JP2002540089A - フッ化水素と1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンとの混合物からのフッ化水素の分離方法及び1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンの製造方法 - Google Patents

フッ化水素と1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンとの混合物からのフッ化水素の分離方法及び1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンの製造方法

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JP2002540089A JP2000606552A JP2000606552A JP2002540089A JP 2002540089 A JP2002540089 A JP 2002540089A JP 2000606552 A JP2000606552 A JP 2000606552A JP 2000606552 A JP2000606552 A JP 2000606552A JP 2002540089 A JP2002540089 A JP 2002540089A
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ヴィンセン ウィルメ
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、フッ化水素と1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンとの混合物から、有機溶媒1,1,1,3,3−クロロ(フルオロ)ブタンを用いた抽出によって、フッ化水素を分離する方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、フッ化水素と1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンとの混合物からの
フッ化水素の分離方法に関するものである。 1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタン(HFC-365mfc)は、例えば、SOLVAYという
名称の特許出願EP-A1-0699649に記載されているように、適宜の塩素化前駆体と
フッ化水素との反応によって調製することができる。このような方法では、ハイ
ドロフルオロ化反応器の出口で、反応生成物の混合物は、所望の1,1,1,3,3−ペ
ンタフルオロブタンに加え、出発原料の塩素化前駆体からの塩素原子の脱離の結
果生じる塩化水素、フッ化水素及び、任意に不活性希釈剤や少量の種々の成分又
は副生物を含む。塩素化前駆体に対して過剰なフッ化水素が普通に使用される場
合、未変換フッ化水素が、しばしば反応生成物の混合物中に残存するだろう。反
応生成物の混合物のほとんどの成分は、蒸留によって容易に完全に分離すること
ができるが、フッ化水素と1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンの完全な分離は、
蒸留によって行うのは非常に困難である。実際、これら化合物は共沸混合物を形
成することが観察されている。
【0002】 本発明の目的は、フッ化水素を1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンとの混合物
から分離する効率的な方法を提供することである。 この趣旨で、本発明は、フッ化水素と1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンとの
混合物からのフッ化水素の分離方法であって、前記分離が、下記一般式で、 CCla3-aCH2CClb2-bCH3 (I) 式中、aが0〜3の整数、bが0〜2の整数、aとbの合計が少なくとも1に等
しいクロロ(フルオロ)ブタンを少なくとも1種含有する少なくとも1種の有機
溶媒を用いた抽出によって行われる方法に関する。
【0003】 好ましくは、有機溶媒は、1,1,1,3,3−ペンタクロロブタンCCl3-CH2-C
Cl2-CH3、式CCl2F-CH2-CCl2-CH3、CClF2-CH2-CCl2-C
3、CF3-CH2-CCl2-CH3、CF3-CH2-CClF-CH3、CCl2F-C
2-CClF-CH3、CClF2-CH2-CClF-CH3及びCClF2-CH2-C
2-CH3、CCl3-CH2-CClF-CH3、CCl3-CH2-CF2-CH3、CC
2F-CH2-CF2-CH3のクロロフルオロブタン、又はこれら化合物の混合物
を含む。特に好ましい様式では、有機溶媒が1,1,1,3,3−ペンタクロロブタンを
含む。 有機溶媒は、他のハロゲン化又は非ハロゲン化化合物を含んでよい。 有機溶媒中に存在しうる非ハロゲン化化合物の例としては、5〜10個の炭素原
子を含む炭化水素、特にn-ペンタン、n-ヘキサン、n-ヘプタン及びn-オクタ
ンが挙げられる。
【0004】 有機溶媒中に存在しうるハロゲン化化合物の例は、クロロホルム、トリクロロ
エチレン、テトラクロロエチレン、テトラクロロメタン、1,2-ジクロロエタン、
1,1,1-トリクロロエタン、1,1,2-トリクロロエタン、1,1,-ジクロロ-1-フルオロ
エタン(HCFC-141b)、1,1,1-又は1,1,2-トリフルオロトリクロロエタン、1,2,3
-トリクロロプロパン、ペルフルオロ化炭化水素、ブロモベンゼン、o-ジクロロ
ベンゼン、p-クロロトルエン、p-クロロトリフルオロベンゼン及び1,2-ジクロ
ロ-4-トリフルオロ-ベンゼン、並びにこれら化合物の混合物である。 しかし、有機溶媒は、好ましくは本質的に一般式(I)の1種又は1種以上の
クロロ(フルオロ)ブタンから成り、1,1,1,3,3−ペンタクロロブタンが最も好
