JP2003005632A - 地図・写真画像配信システム及びそのクライアントシステム - Google Patents

地図・写真画像配信システム及びそのクライアントシステム

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JP2003005632A JP2001186782A JP2001186782A JP2003005632A JP 2003005632 A JP2003005632 A JP 2003005632A JP 2001186782 A JP2001186782 A JP 2001186782A JP 2001186782 A JP2001186782 A JP 2001186782A JP 2003005632 A JP2003005632 A JP 2003005632A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ネットワークを通じて、クライア
ントシステムから表示範囲、拡大・縮小、移動が指定さ
れ、又は地物名称等で検索指示されたベクトル地図と空
中写真画像とを送信する地図・写真画像配信システムを
提供する。 【解決手段】 複数の空中写真画像情報と該空中写真の
地理位置情報とが、また、複数のベクトル地図情報と該
ベクトル地図の地理位置情報とが格納される。アプリケ
ーションサーバ4で、指示された地図範囲に含まれる地
理位置に係る空中写真画像情報又はベクトル地図情報を
読み出し、読み出された空中写真画像情報とベクトル地
図情報とを当該地理位置で合わせ、重ね合せ画像を生成
する。該重ね合せ画像をクライアント端末1の表示画面
の画面サイズに調整した画像をクライアント端末に送信
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地図と空中写真画
像の配信システム及びそのクライアントシステムに関
し、特に、インターネット等のネットワークを通じて、
クライアントシステムから表示範囲、拡大・縮小、移動
が指定され、又は地物名称等で検索指示されたベクトル
地図と、航空写真や衛星画像等の空中写真とを送信でき
る地図・写真画像配信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ある特定地域の地表の状態を知り
たい場合には、例えば、国土地理院が発行している各縮
尺度による地図を参照するか、或いは、その地域の上空
から撮影された航空写真を参照していた。しかし、地図
の場合には、日本全国をカバーし、該当地域を特定して
手軽に入手できるものであるが、地表状態を詳細に知り
たいときには限界がある。そのため、種々の観点に従っ
て、人為的に意味付けしたベクトル地図も多く存在す
る。
【0003】また、航空写真は、地表の上空から撮影さ
れたものであるから、人為的に意味付けされておらず、
ある時点の有りのままが映し出されている。地表の実体
をつぶさに見ることができる点では、地図より遥かに情
報量が多い。ただ、必要とする地域を撮影した航空写真
が手に入るとは限らず、衛星写真では粗すぎて役に立た
ないといったこともある。さらに、航空写真の画像で
は、位置を特定することが難しいため、必要とする目標
物を検索するには、困難を伴うことがある。
【0004】一方、最近におけるコンピュータの高性能
化、ネットワーク技術の進歩により、ブラウザと呼ばれ
るソフトウエア上でWWW上の情報が表示可能となって
いる。そして、様々な端末から同じ情報にアクセスする
ことができ、情報検索サービスを実現している。上述の
地図や航空写真又は衛星写真の空中写真についても、こ
れらをデータベース化したサーバに、ネットワークを通
じて端末でアクセスすることにより、Webブラウザ上
で検索し、表示することができ、地図、航空写真等の情
報を簡単に取得できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなWeb上の
航空写真検索システムでは、航空写真を一枚毎の単写真
として複数の航空写真がサーバに格納されている。この
航空写真の検索には、Web上の航空写真表示ページと
は異なるページで、市区町村、町丁目や地区一覧のリス
トから選択するようになっている。そして、航空写真の
位置をメッシュで示した図であるクリッカブルマップを
用いて、選択した航空写真を表示させている。
【0006】ところで、サーバに格納されている航空写
真は、複数種の固定縮尺に対応した単写真で用意されて
いるため、航空写真を任意の縮尺で拡大・縮小して表示
することができない。そして、表示画面をスクロールす
る場合でも、単写真を連続的に切り換えているだけであ
り、複数の写真に跨った範囲の写真を画像にして表示す
ることができないという問題がある。
【0007】しかも、そのスクロールできる方向は決っ
たものとなっている。そのため、任意の方向に、或い
は、任意の距離にスクロールすることができないという
問題がある。一方、地図情報を画像化した上で、このス
クロールを端末の画面上でスムースに行えるようにした
システムも提案されている。このシステムでは、ネット
ワークを介して、地図情報及び地図関連情報を端末に受
信し表示するものであるが、それらの情報は、端末の画
面より大きいサイズのイメージ画像で受信され、画面に
表示するときには、そのイメージ画像から画面に相当す
る矩形域を表示するようにしている。
【0008】この手法によれば、表示画面上で任意の方
向及び距離にスクロールすることが可能である。しか
し、このシステムの場合、任意にスクロールでき、任意
に拡大・縮小が行えたとしても、その範囲は、受信した
イメージ画像の範囲でしか行えず、さらに他の地域にス
クロールしようとすると、再度、該当地域に係る地図及
び地図関連情報を受信しなければならない。
【0009】そのため、端末の画面より大きいサイズの
イメージ画像をその度に受信することになるので、伝送
されるデータ量も大きくなり、端末にもその量に見合っ
た記憶容量が備えられていなければならない。そして、
再度受信して表示するまで、画面表示の切り換え時間を
要することになる。さらに、より広範囲な地域に対する
検索を行うためには、自身のパソコン内に、或いは、該
パソコンが接続されているLAN内に航空写真画像のデ
ータベースを備えなければならい。このようなことは、
それに対応する記憶装置或いは記憶媒体を必要とし、ま
た、検索し、画像処理を行えるソフトウエアがパソコン
にインストールされてなければならず、パソコンの処理
負担が増大する。
【0010】従って、本発明は、ネットワークを通じ
て、必要な航空写真や衛星写真の検索を行うとき、ベク
トル地図を用いて位置検索し、検索された航空写真や衛
星写真と選択されたベクトル地図とを重ね合わせた画像
で表示し、この重ね合わせた状態で画像の拡大・縮小又
は移動を行うことができ、しかも、複数の航空写真が繋
ぎ合わされた状態で途切れることなく表示できる地図・
写真画像配信システムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明では、地図・写真画像配信システムにおい
て、複数の空中写真画像情報と、該空中写真の地理位置
情報とを格納した空中写真格納手段と、複数のベクトル
地図情報と、該ベクトル地図の地理位置情報とを格納し
たベクトル地図格納手段と、指示された地図範囲に含ま
れる前記地理位置に係る前記空中写真画像情報又は前記
ベクトル地図情報を読み出す情報読出し手段と、読み出
