JP2002541525A - 多重式導光コネクタ用の光ファイバ照明器アダプタ・アセンブリ - Google Patents

多重式導光コネクタ用の光ファイバ照明器アダプタ・アセンブリ

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JP2002541525A JP2000611117A JP2000611117A JP2002541525A JP 2002541525 A JP2002541525 A JP 2002541525A JP 2000611117 A JP2000611117 A JP 2000611117A JP 2000611117 A JP2000611117 A JP 2000611117A JP 2002541525 A JP2002541525 A JP 2002541525A
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チャン、デイヴィッド・ディ
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コージェント・ライト・テクノロジーズ・インコーポレーテッド
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Abstract

(57)【要約】 様々な構成の導光コネクタ（７０）を、集束光の光源を収容する構造に連結するアダプタ・アセンブリ（１０）は、内部導光素子（１２）、カップリング構造（２０）、筐体（４０）およびコネクタ固定機構を有する内部アダプタを備えている。カップリング構造（２０）は、集束光を収容する構造内に挿入して解除可能に保持することができる。導光コネクタ（７０）は、ハウジングに形成された導光部受けチャネル（１２）内に挿入され、コネクタ固定機構によってそこで解除可能に保持される。内部導光素子（１２）はカップリング構造（２０）を通って延伸し、集束光の光源からの集束光をコネクタ受けチャネル内に挿入された導光コネクタに導く。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】 本願は１９９９年３月２６日出願の米国仮出願第６０／１２６，３３５号の利
益を主張しており、その内容は参照することにより本明細書に組み込まれる。
【０００２】 ［発明の分野］ 本発明は、様々な構成の多数の導光コネクタが光ファイバ照明器に光学的に連
結されることを可能にするアダプタ・アセンブリに関する。
【０００３】 ［発明の背景］ 図１に示したように、医療および産業の用途に用いられる典型的な光ファイバ
照明器は、光源３と光源から出射される光を集光して焦点を合わせる光学システ
ム４とを有する光学光源システム２を備えている。内視鏡等の照明装置８は、基
部コネクタ５によって光源システム２に連結された光ファイバ導光手段６を介し
て、光源システム２に接続されている。光ファイバ導光手段６は、光ファイバ束
であっても単一の光ファイバであってもよい。
【０００４】 歴史的に、基部コネクタ・システム５は、１種類のみの光学光源システム２と
適合するように設計されていたので、様々なコネクタが他の光源システムとは適
合しないことになってしまった。この不適合の問題を解決するために、光学光源
システムおよび照明器の製造業者は、市販されて入手可能な様々な種類のコネク
タ用のアダプタを開発した。
【０００５】 基部コネクタを適合させる典型的なシステムは、固定アダプタ、タレット・ア
ダプタおよびユニバーサル・アダプタを含む。医療の用途においては、たとえば
、ドイツ、TuttlingenのKarl Storz GmbH and Co.KGから入手可能なものなどの
照明装置は、Karl Storz社から入手可能なコネクタなどの、特定の種類の光ファ
イバ・コネクタ用にそれぞれ特に設計されている別個の出力コネクタを有する。
マサチューセッツ州WorcesterのLuxtec Corporationから入手可能な照明装置は
、異なった製造業者、すなわちKarl Storz GmbH、オリンパス、イリノイ州シカ
ゴのAccuMed International(ACMI)およびWolfから入手可能な、特定の市販の光
ファイバ・ケーブル・コネクタにそれぞれ適合されている４個のポートを備えた
タレット設計を組み込んでいる。タレット・アダプタは、どのケーブル・コネク
タが使用されているかに応じて、適切な位置に回転させることにより用いられる
。Luxtec Corporationから入手可能な別のシステムにおいては、出力コネクタ・
システムは、３つの異なった光ファイバ・ケーブル・コネクタ・システム用の３
