JP2002538660A - マルチインスタンス(multipleinstance)の共通信号を受信可能な無線受信器におけるエネルギー推定のための方法及び装置 - Google Patents

マルチインスタンス(multipleinstance)の共通信号を受信可能な無線受信器におけるエネルギー推定のための方法及び装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】マルチインスタンスの共通信号を受信可能な無線受信器におけるエネルギー推定のための方法及び装置 【解決手段】信号を送信されたシングルリモートユニットに対応する複数の信号インスタンスを復調することができるリモートユニット受信器において、第1のインスタンスの信号は1セットの信号の可能性のあるデータ値に対応する第1のセットのエネルギー値を生成するために復調される。第2のインスタンスの信号は1セットの信号の可能性のあるデータ値に対応する第2のセットのエネルギー値を生成するために復調される。第1及び第2のセットのエネルギー値はその後結合されたセットのエネルギー値を決定するために結合される。最も有望な送信データ値の第1の推定値は結合されたセットのエネルギー値に基づいて決定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は通信システムに関する。より詳しくは、この発明は無線受信器にお
けるエネルギー推定(energy estimation) に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1は地上無線通信システム10の例示具体化であり、そのようなシステムは
一般にこれと関連して論じることができる。図1は3つのリモートユニット12
A,12B及び12Cと2つの基地局14とを示す。実際に、典型的な無線通信
システムはより多くのリモートユニット(remote units)及び基地局を有する。図
1では、リモートユニット12Aは自動車内に設置された移動電話ユニットとし
て示される。図1はまた携帯型コンピュータのリモートユニット12B及び無線
ローカルループまたはメータ読取りシステムに見られるかもしれないような固定
位置リモートユニット12Cを示す。最も一般的な実施例では、リモートユニッ
トはいかなるタイプの通信ユニットであってもよい。例えば、リモートユニット
は手持ちの(hand-held) 個人通信システムユニット,個人データ支援(assistant
) のような携帯型データユニット,あるいはメータ読取装置のような固定位置デ
ータユニットであることができる。図1は基地局14からリモートユニット12
への順方向リンク信号18及びリモートユニット12から基地局14への逆方向
リンク信号20を示す。
【0003】 典型的な無線通信システムでは、図1において説明されたように、いくつかの
基地局はマルチセクタ(multiple sectors)を有する。マルチセクタ基地局は独立
の処理回路は勿論のこと複式の(multiple)独立送受信アンテナを含む。この中で
論じられた原理はマルチセクタ基地局の各セクタにそしてシングルセクタの独立
基地局に等しく適用される。したがって、この説明書の残りについては、術語“
基地局”はマルチセクタの1セクタ基地局,シングルセクタ基地局またはマルチ
セクタ基地局と見做す(refer to)ことができる。
【0004】 符号分割多重アクセス(CDMA)システムでは、リモートユニットはシステ
ム内のすべての基地局との通信用の共通の周波数帯域を使用する。共通の周波数
帯域の使用はシステムに適応性(flexibility) を加え、多くの利点をもたらす。
例えば、共通の周波数帯域の使用は、リモートユニットに1局よりも多い基地局
による受信用の信号を送信するばかりでなく1局よりも多い基地局からの通信を
同時に受信することを可能とする。リモートユニットは種々の基地局からスペク
トル拡散CDMA波形特性の使用によって同時に受信された信号を識別して別々
に受信することができる。同様に、基地局は複数のリモートユニットからの信号
を識別して別々に受信することができる。多重アクセス通信システムにおけるC
DMA技術の使用は、米国特許番号4,901,307号、標題“衛星または地
上中継器を使用するスペクトル拡散多重アクセス通信システム(SPREAD
SPECTRUM MULTIPLE ACCESS COMMUNICATI
ON SYSTEM USING SATELLITE OR TERREST
RIAL REPEATERS)”に開示されており、本発明の譲受人に譲渡さ
れ、引用されてこの中に組み込まれる。多重アクセス通信システムにおけるCD
