JP2003003713A - ステアリングロック装置 - Google Patents

ステアリングロック装置

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JP2003003713A JP2001188042A JP2001188042A JP2003003713A JP 2003003713 A JP2003003713 A JP 2003003713A JP 2001188042 A JP2001188042 A JP 2001188042A JP 2001188042 A JP2001188042 A JP 2001188042A JP 2003003713 A JP2003003713 A JP 2003003713A
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Suzuki Motor Corp
Yuhshin Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本来の挿脱可能位置以外でのメカニカルキー
の抜けを防止する。 【解決手段】 本発明のステアリングロック装置では、
シリンダーアウタ14に複数のタンブラ20のうちの第
1のタンブラ20aが係合する第1ロック溝15を設け
ると共に、ロータ16に前記第1のタンブラ20a以外
の第2のタンブラ20bが係合する第2ロック溝16a
を設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車両に
用いられるステアリングロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スマートエントリーシステム等の
ように、携帯機と受信機との電子認証機能により、ステ
アリングロックの解除を行うステアリングロック装置で
は、携帯機あるいは受信機が故障した場合に、電子認証
機能ではステアリングロックを解除できないという問題
があった。
【0003】これを解決するため、電子認証機能による
ステアリングロック解除の他に、メカニカルキーによる
ステアリングロック解除を可能にしたステアリングロッ
ク装置が開発されている。このようなステアリングロッ
ク装置では、シリンダから突出したタンブラと係合する
ロック溝を形成したロータがシリンダの外周に設けてあ
り、電子認証機能による場合にはロータの回動を許容し
て前記タンブラが前記ロック溝に係合したままの状態で
シリンダとロータとが一体的に回動することでステアリ
ングロックを解除する一方、電子認証機能の故障のため
にメカニカルキーによる場合には、ロータは回動不能な
状態になるが、シリンダのキー穴へのメカニカルキーの
挿入により前記タンブラがシリンダ内に引っ込んで前記
ロック溝との係合が解除されるため、回動不能なロータ
内でシリンダが単独で回動することでステアリングロッ
クを解除できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに電子認証機能およびメカニカルキーの両方によるロ
ック解除が可能なステアリングロック装置では、ユーザ
が電子認証機能が故障したと勘違いして、ロータの回動
が許容された状態になっているにもかかわらず、メカニ
カルキーでシリンダを回動させた場合、ロータがシリン
ダとの摺動抵抗により連れ回りしてしまい、これにより
ロータのロック溝の位置が本来のキー挿脱可能位置から
ずれてしまうことがある。その結果、前記挿脱可能位置
以外でキーが抜けてしまったり、前記挿脱可能位置でキ
ーが抜けなくなったりするという問題が生じていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、前記問題を課題
としてこれを解決すべく本発明のステアリングロック装
置は、ステアリングロックボディに収容固定されたシリ
ンダーアウタと、前記シリンダーアウタ内に回動可能に
収容された円筒状ロータと、前記ロータ内に回動可能に
収容されたシリンダと、前記シリンダ内に整列した状態
で前記シリンダの外周面において出没するように配置さ
れた複数の板状タンブラと、携帯機から発信された信号
を受信する受信手段と、前記受信手段からの信号を受け
て制御信号を出力するコントローラと、前記コントロー
ラからの制御信号に応答して前記ロータの回動を禁止す
るロック位置と前記回動を許可するアンロック位置とに
作動するロック手段とを備え、前記シリンダーアウタに
前記複数のタンブラのうちの第1のタンブラが係合する
第1ロック溝を設けると共に、前記ロータに前記第1の
タンブラ以外の第2のタンブラが係合する第2ロック溝
を設けたことを特徴とするものである。
【0006】本発明のステアリングロック装置では、前
記シリンダの所定方向の回動により連れ回りして回動し
た前記ロータを前記シリンダの戻り回動に連動して元の
位置まで戻すように回動させるための係合突部を前記シ
リンダに設けてもよい。
【0007】また、本発明のステアリングロック装置で
