JP2003003528A - 複合弁 - Google Patents

複合弁

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JP2003003528A
JP2003003528A JP2001192686A JP2001192686A JP2003003528A JP 2003003528 A JP2003003528 A JP 2003003528A JP 2001192686 A JP2001192686 A JP 2001192686A JP 2001192686 A JP2001192686 A JP 2001192686A JP 2003003528 A JP2003003528 A JP 2003003528A
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JP
Japan
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valve
sleeve
water
fixed sleeve
butterfly valve
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Application number
JP2001192686A
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English (en)
Inventor
Masahiro Iwasaki
正博 岩崎
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Kurimoto Ltd
Original Assignee
Kurimoto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上下水道、工業用水、農業用水、推力発電用
水等の水輸送用配管に設けられる流量調節弁として、通
水量が大幅に変化するような水道配管に設置するに適し
たコンパクトで安価な複合式流量調節弁を提供するこ
と。 【解決手段】 スリーブ弁とバタフライ弁とを結合した
複合弁であり、外周部に複数の透孔を穿設した円筒状の
固定スリーブと、該固定スリーブの外面を上下流方向に
摺動する同心筒状の移動スリーブとを備え、該移動スリ
ーブにより、流体の通過できる透孔の量を調節すること
により流量調節するように構成されたスリーブ弁の前記
固定スリーブ入口部に、該固定スリーブの入口部を開閉
するバタフライ弁を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下水道、工業用
水、農業用水、推力発電用水等の水輸送用配管に設けら
れる流量調節弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、初期配水時には給水人口が少な
く、将来は必要通水量の増加が見込まれるような水道配
管では、当初は上流側が高圧で、流水量は少ない状態と
なる。この場合はキャビテーションが発生しやすいた
め、流量調節弁として、キャビテーションの発生しにく
い多孔式スリーブ弁が採用されることが多い。図7は従
来のスリーブ弁を例示するもので、このスリーブ弁S
は、多数の透孔10,…が穿設された多孔部を有する円
筒状の固定スリーブ3がケーシング(弁箱)2の内部に
設けられ、該固定スリーブの外周部に円筒状の移動スリ
ーブ7が摺動自在に外嵌されている。移動スリーブ7に
はロッド9が取り付けられていて、このロッドが後部に
設けた電動式(又は手動式)の操作装置Mにより前後移
動させられることにより、移動スリーブ7が前後移動す
るようになっている。流体は、ケーシング2の開口部か
ら矢印方向に流入し、前記多数の透孔を通って固定スリ
ーブ内に流入した後、矢印方向に流出する。この時、前
記移動スリーブ7を前後移動させて、多孔部の開口量を
増減することにより、流量を調節することができる。な
お、固定スリーブ2の前端部は、流体抵抗を小さくする
ため、概略円錐状としたコーンCによって閉塞されてい
る。
【0003】上記多孔式スリーブ弁は圧力損失が大きい
ので、将来通水量が多くなると、水を十分に流せなくな
るおそれがある。このため、流量調節弁を設置する部分
に図8,9に示すような並列配管を設け、スリーブ弁S
とバタフライ弁Bを並列に設置することが多い。図8
は、多孔式スリーブ弁Sを使用して流量を調節し、バタ
フライ弁Bは閉じている状態を表し、図9はバタフライ
弁Bを開いた状態を表す。図9に示すように、バタフラ
イ弁Bを開くと、流体の大半は当該バタフライ弁を通っ
て流通する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、並列に
配管した本管と副管のいずれか一方にスリーブ弁Sを設
置し、他方にバタフライ弁Bを設置する方法では、バル
ブと配管が2組必要となり、設置スペースが大きくなる
とともにコストも高くなるという問題点がある。そこで
本発明は、通水量が大幅に変化するような水道配管に設
置するに適したコンパクトで安価な流量調節弁を提供す
ることを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、次のような構成を採用した。すなわち、
本発明にかかる複合弁は、外周部に複数の透孔を穿設し
た円筒状の固定スリーブと、該固定スリーブの外面を上
下流方向に摺動する同心筒状の移動スリーブとを備え、
該移動スリーブにより、流体の通過できる透孔の量を調
節することにより流量調節するように構成されたスリー
ブ弁の前記固定スリーブ入口部に、該固定スリーブの入
口部を開閉するバタフライ弁を設けたことを特徴として
いる。
【0006】この複合弁は、スリーブ弁Sとバタフライ
弁Bとが組み合わされたもので、スリーブ弁Sを構成す
る固定スリーブ入口部に、該固定スリーブの入口部を開
閉するバタフライ弁が設けられているので、流量が少な
い場合はバタフライ弁Bを閉じてスリーブ弁Sで流量を
調節し、流量が多くなった場合はバタフライ弁Bの開度
で流量を調節することができる。バタフライ弁開閉用の
回転軸は、水流を妨げないように、固定スリーブを支持
する支持部材を挿通させて設けるのが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
具体的に説明する。図1は本発明の複合弁の1例を表す
もので、この複合弁1は、スリーブ弁Sの弁箱である円
筒状のケーシング2の内部に固定スリーブ3が設けられ
ている。固定スリーブ3は、放射状に配した複数(図で
は4本)の支持部材5,…によって、ケーシング2の胴
