JP2003004199A - 水素ボンベ及び水素ガスの貯蔵方法 - Google Patents

水素ボンベ及び水素ガスの貯蔵方法

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JP2003004199A JP2001185385A JP2001185385A JP2003004199A JP 2003004199 A JP2003004199 A JP 2003004199A JP 2001185385 A JP2001185385 A JP 2001185385A JP 2001185385 A JP2001185385 A JP 2001185385A JP 2003004199 A JP2003004199 A JP 2003004199A
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hydrogen
hydrogen gas
pressure
water
nabh
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Yasuaki Kawai
泰明 河合
Yoshitsugu Kojima
由継 小島
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Toyota Central R&D Labs Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水素供給源がなくても必要なときに簡単に耐
圧容器内で水素ガスを生成し貯蔵することができる水素
ボンベ及び水素ガスの貯蔵方法を提供すること。 【解決手段】 水素ボンベ1は,ガス放出孔21及び材
料投入口22を設けた耐圧容器2と,耐圧容器2内に配
置した触媒3と,耐圧容器2に予め投入して内蔵したN
aBHよりなる粉体4を有する。水素ボンベ1におい
て水素ガスを生成する際には,材料投入口22から水5
を投入することにより,耐圧容器2内において,NaB
の粉体4と水5とを接触させて,触媒3の存在下に
おいて加水分解反応を引き起こす。水素ボンベ1は,耐
圧容器2内において,水素ガスを生成し貯蔵するよう構
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,NaBHと水とを接触させ
て,加水分解反応を行うことにより水素ガスを生成し貯
蔵する水素ボンベ及び水素ガスの貯蔵方法に関する。
【0002】
【従来技術】水素の貯蔵は,ほとんどが気体の状態で行
われている。この場合,限られた容積の耐圧容器に少し
でも多量の水素ガスを充填するために,水素ガスを,コ
ンプレッサー等を用いて加圧し,約15〜20MPa
(ゲージ圧)の高圧ガスにして,耐圧容器からなる水素
ボンベ内に貯蔵している。また,水素を気体の状態で貯
蔵すると,大きな耐圧容器が必要となるため,水素を液
化させて断熱性の高い特殊容器に貯蔵する方法もある。
この方法においては,水素を,−253℃という極低温
で液化させ,常圧での水素ガスに対して約1/800の
体積にして,上記特殊容器からなる水素ボンベ内に貯蔵
することができる。
【0003】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来の水
素の貯蔵方法は,いずれも外部から水素を容器に充填し
て貯蔵し,使用時に水素を外部に放出して利用するもの
である。そのため,従来の水素ボンベを使用する際に
は,必ず充填すべき水素を準備し,これを予め充填しな
ければならない。したがって,水素供給源がなければ水
素ボンベとして活用することはできない。
【0004】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,水素供給源がなくても,必要なときに簡
単に耐圧容器内で水素ガスを生成し貯蔵することができ
る水素ボンベ及び水素ガスの貯蔵方法を提供しようとす
るものである。
【0005】
【課題の解決手段】第1の発明は,ガス放出孔及び材料
投入口を設けた耐圧容器と,該耐圧容器内に配置した触
媒とを有し,上記材料投入口からNaBH及び水を投
入し,該NaBHと水とを接触させて,上記触媒の存
在下において加水分解反応を引き起こすことにより,上
記耐圧容器内において,水素ガスを生成し貯蔵するよう
構成されていることを特徴とする水素ボンベにある(請
求項1)。
【0006】次に,本発明の作用効果につき説明する。
