JP2002541075A - 農薬組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
る。
つか組みあわせて共に用いる。個々の農薬類および農薬のクラスに特定の効果を
得るためにどのようなアジュバントを選択したらよいかについては数多く出版さ
れている。活性強化作用はアジュバントの表面活性剤としての性質から生じるも
のと一般に考えられており、このような活性強化アジュバントの殆どは分子内に
疎水部分と疎液性の部分とを含有する表面活性剤である。我々はアルコキシル化
アミン類の一クラスが農薬と配合して使用すると素晴らしい活性強化作用を示す
ことを見いだした。驚くべき事に、このクラスの幾つかのものは活性剤としての
性質を全く、あるいはごくわずかにしか持っていない。さらに、従来の農薬アジ
ュバントとして用いられた数多くの表面活性剤とは異なり、本発明のアルコキシ
ル化アミンは一般に例外的に低い毒性プロフィールととりわけ素晴らしい低生態
毒特性を示し、環境に極めて優しい組成物を提供する。高レベルの活性強化作用
と低毒性を併せ持つアジュバントを見つけるのはまれなことである。
組成物を提供する。 X-(R3O)3-R4-NR2R1 (I) 式中、R1およびR2は、独立して水素または低級アルキル基、または基X’-(
R3'O)a'-R4'であり、ここでR3'とR4'は、それぞれ下記のR3とR4に定義
する値のいずれであってもよく、X’は-OHまたは炭素原子数1から6の低級
アルコキシ基であり、a’は0から400であり、 R3Oはエトキシ、プロポキシまたはブロキシ基あるいはそのランダムまたはブ
ロック混合物であり、 R4は炭素原子数1から4の直鎖または分岐鎖のアルキレン連結基であり、Xは
(IA)-OHまたは炭素原子数1から6の低級アルコキシ基であり、またはX
は (IB)基R5R6N-またはR5R6N-R7-であり、ここでR5とR6は独立して水
素または低級アルキル基、または上記に定義した基X’-(R3'O)a'-R4'であ
り、ここでX’は-OHまたは炭素原子数1から6の低級アルコキシ基であり、
R7は炭素原子数1から4の直鎖または分岐鎖のアルキレン連結基であり、また
はXは (IC)基
または上記に定義の基X’-(R3'O)a'-R4'-であり、X’は-OHまたは炭素
原子数1から6の低級アルコキシ基であり、 R8とR12は独立して炭素原子数1から4のアルキル基であり、R8とR13および
R21は独立して炭素原子数1から6の直鎖または分岐鎖のアルキレン連結基であ
り、R16、R17、R18、R19およびR20は独立して水素、または低級アルキル基
であり、dは0または1であり、ここでaは1から400であり、Xが式ICの
とき、a、bおよびcの合計は3から400である。
い浮かぶであろう。例として、リン酸塩、硫酸塩、カルボン酸塩、酢酸塩、蟻酸
塩、そして塩化物をあげることができるが、その他多数の適した塩が当業者には
思い浮かぶであろう。別法として、式(I)の化合物とグリホサートなどの酸性
農薬との間で塩を形成することもできる。式(I)の化合物の塩はまた、エトキ
シル化されていてもよいアルキルあるいはアルキレンカルボン酸またはスルホン
酸、またはリン酸あるいはホスホン酸のエトキシル化されていてもよいアルキル
またはアルキレンエステル誘導体などの酸性表面活性剤からも調整する事ができ
る。式(I)の化合物に二つ以上のアミン官能基が存在するとき、または関連し
た酸に二つ以上の官能基が含まれている時には、異なる化学量論比の塩と、混合
物としての塩が選択できるが、それらのバリエーションはすべてここに含有され
ると理解して頂きたい。
たは分岐鎖の一級あるいは二級アルキル基を指す。低級アルキル基としては1か
ら4個の炭素原子を含有するものが好ましく、特に好ましいのはメチル、エチル
およびプロピルまたはイソプロピル基である。
水素である。水素が特に好ましい。 したがって、式(I)の化合物において、 Xが-OHまたは炭素原子数1から4の低級アルコキシ基であり、またはXはR5 R6N-であり、ここでR5とR6は水素または炭素原子数1から4の低級アルキル
