェイスを有し、電話や電子メールなどを用いて他の利用者(通信相手)との間で行われる通信の制御を行う通信制御機能(通信制御手段に相当)を有する。これにより、通信端末10は、通信相手との間で音声、データ、もしくはマルチメディアによる通信を行うことができる。
又、通信手段11は、前記通信相手との間で行われる通話、通信および通信アクセス(総称として「通信」という)に対して通信許容リスト記憶手段15の通信許容リスト(通信許容期間リストに対応)を参照することにより、当該通信を許容するか否かの判定を行う受信通信判定機能を有する。
更に、この通信手段11により行なわれた通信の履歴を示す通信履歴情報を生成すると共に、この通信履歴情報を通信履歴情報記憶手段12に格納する履歴情報格納機能を有する。ここで、上記通信履歴情報は、通信相手を特定する情報、通信回数、および通信量を含んでもよい。
更に、通信手段11は、上記通信に先立ち、通信許容リスト記憶手段15を検索すると共に、これから通信を行う通信相手が、通信許容リストに含まれており、且つ通信が許容される期限(以下「有効期限」という)が有効であるかを判定するリスト検索判定機能を有する。ここで、通信手段11は、前記有効期限が切れている通信相手との通信を行なわない。
通信履歴情報記憶手段12は、通信手段11の通信履歴情報を記憶する履歴情報記憶機能を有するデータベースであり、この通信履歴情報には、上述のように、通信端末10が通信手段11を介して行った通信の相手利用者に係る情報、通信開始時刻、通信終了時刻、通信時間、および通信データ量などが含まれる。ここで、通信手段11が通信を行うのに伴い、上記通信履歴情報の内容が更新されるため、通信履歴情報記憶手段12には最新の通信履歴情報が格納された状態を維持することができる。
又、通信履歴情報記憶手段12は、通信相手の相手利用者が、通信の発着信に応じなかった場合や、通信端末10側で通信相手からの通信の着信に応じなかった場合には、履歴情報を記録しない設定としてもよい。
これにより、一方的な通信(又は通信要求)や通信セッションが確立されなかった通信には、通信許容期間が割り当てられないようにすることができ、又、一方的な通信(又は通信要求)に基づいて、通信許容リストにリスト化された通信相手に対して、新たに通信許容期間が割り当てられる(発行される)のを回避することができる。
尚、上記のように、一方的な通信(又は通信要求)や通信セッションが確立されなかった場合に、通信セッションが確立されなかった旨を示す情報を記録する設定としてもよい。
この場合も、一方的な通信(又は通信要求)や通信セッションが確立されなかった通信には、通信許容期間が割り当てられないようにすることができ、更には、一方的な通信(又は通信要求)のあった通信相手をリスト化して管理することができる。
条件情報記憶手段13は、各通信相手との信頼関係を判断するための基準として予め設定された条件情報(以下「信頼ルール」という)を保持する条件情報保持機能を有する。
ここで、上記信頼ルールは、通信相手の利用者が信頼できるかどうかを判断するために用いられる情報であり、前記通信履歴情報から通信許容期間(又は通信許容期限)を算出するに際して、算出処理に用いる対象となる通信履歴情報の期間(以下「対象期間」という)、およびこの対象期間における、信頼するに足ると判断される通話や通信の回数、時間、量等(の基準値)の基準値を含む。
ここで、上記通信相手を信頼するか否かを判断する際の基準とする対象期間をBaseTime、この対象期間に対して通話時間により信頼するか否かを判断するための情報をConfTalkTime、通話回数により信頼するか否かを判断するための情報をConfTalkCount、通信回数により信頼するか否かを判断するための情報をConfTransCount、および与える有効期限の長さを決定する時間をExtensionTimeとする。
尚、これらの関係情報はあらかじめBaseTimeの期間に、通話時間がConfTalkTime、通話回数がConfTalkCount、通信回数がConfTransCountの相手に対してExtensionTimeの長さの有効期限を与えるという設定が入力手段を通じて成されているものとする。
又、上記信頼ルールは、ユーザが、キーボードなど通信端末10に通常具備される入力手段を用いて入力、設定できる構成としてもよい。
通信許容リスト生成手段14は、予め設定された過去一定期間の対象期間(LogLength)における通信相手の通信履歴情報を、前記通信履歴情報記憶手段12から取得する履歴情報取得機能を有する。
ここで、上記通信履歴情報としては、通話・通信時間の合計TalkTimeToX、通話回数TalkCountToX、通信回数TransCountToXを取得する。処理対象期間LogLengthは、通信端末10の利用者がキーボードなどの入力手段を用いて設定してもよいし、通信端末10がデフォルトの固定の設定を持っていてもよい。尚、処理対象期間LogLengthの設定方法は、これに限らない。
又、通信許容リスト生成手段14は、関係判断情報保持手段13から信頼ルールを取得する信頼ルール情報取得機能と、取得した上記信頼ルールおよび通信履歴情報とに基づいて各通信相手との通信を許容する期間(通信許容期間)およびその期限である通信許容期限(有効期限)を算出する通信許容期間算出機能を備えている。
ここで、上記通信許容期間は、下記の式によって求める。
Figure 2009008482
ここで、CurrentTimeは現在の時刻、α1〜α3はα1+α2+α3=1となる上記信頼ルールの重み付けの変数である。
尚、各信頼ルールの重み付けの変数については、通信端末10の利用者がキーボードなどの入力手段を介して設定してもよいし、通信端末10がデフォルトの設定を予め有していてもよい。また、これらの変数の設定方法は、これに限らない。
また、有効期限の算出式は、上記算出式に限らず、通信履歴情報から取得した通信時間、通信回数、通信量といった定量的な値に依存して有効期限が変化する式であれば良い。
更に、通信履歴情報から取得した上記通信時間、通信回数、通信量といった定量的な値が規定する値に達しないものには有効期限を発行しないようにしてもよい。
更に、通信許容リスト生成手段14は、新たに算出された有効期限と通信許容リストに予め登録された、対応するエントリ有効期限とを比較して、新たに算出された有効期限が前記エントリの有効期限以降である場合に、前記エントリの有効期限を新たに算出された有効期限に更新する有効期限更新機能を有する。
尚、新たに算出された有効期限が、登録された通信許容期間内、つまり有効期限以前である場合は有効期限の更新を行わない。
又、通信許容リスト生成手段14は、リスト化された各相手端末の通信許容期限が有効であるか否かを確認する許容期限確認機能を備え、有効期限が切れている、つまり現在時刻が通信許容期限以降である場合に、当該通信相手をリストから削除する端末登録消去機能を有する。
更に、通信許容リスト生成手段14は、作成された通信許容リストを通信許容リスト記憶手段15に格納するリスト格納機能を有する。
ここで、作成された通信許容リストは、通信の相手利用者(通信相手)とこの通信相手に対応する通信許容期間(有効期限)とを一単位とするエントリ情報からなるテーブル情報である。
通信許容リスト記憶手段15は、作成された通信許容リストを記憶保持する通信許容リスト記憶保持機能と、通信手段11からの要求に対して、対応する通信許容リストのエントリ情報を提供するリスト情報提供機能を有する。
[実施形態1の動作説明]
次に、上記実施形態1における通信管理システムの動作について説明する。
先ず、通信手段11が、予め通信を許容された通信相手との間で通信を行うと、その通信履歴が通信履歴情報記憶手段12に出力され、通信履歴情報記憶手段12の通信履歴情報が更新する(履歴情報更新工程)。次いで、通信許容リスト生成手段14が、この更新された通信履歴情報を通信履歴情報記憶手段12から取得する(履歴情報取得工程)。
次に、通信許容リスト生成手段14が、条件情報記憶手段13から許容期間設定条件を取得する(設定条件取得工程)と共に、この許容期間設定条件および前記通信履歴情報に基づいて前記通信許容期間を設定する(通信許容期間設定工程)。通信手段11は、この通信履歴情報に基づいて前記通信手段との通信が許容される通信相手を選別する(通信許容相手選別工程)。
ここで、履歴情報更新工程、履歴情報取得工程、設定条件取得工程、通信許容期間設定工程、および通信許容相手選別工程については、その実行内容をプログラム化し、コンピュータに実行させるように構成してもよい。この場合、前記プログラムは記録媒体に記録され、その記録された状態で商取引の対象となる。
ここで、通信端末10が、通信通話履歴情報に基づいて通信許容リストを生成する動作(通信許容リストの登録更新)について、図2のフローチャートに基づいて説明する。
先ず、通信手段11は、通信相手との通信を行い、当該通信に基づいた通信履歴情報を生成すると共に当該通信履歴情報を通信履歴情報記憶手段12に格納する(ステップS101)。これにより、通信履歴情報記憶手段12の通信履歴情報は更新される。
次いで、通信許容リスト生成手段14は、通信手段11により行われた通信の通信相手について、過去一定期間(以下「処理対象期間」という:LogLength)における通信履歴情報を取得する(ステップS102)。次いで、通信許容リスト生成手段14は条件情報記憶手段13から、通信許容期間の設定条件である信頼ルールを取得する(ステップS103)。