MA技術の使用は、米国特許番号5,103,459号、標題“CDMAセルラ
電話システムにおける信号波形を発生するためのシステム及び装置(SYSTE
M AND METHOD FOR GENERATING SIGNAL W
AVEFORM IN A CDMA CELLULAR TELEPHONE
SYSTEM)”に開示されており、本発明の譲受人に譲渡され、引用されて
この中に組み込まれる。
【0005】 CDMA通信技術は狭帯域変調技術による多くの利点を提供する。特に、地上
チャネルはCDMA技術の使用によって征服できるマルチパス(multipath) 信号
の発生により特別の問題を提起する。例えば、基地局受信器で、共通リモートユ
ニット信号からの単独のマルチパスのインスタンス(instances) は、種々のリモ
ートユニットからの信号間を識別するために使用されるものと同様のCDMA技
術を使用して識別し別々に受信することができる。
【0006】 地上チャネルでは、マルチパスは樹木,建物,自動車及び人々のような、環境
内の障害物からの信号の反射により引き起こされる(created) 。一般に、地上チ
ャネルはマルチパスを引き起こすところの建造物の相対的な動きによる時間変化
のマルチパスチャネルである。例えば、もし理想的なインパルスがマルチパスチ
ャネルを通して送信されると、パルスのストリームが受信される。時間変化のマ
ルチパスチャネルでは、パルスの受信ストリームは時間位置,振幅及び位相にお
いて理想的なインパルスが送信される時間の関数として変化する。
【0007】 図2はそれらが基地局に到着次第(upon arrival)現れる時のシングルリモート
ユニットからの例示セットの信号インスタンスを示す。垂直軸は受信電力をdB
目盛りで示す。水平軸は送信パス遅延による基地局でのインスタンスの到着にお
ける遅延を示す。ページに入る軸 (図示せず)は時間の区分(segment) を示す
。そのページの共通面における各信号インスタンスは共通の時間で到着したがし
かし異なる時間でリモートユニットによって送信された。共通面において、右へ
のピークはリモートユニットによって左へのピークよりも早い時間で送信された
信号インスタンスを示す。例えば、最も左のピーク20は最も最近に送信された
信号インスタンスに対応する。各信号ピーク20乃至30は異なるパスを進んだ
信号に対応し、したがって、異なる時間遅延と異なる位相と振幅応答を示す。
【0008】 ピーク20乃至30によって示された6つの異なる信号スパイクは厳しいマル
チパス環境の代表である。典型的な都市環境はほとんど使用可能なインスタンス
を生成しない。システムのノイズフロアはこれらのピーク及びより低いエネルギ
ーレベルを有するくぼみ(dips)によって表現される。
【0009】 マルチパスピークのそれぞれは、各マルチパスピーク20乃至30の平坦でな
い隆起(uneven ridge)によって示されるように時間の関数としての振幅において
変化することに注目されたい。示された制限時間内では、マルチパスピーク20
乃至30の振幅にはいかなる主な変化もない。しかしながら、より拡張された時
間範囲に渡ってマルチパスピークは振幅において減少し、そして新しいパスが時
間経過として引き起こされる。ピークはまた基地局のカバレージエリア内の対象
物の移動によるパス距離変化として、より早いまたはより遅い時間オフセット(t
ime offsets)にスライドできる。
【0010】 地上の環境に加え、多重信号インスタンスはまた衛星システムの使用の結果と
して生じることができる。例えば、グローバルスター(Global Star) システムで
は、リモートユニットは地上の基地局よりもむしろ一連の衛星を通して通信する
。衛星はそれぞれ約2時間で地球を旋回する。その軌道を通した衛星の運動はリ
モートユニットと衛星との間のパス距離を時間を超えて変化させる。さらに、衛
星がリモートユニットの範囲外に移動したとき、1つの衛星から他の衛星へのソ
フトハンドオフが実行される。ソフトハンドオフの間、リモートユニットは1つ
以上の衛星からの信号を復調する。これらのマルチ信号インスタンスは地上シス
テムにおけるマルチパス信号インスタンスと同じ方法で結合することができる。
しかしながら、1つの相違点は、2つの衛星を通して受信された信号インスタン
スが0乃至20ミリ秒のオーダで互いにオフセットされる傾向にあるのに、この
信号インスタンスは地上環境内では約1乃至50ミリ秒により互いにオフセット
される傾向にあることである。
【0011】 図3は地上のマルチパス環境またはソフトハンドオフ能力を組み込む衛星環境
において使用することができる従来技術の受信器のブロック図である。図3に示
