JP2002542202A - 抗酸化剤を伴ったリバビリンを含有するhcv組み合わせ治療薬 - Google Patents

抗酸化剤を伴ったリバビリンを含有するhcv組み合わせ治療薬

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JP2002542202A JP2000611935A JP2000611935A JP2002542202A JP 2002542202 A JP2002542202 A JP 2002542202A JP 2000611935 A JP2000611935 A JP 2000611935A JP 2000611935 A JP2000611935 A JP 2000611935A JP 2002542202 A JP2002542202 A JP 2002542202A
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Abstract

(57)【要約】 HCV−RNAを減少させるに十分な期間にわたる治療上有効量のインターフェロン−アルファおよびリバビリンの組み合わせ治療薬を、リバビリン関連溶血を改善するに十分な期間にわたる治療上有効量の抗酸化剤とともに患者に投与することによるウイルス感染、特にC型肝炎感染の疑いのある患者の治療方法を開示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の背景 本発明は、リバビリンを用いた罹病性ウイルス感染の治療に関連したリバビリ
ン関連溶血を改善するための医薬の製造のための抗酸化剤の使用に関する。
【0002】 罹病性ウイルス感染、特に慢性C型肝炎感染を有する患者についての本発明の
治療は、HCV−RNAを低下させるに十分な期間において該患者に対して治療
上有効量のインターフェロン−アルファおよびリバビリンの組み合わせ治療薬を
、リバビリン関連溶血を改善するに十分な期間において治療上有効量の抗酸化剤
とともに投与することを包含する。
【0003】 慢性C型肝炎ウイルス感染は、クオリティー・オブ・ライフにかなりのインパ
クトを与える特に油断できないゆっくりと進行するウイルス性疾患である。最終
的には、それは肝硬変、代償不全性肝臓疾患および/または肝細胞癌腫を引き起
こす。
【0004】 患者における慢性C型肝炎用のインターフェロンアルファ−2bとリバビリン
との組み合わせ治療薬はRichardら(The Lancet 1998; 351; 83-87)により開示
されている。Poynardら(The Lancet, 1998, Vol. 352, Oct. 31, p 1426-1432
)は、インターフェロンまたはリバビリンで治療されなかった慢性C型肝炎患者
に対して1日あたり3MIUのインターフェロンアルファ−2bTIWプラス1
000−1200mgのリバビリンを投与する48週間の治療により、治療後2
4週間において43%の患者に持続的なウイルス学的応答が生じることを開示し
ている。さらにJ. G. McHutchinsonらの文献(N. Engl. J. Med., 1998, 339: 1
485-1492)も参照。G. L. Davisら(N. Engl. J. Med., 1998, 339: 1493-1499
)は、インターフェロンでの治療後にぶり返した慢性C型肝炎患者に対する1日
あたり3MIUのインターフェロンアルファ−2bプラス100−1200mg
のリバビリンでの48週間にわたる治療により、インターフェロン単独での治療
よりも高率で持続的なウイルス学的応答が生じることを開示している。
【0005】 しかしながら、ヘモグロビン濃度の低下により測定されるリバビリン関連溶血
のごときリバビリンに関連する副作用のために、この組み合わせ治療は常に有効
というわけではない。McHutchinsonらおよびPoynardらは両方とも、組み合わせ
治療を完了した大多数の患者は、組み合わせ治療4週目までに最低のヘモグロビ
ン濃度に達し、次いで、ヘモグロビン濃度が安定または増加したことを報告して
いる。ヘモグロビン濃度が1デシリットルあたり10g未満の患者に関して60
0mg/日までリバビリン容量を減少させることがMcHutchinsonらにより報告さ
れ、ヘモグロビン濃度が1デシリットルあたり8.5g未満の患者においてはリ
バビリンでの治療が中止された。
【0006】 リバビリン関連溶血を組み合わせ治療期間中、特に最初の4ないし12週間に
おいて改善して、以前可能であったよりも多くの患者において持続的なウイルス
学的応答を生じさせるための、罹病性ウイルス感染、特に慢性C型肝炎患者に対
する改良された組み合わせ治療薬に対する必要性が存在する。
【0007】発明の概要 本発明は、リバビリンでの罹病性ウイルス感染の治療に関連したリバビリン関
連溶血を改善するための医薬の製造のための抗酸化剤の使用を提供する。
【0008】 本発明は、インターフェロン−アルファおよびリバビリンの組み合わせ治療薬
での慢性HCV感染の治療に関連したリバビリン関連溶血を改善するための医薬
の製造のための抗酸化剤の使用を提供する。
【0009】 本発明は、罹病性ウイルス感染、特にC型肝炎ウイルス感染の治療方法を提供
し、該方法は、リバビリン関連溶血を改善するに十分な期間における治療上有効
量の抗酸化剤とともに、ウイルス−RNAを低下させるに十分な期間における治
療上有効量のリバビリンを該患者に投与することを特徴とする。
【0010】 本発明は、慢性HCV感染を有する患者の治療方法を提供し、該方法は、リバ
ビリン関連溶血を改善するに十分な期間における治療上有効量の抗酸化剤ととも
に、ウイルス−RNAを低下させるに十分な期間における治療上有効量のインタ
ーフェロン−アルファおよびリバビリンの組み合わせ治療薬を該患者に投与する
ことを特徴とする。
【0011】 本発明は、慢性HCV感染を有する患者の治療方法を提供し、該方法は、少な
くとも約24週間の第1の期間において検出可能なHCV−RNAを低下させる
に十分な治療上有効量のインターフェロンアルファおよびリバビリンの組み合わ
せ治療薬を、リバビリン関連溶血を改善するに十分な治療上有効量の抗酸化剤と
ともに該患者に投与することを特徴とする。好ましい具体例において、治療上有
効量のインターフェロンアルファおよびリバビリンの組み合わせ治療薬を、HC
V遺伝子型2または3を有する患者に関しては約24週間の第1の期間において
投与し、あるいはHCV遺伝子型1を有する患者については約48週間の第1の
期間において投与する。
【0012】 また本発明は、慢性C型肝炎患者の治療方法を提供し、該方法は、(a)第1
の期間において検出可能なHCV−RNAを低下させるに十分な治療上有効量の
インターフェロンアルファおよびリバビリンの組み合わせ治療薬とともにリバビ
リン関連溶血を改善するに十分な治療上有効量の抗酸化剤を該患者に投与し、(
b)その後、第1の期間終了後における少なくとも約24週間の第2の期間にお
いて抗酸化剤とともに約600ないし約1600mg/日のリバビリン投与する
ことを特徴とする。もう1つの好ましい具体例において、治療上有効量のインタ
ーフェロンアルファおよびリバビリンの組み合わせ治療薬を少なくとも24週間
、より好ましくは少なくとも約48週間の第1の期間において投与する。
【0013】 好ましいインターフェロン−アルファはインターフェロン−アルファ−2aま
たはインターフェロン−アルファ−2bであり、インターフェロン−アルファ−
2bの使用がより好ましい。
【0014】 好ましい具体例において、本発明は、検出可能なHCV−RNAを根絶するた
めの慢性C型肝炎感染を有する患者の治療方法に関し、該方法は、(a)24週
間の第1の治療期間において該患者にリバビリン関連溶血を改善するに十分な治
療上有効量の抗酸化剤を、1日あたり約800ないし1200mgのリバビリン
および治療上有効量のインターフェロン−アルファ−2bとともに下記規則に従
って投与し:1日につき約10MIUのインターフェロン−アルファ−2bを2
週間、次いで、1日につき5MIUのインターフェロン−アルファを6週間、次
いで、1日につき3MIUのインターフェロン−アルファを16週間、そして(
c)24週間の第2の治療期間において1日あたり約800ないし約1200m
gのリバビリンおよび3MIU TIWのインターフェロン−アルファをリバビ
リン関連溶血を改善するに十分な治療上有効量の抗酸化剤とともに投与すること
を特徴とする。
【0015】 好ましい抗酸化剤はビタミンE誘導体であり、d−アルファ−トコフェロール
およびそのエステル、例えば、水分散性ビタミンE d−アルファ−トコフェロ
ールポリエチレングリコール1000サクシネート(ビタミンE−TPGSとい
う)のごとき水溶性d−アルファ−トコフェリルポリエチレングリコールエステ
ルを包含するが、これらに限られず、さらにビタミンE−TPGSおよび総体的
な融点40℃を有する少なくとも1種のグリセリン脂肪酸エステルの配合物の使
用も包含される(いずれも米国特許第5234695号に開示されており、East
man Kodak Co., Rochester, NYから入手可能である)。
【0016】 詳細な説明 本発明は、罹病性ウイルス感染、特にC型肝炎ウイルス感染の治療のための方
法および医薬組成物を提供する。 本明細書の用語「罹病性ウイルス感染」は、フラビウイルス属を包含するフラ
ビウイルス、Kunjinウイルスがその一員であるペスチウイルス、およびC型肝炎
ウイルスがその一員であるヘパウイルス、およびWest Nileウイルスがその一員
であるアルボウイルス、オルソミクソウイルス、パラミクソウイルス、アレナウ
イルス、ブンヤウイルス、ヘルペスウイルス、アデノウイルス、ポックスウイル
ス、およびレトロウイルスを包含する(これらに限らない)広範なRNAウイル
スにより引き起こされるウイルス感染を意味する。
【0017】 典型的な適当な「罹病性ウイルス感染」は、インフルエンザAおよびBウイル
ス感染;パラインフルエンザウイルス感染、呼吸器合胞体ウイルス(RSV)感
染、例えばRSV気管支炎およびRSV肺炎、特に小児および幼児おけるRSV
感染、ならびに心肺疾患をすでに有している患者におけるRSV肺炎、風疹ウイ
ルス感染、Lassa熱ウイルス感染、Korean Haemorrhagic fever感染、B型肝炎ウ
イルス(HBV)感染、Crimean-HaemorrhagicおよびHCV感染およびHIV−
1感染、West MileウイルスまたはKunjinウイルスにより引き起こされるような
脳炎感染あるいはSt. Louis脳炎感染ならびに免疫無防備状態患者に見出される
ウイルス感染を包含する。他の罹病性ウイルス感染は米国特許第4211771
号の第2欄21行目から第3欄37行目にかけて開示されており;用量および投
与規則および処方は第3欄4行目から第9欄5行目にかけて開示されており;さ
らにカナダ特許第1261265号参照。Sidwell, R. W., et al. Pharmacol.