この信頼ルールおよび前記通信履歴情報に基づいて各通信相手に対応する通信許容期限(以下「有効期限」という)を算出する(ステップS104)と共に算出された有効期限と当該通信許容リスト記憶手段15に予め登録された有効期限を比較する(ステップS105)。
ここで、新たに算出された有効期限が、予め登録された通信エントリの有効期限以降である場合に当該通信エントリの有効期限を、新たに算出された有効期限に更新する(ステップS106)。又、新たに算出された有効期限が、通信許容リストの予め登録された有効期限以前である場合には、通信エントリの有効期限は更新されない。
次に、通信許容リストの全ての通信エントリ対して上記判定行った結果、有効期限切れの通信相手を通信許容リストから削除する(ステップS107)。
これにより、上記通信許容リストには、通信を許容された通信相手がリスト化され、通信許容期間の期限(有効期限)が切れた通信相手を通信許容リストから自動的に排除することができる。
尚、通信手段11は、通信相手との間で通信を行うに際し、常にこの通信許容リストを参照し、この通信許容リストにリスト化され、且つ通信許容期間が有効である通信相手との間でのみ通信セッションの確立を行う。
このため、いたずら電話や迷惑メールなど相手側からの一方的な通信を有効に回避することができる。
次に、通信端末10が通信手段11を介して通信相手との通信を行うに際して、この通信相手との通信を許容するか否かの判定(通信許容判定)を行う動作について、図3のフローチャートに基づいて説明する。
先ず通信手段11が、通信許容リスト記憶手段15にアクセスすると共に、これから通信を行う通信相手に関するエントリの検索を行い(ステップS111)、前記通信相手のエントリが通信許容リストに含まれるか否かの判定を行う(ステップS112)。
ここで、当該エントリが存在しない場合は、当該通信相手は信頼できない通信相手とみなされるので、通信は行われない。
通信相手のエントリが通信許容リストに含まれる場合、当該エントリの有効期限と現在時刻とを比較し(ステップS113)、有効期限が現在時刻以降であるか、つまり、通信許容期間が有効であるか、判定を行う(ステップS114)。
通信許容期間が有効な場合、通信手段11は、通信相手を信頼できるとみなし、通信相手との通信セッションを確立し通信を開始する(ステップS115:通信呼確立制御機能)。
一方、通信許容期間が有効でない、つまり、有効期限が切れている場合は、通信手段は、当該通信相手は信頼できないとみなして、通信セッションの確立を行わない(ステップS116)。
以上のように、この実施形態1では、通信端末において悪意のある通信相手による通信アクセス、いたずら電話、迷惑メール等からの通信を排除することができるので、電気通信事業者やインターネット接続事業者に申し込みを行うことなく、ユーザの利用する通信端末上で柔軟に通信相手を選別することができる。
又、通信履歴情報に基づいて、自動的に通信許容リストの生成および更新を行うことができるため、通信端末の利用者が、手動で通信許容リスト(ホワイトリスト)を維持管理する煩わしさを軽減できる。
更に、通話および通信量が多い通信相手や他の利用者との通信許容期間をより長く設定することにより、より頻繁に通信を行う、関係の親密な通信相手との通信が長い期間許容することができる。更に、疎遠になり通信しなくなった通信相手との通信を自動的に許容しなくなる。
又、ホワイトリストへの登録状態を維持するには、一定の期間でその相手と通話や通信を一定量以上行う必要があるため、ホワイトリストに登録された悪意のあるユーザ(通信相手)を有効に排除することができる。
[実施形態2]
次に、本発明の通信管理システムに係る実施形態2について説明する。本発明における通信管理システムの実施形態2は、本発明の実施形態に係る通信管理システムを図4に示すサーバ(通信制御サーバ23,通信許容リスト管理サーバ22)に適用したものである。前記サーバは、本発明の実施形態に係る通信管理システムに基づいて、通信ネットワークを介して行われる通信端末同士の通話・通信を管理することとなる。
本発明の実施形態2に係る通信管理システムは、、通信制御サーバ23に組み込んだ通信履歴記憶手段232と、通信許容リスト管理サーバ22に組み込んだ条件情報記憶手段223及び通信許容リスト生成手段224並びに通信許容リスト記憶手段225を有している。尚、通信制御サーバ23は、通信端末同士の通信を制御する通信制御手段231を有している。また、通信端末20には、条件情報設定手段202を組み込んである。
なお、図4及び図6並びに図10では、通信制御サーバ23に通信制御手段231及び通信履歴記憶手段232を、通信許容リスト管理サーバ22に条件情報記憶手段223及び通信許容リスト生成手段224並びに通信許容リスト記憶手段225を、それぞれ分割して組み込んだが、これに限られるものではない。通信制御手段231及び通信履歴記憶手段232、条件情報記憶手段223及び通信許容リスト生成手段224並びに通信許容リスト記憶手段225を1台のサーバに組み込むようにしても良い。さらには、通信制御手段231及び通信履歴記憶手段232、条件情報記憶手段223及び通信許容リスト生成手段224並びに通信許容リスト記憶手段225を、通信制御サーバ23,通信許容リスト管理サーバ22以外のサーバに分割して組み込んでもよいものである。1台のサーバに組み込んだ場合、前記各手段のメンテナンスを集中して行うことができ、また、前記各手段を機能毎に分割して複数のブロックに振り分けて組み込むことにより、各手段を機能別毎に管理することができる。
条件情報設定手段202は、通信を許容する通信相手を選別するに際し適用される条件情報の設定入力を通信端末20側で行う。通信履歴情報記憶手段232は、各通信端末が行う通信の通信履歴情報を記憶する。通信許容リスト生成手段224は、通信履歴情報記憶手段232に接続され通信履歴情報に基づいて各通信端末の通信相手のリストを生成する。条件情報記憶手段223は、通信許容リスト生成手段224に併設され、条件情報設定手段202から入力された条件情報を記憶する。通信許容リスト記憶手段225は、通信許容リスト生成手段224により生成されたリストを記憶する。
ここで、通信端末20、通信制御サーバ23、および通信許容リスト管理サーバ22は、CPU、メモリ、ハードディスク装置などを備えた一般的なサーバ機器やパーソナルコンピューターで実現してもよいし、CPU、メモリなどを備えた、携帯電話やPDAに代表される携帯端末であってもよい。この場合、前記プログラムは記録媒体に記録され、その記録された状態で商取引の対象となる。
以下詳細に説明する。
通信端末20の通信手段201は、通信ネットワークに接続された通信インターフェイスを備え、電話や電子メールなどを用いて通信ネットワークを介して通信相手(他の通信端末)との通信を実行する。
ここで、本実施形態では、通信手段201は、後述する通信制御サーバ23の通信制御手段231と通信回線を介して接続され、この通信制御手段231による通信制御に従い通信相手との間で通信を行う。
条件情報設定手段202は、リスト管理サーバ22の条件情報記憶手段に対して、前記信頼ルールの設定情報を送信する条件情報設定機能を有する。
これにより、通信端末20のユーザは通信許容リストの作成に係る条件設定を、通信状況や通信相手に合わせてより柔軟に且つ容易に行うことができる。
尚、通信許容リスト管理サーバ22が、条件情報設定手段202に対して通信許容リストの作成に係る条件設定を行う機能を有してもよい。
次に、通信制御サーバ21が具備する各手段について詳細に説明する。
通信制御手段231は、通信端末20の通信手段201が行う通信および通信セッションの制御を行う通信制御機能を有し、これにより、通信端末20は、通信ネットワークを介して他の利用者(通信相手)との間で音声、データ、もしくはマルチメディアによる通信を行うことができる。
又、この通信制御機能を、通信端末20に通信回線を介して接続された通信制御サーバ23が有することにより、複数の異なる通信端末の通信を同時に制御することができ、更には、通信端末20それぞれにおける機能的負荷を軽減することができる。
又、通信制御手段231は、通信相手から通信手段201に対する通信および通信アクセス(総称として「通信」という)に対して通信許容リスト記憶手段225の通信許容リストを参照することにより、当該通信を許容するか否かの判定を行う受信通信判定機能を有する。
更に、通信制御手段231は、通信手段201により行なわれた通信の履歴を示す通信履歴情報を、通信履歴情報記憶手段232に格納する履歴情報格納機能を有する。ここで、上記通信履歴情報は、通信相手を特定する情報、通信回数、および通信量の合計などを含んでもよい。
更に、通信制御手段231は、上記通信手段201の行う通信に先立ち、通信許容リスト記憶手段225を検索すると共に、これから通信を行う通信相手が、通信許容リストに含まれており、且つその通信許容期限(以下「有効期限」という)が有効であるかを判定するリスト検索判定機能を有する。ここで、通信制御手段231は、前記有効期限が切れている場合は、通信相手と通信手段201との通信セッションの確立を行なわない。
又、通信制御手段231は、通信手段201が通信行うのに伴い、通信手段201の通信履歴情報を取得すると共に、この通信履歴情報を通信履歴情報記憶手段232に格納する通信履歴情報格納機能を有する。又、通信制御手段231は、通信手段201の行う通信に基づき通信履歴情報記憶手段232に格納された通信履歴情報の更新を行う履歴情報更新機能を備えている。