されたダイバーシティ受信器はしばしば“レーキ”受信器と呼ばれる。典型的に
、レーキ受信器は、順番に一連の復調要素(elements)から成り、そのそれぞれが
レーキ受信器における1つのフィンガを示す復調器を含む。各復調要素は独特の
信号インスタンスを復調するために割り当て可能である。
【0012】 典型的に、レーキ受信器では、復調要素はサーチャ要素によって検出された信
号インスタンスに割り当てられる。サ−チャ要素は種々の時間オフセットで到着
信号サンプルを連続的に相関させることにより新しく展開している(developing)
信号インスタンスを探索し続ける。サーチャ要素の出力はシステムコントローラ
に供給される。サーチャ要素の出力に基づいて、システムコントローラは復調要
素を最も有利な信号インスタンスに割り当てる。一度特定の信号インスタンスに
割り当てると、復調要素はその信号の到着時間内の変化を追跡する。
【0013】 図3における受信器はそれぞれ同じ構成を有するN復調要素98A乃至98N
から成る。図3において、要素100A乃至108Aは復調要素98Aの重要な
(relevant)部分を表現する。逆拡散器100Aは、到着信号サンプルを、対応す
るリモートユニットで信号を拡散するために使用される拡散符号と互いに関係づ
ける(correlates)。逆拡散器100Aによるサンプル出力は高速アダマール(Fas
t Hadamard) 変換器(FHT)102Aへの入力である。FHTは逆拡散器10
0Aにより生成されたデータを1セットの可能性ある(possible)記号値と互いに
関係づける。例えば、一実施例では、システムは電話工業協会,電子工業協会(
TIA/EIA)臨時標準、標題“二重モード広帯域スペクトル拡散セルラシス
テム用の移動局−基地局能力標準”、TIA/EIA/IS−95(IS−95
と呼ばれる)、に従って動作し、その内容は引用によりここに組み込まれる。そ
のようなシステムでは、6データビットのグループが64直交ウォルシュ記号の
1つにマップされる。FHT102Aは64の異なる可能性のある記号値に対応
する64の異なる電圧レベルを生成する。結果は64の可能性のある記号値のそ
れぞれについて対応するエネルギー値を決定するエネルギー決定ブロック104
Aに連結される。最大値検出器106Aは64エネルギー値に基づく最も有望な
(likely)送信データ値を選択する。
【0014】 復調要素98Aが実行可能な(viable)信号インスタンスに割り当てられるかを
決定するために、復調要素98Aはロック検出器108Aを含む。ロック検出器
108Aは復調要素98Aによって検出された平均エネルギーをモニタする。復
調要素98Aによって検出された平均エネルギーが受諾できるしきい値以上のま
まである限り、復調器98Aは有効な信号インスタンスを復調していると仮定す
る。もしロック検出器108Aによって検出された平均エネルギーが所定の値以
下に落ちると、復調要素98Aは信号インスタンスの復調を中断し、そしてもう
1つの信号インスタンスに再割り当てできる。この方法では、システム資源が無
効信号の復調に不必要に消費されないので、そして極端に小さい信号の復調に関
連した高いエラーレートが避けられるので、システムは信号インスタンスの減少
している振幅を検出することができる。
【0015】 ロック検出器108Aの出力は典型的にロックまたはアンロック状態のいずれ
かを示している1ビットバイナリ値である。典型的にロック検出器108Aは、
利用できる信号インスタンスへの復調要素資源の割り当てを制御する(governs)
システムコントローラ114に連結される。
【0016】 復調要素98B乃至98Nは、まさに記述されたものと同じ機能を実行する、
同様のブロックから成る。上に示されたように、レーキ受信器では、復調要素9
8A乃至98Nによって検出されたエネルギーは結合することができる。このよ
うに、エネルギー検出ブロック104A乃至104Nの出力はマルチパス結合器
110に連結される。マルチパス結合器110は、目下ロック状態にありそして
1セットの64結合エネルギーレベルを生成する各復調要素98A乃至98Nに
よって生成されたエネルギーを結合する。マルチパス結合器110の出力は、結
合されたデータに基づいて送信された最も有望なデータを決定する最大値検出器
112に結合される。例えば、1実施例では、最大値検出器112は米国特許番
号5,442,627号、標題“二重・最大メトリック発生処理を使用する無干
渉性受信器(Noncoherent Receiver Employing
a Dual−Metric Generation Process)”に