本発明における水素ボンベは,耐圧容器の外部より水素
ガスを充填することなく,耐圧容器内において直接水素
ガスを生成することができる。即ち,本発明において
は,耐圧容器にNaBH及び水を投入して,それらを
接触させて加水分解反応を行うことにより水素ガスを生
成する。このとき,耐圧容器内には,上記触媒が配置し
てあるため,この加水分解反応を促進させて迅速に水素
ガスを生成することができる。
【0007】このように,本発明においては,外部から
水素ガスを供給することなく,耐圧容器内で水素ガスを
生成し,この耐圧容器に水素ガスを充填することができ
る。そのため,水素ガスが必要でない通常時は,耐圧容
器内に水素ガスがない状態を形成することができ,水素
ガスを保管することによる危険性をなくすことができ
る。また,外部から水素ガスを供給しなくてもよいの
で,水素ガスの供給源が不要となる。
【0008】また,上記のごとく,NaBHと水とを
接触させて水素ガスを生成する。そのため,必要なとき
にのみNaBHと水とを接触させて,簡単に水素ガス
を生成することができる。それ故,本発明は,例えば,
緊急時又は非常時に水素ガスが必要となる用途,あるい
は携帯的に持ち運んで使用する用途等に使用することが
できる。
【0009】第2の発明は,ガス放出孔を設けた耐圧容
器と,該耐圧容器内に配置した触媒と,上記耐圧容器内
に互いに接触しないよう分離させた状態で内蔵したNa
BH 及び水と,該NaBHと水とを接触させる接触
手段とを有し,該接触手段により上記NaBHと水と
を接触させて,上記触媒の存在下において加水分解反応
を引き起こすことにより,上記耐圧容器内において,水
素ガスを生成し貯蔵するよう構成されていることを特徴
とする水素ボンベにある(請求項3)。
【0010】本発明における水素ボンベは,予め耐圧容
器内にNaBH及び水を内蔵しており,必要なときに
上記接触手段によってそれらを接触させて加水分解反応
を行い,水素ガスを生成することができる。その他,本
発明によっても,上記発明と同様の作用効果を得ること
ができ,必要なときに簡単に耐圧容器内で水素ガスを生
成し貯蔵することができる。
【0011】第3の発明は,耐圧容器内において,触媒
存在下でNaBHと水とを接触させて,加水分解反応
を引き起こすことにより,上記耐圧容器内において,水
素ガスを生成し貯蔵することを特徴とする水素ガスの貯
蔵方法にある(請求項7)。本発明における水素ガスの
貯蔵方法によれば,上記優れた作用効果を発揮する水素
ボンベを得ることができ,必要なときに簡単に耐圧容器
内で水素ガスを生成し貯蔵することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】上記第1,第2の発明にかかる水
素ボンベにおけるNaBHとしては,例えば,粉体又
は錠剤として固形状のものを用いることができる。ま
た,上記水としては,例えば,イオン交換水,水道水,
海水,雨水,水蒸気等の他,水分を含有する材料等を用
いることができる。また,上記触媒は,上記耐圧容器内
にバインダー等を介して塗布してもよいし,金属,無機
材料に担持したものを耐圧容器の内部に装着してもよ
い。また,上記材料投入口からのNaBH及び水の投
入は,ほぼ同時期に行うことができるし,いずれか一方
を先に投入し,その後他方を投入することもできる。
【0013】上記第1の発明(請求項1)においては,
上記水素ボンベは,上記NaBHを上記耐圧容器に予
め投入して内蔵しておき,水素ガス生成時に上記投入口
から上記水を投入するよう構成することができる(請求
項2)。この場合,水素ガスを生成する必要があるとき
に,上記水のみを投入すればよく,上記NaBHと水
との分離及び接触を一層簡単に行うことができる。
【0014】また,上記第2の発明(請求項3)におい
ては,上記のごとく,NaBHと水との接触手段を設
ける。この接触手段としては,耐圧容器の内部に配置し
た破壊可能な入れ物に水を入れ,破壊手段によりこの入
れ物を破壊するよう構成することができる。具体的に
は,上記耐圧容器内に軟質ポリマー又はゴム等で製作し
たカプセル又は風船等を配置し,この内部に水を配置し
て,圧力による押し潰しや針等の殺傷力により,上記カ
プセル又は風船等を破壊して,水とNaBHとを接触
させることができる。
【0015】また,上記第1の発明(請求項1)及び第
2の発明(請求項3)においては,上記耐圧容器は,水
素ガスの充填を行う充填口を有することができる(請求
項4)。この場合,予め耐圧容器内に,上記充填口より