は、前記シリンダが回動されることにより前記第1のタ
ンブラを前記シリンダ内に押し込み、前記第1ロック溝
と前記第1のタンブラとの係合を解除するタンブラ解除
部を設けてもよい。
【0008】本発明の別のステアリングロック装置は、
ステアリングロックボディに収容固定されたシリンダー
アウタと、前記シリンダーアウタ内に回動可能に収容さ
れた円筒状ロータと、前記ロータ内に回動可能に収容さ
れたシリンダと、前記シリンダ内に整列した状態で前記
シリンダの外周面において出没するように配置され、前
記シリンダの外周面から突出したときに前記ロータに設
けたロック溝に係合する複数の板状タンブラと、携帯機
から発信された信号を受信する受信手段と、前記受信手
段からの信号を受けて制御信号を出力するコントローラ
と、前記コントローラからの制御信号に応答して前記ロ
ータの回動を禁止するロック位置と前記回動を許可する
アンロック位置とに作動するロック手段とを備え、前記
シリンダの所定方向の回動により連れ回りして回動した
前記ロータを前記シリンダの戻り回動に連動して元の位
置まで戻すように回動させるための係合突部を前記シリ
ンダに設けたことを特徴とするものである。
【0009】本発明のステアリングロック装置では、前
記携帯機にメカニカルキーを設け、前記メカニカルキー
に前記複数のタンブラの少なくとも一つと連携するキー
溝を設けてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実
施形態であるステアリングロック装置10の全体構成を
示す。なお、図1においては、向かって右側を「前」、
向かって左側を「後ろ」という。
【0011】ステアリングロック装置10は、例えば亜
鉛やアルミニウムなどの金属材料により一体形成された
ステアリングロックボディ12を備えている。ステアリ
ングロックボディ12の前端部には、略円筒状のシリン
ダーアウタ14が収容固定されている。前記ステアリン
グロックボディ12内であって前記シリンダーアウタ1
4の後方には、円筒状のロータ16が回動可能に収容さ
れている。
【0012】前記シリンダーアウタ14およびロータ1
6内には、円柱状のシリンダ18が回動可能に収容され
ている。シリンダ18内には、複数(本実施形態では8
枚)の板状タンブラ20が整列した状態で配置されてい
る。これらタンブラ20は、通常は図示しないバネによ
る付勢力により端部がシリンダ18の外周面から突出し
た状態にある一方、シリンダ18の前端面のキー穴(図
示せず)から正規メカニカルキー(以下、「正規キー」
という。)を挿入したときには、前記バネの付勢力に抗
してシリンダ18の内部に移動して前記端部がシリンダ
18の外周面から引っ込むようになっている。
【0013】前記複数のタンブラ20のうち前方にある
第1のタンブラ20a(本実施形態では2枚)は、前記
シリンダーアウタ14に対応する位置にあり、シリンダ
18がLOCK位置にあるときには、図5(e)に示す
ように、シリンダ18の外周面から突出したその端部が
シリンダーアウタ14に設けられた第1ロック溝15に
係合するようになっている。また、同図に示すように、
第1ロック溝15に係合する第1のタンブラ20aの端
部の一方の隅部21は丸く面取りされていると共に、こ
の隅部21に対向する第1ロック溝15の角部15aも
また丸く面取りされている。これら隅部21および/ま
たは角部15aは、シリンダ18を回動させたときに第
1のタンブラ20aをシリンダ18内に押し込んで第1
ロック溝15から第1のタンブラ20aの係合を解除す
るタンブラ解除部を構成する。
【0014】一方、前記複数のタンブラ20のうち後方
にある前記第1のタンブラ20a以外の第2のタンブラ
20b(本実施形態では6枚)は、ロータ16に対応す
る位置にあり、図2および図5(a)に示すように、シ
リンダ18の外周面から突出した端部がロータ16の内
面に設けた第2ロック溝16aに係合するようになって
いる。
【0015】図2に示すように、シリンダ18の後端部
には、外周面から突出した係合突部18bが設けてあ
る。また、ロータ16の後端部には、前記係合突部18
bと係合する突出部16bが形成されている。さらに、
シリンダーアウタ14の後端部には、前記突出部16b
と係合する止め部14aが形成されている。これら係合
突部18b、突出部16bおよび止め部14aは、ロー
タ戻し機構を構成し、シリンダ18がLOCK位置にあ
るときに図2に示すように互いに当接するようになって
いる。
【0016】図1を再び参照すると、前記ステアリング
ロックボディ12の前端部の上部には、アクチュエータ
22が取り付けてある。アクチュエータ22は、その先
端にロックバー(ロック手段)23を有している。ロッ
クバー23は、通常、突出したロック位置にあってロー
タ16の外周面に形成された凹部16c(図2参照)に
係合しており、これによりロータ16の回動が禁止され
る。一方、前記ロックバー23は、後述するコントロー
ラからの制御信号に応じて引っ込んでアンロック位置と
