JP2003002845A - 哺乳類の硬組織治療用組成物及びその治療方法 - Google Patents

哺乳類の硬組織治療用組成物及びその治療方法

Info

Publication number
JP2003002845A
JP2003002845A JP2001223538A JP2001223538A JP2003002845A JP 2003002845 A JP2003002845 A JP 2003002845A JP 2001223538 A JP2001223538 A JP 2001223538A JP 2001223538 A JP2001223538 A JP 2001223538A JP 2003002845 A JP2003002845 A JP 2003002845A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
canine
interferon
bone
composition
inhibitor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001223538A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Kuwabara
正人 桑原
Masayoshi Yugawa
眞嘉 湯川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon University
Original Assignee
Nihon University
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon University filed Critical Nihon University
Priority to JP2001223538A priority Critical patent/JP2003002845A/ja
Priority to PCT/JP2002/003348 priority patent/WO2002080973A1/ja
Publication of JP2003002845A publication Critical patent/JP2003002845A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K45/00Medicinal preparations containing active ingredients not provided for in groups A61K31/00 - A61K41/00
    • A61K45/06Mixtures of active ingredients without chemical characterisation, e.g. antiphlogistics and cardiaca
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/28Compounds containing heavy metals
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides
    • A61K38/16Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • A61K38/17Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • A61K38/19Cytokines; Lymphokines; Interferons
    • A61K38/21Interferons [IFN]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P1/00Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system
    • A61P1/02Stomatological preparations, e.g. drugs for caries, aphtae, periodontitis
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P19/00Drugs for skeletal disorders
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P19/00Drugs for skeletal disorders
    • A61P19/02Drugs for skeletal disorders for joint disorders, e.g. arthritis, arthrosis
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P29/00Non-central analgesic, antipyretic or antiinflammatory agents, e.g. antirheumatic agents; Non-steroidal antiinflammatory drugs [NSAID]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00