水素ガスを充填しておき,この水素ガスを使用した後
に,上記NaBHと水とを接触させて,水素ガスを生
成することができる。そのため,初めに耐圧容器に充填
しておいた水素ガスを使用して,外部から水素ガスを供
給することなく,再度同じ耐圧容器に対して水素ガスを
充填することができる。それ故,水素ボンベ1本の重量
又は体積当たりの使用可能な水素ガスの量を増加させる
ことができる。
【0016】また,上記触媒は,Co系酸化物よりなる
ことが好ましい(請求項5)。この場合,Co系酸化物
により,上記水素ガスの生成を一層促進することができ
る。上記Co系酸化物としては,例えば,LiCo
,Co等を用いることができる。
【0017】また,上記水は,上記NaBHに対し
て,モル比で2〜5倍の量を用いることが好ましい(請
求項6)。この場合,上記加水分解反応をほとんど過不
足なく行うことができ,反応後に,耐圧容器内にNaB
又は水のいずれかがあまり残ることがなく,一層効
果的に上記水素ガスを生成することができる。なお,上
記水の量が上記2〜5倍の量を外れるときには,過不足
なく加水分解反応を行うことが困難になる。
【0018】上記第3の発明(請求項7)にかかる水素
ガスの貯蔵方法においても,上記NaBHとしては,
例えば,粉体又は錠剤として固形状のものを用いること
ができる。また,上記水としては,例えば,イオン交換
水,水道水,海水,雨水,水蒸気等の他,水分を含有す
る材料等を用いることができる。また,上記触媒は,上
記耐圧容器内にバインダー等を介して塗布してもよい
し,金属,無機材料に担持したものを耐圧容器の内部に
装着してもよい。また,上記材料投入口からのNaBH
及び水の投入は,ほぼ同時期に行うことができるし,
いずれか一方を先に投入し,その後他方を投入すること
もできる。
【0019】また,上記触媒は,Co系酸化物よりなる
ことが好ましい(請求項8)。この場合,Co系酸化物
により,上記水素ガスの生成を一層促進することができ
る。上記Co系酸化物としては,例えば,LiCo
,Co等を用いることができる。
【0020】また,上記水は,上記NaBHに対し
て,モル比で2〜5倍の量を用いることが好ましい(請
求項9)。この場合,上記加水分解反応をほとんど過不
足なく行うことができ,反応後に,耐圧容器内にNaB
又は水のいずれかがあまり残ることがなく,一層効
果的に上記水素ガスを生成することができる。
【0021】
【実施例】以下に,図面を用いて本発明の実施例につき
説明する。 (実施例1)図1に示すごとく,本例における水素ボン
ベ1は,ガス放出孔21及び材料投入口22を設けた耐
圧容器2と,該耐圧容器2内に配置した触媒3と,耐圧
容器2に予め投入して内蔵したNaBHよりなる粉体
4を有する。そして,水素ボンベ1において水素ガスを
生成する際には,上記材料投入口22から水5を投入す
ることにより,上記耐圧容器2内において,NaBH
の粉体4水5とを接触させて,上記触媒3の存在下にお
いて加水分解反応を引き起こす。このように,水素ボン
ベ1は,耐圧容器2内において,水素ガスを生成し貯蔵
するよう構成されている。
【0022】以下に,これを詳説する。本例において
は,上記触媒3は,Co系酸化物であるPt−LiCo
よりなる。また,上記水5は,上記NaBHの粉
体4に対して,モル比で2〜5倍の量を用いる。また,
上記NaBHの粉体4及び水5は,いずれも上記材料
投入口22から投入することができる。なお,上記Na
BHの粉体4は,錠剤に代えることができる。
【0023】図1に示すごとく,本例においては,上記
水素ボンベ1の耐圧容器2は,20MPa以上の耐圧能
力を有している。耐圧容器2は,本体である胴体20に
テフロン(登録商標)であるシール材201を挟んでフ
タ25をして構成している。本例においては,上記胴体
20とフタ25との着脱は,一対のネジ部202による
ネジ構造により行う。
【0024】また,上記フタ25には,水素ガスを耐圧
容器2の外部に放出するガス放出孔21,耐圧容器2に
NaBHの粉体4又は水5等を投入する材料投入口2
2,ガス放出孔21を開口させるバルブ23,及び耐圧
容器2内の圧力を監視するための圧力計測孔24が設け
てある。そして,上記バルブ23を緩めると,上記ガス
放出孔21から水素ガスを放出することができ,上記圧
力計測孔24には,圧力計を取り付けて,耐圧容器2内
の圧力を監視することができる。
【0025】図2に示すごとく,上記材料投入口22か
