JP2002540775A - 天然ケーシングに食肉エマルジョンを充填する方法及び装置 - Google Patents

天然ケーシングに食肉エマルジョンを充填する方法及び装置

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JP2002540775A JP2000608887A JP2000608887A JP2002540775A JP 2002540775 A JP2002540775 A JP 2002540775A JP 2000608887 A JP2000608887 A JP 2000608887A JP 2000608887 A JP2000608887 A JP 2000608887A JP 2002540775 A JP2002540775 A JP 2002540775A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 中空の細長い天然ケーシングに食肉エマルジョンを充填する方法であり、食肉エマルジョンが送り出される送出端を有する細長い充填ホーンに天然ケーシングを被せ、充填ホーンの送出端を越える天然ケーシングの前端を閉じることにより、充填ホーンの送出端から、十分な量及び速度で、食肉エマルジョンを天然ケーシング内へ送り出し、充填ホーンの送出端から天然ケーシングを長手方向前方へ押し出すことを含んでいる。チャック内のケーシングの周りに設けられた弾性の制動部が、ケーシングの長手方向の移動を妨げる。スラストカラーは、充填ホーン上にスライド可能に取り付けられ、ケーシングの伸張を制限し、かつ圧縮圧力を与えないように、断続的に手動で、ケーシングに押しあてられる。天然ケーシングを充填する装置は、充填ホーン上に設けられた、天然ケーシングを長手方向に押し出すスラストカラーと、前方の充填位置と後方の非充填位置とに回転可能なホッパーとを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 【従来の技術】
伝統的なソーセージは、天然ケーシングである羊の腸の中に食肉を充填し、消
費者が調理しやすいように、リンク状に製造されている。最近では、ソーセージ
は、主として人工ケーシングに食肉エマルジョンを充填して製造されている。
【0002】 人工ケーシングには、リンキング中に、予め調理された食肉のエマルジョンが
詰め込まれ、消費者に販売する前に、人工ケーシングはソーセージから剥がされ
る。人工ケーシングを用いるソーセージ詰機は、高能率でソーセージを製造でき
る(1時間当たり30,000個というのもある)。
【0003】 天然ケーシングを、このような高能率のソーセージ詰機に使用することが試み
られている。しかし、天然ケーシングは、比較的短く、直径が一定ではないので
、高能率のソーセージ詰機では、天然ケーシングにより人工ケーシングの場合と
比べて、能率的にソーセージを製造することはできない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の第1の目的は、天然ケーシングに充填する従来の方法と比べ
て、経済的で、比較的高速であり、かつ、容易に実施可能な天然ケーシングを充
填する方法及び装置を提供することにある。
【0005】 本発明の第2の目的は、食肉エマルジョンの圧力により、天然ケーシングを拡
張させるとともに、前方へ押し出し、食肉エマルジョンが通常の中空の充填ホー
ンから送り出されるようになっている、食肉エマルジョンを天然ケーシングへ充
填する方法及び装置を提供することにある。
【0006】 本発明の第3の目的は、充填されたケーシングを、その運動を阻止する弾性制
動部を有する中空のチャックへ通過させ、弾性制動部により、ソーセージに所望
の量の食肉エマルジョンを送り込むために、食肉エマルジョンによるケーシング
の前方押し出し力と、ケーシングを後方に保持する保持力とを調節するようにし
た、天然ケーシングを充填する方法及び装置を提供することにある。
【0007】 本発明の第4の目的は、中空のチャック内に、可撓性もしくは弾性ある制動部
を設け、この制動部により、充填されたケーシングは、抵抗が加えられた状態で
、前方へ移動し、ケーシングを周方向へ回転させる捩り機構へ移動し、ついでケ
ーシングを、リンカーのチェーンへ移動させるようにすることにある。