ましい有機溶媒を構成する。
【0005】 一般式(I)のクロロ(フルオロ)ブタンを含む有機溶媒の中で、3又は4個
のフッ素原子を含有するクロロフルオロブタンを少なくとも1種含むものが好ま
しい。有機溶媒中に使用可能な3又は4個のフッ素原子を含有する一般式(I)
のクロロフルオロブタンの例は、1,1-ジクロロ-1,3,3-トリフルオロブタン(HCF
C-363kfc)、3-クロロ-1,1,1,3-テトラフルオロブタン(HCFC-364mfb)及び1-ク
ロロ-1,1,3,3-テトラフルオロブタン(HCFC-364lfc)である。これら化合物は、
1,1,1,3,3−ペンタクロロブタンがハイドロフルオロ化反応に供される場合に含
まれうる。
【0006】 一変形では、3又は4個のフッ素原子を含有する一般式(I)のクロロ(フル
オロ)ブタンを少なくとも1種含む有機溶媒は、さらに1,1,1,3,3−ペンタクロ
ロブタンを含む。抽出時のデカンテーション特性を改良するために、1,1,1,3,3
−ペンタクロロブタン含有混合物を使用することは有利である。
【0007】 本発明の方法の別の変形は、 (a)1,1,1,3,3−ペンタクロロブタンが、ハイドロフルオロ化反応に供され
、 (b)ある量の反応混合物が引き出され、かつ分離操作に供されて、一般式(
I)のクロロフルオロブタンを含有する少なくとも1種の有機溶媒を回収し、 (c)この有機溶媒が、本発明の分離方法で使用される、方法である。
【0008】 分離操作は、例えば、蒸留又は低温におけるデミキシングである。有機溶媒以
外のフラクションは、1,1,1,3,3−ペンタクロロブタンのハイドロフルオロ化反
応に再利用するか、又は次の分離段階に供して、1,1,1,3,3−ペンタフルオロブ
タンを回収することができる。 好ましい方法では、抽出は、HFとHFC-365mfcをそれらが共沸組成物を形成す
るものに近い比率で含有する混合物について行われる。この混合物は、さらに可
変量の一般式(I)のクロロフルオロブタンを含んでよい。クロロフルオロブタ
ンは、aとbの合計が1又は2に等しい一般式(I)のクロロフルオロブタンで
あることが多い。
【0009】 フッ化水素とHFC-365mfcの初期混合物がその共沸組成物から外れている場合、
過剰の化合物から共沸組成物を分離するために、あらかじめ蒸留を行うことが有
利である。それから、その共沸組成物が抽出に供される。 本発明の分離方法では、有機溶媒と、フッ化水素及び1,1,1,3,3−ペンタフル
オロブタンの混合物との間の質量比は、通常少なくとも0.1である。好ましくは
、少なくとも0.2の質量比が用いられる。一般に、有機溶媒と、フッ化水素及び1
,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンの混合物との間の質量比は、10を超えない。好
ましくは、5を超えない。 抽出が行われる温度は、通常少なくとも−25℃である。好ましくは、それは約
−10℃である。温度は一般に40℃を超えない。好ましくは、それは30℃を超えな
い。
【0010】 本発明の方法は、混合物を液体状態に維持するのに十分な圧力で行われる。そ
れは混合物の自己圧力で行うことができ、この場合、圧力は通常3バール未満で
ある。代わりに、自己圧力より高い圧力で行うことができる。この場合、全圧は
通常10バール未満;好ましくは、3バール未満であるが1バールより高い圧力が
用いられる。 フッ化水素と1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンの混合物を抽出用有機溶媒に
接触させるのは、いずれの従来の液−液抽出装置によっても、1段階以上で行わ
れ、例えば、静的ミキサー、撹拌反応器、回転円板式抽出器、遠心分離抽出器又
は多孔板塔によって密接した接触をもたらし、対向流法若しくは共流法のいずれ
かを操作することによって行われる。好ましくは、接触させることは、撹拌反応
器中で行われる。抽出は連続的に或いはバッチ法で行うことができる。好ましく
は、抽出は連続的に遂行される。
【0011】 抽出後、1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンに富む有機相が、フッ化水素に富
む相(以後HF相という)から分離される。この分離は、デカンテーションによ
って簡単に行うことができるが、遠心分離又はハイドロサイクロンによる分離の
ような他のいずれの従来の相分離装置を使用することもできる。デカンテーショ
ンによる分離が好ましい。 有機相は、主に1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンに富む抽出溶媒を含むが、
ある量のフッ化水素をも含みうる。その組成は、最も多くはフッ化水素と抽出溶
媒との種々の化合物の分配係数によって決まる平衡組成に対応する。
【0012】 1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンは、蒸留のような従来の分離法によって有
機相の他の成分から容易に分離することができる。そして、1,1,1,3,3−ペンタ
フルオロブタンは、湿潤経路で処理され、酸性の最後の痕跡が除去され、及び/
又は活性炭上に吸着され、及び/又はゼオライト若しくはアルミナ上に脱酸され
る。溶媒は、部分的に又は全体的に抽出段階に再利用することができる。 抽出溶媒が、本質的に一般式(I)のクロロ(フルオロ)ブタンから成るとき
、それは、抽出された1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンの分離後、実際には、
部分的或いは全体的に、一般式(I)のクロロ(フルオロ)ブタンのハイドロフ
ルオロ化、特に1,1,1,3,3−ペンタクロロブタンのハイドロフルオロ化による1,1
,1,3,3−ペンタフルオロブタンの製造用反応器に、直接送られる。
