JP2002543925A - 超吸収性材料を含むウェブを圧縮するための方法 - Google Patents

超吸収性材料を含むウェブを圧縮するための方法

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JP2002543925A JP2000617842A JP2000617842A JP2002543925A JP 2002543925 A JP2002543925 A JP 2002543925A JP 2000617842 A JP2000617842 A JP 2000617842A JP 2000617842 A JP2000617842 A JP 2000617842A JP 2002543925 A JP2002543925 A JP 2002543925A
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デイヴィッド アーサー フェル
ウィリアム グローヴァー リーヴス
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ワイチェン ヒース デイヴィッド ヴァン
マイケル バース ヴェントゥリーノ
パラニ ラジ ラマスワミ ワラヤペット
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キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】 超吸収性材料(32)を含むウェブ(12)を締固めするための方法及び装置は、ウェブ(12)に含まれた超吸収性材料を可塑化する段階、及び比較的低い圧力でウェブ(12)を圧縮する段階を含むことができる。選択した低い圧力は、超吸収性材料が過剰に破砕することを実質的に防止するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、吸収性ウェブを緻密化するための方法に関する。更に詳細には、本
発明は、超吸収性材料を含むウェブを緻密化するための方法に関する。緻密化し
たウェブは、所望レベルの強度、柔軟性及び可撓性を好都合に示すことができる
【0002】 (背景技術) 乳児用のおむつ等の使い捨て吸収性物品の性能目標には、製品寿命を通じた漏
れの防止、乾いた感触及び快適なフィット性が含まれる。従って、吸収性物品は
、典型的には、液体処理、及び製品の性能目標に必要な他の吸収性機能をもたら
す吸収性コアを含む。従来の吸収性物品の吸収性コアは、典型的には、吸収性繊
維で構成され、超吸収性材料が、典型的には、吸収性繊維と組み合わされて液体
吸収能力を高めている。吸収性コアは、略矩形に形成される。また、吸収性コア
は、フィット性及び快適性を改善するために、砂時計型、I型、T型、又は中央
股領域で吸収体の幅を減少させた同様の構造に形成されることもある。
【0003】 従来の吸収性コアは、種々の従来形式の空気堆積技術で生成された乾式形成材
料に組み込まれている。空気堆積技術は、典型的には、吸収性繊維及び超吸収体
の空気指向混合物を堆積させて吸収性材料のウェブを形成する。乾燥すると、従
来の乾式形成吸収性構造体は、柔らかく従順であるが強度が低い。更に、乾式形
成構造体は濡れた後の一体性に劣る。
【0004】 また、従来の吸収性コアは、種々の湿式堆積技術で生成された湿式形成材料に
も組み込まれてきた。湿式堆積技術では、典型的に、繊維及び超吸収性粒子の混
合物で構成された前駆材料を水又は他の水性液体と組み合わせて生成された吸収
性ウェブを形成する。特定の湿式堆積技術では、前駆材料をフォーム加工し、こ
のフォームを用いて吸収性材料の所望のウェブを形成する。湿式形成吸収性材料
から生成した吸収性構造体は、強度及び一体性に優れる。特に、湿式形成吸収性
構造体は、吸収性材料が液体を吸収した後に、優れた強度及び一体性を示す。し
かし、湿式形成吸収性材料は、特に、吸収性材料を所望のレベルの合計吸収容量
を生じるのに必要な坪量及び量にすると、剛性及び硬さが過剰となる。
【0005】 吸収性ウェブ材料の剛性を低減する特定の方法としては、材料を一対の二重反
転型圧縮ローラのニップを通過させることが挙げられる。他の方法では、ウェブ
をエンボス加工して可撓性を高めている。更に他の方法としては、材料を外側表
面に型押模様の付いた一対の二重反転型ローラのニップを通過させることが挙げ
られる。型押模様の付いた表面は、材料の硬さを軽減するのを助ける局所的応力
及び局所的歪みを生じるように構成されている。ウェブが超吸収性粒子を含む場
合には、圧縮ローラは、吸収性粒子を破砕又は粉砕するように構成されている。
【0006】 上述の従来技術は、超吸収性材料を含むウェブを柔らかくしたり、圧縮したり
するのには適切でない。従来技術では、超吸収体を過度に破砕し、ウェブ中の小
さい超吸収性粒子の相対比率が増大する。超吸収性粒子の大きさの分布が変化す
ると、ウェブの吸収特性に悪影響を及ぼし、超吸収体がウェブから振り落とされ
易くなり、過度の粉塵が生成される。また、超吸収性材料が破砕されると、超吸
収体の取り込み率や超吸収体の圧力下での膨潤性等の種々の吸収特性に悪影響を
及ぼす。 結果として、剛性のある吸収性材料を圧縮、或いは他の方法で加工し、材料の
強度、柔軟性、可撓性、湿潤一体性及び吸収容量を改善するための改善された方
法が必要とされている。
【0007】 (発明の開示) 一般的には、本発明は、超吸収性材料を含むウェブを締固め及び/又は緻密に
するための方法を提供できる。特定の様態では、本方法は、可塑性超吸収性材料
を含むウェブを圧縮する段階を含む。他の様態では、ウェブは、超吸収性材料を
実質的に過度に損傷しないように選択した比較的低い圧力で圧縮できる。
【0008】 この種々の様態では、本発明は、超吸収性材料の粒子を含むウェブを一層効果
的及び効率的に締固め及び/又は緻密にすることができる。特に、本発明の締固
め又は緻密にする方法は、最終的な圧縮ウェブで、超吸収性材料を所望の大きさ
、形状、物理的特性及び吸収特性に維持できるので有利である。本発明により生
成される吸収構造体を物品に組み込むと、強度の増大、フィット性の改善、漏れ
の減少、及び使用中の塊状化、よれ又はたるみを低減できる。 本発明は、以下の本発明の詳細な説明と図面を参照すると更によく理解でき利
点が一層明らかになる。
【0009】 (発明を実施するための最良の形態) 本発明は、繊維及び超吸収性材料(SAM)の粒子の混合物で構成された複合
体、又は超吸収性粒子及びフォーム状のマトリックス材料で構成された複合体等
の超吸収体含有材料を緻密化及び/又は柔軟化するための特有な方法を提供する
。超吸収性材料は、複合物を通して、実質的に一様分布、層状又は階段状分布、
又は勾配分布であってもよい。この超吸収体含有材料を用いて、おむつ、女性用
ケア製品、幼児用トレーニングパンツ、大人用失禁用製品等のパーソナルケア製
品における吸収性構造体を形成する。
【0010】 製品に組み込む前に柔軟化及び/又は圧縮できる吸収性構造体の例は、超吸収
体含有湿式堆積構造体、超吸収体含有乾式堆積構造体、超吸収体含有フォーム構
造体、超吸収体含有空気堆積構造体等、又はその組み合わせを含むことができる
が、これに限定されない。湿式形成ウェブ又は構造体は、例えば、超吸収性材料
及び繊維材料の水含有混合物を用いて生成できる。また、湿式形成構造体又はウ
ェブは、混合物がフォーム構造体となる超吸収性材料及び繊維材料の水含有混合
物を用いて生成してもよい。乾式形成ウェブ又は構造体は、例えば、繊維材料及
び超吸収性材料の空気浮遊又は空気混入混合物で生成してもよい。
【0011】 適切な湿式堆積超吸収性構造体の例としては、1997年7月29日にR.A
ndersonらに付与された米国特許第5,651,862号「湿式形成吸収
複合体」に記載の方法で生成されるものを挙げることができる。空気堆積超吸収
性構造体の例は、1996年4月23日にW.Hansonらに付与された米国
特許第5,509,915号「液体を迅速に取り込む薄い吸収性物品」に記載さ
れている。これらの特許の全開示内容は、矛盾しない範囲で本明細書に参照文献
として組み込まれている。
【0012】 本発明の技術では、構造体中の超吸収性材料を過度に損傷することなく、又は
超吸収性構造体の機能性を過度に低下させることなく吸収性構造体を締固め及び
/又は緻密化できる。本発明の技術は、吸収性材料を柔軟にし、得られた吸収性
構造体の性能を向上するのに役立つ。 本発明の技術は、吸収性ウェブ構造体の構成物質を適切に選択することにより
更に改善できる。例えば、架橋セルロース繊維を吸収性構造体に加えることによ
り、かさ及び柔軟性を付与できる。また、超吸収体の量を増やすと繊維−繊維結
合が減少するので柔軟性を付与できる。
【0013】 本明細書に用いる場合、「含む」、「含んでいる」及び「含む」を語根とする
他の派生語は、全ての定められた特徴、要素、完全体、ステップ、又は部品の存
在を特定するが、1つ又はそれ以上の他の特徴、要素、完全体、ステップ、部品
、又はそのグループが存在すること又は付加されることを除外しない、拡張可能
な用語を意図していることに留意されたい。 図1、図2、図3及び図4を参照すると、本発明は、超吸収性材料32を含む
ウェブ12を締固め及び/又は緻密にする特有な方法及び装置を提供できる。一
般的には、本方法は、ウェブが可塑化された超吸収性材料を含む間に、ウェブ1
2を圧縮する段階を含む。
【0014】 望ましい様態では、本発明は、ウェブ12に含まれる超吸収性材料を可塑化す
る段階と、それに続くウェブ12を締固め又は圧縮する段階とを含むことができ
る。吸収性ウェブ12の圧縮は、選択した比較的低い圧力で行うことができ、低
い圧力は、実質的に過度の破砕(割れ、破壊)、又は超吸収性材料32の所望の
特性が他のダメージを受けないように設定できる。更に、ウェブは、選択した圧
縮温度の下で圧縮してもよい。特定の様態では、超吸収性材料のガラス転移温度
(Tg)は、少なくとも一時的に調節され、調節されたガラス転移温度は、一般
的に選択した圧縮温度である。本発明の他の様態では、超吸収体の温度は、超吸
収性材料のガラス転移温度の選択範囲内又は比率内で上昇させてもよい。
【0015】 超吸収性材料のガラス転移温度は、本技術分野では認識されている従来からの
パラメータである。一般に、ガラス転移温度(Tg)は、ポリマー材料等の材料
特性が、局所的な分子運動の実質的な停止に伴って著しく変化する温度である。
Tgより低い温度では、非晶質の材料は、硬度、脆弱性、剛性及び透明度という
特性を含む、通常の無機ガラスに関連する多くの特性を有することができる。例
えば、Billmeyerの「ポリマーサイエンステキスト」(1984年、W
iley)ISBN0−471−03196−8の例えば7ページを参照された
い。ガラス転移温度は、選択した温度範囲にわたる材料の機械的特性を反映する
ことができる。Tgより低い温度では、ポリマーは、剛性、硬度及び脆性が高く
、ガラス状であるが、Tgより高い温度では、分子量が十分に大きければ、ポリ
マーは比較的柔軟、柔弱且つ伸張可能であり、幾分弾性をもつことができる。更
に高い温度では、材料は流れて粘着性をもつ。転移温度より低い温度では、ポリ
マー鎖の大部分は、相対的に固定された立体配置をとり、ポリマー鎖の変形又は
回転は殆ど起こらない。ガラス転移温度より高い温度では、ポリマー鎖は、回転
運動又は大きなねじれ振動するための十分な熱エネルギーを有し、従って、ガラ
