JP2003002147A - 駐車支援装置 - Google Patents

駐車支援装置

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JP2003002147A JP2001191439A JP2001191439A JP2003002147A JP 2003002147 A JP2003002147 A JP 2003002147A JP 2001191439 A JP2001191439 A JP 2001191439A JP 2001191439 A JP2001191439 A JP 2001191439A JP 2003002147 A JP2003002147 A JP 2003002147A
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和典 嶋崎
Tomio Kimura
富雄 木村
Satoyuki Yamada
聡之 山田
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  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転者に大きな負担をかけることなく駐車の
際の運転操作を的確に案内することができる駐車支援装
置を提供することを課題とする。 【解決手段】 コントローラ1には電源を得るためのコ
ード1aが設けられ、そのコード1aの先端にプラグ8
が備えられている。プラグ8は車両のバッテリー9から
電力供給を受けるシガーライター用のソケット7に着脱
自在に取り付けられ、コントローラ1に電力を供給す
る。コントローラ1はヨーレートセンサ2からの出力に
基づいて後退駐車をする際に必要な運転操作の情報をス
ピーカ6を介して運転者に提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、駐車支援装置に
係り、特に駐車の際の運転操作を運転者に案内する装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の後進時に運転者が車両の死
角により目標とする場所が見えなくなった場合に、モニ
タに車両の後方視界を写し出すようにした装置が提案さ
れている。例えば、特公平2−36417号公報には、
車両後方を撮影するテレビカメラと、このテレビカメラ
のとらえた映像を写し出すモニタテレビと、タイヤ操舵
角に係る情報信号を出力するセンサと、このセンサから
の情報信号に応じてマーカー信号を発生し、テレビ画面
上にマーカーを重畳表示させる回路とからなる車両の後
方監視モニタ装置が開示されている。この装置では、タ
イヤの操舵角データとその操舵角に対応する車両の後進
方向に沿ったマーカー位置データがROMに蓄積されて
おり、そのときの操舵角に応じた車両の予想後進軌跡が
マーカーの列としてテレビ画面上にテレビカメラで撮影
された映像に重畳して表示される。
【0003】このような装置によれば、車両の後進時に
後方の道路の状況等の視界と共に操舵角に応じた車両の
予想後進軌跡がモニタテレビの画面上に表示されるた
め、運転者は、後方を振り向くことなくテレビ画面を見
たままでハンドルを操作して車両を後退させることがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
並列駐車や縦列駐車を行う際に、従来の後方監視モニタ
装置において、運転者がテレビ画面上で後方の視界と車
両の予想後進軌跡とを見ただけでは、どのタイミングで
どの程度の操舵角で駐車のための運転操作をすればよい
のか判断し難く、駐車時の十分な支援を行うことができ
ないという問題点があった。
【0005】また、従来の後方監視モニタ装置では、運
転者がテレビ画面を見ながら運転操作を行う必要がある
が、運転者は車両周辺への安全確認も行わなければなら
ず、運転者にかかる負担が大きいという問題点もあっ
た。更に、従来の後方監視モニタ装置を車両に設置する
には、車両各部と各種の配線を行う必要があり、特に完
成した車両に設置する場合、配線に係る手間やコストが
多く必要という問題点があった。
【0006】この発明はこのような問題点を解消するた
めになされたもので、運転者に大きな負担をかけること