Abstract

(57)【要約】 【課題】 哺乳類の硬組織の治療として、有効な治療組
成物及び治療方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 硬組織吸収抑制剤及び硬組織形成抑制剤
を含むことを特徴とする硬組織治療用組成物と、硬組織
吸収抑制剤及び硬組織形成抑制剤を含む硬組織治療用組
成物を投与することからなる治療方法を開示する。かか
る組成物及び治療方法により、哺乳類の硬組織治療が可
能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、哺乳類の硬組織治
療用組成物及びその治療方法、より詳細には、関節疾患
用治療組成物を含む、動物の硬組織治療用組成物及びそ
の治療方法に関する。
【0002】
【従来の技術】硬組織の一つである骨の疾患の一つとし
ての慢性関節リウマチは、病理学的には増殖性滑膜炎、
滑膜下の肉芽腫様組織(以下、「パンヌス」という)形
成、及び当該パンヌスによる軟骨、骨破壊を特徴とし
て、臨床的には多関節の疼痛、腫瘍、機能障害の問題を
招来し、患者のQOL(quality of life)を生涯に
亘って著しく低下させる疾患であり、難治性疾患の一つ
とされている。
【0003】ヒトの慢性関節リウマチは、関節滑膜の炎
症を主体として、進行性破壊性関節炎の病像とともに、
多かれ少なかれ多彩な全身症状を伴う慢性炎症疾患であ
り、その診断基準については必ずしも統一的ではない
が、臨床所見、血液検査、放射線学的評価を項目に含む
診断基準に基づいて診断されつつある(Poleksic L:MR
I evaluation of the knee in rheumatoid arth
ritis., Br J Rheumatol, 35 (Supl) 3: 36-39
(1996))。
【0004】慢性関節リウマチの関節病変の病理組織像
は、前記パンヌスの滑膜の絨毛性増殖、血管の新生、リ
ンパ球の形質細胞の浸潤、前記パンヌスによる軟骨・骨
破壊などからなり、次第に、軟骨と骨を吸収する。ヒト
パンヌスの存在は、MRIによって診断できることが報
告されている(杉村和郎監修:骨軟部のMRI、メジカ
ルビュー社、67-68(2000))。
【0005】ヒトの関節リウマチの治療方法としては、
薬物療法がなされている。痛みに対して、鎮痛:抗炎症
作用を有する酸性非ステロイド性抗炎症薬(NSAI
D)が処方されるが、あくまで対症療法であり、複数の
処方は効果の増強よりも副作用の増強につながるおそれ
もある。
【0006】イヌに対してもヒト用薬剤の転用も考慮さ
れるが、あくまで対症療法であるため、必ずしも十分な
効果を奏することが予測することができない。
【0007】よって、現在までのところ、イヌの慢性関
節リウマチの治療として、特に、骨吸収抑制に対して効
果的な治療組成物及び治療方法がなく、かかる治療組成
物及び治療方法が望まれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】かかる事情に鑑み、本
発明は上記従来技術の問題点を解決し、動物の硬組織に
おける疾患である関節リウマチに有効な骨病変に対する
治療組成物及びその治療方法を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の発明者は、イヌ
の慢性関節疾患を鋭意研究した結果、イヌの慢性関節疾
患は、骨吸収と骨形成とが関係する疾患であることを発
見し、本発明を完成するに至った。なお、本願で用いる
「動物」とは、獣医学の対象とする動物を意味する。
【0010】上記目的は、硬組織吸収抑制剤と、硬組織
形成抑制剤と、を含むことを特徴とする哺乳類の硬組織
治療用組成物により達成される。
【0011】本発明の好ましい態様では、前記哺乳類の
硬組織は骨又は歯であることを特徴とする。
【0012】本発明の好ましい態様では、前記哺乳類は
獣医学上の動物であることを特徴とする。
【0013】本発明の好ましい態様では、前記哺乳類は
イヌであることを特徴とする。
【0014】また、上記目的は、硬組織吸収抑制剤及び
硬組織形成抑制剤を投与することからなる哺乳類の硬組
織治療方法により達成される。
【0015】本発明の好ましい態様では、前記哺乳類の
硬組織は骨又は歯であることを特徴とする。
【0016】本発明の好ましい態様では、前記哺乳類は
獣医学上の動物であることを特徴とする。
【0017】本発明の好ましい態様では、前記哺乳類は
イヌであることを特徴とする。
【0018】また、上記目的は、骨吸収抑制剤と、骨形
成抑制剤と、を含むことを特徴とするイヌの慢性関節疾
患治療組成物により達成される。
【0019】本発明の好ましい態様では、前記骨吸収抑
制剤としてのイヌインターフェロンと、前記骨形成抑制
剤としての有機ゲルマニウム化合物と、を含むことを特