基、またはXは式ICで表される基
プロポキシであり、あるいはそのランダムまたはブロック混合物であり、R9と
R13は独立して炭素原子数2から3の直鎖または分岐鎖のアルキレン連結基であ
り、R21は炭素原子数1から3の直鎖または分岐鎖のアルキレン連結基であり、
R18は水素または炭素原子数1から4の低級アルキル基であり、dは0または1
であり、 R1とR2は独立して水素または炭素原子数1から4の低級アルキル基であり、R 3 Oはエトキシまたはプロポキシ、特にイソプロポキシであり、またはそのラン
ダムまたはブロック混合物であり、R4は炭素原子数2から3の直鎖または分岐
鎖のアルキレン連結基であり、aは1から400であり、またはXが式IC‘で
表される時、a、bおよびcの合計は3から400である。
Aのもの)、ジアミン類(Xが式IBのもの)またはトリアミン類(Xが式IC
のもの)である。アルコキシル化は通常エトキシ基またはプロポキシ基を導入す
るために行われるが、ブトキシ基も時によっては使用される。プロポキシ基は好
ましくはイソプロポキシ基、-OCH2-CH(CH3)-である。混合アルコキシ
ル化を行い、例えばエトキシとプロポキシ基、またはブトキシ基の両方を導入す
ることもでき、この場合これらの基は混合物としてランダムまたはブロック配列
のいずれかで存在するであろう。したがって上の式の-(OR3)a-、-(OR8) b -および-(OR12)c-それぞれは独立して、エトキシおよびプロポキシ基また
はその混合物などのアルコキシ基を表す。したがって式-(OR3)aの定義には
例えば基 -(OC2H4-)x-(OCH2-CH(CH3)-)y が含まれ、ここでaはxとyの合計で表される。その他エトキシ、プロポキシお
よびブトキシ基を所望の順番で組みあわせたものが、同様に例えば、それぞれ-
(OR3)a-、-(OR8)b-および-(OR12)c-の定義に含有される。
物が得られるかもしれない。したがって、a、b、cおよびa’の値は生成物全
体に渡るアルコキシル化度の平均を示す。好ましいa、bおよびcの値はそれぞ
れ1から100,例えば1から50、とりわけ1から30である。したがって式
(I)のXが式ICであるとき、a+b+cの合計は好ましくは3から90であ
る。X’-(R3'O)a'-R4'-が存在するとき、a’は好ましくは0から50で
あり、特に0から30である。
IAのもの)は式IIで表され、ここでXはメトキシであり、-(R3O-)aはエ
トキシとプロポキシの混合物を表し、R4はプロピレン連結基 CH5-O-(-CH2CH2O-)x-(-CH2-CH(CH3)-O-)y-CH2-CH(
CH3)-NH2(II) を表す。エトキシル化度の平均(x)は0から約45、あるいはより好ましくは
0から約40,例えば0から約20の間であってよく、プロポキシル化度の平均
(y)は0から約90,より好ましくは約1から約35,例えば約2から約30
であるが、ここでxとyは同時に0ではない。市販されている製品にはxが約1
で、yが約9のもの、xが約19でyが約3のもの、xが約6でyが約29のも
の、xが約32でyが約10の物がある。市販品の例としては、およその分子量
が600でプロポキシのエトキシに対する比が9対1であるJEFFAMINE
M600(JEFFAMINEはHuntsman Limitedの商標)
、およその分子量が1000でプロポキシのエトキシに対する比が3対19であ
るJEFFAMINE M1000、およその分子量が2000でプロポキシの
エトキシに対する比が29対6であるJEFFAMINE M2005、そして
およその分子量が2000でプロポキシのエトキシに対する比が10対32であ
るJEFFAMINE M2070がある。
あり、そしてR4がエチレン架橋基であり、そしてR1及びR2が水素であるジエ
チレングリコールアミン:− OH−CH2CH2−O−CH2CH2−NH2及び (ii)式Iにおいて、Xが−OHであり、R3及びR4がイソプロピルであり、
R1及びR2がX’−(R3'O)a'−R4'−であり、X’が−OHであり、R3'及
