JP2002540843A - 輪状形成リングホルダ - Google Patents

輪状形成リングホルダ

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JP2002540843A JP2000608975A JP2000608975A JP2002540843A JP 2002540843 A JP2002540843 A JP 2002540843A JP 2000608975 A JP2000608975 A JP 2000608975A JP 2000608975 A JP2000608975 A JP 2000608975A JP 2002540843 A JP2002540843 A JP 2002540843A
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ダブリュ ライトル，トーマス
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サルザー カーボメディクス インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】 第１の特徴において、本発明は、可撓性の輪状形成リングを移植の間保持する装置である。装置は、輪状形成リングの内径の略全体に係合する寸法の底面を含み、該底面が前記輪状形成リングを把持するように仕上げられている頂部材と、輪状形成リングの内径の略全体に係合する寸法の頂面を含み、頂面が輪状形成リングを把持するように仕上げられている底部材と、頂部材と底部材を係合させて、輪状形成リングをそれらの間に保持する柄とを有する。第２の特徴において、本発明は、移植用の輪状形成リングを操作する方法である。この方法は、輪状形成リングを頂部材および底部材の間に配置する工程と、頂部材および底部材を柄で係合して、頂部材および底部材間に輪状形成リングを把持する工程とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】背景技術 本発明は、変形した心臓弁の外科手術による矯正に使用される、人間の自然な
心臓用の人工的補充物に関するものである。特に、移植の間、弁環（valve annu
lus）の周りに輪状形成リングを適切に位置決めするのに使用される可撓性輪状
形成リング補充物用のホルダに関するものである。
【０００２】 人間の心臓は、４つの弁を有し、各々の弁は、心臓を通過する血液の流れを制
御するいくつかの心臓弁膜尖を有する。これらの弁の幾何学的配置はそれらの機
能上重要である。特に、幾何学的配置は、弁の弁膜尖が互いに重なって心室の収
縮の間、血液の逆流を確実に制御するのに役立っている。心臓の弁の病気および
ある種の先天的欠陥によって、逆流を阻止するという弁膜尖の機能が阻害される
ことがある。例えば、ある種の病気は、心臓弁環を拡大させる。拡大により弁の
幾何学的配置或いは形状を変形させることがあり、これによって、一つ以上の弁
膜尖が、弁の中心から移動する。他の病気或いは先天的な心臓弁の欠陥では、弁
環の拡大がほとんどないか全くない。
【０００３】 弁環の変形を矯正し、健全な生来の心臓弁を維持するために様々な外科的手法
が開発されてきた。これらの外科的手法は拡大した弁即ち伸長した弁の形状を治
療することを含む。一般的に「輪状形成」として知られるこれらの手法では、拡
大を最小にするために弁環を外科的に制限することが必要となる。典型的には、
「輪状形成リング」として知られる人工的補充物が、弁リーフレットの基部の周
囲に縫合される。この輪状形成リングによって、弁環の形状が修正され、弁が開
閉する際の弁環の移動が制限される。
【０００４】 輪状形成リングは、最初、拡大を治療し、弁環の形状を自然な状態に修正する
ために、剛性のあるフレーム部材として設計された。この種の「輪状形成リング
」は、「リジッド型」と称され、それらは現在でもまだ使用されている。リジッ
ド型輪状形成リングは、通常の弁の動作の間、撓むとしても、非常に僅かしか撓
