JP2002539543A - 過渡擾乱に対して保護された論理回路 - Google Patents

過渡擾乱に対して保護された論理回路

Info

Publication number
JP2002539543A
JP2002539543A JP2000604527A JP2000604527A JP2002539543A JP 2002539543 A JP2002539543 A JP 2002539543A JP 2000604527 A JP2000604527 A JP 2000604527A JP 2000604527 A JP2000604527 A JP 2000604527A JP 2002539543 A JP2002539543 A JP 2002539543A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
output
flip
flop
clock
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000604527A
Other languages
English (en)
Inventor
ニコライディズ,ミカエル
Original Assignee
アイロック テクノロジ−
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アイロック テクノロジ− filed Critical アイロック テクノロジ−
Publication of JP2002539543A publication Critical patent/JP2002539543A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/07Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
    • G06F11/14Error detection or correction of the data by redundancy in operation
    • G06F11/1497Details of time redundant execution on a single processing unit
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/07Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
    • G06F11/08Error detection or correction by redundancy in data representation, e.g. by using checking codes
    • G06F11/10Adding special bits or symbols to the coded information, e.g. parity check, casting out 9's or 11's
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/003Modifications for increasing the reliability for protection
    • H03K19/0033Radiation hardening
    • H03K19/00338In field effect transistor circuits