なり、これによりロータ16外周面の凹部16cとの係
合が解除されてロータ16の回動が許可される。
【0017】シリンダ18の前端部には、シリンダ18
を回動させるためのノブ30が固定されている。一方、
シリンダ18の後端部には、カムシャフト32が連結さ
れている。カムシャフト32には、カム34が一体形成
されている。カム34の下方には、バネ36により上方
に付勢されたスライダ38がスライド可能に配置されて
いる。スライダ38には、ロックシャフト40が連結さ
れており、シリンダ18がLOCK位置にあるときに
は、前記ロックシャフト40の先端が図示しないステア
リングシャフトの凹部に係合してステアリングがロック
された状態にある。また、カムシャフト32の後端部
は、イグニッションスイッチ42に連結されている。
【0018】本実施形態のステアリングロック装置10
はまた、電子認証機能を実行するために、信号を発信す
る携帯機50と、前記信号を受信する受信手段52と、
前記受信手段52に電気的に接続され、前記受信手段5
2からの信号を受けて制御信号を出力するコントローラ
54とを含む。コントローラ54は、制御信号を送信す
るために、前記アクチュエータ22およびイグニッショ
ンスイッチ42等に電気的に接続されている。
【0019】続いて、以上の構成からなるステアリング
ロック装置10の動作について説明する。携帯機50
は、それを持ったユーザが受信手段52の所定距離範囲
内に近づくか又は携帯機のスイッチを押すことにより信
号を発信する。携帯機から発信された信号を受信した受
信手段52は、コントローラ54に対してその信号を出
力する。受信手段52からの信号を受けたコントローラ
54は、電子認証を行って登録データとの一致が確認で
きたら、ドアロック機構(図示せず)およびイグニッシ
ョンスイッチ42に対して制御信号をそれぞれ出力し、
ドアロックを解除するとともにエンジン始動可能な状態
にする。
【0020】また、コントローラ54は、アクチュエー
タ22に対しても制御信号を出力する。これに応答して
アクチュエータ22は、ロックバー23を、ロータ16
の凹部16c内に突出係合したロック位置からアクチュ
エータ22側に引っ込んで前記ロータ16との係合が解
除されたアンロック位置に作動させる。これにより、ロ
ータ16は回動可能な状態になる。
【0021】そして、ドアを開けて車両に乗り込んだユ
ーザは、ノブ30をLOCK位置からSTART位置へ
向けて所定方向(図2の矢印X方向)に回動させる。こ
のとき、シリンダーアウタ14の第1ロック溝15に係
合する第1のタンブラ20aは、前記タンブラ解除部の
作用によりその係合が解除される(図5(f)参照)。
一方、第2のタンブラ20bはロータ16の第2ロック
溝16aに係合した状態にあるため、シリンダ18はロ
ータ16と共に一体的に回動する。
【0022】シリンダ18の回動に伴ってカムシャフト
32も回動し、図3,4に示すように、カム34がバネ
36の付勢力に抗してスライダ38を押し下げる。スラ
イダ38が下降するとロックシャフト40も下降する。
これにより、ロックシャフト40の上端部がステアリン
グシャフトの凹部から外れてステアリングロックが解除
される。また、カムシャフト32の回動によりイグニッ
ションスイッチ42が駆動されてエンジンが始動され
る。
【0023】次に、例えば携帯機または受信装置が故障
して電子認証機能が不能になった場合のステアリングロ
ック解除動作について説明する。電子認証機能が不能に
なったことでアクチュエータ22は駆動されることな
く、ロックバー23はロータ16の凹部16cに係合し
たロック位置のままの状態にある。これにより、ロータ
16の回動が禁止される。
【0024】この場合、ユーザは正規キーでドアロック
を解錠した後、正規キーをシリンダ18のキー穴に挿入
する。これにより、第1および第2のタンブラ20a,
20bのすべてがシリンダ18の内側に引っ込んで各ロ
ック溝15,16aとの係合が解除され、シリンダ18
が単独で回動可能になる。この状態で、正規キーを所定
方向に回すと、シリンダ18およびカムシャフト32が
回動して、上述したのと同様にステアリングロックが解
除される。
【0025】ところで、電子認証機能が有効であるにも
かかわらず、ユーザが電子認証機能が故障したものと勘
違いして、正規キーでステアリングロックを解除してし
まう場合がある。このときには、電子認証機能によりア
クチュエータ22が作動してロータ16が回動可能にな
った状態で、シリンダ18が正規キーにより回動させら
れる。すると、図5(b),(d)に示すように、ロー
タ16もまたシリンダ18との摺動抵抗により連れ回り
して回動し、第2ロック溝16aの位置がLOCK位置
のときとはずれることになる。この場合、従来であれ
ば、シリンダ18を図2に示す矢印Y方向に戻り回動さ
せるときに、LOCK位置からずれた位置にあるロック
溝にタンブラが係合可能になることにより、そのずれた
位置で正規キーが抜け得る状態になる。