【0008】 本発明の第5の目的は、天然ケーシングの上流側に、充填ホーンに取り付けら
れたフォロワまたはスラストカラーを設け、このスラストカラーにより、天然ケ
ーシングの後側を、手で、かつ断続的に押しあて、天然ケーシングが充填ホーン
に張り付くのを防止しつつ、天然ケーシングが充填ホーンから移動しないように
し、天然ケーシングは、充填される食肉エマルジョンの押圧力により移動させら
れるようにすることある。この押圧力は、スラストカラーと捩り機構との間に圧
搾圧力を加えるほどには大きくはない。
【0009】 本発明の第6の目的は、天然ケーシング用と人工ケーシング用とに、容易に切
り換えることができる、天然ケーシングを充填する方法及び装置を提供すること
にある。
【0010】 本発明の第7の目的は、ソーセージ詰機を、随時天然ケーシングモードとしう
るとともに、ケーシング充填部から隔離することができるケーシングクランプ及
びケーシングホッパーを提供することにある。
【0011】 本発明の第8の目的は、充填ホーンの移動距離を、人工ケーシングを使用した
際に、全行程を移動し、天然ケーシングを使用した際には、工程の一部を移動す
るように切り換えることができる、天然ケーシングを充填する方法及び装置を提
供することにある。
【0012】 本発明の第9の目的は、オペレータが手で制御しうるスラストカラー、または
ひだ付けされていないケーシングを前方に移動させるための手動による断続的な
一連の押圧及び解除の動作を模倣するようになっている自動スラストカラーを有
する、天然ケーシングを充填する方法及び装置を提供することにある。
【0013】 本発明の第10の目的は、作業の各段階において水を与えることにより、天然
ケーシングが軟性と可撓性、及び滑りやすいという性質を失わないようにした、
天然ケーシングを充填する方法及び装置を提供することにある。
【0014】 本発明の第11の目的は、捩り機構の一部として、冷却タービンを用いた、天
然ケーシングを充填する方法及び装置を提供することにある。
【0015】 本発明の他の目的は、以下の説明を読めば当業者には明らかになると思う。
【0016】
【課題を解決するための手段】
中空の細長い天然ケーシングに食肉エマルジョンを充填する方法は、食肉エマ
ルジョンが送り出される送出端を有する細長い充填ホーンに天然ケーシングを被
せ、充填ホーンの送出端を越えて天然ケーシングの端を閉じることにより、送出
端から十分な量及び速度で食肉エマルジョンを天然ケーシングに送り出し、充填
ホーンの送出端から天然ケーシングを長手方向前方へ押し出すことを含んでいる
。ケーシングは、中空のチャックを通過して延びている。チャック内のケーシン
グの周りに設けられた弾性制動部は、ケーシングが長手方向に移動するのを妨げ
る。スラストカラーは、充填ホーン上にスライド可能に取り付けられ、ケーシン
グの伸張を制限し、かつ圧縮圧力を与えないように、ケーシングに手で断続的に
押しあてられる。
【0017】 細長い天然ケーシングまたは人工ケーシングに食肉エマルジョンを充填するた
めの本発明の装置は、(a)食肉エマルジョンが充填されるケーシングが被せら
れる充填ホーンを有するケーシング充填部と、(b)ケーシング充填部と隣接し
て取り付けられた、複数のひだ付けされた人工ケーシングのリザーバとして作動
し、かつ充填ホーンにひだ付けされた人工ケーシングを供給するホッパーと、(
c)天然ケーシングがケーシング充填部の充填ホーンに被せられた時に、ホッパ
ーをケーシング充填部と隣接した位置から離す手段とを備えている。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1に示すソーセージ詰機(10)は、フレーム(12)と、食肉エマルジョ
ンの供給部に連結された公知の食肉エマルジョンポンプ(14)とを備えている
。充填ホーン(16)が、食肉エマルジョンポンプ(14)と連結され、かつ、
充填ホーン(16)は、ハウジング(18)内に設けた空気ピストン(17)に
より、長手方向にスライド可能とされている。
【0019】 また食肉エマルジョンポンプ(14)には、充填ホール(16)と平行をなす
従動ロッド(20)が、スライド可能に取り付けられており、その先端には、充
填ホーン(16)をスライド可能に支持するアクチュエータ(22)が設けられ
