JP2002542888A - 可調節型脊椎固定器 - Google Patents

可調節型脊椎固定器

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JP2002542888A
JP2002542888A JP2000614934A JP2000614934A JP2002542888A JP 2002542888 A JP2002542888 A JP 2002542888A JP 2000614934 A JP2000614934 A JP 2000614934A JP 2000614934 A JP2000614934 A JP 2000614934A JP 2002542888 A JP2002542888 A JP 2002542888A
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spinal fixator
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JP2000614934A
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スティグ・ウィルナー
スミッツ,ヤン・エフ・アー
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キャンプ・スカンディネイヴィア・アクチェボラーグ
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    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F5/00Orthopaedic methods or devices for non-surgical treatment of bones or joints; Nursing devices; Anti-rape devices
    • A61F5/01Orthopaedic devices, e.g. splints, casts or braces
    • A61F5/02Orthopaedic corsets
    • A61F5/024Orthopaedic corsets having pressure pads connected in a frame for reduction or correction of the curvature of the spine

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、腰の痛みを保存治療するために多数調節可能である可調節型脊椎固定器に関する。該固定器は、接続手段により相互に接続された前側腹部パッド7と後側フレーム1とを備えている。本発明に従い、該接続手段は、骨盤骨の頂部(腸骨稜)に配置される横腸骨巻き帯3と、前側腹部パッド7に接続されるストラップ4とを備えている。後側フレームは付与された圧力を調整する圧力設定手段8が設けられた腰部パッド2を備えている。特に、腰部領域内で脊椎の曲率を補正し得るように圧力の大きさ及び位置を正確に設定することを可能にするよう脊椎固定器は調節可能である。これと同時に、固定器の設計は横側部にて開放しており、このことは、腕及び脚部を横方向に曲げ且つ腕及び脚部が通常の動作を行うことを可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】
本発明は、可調節型脊椎固定器、より具体的には、腰部の痛みを保存的に治療
するための多調節可能な腰部固定器に関する。脊椎固定器は、特に、腰部領域に
おける脊椎の曲率を修正するため圧力の程度及び位置を正確にすることを可能に
し得るように調節可能である。これと同時に、固定器の設計は、横側部にて開放
しており、このことは、腕及び脚を横方向に曲げ且つ正常に動かすことを許容す
る。
【0002】
【技術の現状】
当該技術分野にて種々の固定器及びその他の矯正装置が既知である。色々な高
さの脊椎固定器が存在し、その固定器の幾つかは、脊椎の全体、胸部及び腰部領
域を固定し且つ安定化することを目的とするものである。その他の型式の脊椎固
定器、すなわち低い高さ型の固定器は、脊椎の下方部分、すなわち腰部領域を安
定化するだけである。
【0003】 更に、固定器の硬さは、織地で出来た柔らかい固定器からプラスチックで出来
た硬い固定器まで大幅に相違する。固定器がより硬ければ硬い程、固定及び安定
化の効果はより大きくなる。このことは、今日、通常、熱可塑性材料で製造され
ている硬い固定器は、柔軟で且つ半剛性の固定器と比較して優れた確実な痛み除
去効果を有することを意味する。
【0004】 しかし、固定器の硬さに起因して、刺激的な体幹の痛み及び体幹における不快
な拡散圧力のような、多くの好ましくない効果が見られる。更に、鼠径部におけ
る圧力は、車を運転するとき等に見られるように、腰部の可動性に悪影響を与え
