JP2003005628A - 写真画像処理装置 - Google Patents

写真画像処理装置

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JP2003005628A
JP2003005628A JP2001187038A JP2001187038A JP2003005628A JP 2003005628 A JP2003005628 A JP 2003005628A JP 2001187038 A JP2001187038 A JP 2001187038A JP 2001187038 A JP2001187038 A JP 2001187038A JP 2003005628 A JP2003005628 A JP 2003005628A
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photographic image
camera position
projected
projection
building
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JP2001187038A
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English (en)
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Katsuyuki Kamei
克之 亀井
Kazuo Seo
和男 瀬尾
Takashi Tamada
隆史 玉田
Hiroshi Monma
啓 門馬
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の俯瞰地図に対応させたものは、広範な
対象領域内の何処を見ているのか直感的に理解しにくい
ものであり、また鉛直下方を撮影した写真画像を対象と
したものは俯瞰的な立体感が得られず実用性に乏しいな
どの課題があった。 【解決手段】 デジタル地図データ、写真画像およびカ
メラ位置情報等を記憶する記憶手段と、デジタル地図デ
ータから地図面を描画し、写真画像を地図面上に投影
し、カメラ位置情報を読み出してカメラ位置および光軸
方向に従って写真画像を投影して描画し、地図面上の建
物輪郭の位置と写真画像に描かれた建物の屋上投影部分
とが合致するように投影する描画手段と、投影結果を表
示するディスプレイ装置とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は写真画像を撮影す
るカメラの高度を補正して写真と地図を合致させるよう
に重ね合わせる写真画像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】遠隔監視できる映像通信技術の発達によ
り、遠隔地域の映像をリアルタイムで入手することが可
能になってきており、その遠隔地域映像を地図属性デー
タと共に統合して現地広範囲を容易に理解できるように
する要望がある。この種の写真画像処理装置としては特
開平10−210456号公報の記載がある。これは、
景観を撮影した映像上に、カメラパラメータを合わせて
俯瞰地図データを重畳描画する構成で、実映像上で地図
属性データを容易に確認することができ、現地状況の理
解を容易にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の写真画像処
理装置は、以上のように構成されているが、広範な対象
領域内の何処を見ているのか直感的に理解しにくいもの
であった。一方、これに対し特開平11−331831
号公報に示されるものがある。それは地図上に写真画像
の画枠を設定し位置関係を把握できるようにしている
が、鉛直下方を撮影した写真画像を対象としており、監
視装置として使用する場合には俯瞰的な立体感が得られ
ず実用性に乏しかったなどの課題があった。
【0004】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、鉛直撮影は勿論のこと俯瞰的に撮
影した写真画像をデジタル画像データに重畳描画して容
易に対応性が取れるようにした写真画像処理装置を得る
ことを目的とする。また、この発明はデジタル画像デー
タ上に描画する際に写真画像の有効な投影部分を生成す
るようにした写真画像処理装置を得ることを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る写真画像
処理装置は、デジタル地図データ、このデジタル地図デ
ータに対応させる景観を撮影した写真画像および写真画
像撮影時のカメラ位置情報等を記憶する記憶手段と、デ
ジタル地図データを読み出して地図面を描画し、写真画
像を読み出して地図面上に投影し、カメラ位置情報を読
み出してカメラ位置および光軸方向に従って写真画像を
投影して描画し、このときデジタル地図データから得ら
れる地図面上の対象とする建物の建物輪郭の位置と写真
画像に描かれた建物の屋上投影部分とが合致するように
投影する描画手段と、この描画手段による投影結果を表
示するディスプレイ装置とを備えたものである。
【0006】この発明に係る写真画像処理装置は、描画
手段が、カメラ位置情報により得られるカメラ位置の高
さから建物の高さを差し引いた値を修正後のカメラ位置
の高さとすることにより、この修正後のカメラ位置から
地図面上へ写真画像を投影し描画することにより建物輪