従って動作し、これの譲受人に譲渡され、引用されて完全にこの中に組み込まれ
る。
【0017】 レーキ受信器,復調器及び時間追跡に関する追加情報は米国特許番号5,65
4,979号、標題“スペクトル拡散多重アクセス通信用のセルサイト復調アー
キテクチャ(Cell Site Demoduration Archite
cture for a Spread Spectrum Multiple
Access Communication)”、米国特許番号5,644,
591号、標題“CDMA通信システムにおいてサーチ獲得を実行するための方
法及び装置(Method and Apparatus for Perfo
rming Search Acquisition in a CDMA C
ommunications System)”、米国特許番号5,561,6
18号、標題“高速アダマール変換を実行するための方法及び装置(Metho
d and Apparatus for Performing a Fas
t Hadamard Transform)”、米国特許番号5,490,1
65号、標題“マルチ信号を受信可能なシステムにおける復調要素割り当て (
Demodulation Element Assignment in a
System Capable of Receiving Multipl
e Signals)”、及び米国特許番号5,805,648号、標題“CD
MA通信システムにおいてサーチ獲得を実行するための方法及び装置(Meth
od and Apparatus for Performing Sear
ch Acquisition in a CDMA Communicati
ons System)”そのそれぞれはこれの譲受人に譲渡され、引用されて
完全にこの中に組み込まれる。
【0018】 最大値検出器112の出力の結合エラーレートは典型的に10%より小さいが
、結合前の個別の復調要素98A乃至98Nのエラーレートは典型的に極めてよ
り高い。例えば、フェード(fade)の間、最大値検出器106Aによって行われた
5中の4(4out of 5) 決定が不正であることを意味して、最大値検出器ブロック
106Aの出力は80%と同じくらいに高くなるかもしれず、そして、このゆえ
にロック検出器108Aへの5中の4エネルギー値入力は信号値よりもむしろ雑
音値である。明らかに、このような場合に、ロック検出器108Aの出力は復調
要素98Aによって検出されている実際のエネルギーを反映しない。最大値検出
器106Aが動作する方法のため、エラーが起こると、最大値検出器106Aに
よるエネルギーレベル出力は、常に信号内で検出された実際のエネルギーよりも
大きい。このように、これらの雑音レベルは信号エネルギーレベルで平均化され
るので、ロック検出器108Aによって検出された平均エネルギーレベルは実際
の信号レベルより高い。ロック検出を決定するために使用されるエネルギーレベ
ルしきい値は、雑音の検出に基づくロック検出の誤表示を避けるのに十分なほど
高い。誤検出を避けるのに十分なほど高いしきい値エネルギーレベルは、復調要
素98Aが実行可能な低エネルギー信号を復調している時に存在するエネルギー
レベルよりも高い。このように、図3に示された従来技術のシステムは、有効な
しかし低い電力の信号インスタンスと任意の雑音との間を正確に区別することが
できない。
【0019】 理想的な場合には、ロック検出器108Aは復調要素98Aの性能と完全に関
係付けられる。この方法では、復調要素98Aが有効な信号インスタンスを復調
している時、ロック検出器108Aはロック状態の表示を発生する。復調要素が
もはや有効なエネルギーレベルを生成しない時は、ロック検出器108Aはアン
ロック状態を示す。しかしながら、上に示した理由のため、図3における受信器
はロック検出器108Aの出力と復調要素98Aの実際の性能との間の正確な相
関性を促進しない。復調要素98Aが有効なエネルギーレベルを生成しない時に
、もしロック検出器がロック状態を示すならば、レーキ受信器の結合された結果
は、復調要素98Aからのエネルギーの付加によって低下し、従ってレーキ受信
器の性能を下げる。もし復調要素98Aが有効なエネルギーレベルを実際に生成
している時に、復調要素98Aがアンロック状態を示すならば、レーキ受信器は
復調要素98Aによって生成されたエネルギーレベルを他のエネルギー値と結合
しない。この方法では、レーキ受信器の性能はまた有効なエネルギーレベルの省
略のために減少される。
【0020】 したがって、信号インスタンスにおけるエネルギーのより正確な決定を供給す
るロック検出機構のための技術には長い切実な要望(long felt need)があった。
