JP2002544451A - 無段変速機の変速比の手動設定方法 - Google Patents

無段変速機の変速比の手動設定方法

Info

Publication number
JP2002544451A
JP2002544451A JP2000617353A JP2000617353A JP2002544451A JP 2002544451 A JP2002544451 A JP 2002544451A JP 2000617353 A JP2000617353 A JP 2000617353A JP 2000617353 A JP2000617353 A JP 2000617353A JP 2002544451 A JP2002544451 A JP 2002544451A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
curve
ratio
engine
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000617353A
Other languages
English (en)
Inventor
パトリック、シュパイヒャー
ラルフ、ボーンドラン
アントン、ベルテ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Batavia Transmission LLC
Original Assignee
ZF Batavia LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ZF Batavia LLC filed Critical ZF Batavia LLC
Publication of JP2002544451A publication Critical patent/JP2002544451A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/66Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings
    • F16H61/662Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members
    • F16H61/66254Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members controlling of shifting being influenced by a signal derived from the engine and the main coupling
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/66Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings
    • F16H61/662Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members
    • F16H2061/66204Control for modifying the ratio control characteristic
    • F16H2061/66213Control for modifying the ratio control characteristic dependent on driver's choice

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は自動車用無段変速機(CVT)の変速比の手動設定のための方法に関する。CVTは制御装置、変速又は選択装置、発進要素及び変速比調整のためのバリエータを具備し、特に内燃機関によって駆動される。制御装置は変速比、駆動エンジン回転数又はバリエータ入力回転数の設定のために、操作戦略の範囲内で運転者・車両系から導き出される入力信号を処理する。操作戦略は第1の自動操作モードで変速比を自動的に選択する。第2の手動操作モードでは、運転者が変速又は選択装置により変速比の選択に直接干渉することができる。本発明はプリセットした連続的車速依存性エンジン回転数曲線又はバリエータ入力回転数曲線又は変速比曲線を第2の操作モードで手操作により選択できる構成になっている。これらの曲線は調整範囲の上限と下限の間の曲線分枝として表示され、各曲線で停車及び最高車速に到達することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は請求項1の上位概念に基づく無段変速機(CVT)の変速比の手動設
定のための方法に関する。
【0002】 無段変速機(CVT)の操作戦略は一方では良好な走行性能を、他方では良好
な燃費を目指すのが普通である。良好な走行性能にとって重要な基準は、エンジ
ン回転数と走行速度の間の良好な関係、運転者の希望に応じたエンジン・ダイナ
ミックレンジと走行出力、走行状態(例えば市街地、登坂)への適応、停止の際
の最大変速比(LOW)への確実なシフトダウン及び運転者による手動的干渉の
可能性である。良好な燃費のために、特にエンジン特性図表の燃費良好領域で長
い滞留時間を得るとともに、定常運転でエンジン回転数を引き下げるように努め
る。
【0003】 変速比の連続調整の利点と、多段自動変速機の公知のギヤチェンジ挙動及びそ
れに伴うエンジン音響とを組合わせるために、米国特許第4,836,056号
明細書はエンジン負荷を表す信号に応じた自動的な無段変速比調整から多段自動
変速機に相当するシフト特性曲線制御に、CVTの操作戦略を切換えることを提
案する。こうして得られる無段変速機の調整挙動は、スロットル弁の限界値まで
コンバータ・ロックアップクラッチが常に切断されている極めて柔軟なトルクコ
ンバータを備えた多段自動変速機に似ている。エンジンの回転数挙動が運転者に
不都合に感じられる可能性がある(「ズボン吊り効果」、「ゴムバンド効果」)
【0004】 無段変速機の操作挙動を自動的に運転者の希望と環境の影響によく適応させる
ために、適応走行戦略が周知である。
【0005】 例えばドイツ特許公開第4312415号明細書はエンジン特性図表の種々の
特性曲線に基づいて変速比を調整することを提案する。この場合最適燃費の特性
曲線と最適エンジン出力の特性曲線の間の区域で動作点が操作される。これらの
限界線の間の動作点はいわゆる動特性曲線上にあり、動特性曲線の位置は出力要
求の変化速度の大きさに関係する。シフト特性図表及び当該の動特性曲線の選択
は自動的に行われ、この動特性曲線に沿って動作点が操作される。
【0006】 ドイツ特許第4120546号明細書は、連続的変速比をスロットル弁及びエ