ている。従動ロッド(20)は、ハウジング(18)内に設けた空気ピストン(
24)により駆動される。
【0020】 ひだ付けされた細長いソーセージ用のケーシング(26)が、従来と同様に、
充填ホーン(16)に被せられている。
【0021】 充填ホーン(16)の前端は、従来と同じように、ケーシング充填部(27)
において、捩りハウジング(28)と隣接している(図5)。捩りハウジング(
28)は、肉詰めされたケーシング(26)を受ける中空の回転チャック(29
)(図5及び図6)を備え、ケーシング(26)がリンカー(30)まで移動す
る前に、それを捩る。リンカー(30)のチェーン(31)は、モータ(34)
により適宜のシャフト、ギヤまたはベルトを介して回転させられる。
【0022】 捩りハウジング(28)の中に設けられた一般的な従来の回転チャック(10
0)(図8及び図9)は、モータ(図示しない)により、適宜のシャフトまたは
ギヤを介して、回転さ競られる。リンカー(30)は、ハウジング(36)の内
部に設けられている(図1)。
【0023】 上述した全ての部材は、公知であり(米国特許出願第3,115,668号参照)、コ
ンピュータ(38)により制御される(図1)。
【0024】 肉詰めされたソーセージのストランド(40)は、ホーン(42)を介して、
ソーセージ詰機(10)から送り出され、コンベヤ(44)のフックにかけられ
る(図1)。
【0025】 ホッパー(46)は、ひだ付けされたケーシング(26)を、底部孔(52)
に向かって下方へ送るテーパー状の側壁(48)及び傾斜底(50)を備えてい
る(図2)。ホッパー(46)は、枢支孔(54)(図2)を介して、側方支持
部(56)に支持されるとともに、プレート(58)に取り付けられている。
【0026】 プレート(58)は、垂直ピン(61)をもって、プレート(60)に旋回可
能に取り付けられている。それにより、ホッパー(46)は、ひだ付けされたケ
ーシング(26)へ充填するための前向の充填位置(図3)と、装填しない時の
後向きの非充填位置(図4)とに回転する。
【0027】 取外し可能なロックピン(62)が、プレート(58)(60)間に設けられ
、ホッパー(46)を充填位置または非充填位置で選択的にロックするようにな
っている。
【0028】 PLC(66)が、部材の動作をプログラム及び調整するように、ソーセージ
詰機(10)に取り付けられている。PLC(66)は、食肉エマルジョンポン
プ(14)の動作、充填ホーン(16)の回転及び長手方向の移動、ホッパー(
46)の位置、及び回転チャック(120)、リンカー(30)、コンベヤ(4
4)の動作を制御する。
【0029】 天然ケーシング(220)に充填されると、捩りハウジング(28)に隣接す
るセンサまたは止め具(67)(図5〜図7及び図9)により、ケーシング装填
部(27)は停止させられる。
【0030】 回転チャック(100)(図8及び図9)は、長手方向の内孔(140)を有
する円筒部(120)を備えている。内孔(140)内には、弾性の制動部(1
60)が設けられている。制動部(160)は、天然ケーシング(220)が被
せられた充填ホーン(16)が貫通しうる中心孔(180)を有している。
【0031】 すなわち、制動部(160)は、天然ケーシング(220)が長手方向に移動
するのを制動するものである。回転チャック(100)内の制動部(160)の
位置は、その一端から他端までの間で、所要に定められる。
【0032】 制動部(160)を、円筒部(120)と一体としてもよく、または、別の材
料で形成して、回転チャック(100)の内部に、好適な方法で固定するように
してもよい。
【0033】 制動部(160)は、天然ケーシング(220)との間の摩擦により、天然ケ
ーシング(220)が、充填ホーン(16)の前面から自由に送り出されないよ
うにしているが、天然ケーシング(220)内に充填される食肉エマルジョンの
押圧力により、天然ケーシング(220)が充填ホーン(16)から前方へ押し
出されるのを阻止するほどの制動力を与えてはいない。
【0034】 ソーセージ詰機(10)を、通常のひだ付けされた人工ケーシング用から天然
ケーシング用へ切り換えるには、ロックピン(62)を解除し、ホッパー(46