ス転移温度は、セグメント運動の開始点となる。ガラス転移は、急激ではなく、
数度の温度範囲にわたって起こる。従って、Tgは、特性の不連続が起こる温度
区間の中間点とされる。Tgを測定するための従来技術では、例えば、示差走査
熱量計(DSC)を用いる。「Kirk−Othmer化学技術百科事典」第4
版第1巻の例えば315〜317ページ、及び「現代の超吸収性ポリマー技術」
F.L.BucholzとA.T.Graham編、Wiley−VCH(19
98年)の例えば45ページ及び140〜143ページを参照されたい。
【0016】 超吸収性材料のガラス転移温度は、例えば、ウェブ12に選択した加湿を行う
ことにより調節できる。望ましい様態では、加湿は、関連する超吸収性材料の含
水量を選択的に上昇させることができる。また、加湿を利用してウェブ成分を所
望の圧縮温度に曝して調節することもできる。加湿は、超吸収性ウェブ12を圧
縮及び緻密化する前に行うことが望ましい。本発明の特定の様態では、超吸収性
材料の粒子は、圧縮されると平板化する場合があり、小板を形成するか、或いは
変形形状を維持する傾向がある。更に他の様態では、変形した超吸収性粒子は、
濡れると、実質的に変形を克服するか、或いは放棄するように構成できる。通常
の使用で遭遇する普通の圧力がかかると、超吸収性材料は、液体を吸収する間に
膨張及び膨潤して本来の変形していない形状に戻るように構成できる。結果とし
て、超吸収性材料は、膨潤する時に、複合体のマトリックス構造体が広がる能力
を保持又は再び獲得できるので有利である。
【0017】 特定の様態では、超吸収性材料32は、最初に選択された第1の水分レベルで
ウェブ中に加えることができる。例えば、超吸収性材料は、第1の水分レベルを
含んでいる間にウェブ12に組み込むことができる。他の様態では、超吸収性材
料は、乾燥するか、又は第1の水分レベルを有するよう調整することができる。
随意的に、超吸収体及びウェブは、両者とも乾燥するか、又は超吸収性材料が所
望の第1の水分レベルを有するように調整できる。超吸収体及びウェブは、一体
化される間に調整できることが望ましい。他の様態では、この方法には、ウェブ
に封入する繊維材料又は他のマトリックス材料を準備する段階を含むことができ
る。本発明の種々の構成では、まず、超吸収性材料が第1の水分レベルを含む間
にウェブ12を準備して、次に、超吸収性材料が第1の水分レベルより高い第2
の水分レベルを含む間にウェブの圧縮を行うことができる。
【0018】 本発明の更に他の様態は、吸収性ウェブ12を緻密化するのに必要な圧力量を
低減するのに役立つ加熱カレンダロールを含むことができる。更に、ウェブ12
の加湿及びカレンダ加工を組み合わせて行うと更に有利である。
【0019】 付加的な柔軟化手法は、ウェブ12のカレンダ加工前又は加工後にウェブに行
うことができ、カレンダ加工の代わりに行うこともできる。このような付加的な
手法としては、例えば、エンボス加工、圧縮、一対の溝付きロール間での圧縮、
マイクロストレイン等、及びその組み合わせを挙げることができる。このような
方法でウェブ12を柔軟化すると、ウェブ内の超吸収性材料の膨潤を制限するい
くつかの結合を破壊して、構造体の容量が大きくなるという更なる利点をもたら
す。ウェブ12は、付加的な柔軟化手法の間に加熱できることが意図されている
【0020】 所望の様態では、本発明の技術は、ウェブ12に選択した可撓性を付与する段
階を含むことができる。ウェブを柔軟で可撓性にして且つ緻密にする場合、吸収
性ウェブ材料12は、カレンダ加工前に可撓性を付与することによって柔軟にす
ることが望ましい。本発明のこの構成は、ウェブ中の超吸収性粒子の大きさに近
い厚みまで緻密にした構造に加工するのに特に有利である。
【0021】 本発明の種々の様態は、個々に、又はどのような所望の組み合わせで組み込む
こともでき、超吸収性材料の粒子を含むウェブを一層効果的及び効率的に柔軟化
し柔らかくすることを助けることができる。特に、本発明の技術の種々の様態は
、超吸収性材料の所望の形状、物理的特性及び/又は吸収特性を維持することが
できるので有利である。更に、本発明では、フィット性が改善され、柔軟性及び
可撓性に優れ、ウェブ中に超吸収体を閉じ込めることに優れ、吸収性が改善され
、且つ漏れを低減した吸収性物品を生成できる。
【0022】 図1を参照すると、本発明の工程及び装置は、所定の機械方向34及び所定の
横方向36をもつことができる。本発明の目的では、機械方向34は、特定の部
品又は材料が、本発明の装置及び方法の特定の局所部分に沿い、それを通って前
後に移動する方向である。横方向36は、加工中に移動する材料のほぼ平面内に
あり、局所の機械方向34と直交している。従って、図1に例示する配置図では
、横方向36は図面シート面に垂直に延びる。
【0023】 図1に示すように、本発明の方法及び装置は、例示した移動ローラ14及びそ
れに付随する動力源(例えばエンジン及びモータ)によりもたらされる移動機構
を備えることができ、選択した移動速度で所定の機械方向34に沿ってウェブ1
2を移動させ誘導できる。 特定の様態では、移動速度は、少なくとも最低約10m/分であってもよい。
もしくは、移動速度は、少なくとも約100m/分、随意的に少なくとも約25
0m/分として、性能を改善してもよい。他の様態では、移動速度は、最高約1
000m/分以下であってもよい。もしくは、移動速度は、約700m/分以下
、随意的に約400m/分以下として、有用性を高めてもよい。速度が低すぎる
と生産性が非常に低下しコスト高になる場合がある。速度が高すぎると、移動ウ
ェブに熱が十分に有効に又は十分に移動しない場合がある。
【0024】 図1に例示するように、移動システムは、ウェブ12を選択した可塑化機構に
供給できる。供給されるウェブは、実質的に乾燥していることが望ましく、例示
した加湿システム等の可塑化機構が、柔軟性を高めるか、ウェブ12内の超吸収
性材料32の変形性を高めるよう構成できる。
【0025】 本開示の目的では、所定材料の可塑化は、剛性、脆性及び/又は硬さを有効に
低減できる如何なる方法、処理又は技術を含み、材料が圧縮される場合に実質的
に過度の亀裂、引裂き、剥離、破壊又は他の破砕を引き起こすことなく有効な材
料変形を可能にする。剛性、脆性又は硬さの低減は、一時的又は実質的に永久的
であってもよい。非破砕変形は、弾性変形、実質的な弾性変形、又は実質的な残
留変形等、及びその組み合わせであってもよい。超吸収性材料の可塑化には、例
えば、材料の加湿、材料の加熱、材料の化学処理等、及びその組み合わせを含む
ことができる。
【0026】 図1を参照すると、ウェブ12内の超吸収性材料32の可塑化には、ウェブ1
2を選択した程度まで有効に加湿することができる機構を含むことができる。例
えば、例示した構成では、ウェブ12は、該ウェブ、特に超吸収性材料を水蒸気
に有効に曝すことができる加湿チャンバ16に移動できる。加湿すると、特に超
吸収体が加湿中にべとつくように構成されている場合には、超吸収体の繊維への
結合を増強する更なる利点をもつことができる。この結合は、関連のマトリック
ス材料(例えば繊維マトリックス又はフォームマトリックス)内への粒子の閉じ
込めを促進し、超吸収体とマトリックス材料との間を更にぴったりと接触させる
ことができる。その結果、結合は、吸収性複合ウェブ12の液体処理特性を高め
ることができる。
【0027】 種々の技術を用いて、ウェブ12を有効に加湿することができる。その技術と
しては、高温加湿又は低温加湿等、又はその組み合わせを挙げることができる。
ウェブを加湿空気に曝すことにより、水蒸気をウェブ12及び超吸収性材料に供
給できる。例えば、真空コンベヤーを用いて、湿った空気をウェブに通過させて
もよい。また、加湿は、蒸気又は他の高温の水分含有気体媒体を用いて水蒸気を
供給することを含んでもよい。他の様態では、加湿は、容易に蒸発できる十分に
小さい水滴を生成する機構を含み、所望濃度の水蒸気を供給してもよい。例えば
、適切な加湿は、空気シャワー、ミスト装置、噴霧器、超音波気化器、水分凝縮
装置等、又はその組み合わせを用いて達成できる。典型的には、駆動機構(例え
ばファンシステム又は真空システム)を用いて、ウェブを通って超吸収性材料に
接触できるよう、加湿水分(例えば水蒸気)を移動させるようにしてもよい。
【0028】 ウェブ12の加湿では、所定温度で選択時間だけウェブ12を選択した濃度の
水蒸気に曝すことができる。種々の機構及び技術を用いて、暴露時間を調節及び
調整できる。例えば、ウェブ12の速度を増加又は減少し、ウェブが加湿チャン
バ16内に滞在する時間を調整できる。もしくは、加湿チャンバ内のウェブの経
路の長さを延長又は短縮して滞在時間を調節できる。例えば、本構成では、ルー
プローラ18を用いて、加湿チャンバ16内のウェブ経路の長さを調節してチャ
ンバ内にウェブが滞在する時間を調整できる。
【0029】 ウェブは、ウェブ12内の超吸収性材料に選択した水分含量を付与するのに十
分な時間及び温度で、選択した水蒸気濃度(例えば相対濃度)に曝されることが
望ましい。特定の様態では、超吸収体に与える水分含量は、超吸収性材料1グラ
ム当たり少なくとも最低約0.1グラムの水(0.1g/g)であってもよい。
もしくは、水分含量は、少なくとも約0.15g/g、随意的に少なくとも約0
.2g/gとして、性能を改善してもよい。他の様態では、水分含量は、最大約
0.9g/g以下であってもよい。もしくは、水分含量は、約0.6g/g以下
、随意的に約0.4g/gとして、有用性を高めてもよい。
【0030】 水分含量が低すぎると、粉塵の過剰生成又は超吸収性材料の過剰破砕が起こっ
たり、ウェブを過度に加熱する必要性が生じたりすることがある。水分含量が高
すぎると、ウェブが製造装置に過度に密着したり、製造工程が過度に混乱したり
、超吸収性材料の吸収容量が減少したりすることがある。
【0031】 ウェブ12を有効な水蒸気レベルで処理すると、ウェブを液体の水で処理する
より有効であることが分かっている。ウェブを液体の水で処理する場合、液体の
水は、主にウェブ内の繊維マトリックス等のマトリックス材料に捕捉又は他の方
法で取り込まれることができる。結果として、超吸収性材料は、適切に可塑化さ
れず、超吸収性材料の特性を過度に損傷することなくウェブを所望のように圧縮
できない。更に、液体の水を用いる場合、過剰な水がウェブマトリックス材料に
保持されるため、超吸収性材料に所望の可塑化作用を生じさせるには過剰量の水
が必要となる場合がある。その後、過剰な水を乾燥又は他の方法でウェブから除
去するのは、困難及び/又は費用がかかる。従って、本発明の様態の1つは、ウ
ェブ12を過剰量の液体の水に曝すことを実質的に防止することである。
【0032】 本発明の特定の様態は、超吸収体を約100%までの相対湿度に曝すか、他の
処理を施す段階を含むことができる。処理相対湿度は、少なくとも最低約50%
、随意的に少なくとも約80%として、性能を改善してもよい。本発明の他の様
態は、約100℃までの温度で超吸収体を処理する段階を含むことができる。も
しくは、処理温度は、少なくとも最低約20℃、随意的に少なくとも約80℃に
して、有用性を高めてもよい。
【0033】 他の様態では、超吸収性材料32は、超吸収性材料が、外気又は第1の水分レ
ベルを含むとき及びその状態で、ウェブ中に分散され、堆積され又は他の方法で
