JP2003000607A - 内視鏡用クリップ装置 - Google Patents

内視鏡用クリップ装置

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JP2003000607A
JP2003000607A JP2001182760A JP2001182760A JP2003000607A JP 2003000607 A JP2003000607 A JP 2003000607A JP 2001182760 A JP2001182760 A JP 2001182760A JP 2001182760 A JP2001182760 A JP 2001182760A JP 2003000607 A JP2003000607 A JP 2003000607A
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JP
Japan
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clip
sheath
endoscope
arms
base end
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JP2001182760A
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English (en)
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Keiji Kunii
圭史 國井
Shinji Hayakawa
真司 早川
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Pentax Corp
Original Assignee
Pentax Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】クリップが患部血管等を挟み付けた状態に留置
された後に外力の作用等によって容易に脱落せず、しか
も留置時に周囲の粘膜面を傷つける恐れのない内視鏡用
クリップ装置を提供すること。 【解決手段】基端側で連結された一対の腕部2aがその
基端連結部2c付近を変形させることにより開閉するよ
うに形成されたクリップ2と、クリップ2の基端連結部
2c付近に係合することにより腕部2aを閉じた状態に
維持するクリップ閉じリング6とが、シース1の先端付
近にシース1から離脱可能に配置された内視鏡用クリッ
プ装置において、クリップ2の一対の腕部2aの対向面
に滑り止め被膜2mをコーティングした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内視鏡の処置具
挿通チャンネルに通して使用されて、体内の止血等を行
うために用いられる内視鏡用クリップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡用クリップ装置は一般に、クリッ
プの一対の腕部が基端側で連結されていて、患部血管を
押圧するための爪状部が一対の腕部の先端から内方に突
出形成されている。
【0003】クリップは、基端連結部付近を変形させる
ことにより腕部が開閉するようになっており、その基端
連結部付近に係合することによりクリップの腕部を閉じ
た状態に維持するクリップ閉じリングが設けられてい
る。
【0004】そのような構成により、クリップ閉じリン
グをクリップの基端連結部付近に係合させて、爪状部で
患部血管等を挟み付ける状態にクリップを留置させるこ
とができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、クリップの爪
状部で単に患部血管等を挟み付けただけの状態では留置
力が非常に不安定であり、外力の作用等によってクリッ
プが容易に脱落してしまう場合がある。
【0006】そこで、クリップの腕部どうしの対向面に
突起加工を施したものがあるが(特開平9−28998
9号)、図5に示されるように、クリップ2を広げて押
し付けたときに、突起2xが患部血管の周囲の粘膜面に
刺さって傷つけてしまう恐れがある。
【0007】そこで本発明は、クリップが患部血管等を
挟み付けた状態に留置された後に外力の作用等によって
容易に脱落せず、しかも留置時に周囲の粘膜面を傷つけ
る恐れのない内視鏡用クリップ装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡用クリップ装置は、基端側で連結さ
れた一対の腕部がその基端連結部付近を変形させること
により開閉するように形成されたクリップと、クリップ
の基端連結部付近に係合することにより腕部を閉じた状
態に維持するクリップ閉じリングとが、シースの先端付
近にシースから離脱可能に配置された内視鏡用クリップ
装置において、クリップの一対の腕部の対向面に滑り止
め被膜をコーティングしたものである。
【0009】なお、滑り止め被膜としては、粒子状物質
を合成樹脂剤に混合したもの等を用いることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施例を
説明する。図1は内視鏡用クリップ装置の先端部分を示
しており、図示されていない内視鏡の処置具挿通チャン
ネルに挿脱される可撓性のシース1は、例えば四フッ化
エチレン樹脂チューブによって形成されている。
【0011】シース1の基端には、図示されていない操
作部が連結されており、その操作部での操作によって軸
線方向に進退駆動される操作ワイヤ3が、シース1の軸
線位置にほぼ全長にわたって挿通配置されている。
【0012】操作ワイヤ3の先端部分には、クリップ連
結フック4がつなぎ部材5を介して連結され、クリップ
2の基端連結部2cがクリップ連結フック4の先端の鉤
状部分に引っ掛けられた状態に連結されている。
【0013】クリップ2は、例えばバネ用ステンレス鋼
板材等を曲げて一つながりに形成されており、α状に形
成された基端連結部2cから広がって前方に延出した一
対の腕部2aの各先端部分に、爪状部2bが内方に曲げ
られて突出形成されている。
【0014】そして、クリップ2の各腕部2aの先側半
部の対向面(即ち、内向きの面)には、クリップ2を単
体で図示する図2にも示されるように、例えばセラミッ
クス粒子等のような粒子状物質をエポキシ樹脂等のよう
な合成樹脂剤に混合して形成された滑り止め被膜2mが
コーティングされている。
【0015】ただし、粒子状物質としては、低分子、高
分子等の有機化合物や、セラミックッス以外の無機化合
物、白金その他の金属粉末その他の物質を用いることが
できる。
【0016】また、合成樹脂剤としては、ポリエチレン
樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタ
ン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、シリコン樹脂、アクリル
樹脂その他の合成樹脂を用いることができる。
【0017】図1にはクリップ2が広がった状態が実線
で示されているが、シース1を内視鏡の処置具挿通チャ
ンネルに挿入する際には、二点鎖線で示されるように、
クリップ2を弾性変形して窄んだ状態でシース1の先端
内に格納しておく。
【0018】また、クリップ連結フック4の基端部分
は、つなぎ部材5から突設された支持ピン5aに回転自
在に係合した状態に連結されているので、操作ワイヤ3
を前方に少し大きく送り出すことにより、クリップ連結
フック4の姿勢を傾かせてクリップ2に対する係合を容
易に解くことができる。ただし、クリップ連結フック4
の先端部分を変形又は破断させることによりクリップ2
との係合が外れるようにしてもよい。
【0019】シース1内には、基端側から進退操作され
る可撓性のリング操作管7がシース1の内面に沿って配
置されており、その先端には、クリップ2の基端連結部
2cを変形させるための短筒状のクリップ閉じリング6
が取り付けられている。なお、リング操作管7は可撓性
チューブによって形成されているが、密着巻きコイル等
を用いてもよい。
【0020】クリップ閉じリング6は、前方に離脱自在
にリング操作管7の先端部分に嵌め込まれている。そし
て、クリップ2の基端連結部2cがクリップ閉じリング
6内に引き込まれることによりクリップ2が変形し、そ
れによって腕部2aが閉じられる。
【0021】クリップ閉じリング6内には、クリップ連
結フック4の先端に連結されたクリップ2ががたつかな
いようにするための粘着性の低い粘着剤9が充填されて
いる。ただし、クリップ2がクリップ閉じリング6内に
引き込まれれば、それによって粘着剤9は内側へ押し出
される。
【0022】このように構成された内視鏡用クリップ装
置を使用する際には、図示されていない内視鏡の処置具
挿通チャンネルにシース1を通し、クリップ2がシース
1の先端から前方に出た状態にする。
【0023】そして、シース1の先端が内視鏡の先端か
ら突出したら、クリップ閉じリング6をシース1の先端
から突き出して操作ワイヤ3を手元側に牽引することに
より、クリップ2の基端連結部2cがクリップ閉じリン
グ6内に引き込まれ、図3に示されるようにクリップ2
が大きく広がった状態になる。
【0024】このようにして大きく広がったクリップ2
で患部血管を把持しようとする際には、腕部2aの内面
にコーティングされた滑り止め被膜2mが周囲の粘膜面
に押し付けられるが、滑り止め被膜2mはざらつきのあ
る平らな面に過ぎないので、粘膜面が傷つくようなこと
はない。
【0025】そこで、さらにクリップ閉じリング6を操
作部側から押し出し(又は、操作ワイヤ3を操作部側か
ら牽引し)て、クリップ2の腕部2a部分までクリップ
閉じリング6内に嵌め込むことにより、一対の腕部2a
が平行に狭く閉じた状態になり、爪状部2bが患部血管
100を挟み付けた状態になる(図4参照)。
【0026】そこで、クリップ連結フック4をクリップ
2から外して、シース1側の部分全体を手元側に引き去
ることにより、図4に示されるように、クリップ閉じリ
ング6と共にクリップ2が患部血管100に留置され
る。
【0027】このような留置状態においては、患部血管
100からの出血が爪状部2bによる挟み付けによって
止められ、摩擦力の強い滑り止め被膜2mが患部血管1
00の側面を押圧した状態になっているので、クリップ
2が外力の作用等によって容易に脱落しない。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、クリップの一対の腕部
の対向面に滑り止め被膜をコーティングしたことによ
り、クリップが患部血管等を挟み付けた状態に留置され
た後に外力の作用等によって容易に脱落せず、しかも留
置時にクリップが押し付けられる周囲の粘膜面を傷つけ
る恐れがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の内視鏡用クリップ装置の先端
部分の側面断面図である。
【図2】本発明の実施例の内視鏡用クリップ装置のクリ
ップの単体斜視図である。
【図3】本発明の実施例の内視鏡用クリップ装置の留置
動作中の先端部分の側面断面図である。
【図4】本発明の実施例の内視鏡用クリップ装置の留置
状態の先端部分の側面断面図である。
【図5】従来の内視鏡用クリップ装置の留置動作中の先
端部分の側面断面図である。
【符号の説明】
1 シース 2 クリップ 2a 腕部 2b 爪状部 2c 基端連結部 2m 滑り止め被膜 3 操作ワイヤ 4 クリップ連結フック 6 クリップ閉じリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基端側で連結された一対の腕部がその基端
    連結部付近を変形させることにより開閉するように形成
    されたクリップと、上記クリップの基端連結部付近に係
    合することにより上記腕部を閉じた状態に維持するクリ
    ップ閉じリングとが、シースの先端付近に上記シースか
    ら離脱可能に配置された内視鏡用クリップ装置におい
    て、 上記クリップの一対の腕部の対向面に滑り止め被膜をコ
    ーティングしたことを特徴とする内視鏡用クリップ装
    置。
  2. 【請求項2】上記滑り止め被膜が、粒子状物質を合成樹
    脂剤に混合して形成されている請求項1記載の内視鏡用
    クリップ装置。
JP2001182760A 2001-06-18 2001-06-18 内視鏡用クリップ装置 Withdrawn JP2003000607A (ja)

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Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110090065A (zh) * 2019-04-25 2019-08-06 安徽医科大学第一附属医院 一种夹头释放钳
WO2021210091A1 (ja) * 2020-04-15 2021-10-21 オリンパス株式会社 処置デバイス

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JPH07194606A (ja) * 1989-12-11 1995-08-01 Edward Weck Inc 外科用クリップの管壁グリップの改善方法、止血クリップ及び動脈瘤クリップ

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