まない金属材料或いは他の堅固な材料から形成されている。リジッド型輪状形成
リングは、弁の拡大を規制し、弁環の形状を修正することによって、適切な弁の
性能を十分に増進する。しかし、それらの剛性により、弁環の正常な可撓性が阻
害され、左心室の流出管の詰まりを生じさせることがある。高剛性の輪状形成リ
ングの他の欠点は、縫合部が、弁環の通常の運動で裂けやすいことである。
【０００５】 それ故、いくつかの技術が、完全に可撓性のある輪状形成リングを使用するこ
とを示唆していた。可撓性輪状形成リングは、典型的には可撓性材料から形成さ
れた内部支持体を含む。この支持体は、編み込んで巻回された、生体適合性布材
料である。弁の開閉の間、弁環の拡大への抵抗は、弁環の周囲にリングを適切に
縫合することによって得られる。完全な可撓性輪状形成リングの一つの欠点は、
移植工程の間、このリングに局部的にひだが生じるかもしれないことである。こ
のひだは、輪状形成リングの多ひだ形成（multiple plication）として知られる
現象を起こす。この現象の一つの結果は、弁環の形状を制御するリングの能力の
可変性である。リングのひだとなった領域はリングの他の部分と比較して一層剛
性のある領域となりやすく、これが弁の運動の間、弁環を変形させる。
【０００６】 一つの試みでは、輪状形成リングが、手順の間、リングを適切な形状に維持す
る堅固なプラスチックのホルダに縫合される。ホルダは、次に、治療すべき弁環
と同心且つ同平面にリングとホルダを心臓内に位置決めするのを容易にするため
に、外科医によって形成することのできる、除去可能に折り曲げ可能なハンドル
に固定される。一旦ホルダが配置され、縫合が開始されるとハンドルは、外科医
が作業する空間を確保するため、そして弁環を適切に視認するために引き抜かれ
る。手順が完了すると食塩水を注入して弁の閉鎖が試験される。次に、リングを
ホルダに取り付けた縫糸が切断されて、リングを所定位置に残してハンドルとホ
ルダが取り除かれる。
【０００７】 ハンドルの除去と、再取り付けで問題が発生する。ハンドルが曲がっているた
め、またホルダとリングにかかる回転応力は好ましくないために、取外しおよび
取付の際のハンドルの回転移動（および、その点では軸方向の移動も）は最小に
されねばならない。例えば、バクスターインターナショナル社（Baxter Interna
tional, Inc.)の４４５０型は、軸方向に係合可能（しかし、解除不可能）な相
互錠止部を使用しているが、コスグローヴ（Cosgrove）等の米国特許第５０４１
１３０号および５３５０４２０号は、ハンドルが部分的には回転し、部分的には
軸方向に移動して開放および係合する、ピンおよびＪ字状のスロットを使用した
除去可能な相互錠止部を開示している。
【０００８】 本発明は、上述の問題の一つ或いは全てを解決するためのものである。
【０００９】発明の開示 第１の特徴において、本発明は移植の間、可撓性輪状形成リングを保持するた
めの装置である。装置は、輪状形成リングの内径の略全体に係合する寸法の底面
を含み、この底面が輪状形成リングを把持するように仕上げられている頂部材と
、輪状形成リングの内径の略全体に係合する寸法の頂面を含み、頂面が輪状形成
リングを把持するように仕上げられている底部材と、頂部材と底部材を係合させ
て、輪状形成リングをそれらの間に保持する柄とを備えている。
【００１０】 第２の特徴において、本発明は、移植の間、可撓性輪状形成リングを操作する
方法である。この方法は、輪状形成リングを頂部材および底部材の間に配置する
工程と、頂部材および底部材を柄で係合して、頂部材および底部材間に輪状形成
リングを把持する工程とを有する。
【００１１】 本発明は、同様の部品には、同様の参照番号を付して、添付図とともに以下の
説明を参照することにより理解されよう。
【００１２】 本発明は、種々の変形例および代替例の形状が可能であるが、その特定の実施
形態について図で例示し、ここに詳細に説明する。しかし、この特定実施形態の