つのアダプタを備えた水平スライドからなる。フロリダ州ラルゴのLinvatec Cor
porationから入手可能な第３の種類のアダプタ・システムは、様々なコネクタを
受けるチャッキング機構または止めネジを備えたユニバーサル・コネクタ・シス
テムを備えている。
【０００６】 これらのコネクタ・システムの全てが、様々な製造業者から出荷された光ファ
イバ・コネクタに使用することを許容しているが、それぞれのシステムは固有の
欠点を有する。たとえば、タレット・システムはユーザに、それぞれのコネクタ
ごとの正しいアダプタ・ポートを見つけることを要求し、この識別は必ずしも容
易ではないので、この装置は使用が面倒である。スライディング・システムは類
似の欠点を有する。チャッキング・システムおよび止めネジ・システムは共に、
接続を達成するための両手の使用を要求し、やはり使用が困難である。
【０００７】 市販のファイバ束コネクタは概して２つの種類のもの、すなわち、Karl Storz
GmbHおよびオリンパスから入手可能なものなどの長いコネクタおよび、ＡＣＭ
ＩおよびＷｏｌｆから入手可能なものなどの短いコネクタである。他の製造業者
から入手可能な市販のコネクタは、これらのカテゴリの一方または他方に概して
当てはまる。タレットは一般的に、コネクタ内の導光部の端部を光学光源システ
ムの焦点に位置決めするために、長さの相違の原因になるように設計されている
。
【０００８】 ファイバ束に加えて、小径（３ｍｍ未満）の単一光ファイバ導光手段が、カリ
フォルニア州サンタクラリタのCogent Light Technologies Incorporatedから購
入可能である。それらのより小さいサイズのために、これらの単一ファイバ導光
手段は、ファイバ束を組み込んでいる導光部と比較して、異なった配列要件を有
していて、概してファイバ束とは適合しない。単一ファイバの最適化は、必ずし
もファイバ束用のシステムを最適化するわけではない。光源を単一ファイバとフ
ァイバ束との両方に適合させ、それらと共に用いるために最適化させることは、
先行技術に対する機械的および光学的な改良を共に必要とする。
【０００９】 したがって、異なった物理的構成の様々な市販のコネクタに対応し、直径約１
〜５ｍｍの範囲にある導光部の最適な結果を達成する、光学光源システムの単一
ポートの光を単一のファイバまたはファイバ束の導光部の何れかに連結する、改
良型のコネクタ・システム・アダプタに対する必要性が存在する。
【００１０】 ［発明の要約］ 上記の必要性は本発明の一般的原理にしたがって解決される。
【００１１】 本発明の一態様によれば、異なった構成の導光コネクタを、光学的に結合され
て導光部に入る集束光の光源を収容する構造に連結するアダプタ・アセンブリが
提供される。アダプタ・アセンブリは、内部導光素子、連結構造、筐体およびコ
ネクタ固定機構を含む内部アダプタを備えている。
【００１２】 内部導光素子は入力端および出力端を有する。連結構造は、集束光の光源を収
容する構造に解除可能に連結されるように構成され配置されており、内部導光素
子は、入力端が連結構造の端部で露出されている状態で連結構造内に配設されて
いる。
【００１３】 筐体は連結構造から延伸しており、その上に形成された熱放散素子およびその
中に形成されたコネクタ受けチャネルを含む。チャネルは筐体の一端に形成され
た開口から延伸し、内部導光素子の出力端付近で終わる。チャネルは、チャネル
内に挿入された導光コネクタを受け、内部導光素子の出力端に対してコネクタを
位置決めするように構成され配置されている。コネクタ固定機構は筐体に取り付
けられており、チャネル内に挿入された導光コネクタを動作可能に係合し、導光
コネクタをチャネル内に解除可能に保持するように構成され配置されている。
【００１４】 本発明の別の態様によれば、アダプタ・アセンブリは、第２内部導光素子、本
体部、細長い挿入部材および第２コネクタ固定機構を含む外部アダプタをさらに
備えている。
【００１５】 第２内部導光素子は入力端および出力端を有している。細長い挿入部材は本体
部から延伸しており、第２内部導光素子は、その入力端が挿入部材の端部で露出
され、出力端が本体部内に延伸している状態で、挿入部材内に配設されている。
細長い挿入部材は、第２内部導光素子の入力端が、内部アダプタの第１導光素子
の出力端に近接して配設されている状態で、内部アダプタの筐体のコネクタ受け
チャネル内に挿入され、それによって受けられるように構成され配置されている
。本体部は、内部アダプタの筐体の一部を係合するように構成され配置されて、