Ther., 1979, Vol 6 pp 123-146には、リバビリンを用いて行われたインビボ抗
ウイルス実験において、インビトロにおいて一般的に見られる1の広スペクトル
抗ウイルス活性が確認されることが開示されており、さらにリバビリンの有効性
が感染部位、治療様式、動物の年齢および使用したウイルス用量に全く依存する
と述べられている。127ページの表4および5には、インビボにおいてリバビ
リンにより有意に抑制されたRNAおよびDNAウイルス感染が掲載されている
【0018】 好ましい具体例において、本発明は、治療上有効量のFDAにより認可された
インターフェロンアルファ−2bおよびリバビリンの組み合わせ治療薬ならびに
臨床開発中の他のインターフェロンアルファおよびリバビリンの治療薬、例えば
、インターフェロンアルファ2aまたは2bおよびリバビリンあるいは後で記載
する治療薬を用いて患者の治療を継続させることによる、C型肝炎を有する患者
の改良された治療方法を提供する。パイロット研究において、FDAにより認可
された1日2回に分けて投与される1000/1200mgのリバビリン(体重
が75kg未満の場合には1000mg)およびインターフェロンアルファ−2
b,3MIU SC TIWの組み合わせ治療薬と組み合わされた抗酸化剤ビタミ
ンC(1000mg/日)およびビタミンE(800IU/日)のカウンター調
合品(counter preparation)を投与された慢性C型肝炎を有する12人の未治
療患者は、リバビリン用量を減じる必要なく4ヶ月の研究を続行することができ
た。慢性C型肝炎を有する14人のマッチした(matched)ぶり返し患者の対照
群には1日2回に分けて1000mgのリバビリンおよびインターフェロンアル
ファ−2b,3MIU SC TIWを投与した。治療前および2、4、8および
12週目の終わりにヘモグロビンレベル(HgB)を測定した。未治療患者およ
びぶり返し患者に関して、それぞれ1デシリットルあたり14.5±1.7およ
び15.2±1.2グラムのベースラインHgB値が測定された。未治療患者に
おいて2、4、8および12週目の終わりに、それぞれ0.9、1.7、2.3
および2.7g/dlのヘモグロビン減少が測定された。ぶり返し患者(対照)
において、2.0、3.0、3.0および3.1g/dlのヘモグロビン減少が
測定された。本発明により組み合わせ治療薬とともに抗酸化剤を使用することは
、同じパイロット研究における履歴対照(historical controls)およびぶり返
し患者と比較すると、組み合わせ治療の最初の12週間においてリバビリン関連
溶血性貧血の重篤さを著しく減少させた。抗酸化剤を投与された患者はリバビリ
ン用量を減少させる必要がなかったことは注目に値する。しかしながら、対照患
者のうち3人はリバビリン用量の減少を必要とした。
【0019】 好ましい具体例に従って治療された患者は上記48週間の治療期間の終了時に
おいて検出可能なHCV−RNAを有していてはならず、さらに該48週間の期
間終了から少なくとも24週間において検出可能なHCV−RNAを有していて
はならない。
【0020】 本発明の慢性C型肝炎患者の治療方法は、検出可能なHCV−RNA血清レベ
ルを低下させるに十分な、好ましくは少なくとも10の2乗倍低下、すなわち最
初のHCV−RNA血清レベルよりも少なくとも10倍低下させるに十分な、
より好ましくは検出可能なHCV−RNA血清レベルを根絶、すなわち100コ
ピー/ml未満にまで低下させ、同時にリバビリン関連溶血を改善する、治療上
有効量のリバビリンおよびインターフェロンアルファ組み合わせ治療薬のデリバ
リーを可能にする。
【0021】 本明細書の用語「抗酸化剤」は、リバビリンの投与に関連あるいは促進される
溶血を遅延あるいは抑制する物質を意味する。 本明細書の用語「治療上有効量の抗酸化剤」は、本発明の方法において有用な
、推奨された1日の規定量(RDA)(あるいは抗酸化剤についてRDAが報告
されていない場合には推奨された1日の量)の約1ないし約250倍、好ましく
は約1ないし約200倍、より好ましくは10ないし約100倍、最も好ましく
は10ないし約50倍の範囲の抗酸化剤の量を意味する。通常には、リバビリン
が組み合わせ治療薬の一部として投与され、あるいは誘導薬として投与され、あ
るいは罹病性ウイルス感染、特にC型肝炎感染を有する患者にデリバリーされる
リバビリン単一薬として投与されるかぎり、本発明の方法において有用な抗酸化
剤が投与される。
【0022】 リバビリン単一治療薬またはインターフェロン−アルファおよびリバビリンと
抗酸化剤との投与に関して、本明細書の用語「とともに」は組み合わせ治療薬の
投与前、同時、あるいは後に抗酸化剤が投与されることを意味する。抗酸化剤を
経口的、非経口的(例えば、IM、IP、SCまたはIV)あるいは局所的、例
えば坐薬により投与してもよい。経口または非経口(例えば、皮下)投与が好ま
しい。経口投与がより好ましい。典型的には、1回または分けてBID投与して
もよいリバビリンと同時に1回または分けて抗酸化剤を投与する。
【0023】 典型的には、適当な抗酸化剤はビタミンA、ビタミンE、ビタミンC、シリブ
ム・マリアヌム(silybum marianum)、補酵素−Q10、BHA、BHT、N−
アセチルシステイン、セレン、パナビル、リコペン、またはそれらの混合物を包
含する。 ビタミンAはMerck Index第11版の1576−77ページの#9918(お
よび4919)に記載されている。RDAは新生児および幼児に関しては約25
0国際単位(IU)/日から約2500IU/日、好ましくは約2500IU/
日である。
【0024】 本明細書の用語「ビタミンE」はすべての形態のトコフェロールを包含し、4
タイプのトコフェロール(アルファ−、ベータ−、ガンマ−およびデルタ−トコ
フェロール)および4タイプのトコトリエノールの天然に存在するホモログおよ
びそれらの合成のホモログを包含し、さらにそれらのエステル、例えば、酢酸ア
ルファトコフェリルまたはコハク酸アルファトコフェリル、さらには右旋性(d
)、左旋性(l)光学異性体またはdおよびl異性体混合物を包含するが、これ
らに限らない。d光学異性体はl異性体よりも活性があり、ビタミンEの光学異
性体の使用が好ましい。本発明において有用な有効量のビタミンEは、推奨され
た1日の規定量(RDDA)である1日あたり3ないし10アルファトコフェロ
ール当量、すなわち1日あたり3−10mgのアルファトコフェロールの1ない
し250倍、好ましくは1ないし100倍である。1mgのd−アルファトコフ
ェロールは1アルファトコフェロール当量に等しい。1mgのd−アルファトコ
フェロールは1.49ビタミンE国際単位(IU)と同等なので、約4.5ない
し15 IUのビタミンEがRDDAである。下記のビタミンE誘導体の活性が
測定されている:1IUのビタミンEは1mgの酢酸dl−アルファトコフェリ
ルと同等であり、1mgの酢酸d−アルファトコフェリルは1.36IUのビタ
ミンEの能力を有し、1mgのd−アルファトコフェロールは1.49IUのビ
タミンEの能力を有し、1mgのコハク酸d−アルファトコフェリルは1.21
IUのビタミンEの能力を有する。Goodman & Gilman's The Pharmacological B
asis of Therapeutics, Ninth Edition, 1996, McGraw-Hill, pages 1549 and 1
585-1590参照。
【0025】 適当なビタミンE誘導体はd−アルファ−トコフェロール(Roche, Nutley, N
.J.から入手可能、推奨される1日の規定量10−30mgは成人に関して1日
200IUのビタミンEと同等)、ビタミンEの酢酸およびコハク酸エステル(
酢酸アルファ−トコフェリルおよびコハク酸アルファ−トコフェリル)のごとき
ビタミンEエステルならびに水溶性ビタミンE誘導体を包含する。水溶性ビタミ
ンE誘導体の使用が好ましい。 水溶液ビタミンE誘導体は、ビタミンEリン酸塩のごとき医薬上許容されるビ
タミンE塩ならびに米国特許第2680749号、第3914430号および第
5234695号に開示されたような水溶性トコフェリルポリエチレングリコー
ルエステルを包含し;水溶性トコフェリルポリエチレングリコールエステルが好
ましい。
【0026】 水分散可能なビタミンEであるd−アルファ−トコフェリルポリエチレングリ
コール1000サクシネート(ビタミンE−TPGS)のごときd−アルファ−
トコフェリルポリエチレングリコールエステルの使用ならびにビタミンE−TP