【0021】
【課題を解決するための手段】 信号を送信されたシングルリモートユニットに対応する複数の信号インスタン
スを復調可能なリモートユニットでは、第1のインスタンスの信号は復調され、
その信号の1セットの可能性のあるデータ値に対応する第1のセットのエネルギ
ー値を生成する。第2のインスタンスの信号は復調され、そのセットの可能性の
あるデータ値に対応する第2のセットのエネルギー値を生成する。その後第1及
び第2のセットのエネルギー値は結合され、結合セットのエネルギー値を決定す
る。最も有望な送信データ値の第1の推定値は結合されたセットのエネルギー値
に基づいて決定される。第1のインスタンスのエネルギーレベルは最も有望な送
信データ値の第1の推定値に対応する第1のセットのエネルギー値内のエネルギ
ー値に基づいて決定される。最も有望な送信データ値の第1の推定値は1つの信
号インスタンスのみに基づいて決定されたよりも正確な推定値であるので、結果
のエネルギーレベルもまたより正確である。エネルギーレベルは復調処理のロッ
ク状態を決定するために使用することができ、またはそれは復調資源を割り当て
るために使用することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の特徴、対象及び長所は、図面と関連して、下に述べる詳細説明からさ
らに明白になるであろう。
【0023】 この発明は信号インスタンスのエネルギーレベルを推定するために受信器の能
力を改善する。順番に、対応する復調処理のロック状態のより正確なロック決定
は、より正確なエネルギーレベル推定に基づいて決定することができる。この発
明に従って1つより多い復調要素からのエネルギー値は最も有望な送信データ値
の推定値を決定するためにいっしょに結合される。順番に、最も有望な送信デー
タ値の推定値に対応する個々の復調処理によるエネルギー値出力は、対応する信
号インスタンスのエネルギーレベル−エネルギー値が復調処理による最大レベル
の出力であるか否か−を決定するために使用される。この方法では、エネルギー
決定処理への入力エネルギー値は、外来の(extraneous)ノイズレベルではありそ
うでなく、そしてより有効な信号エネルギー値でありそうである。これらのより
正確なエネルギー値に基づく結果のエネルギー推定値もまたより正確である。
【0024】 図4は、それが他のタイプのシステムにおいてもなお使用され得るが、マルチ
インスタンスの信号が互いに適時に(in time) 有意なオフセット(significantly
offset)を受信するところのシステム内で使用するために特に構成された本発明
の1実施例を示すブロック図である。例えば、図4に示された受信器は、リモー
トユニットが2つまたはそれ以上の衛星から信号を同時に受信できる衛星通信シ
ステムにおいて使用することができる。図4では、受信器は少なくとも4つの復
調要素118A乃至118Nを含む。しかしながら、図4によって図示された一
般原則は2つまたはそれ以上の信号インスタンスの復調を準備する受信器に適用
することができる。
【0025】 無線リンクからの信号サンプルは復調要素118A乃至118Nにおける入力
である。議論の目的として、示された構成では、復調要素118Aは最も早い到
着信号インスタンスに割り当てられると仮定される。復調要素118A内の逆拡
散器120Aは割り当てられた信号インスタンスの時間オフセット(time offset
) で同期化される。逆拡散器120Aは信号インスタンスを引き起こすために使
用されたと同じ拡散符号を使用している信号サンプルを逆拡散する。逆拡散器1
20Aの出力は高速アダマール変換器(FHT)122Aに連結される。FHT
122Aは逆拡散されたサンプルを1セットの可能性のある記号値のそれぞれ1
つと関係付ける。例えば、1実施例では、FHT122Aの出力は64ボルトレ
ベルであり、それは64の可能性のあるウォルシュ記号のそれぞれに対応する。
FHT122Aの出力は、FHT122Aによって生成された各電圧レベルのた
めの対応するエネルギーレベルを決定するエネルギー決定ブロック124Aに連
結される。エネルギー決定ブロック124Aの出力は、最も有望な送信データ値
の第1の推定値を決定する最大値検出器ブロック126Aに連結される。例えば
、最大値検出器は上述した米国特許番号5,442,627号に従って動作でき
る。最大値検出器126Aの出力はエネルギー推定器及びロック検出器128A
への入力であり、それは信号インスタンス内の平均エネルギーを決定し、そして
復調要素118Aが上記の参照米国特許に記述されたと同じ方法で有効な信号イ