本体部を筐体に解除可能に固定して、それによって細長い挿入部材をコネクタ受
けチャネル内に固定する、解除可能な接続機構を備えている。本体部はさらに、
本体部の一端に形成された開口から延伸して、第２内部導光素子の出力端付近で
終わる、その中に形成されたコネクタ受けキャビティを備えている。第２コネク
タ固定機構はコネクタ受けキャビティ内に配設されており、キャビティ内に挿入
された導光コネクタを動作可能に係合し、導光コネクタをキャビティ内で解除可
能に固定するように構成され配置されている。
【００１６】 したがって、様々な構成の長いタイプの導光コネクタは、コネクタを内部アダ
プタのコネクタ受けチャネル内に挿入することにより集束光源に連結することが
でき、そして内部アダプタは光源を収容する構造に連結されている。様々な構成
の短いタイプのコネクタは、外部アダプタのコネクタ受けキャビティ内に挿入す
ることができ、外部アダプタは、集束光源を収容する構造に連結された内部アダ
プタのコネクタ受けチャネル内に挿入できる。
【００１７】 本発明の他の目的、特徴および特性は、付属の図面を参照して以下の説明およ
び特許請求の範囲を検討すれば明らかになり、これらは全て明細書の一部を構成
するものである。
【００１８】 本発明の実施形態を、様々な図における対応する構成部品または特徴が同様の
符号によって示されている付属の図面を参照して説明する。
【００１９】 ［詳細な説明］ 図２において、本発明によるアダプタ・アセンブリの内部アダプタを概して符
号１０で示してある。内部アダプタ１０は、カップリング構造２０と筐体４０と
を備えている。カップリング構造２０は、光源３および光学システム４を収容す
る光学光源システム２（図１を参照）の構造に解除可能に連結されるように構成
され配置されている。図示した実施形態においては、カップリング構造２０はフ
ェルール・リテーナ２６によって筐体４０に固定されたテーパー・フェルール２
２を備えている。好適な実施形態においては、参照することにより本明細書にそ
の開示を一体化した、米国特許第５，６４０，４７８号に記載されているように
、テーパー・フェルール２２およびフェルール・リテーナ２６によって構成され
ているようなカップリング構造は、光学光源システムに形成された同様の形状の
受け開口に挿入され解除可能に固定されるように構成され配置されている。
【００２０】 テーパー・フェルール２２は中空であって拡大端部２４を有し、拡大端部２４
がフェルール・リテーナ２６内に形成された内部肩３０に係合するまで、フェル
ール・リテーナ２６の中空部にフェルール２２を挿入することにより筐体４０に
装着されている。円錐形のキャビティ３６を有するリテーナ・ブロック３４は、
スペーサ３２がブロック３４とフェルール２２の拡大端部２４との間に配設され
た状態で、テーパー・フェルール２２の上の中空にされたフェルール・リテーナ
２６内に挿入されている。フェルール２２、フェルール・リテーナ２６およびリ
テーナ・ブロック３４のアセンブリは、ファスナ２８によって筐体４０に取り付
けられている。
【００２１】 フェルール・リテーナ２６は、テーパー部２７とその円柱部に形成された外周
リング３８とを備えている。カップリング構造２０は、カップリング構造２０の
外形に類似の外形を有する光学光源システム２の穴（図示せず）に挿入すること
ができる。前記の米国特許第５，６４０，４７８号にさらに詳細に記載されてい
るように、リング３８はボール・プランジャ・バネ付勢機構（図示せず）などの
保持装置によって係合されて、カップリング構造２０を光学光源システムの筐体
内に解除可能に保持する。
【００２２】 テーパー・フェルール２２は、金属、最も好ましくはアルミニウムまたはステ
ンレス・スチールなどの高い熱伝導性を有する材料から形成されることが好まし
い。フェルール・リテーナ２６は、金属または固形プラスチック材料から形成さ
れることが好ましい。
【００２３】 内部導光素子１２はカップリング構造２０を通って延伸し、テーパー・フェル
ール２２の末端と同一平面をなす入力端１４と、リテーナ・ブロック３４を超え
て筐体４０内に突出する出力端１６とを有する。内部導光素子１２は、融着され
たファイバ束を含んでもよい。
【００２４】 コネクタ受けチャネル４４は筐体４０内に形成され、筐体４０の端部（図２の
右側）に形成された開口４８から延伸して、筐体４０内に部分的に突出する内部
導光素子１２の出力端１６付近で終わる。コネクタ受けチャネル４４は、円錐形
状の端部表面４６を備え、環状肩５４と環状端面５６とを画定する階段状構成を
その右手側に有する。コネクタ受けチャネルは、開口４８を通してチャネル４４