尚、本実施形態では、通信制御手段231は、通信端末20の通信手段201を通信制御の対象とする例を示すが、他の異なる通信端末の通信手段に対しても同様に通信制御を行うものとする。
通信履歴情報記憶手段232は、実施形態1の通信履歴情報記憶手段12と同様に、通信手段201の通信履歴情報を記憶する履歴情報記憶機能を有するデータベースである。
又、この通信履歴情報には、上述のように、通信端末20が通信手段201を介して行った通信の通信相手に係る情報、通信開始時刻、通信終了時刻、通信時間、および通信データ量などが含まれる。
尚、本実施形態では、通信履歴情報記憶手段232は、通信端末20を含める複数の異なる通信端末の通信履歴情報を記憶保持する。
ここで、通信手段201が通信行うのに伴い、通信制御手段231が上記通信履歴情報の内容の更新を行うため、通信履歴情報記憶手段232は、通信手段201の最新の通信履歴情報が格納された状態を維持することができる。
又、通信相手の利用者が、通信の発着信に応じなかった場合には、通信相手が通信に応じなかった旨を示す情報を含めて記録する。もしくは、そのような場合には、履歴情報を記録しない設定としてもよい。
通信許容リスト管理サーバ22の有する条件情報記憶手段223は、実施形態1の条件情報記憶手段13と同様に各通信相手との信頼関係を判断するための基準として予め設定された条件情報(以下「信頼ルール」という)を保持する条件情報保持機能を有する。
又、条件情報記憶手段223は、条件情報設定手段202から送り込まれる信頼ルールを格納する条件情報取得機能を備えている。
尚、上記信頼ルールは、通信相手の利用者が信頼できるかどうかを判断するために用いられる情報であり、前記通信履歴情報から通信許容期間(又は通信許容期限)を算出するに際して、算出処理に用いる対象となる通信履歴情報の期間(以下「対象期間」という)、およびこの対象期間における、信頼するに足ると判断される通話や通信の回数、時間、量等(の基準値)の基準値を含む。
ここで、上記通信相手を信頼するか否かを判断する際の基準とする対象期間をBaseTime、この対象期間に対して通話時間により信頼するか否かを判断するための情報をConfTalkTime、通話回数により信頼するか否かを判断するための情報をConfTalkCount、通信回数により信頼するか否かを判断するための情報をConfTransCount、および与える有効期限の長さを決定する時間をExtensionTimeとする。
尚、これらの関係情報はあらかじめBaseTimeの期間に、通話時間がConfTalkTime、通話回数がConfTalkCount、通信回数がConfTransCountの相手に対してExtensionTimeの長さの有効期限を与えるという設定が入力手段を通じて成されているものとする。
又、上記信頼ルールは、ユーザが、キーボードなど通信端末10に通常具備される入力手段を用いて入力、設定できる構成としてもよい。
通信許容リスト生成手段224は、通信履歴情報記憶手段232から通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得機能を有する。
又、当該通信履歴情報に含まれる発信者および着信者(送信者と受信者)の組み合わせを送受信組み合わせエントリとして設定し、当該送受信組み合わせエントリからなる送受信組み合わせリストを生成する送受信組み合わせリスト生成機能を有する。
ここで、通信許容リスト生成手段224は、上記設定された送受信組み合わせエントリそれぞれについて、上記実施形態1の通信許容リスト生成手段14と同様にして、予め設定された過去一定期間の対象期間(LogLength)における通信相手の通信履歴情報を、前記通信履歴情報記憶手段232から取得する履歴情報取得機能を有する。
又、上記通信履歴情報としては、通話・通信時間の合計TalkTimeXandY、通話回数TalkCountXandY、通信回数TransCountXandYを取得する。処理対象期間LogLengthは、端末の利用者がキーボードなどの入力手段を用いて設定してもよいし、端末がデフォルトの固定の設定を持っていてもよい。尚、処理対象期間LogLengthの設定方法は、これに限らない。
又、通信許容リスト生成手段224は、関係判断情報保持手段223から信頼ルールを取得する信頼ルール情報取得機能と、取得した上記信頼ルールおよび通信履歴情報とに基づいて各通信相手との通信を許容する期間(通信許容期間)および通信許容期限(有効期限)を算出する通信許容期間算出機能を備えている。
ここで、上記通信許容期間は、下記の式によって求める。
Figure 2009008482
ここで、CurrentTimeは現在の時刻、α1〜α3はα1+α2+α3=1となる上記信頼ルールの重み付けの変数である。
尚、各信頼ルールの重み付けの変数については、通信端末20の利用者が条件情報設定手段202を介して設定してもよいし、条件情報記憶手段223がデフォルトの設定を予め有していてもよい。また、これらの変数の設定方法は、これに限らない。
また、有効期限の算出式は、上記算出式に限らず、通信履歴情報から取得した通信時間、通信回数、通信量といった定量的な値に依存して有効期限が変化する式であれば良い。
通信履歴履歴情報に含まれる通信時間、通信回数、通信量といった定量的な値が規定する値に達しないものには有効期限を発行しないようにしてもよい。
更に、通信許容リスト生成手段224は、新たに算出された有効期限と通信許容リストに予め登録された、対応するエントリの有効期限とを比較して、新たに算出された有効期限が前記エントリの有効期限以降である場合に、前記エントリの有効期限を新たに算出された有効期限に更新する有効期限更新機能を有する。
尚、新たに算出された有効期限が、登録された通信許容期間内、つまり有効期限以前である場合は有効期限の更新を行わない。
又、通信許容リスト生成手段224は、リスト化された各相手端末の通信許容期限が有効であるか否かを確認する許容期限確認機能を備え、有効期限が切れている、つまり現在時刻が通信許容期限以降である場合に、当該通信相手をリストから削除する端末登録消去機能を有する。
更に、通信許容リスト生成手段224は、作成された通信許容リストを通信許容リスト記憶手段225に格納するリスト格納機能を有する。
ここで、作成された通信許容リストは、通信の相手利用者(通信相手)とこの通信相手に対応する通信許容期間(有効期限)とを一単位とするエントリ情報からなるテーブル情報である。
通信許容リスト記憶手段225は、通信許容リスト生成手段224により作成された通信許容リストを記憶保持する通信許容リスト記憶保持機能と、通信手段231からの要求に対して、上記通信許容リスト内の対応するエントリ情報を提供するリスト情報提供機能を有する。
[実施形態2の動作説明]
次に、上記実施形態2における通信管理システムの動作について説明する。
先ず、通信端末20が通信相手との間で通信を行うと共に前記通信に基づいて通信制御手段231が、通信履歴情報記憶手段232が記憶している通信履歴情報を更新する(履歴情報更新工程)。次いで、通信許容リスト生成手段224が更新された通信履歴情報を通信履歴情報記憶手段232から取得する(履歴情報取得工程)。
次に、通信許容リスト生成手段224が条件情報記憶手段223から許容期間設定条件を取得する(設定条件取得工程)と共に、この許容期間設定条件および前記通信履歴情報に基づいて前記通信許容期間を設定する(通信許容期間設定工程)。そして、通信許容リスト生成手段224は、この通信許容期間および前記通信履歴情報に基づいて前記通信手段との通信が許容される通信相手のリスト化を行う(通信許容リスト生成工程)。
ここで、履歴情報更新工程、履歴情報取得工程、設定条件取得工程、通信許容期間設定工程、および通信許容リスト生成工程については、その実行内容をプログラム化し、コンピュータに実行させるように構成してもよい。この場合、前記プログラムは記録媒体に記録され、その記録された状態で商取引の対象となる。
ここで、本実施形態における通信管理システムが、通信通話履歴情報に基づいて通信許容リストを生成および更新する動作について、図5のフローチャートに基づいて説明する。
先ず、通信手段201が通信相手との通信を行い、通信制御手段231が前記通信に基づいた通信履歴情報を生成すると共に当該通信履歴情報を通信履歴情報記憶手段232に格納する(ステップS201)。これにより、通信履歴情報記憶手段232の通信履歴情報は更新される。
次いで、通信端末20の条件情報設定手段202で入力された信頼ルールが通信許容リスト管理サーバ22の条件情報記憶手段223に送り込まれる(ステップS202)。
ここで、通信許容リスト生成手段224は、前記通信履歴情報および信頼ルールに基づいて、定期的に通信許容リストの生成および更新の処理(以下「通信許容リスト生成更新処理」という)を実行する。
まず、通信許容リスト生成手段224は、前記信頼ルールと通信制御サーバ23の履歴保持手段232から通信履歴情報を取得する(ステップS203)。
次いで、取得された通信履歴情報に含まれる発信者および着信者(送信者と受信者)の組み合わせ(以下「送受信組み合わせエントリ」という)を設定する(ステップS204)。
次に、通信許容リスト生成手段224は、送受信組み合わせエントリを1つ選出すると共に、当該選出された送受信組み合わせエントリ(以下「選出エントリ」という)の有効期限を前記信頼ルール及び通信履歴情報に基づいて算出する(ステップS205)。