びR4'がエチルであり、そしてx、y及びzが、それぞれa又はa’のために定
義した値の当てはまるいずれかである、以下の式:
あり、R1、R2、R5及びR6がX’−(R3'O)a'−R4'−であり、X’が−O
Hであり、R3'及びR4'がエチルであり、そしてv、w、x、y及びzがそれぞ
れa又はa’のために定義した値の当てはまるいずれかである、以下の式:
、そしてR4がエチレン架橋基であり、そしてここにおいてR1及びR2が、それ
ぞれ、(R3'O)がエトキシであり、a’が1であり、R4'がエチレン架橋基で
あり、そしてX’がOCH3である、−R4'−(OR3')a'−X’である、トリ
ス2−(2−メトキシエトキシ)エチルアミンである。
)は、XがH2N−基であり、−(R3O−)aがプロポキシ基を示し、R4がプロ
ポキシ架橋基を示す、以下の式III:− H2N−(CH(CH3)−CH2O)w−CH2−CH(CH3)−NH2(III
) を有し、wは約1ないし約80の平均値である。製品は、約2.6、5.6、3
3.1及び68の平均値で商業的に入手可能である。商業的に入手可能な式II
Iの製品の例は、約230の分子量及び約2.6のwの値を有するJEFFAM
INE D230、約400の分子量及び約5.6のwの値を有するJEFFA
MINE D400、及び約2000の分子量、約33.1のwの値を有するJ
EFFAMINE D2000及び約4000の分子量及び約68のwの値を有
するJEFFAMINE D4000、を挙げることができる。特に好ましいw
の値は、約2ないし約35、例えば約2ないし約30である。
アミン(Xが式IBである)は、XがH2N−基であり、−(R3O−)aが、エ
トキシ及びプロポキシ基の混合物を示し、R1及びR2が水素であり、そしてR4
がプロピレン架橋基を示す、以下の式IV:− H2N−(CH(CH3)−CH2−O)r−(CH2CH2−O)s−(CH2−CH
(CH3)−O−)t−CH2−CH(CH3)NH2 (IV) を有し、ここにおいてr+tの合計(全プロポキシ含有率)は、1ないし20の
プロポキシ基の平均、例えば約1ないし10プロポキシ単位であり、そしてsは
、2ないし50、例えば5ないし50エトキシ単位の平均である。商業的な製品
は、r+tの合計が約3.6であり、sが約9又は15.5の平均を示すそれぞ
れのもの、或いはr+tが約6であり、そしてsが約38.7の平均を示すもの
として入手可能である。商業的に入手可能な式(IV)の製品の例は、約600
の分子量及び3.6ないし9のプロポキシとエトキシの比を有するJEFFAM
INE ED600、約900の分子量及び3.6ないし15.5のプロポキシ
とエトキシの比を有するJEFFAMINE ED900及び約2000の分子
量及び6.0ないし38.7のプロポキシとエトキシの比を有するJEFFAM
INE ED2003を挙げることができる。(r+t)の値が約2ないし約1
5であり、そしてsが約3ないし約20であることが特に好ましい。
):
そしてR22は、水素又はメチル若しくはエチルのような1ないし4個の炭素原子
を含む低級アルキルであり、R21は、1ないし3個の炭素原子を含む直鎖又は分
枝鎖のアルキレン架橋基であり、そしてdは0又は1である。製品は、d+e+
fの合計がそれぞれ約5.6、約50及び約85であるものとして商業的に入手
可能である。従って、商業的に入手可能な式(V)の製品の例は、約440の分
子量及び5.6のd+e+f(全プロポキシ含有率)の値を有するJEFFAM
INE T403、約3000の分子量及び50のd+e+f(全プロポキシ含
有率)の値を有するJEFFAMINE T3000、及び約5000の分子量
及び80のd+e+f(全プロポキシ含有率)の値を有するJEFFAMINE
T5000を挙げることができる。
とに、農薬的に活性な成分が水溶性である場合に現れることが見出された。本発
明の組成物に使用される農薬は、好ましくは農薬塩のような水溶性電解質、そし
て特に除草活性農薬の塩、例えばグリホサート(glyphosate)、パラ