内に挿入された長いタイプのコネクタを中に受け入れ、該コネクタを内部導光素
子１２の出力端１６に対して位置決めするように構成され配置されている。光学
光源システム２によって提供される集束光は、内部導光素子１２の入力端１４内
に結合される。その後、その光は導光素子１２の出力端１６の方に導かれた後に
、チャネル４４内に挿入されたコネクタの導光部内に導かれる。
【００２５】 好ましくは高温材料の固体融着ファイバ束である内部導光素子１２は、導かれ
ていないモードの光がチャネル４４内に挿入されたコネクタの入力端に入ること
を防止する空間フィルタとしての役割を果たす。空間フィルタリングは、参照す
ることによりその開示を本明細書に一体化した米国特許第５，７６１，３５６号
により詳細に記載されている。内部導光素子１２の高温融着ファイバ束は、通常
は市販のコネクタの導光部に用いられているより低温の可撓性ファイバまたはフ
ァイバ束を、光学光源システム２によって発せられた高強度光の焦点の極度の熱
から分離することによって、可撓性ファイバが過度の熱によって損傷を受けるこ
とを防止する。さらに、融着ファイバ束は、コネクタから延伸する出力ファイバ
導光手段によって導くことができない光モードを抹消する空間フィルタとしての
役割を果たす。フィルタリングで除去された光モードは、筐体４０によって吸収
される熱を生成する。
【００２６】 筐体４０によって吸収された熱の放散を助けるために、筐体４０はその上に形
成されたフィン４２などの熱放散素子を備えている。筐体４０はアルミニウムな
どの高熱伝導性を備えた材料から形成されることが好ましい。さらに、開口５０
および５２が筐体の壁を通して形成されてチャネル４４内に延伸していることに
よって、チャネル４４内に挿入されたコネクタ周囲での空気循環を可能にしてい
る。
【００２７】 内部アダプタ１０は、筐体４０に取り付けられ、チャネル４４内に挿入された
導光コネクタを動作可能に係合して、チャネル４４内に導光コネクタを解除可能
に保持するように構成され配置されたコネクタ固定機構も含む。好適な実施形態
においては、コネクタ固定機構は、半径方向に付勢されたボール戻り止め６２と
、チャネル４４の壁に形成された外周リング６４とを備えているが、これらのそ
れぞれの機能は以下でさらに詳細に説明する。
【００２８】 図３は、内部アダプタ１０内に挿入された、カリフォルニア州サンタクラリタ
のCogent Light Technologies,Inc.から購入可能な種類の長いタイプの導光コネ
クタを示している。コネクタ７０は、拡大直径カラー７８から突出した細長い軸
方向に延伸するバレル７２を備えている。バレル７２は、コネクタ受けチャネル
４４の円錐状の端部表面４６に一致するような形状にされた面取り端７６を有す
る。面取り端７６と円錐状の端部表面４６の表面が一致することは、筐体４０を
通るバレル７２からのより良好な熱の放散を促進する。開口５０および５２の付
近にある面取り端７６近くのバレル７２の外部には、熱放散フィン７４が形成さ
れている。熱放散フィン７４は、コネクタ７０からのより効率的な熱放散を促進
するために設けられている。導光部８２はカラー７８からコネクタ７０に取り付
けられてそこから延伸している。カラー７８には周囲溝８０が形成されている。
コネクタ７０がチャネル４４に挿入されると、ボール戻り止め６２が溝８０に係
合することによって、コネクタ７０をチャネル４４内に保持する。チャネル４４
内にコネクタ７０を保持することに加えて、ボール戻り止め６２はコネクタ７０
に軸方向の力を及ぼすように形成されていることによって、面取り端７６を円錐
状の端部表面４６と接触させる。コネクタ７０をチャネル４４から取り外すため
に、ボール戻り止め６２の保持力には、十分な軸方向の力をかけたコネクタ７０
上での引っ張りにより打ち勝つことができる。コネクタ７０のバレル７２は、コ
ネクタ７０の入力端と内部導光素子１２の出力端１６との間に隙間６０が設けら
れるような大きさに形成されることが好ましい。隙間６０は導光素子１２とコネ
クタ７０の導光部との間の直接的な接触を防止することにより、これら２つの導
光部の間の熱交換を制限し、何れかのガイドの端部表面上の屑によって損傷が引
き起こされることを予防する。
【００２９】 図４は、内部アダプタ１０のコネクタ受けチャネル４４内に挿入された、ドイ
ツのKarl Storz GmbH and Company KGから購入可能な種類の長いタイプの導光コ
ネクタを示している。Ｓｔｏｒｚタイプのコネクタ８６は、カラー９３によって
導光部９４に連結されている、細長い軸方向に延伸するバレル８８を備えている