された前記空中写真画像情報と、読み出された前記ベク
トル地図情報とを前記地理位置で合わせ、重ね合せ画像
を生成する画像生成手段と、前記重ね合せ画像を送信す
る送信手段とを備えた。
【0012】そして、前記送信手段は、前記重ね合せ画
像を表示画面の画面サイズに調整した画像を送信するこ
ととし、前記情報読出し手段は、表示されている画像上
で指定された範囲に含まれる前記地理位置に係る前記空
中写真画像情報又は前記ベクトル地図情報を読み出し、
読み出した前記空中写真画像情報又は前記ベクトル地図
情報を指定された倍率に縮尺することとし、或いは、表
示されている画面上で指定された位置から所定方向に移
動した位置を基準にし、前記地図範囲から読み出した前
記空中写真画像情報又は前記ベクトル地図情報を読み出
すようにした。
【0013】さらに、前記ベクトル地図情報には、地理
位置情報を有する地物情報を含め、前記ベクトル地図情
報から指定された地物情報を検索し、当該地物情報の地
理位置に基づいて所定の地図範囲を設定する検索手段を
備え、前記情報読出し手段は、前記所定の地図範囲に含
まれる前記地理位置に係る前記空中写真画像情報又は前
記ベクトル地図情報を読み出すこととした。
【0014】また、本発明では、地図・写真画像配信ク
ライアントシステムにおいて、空中写真画像又はベクト
ル地図を画面に表示する画像表示手段と、要求した地図
範囲に係る空中写真画像情報とベクトル地図情報とを地
理位置で合わされて生成された重ね合せ画像を受信する
受信手段とを備えた。さらに、前記画面に表示する表示
対象として、前記空中写真画像と、前記ベクトル地図情
報に含まれる図形の種類とを選択する表示対象選択手段
を備えており、前記地図範囲に係る前記空中写真画像が
前記サーバ内に格納されていない場合、前記画面に前記
空中写真画像が格納されていないメッセージを表示する
と共に、前記表示対象選択手段の空中写真画像選択を不
可に止し、又は、新たに要求した地図範囲に係る前記空
中写真画像が前記サーバに格納されている場合、前記空
中写真画像の選択を可能にすることとした。
【0015】そして、前記重ね合せ画像は、前記画像表
示手段の画面サイズに調整された画像であり、前記画像
表示手段に表示されている画像上で指定した範囲に含ま
れる前記地理位置に係る前記空中写真画像情報又は前記
ベクトル地図情報が読み出されて作成され、前記空中写
真画像情報又は前記ベクトル地図情報を指定した倍率に
縮尺され、或いは、前記画像表示手段に表示されている
画像上で指定した位置から所定方向に移動した位置を基
準にして、前記地図範囲に係る前記空中写真画像情報又
は前記ベクトル地図情報により生成されていることとし
た。
【0016】さらに、前記重ね合せ画像は、指定した地
物情報に係る位置情報により設定された所定の地図範囲
に含まれる前記地理位置に係る前記空中写真画像情報又
は前記ベクトル地図情報により作成されていることとし
た。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明による地図・写真画
像配信システムの実施形態について、図を参照しながら
説明する。本実施形態による地図・写真画像配信システ
ムの特徴は、Webブラウザ上で、地図の図形と関連付
けられた市区町村、鉄道駅名、目標物名等の情報によ
り、該当場所の航空写真や衛星画像を検索し、その検索
結果の航空写真や衛星画像と該当場所に係るベクトル地
図データを重ね合わせた画像を、表示される画像サイズ
にしてクライアントに送信する機能と、さらに、Web
ブラウザ上で、リクエスト条件に応じた航空写真や衛星
画像とベクトル地図データを重ね合わせた状態で、航空
写真や衛星画像を拡大・縮小し、又は任意の方向に移動
させても、航空写真や衛星画像が途切れることなく表示
できる機能とを有することである。
【0018】図1は、本実施形態における地図・写真画
像配信システムの概要を示している。このシステムを構
成するWebサーバ3と複数のクライアント端末1−1
乃至1−nとは、インターネット、イントラネット等の
ネットワーク2を介して通信できるように接続されてい
る。クライアント端末1−1乃至1−nは、地図・写真
画像配信のためのクライアントシステムが稼動する。
【0019】サーバ側の構成について説明すると、We
bサーバ3には、負荷分散ミドルウエアが配置されてお
り、複数のクライアント端末からのアクセスが集中した
ときに分散を図っている。さらに、この負荷分散ミドル
ウエアを中継して、クライアント端末1−1乃至1−n
からのリクエストに応じて航空写真や地図を検索し、航
空写真と地図を画像合成して当該クライアント端末に送
信するアプリケーションサーバ4−1、4−1と、正射
投影変換された多数の航空写真又は衛星写真を格納した
航空写真ファイルサーバ5と、ベクトル地図データを格
納したベクトル地図データサーバ6と備えている。
【0020】ここで、クライアント端末1−1乃至1−
nにおいて稼動するクライアントシステムは、Webブ
ラウザ内で動作する地図・写真画像配信を実行するシス
テムであり、独自に開発された専用のシステムである。
そのクライアントシステムには、ベクトル地図データの
構成要素である行政界、駅、目標物等の図形と連携され
た名称等の情報により、地理上の地図位置の検索要求を
アプリケーションサーバ4−1、4−2に送出するこ
と、該当アプリケーションサーバからネットワーク2を
通じて送信されてきたベクトル地図と航空写真や衛星写
真が一体に重ね合わされた画像データ又は別々の画像デ
ータを表示すること、さらに、ベクトル地図と航空写真
や衛星写真が重ね合わされた状態の画面で、地図の拡大
・縮小又は移動の要求をネットワーク2経由で当該アプ
リケーションサーバに発行すること等の機能が備えられ
ている。
【0021】Webサーバ3では、この地図・写真画像
配信システム専用の負荷分散ミドルウエアによって、多
数のクライアント端末1−1乃至1−nからのリクエス
トを複数のアプリケーションサーバ4−1又は4−2に
振り分ける処理が行われる。また、アプリケーションサ
ーバ4−1又は4−2では、クライアント端末1のクラ
イアントシステムに従って指定されるリクエスト条件
で、航空写真ファイルサーバ5及びベクトル地図データ
サーバ6から、それぞれ、同一地域範囲の航空写真及び
ベクトル地図のデータを検索し、複数の隣接する航空写
真等の画像を合成し、或いは、拡大・縮小表示した航空
写真等の画像を作成する処理を行う。そして、地図と写
真画像を一体化して、又は別々に、ネットワーク2を介
して該当クライアント端末4に送信する。
【0022】サーバ側に備えられる航空写真ファイルサ
ーバ5では、多数のディジタル航空写真画像データファ
イルを、その航空写真の地理的位置を示す情報ファイル
と共に管理している。さらに、サーバ側に備えられてい
るベクトル地図データサーバ6では、ベクトル型の地図
データを、多数のファイルとして、又はデータベースを
用いて管理している。
【0023】ベクトル地図データファイルには、何らか
の地図投影法によって、地形や地物等の地理情報を表現
する図形の座標が記述されている。ベクトル地図データ
は、表示図形の種類や検索する対象によって分けられる
レイヤによって構成されており、それぞれの点、線、面
といった図形の種類に応じたデータ構造になっている。
例えば、図4に示したように、施設位置のレイヤは点デ
ータの、鉄道路線のレイヤは線データの、そして、行政
区域のレイヤは面データの構造になっている。
【0024】さらに、ベクトル地図データは、図形の座