徴とする。
【0020】本発明の好ましい態様では、前記イヌイン
ターフェロンはイヌインターフェロン−γであることを
特徴とする。
【0021】本発明の好ましい態様では、前記イヌイン
ターフェロン−γは配列番号1で記述される遺伝子組換
型インターフェロン−γであることを特徴とする。
【0022】本発明の好ましい態様では、前記有機ゲル
マニウム化合物は、下記式(1)で表されることを特徴
とする。
【0023】
【化3】 (式中、R1乃至R3は、水素原子又は同一若しくは異
なるメチル基、エチル基等の低級アルキル基、又は無置
換若しくは置換フェニル基、Xは水素基、O−低級アル
キル基、アミノ基又はOYで表される塩を表し、ここ
で、Yはナトリウム、カリウム等の金属又はリゾチー
ム、塩基性アミノ酸等の塩基性基を有する化合物を示
す。) 本発明の好ましい態様では、前記式(1)において、R
1乃至R3が水素原子、Xが水酸基である有機ゲルマニ
ウム化合物であることを特徴とする。
【0024】また、本発明の好ましい態様では、骨吸収
抑制剤及び骨形成抑制剤を投与することを特徴とするイ
ヌの慢性関節疾患の治療方法により達成される。
【0025】本発明の好ましい態様では、前記骨吸収抑
制剤としてのイヌインターフェロン及び前記骨形成抑制
剤としての有機ゲルマニウム化合物を投与することを特
徴とする。
【0026】本発明の好ましい態様では、前記イヌイン
ターフェロンは関節腔内に注射投与されることを特徴と
する。
【0027】本発明の好ましい態様では、前記イヌイン
ターフェロンは、少なくとも1日1回、イヌに0.8〜
2.0万単位/関節内に投与されることを特徴とする。
【0028】本発明の好ましい態様では、前記イヌイン
ターフェロンは、少なくとも1日1回、イヌに0.85
〜1.15万単位/関節内に投与されることを特徴とす
る。
【0029】本発明の好ましい態様では、前記イヌイン
ターフェロンは、少なくとも1日1回、イヌに0.9〜
1.1万単位/関節内に投与されることを特徴とする。
【0030】本発明の好ましい態様では、前記イヌイン
ターフェロンが配列番号1で記述されるイヌインターフ
ェロン−γであることを特徴とする。
【0031】本発明の好ましい態様では、前記イヌイン
ターフェロン−γは遺伝子組換型インターフェロン−γ
であることを特徴とする。
【0032】本発明の好ましい態様では、前記有機ゲル
マニウム化合物は経口投与されることを特徴とする。
【0033】本発明の好ましい態様では、前記有機ゲル
マニウム化合物は、下記式(1)で表されることを特徴
とする。
【0034】
【化4】 (式中、R1乃至R3は、水素原子又は同一若しくは異
なるメチル基、エチル基等の低級アルキル基、又は無置
換若しくは置換フェニル基、Xは水素基、O−低級アル
キル基、アミノ基又はOYで表される塩を表し、ここ
で、Yはナトリウム、カリウム等の金属又はリゾチー
ム、塩基性アミノ酸等の塩基性基を有する化合物を示
す。) 本発明の好ましい態様では、前記式(1)において、R
1乃至R3が水素原子、Xが水酸基である有機ゲルマニ
ウム化合物であることを特徴とする。
【0035】本発明の好ましい態様では、前記有機ゲル
マニウム化合物は、少なくとも1日に1回、体重当たり
10mg/kgから100mg/kgで、経口投与する
ことを特徴とする。
【0036】本発明の好ましい態様では、前記有機ゲル
マニウム化合物は、少なくとも1日に1回、体重当たり
20mg/kgから80mg/kgで、経口投与するこ
とを特徴とする。
【0037】本発明の好ましい態様では、前記有機ゲル
マニウム化合物は、少なくとも1日に1回、体重当たり
30mg/kgから75mg/kgで、経口投与するこ
とを特徴とする。
【0038】さらに、上記目的は、C反応性蛋白質を監
視する第一の工程を具備することを特徴とするイヌの慢
性関節疾患の治療方法により達成される。
【0039】本発明の好ましい態様では、骨形成マーカ
ーとしての血清骨型アルカリホスファターゼ値と、骨吸
収マーカーとしての尿中デオキシピリジノリン値とを監
視する第二の監視工程を具備することを特徴とする。
【0040】本発明の好ましい態様では、前記血清骨型
アルカリホスファターゼ値を投与開始時より少なくとも
17%(MSC)(minimum significant changeの略
で、有意な最小変化の指標であり、以下、「MSC」と
いう)低下させることを特徴とする。
【0041】本発明の好ましい態様では、前記尿中デオ
キシピリジノリン値を投与開始時より少なくとも22.
5%(MSC)低下させることを特徴とする。
【0042】本願で利用する「イヌ」とは、イヌ科を含
むものであり、具体的には、イヌ、コヨーテ、オオカ
ミ、キツネを含む一科のことをいう。
【0043】
【発明の実施の形態】以下に、本発明は、イヌの慢性関