GSおよび総体的な融点40℃を有する少なくとも1種の脂肪酸グリセリンエス
テルを含む組成物の使用(いずれも米国特許第5234695号に開示されてお
り、Eastman Kodak Co., Rochester, NYから入手可能である)がより好ましい。
【0027】 ビタミンE誘導体、例えば、ビタミンE−TPGSのごとき水溶性ビタミンE
誘導体の有効量は約200IUないし20000IUのビタミンE/日、好まし
くは約1000IUないし約5000IUのビタミンE/日、より好ましくは約
1200IUないし約2200IUの範囲のビタミンE/日であり、1回または
分けて投与する。Dimitrov, NV, et al., Am J Clin Nutr (USA) Sept. 1996, V
ol. 64, (3) pages 329-335には、健康な志願者に400IU(269mg)、
800IU(537mg)および1200IU(807mg)のビタミンE−T
PGSを1回の経口投与で投与すると、血漿アルファ−トコフェロール濃度がわ
ずかに上昇したことが報告されている。Sokool, RJ, et al. Gastroenterology,
(USA), June 1993, Vol. 104(6) pages 1727-1735には、20−25IU/kg
/日の用量のビタミンE−TPGSは安全で慢性小児コレスタシスの治療に有効
であると報告されている。小児用のビタミンE−TPGSのRDAは15−25
IU/kg/日の範囲である。
【0028】 ビタミンC(L−アスコルビン酸およびD−アスコルビン酸)は通常製品とし
て容易に入手可能である。Merck Index, 11th Edition #855 pp. 130-131参照。 ビタミンCに関するRDAは約100ないし約200mg/日の範囲であるが
、25g/日あるいは40g/日までの用量の使用が報告されている。 ミルクシストル(milk thistle)中の有効成分であるシリブム・マリアヌム(
シリマリン(silymarin))はMagdaus AG, GermanyからLEGALONという商品名で
販売されている。シリマリンに関するRDAは140mg/日,カプセル,PO
である。 補酵素−Q10は人体により作られるビタミン様物質であり、オーガンミート
(organ meats)中にも見出される。補酵素−Q10に関するRDAは約300
ないし400mg/日である。 BHA(ブチル化ヒドロキシアニソール)(Merck Index, 11th Edition, No.
1547)およびBHT(ブチル化ヒドロキシトルエン)(Merck Index, 11th Edi
tion, No. 1548 p. 238)はAldrich Chemical Company Inc., Milwaukee, WI 53
233から入手可能である。 アセチルシステイン(N−アセチル−L−システイン,NAC)は体内に見出
される。Merck Index, 11th Edition, No. 82 p. 14も参照。NACに関するR
DAは約300mg/日ないし600mg/日の範囲である。 セレンはAldrich Chemical Company Inc., Milwaukee, WI 53233から入手可能
である。セレンに関するRDAは200ないし600マイクログラム/日である
。 パナビル(panavir)(4’,4’−イソプロピリデンジチオビス−2,6−
ジ−t−ブチルフェノール)はVyrex Corporation, LaJolla, CA 92037 (USA)か
ら入手可能である。パナビアに関するRDAはHIV患者に対して200mgな
いし800mg/日 POである。より高用量はフェーズI/IIの臨床試験に
おいてCD4レベルを安定化あるいはわずかに安定化させた。PharmaProjects,
section J5A参照。 リコペン(lycopene)はトマトに見出される。NY TIMES, April 13, 1999, Sc
ience Times Section page F12参照。リコペンに関するRDAは5ないし15m
g/日の範囲である。
【0029】 好ましい抗酸化剤は、水分散可能なビタミンEであるd−アルファ−トコフェ
リルポリエチレングリコール1000サクシネート(ビタミンE−TPGS)の
ごとき水溶性d−アルファ−トコフェリルポリエチレングリコールエステルなら
びにビタミンE−TPGSおよび総体的な融点40℃を有する少なくとも1種の
脂肪酸グリセリンエステルを含む組成物の使用(いずれも米国特許第52346
95号に開示されており、Eastman Kodak Co., Rochester, NYから入手可能であ
る)である。 経口、非経口および局所投与に適し、本発明において有用である抗酸化剤の医
薬組成物は、賦形剤および抗酸化剤のカウンター調合品に見出される他の成分を
含んでいてもよい。ビタミンE−TPGSおよび総体的な融点40℃を有する少
なくとも1種の脂肪酸グリセリンエステルを含む組成物を用いてもよい。J Phar
m Pharmacol (GB), Feb 1995, Vol 47(2), pages 138-142に開示されたトロロッ
クス(Trolox)およびトロロックスCの組成物も参照。
【0030】 リバビリンのインビトロ阻害濃度がGoodman & Gilman's "The Pharmacologica
l Basis of Therapeutics", Ninth Edition, (1996) McGraw Hill, NY. pages 1
214-1215に開示されている。ビラゾール製品の情報は20mg/mlのビラゾー
ルエアロゾルに18時間曝露することを開示しており、それは1999 Physicians
Desk Reference pages 1382-1384にある。 リバビリン用量および投与規則はSidwell, R. W., et al. Pharmacol. Ther 1
979 Vol 6. pp123-146のセクション2.2(pp126-130)にも開示されている。F
ernandes, H., et al., Eur. J. Epidemiol., 1986, Vol 2(1) pp1-14の4−9
ページには、種々の臨床前および臨床研究におけるリバビリンの経口、非経口お
よびエアロゾル投与が開示されている。
【0031】 本明細書の用語「C型肝炎感染を有する患者」は、小児患者も含めて、C型肝
炎を有する患者を意味し、C型肝炎を有する未治療患者およびC型肝炎を有する
治療経験患者ならびに慢性C型肝炎感染を有する小児、未治療および治療経験患
者を包含する。 慢性C型肝炎を有するこれらの患者は、1型を包含する複数のHCV遺伝子型
に感染した、ならびにとりわけHCV遺伝子型2および/または3に感染した患
者を包含する。
【0032】 本明細書の用語「小児患者」は、17歳未満の患者を意味し、通常には、誕生
から16歳までの患者を包含する。 本明細書の用語「C型肝炎感染を有する未治療患者」は、リバビリンまたはイ
ンターフェロン−アルファもしくはペジル化インターフェロン−アルファを包含
するインターフェロンでの治療を受けていない患者を意味する。 本明細書の用語「C型肝炎感染を有する治療経験患者」は、リバビリンまたは
インターフェロン−アルファもしくはペジル化インターフェロン−アルファを包
含するインターフェロンでの治療を受けたことのある患者を意味し、ぶり返した
患者および無応答者を包含する。 本明細書の用語「慢性C型肝炎感染を有する患者」は慢性C型肝炎を有する患
者を意味し、ぶり返し患者および無応答者を含めて、「慢性C型肝炎感染を有す
る未治療患者および治療経験患者」を包含する。 本明細書の用語「ぶり返し患者」は、インターフェロンのみ、またはリバビリ
ンとの組み合わせでの以前の治療に対する最初の応答後にぶり返したC型肝炎を
有する治療経験患者を意味する。 本明細書の用語「無応答者」は、インターフェロンのみ、またはリバビリンと
の組み合わせでの以前の治療に対して応答しなかったC型肝炎を有する治療経験
患者を意味する。 本明細書の用語「インターフェロン−アルファ」は、ウイルス複製および細胞
増殖を阻害し、免疫応答をモジュレートする高相同的種特異的蛋白のファミリー
を意味する。典型的な適するインターフェロン−アルファはSchering Corporati
on, Kenilworth, N.J.から入手可能なイントロン−Aインターフェロンのごとき
組み換えインターフェロンアルファ−2b、Hoffmann-La Roche, Nutley, N.J.