ら水5を投入するときには,この材料投入口22に注射
器26を接続し,該注射器26の先端に繋がった注射針
261を耐圧容器2内に配置させて,注射器26を操作
して注射針261より水5を投入することができる。
【0026】また,図3に示すごとく,耐圧容器2の内
部にサブタンク61を設け,上記触媒3及びNaBH
の粉体4は,このサブタンク61内に配置し,サブタン
ク61に水5を投入して上記加水分解反応をさせること
もできる。この場合,サブタンク61の上部には,ガス
穴611が設けてあり,加水分解反応により生成した水
素ガスを耐圧容器2内に充填することができる。また,
この場合には,上記加水分解反応を行った後に生成する
BaBOは,上記サブタンク61内に堆積させること
ができる。そのため,反応後にこのBaBOを回収し
洗浄する際には,耐圧容器2よりサブタンク61を取り
外して行うことができる。
【0027】また,図4に示すごとく,上記耐圧容器2
のフタ25には上記材料投入口22を設けず,触媒3及
びNaBHの粉体4の投入は,上記胴体20に対して
フタ25を開けて,胴体20に直接投入することもでき
る。そして,この場合は,上記投入後に再びフタ25を
胴体20に閉め付け,上記水5は,上記ガス放出孔21
を使用して投入することができる。
【0028】上記水素ボンベ1内においては,上記加水
分解反応は,理論上は,化学反応式(NaBH+2H
O→NaBO+4H)によって行われていると考
えられる。そして,この化学反応式に基づいて水素ガス
が生成されるとすると,加水分解反応は,理論上は,ス
トイキ近傍,即ちNaBHが1molに対してH
を2mol接触させて行うことが,過不足なく効率的に
行えることになる。しかし,この加水分解反応では,H
Oが分解して熱が発生し,HOの一部が蒸発して耐
圧容器2の壁面において凝縮するため,HOの量は,
NaBHが1molに対して2molより多めで,か
つ5mol以下にすることが好ましい。
【0029】また,上記加水分解反応が行われた後に
は,水素ガスHが生成されると共に,固体状のNaB
が耐圧容器2内に作られる。このNaBOは,上
記反応が行われた後の残物となり,上記水素ガスを生成
した後には,耐圧容器2内から取り除く。なお,このN
aBOは,上記加水分解反応には影響しないので,複
数回耐圧容器2内で加水分解反応を行った後,まとめて
取り除くこともできる。
【0030】また,図5に示すごとく,生成することが
できた水素ガスの量を,水素生成効率,即ちNaBH
の量に対する生成水素の量(wt%)(H/NaBH
)で表すと,NaBHの粉体4の量に対する水5の
量を2倍以上にすることによって,18.5〜20.3
wt%にすることができた。
【0031】次に,本例の作用効果につき説明する。上
記のごとく,本例における水素ボンベ1は,耐圧容器2
の外部より水素ガスを充填することなく,耐圧容器2内
において直接水素ガスを生成することができる。即ち,
本例においては,耐圧容器2においてNaBHの粉体
4と水5とを接触させて加水分解反応を行うことにより
水素ガスを生成する。このとき,耐圧容器2内には,上
記触媒3が配置してあるため,水素発生圧力の圧力作用
によりこの加水分解反応を促進させて迅速に高圧の水素
ガスを生成することができる。
【0032】このように,上記水素ボンベ1において
は,外部から水素ガスを供給することなく,耐圧容器2
内で高圧の水素ガスを生成し,この耐圧容器2に高圧の
水素ガスを充填することができる。そのため,水素ガス
が必要でない通常時は,耐圧容器2内に水素ガスがない
状態を形成することができ,水素ガスを保管することに
よる危険性をなくすことができる。また,外部から水素
ガスを供給しなくてもよいので,水素ガスの供給源が不
要となる。
【0033】また,上記のごとく,NaBHの粉体4
と水5とを接触させて水素ガスを生成する。そのため,
必要なときにのみNaBHの粉体4と水5とを接触さ
せて,簡単に水素ガスを生成することができる。それ
故,水素ボンベ1は,例えば,緊急時又は非常時に水素
ガスが必要となる用途,あるいは携帯的に持ち運んで使
用する用途等に使用することができる。
【0034】(実施例2)図6に示すごとく,本例は,
上記NaBHの粉体4と水5とを接触させて,加水分
解反応を行い,水素ガスを生成したときにおける耐圧容
器2内の圧力の変化を測定する例である。その他は上記
実施例1と同様である。本例においては,NaBH
粉体4と反応させる水5の量が異なる2種類の反応試
