JP2002540966A - 研摩物品、その製造方法および研摩装置 - Google Patents

研摩物品、その製造方法および研摩装置

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、研摩装置の表面に対して剥離可能に取り付けるためのフック(19)のような係合要素を含んでいてもよい布帛強化バッキング(11)基材を有する実質的に平坦な被覆された研摩物品(10)、およびかかる研摩物品(10)の製造方法を提供する。本発明はまた、研摩物品に剥離可能に取り付けられたバックアップパッドを含む研摩装置も提供する。この物品は、熱可塑性材料と、基材(11a)に含まれる多孔性繊維状強化要素(14)と、基材の表面に配置された研摩層(15)とを有する実質的に平坦なシート状基材(11a)を含む。基材の反対側の表面は係合要素(19)を含んでいてもよい。物品(10)は、布帛(14)を表面に配置し、溶融熱可塑性ポリマーを布帛に付着し、基材(11)を表面から除去し、研摩層(15)を基材の一表面に適用することにより作成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 技術分野 本発明は、研摩装置の表面に対して剥離可能に取り付けるためのフックのよう
な係合要素を含んでいてもよい研摩ディスクや研摩シートのような布帛強化バッ
キングまたは基材を有する被覆された研摩物品、およびかかる研摩物品の製造方
法に関する。本発明はまた、研摩物品に剥離可能に取り付けられたバックアップ
パッドを含む研摩装置にも関する。
【0002】 発明の背景 研摩物品は、ワークの表面から材料を研摩する様々な分野で使われている。例
えば、研摩ディスクは不規則軌道研摩機による回転運動のためにバックアップパ
ッドに剥離可能に取り付けられている。ディスクを回転し、ディスクの露出した
研摩表面をワーク表面に押し付けると、材料がワークから除去される。この操作
は表面の精製の目的または過剰の材料をワークから除去するのに望ましい。
【0003】 研摩ディスクは、研摩プロセス中研摩ディスクを支持するバックアップパッド
に剥離可能に取り付けられている。バックアップパッドには、ディスクやシート
のような研摩物品が取り付けられる略平面の主面が含まれる。バックアップパッ
ドは手持形でよいが、バックアップパッドは電気または空圧式研摩機のような動
力付き研摩装置と組み合わせて用いられることが多い。
【0004】 いくつかの種類の研摩ディスクには、ディスクをバックアップパッドに剥離可
能に取り付けることのできるディスクに組み込まれたある種の取付けシステム、
例えば、感圧接着剤、テキスタイル材料または係合要素を背面に備えたディスク
を備えている。
【0005】 テキスタイルを背面に有するディスクには、一般的に、研摩表面の反対側の研
摩物品裏側にテキスタイルループ材料が含まれる。テキスタイル材料は、例えば
、織または不織ウェブ、ブラシナイロン、ブラシポリエステル、編布およびステ
ッチボンド布とすることができる。テキスタイルディスクは、米国特許第4,4
37,269号(Shaw)および第4,609,581号(Ott)に記載さ
れており、一例として挙げられるテキスタイル研摩ディスクは、ミネソタマイニ
ング・アンド・マニュファクチュアリング社(ミネソタ州、セントポール)より
HOOKITディスクという商品名で入手可能である。テキスタイルディスクは
、一般的に、バックアップパッドの取付け表面に接合された複数の係合部材を有
するバックアップパッドと組み合わせて用いられる。バックアップパッドの係合
部材は、テキスタイルディスクのテキスタイル材料を係合して、研摩ディスクを
バックアップパッドに固定するように設計されている。
【0006】 米国特許第4,437,269号(Shaw)は、主として、上述したタイプ
のテキスタイルディスクに関するものであるが、「茎(stalk)」ディスク
と呼ばれるディスクについても少し言及している。具体的には、‘269特許は
、バックアップパッドとディスクを開示しており、2つの要素のうち一つが一面
にテキスタイル材料を有し、パッドの他方とディスクの裏面にフックのない端部
を有する単繊維茎の形態でループ係合または湾曲係合部材が伸張した層がある。
茎は、バッキングから突出した係合要素であり、反対側表面にループ状テキスタ
イル材料をフックせずに滑動可能に咬合して、2つの表面を付けている。
【0007】 米国特許第5,672,186号には、物品の係合表面に固定され突出してい
る複数のフックステムを含む係合構造を有するメーティング表面に剥離可能に取
り付けられた研摩物品が記載されている。フックステムはそれぞれ、メーティン
グ表面の係合構造をフックして、研摩物品をメーティング表面に剥離可能に取り
付ける手段を含んでいる。一変形例において、研摩層は係合表面の反対側の基材
の表面に直接接合している。
【0008】 ‘186特許の研摩物品は、溶融熱可塑性ポリマー材料を、係合要素またはそ
の前駆物質を形成する複数のキャビティを有する平滑表面に付着して平坦なシー
ト状基材を提供することにより作成される。基材をそれが形成された表面から除
去して、前駆物質係合要素を係合要素に変換し、研摩コーティングを係合要素を
含む反対側の表面に適用する。かかる適用は、この表面に液体硬化性バインダー
組成物を被覆し、研摩粒子を被覆された表面に付着させて、それらがコーティン
グの露出した表面に少なくとも部分的に埋め込まれるようにし、熱によりコーテ
ィングを少なくとも部分的に硬化し、露出した表面および付着した研摩粒子に第
2のバインダー材料の第2のコーティングを適用し、未硬化の第1のバインダー
コーティングおよび第2のバインダーコーティングをさらに加熱することにより
硬化して、研摩物品を提供することによりなされる。
【0009】 残念なことに、基材が形成される熱可塑性ポリマー材料は、研摩コーティング
を作成するバインダー材料として用いられる材料よりも大幅に加熱により寸法が
増大する。寸法膨張がこのように異なると、研摩層のバインダー材料を硬化する
のに用いる熱により基材が歪み、得られる研摩製品に望ましくない湾曲やその他
変形が生じる恐れがある。
【0010】 このように、熱可塑性ポリマーとバインダー材料の加熱による寸法膨張の差に
起因した形成時の歪みという不具合を解決する研摩ディスクを提供することが望
まれている。
【0011】 発明の概要 本発明は、一表面と反対側の表面に研摩コーティングを有する基材を備えた実
質的に平坦な研摩物品を提供する。研摩コーティングを基材の表面に直接適用し
、熱硬化させても、歪むことなく、実質的に平坦な形状を基材は維持することが
できる。本発明の研摩物品は、 a.加熱により寸法が増大する熱可塑性ポリマー材料を含む実質的に平坦なシ
ート状基材であって、第1の主面と、反対側の第2の主面と、厚みと、熱可塑性
ポリマー材料に封入され接合された繊維を有し、加熱により表面寸法を減じて、