標データだけでなく、図形の属性情報データが一体に管
理されている。図形データと図形属性情報とは、図形I
Dによって関連付けられる。この関連付けによって、図
形が保有する属性情報を表示したり、逆に、属性情報項
目の値や名称を指定して、該当する図形を検索すること
ができる。
【0025】次に、クライアント端末1からのリクエス
ト条件に対応してベクトル地図と航空写真とを重ね合わ
せた画像の作成を行うアプリケーションサーバ4におけ
る処理について図2乃至図4を参照して説明する。先
ず、地図範囲が指定されてベクトル地図と航空写真を画
像にして転送する場合を説明する。
【0026】アプリケーションサーバ4は、クライアン
ト端末1からのリクエスト情報として、Webサーバ3
を経由してクライアント端末1に送信する画像サイズ
(縦横のピクセル数)と地図の範囲(地理上の座標
値)、表示図形の種類、航空写真の表示ON/0FFを受け取
る。そこで、アプリケーションサーバ4は、図2に示さ
れるように、リクエスト範囲のベクトル地図M1乃至M
3をベクトル地図データサーバ6より読み込む。読み込
まれるベクトル地図は、リクエスト情報に含まれる表示
図形の種類(レイヤ)に応じて選択されるものであり、
図2では、3種類の図形によるベクトル地図が選択され
た状態を示している。
【0027】このベクトル地図データサーバ6におい
て、複数のベクトル地図データに関する管理方式の一例
を、図3(a)に示している。この場合は、1レイヤで
はファイルサイズが大きくなり過ぎるため、多数のメッ
シュファイルで全域をカバーするようにし、メッシュ単
位で管理する方式であり、データベース管理システムを
用いない。一方、図示していないが、地図データベース
管理システムを用いて、レイヤ毎や図形の種類毎で全域
をカバーする方法を用いることもできる。
【0028】ここで、アプリケーションサーバ4がベク
トル地図データサーバ6からリクエスト地図範囲のベク
トル地図データを読み込む様子を、図3(b)に示し
た。図中、リクエスト地図範囲Mrを太線で現してい
る。このリクエスト地図範囲Mrが、図2に示されるベ
クトル地図M1上に示される破線による表示範囲に相当
しており、この範囲でベクトル地図データサーバ6に格
納されているベクトル地図M1乃至M3からデータが切
り出されることになる。
【0029】リクエスト情報において、ベクトル地図に
重ねあわせて航空写真をも表示することを要求する「航
空写真の表示ON」になっている場合であり、かつ拡大・
縮小がリクエストされて、その地図縮尺が一定縮尺(例
えば、1/2500)以上の場合には、図2に示された航空写
真Aのように、リクエストされた地図範囲に一部でも重
複する航空写真画像ファイルを、航空写真ファイルサー
バ5から航空写真位置を表わすデータを参照して探し出
し、読み込む。
【0030】この航空写真Aは、航空写真ファイルサー
バ5に格納されており、正射投影処理がされた多数の航
空写真画像ファイルで構成されている。そのため、各航
空写真画像ファイルは、図3(a)に示されたベクトル
地図データの管理方式のように、多数のメッシュファイ
ルで全域をカバーしている。航空写真画像データの読み
込みは、ベクトル地図の読み込みと同様に、リクエスト
写真範囲Arが、図2に示される航空写真A上に示され
る破線による表示範囲に相当しており、この範囲で航空
写真ファイルサーバ5に格納されている航空写真Aから
データが切り出されることになる。
【0031】ここで、「一定縮尺以上」を指定する理由
は、多数の航空写真画像ファイルを読込んで多大なメモ
リを消費しないようにするためである。この際に、ベク
トル地図の行政区域のレイヤからリクエスト地図範囲の
中心位置の住所情報を調べ、メッセージ情報とする。図
10(a)に示されるように、この住所情報は、クライ
アント端末1の画面下部のメッセージ欄に表示される。
【0032】上記で、リクエストされた地図範囲に対応
する航空写真画像ファイルが無い場合には、読み込むべ
き航空写真が無いので、画像化されたベクトル地図と
「航空写真がありません」というメッセージ情報を送信
用に準備する。また、「航空写真の表示ON」になってい
る場合で、かつ地図縮尺が一定縮尺(例えば、1/2500)
未満の場合には、「縮尺を大きくすると航空写真が出ま
す」といったメッセージ情報を送信用に準備する。図1
0(c)に示されるように、このメッセージ情報は、ク
ライアント端末1の画面下部のメッセージ欄に表示され
る。
【0033】リクエスト情報において「航空写真の表示
OFF」が選択されている場合は、クライアント端末1の
画面に航空写真を表示しないことを示しているので、航
空写真ファイルの読み込みは行わない。アプリケーショ
ンサーバ4において、読み込んだリクエスト範囲に係る
ベクトル地図及び航空写真画像をクライアント端末1の
画面に表示される表示画像サイズ(ピクセル)に応じた
縮尺で表示する。この表示は、必ずしも、サーバ4の画
面上で行われなくとも、メモリ上で仮想的に形成されて
も良い。
【0034】ベクトル地図は予め設定されている表示図
形の種類毎の図式に基づき、ベクトル地図を描画する。
但し、リクエスト情報の内容が「航空写真の表示OFF」
の場合や一定縮尺未満の場合には、ベクトル地図だけが
描画される。次いで、航空写真Aとベクトル地図M1及
びM3とを重ね合わせる。これを表示して画像化し、リ
クエスト範囲の画像部分AMrを切り出す。
【0035】そして、アプリケーションサーバ4は、ク
ライアント端末1に、レイヤ情報、リクエスト範囲の地
図、航空写真の左上と右下の地埋座標値、生成した航空
写真とベクトル地図の重ね合せ画像及びメッセージ情報
を送信する。送信する際には、クライアントデータ送信
量を小さくするため、生成した航空写真とベクトル地図
の重ね合せ画像をJPEGやGIFファイルに変換した
画像ファイルを用いている。さらに、アプリケーション
サーバ4からクライアント端末1に送信される重ね合せ
画像のファイルサイズは、元のベクトル地図データや航
空写真画像ファイルのサイズに依存することなく、ほぼ
一定のものである。
【0036】また、リクエスト範囲の地図、航空写真の
左上と右下の地理座標値は、クライアント端末1の画面
に表示される地図画像上の任意の座標位置を取得できる
ようにするためのものである。ここで、アプリケーショ
ンサーバ4において、航空写真画像データを航空写真フ
ァイルサーバ5から、そして、ベクトル地図データをベ
クトル地図データファイルからそれぞれ読み出し、リク
エストされた地図範囲で、航空写真とベクトル地図とを
重ね合わせて画像を作成することについて、図4を参照
して説明する。
【0037】航空写真ファイルサーバ5に格納されてい
る多数の航空写真画像自体は、航空写真画像で示される
場所に関する地理上の位置情報を持っていない。そのた
め、図4に示されるように、航空写真画像のファイルと
は別個に、航空写真の地理上の位置を表す位置情報ファ
イルを対にして用意しておく。航空写真画像ファイルに
は、画像データ自体の他にそのファイルに係る縦横のピ
クセル数情報が含まれ、位置情報ファイルには、当該航
空写真画像のX軸及びY軸方向に係る1ピクセルの各地
図上サイズと、地図上での当該航空写真画像の左上ピク
セル中心に係るX軸及びY軸の座標値とが含まれてい
る。航空写真画像の左上にあるピクセルの地図上の座標
値が分かるので、航空写真画像ファイルにあるピクセル
数情報を基にして、当該航空写真画像が地図上でどの範
囲のものであるかを特定できる。
