JP2002540994A - タイヤ硬化プレス内のブラダーアセンブリ用のばねスペーサ - Google Patents

タイヤ硬化プレス内のブラダーアセンブリ用のばねスペーサ

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JP2002540994A JP2000610659A JP2000610659A JP2002540994A JP 2002540994 A JP2002540994 A JP 2002540994A JP 2000610659 A JP2000610659 A JP 2000610659A JP 2000610659 A JP2000610659 A JP 2000610659A JP 2002540994 A JP2002540994 A JP 2002540994A
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    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/0601Vulcanising tyres; Vulcanising presses for tyres
    • B29D30/0645Devices for inserting vulcanising cores, i.e. bladders, into the tyres; Closing the press in combination herewith

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  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 ばね34により偏倚された第一及び第二の部分18、24を有するスペーサを有し、その作動中、タイヤの硬化プレスの中央ポスト12を覆い得るように互いに対して摺動自在である、立型ポストタイヤ硬化プレス用のブラダーアセンブリ14用のスペーサ10が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】
本発明は、立型ポストタイヤプレス用のスペーサ及び立型タイヤ硬化プレス用
のブラダー(bladder)アセンブリに関する。
【0002】
【発明の背景】
従来の立型ポストタイヤ硬化プレスアセンブリは典型的にブラダーアセンブリ
と、タイヤ鋳型アセンブリとを備えている。ブラダーアセンブリは、典型的に、
ブラダーと、立型中央プレスポストと、タイヤをクランプ止めし且つタイヤの両
側部を支持し得るように互いに対向した上側及び下側クランプリングアセンブリ
とを備えている。定義として「対向したクランプリングアセンブリ」とは、中央
ポストに沿って互いに対向したクランプリングアセンブリを意味するものと理解
する。上側クランプリングアセンブリは、上側鋳型リングと、上側クランプリン
グとを備えている。下側クランプリングアセンブリは、下側ビードリングと、下
側クランプリングとを含む。
【0003】 従来のタイヤ硬化工程において、ブラダークランプリングアセンブリ及びスペ
ーサは、互いに対して移動させ且つタイヤ硬化工程中の時点に対応して圧力又は
負圧を作用させる。第一に、下側タイヤビードが下側ワイヤービードリングに隣
接し、上側クランプリングアセンブリが「一次的積重ね高さ」としても公知のそ
の完全に伸長した位置まで上方に持ち上げられるように、ブラダーアセンブリの
中央ポストの上方にてローダが未加硫タイヤアセンブリに負荷を加え、また、ブ
ラダーに負圧が加えられる。典型的に、上側クランプリングアセンブリは、カラ
ーを利用して中央ポストに固定される。このように、上側クランプリングを持ち
上げるために、中央ポストがウェルから伸長している。
【0004】 未加硫タイヤアセンブリに一度び負荷が加わったならば、負圧は、典型的に、
解消し、上側クランプリングを一定の高さのスペーサ上に落下させる。上側クラ
ンプがスペーサ上に落下して休止する時点は、「二次的積重ね高さ」として公知
である。タイヤを予整形するため整形圧力を付与する。タイヤローダは、タイヤ
が再整形された後に、解放する。次に、タイヤ鋳型アセンブリを未加硫タイヤの
周りにて閉じ、スペーサは、中央ポストに沿ってウェルまで更に下降する。