説明は、開示された特定形状に発明を限定することを意図するものではなく、そ
れどころか、添付の特許請求の範囲によって定義された、発明の精神および範囲
内で全ての変形例、同等例および代替例を網羅することを意図するものである。
【００１３】発明を実施するための最適な態様 発明の実施形態について、図示して以下に説明する。明瞭にするために、実際
の装置の特徴の全てが、本明細書中に述べられているわけではない。このような
実際の実施形態の開発においては、実施の時々で異なるシステム関連の制約およ
びビジネス関連の制約への適合の如き、開発者の特定の目標を達成するために、
実施する上で多くの具体的な決定がなされなければならないことが当然理解でき
よう。さらに、このような開発努力は、たとえ複雑で時間を要するとしても、こ
の開示の利益を有する当業者にとっては通常の仕事であることが理解されよう。
【００１４】 図面に戻って、図１から図４は、本発明による輪状形成リング１２を移植する
ための装置１０を示す。特に、図１から図４の各々は装置１０の斜視図を示し、
図１および図３は頂部から、図２および図４は底部からの斜視図を示す。図３、
図４は、分解図である。「頂部」および「底部」は、外科医が装置１０および輪
状形成リング１２即ち柄１４を取り扱う位置に対して基部となるか末端となるか
に関して定義される。このように、本実施形態の柄１４は、図１に最もよく示す
ように装置１０の頂部から延びる。
【００１５】 図示する実施形態の輪状形成リング１２は、図３および図４に最もよく示す、
技術分野で既知のもののような可撓性輪状形成リング１２である。ここで使用さ
れているように「可撓性」とは堅いものではない、或いは相当程度の弾力性を有
していることをいう。この開示の利益を有する当業者は、弾力性の程度が変化す
る可撓性輪状形成リングに関して、輪状形成リングが、典型的には「堅い」か「
可撓性」かいずれかに分類されるものであることを理解するであろう。いくつか
の輪状形成リングは、堅い輪状形成リングと可撓性のある輪状形成リングの両方
の特徴を示す。これらのリングは、「セミリジッド」と称されることがある。こ
の開示においては、セミリジッド型輪状形成リングは、可撓性輪状形成リングと
みなす。輪状形成リング１２は、このような可撓性のあるどのような輪状形成リ
ングでもよい。
【００１６】 図示する輪状形成リング１２は、また、「不完全な」リングである。当業者は
、輪状形成リングが、リングの周囲が連続しているか、或いは切れているかによ
って「完全」或いは「不完全」と区分けしてもよいことをさらに理解しよう。図
示する実施形態の輪状形成リング１２は、不完全であるが、この特徴は発明の実
施には重要ではない。このように、輪状形成リング１２は、完全であっても不完
全であっても、技術的に知られたいかなる輪状形成リングでもよい。
【００１７】 装置１０は、上述の柄１４に加えて、第１部材１６と第２部材１８を有する。
柄１４により近い第１部材１６は、以下、「頂」部材１６というものとする。柄
１４に対してより末端となる第２部材１８は、以下、「底」部材１８というもの
とする。柄１４は、図１、図２に示すように、頂部材１６を底部材１８に係合さ
せ、輪状形成リング１２をそれらの間に、以下にさらに詳細に説明する態様によ
り開放可能に固定することができる。
【００１８】 図３および図４に最もよく示す如く、頂部材１６は底面２０を有し、底部材１
８は、輪状形成リング１２の内径の略全体と係合するよう寸法決めされ、輪状形
成リング１２を把持するよう仕上げられた頂面２２を有する。輪状形成リングの
内径の「略」全体は、移植の間、移植を容易にするとともに変形しないように支
持するのに十分であることを意味する。当業者に理解されるように、これらの目
標を達成するのに必要な量は、輪状形成リング１２の可撓性に大きく依存してい
る。図示の実施形態においては、底面２０と頂面２２が、各々輪状形成リング１
２の内径全体と係合している。内径の略全体と係合するよう「寸法決めされる」