験,即ち反応試験1,2を行った。
【0035】(反応試験1)容積が237ccの耐圧容
器2内に触媒3としてPt−LiCoOを2.5g,
NaBHの粉体4を5g内蔵しておき,このNaBH
の粉体4に対してモル比で3.15倍の量の水5を耐
圧容器2内に投入して,加水分解反応を行った。このと
き,約2分後に加水分解反応が活発化し,圧力が,一次
的に約12MPaまで上昇した後,約5MPaになっ
た。なお,本例において圧力をいうときは,すべてゲー
ジ圧のことをいっている。以下同様である。
【0036】(反応試験2)容積が237ccの耐圧容
器2内に触媒3としてPt−LiCoOを2.5g,
NaBHの粉体4を5g内蔵しておき,このNaBH
の粉体4に対してモル比で2.10倍の量の水5を投
入して,加水分解反応を行った。このとき,上記NaB
の粉体4と水5との接触を行った後,まもなく加水
分解反応が活発化し,圧力が,一次的に約10MPaま
で上昇した後,約5MPaになった。
【0037】上記の結果をまとめると,以下のようにな
る。即ち,水素ガスの生成量は,主にNaBHの粉体
4の量によって左右され,それと反応させる水5の量は
モル比で2倍以上であることにより,ほぼ全量に近いN
aBHの粉体4を反応させることができる。一方で,
上記水5の量は,モル比で5倍以上にすると,生成する
水素ガスの量はあまり変わらないが,反応後に耐圧容器
2内に未反応の水5が多く残るおそれがある。また,水
5の量をモル比で2倍未満にすると,NaBHの粉体
4の反応が制約されてしまい,反応後に未反応のNaB
の粉体4が残ってしまう。
【0038】また,上記加水分解反応は,反応が始まる
までに遅れ時間があるものの,反応が始まった後には瞬
時に全量に近いNaBHの粉体4を反応させることが
できる。そして,耐圧容器2は密封されているため,加
水分解反応により生成した水素ガスは,この耐圧容器2
内の圧力を上昇させる。そのため,上記反応を行うだけ
で,容易に高圧の水素ガスを水素ボンベ1に充填するこ
とができる。
【0039】また,図7に示すごとく,上記水5の量
(モル比HO/NaBH)を多くしていくと,Na
BHの粉体4と水5とを接触させてから反応が起こる
までの反応遅れ時間が長くなることがわかった。すなわ
ち,水5の量と反応遅れ時間との関係は,比例の関係に
あると考えられる。このことは,上記耐圧容器2内で,
NaBHの粉体4と水5とを接触させた後にすぐに反
応が起こらないことを示している。
【0040】この反応遅れ時間の性質は,耐圧容器2に
NaBHの粉体4又は水5の投入を行う時と,上記反
応が起こる時とまでの間に時間差を生じさせる用途に応
用することができる。即ち,水5の量を多くすれば,上
記NaBHの粉体4と水5とを接触させた後に反応が
起こるまでの時間を遅くすることができる。そのため,
例えば,上記耐圧容器2の材料投入口22からNaBH
の粉体4又は水5を投入して,それらが接触した状態
にしても,この投入を行っている最中には反応が起こら
ない。そのため,この最中に反応が起こって,水素ガス
が材料投入口22から耐圧容器2の外部に逆流してしま
うことを防止することができる。
【0041】このように,上記水5は,上記NaBH
の粉体4に対して,モル比で2〜5倍の量を用いること
により,効率的に水素ガスを生成することができ,上記
反応遅れ時間の性質を利用して優れた水素ボンベ1を得
ることができる。
【0042】(実施例3)本例は,図8,図9,図10
に示すごとく,耐圧容器2が材料投入口22を有してお
らず,上記NaBHの粉体4及び水5をこの耐圧容器
2内に互いに接触しないよう分離させた状態で内蔵させ
ておき,接触手段4によりNaBHの粉体4と水5と
を接触させる例である。
【0043】上記接触手段4は,図10に示すごとく,
上記耐圧容器2の内部に設けたサブタンク61と,該サ
ブタンク61の内部に設けた風船62と,該風船62を
破壊することができるレバー631付きの破壊針63と
を有して構成される。そして,上記サブタンク61内に
は触媒3及びNaBHの粉体4を配置しておき,ま
た,風船62内には水5を配置しておく。そして,上記
レバー631を操作して破壊針63により風船62を破
壊して,触媒3及びNaBHの粉体4と水5とを接触
させて,上記加水分解反応を行う。その他は上記実施例
1と同様である。
【0044】本例における水素ボンベ1は,予め耐圧容
器2内にNaBHの粉体4及び水5を内蔵しており,
必要なときに上記接触手段6によってそれらを接触させ