【0038】一方、ベクトル地図データサーバ6に格納
されている各ベクトル地図は、座標データで管理されて
おり、地図の投影法によって異なる座標系を持ってい
る。そのため、航空写真画像の地理上の位置を管理する
位置情報ファイルの座標値は、地図の投影法による座標
系に応じた値で記述されている。この位置情報ファイル
によって、航空写真画像が、ベクトル地図上のどこに位
置するかを特定でき、航空写真画像とベクトル地図を同
一地理上の場所に重ねあわせることができる。
【0039】次に、地名や地物等の表示位置を検索によ
り定めてベクトル地図と航空写真を画像にして転送する
場合のアプリケーションサーバ4の動作処理を説明す
る。地図範囲が指定される場合と異なる点は、クライア
ント端末1からのリクエスト情報のうち、地図範囲が、
検索対象の名称(レイヤ名、レイヤが管埋する特定の属
性情報に含まれる各種のテキストデータ)に置き換わっ
ていることである。
【0040】この場合、最初に、検索対象の名称をベク
トル地図データサーバ6内で検索する。該当する名称が
見つかった場合に、その位置を中心にした所定の地図範
囲を設定する。この地図範囲は、アプリケーションサー
バ4において予め設定されている。該当する名称が見つ
からない場合には、クライアント端末1に「該当する検
索対象が見つからない」旨のメッセージ情報を送信す
る。
【0041】該当する名称が見つかると、地図範囲が設
定されるので、リクエスト情報のうち「航空写真の表示
ON」になっている場合で、かつ地図縮尺が一定縮尺(例
えば、1/2500)以上の場合には、航空写真の位置を表わ
すデータを参照して、該当する航空写真画像データを読
み込み、クライアント端末1の画面に表示する画像サイ
ズに合せて縮尺設定することになる。
【0042】以降の処理は、上述の地図範囲が指定され
る場合と同様である。以上において、本実施形態による
地図・写真画像配信システムにおける特徴的な役割を果
たすアプリケーションサーバの動作処理を中心に説明し
たが、次に、図5に続く各図を参照しながら、地図・写
真画像配信システムの処理を詳細に説明する。
【0043】図5は、地図・写真画像配信システムのク
ライアントシステムの起動時におけるクライアント端末
とサーバとの通信手順を示すフロー図であり、クライア
ント側とサーバ側とに分けて説明している。サーバ側に
は、Webサーバ3と、Webサーバを経由してクライ
アントシステムからのリクエストを処理するアプリケー
ションサーバ4が備えられている。
【0044】先ず、ユーザが地図・写真画像配信システ
ムを使って、所望する地図範囲の航空写真画像を検索し
て、クライアント端末1の画面に表示しようとする。こ
のとき、ユーザは、クライアント端末1を操作して、ネ
ットワーク2を介してWebサーバ3にアクセスし、通
信できるようになったならば、Webサーバ3に対して
クライアントシステムファイルのダウンロード要求を送
信する(ステップS50)。
【0045】そこで、Webサーバ3では、クライアン
ト端末1からの要求を受けて、当該クライアント端末1
にクライアントシステムファイルを返信する(ステップ
S51)。クライアント端末1では、送信されてきたク
ライアントシステムファイルを読み込み(ステップS5
2)、クライアントシステムが自動的に起動される(ス
テップS53)。そうすると、クライアント端末1で
は、地図・写真画像配信システムのための初期メニュー
画面が表示される。
【0046】この初期メニュー画面の表示と同時にクラ
イアントシステムは、リクエストとして、レイヤ情報
と、地図範囲を選択するための全域地図をサーバへ要求
する(ステップS54)。Webサーバ3は、このリク
エストをアプリケーションサーバ4に中継する。リクエ
ストを受信したアプリケーションサーバ4では、リクエ
スト内容に従って、レイヤ情報を準備し、さらに、全域
の地図画像を作成し(ステップS55)、リクエストの
あったクライアント端末1へ各情報を送信する(ステッ
プS56)。
【0047】クライアント端末1では、各情報を受信
し、レイヤ情報が設定され、画面には、全域の地図画像
が表示される(ステップS57)。クライアントシステ
ムは、要求指示を送信した以降において、自動的に処理
が進むように設定されている。そして、クライアント端
末1においてクライアントシステムが起動した後では、
対話形式で操作できる画面構成になっている。
【0048】次いで、所望の地図範囲の航空写真を検索
するとともに、必要とする地図の図形をその航空写真に
重ね合わせて表示し、その重ね合せ画像を拡大・縮小
し、又は表示範囲を移動させる場合の処理について、図
6乃至図17を参照して説明する。図6のフロー図は、
重ね合せ画像を拡大・縮小し、又は表示範囲を移動させ
る場合の処理に関する概要を示しており、先ず、クライ
アント端末1で、航空写真に重ね合わされる表示図形の
選択と、重ね合せ画像の拡大・縮小及び移動の操作が開
始され(ステップS60)、画像サイズ、リクエスト地
図範囲、表示図形ON/OFF、及び航空写真の表示ON/OFF等
のリクエスト条件をサーバに要求する(ステップS6
1)。画像サイズについては、クライアント端末1で予
め設定されているので、この設定値を送信する。
【0049】アプリケーションサーバ4では、受信した
リクエスト条件に従って、リクエスト範囲のベクトル地
図と当該航空写真画像の読み込みを行い、読み込んだベ
クトル地図と航空写真画像との重ね合わせ処理を実行し
てリクエストされた画像サイズに切り出し、そして、画
像中心位置に関するメッセージ情報を作成する(ステッ
プS62)。
【0050】次いで、上で作成された、重ね合せ画像、
ベクトル地図と航空写真画像の地理上の座標値、メッセ
ージ情報等をクライアント端末に送信する(ステップS
63)。クライアント端末1では、アプリケーションサ
ーバ4から送信された各情報に従って、所望の地図範囲
に係るベクトル地図と航空写真との重ね合せ画像を表示
することができる(ステップS64)。
【0051】このように、本実施形態による地図・写真
画像配信システムでは、クライアント端末1において、
取得した重ね合せ画像に対する拡大・縮小又は移動の処
理を行うことはせずに、拡大・縮小又は移動のリクエス
ト条件をアプリケーションサーバ4に送り、アプリケー
ションサーバ4内で拡大・縮小又は移動に関する処理を
行うようにし、しかも、クライアント端末1の画像サイ
ズに変換された画像データをクライアント端末1に送信
するようにした。
【0052】ここで、アプリケーションサーバ4におけ
るステップS62とステップS63に関する処理の詳細
について、図7にその処理フローで示した。ステップS
70においては、図6に示したフロー図のステップS6
1の内容と同様であり、アプリケーションサーバ4に
は、画像サイズ、ベクトル地図の範囲、表示図形の種
類、航空写真のON/OFF等がクライアント端末1からWe
bサーバ3を経由して送信されてくる。
【0053】そこで、リクエストされた範囲のベクトル
地図をベクトル地図データサーバ6から読み込み(ステ
ップS71)、画像サイズに合わせて縮尺処理を行う
(ステップS72)。そして、処理されたベクトル地図
は、ステップS73の重ね合せ画像の作成処理に送られ
る。一方、リクエスト情報において、「航空写真の表示
ON/OFF」について航空写真の表示ONが選択されており、
かつ選択された縮尺が一定以上、例えば、1/2500以上で
ある場合には(ステップS74のY)、リクエストされ
た地図範囲の航空写真画像データを航空写真ファイルサ