節疾患を例として、その治療組成物及びその治療方法
を、その好ましい実施態様に基づいて詳細に説明する
が、イヌに限定されるものではない。
【0044】本発明者は、イヌの慢性関節疾患の一つで
ある、慢性関節リウマチの骨病変に着目した。本発明
は、当該リウマチの治療は、骨吸収のみではなく、同時
に起ここる骨形成をも抑制しなければならないという知
見に基づくものである。すなわち、慢性関節リウマチで
は骨吸収と骨形成が同時に進行しており、その双方を抑
制しなければ慢性関節リウマチを治癒させることができ
ないと考える。
【0045】骨は硬組織の代表的な組織であるが、骨吸
収抑制剤として、インターフェロン、パミドロン酸二ナ
トリウム、アレンドロン酸、グルコサミンとコンドロイ
チン硫酸などが公知である。また、骨形成抑制剤として
は、有機ゲルマニウム化合物;燐酸デキサメタゾンナト
リウム;デキサメタゾン;デキサメタゾンエリキシル;
酢酸デキサメタゾン;フェノバルビタール、フェニトイ
ンリファンピシンのようなバルビーツ酸誘導体;アスピ
リンのようなサリチル酸誘導体などが挙げられる。
【0046】本発明によるイヌの慢性関節疾患用治療組
成物の一つの有効成分は、γ型のものが好ましく、特に
イヌインターフェロン−γが有効である。当該インター
フェロンには天然型や遺伝子組換型のものがあり、本発
明においてはいずれをも用いることができるが、遺伝子
組換型が好ましい。遺伝子組換型のものは、特開平9−
234085号に記載の方法により製造した。イヌイン
ターフェロン−γとして配列番号1で記述されるアミノ
酸配列を有するものが公知であり、本発明において、特
に好ましい治療効果をもたらすことが可能である。
【0047】本発明に利用されるインターフェロンはイ
ヌの関節内に注射投与される。どこに投与するかは、パ
ンヌスが破壊するであろう関節内に投与することが好ま
しい。ヒトの慢性関節疾患にて観測されるように、前記
パンヌスの存在は公知の方法に従って、MRI法で確認
することができる。
【0048】また、イヌインターフェロン投与量として
は、イヌの1関節当たり1万単位を注入する。2万単位
/関節内の投与では、副作用としてサイトカイン血症が
誘導される。
【0049】さらに、本発明のイヌの慢性関節疾患用組
成物の他の有効成分は、有機ゲルマニウム化合物であ
る。具体的な有機ゲルマニウム化合物としては、下記式
(1)で表される化合物を挙げることができる。
【0050】
【化5】 (式中、R1乃至R3は、水素原子又は同一若しくは異
なるメチル基、エチル基等の低級アルキル基、又は無置
換若しくは置換フェニル基、Xは水素基、O−低級アル
キル基、アミノ基又はOYで表される塩を表し、ここ
で、Yはナトリウム、カリウム等の金属又はリゾチー
ム、塩基性アミノ酸等の塩基性基を有する化合物を示
す。) 前記式(1)において、R1乃至R3が水素原子、Xが
水酸基である有機ゲルマニウム化合物が、特に好まし
い。
【0051】本発明に利用される具体的な有機ゲルマニ
ウム化合物としては、以下のものを例示することができ
る。
【0052】
【化6】 骨新生の抑制としての有機ゲルマニウムの至適投与量
は、イヌの体重当たり10〜100mg/kgで、好ま
しくは、20〜80mg/kgで、より好ましくは30
〜75mg/kgで、1日1回以上、連続して4日以上
経口投与する。
【0053】本発明によるイヌの慢性関節疾患治療方法
は、イヌインターフェロンと、有機ゲルマニウム化合物
とを含む組成物を投与することからなる。
【0054】前述したように、本発明は、イヌの慢性関
節リウマチは骨吸収と骨形成とが関係している疾患であ
るという知見を基礎としている。そして、その双方の過
程を抑制する、当該慢性関節リウマチの治療方法を提供
する。
【0055】ヒトの慢性関節リウマチは骨代謝マーカー
を用いて監視することができる。その骨代謝マーカーに
は、骨形成マーカーとしての血清骨型アルカリホスファ
ターゼ(以下、「BAP」という)と、骨吸収マーカー
としての尿中デオキシピリジノリン(以下、「DPD」
という)があることが公知である。
【0056】本発明では、骨形成マーカーとしてBAP
を、骨吸収マーカーとしてDPDを利用する。健常なイ
ヌは、つまり慢性関節リウマチを患っていないイヌで
は、その正常なBAP値は11.7u/l以下であり、
正常なDPD値は5.6から2.1nM/mMCr以下
であり、これらの値を基準値として、慢性関節リウマチ
の尺度とした。
【0057】また、組織破壊を伴う炎症性疾患の際に増
量するヒトの急性期蛋白質の一種であるC反応性蛋白質
(以下、「CRP」という)を監視し、治療前慢性関節
リウマチ症状マーカーとして利用することができる。こ
のCRP値は症状の程度を表示し、治療効果の指標であ
り、ヒトの場合には、通常、CRP値が2mg/dl以
上で慢性関節リウマチと診断される。