郭の位置と屋上投影部分とを合致させるようにしたもの
である。
【0007】この発明に係る写真画像処理装置は、描画
手段が、カメラ位置情報により得られるカメラ位置の高
さから投影領域内にある複数の建物の高さの平均値を差
し引いた値を修正後のカメラ位置の高さとし、この修正
後のカメラ位置から地図面上へ写真画像を投影し描画す
ることにより建物輪郭の位置と屋上投影部分とを合致さ
せるようにしたものである。
【0008】この発明に係る写真画像処理装置は、デジ
タル地図データ、このデジタル地図データに対応させる
景観を撮影した写真画像および写真画像撮影時のカメラ
位置情報等を記憶する記憶手段と、デジタル地図データ
を読み出して地図面を描画し、写真画像を読み出して地
図面上に投影し、カメラ位置情報を読み出してカメラ位
置および光軸方向に従って写真画像を投影して描画し、
このとき写真画像を投影部分と非投影部分に分割し、分
割した投影部分を地図面上に投影し、写真画像中の地上
を写す部分を十分な解像度で地図面上に投影し描画する
描画手段と、この描画手段による投影結果を表示するデ
ィスプレイ装置とを備えるようにしたものである。
【0009】この発明に係る写真画像処理装置は、写真
画像の分割された投影部分が、写真画像の撮影時におけ
るカメラの光軸回りの任意の回転角に対して形成される
多角形の領域であるようにしたものである。
【0010】この発明に係る写真画像処理装置は、ディ
スプレイ装置に予め表示される地図面上の投影領域およ
び/もしくは写真画像に対し、マニュアル操作により分
割する写真画像の投影部分と非投影部分を決定し、この
決定結果を描画手段に入力する領域入力手段を備えたも
のである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1乃至実施
の形態8による写真画像処理装置の概略構成を示すブロ
ック図である。図において、1は記憶装置で、デジタル
地図データ、このデジタル地図データに対応させる景観
を撮影した写真画像および写真画像撮影時のカメラ位置
情報等を記憶する記憶手段である。2は描画装置で、記
憶装置1からデジタル地図データを読み出して地図面を
描画し、写真画像を読み出して地図面上に投影し、カメ
ラ位置情報を読み出してカメラ位置および光軸方向に従
って写真画像を投影して描画し、その際に、デジタル地
図データから得られる地図面上の対象とする建物の建物
輪郭の位置と写真画像に描かれた建物の屋上投影部分と
が合致するように写真画像を投影する描画手段である。
さらに、この描画装置2は、カメラ位置情報により得ら
れるカメラ位置の高さから建物の高さを差し引いた値を
修正後のカメラ位置の高さとし、この修正後のカメラ位
置から地図面上へ写真画像を投影し描画することで建物
輪郭の位置と屋上投影部分とを合致させるものである。
3は描画装置2による描画結果を表示するディスプレイ
装置である。
【0012】図2乃至図5は実施の形態1による動作状
態を表す説明図で、そのうち図2乃至図4は実際上の景
観を撮影している様子を仮想的に示すものである。図に
おいて、4は写真画像で、デジタル地図データに対応さ
せて景観を撮影したものである。5はカメラ、6は写真
画像4の撮影時のカメラ位置、7は写真画像4の撮影時
におけるカメラの光軸、8はデジタル地図データから得
られる地図面(実際上の地表面に対応する面)である。
9は地図面8上の写真画像4の投影領域、10はカメラ
位置6のから地図面8に下ろした垂線の足、11はデジ
タル地図データに含まれる建物の輪郭、12は写真画像
4に写された建物の屋上、13は画像面、14は投影領
域9の頂点、15はカメラ位置6と頂点14とを結ぶ直
線、16は画像面13と直線15との交点である。17
は建物、18は投影領域9の外接長方形、19は地図面
8上の点、20は点19からデジタル地図データに示さ
れる高さ値だけ上方にある点、21は点20とカメラ位
置6を結ぶ直線である。22は直線21と画像面13と
の交点、30は写真画像4に描かれた建物17の地図面
8への投影像、41は投影像30のうちの屋上投影部
分、42は地図面8を上方に移動した修正地図面であ
る。ここで用いられるデジタル地図データは、予め準備
されたもので、例えば市販のベクトル数値地図などがあ
る。これには、建物の輪郭線とその座標値が含まれてお
り、また階数が含まれているものもある。階数が含まれ
ていれば、平均的な1階当たりの高さを乗じて建物の高
さHを計算することができる。
【0013】図2は、カメラ位置6のカメラ5によって
上空から撮影する状態を表し、写真画像4はこのとき撮
影したものを示し、地図面8は地上の水平面を示すこと
になる。図3は写真画像4を地図面8に投影し、地図面
8に描画するデジタル地図データと重ね合わせて表示を
行う様子を示す。また、図4は、図3において、さらに
建物の高さHだけ地図面を高く配置した修正地図面42
との関係を示している。図4のように扱うことにより、
建物の位置、平面輪郭および高さ値からなるデジタル地
図データにより描画される建物の輪郭11と写真画像4
によって投影される建物の屋上12とが一致する。修正
地図面42のようにHだけ地図面8を高くすることは、
カメラ位置6の高さをHだけ差し引くことと等価であ
る。
【0014】上空のカメラ位置6より撮影された写真画
像4を地図に重ね合わせる場合、写真画像4は、実際の
景観を画像面13に投影したものであるから、図3に示
すように画像面13の写真画像4を、カメラ位置6を中