ーバ5に読み取りに行く(ステップS75)。
【0054】そこで、航空写真ファイルサーバ5に該当
航空写真データが格納されていれば(Y)、該当航空写
真データを読み出し、ステップS72の処理と同様に縮
尺処理を行う(ステップS77)。同じ様に縮尺処理を
行うのは、重ね合わせを行うための処置である。航空写
真データの縮尺処理がされた後には、ステップS73に
おいて、ベクトル地図と航空写真の重ね合わせ処理が行
われ、リクエストされた画像サイズに切り出された重ね
合せ画像が作成される。
【0055】ところで、ステップS74において、「航
空写真の表示ON/OFF」について航空写真の表示ONが選択
されてなく、或いは選択された縮尺が一定未満、例え
ば、1/2500未満である場合には(N)、航空写真データ
を読み込まず、ステップS73に進む。このときには、
ステップS73では、画像サイズに合わされたベクトル
地図のみが重ね合せ画像として作成されるか、或いは、
ベクトル地図のみが描画される。
【0056】また、ステップS76において、リクエス
トされた範囲の航空写真が航空写真ファイルサーバ5内
に無い場合にも(N)、航空写真データの読み込み処理
を行わず、ステップS73に進む。このときも、ステッ
プS73では、画像サイズに合わされたベクトル地図の
みが重ね合せ画像として作成されるか、或いは、ベクト
ル地図のみが描画される。この場合には、図10(b)
に示されるように、クライアント端末1の画面にあるメ
ッセージ欄に、「このエリアには航空写真がありませ
ん」と表示できるメッセージ情報を送信する。
【0057】ステップS73において、ベクトル地図と
航空写真の重ね合わせ処理が行われ、重ね合せ画像が作
成されると、リクエスト情報を送信してきたクライアン
ト端末1に対して、ベクトル地図と航空写真の地理上の
座標値、ベクトル地図と航空写真の重ね合せ画像、メッ
セージ情報を送信する。この送信の際に、クライアント
端末1へ、レイヤ情報も含めて送り、その後のクライア
ント端末1でのリクエスト操作等を行い易くする。
【0058】以上は、クライアント端末1から送信され
たリクエスト情報に応じた、アプリケーションサーバ4
における処理を説明したが、次に、クライアントシステ
ムが稼動しているクライアント端末1における機能につ
いて説明する。ステップS60とステップS61におけ
る、航空写真に重ね合わせたい図形を選択する機能につ
いて、図8及び図9に示される操作手順を参考に説明す
る。
【0059】先ず、クライアントシステムが稼動してい
るクライアント端末1では、図9の画面P1が表示され
る。画面Pには、各種機能を実行するためのメニューと
して「表示図形」の選択チェックボックスと、ボタン
「範囲拡大」「ズーム」「移動」「検索」が備えられて
おり、さらに決められた画像サイズによる航空写真画像
とベクトル地図の重ね合せ画像を表示するための画面
と、メッセージ情報欄とが備えられている。
【0060】画面P1に、「表示図形」の下に表示され
ている該当チェックボックスをチェックすることによ
り、図形の種類を選択することができることを示した。
そして、画面P11に、図形として、「鉄道」「道路」
「河川」を選択した例を示した。選択する図形の数は、
ユーザが航空写真にどの図形を重ね合わせたいかによっ
て決めることができ、1又は複数を選択することができ
る。
【0061】なお、「航空写真」のチェックボックスが
チェックされた場合には、航空写真にベクトル図形を重
ね合わせることになるので、航空写真画像の表示ONがサ
ーバにリクエストされる。画面P11に示されるよう
に、先ず、ユーザが表示図形のチェックボックスについ
て、必要な図形をチェックする(ステップS80)。図
9の画面P11では、チェックを入れると、白から黒に
変化する。
【0062】必要図形について、チェックを記入したな
らば、ボタン「設定」をクリックする(ステップS8
1)。ここで、クライアント端末1は、設定入力に従っ
て、チェックした表示図形の現在の表示範囲に対応する
航空写真とベクトル地図をサーバ側に要求する(ステッ
プS82)。アプリケーションサーバ4では、選択され
た表示図形の種類について、他のリクエスト情報と共に
受信し、図7の処理フローに従って、選択された表示図
形を含むベクトル地図を、航空写真に重ね合わせ、クラ
イアント端末1の表示画面の画像サイズに切り出し、重
ね合せ画像を作成する(ステップS83)。
【0063】クライアント端末1は、クライアントサー
バ4で作成された重ね合せ画像を受信する(ステップS
84)。そして、この重ね合せ画像を所定の画面に表示
する(ステップS85)。以上の様に、クライアント端
末1において重ね合わせ等の画像処理を行うことなく、
目的とする表示図形が必要な範囲の航空写真に重ね合わ
された状態で、クライアント端末1の画面に表示され
る。
【0064】次に、クライアント端末1の画面に表示さ
れた航空写真とベクトル地図の重ね合せ画像に対し、範
囲を指定して拡大表示する場合について、図11乃至図
13を参照して説明する。図11には、クライアント端
末1における指定範囲拡大のための処理フローが示さ
れ、図12には、そのときの表示画面の例が示されてい
る。
【0065】図12に示された画面P2は、図9の画面
P11の表示状態と同様であり、重ね合せ画像として、
表示図形「鉄道」「道路」「河川」に係るベクトル地図
と航空写真とが表示されている。そこで、画面P2にあ
るメニューボタン「範囲拡大」をクリックする(ステッ
プS110)。「範囲拡大」が選択されると、表示画面
上で拡大をしたい対象範囲を、マウスによりボックス指
定することができるようになる。画面P2の表示画面を
マウスで、例えば、矩形範囲の対角の2頂点を指定する
ことによって、破線で示される枠を描くことができ、こ
の枠を指定地図範囲とする(ステップS111)。
【0066】この指定範囲が表示画面上で特定される
と、例えば、図13(a)及び(b)に示されるよう
に、破線で示される指定地図範囲の対角の2頂点、つま
り、「+」記号で示した位置の座標値を読み取る。ここ
で、図13(b)に示されるように、指定範囲が表示画
像に対して相似な場合には、そのまま指定地図範囲とし
てサーバに送信すれば良いが、指定範囲が表示画像に対
して相似でない場合には、指定範囲して得られる表示画
像が表示画面中に収めるため、指定範囲を表示画面に相
似となるように、図13(a)の「 」記号で示した位
置の座標値を、指定地図範囲として補正計算する。この
補正後の座標値を画像サイズと共にサーバへのリクエス
ト情報に含めることによって、アプリケーションサーバ
4は、拡大処理された重ね合せ画像から表示画面に合っ
た画像サイズを切り出すことができる。
【0067】そして、画面P2に示されるようにチェッ
クしてある表示図形について、指定地図範囲の航空写真
とベクトル地図をリクエスト情報として、サーバ側に要
求する(ステップS112)。アプリケーションサーバ
4では、この要求を受けて、図7に示される処理を行う
(ステップS113)。そこで、アプリケーションサー
バ4は、拡大処理を行って作成した重ね合せ画像をクラ
イアント端末1に送信し(ステップS114)、指定地
図範囲について拡大された航空写真とベクトル地図の重
ね合せ画像がクライアント端末1の画面に表示される
(ステップS115)。
【0068】なお、図12の画面P21には、破線のよ
うに指定範囲が表示画面に相似でない場合について、表
示画面中に収まるように拡大された指定地図範囲の重ね