なく駐車の際の運転操作を的確に案内することができる
駐車支援装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第一の駐車支援装置は、
初期停止位置から一定の操舵角に保持した状態での進行
動作と、逆方向に操舵して一定の操舵角に保持した状態
での進行動作とを所定回数行って駐車をするために用い
られる駐車支援装置であって、車両のヨー角を検出する
ヨー角検出手段と、ヨー角の基準位置を設定する基準位
置設定手段と、運転者に運転操作の案内情報を出力する
ための案内手段と、ヨー角検出手段により検出されたヨ
ー角に基づいて駐車をするために必要な運転操作の案内
情報を案内手段を介して運転者に提供するコントローラ
と、コントローラに接続され且つ車両のシガーライター
用のソケットに着脱自在なプラグとを備え、プラグをシ
ガーライター用のソケットに装着して電源を得ることを
特徴とする特徴とする。
【0008】第二の駐車支援装置は、初期停止位置から
一定の操舵角に保持した状態での進行動作と、逆方向に
操舵して一定の操舵角に保持した状態での進行動作とを
所定回数行って駐車をするために用いられる駐車支援装
置であって、車両のヨー角を検出するヨー角検出手段
と、ヨー角の基準位置を設定する基準位置設定手段と、
運転者に運転操作の案内情報を出力するための案内手段
と、ヨー角検出手段により検出されたヨー角に基づいて
駐車をするために必要な運転操作の案内情報を案内手段
を介して運転者に提供するコントローラと、コントロー
ラに接続された電源供給用の電池とを備えることを特徴
とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。 実施の形態1.図1にこの発明の実施の形態1に係る駐
車支援装置の構成を示す。コントローラ1には、車両の
ヨー角方向の角速度を検出するヨーレートセンサ2が接
続されると共に、車両が並列駐車を行うことをコントロ
ーラ1に知らせるための並列モードスイッチ3と車両が
縦列駐車を行うことをコントローラ1に知らせるための
縦列モードスイッチ4とからなるスイッチモジュール5
が接続されている。さらに、コントローラ1には、運転
者に対して運転操作の情報を案内する案内手段としての
スピーカ6が接続されている。ヨーレートセンサ2によ
りこの発明のヨー角検出手段が構成され、並列モードス
イッチ3及び縦列モードスイッチ4により基準位置設定
手段が構成されている。また、コントローラ1には電源
を得るためのコード1aが設けられ、そのコード1aの
先端にプラグ8が備えられている。プラグ8は車両のバ
ッテリー9から電力供給を受けるシガーライター用のソ
ケット7に着脱自在に取り付けられ、コントローラ1に
電力を供給する。
【0010】コントローラ1は、図示しないCPUと制
御プログラムを記憶したROMと作業用のRAMとを備
えている。ROMには、車両のハンドルが最大に操舵さ
れて車両が旋回する場合の最小旋回半径Rcに関わるデ
ータが記憶されると共に並列駐車時及び縦列駐車時の駐
車支援を行う制御プログラムが格納されている。CPU
はROMに記憶された制御プログラムに基づいて動作す
る。コントローラ1は、ヨーレートセンサ2から入力さ
れる車両の角速度から車両のヨー角を算出し、車両の旋
回角度を算出して駐車運転中の各ステップにおける操作
方法や操作タイミングに関する情報をスピーカ6に出力
する。
【0011】ここで、この実施の形態1の駐車支援装置
が、車両にどのような軌跡を描かせて駐車を支援するの
かを説明する。まずはじめに、図2を用いて、並列駐車
を行う場合について説明する。車両10が駐車しようと
する駐車スペースTの入口の中央点を原点Oとし、道路
と垂直で駐車スペースTにおける車両10の後退方向に
Y軸をとり、道路と平行にすなわち、Y軸と直角にX軸
をとる。また、駐車スペースTの駐車枠の幅をW1とす
る。リヤアクスル中心HOが駐車スペースTの幅方向の
中央になり且つ駐車スペースTの長さ方向に平行になる
車両位置H1に、車両10が適正に駐車されるように駐
車支援装置が運転者を支援するものとする。
【0012】まず、初期停車位置として、駐車スペース
Tに垂直で車両10のリヤアクスル中心EOが駐車スペ
ースTの入口からDの距離で且つ駐車スペースTの側部