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
  • Error Detection And Correction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は一過性摂動に対して保護された回路に関する。 【解決手段】 少なくとも一つの出力Aを有する組み合わせ論理回路10と、前記出力についてのエラー制御コードを発生する回路20と、制御コードが正しい場合は意識されず、制御が不正の場合はその状態を維持する制御コードを発生する回路によって制御される、前記出力に設けられた記憶要素24とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は外部擾乱、特に重イオン衝撃から来る局部擾乱に対して特別に不感応
なデジタル回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
このような擾乱は、メモリセルの状態を不適切なタイミングで切換え勝ちであ
り、特定のメモリセル構造がこの欠点を克服するために採用されなければならな
い。
【0003】 過去の集積回路製造技術では、メモリセルは、擾乱がこのメモリセルに直接影
響を与える場合にのみ切換える傾向があった。たとえば、重イオンはメモリセル
を形成するトランジスタの一つに到達しなければならなかった。メモリセルの外
側、即ち組み合わせ論理回路で生じる擾乱は、メモリセルの状態変更の非常に低
い可能性を有していた。実際、このような擾乱は、導体の高い静電容量によって
実際に濾過されるであろう非常に短いパルスに変化するであろう。このような擾
乱がたとえメモリセルの入力に到達する寄生パルスを生じたとしても、このパル
スがメモリセルの状態を変更する可能性は低かった。
【0004】 最近の技術によれば、導体の静電容量は益々少なくなり、回路、特にメモリセ
ルは益々迅速に反応するため、もしも擾乱がメモリセルを刻時するクロックのエ
ッジの近傍に生じた場合、擾乱によって生じた寄生パルスはメモリセルの状態を
変更するために十分な期間を有する。
【0005】 こうして、もし最近の技術のデジタル回路を局部的擾乱に対して不感応にする
ことが望ましい場合には、メモリセルを不感応にするだけでは不十分であり、メ
モリセルの外側で発生できるであろう寄生パルスがメモリセルに到達することも
また避けなければならない。
【0006】 組み合わせ論理回路による寄生パルスの発生は、従来の解決法で修正できるで
あろうエラーとして考えることができる。
【0007】 図1は、組み合わせ論理回路によって発生されたエラーを訂正するために使用
できるであろう従来の解決法を図示する。それは、三重冗長エラー訂正回路であ
る。同一の組み合わせ論理回路10が、二度、それぞれ11及び12に重複され
る。回路10乃至12の出力は、冗長回路10乃至12の少なくとも二つによっ
て与えられる値を出力する多数決回路14に与えられる。多数決回路14の出力
は、たとえこの障害が永久的なものであるとしても、冗長回路10乃至12の多
くとも一つの障害の場合にはこのようにしてエラーフリーとなる。 勿論、この解決法は集積回路のシリコンの表面積を三倍にする。
【0008】 回路の出力に対してエラー訂正コードを発生することによる他の解決法がある
。回路の総ての出力を訂正することが望ましい場合には、この解決法は表面積の
点で図1の三重冗長に等価である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、比較的小さいシリコン表面積を占めながら、局所擾乱によっ
て組み合わせ論理回路の出力において生じる如何なる寄生パルスをも除去する解
決法を提供することである。
【0010】 この目的を達成するために本発明は、少なくとも一つの出力を有する組み合わ
せ論理回路と、前記出力に対するエラー制御コードを発生する回路と、前記出力
側に配置され、制御コードが正しい場合は意識されず、制御コードが正しくない
場合はその状態を保持するように制御コード発生回路によって制御されるメモリ
要素とを含む、過渡擾乱に対して保護された回路を提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】 本発明の実施例によれば、エラー制御コード発生回路は前記出力に関するパリ
ティビットを計算する回路と、出力とパリティビットとのパリティをチェックす
る回路とを含む。
【0012】 本発明の実施例によれば、エラー制御コード発生回路は重複論理回路を含み、
前記メモリ要素は論理回路と重複回路との出力が同一の場合は意識されず、前記
出力が異なる場合はその状態を保持するように設けられる。
【0013】 本発明の実施例によれば、エラー制御コード発生回路は過渡エラーの最大期間
よりも長い所定の期間だけ前記出力を遅延する要素を含み、前記メモリ要素は論
理回路と遅延要素との出力が同一の場合は意識されず、前記出力が異なる場合は
その状態を保持するように設けられる。
【0014】 本発明の実施例によれば、前記メモリ要素は論理回路の前記出力を与える論理
ゲートから形成され、この論理ゲートは論理回路の信号によって制御される少な
くとも二つの第1トランジスタと重複回路の対応する信号によって制御される少
なくとも二つの第2トランジスタとを含み、第2トランジスタのそれぞれは第1
トランジスタのそれぞれの一つと直列に接続される。
【0015】 本発明はまた、クロックによって刻時される第1同期フリップ・フロップに接
続された少なくとも一つの出力を有する組み合わせ論理回路と、前記出力に接続
され、所定の期間だけ遅延されたクロックによって刻時される第2フリップ・フ
ロップと、フリップ・フロップの出力を解析する回路とを含み、解析回路はフリ
ップ・フロップの出力が異なる場合にエラーを指示する過渡擾乱に対して保護さ
れた回路を提供する
【0016】 本発明の実施例によれば、解析回路は、フリップ・フロップ出力が異なる場合
はエラーを指示する。
【0017】 本発明の実施例によれば、回路は前記出力に接続されかつ所定の期間の二倍だ
け遅延するクロックによって刻時される第3フリップ・フロップを含み、解析回
路は多数決回路である。
【0018】 本発明は更に、クロックによって刻時される第1同期フリップ・フロップに接
続された少なくとも一つの出力を有する組み合わせ論理回路と、クロックによっ
て刻時されかつ所定の期間だけ遅延される前記出力を受信する第2フリップ・フ
ロップと、フリップ・フロップ出力を解析する回路とを含む、過渡擾乱に対して
保護された回路を提供する。
【0019】 本発明の実施例によれば、解析回路は、フリップ・フロップの出力が異なる場
合はエラーを指示する。
【0020】 本発明の実施例によれば、回路はクロックによって刻時されかつ所定の期間の
二倍だけ遅延する前記出力を受信する第3フリップ・フロップを含み、解析回路
は多数決回路である。
【0021】 本発明は更に、三つの同等な論理回路を含む過渡擾乱に対して保護された回路
を提供する。論理回路のそれぞれには他の二つの論理回路の出力をそれぞれ受信
する二入力メモリ要素が先行し、各メモリ要素はその二つの入力が等しい場合は
意識されず、二つの入力が異なる場合はその状態を保持するように設けられる。
【0022】 本発明の実施例によれば、論理回路はインバータであり、メモリ要素は直列に
二つのPチャンネルMOSトランジスタと二つのNチャンネルMOSトランジス
タとを含み、メモリ要素の第1の入力はPチャンネルMOSトランジスタとNチ
ャンネルMOSトランジスタとの第1のゲートに接続され、メモリ要素の第2の
入力は他の二つのトランジスタのゲートに接続されている。
【0023】
【発明の実施の形態】 本発明の前記及び他の目的、特徴及び利点は添付図面と関連して、特定の実施
例に関する下記の非限定的な説明に詳細に議論されるであろう。
【0024】 たとえば、重イオン衝撃による局所擾乱の後に組み合わせ論理回路によって発
生される寄生パルスを抑制するために、種々の解決法が本発明によって与えられ
る。これら総ての解決法は、特に単純な構造を達成するために、寄生パルスは過
渡的なそして恒久的でないエラーを形成する、という事実を利用する。本発明の
実施例はこうして、回路の恒久的障害を修正するために意図された、三重冗長ま
たは多数のエラー訂正コードを有する従来の解決法の使用を回避する。
【0025】 図2Aは、この特徴を利用する本発明の第1の実施の形態を模式的に示す。組
み合わせ論理回路10は、論理回路10の出力Aについてのエラー制御コードP
を与えるチェック回路20と結合される。回路20は、たとえば、出力Aが多数
である可能性を当然備えた論理回路10の出力AについてのパリティビットPを
従来通り計算する回路である。22において、パリティビットPは、パリティが
悪い場合、即ち出力AまたはパリティビットPがエラーを含む場合にアクティブ
のエラー信号Eを与える論理回路10の出力AとX−ORにより結合される。
【0026】 エラー信号E及び出力Aは「状態保持」要素24と称されるものに与えられる
。実際には、これは制御された意識されないフリップ・フロップに類似したメモ
リ要素であり、即ち出力Aがそのように要素24の出力Sに伝達される場合に、
エラー信号Eがインアクティブであるときに選択される第1モードを有する。エ
ラー信号Eがアクティブのときに選択される第2モードにおいて、要素24はそ