ンジン回転数に従って自動的に調整する制御特性曲線を、変速機制御装置に保存
された複数個の制御特性曲線の曲線族から運転者の運転スタイルと運転活動度に
従って自動的に選択するCVT操作戦略を記載する。運転スタイル又は運転活動
度の評価は複雑な機能であり、適用の費用が相応に高い。
【0007】 出願人のドイツ国特許公開第19600915号明細書は、おおむね走行に依
存する実際入力信号を濾波せずに処理して、下限及び上限を含む所定の運転領域
で実際の動作点設定を絶えず決定し直す、自動操作モードによる動作点操作のた
めの方法を記載する。従ってこの場合は動作点の位置が変速機の変速特性図で絶
えず再計算され、主として運転者の活動度によって決まる。
【0008】 すべての自動的動作点操作法の欠点は、高い適用費用にかかわらず運転者のす
べての希望、特に手動的干渉の可能性を求める要望に応えることができないこと
である。
【0009】 この点についてドイツ国特許第4120540号明細書は自動運転戦略による
第1の操作モードのほかに、運転者が手動的干渉によりあたかも多段変速機の運
転挙動のように操作できる第2の操作モードを設けることを提案する。このため
に複数個の固定的に設定した定変速比又はギヤジャンプを例えば特性図表に記憶
する。運転者が変速機に手動シフト命令を与えると、運転活動度に応じて特性図
表から定変速比が選択される。運転者が操作する選択装置によって第1の自動操
作モードから第2の手動操作モードに移行するとき、伝達関数が操作モードの切
換えの瞬時に保持される実際変速比から次位の定変速比の設定へのジャンプを制
御する。また手動操作モードで運転者の希望をよく実現するために、ドイツ国特
許第4120540号明細書は種々のシフト特性、例えば燃費最適化オーバドラ
イブ特性及び出力最適化スポーツ特性を表す所定の定変速比群からギヤジャンプ
を選択することを提案する。
【0010】 無段変速機のための手動操作戦略として定変速比で多段変速機をなぞらえるこ
との欠点は、特に走行性能が運転特性図表の節点に限られることである。例えば
低速域で低すぎる変速段によりエンストを起こすことがある。それは普通のオー
トマチック車ドライバーにとって意外な車両挙動である。また停止の際にすべて
の変速段をダウンシフトすることをうっかり忘れると、運転者にとって発進出力
が意外に低くなる。発進領域での無段変速機の慣用の調整範囲の利点に基づき運
転者は最適な加速を得るために、低速域の変速段を極めて迅速に切換えなければ
ならない。解決策としてドイツ国特許第4120540号明細書は当該の限界値
に達したときに、プリセットした固定ギヤジャンプへ強制的にアップシフト又は
ダウンシフトすることを提案する。
【0011】 本発明の根底にあるのは、第1の自動操作モードと第2の手動操作モードを有
する無段変速機の変速比の設定方法において、運転者が変速比の選択に直接干渉
する手動操作モードの操作挙動を改善する方法を提供する課題である。
【0012】 本発明の根底にある課題は、無段変速機の手動操作モードで運転者が変速又は
選択装置により無段階の車速依存性エンジン回転数曲線を手動的に設定できるこ
とによって解決される。
【0013】 本発明によれば手動的に選択されるエンジン回転数曲線を変速機変速特性図の
構造的限界の範囲内で任意の曲線分枝として形成し、各回転数曲線で車両の発進
変速比(LOW)も最高速度も得られるようにすることを提案する。
【0014】 エンジン回転数曲線の設定は無段変速機の電気油圧制御装置の内部で開ループ
及び/又は閉ループ制御技術により処理され、変速比設定値としてバリエータへ
出力される。従って本発明に係る手動選択可能なエンジン回転数曲線を車速依存
性のバリエータ入力回転数曲線又はバリエータ変速比曲線として表示することも
できる。そこで例えばエンジンとバリエータの間の発進要素としてのトルクコン
バータでは、エンジン回転数とバリエータ入力回転数の間の伝達関数がコンバー
タ特性曲線として適当に考慮される。
【0015】 本発明の基礎をなすのは、一方ではエンジン回転数と運転出力の相互関係の判
断における運転者の主観的感覚、他方では変速比調整範囲及び動作点操作の可能
性に関連する無段変速機の技術的前提である。
【0016】 運転者の音感は車速依存性の走行騒音のほかに、エンジン回転数に向けられて
いる。このことは特に運転者がエンジンの動作点操作に意図的に干渉する変速機
手動操作モードに当てはまる。この場合本発明方法はエンジン回転数曲線の直接
的意図的な設定の利点をもたらす。
【0017】 通常、無段変速機は多段変速機に比して調整範囲の利点がある。総調整範囲は
LOW(最大変速比)とOD(オーバドライブ、最小変速比)の範囲内で構造的
に決まる。通常、無段変速機の発進変速比LOWは多段変速機の1速の変速比よ
り小さい。
【0018】 その結果、エンジンは全負荷発進及び変速比LOWで最大回転数へ相応に迅速
に立ち上がる。CVTの手動操作モードで、例えばドイツ国特許第412054
0号明細書に記載されているように、変速比が定速として一定に保持されるなら
ば、運転者はここで次の変速段への最適な接続を見出すために、手操作で極めて
迅速にシフトしなければならないであろう。本発明に基づく解決策では運転者が
無段階のエンジン回転数曲線を手操作で指定するから、無段変速機はプリセット
した回転数曲線に基づき連続的強制シフトアップのように変速比を具合よく追従
させる。従って車両は急激な出力低下なしに相変わらず最適な増速で反応し、運
転者が改めて手操作で干渉する必要はない。
【0019】 総調整範囲が大きいため無段変速機の最長変速比(オーバドライブ、OD)は
通常、多段変速機の最高速より大きい。CVTの手動操作モードでは、オーバド
ライブ変速比で極めて低い速度、それとともに極めて低いエンジン回転数を扱う
ことが可能である。この場合特に急激な制動に関連して、このような動作点から
車両を停止するのは危険である。続く発進のときに十分な走行出力を得るために
は、変速機を相変わらず手動操作モードで発進変速比の方向に調整しなければな
らない。CVTの手動操作モードで変速比が固定変速段で一定に設定されるなら
ば、運転者は再びLOWで発進することができるように、停止までの残り時間内
にすべての変速段を個々にシフトダウンしなければならないであろう。
【0020】 無段階自動変速比調整による第1の操作モードでの停止の快適さに慣れると、
手動操作モードでODから停止する事態は運転者にとって面倒である。
【0021】 本発明に係る、運転者によるエンジン回転数曲線の手動設定はこの問題を簡単
かつ巧妙に解決する。手動選択可能な回転数曲線を任意に設計することより、変
速比を特に車速に応じてOD変速比からLOW変速比への連続的強制ダウンシフ