から入手可能なRoferonインターフェロンのごとき組み換えインターフェロンア
ルファ−2a、Boehringer Ingelheim Pharmaceutical, Inc., Ridgefield, CT.
から入手可能なBeroforアルファ2インターフェロンのごとき組み換えインター
フェロンアルファ−2c、Sumitomo, Japanから入手可能なSumiferonまたはGlax
o-Wellcome Ltd., London, Great Britainから入手可能なWellferonインターフ
ェロンアルファ−n1(INS(登録商標))のごとき天然アルファインターフ ェロンの精製ブレンド物であるインターフェロンアルファ−n1、または米国特 許第4897471号および第4695623号(特に、その実施例7、8また は9)に記載されたようなコンセンサスアルファインターフェロン、ならびにAm gen, Inc., Newbury Park, CAから入手可能な特別な製品、またはInterferon Sc iencesにより製造されPurdue Frederick Co., Norwalk, CT.から商品名Alferon として入手可能な天然アルファインターフェロンの混合物であるインターフェロ ンアルファ−n3、またはFrauenhoffer Institute, Germanyから入手可能な組 み換えインターフェロンアルファ、またはGreen Cross, South Koreaから入手可 能なものを包含するが、これらに限定されない。インターフェロンアルファ−2 aまたはアルファ2bの使用が好ましい。すべてのインターフェロンのなかでも インターフェロンアルファ2bは慢性C型肝炎の治療に関して世界中で幅広い承 認を得ているので、最も好ましい。インターフェロンアルファ2bの製造は米国 特許第4530901号に記載されている。
【0033】 本明細書の用語「ペジル化インターフェロンアルファ」は、インターフェロン
アルファの、好ましくはインターフェロンアルファ−2aおよび−2bのポリエ
チレングリコール修飾抱合体を意味する。好ましいポリエチレンポリエチレング
リコール−インターフェロンアルファ−2b抱合体はPEG12000−インタ
ーフェロンアルファ2bである。本明細書の語句「12000の分子量のポリエ
チレングリコールに抱合したインターフェロンアルファ」および「PEG120 00 −IFNアルファ」は、国際特許出願WO95/13090の方法に従って
調製され、インターフェロンアルファ−2aまたは−2bのアミノ基と平均分子
量12000を有するポリエチレングリコールとの間のウレタン結合を含むよう
な抱合体を意味する。
【0034】 PEGポリマーをIFNアルファ−2b分子中のリジン残基のエプシロンアミ
ノ基に結合することにより好ましいPEG12000−インターフェロンアルフ
ァ2bを調製する。1個のPEG12000分子を1個のIFNアルファ−2b
分子上の遊離アミノ基にウレタン結合を介して結合させる。この抱合体は結合し
たPEG12000の分子量により特徴づけられる。PEG12000−IFN
アルファ−2b抱合体を注射用凍結乾燥粉末として処方する。IFNアルファと
PEGとの抱合の目的は、その血漿での半減期を有意に延長することにより蛋白
のデリバリーを改善し、そのことによりIFNアルファの活性が延長される。 インターフェロンアルファを水溶性ポリマーにカップリングさせることにより
他のインターフェロンアルファ抱合体を調製することができる。かかるポリマー
の非限定的なリストはポリプロピレングリコール、ポリオキシエチレン化ポリオ
ール、それらのコポリマーおよびそれらのブロックコポリマーのごとき他のポリ
アルキレンオキシドホモポリマーを包含する。ポリアルキレンオキシドをベース
としたポリマーに代わるものとして、ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコー
ル、炭水化物をベースにしたポリマー等を用いることができる。かかるインター
フェロンアルファ−ポリマー抱合体は米国特許第4766106号、米国特許第
4917888号、欧州特許出願第0236987号、欧州特許出願第0510
356号、第0593868号および第0809996号(ペジル化インターフ
ェロンアルファ−2a)ならびに国際特許出願公開WO95/13090に記載
されている。
【0035】 非経口投与に適したペジル化インターフェロンアルファの医薬組成物を、適当
なバッファー、例えば、Tris−HCl、二塩基性リン酸ナトリウム/一塩基
性リン酸ナトリウムバッファーのごときアセテートまたはホスフェート、および
医薬上許容される賦形剤(例えば、ショ糖)、担体(例えば、ヒト血漿アルブミ
ン)、毒性作用剤(例えば、NaCl)、保存料(例えば、チメロソール、クレ
ゾールまたはベニルアルコール)、および界面活性剤(例えば、ツインまたはポ
リソルベート)とともに滅菌注射用水中に処方してもよい。ペジル化インターフ
ェロンアルファを凍結乾燥粉末として2−8℃にて冷蔵保存してもよい。復元さ
れた水溶液は、2ないし8℃で保存され、復元後24時間以内に使用された場合
、安定である。例えば、米国特許第4492537号、第5762923号およ
び第5766582号参照。復元された水溶液を、インスリンのごとき薬剤のデ
リバリーに有用なシリンジのごときプレフィルされたマルチドーズシリンジ中で
保存してもよい。典型的に適したシリンジは、Novo Nordiskから入手可能なNOVO
LET Novo Penのごときペン型シリンジに付属したプレフィルされたバイアルを含
むシステムならびに使用者が容易に自分で注射できるプレフィルされたペン型シ
リンジを包含する。他のシリンジシステムは別個のコンパートメント中に希釈剤
および凍結乾燥されたペジル化インターフェロンアルファ粉末を入れたガラス製
カートリッジを含むペン型シリンジを包含する。
【0036】 治療上有効量のインターフェロンアルファおよびリバビリンの組み合わせ治療
薬を投与するための下記の好ましい具体例が提供される。 投与されるインターフェロン−アルファは、好ましくは、インターフェロンア
ルファ−2a、インターフェロンアルファ−2b、コンセンサスインターフェロ
ン、精製インターフェロンアルファ製品またはペジル化インターフェロン−アル
ファから選択される。より好ましくは、インターフェロン−アルファは、インタ
ーフェロンアルファ−2a、インターフェロンアルファ−2b、または精製イン
ターフェロンアルファ製品から選択され、投与されるインターフェロンアルファ
の量は、毎週、TIW、QODまたは毎日を基準にして200万ないし1000
万IU/週である。好ましい具体例において、投与されるインターフェロン−ア
ルファはインターフェロン−アルファ−2bであり、インターフェロン−アルフ
ァ量は300万IU TIW投与される。
【0037】 別法として、投与されるインターフェロンアルファは、コンセンサスインター
フェロンであり、投与されるインターフェロン−アルファ量は、毎週、BIW、
TIW、QODまたは毎日を基準にして1ないし20マイクログラム/週である
。もう1つの具体例において、投与されるインターフェロン−アルファはペジル
化インターフェロンアルファ−2bであり、投与されるインターフェロン−アル
ファの量は毎週、BIW、TIW、QODまたは毎日を基準にして0.5ないし
2.0マイクログラム/週である。別法として、投与されるインターフェロンア
ルファはペジル化インターフェロン−2aであり、投与されるインターフェロン
−アルファの量は毎週、TIW、QODまたは毎日を基準にして20ないし25
0マイクログラム/クログラム/週である。
【0038】 組み合わせ治療薬の一部として投与されるペジル化インターフェロン−アルフ
ァがペジル化インターフェロンアルファ−2bである場合、第1および第2の治
療期間を包含する本発明の治療中に投与されるペジル化インターフェロンアルフ
ァ−2bの治療上有効量は、1キログラムあたり約0.1ないし9.0マイクロ
グラム/キログラムの範囲のペジル化インターフェロンアルファ−2bが1週間
あたり1回または分けて投与され、好ましくは1週間に1回(QW)または1週
間に2回(BIW)投与され、好ましくは1キログラムあたり約0.1ないし約
9.0マイクログラムのペジル化インターフェロンアルファ−2bが1週間に1
回(QW)投与されるか、あるいは好ましくは1キログラムあたり約0.05な
いし約4.5マイクログラムのペジル化インターフェロンアルファ−2bが1週
間に2回(BIW)投与されるか、あるいは1キログラムあたり約0.5ないし
約3.0マイクログラムのペジル化インターフェロンアルファ−2bが1週間に
1回(QW)投与されるか、あるいは1キログラムあたり約0.25ないし約1
.5マイクログラムのペジル化インターフェロンアルファ−2bが1週間に2回
投与されるか、あるいは1キログラムあたり約0.75ないし約1.5マイクロ
グラムのペジル化インターフェロンアルファ−2bが1週間あたり投与され、最
も好ましくは1キログラムあたり約0.75ないし約1.5マイクログラムのペ
ジル化インターフェロンアルファ−2bが1週間に1回投与され、あるいは1キ
ログラムあたり約0.375ないし約0.75マイクログラムのペジル化インタ
ーフェロンアルファ−2bが1週間に2回投与される。
【0039】 組み合わせ治療薬の一部として小児患者に投与されるペジル化インターフェロ
ン−アルファがペジル化インターフェロンアルファ−2bである場合、第1およ
び第2の治療期間を包含する本発明の治療中に投与されるペジル化インターフェ
ロンアルファ−2bの治療上有効量は、1キログラムあたり約0.1ないし9.