。バレル８８は、チャネル４４の円錐形の端部表面４６を係合する平滑端９０を
有することにより、バレル８８をチャネル４４内の中心に置いている。環状フラ
ンジ９２はバレル８８の基部から半径方向に突出しており、コネクタ８６がチャ
ネル４４に挿入されたときにボール戻り止め６２によって係合される。ボール戻
り止め６２は共に、コネクタ８６をチャネル４４内に保持して、軸方向の力をコ
ネクタ８６に及ぼすことによって、平滑端９０を円錐形の端部表面４６と接触さ
せる。
【００３０】 図５は、内部アダプタ１０のコネクタ受けチャネル４４内に挿入された、オリ
ンパスから購入可能な種類の長いタイプの導光コネクタを示している。オリンパ
ス・タイプのコネクタ１００は、ヘッド１０８から突出した細長い軸方向に延伸
するバレル１０２を備えている。バレル１０２の入力端は、チャネル４４への簡
単な挿入のために面取り部１０４を備えている。半径方向に働くリング・スプリ
ング１０６がバレル１０２に配設されており、コネクタ１００がチャネル内に挿
入されると、チャネル４４内に形成された外周リング６４を係合することにより
、コネクタ１００をチャネル４４内に解除可能に保持する。コネクタ１００をチ
ャネル４４から取り外すために、リング・スプリング１０６の保持力には、十分
な軸方向の力をかけたコネクタ１００上での引っ張りにより打ち勝つことができ
る。
【００３１】 図６は、本発明のアダプタ・アセンブリの外部アダプタ１２０を示している。
外部アダプタ１２０は、本体部１３０と本体部１３０から突出した細長い挿入部
材１５０とを備えている。細長い挿入部材１５０内には、第２内部導光素子１２
２が配設されている。導光素子１２２は入力端１２４と出力端１２６とを有する
。好適な実施形態においては、第２内部導光素子１２２はテーパー被覆棒である
。挿入部材１５０は、アルミニウムなどの高い熱伝導性を有する材料で形成され
ることが好ましい。挿入部材１５０は、面取り末端１５４と、外部アダプタ１２
０の本体部１３０内に配設された基部端１５６とを有する。その基部端１５６に
近い挿入部材１５０の拡大部分は本体部１３０内に延伸し、環状端面１５２を画
定している。挿入部材１５０の壁には、複数の半径方向に延伸する開口１５８が
形成されている。開口１５８は、第２内部導光素子１２２を固定するために、部
材１５０にエポキシ樹脂を注入することを可能にするように設けられている。
【００３２】 本体部１３０は解除可能な接続機構１３２を備えており、好適な実施形態にお
いて接続機構１３２はツイスト・ロック・カラーである。筐体１３４とツイスト
・ロック・カラー１３２との間にバネ１３６が同軸上に配設された状態で、本体
部１３０内に筐体１３４が配設されている。本体部１３０内にはコネクタ受けキ
ャビティ１３８が中央に形成され、本体部１３０に形成された開口１４０から延
伸している。開口１４０は、筐体１３４内に挿入された端部継ぎ手１４２によっ
て囲まれている。端部継ぎ手１４２は軸方向に面する環状肩１４４を画定してい
る。摺動スリーブ１６２がキャビティ１３８を囲んでいる。摺動スリーブはほぼ
円筒形であり、挿入部材１５０の円筒形の突出部１５５上に合うような大きさに
形成されている。リテーナ・スプリング１６４が突出部１５５を囲み、摺動スリ
ーブ１６２を後方に（図６における右）に押し付けている。環状スナップ・スプ
リング１６６が摺動スリーブ１６２を囲み、半径方向に内方に突出する戻り止め
１６８を有している。スプリット・ラジアル・スプリング１７０が、端部継ぎ手
１４２に形成された環状溝に配設されている。
【００３３】 図７は、内部アダプタ１０内に動作可能に挿入されて本発明のアダプタ・アセ
ンブリを形成する外部アダプタ１２０を示している。挿入部材１５０はコネクタ
受けチャネル４４内に受けられ、挿入部材１５０の面取り末端１５４はチャネル
４４の円錐形の端部表面４６に一致している。解除可能な接続機構１３２は、外
部アダプタ１２０を内部アダプタ１０に解除可能に固定するために、当該技術分
野においてよく知られたツイスト・ロック方法で、筐体４０のフランジ５８を係
合する。隙間１６０が、内部アダプタ１０の内部導光素子１２の出力端１６と、
外部アダプタ１２０の第２内部導光素子１２２の入力端１２４との間に設けられ
ている。溝１６０は導光素子１２および１２２の間に熱分離を提供し、さらに、
端部表面に付着した異物による導光素子１２および１２２の端部への損傷を防止
する。
【００３４】 接続機構１３２を介して外部アダプタ１２０が内部アダプタ１０内に固定され
ると、バネ１３６は筐体１３４および挿入部材１５０を軸方向に、内部アダプタ
１０のコネクタ受けチャネル４４内に押し付ける。１５０の面取り端および円錐