)を、図3の充填位置から図4の非充填位置へ、ピン(61)のまわりに回転さ
せ、人工ケーシングを装填する時の通路から外す。
【0035】 スラストカラー(200)は、天然ケーシング(220)の後方において、ス
ライド可能に充填ホーン(16)(図5及び図9)に取り付けられており、断続
的に、手動または自動で天然ケーシング(220)に押しあてられる。その押圧
力は、天然ケーシング(220)に圧搾圧力や圧縮圧力を加えることはなく、か
つ、充填される食肉エマルジョンの押圧力で天然ケーシング(220)を押し出
す通常の場合に比べて、充填ホーン(16)に被せられた天然ケーシング(22
0)を、前方へ容易に押し出すことができるようになる。
【0036】 天然ケーシング(220)が充填されると、充填ホーン(16)の長手方向の
長さは、PLC(66)により短くされる。天然ケーシング(220)を容易に
装填できるようにするために、ホッパー(46)を、機械的に持ち上げたり、ヒ
ンジで移動させたり、スライドして移動させたりして、人工ケーシングを装填す
る時の通路から外す。
【0037】 このように、本発明のソーセージ詰機(10)は、上述した目的の全てを少な
くとも達成できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるソーセージ詰機の斜視図である。
【図2】 図1の2-2線拡大斜視図である。
【図3】 図2に示すホッパーが前方の充填位置にある時の斜視図である。
【図4】 図2に示すホッパーが後方の非充填位置にある時の斜視図である。
【図5】 従来のひだ付きケーシングを用いたソーセージ詰機の拡大斜視図である。
【図6】 天然ケーシングが充填ホーンに被せられた時のソーセージ詰機の拡大斜視図で
ある。
【図7】 天然ケーシングが充填ホーンに被せられた時のソーセージ詰機の拡大斜視図で
ある。
【図8】 回転チャックの拡大断面図である。
【図9】 天然ケーシングの充填に関連する部材の断面図である。
【符号の説明】
10 ソーセージ詰機 12 フレーム 14 食肉エマルジョンポンプ 16 充填ホーン 17 空気ピストン 18 ハウジング 20 従動シャフト 22 アクチュエータ 24 空気ピストン 26 ケーシング 27 ケーシング充填部 28 捩りハウジング 29 回転チャック 30 リンカー 31 チェーン 34 モータ 36 ハウジング 38 コンピュータ 40 ストランド 42 ホーン 44 コンベヤ 46 ホッパー 48 側壁 50 傾斜底 52 底開部 54 旋回孔 56 側方支持部 58 プレート 60 プレート 61 ピン 62 ロックピン 66 PLC 67 止め具 100 回転チャック 120 円筒部 140 内孔 160 制動部 180 中心孔 200 スラストカラー 220 天然ケーシング
【手続補正書】
【提出日】平成12年12月12日(2000.12.12)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正の内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【手続補正書】
【提出日】平成13年1月16日(2001.1.16)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0035】 スラストカラー(200)は、天然ケーシング(220)の後方において、ス
ライド可能に充填ホーン(16)(図5及び図9)に取り付けられており、断続
的に、手動または自動で天然ケーシング(220)に押しあてられる。その押圧
力は、天然ケーシング(220)に圧搾圧力や圧縮圧力を加えることはないが、
充填される食肉エマルジョンの押圧力で天然ケーシング(220)を押し出す通
常の場合より大きな力で、充填ホーン(16)に被せられた天然ケーシング(2