心に地図面8の台形である投影領域9の内部に投影する
ことになる。また、図2において、地図面8はxy平面
上にとり、高さ方向にz軸をとる。ここで、カメラ位置
6の高さをZとする。なお、図2では説明の便宜上、カ
メラ位置6をz軸上にとり、座標を(0,0,Z)とし
ているが、z軸上にない場合でも、カメラ位置6がz軸
上に乗るように座標系の平行移動変換を施すことで、同
様に実行できる。焦点距離をf、写真画像4の画素数を
N×Mとする。光軸7の水平面内の方向(緯度)をθ、
水平面に対する俯角をφで表す。
【0015】通常、投影領域9の4頂点14V
,V,Vは、図3に示すように、カメラ位置6
と画像面13の4頂点のそれぞれとを結ぶ直線15と地
図面8との交点16として得られる。画像面13の4頂
点の位置ベクトルは、それぞれs 、s,s,s
とすれば、次式のようになる。
【0016】
【数1】
【0017】ここで、Rとpはそれぞれカメラ座標系
(u,v,w)から上記座標系(x,y,z)への変換
を表すための回転行列と平行移動ベクトルである。カメ
ラ座標系は、カメラ位置6を原点とし、光軸7の方向に
u軸、画像面13のi軸負方向にv軸、j軸方向にw軸
をとる。直線15の方程式は、tを媒介変数として、そ
れぞれ
【数2】 のように表現できる。これらを、z=0として解くこと
により、地図面8上における投影領域9の頂点14の座
標が得られる。これは、
【数3】 として、
【数4】 のように得られる。この投影領域9内の点19に対し、
カメラ位置6とを結ぶ直線21と画像面13との交点2
2に対応する写真画像4の画素パターンを投影すればよ
い。しかしながら、この投影においては、カメラ5の俯
角が浅い場合、建物17の像は図3に示すように前後に
のびた投影像30となる。特に都市部においては建物が
密集しており、その屋上12のみが写真画像4に写され
たものとなる。したがって、多くの屋上投影部分41が
地図面8上に投影された状態となることも少なくない。
このような場合、デジタル地図データと重ね合わせる
と、デジタル地図データにより得られる建物の輪郭11
とその建物17内で唯一投影されている屋上投影部分4
1とが隔離し、対応付けができなくなる。
【0018】実施の形態1では、地図面8上に写真画像
4を投影してデジタル地図データと重ね合わせたとき
に、建物17の屋上投影部分41がデジタル地図データ
の建物の輪郭11に合致するようにする。そのために
は、図4に示すように、建物の高さHを考慮し、地図面
8をHだけ上方に移動させた修正地図面42に投影を行
う。このとき、修正地図面42上の投影領域9’の頂点
14’(V’,V’,V’,V’)は、直線1
5(図3)の方程式をz=Hとして解いて、次式として
得られる。
【0019】
【数5】
【0020】これらのx,y座標は、V,V
,VのZをZ−Hで置き換えたものになる。つま
り、修正地図面42を基準とした場合、カメラ位置6の
高さをZ―Hとして考えることになる。これにより、修
正地図面42上でデジタル地図データと重ね合わせたと
きに、建物の屋上の輪郭12がデジタル地図データの建
物の輪郭11に合致するようになる。
【0021】図6はこの発明の実施の形態1による動作
手順を示すフローチャート、図7は実施の形態1による
描画結果例を示す説明図である。以下、このフローチャ
ートに従って説明する。描画装置2が、記憶装置1より
写真画像4、カメラ位置6および光軸7方向を読み出す
(ステップST1)。同様に、カメラ位置6における建
物の高さ値Hを読み出す(ステップST2)。描画装置
2は台形である修正地図面42上の投影領域9’の頂点
Va’,Vb’,Vc’,Vd’(図4参照)を求める
(ステップST3)。投影領域9’の外接長方形18
(図5参照)を求める(ステップST4)。これは、投
影領域9’における頂点14’のxの最大値、最小値を
それぞれxmax、xminとし、yの最大値、最小値
をそれぞれymax、ymi として、xmin≦x≦
max、ymin≦y≦ymaxと表す。次に、投影
点19を表す変数xをxminに初期化する(ステップ
ST5)。同じく変数yをyminに初期化する(ステ
ップST6)。修正地図面42上、(x,y,H)で表
される点20が投影領域9’内に含まれるかどうかを判
定する(ステップST7)。
【0022】点20が投影領域9’内に含まれている場
合には、点20に写真画像4上の画素値を描画する(ス
テップST8)。これは、点20(x,y,H)とカメ
ラ位置6(0,0,Z)を結ぶ直線21と画像面13と
の交点22に対応する写真画像4上の画素値である。こ
の画素はカメラ座標系にて考える。点20をカメラ座標
系に変換すると、
【数6】 である。直線21はこの点とカメラ座標系とを通り、u
=fにある画像面13との交点がすなわち交点22であ
るから、交点22の画像面上の(i,j)座標は、
【数7】 で求められる。このとき、i、jに小数点以下が出る場
合は、四捨五入してもよいし、周囲の画素値を用いて補
間してもよい。一方、ステップST7の判定で、点20
が投影領域9’内に含まれていない場合には、yに1を
加える(ステップST9)。次に、yがymax以下か
どうかを判定し(ステップST10)、そうであればス
テップST7に戻り、そうでなければステップST11
に進んでxに1を加える(ステップST11)。その後
xがxmax以下かどうかを判定し(ステップST1
2)、そうであればステップST6に戻り、そうでなけ
ればステップST13に進む。