トとして無段階で転移することができ、運転者が手操作で干渉する必要はない。
【0022】 本発明に係る方法はエンジン・変速機ユニットの動作点操作に運転者が手動的
に干渉し得ることの利点と、CVTによるエンジンの無段階回転数操作の快適性
及び安全性とを結びつけるものである。
【0023】 無段変速機の変速比又は回転数制御に組み込むことによって、本発明に基づく
別の重要な利点が得られる。手操作で選択できる個々の回転数曲線の間の移行を
自由に構成することができる。必要に応じた「柔軟な」移行はバリエータの回転
数又は変速比制御の負担を明らかに軽減し、最高速の方向への連続的強制シフト
アップ及び停車の方向への連続的強制シフトダウンと同じく運転の快適性を改善
する。適用のための費用は比較的少ない。しかもCVTの第1の自動操作モード
にある特殊機能が第2の手動操作モードに簡単に組み込まれる。
【0024】 本発明の一実施形態では、駆動エンジンとバリエータの間に配設された発進要
素を手動操作戦略に組み入れることを提案する。このようにして、発進要素が完
全に締結されていない限り、バリエータの機械的限界変速比LOW及びODによ
って限定された手動操作範囲を拡張することができる。コンバータ・ロックアッ
プクラッチ(WK)を組み込んだ流体トルクコンバータの場合は、WKの切断時
の補助油圧調整範囲がコンバータ特性により確定される。クラッチの場合は、ク
ラッチが完全に締結されていない限り、調整範囲の下限はクラッチスリップ特性
によって確定される。
【0025】 本発明の別の実施形態では、無段変速機の手動操作モードを上位の入力信号に
基づき直ちに中止して自動操作モードに切換え、上位の入力信号の消滅の後に直
ちに手動操作モードに再切換えすることを提案する。この切換えは運転者に感知
されずに進行する。上位の入力信号は例えば運転者のキックダウン・シフト命令
(KD)又はアンチロック・ブレーキシステムの指示「ABS作動」である。こ
うしてCVTの自動操作モードで働く重要な特殊機能を、手動操作モードで簡単
に共用することができる。
【0026】 無段変速機の第2の手動操作モードで運転者は変速機の変速比調整のために、
プリセットされた車速依存性エンジン回転数曲線をシフト命令により選択する。
回転数曲線の切換えのためのシフト命令で、実際回転数曲線が制御機能によって
実際動作点から新しい回転数曲線に移され、その際転移機能を任意の形の曲線で
形成することができる。
【0027】 一実施形態では本発明に基づきエンジン回転数の移行又はバリエータ入力回転
数の移行又は変速比の移行が、目標回転数曲線に対する実際動作点の位置の関数
として計算されるように、伝達関数を形成することを提案する。特に2つのエン
ジン回転数曲線の間の移行の際のエンジン回転数勾配を、実際エンジン回転数と
目標回転数曲線の車速対応回転数との差:発進回転数曲線と目標回転数曲線の間
の車速対応回転数差の比により開ループ及び/又は閉ループ制御することを提案
する。
【0028】 回転数の「円滑な」移行はシフトの快適性を改善する利点がある。同様な移行
例えばより高い回転数レベルへの切換え(「シフトダウン」)に対して、エンジ
ン回転数の同様な移行及び変速比の同様な移行を実現することができる。また回
転数の「円滑な」移行は、意図せぬバリエータ・スリップに対して必要なバリエ
ータ調整の安全機能の負担を軽減する。
【0029】 運転者が変速又は選択装置により無段変速機の自動操作モードを手動操作モー
ドに切換える場合に、ドイツ国特許第4120540号明細書は実際変速比を差
当り維持することを提案する。運転者のその後のシフト命令で初めて次位の定変
速比にジャンプするのである。最初のギヤジャンプの高さは最悪の場合で正常な
変速段転移の2分の1又は1.5倍である。
【0030】 これに対して本発明によれば、自動操作モードから手動操作モードへの切換え
の際に次の上位又は下位のプリセットされたエンジン回転数曲線又はバリエータ
入力回転数曲線又は変速比曲線に対する実際動作点の、回転数又は変速比に関す
る位置を差当り維持することを提案する。不等間隔の曲線に回転数又は変速比を
追従させることによって、操作モードの切換えの時からすでに調和のとれた運転
挙動が生じる利点がある。追従させられた動作点が次の手動シフト命令により次
位の回転数又は変速比曲線に移される。
【0031】 操作モード切換えの別の実施形態では、本発明に基づき実際変速比又は実際エ
ンジン回転数又は実際バリエータ入力回転数を差当り維持することを提案する。
このようにして速度だけに関して追従した動作点が次位のプリセットされた回転
数曲線又は変速比曲線に出会うと、以後は次の手動シフト命令に至るまで、動作
点がこの特性曲線に追従させられる。こうして動作点は手動選択可能な回転数特
性又は調整特性に自動的に具合よく転移される。
【0032】 操作モード切換えの別の実施形態では、自動操作モードから手動操作モードへ
切換えるときに、次に高いエンジン回転数曲線に直接切換えることを提案する。
この操作モード切換え戦略は、運転者がより高いエンジン出力又はより高いエン
ジンブレーキ効果を直接に手操作で設定するために、自動操作モードを目標に応
じて中止することを適宜に考慮する。
【0033】 操作モード切換えの別の実施形態では、自動操作モードから手動操作モードに
切換えるときに、次の下位のエンジン回転数曲線に直接に切換えることを提案す
る。
【0034】 次に図面に示す実施例に基づき本発明を説明する。
【0035】 図1は車速v_Fzg及び駆動エンジンの回転数n_motの関数としての無
段変速機の変速特性図を示す。変速機の構造的に制約された機械的限界が動径ベ
クトルLOW(最大可能な機械的変速比)及びOD(最小可能な機械的変速比)
として実線で記入されている。車両側では鎖線で記入した走行抵抗FWによって
操作範囲が限定される。その結果生じる最高車速v_maxを破線の境界線で示
す。最高速度で現われる変速比をTOPで表し、動径ベクトルとして点線で記入
した。エンジン側では最大許容エンジン回転数n_mot_max及び慣用の内
燃機関のようにアイドリング回転数n_mot_LLで表される最小許容エンジ
ン回転数の破線により操作範囲が限定される。この範囲内で運転可能なエンジン
・変速機ユニットの操作範囲を「1」で表し、斜線で示す。
【0036】 変速特性図の選ばれた図は第2の手動操作モードの設計のための周辺条件を明
らかにしている。車速は別の速度相当量で、例えば変速機出力回転数として示す
こともできる。本発明の好適な実施形態として提案するように、第2の操作モー
ドでエンジン回転数曲線を手操作で選択できるならば、変速特性図をエンジン回
転数に関して展開することが好ましい。本発明に基づくバリエータ入力回転数の