【0005】 硬化したタイヤを排出する間、ブラダーアセンブリを中央ポストに沿って持ち
上げ、剥ぎ取りアームを下側ビードリング及びタイヤのサイドウォールに隣接す
る位置に挿入し得るようにする。剥ぎ取りアームを所定の位置まで動かすと、上
側クランプリングはブラダーが弛緩した、その一次的積重ね点まで上方に動く、
次に、負圧を作用させ、ブラダーアセンブリをタイヤ鋳型の底側壁まで下降させ
る。次に、負圧を解放し、上側クランプリングをその二次的積重ね高さまで落下
させる。剥ぎ取りアームは、傾動させ、硬化したタイヤをプレスの後側に解放す
る。
【0006】 上記ステップは、立型中央ポストを有するタイヤ硬化プレスを使用してタイヤ
を硬化させるときに伴う典型的なステップであるが、その他の順序、又はステッ
プを省略したり又は追加することは、この開示に包含されるものと理解する。
【0007】 従来、中央ポストの上には、管状の一定高さのスペーサが配置されている。こ
のスペーサは、下側クランプリングアセンブリに隣接して中央機構上に位置し、
上側クランプリングアセンブリが下側クランプリングアセンブリに向けて動くと
き、その上側クランプリングアセンブリが落下する距離を制限する。「一定高さ
のスペーサ」とは、硬化工程中の全体に亙って全体的な高さを保つスペーサを意
味するものと理解する。
【0008】 従来の一定高さのスペーサが使用されるとき、硬化工程の間、ブラダーは挾持
されることが多い。上側クランプリングアセンブリを落下させ且つ負圧を作用さ
せることは、ブラダーが弛緩するのを許容し、また、その弛緩したブラダーを中
央ポストの露出した部分に隣接して内方に引っ張る。この状態が生じると、一定
高さのスペーサの端部と上側クランプリングとの間にてブラダーを挾持し、これ
により、ブラダーを切断することができる。また、ブラダーは、プレスが作動不
良となり又はプレスへの動力が失われ、その結果、典型的に、上側クランプリン
グが落下するときにも、ブラダーは挾持されることが多い。上側クランプリング
を硬化プレスのオペレータの間違いにより、落下したときにも、ブラダーは挟持
されよう。時間の経過に伴って、挾持を繰り返した後、ブラダーは切断されやす
くなり、ブラダーは漏れ、また、タイヤの硬化工程中、十分な圧力を保持するこ
とができない。ブラダーが漏洩すると、内部の仕上げ状態が劣り、ビードの形成
が不良であり、又は、製造の歩留り率を低下させ且つ不良なタイヤの製造数を増
すことになるその他の欠点を有するタイヤが製造され勝ちとなる。このように、
上側クランプリングアセンブリを持ち上げ且つブラダーに負圧を加えたとき、ブ
ラダーアセンブリの中央ポストの一部分は露出し、このことは、ブラダーを挾持
することを許容する。
【0009】 ピゾーモの米国特許第5,393,480号及びアーシィの米国特許第3,9
76,409号には、従来のタイヤ硬化プレス、ブラダーアセンブリ及びタイヤ
硬化方法が開示されており、これらは参考として引用し本明細書に含めてある。
アーシィの米国特許第3,976,409号には、ピストンロッドの移動距離を
制限し得るように下側クランプリングの下方にてピストンロッドの棚状部分に支
持された単一体の円筒状スリーブを有する従来のタイヤ硬化プレス用の中央機構
が開示されている。ピゾーモの米国特許第5,393,480号には、半円形の
一対の要素を有するクランプリングの間にてプレスの駆動ロッドの上に配置され
た位置決めスリーブが開示されている。
【0010】 従来のスペーサの1つの不利な点は、中央ポストの一部分を露出させたままに
し且つブラダーを挾持することを可能にし、又はこれらスペーサは、下側クラン
プリングアセンブリに対する上側クランプリングアセンブリの作動位置を変更す
るには手操作による調節を必要とする点である。
【0011】 このため、上側クランプリングアセンブリを落下する距離を制限するが、スペ
ーサの上端と上側クランプリングとの間にてブラダーを挾持することを許容する
ように中央ポストを露出したままにすることのない、タイヤ硬化プレス用のブラ
ダーアセンブリが望まれている。また、中央ポストを露出したままにしないよう
ブラダーアセンブリの中央ポストを実質的に覆うスペーサもまた望まれている。
【0012】
【発明の概要】