【0023】デジタル地図データから得られる、例えば
多角形で表される建物の輪郭11を修正地図面42(図
4参照)上に上書きする(ステップST13)。その
後、描画装置2は図7に示すような描画結果をディスプ
レイ装置3に表示する(ステップST14)。ここで行
った写真画像の描画処理は、計算機に装備された、コン
ピュータグラフィックスのテクスチャマッピング機能お
よびソフトウェアを利用して高速に実行するように構成
してもよい。
【0024】また、ステップST9およびステップST
11では、それぞれy,xを1ずつ増加させたが、この
増加幅は、描画装置2が描画する画像の画素単位に増加
させるように構成してもよい。さらに、座標系の単位を
画素として構成してもよい。また、高さHは建物の高さ
として説明したが、建物の高さが低い地域であっても地
表面に起伏がある場合は、Hを基準標高からの地表面の
高さとして動作させるように構成することで、同様の結
果が得られる。また、デジタル地図データが建物の輪郭
に加え、道路や河川の線分、さらに地名などの文字情報
を含んでいる場合は、それらも描画するように構成して
もよい。また、ディスプレイ装置3に表示する描画結果
は、修正地図面42上の任意の地点および縮尺での描画
結果である。このとき、投影領域9’の全部または一部
が描画結果の範囲の外になる場合、投影領域9’の投影
処理の全部(ステップST5からステップ12)または
一部(範囲の外の点(x,y)でのステップST8)を
省略するように構成してもよい。
【0025】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、投影領域9に投影された写真画像上の建物17の屋
上投影部分41が地図面8上の建物の輪郭11に合わせ
て描かれるので、カメラ位置の高さを調節することによ
り写真画像とデジタル地図データの対応付けを容易にす
る効果が得られる。
【0026】実施の形態2.上記実施の形態1におい
て、記憶装置1に記憶された写真画像4とカメラ位置情
報を用いるとして説明してきた。この実施の形態2で
は、写真画像4と撮影位置データは、例えば航空機、ヘ
リコプタ、人工衛星により撮影および計測され、随時送
られ、記憶装置1に格納されるものを用いる。カメラを
例えばヘリコプタに搭載した場合、GPS(Global Pos
itioning System)装置によって、ヘリコプタの位置や高
度を算出する。また、この時カメラにセンサを装着する
ことによって、視線方向θと俯角φを得て、これらを写
真画像と共に処理センタに送信する。上記位置、高度等
から地図面の座標系に変換することにより写真画像4と
デジタル地図データとの一致性をとればよい。
【0027】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、現在の様子を示す写真画像が地図面に正確に投影さ
れるので、特に災害時などには、現地の状況を的確に捉
えられる効果が得られる。
【0028】実施の形態3.上記実施の形態1および実
施の形態2において、記憶装置1に記憶された写真画像
4とカメラ位置情報は一組として説明した。この実施の
形態3では、この写真画像と撮影位置データとして、例
えば航空機、ヘリコプタ、人工衛星によりそれぞれ撮影
および計測された複数の組が存在し、それらのすべてあ
るいは一部を順次同一地図面8に重ね書きするように構
成するものである。
【0029】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、複数の写真画像が同時に地図面に投影、描画され、
より広範囲の領域において写真画像が提示されるので、
全体的な状況を的確に捉えられる効果が得られる。
【0030】実施の形態4.図8はこの発明の実施の形
態4による動作状態を示す説明図、図9は実施の形態4
による動作の一部手順を示すフローチャートである。図
において、23は修正地図面42上における建物の輪郭
11’を構成する輪郭多角形の頂点、24は輪郭11’
を構成する輪郭多角形の辺である。上記実施の形態1に
おいては、カメラ位置の高さを修正する高さHは、写真
画像4の視野内で一定であるものとして構成した場合に
ついて述べた。この実施の形態4では、デジタル地図デ
ータに個々の建物の高さ値もしくは階数値が含まれてい
る場合、それらの値を用いて建物の平均の高さHを決
定するように構成するものである。すなわち、図1の描
画装置2が、カメラ位置情報により得られるカメラ位置
の高さから投影領域内にある複数の建物の高さの平均値
を差し引いた値を修正後のカメラ位置の高さとすること
により、この修正後のカメラ位置から地図面上へ写真画
像を投影し描画することにより建物輪郭の位置と屋上投
影部分とを合致させるように動作する。この場合の、建
物の平均の高さHを求める手順の一例を、図9のフロ
ーチャートを用いて説明する。
【0031】先ず、高さを示す変数hを0に、建物数を
示す変数nを0に初期化する(ステップST41)。次
に、デジタル地図データに含まれる建物の輪郭11’を
一つ取り出す(ステップST42)。この輪郭11’を
構成する多角形が投影領域9’内にあるかどうかを判定
する(ステップST43)。これは、例えば図8に示す
ように、多角形の少なくとも一つの頂点23が投影領域
9’内にあるか、または輪郭多角形の少なくとも一つの
辺24が投影領域9’と交われば、輪郭多角形が投影領
域9’内と判定する。
【0032】ステップST43の判定において、投影領