含有される。次に、ウェブ12の加湿により、超吸収性材料の水分含量を外気、
吸収体内の第1のレベルよりも高い第2のレベルまで上げることができるので有
利である。次に、超吸収性材料が、第1の水分レベルより相対的に高い第2の水
分レベルを含むと、続いてウェブを圧縮することができる。他の様態では、この
工程は、ウェブ内に繊維マトリックス等のマトリックス材料を含ませるための段
階を含むことができる。例えば、マトリックス材料(例えば繊維)は、超吸収性
材料と混合、積層、結合、組み立て、再反応、又は混ぜ合わせて所望のウェブを
形成することができる。
【0034】 本発明の他の様態では、超吸収性材料32の可塑化は、材料の湿度レベルが低
い場合であっても、超吸収性材料をゴム状の容易に変形可能な状態になるよう構
成することにより達成できる。従って、本発明は、低温で材料を緻密にすること
ができる。超吸収体は、化学処理又は他の方法で修正して低い相対湿度環境での
ガラス転移温度を低くした複合体を有することができる。このような修正には、
超吸収性材料の化学的性質を適切に変化させる化学反応又は処理を含むことがで
きる。特定の様態では、超吸収体は、ガラス転移温度が、相対湿度50%で約3
5℃より低くなるように化学的に調節された複合体を有することができる。
【0035】 他の様態では、超吸収性材料は、添加剤で処理し、超吸収体をゴム状で粉塵を
形成しにくくすることができる。例えば、1996年1月3日に発行された欧州
登録特許0690077「所望の破砕特性を有するヒドロゲル形成ポリマー材料
」を参照されたい。また、添加剤は、超吸収性粒子を隣接する繊維に結合させる
のを助ける結合材料としても作用する。その結果、可塑化添加剤は、結合剤を吸
収性材料に導入するための効果的で特有の技術を提供できる。
【0036】 図2、図3及び図4を参照すると、本発明の方法及び装置は、ウェブ12に予
め定めた可撓性を付与する機構を更に含むことができる。可撓化は、ウェブの圧
縮の前に行うことが望ましい。可撓化は、ウェブ12に所望の柔軟性を付与する
ので有利であり、柔軟化は、例えば、ウェブの加湿又は他の可塑化の前、その間
、又はその後に行うことができる。ウェブの柔軟化は、所望の通りに、選択した
横方向の可撓化、機械方向の可撓化、又は横方向の可撓化及び機械方向の可撓化
の組み合わせを含むことができる。
【0037】 種々の技術を用いて、ウェブ12の所望の横方向可撓化を行うことができる。
例えば、この技術としては、エンボス加工、マイクロストレイニング、二軸スト
レイニング等、及びその組み合わせを挙げることができる。 マイクロストレイニング技術の例は、1996年10月8日にR.W.TAN
ZERらに付与された米国特許第5,562,645号「柔軟な吸収性パルプシ
ートを有する物品」に記載されている。
【0038】 二軸ストレイニング技術の例は、1975年9月2日にSchwarzに付与
された米国特許第3,902,230号「同時連続二軸ウェブ伸張機」、198
0年9月16日にSchwarzに付与された米国特許第4,223,059号
「配向可能なポリマー繊維の不織ウェブを伸張するための方法及びその製品」、
及び1981年8月25日にSchwarzに付与された米国特許第4,285
,100号「不織ウェブ又は配向可能なポリマー材料を伸張するための装置」に
記載されている。 可撓性のある吸収性材料を作る他の方法は、1982年10月19日にKop
olowに付与された米国特許第4,354,901号「可撓性のある吸収性板
紙」、及び1986年9月9日にWeismanらに付与された米国特許第4,
610,678号「高密度吸収性構造体」に記載されている。
【0039】 図1、図2、及び図3を参照すると、ウェブ12の横方向の可撓化は、一対の
協働する二重反転型円周方向溝付きローラ70及び70aの間のニップにウェブ
を通して、対応する溝付きロールの組でウェブ材料を機械的に曲げる段階を含む
ことができる。図2及び図3に代表的に示すように、二重反転型溝付きローラ7
0及び70aは、それぞれ交互に連なる協働するピーク部72及びランド部76
を含むことができる。ピーク部は、選択された幅78及び選択された高さ82を
有する。ランド部は、選択された幅80及びピーク部の高さ82に対応する選択
された深さを有する。同一のロールにある隣接するピーク部は、中心間距離84
を有する。作動中、一方のロールのピーク部は、実質的に他方の対応するロール
のランド部の中心に位置している。ローラ70とローラ70aとの間の「かみ合
い」距離90は、第1のロールのピーク部が対応する第2のロールの溝に貫入し
たときの、第1のロールのピーク部から第2のロールの隣接する位置のピーク部
までの距離として測定される。「間隙」は、第1のローラのピーク部が第2のロ
ーラの溝に貫入していないときに測定される。
【0040】 例えば、代表的に示す構成では、ピーク部の幅78は、0.031インチ(0
.79mm)であり、ランド部の幅80は、0.094インチ(2.39mm)
である。ピーク部の高さ82(又は、対応するランド部の深さ)は、0.09イ
ンチ(2.29mm)である。同じローラにある隣接するピーク部の中心間距離
84は、0.125インチ(3.18mm)である。
【0041】 適切な円周方向溝付きローラの例は、1990年5月1日にR.Walton
らに付与された米国特許第4,921,643号「2つの対応するロールを用い
るウェブ加工」に記載されている。なお、この全開示内容は、矛盾しない範囲で
本明細書に参考文献として組み込まれている。米国特許第4,921,543号
に記載されているリターディングフィンガーは、本発明の柔軟化工程には用いな
いことに留意されたい。
【0042】 吸収性層材料又は材料の他のウェブが直線方向に移動する(直線移動する)場
合は、材料の全ての部分の速度は等しい。材料がロールの曲面に沿って移動する
場合は、材料の速度は線形ではなくなり、速度は実質的に円周方向になる。 円周方向の湾曲経路に沿って材料が動くと、材料の平均速度が材料の厚さの中
心にあるような速度差が生じる。ロールに隣接する材料部分は、平均速度より遅
い速度で移動し、材料の半径方向に最も外側の部分は、平均速度より速い速度で
移動する。速度差に対応するために、湾曲材料は、材料の凹面側で圧縮され、材
料の凸面側で伸張する傾向がある。
【0043】 材料の外側の凸面の伸張特性は、材料の硬さをほぐすのに特に役に立つ。例え
ば、伸張すると繊維ウェブの繊維が引っ張られて、繊維間の水素結合(及び他の
結合)が壊れる。その結果、材料は一層柔軟になることができる。材料ウェブの
片側のみを柔軟化することを望む場合は、ウェブの指定した側に張力荷重を与え
て伸張するよう湾曲ウェブ経路の幾何学的形状を設定できる。材料をS形(S−
ラップ)湾曲経路に通すと、材料の各々の側を順に引っ張って伸張することがで
き、ウェブの両側を柔軟化して柔らかくできる。
【0044】 どのような種類の張力を与えても、ウェブ材料を柔軟化するのを助けることが
できるが、ロールの周りで曲げ作用を利用することによって、柔軟化の程度を制
御でき材料強度を維持できる。曲げ作用は、湾曲したウェブの曲げ中立軸に近接
して位置決めされたウェブの厚みの中央部分での材料の強度を維持しつつ、ウェ
ブの露出した外面側に向かって位置決めされた、材料の凸面をなす部分を柔軟化
できる。
【0045】 柔軟化のための(引張)力の程度は、典型的には、用いるロールの半径に反比
例する。用いるロールの直径が小さければ、速度差が大きくなり、引張力が大き
くなる。柔軟化のための(引張)力の程度は、典型的には、吸収性構造体の厚さ
に比例する。材料が厚ければ、速度差が大きくなり、引張力が大きくなる。
【0046】 図4を参照すると、ウェブ12の機械方向可撓化には、選択した円周方向転向
角40で湾曲する湾曲経路38に沿ってウェブを移動する段階を含むことができ
る。特定の様態では、円周方向転向角は、少なくとも最低約15度(15°)で
あってもよい。もしくは、円周方向転向角は、少なくとも約45度、随意的に少
なくとも約90度として、性能を改善してもよい。他の様態では、円周方向転向
角は、最大約270度又はそれ以上であってもよい。もしくは、円周方向転向角
は、約240度以下、随意的に約200度以下として、有用性を高めてもよい。
【0047】 円周方向転向角が小さすぎると、ウェブの剛性を低下させる作用が不十分にな
ることもある。円周方向転向角が大きすぎると、ウェブの一体性が過度に低下し
て加工装置が過度に複雑になることもある。 湾曲経路38は、選択された曲率半径42を有することができる。特定の様態
では、曲率半径は、少なくとも最低約1cmであってもよく、もしくは、少なく
とも約1.5cmとして性能を改善することができる。他の様態では、曲率半径
42は、最大約20cm以下であってもよい。もしくは、曲率半径は、約5cm
以下、随意的に約2cm以下として有用性を高めることができる。曲率半径42
が小さすぎると、超吸収性材料又は繊維材料が、ウェブから過度に振り落とされ
るか、失われる場合がある。曲率半径42が大きすぎると、ウェブの柔軟化のレ
ベルが不十分になる場合がある。
【0048】 図4を参照すると、ウェブ12の縦方向の可撓化には、個々の転向角40、4
0a及び40bを含む反転転向角等の、累積反転転向角を通って湾曲する実質的
にS形の湾曲経路に沿ってウェブを移動する段階を含むことができる。特定の様
態では、累積反転転向角は、最大約2000度又はそれ以上であってもよい。も
しくは、累積反転転向角は、約1500度まで、随意的に約720度までとして
性能を改善してもよい。他の様態では、累積反転転向角は、最低約180度以上
であってもよい。もしくは、累積反転転向角は、約270度以上、随意的に約3
60度以上として有用性を高めてもよい。
【0049】 累積反転転向角が小さすぎると、ウェブの柔軟化作用が不十分となる場合もあ
る。累積反転転向角が大きすぎると、加工装置が過剰に複雑になる場合もある。 代表的に示す図では、S形の湾曲経路は、第1の湾曲部分44及び第2の反転
した反対向き湾曲部分46を備えることができる。第1及び第2の湾曲部分は、
それぞれ何れかの曲率半径及び本明細書に記載した個々の転向角を有することが
できる。
【0050】 図1に代表的に示すように、本発明の装置及び方法は、ウェブ12を選択的に
加熱する段階を更に含むことができる。例えば、ウェブ12は、一対の二重反転
型熱ローラ30及び30aの間の間隙を通過することができる。代表的に示すよ
うに、熱ローラは、ウェブ12を選択したように圧縮及び緻密化するよう構成す
ることもできる。特定の様態では、ウェブ12の加熱は、ウェブの圧縮の前か、
圧縮と並行して行うことができる。他の様態では、ウェブの加熱は、ウェブの圧
縮と実質的に同時に行うことができる。本発明の種々の構成では、ウェブ12の
加熱は、1つ又はそれ以上の技術で行うことができる。このような技術には、例
えば、伝導、放射、対流等、又はその組み合わせによる加熱を挙げることができ
る。
【0051】 伝導加熱では、典型的に、熱は、媒体内又は直接接触している媒体間の高温領
域から低温領域に移動することができる。伝導加熱としては、例えば、加熱ラッ
プローラ、加熱カレンダローラ、加熱ニップ、加熱固定板、摩擦等、又はその組
み合わせによる加熱を挙げることができる。 放射加熱では、典型的は、熱は、各々の物体が間隔を置いて離れている場合に
、高温体から低温体に移動することができる。放射加熱としては、例えば、赤外