加熱による熱可塑性ポリマー材料の寸法の増大を実質的に無効にする能力を有す
る、基材の厚みに含まれる多孔性繊維状強化要素とを含む基材と、 b.研摩粒子と、熱可塑性ポリマー材料よりも加熱による寸法の変化の少ない
硬化バインダー材料とを含む第2の主面に配置された研摩層とを有する。
【0012】 本発明はまた、一表面に研摩コーティングを有し、メーティング表面に剥離可
能に固定された反対側の表面に係合要素を有する基材を備えた実質的に平坦な研
摩物品も提供する。研摩コーティングを基材の表面に直接適用し、熱硬化させて
も、歪むことなく、実質的に平坦な形状を基材は維持することができる。本発明
の研摩物品は、表面に剥離可能に固定される研摩物品であって、 a.加熱により寸法が増大する熱可塑性ポリマー材料を含む実質的に平坦なシ
ート状基材であって、第1の主面と、反対側の第2の主面と、厚みと、研摩物品
を表面に剥離可能に固定するための係合構造手段を含む第1の主面上から突出し
て提供された複数の係合要素と、熱可塑性ポリマー材料に封入され接合された繊
維を有し、加熱により表面寸法を減じて、加熱による熱可塑性ポリマー材料の寸
法の増大を実質的に無効にする能力を有する、基材の厚みに含まれる多孔性繊維
状強化要素とを含む基材と、 b.研摩粒子と、熱可塑性ポリマー材料よりも加熱による寸法の変化の少ない
硬化バインダー材料とを含む第2の主面に配置された研摩層とを有する。
【0013】 更なる実施形態において、本発明はまた、 a.加熱により寸法が増大する熱可塑性ポリマー材料を含む実質的に平坦なシ
ート状基材であって、第1の主面と、反対側の第2の主面と、厚みと、研摩物品
を表面に剥離可能に固定するための係合構造手段を含む第1の主面上から突出し
て提供された複数の係合要素と、熱可塑性ポリマー材料に封入され接合された繊
維を有し、加熱により表面寸法を減じて、加熱による熱可塑性ポリマー材料の寸
法の増大を実質的に無効にする能力を有する、基材の厚みに含まれる多孔性繊維
状強化要素とを含む基材と、研摩粒子と、熱可塑性ポリマー材料よりも加熱によ
る寸法の変化の少ない硬化バインダー材料とを含む第2の主面に配置された研摩
層とを有する研摩物品と、 b.研摩物品の係合要素を係合する手段を含む主面を有する支持部材を含むバ
ックアップバッドとを有する研摩装置を提供する。
【0014】 本発明はさらに、 a.加熱により表面寸法を減じる能力を有し、接触表面に溶融熱可塑性ポリマ
ーにより封入し接合することのできる繊維を含む多孔性布帛を配置する工程と、 b.溶融熱可塑性ポリマーを布帛に付着させて、繊維を封入し、第1の主面と
、反対側の第2の主面と、厚みとを有する布帛強化基材を冷却に際して提供する
工程と、 c.基材を接触表面から除去する工程と、 d.第2の主面に、バインダー材料中の研摩粒子を含む研摩層を適用する工程
とを含む研摩物品の製造方法を提供する。
【0015】 本発明はさらに、 a.加熱により表面寸法を減じる能力を有し、直立係合要素またはその前駆物
質を形成することのできる複数のキャビティを含む平滑表面に溶融熱可塑性ポリ
マーを接合することにより封入することのできる繊維を含む多孔性布帛を配置す
る工程と、 b.溶融熱可塑性ポリマーを布帛に付着させて、繊維を封入し、キャビティを
充填して、係合要素またはその前駆物質を含む第1の主面と、反対側の第2の主
面と、厚みとを有する布帛強化基材を冷却に際して提供する工程と、 c.基材を平滑表面から除去して、前駆物質係合要素を係合要素に変換する工
程と、 d.第2の主面に、バインダー材料中の研摩粒子を含む研摩層を適用する工程
とを含む研摩物品の製造方法を提供する。
【0016】 工程aおよびbはどの順番でも構わない。すなわち、工程bは工程aの前、工
程aと同時、または工程aの後に行ってもよい。
【0017】 研摩層を適用する好ましい方法は、 a.第2の主面に液体硬化性第1の樹脂を付着した研摩粒子を接合させるのに
十分な厚さで被覆する工程と、 b.工程aにより提供されたコーティングに研摩粒子を付着させて、付着され
た研摩粒子が少なくとも部分的に埋め込まれた第1のバインダー材料コーティン
グの露出した表面を提供する工程と、 c.第1のバインダー材料コーティングを少なくとも部分的に硬化する工程と
、 d.付着した研摩粒子と、第2のバインダー材料コーティングで被覆している
第1のバインダー材料の露出表面をコーティングする工程と、 e.未硬化の第1のバインダー材料と第2のバインダー材料コーティングを硬
化して、研摩物品を提供する工程とによるものである。
【0018】 更なる実施形態において、本方法は、被覆された研摩物品をディスクやシート
といった適正な形状に変換する工程を含む。その他の形状もまた予想され、特定
の形状の選択は当業者であれば行える。
【0019】 本発明に関して、用語は次のような意味を有するものとする。 「係合要素」とは、布帛、繊維状基材、または布帛、繊維状基材またはその他
構造体をメーティングするものに侵入し、一時的に係合する部分を有するよう構
成またはキャッピングされたステムや茎により与えられるその他構造体を係合す
るための様々な要素のことをいう。 「係合要素前駆物質」とは、フックやキャップに修正された端部を有するよう
な係合要素となるよう修正されるステムや茎のことをいう。 研摩物品に関して「実質的に平坦」とは、研摩物品が研摩装置に取り付けられ
ている間、歪んでいない平坦な構成であることを意味し、研摩物品が研摩装置に
取り付けられていない間「中程度の湾曲」(実施例において後に定義される)を
有する構成も含むものとする。 多孔性繊維状強化要素に関して、「表面寸法の減少」とは、少なくとも一つの
表面寸法、すなわち、長さか幅、または両表面寸法、すなわち長さと幅が減少す
ることを意味する。
【0020】 本発明の詳細な説明 図1に、第1の主面12と第2の主面13間で測られる厚み11aと、第1の
主面12から突出している係合要素18を含む基材11を有する研摩物品10の
拡大断面図を示す。係合要素18には茎19と係合ヘッドまたは端部20が含ま
れる。係合要素18を含む基材11は、一般に加熱により寸法が膨張する熱可塑
性材料から形成されている。基材11にはまた、第1の主面12と第2の主面1
3間に用いられていて、加熱により表面寸法が減じて、加熱による熱可塑性材料
の膨張を無効にする布帛から構成されるヤーン14を有する強化布帛を含んでい
る。
【0021】 研摩物品は、第1のバインダー材料により第2の主面13上に直接配置され接
合している研摩層15を含んでいる。第1のバインダー材料は研摩粒子17が分
散され部分的に埋め込まれたメイクコート16を与える。研摩粒子17はさらに
、研摩業界では一般的にサイズコーティングと呼ばれる第2のバインダー材料コ
ーティング18により被覆されている。
【0022】 第1および第2の主面はそれぞれ平滑で平坦に描かれているが、かかる状態は
必ずしも本発明に必要なわけではなく、これらの表面は平滑で平坦以外であって
もよく、ヤーン14から形成された布帛の構成に沿うように波形にされている場