域9’内であれば、hに建物の高さ値を加える(ステッ
プST44)。建物の階数値が与えられている場合はそ
の階数値に1階当たりの高さの値、例えば3mを乗じて
高さを推定、これをhに加える。同時にnに1を加え
る。また、判定において、投影領域9’内でなければ、
未処理の建物があるかどうかを判定する(ステップST
45)。未処理の建物があればステップST42に戻
る。未処理の建物がなくなった場合、投影領域9’内に
ある建物の平均の高さHを算出する(ステップST4
6)。
【0033】なお、すべての建物を同等に扱ったが、輪
郭多角形の面積によって重みをつけて平均の高さH
算出するようにしてもよい。また、Hは建物の高さを
算出するとして説明したが、建物の高さが低い地域であ
っても地表面に起伏がある場合は、ステップST42と
ステップST43の輪郭を標高が与えられる標高点、ス
テップST44の高さをその標高点の標高値と読み替え
て動作させることにより同様の効果が得られる。
【0034】以上のように、実施の形態4によれば、投
影領域内にある複数の建物の高さの平均値Hをもって
カメラ位置の高さを修正するので、合致を取るときに複
数の建物に対して即応でき、また建物輪郭と投影された
の屋上のずれを小さく抑えることができる効果が得られ
る。
【0035】実施の形態5.図10および図11はこの
発明の実施の形態5による動作状態を表す説明図、図1
2は実施の形態5による一部動作手順を示すフローチャ
ート、図13同写真画像例を示す説明図、図14は同描
画結果を示す説明図である。図において、25は写真画
像4(図2参照)中の投影部分、26は写真画像4中の
非投影部分、27は写真画像4の中心軸、28は中心軸
27上の画素である。29はカメラ位置6と画素28と
を結ぶ直線、31は地図面8への投影部分25の投影領
域、32は投影領域31の外接長方形、33はカメラ位
置6と地図面8上の点19とを結ぶ直線、34は直線3
3と画像面13との交点である。
【0036】この実施の形態5においては、図1におけ
る描画装置2の機能として、写真画像を投影部分と非投
影部分に分割し、分割した投影部分を地図面上に投影
し、写真画像中の地上を写す部分が十分な解像度で地図
面上に描かれるように投影し描画するようにしたもので
ある。すなわち、図10に示すように、写真画像4を投
影部分25と非投影部分26とに分けるものである。写
真画像4が空を写す場合、その部分は地図面8には投影
できない。また、遠方の景観は写真画像4上での解像度
が低下するため、地図面8上に投影しても粗い投影像し
か得られない。写真画像4に空や遠方の景観が写ってい
る場合には、それらの部分を非投影部分26とし、地図
面8には描画しないように処理する。これは、例えば、
角度Φをしきい値とし、写真画像4の中心軸27上でカ
メラ位置6と画素28とを結ぶ直線29の水平面(地図
面8)とのなす角がしきい値Φとなる画素(N/2,
J)により、j≦Jを投影部分25とする。この場合、
写真画像4の投影部分25は長方形になる。このJは以
下のように定まる。直線29の俯角はしきい値Φに一致
するので、 Φ=φ−arctan{(J−M/2)/f} であり、 J=f・tan(φ−Φ)+M/2 を得る。投影部分25の投影領域31の頂点について
は、V,Vは実施の形態1に示したものと同一であ
る。W,Wは、実施の形態1で示した式において、
【数8】 のように変更して求めたV,Vに一致する。投影領
域31内の投影の動作手順を図12のフローチャートに
より説明する。先ず、描画装置2が記憶装置1より写真
画像4、カメラ位置6および光軸7を読み出す(ステッ
プST51)。しきい値Φにより、長方形である投影部
分25を確定する(ステップST52)。上記V,V
,W,Wにより、投影部分25に対する投影領域
31を求める(ステップST53)。図11に示すよう
に、投影領域31の外接長方形32を求める。これを、
min≦x≦xmax、ymin≦y≦ymaxと表
す(ステップST54)。点19を表す変数xをx
minに初期化する(ステップST55)。同じく変数
yをyminに初期化する(ステップST56)。地図
面8上の(x,y)で表される点19が投影領域31に
含まれるかどうかを判定する(ステップST57)。
【0037】投影領域31に含まれている場合には、点
19とカメラ位置6を結ぶ直線33と画像面13との交
点34に対応する写真画像4上の画素値を点19に描画
する(ステップST58)。ここで、点19をカメラ座
標系にて表すと、
【数9】 となる。これより交点34の画像面13上での座標
(i,j)は、次式により得られる。
【0038】
【数10】
【0039】一方、ステップST57で、点19が投影
領域31に含まれていないと判定された場合、yに1加
える(ステップST59)。次に、yがymax以下か
どうかを判定し(ステップST60)、そうであればス
テップST57に戻る。また、そうでなければ、xに1
加える(ステップST61)。さらに進んで、xがx
max以下かどうかを判定し(ステップST62)、そ
うであればステップST56に戻り、そうでなければ、
地図面8上にデジタル地図データにより得られる、例え
ば多角形で表される建物の輪郭11を上書きする(ステ
ップST63)。その後、描画装置2は描画結果をディ
スプレイ装置3に表示する(ステップST64)。例え
ば、図13に示すような写真画像4から図14に示すよ
うな描画結果を得る。また、実施の形態1と同様、デジ