れがエラー信号Eがアクティブ化する以前であったかのように出力Aの状態を保
持する。
【0027】 論理回路10の出力をロックするために従来通り設けられるフリップ・フロッ
プ26は、回路10の出力Aを直接受信する代わりに状態保持要素24の出力S
を受信する。フリップ・フロップ26は、回路10の出力を他の回路の出力と同
期させるように意図されたクロックCKによって刻時される。フリップ・フロッ
プ26は、出力Aが多数である場合はレジスタである。このフリップ・フロップ
、即ちレジスタは、局所擾乱に不感応である構造を有することが好ましい。
【0028】 図2Bは図2Aの回路の動作を説明するタイミング図を示す。時刻t0 におい
て、クロックCKの第1アクティブエッジが現れた時に、論理回路10の出力A
は如何なる状態Xにもある。エラー信号Eはインアクティブであるので、要素2
4は“無意識”モードにあり、状態Xをその出力Sに伝達する。状態Xは、フリ
ップ・フロップ26にロックされる。フリップ・フロップ26の出力は多分論理
回路10にフィードバックされるので、この論理回路は回路10の“クリティカ
ルパス”における伝搬時間に対応する遅延tc の後に新たな出力を発生する。
【0029】 時刻t1 において、回路10の出力Aは状態をたとえば0に切換える。同様の
ことが、信号Eによって“無意識”モードに再度設定される要素24の出力Sに
も生じる。
【0030】 出力A上の寄生パルスは時刻t2 において始まり、時刻t3 において終了する
。図2Bは、信号A上の寄生パルスがフリップ・フロップ26の状態の不適切な
タイミングで変更を敢えて生じさせる不適切な場合を図示する。この例において
、寄生パルスの終点は、時刻t3 の直前の出力Sの状態のフリップ・フロップ2
6に記憶を生じさせるクロックCKの次のアクティブエッジと一致する。ここで
、エラー信号Eが寄生パルスの期間tp の間アクティブになり、要素24を時刻
2 とt3 との間において信号Aの変動に対して“不透明”にする。従って、信
号Sは寄生パルスの間は状態を切換えず、フリップ・フロップ26は正しい値を
記憶する。
【0031】 フリップ・フロップは、いわゆる初期化期間の間、もし新しい状態が対応アク
ティブクロックサイクル以前にそこに十分長く与えられていた場合にのみ状態を
切換える。実際、フリップ・フロップ26による誤った値を記憶する危険性は、
パルスの終点が初期化期間だけクロックCKのアクティブエッジに先行する位置
から、パルスの始点がクロックCKのアクティブエッジの時刻において生じる位
置までの、寄生パルスの位置の変動範囲に現れる。
【0032】 更に、状態保持要素24はまた記憶セルであるとして、それが記憶しなければ
ならない状態は記憶順序(信号Eのアクティブ化)以前に少なくとも一つの初期
化時間に亘って与えられていなければならなかった。このように、時刻t1 とt 2 とを分離する期間がこの初期化時間よりも長いことが必要である。更に、要素
24の全初期化時間は、時刻t1 とt3 との間で寄生パルスの前または後に経過
したことがまた保証されなければならず、要素24がパルスの外側のレベルを考
慮することは確実であろう。
【0033】 これらの制約は、tc +2th24 +tp +th26 に等しいクロックCKの周期
の最小期間の選択を課す。ここで、tc は論理回路10のクリティカルパス中の
伝搬時間であり、th24 は要素24の初期化時間であり、tp は寄生パルスの最
大期間であり、th26 はフリップ・フロップ26の初期化時間である。ある場合
には、特にもし要素24が静電容量的記憶効果を有する場合には、この周期はt h24 だけ削減できる。
【0034】 この解決法はこのようにして、通常の論理回路に関してクロック周期を増加す
ることを要求する。実際、通常の回路において、クロック周期はtc +th26
りは大きくなければならない。しかしながらこの時間冗長性により、回路は実質
的に安いハードウェアコストで従来の三重冗長回路(図1)と同じ安全性レベル
を与える。
【0035】 状態保持要素24は一般的に、組み合わせ論理回路10の出力を提供する論理
ゲートからフリップ・フロップ26までの間に形成されるであろう。
【0036】 図3A及び図3Bは、二入力NAND機能を実行する状態保持要素の二つの例
を示す。両入力a及びbは、NORゲート32の第1入力に接続された出力を有
するANDゲート30に与えられるであろう。図2AのXORゲート22と等価
なXORゲート22’は、入力a及びbとパリティビットPとを受信する。ゲー
ト22’の出力Eは、NORゲート32の第2入力及びANDゲート34の第1
入力に与えられる。ゲート32及び34の出力はORゲート36に与えられ、O
Rゲート36は状態保持要素の出力Sを与え、状態保持要素の出力はANDゲー
ト34の第2入力でループバックされる。
【0037】 パリティエラーがない場合、信号Eはゼロである。次いでANDゲート30の
出力はNORゲート32によって反転され、ORゲート36によって出力Sに伝
達される。
【0038】 パリティエラーがある場合、信号Eは1であり、ゲート34及び36によって
形成されるメモリセルに出力Sの状態を記憶させる。
【0039】 図3Aの回路は、単一ゲート機能を実行するために四つのゲートを必要とする
【0040】 図3Bは、NAND機能を実行する状態保持要素を形成するために、より少な
いハードウェアを必要とする解決法を示す。入力信号a及びbは、スイッチKを
経てキャパシタCに接続された出力を有するNANDゲート38の二つの入力に
与えられる。スイッチKは、XORゲート22’によって与えられるエラー信号
Eによって制御される。
【0041】 エラー信号Eがインアクティブである場合、スイッチKは閉じており、キャパ
シタCはゲート38によって与えられるレベルにまで充電する。エラー信号Eが
アクティブ化される場合、スイッチKは開放されるが、要素の出力Sの状態は寄
生パルスの期間に亘ってキャパシタCによって保持される。キャパシタCは出力
ラインSの僅かな静電容量で形成できる、ということに注目すべきである。
【0042】 他の論理機能を実行する状態保持要素が、当該技術に習熟した人々によって形
成できる。たとえば、図3Bの解決法を使用しながら、単位機能を実行するため
に、単一入力信号がスイッチKに直接与えられる。
【0043】 図2Aの実施例は、特にもし論理回路10の出力Aの数が大きい場合、幾つか
の入力を備えたXORゲート22はエラー信号Eをアクティブにするためにかな
りの遅延を有して反応する、という欠点を有する。このことは、寄生パルスの開
始部分が出力Sに伝達される結果を招く。しかしながら殆どの場合、このパルス
部分の期間はフリップ・フロップ26の初期化時間よりも小さいであろうし、従
ってその状態に影響を及ぼさない。
【0044】 図4は、この欠点を回避する実施例を示す。 組み合わせ論理回路10は11において一度だけ重複される。回路10の出力
A及び回路11の重複出力A* は、入力AとA* とが同一である場合は入力Aま
たはA* の状態を出力Sに伝達し、入力AとA* とが異なる場合はその状態を保
持する状態保持要素24’に与えられる。
【0045】 この回路の動作は、入力AとA* とが異なるという条件が図2Bのエラー信号
Eのアクティブ化に対応することを考慮すると、図2Aのそれと類似している。
【0046】 図5は、二入力AND機能を実施する図4の回路の状態保持要素24’を示す
。入力a及びbは、その出力がANDゲート52の第1入力及びORゲート54
の第1入力に与えられるANDゲート50に与えられる。重複入力a* 及びb* は、その出力がゲート52の第2入力及びゲート54の第2入力に接続されるA
NDゲート56に与えられる。ゲート52及び54の出力は、図3Aのゲート3
6及び34に類似したゲート36及び34にそれぞれ接続される。
【0047】 ゲート34、36、52及び54は、論理「一致」機能を有する状態保持要素
を形成することに注目すべきである。如何なる論理機能を生成するためにも、そ
れぞれこの機能を従来通り実施する二つのゲートをゲート52及び54に接続す
るだけで十分である。
【0048】 他の実施例によれば、状態保持要素は従来の論理ゲートの内部構造を基礎にし
て形成される。この目的のために、二つの直列接続トランジスタが、従来のゲー
トに通常要求される各トランジスタのために備えられる。二つのトランジスタは
同時に遮断されるように制御され、その結果、もし擾乱によってその一つが導通
すると、遮断したままの第2のものは不適切なタイミングの如何なる電流をも防
止する。このような構成は、二つの冗長論理回路を含む図4のそのタイプの構造
に特に良く適応される。事実、次いで直列結合の二つのトランジスタは、信号及
びその重複信号によってそれぞれ制御される。
【0049】 図6Aは、インバータ機能を有する本発明による状態保持要素を示す。回路の
出力Sは、直列の二つのPチャンネルMOSトランジスタMP1及びMP2を経
て高電圧側に接続される。出力Sはまた、直列の二つのNチャンネルMOSトラ
ンジスタMN1及びMN2によって低電圧側に接続される。二つのPチャンネル
MOSトランジスタの第1のもの及び二つのNチャンネルMOSトランジスタの
第1のものは通常の信号aによって制御され、一方残りのトランジスタは重複信
号a* によって制御される。
【0050】 通常の動作に対応してもし信号aとa* とが等しければ、二つのMPトランジ