従って、本発明の1つの目的は、その作動中タイヤの硬化プレスブラダーアセ
ンブリの中央ポストを覆うように伸長するが、上側クランプリングが落下する距
離を制限するスペーサを提供することである。
【0013】 本発明の別の目的は、タイヤ硬化プレスの作動中、中央ポストを覆うと共に、
上側クランプリングが落下する距離を制限するタイヤの硬化プレスブラダーアセ
ンブリの中央ポストに対するスペーサを提供することである。
【0014】 本発明の更に別の目的は、上述した特徴を有するスペーサを備える立型ポスト
タイヤ硬化プレス用のブラダーアセンブリを提供することである。 ブラダーアセンブリと、該ブラダーアセンブリ用のスペーサとを提供する本発
明により、上記及びその他の目的が実現される。より具体的には、本発明は、少
なくとも2つの対向するクランプリングであって、その少なくとも一方が中央ポ
スト上に可動に配置され且つクランプリングにクランプ止めされたブラダーを有
する少なくとも2つの対向するクランプリングと、中央ポスト上に配置され且つ
対向するクランプリングアセンブリの動きと共に上記第二のスペーサ部分に対し
て完全に戻った位置まで摺動可能である第一のスペーサ部分と、対向するクラン
プリングに隣接して中央ポスト上に配置された第二のスペーサ部分と、上記ブラ
ダーの挾持を最小にし得るように一方の対向するクランプリングに向けて上記第
一のスペーサ部分を偏倚させるばねと、ポスト上に配置された第一のクランプリ
ングと、ポストに沿って摺動可能な第二のクランプリングと、上記第一及び第二
のクランプリングにクランプ止めされたブラダーと、上記第一のクランプリング
に隣接してポストに配置された第一のスペーサ部分と、ポスト上に配置され且つ
上記第一のスペーサ部分内で摺動し、完全に伸長し且つ戻った位置となる第二の
スペーサ部分と、上記第二のスペーサ部分を上記第一及び第二のクランプリング
の他方に向けて偏倚させ、上記ブラダーの挾持を最小にするばねと、実質的に管
状の形状を有する、互いに対して摺動可能な少なくとも第一及び第二の部分と、
上記部分の少なくとも一部分が上記部分の他方内で完全に戻った位置に復帰可能
であるような外径を有する上記部分の少なくとも一方と、上記部分の一方が伸長
し且つ該他方の部分の一方に対して戻るのを許容し得るように十分に大きいばね
力及び内径を有するばねとを提供し、上記ばねが、そのばね力が上記部分の一方
が引込んだときその最大値となり、上記部分の一方が上記部分の他方から完全に
伸長したときその最小値となるように配置されるものである。
【0015】 本発明及びその特別な特徴は、添付図面を参照して以下の詳細な説明を検討す
ることにより明らかになるであろう。
【0016】 [発明の詳細な説明] 上側クランプリングアセンブリ22及び下側クランプリングアセンブリ23を
有する硬化ブラダーアセンブリ14の中央ポスト12の上方に配置された、スペ
ーサ10がその伸長位置にて図1に図示されている。この上側クランプリングア
センブリ22は、上側クランプリング20及び上側鋳型リング21をそれぞれ有
している。カラー11は、上側クランプリングアセンブリ22を中央ポスト12
に固定する。伸長したとき、上側スペーサ部分18の上端16は上側クランプリ
ング20に隣接し、該上側クランプリング20は下側スペーサリング24に隣接
している。図1にて理解し得るように、スペーサ10が伸長すると、中央ポスト
12は、スペーサ10により実質的に覆われ、ブラダー28は、上側クランプリ
ング20に隣接する中央ポスト又は上端16に接触できない。上側スペーサ部分
18の内面19が、上側スペーサ部分18が中央ポスト12に沿って摺動可能で
あるような内径を有することが極めて重要である。また、上側スペーサ部分18
は、上側スペーサ部分18が下側スペーサ部分24内にて摺動可能であるような
寸法を有することも極めて重要である。
【0017】 しかしながら、下側スペーサ部分24は、上側スペーサ部分18内にて摺動可
能であり、また、図1におけるスペーサ部分18、24の互いに対する機能は単
に一例にしか過ぎないことが理解される。立型であるか又は立型以外に水平方向
に方向決めされたものであるかどうかを問わずに、任意の型式のプレスを使用す
ることができることが更に理解される。このように、本発明のこの開示及び図面