タル地図データが道路や河川の線分、地名などの文字情
報を含んでいる場合は、それらも描画するように構成し
てもよい。また、ディスプレイ装置3に表示する描画結
果は、地図面8上の任意の地点および縮尺での描画結果
である。このとき、投影領域9の全部または一部が描画
結果の範囲の外になる場合、投影領域9の投影処理の全
部(ステップST55からステップST62)または一
部(範囲の外の点(x,y)でのステップST58)を
省略するように構成してもよい。
【0040】以上のように、実施の形態5によれば、写
真画像中の十分な解像度で地上部分が写された領域のみ
を地図面8に投影するので、投影された画像は十分な解
像度を持ち、また、写真画像中の有効な投影部分25の
みを投影するので、処理時間を短縮することができる効
果が得られる。
【0041】実施の形態6.上記実施の形態5におい
て、記憶装置1に記憶された写真画像4とカメラ位置情
報を用いるとして説明した。この実施の形態6では、写
真画像4とカメラ位置情報は、例えば航空機、ヘリコプ
タ、人工衛星により撮影および計測され、随時送られ、
記憶装置1に格納されるものを用いるように構成する。
【0042】以上のように、実施の形態6によれば、現
在の様子を示す写真画像が地図面8に投影されるように
なるので、特に災害時などには、現地の状況を的確に理
解することができる効果が得られる。
【0043】実施の形態7.上記実施の形態5において
は、記憶装置1に記憶された写真画像4とカメラ位置情
報は一組として説明した。この実施の形態7では、この
写真画像4とカメラ位置情報は、例えば航空機、ヘリコ
プタ、人工衛星により撮影および計測された複数の組が
存在し、それらのすべてあるいは一部を順次同一地図面
8に重ね書きするように構成する。
【0044】以上のように実施の形態7によれば、複数
の写真画像が同時に地図面8に投影、描画され、より広
範囲の領域において写真画像が提示されるので、全体的
な状況を的確に理解することができる効果が得られる。
【0045】実施の形態8.図15、図16および図1
7はこの発明の実施の形態8による動作状態を表す説明
図である。図において、35は画像面13の辺、36は
辺35上に対応する写真画像4(図2参照)の画素、3
7はカメラ位置6と画素36とを結ぶ直線である。38
は投影部分25(図10参照)に相当する三角形、39
は投影部分25(図10参照)に相当する四角形、40
は投影部分25に相当する五角形である。実施の形態5
から実施の形態7においては、写真画像4の撮影時にお
ける光軸7回りの回転角は0度として説明してきた。こ
の実施の形態8では、光軸回りの回転角が任意のψ度で
ある場合について適用できることを説明する。
【0046】カメラの光軸回りの任意の回転角ψを各種
とった場合、例えば、カメラ位置6から画像面13の辺
35上の画素36を通る直線37に関し地図面8とのな
す角Φを考える。図11、図12および図15に例示す
るように、この角Φが一定値以内となる部分を辺として
構成される三角形38、四角形39あるいは五角形40
を投影部分とし、その他の部分を非投影部分とする。こ
れらの投影部分を投影して地図面8上の建物の屋上投影
部分と重ね合わす動作を行うが、このとき、地図面8上
に形成される各投影領域31も、それぞれ三角形、四角
形、五角形となる。
【0047】以上のように、実施の形態8によれば、写
真画像4における光軸7の回りの回転角ψ度が0度でな
い場合にも写真画像4の必要な部分を十分な解像度で地
図面8に投影することができるので、投影された画像は
十分な解像度を持ち、また、写真画像中の投影部分のみ
を投影するので、処理時間を短縮することができる効果
が得られる。
【0048】実施の形態9.図18はこの発明の実施の
形態9による写真画像装置の構成を示すブロック図、図
19は実施の形態9による動作状態を表す説明図であ
る。図18において、43は領域入力装置で、ディスプ
レイ装置3に予め表示される地図面上の投影領域および
/もしくは写真画像に対し、マニュアル操作により分割
する写真画像の投影部分と非投影部分を決定し、この決
定結果を描画装置2に入力する領域入力手段である。図
19において、44は領域入力装置43にて入力された
領域を表す点、45は点44を通り投影領域9の底辺に
平行な直線、46は直線45と投影領域9の辺との交点
である。
【0049】上記実施の形態5においては、投影部分2
5は、角度Φを与えることによりJを計算し、自動的に
設定することについて述べた。この実施の形態9におい
ては、例えば、地図面8上で、領域入力装置43のマニ
ュアル操作により、投影領域9内に点44を指定し、点
44を通り底辺Vに平行な直線45と辺V
と辺Vとの交点46をそれぞれW、Wとし
て、投影領域31を設定する。設定された投影領域31
に対応して画像面13から分割する投影部分25と非投
影部分26を決定するように構成する。決定結果は描画
装置2に入力され分割を実施し、投影部分25だけが地
図面8上に投影領域31として描画される。
【0050】領域入力装置43の以上の動作の実施に
は、幾つかの方法がある。その一つは、投影領域9に写
真画像4を投影してディスプレイ装置3に予め表示して
おいて、その結果を確認して領域入力装置43により実
施することである。また、投影領域9を台形として地図
面8上にデジタル地図データと共にディスプレイ装置3
に予め表示した後に、その結果を確認して実施するよう
にすることである。さらに、ディスプレイ装置3に写真