とは、寸法だけでなく、幾何学的配置も含む。全ての実施形態において、底面２
０および頂面２２は、互いに鏡像である必要はない。図示する実施形態のこの特
徴は、特定実施形態における輪状形成リング１２の対象形状からもたらされるも
のである。また、頂部材１６および底部材１８は、図示する実施形態においてそ
うしているように、全ての実施形態において、必ずしも連続していることを必要
とせず、或いは断面が同じであることを必要としない。
【００１９】 底面２０と頂面２２は、また、輪状形成リング１２を把持するように仕上げら
れている。図示する実施形態では、表面２０および２２は、複数の歯２４で仕上
げられている。他の型式の仕上げでも、別の実施形態では受け入れられる。例え
ば、種々の代替実施形態においては、面２０、２２は、釘を打ち付け、溝を付け
、刻みを付け、或いは粗くしたり、上述のもののいくつかを置換するものでもよ
い。面２０、２２が粗くされる部分は、製造中に砂を付着させて粗くするように
してもよい。面２０、２２は、図示する実施形態ではそうであるけれども、必ず
しも同様に仕上げられる必要はない。好ましい仕上げは、輪状形成リング１２が
製造される材料に大きく依存するが、それは、この開示の利益を有する当業者に
理解されよう。例えば、より柔軟な材料は、堅い材料よりも、歯、或いはスパイ
クの如き思い切った構成に一層受け入れやすい。逆に、堅い材料は、溝の如き細
かい構成に一層受け入れやすい。
【００２０】 図示した実施形態において、柄１４は、本発明の譲受人である、テキサス州７
８７５２−１７９３、オースチン、アンダーソンレーン、１３００Ｅにあるサル
ザー・カーボメディクス社（Sulzer Carbomedics, Inc.)から市販されている、
図５に示すＶＨ２００ハンドル２３を含む。サルザー・カーボメディクス社の電
話番号は（５１２）４３５−３２００であり、ファックス番号は（５１２）４３
５−３３５０である。ＶＨ２００ハンドルは、電話番号（８００）２８９−５７
５９によりサルザー・カーボメディクス社に注文でき、技術情報は、（８００）
２８９−５７５８で得ることができる。しかし、本発明は、そのようなものに限
定されるものではない。この目的に適した他の市販されているハンドルはこの開
示の利益を受ける当業者にとって明白となろう。本発明を実施するために、この
ようないかなるハンドルを使用してもよい。
【００２１】 この具体的な実施形態の柄１４は、ハンドル２３と頂部材１６の中間にあるア
ダプタ２５を含む。アダプタ２５は、ハンドル２３と中間部材２５の方向付けを
助けるボタンを含む。アダプタ２５は、その末端即ち底端２６でねじ２８に終端
している。次に、ねじ２８は、ボス３０に終端しており、このボス３０は、移植
の間或いはその後に、柄１４と頂部材１６および底部材１８との係合が外れるの
を阻止するのに役立つ。特に、ねじ２８は、組立の間、頂部材１６と底部材１８
を係合させて、以下にさらに説明する態様によって、それらの間に輪状形成リン
グ１２を固定するのに使用される。
【００２２】 前述のことから明らかなように、本発明は、本発明の精神および範囲内で、構
造の広範囲の変更が可能である。例えば、頂部材１６および底部材１８は、実施
形態と図により、輪状形成リング１２の内径の略全体と係合し、移植の間、輪状
形成リング１２を把持する、輪状形成リング１２を開放可能に固定するためのた
だ一つの手段を有する。同様に、図示した実施形態の柄１４もまた、実施形態と
図により、移植の間、輪状形成リング１２を取り扱う装置１０を操作するただ一
つの手段を有する。これらと同じ機能を果たす同等な他の構成は、この開示の利
益を有する当業者にとって明白となるであろうし、他の実施形態に使用してもよ
い。
【００２３】 装置１０は、任意の生体適合性の、例えば、血液および／または組織適合性材
料で構成されてもよい。本発明は、装置１０を構成するのに使用される材料によ
って限定されるものではない。装置１０は、移植の間、おそらく１時間以上に亘