は、上側及び下側クランプリングアセンブリ22、23の点にてクランプリング
アセンブリ22、23が単に一例として示すものであり、また、クランプリング
アセンブリ22、23の機能を逆にすることができ、又はタイヤ52及びブラダ
ー28を支持し且つタイヤ52を装填し且つ排出することを自動的に行うことを
許容する限り、図示し且つ本明細書に記載したものと異なる方向に配置してもよ
いことが分かる。
【0018】 図1に示すように、上側スペーサ部分18及び下側スペーサ部分24が互いに
対し且つクランプリングアセンブリ22、23に対して伸長し且つ戻るのを許容
する手段としてばね34が使用されるようにするのが好ましい。クランプリング
アセンブリ22、23が伸長し且つ互いに対して戻るとき、ばね34、従って、
上側スペーサ部分18がポスト12の上で移動し又は移動するのを許容し得るよ
うな36ばね34の内径36であることが極めて重要である。特に、上側クラン
プリング22がその一次的積重ね高さまで伸長したとき、ばね34は、上側スペ
ーサ部分18を上側クランプリングアセンブリ22に向けて付勢し、これにより
、中央ポスト12を覆う。従って、上側クランプリング22をその二次的積重ね
高さまで落下させたとき、ばねは上側スペーサ部分18が戻るのを許容する。上
側スペーサ部分18が完全に戻るとき、ばね力はその最大値となり、また、上側
スペーサ部分18が完全に伸長したとき、そのばねの力は最小値となるように、
上側スペーサ部分18と下側スペーサ部分24との間にばね34が配置されてい
る。図1には、上端35が上側スペーサ部分の下端17に隣接し、ばねの下端3
7がフランジ30に隣接する状態で中央ポスト12上に配置されたばね34が図
示されている。
【0019】 もっとも、ばね34は、中央ポスト12の上ではなくて、上記のスペーサ部分
18、24上に配置してもよく、また、図1に図示した形態は単に一例にしか過
ぎないことが理解される。このように、部分18、24が伸長し且つ互いに対し
、また、クランプリングアセンブリ22、23に対して戻る限り、ばね34及び
スペーサ部分18、24の任意の組合わせ体を使用することができる。
【0020】 図1に図示するように、ばね34は、下側スペーサ部分のフランジ30に隣接
する上側スペーサ部分の端部17の間にてばね力により支持することができる。
また、上側ばね端部35は、上側クランプリングアセンブリ22が伸長するとき
、上側スペーサ部分18が伸長し、また、上側クランプリング22が戻るとき、
該上側スペーサ部分18が戻るのを許容し得るように十分なばね力が提供される
限り、上側スペーサ部分18に沿った任意の箇所にて上側ばね端部35を支持す
ることかできる。例えば、ばね34は、ばね34の寸法(すなわち、ばね34の
コイル数及び直径)により決定された、端部32又はフランジ30以外の箇所に
配置された段部分又は第二のフランジによりばね34を支持することができる。
【0021】 下側スペーサ部分24は、その内面40に設けられた段部分38を有すること
が好ましい。段部分38は、内面40に形成された環状溝であり、その完全に戻
った位置においてスペーサ10の全体の高さを決定し、また、上側クランプリン
グアセンブリ22が戻ったとき、ばね34が押し潰されるのを防止する。特に、
上側スペーサ部分18は、下側スペーサ部分24内に戻ったとき、段部分38と
当接する。段部分38の高さBは、完全に圧縮されたとき、少なくともばね34
の高さでなければならない。好ましくは、高さBは完全に圧縮されたときのばね
34の高さプラス約5.0mmを加えたものとする。
【0022】 上側スペーサ部分18に隣接する下側スペーサ部分の端部42は、上側スペー
サ部分18と下側スペーサ部分24との間に平滑な境界面を提供し得るように円
弧状の端縁44を備えることができる。円弧状の端縁44は、ブラダー28が挟
持され、磨耗し又はスペーサ10により捕捉されるのを防止し得るようにするた
めに更に望ましい。更に、上側スペーサ部分18は両端部分48、50よりも僅
かに小さい直径の中央部分46を備えるようにして、このことは、円弧状の端縁
44に加えて平滑な外面を更に提供することになる。中央部分46及び両端部分
48、50により提供されるこの直径の相違は、上側スペーサ部分18が伸長し