画像4のみをそのまま表示し、領域入力装置43により
写真画像4上で直接投影部分25を設定することであ
る。
【0051】以上のように、実施の形態9によれば、投
影部分25を適宜マニュアル操作により設定し、また、
修正することが可能となるので、適切な投影部分25の
みを地図面8に投影することができる効果が得られる。
【0052】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、デジ
タル地図データ、このデジタル地図データに対応させる
景観を撮影した写真画像および写真画像撮影時のカメラ
位置情報等を記憶する記憶手段と、デジタル地図データ
を読み出して地図面を描画し、写真画像を読み出して地
図面上に投影し、カメラ位置情報を読み出してカメラ位
置および光軸方向に従って写真画像を投影して描画し、
このときデジタル地図データから得られる地図面上の対
象とする建物の建物輪郭の位置と写真画像に描かれた建
物の屋上投影部分とが合致するように投影する描画手段
と、この描画手段による投影結果を表示するディスプレ
イ装置とを備えるように構成したので、地図面上の建物
輪郭と写真画像の屋上とを合致させるように写真画像を
デジタル地図データに投影することができ、両者の対応
付けを容易にする効果がある。
【0053】この発明によれば、描画手段が、カメラ位
置情報により得られるカメラ位置の高さから建物の高さ
を差し引いた値を修正後のカメラ位置の高さとすること
により、この修正後のカメラ位置から地図面上へ写真画
像を投影し描画することにより建物輪郭の位置と屋上投
影部分とを合致させるように構成したので、カメラ位置
の高さを調節することにより、容易に建物輪郭と屋上輪
郭とを合致させることができるという効果がある。
【0054】この発明によれば、描画手段が、カメラ位
置情報により得られるカメラ位置の高さから投影領域内
にある複数の建物の高さの平均値を差し引いた値を修正
後のカメラ位置の高さとし、この修正後のカメラ位置か
ら地図面上へ写真画像を投影し描画することにより建物
輪郭の位置と屋上投影部分とを合致させるように構成し
たので、写真画像とデジタル地図データの合致を取ると
きに複数の建物に対して即応でき、また建物輪郭と投影
されたの屋上のずれを小さく抑えることができる効果が
ある。
【0055】この発明によれば、デジタル地図データ、
このデジタル地図データに対応させる景観を撮影した写
真画像および写真画像撮影時のカメラ位置情報等を記憶
する記憶手段と、デジタル地図データを読み出して地図
面を描画し、写真画像を読み出して地図面上に投影し、
カメラ位置情報を読み出してカメラ位置および光軸方向
に従って写真画像を投影して描画し、このとき写真画像
を投影部分と非投影部分に分割し、分割した投影部分を
地図面上に投影し、写真画像中の地上を写す部分を十分
な解像度で地図面上に投影し描画する描画手段と、この
描画手段による投影結果を表示するディスプレイ装置と
を備えるように構成したので、写真画像の一部のみを描
画することにより、空が写っている部分が投影されるこ
とを回避でき、さらに遠方が写っている部分の画質が低
下して描画されることを回避できる効果がある。
【0056】この発明によれば、写真画像の分割された
投影部分が、写真画像の撮影時におけるカメラの光軸回
りの任意の回転角に対して形成される多角形の領域であ
るように構成したので、写真画像の投影部分を多角形と
することにより、投影部分を簡易に指定できる効果があ
る。
【0057】この発明によれば、ディスプレイ装置に予
め表示される地図面上の投影領域および/もしくは写真
画像に対し、マニュアル操作により分割する写真画像の
投影部分と非投影部分を決定し、この決定結果を描画手
段に入力する領域入力手段を備えるように構成したの
で、写真画像の投影部分を任意に選択して入力できるよ
うになり、適宜投影部分を修正できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1乃至実施の形態8に
よる写真画像処理装置の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図2】 この発明の実施の形態1による動作状態を表
す説明図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による動作状態を表
す説明図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による動作状態を表
す説明図である。
【図5】 この発明の実施の形態1による動作状態を表
す説明図である。
【図6】 この発明の実施の形態1による動作手順を示
すフローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態1による描画結果を示
す説明図である。
【図8】 この発明の実施の形態4による動作状態を表
す説明図である。
【図9】 この発明の実施の形態4による一部動作手順
を示すフローチャートである。
【図10】 この発明の実施の形態5による動作状態を
表す説明図である。
【図11】 この発明の実施の形態5による動作状態を
表す説明図である。
【図12】 この発明の実施の形態5による一部動作手
順を示すフローチャートである。
【図13】 この発明の実施の形態5による写真画像例
を示す説明図である。
【図14】 この発明の実施の形態5による描画結果を
示す説明図である。