る。その他の悪影響は、胸郭における硬い固定器の上方境界部に過剰な圧力が作
用することであり、この硬さは、また、腕の動作をより困難にする。
【0005】 悪影響が好ましい効果を上廻ることは極めて珍しいことではない。その結果、
固定器を使用するときの明確な痛み除去にも拘わらず、患者が固定器を受け入れ
て使用することはない。
【0006】 最大の痛み除去効果が得られる脊椎の位置を見い出すことが難しいことが既知
である。腰部前湾症の程度及びこの最大の支持位置が僅かに変化しても固定器の
治療効果に影響する。最大の痛み除去位置は、事例毎に相違し、このことは、予
め製造した所要形状の固定器では、患者は最大の痛み除去効果を得られないこと
を意味する。
【0007】 典型的に、従来技術の固定器は、ストラップ及び巻き帯により相互に接続し、
安定化圧力又は固着圧力を付与する前側胸部又は腹部プレート又は要素、及び前
方背部プレート又は要素を備えている。従来技術の例は、米国特許第2,813
,526号、米国特許第4,285,336号及び米国特許第4,930,49
9号に見ることができる。従来技術の問題点は、締結ストラップによって圧力の
大きさ及び位置を正確に設定することが難しい点である。この点に関して、付与
された圧力の位置及び大きさが正確であることが重要であり、それは、さもなけ
れば、患者は何らの痛み除去効果も得られないからである。
【0008】 上述したように、別の問題点は、腹部及び背部要素は大きく、例えば、腕及び
脚部を横方向に曲げたり、動かし、また、座るような身体動作を不具合にする点
である。
【0009】 この技術分野において、脊椎固定器の試験装置は以前から既知である。この試
験装置は、当該発明者達の1人により開発され且つスウェーデン国特許第850
5547−3号にて特許されている。この試験装置は、固定器の寸法及び付与さ
れた圧力の大きさ及び位置を調節する色々な手段を含む。しかし、この試験装置
は、その設計が突き出すねじ等を特徴とし、全体として衣服の下に装用するよう
な設計とはされていないから、日常的に使用するには適していない。そうであっ
ても、この試験装置はより短時間、固定器として使用される場合がある。
【0010】 本発明は、骨盤骨の頂部に取り付けられた横腸骨巻き帯を有する接続手段のた
め、患者の体に容易に且つ再現可能に位置決めされる可調節型の脊椎固定器を提
供することにより、上記の問題点を解決するものである。また、圧力調節手段が
設けられた腰部パッドのため、付与された圧力の大きさ及び位置を調節すること
が容易である。また、腰部パッドは、異なる高さに配置し、圧力点を横方向に移
すことが可能である。
【0011】
【発明の概要】
このように、本発明は、接続手段によって相互に接続された、前側腹部パッド
及び後側フレームを備える可調節型の脊椎固定器を提供するものである。
【0012】 本発明によれば、接続手段は、骨盤骨の頂部(腸骨稜)に配置すべき横腸骨巻
き帯と、前側腹部パッドに接続すべきストラップとを備えている。後側フレーム
は、付与された圧力を調節するための圧力調節手段が設けられた腰部パッドを有
している。
【0013】 本発明は、請求項1に記載されている一方、好ましい実施の形態は従属請求項
に記載されている。 以下、添付図面を参照しつつ、本発明について詳細に説明する。
【0014】
【好ましい実施の形態の詳細な説明】
本発明は、腰部の痛みを保存治療し得るように多数調節可能である、可調節型
脊椎固定器、特に、腰部固定器を提供するものである。この痛みの原因は、椎間
板ヘルニア、脊椎狭窄症、脊椎すべり症等様々である。本発明の固定器は、保存
治療が効果的であることを証明する道具たる、導入部分に記載された試験装置の
更なる改良に係るものである。本発明の固定器は、昼及び夜、一日中、人間が使
用可能な設計とされている。固定器は、横側部にて実質的に開放しているような
設計であるならば、横方向に曲げることを許容する。一般に、固定器は、脊椎を
矢状面内で安定化させる。
【0015】 固定器の1つの目的は「3点圧力」固定器を使用することにより腰椎を安定化
させることである。また、この固定器は、多数調節可能な後側腰部パッドにより
腰部前湾症を1人1人の必要性に合うように修復する。
【0016】 軽量な後側フレームは、第10番目の胸椎骨T10が肩甲骨から指2本分だけ
下方となる迄、腰椎を肩甲骨の末端から橋渡しする。後側フレームに接続された
2つの腸骨巻き帯は、このフレームを骨盤の上方に位置決めする。この状況にて
、フレームは、下方リブと骨盤との間で効果良く維持することのできる、確実な
「グリップ」状態となる。腸骨巻き帯は、その巻き帯が実際に位置することので
きる、実質的に「唯一」の位置を有する。このことは極めて重要なことであり、
それは、固定器を装用した後に、後側腰部パッド2の調節及びこの位置の正確さ
は、完全に、腸骨巻き帯の位置に依存し、このことは、これと同時に、腹部パッ
ドを傷部の柔軟な組織内に引張り、腰椎の所望の安定化を実現するとき第3の点
を形成するからである。身体に適正に取り付けられたとき、「3点圧力」は、腰