スタまたは二つのMNトランジスタはオンされ、インバータ機能を実行するため
に出力Sを対応する電圧にする。
【0051】 もし信号aとa* とが異なれば、トランジスタMPの少なくとも一つ及びトラ
ンジスタMNの少なくとも一つはオフされ、それによって出力Sは浮動し、静電
容量効果によってその先行レベルを保持する。
【0052】 図6Bは、NOR機能を実行する状態保持要素を示す。その出力Sはそれぞれ
通常の入力信号a及びb、並びにそれらの重複信号a* 及びb* によって制御さ
れる四個の直列のPチャンネルMOSトランジスタを経て高電圧側に接続される
。出力SはまたNチャンネルMOSトランジスタの二つの直列結合を経て低電圧
側に接続され、それらの一方は信号a及びa* によってそれぞれ制御される二つ
のトランジスタを含み、他方は信号b及びb* によってそれぞれ制御される二つ
のトランジスタを含む。
【0053】 図6Cは、NAND機能を実行する状態保持要素を示す。出力Sはそれぞれ信
号a及びb、及びそれらの重複信号a* 及びb* によって制御される四個の直列
のNチャンネルMOSトランジスタを経て低電圧側に接続される。出力Sはまた
PチャンネルMOSトランジスタの二つの直列結合を経て高電圧側に接続され、
第1のものは信号a及びa* によってそれぞれ制御される二つのトランジスタを
含み、第2のものは信号b及びb* によってそれぞれ制御される二つのトランジ
スタを含む。
【0054】 図6B及び図6Cの要素は、図6Aと関連して記述される原理に従って動作す
る。より一般的には、重複トランジスタを直列に配置するこの原理は、如何なる
論理ゲートにも適用される。
【0055】 図6Aの回路は、擾乱に対して不感応なダイナミックメモリセルとして使用で
きる。この目的にために、セル状態は静電容量効果によって両入力a及びa*
冗長的に記憶される。もし入力の一方が擾乱を受けると、セルの充電が擾乱入力
の正しい状態を回復するまで、出力Sは静電容量効果によってその先行状態を保
持する。この原理はまた、如何なる状態保持要素にも適用される(図3A、図3
B、図5、図6B、図6C)。この目的にためには、状態保持要素の入力に対し
て記憶要素(キャパシタ、スタティックメモリ)を使用し、並びに回路10の出
力Aとエラーチェック回路(20、11)の出力とによって与えられる値をロッ
クすることで十分である。
【0056】 T.Calin、M.Nicolaidis、R.Velazco著“サブミ
クロンCMOS技術のための据込硬化メモリ設計”、第33回国際原子核及び空
間放射能効果会議、1996年7月California州IndianWel
ls開催、に記述された特定の記憶要素のような他の状態保持要素もまた使用で
きる。
【0057】 図7Aは、本発明による局所擾乱に不感応な結合回路の第3実施例を示す。そ
れは一つの組み合わせ論理回路10を含む。寄生パルスの抑制は、時間とハード
ウェア冗長とを結合する先行実施例とは逆に、専ら時間の冗長によって得られる
。回路10の出力AはクロックCK、期間δだけ遅延したクロックCK、及び期
間2δだけ遅延したクロックCKによってそれぞれ刻時される三つのフリップ・
フロップ70、71及び72に与えられる。これらのフリップ・フロップの出力
S1、S2及びS3は訂正された出力Sを提供する多数決回路74に与えられる
【0058】 図7Bは、図7Aの回路の動作を図示するタイミング図を示す。このタイミン
グ図は、縦棒の形式でクロック信号CK、CK+δ及びCK+2δのアクティブ
エッジを示す。信号Aは、時刻t0 で発生するクロックCKの第1エッジと重な
る寄生パルスを表示する。時刻t0 でアクティブ化されるフリップ・フロップ7
0は、寄生パルスの状態を誤って記憶する。
【0059】 時刻t2 で、信号Aは通常1に切換わる。この遷移は、クロックCK+2δの
最終エッジの発生の時刻t1 後の、一つの時間間隔tc で発生する。時間tc
、票決回路74と論理回路10とを通じる伝搬時間である。
【0060】 時刻t3 、t4 及びt5 において、信号Aの状態1は次のクロックCK、CK
+δ及びCK+2δの各エッジによってサンプリングされる。時刻t3 、t4
びt5 において、信号S1は1に維持されるのに対して信号S2及びS3はそれ
ぞれ1に切換わる。
【0061】 時刻t5 の後の一つの時間間隔tc で、信号Aは0に切換わる。この結果、ク
ロックCK、CK+δ及びCK+2δの次のエッジで、信号S1、S2及びS3
は次々に0に切換わる。
【0062】 票決回路74の出力Sは、信号S1、S2及びS3の少なくとも二つが1であ
る場合に1になる。この事実は信号S2が1である間の時刻t4 から生じる。
【0063】 図7Aの回路は寄生パルスが発生した場合は時刻t0 において1に切換わるこ
とはないが、信号Aの1への通常の切換えに応じて時刻t4 において正しく1に
切換わる。
【0064】 この実施例が適切に動作するように、寄生パルスはクロックCK、CK+δ及
びCK+2δの単独の一個によってサンプリングされなければならない。寄生パ
ルスの最大期間tp はこの目的のために値δ−th に達するであろう。ここで、
h はフリップ・フロップ70から72の初期化時間である。こうして、δ=t p +th とすることが選択される。更に、クロック周期は、その時間が少なくと
も回路10の入力から出力Sへの最大伝搬時間に対応するtc +2δ+th に等
しくなるように選択されなければならない。
【0065】 図8Aは、図7Aの実施例の代案を示す。この図において、図7Aにおけるも
のと同じ要素は、同じ参照番号で指示される。互いに遅延されたクロックにより
刻時されたフリップ・フロップ70乃至72の代わりに、これらのフリップ・フ
ロップが同じクロックCKにより刻時される。しかしながら、信号Aはそれぞれ
遅延δを導入する二つのカスケード遅延ライン80及び81に与えられる。信号
Aは直接フリップ・フロップ70に与えられ、遅延ライン80の出力A2はフリ
ップ・フロップ71に与えられ、及び遅延ライン81の出力A3はフリップ・フ
ロップ72に与えられる。
【0066】 図8Bは、図8Aの回路の動作を図示するタイミング図を示す。時刻t0 にお
いて、クロックCKの第1エッジが発生する。信号Aは、このエッジと重なる寄
生パルスを表示すると考えられる。この結果、信号S1はこの時刻t0 において
1に切換わる。信号S2及びS3は同じ寄生パルスを表示するが、時刻t0 に対
してそれぞれδ及び2δだけシフトされる。
【0067】 遅延δは期間tp +th よりも大きく選択される。ここで、tp は寄生パルス
の最大期間であり、th はフリップ・フロップ70乃至72の初期化時間である
。こうして図8Bの例において、信号A2の寄生パルスは時刻t0 においてサン
プリングされることはない、ということが保障される。この結果、信号S2の値
、そして信号S3の値もなお一層正しいままに維持される(ここでは0に等しい
)。
【0068】 時刻t1 において、クロックCKの次のエッジが発生する。信号AからA3は
、それらが0である間にサンプリングされる。この結果、信号S1は0に切換わ
り、信号S2及びS3は0のままに維持される。
【0069】 時刻t1 と時刻t3 において発生するクロックCKの次のエッジとの間の時刻
2 において、信号Aはクロック周期の間に通常1に切換わる。時刻t1 とt2 とを分離する期間は、論理回路10のクリティカルパスと票決回路74における
伝搬時間tc とに対応する。示された例において、遅延tc は、信号A2及びA
3の対応する立ち上がりエッジは時刻t3 よりも以前に発生する、というもので
ある。
【0070】 こうして、時刻t3 において、信号S1、S2及びS3はそれらが1である間
にサンプリングされる。信号S1、S2及びS3は、1に切換わる。信号S1、
S2及びS3は、クロック信号の次のエッジが時刻t4 において発生するまで1
のままである。この時刻t4 において、信号A、A2及びA3は0に切換えられ
る。この結果、信号S1、S2及びS3は0に切換わる。
【0071】 信号Sは時刻t0 からt1 の間は0のままであって正しい形状を有し、時刻t 3 からt4 の間は1に切換わり、一方信号S1、S2及びS3は三つ共全て1で
ある。
【0072】 図8Bに図示された正しい動作は、クロック周期の最小値がtc +2δ+th に等しければ、得られる。
【0073】 図9Aは、寄生パルスを抑制する本発明による回路の第4実施例を模式的に示
す。重複信号で動作するように設けられた図4のタイプの状態保持要素24’が
、ここで使用される。この要素は論理回路10の出力Aを受信し、この同じ出力
が遅延δを導入する遅延ライン90によって遅延させられる。遅延ライン90に
よって与えられる信号は、重複信号A* を形成する。要素24’の出力Sは、フ
リップ・フロップ26に与えられる。
【0074】 図9Bは、図9Aの回路の動作を図示するタイミング図を示す。先の例におけ
ると同じように、信号Aは時刻t0 において発生するクロックCKの第1エッジ
と重なる寄生パルスを表示する。
【0075】 時刻t1 において、時刻t3 において生じるクロックCKの次の立ち上がりエ
ッジの前に、信号Aは1に切換わる。時刻t0 及びt1 は、回路10のクリティ
カルパスの伝搬時間tc だけ離れている。
【0076】 同様に時刻t3 の前で生じる時刻t2 において、遅延信号A* は1に切換わる
【0077】 信号A及びA* は一クロック期間に亘って1のままであり、時刻t6 において