T1と車両10の運転者の位置DRとが一致する車両位
置E1に車両10を停止させるものとする。
【0013】次に、車両位置E1にある車両10が、ハ
ンドルの操舵角を左側最大にして半径Rcで旋回しつ
つ、旋回角度θまで前進し、車両位置F1になったとこ
ろで、ハンドルの操舵角を右側最大にして旋回半径Rc
で旋回しつつ、旋回角度φだけ後退し、車両10が駐車
スペースTに平行になった車両位置G1でハンドルを直
進状態に戻してさらに後退して駐車スペースT内の車両
位置H1に適正に駐車するものとする。また、車両位置
E1,F1,G1におけるリヤアクスル中心をそれぞ
れ、EO,FO,GOとする。
【0014】ここで、車両位置E1における運転者の位
置DRとリヤアクスル中心EOとのX軸方向の距離をL
とすると、車両位置E1から車両位置F1まで車両10
が旋回する際の旋回中心C1の座標(C1x,C1y)
は、 C1x=L−W1/2 C1y=−(D+Rc) で表される。車両位置F1から車両位置G1まで車両1
0が旋回する際の旋回中心C2の座標(C2x,C2
y)は、 C2x=−(Rc+Rc)・sinθ+C1x=−2Rc・sinθ+L−W1/2 C2y=(Rc+Rc)・cosθ+C1y=2Rc・cosθ−(D+Rc) で表され、このうち、X座標C2xは、 C2x=−Rc としても表される。X座標C2xの2つの関係式からsi
nθは、 sinθ=(Rc+L−W1/2)/2Rc で表され、このθの値を既知のRc、L及びW1を用い
て算出することができ、このθの値をコントローラ1は
設定値θとして記憶している。さらに、車両位置F1か
ら車両位置G1まで車両10が旋回する旋回角度φは、 φ=π/2−θ で表される。
【0015】次に、実施の形態1に係る駐車支援装置の
並列駐車時の動作について説明する。まず、運転者が車
両10を車両位置E1に停止させ、並列モードスイッチ
3を作動させると、コントローラ1は、車両位置E1を
車両のヨー角が0度の位置として設定すると共に並列駐
車のプログラムを起動させる。次に、運転者は、ハンド
ルを左側最大に操舵してフル切り状態にし、そのまま車
両10を前進させる。
【0016】コントローラ1は、ヨーレートセンサ2か
ら入力される車両10の角速度から車両のヨー角を算出
して、設定値θの値とを比較する。車両10が、車両位
置E1から車両位置F1に近づくにつれて、コントロー
ラ1は、ヨー角と設定値θとの差を基に、車両位置F1
に接近したことを知らせる接近情報と、車両位置F1に
到達したことを知らせる到達情報とをスピーカ6を介し
て運転者に知らせる。
【0017】例えば、接近情報として、スピーカ6から
「ピッ、ピッ」という間欠音が発せられ、この間欠音及
び点滅の周期は、ヨー角と設定値θとの差が少なくなる
と共に短くなる。ヨー角と設定値θとの差がなくなる
と、到達情報としてスピーカ6を介して「ピー」という
音が発せられる。
【0018】運転者は、到達情報に従って車両10を車
両位置F1に停止させる。次に、運転者は、ハンドルを
右側最大に操舵してフル切り状態にし、そのまま車両1
0を後退させる。コントローラ1は、車両10のヨー角
が90度に近づくにつれて、車両10が駐車スペースT
に平行になった車両位置G1に接近したことを知らせる
接近情報と、車両位置G1に到達したことを知らせる到
達情報とをスピーカ6を介して運転者に知らせる。運転
者は、到達情報に従って車両10を車両位置G1で停止
させた後、ハンドルを直進状態に戻してから車両10を
後退させ、駐車スペースTに車両10が収まったら駐車
を完了する。
【0019】次に、図3を用いて、縦列駐車を行う場合
について説明する。車両10のリヤ左端が駐車スペース
Tの奥のコーナーS2に一致するように、車両10を駐
車スペースTに駐車するものとする。この状態の車両位
置M1における車両10のリヤアクスル中心MOを原点
とし、道路と平行で車両10の後退方向にY軸をとり、
Y軸と直角にX軸をとる。また、駐車スペースTの奥の
コーナーの座標をS2(W2/2,a2)とする。ここ
で、a2、W2は、車両10のリヤオーバハング、車幅
をそれぞれ示す。
【0020】車両位置J1にある車両10が、ハンドル
の操舵角を右側最大にして半径Rcで旋回しつつ前進
し、車両位置K1になったところで、操舵角を左側最大