0マイクログラム/キログラムの範囲のペジル化インターフェロンアルファ−2
bが1週間あたり1回または分けて投与され、好ましくは1週間に1回(QW)
または1週間に2回(BIW)投与され、より好ましくは1キログラムあたり約
0.1ないし約9.0マイクログラムのペジル化インターフェロンアルファ−2
bが1週間に1回(QW)投与されるか、あるいは好ましくは1キログラムあた
り約0.05ないし約4.5マイクログラムのペジル化インターフェロンアルフ
ァ−2bが1週間あたり1回または分けて投与され、好ましくは1週間に1回(
QW)または1週間に2回(BIW)投与され、より好ましくは1キログラムあ
たり約0.05ないし約4.5マイクログラムのペジル化インターフェロンアル
ファ−2bが1週間に1回投与されるか、あるいは好ましくは1キログラムあた
り約0.75ないし約3.0マイクログラムのペジル化インターフェロンアルフ
ァ−2bが1回または分けて投与され、好ましくは1週間に1回(QW)または
1週間に2回(BIW)投与され、より好ましくは1キログラムあたり約0.7
5ないし約3.0マイクログラムのペジル化インターフェロンアルファ−2bが
1週間に1回、あるいは1キログラムあたり約0.375ないし約1.5マイク
ログラムのペジル化インターフェロンアルファ−2bが1週間に2回投与され、
最も好ましくは1キログラムあたり約2.25ないし約2.6マイクログラムの
ペジル化インターフェロンアルファ−2bが1週間に1回投与され、あるいは1
キログラムあたり約1.1ないし約1.3マイクログラムのペジル化インターフ
ェロンアルファ−2bが1週間に2回(BIW)投与される。
【0040】 組み合わせ治療薬の一部として投与されるペジル化インターフェロンがペジル
化インターフェロンアルファ−2aである場合、第1および第2の治療期間を包
含する本発明の治療中に投与されるペジル化インターフェロンアルファ−2aの
治療上有効量は、約50マイクログラムないし約500マイクログラムの範囲を
1週間に1回(QW)であり、好ましくは、約180マイクログラムないし約2
50マイクログラムをQWであるか、あるいは有効量は約50マイクログラムな
いし約250マイクログラムの範囲を1週間に2回であり、好ましくは約90マ
イクログラムないし約125マイクログラムを1週間に2回である。
【0041】 組み合わせ治療薬の一部として小児患者に投与されるペジル化インターフェロ
ン−アルファがペジル化インターフェロンアルファ−2aである場合、第1およ
び第2の治療期間を包含する本発明の治療中に投与されるペジル化インターフェ
ロンアルファ−2aの治療上有効量は、約50マイクログラムないし約500マ
イクログラムの範囲を1週間に1回(QW)、好ましくは約300マイクログラ
ムないし約375マイクログラムをQWであるか、あるいは小児患者に投与され
るペジル化インターフェロンアルファ−2aの治療上有効量は約50マイクログ
ラムないし約250マイクログラムの範囲を1週間に2回、好ましくは約150
マイクログラムないし約190マイクログラムを1週間に1回である。
【0042】 組み合わせ治療薬の一部としてリバビリンをペジル化インターフェロン−アル
ファとともに、すなわち、ペジル化インターフェロンアルファの投与前、後また
は同時に患者に投与する。ペジル化インターフェロン−アルファの投与は、好ま
しくは、患者がリバビリン投与を受けている期間と同じ期間に行う。ペジル化イ
ンターフェロン−アルファと同時に投与されるリバビリンの量は1日あたり約4
00ないし約1600mg、好ましくは約600ないし約1200mg/日ある
いは約800ないし約1200mg/日であり、最も好ましくは約1000ない
し約1200mg/kg/日である。小児患者がリバビリン投与を受けている期
間と同じ期間に小児患者にペジル化インターフェロン−アルファ投与を行う。ペ
ジル化インターフェロン−アルファと同時に小児患者に投与されるリバビリン量
は、1キログラムあたり1日に約8ないし約15mg、好ましくは1キログラム
あたり1日に約8、12または15mgであり、分けて投与する。
【0043】 第1および第2の治療期間においてリバビリンとともに誘導量のインターフェ
ロンアルファを投与するための以下の好ましい具体例が提供される。 第1の治療期間において投与されるリバビリン量は1日に400ないし160
0mgであり、好ましくは600ないし1200mg/日あるいは800ないし
1200mg/日であり、最も好ましくは約1000ないし1200mg/kg
/日である。第2の治療期間において投与されるリバビリン量は1日に約800
ないし1200mg、好ましくは1日に約1000ないし1200mgである。
【0044】 投与されるインターフェロン−アルファがインターフェロンアルファ−2a、
インターフェロンアルファ−2b、または精製インターフェロンアルファ製品か
ら選択される場合、第1の治療期間において投与されるインターフェロンアルフ
ァの治療上有効な誘導量は毎日10MIUを2週間、次いで、毎日5MIUを6
週間、次いで、毎日3MIUを16週間であり、第2の治療期間において投与さ
れるインターフェロンアルファの治療上有効量は3MIU TIWを24週間で
ある。
【0045】 投与されるインターフェロン−アルファがインターフェロン−アルファ−2b
である場合、第1の治療期間において投与されるインターフェロンアルファ−2
bの治療上有効な誘導量は毎日10MIUを2週間、次いで、毎日5MIUを6
週間、次いで、毎日3MIUを16週間であり、第2の治療期間において投与さ
れるインターフェロンアルファ−2bの治療上有効量は3MIU TIWを24
週間である。
【0046】 投与されるインターフェロン−アルファがコンセンサスインターフェロンであ
る場合、24週間の第1の治療期間において投与されるコンセンサスインターフ
ェロンの量は、毎日を基準にして15ないし20マイクログラムを2週間、次い
で、毎日を基準にして9ないし15マイクログラムを22週間であり、第2の治
療期間において投与されるコンセンサスインターフェロンの量は9マイクログラ
ムTIWを24週間である。 本発明の好ましい具体例において、インターフェロン−アルファはインターフ
ェロン−アルファ−2aまたは−2bであり、インターフェロン−アルファ−2
bの使用がより好ましい。 第1および第2の治療期間の合計は約40−50週間であり、好ましくは48
週間である。
【0047】 慢性C型肝炎にかかっている人は、1またはそれ以上の下記徴候または症状を
示しうる: (a)ATLの上昇 (b)抗−HCV抗体に関する陽性試験 (c)HCV−RNAに関する陽性試験により示されるようなHCVの存在 (d)慢性肝臓疾患の臨床的紅斑 (e)肝細胞損傷
【0048】 本発明を実施するために、インターフェロン−アルファおよびリバビリンの組
み合わせ治療薬または誘導用量のインターフェロン−アルファおよびリバビリン
を、1またはそれ以上の該徴候または症状を除去あるいは少なくとも改善するに
十分な量で、1またはそれ以上の該徴候または症状を示す患者に投与する。治療
上有効量の抗酸化剤を組み合わせ治療薬または誘導用量とともに投与してリバビ
リン関連溶血を改善する。
【0049】 インターフェロン−アルファとともにリバビリンを患者に投与し、すなわち、
患者が本発明のリバビリン誘導体の投与を受けている期間と同じ期間においてイ
ンターフェロン−アルファ投与を行う。大部分のインターフェロン−アルファ処
方は、経口投与された場合には有効でないので、インターフェロン−アルファの
好ましい投与方法は非経口投与、好ましくは皮下、IV、またはIM注射による
ものである。インターフェロン−アルファを非経口投与しつつ、リバビリンをカ
プセルまたは錠剤形態として経口投与してもよい。もちろん、両薬剤が利用可能
である両薬剤の他のタイプの投与も企図され、例えば、鼻腔スプレイ、経皮投与
、坐薬による投与、除放性剤形による投与等がある。有効成分を破壊することな
く正しい用量がデリバリーされるかぎりいずれの形態の投与であってもよい。
【0050】 非経口投与に適したインターフェロン−アルファの医薬組成物を、適当なバッ
ファー、例えば、Tris−HCl、アセテートまたはホスフェートバッファー
、例えば二塩基性リン酸ナトリウム/一塩基性リン酸ナトリウムバッファー、お
よび医薬上許容される賦形剤(例えば、ショ糖)、担体(例えば、ヒト血清アル
ブミン)、毒性試薬(例えば、NaCl)、保存料(例えば、チメロソール、ク
レゾールまたはベニルアルコール)、および界面活性剤(例えば、ツインまたは
ポリソルベート)とともに滅菌注射用水中に処方してもよい。インターフェロン
アルファを凍結乾燥粉末として2−8℃にて冷蔵保存してもよい。復元された水