合もある。布帛はヤーン14となる織布または不織布であってよく、基材11の
表面13に研摩層15を適用する際に熱可塑性材料を加熱した結果、表面積が増
大されるのを無効にするのに十分な寸法、すなわち、表面積、を減じる構成の材
料からできている。有用な基材は、熱可塑性材料の膨張を無効にするのに十分な
物理的存在となるよう十分な質量を与えるような布帛を含むものである。すなわ
ち、基材11の総重量の少なくとも約30重量パーセント、好ましくは少なくと
も40重量パーセント、最も好ましくは少なくとも50重量パーセントである。
【0023】 布帛は織布、不織布、ステッチボンド布、スクリム等であってよい。布帛を形
成するヤーンまたは繊維は、ポリエステル、ポリアミド(ナイロンを含む)、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリアラミド、レーヨン、コットンおよびこれら
の混合物からなる群より選択される繊維材料から作成される。繊維は従来の繊維
/布帛処理で処理されていても、基材に組み込む前は未処理であってもよい。
【0024】 好ましい布帛は、ミリケン社より型番924856(28×32織)または9
24858(34×36織)という商品名で入手可能なポリコットン織布である
。有用な布帛は、1cm当たりのkgでの破断時引張り強度が、機械と交差方向
の両方について約6〜9、好ましくは7〜9、最も好ましくは約9であり、1c
当たりのグラムでの秤量が約0.005〜0.03、好ましくは0.01〜
0.02、最も好ましくは0.014〜0.017、1cm当たりのスレッドの
スレッド数が4〜24、好ましくは7〜16、最も好ましくは11〜14、最大
応力での伸張パーセントが約0〜7%、好ましくは0〜6%、最も好ましくは0
〜5%、約116℃での収縮が約0.8〜1.2%、好ましくは0.9〜1.1
%、最も好ましくは約1.0%である。
【0025】 本発明は、基材11を形成する熱可塑性材料は加熱により寸法が増大し、一方
、メイクおよび/またはサイズコートの硬化バインダー材料は同温度まで加熱し
た際にその寸法を実質的に維持する傾向にあることにより生じる研摩物品11の
ような研摩物品の形成における問題に取り組んでいる。かかる差異により、メイ
クおよびサイズコートの硬化サイクル中、形成において研摩物品が歪む。同温度
まで加熱した際に寸法が減じる傾向にある基材に布帛を導入して、研摩物品の他
のコンポーネントの加熱による寸法変更の差を無効にすることにより本発明はこ
れを防ぐ。
【0026】 研摩物品10に含まれる研摩粒子17は、様々な等級サイズで市販されている
様々な研摩材料から選択してよい。例えば、研摩粒子は、ガーネット、エメリー
、酸化アルミニウム、立方窒化ホウ素、炭化ケイ素、溶融アルミナ−ジルコニア
、ダイアモンド、セラミック酸化アルミニウムおよびこれらの組み合わせから形
成してよい。
【0027】 研摩粒子は、用途に応じて、等級36〜等級500のサイズ範囲であり、また
はこれより等級が低くても高くてもよく、研摩業界に従来知られているように修
正または処理してもよい。異なる研摩粒子および等級サイズのブレンドを用いて
もよい。
【0028】 研摩層15は、従来のメイクコート16およびサイズコート18を有するよう
に示されているが、かかる構成を必ずしも有する必要はなく、研摩層15は被覆
された研摩物品を作成するその他の従来の技術により作成されていてよい。かか
るその他の技術としては、液体硬化性バインダー材料と適正な研摩粒子を含む被
覆可能な混合物を基材11の第2の主面13に被覆し、このコーティングを硬化
して研摩層を与えることが挙げられる。
【0029】 基材11の表面13は、研摩コーティングを適用する前に、従来の下塗り技術
により下塗りするのが好ましい。表面は従来のコロナ処理により下塗りされるの
が好ましい。研摩業界に知られたその他の下塗り技術もまた用いてよい。
【0030】 研摩物品10の係合要素18は、この目的に知られた様々なデバイスのいずれ
かであってよい。かかるデバイスは業界に周知であり、米国特許第5,672,
186号または米国特許第5,620,769号に例証されている。
【0031】 好ましい係合要素としては、茎19および係合端20が挙げられ、フック・ア
ンド・ループファスニング組の布帛タイプパートの布帛タイプ部分を係合するフ
ック、バーブまたはその他任意の形状であってもよい。好ましい係合端20を、
茎19の端部のディスク形状の平坦にされた部分として図1に示す。ファスナー
の特定の寸法は業界に公知であり、米国特許第5,672,186号の開示によ
り例証されている。
【0032】 係合要素18は、図1に示すように基材11の第1の主面12に与えられてい
る。本明細書において、係合要素とは、要素を取付ける表面から間隔の空いた端
部を有する要素のことであり、係合要素が反対側の表面に与えられた係合構造を
剥離可能にフックすることを可能にする構造のことをいう。係合端20は、本明
細書に示し、説明するような数多くの異なる設計から選ぶことができる。その他
の係合要素設計は特に後述されていないが、本発明により理解されるものと考え
られる。
【0033】 各係合要素18は第1の表面12上に与えられ、そこから突出している。係合
要素は、第1の表面12と一体形成されることにより第1の表面12に直接与え
られてもよいし、第1の表面に付けられた中間シートまたは層に与えられてもよ
い。言い方を変えると、茎19は、基材11の残部と同じ材料から直接鋳造され
ていてもいなくてもよい。係合要素が基材と単体になるように、係合要素は基材
と同じ材料から形成されているのが好ましい。
【0034】 茎19は、基材の第1の表面12に並行にしたときに、これらに限られるもの
ではないが、円、楕円、多角形(星、十字、矩形または平衡四辺形)または多葉
系(デージーやクローバー)をはじめとする好適な断面形状を有していてよい。
茎19は所望で中空であってもなくてもよく、第1の表面12に並行にしたとき
に茎の断面領域が、好ましくは0.002〜25平方ミリメートル(0.000
004〜0.04平方インチ)、より好ましくは0.01〜1.0平方ミリメー
トル(0.000016〜0.0016インチ)、最も好ましくは0.05〜0
.45平方ミリメートル(0.00008〜0.0007平方インチ)の範囲に
ある。これらのサイズ範囲は、耐久性ループ材料と係合させる係合要素について
である。
【0035】 円柱状茎の場合には、茎の最大直径は、好ましくは約0.05〜5.0mm(
0.002〜0.20in)、より好ましくは約0.13〜1.0mm(0.0
05〜0.04in)、最も好ましくは0.25〜0.76mm(0.01〜0
.03in)である。係合要素の全長は好ましくは約0.01〜10mm(0.
0004〜0.40in)、より好ましくは0.05〜2.6mm(0.002
〜0.102in)、最も好ましくは0.13〜1.0mm(0.005〜0.