【図15】 この発明の実施の形態8による動作状態を
表す説明図である。
【図16】 この発明の実施の形態8による動作状態を
表す説明図である。
【図17】 この発明の実施の形態8による動作状態を
表す説明図である。
【図18】 この発明の実施の形態9による写真画像処
理装置の構成を示すブロック図である。
【図19】 この発明の実施の形態9による動作状態を
表す説明図である。
【符号の説明】
1 記憶装置(記憶手段)、2 描画装置(描画手
段)、3 ディスプレイ装置、4 写真画像、5 カメ
ラ、6 カメラ位置、7 光軸、8 地図面、9,9’
投影領域、10 垂線の足、11,11’ 輪郭、1
2 屋上、13 画像面、14,14’,23 頂点、
15,33,37,45 直線、16,22,34,4
6 交点、17 建物、18,32 外接長方形、1
9,20,44点、21,29 直線、24,35
辺、25 投影部分、26 非投影部分、27 中心
軸、28,36 画素、30 投影像、31 投影領
域、38 三角形、39 四角形、40 五角形、4
1,41’ 屋上投影部分、42 修正地図面、43
領域入力装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 玉田 隆史 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 門馬 啓 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 2C032 HA02 5B050 BA02 BA06 BA15 BA17 CA07 DA02 DA07 EA06 EA12 EA13 EA19 FA02 FA06 5B057 AA13 AA14 CA08 CA12 CA13 CA16 CB08 CB12 CB16 CD01 CD14 CE08 DA07 DC16

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル地図データ、このデジタル地図
    データに対応させる景観を撮影した写真画像および写真
    画像撮影時のカメラ位置情報等を記憶する記憶手段と、
    前記デジタル地図データを読み出して地図面を描画し、
    前記写真画像を読み出して前記地図面上に投影し、前記
    カメラ位置情報を読み出してカメラ位置および光軸方向
    に従って前記写真画像を投影して描画し、このとき前記
    デジタル地図データから得られる前記地図面上の対象と
    する建物の建物輪郭の位置と前記写真画像に描かれた前
    記建物の屋上投影部分とが合致するように投影する描画
    手段と、この描画手段による投影結果を表示するディス
    プレイ装置とを備えたことを特徴とする写真画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 描画手段が、カメラ位置情報により得ら
    れるカメラ位置の高さから建物の高さを差し引いた値を
    修正後のカメラ位置の高さとすることにより、この修正
    後のカメラ位置から地図面上へ写真画像を投影し描画す
    ることにより建物輪郭の位置と屋上投影部分とを合致さ
    せることを特徴とする請求項1記載の写真画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 描画手段が、カメラ位置情報により得ら
    れるカメラ位置の高さから投影領域内にある複数の建物
    の高さの平均値を差し引いた値を修正後のカメラ位置の
    高さとし、この修正後のカメラ位置から地図面上へ写真
    画像を投影し描画することにより建物輪郭の位置と屋上
    投影部分とを合致させることを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載の写真画像処理装置。
  4. 【請求項4】 デジタル地図データ、このデジタル地図
    データに対応させる景観を撮影した写真画像および写真
    画像撮影時のカメラ位置情報等を記憶する記憶手段と、
    前記デジタル地図データを読み出して地図面を描画し、
    前記写真画像を読み出して前記地図面上に投影し、前記
    カメラ位置情報を読み出してカメラ位置および光軸方向
    に従って前記写真画像を投影して描画し、このとき前記
    写真画像を投影部分と非投影部分に分割し、分割した前
    記投影部分を地図面上に投影し、前記写真画像中の地上
    を写す部分を十分な解像度で前記地図面上に投影し描画
    する描画手段と、この描画手段による投影結果を表示す
    るディスプレイ装置とを備えたことを特徴とする写真画
    像処理装置。
  5. 【請求項5】 写真画像の分割された投影部分が、写真
    画像の撮影時におけるカメラの光軸回りの任意の回転角
    に対して形成される多角形の領域であることを特徴とす
    る請求項4記載の写真画像処理装置。
  6. 【請求項6】 ディスプレイ装置に予め表示される地図
    面上の投影領域および/もしくは写真画像に対し、マニ
    ュアル操作により分割する前記写真画像の投影部分と非
    投影部分を決定し、この決定結果を描画手段に入力する
    領域入力手段を備えたことを特徴とする請求項4記載の
    写真画像処理装置。
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