溶液は、2ないし8℃で保存され、復元後24時間以内に使用された場合、安定
である。例えば、米国特許第4492537号、第5762923号および第5
766582号参照。
【0051】 本発明の文脈において、用語「検出可能なHCV−RNAがない」は、定量的
、多−サイクル逆転写酵素PCRにより測定した場合、患者血清1mlあたり1
00コピー未満のHCV−RNAが存在することを意味する。好ましくは、本発
明において、下記方法によりHCV−RNAを測定する。この方法は本明細書に
おいてHCV−RNA/qPCRという。
【0052】 本発明の文脈において、用語「実質的に低い検出可能なHCV−RNA血清レ
ベル」は、HCV−RNA血清レベルが、最初のHCV−RNA血清レベルと比
較して10の1乗倍、好ましくは10の2乗倍、最も好ましくは10の3乗倍低
いことを意味する。
【0053】 グアニジニウムチオシアネート−フェノール−クロロホルム法、次いで、エタ
ノール−酢酸アンモニウム沈殿法を用いてRNAを患者血清から抽出する。沈殿
したRNAを遠心分離し、得られたペレットをCentrivapコンソール(Labconco,
Kansas City, Mo.)中で乾燥する。次いで、乾燥ペレットを30マイクロリッ
トルのRnasin(Promega Corp., Madison, WI)、ジチオスレイトールおよ
びジエチルピロカルボネート処理水の混合物中に再懸濁する。RNA逆転写(R
T)およびPCRを行うまで、−20℃またはそれ未満に試料を維持する。
【0054】 RT反応において全RNA配列をcDNA配列に変換するために、ランダムヘ
キサデオキシリボヌクレオチド(Pharmacia Biotech, Piscataway, NJ)を第1
鎖cDNA合成用プライマーとして使用する。再懸濁試料のうち3マイクロリッ
トルの2アリコートを3マイクロリットルの100ng/lランダムプライマー
に添加し、70℃にて変性させ、次いで、5mM MgClを含有する標準バ
ッファー中のM−MLV逆転写酵素(USB, Clevland, OH)を用いて40℃にて
1時間逆転写させる。最終RT反応体積は26μlである。逆転写後、直ちにP
CRを開始する。
【0055】 PCR法の修飾バージョンは熱安定性Taqポリメラーゼを用いて行ってcD
NAを増幅するものである。75マイクロリットルのPCR混合物を全RT反応
体積(26μl)に添加して、全体積101μl中最終MgCl濃度を1.5
mMにする。次いで、各101μl試料を50.5μlに分け、ミネラルオイル
層を表面に置いて蒸発を防止する。
【0056】 PCRサイクルは、各々55℃、74℃および94℃にてアニーリング90秒
、伸長90秒および変性90秒からなる。サーモサイクリング試料は、最終74
℃伸長を10分間行う。4つの異なるサイクルセットを使用する。全く同一に試
料を充填し、RT後均一にこれらの試料を分けることによって、1つの試料由来
の4つのチューブが存在する。4つのチューブの各々に異なるサイクル番号を与
え、定量プロセスにおける感度および精度を増加させる。サーモサイクリング効
率は、各セット60本のチューブに含まれる既知コピー数RNA標準物質の満足
な増幅によって評価されるであろう。どちらもHCVゲノムの5’非翻訳領域由
来の2つのプライマーセットを該増幅に用いる。これらのプライマーセットの両
方が高度に保存されており、HCVの全既知サブタイプを検出する。190bp
の生成物を生じさせたプライマーセット1:上流5’−GTG GTC TGC
GGA ACC GGT GAG T−3’、下流5’−TGC ACG G
TC TAC GAG ACC TC−3’。256bpの生成物を生じさせた
プライマーセット2:上流5’−CTG TGA GGA ACT ACT G
TC TTC−3’、下流5’−CCC TAT CAG GCA GTA C
CA CAA−3’。
【0057】 次いで、増幅したcDNAを3%アガロース中で電気泳動し、ナイロン膜に移
す。標的DNAをサザンブロッティングおよび非放射性ジゴキシゲニン−標識D
NAプローブを用いる免疫染色によって検出する。これらの手順はPCRサーモ
サイクルング、アガロースゲル電気泳動、真空−トランスファーサザンブロット
、ハイブリダイゼーションおよび免疫染色のための自動化機器を用いて行う。各
膜は、試料バンドの定量測定用の標準曲線を作成するために用いられる既知コピ
ー数の系列希釈標準を含む。元々、標準曲線は、転写されたクローン由来の注意
深く希釈したHCV−RNAから作成される。放射性取りこみの研究、ゲル電気
泳動およびOD260を転写物に関して行って、それらが予想された長さである
ことを決定する。RNA転写産物定量クローン標準の生成後、「プール」した標
準が得られ、それらはHCVの異質性をよりよく表すものであり、天然の感染に
おいて見られるであろう。これらのプールは、大量の血清または血漿を混合する
ことにより作成される。血清/血漿プールをPCRを用いてクローン転写物に対
してキャリブレーションし、次いで、既知PCR−陰性液体中で希釈する。最後
に、該プールのより高いコピー数の試料をChiron Inc.(Emeryville, CA)のc
DNA Quantiplex核酸検出システムに対してチェックする。これらの「二重に
定量された」プールをアリコートに分け、−70℃で保存する。5000000
、1000000、500000、100000、10000および1000コ
ピー/mlの希釈物を各実験に用いる。
【0058】 各サザンブロット膜を展開の間ときどき自動化スキャナー/デンシトメーター
を用いてコンピューター中にスキャンして、標準曲線が最も直線的であるのは何
時かを決定する。次いで、その結果得られた電子画像を測定してバンド面積およ
び平均バンド濃度を得る。すべての読みを標準化し、バンド密度を積分し、標準
曲線と比較して、各バンドに関するウイルスコピー数の数値を得る。
【0059】 本発明の文脈において、用語「持続的なウイルス学的応答」は、本発明により
治療された患者において、組み合わせ治療薬での治療の終了後少なくとも24週
間にわたり、検出可能なHCV−RNAが存在しないことを意味する。好ましく
は、持続的なウイルス学的応答期間は、治療終了後少なくとも1年−あるいはそ
れ以上であろう。
【0060】 治療および治療後フォローアップ中に、生化学的数値(ALT)、ウイルス学
的数値(HCV−RNA)、ヘモグロビン(HgB)、ヘマトクリット(HCT
)、RBC、WBC(差分および血小板カウントを伴う)のうち少なくとも1つ
を含む血液学的数値をならびに組織学的(肝臓生検)試験の結果を用いて、研究
治療に対する応答の性質および期間を評価する。第1有効性変数(primary effi
cacy variable)は、治療終了後24週間目に測定される血清HCV−RNA/
qPCR(<100コピー/ml)の消失として定義されるような総体的な応答
である。さらに、ベースライン値と比較した場合のヘモグロビンレベルの低下も
測定する。さらに、肝臓の炎症の減少、Knodell Histology Activity index (HA
I)により測定されるような治療後の肝臓生検における改善、およびALTの正常
化もまた、第2有効性変数(secondary efficacy variable)として測定される
。選択された研究室パラメーターをモニターすることによって、またいずれかの
不利な事象の発生を記録し評価することによって、研究治療の安全性を評価する
【0061】有効性 第1有効性の目的(the primary efficacy objective)は、治療終了後24週
目に測定される、検出不可能レベルまたは<100コピー/mlのレベルまでの
(検出可能な)血清HCV−RNA/qPCRの消失として定義される持続的な
ウイルス学的応答に関して治療群1および2を比較することである。ロジスティ
ックレグレッションを用いて下記の第2有効性終点(secondary efficacy Endpo
int)も試験する: 第2有効性終点: ・フォローアップの24週目においてALTの正常化を有する患者の割合 ・生検における改善を有する患者の割合(カテゴリーI+II+IIIを合わせ
たスコア) ・生検スコアにおけるベースラインからの変化(カテゴリーI+II+IIIを
合わせたスコア) ・HCV−RNA/qPCRに基づく治療の終点における応答率 ・治療の終点においてALTの正常化を有する患者の割合 ・HCV−RNA/qPCRに基づくフォローアップの24週目における応答率
【0062】ウイルス学:エントリー状態およびエントリー時からの変化 血清HCV−RNA/qPCR試験は中央研究所により行われた。陽性HCV
−RNAアッセイ結果がベースラインにて要求され;HCV−RNAに関して陽