線を放射する加熱ランプ、マイクロ波加熱、直火又は他の燃焼、発熱化学反応、
熱交換等、又はその組み合わせを挙げることができる。
【0052】 対流加熱は、典型的に、伝導作用、エネルギー貯蔵及び混合を含む。対流加熱
としては、例えば、蒸気、加熱空気又は他の加熱気体等、又はその組み合わせを
挙げることができる。 マイクロ波加熱は、超吸収体材料が本質的に水親和性であり、水がマイクロ波
放射により選択的に励起され加熱されるので、特に有用である。このように、マ
イクロ波加熱により、ウェブ12の絶縁された繊維材料を通して熱エネルギーを
伝達する必要性をなくすことができる。伝導加熱は、熱を超吸収性材料に移動さ
せるためにウェブの繊維材料を加熱する必要があるのでエネルギー効率があまり
よくない。
【0053】 ウェブ12の加熱には、ウェブを少なくとも最低約20℃の温度に曝す段階を
含むことができる。もしくは、加熱温度は、少なくとも約40℃、随意的に少な
くとも約90℃として、性能を改善してもよい。他の様態では、加熱温度は、約
205℃以下であってもよい。もしくは、加熱温度は、約175℃以下、随意的
に約150℃以下として、有用性を高めてもよい。ウェブ12を加熱すると、ウ
ェブ内のマトリックス繊維の水素結合を増加させるのを助けることができ、極め
て高温で加熱すると、繊維の可塑化を助けることができる。その結果、所望の密
度値を生成するのに必要な圧力が低くなる。加熱繊維は復元傾向が少なく、ウェ
ブは所望の密度を良好に維持する。
【0054】 ウェブの加熱には、ウェブ12を、超吸収性材料32の予め定めた割合のガラ
ス転移が起こる温度(℃で測定)内で、ウェブの超吸収性材料を有効に加熱でき
る温度に曝す段階を含むことができる。特定の様態では、加熱温度は、少なくと
も最低約80%のガラス転移が起こる温度であってもよい。もしくは、加熱温度
は、少なくとも約90%のガラス転移が起こる温度、随意的に超吸収性材料の少
なくとも約95%のガラス転移が起こる温度として、有用性を高めてもよい。他
の様態では、加熱温度は、最大約125%以下のガラス転移が起こる温度であっ
てもよい。もしくは、加熱温度は、約107%以下のガラス転移が起こる温度、
随意的に超吸収性材料の約105%以下のガラス転移が起こる温度として、コス
ト削減等の有用性を高めてもよい。
【0055】 超吸収性材料の加熱温度が高すぎると、材料が、過度に分解するか、望ましく
ない化学変化を起こすこともある。超吸収性材料の加熱温度が低すぎると、超吸
収性材料が、過度に破砕することもある。 Iskraに付与された米国特許第4,605,402号に記載されているよ
うな、吸収性製品を柔らかくするための従来技術では、超吸収体を望ましく粉砕
し、物品に柔らかさを付与することを教示している。加熱カレンダロール及び高
圧を用いて吸収性ウェブを緻密化するための従来技術は、米国特許第5,252
,275号及び米国特許第5,324,575号に記載されている。このような
技術を用いて、超吸収体を含む場合もある、嵩高い架橋繊維のウェブを緻密化す
る。緻密化する圧力は、800〜115,000psi(5.5×103〜7.
9×105KPa)の範囲であり、加熱温度は、60℃と180℃の間である。
【0056】 しかし、このように高圧にすると、超吸収体に悪影響を及ぼすことがある。実
質的に乾燥した組成物では、超吸収体は、典型的にはガラス状で脆い状態であり
、高圧になると割れることもある。超吸収体が割れて小さい粒子になると、嵩高
い架橋超吸収体よりは、表面架橋超吸収体に対して更に悪影響を及ぼす。表面架
橋超吸収体では、粒子が割れると超吸収性粒子中央部の、軽く架橋した材料が露
出する場合があるので望ましくない。しかし、表面架橋超吸収体は、多量の超吸
収体を含む薄い構造体を生成するのには好ましい。このような構造体の例は、K
ellenbergerに付与された米国特許第5,147,343号、及びM
eliusらに付与された米国特許第5,601,542号に記載されている。
従って、従来の柔軟化して緻密化する技術は、所望の製品を生成するのには適切
でない。
【0057】 従来技術とは対照的に、代表的に示されるカレンダローラ22により提供され
るような圧縮機構は、ウェブ中の超吸収性材料の所望の特性を実質的に過度に損
なうことなくウェブの剛性を低減できるように、ウェブ12に選択的に圧力を付
与できる。特に、圧縮機構は、超吸収性材料を実質的に過度に破砕することなく
ウェブの嵩高さを低減できるように、ウェブ12に選択的な圧力を付与できる。
図1を参照すると、ウェブ12の圧縮には、代表的に示す一対のカレンダローラ
22および22a等の一対の協働する二重反転型ローラ間のニップを通ってウェ
ブを通過させる段階を含むことができる。カレンダローラの外側円周方向表面は
、実質的に滑らかであってもよい。または、カレンダローラの外側表面は、型押
し模様が付いていてもよい。例えば、カレンダローラ22の外側表面は、予め決
められたパターンである円周方向に延びる溝を備えることができる。もしくは、
カレンダローラの表面は、1つ又はそれ以上の従来形式の型押パターンで型押し
模様が付けられていてもよい。
【0058】 特定の様態では、ウェブ12の圧縮には、ウェブを選択した圧縮間隙に挟む段
階を含むことができ、この間隙は、圧縮プレートの間、圧縮ローラの間又は他の
締固め機構、又はそれらの組み合わせにより与えられる。例えば、圧縮間隙は、
超吸収性材料の粒子径の平均値と実質的に等しいか、それより小さくなるように
選択できる。本発明の他の様態では、圧縮間隙は、約2mmより小さくなるよう
に選択でき、約1mmより小さくなるように選択してもよい。もしくは、圧縮間
隙は、約0.6mmより小さく、随意的に約0.3mmより小さくして、有用性
を高めてもよい。圧縮間隙は、どの従来技術を用いても形成できる。例えば、圧
縮間隙は、一対の圧力プレートの間に形成してもよく、協働する一対の二重反転
型ローラのニップ域に生成してもよい。
【0059】 他の様態では、ウェブ12の圧縮は、圧縮ウェブ密度が少なくとも最低約0.
2g/cm3になるように構成してもよい。もしくは、ウェブ密度は、少なくと
も約0.25g/cm3、随意的に少なくとも約0.3g/cm3又はそれ以上と
して、柔軟性の改善又は液体移動性の改善といった有用性を高めてもよい。所望
の態様では、ウェブ密度は、約0.2g/cm3又はそれ以上までであってもよ
い。
【0060】 加熱カレンダロールを用いて、ウェブ12を加熱するとともに圧縮することが
できることは容易に理解される。例えば、材料の圧縮及び緻密化は、誘導加熱カ
レンダロールを用いて実現できる。ロールの直径は、9.5インチ(24,1c
m)であってもよく、約400°F(約205℃)までの温度に加熱できる。特
定の態様では、ロールは、速度が約15m/分になるように作動してもよく、ロ
ール間が選択された間隙になるように位置決めできる。随意的に、ロールにより
もたらされる速度は、185m/分又はそれ以上までであってもよい。また、選
択された応力を作用させて、ロールの1つを付随する間隙ストップに押しつけて
もよい。適切なロールは、日本の京都に営業所を置く会社であるTokuden
Co.又はジョージア州ノークロスに営業所を置く会社であるTokuden
,Inc.から入手可能である。
【0061】 望ましい様態では、ウェブ12は、繊維材料及び超吸収性材料の選択された組
み合わせを含むことができる。望ましい様態では、組成物材料は、吸収性ウェブ
12を生成する間に、繊維化及び/又は空気堆積工程を通らない。繊維材料とし
ては、吸収性繊維、実質的に非吸収性繊維、湿潤可能な繊維、実質的に非湿潤可
能な繊維、セルロース繊維、非セルロース繊維、天然繊維、又は合成繊維、及び
その組み合わせを挙げることができる。本発明の特定の様態では、吸収性ウェブ
12の構造体には、乾燥吸収性ウェブの全重量に対して測定すると、少なくとも
最低約0.5wt%の超吸収性材料を含むことができる。もしくは、女性用ケア
及び軽度失禁用に構成された物品等の選ばれた製品では、吸収性ウェブ12は、
少なくとも約0.7wt%の超吸収性材料を含むことができ、随意的に少なくと
も約1wt%の超吸収性材料を含み、有用性を高めることができる。乳児用ケア
おむつ、幼児用ケアトレーニングパンツ、及び大人用失禁用製品に構成された物
品等の他の選ばれた製品では、吸収性ウェブは、少なくとも約15wt%の超吸
収性材料を含むことができ、随意的に少なくとも約30wt%の超吸収性材料を
含み、性能を改善することができる。
【0062】 本発明の他の様態では、吸収性ウェブ12は、乾燥吸収性ウェブ12中の材料
の全量に対して求めると、最大約90wt%以下の超吸収性材料を含むことがで
きる。女性用ケア及び軽度失禁用に構成された物品等の選ばれた製品では、約1
5wt%以下の超吸収性材料を含むことができ、もしくは、約10wt%以下の
超吸収体を含み、有用性を高めることができる。随意的に、このような製品の吸
収性ウェブは、約5wt%以下の超吸収性材料を含み、所望の利点を得ることが
できる。乳児用おむつ、大人用失禁用衣類及び幼児用ケアトレーニングパンツ用
に構成された物品等の他の選ばれた製品では、吸収性ウェブ12は、約70wt
%以下の超吸収性材料を含むことができ、随意的に約60wt%以下の超吸収性
材料を含み、性能を改善することができる。
【0063】 本発明で生成される吸収構造体に用いられる超吸収性材料は、ポリマーゲル材
料であってもよく、超吸収体は、一般に個々の粒子の形態であってもよい。粒子
は、例えば、螺旋又は半螺旋、立方体、ロッド様、多面体等の、あらゆる所望の
形状であってもよい。また、針、フレーク、及び繊維等の最大寸法/最小寸法の
比が大きい形状も、本発明で用いることができる。また、随意的に、吸収性ゲル
化材料の粒子塊も、本発明で生成される吸収性構造体に用いることができる。用
いるのに望ましい粒子は、平均径が約5ミクロンから約1ミリメートルであり、
粒子の最も長い長さ寸法を粒子の最も短い寸法で割ることによりアスペクト比を
求める場合、種々のアスペクト比を有することができる。フレーク又は繊維のよ
うにアスペクト比が5より大きい粒子では、「粒子径」は、本明細書で用いる場
合、個々の粒子の投影図を二等分する最も小さい長さ寸法とする。アスペクト比
が5より小さい粒子では、「粒子径」は、個々の粒子の投影図を二等分する最も
長い寸法を意味する。粒子径を求めた後、従来の方法で、平均粒子径等の種々の
他のパラメータ又は値を計算するか、他の方法で求めることができる。
【0064】 望ましい様態では、吸収性ウェブ12の繊維材料の量の合計は、少なくとも最
低約10wt%であってもよい。もしくは、繊維の量は、少なくとも約20wt
%、随意的に少なくとも約30wt%であってもよい。他の様態では、吸収性ウ
ェブ12内の繊維材料の量の合計は、最大約99.5wt%以下であってもよい
。もしくは、繊維の量は、約90wt%以下、随意的に約70wt%以下であっ
てもよい。 吸収性ウェブ12の材料は、別個の結合材料を含んでも含まなくてもよく、結
合材料は、セルロース繊維及び超吸収性ポリマー材料に付加される。本発明の特
定の様態での結合材料の量は、乾燥吸収性ウェブの全重量に対して求めると、少
なくとも約0.001wt%であってもよい。他の様態では、結合材料の量は、
約25wt%以下の量であってもよい。
【0065】 結合材料が、湿潤強化剤である場合には、結合材料の量は、少なくとも約0.
