JP2003000431A - 電磁波遮蔽容器及び電磁波遮蔽シール - Google Patents
電磁波遮蔽容器及び電磁波遮蔽シールInfo
- Publication number
- JP2003000431A JP2003000431A JP2001186203A JP2001186203A JP2003000431A JP 2003000431 A JP2003000431 A JP 2003000431A JP 2001186203 A JP2001186203 A JP 2001186203A JP 2001186203 A JP2001186203 A JP 2001186203A JP 2003000431 A JP2003000431 A JP 2003000431A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electromagnetic wave
- wave shielding
- cup
- seal
- shielding container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Package Specialized In Special Use (AREA)
- Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
- Electric Ovens (AREA)
- Cookers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明の課題は、料理された、暖める必要のな
いものを電磁波から遮蔽することによって温度の上昇を
抑え適温に保つことである。 【解決手段】電磁波を遮断するカップとシールを備え、
熱伝導を防ぐため合成樹脂をカップとシールに被着させ
た電磁波遮蔽容器であって、電磁波遮蔽容器に備えられ
たカップとシールにより電磁波を遮蔽することによっ
て、温度の上昇を抑えることができる。そして、暖める
必要のあるものに暖める必要のないものが添えられたも
のを同時に電子レンジ等で暖めなければならない必要性
を生じた場合に、暖める必要のあるものと暖める必要の
ないものに温度差が付けられることになり、それぞれの
適温状態を保つことができる。また、本発明は、電磁波
を遮蔽するカップとシールに熱伝導を防ぐため、該カッ
プとシールに合成樹脂を被着させることにより、電磁波
が原因で飛び散る火花も無くなり、安全性も高まる。
いものを電磁波から遮蔽することによって温度の上昇を
抑え適温に保つことである。 【解決手段】電磁波を遮断するカップとシールを備え、
熱伝導を防ぐため合成樹脂をカップとシールに被着させ
た電磁波遮蔽容器であって、電磁波遮蔽容器に備えられ
たカップとシールにより電磁波を遮蔽することによっ
て、温度の上昇を抑えることができる。そして、暖める
必要のあるものに暖める必要のないものが添えられたも
のを同時に電子レンジ等で暖めなければならない必要性
を生じた場合に、暖める必要のあるものと暖める必要の
ないものに温度差が付けられることになり、それぞれの
適温状態を保つことができる。また、本発明は、電磁波
を遮蔽するカップとシールに熱伝導を防ぐため、該カッ
プとシールに合成樹脂を被着させることにより、電磁波
が原因で飛び散る火花も無くなり、安全性も高まる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、周波数の高い電磁
波によって誘電体部材を暖める際に、加熱したいもの
と、加熱したくないものとが混在して収容されている場
合、両方が適温に保てる電磁波遮蔽容器及び電磁波遮蔽
シールに関するものである。特に容器の中にご飯、おか
ず、あるいは生野菜、フルーツ類等が混在して収容され
ている弁当箱に使用すると非常に効果的である電磁波遮
蔽容器及び電磁波遮蔽シールに関するものである。
波によって誘電体部材を暖める際に、加熱したいもの
と、加熱したくないものとが混在して収容されている場
合、両方が適温に保てる電磁波遮蔽容器及び電磁波遮蔽
シールに関するものである。特に容器の中にご飯、おか
ず、あるいは生野菜、フルーツ類等が混在して収容され
ている弁当箱に使用すると非常に効果的である電磁波遮
蔽容器及び電磁波遮蔽シールに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】スーパーマーケットやコンビニエンスス