て加水分解反応を行い,水素ガスを生成することができ
る。そのため,水素ガスを生成するために必要なもの
(触媒3,NaBHの粉体4及び水5)をすべて耐圧
容器2内に入れておくことができ,後から耐圧容器2に
供給しなくてもよい。それ故,本例によれば,必要なと
きに一層簡単に耐圧容器2内で水素ガスを生成し貯蔵す
ることができる。その他,上記実施例1と同様の作用効
果を得ることができる。
【0045】(実施例4)本例は,上記耐圧容器2が,
水素ガスの充填を行う充填口23を有している例であ
る。そして,本例においては,耐圧容器2には予め上記
充填口23より水素ガスを充填しておき,この水素ガス
を使用した後に,上記NaBHの粉体4と水5とを耐
圧容器2内で接触させて加水分解反応を行い,水素ガス
を生成する。なお,上記充填口23は,上記材料投入口
22と兼用させ,この材料投入口22より水素ガスの充
填を行うこともできる。この場合,材料投入口22より
水素ガスの充填を行う際には,上記バルブ23を開放す
ると共にガス放出孔21を閉じて行う。その他は上記実
施例1と同様である。
【0046】本例においては,上記NaBHの粉体
4,水5及び触媒3の量が異なる各発明品1〜4と,そ
れらと比較を行うための比較品1,2について試験を行
った。また,本例においては,上記水素ガスは,燃料電
池の水素源として使用する。
【0047】(発明品1)耐圧容器2には,内容積23
1cc,外容積480cc及び重量2.3kgのビード
レックス製高圧容器TVS−1型を使用した。この耐圧
容器2に,NaBHの粉体4を5g,Pt−LiCo
を2.5g入れ,圧力が約10MPaになるまで,
即ち約1.69gの水素ガスを充填した。そして,この
水素ガスを燃料電池の水素源として耐圧容器2内の圧力
が約0MPaになるまで使用した。その後,水5として
燃料電池生成水を5g入れ,密封した。そして,この水
5を入れてから約20秒後には,耐圧容器2内の圧力が
約5MPaまで上昇し,約0.85gの水素を生成し
た。
【0048】(発明品2)耐圧容器2には,内容積23
1cc,外容積480cc及び重量2.3kgのビード
レックス製高圧容器TVS−1型を使用した。この耐圧
容器2に,NaBHの粉体4を10g,Pt−LiC
oOを5g入れ,圧力がゲージ圧で約10MPaにな
るまで,即ち約1.64gの水素ガスを充填した。そし
て,この水素ガスを燃料電池の水素源として耐圧容器2
内の圧力が約0MPaになるまで使用した。その後,水
5として燃料電池生成水を10g入れ,密封した。そし
て,この水5を入れてから約18秒後には,耐圧容器2
内の圧力が約10.2MPaまで上昇し,約1.84g
の水素を生成した。
【0049】(発明品3)耐圧容器2には,内容積11
7cc,外容積240cc及び重量2.2kgのビード
レックス製高圧容器TVS−N2型を使用した。この耐
圧容器2に,NaBHの粉体4を5g,Pt−LiC
oOを2.5g入れ,圧力がゲージ圧で約20MPa
になるまで,即ち約1.55gの水素ガスを充填した。
そして,この水素ガスを燃料電池の水素源として耐圧容
器2内の圧力が約0MPaになるまで使用した。その
後,水5として燃料電池生成水を5g入れ,密封した。
そして,この水5を入れてから約22秒後には,耐圧容
器2内の圧力が約10MPaまで上昇し,約0.87g
の水素を生成した。
【0050】(発明品4)耐圧容器2には,内容積11
7cc,外容積240cc及び重量2.2kgのビード
レックス製高圧容器TVS−N2型を使用した。この耐
圧容器2に,NaBHの粉体4を10g,Pt−Li
CoOを5g入れ,圧力がゲージ圧で約20MPaに
なるまで,即ち約1.47gの水素ガスを充填した。そ
して,この水素ガスを燃料電池の水素源として耐圧容器
2内の圧力が約0MPaになるまで使用した。その後,
水5として燃料電池生成水を10g入れ,密封した。そ
して,この水5を入れてから約24秒後には,耐圧容器
2内の圧力が約20MPaまで上昇し,約1.85gの
水素を生成した。
【0051】(比較品1)耐圧容器2には,内容積23
1cc,外容積480cc及び重量2.3kgのビード
レックス製高圧容器TVS−1型を使用した。この耐圧
容器2に,圧力がゲージ圧で約10MPaになるまで,
即ち約1.73gの水素ガスを充填した。そして,この
水素ガスを燃料電池の水素源として耐圧容器2内の圧力
が約0MPaになるまで使用した。
【0052】(比較品2)耐圧容器2には,内容積11
7cc,外容積240cc及び重量2.2kgのビード