性の患者のみが参加するのに好適であろう。繰り返しアッセイは4、12、24
週目ならびにフォローアップの12および24週目に予定されるべきである。 下記のようにして応答を評価する: ウイルス学的応答者:HCV−RNA/qPCRが陰性(1mlあたり<10
0コピー)である場合に、その時点でその患者は応答者に分類される。 持続的ウイルス学的応答者:患者がフォローアップの24週目において応答者
である場合、患者は持続的ウイルス学的応答者に分類される。 必要なHCV−RNA/qPCR評価が得られる前に治療を中断した患者を含
め、これらの判断基準に合致しない患者は無応答者に分類されることに注意。 総体的な応答者:血清HCV−RNA/qPCRおよびKnodell HAI Inflamat
ion Scoreにより評価されるような肝臓組織学の変化の両方に基づく。フォロー
アップ24週目に患者が持続的なウイルス学的応答者であり、正常なALTを有
する場合に、患者を総体的な応答者に分類する。
【0063】肝臓生検 患者を研究に参加させる前6ヶ月以内およびフォローアップ24週目に肝臓生
検を取る。Knodell Histology Activity Scoreを用いて1人の病理学者により生
検の評価を行う。中央の病理学者は患者の同定、治療群、および時間に関してな
にも知らされておらず、治療に関する生検を受け取るだけである(治療前および
治療後)。ベースラインおよびフォローアップ24週目に観察される炎症活性の
程度を比較することにより研究治療の有効性が評価される。
【0064】 研究開始前に患者の体重および彼らのベースラインの疾病の特徴(HCV遺伝
子型、ヘモグロビンレベルおよび初期ウイルス値)をすべての患者について測定
する。HCV−RNA/qPCR試験に供される患者血清試料についてHCV遺
伝子型決定を行うべきである。 疾病のすべての態様を包含するこの有効性の増強は下記のものを生じる: ・検出可能なHCV−RNAの持続的根絶 ・肝臓の炎症における改善 ・より少ないヘモグロビン低下 ・ALTの正常化 ・HQLにおける改善
【0065】 臨床研究のデザイン これは、上記パイロット研究において示される、慢性C型肝炎患者の治療のた
めのレベトロン(Rebetron)(イントロンA+リバビリン)に関連した溶血の改
善におけるビタミンEの有効性を確認するために設計された治療プロトコルであ
る。 下記の二重盲検処理アーム(double blind treatment arm)を、このプロトコ
ルを分ける選択された中心において患者にランダムに振り分ける: A.レベトロン(イントロンA 3MU TIW リバビリン1000−120
00mg po 毎日分けて)+1000IUのビタミンE,BID B.レベトロン(イントロンA 3MU TIW リバビリン1000−120
00mg po 毎日分けて)+1000IUのビタミンEプラス偽薬 C.レベトロン(イントロンA 3MU TIW リバビリン1000−120
00mg po 毎日分けて)+マッチした偽薬のみ 患者は体重75kgまたはそれ以上であり、1200mg/日のリバビリンを
与えられる。 6ヶ月までに患者がウイルスを消失させない場合には、治療を中断する。 合計90人の患者を参加させる(1群あたり30人)。
【0066】 目的 この治療プロトコルの主目的は、ビタミンEが、リバビリンの使用に伴って発
生する溶血を抑制(対照と比較して、ベースラインからのヘモグロビンの低下の
抑制)できることを確認することである。 第2の目的は、リバビリン用量を減少させる必要性の減少、患者の治療中断の
減少ならびに改善されたクオリティー・オブ・ライフがあるかどうかを決定する
ことである。
【0067】 研究一覧 プロトコルは、標準用量のレベトロン(イントロンA 3mu TIW+リバビ
リン1000−12000mg/d)+1000IUのビタミンEまたは200
0IUのビタミンEまたは偽薬に関する二重盲検無作為研究である。連続的なヘ
モグロビンレベル、HCV RNAレベルおよびリバビリンレベルが抽出される
。さらに他の溶血マーカーおよびクオリティー・オブ・ライフの道具(活力およ
び鬱尺の尺度)を用いて結果を測定する。12および24週目にオフサイト(of
f site)にて仮分析を行うが、その間研究者サイトはブラインドのままである。
【0068】 研究集団 以前にインターフェロンでの治療を受けていない代償性の慢性C型肝炎を有す
る成人男性および女性患者。下記の包含判断基準(Inclusion Criteria)に適合
する患者を参加させる。包含判断基準: 患者は下記の判断基準に適合に適合しなければならない: 19ないし70歳の成人男性または女性 PCRによればC型肝炎ウイルスに関して血清陽性 履歴診断(historical diagnosis)が慢性肝炎と矛盾しないことを確認する病
理学レポートを伴った、このプロトコルに入る前の肝臓生検 参加のために訪問した時に下記の研究室的パラメーターを有する代償性肝臓疾
患: 女性の場合にはヘモグロビン値>11g/dL、男性の場合には>12g/
dL WBC>3000/mm 好中球カウント1500/mm 血小板>70000/mm 対照と比較して、プロスロンビン時間<2秒延長、あるいは同等のINR比 正常の上限の20%の範囲内のビリルビン アルブミン>3.5g/dL 血清クレアチニン<1.4mg/dL 非糖尿病患者の場合には、絶食時血糖値<115mg/dL 糖尿病患者の場合には、ヘモグロビンA<8.5%(薬物治療中および/ま
たは食餌療法中にかかわらず) 甲状腺刺激ホルモン(TSH)が正常限界範囲内 抗核抗体(ANA)<1.160 前年よりも最近のアルファフェトプロテイン(AFP)値が正常限界以内。正
常上限より高い結果を有するが<50ng/mlである患者については下記の両
方が必要である: 研究開始前3ヶ月以内に得られたアルファフェトプロテイン値<ng/ml
であること、ならびに研究開始前3ヶ月以内に得られた超音波が肝細胞癌腫の証
拠に関して陰性であること。
【0069】排除判断基準 下記判断基準のいずれかが適用される場合には、患者を研究導入から排除する
: アルファインターフェロンまたはリバビリンに対して過敏 慢性C型肝炎以外の慢性肝臓疾患の他の原因がある 異常ヘモグロビン症(例えば、サラセミア)または溶血性貧血の他の原因を有
する 腹水、出血静脈瘤、または突発性エンセファロプシーの病歴または存在のごと
き進行した肝臓疾患の証拠 当該プロトコルへの患者の関与を妨げる可能性のある、すでに存在している下
記症状を包含する医学的状態: 投薬を要するCNS外傷または活動性卒中疾患;ほとんど制御されない真性
糖尿病;重症の肺疾患;免疫学的に媒介される疾患;痛風;あるいは研究コース
中の全身的なステロイド投与を要するあるいは要する可能性のある医学的症状。 ストレス試験にて虚血の証拠を有する患者(該試験は、過去12ヶ月以内に環
状動脈疾患の病歴;虚血に関するECGの証拠、不整脈、心臓病、環状動脈の手
術、制御されない高血圧、アンギナまたは心筋梗塞の危険性のあるあるいはこれ
らの疾病を有する患者に必要) 臨床的に有意な腎臓の異常を有する患者 アルコール(80g/日)、IV薬剤および吸入薬剤のごとき物質乱用。患者
がプロトコルへの包含について考慮すべき物質乱用の病歴を有する場合には、患
者は乱用物質の使用を少なくとも1年間止めていなければならない。以前にメタ
ドンを投与された患者も排除される。 患者はアルコールを断つ必要について相談されなければならない。アルコール
消費量>20g/日の患者は当該プロトコルには不適格である。 ヌクレオシドアナログ、アマンタジン/リマンタジン、およびプロテアーゼ阻
害剤の同時使用は排除される。 器官移植の病歴のある患者は排除される。 すでに存在している精神医学的症状;特に、重症のうつ病、あるいは主要な精
神病、自殺観念化および/または自殺企図のごとき重症の精神病の病歴は排除さ
れる。
【0070】 研究投薬 リバビリン供給 レベトロンの標準的包装で研究投薬を提供する。患者の薬局により、調剤薬局
から直接、あるいはSchering's Commitment to Care programを通じてリバビリ
ンが提供される。リバビリンカプセルは15−25℃(59−77°F)の室温
にて保存されなければならない。 リバビリンの投与 1日あたり600にし1200mgの範囲の用量でリバビリンが経口経路によ
り毎日2回(BID)投与される。下表に示されるように、800mg以上のリ
バビリン用量は研究開始時に訪問した時の患者の体重に基づく:
【0071】
【表1】
【0072】 すべてのリバビリン用量をBIDスケジュールで投与する。用量減少を要する
不利な事象が生じた場合には、1日の全用量を調節すべきである。
【0073】 イントロンA供給 3MU TIWを投与するための適当な強度のイントロンA(Intron A)が患