設定のために、変速特性図を速度相当信号とバリエータ入力回転数に関して表示
することが好ましい。
【0037】 内燃機関をアイドリング回転数n_mot_LL以下で運転することはできな
いから、最大可能な機械的変速比LOWをセットすれば、実現可能な最小の車速
はv_min_LOWとなる。v_min_LOW以下で内燃機関は回転数が押
さえられ、駆動エンジンとバリエータの間の機械的結合を切断しなければ結局エ
ンストを起こす。ロックアップクラッチ付きのトルクコンバータを発進装置とし
て使用すれば、この場合はロックアップクラッチが切断される。流体トルクコン
バータによる操作範囲のこうして生じる拡張を図1に2で表し、グレーに彩色し
た。
【0038】 駆動する内燃機関のエンスト問題があるので、最小可能な変速比ODをセット
すればv_min_OD以上の運転操作しかできない。変速比の設定が不変なら
ば、この限界速度以下では発進用クラッチ又はコンバータ・ロックアップクラッ
チを切断するか、又は強制シフトダウンを採用しなければならない。
【0039】 図2に無段変速機の本発明に係る手動操作モードの変速特性図を示す。この場
合運転者は変速又は選択装置により種々のエンジン回転数曲線3、4、5、6を
直接設定することができる。この変速特性図の図示は図1の図示に相当する。従
ってエンジン・変速機操作範囲の基本的限界n_mot_LL、n_mot_m
ax、v_max、LOW又はODも同様に示してあり、最高速での変速比TO
P及び発進要素を切断しないとき最大変速比LOWで最小可能な車速v_min
_LOWも同様である。3、4、5及び6は変速機の機械的限界LOW及びOD
の範囲内で限界速度v_min_LOW以上で経過する個々のエンジン回転数曲
線の実線を示す。限界速度v_min_LOW以下の車速範囲では発進要素が切
断され、動作点Aの変速比LOWが維持される。
【0040】 すべてのエンジン回転数曲線の重要な特徴は、任意に形成された曲線分枝が変
速比限界LOW及びODの範囲内にあり、どの回転数曲線でも停車及び最高速v
_maxに到達できることである。
【0041】 この場合例えば冬期運転のために、停車時の発進変速比を機械的に最短可能な
LOW変速比より長い変速比に設定するように構成することもできる。
【0042】 エンジン回転数曲線の数は原則として任意であるが、6ないし8の範囲内であ
ることが好ましい。この場合変速機の調整範囲をエンジン回転数で適宜に表示 するだけでなく、エンジン特性、車両のクラス、車両メーカーの基本理念といっ
たその他の側面も考察される。
【0043】 図2に4つのエンジン回転数曲線が例示されている。これらのエンジン回転数
曲線は運転者が変速又は選択装置、例えばハンドル車のチップスイッチにより手
操作で選択することができる。変速機は実際の回転数設定を、バリエータ変速比
としての速度依存性の連続曲線に従って変換する。このようにしてエンジン回転
数は運転者が選択した回転数曲線に従って、車速とともに変化する。
【0044】 曲線分枝3は最大可能な走行出力を指向する。車両は最大エンジン回転数に到
達する直前まで、最短可能な変速比に保持される。重要な特徴はLOW変速比か
らTOPの方向への「円滑な」移行である。最大エンジン回転数に到達した後も
車両は運転者が意図的に選択した回転数特性「最大走行出力」に従って出力を急
減せずに引き続き加速され、運転者が別に手動的に干渉する必要がないという利
点がある。またバリエータの回転数又は変速比制御の負担が効果的に軽減され、
運転の快適性が著しく高められる利点がある。
【0045】 曲線分枝6はオーバドライブ特性を図示する。手操作で選択されたこの回転数
曲線で、エンジン回転数はなるべく最長可能な変速比に沿って操作される。この
場合重要なのは2つの事柄である。即ち一方では高速域で連続的変速比調整によ
り最高車速(動作点B)に到達し、運転者は意図的に選択したオーバドライブ特
性を手操作で修正する必要はない。他方では低速域で連続的強制シフトダウンが
停止時の発進変速比への確実な復帰を保証する。特に急激な制動の場合に運転者
は変速比に対する直接的干渉をやめないで、急速な連続シフトを免れる利点があ
る。特に発進時の最適な変速比によって運転安全性が向上するだけでなく、連続
的強制シフトダウンが運転の快適性に好ましい影響を及ぼす。
【0046】 曲線分枝4及び5は曲線分枝3及び6という両極端の実施形態の中間のエンジ
ン回転数曲線を例示する。これらの回転数曲線の実施形態は、例えばエンジン運
転特性図表のトルク曲線に関連する特殊性から出てくる。
【0047】 図2による本方法の実施形態では、本発明に基づき発進要素を手動操作戦略に
組み入れることを提案する。
【0048】 この点について、図2に示したのと同様な変速特性図を図3に示す。曲線分枝7
及び8は手動選択可能な回転数曲線を破線で例示する。この場合は発進要素とし
ての流体トルクコンバータが低速域で補助油圧調整範囲により、手動的干渉のた
めに利用できるエンジン回転数範囲を拡張する。こうして車両の発進トルクの増
加を実現できる利点がある。
【0049】 そこで本発明方法の一実施形態は、運転者の手動的干渉のもとで発進トルクの
増加により車両の登坂能力が改善されるエンジン回転数曲線又はバリエータ入力
回転数曲線又は変速比曲線の設定である。
【0050】 図4は手動的に選択された変速特性図の2つのエンジン回転数曲線の間の本発
明に係る伝達関数の好適な一例を示す。9は第1の手動的に選択した回転数曲線
を示す。運転者は値n_mot_Start及びv_Startで定義される発
進動作点Cで目標回転数曲線10へのシフト命令、本例では高いエンジン回転数
へのシフトダウン命令を出す。この場合発進動作点Cからn_mot_Ziel
とv_Zielで定義される目標動作点Eへの回転数移行操作は、両者の間の各
動作点で実際エンジン回転数n_mot_aktuellと、目標回転数曲線1
0上で実際車速v_aktuellに相当するエンジン回転数との差delta
_n_aktuellを指向する。Dは発進動作点と目標動作点の間にあって、
過渡回転数勾配の反曲点がある実際動作点を例示する。一方では快適性の理由か
ら、他方ではバリエータ制御の負担の軽減のために、回転数の移行を発進動作点
Cから比較的ゆるやかな回転数勾配で始めることが好ましい。同様に伝達関数を
目標動作点Eで目標回転数曲線Sに「柔軟に」接続させることが好ましい。
【0051】 図5は図4に示した好ましい回転数移行11をXY関数線図で示す。X軸にd
elta_n_mot_aktuellと差n_mot_9−n_mot_10
の比をとった。この場合delta_n_mot_aktuellは伝達関数1
1の各動作点の、実際エンジン回転数n_mot_aktuellと目標回転数