椎を安定化し、前湾症が軽減された、多少なりとも前湾姿勢となるようにする。
全ての機能部分は、フレーム内に一体化され且つ座る、立ち上がる、歩く又は横
になるといったような動作を妨害することは殆んどない。
【0017】 図1には、本発明による固定器が部分分解図で図示されている。該固定器は、
患者の背中に配置すべき後側フレーム1を有している。フレーム1は、上端支持
体5及び下端支持体6という2つの水平支持体を備えている。水平支持体5、6
は、それぞれ一組みのねじによって2つの垂直のH字型支柱12に取り付けられ
る。
【0018】 水平上端支持体5は50mmの範囲に亙って垂直方向に調節可能である。又、
下端支持体6は50mmの範囲に亙って垂直方向に調節することができる。フレ
ーム1の全高は390乃至490mm調節可能である。この調節範囲は全人口の
98%にとって十分である。この寸法は、勿論、その他の寸法を提供し得るよう
に変更することができる。
【0019】 後側フレーム1の中心には2つの腸骨巻き帯3が提供される。腸骨巻き帯3は
腸骨稜に配置することを目的とし、即ち、これら腸骨巻き帯は骨盤骨の頂部上で
安定する。腸骨巻き帯は弾性的ストラップ4及び押釦19によって前側腹部パッ
ド7に取り付けられる。上端支持体5及び下端支持体6はストラップにより腹部
パッド7に接続することができる。図1には、下方ストラップ4の1つのみが図
示されている。後側腰部パッド2は、図4、図5A及び図5Bに関してより詳細
に説明するように、後側フレーム1に取り付けられる。
【0020】 横断面図で示すように、垂直支柱12は、横方向開口部を有する、「H」字形
のプロファイルから成っている。患者の背中に沿った支柱12の形状は、人体の
解剖学的形状に適合し得るようにされている。「H」字形プロファイルの開口部
及びフランジは、水平支持体5、6、腸骨巻き帯及び多数調節可能な後側腰部パ
ッド2を取り付けるのに有用である。快適さが得られるように、上端及び下端水
平支持体には発泡材(図示せず)が裏打ちされている。
【0021】 図2において、固定器は患者に締結された状態で前側から示してある。参考の
ため、患者の骨格が示してある。理解し得るように、腸骨巻き帯及びそのストラ
ップ4は腰部に位置している。
【0022】 図3には、側部から見た図2と同様の図が図示されている。図3により明確に
図示するように、腸骨巻き帯3は腸骨稜に対して安定化している(その間に幾つ
かの柔軟な組織がある状態にて)。
【0023】 図4は、後側腰部パッド2の懸架機構の背面図である。図5A及び図5Bも参
照。腰部パッド2は取付けプレート17によって取り付けられる。該取付けプレ
ート17はパッド2が水平軸線の周りで回転するように軸を有する。取付けプレ
ート17は2対の脚部16により垂直支柱12に接続される。脚部16は、取付
けプレート17から離れた端部にピン21を有している。これらのピンは、H字
形の支柱12内を摺動するブロック20内に挿入される。頂部ブロック20のみ
が図4に図示されている。ブロック20は、以下により詳細に説明するように、
適当な高さにて腰部パッド12を固着するため止めねじ9も保持している。
【0024】 ピン21は、それぞれのスリーブ22により保持され又はスリーブ22と一体
化されている。スリーブ22は横列の穴14を有するブラケット13も保持して
いる。調節ねじ18は、一対の穴14、通常、中央対の穴内に締結されている。
図示するように、ねじ8は、頂部と下方スリーブ22との間の距離がねじ8のね
じを締付けることにより正確に調節可能であるように、反対方向に向いた一対の
ねじ部を有している。ねじ8は、以下により詳細に説明する理由のため、別の対
の穴14を使用することにより左方向及び右方向に移動させることができる。
【0025】 図5Aには、その完全に引込んだ位置にある腰部パッド2が図示されている。
この位置において、パッド2は患者の背中に殆ど接触せずに後側フレーム1内に
隠れている。図5Bにおいて、パッドは伸長した位置に示してある。最大の伸長
距離は、例えば、50mmとすることができる。
【0026】 腸骨巻き帯3は、押釦19、ストリング10及びストリングロック11を有す
る弾性ストラップ4を介して前側腹部パッド7に接続されて、腹部圧力を付与す
る。
【0027】 図6に図示した実施の形態において、ストリング10は、それぞれのプーリー
ブロック23の周りを案内することができる。ストリングの一端は、押釦にて腹
部パッドに取り付けられ(ストラップ4を介して)、ストリングの他端は、締付
けた後に、ストリングロック11に取り付けられる。ストリングロック11及び
プーリーブロック23は、腸骨巻き帯3の弾性ストラップ4に取り付けられたス
トリング10を締付けることにより効率的で且つ容易な方法にて十分な圧力を付
与することを可能にする。この構成は、十分な張力及び圧力を実現すべく患者又
は医者が操作し易い。
【0028】 図6には、また、腸骨巻き帯をねじによりH字形支柱に取り付ける方法も図示