ンスタンスを復調しているかどうかを決定するように動作する。1実施例では、
ロック検出器128Aの出力は復調要素割り当てアルゴリズムを実行するシステ
ムコントローラ132に連結される。1実施例では、システムコントローラ13
2は汎用マイクロプロセッサである。図を込み入らせないために、復調要素11
8A乃至118Nとシステムコントローラ132との間のいくつかの接続は示さ
れない。
【0026】 復調要素118Bは第2番目に早い到着信号インスタンスに割り当てられるよ
うに構成される。逆拡散器120Bは第2番目に早い到着信号インスタンスに対
応する時間オフセットに同期化される。逆拡散器120B,FHT122B及び
エネルギー決定ブロック124Bは復調要素118A内の対応する要素と同じ機
能を実行する。しかしながら、エネルギー決定ブロック124Bの出力は結合器
130Aに連結される。さらに、エネルギー決定ブロック124Aの出力も結合
器130Aの入力に連結される。結合器130Aはエネルギー決定ブロック12
4A及び124Bによる信号エネルギー出力を結合する。結合器130Aは1セ
ットの結合されたエネルギーレベルを生成し、各エネルギーレベルは可能性のあ
る記号値の1つに対応する。結合器130Aはエネルギー決定ブロック124A
の出力をエネルギー決定ブロック124Bの出力に時間割り当てし、そして、こ
のように、対応するデータがエネルギー決定ブロック124Bによって出力され
るまでエネルギー決定ブロック124Aによるエネルギー値出力を蓄積するため
のメモリを含むことができる。蓄積されたデータがエネルギー決定ブロック12
4Bからのエネルギー値と結合された後、エネルギー決定ブロック124Aから
受信された蓄積データは抹消,上書きまたはその他では変造する(corrupted) こ
とができる。
【0027】 通信の周知の原理に従って、結合器130Aの出力は、その後エネルギー決定
ブロック124Aの出力かエネルギー決定ブロック124Bの出力のいずれかが
個別に送信された実際のデータをより正確に反映する。結合器130Aの出力は
最大値検出器126Bに連結される。最大値検出器126Bは結合器130Aの
出力に基づいて最も有望な送信データ値を決定し、そして対応する表示を生成す
る。
【0028】 最大値検出器126Bの出力はエネルギー推定器及びロック検出器128Bに
連結される。さらに、エネルギー決定ブロック124Bの出力もまたエネルギー
推定器及びロック検出器128Bの入力に連結される。エネルギー推定器及びロ
ック検出器128Bは、最大値検出器126Bによって決定されたような最も有
望な送信データ値の推定値に対応するエネルギー値−そのエネルギー値がエネル
ギー決定ブロック124Bによる最大エネルギー出力であるか否かを、選択する
。エネルギー推定器及びロック検出器128Bは、第2のインスタンスの信号内
のエネルギーの推定値を決定するために選択された値を使用する。例えば、エネ
ルギー推定器及びロック検出器128Bは時間に対して一連のエネルギー値を平
均することができる。さらに、エネルギー推定器及びロック検出器128Bは推
定されたエネルギーに基づいて復調要素118Bのロック状態を決定する。例え
ば、一実施例では、エネルギー推定器及びロック検出器128Bは、エネルギー
の推定値が所定のしきい値を超えたときインロック状態の1ビット表示を出力し
、エネルギーの推定値がもう1つの所定のしきい値以下に落ちたときロック外状
態の1ビット表示を出力する。ロック検出器128Bの出力はシステムコントロ
ーラ132に結合される。
【0029】 最も有望な送信データ値を選択するために結合されたエネルギーレベルを使用
することによって、エネルギー推定及びロック検出処理における使用のために選
択されたエネルギー値が復調要素118Bによって復調されている実際の信号エ
ネルギーを反映する可能性は増大し、従って、復調要素118Bのロック状態の
より正確な表示を生成する。
【0030】 同様な方法に引き続いて、復調要素118Cは信号サンプルを受信する。逆拡
散器120C,FHT122C及びエネルギー決定ブロック124Cはそれぞれ
復調要素118A内の対応する要素と同様な方法で動作する。復調要素118C
は復調要素118Aまたは復調要素118Bのいずれかよりも後で到着する信号
のインスタンスに割り当てられると仮定することができる。エネルギー決定ブロ
ック124Cの出力は結合器130Bへの入力である。さらに、結合器130A
の出力は結合器130Bへの入力である。結合器130Bは結合器130Aの出
力をエネルギー決定ブロック124Cの出力と適時に整列させる(align) 。この
機能は結合器130B内でメモリ蓄積により遂行することができる。蓄積された