04in)である。係合要素の形状、直径および長さは、与えられた研摩物品内
で混合して、研摩物品が2つ以上の形状、直径および/または長さの係合要素を
有するようにできるものと考えられる。同様に、係合要素の形状、サイズおよび
方向は、与えられた用途について好適な剪断強度および剥離強度を与えるように
選んでよい。
【0036】 係合要素茎19は直線または弓形であってよく、第1の表面に対して通常垂直
である。ただし、所望であれば第1の表面に対して約30°〜約150°傾いて
いてもよく、規則的な配列または第1の主面12に不規則に分配されて配列され
ていてもよい。例えば、螺旋の係合要素茎を与え、茎を平行な波状列に配置して
もよい。係合要素密度は所望で選択することができるが、好ましくは1平方セン
チメートル当たり約8.0〜310個の係合要素(1平方インチ当たり50〜2
000個の係合要素)である。ただしその他の密度にすることもできる。
【0037】 係合要素はまた複数のクラスタで配列してもよい。すなわち、2つ以上の近接
する係合要素をクラスタにおいて互いに近接させて配置してよい。近接するクラ
スタは、クラスタ内の係合要素間の距離よりも広い距離で互いに分離されている
。各クラスタ内の係合要素は、好適な方向で傾斜させることができる。ただし、
各クラスタ内の要素は異なる方向に傾斜しているのが好ましい。さらに、特定の
用途に好適となるように、クラスタは要素を付ける表面に不規則または均一に分
配させる。クラスタは複数の列または縞で与えられ、これらの列は並行(直線の
列か、湾曲した列のいずれか)とする。
【0038】 係合要素および基材材料は溶融流動および鋳造可能な熱可塑性材料である。好
適な熱可塑性材料としては、ポリウレタン、ポリアミド、ポリオレフィン(例え
ば、ポリエチレン、ポリプロピレンおよびエチレン−プロピレンエラストマーの
ような熱可塑性エラストマー材料を含んでいてもよいその配合ブレンド)、ポリ
エステルおよびこれらの組み合わせが挙げられる。好ましい材料は、シェルオイ
ル社よりSRD−7−560という商品名で入手可能なポリプロピレン/エチレ
ン−プロピレンエラストマーブレンドである。これらの材料はまた、これらに限
られるものではないが、フィラー、繊維、帯電防止剤、潤滑剤、湿潤剤、界面活
性剤、顔料、染料、カップリング剤、可塑剤および沈殿防止剤をはじめとする1
種類以上の添加剤も含んでいてよい。
【0039】 上述した係合要素はまた、研摩物品を反対側の表面に剥離可能に取り付けるた
めに、反対側の表面に係合構造をフックする手段(ループ材料のような)も含む
。一実施形態において、フック手段は、図1の側面図に示すように、各茎19に
ある少なくとも1つのヘッドまたは係合端20として示される。本明細書におい
て用いるヘッドとは、少なくとも一方向について茎の周囲を超えて放射状に伸張
している構造のことをいう。
【0040】 ヘッド20は、逆のメーティング表面の係合部材をフックするための、例えば
、半球、球、立方体、マッシュルームキャップ、シリンダー、円錐、ピラミッド
、ディスクまたはバーブのような好適な3次元形状を有している。茎のベースに
向かって伸張し、ヘッドの「下向き」部分を作成する部分を有するヘッドを提供
することも可能である。一実施形態において、各茎には2つ以上のヘッドがあり
、その形状は所望に応じて選択してよい。
【0041】 茎から離れるヘッド部分の第1の点からそこから最も遠い点までで測定したヘ
ッド20の長さは、好ましくは約0.05mm〜2.0mm(0.002〜0.
079in)、より好ましくは約0.1〜1.1mm(0.004〜0.045
in)である。これらのサイズ範囲は、耐久性ループ材料と係合させる係合要素
についてである。
【0042】 茎を超えて放射状に伸張するヘッド部分のサイズは、研摩物品と反対側の表面
の係合および取外しが適正になされるように選ぶ。ヘッドが茎を超えて放射状に
伸張している距離が短すぎる場合、研摩物品と反対側の表面の間の剥離力が不十
分となる恐れがある。逆に、ヘッドが茎を超えて放射状に伸張している距離が長
すぎる場合、ヘッドは反対側の表面と係合しなかったり、また、十分な数のヘッ
ドが係合している場合、剥離力が望むより大きい場合がある。このように、ヘッ
ドの最大直径は茎直径を少なくとも約0.05mm(0.002in)を超え、
約1.5mm(0.06in)は超えないのが好ましい。
【0043】 係合要素ヘッドは、第1の表面に対して、通常、垂直であるのが好ましい。た
だし、所望であれば第1の表面に対して傾斜していてよい。また、ヘッドを所定
の方向か、各近接するヘッドに対して不規則な方向に与えて、ディスクに関連す
る剥離力を増大させるのが望ましい。さらに、ディスクのような研摩物品につい
ては、使用中メーティング表面に固着させたままとするために、茎のヘッドを茎
の片側(「方向性」係合要素として知られている)だけに与える場合には、好ま
しくは、茎のヘッドはすべて同じ方向であってはならない。
【0044】 本発明による研摩物品は、繊維、フィラメント(ブラシナイロンやブラシポリ
エステル等)、織および不織布、編布およびステッチボンド布のような好適な係
合構造を有するバックアップパッドのような表面に取り付けられる。フォーム(
特に連続気泡フォーム)や係合フックの適合セットへの取付けといったその他の
用途もまた予測される。
【0045】 本発明の方法は様々なやり方で実施される。本発明の完全な理解を促すために
そのうちのいくつかを具体的に本明細書で説明および例示する。例示の実施形態
のそれぞれに関して、突出茎19は離れて、基材の厚みに対して比較的高く描か
れているが、茎の長さは略0.01〜10.0cm(0.0004〜0.4in
)であり、1平方センチメートル当たり約8〜310個の茎の密度で与えられて
いることに留意されたい。
【0046】 本発明の方法の係合要素は、形成済み熱可塑性または熱硬化性樹脂にエネルギ
ー(例えば、熱や放射線の形態)を付加する必要のあるプロセスにより形成され
るのが好ましい。このプロセスは、ヘッドか約90度未満のフック末端内角を有
する係合要素を形成するのに有用であると考えられ、従来技術のテキスタイル製
造方法とは対照的である。
【0047】 図2に、本発明の方法の一部を実施する装置および方法の一実施形態、すなわ
ち、図1に示した基材11の形成を示す。図2に概略を示す通り、装置21には
、熱可塑性樹脂のような溶融流動可能な材料を、流動可能な材料から複数の茎1
9を形成するのに用いられる複数のキャビティ22aを備えた表面を有するロー
ル22の形態で鋳型に押出すのに用いる押出し機28が含まれる。キャビティ2
2aは、好適な茎構造を溶融流動可能な材料から形成するのに必要とされる構成
、サイズおよび形状としてよい。溶融流動可能な材料の押出しと同時に、布帛3
1aを布帛ロール31から張力をかけて巻き戻し、ロール22のキャビティを備
えた表面に配置するために押出し機28からの押出し物29を供給する。一般に
、十分量の流動可能な材料をロール22のキャビティを備えた表面に押し出して
、基材前駆物質33を形成し、図3に示す装置により基材11へと形成する。ロ
ール22は時計と逆回りに動き、ニップ30を与える時計回りの回転ロール26
と、そしてニップ30aを与える時計回りの逆の回転ロール24とは間隔が空い
ている。逆のロール22および26の間のニップは、配置された布帛の孔と、ロ
ール22のキャビティ22aへ溶融流動可能な材料を押し込み、ロール40とし