生じる次のクロックエッジの前の時刻t4 及びt5 においてそれぞれ0に切換わ
る。
【0078】 状態保持要素24’によって与えられる信号Sは、信号A及びA* が等しくな
る時刻においてのみ状態を切換える。このことは、信号Aが既に1である状態で
信号A* が1に切換わる時刻t2 において、及び信号Aが既に0である状態で信
号A* が0に切換わる時刻t5 においてのみ発生する(要素24’の伝搬時間は
ここでは明快さの理由のために無視してある)。
【0079】 こうして、信号Sは時刻t2 とt5 との間では1である。この状態1は、時刻
3 においてフリップ・フロップ26によってサンプリングされると共に、信号
Aで効果的にサンプリングされる状態に対応する。
【0080】 この回路の動作はもしクロック周期が少なくともtc +δ+2t24' +tp
h に等しければ正しい。ここで、t24' は要素24’中の伝搬時間であり、t h はフリップ・フロップ26の初期化時間である。値δは、tp −t24' よりも
大きく選択されなければならない。
【0081】 図10Aは、寄生パルスによるエラーの簡単な検出を可能にする本発明による
回路の第5実施例を模式的に示す。論理回路10の出力Aは二つのフリップ・フ
ロップ92及び93に与えられ、一方はクロックCKによって刻時され、他方は
期間δによって遅延されたクロックによって刻時される。代案として、フリップ
・フロップ92はクロックCKの第1タイプ(立ち上がりまたは立下り−ハイま
たはロー)のエッジまたはレベルによって制御され、一方フリップ・フロップ9
3は同じクロックの逆のタイプ(立下りまたは立ち上がり−ローまたはハイ)の
エッジまたはレベルによって制御される。これらのフリップ・フロップの出力S
1及びS2はコンパレータ95に与えられ、その出力はフリップ・フロップ97
に与えられる。フリップ・フロップ97は、信号CK+δに対して若干遅延され
たクロックCK+δ+εによって刻時される。フリップ・フロップ93はここで
は信号Aを同期するために使用され、その出力S2は論理回路10の入力へルー
プバックされてもよい。
【0082】 図10Bは、図10Aの回路の動作を図示するタイミング図を示す。先の例に
おけると同じように、寄生パルスは時刻t0 において発生するクロックCKの第
1エッジと重なる信号Aに発生する。この結果、信号S1は1に切換わる。しか
しながら、フリップ・フロップ93はまだ信号Aをサンプリングせず、その出力
S2は不変のまま(0に)である。コンパレータ95はまだ信号S1及びS2の
不等性を指示せず、信号ERRは状態0によってエラーを指示しない。
【0083】 時刻t1 において、信号A中の寄生パルスの後にクロックCK+δの次のエッ
ジが発生する。信号S2は、不変のままである。
【0084】 時刻t2 において、信号CK+δの第1エッジの後の一期間εがクロックCK
+δ+εの次のエッジを生じ、そのエッジはフリップ・フロップ97によってコ
ンパレータ出力のサンプリングを行わせる。信号S1及びS2は異なっており、
エラー信号ERRがアクティブ化される。
【0085】 時刻t1 後の一間隔tc の時刻t3 において、信号Aは通常1に切換わる。こ
の状態1は、時刻t4 においてクロックCKによってサンプリングされる。信号
S1は1のままである。
【0086】 時刻t5 において、前記信号が依然として1にある間に信号Aをサンプリング
するクロックCK+δの次のエッジが発生する。信号S2は1に切換わる。信号
Aは、伝搬間隔tc の後に0に切換わるであろう。
【0087】 時刻t6 において、クロックCK+δ+εの次のエッジが発生し、それはコン
パレータ95の出力をサンプリングする。信号S1及びS2は同じ状態にあるの
で、エラー信号ERRはインアクティブにされる。
【0088】 時刻t7 において、前記信号が0にある間に信号Aをサンプリングするクロッ
クCKの次のエッジが発生する。信号S1は0に切換わる。
【0089】 時刻t8 において、前記信号が0にある間に信号Aをサンプリングするクロッ
クCK+δの次のエッジが発生する。この結果、信号S2は0に切換わる。
【0090】 クロック周期は少なくともtc +th +δに等しく選択されなければならず、
期間δは少なくとも期間tp +th に等しい。
【0091】 示されていないが、図10Aの回路の代案によって、出力S1を利用できる。
ここで、出力S1の転移は、クロックCK+δの次のエッジの前に出力Aに向か
って伝搬させられないことが、確かめられなければならない。換言すれば、伝搬
時間tc はδよりも長くなければならない。この場合、クロック周期は少なくと
もtc +th 、即ち、過渡エラーに対して保護がない場合の従来の回路のクロッ
ク周期に等しいであろう。
【0092】 図10Aの回路によって与えられるエラー信号は、検出されたエラーを訂正す
るために種々の方法で利用できる。このエラー信号は動作の再開、たとえばこの
システムによって実施される最後の「命令」の反復をたとえば誘発するであろう
【0093】 それはまた非常に高速のクロックを使用することにより、同期エラーを訂正す
るために使用できる。エラーの場合、再開がトリガされ、クロック周波数は再開
の間低減される。これは、回路が従来の回路速度で動作して、出力S1を代わり
に利用する場合に特に有利である。
【0094】 図10Aの示されていない別の代案によれば、フリップ・フロップ92及び9
3は同じクロックCKで刻時され、それらの一つは期間δだけ遅延した信号Aを
受信する。
【0095】 多くのデジタル回路が非同期ループを形成する、即ちそれらの出力は同期フリ
ップ・フロップを通過することなく、それらの入力で直接ループバックされる。
スタティックメモリセルは、この例である。このような回路は状態を記憶するの
に適しており、かつこうして擾乱に対して感応し、この状態の切換えを敢行する
【0096】 図11は、図4の重複原理を使用して、このような回路を保護する本発明によ
る配置を示す。論理回路10の出力及び重複論理回路11の出力は、共に図4の
タイプである第1状態保持要素24a及び第2状態保持要素24bの二つの入力
にそれぞれ接続される。要素24aの出力は回路10でループバックされ、一方
要素24bの出力は回路11でループバックされる。もし一つの状態保持要素が
その出力を両回路10及び11でループバックされて使用されるならば、要素中
の擾乱は二つの重複回路に伝達され、両回路に同じエラーを引き起こすであろう
から、二つの状態保持要素を使用することが必要である。このエラー状態は、訂
正されないであろう。
【0097】 しかしながら図11の構造は、一方の状態保持要素の出力に発生した擾乱に感
応する。もし関係する回路10または11の伝搬時間が擾乱の期間よりも短けれ
ば、擾乱がその出力で消滅してしまう前に、遅延された擾乱が状態保持要素の入
力上に到達する。この結果、要素は擾乱によって影響を受けた誤った状態を保持
する傾向がある。
【0098】 図12は、この問題を回避する構造を示す。回路10及びその重複回路11は
それぞれ二つの部分、回路10については10aと10bとに、回路11につい
ては11aと11bとに分割される。各回路の二つの部分間で、追加の状態保持
要素24cが部分10aと10bとの間に挿入され、要素24dが部分11aと
11bとの間に挿入され、要素24c及び24dは要素24a及び24bと同じ
方法で接続される。
【0099】 図13は、もし部分10a、10b、及びそれらの重複部分が同じ論理機能を
有しかつ同じ入力を受信するならば可能である図12の構造の単純化を示す。図
12と比較して、回路11b及び要素24dが省略されている。状態保持要素2
4a及び24bは、それぞれ図12の回路11bの出力の代わりに、回路11a
の出力及び回路10aの出力を受信する。
【0100】 図14は、スタティックメモリセルを形成するための図13の原理の適用を示
す。状態保持要素24a、24b及び24cは、図6A中のタイプの状態保持イ
ンバータである。回路部分10a、11a及び10bは、従来のインバータであ
る。従来のインバータが後続する状態保持インバータは、同一の機能を有する。
このことは、要素24a、24b及び24cが同一の入力値を受信することを確
実にし、これはまたインバータ10a、11a及び10bについても有効である
【0101】 こうして得られたメモリセルは、動的動作の他に静的動作においても擾乱に対
して不感応である。
【0102】 図15は、図14のセルの代案を示す。クロック信号CKによって制御される
PチャンネルMOSトランジスタは、PチャンネルMOSトランジスタ対の各々
に直列に挿入されている。クロック信号CKと相補クロックによって制御される
NチャンネルMOSトランジスタが、NチャンネルMOSトランジスタ対の各々
に直列に挿入されている。これらのトランジスタは、セルのスイッチング電流の
サージを抑制する。
【0103】 更に図15は、図14の構造の図7A及び図8Aの回路に使用可能な票決回路
への適用を示す。この目的のために、図14に関して、アクセストランジスタは
省略された。票決回路の三つの入力信号S1、S2及びS3は、インバータ入力
へ印加される。
【0104】 票決の結果を擾乱に不感応な方法で記憶するために使用される票決回路が、こ
うして得られる。もしこの票決回路が図7A及び図8Aに使用されるならば、票
決回路の前に来るフリップ・フロップ70乃至72は、単なる制御された無意識