者により取得される。これは患者の薬局から、調剤薬局から直接、あるいはSche
ring's Commitment to Care programを通じて供給される。
【0074】 イントロンAの投与 皮下経路によりイントロンAを投与する。さらなる情報を得るためにはイント
ロンA包装中の説明書参照。
【0075】 ビタミンE/偽薬の供給および投与 ビタミンE(R.P.Scherer Corp, St Petersburg, FLAから入手可能)は、50
0IUのビタミンE強度のカプセル形態として供給される。カプセルは一般的な
ビン中に包装される。適当にマッチした偽薬カプセルも一般的なビン中に供給さ
れる。こえっらはSchering-Plough Corporationから直接供給される。研究群(
ビタミンE/ビタミンE、ビタミンE/偽薬、あるいは偽薬/偽薬)に応じてカ
プセルは1ヶ月分包装される。各患者は、以下のように毎日を基準にして午前に
2カプセル、午後に2カプセル服用する:研究群(ビタミンE/ビタミンE)に
ついて−午前に500IUのビタミンEカプセル2錠および午後にビタミンEカ
プセル2錠;研究群(ビタミンE/偽薬)について−午前に500IUのビタミ
ンEカプセル2錠および午後に偽薬カプセル2錠;研究群(偽薬/偽薬)につい
て−午前に偽薬カプセル2錠および午後に偽薬カプセル2錠。
【0076】 治療期間 イントロンAおよびリバビリンの両方での治療期間は48週間までとする。 我々は、本発明の臨床研究デザインによる組み合わせ治療薬とともに抗酸化剤
を用いると、組み合わせ治療薬での最初の12週間におけるリバビリン関連溶血
性貧血の重さが著しく軽減され、履歴対照と比較して、低下したリバビリン関連
溶血性貧血レベルが組み合わせ治療期間中ずっと継続すると考える。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/122 A61K 31/122 31/198 31/198 31/355 31/355 31/375 31/375 33/04 33/04 38/21 A61P 7/06 A61P 7/06 31/12 31/12 39/06 39/06 43/00 121 43/00 121 A61K 37/66 Z (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE,ES ,FI,GB,GD,GE,HR,HU,ID,IL, IN,IS,JP,KG,KR,KZ,LC,LK,L R,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN ,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SE, SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,T Z,UA,US,UZ,VN,YU,ZA (72)発明者 ポール・ダブリュー・グルー アメリカ合衆国08822ニュージャージー州 フレミントン、アレンズ・コーナー・ロー ド13番 (72)発明者 エドワード・パイケン アメリカ合衆国90274カリフォルニア州パ ロス・ベルデス・エステイツ、ビア・ビサ リア2007番 Fターム(参考) 4C084 AA02 BA44 DA22 MA02 NA05 NA06 ZA552 ZB332 ZC751 4C086 AA01 AA02 BA09 BA18 EA11 HA08 MA02 MA04 NA05 NA06 ZA55 ZB33 ZC75 4C206 AA01 AA02 BA02 CA09 CA16 CA34 CB27 JA30 JA59 MA02 MA04 NA05 NA06 ZA55 ZB33 ZC75

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リバビリンを用いた罹病性ウイルス感染の治療に関連したリ
    バビリン関連溶血を改善するための医薬の製造のための抗酸化剤の使用。
  2. 【請求項2】 インターフェロン−アルファおよびリバビリンの組み合わせ
    治療薬を用いた慢性HCV感染の治療に関連したリバビリン関連溶血を改善する
    ための医薬の製造のための抗酸化剤の使用。
  3. 【請求項3】 インターフェロンアルファがインターフェロンアルファ−2
    a、インターフェロンアルファ−2b、ペジル化インターフェロンアルファ−2
    a、ペジル化インターフェロンアルファ−2b、またはコンセンサスインターフ
    ェロンもしくは精製インターフェロンアルファ製品である請求項2の使用。
  4. 【請求項4】 抗酸化剤がビタミンA、ビタミンE、ビタミンC、補酵素−
    Q10、BHA、BHT、N−アセチルシステイン、セレン、パナビル、シリブ
    ム・マリアヌム、リコペン、またはこれらの混合物である上記請求項のいずれか
    に記載の使用。
  5. 【請求項5】 抗酸化剤が水溶性ミタミンE誘導体である上記請求項のいず
    れかに記載の使用。
  6. 【請求項6】 抗酸化剤がアルファ−トコフェリルエステル、好ましくはa
    ,d−アルファ−トコフェリルエステルである上記請求項のいずれかに記載の使
    用。
  7. 【請求項7】 抗酸化剤がアルファ−トコフェリルポリエチレングリコール
    エステル、好ましくはアルファ−トコフェリルポリエチレングリコールコハク酸
    エステルである上記請求項のいずれかに記載の使用。
  8. 【請求項8】 治療が、検出可能なウイルスRNAを低下させるに十分な治
    療上有効量のリバビリンを特徴とする上記請求項のいずれかに記載の使用。
  9. 【請求項9】 治療が、検出可能なウイルスRNAを低下させるに十分なイ
    ンターフェロンアルファおよびリバビリンを含有する治療上有効量の組み合わせ
    治療薬を特徴とする上記請求項のいずれかに記載の使用。
  10. 【請求項10】 治療が、少なくとも約24週間、好ましくは少なくとも約
    48週間の第1の期間において投与される3MIU TIWのインターフェロン
    アルファ−2および約600mgないし約1600mg/日 POのリバビリン
    を含有する組み合わせ治療薬を特徴とする上記請求項のいずれかに記載の使用。
  11. 【請求項11】 治療が、少なくとも約24週間、好ましくは少なくとも約
    48週間の第1の期間において投与される約0.5ないし約1.5μg/kg/
    日 QWのペジル化インターフェロンアルファ−2bおよび約600mgないし
    約1600mgmg/日のリバビリンを含有する組み合わせ治療薬をとくちょう
    とする上記請求項のいずれかに記載の使用。
  12. 【請求項12】 治療が、第1の期間終了後における少なくとも約24週間
    の第2の期間において抗酸化剤とともに1日あたり約600ないし1600mg
    のリバビリンを投与することをさらに特徴とする請求項9、10または11に記
    載の使用。
  13. 【請求項13】 治療が、第1の期間の前に投与される誘導量のインターフ
    ェロンアルファ−2bおよびリバビリンあるいは誘導治療用量のペジル化インタ
    ーフェロンアルファ−2aもしくは2bおよびリバビリンのいずれかをさらに特
    徴とする上記請求項のいずれかに記載の使用。
  14. 【請求項14】 治療が、(a)24週間の第1の治療期間においてリバビ
    リン関連溶血を改善するに十分な治療上有効量の抗酸化剤を、1日あたり約80
    0ないし1200mgのリバビリンおよび治療上有効量のインターフェロン−ア
    ルファ−2bの組み合わせ治療薬とともに、下記投与規則に従って該患者に投与
    すること:毎日約10MIUのインターフェロン−アルファ−2bを2週間、次
    いで毎日5MIUのインターフェロン−アルファを6週間、次いで毎日3MIU
    のインターフェロン−アルファを16週間、そして(c)24週間の第2の治療
    期間において1日あたり約800ないし1200mgのリバビリンおよび3MI
    U TIWのインターフェロン−アルファを、リバビリン関連溶血を改善するに
    十分な治療上有効量の抗酸化剤とともに該患者に投与することを特徴とする上記
    請求項のいずれかに記載の使用。
JP2000611935A 1999-04-19 2000-04-18 抗酸化剤を伴ったリバビリンを含有するhcv組み合わせ治療薬 Pending JP2002542202A (ja)

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