合せ画像が表示された状態を示している。以上の様に、
航空写真とベクトル地図の重ね合せ画像について、表示
画面中で任意の地図範囲を指定して拡大表示することが
できる。なお、航空写真又はベクトル地図のいずれか一
方による画像の場合でも、重ね合せ画像の場合と同様に
拡大表示を行うことができる。
【0069】以上では、表示画面上において任意に指定
地図範囲を指定して重ね合せ画像を拡大表示する場合を
説明したが、次に、クライアント端末1において、固定
ズーム率の選択により、画像を、地図の表示画面を中心
とした拡大・縮小して表示する場合について、図14及
び図15を参照しながら説明する。図15に示されるよ
うに、画面P3には、メニューボタン「ズーム」が備え
られているので、ユーザが、この「ズーム」ボタンをク
リックすると(ステップS140)、ズーム率の一覧が
表示される。そこで、ズーム率一覧から希望するズーム
率を選択する(ステップS141)。画面P3に示した
例では、1/2倍を選択した状態を示している。
【0070】クライアント端末1では、ズーム率が選択
されると、表示画面上で、表示画面を中心として当該ズ
ーム率で変更された元の地図範囲を設定する(ステップ
S142)。画面P31に示されるように、元の表示画
面を1/2にした破線で示される枠が要求地図範囲とな
る。図13(b)に示されるように、地図範囲の対角の
2頂点に係る座標値を求めるか、或いは、表示画面を中
心にし、ズーム率が固定であるため、ズーム率に対応さ
せて予めこの座標値を設定しておいても良い。
【0071】そこで、サーバ側に対して、チェックして
ある表示図形について、設定された要求地図範囲の航空
写真とベクトル地図を要求する(ステップS143)。
アプリケーションサーバ4では、要求されたリクエスト
情報に基づいて、図7に示される航空写真とベクトル地
図の重ね合わせ処理を行い(ステップS144)、重ね
合せ画像を画像サイズで切り出し、クライアント端末1
にこの画像を送信する(ステップS145)。
【0072】そして、クライアント端末1では、アプリ
ケーションサーバ4から送信され、選択されたズーム率
に変換された航空写真とベクトル地図の重ね合せ画像を
画面に表示する(ステップS146)。以上の様に、航
空写真とベクトル地図の重ね合せ画像について、表示画
面を中心として固定ズーム率による地図範囲を指定して
拡大・縮小表示することができる。なお、航空写真又は
ベクトル地図のいずれか一方による画像の場合でも、重
ね合せ画像の場合と同様に、固定ズーム率で拡大・縮小
表示を行うことができる。
【0073】次に、クライアント端末1の画面に表示さ
れている画像について、画像中の任意の位置を任意の方
向に、任意の距離だけ移動させた画像を表示する場合に
ついて、図16及び図17を参照しながら説明する。図
17の画面P4に示されるように、画面P4の上部に備
えられたメニューボタン「移動」をクリックする(ステ
ップS160)。
【0074】「移動」ボタンが選択されると、表示画面
上で、マウスによるドラグ・アンド・ドロップ操作を行
うことができるようになり、表示画面中に矢印で示され
るように、表示地図を移動元の位置(黒丸)から、任意
距離だけ離れた移動先の位置(矢先)までを、マウスで
ドラッグ・アンド・ドロップ操作を行う(ステップS1
61)。
【0075】マウスでドロップアウトした位置、つま
り、矢先の位置を中心基準として、航空写真とベクトル
地図の要求範囲を設定する(ステップS162)。図1
7の画面P41に示されるように、表示画面中において
破線で囲まれた範囲が、要求範囲となる。図13に示さ
れるのと同様に、この要求範囲の対角2頂点の座標値を
求めて範囲設定する。
【0076】そして、チェックしてある表記図形につい
て、設定された範囲の航空写真とベクトル地図をサーバ
側に要求する(ステップS163)。アプリケーション
サーバ4では、要求されたリクエスト情報に基づいて、
図7に示されるように、航空写真とベクトル地図の重ね
合わせ処理を行う(ステップS164)。
【0077】アプリケーションサーバ4は、移動後の画
像として、移動元の位置にシフトした重ね合せ画像を画
像サイズで切り出し、クライアント端末1にこの画像を
送信する(ステップS165)。そして、クライアント
端末1では、アプリケーションサーバ4から送信され、
移動調整された航空写真とベクトル地図の重ね合せ画像
を画面に表示する(ステップS166)。
【0078】以上の様に、クライアント端末1の表示画
面上で、マウスのドラッグ・アンド・ドロップ操作によ
って、航空写真とベクトル地図の重ね合せ画像中の任意
の位置を任意の方向に、任意の距離だけ移動させて表示
することができる。これまでは、Webブラウザで、航
空写真とベクトル地図の重ね合せ画像の表示画像中にお
いて、地図範囲を指定することによって、途切れること
なく拡大・縮小でき、また、任意の方向に移動して表示
できる機能について説明した。
【0079】次に、Webブラウザで、航空写真とベク
トル地図を重ね合わせた状態で、地図の図形と関連付け
られた市区町村名、鉄道駅名、目標物名等の情報によ
り、該当場所の航空写真を検索し、表示できる機能を、
図18乃至図21を参照して説明する。図18に、検索
対象の名称を指定して航空写真とベクトル地図とを重ね
合せ画像を取得する処理におけるクライアント側とサー
バ側との通信手順が示されるが、上述のような、地図範
囲が指定されて航空写真とベクトル地図を重ね合わせ処
理される場合の処理手順と異なる点は、クライアント端
末1からのリクエスト情報のうち、地図範囲が、検索対
象の名称(レイヤ名、レイヤが管埋する特定の属性情報
に含まれる名称のテキストデータ)に置き換わっている
ことである。
【0080】クライアント端末1から、画像サイズ、検
索対象の名称、表示図形ON/OFF、航空写真の表示ON/OFF
からなるリクエスト情報がサーバ側に送信される(ステ
ップS180、S181)。アプリケーションサーバ4
では、検索対象を検索し、地図範囲の設定を行い、この
地図範囲に基づいて、ベクトル地図データと航空写真画
像データを読み込んでベクトル地図と航空写真の重ね合
わせ処理を行い、画像サイズに切り出された重ね合せ画
像を作成する(ステップS182)。表示画面のメッセ
ージ欄に表示するため、画像の中心位置の住所情報を作
成する。そして、例えば、該当する地物名称が見つから
ない場合に、「該当する検索対象が見つからない」旨の
メッセージ情報を作成する。
【0081】そして、ステップS183及びステップS
184における処理は、ステップS63及びステップS
64における内容と同様である。次に、図18における
アプリケーションサーバ4の動作処理について、図19
の処理フローを参照して説明する。先ず、クライアント
端末1からステップS181のリクエスト情報がWeb
サーバ3を経由してアプリケーションサーバ4に送信さ
れる(ステップS190)。リクエスト情報の中には、
検索対象の名称が指定されている。
【0082】そこで、アプリケーションサーバ4は、検
索対象の名称でベクトル地図データサーバ6内の格納デ
ータを検索する(ステップS191)。該当する名称が
見つかった場合、当該名称に係る位置を中心にした所定
の地図範囲が設定される(ステップS192)。この地
図範囲は、アプリケーションサーバ4において予め設定
されている。該当する名称が見つからない場合には、ク
ライアント端末1に送信するため、「該当する検索対象
が見つからない」旨のメッセージ情報を作成する。