状の端部表面４６の表面が一致することは、内部アダプタから外部アダプタへの
より良好な熱放散を促進する。
【００３５】 図８は、内部アダプタ１０に挿入された外部アダプタ１２０内に挿入されてい
る、Wolfから購入可能な種類の短いタイプの光コネクタ１７２を示している。導
光部１８０に取り付けられたコネクタ１７２は、外部アダプタ１２０の本体部１
３０に形成されたコネクタ受けキャビティ１３８内に挿入されている。コネクタ
１７２は、挿入部１５０の基部端１５６に支えられている環状端面１７６を備え
た円筒形の端部１７４を有する。コネクタ１７２は摺動スリーブ１６２の外形よ
りも大きい外形を有し、したがってリテーナ・スプリング１６４のバネ付勢に逆
らって摺動スリーブ１６２を図８の左に押し付けている。コネクタ１７２は、コ
ネクタ１７２に形成された外周溝１７８に係合するスプリット・ラジアル・スプ
リング１７０によってキャビティ１３８内に保持されている。コネクタ１７２を
コネクタ受けキャビティ１３８から取り外すために、スプリング１７０の保持力
には十分な軸方向の力をかけたコネクタ１７２上での引っ張りにより打ち勝つこ
とができる。
【００３６】 第２内部導光素子１２２の出力端１２６と細長い挿入部材１５０の基部端１５
６との間には、隙間があることが好ましい。それにより、コネクタ１７２内の導
光部の入力端は出力端１２６に接触しないことによって、２つの導光素子の間に
熱分離を提供し、連結された導光部の端面の間に入った異物によって引き起こさ
れることがあり得る、コネクタ１７２内の比較的柔軟な導光部への損傷も防止す
る。
【００３７】 図９は、内部アダプタ１０内に挿入されている外部アダプタ１２０内に挿入さ
れた、ＡＣＭＩから購入可能な種類の短いタイプの光コネクタ１８２を示してい
る。コネクタ１８２は、挿入部材１５０の基部端１５６に接触する環状端面１８
６を有する円筒形の端部１８４を有する。円筒形部１８４の直径は摺動スリーブ
１６２の直径よりも小さい。したがって、コネクタ１８２がコネクタ受けキャビ
ティ１３８内に挿入されたときに、端部１８４は内部に摺動して摺動スリーブ１
６２によって導かれる。コネクタ１８２は、コネクタ１８２の円筒形部１８４の
周囲に形成された外周溝１９４を係合する、スナップ・スプリング１６６の戻り
止め１６８によってキャビティ１３８内に保持される。戻り止め１６８の保持力
には、十分な軸方向の力をかけたコネクタ１８２上での引っ張りにより打ち勝つ
ことができる。コネクタ１８２の拡大された円筒形部１８８が、端部継ぎ手１４
２によって画定された開口内に嵌合し、さらに拡大された円筒形部１９０が、端
部継ぎ手１４２の環状肩１４４を係合する環状肩１９４を画定している。
【００３８】 最も実用的で好適な実施形態と現在考えられるものとの関連で本発明を説明し
てきたが、本発明は開示された実施形態に限定されず、逆に特許請求の趣旨およ
び範囲内に含まれる様々な変形および同等な構成を包含することが意図されてい
ることを理解されたい。よって、特許請求の範囲に定められたような本発明の新
規な態様から逸脱せずに、本発明を定義するのに用いられた特定のパラメータの
変更を行うことができることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図１】 光原系から光学導光部を通して医療用照明装置に光を提供する、医療用照明シ
ステムを示したブロック図である。
【図２】 本発明によるアダプタ・アセンブリの内部アダプタの断面で示した側面図であ
る。
【図３】 第１の種類の市販の光コネクタが中に挿入された本発明の内部アダプタの、部
分断面で示した側面図である。
【図４】 第２の種類の市販の光コネクタが中に挿入された本発明の内部アダプタの、部
分断面で示した側面図である。
【図５】 第３の種類の市販の光コネクタが中に挿入された本発明の内部アダプタの、部
分断面で示した側面図である。
【図６】 本発明による外部アダプタの、断面で示した側面図である。
【図７】 本発明の内部アダプタ内に動作可能に挿入された本発明の外部アダプタの、部
分断面で示した側面図である。
【図８】 第４の種類の市販の光コネクタが外部アダプタ内に挿入された状態の、本発明
の内部アダプタ内に動作可能に挿入された本発明の外部アダプタの、部分断面で
示した側面図である。
【図９】 本発明の外部アダプタが中に動作可能に挿入され、第５の種類の市販の光コネ
クタが外部アダプタ内に挿入された状態の、本発明の内部アダプタの、部分断面