002wt%であってもよく、随意的に少なくとも約0.05wt%として、性
能改善することができる。他の様態では、湿潤強化剤の量は、約2wt%以下で
あってもよい。更に、湿潤強化剤の量は、約1wt%以下、随意的に約0.07
wt%以下として、有用性を高めることができる。
【0066】 結合材料が、接着結合剤である場合には、結合材料の量は、少なくとも約0.
05wt%であってもよい。もしくは、接着結合剤の量は、少なくとも約1wt
%、随意的に少なくとも約5wt%として、性能を改善することができる。他の
様態では、接着結合剤の量は、約25wt%以下であってもよい。もしくは、接
着結合剤の量は、約20wt%以下、随意的に約15wt%以下として、有用性
を高めることができる。
【0067】 結合材料が、熱可塑繊維又は溶媒活性化繊維等の活性化結合繊維の場合には、
結合繊維の量は、少なくとも約1wt%であってもよい。もしくは、結合繊維の
量は、少なくとも約1.5wt%、随意的に少なくとも約2wt%として、性能
を改善することができる。他の様態では、結合繊維の量は、約25wt%以下で
あってもよい。もしくは、結合繊維の量は、約14wt%以下、随意的に約5w
t%として、有用性を高めることができる。 結合材料が可塑剤である場合には、可塑剤の量は、少なくとも約1wt%であ
ってもよい。もしくは、可塑剤の量は、少なくとも約1.5wt%であってもよ
く、随意的に少なくとも約2wt%として、性能を改善することができる。他の
様態では、可塑剤の量は、約25wt%以下であってもよい。もしくは、可塑剤
の量は、約15wt%以下、随意的に約5wt%以下として、有用性を高めるこ
とができる。
【0068】 本発明の他の様態には、吸収性ウェブの繊維材料の全量の少なくとも約20w
t%の量の硬化セルロース繊維を含む吸収性ウェブを含むことができる。もしく
は、硬化セルロース繊維の量は、少なくとも約30wt%、随意的に少なくとも
約40wt%として、性能を改善することができる。他の様態では、吸収性ウェ
ブ12の材料は、吸収性ウェブ内の繊維材料の全量の約100wt%以下の量の
硬化セルロース繊維を含むことができる。もしくは、硬化セルロース繊維の量は
、約70wt%以下、随意的に約60wt%以下として、性能を改善することが
できる。
【0069】 本発明の他の様態には、実質的に、親水性けん縮合成ポリマー材料で構成され
た繊維を含まないことが可能な吸収性ウェブ12を含むことができる。もしくは
、吸収性ウェブは、吸収性ウェブ内の繊維材料の全量に対して求めると、少なく
とも5wt%の親水性けん縮合成繊維を含むことができ、随意的に少なくとも約
10wt%の親水性けん縮合成繊維を含み、性能を改善することができる。更に
他の様態では、吸収性ウェブは、約50wt%以下の親水性けん縮合成繊維を含
むことができる。もしくは、吸収性ウェブ12は、約25wt%以下の親水性け
ん縮合成繊維を含むことができ、随意的に約20wt%以下の親水性けん縮合成
繊維を含み、性能を改善することができる。合成繊維の繊維の長さは、約2mm
より大きくてもよい。
【0070】 本発明の他の様態では、ウェブ12は、湿式形成される。特定の様態では、ウ
ェブ12は、超吸収性材料32及び選択した繊維材料の混合物を用いて湿式形成
される。例えば、ウェブ12は、超吸収性材料及び選択した繊維材料の水含有混
合物を用いて湿式形成される。更に他の様態では、ウェブ12は、超吸収性材料
及び繊維材料の水性の水含有混合物であって、混合物がフォームの構成にされた
ものを用いて湿式形成される。適切な湿式形成超吸収体含有材料の例は、199
9年6月15日に出願された(代理人整理番号14,406号)S.Meliu
sらの米国特許出願番号第09/334,152号「改良湿式形成吸収体を含む
吸収性物品」に記載されている。なお、この全開示内容は、矛盾しない範囲で本
明細書に参照文献として組み込まれている。
【0071】 本明細書の種々の様態では、ウェブ12は、所望レベルの吸収容量等の、所望
レベルの性能をもたらすのに十分な坪量を有するように構成できる。特定の様態
では、坪量は、少なくとも最低約50g/m2であってもよく、望ましい態様で
は、少なくとも約100g/m2であってもよい。もしくは、坪量は、少なくと
も約400g/m2であってもよく、随意的に少なくとも約750g/m2として
、性能を改善することができる。他の様態では、ウェブの坪量は、最大約100
0g/m2以下として、他の所望の利点をもたらすことができる。
【0072】 本発明は、ウェブ12に選択した可撓性の値を生じるように構成できる。吸収
性材料、特に湿式形成吸収性材料の柔軟性及び可撓性は、乾燥吸収性材料の柔軟
性又は剛性を反映する沿層方向圧縮(EC)値により示すことができる。従って
、沿層方向圧縮値は、着用者の脚の間の吸収性物品の可撓性又は剛性も反映する
ことができ、所望の快適性及びフィット性の重要な指標をもたらすことができる
【0073】 特定の様態では、吸収性材料は、選択された沿層方向圧縮/坪量の値(EC値
)を有することができる。乳児用ケア、大人用ケア、女性用ケア、及び幼児用ケ
ア製品等の種々の構成では、坪量をグラム/平方メートル(gsm又はg/m2
)で表す場合、吸収性材料のEC値は、最高約9g/gsm以下であってもよい
。もしくは、吸収性材料のEC値は、約6g/gsm以下であってもよく、随意
的に、吸収性材料のEC値は、約3g/gsm以下として、性能を改善すること
ができる。EC値が約9g/gsmより大きい場合には、乾燥吸収性材料及びそ
れに対応する吸収性物品は、剛性が高すぎることがある。
【0074】 乳児用ケア及び幼児用ケア製品等の特定の構成では、吸収性材料の沿層方向圧
縮/坪量の値(EC値)は、坪量をグラム/平方メートル(gsm又はg/m2
)で表す場合、最大約3g/gsm以下であってもよい。もしくは、吸収性材料
のEC値は、約2g/gsm以下であってもよく、随意的に、吸収性材料のEC
値は、約1g/gsm以下として、所望の性能をもたらすことができる。このよ
うな製品のEC値が、約3g/gsmより大きい場合には、乾燥吸収性材料及び
対応する吸収性物品は、やはり剛性が高すぎることがある。
【0075】 本発明の他の様態では、吸収性材料の坪量で割ったECの値(EC値)は、少
なくとも最低約0.3g/gsmであってもよい。もしくは、吸収性材料のEC
値は、少なくとも約0.4g/gsmであってもよく、随意的に吸収性材料のE
C値は、少なくとも約0.5g/gsmとして、更に利点をもたらすことができ
る。
【0076】 沿層方向圧縮値 沿層方向圧縮(EC)値を測定する方法を以下に述べる。吸収性材料を2イン
チ×12インチ(5.1cm×30.5cm)片に、長手寸法部が製品又は原材
料ウェブの縦方向に合うように切り取る。試料の重さを測定する。0.2psi
(1.38KPa)荷重下で材料の厚さを測定する。材料は、高さが2インチ(
5.1cm)で両端が0〜0.125インチ(0〜3.18mm)重なった円筒
形に形成され、ホッチキスで3箇所留める。1つのホッチキスは製品の幅の中央
付近であり、他の2つは、材料の幅のそれぞれの端部に近接する。ホッチキスの
長手寸法部は、試験に対するホッチキスの影響が最小になるように、形成された
円筒形の円周方向にある。
【0077】 インストロン試験器又は同様の装置は、底面プラットホーム、試験する試料の
円周より大きく底面プラットホームに並行であり、逆位置に配置された圧縮荷重
セルに付随するプラテンで構成されている。試料片は、プラットホームの上で、
プラテンの下に配置される。プラテンを試料に接触させ、25mm/分の速さで
試料を圧縮する。試料を幅(1インチ)(2.54cm)の50%まで圧縮した
ときに得られる最大の力を記録する。
【0078】 材料が曲がる場合は、典型的には、試料が50%まで圧縮される前に、最大の
力に到達している。吸収体の長さが、12インチ(30.5cm)より短い製品
では、材料のEC値は、以下の方法で測定できる。沿層方向圧縮強度の詳細な論
議は、「紙及び板紙の物理的及び機械的な試験のハンドブック」Richard
E.Mark編、Dekker1983年(第1巻)に示されている。座屈応
力を制御する論理モデルに基づくと、記載された沿層方向圧縮構成では、座屈応
力は、E*t2/(H2)に比例し、比例定数は、H2(R*t)の関数であり、
ここで、Eは弾性率、Hは円筒の高さ、Rは円筒の半径、tは材料の厚さである
。応力を力/坪量で表すと、一定に保つ必要があるパラメータは、H2/Rであ
ることが示される。従って、12インチ(30.5cm)より小さい試料に対し
ては、可能な最も大きい円を作り、高さ(切り取った試料の幅)をH2/Rが2
.1インチ(5.3cm)に等しくなるように調節する必要がある。 以下の実施例は、本発明を更に詳細に理解するために示すものであり、本発明
の範囲を限定するものではない。
【0079】 実施例 以下の実施例の湿式堆積超吸収体含有複合材料は、以下の技術で作った。繊維
の完成紙料は、標準および架橋セルロースパルプ(Kimberly−Clar
k Corp.の漂白南部軟材クラフトパルプCR0054、Aracruz
Cellulose SAの漂白ユーカリクラフトパルプパルプ、及びWeye
rhauser Corp.のNHB416架橋パルプ)を共にハイドロパルプ
化することにより作った。一般に、ハイドロパルプ化工程には、水中に繊維材料
を分散する段階、及び得られる混合物を撹拌する段階が含まれる。ハイドロパル
プ化は、室温、濃度3%で行った。KYMENE結合剤等の湿潤強化剤又は結合
材料を加える場合には、ハイドロパルプ化する段階で行った。例えば、KYME
NE結合剤は、完成紙料1メートルトン当たりKYMENE結合剤10ポンドの
量で加えることができる。架橋繊維を開くことは困難であるため、ハイドロパル
プ化は標準的に1時間行った。繊維材料をハイドロパルプ化するのに適切な装置
は、ニューヨーク州グレンフォールズに営業所を置くAdirondack M
achine Corp.から入手可能な10ガロン実験型ハイドロパルパーで
ある。
【0080】 手すきシートは、マサチューセッツ州ダンバーズに営業所を置くMK Sys
temsから入手可能なSERIES9000コンピュータ手すきシート形成装
置を用いて形成した。手すきシート形成装置の形成チャンバにある形成ワイヤク
ロスは、90×90のメッシュステンレスシートで構成されていた。 手すきシート形成工程には、約1ガロンの新鮮な水を形成チャンバにポンプで
送り込む(約1秒間)段階を含んでいる。十分な完成紙料を形成チャンバにポン
プで送り込み、(超吸収体を含む)坪量が約400gsm(g/m2)の最終的
な手すきシートを作った。超吸収性ポリマー(SAP)材料がゆっくりと膨潤す
ることが望ましい場合には、加える水は氷水(温度約2℃)とした。繊維は、形
成チャンバ内で完全に撹拌し、撹拌しながら超吸収性ポリマー材料を加えた。超
吸収体が大量に膨張することが望ましい場合には、超吸収体は、撹拌の最初に加
え、超吸収体がわずかに膨張することが望ましい場合には、撹拌の最後に加えた
。形成チャンバの内容物は2秒置いて落ち着かせた後、排水した。得られたシー
トは、脱水した後、温度105℃で乾燥させた。
【0081】 十分な一体性を有するシートは、形成装置で自動的に脱水することができ、形