【0083】地図範囲が設定されたので、ベクトル地図
データサーバ6から該当する地図範囲のベクトル地図デ
ータを読み込み、縮尺設定処理を行う(ステップS19
3)。そして、該当地図範囲のベクトル地図データを航
空写真画像に重ね合わせるために、ステップS194に
進む。一方、ステップS190におけるリクエスト情報
において、「航空写真の表示ON」になっており、かつ地
図縮尺が一定縮尺(例えば、1/2500)以上である場合に
は(ステップS195のY)、ステップS192で設定
された地図範囲を参照し、航空写真ファイルサーバ5か
ら該当地図範囲の航空写真画像データを読み込む(ステ
ップS196)。
【0084】このとき、該当地図範囲の航空写真画像デ
ータを読み込むことができた場合(ステップS197の
Y)、航空写真画像に対して縮尺設定処理を行い(ステ
ップS198)、当該航空写真画像に該当地図範囲のベ
クトル地図データを重ね合わせるため、ステップS19
4に進む。ところで、ステップS195において、「航
空写真の表示ON/OFF」について航空写真の表示OFFが選
択され、或いは選択された縮尺が一定未満、例えば、1/
2500未満である場合には(N)、航空写真画像データを
読み込まず、ステップS194に進む。このときには、
ステップS194では、該当地図範囲のベクトル地図デ
ータのみを重ね合せ画像の代わりに送信する。或いは、
そのデータを重ね合せ画像としてもよい。
【0085】また、ステップS197において、リクエ
ストされた範囲の航空写真が航空写真ファイルサーバ5
内に無い場合にも(N)、航空写真画像データの読み込
み処理を行わず、ステップS194に進む。このとき
も、ステップS194では、該当地図範囲のベクトル地
図データのみが重ね合せ画像として作成される。この場
合には、図10(b)に示されるように、クライアント
端末1の画面にあるメッセージ欄に、「このエリアには
航空写真がありません」と表示できるメッセージ情報を
作成する。
【0086】ステップS194において、該当地図範囲
のベクトル地図データと航空写真画像を重ね合せて、ク
ライアント端末1の画面に表示する画像サイズに切り出
された重ね合せ画像を作成する。これ以降のステップS
199の処理は、図7のステップS78の処理と同様で
あり、作成した重ね合せ画像を他の情報と共に、クライ
アント端末1に送信する。
【0087】次に、図18に示された地図・写真画像配
信システムに関するクライアント側とサーバ側との通信
手順のうち、クライアント側の処理手順について、図2
0の処理フローと図21の画面例を参照して説明する。
図21に示されるように、クライアント端末1に表示さ
れている画面P5の上部に、メニューボタン「検索」が
備えられており、この「検索」ボタンをクリックすると
(ステップS200)、画面に検索ウインドウが開かれ
る。この検索ウインドウには、検索対象物項目を選択す
るための「住所」「駅名」「施設」等の選択ボタンが設
けられている。
【0088】「住所」「駅名」「施設」等のいずれかの
項目を選択する(ステップS201)。図21に示され
た画面P5では、検索対象項目として「住所」ボタンを
クリックした状態を現している。「住所」が選択される
と、ドロップダウンメニューに「都道府県」「市区町
村」「字町丁目」が表示され、矢印で図示したコンボボ
ックスで選択するか、テキスト入力による検索結果のリ
ストから選択して、目的とする検索対象の名称を設定す
る(ステップS202)。画面P5では、「住所」を選
択した場合を示したが、他の「駅名」「施設」の場合も
同様である。
【0089】そこで、「表示」ボタン又は「検索」ボタ
ンをクリックすると(ステップS203)、チェックし
てある表示図形について、入力した検索条件に基づく航
空写真とベクトル地図をサーバ側に要求する(ステップ
S204)。次いで、アプリケーションサーバ4では、
図19に示される処理フローに従って、検索条件に従っ
た航空写真とベクトル地図の重ね合せが作成される(ス
テップ205)。
【0090】アプリケーションサーバ4から、航空写真
とベクトル地図の重ね合せ画像を受信し(ステップS2
06)、この重ね合せ画像を画面表示する(ステップS
207)。以上の様に、Webブラウザで、地図の図形
と関連付けられた市区町村名、鉄道駅名、目標物名等の
情報により、該当場所の航空写真を検索することがで
き、航空写真とベクトル地図を重ね合わせた状態で表示
することができる。
【0091】
【発明の効果】本発明による地図・写真画像配信システ
ムでは、クライアントシステムで、地図にある図形と一
体的に管理している情報で地理上の地図範囲又は場所を
検索し、該当範囲又は場所に係る航空写真画像とベクト
ル地図の重ね合せ画像をリクエストするようにし、さら
に、ベクトル地図と航空写真とは別々にサーバ側で管理
するようにした。
【0092】そのため、Webブラウザによるクライア
ントシステムでは、ベクトル地図が管理している地物の
情報を検索することができ、目的とする航空写真を簡単
に閲覧することができる。しかも、リクエストに応じた
多数の航空写真画像を全て接合したのと同じ状態で、航
空写真画像を閲覧表示することができる。そして、多数
の航空写真画像に解像度の異なる画像があっても、それ
らの航空写真画像をその解像度のままで接合でき、解像
度の差に影響されない。
【0093】また、クライアントシステムの画面内に表
示画像において、表示縮尺を拡大・縮小し、又は任意の
方向に移動することができる。さらに、クライアントシ
ステムの画面には、航空写真とベクトル地図を重ね合わ
せた状態で表示できるので、航空写真に映し出されてい
る地理的な位置や地物が分かり易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による地図・写真画像配信システムの概
要を説明する図である。
【図2】ベクトル地図と航空写真とから重ね合せ画像を
作成する様子を説明する図である。
【図3】ベクトル地図データファイルの管理形式を説明
し、ベクトル地図データに対するリクエスト範囲の例を
示す図である。
【図4】航空写真画像の地理上の位置を表すファイル形
式とベクトル地図データのファイル形式を示す図であ
る。
【図5】地図・写真画像配信システムのクライアントシ
ステムの起動時におけるクライアント端末とサーバとの
通信手順を説明するフロー図である。
【図6】地図・写真画像配信システムにおける地図・航
空写真の拡大、縮小又は移動を行う場合のクライアント
とサーバとの通信手順を説明するフロー図である。
【図7】地図範囲が指定されて、ベクトル地図と航空写
真を画像にして転送する場合におけるアプリケーション
サーバの処理を説明するフロー図である。
【図8】クライアントシステム起動後の表示図形の変更
手順を示すフロー図である。
【図9】クライアント端末における表示図形変更時の表
示画面例を示す図である。
【図10】クライアント端末におけるメッセージ表示の
画面例を示す図である。
【図11】クライアントシステムにおける指定範囲を拡
大する場合の処理を説明する図である。
【図12】クライアント端末における指定範囲拡大時の
表示画面例を示す図である。
【図13】表示画面における範囲指定を説明する図であ
る。
【図14】クライアント端末における地図及び航空写真
の表示画像をズーム率変更により拡大、縮小を行う処理
を説明するフロー図である。
【図15】クライアント端末におけるズーム率変更時の
表示画面例を示す図である。
【図16】クライアント端末における地図及び航空写真