次いで、通信許容リスト生成手段224は、選出エントリが、通信許容リスト記憶手段225内の通信許容リストに既に登録されているか否かを判別する(ステップS206)。
通信許容リストに上記選出エントリが予め登録されていると判別された場合、算出された有効期限と予め登録された有効期限とを比較し、新たに算出された有効期限が、予め登録された有効期限以降であるか否かの判定を行う(ステップS207)。
ここで、算出された有効期限が予め登録された有効期限以降である場合には、通信許容リスト内の対応する有効期限に更新する(ステップS208:有効期限更新処理)。
一方、ステップS206で、上記選出エントリが通信許容リストに登録されていないと判定された場合、この選出エントリおよび算出された有効期限を、通信許容リストに登録する(ステップS209)。
次いで、通信許容リスト生成手段224は、上述の送受信組み合わせエントリ全てについて有効期限更新処理を行ったか否かの確認判定を行う(ステップS210)。ここで、有効期限更新処理が完了していない場合は、当該処理が行われていない送受信組み合わせエントリについてステップS205からの処理を行い、完了している場合、通信許容リスト生成更新処理を終了する。
尚、通信許容リスト生成手段224は、上記ステップS203〜210の通信許容リスト生成更新処理を定期的に実行することにより、通信許容リストの生成および更新を行う。又、上記通信許容リスト生成更新処理は、通信制御サーバ23から送り込まれた実行要求信号に基づいて実行されるように設定してもよい。
これにより、通信許容リストの更新処理に係り、通信許容リスト管理サーバ22に対する負担を軽減することができる。
以上のように、この実施形態2では、複数の通信端末および通信相手における通信履歴情報を管理する通信制御サーバ23と、当該通信履歴情報に基づき生成される通信許容リストを管理する通信許容リスト管理サーバ22を備えることにより、通信端末にかかる機能的負担を軽減することができる。
又、悪意のある通信相手による通信アクセス、いたずら電話、迷惑メール等からの通信を排除することができ、電気通信事業者やインターネット接続事業者のシステムに依らず、柔軟に通信相手を選別することができる。
又、通信履歴情報に基づいて、自動的に通信許容リストの生成および更新を行うことができるため、通信端末の利用者が、手動で通信許容リスト(ホワイトリスト)を維持管理する煩わしさを軽減できる。
更に、通話および通信量が多い通信相手や他の利用者との通信許容期間をより長く設定することにより、より頻繁に通信を行う、関係の親密な通信相手との通信が長い期間許容することができる。更に、疎遠になり通信しなくなった通信相手との通信を自動的に許容しなくなる。
又、ホワイトリストへの登録状態を維持するには、一定の期間でその相手と通話や通信を一定量以上行う必要があるため、ホワイトリストに登録された悪意のあるユーザ(通信相手)を有効に排除することができる。
更に、複数人のホワイトリストを組み合わせて利用するセキュリティの高いサービスを提供することができる。
[実施形態3]
次に、本発明の通信管理システムに係る実施形態3について説明する。
ここで、前述した実施形態2と同一の部分については、同一の符号を付するものとする。
本発明における通信管理システムの実施形態3は、図6に示すように、システムの機器構成部分は前述した実施形態2(図4)とほぼ同一の構成を備えており、実施形態2における通信許容リスト管理サーバ22にグループリスト検索取得手段321を組み込むと共に、通信端末20および通信許容リスト管理サーバ22に対して新たにデータ共有サービスサーバ32を併設した点が、構成上実施形態2と相違する。
以下詳細に説明する。
本実施形態は、通信ネットワークを介して通信相手および他の通信端末に接続された通信端末20と、この通信端末20の行う通信動作を制御する通信制御サーバ23とを備え、上記通信端末20は、通信相手および他の通信端末との通信を実行する通信手段201と、通信を許容する通信相手を選別するに際し適用される条件情報の設定入力を行う条件情報設定手段202とを有し、上記通信制御サーバ23は、上記通信端末20を含め1又は複数の通信端末に接続され、当該各通信端末の行う通信動作を制御する通信制御手段231と、上記各通信端末の行う通信の通信履歴情報を記憶する通信履歴情報記憶手段232とを備えている。
又、上記通信履歴情報記憶手段232に接続され通信履歴情報に基づいて上記各通信端末の通信相手のリストを生成する通信許容リスト生成手段224と、この通信許容リスト生成手段224に併設され上記入力された条件情報を記憶する条件情報記憶手段223と、通信許容リスト生成手段224により生成されたリストを記憶する通信許容リスト記憶手段225とを備え、更に、この通信許容リスト記憶手段225に記憶されたリストから要求に応じたリストを取得するグループリスト検索取得手段321を有する通信許容リスト管理サーバ22と、前記1又は複数の通信端末が利用する通信データを格納する共有データスペース342とこの共有データスペース342に対する通信アクセスを制御するアクセス制御手段を有するデータ共有サービスサーバ34が通信端末20および通信許容リスト管理サーバ22に接続された構成となっている。
ここで、通信端末20、通信制御サーバ23、通信許容リスト管理サーバ22、およびデータ共有サーバ34は、CPU、メモリ、ハードディスク装置などを備えた一般的なサーバ機器やパーソナルコンピューターで実現してもよいし、CPU、メモリなどを備えた、携帯電話やPDAに代表される携帯端末であってもよい。
以下これを詳述する。
通信端末20の通信手段201は、通信ネットワークに接続された通信インターフェイスを備え、電話や電子メールなどを用いて通信ネットワークを介して通信相手(他の通信端末)との通信を実行する。
ここで、本実施形態では、通信手段201は、後述する通信制御サーバ23の通信制御手段231と通信回線を介して接続され、この通信制御手段231による通信制御に従い通信相手との間で通信を行う。
又、通信手段201は、後述するデータ共有サービスサーバ34の共有データスペース342に対して通信アクセスを行う通信アクセス実行機能を有する。
条件情報設定手段202は、上述実施形態2と同様に、リスト管理サーバ22の条件情報記憶手段223に対して、前記信頼ルールの設定情報を送信する条件情報設定機能を有する。
これにより、通信端末20のユーザは通信許容リストの作成に係る条件設定を、通信状況や通信相手に合わせてより柔軟に且つ容易に行うことができる。
尚、通信許容リスト管理サーバ22が、条件情報設定手段202に対して通信許容リストの作成に係る条件設定を行う機能を有してもよい。
次に、通信制御サーバ21が具備する各手段について詳細に説明する。
通信制御手段231は、実施形態2と同様に、通信端末20の通信手段201が行う通信および通信セッションの制御を行う通信制御機能を有し、これにより、通信端末20は、通信ネットワークを介して他の利用者(通信相手)との間で音声、データ、もしくはマルチメディアによる通信を行うことができる。
又、この通信制御機能を、通信端末20に通信回線を介して接続された通信制御サーバ23が有することにより、複数の異なる通信端末の通信を同時に制御することができ、更には、通信端末20それぞれにおける機能的負荷を軽減することができる。
又、通信制御手段231は、通信相手から通信手段201に対する通信および通信アクセス(総称として「通信」という)に対して通信許容リスト記憶手段225の通信許容リストを参照することにより、当該通信を許容するか否かの判定を行う受信通信判定機能を有する。
更に、通信制御手段231は、通信手段201により行なわれた通信の履歴を示す通信履歴情報を、通信履歴情報記憶手段232に格納する履歴情報格納機能を有する。ここで、上記通信履歴情報は、通信相手を特定する情報、通信回数、および通信量の合計などを含んでもよい。
更に、通信制御手段231は、上記通信手段201の行う通信に先立ち、通信許容リスト記憶手段225を検索すると共に、これから通信を行う通信相手が、通信許容リストに含まれており、且つその通信許容期限(以下「有効期限」という)が有効であるかを判定するリスト検索判定機能を有する。ここで、通信制御手段231は、前記有効期限が切れている場合は、通信相手と通信手段201との通信セッションの確立を行なわない。
又、通信制御手段231は、通信手段201が通信行うのに伴い、通信手段201の通信履歴情報を取得すると共に、この通信履歴情報を通信履歴情報記憶手段232に格納する通信履歴情報格納機能を有する。又、通信制御手段231は、通信手段201の行う通信に基づき通信履歴情報記憶手段232に格納された通信履歴情報の更新を行う履歴情報更新機能を備えている。
尚、本実施形態では、通信制御手段231は、通信端末20の通信手段201を通信制御の対象とする例を示すが、他の異なる通信端末の通信手段に対しても同様に通信制御を行うものとする。
通信履歴情報記憶手段232は、実施形態1の通信履歴情報記憶手段12と同様に、通信手段201の通信履歴情報を記憶する履歴情報記憶機能を有するデータベースである。
又、この通信履歴情報には、上述のように、通信端末20が通信手段201を介して行った通信の通信相手に係る情報、通信開始時刻、通信終了時刻、通信時間、および通信データ量などが含まれる。
尚、本実施形態では、通信履歴情報記憶手段232は、通信端末20を含める複数の異なる通信端末の通信履歴情報を記憶保持する。