コート又はホメサフェン(fomesafen)の塩である。グリホサートの通
常入手可能な典型的なものは、イソプロピルアミン、トリメチルスルホニウム、
ナトリウム、カリウム、アンモニウム、及びエタノールアミンの塩である。パラ
コートは、一般的に二塩化パラコートの形で市販されている。ホメサフェンは、
一般的にナトリウム塩として処方される。
率は、所望する活性化の水準によって幅広い範囲で変化させることができる。典
型的には式(I)のアジュバントの農薬との比率は、1:40ないし3:1、例
えば重量で1:20ないし3:1、そして特に重量で1:10ないし1:1であ
るものである。
体又は液体希釈剤を含む担体を含む組成物の形で使用される。 本発明の組成物は、容易に直ちに使用される希釈組成物及び使用前に、通常は
水で希釈する必要のある濃縮組成物の両者を含む。組成物の濃度は、活性成分の
特性に依存するものである。典型的には、そして特に例えば活性成分が除草剤の
場合、組成物は0.01%ないし90重量%の活性成分を含む。容易に使用する
ための希釈組成物は、好ましくは0.01ないし2%の活性成分を含み、一方濃
縮組成物は、20ないし70%が通常好ましいが、20ないし90%の活性成分
を含む。固体組成物は、活性成分及びアジュバントが微細に分割された固体希釈
剤、例えば白土、ベントナイト、珪藻土、ドロマイト、炭酸カルシウム、タルク
、粉末酸化マグネシウム、フラースアース及び石膏と混合された、粒状剤又は散
布剤の形であることができる。ある場合、そして特に活性成分がグリホサートの
場合、硫酸アンモニウムのような無機塩を、アジュバント及び固体担体の両方と
して使用することができる。これらは、更に粉剤又は粒剤の液体中への分散を促
進する加湿剤を含む、分散性の粉剤又は粒剤であることができる。粉剤の形の固
体組成物は、枯葉剤(foliar dust)として適用することができる。
存する。活性成分が除草剤の場合、このような因子は、使用するために選択され
る化合物、成長を阻害されるべき植物の正体、使用するために選択される処方及
び化合物が葉からの取り込み又は根からの取り込みのいずれに対して適用するの
かを含む。然しながら一般的な指針として、ヘクタール当たり0.025ないし
10kgが好ましいが、ヘクタール当たり0.001ないし20kgの活性成分
の量が適している。
薬の生物学的活性又は物理的特性を向上するために、単独のアジュバントとして
使用することができ、或いは別の方法として一つ又はそれ以上の更なるアジュバ
ントと共に使用することができる。式(I)のアジュバントは、例えばカチオン
性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤又は非イオン性界面活性
剤と組み合わせることができる。このような界面活性剤は、当技術において公知
であるが、しかし式(I)のアジュバントと組み合わせに特によく適した界面活
性剤として、アルキルグリコシド(モノ及びポリ)、エトキシル化アルコール、
エトキシル化アルキルフェノール、エトキシル化アルキルエステル、エトキシル
化ソルビタンエステル、エトキシル化シロキサン、エトキシル化アセチレニック
ジオール、所望によりアルコキシル化された第三又は第四アルキルアミン、所望
によりアルコキシル化されたアルキルアミンオキシド、アルキルベタイン、所望
によりアルコキシル化されたアルキルリン酸エステル及びスクロースアルキルエ
ステルを挙げることができる。式(I)のアジュバントは、更に他の活性向上ア
ジュバント、例えば硫酸アンモニウム、尿素又はグリセリン、ポリエチレングリ
コール、ソルビトール、エチレングリコール、プロピレングリコール及び乳酸塩
のような湿潤剤と組み合わせることができる。
バントと比較して、驚くほど低い表面活性(高い表面張力)を有する。これらの
低表面活性を持つアジュバントは、一般的に更に好ましい毒物学的な利益を示す
。本発明に使用されるアジュバントの表面張力は、塩酸でpH4に調節された脱
イオン水中の0.2w/v%に溶液として20℃で測定され、そしてJEFFA
MINE ED600、ED900及びD400のような好ましいアジュバント