の画像を移動表示させる処理を説明するフロー図であ
る。
【図17】クライアント端末における地図及び航空写真
の画像移動時の表示画面例を示す図である。
【図18】地図・写真画像配信システムにおける地図・
航空写真の画像表示が地物名称の指定によって検索され
る場合のクライアント端末とサーバとの通信手順を説明
するフロー図である。
【図19】地物名称が指定されて検索されたベクトル地
図と航空写真を画像にして転送する場合におけるアプリ
ケーションサーバの処理を説明するフロー図である。
【図20】クライアント端末における地図及び航空写真
の表示画像が地物名称の指定により検索される処理を説
明するフロー図である。
【図21】クライアント端末における地図及び航空写真
の画像検索時の表示画面例を示す図である。
【符号の説明】
1−1〜1−n…クライアント端末 2…ネットワーク 3…Webサーバ 4−1、4−2…アプリケーションサーバ 5…航空写真ファイルサーバ 6…ベクトル地図データサーバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 11/60 300 G06T 11/60 300 H04N 1/387 H04N 1/387 Fターム(参考) 2C032 HB06 HC23 HC24 HC26 5B050 AA08 BA06 BA07 BA15 BA17 CA05 CA06 CA07 CA08 EA07 EA12 EA19 FA02 FA13 FA16 GA08 5B057 AA13 CA12 CB12 CC01 CD05 CE08 DA16 5B075 ND06 PQ05 PQ48 PQ49 PQ69 5C076 AA02 AA12 AA17 AA21 AA22 BA03 CA01 CA02 CB01 CB04

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の空中写真画像情報と、該空中写真
    の地理位置情報とを格納した空中写真格納手段と、 複数のベクトル地図情報と、該ベクトル地図の地理位置
    情報とを格納したベクトル地図格納手段と、 指示された地図範囲に含まれる前記地理位置に係る前記
    空中写真画像情報又は前記ベクトル地図情報を読み出す
    情報読出し手段と、 読み出された前記空中写真画像情報と、読み出された前
    記ベクトル地図情報とを前記地理位置で合わせ、重ね合
    せ画像を生成する画像生成手段と、 前記重ね合せ画像を送信する送信手段を有する地図・写
    真画像配信システム。
  2. 【請求項2】 前記送信手段は、前記重ね合せ画像を表
    示画面の画面サイズに調整した画像を送信することを特
    徴とする請求項1に記載の地図・写真画像配信システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記情報読出し手段は、表示されている
    画像上で指定された範囲に含まれる前記地理位置に係る
    前記空中写真画像情報又は前記ベクトル地図情報を読み
    出すことを特徴とする請求項1又は2に記載の地図・写
    真画像配信システム。
  4. 【請求項4】 前記情報読出し手段は、読み出した前記
    空中写真画像情報又は前記ベクトル地図情報を指定され
    た倍率に縮尺することを特徴とする請求項1又は2に記
    載の地図・写真画像配信システム。
  5. 【請求項5】 前記情報読出し手段は、表示されている
    画面上で指定された位置から所定方向に移動した位置を
    基準にして、前記地図範囲から読み出した前記空中写真
    画像情報又は前記ベクトル地図情報を読み出すことを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の地図・
    写真画像配信システム。
  6. 【請求項6】 前記ベクトル地図情報は、地理位置情報
    を有する検索対象情報を含み、 前記ベクトル地図情報から指定された検索対象情報を検
    索し、当該対象情報の地理位置に基づいて所定の地図範
    囲を設定する検索手段を有し、 前記情報読出し手段は、前記所定の地図範囲に含まれる
    前記地理位置に係る前記空中写真画像情報又は前記ベク
    トル地図情報を読み出すことを特徴とする請求項1に記
    載の地図・写真画像配信システム。
  7. 【請求項7】 空中写真画像又はベクトル地図を画面に
    表示する画像表示手段と、 前記画面上で指定した地図範囲をサーバに要求し、当該
    地図範囲に係る空中写真画像情報とベクトル地図情報と
    を位置合わせした重ね合せ画像を、サーバから受信する
    通信手段とを有する地図・写真画像配信クライアントシ
    ステム。
  8. 【請求項8】 前記画面に表示する表示対象として、前
    記空中写真画像と、前記ベクトル地図情報に含まれる表
    示図形の種類とを選択する表示対象選択手段を備えた請
    求項7に記載の地図・写真画像配信クライアントシステ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記地図範囲に係る前記空中写真画像が
    前記サーバ内に格納されていない場合、前記画面に前記
    空中写真画像が格納されていないメッセージを表示する
    と共に、前記表示対象選択手段の空中写真画像選択を不
    可にし、又は、新たに要求した地図範囲に係る前記空中
    写真画像が前記サーバに格納されている場合、前記空中
    写真画像の選択を可能にする請求項8に記載の地図・写
    真画像配信クライアントシステム。
  10. 【請求項10】 前記重ね合せ画像は、前記画像表示手
    段の画面サイズに調整された画像であることを特徴とす
    る請求項7乃至9のいずれか一項に記載の地図・写真画
    像配信クライアントシステム。
  11. 【請求項11】 前記重ね合せ画像は、前記画像表示手
    段に表示されている画像上で指定した範囲に含まれる前
    記地理位置に係る前記空中写真画像情報又は前記ベクト
    ル地図情報が読み出されて作成されたことを特徴とする
    請求項7乃至10のいずれか一項に記載の地図・写真画
    像配信クライアントシステム。
  12. 【請求項12】 前記重ね合せ画像は、前記空中写真画
    像情報又は前記ベクトル地図情報を指定した倍率に縮尺
    されていることを特徴とする請求項7乃至10のいずれ
    か一項に記載の地図・写真画像配信システム。
  13. 【請求項13】 前記重ね合せ画像は、前記画像表示手
    段に表示されている画像上で指定した位置から所定方向
    に移動した位置を基準にして、前記地図範囲に係る前記
    空中写真画像情報又は前記ベクトル地図情報により生成
    されていることを特徴とする請求項7乃至10のいずれ
    か一項に記載の地図・写真画像配信クライアントシステ
    ム。
  14. 【請求項14】 前記重ね合せ画像は、指定した検索対
    象情報に係る位置情報により設定された所定の地図範囲
    に含まれる前記地理位置に係る前記空中写真画像情報又
    は前記ベクトル地図情報により生成されていることを特
    徴とする請求項7又は8に記載の地図・写真画像配信ク
    ライアントシステム。
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