曲線10上で実際車速に対応する回転数との差である。回転数n_mot_9は
第1の回転数曲線9上で実際車速に対応する回転数である。回転数n_mot_
10は第2の回転数曲線10上で同じく実際車速に対応する回転数である。Y軸
にエンジン回転数勾配n_mot_gradをとった。動作点C、D及びEは図
4の動作点に相当する。
【0052】 手動的干渉の際に運転状況に基づく変化、例えばアクセルペダル運動又は運転
者がその間に導入する制動に対して、この不断の更新により具合よく反応するこ
とができる。特に手動的干渉の際に操作特性図表の限界LOW、ODの一方に到
達したときに、この実施形態が好都合である。
【0053】 2つのエンジン回転数曲線の間の伝達関数の別の実施形態として、本発明に基
づき伝達関数を調整可能な時間に対して正規化することを提案する。これによっ
て回転数曲線の切換えの際に所期の時間を具合よく調整することができる。
【0054】 本発明の別の実施形態では、2つのエンジン回転数曲線の間の伝達関数を移行
時の回転数勾配又は変速比勾配が所定の大きさに制限されるように形成すること
を提案する。こうして例えばより高い回転数の曲線への切換え(「シフトダウン
」)の際に加速の急落を回避することによって、快適性が改善される。同様によ
り低い回転数の曲線への切換え(「シフトアップ」)の際に、加速の増加を効果
的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 無段変速機の変速特性図である。
【図2】 本発明に係る第2の手動操作モードのための無段変速機の変速特性図である。
【図3】 本発明に係る手動操作モードの第2例の変速特性図である。
【図4】 2つのエンジン回転数曲線の間の伝達関数の本発明に基づく例の変速特性図で
ある。
【図5】 図4の伝達関数のXY線図である。
【符号の説明】
3 プリセットしたエンジン回転数曲線 4 プリセットしたエンジン回転数曲線 5 プリセットしたエンジン回転数曲線 6 プリセットしたエンジン回転数曲線 7 プリセットしたエンジン回転数曲線 8 プリセットしたエンジン回転数曲線
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年3月14日(2001.3.14)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】 無段変速機のための手動操作戦略として定変速比で多段変速機をなぞらえるこ
との欠点は、特に走行性能が運転特性図表の節点に限られることである。例えば
低速域で低すぎる変速段によりエンストを起こすことがある。それは普通のオー
トマチック車ドライバーにとって意外な車両挙動である。また停止の際にすべて
の変速段をダウンシフトすることをうっかり忘れると、運転者にとって発進出力
が意外に低くなる。発進領域での無段変速機の慣用の調整範囲の利点に基づき運
転者は最適な加速を得るために、低速域の変速段を極めて迅速に切換えなければ
ならない。解決策としてドイツ国特許第4120540号明細書は当該の限界値
に達したときに、プリセットした固定ギヤジャンプへ強制的にアップシフト又は
ダウンシフトすることを提案する。 欧州特許第0697548号明細書は、第2の操作モードで離散的な手動予選
択可能な動径ベクトルが設定され、すべての動径ベクトルが仮想の零位点で交わ
る無段自動変速機のための運転戦略を記載する。この仮想の零位点はCVTの変
速特性図の外で負の車速領域及び正のエンジン回転数領域にある。その場合すべ
ての手動予選択可能な動径ベクトルで発進変速比LOW及び最大車速に到達する
ことは不可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16H 63:06 F16H 63:06 (72)発明者 アントン、ベルテ ドイツ連邦共和国フリードリッヒスハーフ ェン、フィンケンベーク、77 Fターム(参考) 3J552 MA06 MA12 MA18 PA20 RA26 SA31 SB22 VA32Z VA70W VA74W VB01Z VC01W

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の自動操作モードで制御装置が運転者・車両系から導き出された入力信号
    に従って変速比を自動的に選択及び調整し、第2の手動操作モードで運転者が選
    択装置により変速比の選択に直接干渉することができる、特に内燃機関により駆
    動される自動車の、制御装置、選択装置、発進装置及び変速比調整のためのバリ
    エータを備えた無段変速機の変速比の手動設定のための方法において、 プリセットした無段階の車速依存性エンジン回転数曲線(3、4、5、6、7
    、8)を第2の操作モードで手動的に選択できることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 第1の自動操作モードで制御装置が運転者・車両系から導き出された入力信号
    に従って変速比を自動的に選択及び調整し、第2の手動操作モードで運転者が選
    択装置により変速比の選択に直接干渉することができる、特に内燃機関により駆
    動される自動車の、制御装置、選択装置、発進装置及び変速比調整のためのバリ
    エータを備えた無段変速機の変速比の手動設定のための方法において、 プリセットした無段階の車速依存性変速比曲線を第2の操作モードで手動的に
    選択できることを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 第1の自動操作モードで制御装置が運転者・車両系から導き出された入力信号
    に従って変速比を自動的に選択及び調整し、第2の手動操作モードで運転者が選
    択装置により変速比の選択に直接干渉することができる、特に内燃機関により駆
    動される自動車の、制御装置、選択装置、発進装置及び変速比調整のためのバリ
    エータを備えた無段変速機の変速比の手動設定のための方法において、 プリセットした無段階の車速依存性バリエータ入力回転数曲線を第2の操作モ
    ードで手動的に選択できることを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 エンジン回転数曲線又は変速比曲線又はバリエータ入力回転数曲線が変速比調
    整範囲の下限(LOW)と変速比調整範囲の上限(OD)の間で曲線分枝として
    、各曲線で停車及び最高車速に到達し得るように形成されていることを特徴とす
    る、請求項1、2又は3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 変速機の発進装置がトルクコンバータとして形成されており、手動的干渉のた