ここで、通信手段201が通信行うのに伴い、通信制御手段231が上記通信履歴情報の内容の更新を行うため、通信履歴情報記憶手段232は、通信手段201の最新の通信履歴情報が格納された状態を維持することができる。
又、通信相手の利用者が、通信の発着信に応じなかった場合には、通信相手が通信に応じなかった旨を示す情報を含めて記録する。もしくは、そのような場合には、履歴情報を記録しない設定としてもよい。
次に、通信許容リスト管理サーバ22が具備する各手段について詳細に説明する。
条件情報記憶手段223および通信許容リスト生成手段224は、それぞれ上述実施形態2と同様の機能を有する。
通信許容リスト記憶手段225は、上述の実施形態2と同様に、通信許容リスト生成手段224により作成された通信許容リストを記憶保持する通信許容リスト記憶保持機能と、通信手段231からの要求に対して上記通信許容リスト内の対応するエントリ情報を提供するリスト情報提供機能を有する。
これにより、複数の異なる通信端末に対応する通信許容リストを、各通信端末の通信動作を制御する通信制御手段231に対して適切に提供することができる。
グループリスト検索取得手段321は、データ共有サービスサーバ34のアクセス制御手段341からのグループメンバリスト取得要求に応じて通信許容リスト記憶手段325に格納された通信許容リストを検索して取得するグループメンバリスト検索取得機能を有する。
ここで、グループリスト検索取得手段321は、上記グループメンバリストの取得に際して、「通信許容リストに登録されている通信相手の通信許容リストにリスト化された通信相手とは同じグループに所属する」というルールに基づいて、通信許容リスト記憶手段325に格納された通信許容リストを階層的に辿り検索を行い、グループメンバリストを取得する。
グループリスト検索取得手段321によって行われるグループメンバリストを取得する処理は、通信許容リスト記憶手段225において、図8に示すように、起点として設定された通信相手の通信許容リストを出発点として、登録されている通信相手の通信許容リストに対して多分木検索を行うと共に、検知された通信相手をグループメンバリストとして取得する。
又、グループリスト検索取得手段321は、取得した通信許容リストと前記受信したグループメンバリスト取得要求とに基づいて、グループメンバリストを生成するグループメンバリスト生成機能と、この生成されたグループメンバリストを保持するグループメンバリスト保持機能と、当該グループメンバリストをアクセス制御手段341に通知するグループメンバリスト通知機能を備えている。
データ共有サービスサーバ34のアクセス制御手段341は、通信端末20を含む複数の異なる通信端末の通信手段(例えば通信手段201)から送り込まれたアクセス要求に対して、当該アクセスの可否を判断すると共に当該アクセスを許容するか否かの制御を行うアクセス制御機能を備えている。
尚、上記アクセス要求は、特定のデータに対するアクセスを要求する信号であって、ここでは特定の通信端末又はグループにより利用される共有データスペース342の対象データに対するアクセスを要求する信号である。
又、アクセス制御手段341は、グループリスト検索取得手段321に対して、前記アクセス要求の送信元の通信相手を検索の起点とするグループメンバリスト取得要求を送信するグループメンバリスト取得要求送信機能を有する。
尚、このグループメンバリスト取得要求には、例えば「検索起点から多分木構造における3段下層の通信相手まで」といった検索対象およびその範囲を限定する値が含まれていてもよい。
又、このグループメンバリスト取得要求には、検索の起点として設定された通信相手を特定する情報が含まれていてもよい。
共有データスペース342は、複数の通信端末(通信端末20を含む)により利用されるデータベース記憶手段であり、1又は複数の通信端末が所有または共有するデータを記憶する共有データ記憶機能を備えている。
又、共有データスペース342は、アクセス制御手段341を介して行われる前記共有データへのアクセスに対して当該共有データの提供を行う共有データ提供機能を備えていてもよい。
[実施形態3の動作説明]
本実施形態の通信管理システムの動作について説明する。
ここで、本実施形態の通信許容リスト記憶手段225に通信許容リストを記憶する動作については実施形態2(図5)と同様である。
次に、本実施形態における通信許容リスト管理サーバ22のグループリスト検索取得手段321の動作について図7A,図7Bのフローチャートおよび図8に基づいて説明する。
先ず、グループリスト検索取得手段321は、グループリスト検索の起点となる相手端末利用者を決定する(ステップS301)。
ここで、検索の起点として設定される通信相手は、要求元であるアクセス制御手段341から送り込まれるグループメンバリスト取得要求に含まれているものとする。尚、このグループメンバリスト取得要求には、上述のように、例えば「検索起点から多分木構造における3段下層の通信相手まで」といった検索範囲を限定する値が含まれていても良い。
次いで、グループリスト検索取得手段321は、検索起点となる通信相手を対象として図7Bで示すグループメンバリストを取得する処理を行う(ステップS302)。この処理の詳細な動作については後に説明する。
そして、グループリスト検索取得手段321は、アクセス制御手段341に対して生成されたグループメンバリストを通知すると共に、処理を終了する(ステップS303)。
次に、上記図7AのステップS302におけるグループメンバリスト生成処理について図7Bのフローチャートおよび図8の分木図に基づき説明する。
ここでは、通信相手Aを起点として設定されたグループメンバリスト生成処理について説明する。又、ここでは、メンバリスト取得の条件を、起点とされる通信相手から2階層下までという条件でグループメンバリスト生成処理を行う例を示す。
先ず、グループリスト検索取得手段321は、アクセス制御手段341から送り込まれたグループメンバリスト取得要求を取得すると共に、当該グループメンバリスト取得要求に対応して、起点として設定された通信相手(ここではA(図8))の通信許容リストを、通信許容リスト記憶手段225から取得する(ステップS311)。
次いで、グループリスト検索取得手段321は、取得されたAの通信許容リストにリスト化された通信許容相手(ここではB又はC)から1つの通信相手(例えばB(図8))を選出する(ステップS312)。
次に、選出された通信相手(B)が、予めグループリスト検索取得手段321に保持されたグループメンバリストに既に登録されているか否かの判定を行う(ステップS313)。ここで、既に登録されていた場合、上記選出された通信相手に対してはグループメンバリスト生成の処理を行われない(ステップS317へ)。
選出された通信相手(B)がグループメンバリストに登録されていない場合、当該通信相手(B)のエントリの有効期限を確認する(ステップS314)。ここで、有効期限が失効していた場合、通信相手(B)はグループメンバリストに登録されない(ステップS317へ)。
通信相手Bの許容期間が有効である場合、グループリスト検索取得手段321は、当該通信相手(B)をグループメンバリストに登録する(ステップS315)。
次いで、グループリスト検索取得手段321は、上記グループメンバリストをメンバ追加の対象として、選出された通信相手(B)を起点として、上述のステップS311〜S315のステップで示されたグループメンバリスト生成処理を再帰的に実行する。
次いで、起点に設定された下層の通信相手(ここではB)の通信許容リストに登録されている各通信相手(例えばA又はD)全てに対してグループメンバリスト生成処理を行ったかどうかを判定する(ステップS317)。
下層の通信相手を起点としたグループメンバリスト生成処理が終了した場合は、上層の通信相手(A)の通信許容リストに登録されている各通信相手(B又はC)全てに対して同様のグループメンバリスト生成処理を行ったかどうかを判定する(ステップS318)。
完了していない場合はまだ処理を行っていない通信相手を対象として同様の処理を行う。
下層の通信相手B〜Gを起点とした処理が全て完了した場合は、通信相手(A)を起点としたグループメンバリスト生成処理を終了する。
次に、データ共有サービスサーバ34のアクセス制御手段341が、通信端末20から共有データスペース342に対する通信アクセスを許容するか否かを制御判定する動作(通信アクセス制御動作)について、図9のフローチャートに基づいて説明する。
先ず、アクセス制御手段341は、通信端末20が、共有データスペース342に対するアクセス要求を送信する(ステップS321)。
次いで、アクセス制御手段341は、前記アクセス要求を受信すると共に、グループリスト検索取得手段321に対して、グループメンバリスト取得要求を送信する(ステップS322)。
アクセス制御手段341は、グループリスト検索取得手段321から前記グループメンバリスト取得要求に対して生成されたグループメンバリストを取得すると共に、このグループメンバリストに通信端末20が含まれているかを確認する(ステップS323)。
グループメンバリストに通信端末20が含まれていた場合には、アクセス制御手段341は、通信端末20が、特定のユーザが保有する共有データスペース342内のアクセス対象データにアクセスすることを許可する(ステップS324)。