トアで、販売している弁当の料理された内容物は時間の
経過と共に冷めてしまう。しかし、この弁当は電子レン
ジによって加熱する際に、弁当の中に入っている生野菜
類、フルーツ類等はそのまま加熱されてしまう。このよ
うに、弁当を暖めたい時に、暖めたいもの例えばご飯、
及び暖める必要のないもの例えば生野菜やフルーツ等を
一緒に電子レンジで暖めなければならない場合がよく生
じる。しかしながら、暖めたくないものも同時に暖めて
しまうことによって、そのもの自体の味が落ちるばかり
か全体的に料理自体の味が低下したように感じられるよ
うになる。このように電磁波（例えばマイクロ波）でも
のを暖める装置、例えば電子レンジ等で暖める必要のあ
るものと暖めたくないものが同時に暖める必要性が生じ
た場合、温度差を付けられれば、非常に全体として料理
自体の味も良くなる。そして、その料理を食する者にと
っても美味しく食事をすることができ非常に効果的であ
る。また、上記問題を解決するために、例えば、特開平
９−１３２２７９号公報における電磁波遮蔽容器及び電
磁波遮蔽シートは電磁波を遮蔽し、尚且つ、孔により中
身がみえる構成を採っている。
トアで、販売している弁当の料理された内容物は時間の
経過と共に冷めてしまう。しかし、この弁当は電子レン
ジによって加熱する際に、弁当の中に入っている生野菜
類、フルーツ類等はそのまま加熱されてしまう。このよ
うに、弁当を暖めたい時に、暖めたいもの例えばご飯、
及び暖める必要のないもの例えば生野菜やフルーツ等を
一緒に電子レンジで暖めなければならない場合がよく生
じる。しかしながら、暖めたくないものも同時に暖めて
しまうことによって、そのもの自体の味が落ちるばかり
か全体的に料理自体の味が低下したように感じられるよ
うになる。このように電磁波（例えばマイクロ波）でも
のを暖める装置、例えば電子レンジ等で暖める必要のあ
るものと暖めたくないものが同時に暖める必要性が生じ
た場合、温度差を付けられれば、非常に全体として料理
自体の味も良くなる。そして、その料理を食する者にと
っても美味しく食事をすることができ非常に効果的であ
る。また、上記問題を解決するために、例えば、特開平
９−１３２２７９号公報における電磁波遮蔽容器及び電
磁波遮蔽シートは電磁波を遮蔽し、尚且つ、孔により中
身がみえる構成を採っている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記出願に係
る発明は生野菜やフルーツ等から電磁波を遮蔽でき、ま
た中身は識別できるが、構造面や製造面で難点がある。
本発明は、以上のような課題を解決するためのものであ
り、本発明の電磁波遮蔽容器は簡単に製造ができ、ま
た、電磁波遮蔽シールの取り扱いも簡単にできる。尚且
つ、暖めたく無いものが全体的に識別出来ることと、電
子レンジで同時に加熱しても、所望の内容物が適温に保
てる電磁波遮蔽容器及び電磁波遮蔽シールを提供するこ
とを目的とする。
る発明は生野菜やフルーツ等から電磁波を遮蔽でき、ま
た中身は識別できるが、構造面や製造面で難点がある。
本発明は、以上のような課題を解決するためのものであ
り、本発明の電磁波遮蔽容器は簡単に製造ができ、ま
た、電磁波遮蔽シールの取り扱いも簡単にできる。尚且
つ、暖めたく無いものが全体的に識別出来ることと、電
子レンジで同時に加熱しても、所望の内容物が適温に保
てる電磁波遮蔽容器及び電磁波遮蔽シールを提供するこ
とを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、加熱したいものと加熱したくないものが混在して収
容されている容器であって、該容器の内部の加熱したく
ないものを収容する部分にカップを嵌合し、該容器の側
面部にシールを設置し、上記カップ及び上記シールは、
電磁波を照射しても電磁波を遮蔽することを特徴とす
る。
に、加熱したいものと加熱したくないものが混在して収
容されている容器であって、該容器の内部の加熱したく
ないものを収容する部分にカップを嵌合し、該容器の側
面部にシールを設置し、上記カップ及び上記シールは、
電磁波を照射しても電磁波を遮蔽することを特徴とす
る。
【０００５】上記カップ及び上記電磁波遮蔽シールは、
アルミニウムあるいは、アルミニウムを主成分とした合
金部材から成る。上記カップの形状は、切断面が任意形
状であること、上記カップ及び電磁波遮蔽シールは、熱