で示した側面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ，ＺＷ )，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ， ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＧ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ， ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，Ｃ Ｎ，ＣＲ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＤＭ，ＥＥ，ＥＳ ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ， ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，Ｋ Ｒ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ ，ＭＡ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ， ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，Ｓ Ｉ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 様々な構成の導光コネクタを、光学的に結合されて導光部に
    入る集束光の光源を収容する構造に連結するアダプタ・アセンブリであって、 入力端および出力端を有する内部導光素子と、 集束光の光源を収容する構造に解除可能に連結されるように構成され配置され
    た連結構造であって、前記内部導光素子が、その前記入力端が連結構造の端部で
    露出されている状態で内部に配設された連結構造と、 前記連結構造から延伸している筐体であって、その上に形成された熱放散素子
    およびその中に形成されたコネクタ受けチャネルを含み、前記チャネルは筐体の
    一端に形成された開口から延伸し、前記内部導光素子の前記出力端付近で終り、
    前記チャネル内に挿入された導光コネクタを受け、前記内部導光素子の前記出力
    端に対してコネクタを位置決めするように構成され配置された筐体と、 前記筐体に取り付けられており、前記チャネル内に挿入された導光コネクタを
    動作可能に係合し、前記導光コネクタを前記チャネル内に解除可能に保持するよ
    うに構成され配置されたコネクタ固定機構とを含む内部アダプタを備えたアダプ
    タ・アセンブリ。
  2. 【請求項２】 前記コネクタ固定機構は、前記導光コネクタ上に形成された
    溝またはフランジを係合するように構成され配置され、半径方向に付勢されたボ
    ール戻り止めを含む請求項１に記載のアダプタ・アセンブリ。
  3. 【請求項３】 前記コネクタ固定機構は、前記チャネルの内部壁に形成され
    、前記導光コネクタ上に形成されたバネ・リングを受けるように適合された溝を
    含む請求項１に記載のアダプタ・アセンブリ。
  4. 【請求項４】 前記チャネル壁は、前記内部導光素子の前記出力端付近に形
    成された円錐形の端部表面を備える請求項１に記載のアダプタ・アセンブリ。
  5. 【請求項５】 前記熱放散素子は、前記筐体の外部表面上に形成された熱フ
    ィンを含む請求項１に記載のアダプタ・アセンブリ。
  6. 【請求項６】 前記チャネル内に受けられるコネクタの周囲での空気循環を
    許容するために、前記コネクタ受けチャネルと連通する開口が前記筐体内に形成
    された請求項１に記載のアダプタ・アセンブリ。
  7. 【請求項７】 前記カップリング構造はテーパー・フェルールを含む請求項
    １に記載のアダプタ・アセンブリ。
  8. 【請求項８】 前記内部導光素子は融着ファイバ束を含む請求項１に記載の
    アダプタ・アセンブリ。
  9. 【請求項９】 前記内部導光素子は少なくとも直径３ｍｍのファイバ束を含
    む請求項１に記載のアダプタ・アセンブリ。
  10. 【請求項１０】 前記内部導光素子は、被覆棒、テーパー融着ファイバ束ま
    たはテーパー被覆棒のうち１つを含む請求項１に記載のアダプタ・アセンブリ。
  11. 【請求項１１】 入力端および出力端を有する第２内部導光素子と、 本体部と、 本体部であって、前記内部アダプタの前記筐体の一部を係合するように構成さ
    れ配置され、該本体部を前記筐体に解除可能に固定し、前記細長い挿入部材を前
    記コネクタ受けチャネル内に固定する解除可能な接続機構を備えており、さらに