一方、グループメンバリストに通信端末20が含まれていない場合、アクセス制御手段341は、通信端末20が共有データスペース342のアクセス対象データへのアクセスを拒否する(ステップS325)。
以上のように、この実施形態3では、通信履歴情報から作成された通信許容リスト(ホワイトリスト)に基づき共有データを利用するグループを設定するため、信頼性の高いグループおよびデータ共有サービスサーバの実現が可能となる。
また、通信履歴に基づいた高信頼のグループおよびデータ共有サービスサーバの実現が可能となる。
更に、通話・通信量の多いユーザ多い利用者ほど有効期限が長く設定されるため、普段から連絡を取り合う人同士は意識せずともホワイトリストに登録される。このため、信頼性の高いメンバからなるグループを維持することができる。
又、通信履歴情報に基づいて自動的に共有データへのアクセスが可能なユーザの再構成が行われ、通話・通信履歴によるつながりが疎になったユーザが自動的にアクセス権を剥奪されるので、グループおよびデータ共有サービスから悪意のあるユーザを効果的且つ容易に排除することができる。
更に、例え、悪意のあるユーザが、ターゲットとする人のグループに入ろうとしても、又、データ共有サービスサーバの共有データスペースにアクセスしようとしても、グループのメンバは外部からは認識できないことに加えて、ターゲットとする相手のホワイトリストに登録されていない限り、誰かのホワイトリストが変化することによりターゲットとする相手と同じグループメンバでなくなる可能性があり、グループメンバであることを維持するためには同じグループのメンバと連絡を取り続けることが必要になる。このため、悪意のあるユーザがデータ共有サービスに参加し続けるのが困難なシステムを実現することができる。
[実施形態4]
次に、本発明の通信管理システムに係る実施形態4について説明する。
ここで、上述した実施形態2および3と同一の部分については、同一の符号を付するものとする。
本発明における通信管理システムの実施形態4は、図10に示すように、システムの機器構成部分は前述した実施形態3(図6)とほぼ同一の構成を備えており、実施形態3におけるデータ共有サービスサーバ34に代えて、コミュニティサービスサーバ44を備えた点が構成上実施形態3と相違する。
ここで、通信端末20、通信許容リスト管理サーバ22、および通信制御サーバ23の構成については上述の実施形態3と同様である。但し、実施形態4における端末20の通信手段201は、コミュニティサービスサーバ44に対する通信アクセスを行うコミュニティアクセス機能を備えている。
上記コミュニティサービスサーバ44は、1又は複数の通信端末ユーザから成るコミュニティで共有される情報を記憶するコミュニティスペース442と、前記コミュニティに対する通信端末ユーザからのアクセスを制御するアクセス制御手段441と、グループリスト検索取得手段321により生成されたグループメンバリストに基づいて前記コミュニティを生成し、当該コミュニティのメンバの更新を行うコミュニティ生成管理手段443を具備する。
以下、これを詳説する。
アクセス制御手段441は、複数の異なる通信端末の通信手段(例えば通信手段201)から送り込まれたアクセス要求に対して、アクセスの可否を判断すると共に当該アクセスを許容するか否かの制御を行うアクセス制御機能を備えている。
ここで、上記アクセス要求は、コミュニティスペース442に格納され、特定の通信端末ユーザ又はコミュニティにより利用される対象データに対してのアクセス要求信号である。
又、アクセス制御手段441は、コミュニティ生成管理手段443に対して、前記アクセス要求の発信元ユーザが、前記アクセス要求先であるコミュニティスペースを所持するコミュニティのメンバであるか否かを問い合わせるアクセス問合せ機能と、前記問合せに対する返答に基づいて前記アクセス要求の通信アクセスを許容するか否かの判定制御を行う通信アクセス判定制御機能とを備えている。
コミュニティスペース442は、1又は複数の通信端末のユーザが登録することにより形成されるコミュニティによって共有されるデータや当該各コミュニティの設定情報を記憶するデータベース記憶手段であり、前記データを記憶する共有データ記憶機能を備えている。
コミュニティ生成管理手段443は、グループリスト検索取得手段321に対して、前記アクセス要求の送信元の通信相手を検索の起点とするグループメンバリスト取得要求を送信するグループメンバリスト取得要求送信機能を有する。尚、このグループメンバリスト取得要求には、例えば「検索起点から多分木構造における3段下層の通信相手まで」といった検索範囲を限定する値が含まれていても良い。
又、このグループメンバリスト取得要求には、検索の起点として設定された通信相手を特定する情報が含まれていてもよい。
又、コミュニティ生成管理手段443は、通信許容リスト管理サーバ22のグループリスト検索取得手段321に対して、定期的にコミュニティサービス利用者のグループ検索を行うグループ検索要求機能と、同じグループに属するユーザのユーザ情報を同じコミュニティに属する情報として設定し、当該ユーザ情報を関連付けて記憶するコミュニティ情報記憶機能を有する。
更に、コミュニティ生成管理手段443は、グループリスト検索取得手段321から通知されたグループメンバリストに基づいて、当該リストに含まれるユーザをメンバとするコミュニティを設定するコミュニティ設定生成機能を有する。
又、設定されたコミュニティのメンバを前記グループメンバリストに基づいて更新設定するコミュニティメンバ更新設定機能を有する。
このとき、コミュニティ生成管理手段443は、コミュニティユーザリストの全通信相手ユーザ(以下、「ユーザ」という)の属性を「未調査」に設定してもよい。
又、コミュニティ生成管理手段443は、後述する図12に示すステップによってコミュニティとコミュニティに所属するメンバが保持されており、この情報は定期的に更新される。
[実施形態4の動作説明]
次に、本実施形態の通信管理システムの動作について説明する。
本実施形態の通信許容リスト記憶手段225に通信許容リストを記憶する動作については実施形態2(図5)および3と同様である。
又、本実施形態のグループリスト検索取得手段321がグループメンバリストを生成する動作については、実施形態3におけるアクセス制御手段341から送り込まれるグループメンバリスト取得要求に代えて、本実施形態のコミュニティ生成管理手段443から定期的に送り込まれるグループ検索要求に対応して行われ、その他については実施形態3(図7B)と同様である。
次に、本実施形態におけるコミュニティサービスサーバ44のアクセス制御手段441が、
通信端末20からコミュニティスペース442へのアクセスを許容するか否かを制御する動作について図11のフローチャートに基づいて説明する。
先ず、アクセス制御手段441は、特定のコミュニティにより利用されるコミュニティスペース442内のデータスペースに対する、通信端末20からのアクセス要求を受信する(ステップS401)
アクセス制御手段441は、コミュニティ生成管理手段443に対して、通信端末20ユーザが、前記データスペースを所持するコミュニティのメンバであるか否かを問い合わせる(ステップS402)。
次いで、アクセス制御手段441は、コミュニティ生成管理手段443からの問い合わせ結果に基づいて、通信端末20ユーザがコミュニティのメンバであるかの判定を行う(ステップS403)。
ここで、通信端末20ユーザが前記コミュニティのメンバであった場合には、アクセス制御手段441は、通信端末20利用ユーザがコミュニティスペースへアクセスすることを許容する(ステップS404)。
又、通信端末20ユーザが前記コミュニティのメンバではない場合に、アクセス制御手段441は、通信端末20ユーザがコミュニティへのアクセスすることを許可しない(ステップS405)。
尚、上記動作説明においては、通信端末20がコミュニティスペース442へのアクセスを行う例を示したが、前記通信端末20は、コミュニティサービスサーバに通信回線を介して接続された一般の通信相手(他の通信端末)であってもよい。
次に、本実施形態におけるコミュニティサービスサーバ44のコミュニティ生成管理手段443の動作について図12のフローチャートに基づいて説明する。尚、コミュニティ生成管理手段443は、グループリスト検索取得手段321によって生成されたグループメンバリストを定期的に取得しているものとする。
先ず、コミュニティ生成管理手段443は、上記グループメンバリストに基づいてコミュニティユーザリストを作成する(ステップS411)。このとき、この作成されたコミュニティユーザリストのユーザの属性は全て未調査に設定されているものとする。
コミュニティ生成管理手段443は作成されたコミュニティユーザリストから前記未調査のユーザを選出する(ステップS412)。
次に、コミュニティ生成管理手段443は、グループリスト検索取得手段321に対して、選出されたユーザを起点として設定されたグループメンバリスト取得要求を送信する(ステップS413)。
コミュニティ生成管理手段443は、前記グループメンバリスト取得要求に応じて、グループリスト検索取得手段321から通知されたグループメンバリストを取得する。そして、このグループユーザリストに含まれるユーザをメンバとするコミュニティを設定して、当該コミュニティとメンバとを関連付けたコミュニティリストを記憶する(ステップS414)。
次いで、コミュニティ生成管理手段443は、作成されたコミュニティリストに含まれる各ユーザに対してステップS413〜414の処理を行ったか否かの判定を行う(ステップS415)。