伝導を妨げる合成樹脂を被着させ、上記電磁波遮蔽容器
は、加熱したくないものを収容する部分に、上記カップ
が、上記電磁波遮蔽容器の内部に接着して一体化してい
ること、またはアルミニウム、あるいはアルミニウムを
主成分とした合金を鍍着するように構成されている。
アルミニウムあるいは、アルミニウムを主成分とした合
金部材から成る。上記カップの形状は、切断面が任意形
状であること、上記カップ及び電磁波遮蔽シールは、熱
伝導を妨げる合成樹脂を被着させ、上記電磁波遮蔽容器
は、加熱したくないものを収容する部分に、上記カップ
が、上記電磁波遮蔽容器の内部に接着して一体化してい
ること、またはアルミニウム、あるいはアルミニウムを
主成分とした合金を鍍着するように構成されている。
【０００６】また、上記電磁波遮蔽シールは、上記電磁
波遮蔽容器の上蓋の部分に貼着可能であるように構成さ
れている。
波遮蔽容器の上蓋の部分に貼着可能であるように構成さ
れている。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、本発明に係わる実施
例である電磁波遮蔽容器を説明する図である。一般的
に、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等で、
販売している弁当の容器内には、加熱して暖めたい時
に、暖めたいものと暖めたくないものが混在して収容さ
れている。本発明は、電磁波照射装置、例えば、電子レ
ンジ等で暖めたくない内容物に電磁波（マイクロ波）を
照射しても、電磁波を遮蔽でき、適温に保つことが出来
る。また、加熱する時に、電磁波遮蔽シールを弁当箱の
上蓋に貼着するので、弁当を購入する際でも暖めたくな
い内容物の中身を事前に知ることができるものである。
図１は本発明の実施例を示した図である。図１に示され
ているのは弁当箱に使用する電磁波遮蔽容器１１であ
る。電磁波遮蔽容器の内部構成として、内容物を入れる
部分１２(a)、１２（ｂ）、１２（ｃ）と上蓋１３と及
び電磁波遮蔽のための電磁波遮蔽シール１４が示されて
いる。例えば、図１で示されている容積が広い部分１２
（a）にはご飯、図の手前の容積が小さい凹の部分１２
（ｂ）には暖めたくない内容物、そして、それに隣接し
た小さな凹の部分１２（ｃ）にはご飯以外で暖めたい内
容物を入れておく３つの部分に区分された電磁波遮蔽容
器１１である。また、内容物を入れる主要部分１２
(a)、１２（ｂ）、１２（ｃ）は電磁波遮蔽容器１１と
同様に合成樹脂製部材で加工されている。上記電磁波遮
蔽容器１１の内容物に電磁波を照射して暖めたくないも
のとを加熱しないようにする上記電磁波遮蔽容器１１
は、上記主要部分の合成樹脂製部材の上記容積が小さく
仕切られた凹の部分１２（ｂ）の暖めたくないものを収
容する部分がアルミニウム、またはアルミニウムを主成
分としたカップ２１が嵌合できるように形状が加工され
ている。あるいは、上記電磁波遮蔽容器１１の上記凹の
部分１２（ｂ）にアルミニウム、あるいはアルミニウム
合金を鍍着して一体化する、または、上記カップ２１を
接着してもよい。さらに、上記カップ２１と、上記電磁
波遮蔽容器１１の内部に鍍着したアルミニウム、あるい
はアルミニウム合金に、熱伝導を妨げるための合成樹脂
を被着させてもよい。また、上記電磁波遮蔽シール１４
は図１においては、上記電磁波遮蔽容器の側面部分に貼
られているように描かれているが、必ずしも、側面部分
でなくとも良い。つまり上記電磁波遮蔽容器１１の外側
の下底に貼られていても良い。また、上記電磁波遮蔽シ
ール１４の材質は、アルミニウム、あるいはアルミニウ
ムを主成分とした合金である。そして、上記電磁波遮蔽
容器１１を暖めたい時に、上記電磁波遮蔽シール１４を
該容器１１の側面部分あるいは、下底部分から剥がし
て、暖めたくない内容物が位置する真上の上蓋部分に上
記電磁波遮蔽シール１４を貼る。上記電磁波遮蔽容器１
１を暖めたい時に上記電磁波遮蔽シール１４を貼るの
で、暖めたくない内容物が何であるかを事前に確認して
購入することができる。また、図では切断面の形状は四
角形が描かれているが、形状は任意形状で良い。例え
ば、円形、四角形、ひし形、あるいは台形等である。
を参照しながら説明する。図1は、本発明に係わる実施
例である電磁波遮蔽容器を説明する図である。一般的
に、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等で、