【0058】イヌの慢性関節リウマチの治療として、各
骨代謝マーカーがどのように変化すれば治療として有効
か否かは、CRP値とともに、血清BAP値及び尿中D
PD値を監視することにより決定することができる。
【0059】具体的には、本発明によれば、投与開始後
に、CRP値が改善し、その後、血清BAP値が少なく
とも17%(MSC)低下する、又は尿中DPD値が少
なくとも22.5%(MSC)低下すると、イヌの慢性
関節リウマチが快方に向かうことが判明した。
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本実施例は本発明の範囲を限定するものではな
い。
【0060】実施例1 症例1は、Canine RA(以下、「CRA」という)グレ
ードIII(X線所見に基づく慢性関節リウマチの臨床
病期分類による病気の程度を示し、本グレードは高度進
行期の段階をいい、軟骨及び骨に破壊が観測される)の
5才令、メスのシェットランド・シープドッグを用い
た。薬剤等投与前の炎症を示すCRP値、血清BAP値
と尿中DPD値は、それぞれ、0.25mg/dl、2
4.7u/lと8.6nM/mMCrであった。0病日
に有機ゲルマニウム化合物であるGe132((株)ビ
レモ(biremo f)社製)をイヌの体重当たり50mg
/kgで、1日に1回で経口投与しところ、図1A及び
図1Bに示すように、血清CRP値は一旦やや上昇する
が、血清CRP値及びBAP値は低下した。血清BAP
値の結果から、骨形成が抑制されたことが分かる。しか
しながら、図1(C)に示すように、尿中DPD値は有
意に上昇し、骨吸収が進行したことが分かる。なお、図
1(A)中の0は検出限界以下の値であることを意味す
る。
【0061】このままでは、骨吸収が進行してしまうと
推測され、28病日から前記Ge132の経口投与とと
もに、配列番号1で記述されるイヌインターフェロン−
γをも1万単位/関節内に直接投与した。その後、1週
間休薬し、50病日から、両薬剤を併用して投与するこ
とにより、血清BAP値及び尿中DPD値ともに有意に
低下し、炎症を示す血清CRP値は上昇することなく推
移し、症状が安定した(図1(A)から図1(C)を参
照)。
【0062】実施例2 症例2は、CRAグレードIV(前記症例1で説明した
分類であって、晩期をいい、線維性あるいは骨性強直が
観測される)の9才令、メスのシェットランド・シープ
ドッグを用いた。約5ヶ月間、配列番号1で記述される
イヌインターフェロン−γを投与していたが、その投与
を中止しところ、肘骨の病的骨折が観測された。その日
を0病日とし、その際の血清CRP値、血清BAP値と
尿中DPD値は、それぞれ、0.5mg/dl、9.6
u/lと17.2nM/mMCrであった。イヌインタ
ーフェロン−γを1関節当たり1万単位で関節内に投与
後、骨吸収を示す尿中DPD値が低下するのに対し、骨
形成を示す血清BAP値は有意な上昇を示した(図
2)。次いで、49病日よりイヌインターフェロン−γ
の投与を中止し、有機ゲルマニウムGe132を単独
で、1日1回、イヌの体重当たり50mg/kgで、経
口投与を開始した。67病日には病的骨折が改善した。
つまり、本薬剤右の投与と無関係に血清BAP値が上昇
したが、これは骨折の治癒に伴う骨形成が促進されたも
のと推論される。
【0063】つぎに、Ge132の投与を中止したとこ
ろ、骨形成を示す血清BAP値が低下し、骨吸収を示す
尿中DPD値が上昇した。そのため、74病日から、イ
ヌインターフェロン−γとGe132とを、前記した投
与量で併用して投与ところ、骨病変は今までになく、B
AP値及びDPD値が低値となり、同時に血清CRP値
もほぼ低下し、顕著な改善が観測された(図2(A)か
ら図2(C)を参照)。
【0064】以上の結果から、Ge132又はイヌイン
ターフェロン−γの単独投与では、骨形成又は骨吸収
が、それぞれ別々に抑制された。Ge132又はイヌイ
ンターフェロン−γの単独投与では慢性関節リウマチが
十分に改善されなかった。
【0065】そこで、Ge132とイヌインターフェロ
ン−γとを併用し投与すると、BAP値及びDPD値の
低下とともに、炎症のマーカーであるCRP値も低下
し、慢性関節リウマチが改善したことが明らかとなっ
た。
【0066】前記の実施例は骨に係るものであるが、骨
だけでなく、硬組織の一つである歯に関して、虫歯のよ
うな歯の劣化についても適用可能である。
【0067】
【発明の効果】上述の如く、骨吸収抑制剤としてのイヌ
インターフェロン−γと、骨形成抑制剤としての有機ゲ
ルマニウム化合物と、からなる治療組成物は、イヌの慢
性関節リウマチの治療に有効である。特に、イヌインタ
ーフェロン−γは関節内に注射され、有機ゲルマニウム
化合物は経口投与することにより、またさらに併用する
ことによりイヌの慢性関節リウマチを効果的に改善させ