【0013】 HF相は、主に1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンが奪われたフッ化水素を含
むが、かなりの量の抽出溶媒をも含みうる。 抽出溶媒が、本質的に一般式(I)のクロロ(フルオロ)ブタンから成るとき
、HF相は、実際には、このような一般式(I)のクロロ(フルオロ)ブタンの
ハイドロフルオロ化、特に1,1,1,3,3−ペンタクロロブタンのハイドロフルオロ
化による1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンの製造用反応器に、直接送ることが
できる。1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンの前駆体でない化合物を含有する溶
媒については、このような溶液は、この化合物が反応条件下で十分に不活性であ
る場合のみ可能である。
【0014】 本発明は、一般式(I)のクロロ(フルオロ)ブタンのハイドロフルオロ化に
よる1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンの製造方法にも関し、本発明の分離方法
で抽出溶媒として供給された一般式(I)のクロロ(フルオロ)ブタンが、1,1,
1,3,3−ペンタフルオロブタンの製造用反応器中に導入される。このような製造
方法では、出発原料は、少なくとも部分的に使用済み抽出溶媒によって反応器に
供給される。 本発明の製造方法の第1変形では、使用済み抽出溶媒は、本発明の分離方法で
得られたHF相の形態で、ハイドロフルオロ化反応器中に導入される。 本発明の製造方法の第2変形では、任意に、上述の第1の変形と累積的に、使
用済み抽出溶媒は、HFC-365mfcが本質的に分離された、本発明の分離方法で得ら
れた有機相の形態でハイドロフルオロ化反応器中に導入される。
【0015】 好ましくは、ハイドロフルオロ化反応器を満たす使用済み溶媒は、有利には少
なくとも50質量%の含量で、1,1,1,3,3−ペンタクロロブタンを含有する。好ま
しくは、該使用済み溶媒中の1,1,1,3,3−ペンタクロロブタンの含量は、少なく
とも80質量%である。 本発明の1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンの製造方法では、ハイドロフルオ
ロ化触媒の存在下又は不在下で、公知のハイドロフルオロ化法を使用可能である
。 以下の実施例は、いかなる場合にも本発明の範囲を限定することなく、本発明
を説明することを意図したものである。
【0016】 実施例1〜6 1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタン(HFC-365mfc)とHFの共沸組成物に近い
混合物が、櫂形撹拌機と、2つの液相の試料を取らせる2つの浸漬管(反応器の
ボトム及びトップに)と、温度を測定させる熱電対が設けられたシンブルとを備
えた0.5lのステンレススチール(INOX 316)オートクレーブ中に導入され、か
つ溶媒を用いて抽出された。使用した溶媒と、使用したHFC-365mfc、HF及び溶
媒の質量は、下表に示されている。オートクレーブは、一定温度に保持された浴
槽内に浸される。抽出は、−10℃において自己圧力、すなわち1バールよりわず
かに低い圧力で行われる。混合物は、1時間(実施例3、5及び6)、4時間(
実施例1及び2)又は24時間(実施例4)撹拌され、それから少なくとも1時間
静置された。
【0017】 各実施例について、2つの液相のそれぞれから取られた試料を分析することに
よって、抽出効率が評価された。これら液体試料は、2バールの窒素下オートク
レーブを加圧した後、約5cm3のロックチャンバを介して取られた。 分析の結果は、下表に示されている。
【0018】
【表1】
【0019】 表の結果は、有機相中の1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタン(HFC-365mfc)濃
度は、抽出溶媒としてテトラクロロエチレンが使用されたときは約9〜11質量%
であり、かつ抽出溶媒として1,1,1,3,3−ペンタクロロブタンが使用されたとき
は約18〜30質量%であることを示している。クロロテトラフルオロブタンと1,1,
1,3,3−ペンタクロロブタンとの混合物では、有機相中の1,1,1,3,3−ペンタフル
オロブタン含量は、約40%に及ぶ。1,1-ジクロロ-1,3,3-トリフルオロブタンで
は、有機相中に、約45%の1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタン含量が得られる。
【0020】 従って、1,1,1,3,3−ペンタクロロブタンは、有機相中で高いHFC-365mfc/H
F比を維持しながら、テトラクロロエチレンよりもほぼ2倍多くHFC-365mfcを抽
出するようである。さらに、高密度の1,1,1,3,3−ペンタクロロブタンは、抽出
段階における相のデカンテーションに関して良い特性を保証する。さらに、1,1,
1,3,3−ペンタクロロブタンは、HFC-365mfcと共沸混合物を形成しないので、蒸
留によって、1,1,1,3,3−ペンタクロロブタンとの混合物から容易に分離するこ
とができる。
【0021】 3又は4個のフッ素原子を含有するクロロフルオロブタン化合物(HCFC-363kf
c、HCFC-364-mfb、HCFC-364-lfc)を純粋に或いは混合物として使用すると、さ
らに有機相中の1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンの抽出効率を高めることがで
きる。約55%〜約71%の範囲の1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタン抽出レベルが
得られる。抽出レベルは、出発組成物中の1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンの
全量と比較した有機相に抽出された1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンのパーセ
ンテージを示す。 1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンのない有機相及びHF相は、1,1,1,3,3−ペ
ンタフルオロブタン製造用の反応器に再利用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE,ES ,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU, ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,K R,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV ,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,S I,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA ,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フッ化水素と1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンとの混合物
    からのフッ化水素の分離方法であって、前記分離が、一般式CCla3-aCH2
    CClb2-bCH3で、式中、aが0〜3の整数、bが0〜2の整数、aとbの
    合計が少なくとも1に等しいクロロ(フルオロ)ブタンを少なくとも1種含有す
    る有機溶媒を用いた抽出によって行われる方法。
  2. 【請求項2】 前記有機溶媒が、1,1,1,3,3−ペンタクロロブタン(a=3
    かつb=2)を含む請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記有機溶媒が、本質的に、1,1,1,3,3−ペンタクロロブタ
    ンから成る請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記クロロ(フルオロ)ブタンが、3又は4個のフッ素原子
    を含む請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記有機溶媒が、さらに、1,1,1,3,3−ペンタクロロブタン
    を含む請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記有機溶媒と、フッ化水素及びハイドロフルオロアルカン
    の混合物との質量比が、0.1〜10である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の
    方法。
  7. 【請求項7】 前記抽出が、−25℃〜40℃の温度で行われる、請求項1〜6
    のいずれか1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記抽出が、前記混合物の自己圧力で行われる、請求項1〜
    7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記抽出が、10バール未満の全圧で行われる、請求項1〜8
    のいずれか1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記抽出が、前記有機相及び/又は前記HF相の少なくと
    も1つの蒸留後に行われる、請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法であって、 (a)1,1,1,3,3−ペンタクロロブタンが、ハイドロフルオロ化反応に供され
    、 (b)ある量の反応混合物が引き出され、かつ分離操作に供されて、一般式(
    I)のクロロフルオロブタンを含有する少なくとも1種の有機溶媒を回収し、 (c)この有機溶媒が、請求項1〜10のいずれか1項に記載の分離方法で使
    用される、方法。
  12. 【請求項12】 一般式(I)のクロロ(フルオロ)ブタンのハイドロフル
    オロ化による1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンの製造方法であって、請求項1
    〜11のいずれか1項に記載の、フッ化水素と1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタ
    ンとの混合物からのフッ化水素の分離方法で抽出溶媒として供給された一般式(
    I)のクロロ(フルオロ)ブタンが、1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンの製造
    用の反応器中に導入される、方法。
  13. 【請求項13】 使用済み抽出溶媒が、前記分離方法で得られたHF相の形
    態で、前記ハイドロフルオロ化反応器中に導入される請求項12に記載の方法。
JP2000606552A 1999-03-24 2000-03-15 フッ化水素と1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンとの混合物からのフッ化水素の分離方法及び1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンの製造方法 Pending JP2002540089A (ja)

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FR99/09220 1999-07-15
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