フリップ・フロップである。
【0105】 クロック信号によって制御される従来のメモリセルは、更に入力S1、S2及
びS3の各々に接続できる。マスター−スレイブフリップ・フロップがこうして
形成される。
【0106】 上記の記述において、転移に感応するフリップ・フロップが、論理回路の出力
状態をロックするために使用される場合が考慮されてきた。本発明はまた、(制
御された無意識フリップ・フロップ)状態に感応するフリップ・フロップにも適
用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 先に記述した障害回路によって発生されたエラーを訂正する従来の解決法を図
示する。
【図2A】 組み合わせ論理回路中の局所擾乱によって発生された寄生パルスを抑制できる
、本発明による回路の第1実施例を模式的に示す。
【図2B】 図2Aの回路の動作を図示するタイミング図を示す。
【図3A】 図2Aの回路に使用される状態保持要素の二つの例を示す。
【図3B】 図2Aの回路に使用される状態保持要素の二つの例を示す。
【図4】 寄生パルスを抑制できる、本発明による回路の第2実施例を模式的に示す。
【図5】 図4の回路に使用される状態保持要素の例を示す。
【図6A】 図4の回路に使用されるタイプの状態保持要素の他の例を示す。
【図6B】 図4の回路に使用されるタイプの状態保持要素の他の例を示す。
【図6C】 図4の回路に使用されるタイプの状態保持要素の他の例を示す。
【図7A】 寄生パルスを抑制できる、本発明による回路の第3実施例を模式的に示す。
【図7B】 図7Aの回路の動作を図示するタイミング図を示す。
【図8A】 図7Aの実施例の代案を示す。
【図8B】 図8Aの回路の動作を図示するタイミング図を示す。
【図9A】 寄生パルスを抑制できる、本発明による回路の第4実施例を略図式に示す。
【図9B】 図9Aの回路の動作を図示するタイミング図を示す。
【図10A】 寄生パルスを抑制できる、本発明による回路の第5実施例を略図式に示す。
【図10B】 図10Aの回路の動作を図示するタイミング図を示す。
【図11】 図4の実施例の非同期ループへの適用を示す。
【図12】 図11の構造の改良型を示す。
【図13】 図12の構造の単純化を示す。
【図14】 図13の原理のスタティックメモリセルへの適用を示す。
【図15】 図14の構造から形成される多数決回路を示す。
【符号の説明】
10 組み合わせ論理回路 20 パリティビットを発生する検証回路 24 記憶素子(状態保持) 26 遅延 A 論理回路出力 P パリティビット E エラー信号 S 出力
【手続補正書】
【提出日】平成14年2月13日(2002.2.13)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項14】 論理回路はインバータであり、メモリ要素は直列に二つの PチャンネルMOSトランジスタと二つのNチャンネルMOSトランジスタとを 含み、メモリ要素の第1の入力はPチャンネルMOSトランジスタとNチャンネ ルMOSトランジスタとの第1のゲートに接続され、メモリ要素の第2の入力は 他の二つのトランジスタのゲートに接続されていることを特徴とする請求項13 に記載の保護された回路。
【手続補正書】
【提出日】平成14年2月14日(2002.2.14)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B018 GA01 HA12 NA10 QA16 5J032 AA06 AB02 AC16 5J042 BA11 BA15 BA16 CA00 CA08 CA12 CA15 CA18 CA20 CA21 DA00 5J065 AA01 AB01 AC03 AD01 AE02 AF02 AH01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つの出力(A)を有する組み合わせ論理回路(
    10)を含む、過渡擾乱に対して保護された回路において、 前記出力側に対するエラー制御コードを発生する回路(20、11)と、 前記出力側に配置され、制御コードが正しい場合は意識されず、制御コードが
    正しくない場合はその状態を保持するように制御コード発生回路によって制御さ
    れるメモリ要素(24、24’)と を含むことを特徴とする過渡擾乱に対して保護された回路。
  2. 【請求項2】 エラー制御コード発生回路は、前記出力(A)のパリティビ
    ット(P)を計算する回路(20)と、出力とパリティビットとのパリティをチ
    ェックする回路(22)とを含むことを特徴とする請求項1に記載の保護された
    回路。
  3. 【請求項3】 エラー制御コード発生回路は重複論理回路(11)を含み、
    前記メモリ要素(24’)は論理回路(10)と重複回路(11)との出力が同
    一の場合は意識されず、前記出力が異なる場合はその状態を保持するように設け
    られていることを特徴とする請求項1に記載の保護された回路。
  4. 【請求項4】 エラー制御コード発生回路は過渡エラーの最大期間よりも長
    い所定期間だけ前記出力を遅延する要素(90)を含み、前記メモリ要素(24
    ’)は論理回路と遅延要素との出力が同一の場合は意識されず、前記出力が異な
    る場合はその状態を保持するように設けられていることを特徴とする請求項1に
    記載の保護された回路。
  5. 【請求項5】 前記メモリ要素(24’)は論理回路の前記出力を与える論
    理ゲートから形成され、この論理ゲートは論理回路の信号(a)によって制御さ
    れる少なくとも二つの第1トランジスタ(MN1,MP2)と重複回路の対応す
    る信号(a* )によって制御される少なくとも二つの第2トランジスタ(MP1
    ,MN2)とを含み、第2トランジスタのそれぞれは第1トランジスタのそれぞ
    れの一つと直列に接続されていることを特徴とする請求項3に記載の保護された
    回路。
  6. 【請求項6】 クロック(CK)によって刻時される第1同期フリップ・フ
    ロップ(70、92)に接続された少なくとも一つの出力(A)を有する組み合
    わせ論理回路(10)を含む、過渡擾乱に対して保護された回路において、前記
    出力に接続され、所定の期間(δ)だけ遅延されたクロックによって刻時される
    第2フリップ・フロップ(71、93)と、フリップ・フロップの出力を解析す
    る回路(74、95)とを含み、解析回路(95)はフリップ・フロップの出力
    が異なる場合にエラーを指示することを特徴とする過渡擾乱に対して保護された
    回路。
  7. 【請求項7】 第2フリップ・フロップ(93)は第1フリップ・フロップ
    と同じクロックの異なるエッジまたはレベルで制御されることを特徴とする請求
    項6に記載の保護された回路。
  8. 【請求項8】 クロック(CK)によって刻時される第1同期フリップ・フ
    ロップ(70)に接続された少なくとも一つの出力(A)を有する組み合わせ論
    理回路(10)を含む、過渡擾乱に対して保護された回路において、クロックに
    よって刻時され、所定の期間(δ)だけ遅延される前記出力を受信する第2フリ
    ップ・フロップ(71)と、フリップ・フロップの出力を解析する回路(74)
    とを含み、解析回路はフリップ・フロップの出力が異なる場合にエラーを指示す
    ることを特徴とする過渡擾乱に対して保護された回路。
  9. 【請求項9】 三つの同等な論理回路(10a、11a、10b)を含む、
    過渡擾乱に対して保護された回路において、論理回路のそれぞれには他の二つの
    論理回路の出力をそれぞれ受信する二入力メモリ要素(24a、24b、24c
    )が先行し、各メモリ要素はその二つの入力が等しい場合は意識されず、二つの
    入力が異なる場合はその状態を保持するように設けられていることを特徴とする
    過渡擾乱に対して保護された回路。
  10. 【請求項10】 論理回路はインバータであり、メモリ要素は直列に二つの
    PチャンネルMOSトランジスタと二つのNチャンネルMOSトランジスタとを
    含み、メモリ要素の第1の入力はPチャンネルMOSトランジスタとNチャンネ
    ルMOSトランジスタとの第1のゲートに接続され、メモリ要素の第2の入力は
    他の二つのトランジスタのゲートに接続されていることを特徴とする請求項9に
    記載の保護された回路。
JP2000604527A 1999-03-09 2000-03-08 過渡擾乱に対して保護された論理回路 Pending JP2002539543A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9903027A FR2790887B1 (fr) 1999-03-09 1999-03-09 Circuit logique protege contre des perturbations transitoires
FR99/03027 1999-03-09
PCT/FR2000/000573 WO2000054410A1 (fr) 1999-03-09 2000-03-08 Circuit logique protege contre des perturbations transitoires