って患者の組織と接触する可能性があるので、生体適合性材料を使用すべきであ
る。適切な生体適合性材料は、移植の間、輪状形成リング１２を支持するのに十
分な剛性があるものである。
【００２４】 装置１０は、例えば、十分に剛性のあるいかなる金属、或いは合成ポリマーか
ら、或いは複合材料から形成或いは予備形成されてもよい。適切な金属は、イリ
ノイ州、エルジンのエルジロイ社によってエルジロイ（登録商標Elgiloy)の名で
市販されているコバルト・クロミウム・ニッケルモリブデン鉄合金（ASTM F１０
５８)を含むが、他のステンレス鋼或いは、同様な特性を有するコバルト、チタ
ニウムのような合金、およびそれらの合金を使用してもよい。適切な合成ポリマ
ーは、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド、ポリスルホン、アクリル、
ポリアクリロニトリルおよびポリアラミド、ポリエーテルエーテルケトン（PEEK
）のような熱可塑性樹脂を含むが、これらに限定されるものではない。
【００２５】 装置１０が製造される態様は、種々の部品が製造される材料によってかなりの
程度決まる。適切な製造技法は、使用する材料によって、押出加工、打ち抜き加
工、成形加工を含んでもよい。材料の選択およびそれらに適用する適切な製造技
法は、この開示の利益を有する当業者にとって明白であろう。
【００２６】 図３および４を参照して、輪状形成リング１２を頂部材１６と底部材１８の間
に配置して組み立ててもよい。頂部材１６のスロット３４は、底部材１８のポス
ト３６と位置合せされて、頂部材１６と底部材１８が互いに押圧される。次にボ
ス３０が、頂部材１６と底部材１８の整列された開口３２に挿入されてスナップ
係合されるが、非常な外力がかからなければ、これらの開口３２からは抜け出る
ことはない。一旦ボス３０が係合し、柄１４を時計回りに回転させると、ねじ２
８が頂部材１６と底部材１８に完全に係合して、輪状形成リング１２がそれらの
間に固定される。組み立てられた装置１０は、図１および図２に示されている。
【００２７】 装置１０は、これで輪状形成リング１２を移植するのに使用する準備ができた
ことになる。外科医は、従来の技法によるのでなければ、移植のために装置１０
を操作し、輪状形成リング１２を位置決めするのに柄１４を使用してもよい。一
旦輪状形成リング１２が移植されると、柄１４を反時計回りに回転させて頂部材
１６と底部材１８との係合を解除し、輪状形成リング１２をの固定を解除する。
図示の実施形態では、ボス３０は柄１４が頂部材１６と底部材１８から抜けるの
を防ぐことを意図したものである。装置１０は、輪状形成リング１２から「ボタ
ン穴かがり(buttonholing)」によって係合を解除してもよい、即ち、輪状形成リ
ング１２が半径方向に徐々に延びて、底部材１８の先端を越えて柄１４から前方
へ位置が変えられる。
【００２８】 上述の具体的な実施形態は、例示しただけであり、本発明は、この開示により
利益を受ける当業者にとって明白な異なる態様、しかし同等な態様により変更し
、実施してもよい。さらに、特許請求の範囲に記載した構成以外は、ここに示し
た構成或いは設計の詳細を限定することを何ら意図していない。従って、上述の
具体的な実施形態は置換し、変更してもよく、全てのこのような変種は本発明の
精神および範囲内にあることは明白である。従って、ここで求める保護は特許請
求の範囲に示されたものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明による可撓性輪状形成リングを移植するための装置の実施形態の上部側
斜視図
【図２】 図１の実施形態の底部側斜視図
【図３】 図１乃至図２の実施形態の上部側部分分解斜視図
【図４】 図１乃至図３の底部側部分分解斜視図
【図５】 柄の部分を有するハンドルの斜視図

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 移植の間、可撓性の輪状形成リング（１２）を保持する装置