は、この方法で測定された28mNm-1の表面張力を有するAGRIMUL P
G2067アルキルポリグリコシドと比較して、この方法で測定された50mN
m-1より大きい表面張力を有する。50mNm-1より小さい表面張力を有するア
ジュバントは、更に優れた結果を与え、そして例えばこの方法で測定した42m
Nm-1の表面張力を有するJEFFAMINE D2000は、以下に明らかに
するように、更にある種の種子の種において利益を与える。
送及び噴霧されている間、優れた低い起泡特性を示す。 活性成分が除草剤であるとき、特に水溶性除草剤であるとき、式(I)のアジ
ュバントは、一般に、畑地で遭遇する最も重要な雑草種に関して、素晴らしくか
つ効果的な活性の増進を提供する。しかしながら、一定の“難しい”雑草種には
増進があまり顕著でないかも知れない。我々は、式(I)のアジュバントの、表
面活性剤との、特にアルキルポリグリコシド表面活性剤との混合物を使用するこ
とが、通常の雑草種と“難しい”雑草種の双方に対して、優れた活性の増進を提
供できることを見出した。実際、一定の状況では、相乗効果を観察することがで
き、そして、式(I)のアジュバント又はアルキルポリグリコシドのいずれかを
単独で使用するときよりも“難しい”雑草種の抑制に大きな増進を得ることがで
きる。式(I)のアジュバントのアルキルポリグリコシドに対する比率は、好ま
しくは、1:40〜4:1、例えば、1:20〜4:1、特に1:6〜2:1、
最も好ましくは約1:1である。
重篤に損傷させるか又は死滅させる方法であって、その植物に又はその植物の生
育培地に除草有効量の先に定義した組成物を施用することを含んでなる方法を提
供する。
ジは、特に断らない限り、重量基準である。
ti)(ABUTH)種に、グリホセート酸カリウム (potassium glyphosate) を
500gグリホセート酸相当量/haで施用した。全ての処理は、脱イオン水で
行なわれ、そして11002ノズルを有するトラック噴霧器を使用して200L
/haの噴霧施用容量で行なわれた。全ての処理は4回反復された。噴霧後、植
物は、ガラスハウス内に広げられ、日中は24℃に維持され夜間は19℃に維持
された。JEFFAMINEアジュバントが0.2%w/vの割合で使用された
。0=影響なし及び100=完全死滅とする、抑制率(%)の目視評価を処理後
16日間行なった。
プス(Brassica napus)(セイヨウアブラナ)(BRSNS)及び ベロニカ・
ペルシカ(Veronica persica)(VERPE)に、グリホセート酸カリウムを2
00L/haの噴霧施用容量で施用した。示したアジュバントを0.2%w/v
の総アジュバント濃度でこの製剤中に含めた。施用割合は、150、300及び
450gグリホセート酸/haであり、各々の処理は3回反復された。データ(
全ての割合にわたって3反復の平均値)は、0=影響なし及び100=完全死滅
とする、処理後26日間(DAA)に行なわれた抑制率(%)の目視評価で示さ
れた。
ドに基づくアルキルポリグリコシド表面活性剤である。JEFFAMINE E
D600及びJEFFAMINE D400の両方は、ABUTH及びVERP
Eのそれぞれの種に優れたアジュバント活性を示した。“難しい”種のBRSN
Sには、このJEFFAMINEアジュバントとこのアルキルポリグリコシドと
の組合せが、JEFFAMINEアジュバント又はアルキルポリグリコシドのい
ずれかだけよりも大きな活性を示した。
RODAFOS T5A)の酸形態の塩をJEFFAMINE ED600と共
に使用することを例示するものである。CRODAFOS T5Aは、モノ及び
ジエステルの混合物である。CRODAFOSは、Croda の商標である。
HE)に、以下に特定したアジュバントと一緒にグリホセート酸カリウムを30
0gグリホセート酸相当量/haで施用した。全ての処理は、脱イオン水で行な
われ、そして11002ノズルを有するトラック噴霧器を使用して200L/h
aの噴霧施用容量で施用された。全ての処理は4回反復された。噴霧後、植物は