にして半径Rcで旋回しつつ後退し、車両位置L1にな
ったところで操舵角を右側最大にして半径Rcで旋回し
つつ後退し、駐車スペースT内の車両位置M1に適正に
駐車するものとする。
【0021】まず、駐車スペースTの前方の所定位置に
駐車中の車両20を目安にして、車両10を車両位置J
1に停車した状態を初期停車位置として、縦列駐車を開
始するものとする。車両位置J1は、車両10の運転者
の位置DRのY座標が駐車中の車両20の後端20aの
Y座標に一致する位置で且つ駐車スペースTに平行な位
置であり並びに車両10と車両20とが所定の車両間隔
dである位置とする。したがって、車両位置J1のリヤ
アクスル中心JOの座標(JOx,JOy)は、車両2
0の後端部20aの座標と運転者の位置DRとリヤアク
スル中心JOとの関係および車両間隔dから一義的に定
められる。
【0022】車両位置J1にある車両10が、ハンドル
の操舵角を右側最大にして半径Rcで旋回しつつ車両位
置K1まで前進する。その際の旋回中心をC3とし、旋
回角度をβとする。また、車両位置K1にある車両10
が操舵角を左側最大にして半径Rcで旋回しつつ車両位
置L1まで後退する。その際の旋回中心をC4とし、旋
回角度をδとする。さらに、車両位置L1でハンドルを
反対方向に切り返して、操舵角を右側最大にして半径R
cで旋回しつつ車両位置M1まで後退する。その際の旋
回中心をC5とし、旋回角度をαとする。
【0023】また、車両位置K1,L1におけるリヤア
クスル中心をそれぞれKO,LOとする。旋回角度α,
β,δには、 δ=α−β の関係がある。旋回中心C5の座標(C5x,C5y)
は、 C5x=−Rc C5y=0 で表される。旋回中心C4の座標(C4x,C4y)
は、 C4x=C5x+(Rc+Rc)・cosα=−Rc+2Rc・cosα C4y=C5y−(Rc+Rc)・sinα=−2Rc・sinα で表される。旋回中心C3の座標(C3x,C3y)
は、 C3x=C4x−(Rc+Rc)・cosβ=−Rc+2Rc・cosα−2Rc・c
osβ C3y=C4y+(Rc+Rc)・sinβ=−2Rc・sinα+2Rc・sin
β で表される。また、車両位置J1のリヤアクスル中心J
Oの座標(JOx,JOy)は、 JOx =−Rc・(1−cosα)−Rc・(1−cosα−1+cosβ)+Rc・(1−cosβ) =2Rc・(cosα−cosβ) ……………(1) JOy =−Rc・sinα−Rc・(sinα−sinβ)+Rc・sinβ =2Rc・(sinβ−sinα) ……………(2) で表される。ここで、式(1)及び(2)を三角関数の
公式を用いて、変形すると、 tan(α/2+β/2)=JOx/JOy sin2(α/2−β/2)=(JOx2+JOy2)/(16R
c2) となり、α、βを、既知のリヤアクスル中心JOの座標
(JOx,JOy)を用いて算出することができ、この
値が設定値α、βとしてコントローラ1に記憶されてい
る。
【0024】リヤアクスル中心JOの座標(JOx,J
Oy)は、車両10を車両20の後方に無理のない操作
で駐車できる値として、例えば、JOx=2.3m、J
Oy=4.5mの値を用いている。リヤアクスル中心J
Oの座標JOxおよびJOyは、車両10の車格、操舵
特性などに応じて値を設定することが望ましい。
【0025】次に、実施の形態1に係る駐車支援装置の
縦列駐車時の動作について説明する。まず、運転者が、
運転者の位置DRのY座標が駐車中の車両20の後端2
0aのY座標に一致し、車両10が車両20に対して車
両間隔dとなるように車両位置J1に停止させる。ここ
で、縦列モードスイッチ4を作動させると、コントロー
ラ1は、車両位置J1を車両のヨー角が0度の位置とし
て設定すると共に縦列駐車のためのプログラムを起動さ
せる。次に、運転者は、車両10のハンドルを右側最大
に操舵してフル切り状態にし、そのまま車両10を前進
させる。コントローラ1は、ヨーレートセンサ2から入
力される車両10の角速度から車両のヨー角を算出し
て、このヨー角と設定値βの値とを比較する。車両10
が、車両位置J1から車両位置K1に近づくにつれて、
コントローラ1は、ヨー角と設定値βとの差を基に、並
列駐車時と同様に、車両位置K1に接近したことを知ら
せる接近情報と、車両位置K1に到達したことを知らせ