販売している弁当の容器内には、加熱して暖めたい時
に、暖めたいものと暖めたくないものが混在して収容さ
れている。本発明は、電磁波照射装置、例えば、電子レ
ンジ等で暖めたくない内容物に電磁波（マイクロ波）を
照射しても、電磁波を遮蔽でき、適温に保つことが出来
る。また、加熱する時に、電磁波遮蔽シールを弁当箱の
上蓋に貼着するので、弁当を購入する際でも暖めたくな
い内容物の中身を事前に知ることができるものである。
図１は本発明の実施例を示した図である。図１に示され
ているのは弁当箱に使用する電磁波遮蔽容器１１であ
る。電磁波遮蔽容器の内部構成として、内容物を入れる
部分１２(a)、１２（ｂ）、１２（ｃ）と上蓋１３と及
び電磁波遮蔽のための電磁波遮蔽シール１４が示されて
いる。例えば、図１で示されている容積が広い部分１２
（a）にはご飯、図の手前の容積が小さい凹の部分１２
（ｂ）には暖めたくない内容物、そして、それに隣接し
た小さな凹の部分１２（ｃ）にはご飯以外で暖めたい内
容物を入れておく３つの部分に区分された電磁波遮蔽容
器１１である。また、内容物を入れる主要部分１２
(a)、１２（ｂ）、１２（ｃ）は電磁波遮蔽容器１１と
同様に合成樹脂製部材で加工されている。上記電磁波遮
蔽容器１１の内容物に電磁波を照射して暖めたくないも
のとを加熱しないようにする上記電磁波遮蔽容器１１
は、上記主要部分の合成樹脂製部材の上記容積が小さく
仕切られた凹の部分１２（ｂ）の暖めたくないものを収
容する部分がアルミニウム、またはアルミニウムを主成
分としたカップ２１が嵌合できるように形状が加工され
ている。あるいは、上記電磁波遮蔽容器１１の上記凹の
部分１２（ｂ）にアルミニウム、あるいはアルミニウム
合金を鍍着して一体化する、または、上記カップ２１を
接着してもよい。さらに、上記カップ２１と、上記電磁
波遮蔽容器１１の内部に鍍着したアルミニウム、あるい
はアルミニウム合金に、熱伝導を妨げるための合成樹脂
を被着させてもよい。また、上記電磁波遮蔽シール１４
は図１においては、上記電磁波遮蔽容器の側面部分に貼
られているように描かれているが、必ずしも、側面部分
でなくとも良い。つまり上記電磁波遮蔽容器１１の外側
の下底に貼られていても良い。また、上記電磁波遮蔽シ
ール１４の材質は、アルミニウム、あるいはアルミニウ
ムを主成分とした合金である。そして、上記電磁波遮蔽
容器１１を暖めたい時に、上記電磁波遮蔽シール１４を
該容器１１の側面部分あるいは、下底部分から剥がし
て、暖めたくない内容物が位置する真上の上蓋部分に上
記電磁波遮蔽シール１４を貼る。上記電磁波遮蔽容器１
１を暖めたい時に上記電磁波遮蔽シール１４を貼るの
で、暖めたくない内容物が何であるかを事前に確認して
購入することができる。また、図では切断面の形状は四
角形が描かれているが、形状は任意形状で良い。例え
ば、円形、四角形、ひし形、あるいは台形等である。
【０００８】図２は電磁波遮蔽容器における電磁波を遮
蔽するカップを説明する図が示されている。図１に上記
電磁波遮蔽容器１１の内部には、加熱したくないものを
収容する部分１２（ｂ）に上記カップ２１が嵌合されて
いる。上記カップ２１はアルミニウム、あるいはアルミ
ニウムを主成分とした合金部材である。上記カップ２１
の形状は図２に示すように上記電磁波遮蔽容器１１の暖
めたくないものを入れておく凹の部分１２（ｂ）に嵌合
するようなカップ状に形作られている。ここで上記カッ
プ２１の深さ２２は、上記電磁波遮蔽容器１１の凹の部
分１２（ｂ）に嵌合して該電磁波遮蔽容器１１に上蓋１
３を被せた時に、上記カップ２１の上面の切断面と接触
するように構成されている。これは出来るだけ暖めたく
ない内容物に電磁波が当たらないようにするための構成
である。更に、上記カップ２１に合成樹脂を被着させる
ことにより、電磁波による上記アルミ二ウム、あるいは
アルミ二ウム合金の部材から火花も飛び散ることが無く
なり、安全性も高まる。このことは以下図４で示される
実験で明らかになった。
蔽するカップを説明する図が示されている。図１に上記
電磁波遮蔽容器１１の内部には、加熱したくないものを
収容する部分１２（ｂ）に上記カップ２１が嵌合されて
いる。上記カップ２１はアルミニウム、あるいはアルミ
ニウムを主成分とした合金部材である。上記カップ２１
の形状は図２に示すように上記電磁波遮蔽容器１１の暖
めたくないものを入れておく凹の部分１２（ｂ）に嵌合