レックス製高圧容器TVS−N2型を使用した。この耐
圧容器2に,圧力がゲージ圧で約20MPaになるま
で,即ち約1.63gの水素ガスを充填した。そして,
この水素ガスを燃料電池の水素源として耐圧容器2内の
圧力が約0MPaになるまで使用した。
【0053】上記のようにして実施した結果を,水素ガ
スの貯蔵能力として表すと,表1のようになる。即ち,
同表において,水素貯蔵量(g)とは,同じ耐圧容器2
内で貯蔵することができた水素の量(g)を示し,ま
た,重量貯蔵密度(g/kg)とは,耐圧容器2の重量
(kg)に対して,貯蔵することができた水素の量
(g)を示す。また,体積貯蔵密度(g/L)とは,耐
圧容器2の外体積(L)に対して,貯蔵することができ
た水素の量(g)を示す。
【0054】
【表1】
【0055】同表からわかることは,発明品1〜4は,
初めに充填した水素ガスを使用した後,耐圧容器2内で
水素ガスを生成して,更に耐圧容器2に補充することが
できる。そのため,いずれの水素ガスの貯蔵能力の値に
ついても,上記比較品1,2に対して,約2倍付近の大
きな値をとっていることである。そのため,上記のごと
く,耐圧容器2内で水素ガスを生成することにより,水
素ガスの貯蔵能力が著しく増大することがわかる。そし
て,上記水素ボンベ1は,燃料電池の水素源として使用
する場合にも,この水素電池に供給することができる水
素ガスの量を増大させることができ,燃料電池の水素源
として快適に使用することができる。
【0056】また,上記のごとく水素ボンベ1は,高い
水素ガスの貯蔵能力を有するため,,従来の水素ガスの
貯蔵方法において約2本の水素ボンベで賄う水素の量
を,1本の水素ボンベ1で賄うことができる。それ故,
発明品1〜4の水素ボンベ1によれば,外部から水素ガ
スを補充することなく,同じ耐圧容器2を用いることに
より多くの水素ガスを使用することができる。
【0057】また,上記加水分解反応は,密封した耐圧
容器2内で行っているため,NaBHの量と耐圧容器
2の内容積との関係を変えることにより,水素ガスを生
成した後の水素ボンベ1の圧力を容易に代えることがで
きる。例えば,水素ボンベ1の圧力は,耐圧容器2の内
容積に対して,NaBHの量を多くすることにより高
くすることができ,NaBHの量に対して耐圧容器2
の内容積を小さくすることによっても高くすることがで
きる。
【0058】また,上記水素ボンベ1は,通常時は水素
ガスを充填して使用し,水素ガスの供給源がないところ
で水素ガスがなくなりかけたとき,上記NaBHの粉
体4と水5とを加水分解反応させて水素ガスを生成し,
このような緊急事態を回避することもできる。このよう
な用途としては,例えば,水素を燃料として走行する水
素ガス仕様車等に水素ボンベ1を搭載して使用すること
が考えられる。そして,常時は水素ガスを外部から充填
して使用し,非常時,即ち意に反して水素ボンベ1の水
素ガスが少なくなったとき(ガス欠になりそうなとき)
に,上記加水分解反応を行って水素ボンベ1を再度水素
ガスで充填してこの緊急事態に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における,水素ボンベを示す断面説明
図。
【図2】実施例1における,水素ボンベを示す図で,材
料投入口に注射器を接続した状態を示す断面説明図。
【図3】実施例1における,耐圧容器の内部にサブタン
クを配置した場合の水素ボンベを示す断面説明図。
【図4】実施例1における,材料投入口を設けていない
場合の水素ボンベを示す断面説明図。
【図5】実施例1における,モル比(HO/NaBH
)と水素生成量(wt%)との関係を示すグラフ。
【図6】実施例2における,NaBHと水とを加水分
解反応させたときの,時間(min)と耐圧容器内の圧
力(MPa)との関係を示すグラフ。
【図7】実施例2における,モル比(HO/NaBH
)(mol/mol)と反応遅れ時間(s)との関係
を示すグラフ。
【図8】実施例3における,水素ボンベを示す上面図。
【図9】実施例3における,水素ボンベを示す図で,図
8のA−A矢視断面説明図。
【図10】実施例3における,水素ボンベを示す図で,
図8のB−B矢視断面説明図。
【符号の説明】