20)を、前方へ容易に押し出すことができるようになる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 スティーブン ピー ハーゴット アメリカ合衆国 アイオワ州 50317 デ モイン ハベルアベニュー 2425 (72)発明者 ヴィンセント エル ジュニア バジル アメリカ合衆国 アイオワ州 50317 デ モイン ハベルアベニュー 2425 (72)発明者 マイケル エス シンプソン アメリカ合衆国 アイオワ州 50317 デ モイン ハベルアベニュー 2425 (72)発明者 デイビッド エス ハンブリン アメリカ合衆国 アイオワ州 50317 デ モイン ハベルアベニュー 2425 (72)発明者 ケニス エル レブサック アメリカ合衆国 アイオワ州 50317 デ モイン ハベルアベニュー 2425 (72)発明者 ルドルフ ピー ティー エンクレアー アメリカ合衆国 アイオワ州 50317 デ モイン ハベルアベニュー 2425 (72)発明者 ジェイ ディー トーマス アメリカ合衆国 アイオワ州 50317 デ モイン ハベルアベニュー 2425 Fターム(参考) 4B011 CA03 CB00 CC07

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空の細長い天然ケーシングに食肉エマルジョンを充填する
    方法であって、食肉エマルジョンが送り出される送出端を有する細長い充填ホー
    ンに天然ケーシングを被せ、充填ホーンの送出端を越える天然ケーシングの前端
    を閉じることにより、充填ホーンの送出端から、十分な量及び速度で、食肉エマ
    ルジョンを天然ケーシング内に送り出し、充填ホーンの送出端から天然ケーシン
    グを長手方向前方へ押し出し、天然ケーシングの後方において、充填ホーンにス
    ライド可能に取り付けた、スラストカラーを天然ケーシングに断続的に押しあて
    ることにより、天然ケーシングに過度の圧搾圧力や圧縮圧力を加えることはない
    が、充填される食肉エマルジョンの押圧力で天然ケーシングを前方へ押し出す通
    常の場合より大きな力で、充填ホーンに被せられた天然ケーシングを前方へ押し
    出すようにした、食肉エマルジョンを充填する方法。
  2. 【請求項2】 天然ケーシングが充填ホーンにくっつかないようにするため
    に、天然ケーシングを充填ホーンに被せる前に、天然ケーシングに水を施して、
    これを柔軟で可撓性を有し、かつ、滑りやすいものとする、請求項1に記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 充填ホーンの前端は、中空のチャックを通過して延び、かつ
    チャック内の充填ホーンの周りに、天然ケーシングと係合する弾性制動部を設け
    ることにより、天然ケーシングが充填ホーン上を長手方向に移動させないように
    する、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 回転可能なリンキングアッセンブリを、充填ホーンの送出端
    の下流側に設けることにより、食肉エマルジョンが充填された天然ケーシングを
    引っかけて、天然ケーシングが充填ホーンから長手方向に移動しないようにする
    、請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 食肉エマルジョンに充填ホーンを通過させて送り出す食肉エ
    マルジョンポンプを設け、充填ホーンの前端は、中空のチャックを通過して延び
    、天然ケーシングが充填ホーン上を長手方向に移動させないようにするために、
    天然ケーシングと係合する弾性の制動部を、チャック内の充填ホーンの周りに設
    け、かつ回転可能なリンキングアッセンブリを充填ホーンの送出端の下流側に設
    けることにより、食肉エマルジョンを充填した天然ケーシングが、充填ホーンか
    ら長手方向に移動するのを阻止する、請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 天然ケーシングの後方において、スラストカラーを充填ホー
    ンにスライド可能に取り付け、スラストカラーを天然ケーシングに断続的に押し
    あて、天然ケーシングに圧搾圧力や圧縮圧力を加えることはないが、充填される
    食肉エマルジョンの押圧力により天然ケーシングを前方へ押し出す通常の場合よ
    り大きな力で、充填ホーンに被せられた天然ケーシングを前方へ押し出すように
    した、請求項2に記載の方法。
  7. 【請求項7】 中空で細長い天然ケーシングに食肉エマルジョンを充填する