て集めることのできる均一な基材前駆物質33となる。上記のプロセスを実施す
る温度は、用いる特定の溶融流動可能な材料に応じて異なる。例えば、好ましい
溶融流動可能な熱可塑性材料、約72重量パーセントのポリプロピレンおよび約
28重量パーセントのエチレン−プロピレンコポリマーエラストマーのブレンド
、シェルオイル社(テキサス州、ヒューストン)よりSRD−7587という商
品名で入手可能で、メルトフローインデックスが10分間当たり約26〜34、
好ましくは30グラム、破断時引張り強度が1cm当たり約0.89kg(1イ
ンチ当たり5lb)のブレンドについては230°〜290℃(446°〜55
4°F)の範囲である。このポリマーブレンドは、プロセス温度まで加熱すると
、本明細書に記載したように、一般的に、表面積の寸法が約1パーセント(1%
)膨張する。このポリマーブレンドと共に用いるのに好適な布帛は、表面積が約
1%収縮して、加熱中のポリマーブレンドの膨張を無効にするものである。その
他の熱可塑性ポリマーおよび布帛も同様に、研摩製品の歪みを防止するようなも
のを選ぶ。
【0048】 基材前駆物質33のステム含有表面を与える鋳型表面は、連続処理(テープ、
図示するような円柱状ドラム、ベルト等)またはバッチ処理(射出成形等)のい
ずれかに用いるタイプとする。前者が好ましい。
【0049】 米国特許第5,620,769号には、基材11を作成する別の好適な装置が
記載されている。ただし、後者のプロセス工程において歪みを防ぐために熱可塑
性材料および布帛を選択することはこの参考文献には開示されておらず、研摩製
品の基材として成形物品を用いることも開示されていない。
【0050】 図2に示した装置の鋳型のキャビティ22aは、ドリル加工、機械加工、レー
ザー加工、水噴射加工、鋳造、ダイ打ち抜きまたはダイヤモンド旋削のような好
適な方法で形成してよい。鋳型キャビティは、ステムがそこから剥がれるのを促
すように設計されていなくてはならず、傾斜側壁や剥離コーティング(TEFL
ONという商品名で販売されているポリテトラフルオロエチレン材料鋳型剥離コ
ーティングのような)をキャビティ壁に含んでいてもよい。鋳型表面もまた、鋳
型から基材を剥すのを促すために剥離コーティングを有していてもよい。
【0051】 鋳型は、剛性または可撓性の好適な材料から作成することができる。鋳型コン
ポーネントは、金属、鋼、セラミック、ポリマー材料(熱硬化性と熱可塑性ポリ
マーの両方が含まれる)またはこれらの組み合わせから作成することができる。
鋳型を形成する材料は、基材および茎のベースシートを形成するのに用いられる
特定の溶融熱可塑性材料に関連した熱エネルギーに耐えられる十分な完全性と耐
久性を有していなくてはならない。さらに、鋳型を形成する材料は、キャビティ
を様々な方法により形成でき、長い実用寿命を持ち、許容される品質の材料を一
貫して製造し、処理パラメータを変更できるものが好ましい。
【0052】 例示した実施形態において、基材表面12から突出する茎には、基材前駆物質
33がロール22の鋳造表面から離れる時点では係合手段(すなわち、茎端部の
ヘッド)がない。係合手段は、例示実施形態において、図3に示すように加熱ロ
ールセット34、35、36により茎を加熱することにより、各茎端部にヘッド
の形状で与えられる。これにより茎端部が変形されるばかりでなく、茎端部が加
熱カレンダ加工ローラーと接触することによりヘッド20が形成される。これに
限られるものではないが、熱空気による対流加熱、熱ランプまたは加熱ワイヤに
よる放射加熱、加熱ロールまたはプレートによる導電性加熱をはじめとするその
他の加熱手段も考えられる。ヘッド20を作るために茎を変形する様々なその他
の方法は業界に周知である。
【0053】 図2に示すように基材前駆物質33を形成し、図3に示すように係合要素前駆
物質を係合要素に変換したら、基材11の第2の表面13を、研摩コーティング
を受けるための前処理として、例えば、コロナ処理により下塗りする。
【0054】 基材前駆物質33を作成する方法に用いるのに好ましい溶融流動可能な材料は
、溶融押出しされ、流体になりすぎず、必要なプロセス温度での熱により劣化す
ることなく、圧力下で開口部に容易に流れるものである。かかる材料のASTM
試験D1238により試験したときのメルトフローインデックスは、概して、1
0分当たり10〜50グラム、好ましくは10分当たり20〜40グラム、最も
好ましくは10分当たり25〜30グラムである。
【0055】 室温で研摩製品に組み込まれた流動可能な熱可塑性材料は、−20℃〜100
℃に変化する温度での通常の使用条件の広域スペクトル下で用いるのに十分な可
撓性と強度を有している。ガラス転移温度(Tg)が少なくとも約0℃で、破断
時引張り強度が1cm当たり少なくとも約0.9kg(1インチ当たり約5lb
)の熱可塑性材料が有用であることが分かっている。引張り強度は、インストロ
ン引張り試験機という商品名で市販されている引張り試験装置の分離する試料保
持アーム間で、中間1.3cm(0.5インチ)の狭部分を有する長さ10.2
cm(4インチ)、幅1.3cm(0.5インチ)、厚さ0.13mm(5ミル
)の「犬の骨」形状の試験片を1分当たり20cmの分離速度で延伸することに
より測定し、試料を壊すのに必要な力を、試験中に観察された最高の力として記
録する。
【0056】 図4に示すように、研摩コーティングは、液体硬化性バインダー材料のメイク
コーティングを基材11の下塗りされた下面13に適用するのに用いるロールコ
ーティング装置40により適用され、研摩粒子付着ステーション42に送られて
、そこで樹脂バインダーの新たなメイクコーティングに研摩粒子が突出される。
研摩被覆された基材51は、乾燥オーブン45に送られ、そこで研摩被覆された
基材のメイクコートが被覆された基材を連続的にオーブンに通すか、オーブン中
に被覆されたウェブを単に吊るすかによって、少なくとも部分的に硬化される。
硬化は、通常、図4に示す懸垂式構成でウェブを吊るすことによりなされる。
【0057】 図5に示すように、液体硬化性樹脂のサイズコーティングを、ロールコーティ
ング構成50により、第1の樹脂コーティング、付着した研摩粒子および被覆さ
れた基材51に適用する。次に、研摩被覆された基材52を、図5に示すように
好ましくは懸垂式構成で加熱オーブン55に送り、第1の樹脂および第2の樹脂
コーティングを完全に硬化して、被覆された研摩製品を作成する。
【0058】 メイクおよびサイズバインダーコーティングは、一般に、未硬化または非重合
バインダー前駆体から形成される。適正なエネルギー源に露出すると、バインダ
ー前駆体は重合または硬化されて、メイクまたはサイズコーティングのバインダ
ー材料となる。バインダー前駆体は、硬化性材料と、任意でその他の添加剤を含
んでいる。代表的なバインダー材料としては、フェノール樹脂、アミノ樹脂、ウ
レタン樹脂、エポキシ樹脂、エチレン化不飽和樹脂、アクリル化イソシアヌレー
ト樹脂、尿素−ホルムアルデヒド樹脂、イソシアヌレート樹脂、アクリル化ウレ
タン樹脂、アクリル化エポキシ樹脂、ビスマレイミド樹脂、ポリエステル樹脂、
フルオレン変性エポキシ樹脂およびこれらの混合物が例示される。
【0059】 フェノール樹脂は、その熱特性、入手のしやすさ、コストおよび取扱いやすさ
から被覆された研摩物品バインダーにおいてメイクおよびサイズコーティング材
料として広く用いられている。かかる樹脂は、通常、レゾールとノボラックの2