る到達情報とをスピーカ6を介して運転者に知らせる。
【0026】運転者は、到達情報に従って車両10を車
両位置K1に停止させる。次に、運転者は、ハンドルを
左にいっぱい操舵してフル切り状態にし、そのまま車両
10を後退させる。コントローラ1は、車両のヨー角と
設定値α(=β+δ)の値とを比較する。車両10が、
車両位置K1から車両位置L1に近づくにつれて、すな
わち、車両のヨー角が設定値αの値に近づくにつれて、
コントローラ1は、ヨー角と設定値αとの差を基に、並
列駐車時と同様に、車両位置L1に接近したことを知ら
せる接近情報と、車両位置L1に到達したことを知らせ
る到達情報とをスピーカ6を介して運転者に知らせる。
【0027】運転者は、到達情報に従って車両10を車
両位置L1に停止させる。次に、運転者は、車両位置L
1でハンドルを反対方向に切り返して、右側最大に操舵
してフル切り状態にし、そのまま車両10を後退させ
る。コントローラ1は、車両10のヨー角が0度に近づ
くにつれて、車両10が駐車スペースT内の車両位置M
1に接近したことを知らせる接近情報と、車両位置M1
に到達したことを知らせる到達情報とをスピーカ6を介
して運転者に知らせる。これにより、運転者は、車両位
置M1で車両10を停止させ、駐車を完了することがで
きる。
【0028】以上のように、この実施の形態の駐車支援
装置は、カメラ及びモニタを必要とせず、ナビゲーショ
ンシステムやカメラ等の装着されていない車両において
も、適切な駐車支援が可能となる。
【0029】この実施の形態1の駐車支援装置の電源は
車両10に搭載されているバッテリー9であって、この
バッテリー9からシガーライター用のソケット7及びプ
ラグ8を介して電力がコントローラ1へと供給される。
即ち、例えば車両10のハーネスから分岐して電源線を
取得する等の手間の掛かる作業をすることもなく、プラ
グ8をソケット7に挿入するだけで容易に駐車支援装置
に電力を供給することができる。また、プラグ8は着脱
自在なので、プラグ8を抜けば、ソケット7はシガーラ
イターを熱するという本来の機能を果たすことができ
る。
【0030】実施の形態2.実施の形態2に係る駐車支
援装置の構成を図4に示す。この駐車支援装置は、図1
に示した実施の形態1の装置において、バッテリー9か
らソケット7及びプラグ8を介して電力を供給する代わ
りに、コントローラ1に1次電池としての乾電池11を
接続し、この乾電池11からコントローラ1に電力を供
給するようにしたものであり、並列駐車及び縦列駐車に
対する運転操作の情報の提供は実施の形態1の装置と同
様にして行われる。実施の形態2では、コントローラ1
と乾電池11とを一体に配置することができ、このよう
にすればコントローラ1の配置の自由度が増すと共に、
コントローラ1と乾電池11とを接続する配線コードが
車内に露出しないので車内の装飾を損なうこともない。
【0031】実施の形態3.実施の形態3に係る駐車支
援装置の構成を図5に示す。この駐車支援装置は、図4
に示した実施の形態2の装置において、乾電池11の代
わりにコントローラ1に2次電池としての充電池12を
接続し、さらに充電池12に発電手段としての太陽電池
13を接続したものである。太陽電池13で充電池12
を充電して電力をコントローラ1に供給する。なお、並
列駐車及び縦列駐車に対する運転操作の情報の提供は実
施の形態1の装置と同様にして行われる。実施の形態3
では、太陽電池13を使用するために電池交換の必要が
なく便利である。また、実施の形態3では、太陽電池に
より充電池を充電する構成であったが、太陽電池に代え
て車両の振動を電力に変換する発電手段を備えた構成に
してもよい。
【0032】実施の形態2及び3のように乾電池や太陽
電池及び充電池を用いれば、駐車支援装置をルームミラ
ーに取り付けたり、吸盤でフロントガラスに取り付ける
こともできる。
【0033】ヨー角を検出するのに、ヨーレートセンサ
を用いたが、ヨー角を検出する手段は、ポジションジャ
イロを用いる方法や左右車輪にそれぞれ回転センサを装
着しそれらの回転差からヨー角を検出する方法でもよ
く、さらに、地磁気センサやGPSシステムを用いた方
法でもよい。
【0034】なお、上記の実施の形態1〜3において、
接近情報及び到達情報として、接近あるいは到達の目標