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002539543A true JP2002539543A (ja) 2002-11-19

Family

ID=9543078

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000604527A Pending JP2002539543A (ja) 1999-03-09 2000-03-08 過渡擾乱に対して保護された論理回路

Country Status (6)

Country Link
US (3) US7380192B1 (ja)
EP (1) EP1159783A1 (ja)
JP (1) JP2002539543A (ja)
CA (1) CA2367151A1 (ja)
FR (1) FR2790887B1 (ja)
WO (1) WO2000054410A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008098688A (ja) * 2006-09-13 2008-04-24 Chiba Univ 半導体集積回路
JP2009130441A (ja) * 2007-11-20 2009-06-11 Fujitsu Microelectronics Ltd データ保持回路

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6614257B2 (en) 2000-05-12 2003-09-02 Bae Systems Information And Electronics Systems Integration, Inc. Logic architecture for single event upset immunity
FR2830972B1 (fr) * 2001-10-12 2004-09-10 Iroc Technologies Architecture de circuits protegee contre des perturbations
US8185812B2 (en) 2003-03-20 2012-05-22 Arm Limited Single event upset error detection within an integrated circuit
EP1604281B1 (en) 2003-03-20 2006-08-09 ARM Limited Systematic and random error detection and recovery within processing stages of an integrated circuit
WO2004084233A1 (en) 2003-03-20 2004-09-30 Arm Limited Momory system having fast and slow data reading mechanisms
US7278080B2 (en) 2003-03-20 2007-10-02 Arm Limited Error detection and recovery within processing stages of an integrated circuit
US8650470B2 (en) 2003-03-20 2014-02-11 Arm Limited Error recovery within integrated circuit
US7861228B2 (en) * 2003-12-03 2010-12-28 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Variable delay instruction for implementation of temporal redundancy
US20060119410A1 (en) * 2004-12-06 2006-06-08 Honeywell International Inc. Pulse-rejecting circuit for suppressing single-event transients
FR2884080B1 (fr) * 2005-04-05 2007-05-25 Iroc Technologies Sa Ensemble de circuits electroniques protege contre des perturbations transitoires
DE102005049232A1 (de) * 2005-10-14 2007-04-26 Infineon Technologies Ag Integrierter Schaltkreis und Verfahren zum Betreiben eines integrierten Schaltkreises
US7827454B2 (en) * 2007-07-17 2010-11-02 Renesas Electronics Corporation Semiconductor device
DE102009002688A1 (de) * 2009-04-28 2010-05-06 Robert Bosch Gmbh Störimpulsunterdrückungsschaltung
US8791718B2 (en) 2011-06-02 2014-07-29 Arizona Board Of Regents For And On Behalf Of Arizona State University Sequential state elements in triple-mode redundant (TMR) state machines
US9041429B2 (en) 2011-06-02 2015-05-26 Arizona Board Of Regents, A Body Corporate Of The State Of Arizona, Acting For And On Behalf Of Arizona State University Sequential state elements for triple-mode redundant state machines, related methods, and systems
FR2977045B1 (fr) * 2011-06-23 2015-12-11 Thales Sa Dispositif de memoire corrigeant l'effet de collisions de particules a hautes energie.
EP2675067B1 (en) 2012-06-12 2019-10-16 iRoC Technologies Robust circuit protected against transient perturbations and timing faults
US9054688B2 (en) 2012-09-19 2015-06-09 Arizona Board Of Regents, A Body Corporate Of The State Of Arizona, Acting For And On Behalf Of Arizona State University Sequential state elements radiation hardened by design
US9734272B2 (en) 2014-06-13 2017-08-15 Arizona Board Of Regents On Behalf Of Arizona State University Techniques for generating physical layouts of in silico multi mode integrated circuits
US20170184664A1 (en) * 2015-12-28 2017-06-29 Michel Nicolaidis Highly efficient double-sampling architectures
US10579536B2 (en) 2016-08-09 2020-03-03 Arizona Board Of Regents On Behalf Of Arizona State University Multi-mode radiation hardened multi-core microprocessors