種類のフェノール樹脂に分けられる。レゾールフェノール樹脂におけるホルムア
ルデヒド対フェノールの重量比は、1:1より大きいまたはこれに等しい、通常
1.5:1.0〜3.0:1.0である。ノボラック樹脂のホルムアルデヒド対
フェノールの重量比は1:1未満である。
【0060】 有用な尿素ホルムアルデヒドバインダー樹脂の例は、米国特許第5,486,
219(Fordら)、第5,551,961号(Engenら)および第5,
611,825号(Engenら)に記載されている。尿素ホルムアルデヒド樹
脂は、それ自身で用いることができるが、フェノール樹脂とブレンドしてバイン
ダー前駆体を形成してもよい。
【0061】 バインダー前駆体はさらに、フィラー(研削助剤を含む)、繊維、帯電防止剤
、潤滑剤、湿潤剤、界面活性剤、顔料、染料、カップリング剤、可塑剤および沈
殿防止剤のようなその他の任意の添加剤を含んでいてよい。これらの材料の量は
、所望の性能または処理特性を与えるように選択される。一般的なフィラーとし
ては、炭酸カルシウム、シリカ、メタケイ酸カルシウム、氷晶石、四フッ化ホウ
酸カリウム、長石等が例示される。
【0062】 図4および5に示したコーティング、鉱物付着および硬化工程は被覆された研
摩業界に周知であり、これらの工程の更なる詳細は、研摩業界の当業者であれば
これらの操作を更なる指示なしで実行できる十分な知識を有しているため不必要
であると考えられる。
【0063】 硬化後、研摩製品は従来のやり方で曲げられて、従来の装置を用いて亀裂が入
れられる。曲げは、被覆された研摩シートを細長い端部に張力をかけて延伸する
ような従来の手段によりなされる。被覆された研摩製品が曲げられたら、通常、
基材の第1の表面に存在する係合手段のメーティング部分を含む研摩装置に適合
されるディスクやシートのような様々ないずれかの形状に変換される。かかる変
換工程は研摩業界に周知であり、変換の更なる詳細については不要と考えられる
【0064】 実施例 以下の実施例を参照して本発明をさらに説明する。特に断りのない限り、部お
よびパーセンテージはすべて重量基準である。
【0065】 実施例1の作成 図2に示したようなプロセスおよび装置を用いて基材前駆物質を形成した。キ
リオンエクストルーダー社(ニュージャージー州、セダーグローブ)製の垂直3
本ロール鋳造ステーションで直径12.70−cm(5−インチ)の円柱ロール
を3温度制御共回転の垂直スタックの上部および下部ロールを磨き、鋼をクロム
メッキした。中央ロールはパターン化ロールであった。パターンを、直径の減じ
た温度制御された中央ロールマンドレルを前述のキリオン3本ロール垂直鋳造ス
テーションに適合させるよう設計された、直径12.70cm(5.0インチ)
、壁厚0.762cm(0.300インチ)のアルミニウムスリーブへとドリル
加工した。孔は直径0.0406cm(0.016インチ)、深さ0.1778
(0.070インチ)、交差ウェブ間隔0.1410cm(0.0555インチ
)および機械方向間隔0.13759cm(0.05417インチ)であった。
交差ウェブ孔は、交差ウェブ孔の近傍の各列から0.0706cm(0.027
8インチ)オフセットであった。上部ロールを150℃(300°F)に、中間
ロールを11℃(52°F)に、下部ロールを150℃(300°F)に温度制
御した。
【0066】 ポリプロピレン(シェルオイル社(テキサス州、ヒューストン)製SRD75
87)の20.32cm(8インチ)幅の溶融シートを、デュアルマニホルドシ
ートダイから238℃(460°F)で押出したが、L/Dが29/1で61r
pmで操作される3.81cm(1インチ)単軸押出し機(ジョンソンプ
ラスチックマシナリー(ウィスコンシン州、チッペウァフォールズ)製)により
シングルマニホルドから供給しただけであった。ジョンソン押出し機の温度プロ
フィールは、供給ゾーンで225℃(400°F)から放出ゾーンで238℃(
460°F)であり、アダプタの温度は238℃(460°F)であった。ジョ
ンソン押出し機スクリューは、汎用のシングルフライト設計であった。ダイ温度
は238℃(460°F)であった。
【0067】 溶融シートを、1分当たり2.74メートル(9フィート)で回転させた3温
度制御の共回転する直径5インチ(12.70cm)の円柱ロールの垂直スタッ
クの上部ロールと中央ロール間のニップに導入した。上部および中央ロールには
間隙はなかった。ミリケン社(サウスカロライナ州、スパータンバーグ)より入
手可能な布帛スクリム型番924856(32×28、端部xピック、65/3
5コットンポリエステルブレンドワープおよびフィル)もまた、垂直スタックの
上部ロールと中央ロールのニップに同時に導入した。布帛を約90°のワープで
垂直スタックの上部ロールと接触させてニップへと回転させた。
【0068】 布帛スクリムがニップへと回転されるにつれて、溶融ポリマーの部分がスクリ
ムを通り、冷却ロール表面で固化され、上部ロールが急冷された基材から離れて
、中央ロールから下部ロールへと続いた。急冷された基材は、垂直スタックの中
央ロールにある上述のパターンから派生する鋳造パターンを有しており、続いて
下部ロールから剥された。このようにして作成された基材の厚みは約0.254
mm(10ミル)で平滑な裏面を有し、反対側の表面には0.75mm(30ミ
ル)茎の孔があり、それぞれの直径は略0.4mm(17ミル)であった。
【0069】 図3に示すように、基材を互いに近接させてスタックさせた直径25.4cm
(10インチ)の3本のロールセットにより与えられるキャッピングステーショ
ンに通過させ、1分当たり76メートルのウェブ速度で143℃(290°F)
に加熱したセットの外側ロールと10℃(50°F)まで冷却した内部ロールに
近接するロール間の略0.5mm(20〜25ミル)のニップ間隙を与え、各茎
の端部で、略0.1mm(4ミル)の厚さを有する0.76mm(30ミル)の
直径のキャップを作成した。このように処理した基材を、研摩コーティングを適
用する表面のコロナ下塗りをはじめとする更なる処理のためにテークアップロー
ル(図示せず)に巻きつけた。
【0070】 次の工程において、図4に示すように、キャップされた茎を有する基材を供給
ロールから巻き戻し、ロールコーティングステーションに通過させ、メイクコー
ト樹脂をコロナ下塗りした基材の下側、すなわち、キャップされた茎を有する側
とは反対側に適用した。メイクコート処方は、76%の尿素−ホルムアルデヒド
樹脂、12%のフェノール樹脂、4%の塩化アンモニウム、0.65%の塩化ア
ルミニウムおよび16.35%の水(以降、研摩バインダー処方I)からなって
おり、1平方cm当たり0.12グラムの乾燥コーティング重量を与えた。被覆
されたウェブを鉱物コーティング設備に送り、そこでP180等級の溶融酸化ア
ルミナを、従来の技術を用いてメイクコーティングに均一に分散して、1平方c
m当たりの鉱油コーティング重量が0.16グラムの鉱油コートウェブを与え、
90℃で1時間加熱することにより静的懸垂構成で部分的に硬化した。
【0071】 その後、1平方cm当たり0.12グラムの乾燥コーティング重量となるよう
、図5に示すように、サイズコーティングを鉱油含有メイクコートに適用した。
サイズコートは58%のフェノール樹脂、0.5%の湿潤剤、23%の炭酸カル
シウムフィラー、19%の水および微量の染料からなっていた。得られた被覆さ
れた製品を懸垂構成に吊るし、オーブン中静的な条件下、152℃で4時間硬化
させた。