且つ戻るのを許容し、また、吸引又は摩擦に起因して生ずる抵抗力を防止するこ
とができる。下側スペーサ部分は、上側スペーサ部分内に戻り、これが為された
ならば、この場合、下側スペーサ部分はより小さい中央部分及びより大きい端部
分を有し、上側スペーサ部分が円弧状の端縁を有するようにすることができるこ
とが理解される。
【0023】 このように、下側スペーサ部分24と接触した上側スペーサ部分18の外面は
、上側スペーサ部分18及び下側スペーサ部分24の相対的な摺動に対する摩擦
及び抵抗を最小にし得るように最小とすることが好ましい。また、上側スペーサ
部分の端部分48は下側スペーサ部分50よりも大きい直径を有することも好ま
しい。また、スペーサ10はプレス内に一方向に向けてのみ挿入可能であること
が好ましい。より好ましくは、下側スペーサ部分24の段部分50及び内面40
は、平滑であり且つ互いに対して摺動する動作に対し比較的低抵抗であるように
機械加工する。
【0024】 ブラダー28の挟持を防止するため、スペーサ10は中央ポスト12上に位置
するようにする。上側スペーサ部分18は、硬化プレスの作動中、中央ポスト1
2を実質的に覆うように伸長する。ブラダー28に圧力を加えたとき、タイヤ5
2が加硫される間に、ブラダー28は伸びる。上側クランプリングアセンブリ2
2がその伸びた位置にあり又はその一次的積重ね高さにあり、未加硫タイヤアセ
ンブリを受け入れるとき、ブラダー28に負圧を作用させ、スペーサ10を完全
に引き伸ばし、上側クランプリングアセンブリ22を二次的積重ね高さに動かす
ために中央ポスト12を下方に動かすとき、ブラダー28が中央ポスト12に接
触するのを防止し得るようにする。このように、タイヤローダを除去した後、ブ
ラダーアセンブリ14がその引込んだ位置にあるとき、スペーサ10もまた引込
む。下側クランプリングアセンブリ23は、典型的に、下側ビードリング支持体
56まで進め、この下側ビードリング支持体56は、中央ポスト12に対して可
動であり、下側クランプリングアセンブリ23は持ち上げて、剥ぎ取りアームを
硬化したタイヤ52の下方に配置し、該タイヤを除去し得るようにする。このよ
うに、負圧を加え且つ上側クランプリングアセンブリ22を落下させる毎に、ス
ペーサ10はブラダー28を保護する。
【0025】 スペーサ部分18、24は、環状、好ましくは円筒状の形状であることが好ま
しい。だが、スペーサ部分18、24はブラダー28に嵌まる限り、矩形の管又
はその他の任意の形状とすることができることが理解される。図1に図示したス
ペーサ部分24は、中央機構の浮動リング54上に位置し且つ下側クランプリン
グアセンブリ23に隣接している。
【0026】 本発明は特定の寸法、形状等に関して説明したが、これらは、可能な全ての配
置又は特徴を示すことを意図するのではなく、実際には、当業者には、多くのそ
の他の改変例及び変更が認識可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるスペーサの断面図である。
【図2】 従来のタイヤ硬化プレス及び本発明によるスペーサを使用して形成されたタイ
ヤの断面図である。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤ硬化プレス用のブラダーアセンブリにおいて、 前記対向するクランプリングの1つに隣接して中央ポスト上に配置された第一
    のスペーサ部分と、 前記対向するクランプリングの他方に隣接して中央ポスト上に配置された第二
    のスペーサ部分と、 前記第一のスペーサ部分が隣接するクランプリングアセンブリの動きと共に前
    記第二のスペーサ部分に対する完全に戻った位置まで摺動可能であることと、 前記ブラダーの挟持度合いを最小にし得るように前記第一のスペーサ部分を1
    つの対向するクランプリングに向けて偏倚するばねとを備える、ブラダーアセン
    ブリ。
  2. 【請求項2】 請求項1によるブラダーアセンブリにおいて、前記第一のス
    ペーサ部分が、前記第二のスペーサ部分内で摺動可能である、ブラダーアセンブ
    リ。
  3. 【請求項3】 請求項1によるブラダーアセンブリにおいて、前記第二のス
    ペーサ部分が、段部分を更に備え、該段部分上で前記第一のスペーサ部分がその