    めに利用できるエンジン回転数範囲が流体トルクコンバータ特性によって拡張さ
    れていることを特徴とする、請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 発進装置がクラッチとして形成されており、手動的干渉のために利用できるエ
    ンジン回転数範囲がクラッチスリップ特性曲線によって拡張されていることを特
    徴とする、請求項4又は5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 第1の自動操作モードで制御装置が運転者・車両系から導き出された入力信号
    に従って変速比を自動的に選択及び調整し、第2の手動操作モードで運転者が選
    択装置により変速機変速比の選択に直接干渉することができる、特に内燃機関に
    より駆動される自動車の、制御装置、選択装置、発進装置及び変速比調整のため
    のバリエータを備えた無段変速機の変速比の手動設定のための方法において、 上位の入力信号があるときは第2の手動操作モードを即座に中止して第1の自
    動操作モードに切換え、上位の入力信号が消滅したならば即座に第2の手動操作
    モードに再切換えすることを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 異なるエンジン回転数曲線又はバリエータ入力回転数曲線又は変速比曲線の間
    の移行が、任意の数学的曲線として形成された伝達関数(11)によって開ルー
    プ及び/又は閉ループ制御されることを特徴とする、上記請求項のいずれか一項
    に記載の方法。
  9. 【請求項9】 異なるエンジン回転数曲線(9、10)又はバリエータ入力回転数曲線又は変
    速比曲線の間の移行の際に、エンジン回転数勾配(n_mot_grad)又は
    バリエータ入力回転数勾配又は変速比勾配が伝達関数(11)により、目標動作
    点(E)に対する実際動作点(D)の位置の関数として開ループ及び/又は閉ル
    ープ制御されることを特徴とする、上記請求項のいずれか一項特に請求項8に記
    載の方法。
  10. 【請求項10】 移行の際に伝達関数(11)の目標動作点(E)を絶えず計算し直すことを特
    徴とする、上記請求項のいずれか一項に記載の方法。
  11. 【請求項11】 第1のエンジン回転数曲線(9)から第2のエンジン回転数曲線(10)への
    移行の際のエンジン回転数勾配(n_mot_grad)を、実際エンジン回転
    数(n_mot_aktuell)と第2のエンジン回転数曲線(10)の車速
    対応回転数との差:第1の回転数曲線(9)の車速対応回転数(n_mot_9
    )と目標回転数曲線(10)の車速対応回転数(n_mot_10)の回転数差
    の比の関数として開ループ及び/又は閉ループ制御するか、又は 異なるバリエータ入力回転数曲線の間の移行の際の回転数勾配を、実際バリエ
    ータ入力回転数と目標回転数曲線の車速対応回転数との差:第1のバリエータ入
    力回転数曲線の車速対応回転数と目標回転数曲線の車速対応バリエータ入力回転
    数の回転数差の比の関数として開ループ及び/又は閉ループ制御するか、又は 異なる変速比曲線の間の移行の際の調整勾配を、実際変速比と目標変速比曲線
    の車速対応変速比との差:発進変速比曲線と目標変速比曲線の間の車速対応変速
    比差の比の関数として開ループ及び/又は閉ループ制御する、 ことを特徴とする、上記請求項のいずれか一項に記載の方法。
  12. 【請求項12】 異なるエンジン回転数曲線(9、10)又はバリエータ入力回転数曲線又は変
    速比曲線の間の移行の際に、エンジン回転数勾配(n_mot_grad)又は
    バリエータ入力回転数勾配又は変速比勾配を伝達関数(11)により、発進動作
    点(C)に対する実際動作点(D)の位置の関数として開ループ及び/又は閉ル
    ープ制御することを特徴とする、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の方法。
  13. 【請求項13】 移行の際に伝達関数(11)の発進動作点(C)を絶えず計算し直すことを特
    徴とする、請求項1乃至8及び12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 【請求項14】 第1のエンジン回転数曲線(9)から第2のエンジン回転数曲線(10)への
    移行の際のエンジン回転数勾配(n_mot_grad)を、実際エンジン回転
    数(n_mot_aktuell)と第1のエンジン回転数曲線(9)の車速対
    応回転数との差(delta_mot_aktuell):第1の回転数曲線(
    9)の車速対応回転数(n_mot_9)と目標回転数曲線(10)の車速対応
    回転数(n_mot_10)との回転数差の比の関数として開ループ及び/又は
    閉ループ制御するか、又は 異なるバリエータ入力回転数曲線の間の移行の際の回転数勾配を、実際バリエ
    ータ入力回転数と発進回転数曲線の車速対応入力回転数との差:第1のバリエー
    タ入力回転数曲線の車速対応回転数と目標回転数曲線の車速対応バリエータ入力
    回転数との回転数差の比の関数として開ループ及び/又は閉ループ制御するか、
    又は 異なる変速比曲線の間の移行の際の調整勾配を、実際変速比と発進変速比曲線
    の車速対応変速比との差:発進変速比曲線と目標変速比曲線の間の車速対応変速
    比差の比の関数として開ループ及び/又は閉ループ制御する、 ことを特徴とする、上記請求項のいずれか一項に記載の方法。
  15. 【請求項15】 伝達関数を時間に関して正規化することを特徴とする、請求項8乃至14のい
    ずれか一項に記載の方法。
  16. 【請求項16】 回転数曲線又は変速比曲線の切換えの際に回転数勾配及び/又は変速比勾配が
    所定の値に限定されるように、伝達関数を形成したことを特徴とする、請求項8
    乃至15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 【請求項17】 現行の伝達関数を別のシフト命令によって中止することができ、新しい回転数
    曲線又は変速比曲線への切換えのための伝達関数を即座にスタートすることを特
    徴とする、請求項8乃至16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 【請求項18】 手動設定により運転領域の範囲内でエンジン回転数曲線又はバリエータ入力回