る。
【0068】
【配列表】 SEQUENCING LISTING <110> 学校法人日本大学 <120> イヌの慢性関節疾患用治療組成物及びその治療方法 <130> N468Q03P001 <160> 1 <210> 1 <211> 453 <212> DNA PRT <213> dog <220> <221> CDS <222> (1) ... (450) <220> <221> mat_peptide <222> (73) ... (450) <400> 1 atg aat tat aca agc tat atc tta gct ttt cag ctt tgc gtg at t ttg 48 Met Asn Tyr Thr Ser Tyr Ile Leu Ala Phe Gln Leu Cys Val Il e Leu tgt tct tct ggc tgt aac tgt cag gcc atg ttt ttt aaa gaa at a gaa 96 Cys Ser Ser Gly Cys Asn Cys Gln Ala Met Phe Phe Lys Glu Il e Glu aac cta aag gaa tat ttt cag gca agt aat cca gat gta tcg ga c ggt 144 Asn Leu Lys Glu Tyr Phe Gln Ala Ser Asn Pro Asp Val Ser As p Gly ggg tct ctt ttc gta gat att ttg aag aaa tgg aga gag gag ag t gac 192 Gly Ser Leu Phe Val Asp Ile Leu Lys Lys Trp Arg Glu Glu Se r Asp Aaa aca atc att cag agc caa att gtc tct ttc tac ttg aaa ct g ttt 240 Lys Thr Ile Ile Gln Ser Gln Ile Val Ser Phe Tyr Leu Lys Le u Phe gac aac ttt aaa gat aac cag atc att caa agg agc atg gat ac c atc 288 Asp Asn Phe Lys Asp Asn Gln Ile Ile Gln Arg Ser Met Asp Th r Ile aag gaa gac atg ctt ggc aag ttc tta cag tca tcc acc agt aa g agg 336 Lys Glu Asp Met Leu Gly Lys Phe Leu Gln Ser Ser Thr Ser Ly s Arg gag gac ttc ctt aag ctg att caa att cct gtg aac gat ctg ca g gtc 384 Glu Asp Phe Leu Lys Leu Ile Gln Ile Pro Val Asn Asp Leu Gl n Val cag cgc aag gcg ata aat gaa ctc atc aaa gtg atg aat gat ct c tca 432 Gln Arg Lys Ala Ile Asn Glu Leu Ile Lys Val Met Asn Asp Le u Ser cca aga tcc aac cta agg aag cgg taa 453 Pro Arg Ser Asn Leu Arg Lys Arg ***
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1において、骨代謝マーカー及
びC反応性蛋白質の経時変化の結果を示す図であり、
(A)は血清CRA値の、(B)は血清BAP値の、
(C)は尿中DPD値の変化を示す。
【図2】本発明の実施例2において、骨代謝マーカー及
びC反応性蛋白質の経時変化の結果を示す図であり、
(A)は血清CRA値の、(B)は血清BAP値の、
(C)は尿中DPD値の変化を示す。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 19/02 A61P 29/00 101 29/00 101 43/00 171 43/00 171 A61K 37/66 B // C12N 15/09 ZNA G C12N 15/00 ZNAA Fターム(参考) 4B024 AA10 BA25 CA04 EA04 GA11 HA01 4C084 AA02 AA20 BA01 BA08 BA22 BA23 DA24 MA02 MA52 MA66 NA14 ZA671 ZA961 ZB111 ZB151 ZC611 ZC751 ZC752 4C206 AA01 AA02 JB05 MA02 MA04 MA72 MA86 NA14 ZA67 ZA96 ZB11 ZB15 ZC61 ZC75