されている。図1から理解し得るように、腸骨巻き帯は、一組みの穴を使用する
ことにより固定器の幅を容易に調節し、患者に適した幅を提供し得るように多数
の穴を保持している。
【0029】 前側腹部パッド7は腹腰部圧力を付与する。このパッドは、線維軟骨結合部か
ら胸骨点まで腹部を覆う軽量な凹状パッドである。左側部から右側部まで、この
腹部パッド7は、2つの腸骨巻き帯3の間の距離を橋渡しする必要がある。パッ
ドの上端境界部は下方リブに似た所要の形状とされている。この腹部パッドは、
形状を変更せずに、大きい圧力を付与し得るようにする必要があり、このため、
熱硬化性複合材で出来ている。パッドは患者の1人1人に合うように調節するこ
とができる。パッドは、ストラップ4に取り付けるため押釦(その一部分)及び
ストリングに対するストリングパッドが設けられる。快適さが得られるように、
パッドは、発泡パッド材(図示せず)にて裏打ちされている。
【0030】 表示に従って、多数調節可能な後側腰部パッド2によって各人の必要に合うよ
うに前湾症を修復することができる。使用しない位置にあるとき、この腰部パッ
ドはフレーム内に隠れている。次に、前側腹部パッド7と共に水平支持体5及び
水平下端支持体6により3点圧力が付与される。
【0031】 パッドは、H字形の垂直支柱12内を摺動させることにより垂直方向に動かす
ことができる。パッド自体は、湾曲しており、背中の腰部部分の曲率に従うよう
に多少、可撓性である。快適さが得られるように、パッドは発泡パッド材18に
て裏打ちされている。このパッドは、取付けプレート17及び軸により懸架され
ており、このため、パッドは水平軸線の周りで回転可能である。中心は、骨L4
からT12を通じて位置決めすることができる。最も一般的な領域は、L3から
L1である。垂直方向に設けた調節ねじ8、好ましくは、ソケット頭部のキャッ
プねじにより、後側腰部パッドは前方向に圧力を加え得るように調節することが
できる。腰部パッド2は患者の背中に対する圧力及び摩擦によって適当な高さに
保たれる。1つの代替例として、止めねじ9が腰部パッドを所定の位置に保つよ
うにしてもよい。
【0032】 脊椎及び柔軟な組織からの反力が左側及び右側で相違するならば、その機構は
非対称に応答する(2つの平行な垂直側部を有する台形の場合のように)。例え
ば、垂直右側部の方が長いならば、右側部における圧力は、より高圧になると考
えられる。垂直方向調節ねじを右方向に移動することにより、このより高い圧力
を補償することができる。このようにして、脊柱の回転力を釣合わせることが可
能となる。
【0033】 腰部に痛みのある人は、一般にパッドを取り付ける位置(高さ)及び強さ(深
さ)の程度を完全に決定することができる。通常、良好な開始位置は脊柱前湾症
の零レベル(椎骨に正接する脊柱)である(本発明により提供される補償がない
場合)L3椎骨の位置にパッドの中心がある位置である。腸骨巻き帯を腸骨稜に
配置し且つ押し釦によってストラップ4を締結することで固定具を装用する。ス
トラップは、ストリング10、プーリーブロック23及びストリングロック11
によって締め付け、適当な圧力が得られるようにする。側部曲げに対する安定性
を向上させることが要求されるならば、上方及び下方ストラップ4を上端支持体
5及び下端支持体にそれぞれ取り付ける。ねじジャッキ及び六角形ドライバを使
用して医者は腰部パッドにより腰椎脊椎に圧力を加え且つ腹部パッド7の圧力に
よって脊柱前湾症を修復することができる。腰部パッドの位置が一度び正確に設
定されたならば、患者は助けを必要とせず、自分自身で固定具を取り外し且つ装
用することができる。
【0034】 前側腹部パッドの表面積は後側腰部パッドの表面積より著しく大きくする必要
がある。前方向に曲がる間、水平上端支持体5及び下端支持体6は身体から離れ
る方向に動き、背中パッドの圧力が腹部パッドの圧力よりも過度に高くなる虞れ
がある。脊椎及び柔軟な組織の反作用圧力を補償すべくねじジャッキの調節を使
用することができる。後側腰部パッドに作用する圧力が非対称であれば、ねじジ
ャッキの位置は非対称となる。これら力を補償することが必要とされるならば、
調節ねじを圧力が最大となる側に移動させ、これにより釣合い状態を補償し且つ
復旧することができる。腹部圧力は全ての力に対する反作用圧力として作用する
から、固定器のユーザは、腹部パッドにより高圧の圧力が作用する結果として、
これらの差を自分の腹部にて感じることができる。
【0035】 本発明の次のような有利な点を挙げることができる。 最大の痛み除去効果が得られる腰部前湾症の形状を自分自身で評価することを
可能にすること。
【0036】 腰部脊椎を最適な痛み除去の高さに支持することを可能にすること。 装置を安定化させ且つ腰部前湾症の正確な高さを保ち、また、円盤内圧力を減
少させるため(痛み除去効果)、腹部内圧力を上昇させるのに十分な腹部反作用
圧力を可能にすること。
【0037】 腸骨稜の上方に亙って腸骨巻き帯を安定化させることを可能にし、これにより