    方法であって、食肉エマルジョンが充填されるケーシングが被せられる充填ホー
    ンを有するケーシング充填部を設け、かつケーシング充填部と隣接して、充填ホ
    ーンに供給される複数のひだ付けされた人工ケーシングのリザーバとして作動す
    るホッパーを設け、天然ケーシングがケーシング充填部の充填ホーンに被せられ
    た時には、ホッパーをケーシング充填部と隣接した位置から離すようにした、食
    肉エマルジョンを充填する方法。
  8. 【請求項8】 ホッパーがケーシング充填部と隣接する位置にあることを検
    出し、充填ホーンの長手方向の移動を制御し、充填ホーンを非自動伸張モードに
    保ち、かつ充填ホーンに取り付けられたスラストカラーを後退位置に保持し、ホ
    ッパーをケーシング充填部と隣接した位置にとどまらせるPLCを設けた、請求
    項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 部分的に後退位置にある充填ホーンに天然ケーシングを被せ
    、充填ホーンの送出端をケーシング充填部の上流側に位置させ、 充填ホーンがチャックを通過して延びるようにPLCを駆動し、充填ホーンが
    チャックを通過したことを検出すると、充填ホーンを通過させて、食肉エマルジ
    ョンを押し出すように食肉エマルジョンポンプを駆動し、チャック及び充填ホー
    ンを回転させ、ケーシング充填部の下流側に位置するリンカーのチェーン及びコ
    ンベヤを駆動し、 スラストカラーを手で押しあて、チャックを含む捩り機構と隣接する位置に充
    填ホーンが到達したことを検出すると、PLCにケーシング充填部の動作を停止
    させるようにした、請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 細長い天然ケーシングまたは人工ケーシングに食肉エマル
    ジョンを充填する装置であって、食肉エマルジョンが充填されるケーシングが被
    せられる充填ホーンを有するケーシング充填部と、ケーシング充填部と隣接して
    取り付けられ、複数のひだ付けされた人工ケーシングのリザーバとして作動し、
    充填ホーンにひだ付けされた人工ケーシングを供給するホッパーと、天然ケーシ
    ングがケーシング充填部の充填ホーンに被せられた時に、ホッパーをケーシング
    充填部と隣接した位置から離す手段とを備えている、食肉エマルジョンを充填す
    る装置。
  11. 【請求項11】 ホッパーを離す手段は、ケーシング充填部からホッパーを
    回転させる手段を含んでいる、請求項10に記載の装置。
  12. 【請求項12】 ケーシング充填部から離れるために、ホッパーは、ホッパ
    ーを持ち上げ、回転させ、下ろす手段を含んでいる、請求項10に記載の装置。
  13. 【請求項13】 充填ホーンは、長手方向に移動可能なように取り付けられ
    、充填ホーンに関連する手段は、充填ホーンの長手方向の移動を調節できるよう
    になっている、請求項10に記載の装置。
  14. 【請求項14】 充填ホーンの長手方向の移動の調節は、取外し可能な硬質
    の止め具、または油圧制御手段で駆動されるセンサである、請求項10に記載の
    装置。
  15. 【請求項15】 ホッパーがケーシング充填部と隣接する位置にあることを
    検出するための、少なくとも1つのセンサを設け、 充填ホーンの長手方向の移動を制御し、充填ホーンを非自動伸張モードに保ち
    、充填ホーンに連結されたスラストカラーを後方位置に保持し、ケーシング充填
    部と隣接する位置にホッパーを保つように、センサを作動可能にPLCに接続し
    てある、請求項10に記載の装置。
  16. 【請求項16】 天然ケーシングを、部分的に後退位置にあり、かつ、ケー
    シング充填部の上流側に送出端が位置する充填ホーンに被せ、 PLCが駆動すると、充填ホーンがチャックを通過して延び、充填ホーンがチ
    ャックを通過したことが検出されると、充填ホーンを通過させて食肉エマルジョ
    ンを送り出すように食肉エマルジョンポンプを駆動し、チャック及び充填ホーン
    を回転させ、ケーシング充填部の下流側に位置するリンカーのチェーン及びコン