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬組織吸収抑制剤と、硬組織形成抑制剤
    と、を含むことを特徴とする哺乳類の硬組織治療用組成
    物。
  2. 【請求項2】 前記哺乳類の硬組織は骨又は歯であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 前記哺乳類は獣医学上の動物であること
    を特徴とする請求項1に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 前記哺乳類はイヌであることを特徴とす
    る請求項1に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 硬組織吸収抑制剤及び硬組織形成抑制剤
    を投与することからなる哺乳類の硬組織治療方法。
  6. 【請求項6】 前記哺乳類の硬組織は骨又は歯であるこ
    とを特徴とする請求項5に記載の哺乳類の治療方法。
  7. 【請求項7】 骨吸収抑制剤と、骨形成抑制剤と、を含
    むことを特徴とするイヌの慢性関節疾患治療組成物。
  8. 【請求項8】 前記骨吸収抑制剤としてのイヌインター
    フェロンと、前記骨形成抑制剤としての有機ゲルマニウ
    ム化合物と、を含むことを特徴とする請求項7に記載の
    イヌの慢性関節疾患用治療組成物。
  9. 【請求項9】 前記イヌインターフェロンはイヌインタ
    ーフェロン−γであることを特徴とする請求項7又は8
    に記載のイヌの慢性関節疾患用治療組成物。
  10. 【請求項10】 前記イヌインターフェロン−γは配列
    番号1で記述される遺伝子組換型インターフェロン−γ
    であることを特徴とする請求項7乃至9のうち何れか一
    項に記載のイヌの慢性関節疾患用治療組成物。
  11. 【請求項11】 前記有機ゲルマニウム化合物は、下記
    式(1)で表されることを特徴とする請求項8に記載の
    イヌの慢性関節疾患用治療組成物。 【化1】 (式中、R1乃至R3は、水素原子又は同一若しくは異
    なるメチル基、エチル基等の低級アルキル基、又は無置
    換若しくは置換フェニル基、Xは水素基、O−低級アル
    キル基、アミノ基又はOYで表される塩を表し、ここ
    で、Yはナトリウム、カリウム等の金属又はリゾチー
    ム、塩基性アミノ酸等の塩基性基を有する化合物を示
    す。)
  12. 【請求項12】 前記式(1)において、R1乃至R3
    が水素原子、Xが水酸基である有機ゲルマニウム化合物
    であることを特徴とする請求項8又は11に記載のイヌ
    の慢性関節疾患用治療組成物。
  13. 【請求項13】 骨吸収抑制剤及び骨形成抑制剤を投与
    することを特徴とするイヌの慢性関節疾患の治療方法。
  14. 【請求項14】 前記骨吸収抑制剤としてのイヌインタ
    ーフェロン及び前記骨形成抑制剤としての有機ゲルマニ
    ウム化合物を投与することを特徴とする請求項13に記
    載のイヌの慢性関節疾患の治療方法。
  15. 【請求項15】 前記イヌインターフェロンは関節腔内
    に注射投与されることを特徴とする請求項13に記載の
    治療方法。
  16. 【請求項16】 前記イヌインターフェロンは、少なく
    とも1日1回、イヌに0.8〜2.0万単位/関節内に
    投与されることを特徴とする請求項14又は15に記載
    の治療方法。
  17. 【請求項17】 前記イヌインターフェロンは、少なく
    とも1日1回、イヌに0.85〜1.15万単位/関節
    内に投与されることを特徴とする請求項14乃至16の
    うち何れか一項に記載の治療方法。
  18. 【請求項18】 前記イヌインターフェロンは、少なく
    とも1日1回、イヌに0.9〜1.1万単位/関節内に
    投与されることを特徴とする請求項14乃至17のうち
    何れか一項に記載の治療方法。
  19. 【請求項19】 前記イヌインターフェロンが配列番号
    1で記述されるイヌインターフェロン−γであることを
    特徴とする請求項14又は15に記載の治療方法。
  20. 【請求項20】 前記イヌインターフェロン−γは遺伝
    子組換型インターフェロン−γであることを特徴とする
    請求項14乃至19のうち何れか一項に記載の治療方
    法。
  21. 【請求項21】 前記有機ゲルマニウム化合物は経口投
    与されることを特徴とする請求項14に記載の治療方
    法。
  22. 【請求項22】 前記有機ゲルマニウム化合物は、下記
    式(1)で表されることを特徴とする請求項14又は2
    1に記載の治療方法。 【化2】 (式中、R1乃至R3は、水素原子又は同一若しくは異
    なるメチル基、エチル基等の低級アルキル基、又は無置
    換若しくは置換フェニル基、Xは水素基、O−低級アル
    キル基、アミノ基又はOYで表される塩を表し、ここ
    で、Yはナトリウム、カリウム等の金属又はリゾチー
    ム、塩基性アミノ酸等の塩基性基を有する化合物を示
    す。)
  23. 【請求項23】 前記式(1)において、R1乃至R3
    が水素原子、Xが水酸基である有機ゲルマニウム化合物
    であることを特徴とする請求項14、21、22のうち
    何れか一項に記載の治療方法。
  24. 【請求項24】 前記有機ゲルマニウム化合物は、少な
    くとも1日に1回、体重当たり10mg/kgから10
    0mg/kgで、経口投与することを特徴とする請求項
    14、21乃至23のうち何れか一項に記載の治療方
    法。
  25. 【請求項25】 前記有機ゲルマニウム化合物は、少な
    くとも1日に1回、体重当たり20mg/kgから80
    mg/kgで、経口投与することを特徴とする請求項1
    4、21乃至24のうち何れか一項に記載の治療方法。
  26. 【請求項26】 前記有機ゲルマニウム化合物は、少な
    くとも1日に1回、体重当たり30mg/kgから75
    mg/kgで、経口投与することを特徴とする請求項1
    4、21乃至25のうち何れか一項に記載の治療方法。
  27. 【請求項27】 C反応性蛋白質を監視する第一の監視
    工程を具備することを特徴とするイヌの慢性関節疾患の
    治療方法。
  28. 【請求項28】 骨形成マーカーとしての血清骨型アル
    カリホスファターゼ値と、骨吸収マーカーとしての尿中
    デオキシピリジノリン値とを監視する第二の監視工程を
    具備することを特徴とする請求項27に記載の治療方
    法。
  29. 【請求項29】 前記血清骨型アルカリホスファターゼ
    値を投与開始時より少なくとも17%(MSC)低下さ
    せることを特徴とする請求項27又は28に記載の治療
    方法。
  30. 【請求項30】 前記尿中デオキシピリジノリン値を投
    与開始時より少なくとも22.5%(MSC)低下させ
    ることを特徴とする請求項27又は28に記載の治療方
    法。
JP2001223538A 2001-04-03 2001-07-24 哺乳類の硬組織治療用組成物及びその治療方法 Pending JP2003002845A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001223538A JP2003002845A (ja) 2001-04-03 2001-07-24 哺乳類の硬組織治療用組成物及びその治療方法
PCT/JP2002/003348 WO2002080973A1 (fr) 2001-04-03 2002-04-03 Composition pouvant etre utilisee pour le traitement d'un tissu dur de mammifere et methode therapeutique correspondante