1...水素ボンベ, 2...耐圧容器, 21...ガス放出孔, 22...材料投入口, 3...触媒, 4...NaBHの粉体 5...水, 6...接触手段,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E072 AA01 DB03 EA10 4G069 AA03 BB06B BC04B BC67B BC75B CB81 DA05 DA06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス放出孔及び材料投入口を設けた耐圧
    容器と,該耐圧容器内に配置した触媒とを有し,上記材
    料投入口からNaBH及び水を投入し,該NaBH
    と水とを接触させて,上記触媒の存在下において加水分
    解反応を引き起こすことにより,上記耐圧容器内におい
    て,水素ガスを生成し貯蔵するよう構成されていること
    を特徴とする水素ボンベ。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記水素ボンベは,
    上記NaBHを上記耐圧容器に予め投入して内蔵して
    おき,水素ガス生成時に上記投入口から上記水を投入す
    るよう構成されていることを特徴とする水素ボンベ。
  3. 【請求項3】 ガス放出孔を設けた耐圧容器と,該耐圧
    容器内に配置した触媒と,上記耐圧容器内に互いに接触
    しないよう分離させた状態で内蔵したNaBH及び水
    と,該NaBHと水とを接触させる接触手段とを有
    し,該接触手段により上記NaBHと水とを接触させ
    て,上記触媒の存在下において加水分解反応を引き起こ
    すことにより,上記耐圧容器内において,水素ガスを生
    成し貯蔵するよう構成されていることを特徴とする水素
    ボンベ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項において,
    上記耐圧容器は,水素ガスの充填を行う充填口を有して
    いることを特徴とする水素ボンベ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一項において,
    上記触媒は,Co系酸化物よりなることを特徴とする水
    素ボンベ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一項において,
    上記水は,上記NaBHに対して,モル比で2〜5倍
    の量を用いることを特徴とする水素ボンベ。
  7. 【請求項7】 耐圧容器内において,触媒存在下でNa
    BHと水とを接触させて,加水分解反応を引き起こす
    ことにより,上記耐圧容器内において,水素ガスを生成
    し貯蔵することを特徴とする水素ガスの貯蔵方法。
  8. 【請求項8】 請求項7において,上記触媒は,Co系
    酸化物よりなることを特徴とする水素ガスの貯蔵方法。
  9. 【請求項9】 請求項7又は8において,上記水は,上
    記NaBHに対して,モル比で2〜5倍の量を用いる
    ことを特徴とする水素ガスの貯蔵方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004307328A (ja) * 2003-03-25 2004-11-04 Sanyo Electric Co Ltd 水素製造方法、水素製造装置およびこれを備えた発動機
JP2009149484A (ja) * 2007-12-18 2009-07-09 Fukuhara Co Ltd 高圧水素ガスの製造方法および製造装置
JP2009274944A (ja) * 2008-05-16 2009-11-26 Fukuhara Co Ltd 水素ガスの製造方法および製造装置
EP2468680A2 (en) 2010-12-21 2012-06-27 Hynergreen Technologies, S.A. Process for the production of hydrogen by catalyzed hydrolysis of a complex hydride over a cobalt boride catalyst, and facility with semi continuous reactor for carrying out the method
JP2013126650A (ja) * 2011-11-15 2013-06-27 Hiromaito Co Ltd 水素水の生水方法及び生水装置

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