    転数曲線又は変速比曲線を飛び越すことができるように、伝達関数を形成したこ
    とを特徴とする、請求項8乃至17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 【請求項19】 転移動作の全部又は一部がファジー規則により計算されることを特徴とする、
    請求項8乃至18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 【請求項20】 自動操作モードから手動操作モードへの切換えの際に、実際動作点の位置をま
    ず次位の手動選択可能なエンジン回転数曲線又はバリエータ入力回転数曲線又は
    変速比曲線に対して追従させ、次の手動シフト命令で実際動作点を次位の回転数
    曲線又は変速比曲線に転移することを特徴とする、請求項1乃至7及び20のい
    ずれか一項に記載の方法。
  21. 【請求項21】 自動操作モードから手動操作モードへの切換えの際に、実際動作点をまず車速
    にだけ追従させ、次位のエンジン回転数曲線又はバリエータ入力回転数曲線又は
    変速比曲線に到達した後は次の手動シフト命令まで動作点をこの曲線上で継続す
    ることを特徴とする、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の方法。
  22. 【請求項22】 自動操作モードから手動操作モードへの切換えの際に、実際動作点を次に上位
    のエンジン回転数曲線又はバリエータ入力回転数曲線又は変速比曲線へ直ちに転
    移することを特徴とする、請求項1乃至7及び20のいずれか一項に記載の方法
  23. 【請求項23】 自動操作モードから手動操作モードへの切換えの際に、実際動作点を次に下位
    のエンジン回転数曲線又はバリエータ入力回転数曲線又は変速比曲線へ直ちに転
    移することを特徴とする、請求項1乃至7及び20のいずれか一項に記載の方法
JP2000617353A 1999-05-08 2000-04-29 無段変速機の変速比の手動設定方法 Withdrawn JP2002544451A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19921500A DE19921500A1 (de) 1999-05-08 1999-05-08 Verfahren zur manuellen Vorgabe der Übersetzung eines stufenlosen Getriebes
DE19921500.6 1999-05-08
PCT/EP2000/003899 WO2000068602A1 (de) 1999-05-08 2000-04-29 Verfahren zur manuellen vorgabe der übersetzung eines stufenlosen getriebes

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002544451A true JP2002544451A (ja) 2002-12-24

Family

ID=7907583

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000617353A Withdrawn JP2002544451A (ja) 1999-05-08 2000-04-29 無段変速機の変速比の手動設定方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6671602B1 (ja)
EP (1) EP1177392B1 (ja)
JP (1) JP2002544451A (ja)
DE (2) DE19921500A1 (ja)
WO (1) WO2000068602A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015022332A (ja) * 2013-07-16 2015-02-02 株式会社デンソー 車両用運行データ分析システム

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10231210A1 (de) * 2002-07-11 2004-01-22 Conti Temic Microelectronic Gmbh Verfahren zum Steuern einer Kraftfahrzeugantriebsvorrichtung
FR2870911B1 (fr) * 2004-05-28 2007-08-31 Renault Sas Procede de commande d'une transmission automatisee pour un vehicule automobile, en fonction des modes de conduite automatique ou manuel avec commande impulsionnelle et dispositif correspondant
FR2873422B1 (fr) * 2004-07-21 2007-09-28 Renault Sas Procede de controle des changements de rapport lors des communications de lois de passage ou de variogrammes
US7637845B2 (en) 2005-10-11 2009-12-29 Caterpillar Inc. System and method for controlling vehicle speed
US7544148B2 (en) * 2005-12-27 2009-06-09 Caterpillar Inc. System and method for controlling vehicle speed
JP2008045576A (ja) * 2006-08-10 2008-02-28 Yamaha Motor Co Ltd 無段変速装置
JP5055070B2 (ja) * 2006-10-13 2012-10-24 ヤマハ発動機株式会社 無段変速機及び鞍乗型車両
JP5209258B2 (ja) 2006-10-27 2013-06-12 ヤマハ発動機株式会社 鞍乗型車両
FR2910100B1 (fr) * 2006-12-18 2009-01-23 Renault Sas Procede de commande d'une transmission automatique continument variable pour vehicule automobile.