    ベヤを駆動し、 捩り機構と隣接して設けられたセンサはチャックを含み、ケーシング充填部の
    動作を停止させる信号を送出するために、センサの近くに、スラストカラーが手
    で押しあてられたことを検出するようになっている、請求項15に記載の装置。
  17. 【請求項17】 充填ホーン上の天然ケーシングを長手方向に移動させるた
    めに、スライド可能に取り付けられたスラストカラーを有する中空の天然ケーシ
    ングを受ける食肉エマルジョン用の充填ホーンを備えている、天然ケーシングを
    充填するソーセージ詰機。
  18. 【請求項18】 断続的に、かつ手動で、スラストカラーをケーシングに押
    しあてるようになっている、請求項1に記載の方法。
  19. 【請求項19】 ホッパーを回転させる手段は、ケーシング充填部から離れ
    るように、ホッパーを水平に回転させる手段を備えている、請求項10に記載の
    装置。
  20. 【請求項20】 ホッパーを回転させる手段は、ケーシング充填部から離れ
    るように、ホッパーをスライド可能に回転させる手段を備えている、請求項10
    に記載の装置。
  21. 【請求項21】 ホッパーを回転させる手段は、ケーシング充填部から離れ
    るように、ホッパーを180°回転させる手段を備えている、請求項10に記載
    の装置。
  22. 【請求項22】 中空の細長い天然ケーシングに食肉エマルジョンを充填す
    る方法であって、食肉エマルジョンが送り出される送出端を有する細長い充填ホ
    ーンに天然ケーシングを被せ、充填ホーンの送出端を越えて天然ケーシングの端
    を閉じ、送出端から十分な量及び速度で食肉エマルジョンを天然ケーシングに送
    り出し、充填ホーンの送出端から天然ケーシングを長手方向前方へ押し出すよう
    になっており、充填ホーンの前端は、中空のチャックを通過して延び、天然ケー
    シングに充填ホーン上を長手方向に移動させないようにするために、天然ケーシ
    ングに係合する弾性の制動部を、チャック内の充填ホーンの周りに設けるように
    した、食肉エマルジョンを充填する方法。
  23. 【請求項23】 食肉エマルジョンを細長い天然ケーシングまたは人工ケー
    シングに充填する装置であって、食肉エマルジョンが充填されるケーシングが被
    せられる充填ホーンを有するケーシング充填部と、ケーシング充填部と隣接して
    取り付けられ、複数のひだ付けされた人工ケーシングのリザーバとして動作し、
    充填ホーンにひだ付けされた人工ケーシングを供給するホッパーと、天然ケーシ
    ングがケーシング充填部の充填ホーンに被せられた時に、ホッパーをケーシング
    充填部と隣接した位置から離す手段とを備えており、充填ホーンの前端は、中空
    のチャックを通過して延び、天然ケーシングに充填ホーン上を長手方向に移動さ
    せないようにするために、天然ケーシングに係合する弾性の制動部を、チャック
    内の充填ホーンの周りに設けた、食肉エマルジョンを充填する装置。
  24. 【請求項24】 細長い天然ケーシングまたは人工ケーシングに食肉エマル
    ジョンを充填する装置であって、食肉エマルジョンが充填されるケーシングが被
    せられる充填ホーンを有するケーシング充填部と、ケーシング充填部と隣接して
    取り付けられ、複数のひだ付けされた人工ケーシングのリザーバとして動作し、
    充填ホーンにひだ付けされた人工ケーシングを供給するホッパーと、天然ケーシ
    ングがケーシング充填部の充填ホーンに被せられた時に、ホッパーをケーシング
    充填部と隣接した位置から離す手段と、天然ケーシングの後方で、充填ホーンに
    スライド可能に取り付けられ、天然ケーシングに圧搾圧力や圧縮圧力を加えるこ
    とはないが、充填される食肉エマルジョンの押圧力で天然ケーシングを前方へ押
    し出す通常の場合より大きな力で、充填ホーンに被せられた天然ケーシングを前
    方へ押し出せるようにしたスラストカラーとを備えている、食肉エマルジョンを
    充填する装置。
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