成装置内のフェルトから剥ぎ取って、乾燥機で乾燥するためにステンレス鋼のス
クリーンに載せた。例えば、シートは、真空脱水システムで脱水することができ
る。自動脱水するのに十分な一体性をもたないシートは、手動で処理した。手動
処理の間は、自動工程は、排水の段階で一次停止し、吸取り紙及びローリング重
りで手すきシートを更に圧密化した。次に、シートを形成スクリーンから直接乾
燥スクリーンに手で移動した。
【0082】 フォーム繊維スラリーで構成される湿潤フォーム形成複合材料の実施例は、以
下の技術で生成した。フォーム形成技術には、湿式堆積吸収性複合材料を生成す
る装置及び方法を用い、繊維スラリーが形成チャンバで撹拌される段階で装置が
停止することを除いて、即ち、停止命令が入るまで撹拌を継続する。粒子状超吸
収性ポリマー材料を形成チャンバに加え、続いて、繊維及び超吸収体の乾燥重量
の組み合わせに基づき、9.5wt%の界面活性剤を加えた。用いた界面活性剤
は、デラウェア州ウィルミントンに営業所を置く会社であるICI Surfa
ctantsから入手したREXENE KBであった。得られた超吸収性ポリ
マー及び繊維のスラリーは、気泡撹拌により激しく泡立った。ハンドミキサーを
用いて大きな気泡を壊し、均一な小気泡にした。スラリーが安定してきたら(撹
拌後、約45秒)排水を開始した。形成されたシートは、極めて弱く、ワイヤと
複合体との間のポリプロピレンスパンボンデッド布のシートを滑らせることによ
りワイヤから剥離し、乾燥ラックに移動させる間、この布を用いて形成したシー
トを支持した。乾燥は、前述の湿式堆積吸収性材料と同様に温度105℃で行っ
た。
【0083】 多くの実施例において、種々の湿式形成試料は、そのままでは本発明の目的に
は剛性が高すぎた。従って、剛性が高すぎる材料は、種々の柔軟化する方法によ
り更に修正した。このような方法には、材料の加湿、一対の対応する溝付きロー
ルの間のニップを通過させる機械的柔軟化、及び/又は一対の過熱カレンダロー
ラの間のニップを通過させる材料の圧縮、及びこれらの方法の種々の組み合わせ
が含まれる。
【0084】 加湿された試料は、湿度を制御したチャンバに入れ、相対湿度80%、100
°F(38℃)に24〜65時間置き、次に、相対湿度50%±2%、73.4
°F±1.8°F(23℃±1℃)に調節した。調節後に得られた水分取込みを
表4及び表5に示す。
【0085】 材料の機械的可撓化は、一連の対応する溝付きロール70及び70aで実現で
きる。図2及び図3に代表的に示すように、二重反転型溝付きローラ70及び7
0aは、それぞれ交互に連なる協働するピーク部72及びランド部76を備える
。ピーク部の幅78は、0.031インチ(0.79mm)、ランド部の幅80
は、0.94インチ(2.39mm)である。ピーク部の高さ82(ランド部の
深さに等しい)は、0.09インチ(2.29mm)である。同じローラ上の隣
接するピーク部間の中心間距離84は、0.125インチ(3.18mm)であ
る。一方のロールのピーク部は、実質的に、他方の対応するロールのランド部の
中心に位置している。ローラ70とローラ70aとの間の「かみ合い」は、1つ
のローラのピーク部が対応するロールの溝に貫入したときの、第1のロールのピ
ーク部から第2のロールの隣接するピーク部までの距離として測定される。「間
隙」は、1つのローラが第2のローラの溝に貫入していないときに測定される。
柔軟化ロールの各々の溝の間のかみ合い量は、表2及び表5に示す。
【0086】 材料の圧縮及び緻密化は、速度50ft/分(15.24m/分)、温度22
0〜225°F(104〜107℃)で、直径9.5インチ(24.13cm)
の一対の誘導加熱カレンダロールを用い、ロール間の間隙を表3及び表5に示す
ように設定して行った。試料のロール軸長に沿う幅は、6インチと7インチの間
(15.2〜17.9cm)であった。ロールに付与する圧力及びロール自身の
重さにより、試料にかかる力は4380lb(1987kg)となった。試料が
カレンダを通過するときに得られる間隙は測定しなかった。この間隙はカレンダ
加工する前に設定した間隙と等しいかそれより大きい筈である。ロールによりも
たらされる圧力が、ロールが関連の間隙ストッパを持ち上げることを十分に防止
できない場合には、得られた間隙は大きくなることもある。適切なカレンダロー
ルは、日本の京都に営業所を置く会社であるTokuden Co.又はジョー
ジア州ノークロスに営業所を置く会社であるTokuden,Inc.から入手
可能である。
【0087】 実施例1Aから実施例16B 全ての実施例に用いた超吸収体(SAP)は、Stockhausen,In
c.から入手可能なFAVOR SXM880超吸収体であった。KYMENE
結合剤を用いる場合には、結合剤は、デラウェア州ウィルミントンのHercu
les,Inc.から入手可能なKYMENE 557LXであった。KYME
NE結合剤は、KYMENE結合剤を加えなかった実施例13A、実施例13B
、実施例13C及び実施例13Dを除く全ての実施例で、1メートルトン当たり
KYMENE10ポンドの量で用いた。ジョージア州マリエッタに営業所を置く
会社であるEka Chemicalsから入手可能なBEROCEL 599
剥脱剤は、実施例4Aのみで用いた。BEROCEL 剥脱剤は、形成チャンバ
に吹き込む気流を用いて撹拌する前に、混合物に加えた。実施例1Aから実施例
6Aまでは、室温の水を用いる上記の手順により製造した。実施例7Aから実施
例15Aまでは、超吸収体の膨潤を遅くするために氷水を用いる上記の手順によ
り製造した。実施例16Aは、フォーム化繊維スラリー工程で生成された湿式形
成材料の実施例である。
【0088】 表1は、表に記載した実施例の複合体及び得られる沿層方向圧縮値および密度
を示している。実施例1A及び実施例4Aは、本発明で有用であるとされる実施
例である。他の実施例は、表2、表3、表4及び表5に記載するように、修正材
料に対する比較の目的で挙げている。 表1
【0089】 表2は、対応する溝付きロールで材料を柔軟化した結果を示す。柔軟化材料(
接尾辞「B」、「C」又は「D」をつけて表す)と対照するために、非柔軟化材
料(接尾辞「A」をつけて表す)を示している。 表2
【0090】 表3は、加熱カレンダ加工による柔軟化の結果を示す。柔軟化材料と対照する
ために、非柔軟化材料(接尾辞「A」をつけて表す)を示している。 表3
【0091】 表4は、加湿による柔軟化を示す。柔軟化材料と対照するために、非柔軟化材
料(接尾辞「A」を有する)を示している。 表4
【0092】 表5は、複数の方法の組み合わせによる柔軟化を示す。柔軟化材料と対照する
ために、非柔軟化材料(接尾辞「A」をつけて表す)を示している。表中のダッ
シュ記号(「−」)は、その実施例に柔軟化工程を行わなかったことを示す。試
料に複数の柔軟化の段階を行う場合には、表に記載した順番(左から右)(例え
ば加湿、柔軟化ロール、加熱カレンダロール)で行った。 表5
【0093】 実施例17Aから実施例19C 実施例17Aから実施例19Cでは、用いた超吸収性材料は、Stockha
usen,Incorporatedから入手したFAVOR SXM880で
あった。超吸収体試験では、試料は、米国標準30メッシュふるいを通過し、米
国標準50メッシュふるいに残る(基準寸法範囲が300〜600ミクロン)顆
粒から取った。 このようにして得られた超吸収性試料18Aから18Cは、湿度を調整した環
境に、相対湿度(RH)50%、温度23℃で保存した。低水分試料17Aから
17Cは、浅い皿に一定量の超吸収体を薄く広げ、温度を調整した部屋に相対湿
度20%以下及び温度130°F(54℃)で27時間置くことにより作った。
高水分試料19Aから19Cまでは、各々の試料を湿度が調整された部屋にRH
80%、温度100°F(38℃)で3時間置くことにより作った。
【0094】 超吸収体を選択した水分レベルに調整した後、個々の試験試料は、1グラムの
量の超吸収体を秤量紙の上に約45.6cm2の面積に広げることにより調製し
た。適切な秤量紙は、Baxter Scientific Products
のS/Pブランドの秤量紙、カタログ番号B2040−2を4インチ×4インチ
(10.2cm×10.2cm)に測ったものであり、これは、イリノイ州マゴ
−パークにあるBaxter Healthcare Corpから入手可能で
ある。もう1枚の秤量紙を超吸収体の上に置き、この組み合わせた試料を平坦な
カーバープレスの底板に置いた。厚さ0.127mmのシムを底板に置き、間隙
ストッパを設けた。従って、カーバープレスの上板及び底板がシムに接触すると
、各々の板の間の間隙は0.127mmであった。適切なプレスは、カーバー実
験室用プレス型番25−15HC(カタログ番号3977)であり、インディア
ナ州ウォバシュにあるFred S.Carver,Inc.から入手可能であ
る。
【0095】 圧縮した各々の試料は、10,000ポンドの力(44,450N)で10秒
間締固めした。試料17A、18A及び19Aは、室温(73°F)で圧縮した
。試料17B、18B及び19Bは、温度200°Fで、カーバープレス板を用
いて試験した。高温の試料では、圧縮する前に約30秒間底板に放置し、確実に
概ね板の温度になるようにした。 各々の試料の超吸収体は、荷重下での吸収性(AUL)試験の前に、RH50
%、温度23℃に調整した。水分レベルは、調整後、吸収性の計算値を乾燥重量
ベースに変換して求めた。得られたデータは、表6及び図5のグラフにまとめた
。 表6 圧縮超吸収性試料 荷重0.9psi(6.2KPa)下での吸収性に関する温度及び圧力の作用
【0096】 非圧縮試料(対照)は、記載した3つの水分レベルに調整したが、圧縮しなか
った。対照の超吸収体の試料は、次に、AUL試験の前にRH50%、温度23
℃に調整し、水分レベルは、調整後、吸収性計算値を乾燥重量ベースに変換して
求めた。得られたデータは、表7及び図5のグラフにまとめた。 表7 非圧縮超吸収性試料 「対照」吸収体に対する荷重0.9psi(6.2KPa)下での吸収性
【0097】 超吸収性材料に熱や水分を加えない場合には、得られた超吸収体は、圧縮され
ると著しく損傷を受ける可能性があることがわかる。例えば、圧縮して得られた
試料(例えば試料18A)では、対照試料(例えば試料18C)に比較してAU
L値が低下する。また、超吸収体中の水分含有量を減少させると、超吸収体の特
性にわずかに影響を及ぼすことがわかる。例えば、圧縮した低水分超吸収体(例
えば試料17A)のAUL値は、圧縮して得られた超吸収体(例えば試料18A
)のAUL値に近いがそれより小さい。
【0098】 熱を加えずに水分含量を増加させると、超吸収体への損傷を低減できる。例え
ば、圧縮高水分試料(例えば試料19A)は、圧縮低水分試料(例えば試料17
A)よりAUL値が高い。また、水分含量を増加させずに熱を加えても、超吸収
体への損傷を低減できる。例えば、圧縮高温試料(例えば試料18B)は、圧縮
低温試料(例えば試料18A)よりAUL値が高い。 しかし、超吸収体の水分含有量及び温度を両方増加させると、超吸収性材料が
実質的に損傷を受けないようにできるので有利である。例えば、圧縮高水分高温
試料(例えば試料19B)は、対照試料(例えば試料19C)と同様のAUL値