    、本体部の一端に形成された開口から延伸して、前記第２内部導光素子の前記出
    力端付近で終わり、内部に形成されたコネクタ受けキャビティを有する本体部と
    、 前記本体部から延伸している細長い挿入部材であって、前記第２内部導光素子
    が、その前記入力端が挿入部材の端部で露出され前記出力端が前記本体部内に延
    伸している状態で内部に配設されており、前記第２内部導光素子の入力端が、前
    記内部アダプタの前記内部導光素子の前記出力端に近接して配設されている状態
    で、前記内部アダプタの前記筐体の前記コネクタ受けチャネル内に挿入されると
    共に前記コネクタ受けチャネル内で受けられるように構成され配置された細長い
    挿入部材と、 前記コネクタ受けキャビティ内に配設されており、前記キャビティ内に挿入さ
    れた前記導光コネクタを動作可能に係合し、前記導光コネクタを前記キャビティ
    内で解除可能に固定するように構成され配置された第２コネクタ固定機構とを含
    む外部アダプタをさらに備える請求項１に記載のアダプタ・アセンブリ。
  12. 【請求項１２】 前記外部アダプタの前記本体部の前記解除可能な接続機構
    は、前記内部アダプタの前記筐体上に形成されたフランジを係合するツイスト・
    ロック・カラーを含む請求項１１に記載のアダプタ・アセンブリ。
  13. 【請求項１３】 前記第２コネクタ固定機構は、前記コネクタ受けキャビテ
    ィの周囲に形成された溝に配設され、前記キャビティに挿入された導光コネクタ
    上に形成された周囲溝を固定的に係合するように構成され配置されたスプリット
    ・ラジアル・スプリングを含む請求項１１に記載のアダプタ・アセンブリ。
  14. 【請求項１４】 前記第２コネクタ固定機構は、前記コネクタ受けキャビテ
    ィ内に配設された戻り止めを有するスナップ・スプリングを含み、前記戻り止め
    は前記キャビティ内に挿入された導光コネクタ上に形成された周囲溝を固定的に
    係合するように構成され配置されている請求項１１に記載のアダプタ・アセンブ
    リ。
  15. 【請求項１５】 様々な構成の導光コネクタを受けるアダプタ・アセンブリ
    であって、 入力端および出力端を有する内部導光素子と、 本体部であって、一端に形成された開口から延伸して、前記内部導光素子の前
    記出力端付近で終わる、その中に形成されたコネクタ受けキャビティを備えた本
    体部と、 前記本体部から延伸している細長い挿入部材であって、前記内部導光素子が、
    その前記入力端が挿入部材の端部で露出され前記出力端が前記本体部内に延伸し
    ている状態で内部に配設された挿入部材と、 前記コネクタ受けキャビティ内に配設されており、前記キャビティ内に挿入さ
    れた前記導光コネクタを動作可能に係合し、前記導光コネクタを前記キャビティ
    内で解除可能に固定するように構成され配置されているコネクタ固定機構とを含
    む外部アダプタを備えているアダプタ・アセンブリ。
  16. 【請求項１６】 前記外部アダプタを集束光の光源を収容する構造に連結す
    る内部アダプタをさらに含み、前記内部アダプタは、 入力端および出力端を有する第２内部導光素子と、 集束光の光源を収容する構造に解除可能に連結されるように構成され配置され
    た連結構造であって、前記第２内部導光素子が、前記第２内部導光素子の前記入
    力端が連結構造の端部で露出されている状態で内部に配設された連結構造と、 前記連結構造から延伸している筐体であって、その上に形成された熱放散素子
    およびその中に形成されたコネクタ受けチャネルを含み、前記チャネルは前記筐
    体の一端に形成された開口から延伸し、前記第２内部導光素子の出力端付近で終
    り、前記チャネル内に挿入された前記外部アダプタの前記細長い挿入部材を受け
    、前記第２内部導光素子の前記出力端に対して動作可能な付近の前記挿入部材内
    に前記内部導光素子の入力端を位置決めするように構成され配置された筐体とを
    含み、 前記外部アダプタの前記本体部は、前記内部アダプタの前記筐体の一部を係合
    して、前記本体部を前記筐体に解除可能に固定して、そうすることによって前記
    細長い挿入部材を前記コネクタ受けチャネル内に固定するように構成され配置さ
    れた解除可能接続機構を含む請求項１５に記載のアダプタ・アセンブリ。
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