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001104886 2001-04-03
JP2001-104886 2001-04-03
JP2001223538A JP2003002845A (ja) 2001-04-03 2001-07-24 哺乳類の硬組織治療用組成物及びその治療方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003002845A true JP2003002845A (ja) 2003-01-08

Family

ID=26613027

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001223538A Pending JP2003002845A (ja) 2001-04-03 2001-07-24 哺乳類の硬組織治療用組成物及びその治療方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2003002845A (ja)
WO (1) WO2002080973A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005002028A (ja) * 2003-06-11 2005-01-06 Univ Nihon 腫瘤形成抑制方法
CN108424915A (zh) * 2018-01-12 2018-08-21 中国农业科学院北京畜牧兽医研究所 犬干扰素-α2重组蛋白的制备方法
CN108486127A (zh) * 2018-01-12 2018-09-04 中国农业科学院北京畜牧兽医研究所 犬干扰素-α6α7重组蛋白及其制备方法与应用

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3519361A1 (de) * 1985-05-30 1986-12-04 Boehringer Ingelheim International GmbH, 6507 Ingelheim (gamma)-ifn als wirkstoff zur hemmung (verhinderung) von abbauprozessen im knochen
IL108031A0 (en) * 1992-12-22 1994-04-12 Procter & Gamble Difluoro pentapeptide derivatives and pharmaceutical compositions containing them
DK104093D0 (da) * 1993-09-17 1993-09-17 Osteometer A S Fremgangsmaade til bestemmelse af collagen-fragmenter i legemsvaesker, test-kit og midler til udoevelse af fremgangsmaaden og anvendelse af fremgangsmaaden til diagnosticering af lidelser associeret til collagen-metabolismen
JPH0892083A (ja) * 1994-09-27 1996-04-09 Asai Gerumaniumu Kenkyusho:Kk 破骨細胞による骨吸収活性抑制剤
JP4426654B2 (ja) * 1997-09-18 2010-03-03 松森  昭 免疫調節用医薬組成物
JP2000316585A (ja) * 1998-06-09 2000-11-21 Toray Ind Inc イヌインターフェロン−γ変異体、インターフェロン−γの製造法、イヌの難治性皮膚炎治療剤および治療方法
JP4381495B2 (ja) * 1998-10-30 2009-12-09 株式会社三和化学研究所 有機ゲルマニウム化合物を有効成分とするmcp−1受容体拮抗剤、及びmcp−1が関与する炎症性疾患及び臓器障害の発症予防または治療剤

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005002028A (ja) * 2003-06-11 2005-01-06 Univ Nihon 腫瘤形成抑制方法
JP4523762B2 (ja) * 2003-06-11 2010-08-11 学校法人日本大学 腫瘤形成抑制方法
CN108424915A (zh) * 2018-01-12 2018-08-21 中国农业科学院北京畜牧兽医研究所 犬干扰素-α2重组蛋白的制备方法
CN108486127A (zh) * 2018-01-12 2018-09-04 中国农业科学院北京畜牧兽医研究所 犬干扰素-α6α7重组蛋白及其制备方法与应用

Also Published As

Publication number Publication date
WO2002080973A1 (fr) 2002-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07330628A (ja) 薬剤組成物及びこれを用いた治療法
JP2012505160A (ja) 炎症を処置する方法
AU2014212740B2 (en) PPARy agonists for treatment of multiple sclerosis
JP2007514754A (ja) 炎症性関節炎を処置するためのガリウムの使用
JP2004518653A (ja) 不安障害を治療する方法
US11135212B2 (en) Method for treating osteoporosis, osteopenia or low bone mineral density
EA032067B1 (ru) Совместное введение стероидов и золедроновой кислоты для профилактики и лечения остеоартрита
JP2005505606A5 (ja)
US6204242B1 (en) Method for treating rheumatoid arthritis with composition containing histone
AU767077B2 (en) New use of melagatran
JP2003002845A (ja) 哺乳類の硬組織治療用組成物及びその治療方法
JP4652689B2 (ja) 骨再生を促進するカルモジュリンの使用
JP2788340B2 (ja) 炎症治療剤
EP3909574A1 (en) Synergic pharmaceutical composition of aceclofenac and betamethasone for treating the pain of rheumatic conditions or postsurgical pain
JP2001526217A (ja) 血管性頭痛に対する局所麻酔薬の新規な使用
SK159597A3 (en) Use of alendronate for the prevention of osteoporosis
Hanssen et al. Extended Experience with Recombinant a-2b Interferon with OR Without Hepatic Artery Embolization in the Treatment OF Midgut Carcinoid Tumours A preliminary report
US9192602B2 (en) Indication of anthra[2,1,c][1,2,5]thiadiazole-6,11-dione compound in alleviating pain
JPH061721A (ja) 疼痛処置剤、及び疼痛軽減作用増強剤
JP2004002362A (ja) くしゃみ抑制組成物
JPH02138173A (ja) 繊維筋痛症の治療
JP2002029998A (ja) イヌの関節リウマチ治療剤および治療方法
JP5485704B2 (ja) 骨吸収と骨形成の不均衡を是正するための方法ならびにキット及び組成物
JP4672368B2 (ja) 副甲状腺機能亢進症の処置のためのエポシロン誘導体の使用
Lee et al. Juvenile idiopathic arthritis in Hong Kong and its current management

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080708

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110421

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110809