【0072】 第2の研摩処方(以降、研摩処方II)において、メイクコートは84.1%
のフェノール樹脂、1.8%のホルムアルデヒド触媒および14%の水からなっ
ていた。サイズコートは70%のフェノール樹脂、14%の炭酸カルシウムフィ
ラー、11.75%の水、3.5%のTiOおよび0.03%の染料であった
。研摩バインダー処方IIのコーティングおよび硬化条件は研摩バインダー処方
Iのものと同一であった。
【0073】 参照例Aの作成 布帛スクリムを用いず、記載した研摩バインダー処方IIの代わりに、記載し
た研摩バインダー処方Iを用いた以外は実施例1の手順と同様の手順であった。
【0074】 参照例Bの作成 布帛スクリムを用いなかった以外は実施例1の手順と同様の手順であった。
【0075】 上記基材材料の引張り強度値を表1に示してある。
【0076】
【表1】 基材材料の破断時引張り強度
【0077】 湾曲テスト手順 上述したように、研摩コーティングを適用し、完全に硬化させた後、平滑な構
造からの製品の歪み(通常、湾曲)の量を、平滑表面上に直径15.24cm(
6インチ)のディスクに変換させておいた各実施例の各研摩物品の試験試料を配
置することにより測定した。平滑表面と、平滑表面から最も遠い研摩物品の点の
間の距離を定規で測定した。表2に示した「湾曲」の基準を採用した。
【0078】
【表2】
【0079】 表3に各実施例で用いた布帛、ならびに研摩バインダー処方および湾曲試験結
果を示す。
【0080】
【表3】 文字の記号は比較例を示し、数字は本発明の実施例を示す。
【0081】 本発明による実施例1および参照例の、研摩ツールへの取付けにおける有効性
を評価し、かかるツールに取付けた際の端部の摩耗を評価して、通常の使用条件
下で研摩パッドが取り付けられた状態のままにあることを確認した。試験結果は
次の通りであった。
【0082】 ディスク取付け試験 装置 ループタイプの取付けバックアップパッド付属品を備えた空気動力デュアル動
作手持形研摩機。 15cm(6インチ)の丸型研摩ディスク。 77cm(30インチ)×115cm(45インチ)×3.2mm(1/8イ
ンチ)の金属ワーク。
【0083】 試験結果 通常の研摩中の取付けの主観的格付け。
【0084】 典型的な記録用語 フライ−オフ、不良、可、良、優良。 フライ−オフ=使用中ディスクが外れた。 不良=ディスクは取り付けられたままであったが、ディスクの領域の半分に皺
がある、またはディスクの領域の半分が剥がれている。 可=ディスクは取り付けられたままであったが、領域の5cm(2インチ)以
下のパッカリングまたは浮きがある。 良=ディスクは良好に取り付けられたままであり、領域に2.5cm(1イン
チ)より大きなパッカリングまたは浮きがない。 優良=ディスクは良好に取り付けられたままであり、ディスクのどの点にもパ
ッカーや浮きはない。
【0085】 所望の結果 一般的に許容可能な試験結果は良〜優良である。
【0086】 試験手順 新しい研摩ディスクをツールに取り付ける。 デュアル動作研摩ツールにより、不規則な動きで、様々な角度でワークを研摩
する。 約9〜13kg(20〜30lb.)の下向きの圧力をかける。 停止、検査し、取付けを格付けする。 繰り返す。 試験結果を表4に示してある。
【0087】 ディスク端部摩耗試験 装置 ループ取付けバックアップパッド付属品を備えた空気動力デュアル動作手持形
研摩機。 15.2cm(6インチ)の丸型研摩ディスク。 1.3cm(0.5インチ)以上の鋳ばり取りされた金属ワーク。
【0088】 試験結果 狭角部になるまで激しく研摩した後の研摩端部の摩耗の主観的格付け。 端部の摩耗には、研摩コートがバッキングに接合したままであったかどうか、
バッキングが均一な片のままであったか、壊れて離れたか、裂けたかどうか、ま
たは研摩物品が試験中裂けたかどうかによる判断が含まれる。
【0089】 典型的な記録用語 極めて不良、不良、可、良、良好、優良。
【0090】 所望の結果 一般的に許容可能な試験結果は良〜優良である。
【0091】 試験手順 新しい研摩ディスクをツールのバックアップパッドに取り付ける。 0〜5度の角度で研摩ツールによりワークを研摩する。 約9〜13kg(20〜30lb.)の下向きの圧力をかける。 狭角部まで研摩して研摩材を摩耗する。 停止、検査し、取付けを格付けする。 繰り返す。 新しい研摩ディスクを取付け、ロット毎に計3回試験を繰り返す。 試験結果を表4に示してある。
【0092】
【表4】 文字の記号は比較例を示し、数字は本発明の実施例を示す。
【0093】 本発明による実施例の有用性は、次の2つの研摩試験により証明された。
【0094】 手持形機研摩試験 装置 ループファスナーバックアップパッド付属品を備えた空気動力デュアル動作手
持形研摩機。 15cm(6インチ)の丸型研摩ディスク。 木製試験試料。
【0095】 試験結果 研摩中に除去された試験試料の量。
【0096】 典型的な記録用語 グラムでの切断量。通常、切断量は試験した同じロットの3〜5個の試料の平
均である。
【0097】 試験手順 試験試料を高圧空気で清浄にする。 試料を量る。 新しい研摩ディスクをツールに取り付ける。 0〜5度の角度で研摩ツールにより試験試料を研摩する。 約6kg(14lb.)の下向きの圧力をかける。 2.0分間研摩する。 研摩した試験試料を高圧空気で清浄にする。 研摩した試験試料を量る。 3回繰り返し、その都度新しいディスクとする。 結果をグラムでの切断量で表5に示す。
【0098】 固定研摩試験 装置 ループファスナーバックアップパッド付属品を備えたフラジールプレシジョン
インスツルメント社(メリーランド州、ハージャースタウン)製のフラジールシ
ーファー研摩試験機という商品名で市販されている研摩試験機。 10cm(4インチ)の丸型研摩ディスク。 1.3cm(1/2インチ)の厚さで丸められた10cm(4インチ)の木材
試料。
【0099】 試験結果 研摩中に除去された木材試験試料の量。
【0100】 典型的な記録用語 グラムでの切断量。通常、切断量は試験した同じロットの3〜5個の試料の平
均である。
【0101】 試験手順 機械を4.5kg(10lb)の下向きの力に設定する。 試験試料を高圧空気で清浄にする。 試験試料を量る。 新しい研摩ディスクをツールに取り付ける。 機械を500サイクルでオンにする。1サイクルは、固定位置に保持された試
験試料に対するディスクの1回の完全回転。 研摩後の試験試料を高圧空気で清浄にする。 研摩した試験試料を量る。 3回繰り返し、その都度新しいディスクとする。 試験結果をグラムでの切断量で表5に示す。
【0102】
【表5】 研摩試験結果 文字の記号は比較例を示し、数字は本発明の実施例を示す。 除去されたグラム数。 CABとは、Seelyeプラスチック社のよりポリキャスト(登録商標)と
いう商品名で入手可能な外径10cm(4インチ)および厚さ1cm(0.5イ
ンチ)のセルロースアセテートブチレートワークのことをいう。
【0103】 様々なその他の修正は、本発明の範囲および技術思想から逸脱することなく当
業者に明白であり、容易に遂行できるものと考えられる。従って、添付の請求の
範囲は本明細書の説明を限定するものではなく、本発明に係わる当業者により等
価物として扱われるであろうすべての特徴を含めた本発明に存在する特許性のあ
る新規性のすべての特徴を含むものと解釈される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による研摩物品のある部分の拡大断面図。