コミュニティリストの全ユーザに対してステップS413〜414の処理が完了した場合は、コミュニティの更新を終了する。
又は、ステップS413〜414の処理が未完了のユーザがいる場合にはステップS412〜414の処理を行う。
上述のように、本実施形態においては、上記ステップS411〜415の動作を定期的に行うことにより、コミュニティの更新を行い、変化する通信許容リストに合わせて動的にコミュニティのメンバを更新することにより、コミュニティの信頼性を維持することができる。
これにより、グループリスト検索取得手段321によって生成されたグループメンバリストをSNS(Social Network Service)などのコミュニティの自動生成に利用することができ、更には、通信履歴情報に基づいた動的で信頼性の高いコミュニティサービスの管理、維持することができる。
以上のように、この実施形態4では、通信履歴情報から作成された通信許容リスト(ホワイトリスト)に基づきコミュニティを生成するため、セキュリティ性および信頼性の高いコミュニティを自動的に生成し、管理するコミュニティサービスシステムを実現できる。
又、悪意のあるユーザがターゲットとするユーザの所属するコミュニティにアクセスしようとする場合でも、コミュニティメンバが外部から認識できず、更には、コミュニティメンバであることを維持するために他のコミュニティメンバと連絡を取り続けることが必要となるため、悪意のあるユーザの侵入が困難なコミュニティサーバおよびサービスを実現できる。
更には、悪意のあるユーザが、ターゲットとする相手のホワイトリストに登録されていない限り、他のメンバのホワイトリストが変化することにより、このユーザがコミュニティメンバでなくなる可能性がある。その一方で、普段から連絡を取り合う人同士は意識せずともホワイトリストに登録され、コミュニティメンバであることを維持することができる。
又、通信履歴情報から作成されるホワイトリストに基づくコミュニティが生成されるため、メンバー間における信頼性の高いコミュニティを生成できる。
更に、通信履歴の量により自動的にメンバの再構成が行われるので、通信履歴によるつながりが疎になったユーザが自動的にコミュニティから追放され、悪意のあるユーザの侵入が困難なコミュニティ、グループを生成することができ、更にはそのコミュニティを容易に維持、管理することができる。
以上、実施形態(及び実施例)を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態(及び実施例)に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は2007年7月10日に出願された日本出願特願2007−181425を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明は、通信ネットワークを介して提供される、セキュリティ性の高いコミュニティサービスやデータ共有サービスに適用することが可能である。
本発明による通信管理システムの一実施形態全体を示す概略構成図である。 図1に開示した通信管理システムにおける通信許容リストの登録更新動作の処理ステップを示したフローチャートである。 図1に開示した通信管理システムにおける通信許容判定の処理ステップを示したフローチャートである。 本発明による通信管理システムの一実施形態全体を示す概略構成図である。 図4に開示した通信管理システムにおける通信許容リストの登録更新動作の処理ステップを示したフローチャートである。 本発明による通信管理システムの一実施形態全体を示す概略構成図である。 図6に開示した通信管理システムであって、グループメンバリストを取得する動作の処理ステップを示したフローチャートである。 図6に開示した通信管理システムであって、グループメンバリストを生成する動作の処理ステップを示したフローチャートである。 図6に開示した通信管理システムにおける通信許容リスト間の相関の一例を示す説明図である。 図6に開示した通信管理システムにおける通信アクセスの制御動作の処理ステップを示したフローチャートである。 本発明による通信管理システムの一実施形態全体を示す概略構成図である。 図10に開示した通信管理システムにおける通信アクセスの制御動作の処理ステップを示したフローチャートである。 図12は、コミュニティのメンバリストを生成する動作の処理ステップを示したフローチャートである。
符号の説明
10、20 通信端末
11、201 通信手段
12、232 通信履歴情報記憶手段
13、223 条件情報記憶手段
14、224 通信許容リスト生成手段
15、225 通信許容リスト記憶手段
22 通信許容リスト管理サーバ
23 通信制御サーバ
34 共有データ管理サーバ
44 コミュニティ管理サーバ
202 条件情報設定手段
231 通信制御手段
341、441 アクセス制御手段
342 共有データスペース
321 グループリスト検索取得手段
442 コミュニティスペース
443 コミュニティ生成管理手段

Claims (29)

  1. 通信ネットワークを介して行われる通話・通信を管理する通信管理システムであって、
    前記通話・通信の履歴情報を通話・通信の相手方利用者毎に記憶する通信履歴情報記憶手段と、
    通話・通信の信頼関係を判断する基準となる信頼ルールを記憶する条件情報記憶手段と、
    前記通信履歴情報記憶手段に記憶された通話・通信の履歴情報と、前記条件情報記憶手段に記憶された信頼ルールとに基づいて、相手方利用者が信頼に足るか否かを判断し、有効期限を付けてリストを生成する通信許容リスト生成手段と、
    前記通信許容リスト生成手段が生成したリストを記憶し、相手方利用者に対する通話・通信を行う際の問い合わせに対して前記リストを提供する通信許容リスト記憶手段とを含むことを特徴とする通信管理システム。
  2. 前記通信許容リスト生成手段は、前記履歴情報から有効期限を算出し、その有効期限情報を、通話・通信の対象となる利用者の情報とともにリストする請求項1に記載の通信管理システム。
  3. 前記通信許容リスト生成手段は、前記履歴情報に設定された基準値と通話・通信の履歴とを比較して前記有効期限の長短を設定する請求項1に記載の通信管理システム。
  4. 前記履歴情報として、通信回数の合計、通信頻度又は通信情報容量のいずれか一つ或いは二以上の組み合わせを用いる請求項2又は3に記載の通信管理システム。
  5. 前記通信許容リスト生成手段は、通話・通信の利用者からの明示的な指示に基づいて、削除した通話・通信の対象となる利用者のリストを復活する請求項1に記載の通信管理システム。
  6. 通信ネットワークを介して行われる通話・通信を行う通信端末であって、
    前記通話・通信の履歴情報を通話・通信の相手方利用者毎に記憶する通信履歴情報記憶手段と、
    通話・通信の信頼関係を判断する基準となる信頼ルールを記憶する条件情報記憶手段と、
    前記通信履歴情報記憶手段に通話・通信の相手方利用者毎に記憶された通話・通信の履歴情報と、前記条件情報記憶手段に記憶された信頼ルールとに基づいて、相手方利用者が信頼に足るか否かを判断し、有効期限を付けてリストを生成する通信許容リスト生成手段と、
    前記通信許容リスト生成手段が生成したリストを記憶し、相手方利用者に対する通話・通信を行う際の問い合わせに対して前記リストを提供する通信許容リスト記憶手段と、
    前記通信許容リスト記憶手段にアクセスして、通話・通信を行う相手方利用者のリストを検索し、その検索結果に基づいて、相手方利用者の信頼性を判断して通話・通信を制御する通信手段とを含むことを特徴とする通信端末。
  7. 前記条件情報記憶手段に記憶させる前記信頼ルールの設定を行う条件情報設定手段を含む請求項6に記載の通信端末。
  8. 通信ネットワークを介して通話・通信を行う通信端末による通話・通信を制御するサーバであって、
    前記通話・通信の履歴情報を通話・通信の相手方利用者毎に記憶する通信履歴情報記憶手段と、
    通話・通信の信頼関係を判断する基準となる信頼ルールを記憶する条件情報記憶手段と、
    前記通信履歴情報記憶手段に記憶された通話・通信の履歴情報と、前記条件情報記憶手段に記憶された信頼ルールとに基づいて、相手方利用者が信頼に足るか否かを判断し、有効期限を付けてリストを生成する通信許容リスト生成手段と、
    前記通信許容リスト生成手段が生成したリストを記憶し、相手方利用者に対する通話・通信を行う際の問い合わせに対して前記リストを提供する通信許容リスト記憶手段と、
    前記通信許容リスト記憶手段にアクセスして、前記通話・通信を行う相手方利用者のリストを検索し、その検索結果に基づいて、相手方利用者の信頼性を判断して前記通信端末による通話・通信を制御する通信制御手段とを含むことを特徴とするサーバ。
  9. 前記条件情報記憶手段は、前記通信端末から発信される信頼ルールの設定情報を受信して記憶する請求項8に記載のサーバ。
  10. 利用者が共有するデータを記憶する共有データベースと、
    検索の起点となる利用者を決定し、その利用者に関連するグループのリストを前記通信許容リスト記憶手段のリストから検索して、グループメンバリストを生成するグループリスト検索取得手段と、
    通信端末から前記共有データベースへのアクセス要求を受けて、前記グループリスト検索手段のグループメンバリストに基づいて前記アクセス要求の許可・不許可の判定を行うアクセス制御手段とを含む請求項8に記載のサーバ。