    （１０）であって、 前記輪状形成リング（１２）の内径の略全体に係合する寸法の底面（２０）を
    含み、該底面が前記輪状形成リングを把持するように仕上げられている頂部材（
    １６）と、 前記輪状形成リング（１２）の前記内径の略全体に係合する寸法の頂面（２２
    ）を含み、該頂面が前記輪状形成リングを把持するように仕上げられている底部
    材（１８）と、 前記頂部材（１６）と前記底部材（１８）を係合させて、前記輪状形成リング
    （１２）をそれらの間に保持する柄（１４）とを備えていることを特徴とする装
    置。
  2. 【請求項２】 前記柄（１４）が、ＶＨ２００ハンドルであることを特徴と
    する請求項１記載の装置。
  3. 【請求項３】 前記頂部材（１６）の前記底面（２０）および前記底部材（
    １８）の前記頂面（２２）の少なくとも１つが、歯、スパイク、溝、刻み、およ
    びグリットの少なくとも１つに仕上げられていることを特徴とする請求項１記載
    の装置。
  4. 【請求項４】 前記頂部材（１６）および前記底部材（１８）の少なくとも
    １つが、不完全な輪状形成リングの前記内径の略全体に係合するよう寸法決めさ
    れていることを特徴とする請求項１記載の装置。
  5. 【請求項５】 前記頂部材（１６）および前記底部材（１８）の少なくとも
    １つが、完全な輪状形成リングの前記内径の略全体に係合するよう寸法決めされ
    ていることを特徴とする請求項１記載の装置。
  6. 【請求項６】 前記底部材（１８）がポスト（３６）を含み、前記頂部材（
    １６）がスロット（３４）を含み、前記頂部材（１６）と前記底部材（１８）が
    係合すると、前記スロット（３４）が、前記ポスト（３６）と嵌合することを特
    徴とする請求項１記載の装置。
  7. 【請求項７】 前記柄（１４）の一端がねじ（２８）となっており、該ねじ
    （２８）が、前記頂部材（１６）と前記底部材（１８）を係合させて、前記輪状
    形成リング（１２）をそれらの間に固定することが可能であることを特徴とする
    請求項１記載の装置。
  8. 【請求項８】 前記ねじ（２８）が前記柄（１４）の前記一端に、前記柄（
    １４）の最外端部でボス（３０）を有することを特徴とする請求項７記載の装置
    。
  9. 【請求項９】 前記頂部材（１６）および前記底部材（１８）が、前記ねじ
    （２８）が通過して前記頂部材（１６）と前記底部材（１８）を係合する整列し
    た開口（３２）を含むことを特徴とする請求項７記載の装置。
  10. 【請求項１０】 移植の間、可撓性の輪状形成リング（１２）を保持する装
    置（１０）であって、 前記輪状形成リングの内径の略全体に係合して前記輪状形成リングを把持する
    前記輪状形成リング（１２）を固定する手段と、 該固定手段と前記把持手段を係合させることが可能な、前記装置を操作する手
    段とを備えていることを特徴とする装置。
  11. 【請求項１１】 前記固定手段および前記把持手段が、 前記輪状形成リング（１２）の内径の略全体に係合する寸法の底面（２０）を
    含み、該底面（２０）が前記輪状形成リングを把持するように仕上げられている
    頂部材（１６）と、 前記輪状形成リング（１２）の前記内径の略全体に係合する寸法の頂面（２２
    ）を含み、該頂面が前記輪状形成リング（１２）を把持するように仕上げられて
    いる底部材（１８）とを備えていることを特徴とする請求項１０記載の装置。
  12. 【請求項１２】 前記頂部材（１６）の前記底面（２０）および前記底部材
    （１８）の前記頂面（２２）の少なくとも１つが、歯、スパイク、溝、刻み、お
    よびグリットの少なくとも１つに仕上げられていることを特徴とする請求項１１
    記載の装置。
  13. 【請求項１３】 前記頂部材（１６）および前記底部材（１８）の少なくと
    も１つが、不完全な輪状形成リング（１２）の前記内径の略全体に係合するよう