装置を安定化させ、背中プレートが上下に動き、これにより最適な痛み除去の高
さを失わせることになる装置の上下方向への摺動を防止することを可能にするこ
と。
【0038】 固定器治療法の受け入れさを促進させ得るように体幹を僅かに側方に曲げるこ
とを可能にすること。 腰関節を少なくとも90°曲げること、すなわち、車のシートに座ることを可
能にすること。
【0039】 腕及び体幹の上方部分の動作を向上させ且つ従来の硬い固定器にて通常見られ
る装置の上方端縁の不快な圧力を回避することを可能にすること、である。 本発明の1つの好ましい実施の形態に関して、上記に詳細に説明した。この特
定の形状及び使用される材料の多くの変形例が当該技術分野の当業者には容易に
明らかであろう。本発明の範囲は特許請求の範囲によってのみ限定されるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による、脊椎固定器の後側斜視図である。
【図2】 骨格が見える状態で示す、患者が装用したときの固定器の前面図である。
【図3】 図2と同様の側面図である。
【図4】 本発明によるねじジャッキの設計の部分切欠き後側図である。
【図5】 5Aは、引込んだ位置にあるねじジャッキの切欠き側面図である。 5Bは、伸長した位置にあるねじジャッキの側面図である。
【図6】 前側部分及び後側部分間の接続部の平面詳細図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE ,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,K P,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ ,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続手段により相互接続された前側腹部パッド(7)と後側
    フレーム(1)とを備える可調節型脊椎固定器において、前記接続手段が、骨盤
    骨の頂部(腸骨稜)に配置される横腸骨巻き帯(3)と、前側腹部パッド(7)
    に接続されるストラップ(4)とを備えることを特徴とする、可調節型脊椎固定
    器。
  2. 【請求項2】 請求項1による脊椎固定器において、前記後側フレーム(1
    )は、加えられた圧力を調節する圧力設定手段(8)が設けられた腰部パッド(
    2)を有することを特徴とする、脊椎固定器。
  3. 【請求項3】 請求項2による脊椎固定器において、前記腰部パッド(2)
    の高さが調節可能であることを特徴とする、脊椎固定器。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3による脊椎固定器において、前記圧力設定手
    段がねじジャッキ(8、16)を備えることを特徴とする、脊椎固定器。
  5. 【請求項5】 請求項4による脊椎固定器において、前記ねじジャッキのね
    じ(8)の位置が横方向に調節可能であることを特徴とする、脊椎固定器。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5の何れか1つの請求項による脊椎固定器にお
    いて、前記後側フレーム(1)が2つの垂直支柱(12)と、上端水平支持体(
    5)と、下端水平支持体(6)とを備えることを特徴とする、脊椎固定器。
  7. 【請求項7】 請求項6による脊椎固定器において、前記上端水平支持体(
    5)及び下端水平支持体(6)の高さが調節可能であることを特徴とする、脊椎
    固定器。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7の何れか1つの請求項による脊椎固定器にお
    いて、腸骨巻き帯(3)と腹部パッド(7)との間にストラップ(4)が設けら
    れることを特徴とする、脊椎固定器。
  9. 【請求項9】 請求項8及び6又7による脊椎固定器において、水平支持体
    (5、6)と腹部パッド(7)との間にストラップ(4)が設けられることを特
    徴とする、脊椎固定器。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9の何れか1つの請求項による脊椎固定器に
    おいて、前記前側腹部パッド(7)が軽量で且つ凹状であり、また、線維軟骨結
    合部から胸骨点まで実質的に腹部を覆い得るようにされたことを特徴とする、脊
    椎固定器。
  11. 【請求項11】 請求項1による脊椎固定器において、前記前側部腹部パッ
    (7)の上端境界部が下方リブに似た所要の形状とされることを特徴とする、脊
    椎固定器。
JP2000614934A 1999-04-30 2000-04-17 可調節型脊椎固定器 Withdrawn JP2002542888A (ja)

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