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3180975A (en) * 1961-01-24 1965-04-27 Sperry Rand Corp Binary counter
US3904891A (en) * 1971-06-25 1975-09-09 Us Navy Logic circuit for true and complement digital data transfer
US4025768A (en) * 1976-05-24 1977-05-24 Burroughs Corporation Method and apparatus for testing and diagnosing data processing circuitry
US4044312A (en) * 1976-11-26 1977-08-23 Stromberg-Carlson Corporation Comparison circuit for removing possibly false signals from a digital bit stream
US4093878A (en) * 1976-11-29 1978-06-06 Ncr Corporation De-glitchablenon-metastable flip-flop circuit
GB2037034A (en) * 1978-12-05 1980-07-02 Standard Telephones Cables Ltd Improvements in or relating to telephone exchanges
JPS56140722A (en) * 1980-03-31 1981-11-04 Hitachi Ltd Noise eliminating circuit
US4464754A (en) * 1982-03-26 1984-08-07 Rca Corporation Memory system with redundancy for error avoidance
DE3376592D1 (en) * 1982-07-13 1988-06-16 Nec Corp Logic simulator operable on level basis and on logic block basis on each level
US4525635A (en) * 1982-12-15 1985-06-25 Rca Corporation Transient signal suppression circuit
JPS62173677A (ja) * 1986-01-28 1987-07-30 Mitsubishi Electric Corp 記憶装置
JPS6327782A (ja) * 1986-07-21 1988-02-05 Toyo Commun Equip Co Ltd 信号弁別方法
JPH01295516A (ja) * 1988-05-23 1989-11-29 Fujitsu Ltd 誤動作防止回路
JP2795323B2 (ja) * 1989-06-14 1998-09-10 富士通株式会社 位相差検出回路
US5072450A (en) * 1989-07-27 1991-12-10 Zenith Data Systems Corporation Method and apparatus for error detection and localization
JPH04137816A (ja) * 1990-09-28 1992-05-12 Nec Corp 雑音除去回路
US5301196A (en) * 1992-03-16 1994-04-05 International Business Machines Corporation Half-speed clock recovery and demultiplexer circuit
US5467464A (en) * 1993-03-09 1995-11-14 Apple Computer, Inc. Adaptive clock skew and duty cycle compensation for a serial data bus
US5416362A (en) * 1993-09-10 1995-05-16 Unisys Corporation Transparent flip-flop
DE69431374T2 (de) * 1993-10-15 2003-04-30 Hitachi, Ltd. Logischer Schaltkreis mit Fehlernachweisfunktion
US5550864A (en) * 1993-12-01 1996-08-27 Broadband Communications Products Bit rate-insensitive mechanism for transmitting integrated clock and data signals over digital communication link
JP2692589B2 (ja) * 1994-06-28 1997-12-17 日本電気株式会社 駆動回路
WO1997040579A1 (en) * 1996-04-22 1997-10-30 United Technologies Corporation Radiation resistant logic circuit
FR2830972B1 (fr) * 2001-10-12 2004-09-10 Iroc Technologies Architecture de circuits protegee contre des perturbations

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008098688A (ja) * 2006-09-13 2008-04-24 Chiba Univ 半導体集積回路
JP2009130441A (ja) * 2007-11-20 2009-06-11 Fujitsu Microelectronics Ltd データ保持回路

Also Published As

Publication number Publication date
US7380192B1 (en) 2008-05-27
US20070250748A1 (en) 2007-10-25
EP1159783A1 (fr) 2001-12-05
US20090259897A1 (en) 2009-10-15
WO2000054410A8 (fr) 2001-06-14
FR2790887B1 (fr) 2003-01-03
CA2367151A1 (fr) 2000-09-14
US7904772B2 (en) 2011-03-08
WO2000054410A1 (fr) 2000-09-14
US7565590B2 (en) 2009-07-21
FR2790887A1 (fr) 2000-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7904772B2 (en) Logic circuit protected against transient disturbances
US8161367B2 (en) Correction of single event upset error within sequential storage circuitry of an integrated circuit
US11100224B2 (en) Interference detection device and detection sensitivity adjusting method thereof
US8185812B2 (en) Single event upset error detection within an integrated circuit
US7310759B1 (en) Techniques for mitigating, detecting, and correcting single event upset effects in systems using SRAM-based field programmable gate arrays
US8171386B2 (en) Single event upset error detection within sequential storage circuitry of an integrated circuit
US7546519B2 (en) Method and apparatus for detecting and correcting soft-error upsets in latches
US8975913B2 (en) Method and circuit structure for suppressing single event transients or glitches in digital electronic circuits
US7647543B2 (en) Reprogrammable field programmable gate array with integrated system for mitigating effects of single event upsets
US5828243A (en) Method for detecting clock failure and switching to backup clock
US9467144B2 (en) Radiation hardened digital circuit
US11429478B2 (en) Robust soft error tolerant multi-bit D flip-flop circuit
EP3053269B1 (en) Preventing timing violations
US8230279B2 (en) Logic circuit protected against transient disturbances
WO2004105241A1 (ja) 多数決論理回路を有するフリップフロップ回路
Alghareb et al. Soft error effect tolerant temporal self-voting checkers: Energy vs. resilience tradeoffs
EP3139385B1 (en) Safe secure bit storage with validation
US7107515B2 (en) Radiation hard divider via single bit correction
Kleeman et al. Can redundancy and masking improve the performance of synchronizers?
Bastos et al. How to sample results of concurrent error detection schemes in transient fault scenarios?
Lin et al. A cost-efficient self-checking register architecture for radiation hardened designs
Bastos et al. A new bulk built-in current sensor-based strategy for dealing with long-duration transient faults in deep-submicron technologies
US11527271B2 (en) Self-correcting modular-redundancy-memory device
CN111800130A (zh) 时钟分数分频器模块、图像和/或视频处理模块及设备
Martin-Ortega et al. Radiation hardening of FPGA-based SoCs through self-reconfiguration and XTMR techniques