するようなカップ状に形作られている。ここで上記カッ
プ２１の深さ２２は、上記電磁波遮蔽容器１１の凹の部
分１２（ｂ）に嵌合して該電磁波遮蔽容器１１に上蓋１
３を被せた時に、上記カップ２１の上面の切断面と接触
するように構成されている。これは出来るだけ暖めたく
ない内容物に電磁波が当たらないようにするための構成
である。更に、上記カップ２１に合成樹脂を被着させる
ことにより、電磁波による上記アルミ二ウム、あるいは
アルミ二ウム合金の部材から火花も飛び散ることが無く
なり、安全性も高まる。このことは以下図４で示される
実験で明らかになった。
【０００９】図３は、実施例に係わる電磁波遮蔽容器の
側断面を説明する図である。上記図２で述べたように上
記カップ２１の深さ２２は上記上蓋１３に接触するよう
に特出した上記カップ２１の上端部分３１を持つように
構成されている。また、上記電磁波遮蔽容器１１の側面
上に上記電磁波遮蔽シール１４が備えられている。上記
電磁波遮蔽シール１４は、必ずしも上記電磁波遮蔽容器
１１の側面上に設けられていなくても良い。例えば、上
記電磁波遮蔽容器１１の側面の下底部分に備えても良
い。
側断面を説明する図である。上記図２で述べたように上
記カップ２１の深さ２２は上記上蓋１３に接触するよう
に特出した上記カップ２１の上端部分３１を持つように
構成されている。また、上記電磁波遮蔽容器１１の側面
上に上記電磁波遮蔽シール１４が備えられている。上記
電磁波遮蔽シール１４は、必ずしも上記電磁波遮蔽容器
１１の側面上に設けられていなくても良い。例えば、上
記電磁波遮蔽容器１１の側面の下底部分に備えても良
い。
【００１０】図４は、実施例に使用するカップ及びシー
ルの材質を使った実験結果である。まず、アルミホイル
は加熱直後の対象物の温度は２４℃、５分後は２７℃に
なる。穴を開けたアルミホイル（穴あきアルミホイル）
は加熱直後の対象物の温度は２４℃、５分後は２７℃に
なる。次に、穴を開けサランラップを貼り合せたアルミ
ホイル（穴あき・ラップアルミホイル）は加熱直後の対
象物の温度は２４℃、５分後は２５℃になる。アルミホ
イルで出来たカップ（アルミカップ）は加熱直後の対象
物の温度は２５℃、５分後は２７℃になる。アルミホイ
ルで出来たケーキ用カップ（ケーキ用アルミカップ）は
加熱直後の対象物の温度は２３℃、５分後は２５℃にな
る。そして、単なる対象物だけ（周りの野菜）は加熱直
後の温度は６２℃、５分後は４４℃になる。このことか
らも分かるように本発明の電磁波遮蔽容器により確実に
対象物の温度を適度な温度にすることが出来る。この様
に、既に料理されており、該料理が冷えきってしまって
いて、再度、暖める必要性が生じた時に非常に効果が高
まる。つまり、該料理が暖める必要のあるものに内容物
が添設されている場合、尚且つ該料理を同時に電子レン
ジ等で暖めなければならない必要性が生じた場合に、本
発明の電磁波遮蔽容器の内部の上記カップ２１と上記電
磁波遮蔽シール１４が内容物を取り囲むように設置され
ることにより、暖める必要のあるものが暖められ、暖め
る必要のない内容物は適度な温度に保たれる。
ルの材質を使った実験結果である。まず、アルミホイル
は加熱直後の対象物の温度は２４℃、５分後は２７℃に
なる。穴を開けたアルミホイル（穴あきアルミホイル）
は加熱直後の対象物の温度は２４℃、５分後は２７℃に
なる。次に、穴を開けサランラップを貼り合せたアルミ
ホイル（穴あき・ラップアルミホイル）は加熱直後の対
象物の温度は２４℃、５分後は２５℃になる。アルミホ
イルで出来たカップ（アルミカップ）は加熱直後の対象
物の温度は２５℃、５分後は２７℃になる。アルミホイ
ルで出来たケーキ用カップ（ケーキ用アルミカップ）は
加熱直後の対象物の温度は２３℃、５分後は２５℃にな
る。そして、単なる対象物だけ（周りの野菜）は加熱直
後の温度は６２℃、５分後は４４℃になる。このことか
らも分かるように本発明の電磁波遮蔽容器により確実に
対象物の温度を適度な温度にすることが出来る。この様
に、既に料理されており、該料理が冷えきってしまって
いて、再度、暖める必要性が生じた時に非常に効果が高
まる。つまり、該料理が暖める必要のあるものに内容物
が添設されている場合、尚且つ該料理を同時に電子レン
ジ等で暖めなければならない必要性が生じた場合に、本
発明の電磁波遮蔽容器の内部の上記カップ２１と上記電
磁波遮蔽シール１４が内容物を取り囲むように設置され