、ガラスハウス内に広げられ、日中は24℃に維持され夜間は19℃に維持され
た。抑制率(%)の目視評価を処理後16日間行なった。
塩は0.2%w/vリン酸エステル酸相当量で施用された。CRODAFOST
5Aカリウム塩は、酸形態にあるそのリン酸エステルを水酸化カリウムでpH6
まで中和することにより調製された。CRODAFOS T5A JEFFAM
INE ED600塩は、酸形態にあるそのリン酸エステルをJEFFAMIN
E ED600でpH6まで中和することにより調製された。
るものである。
トリメジウムと示した式(I)のアジュバントとのグリホセート酸塩を500、
1000、2000及び4000gグリホセート酸相当量/haで施用した。全
ての処理は、脱イオン水で行なわれ、そして11002ノズルを有するトラック
噴霧器を使用して200L/haの噴霧施用容量で施用された。全ての処理は3
回反復された。噴霧後、植物は、ガラスハウス内に広げられ、日中は24℃に維
持され夜間は19℃に維持された。抑制率(%)の目視評価を処理後22日間行
なって、90%抑制率(ED90)についての計算用量を出した。AL2042
アルキルポリグリコシドは、全ての処理で、追加表面活性剤として0.25%w
/vで使用された。低いED90値が高い活性を示すことが分かるであろう。
にパラコートジクロリドを4種の割合のパラコート量(15、45、135及び
270g/haパラコートイオン)で施用した。全ての処理は、脱イオン水で行
なわれ、そして11002ノズルを有するトラック噴霧器を使用して200L/
haの噴霧施用容量で施用された。全ての処理は3回反復された。噴霧後、植物
は、ガラスハウス内に広げられ、日中は22℃に維持され夜間は18℃に維持さ
れた。抑制率(%)の目視評価を処理後18日間行なって、90%抑制率(ED
90−リッター当たりのパラコートイオンのg数)についての計算用量を出した
。アジュバントは、0.1%w/vで施用された。
Claims (17)
- 【請求項1】 農薬有効成分と式(I)のアジュバントおよびその塩を含有
する農薬組成物。 X-(R3O)3-R4-NR2R1 (I) 式中、R1およびR2は、独立して水素または低級アルキル基、または基X’-(
R3'O)a'-R4’であり、ここでR3'とR4'は、それぞれ下記に定義するR3と
R4の値のいずれであってもよく、X’は-OHまたは炭素原子数1から6の低級
アルコキシ基であり、a’は0から400であり、 R3Oはエトキシ、プロポキシまたはブトキシ基あるいはそのランダムまたはブ
ロック混合物であり、 R4は炭素原子数1から4の直鎖または分岐鎖のアルキレン連結基であり、Xは
(IA)-OHまたは炭素原子数1から6の低級アルコキシ基であり、またはX
は (IB)基R5R6N-またはR5R6N-R7-であり、ここでR5とR6は独立して水
素または低級アルキル基、または上記に定義した基X’-(R3'O)a'-R4'であ
り、ここでX’は-OHまたは炭素原子数1から6の低級アルコキシ基であり、
R7は炭素原子数1から4の直鎖または分岐鎖のアルキレン連結基であり、また
はXは (IC)基 【化1】 であり、ここで R10、R11、R14、およびR15は独立して水素、または低級アルキル、または上
記に定義の基X’-(R3'O)a'-R4'であり、X’は-OHまたは炭素原子数1
から6の低級アルコキシ基であり、 R8とR12は独立して炭素原子数1から4のアルキル基であり、R9とR13および
R21は独立して炭素原子数1から6の直鎖または分岐鎖のアルキレン連結基であ
り、R16、R17、R18、R19およびR20は独立して水素、または低級アルキル基
であり、dは0または1であり、ここでaは1から400であり、またはXが式
ICのとき、a、bおよびcの合計は3から400である。 - 【請求項2】 Xが-OHまたは炭素原子数1から4の低級アルコキシ基で
あり、またはXはR5R6N-であり、ここでR5とR6は水素または炭素原子数1
から4の低級アルキル基、またはXは式IC’で表される基 【化2】 であり、ここでR8OとR12Oは独立してエトキシまたはプロポキシ、あるいは