となった。
【0099】 実施例20 27個の複合体の試料は、超吸収体及び木材パルプフラフ繊維を含むように構
成した。複合体は、実質的に均一な混合物内で空気形成され、基準全坪量は40
0g/m2であった。複合体の40wt%が超吸収体であり、60wt%が木材
パルプ繊維であった。超吸収体は、Stockhausen,Incorpor
atedから入手したFAVOR SXM880であり、パルプは、Kimbe
rly−Clark Corp.から入手した漂白南部軟材クラフトパルプであ
った。複合材料は、温度及び湿度を制御した環境で、複合体内が所望の水分レベ
ルになるように調整した。次に、複合物は、実施例1A〜実施例16Aに関して
記載したように、選択した圧力の一対の圧縮ローラの間で締固めを行った。ロー
ルが初期間隙ゼロのとき、圧縮力がロールに作用した。複合物は、圧縮ローラの
軸線方向寸法に沿って幅8インチ(20.3cm)測った。締固めパラメータ及
び得られた密度データは、表8、表9及び表10にまとめた。
【0100】 表8 圧縮複合体の密度(g/cm3
【0101】 表9 圧縮複合体の密度(g/cm3
【0102】 表10 圧縮複合体の密度(g/cm3
【0103】 表8から表10までは、圧縮ローラの温度が上昇し、複合体内の超吸収性材料
の温度が上昇すると、与えられた圧力で締固めを行う場合に、複合体の圧縮密度
を増加できることを示している。また、表は、複合体の水分含量が上昇し、超吸
収性材料の水分レベルが上昇すると、与えられた温度で締固めを行う場合に、複
合体の圧縮密度を増加できることを示している。従って、目標密度は、低圧で、
熱及び/又は水分を複合体に加えることにより達成できる。結果として超吸収性
材料が可塑化されたことと、締固めする間に低圧を用いることにより、超吸収性
材料に過度の損傷を与えることを実質的に防止できる。
【0104】 実施例21から実施例23 粒子径の範囲が300μm〜600μmであるFAVOR880超吸収性材料
の試料を試験し、超吸収体に対する圧縮力の作用を測定した。図6及び図6Aを
参照すると、第1の試料(実施例21)は、乾燥超吸収性材料の粒子で構成され
ている。試料は、一対のガラスの顕微鏡用スライドの間に挟み、スライドを指で
軽く押して超吸収体を締固めした。図6は、圧縮前の超吸収性粒子を示し、図6
Aは、圧縮により超吸収性粒子が容易に破砕されることを示している。
【0105】 第2の試料(実施例22)は、RH50%で温度23℃の環境で調整された超
吸収性材料の粒子で構成されている。図7及び図7Aを参照すると、試料は、一
対のガラスの顕微鏡用スライドの間に挟み、スライドを互いに押し付けた。スラ
イドの間隙が50μmになるまで押して超吸収体を締固めするためには、更に力
が必要であった。図7は、試料中の超吸収体は、圧縮後に損傷が最小であり、加
えられた大きな圧力に耐性があったことを示している。
【0106】 第3の試料(実施例23)は、RH80%で100°F(38℃)の環境で2
4時間調整した超吸収性材料の粒子で構成されている。図8は、乾燥超吸収体を
示しており、図8Aは、調整後に、超吸収性粒子がわずかに拡張したことを示し
ている。試料は、一対のガラスの顕微鏡用スライドの間に挟み、スライドを指で
軽く押さえた。図8Bは、圧縮中の超吸収性粒子の変形を示しており、図8Cは
、圧縮後に圧縮力を緩めると、この試料の超吸収性粒子が直ちに復元することを
示している。図8Dは、圧縮力を緩めた後、約5分で試料中の超吸収性粒子が実
質的にその本来の大きさ及び形状に復元することを示している。
【0107】 実施例24から実施例25 2つの複合体試料は、超吸収性粒子及び木材パルプフラフで構成されており、
FAVOR880超吸収体を用いて作った。試料は、実施例20と同様に作った
。第1の複合体試料(実施例24)は、相対湿度20%未満、温度130°F(
54℃)で調整し、複合体内の水分レベルを0.65wt%にした。もう1つの
複合体試料(実施例25)は、圧縮前にRH80%、温度100°F(38℃)
の高湿度環境で調整し、複合体内の水分レベルを35.3wt%にした。圧縮及
び締固め前の複合体試料の典型的な構造体及び状態は、図9及び図9Aに代表的
に示されている。実施例24及び実施例25の試料は、各々の試料を一対の円筒
形の金属圧縮ローラの間の0.012インチ(0.3mm)の間隙を通すことに
より高度に圧縮した。複合体試料は、横方向の幅を(圧縮ローラの軸線寸法に沿
って)4インチ(10.2cm)測り、速度113ft/分(34m/分)で圧
縮間隙を通過させた。
【0108】 図10から図10Bまでは、実施例24の圧縮複合体中の繊維50及び超吸収
性粒子32を代表的に示しており、これは、比較的乾燥した超吸収体を含んでい
た。超吸収性粒子が、木材パルプフラフマトリックスに含まれる場合、フラフ繊
維は、繊維が粒子の周りに形作られている様子を見れば明らかなように、構造体
が圧縮されるとき緩衝作用をもつことができる。その結果、いくつかの粒子は、
破砕せずに残ることができるが、多くの粒子は、破砕、例えば割れたり破壊した
りする。
【0109】 図11から図11Cまでは、実施例25の圧縮された複合体内の繊維50及び
超吸収性粒子32を代表的に示しており、これは、加湿された高水分含有超吸収
体を含んでいた。加湿された超吸収性粒子は、ゴム状になり、破損することなく
大きく変形した。また、超吸収性粒子は、圧縮力が緩められると、実質的にその
本来の大きさ及び形状に復元した。粒子の復元力は、締固めされたフラフ繊維を
(例えばz方向に)ばらばらに広げるのに十分な大きさであることが明らかであ
った。超吸収性粒子が本来の形状になるときに、圧縮された超吸収性粒子が横方
向に広がる作用と、Z方向に膨張する作用とを組み合わせた作用により、粒子に
直接隣接する領域内のフラフマトリックスに空間が生じるので好都合である(例
えば図11)。その結果、粒子の上下にある繊維は、高度に圧縮されたままであ
り、横方向の粒子間にあるフラフは、比較的圧縮が少なかった。
【0110】 超吸収体の水分含有量 本開示の目的では、超吸収体の水分含有量は、5グラムの「湿潤」超吸収体の
試料を105℃の乾燥機で3時間乾燥することにより測定できる。水分パーセン
トは、以下の式を用いて計算できる。 水分パーセント=100*(Wtwet−Wtdry)/Wtwet
【0111】 複合体の水分含有量 本開示の目的では、超吸収体及びフラフの複合体の水分含有量は、「湿潤」複
合体の試料を105℃の乾燥機で18時間乾燥することにより測定した。水分パ
ーセントは、以下の式を用いて計算できる。 水分パーセント=100*(Wtwet−Wtdry)/Wtwet
【0112】 荷重下吸収性 圧力0.9psi(6.2KPa)での荷重下吸収性を測定するための適切な
技術は、1997年2月11日にM.K.Meliusらに付与された米国特許
第5,601,542号「吸収性複合体」に詳細に記載されている。なお、この
全開示内容は、矛盾しない範囲で本明細書に参照文献として組み込まれている。
本発明の目的では、400メッシュのステンレス鋼ワイヤクロスをAUL試験シ
リンダカップの底に付いている100メッシュのワイヤクロスの代わりに使った
。400メッシュのスクリーンは、破砕されて100メッシュスクリーンを通っ
て落ちる可能性のある粒子も上手く収容するために用いた。また、0.9psi
AULのみを測定する必要がある。
【0113】 上記のAUL手順によれば、60分後に取り込まれた液体の量(グラム)を試
料(0.160グラム)の重さで割ったものが、試料1グラムあたりに取り込ま
れた液体のグラム数であるAUL値(g/g)である。乾燥重量に基づき、超吸
収体の水分レベルを独立に測定し、分母の超吸収体の重量は、それに従って調節
した。60分後に取り込まれた液体の量を試料の乾燥重量で割ったもの(0.1
60−0.160*水分パーセント/100)が、乾燥重量に基づくAUL値で
ある。 前述のように、本発明は詳細に説明されており、本発明の精神から逸脱するこ
となく種々の変更及び変形を行うことは容易である。この全ての変更及び変形は
請求の範囲により定義される本発明の範囲に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の装置及び方法を示す概略図である。
【図2】 本発明に用いることができる横方向の柔軟化ローラシステムを示す。
【図3】 図2に示す柔軟化ローラの一部を示す拡大図である。
【図4】 本発明に用いることができる機械方向の柔軟化ローラの別のシステムを示す。
【図5】 超吸収性材料の種々の試料が、圧縮力、温度及び水分含量の異なる状態に曝さ
れた超吸収性材料の多数の試料の、荷重下での吸収性性能パラメータの差を示す
グラフである。
【図6】 一定量の圧縮前の比較的乾燥した超吸収性材料を示す拡大平面図である。
【図6A】 超吸収体が小さな力で圧縮された後に、超吸収性粒子が損傷し、破砕した図6
の超吸収性材料を示す拡大平面図である。
【図7】 圧縮前に相対湿度約50%で調整した一定量の比較的乾燥した超吸収性材料を
示す拡大平面図である。
【図7A】 超吸収体が50μmの間隔まで圧縮された後の図7の超吸収性材料を示す拡大
平面図である。
【図8】 相対湿度約80%、100°Fで調整する前の一定の量の比較的乾燥した超吸
収性材料を示す拡大平面図である。
【図8A】 相対湿度約80%、100°Fで調整した後で、小さい力で圧縮する前の一定
量の比較的乾燥した超吸収性材料を示す拡大平面図である。
【図8B】 圧縮中の図8Aの超吸収性材料を示す拡大平面図である。
【図8C】 超吸収体を圧縮し、圧縮力を緩めた直後に観察したものであり、圧縮された超
吸収性材料が変形状態から回復し、実質的に破砕されていない図8Bの超吸収性
材料を示す拡大平面図である。
【図8D】 圧縮圧力を緩めて約5分後に観察したものであり、圧縮された超吸収性材料が
変形した形状から更に回復し、実質的に破砕されていない図8Cの超吸収性材料
を示す拡大平面図である。
【図9】 圧縮される前の繊維マトリックス中の超吸収性粒子で構成された複合体の断面
図を示す走査型電子顕微鏡(SEM)写真である。
【図9A】 図9の複合体の一部を更に拡大した断面図を示す走査型電子顕微鏡(SEM)
写真である。
【図10】 複合体が圧縮された後に観察したものであり、繊維マトリックス中の比較的乾
燥した超吸収性粒子で構成された複合体の断面図を示すSEM写真である。
【図10A】 図10の複合体の一部を高倍率に拡大した断面図を示すSEM写真である。
【図10B】 図10の複合体の別の部分の拡大断面図を示すSEM写真である。
【図11】 複合体が圧縮された後に観察したものであり、繊維マトリックス中の比較的水
分含有量が多い超吸収性粒子で構成された複合体の断面図を示すSEM写真であ
る。
【図11A】 図11の複合体の一部を高倍率で拡大した断面図を示すSEM写真である。
【図11B】 図11の複合体の別の部分の拡大断面図を示すSEM写真である。