    寸法決めされていることを特徴とする請求項１１記載の装置。
  14. 【請求項１４】 前記頂部材（１６）および前記底部材（１８）の少なくと
    も１つが、完全な輪状形成リングの前記内径の略全体に係合するよう寸法決めさ
    れていることを特徴とする請求項１１記載の装置。
  15. 【請求項１５】 前記底部材（１８）がポスト（３６）を含み、前記頂部材
    （１６）がスロット（３４）を含み、前記頂部材（１６）と前記底部材（１８）
    が係合すると、前記スロット（３４）が、前記ポスト（３６）と嵌合することを
    特徴とする請求項１１記載の装置。
  16. 【請求項１６】 前記操作手段が、前記頂部材（１６）と前記底部材（１８
    ）を係合させて、前記輪状形成リング（１２）をそれらの間に固定することが可
    能な柄（１４）を含むことを特徴とする請求項１０記載の装置。
  17. 【請求項１７】 前記柄（１４）の一端がねじ（２８）となっており、該ね
    じ（２８）が、前記頂部材（１６）と前記底部材（１８）を係合させて、前記輪
    状形成リング（１２）をそれらの間に固定することが可能であることを特徴とす
    る請求項１６記載の装置。
  18. 【請求項１８】 前記ねじ（２８）が前記柄（１４）の前記一端に、前記柄
    （１４）の最外端部でボス（３０）を有することを特徴とする請求項１７記載の
    装置。
  19. 【請求項１９】 前記頂部材（１６）および前記底部材（１８）が、前記ね
    じ（２８）が通過して前記頂部材（１６）と前記底部材（１８）を係合する整列
    した開口（３２）を含むことを特徴とする請求項１７記載の装置。
  20. 【請求項２０】 移植の間、可撓性の輪状形成リングを操作する方法であっ
    て、 前記輪状形成リング（１２）を頂部材（１６）および底部材（１８）の間に配
    置する工程と、 前記頂部材（１６）および前記底部材（１８）を柄（１４）で係合して、前記
    頂部材（１６）および前記底部材（１８）間に前記輪状形成リングを把持する工
    程とを有することを特徴とする方法。
  21. 【請求項２１】 前記頂部材（１６）および前記底部材（１８）を柄（１４
    ）で係合して、前記頂部材（１６）および前記底部材（１８）間に前記輪状形成
    リングを把持する方法であって、 前記底部材（１８）のポスト（３６）を前記頂部材（１６）の開口（３４）と
    整列させる工程と、 前記ポスト（３６）と前記開口（３４）を整列させた後、前記頂部材（１６）
    および前記底部材（１８）をともに押圧する工程とを有することを特徴とする請
    求項２０記載の方法。
  22. 【請求項２２】 前記頂部材（１６）および前記底部材（１８）を柄（１４
    ）で係合して、前記頂部材（１６）および前記底部材（１８）間に前記輪状形成
    リング（１２）を把持する工程が、前記頂部材および前記底部材の整列した開口
    （３２）に前記柄（１４）をねじ込む工程を含むことを特徴とする請求項２０記
    載の方法。
  23. 【請求項２３】 前記頂部材および前記底部材の整列した開口（３２）に前
    記柄（１４）をねじ込む工程が、前記整列した開口（３２）を通過する前記ねじ
    （２８）の最外端でボス（３０）をスナップ係合する工程を含むことを特徴とす
    る請求項２２記載の方法。
  24. 【請求項２４】 前記輪状形成リング（１２）の把持を解除するために、前
    記柄（１４）のねじ止めを外す工程をさらに有することを特徴とする請求項２０
    記載の方法。
  25. 【請求項２５】 前記頂部材（１６）および前記底部材（１８）に前記輪状
    形成リングの外側からボタン穴かがりをする工程をさらに有することを特徴とす
    る請求項２０記載の方法。
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