部4と同軸上に支持されている。支持部材5は、図5,
6に示すように、水流の抵抗が小さい流線形状断面に形
成されている。
【0008】固定スリーブ3の前部には多数の透孔1
0,…が穿孔された多孔部11が設けられており、この
透孔を通して外周部から固定スリーブ内へ水が流入する
ようになっている。この固定スリーブ3の外周部には、
移動スリーブ7が摺動自在に外嵌されている。移動スリ
ーブ7の前端部にはフランジ部8が設けられ、これに移
動スリーブを移動操作するための複数(図では2本)の
ロッド9,9が連結されている。ロッド9の後端部は、
図7に例示したような電動式又は手動式の操作装置Mに
接続され、この操作装置によって前後に移動させられる
ようになっている。
【0009】前記ケーシング2の中間部にはロッド支持
部を兼ねた段部12が設けられ、その後部側の部分13
は径が若干小さくなっている。前記ロッド9は、この段
部に設けた通孔12aに挿通されている。図1の12b
はシール用のOリングである。前記径の小さい部分13
の後部には、さらに段部14が設けられ、内径が前記固
定スリーブ3の内径と等しくなるように径が絞られてい
て、この部分の後端部にはフランジ15が設けられてい
る。
【0010】ケーシング2の前端部は、前側(上流側)
の径が次第に狭くなる漏斗状部20として形成され、該
漏斗状部の前側には細い円筒部21が設けられ、その前
端部にはフランジ23が設けられている。このケーシン
グ2の前記漏斗状部の直後の胴部4の外周部には手動式
の弁操作装置30が取り付けられている。弁操作装置3
0は、ウォームギヤ装置を備え、ウォーム軸32にハン
ドル33が取り付けられている。
【0011】前記固定スリーブ3の前端部の従来コーン
Cが設けられていた部分は、固定スリーブ3の開口部3
aとなっており、この部分に固定スリーブ3の内径と等
しい直径の円盤を弁体40とするバタフライ弁Bが設け
られている。このバタフライ弁Bの弁体40は、固定ス
リーブ3を支持する支持部材5の内部に挿通した直径方
向の回転軸によって回転自在に支持されていて、ピン4
2,42で弁体40に固着されている。回転軸41の上
端部は前記ウォームギヤ装置の出力軸に連結されてい
る。したがって、弁操作装置30のハンドル33を回せ
ば、弁体40が回転し、固定スリーブ3の開口面積を増
減させる。図3は固定スリーブ3の開口部が円盤状の弁
体40によって全閉された状態を表し、図4は該弁体4
0の板面が流れ方向と平行になった開放状態を表す。
【0012】この複合弁1は、流量の少ない時は、バタ
フライ弁Bを全閉にし、スリーブ弁Sの多孔部の流通面
積を可変操作することにより、流量調節を行う。図1は
このスリーブ弁Sを流量調節に使用している状態を表
す。なお、バタフライ弁Bの弁体40を全閉した状態で
は、従来のスリーブ弁のコーンCに比べて流体抵抗が大
きいが、弁体40を開くことにより、バルブ全体の圧力
損失を減らすことができるので、全閉時における流体抵
抗は何ら問題とはならない。
【0013】つぎに、流量を増加させる時は、図2,4
に示すように、バタフライ弁Bを開操作して、固定スリ
ーブ3の開口部から水が流入するようにする。流量を最
大にする時は、弁体40が流れ方向と平行になるように
バタフライ弁Bを全開状態とし、開放状態で水を流せば
よい。
【0014】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明にかかる
複合弁は、従来のスリーブ弁とバタフライ弁とを組み合
わせたコンパクトな構造のもので、流量が少ない時はバ
タフライ弁の弁体で固定スリーブの開口部を閉塞するこ
とにより、専らスリーブ弁の多孔部を通して水を流通さ
せ、移動スリーブでその流量を調節することができる。
一方、流量を増大させる時は、バタフライ弁を開いて固
定スリーブの前端開口部から直接流入させることによ
り、流量を一気に増加させることができる。したがっ
て、流量が大幅に変化するような配管の場合にも、当該
流量の増減にうまく対応することができる。この場合、
従来のように二つの配管と二つのバルブを設置する必要
がないので、流量調節弁の設置スペースを小さくするこ
とが可能である。なお、以上の説明では流体が水である
場合について述べたが、水以外の流体の配管に応用でき
ることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合弁のバタフライ弁全閉状態を表す
断面図である。
【図2】本発明の複合弁のバタフライ弁全開状態を表す
断面図である。
【図3】バタフライ弁の全閉状態を表すA−A断面図で
ある。
【図4】バタフライ弁の全開状態を表すA−A断面図で
ある。
【図5】図1におけるX−X断面図である。
【図6】図1におけるY−Y断面図である。
【図7】従来のスリーブ弁の縦断面図(a)及び外観図
(b)である。
【図8】従来の流量調節弁の組み合わせを表す断面図で
ある。
【図9】従来の流量調節弁の組み合わせを表す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 複合弁 2 ケーシング(弁箱) 3 固定スリーブ 5 支持部材 7 移動スリーブ 10 透孔 30 弁操作装置 40 弁体 S スリーブ弁 B バタフライ弁
フロントページの続き Fターム(参考) 3H052 AA02 BA25 CA12 CC03 CD03 EA02 3H053 AA03 AA12 AA25 BA12 BB02 BC03 CA03 CA05 DA02 3H066 AA02 AA04 BA03 BA17 CA03 EA14

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周部に複数の透孔を穿設した円筒状の
    固定スリーブと、該固定スリーブの外面を上下流方向に
    摺動する同心筒状の移動スリーブとを備え、該移動スリ
    ーブにより、流体の通過できる透孔の量を調節すること
    により流量調節するように構成されたスリーブ弁の前記
    固定スリーブ入口部に、該固定スリーブの入口部を開閉
    するバタフライ弁を設けたことを特徴とする複合弁。
  2. 【請求項2】 バタフライ弁の回転軸が、固定スリーブ
    を支持する支持部材の内部に挿通されている請求項1に
    記載の複合弁。
JP2001192686A 2001-06-26 2001-06-26 複合弁 Pending JP2003003528A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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