となる車両位置ごとに、スピーカ6から発する音の音量
及び音色を変えたり、内容の異なる音声を発するように
してもよい。また、案内手段は、スピーカに限られるも
のではなく、ブザー、LED、ランプでもよく、ディス
プレイ上に文字、マークを表示してもよい。さらに、ハ
ンドル等を介して運転者に伝達される振動でもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の駐車支援
装置の電源として車両のバッテリーからシガーライター
用のソケットを介して電力が供給されるので容易にコン
トローラは電力を得ることができる。また、同様に電源
として乾電池や太陽電池によって充電される充電池を使
えば容易にコントローラに電力を供給することができ
る。更にコントローラが案内手段を介して音で運転操作
情報を提供するので、運転者に大きな負担をかけること
なく駐車の際の運転操作情報を的確に案内して駐車スペ
ースに容易に駐車することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る駐車支援装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】 並列駐車を行なう場合の車両の動きを示す図
である。
【図3】 縦列駐車を行なう場合の車両の動きを示す図
である。
【図4】 実施の形態2に係る駐車支援装置の構成を示
すブロック図である。
【図5】 実施の形態3に係る駐車支援装置の構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1…コントローラ、2…ヨーレートセンサ、3…並列モ
ードスイッチ、4…縦列モードスイッチ、6…スピー
カ、7…シガーライター用のソケット、8…プラグ、9
…バッテリー、10…乾電池、11…充電池、12…太
陽電池。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60R 21/00 B60R 21/00 626G 626Z (72)発明者 山田 聡之 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 初期停止位置から一定の操舵角に保持し
    た状態での進行動作と、逆方向に操舵して一定の操舵角
    に保持した状態での進行動作とを所定回数行って駐車を
    するために用いられる駐車支援装置であって、 車両のヨー角を検出するヨー角検出手段と、 ヨー角の基準位置を設定する基準位置設定手段と、 運転者に運転操作の案内情報を出力するための案内手段
    と、 ヨー角検出手段により検出されたヨー角に基づいて駐車
    をするために必要な運転操作の案内情報を案内手段を介
    して運転者に提供するコントローラと、 コントローラに接続され且つ車両のシガーライター用の
    ソケットに着脱自在なプラグとを備え、 プラグをシガーライター用のソケットに装着して電源を
    得ることを特徴とする駐車支援装置。
  2. 【請求項2】 初期停止位置から一定の操舵角に保持し
    た状態での進行動作と、逆方向に操舵して一定の操舵角
    に保持した状態での進行動作とを所定回数行って駐車を
    するために用いられる駐車支援装置であって、 車両のヨー角を検出するヨー角検出手段と、 ヨー角の基準位置を設定する基準位置設定手段と、 運転者に運転操作の案内情報を出力するための案内手段
    と、 ヨー角検出手段により検出されたヨー角に基づいて駐車
    をするために必要な運転操作の案内情報を案内手段を介
    して運転者に提供するコントローラと、 コントローラに接続された電源供給用の電池とを備える
    ことを特徴とする駐車支援装置。
  3. 【請求項3】 前記駐車支援装置は発電手段を備え、前
    記電池は前記発電手段により充電される2次電池である
    ことを特徴とする請求項2に記載の駐車支援装置。
  4. 【請求項4】 前記発電手段は、太陽電池であることを
    特徴とする請求項3に記載の駐車支援装置。
  5. 【請求項5】 前記電池は1次電池であることを特徴と
    する請求項2に記載の駐車支援装置。
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