【図11C】 図11の複合体の更に別の部分の拡大断面図を示すSEM写真である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65H 23/34 A61F 13/18 302 4L047 D04H 1/40 307B // A61F 5/44 A41B 13/02 D (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE ,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,K P,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ ,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 リーヴス ウィリアム グローヴァー アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54911 アップルトン イースト グリー ンフィールド ストリート 616 (72)発明者 サンダース ドナルド ジョセフ アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54947 ラーセン パイン コーン サー クル 8348 (72)発明者 ヴァン ワイチェン ヒース デイヴィッ ド アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54136 キンバリー サウス ジョン ス トリート 320 (72)発明者 ヴェントゥリーノ マイケル バース アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54915 アップルトン オメガ ドライヴ 2124 (72)発明者 ワラヤペット パラニ ラジ ラマスワミ アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 53225 ウォーワトサ ウェスト ハンプ トン アヴェニュー 9605 アパートメン ト 108 Fターム(参考) 3B029 BF03 3F103 AA07 BA12 EA19 3F104 AA07 HA01 HA14 4C003 AA09 AA12 AA16 AA18 AA24 GA02 4C098 AA09 CC01 CC18 DD05 DD06 DD10 4L047 AA08 AA29 AB06 BA07 BA21 CA19 CB01 CB07 CC04 CC05 EA22

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超吸収性材料を含むウェブを締固めするための方法であって
    、前記ウェブを圧縮する段階を含み、前記超吸収性材料が可塑化されていること
    を特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 超吸収性材料を含むウェブを締固めするための方法であって
    、 前記ウェブに含まれる前記超吸収性材料を可塑化する段階と、 前記ウェブを圧縮する段階と、 を含むことを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 前記圧縮する段階が、前記超吸収性材料が実質的に破砕する
    ことを防止する圧力で行われることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記方法により、前記ウェブの密度が少なくとも約0.2g
    /cm3とされることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記ウェブが、少なくとも約5wt%の超吸収性材料を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記ウェブを圧縮する段階が、前記ウェブを約2mmより狭
    い圧縮間隙を通すことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記ウェブを圧縮する段階が、前記ウェブを約1mmより狭
    い圧縮間隙を通すことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記ウェブを圧縮する段階が、前記ウェブを前記超吸収性材
    料の平均粒子径より狭い圧縮間隙を通すことを特徴とする請求項1に記載の方法
  9. 【請求項9】 最初に、前記超吸収性材料が第1の水分レベルを含む間に、
    前記ウェブを準備し、前記方法が更に、前記超吸収性材料が前記第1の水分レベ
    ルより高い第2の水分レベルを含む間に、前記ウェブを圧縮する段階を含むこと
    を特徴とする請求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記ウェブに封入するための繊維材料を準備する段階を更
    に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記ウェブを可撓化する段階を更に含むことを特徴とする
    請求項1に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記ウェブを可撓化する段階が、前記ウェブを圧縮する段
    階より前に行われることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記ウェブを可撓化する段階が、前記ウェブを横方向に可
    撓化する段階を含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記ウェブを横方向に可撓化する段階が、一対の協働する
    円周方向溝付きローラの間のニップに前記ウェブを通す段階を含むことを特徴と
    する請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記ウェブを可撓化する段階が、前記ウェブを機械方向に
    可撓化する段階を含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記ウェブを機械方向に可撓化する段階が、少なくとも1
    5°の転向角で湾曲する湾曲経路に沿って前記ウェブを移動する段階を含むこと
    を特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記ウェブを機械方向に可撓化する段階が、少なくとも1
    5°の転向角で湾曲し、曲率半径が約1〜20cmの範囲内の湾曲経路に沿って
    前記ウェブを移動する段階を含むことを特徴とする請求項15に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記ウェブを機械方向に可撓化する段階が、少なくとも約
    180°の累積反転転向角で湾曲する実質的にS形の湾曲経路に沿って前記ウェ
    ブを移動する段階を含むことを特徴とする請求項15に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記超吸収性材料を可塑化する段階が、前記ウェブを加湿
    する段階を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記ウェブを加湿する段階が、前記ウェブを温度約100
    ℃以下で相対湿度約100%以下に曝す段階を含むことを特徴とする請求項19
    に記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記ウェブを加湿する段階が、前記ウェブを少なくとも2
    0℃の温度で少なくとも約80%の相対湿度に曝す段階を含むことを特徴とする
    請求項19に記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記ウェブを圧縮する段階が、一対の協働する二重反転型
    円周方向溝付きローラの間のニップに前記ウェブを通す段階を含むことを特徴と
    する請求項1に記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記ウェブを加熱する段階を更に含むことを特徴とする請
    求項1に記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記ウェブを加熱する段階が、前記ウェブを圧縮する段階
    と同時に行われることを特徴とする請求項23に記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記ウェブを加熱する段階が、前記ウェブを圧縮する段階
    と実質的に同時に行われることを特徴とする請求項23に記載の方法。
  26. 【請求項26】 前記ウェブが、一対の二重反転型加熱カレンダローラの間
    のニップを通過することを特徴とする請求項23に記載の方法。
  27. 【請求項27】 前記ウェブを加熱する段階が、前記ウェブを少なくとも約
    20℃の温度に曝すことを特徴とする請求項23に記載の方法。
  28. 【請求項28】 前記ウェブを加熱する段階が、前記ウェブを約205℃以
    下の温度に曝すことを特徴とする請求項27に記載の方法。
  29. 【請求項29】 前記ウェブを加熱する段階が、前記ウェブを前記超吸収性
    材料のガラス転移温度の少なくとも約80%の温度に曝す段階を含むことを特徴
    とする請求項23に記載の方法。
  30. 【請求項30】 前記ウェブを加熱する段階が、前記ウェブを前記超吸収性
    材料のガラス転移温度の約125%以下の温度に曝す段階を含むことを特徴とす
    る請求項29に記載の方法。
  31. 【請求項31】 前記ウェブが、少なくとも約10wt%の繊維材料を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  32. 【請求項32】 前記ウェブが、約90wt%以下の超吸収性材料を含むこ
    とを特徴とする請求項31に記載の方法。
  33. 【請求項33】 前記ウェブが、前記超吸収性材料及び繊維材料の混合物を
    用いて湿式形成されていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  34. 【請求項34】 前記ウェブが、前記超吸収性材料及び前記繊維材料の水含
    有混合物を用いて湿式形成されていることを特徴とする請求項33に記載の方法
  35. 【請求項35】 前記超吸収性材料及び前記繊維材料の前記混合物が、フォ
    ーム構造体であることを特徴とする請求項33に記載の方法。
  36. 【請求項36】 前記ウェブが、前記超吸収性材料及び繊維材料の混合物を
    用いて乾式形成されていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  37. 【請求項37】 前記ウェブが、前記超吸収性材料及び前記繊維材料の空気
    浮遊物を用いて乾式形成されていることを特徴とする請求項36に記載の方法。
  38. 【請求項38】 前記超吸収体が、相対湿度50%でガラス転移温度が約3
    5℃より低くなるように化学的に調整されている複合体であることを特徴とする
    請求項1に記載の方法。
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