そのランダムまたはブロック混合物であり、R9とR13は独立して炭素原子数2
から3の直鎖または分岐鎖のアルキレン連結基であり、R21は炭素原子数1から
3の直鎖または分岐鎖のアルキレン連結基であり、R18は水素または炭素原子数
1から4の低級アルキル基であり、dは0または1であり、 R1とR2は独立して水素または炭素原子数1から4の低級アルキル基であり、R 3 Oはエトキシまたはプロポキシ、またはそのランダムまたはブロック混合物で
あり、R4は炭素原子数2から3の直鎖または分岐鎖のアルキレン連結基であり
、aは1から400であり、またはXが式IC’で表される時、a,bおよびc
の合計は3から400である、請求項1に記載の組成物。 - 【請求項3】 aが1から50であり、またはもしXが式ICあるいはIC
’でそれぞれ表される場合、a、bおよびcの合計は3から90であり、ここで
X’-(R3'O)a'-R4'-が存在するとき、a’は0から50である、請求項1
または2に記載の組成物。 - 【請求項4】 式(I)のアジュバントが式II: CH3-O-(-CH2CH2O-)x-(-CH2-CH(CH3)-O-)y-CH2-CH(
CH3)-NH2(II) ここで、エトキシル化度の平均(x)は0から約45であり、プロポキシル化度
の平均(y)は0から約90であり、ここでxとyは同時に0ではない、 で表される、アルコキシル化モノアミンである、請求項1に記載の組成物。 - 【請求項5】 xの値が0から約20であり、yの値が約2から約30であ
る、請求項4に記載の組成物。 - 【請求項6】 式(I)の化合物が式(II): H2N-(CH(CH3)-CH2-O-)w-CH2-CH(CH3)-NH2(III) ここでwは平均を表し、約1から約80である、 で表されるジアミンである、請求項1に記載の組成物。
- 【請求項7】 wが平均を表し、約2から約35である、請求項6に記載の
組成物。 - 【請求項8】 式(I)の化合物が式(IV): H2N-(CH(CH3)-CH2-O)r-(CH2CH2-O)s-(CH2-CH(CH3 )-O-)t-CH2-CH(CH3)NH2 (IV) ここでr+tの合計は平均であって、1から20のプロポキシ基を、sは平均で
あって2から50のエトキシ単位を示す、 であらわされる、請求項1の組成物。 - 【請求項9】 r+tの合計が約2から15であり、sが約3から約20で
ある、請求項8の組成物。 - 【請求項10】 式(I)の化合物が式(V): 【化3】 ここでd+e+fの合計は平均を表し、約5から90であり、R22は水素、また
は炭素原子数1から4の低級アルキル、R21は炭素原子数1から3の直鎖または
分岐鎖のアルキレン連結基であり、dは0または1である、 で表される、プロポキシル化トリアミンである、請求項1の組成物。 - 【請求項11】 式(I)のアジュバントの農薬に対する割合が重量で1:
20から3:1である、先の請求項のいずれかの組成物。 - 【請求項12】 請求項1の式(I)のアジュバントがアルキルポリグリコ
シド表面活性剤と共に用いられる、先の請求項のいずれかの組成物。 - 【請求項13】 式(I)のアジュバントのアルキルポリグリコシド表面活
性剤に対する比が1:40から4:1である、請求項12の組成物。 - 【請求項14】 農薬有効成分がグリホセートの塩、フォメサーフェンの塩
、またはパラコートの塩である、先の請求項のいずれかの組成物。 - 【請求項15】 請求項1に記載の式(I)のアジュバントをグリホセート
との塩、または酸性表面活性剤との塩の形で使用する、請求項1から13のいず
れかの組成物。 - 【請求項16】 請求項14に記載の組成物を、除草に有効な量、植物また
は植物の生育媒体に与えることを含有する、不用植物を厳しく損傷させる、また
は枯死させる方法。 - 【請求項17】 0.01重量パーセントから90重量パーセントの有効成
分を含有する水性組成物である、請求項1から15のいずれかの組成物。
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