ることにより、暖める必要のあるものが暖められ、暖め
る必要のない内容物は適度な温度に保たれる。
【００１１】
【発明の効果】本発明の効果は、暖める必要のあるもの
に暖める必要がない内容物が添えられたものを同時に電
子レンジ等で暖めなければならない必要性を生じた場合
に、暖めたくない内容物の周りを簡単にシールドするこ
とにより電磁波が遮蔽でき、内容物の必要以上の温度上
昇を抑えることができる。そして、暖める必要のあるも
のと暖める必要がない内容物に温度差を付けられること
より、内容物が適温状態を保つことができ、内容物の温
度を適温に保つことにより料理を美味しく食することが
出来る。また、カップ２１に合成樹脂を覆い被せること
により電磁波による火花が飛び散るということを阻止す
ることができ、安全性がさらに高まる。
に暖める必要がない内容物が添えられたものを同時に電
子レンジ等で暖めなければならない必要性を生じた場合
に、暖めたくない内容物の周りを簡単にシールドするこ
とにより電磁波が遮蔽でき、内容物の必要以上の温度上
昇を抑えることができる。そして、暖める必要のあるも
のと暖める必要がない内容物に温度差を付けられること
より、内容物が適温状態を保つことができ、内容物の温
度を適温に保つことにより料理を美味しく食することが
出来る。また、カップ２１に合成樹脂を覆い被せること
により電磁波による火花が飛び散るということを阻止す
ることができ、安全性がさらに高まる。
【図１】実施例である電磁波遮蔽容器を説明する図であ
る。
る。
【図２】実施例である電磁波遮蔽カップを説明する図で
ある。
ある。
【図３】実施例である電磁波遮蔽容器の側断面を説明す
る図である。
る図である。
【図４】実施例の実験結果である。
１１ 電磁波遮蔽容器
１２(a)、（ｂ）、（ｃ） 内容物保存領域
１３ 上蓋
１４ 電磁波遮蔽シール
２１ カップ
３１ カップ上端部分
Claims (6)
- 【請求項１】加熱したいものと加熱したくないものが混
在して収容されている容器であって、該容器の内部の加
熱したくないものを収容する部分にカップを嵌合し、該
容器の側面部にシールを設置し、前記カップ及び前記シ
ールは、電磁波を照射しても電磁波を遮蔽することを特
徴とする電磁波遮蔽容器。 - 【請求項２】前記カップ及び前記シールは、アルミニウ
ム、あるいはアルミニウムを主成分とした合金部材から
成ることを特徴とする請求項１に記載の電磁波遮蔽容
器。 - 【請求項３】前記カップの形状は、切断面が任意形状で
あることを特徴とする請求項１または２に記載の電磁波
遮蔽容器。 - 【請求項４】前記カップ及びシールは、熱伝導を妨げる
合成樹脂を被着させたことを特徴とする請求項２に記載
の電磁波遮蔽容器。 - 【請求項５】前記電磁波遮蔽容器は、加熱したくないも
のを収容する部分に、前記カップが、前記電磁波遮蔽容
器の内部に接着して一体化していること、またはアルミ
ニウム、あるいはアルミニウムを主成分とした合金を鍍
着していることを特徴とする請求項１乃至４の何れか１
項に記載の電磁波遮蔽容器。 - 【請求項６】前記シールは、前記電磁波遮蔽容器の上蓋
の部分に貼着可能であることを特徴とする請求項１乃至
５の何れか１項に記載の電磁波遮蔽容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001186203A JP2003000431A (ja) | 2001-06-20 | 2001-06-20 | 電磁波遮蔽容器及び電磁波遮蔽シール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001186203A JP2003000431A (ja) | 2001-06-20 | 2001-06-20 | 電磁波遮蔽容器及び電磁波遮蔽シール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003000431A true JP2003000431A (ja) | 2003-01-07 |
Family
ID=19025668