US7869926B2 (en) * 2006-12-19 2011-01-11 Chrysler Group Llc Fixed speed operation in a hybrid transmission
US7641588B2 (en) * 2007-01-31 2010-01-05 Caterpillar Inc. CVT system having discrete selectable speed ranges
JP4475281B2 (ja) * 2007-02-14 2010-06-09 トヨタ自動車株式会社 車両用無段変速機の変速制御装置
US8352138B2 (en) * 2007-11-30 2013-01-08 Caterpillar Inc. Dynamic control system for continuously variable transmission
JP4471018B2 (ja) * 2008-04-15 2010-06-02 トヨタ自動車株式会社 無段変速機の制御装置
US8694217B2 (en) 2010-10-05 2014-04-08 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Method and system for adjusting a gear map
US9222581B2 (en) * 2013-02-28 2015-12-29 Kanzaki Kokyukoki Mfg. Co., Ltd. Continuously variable transmission control system for vehicle and work vehicle
DE102014016188A1 (de) * 2014-11-03 2016-05-04 Audi Ag Fahrzeug mit einem Hybridantrieb

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07102791B2 (ja) * 1986-12-11 1995-11-08 トヨタ自動車株式会社 車両用無段変速機の制御装置
DE4120540C1 (ja) 1991-06-21 1992-11-05 Dr.Ing.H.C. F. Porsche Ag, 7000 Stuttgart, De
DE4120546C2 (de) 1991-06-21 1995-04-13 Porsche Ag Einrichtung zur Steuerung eines stufenlosen Kraftfahrzeuggetriebes
DE4312415A1 (de) 1993-04-16 1994-10-20 Bosch Gmbh Robert Verfahren zur Übersetzungseinstellung eines Getriebes
DE4312718A1 (de) * 1993-04-20 1994-11-10 Zahnradfabrik Friedrichshafen Schaltvorrichtung für ein stufenloses Getriebe eines Kraftfahrzeuges
DE4411938A1 (de) * 1994-04-07 1995-10-12 Porsche Ag Steuereinrichtung und Steuerverfahren für ein stufenloses Getriebe
NL9401313A (nl) 1994-08-15 1996-03-01 Doornes Transmissie Bv Continu variabele transmissie.
FR2732276B1 (fr) * 1995-04-03 1997-06-20 Magneti Marelli France Systeme a boite de vitesses mecanique robotisee
DE19600915A1 (de) 1996-01-12 1997-07-17 Zahnradfabrik Friedrichshafen Verfahren zur Vorgabe der Übersetzung eines stufenlosen Getriebes
JP3409669B2 (ja) * 1997-03-07 2003-05-26 日産自動車株式会社 無段変速機の変速制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015022332A (ja) * 2013-07-16 2015-02-02 株式会社デンソー 車両用運行データ分析システム

Also Published As

Publication number Publication date
EP1177392A1 (de) 2002-02-06
DE19921500A1 (de) 2000-11-09
DE50000364D1 (de) 2002-09-12
US6671602B1 (en) 2003-12-30
WO2000068602A1 (de) 2000-11-16
EP1177392B1 (de) 2002-08-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002544451A (ja) 無段変速機の変速比の手動設定方法
US5231897A (en) Automatic transmission control apparatus
US7548810B2 (en) Control apparatus for continuously variable transmission of vehicle
JP2990391B2 (ja) 自動機械式変速装置およびそのクルーズ制御作動モードのシフト制御方法
JP3794483B2 (ja) 車両用無段変速機の制御装置
US7900533B2 (en) Control device for automatic transmission
KR101669676B1 (ko) 자동 변속기의 제어 장치
JPH0570753B2 (ja)
JP4325080B2 (ja) 無段変速機を備えた車両の制御装置
JP4109426B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
JPH09303543A (ja) 車両用自動変速機の変速制御装置
US8620541B2 (en) Vehicle driving-force control device
US6350216B1 (en) Method of ratio control for a CVT in a manual mode
JP3322110B2 (ja) 無段変速機の変速制御装置
JP3458541B2 (ja) 無段変速機の変速速度制御装置
JP3494012B2 (ja) 無段変速機の変速制御装置
JP4792818B2 (ja) 自動変速制御装置
JP3152095B2 (ja) 車両用自動変速機の変速制御装置
US8617030B2 (en) Vehicle speed control system
JP3915442B2 (ja) 手動変速モード付き無段変速機の変速制御システム
JP2005090610A (ja) 車両用無段変速機の制御装置
JPH06257665A (ja) 無段変速機の制御装置
JP4162090B2 (ja) 車両用無段変速機の制御装置
JP3353390B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
KR0162795B1 (ko) 자동변속기의 제어방법

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070703