【0026】しかしながら、本実施形態のステアリング
ロック装置10では、図5(f)に示すように、シリン
ダーアウタ14に形成された第1ロック溝15の位置は
シリンダ18およびロータ16の回動にかかわらず不変
であってLOCK位置以外で第1のタンブラ20aが第
1ロック溝15に係合することはない。したがって、L
OCK位置以外の位置では、シリンダ18内に押し込ま
れたままの第1のタンブラ20aがキー溝に引っ掛かる
ことになるため、正規キーが本来の挿脱可能位置である
LOCK位置以外で抜けるのを防止することができる。
【0027】図5(b)に示すようにロータ16がシリ
ンダ18の回動に連れ回りして回動した後に、図6に示
すようにシリンダ18を矢印Y方向に戻り回動させると
き、シリンダ18の後端部の係合突部18がロータ16
の後端部の突出部16bに当接して係合する。これによ
り、シリンダ18の戻り回動に連動してロータ16も回
動する。そして、シリンダ18およびロータ16は、図
5(a)に示すように、LOCK位置において、前記突
出部16がシリンダーアウタ14の後端部の止め部14
aに当接して回動を停止する。これにより、ロータ16
の第2ロック溝16aが元の位置(すなわちLOCK位
置)に戻り、この位置で第2のタンブラ20bが第2ロ
ック溝16aに係合可能になる。また、上述したように
このLOCK位置では、第1のタンブラ20aはシリン
ダーアウタ14の第1ロック溝15に係合可能である。
したがって、正規キーは本来の挿脱可能位置であるLO
CK位置で支障なく抜くことができる。
【0028】なお、本実施形態では、電子認証機能によ
り解錠する場合に、ノブ30でシリンダ18を回動させ
るようにしたが、ノブが取り付けられていないシリンダ
18を簡易メカニカルキー(以下、「簡易キー」とい
う。)で回動させるようにしてもよい。図7に示すよう
に、簡易キー60は、携帯の都合上、携帯機と一体に設
けるのが好ましい。簡易キー60には、複数のタンブラ
20のうち少なくとも1枚と連携するキー溝を設けるこ
とができる。これにより、LOCK位置以外での簡易キ
ーの抜けを防止できる。また、簡易キー60に、前記第
1のタンブラ20aと連携するキー溝を設けてもよい。
この場合、前記キー溝により第1ロック溝15への第1
のタンブラ20aの係合が解除されるので、第1のタン
ブラ20aは第2のタンブラ20bと同一形状でよく、
前記タンブラ解除部が不要になる。このようにタンブラ
解除部を設けずに第1のタンブラ20aの係合を簡易キ
ーのキー溝で解除するようにした場合には、電子認証に
加えてキー溝による照合も行うことになり、盗難防止性
をさらに向上させることができる。
【0029】また、特開2000−120308号公報
に開示されるようなレンタル自動車エントリーシステム
における自動車のステアリングロック装置として本発明
を適用すれば、ICカードと正規キーの両方を使用する
必要がなく、前記携帯機50に対応するICカードだ
け、又は、ICカードと簡易キーでレンタル自動車をド
アロック解除してエンジン始動することができ、利用者
の利便性を向上させることができる。あるいは、ICカ
ードさえも用いずに管理センターから前記携帯機50に
相当する発信機でもってドアロック解除やステアリング
ロック解除を直接操作することも可能であり、盗難防止
性を向上させることができる。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のステアリングロック装置によれば、第1のタンブラが
係合する第1ロック溝をシリンダーアウタに設けること
により、シリンダに対してロータの回転位置がずれた場
合にもメカニカルキーが本来の挿脱可能位置以外で抜け
るのを防止することができる。
【0031】また、本発明のステアリングロック装置に
よれば、シリンダの戻り回動に連動してロータを回動さ
せるための係合突部を設けたことにより、シリンダに対
してロータの回転位置がずれた場合でもシリンダの戻り
回動に伴ってロータを元の所定位置まで回動させること
ができ、本来の挿脱可能位置でメカニカルキーを支障な
く抜くことができる。
【0032】また、本発明のステアリングロック装置に
よれば、第1ロック溝から第1のタンブラの係合を解除
するタンブラ解除部を設けることにより、電子認証機能
によるステアリングロックの解除操作を行う場合にメカ
ニカルキーを使用する必要がなく、シリンダに設けたノ
ブなどによって操作することができるので、操作性を向
上させることができる。
【0033】また、本発明のステアリングロック装置に
よれば、携帯機に一体に設けたキープレートに少なくと
も1つのタンブラと連携するキー溝を設けることにより
挿脱可能位置以外でのキーの抜けを防止できるととも
に、前記キー溝を第1のタンブラと連携するようにすれ
ばキー溝による照合を電子認証機能と併せて行うことが
でき、盗難防止性をさらに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ステアリングロック装置の全体構成図。