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001186203A Pending JP2003000431A (ja) | 2001-06-20 | 2001-06-20 | 電磁波遮蔽容器及び電磁波遮蔽シール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003000431A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005206238A (ja) * | 2003-12-25 | 2005-08-04 | Toyo Ekco Kk | 電子レンジ調理用容器及びこれを用いた部分非加熱調理方法 |
| JP2013531584A (ja) * | 2010-05-27 | 2013-08-08 | トーラス パク リサーチ アンド デベロップメント エスエーアールエル | 付属の食品容器を備える食品パッケージ |
-
2001
- 2001-06-20 JP JP2001186203A patent/JP2003000431A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005206238A (ja) * | 2003-12-25 | 2005-08-04 | Toyo Ekco Kk | 電子レンジ調理用容器及びこれを用いた部分非加熱調理方法 |
| JP2013531584A (ja) * | 2010-05-27 | 2013-08-08 | トーラス パク リサーチ アンド デベロップメント エスエーアールエル | 付属の食品容器を備える食品パッケージ |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CA2638530C (en) | Multi-compartment microwaveable food container | |
| US8772685B2 (en) | Microwave steam cooking container system | |
| US20090042705A1 (en) | Multi-Compartment Microwaveable Food Container | |
| US20130273213A1 (en) | Packaging for food products | |
| US8497455B2 (en) | Microwave cooking containers with shielding | |
| CA2732117C (en) | Microwave cooking containers with shielding | |
| US4763790A (en) | Heat treatable containers | |
| JPH10129742A (ja) | 蓋付き容器 | |
| US9162809B2 (en) | Food package with supplementary food container | |
| JP2003000431A (ja) | 電磁波遮蔽容器及び電磁波遮蔽シール | |
| JP2006076657A (ja) | レンジ加熱用容器入り食品及び容器 | |
| JPH04102272U (ja) | 電子レンジ用容器 | |
| JPH0451594Y2 (ja) | ||
| JPH03308B2 (ja) | ||
| JP6476456B2 (ja) | マイクロ波遮蔽体 | |
| KR200271037Y1 (ko) | 분리 가능한 일회용 전자레인지 용기 | |
| JP3315247B2 (ja) | 冷凍食品の調理方法 | |
| JPH0589278U (ja) | 弁当箱 | |
| JP2005270300A (ja) | 容器入り即席食品及びその調理方法 | |
| AU2014254322A1 (en) | Multi-temp square tray design | |
| JP2630565B2 (ja) | 保存剤付加工食品入り容器用ラベルおよび保存剤付加工食品入り容器用ラベルと容器との組合せ | |
| US20050029254A1 (en) | Microwave reflecting container | |
| JPH0735174B2 (ja) | 包装用容器 | |
| JPH0866305A (ja) | 電子レンジ用調理容器 | |
| JP2000355376A (ja) | 弁当箱 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20031111 |