【図2】 本発明の研摩物品の強化基材を作成するための本発明の方法の一
部を実施する装置および方法の概略図。
【図3】 本発明の研摩物品に用いる係合要素を含む基材を提供するために
、係合要素前駆物質を係合要素に変換する第2の装置および方法の概略図。
【図4】 第1のバインダー材料コーティングおよび研摩粒を基材に適用し
、第1の材料コーティングを少なくとも部分的に硬化するための第3の装置およ
び方法の概略図。
【図5】 図4の装置により作成されたコート材料に第2の樹脂コーティン
グを適用し、第1および第2のバインダー材料コーティングを硬化して、本発明
の研摩物品を提供するための第4の装置および方法の概略図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C063 AA02 AB05 BC03 BG01 BG12 BH09 BH12 CC16

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に剥離可能に固定される研摩物品であって、 a.加熱により寸法が増大する熱可塑性ポリマー材料を含む実質的に平坦なシ
    ート状基材であって、第1の主面と、反対側の第2の主面と、厚みと、前記研摩
    物品を表面に剥離可能に固定するための係合構造手段を含む前記第1の主面上か
    ら突出して提供された複数の係合要素と、前記熱可塑性ポリマー材料に封入され
    接合された繊維を有し、加熱により表面寸法を減じて、加熱による前記熱可塑性
    ポリマー材料の寸法の増大を実質的に無効にする能力を有する、前記基材の厚み
    に含まれる多孔性繊維状強化要素とを含む基材と、 b.研摩粒子と、前記熱可塑性ポリマー材料よりも加熱による寸法の変化の少な
    い硬化バインダー材料とを含む前記第2の主面に配置された研摩層と、 を有する物品。
  2. 【請求項2】 前記熱可塑性材料がポリプロピレンとエチレン−プロピレン
    エラストマーのブレンドであり、前記多孔性繊維状強化要素がポリコットン織布
    である、請求項1記載の研摩物品。
  3. 【請求項3】 前記バインダー材料がフェノール樹脂である、請求項1記載
    の研摩物品。
  4. 【請求項4】 a.加熱により寸法が増大する熱可塑性ポリマー材料を含む
    実質的に平坦なシート状基材であって、第1の主面と、反対側の第2の主面と、
    厚みと、前記熱可塑性ポリマー材料に封入され接合された繊維を有し、加熱によ
    り表面寸法を減じて、加熱による前記熱可塑性ポリマー材料の寸法の増大を実質
    的に無効にする能力を有する、前記基材の厚みに含まれる多孔性繊維状強化要素
    とを含む基材と、 b.研摩粒子と、前記熱可塑性ポリマー材料よりも加熱による寸法の変化の少な
    い硬化バインダー材料とを含む前記第2の主面に配置された研摩層と、 を有する研摩物品。
  5. 【請求項5】 a.加熱により寸法が増大する熱可塑性ポリマー材料を含む
    実質的に平坦なシート状基材であって、第1の主面と、反対側の第2の主面と、
    厚みと、前記研摩物品を表面に剥離可能に固定するための係合構造手段を含む前
    記第1の主面上から突出して提供された複数の係合要素と、前記熱可塑性ポリマ
    ー材料に封入され接合された繊維を有し、加熱により表面寸法を減じて、加熱に
    よる前記熱可塑性ポリマー材料の寸法の増大を実質的に無効にする能力を有する
    、前記基材の厚みに含まれる多孔性繊維状強化要素とを含む基材と、研摩粒子と
    、前記熱可塑性ポリマー材料よりも加熱による寸法の変化の少ない硬化バインダ
    ー材料とを含む前記第2の主面に配置された研摩層とを有する研摩物品と、 b.前記研摩物品の係合要素を係合する手段を含む主面を有する支持部材を含
    むバックアップパッドと、 を有する研摩装置。
  6. 【請求項6】 a.加熱により表面寸法を減じる能力を有し、直立係合要素
    またはその前駆物質を形成することのできる複数のキャビティを含む平滑表面に
    熱可塑性ポリマーを溶融および接合することにより封入することのできる繊維を
    含む多孔性布帛を配置する工程と、 b.前記溶融熱可塑性ポリマーを前記布帛に付着させて、前記繊維を封入し、
    前記キャビティを充填して、前記係合要素またはその前駆物質を含む第1の主面
    と、反対側の第2の主面と、厚みとを有する布帛強化基材を冷却に際して提供す
    る工程と、 c.前記基材を前記平滑表面から除去して、前駆物質係合要素を係合要素に変
    換する工程と、 d.前記第2の主面に、バインダー材料中の研摩粒子を含む研摩層を適用する工
    程と、 を含む研摩物品の製造方法。
  7. 【請求項7】 a.前記第2の主面に液体硬化性第1の樹脂を付着した研摩
    粒子を接合させるのに十分な厚さで被覆する工程と、 b.工程aにより提供された前記コーティングに研摩粒子を付着させて、付着
    された研摩粒子が少なくとも部分的に埋め込まれた前記第1のバインダー材料コ
    ーティングの露出した表面を提供する工程と、 c.前記第1のバインダー材料コーティングを少なくとも部分的に硬化する工
    程と、 d.前記付着した研摩粒子と、第2のバインダー材料コーティングで被覆して
    いる前記第1のバインダー材料の露出表面を被覆する工程と、 e.未硬化の第1のバインダー材料と前記第2のバインダー材料コーティング
    を硬化して、前記研摩物品を提供する工程とにより、前記研摩層を前記第2の表
    面に適用する、請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記被覆された研摩物品をディスクに変換する工程をさらに
    含む、請求項6記載の方法。
  9. 【請求項9】 a.加熱により表面寸法を減じる能力を有し、接触表面に溶
    融熱可塑性ポリマーにより封入し接合することのできる繊維を含む多孔性布帛を
    配置する工程と、 b.前記溶融熱可塑性ポリマーを前記布帛に付着させて、前記繊維を封入し、
    第1の主面と、反対側の第2の主面と、厚みとを有する布帛強化基材を冷却に際
    して提供する工程と、 c.前記基材を前記接触表面から除去する工程と、 d.前記第2の主面に、バインダー材料中の研摩粒子を含む研摩層を適用する工
    程と、 を含む研摩物品の製造方法。
  10. 【請求項10】 a.前記第2の主面に液体硬化性第1の樹脂を研摩物品を
    付着させるのに十分な厚さで被覆する工程と、 b.工程aにより提供された前記コーティングに研摩粒子を付着させて、少な
    くとも部分的に付着された研摩粒子が埋め込まれた前記第1のバインダー材料コ
    ーティングの露出した表面を提供する工程と、 c.前記第1のバインダー材料コーティングを少なくとも部分的に硬化する工
    程と、 d.前記付着した研摩粒子と、第2のバインダー材料コーティングで被覆して
    いる前記第1のバインダー材料の露出表面を被覆する工程と、 e.未硬化の第1のバインダー材料と前記第2のバインダー材料コーティング
    を硬化して、前記研摩物品を提供する工程とにより、前記研摩層を前記第2の表
    面に適用する、請求項9記載の方法。
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