  11. 利用者が共有利用する情報を記憶するコミュニティスペースと、
    検索の起点となる利用者を決定し、その利用者に関連するグループのリストを前記通信許容リスト記憶手段のリストから検索して、グループメンバリストを生成するグループリスト検索取得手段と、
    前記グループリスト検索取得手段から取得した前記グループリストから一人の利用者を抽出し、その利用者をメンバとするコミュニティを生成するコミュニティ生成管理手段と、
    通信端末から前記コミュニティスペースへのアクセス要求を受けて、前記通信端末の利用者が前記コミュニティ生成管理手段で生成した前記コミュニティのメンバであるか否かに基づいて前記アクセス要求の許可・不許可の判定を行うアクセス制御手段とを含む請求項8に記載のサーバ。
  12. 通信ネットワークを介して行われる通話・通信の管理を制御する通信管理プログラムであって、
    コンピュータに、
    前記通話・通信の履歴情報を通話・通信の相手方利用者毎にデータベースとして管理させる機能と、
    通話・通信の信頼関係を判断する基準となる信頼ルールをデータベースとして管理させる機能と、
    前記通話・通信の履歴情報と前記信頼ルールとに基づいて、相手方利用者が信頼に足るか否かを判断し、有効期限を付けてリストを生成する機能と、
    前記リストを管理し、相手方利用者に対する通話・通信を行う際の問い合わせに対して前記リストを提供する機能とを実行させることを特徴とする通信管理プログラム。
  13. 前記コンピュータに、
    前記履歴情報から有効期限を算出し、その有効期限情報を、通話・通信の対象となる利用者の情報とともにリストする機能を実行させる請求項12に記載の通信管理プログラム。
  14. 前記コンピュータに、
    前記履歴情報の設定された基準値と通話・通信の履歴とを比較して前記有効期限の長短を設定する機能を実行させる請求項12に記載の通信管理プログラム。
  15. 前記履歴情報として、通信回数の合計、通信頻度又は通信情報容量のいずれか一つ或いは二以上の組み合わせを用いる請求項13又は14に記載の通信管理プログラム。
  16. 前記コンピュータに、
    通話・通信の利用者からの明示的な指示に基づいて、削除した通話・通信の対象となる利用者のリストを復活する機能を実行させる請求項12に記載の通信管理プログラム。
  17. 通信ネットワークを介して行われる通話・通信を行う通信端末用プログラムであって、
    コンピュータに、
    前記通話・通信の履歴情報を通話・通信の相手方利用者毎にデータベースとして管理する機能と、
    通話・通信の信頼関係を判断する基準となる信頼ルールをデータベースとして管理する機能と、
    前記通話・通信の相手方利用者毎に記憶された通話・通信の履歴情報と、前記信頼ルールとに基づいて、相手方利用者が信頼に足るか否かを判断し、有効期限を付けてリストを生成する機能と、
    前記リストを記憶し、相手方利用者に対する通話・通信を行う際の問い合わせに対して前記リストを提供する機能と、
    前記リストを検索し、その検索結果に基づいて、相手方利用者の信頼性を判断して通話・通信を制御する機能とを実行させることを特徴とする通信端末用プログラム。
  18. 通信ネットワークを介して行われる通信端末による通話・通信を制御するサーバ用プログラムであって、
    コンピュータに、
    前記通話・通信の履歴情報を通話・通信の相手方利用者毎にデータベースとして管理する機能と、
    通話・通信の信頼関係を判断する基準となる信頼ルールをデータベースとして管理する機能と、
    前記通話・通信の相手方利用者毎に管理された通話・通信の履歴情報と、前記信頼ルールとに基づいて、相手方利用者が信頼に足るか否かを判断し、有効期限を付けてリストを生成する機能と、
    前記リストを管理し、相手方利用者に対する通話・通信を行う際の問い合わせに対して前記リストを提供する機能と、
    前記リストを検索し、その検索結果に基づいて、相手方利用者の信頼性を判断して前記通信端末による通話・通信を制御する機能とを実行させることを特徴とするサーバ用プログラム。
  19. 前記コンピュータに、
    利用者が共有するデータを共有データベースとして管理する機能と、
    検索の起点となる利用者を決定し、その利用者に関連するグループのリストを前記通信許容リスト記憶手段のリストから検索して、グループメンバリストを生成する機能と、
    通信端末から前記共有データベースへのアクセス要求を受けて、前記グループメンバリストに基づいて前記アクセス要求の許可・不許可の判定を行う機能とを実行させる請求項18に記載のサーバ用プログラム。
  20. 前記コンピュータに、
    利用者が共有利用する情報をコミュニティ情報として管理する機能と、
    検索の起点となる利用者を決定し、その利用者に関連するグループリストを前記リストから検索して、グループメンバリストを生成する機能と、
    前記グループリストから一人の利用者を抽出し、その利用者をメンバとするコミュニティを生成する機能と、
    通信端末から前記コミュニティ情報へのアクセス要求を受けて、前記通信端末の利用者が前記コミュニティのメンバであるか否かに基づいて前記アクセス要求の許可・不許可の判定を行う機能とを実行させる請求項18に記載のサーバ用プログラム。
  21. 通信ネットワークを介して行われる通話・通信の管理を制御する通信管理方法であって、
    前記通話・通信の履歴情報を通話・通信の相手方利用者毎にデータベースとして管理し、
    通話・通信の信頼関係を判断する基準となる信頼ルールをデータベースとして管理し、
    前記通話・通信の履歴情報と前記信頼ルールとに基づいて、相手方利用者が信頼に足るか否かを判断し、有効期限を付けてリストを生成し、
    前記リストを管理し、相手方利用者に対する通話・通信を行う際の問い合わせに対して前記リストを提供することを特徴とする通信管理方法。
  22. 前記履歴情報から有効期限を算出し、その有効期限情報を、通話・通信の対象となる利用者の情報とともにリストする請求項21に記載の通信管理方法。
  23. 前記履歴情報の設定された基準値と通話・通信の履歴とを比較して前記有効期限の長短を設定する請求項21に記載の通信管理方法。
  24. 前記履歴情報として、通信回数の合計、通信頻度又は通信情報容量のいずれか一つ或いは二以上の組み合わせを用いる請求項22又は23に記載の通信管理方法。
  25. 通話・通信の利用者からの明示的な指示に基づいて、削除した通話・通信の対象となる利用者のリストを復活する請求項21に記載の通信管理方法。
  26. 通信ネットワークを介して行われる通話・通信を行う通信端末管理方法であって、
    前記通話・通信の履歴情報を通話・通信の相手方利用者毎に管理し、
    通話・通信の信頼関係を判断する基準となる信頼ルールを管理し、
    前記通話・通信の相手方利用者毎に記憶された通話・通信の履歴情報と、前記信頼ルールとに基づいて、相手方利用者が信頼に足るか否かを判断し、有効期限を付けてリストを生成し、
    前記リストを記憶し、相手方利用者に対する通話・通信を行う際の問い合わせに対して前記リストを提供し、
    前記リストを検索し、その検索結果に基づいて、相手方利用者の信頼性を判断して通話・通信を制御することを特徴とする通信端末管理方法。
  27. 通信ネットワークを介して行われる通信端末による通話・通信を制御するサーバ管理方法であって、
    前記通話・通信の履歴情報を通話・通信の相手方利用者毎にデータベースとして管理し、
    通話・通信の信頼関係を判断する基準となる信頼ルールをデータベースとして管理し、
    前記通話・通信の相手方利用者毎に管理された通話・通信の履歴情報と、前記信頼ルールとに基づいて、相手方利用者が信頼に足るか否かを判断し、有効期限を付けてリストを生成し、
    前記リストを管理し、相手方利用者に対する通話・通信を行う際の問い合わせに対して前記リストを提供し、
    前記リストを検索し、その検索結果に基づいて、相手方利用者の信頼性を判断して前記通信端末による通話・通信を制御することを特徴とするサーバ管理方法。
  28. 利用者が共有するデータを共有データベースとして管理し、
    検索の起点となる利用者を決定し、その利用者に関連するグループのリストを前記通信許容リスト記憶手段のリストから検索して、グループメンバリストを生成し、
    通信端末から前記共有データベースへのアクセス要求を受けて、前記グループメンバリストに基づいて前記アクセス要求の許可・不許可の判定を行う請求項27に記載のサーバ管理方法。
  29. 利用者が共有利用する情報をコミュニティ情報として管理し、
    検索の起点となる利用者を決定し、その利用者に関連するグループリストを前記リストから検索して、グループメンバリストを生成し、
    前記グループリストから一人の利用者を抽出し、その利用者をメンバとするコミュニティを生成し、
    通信端末から前記コミュニティ情報へのアクセス要求を受けて、前記通信端末の利用者が前記コミュニティのメンバであるか否かに基づいて前記アクセス要求の許可・不許可の判定を行う請求項27に記載のサーバ管理方法。
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