【図2】 シリンダ周辺部の縦横断面図および側面図。
【図3】 ステアリングロックの解除状態を示すステア
リングロック装置の全体構成図。
【図4】 ステアリングロックを解除するためのカムお
よびスライダの動作を示す図。
【図5】 図1におけるA−A断面、B−B断面、C−
C断面をLOCK位置と回動時とでそれぞれ示す断面
図。
【図6】 シリンダが戻り回動するときのA−A断面
図。
【図7】 携帯機付き簡易キーの平面図。
【符号の説明】
10…ステアリングロック装置、12…ステアリングロ
ックボディ、14…シリンダーアウタ、15…第1ロッ
ク溝、16…ロータ、16a…第2ロック溝、18…シ
リンダ、20…タンブラ、20a…第1のタンブラ、2
0b…第2のタンブラ、22…アクチュエータ、23…
ロックバー(ロック手段)、50…携帯機、52…受信
手段、54…コントローラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲垣 真 静岡県浜松市高塚町300番地 スズキ株式 会社内 Fターム(参考) 2E250 AA21 BB08 BB66 FF23 FF24 HH01 JJ00 JJ05 KK01 KK03 LL01 LL18

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングロックボディに収容固定さ
    れたシリンダーアウタと、前記ステアリングロックボデ
    ィ内に回動可能に収容された円筒状ロータと、前記シリ
    ンダーアウタおよびロータ内に回動可能に収容されたシ
    リンダと、前記シリンダ内に整列した状態で前記シリン
    ダの外周面において出没するように配置された複数の板
    状タンブラと、携帯機から発信された信号を受信する受
    信手段と、前記受信手段からの信号を受けて制御信号を
    出力するコントローラと、前記コントローラからの制御
    信号に応答して前記ロータの回動を禁止するロック位置
    と前記回動を許可するアンロック位置とに作動するロッ
    ク手段とを備え、 前記シリンダーアウタに前記複数のタンブラのうちの第
    1のタンブラが係合する第1ロック溝を設けると共に、
    前記ロータに前記第1のタンブラ以外の第2のタンブラ
    が係合する第2ロック溝を設けたことを特徴とするステ
    アリングロック装置。
  2. 【請求項2】 ステアリングロックボディに収容固定さ
    れたシリンダーアウタと、前記ステアリングロックボデ
    ィ内に回動可能に収容された円筒状ロータと、前記シリ
    ンダーアウタおよびロータ内に回動可能に収容されたシ
    リンダと、前記シリンダ内に整列した状態で前記シリン
    ダの外周面において出没するように配置され、前記シリ
    ンダの外周面から突出したときに前記ロータに設けたロ
    ック溝に係合する複数の板状タンブラと、携帯機から発
    信された信号を受信する受信手段と、前記受信手段から
    の信号を受けて制御信号を出力するコントローラと、前
    記コントローラからの制御信号に応答して前記ロータの
    回動を禁止するロック位置と前記回動を許可するアンロ
    ック位置とに作動するロック手段とを備え、 前記シリンダの所定方向の回動により連れ回りして回動
    した前記ロータを前記シリンダの戻り回動に連動して元
    の位置まで戻すように回動させるための係合突部を前記
    シリンダに設けたことを特徴とするステアリングロック
    装置。
  3. 【請求項3】 前記シリンダの所定方向の回動により連
    れ回りして回動した前記ロータを前記シリンダの戻り回
    動に連動して元の位置まで戻すように回動させるための
    係合突部を前記シリンダに設けたことを特徴とする請求
    項1に記載のステアリングロック装置
  4. 【請求項4】 前記シリンダが回動されることにより前
    記第1のタンブラを前記シリンダ内に押し込み、前記第
    1ロック溝と前記第1のタンブラとの係合を解除するタ
    ンブラ解除部を設けたことを特徴とする請求項1又は3
    に記載のステアリングロック装置。
  5. 【請求項5】 前記携帯機にメカニカルキーを設け、前
    記メカニカルキーに前記複数のタンブラの少なくとも一
    つと連携するキー溝を設けたことを特徴とする請求項1
    乃至3のいずれかに記載のステアリングロック装置。
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EP3532347A4 (en) * 2016-10-29 2020-06-17 Minda Corporation Limited CYLINDER LOCK, IN PARTICULAR FOR VEHICLES

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