    完全に引込んだ位置にて当接する、ブラダーアセンブリ。
  4. 【請求項4】 請求項3によるブラダーアセンブリにおいて、前記スペーサ
    部分の少なくとも1つが、前記ばねが支持されるフランジを更に備える、ブラダ
    ーアセンブリ。
  5. 【請求項5】 請求項4によるブラダーアセンブリにおいて、前記第二のス
    ペーサ部分が、前記対向するクランプリングの一方に接触する、ブラダーアセン
    ブリ。
  6. 【請求項6】 請求項5によるブラダーアセンブリにおいて、前記第一のス
    ペーサ部分が、前記対向するクランプリングの他方に接触する、ブラダーアセン
    ブリ。
  7. 【請求項7】 中央のポストを有するタイヤの硬化プレス用ブラダーアセン
    ブリにおいて、 ポスト上に配置された第一のクランプリングと、 ポストに沿って摺動可能な第二のクランプリングと、 前記第一及び第二のクランプリングにクランプ止めされたブラダーと、 前記第一のクランプリングに隣接してポスト上に配置された第一のスペーサ部
    分と、 ポスト上に配置され且つ前記第一のスペーサ部分内で完全に伸長した位置及び
    戻った位置まで摺動可能である第二のスペーサ部分と、 前記ブラダーの挟持を最小とし得るように前記第一及び第二のクランプリング
    の他方に向けて前記第二のスペーサ部分を偏倚させるばねとを備える、ブラダー
    アセンブリ。
  8. 【請求項8】 請求項7によるブラダーアセンブリにおいて、前記第一のス
    ペーサ部分が、段部分を更に備え、該段部分上で前記第二のスペーサ部分がその
    完全に戻った位置にて当接する、ブラダーアセンブリ。
  9. 【請求項9】 請求項8によるブラダーアセンブリにおいて、前記第一のス
    ペーサ部分は、前記ばねが支持されるフランジを更に備える、ブラダーアセンブ
    リ。
  10. 【請求項10】 請求項9によるブラダーアセンブリにおいて、前記第一の
    スペーサ部分が、前記第一のクランプリングに接触する、ブラダーアセンブリ。
  11. 【請求項11】 請求項10によるブラダーアセンブリにおいて、前記第二
    のスペーサ部分が前記第二のクランプリングに接触する、ブラダーアセンブリ。
  12. 【請求項12】 タイヤ硬化プレス内のブラダーアセンブリ用のスペーサに
    おいて、 実質的に管状の形状を有する、互いに対して摺動可能な少なくとも第一及び第
    二の部分を備え、該部分の少なくとも一方が、該部分の少なくも一部分が該部分
    の他方内にて完全に戻った位置まで戻ることができるような外径を有し、 前記部分の一方が伸長し且つ前記他方の部分の一方に対して戻るのを許容し得
    るように十分に大きいばね力及び内径を有するばねを備え、該ばねが、前記部分
    の一方が引込んだとき、ばね力がその最大値となり、前記部分の一方が前記部分
    の他方から完全に伸長したとき、ばね力がその最小値となるように配置される、
    スペーサ。
  13. 【請求項13】 請求項12によるスペーサにおいて、前記スペーサ部分の
    一方が段部分を備え、段部分上で前記スペーサ部分の他方がその完全に戻った位
    置にて当接する、スペーサ。
  14. 【請求項14】 請求項13によるスペーサにおいて、前記スペーサ部分の
    少なくとも1つが、前記ばねが支持されるフランジを更に備える、スペーサ。
  15. 【請求項15】 請求項14によるスペーサにおいて、前記スペーサ部分の
    少なくとも一方が、その外面上でその伸長した位置にあるとき、前記スペーサ部
    分の他方に隣接する端縁に隣接する円弧状の端縁を更に備える、スペーサ。
  16. 【請求項16】 請求項14によるスペーサにおいて、前記スペーサ部分の
    少なくとも一方が、前記スペーサ部分の他方内に戻り、対向する部分よりも小さ
    い直径の中央部分を備える、スペーサ。
JP2000610659A 1999-04-12 2000-04-10 タイヤ硬化プレス内のブラダーアセンブリ用のばねスペーサ Expired - Fee Related JP3802761B2 (ja)

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