値がエネルギー決定ブロック124Cにより生成されたエネルギー値と結合され
た後、対応するメモリは抹消,上書きまたは変造することができる。
【0031】 結合器130Bの出力は最大値検出器126Cへの入力である。結合器130
Bによって生成された結合エネルギーレベルに基づいて、最大値検出器126C
は最も有望な送信データ値を決定する。最大値検出器ブロック126Cの出力は
、エネルギー推定器及びロック検出器128Bと同じ方法で動作するエネルギー
推定器及びロック検出器128Cに連結される。エネルギー推定器及びロック検
出器128Cの出力はシステムコントローラ132に連結される。
【0032】 同様の方法で、追加の復調要素が復調要素118Nによって示されるように受
信器内に含まれることが可能である。続く各復調要素では、結合器は、最大値検
出器126Nへの入力が最終の結合エネルギー値に連結されるように、他とディ
ジーチェインされ、そしてすべての利用可能な復調要素が信号インスタンスに割
り当てられたとき、さらなるディジタル処理のために使用される推定値を生成す
る。このようにして、結合されたエネルギーレベルによって決定された最も有望
な送信データ値のより正確な評価に基づいて、連続する復調要素のためのロック
検出器表示の正確性が増加される。そのようなシステムでは、常にすべての復調
要素が信号インスタンスに割り当てられることはない。例えば、もしも2つの信
号インスタンスのみが現在利用可能であれば、2つの信号エネルギーのみが結合
され、そして第1の結合器の出力がさらなる処理のために使用される。最終到着
インスタンスの信号に割り当てられた復調要素に対応する最大値検出器の出力は
、最も有望な送信データ値の最も正確な推定値を発生する。それは受信器内でさ
らなる信号処理において使用されるこの値である。
【0033】 図4に示された受信器の動作は図5に示されたフローの工程を参照することに
よって、より明確に理解することができる。ブロック160では、第1のインス
タンスの信号が第1のセットのエネルギー値を生成するために復調される。ブロ
ック162では、最も有望な送信データ値の第1の推定値が決定される。ブロッ
ク164では、第1のインスタンス内のエネルギーの推定値が最も有望な送信デ
ータ値の第1の推定値に基づいて決定される。
【0034】 ブロック166では、第2のインスタンスの信号が第2セットのエネルギー値
を生成するために復調される。ブロック168では、第1及び第2のインスタン
スの信号の復調によって生成されたエネルギー値が結合される。ブロック170
では、最も有望な送信データ値の第2の推定値が決定される。ブロック172で
は、第2のインスタンスの信号内のエネルギーの推定値が最も有望な送信データ
値の第2の推定値に基づいて決定される。通信理論の周知の原理に従って、最も
有望な送信データ値の第2の推定値は概して(on average)第2のセットのエネル
ギー値を通して得られた信号についての追加情報による第1の推定値よりもより
正確であり、そして最も有望な送信データ値の第2の推定値は第2のセットのエ
ネルギー値の単純な信用(reliance)によって得られたよりもよい推定値である。
したがって、最も有望な送信データ値の第2の推定値に対応するエネルギーレベ
ルは、第2のインスタンスの信号において基地局で受信されたエネルギーのより
正確な反映であり、従って、エネルギー推定値決定の正確性を増加させる。
【0035】 上に示したように、そして図4に示されたように、この処理は他のインスタン
スの信号について続けられてよい。例えば、ブロック174では、第3のインス
タンスの信号が第3のセットのエネルギー値を生成するために復調される。エネ
ルギー値はブロック178において第1及び第2のセットのエネルギー値と結合
される。ブロック180では、最も有望な送信データ値の第3の推定値が結合さ
れたエネルギーに基づいて決定される。第3の推定値は概して第3のセットのエ
ネルギー値の結合によって得られた追加情報による第2または第1の推定値のい
ずれよりもより正確である。ブロック182では、第3のインスタンスの信号の
エネルギーの推定値は、最も有望な送信データ値の第3の推定値に対応する第3
のセットのエネルギー値内のエネルギー値に基づいて決定される。
【0036】 図6はそれがなお他のタイプのシステムにおいても使用できるが、共通信号の
マルチインスタンスが互いに相対的に極めて接近した時間関係で受信されるシス
テムにおいて動作するように構成された受信器のブロック図である。図6内の受
信器は一連の復調要素138A乃至138Nから成る。復調要素138A乃至1
38Nは無線リンクから一連の信号サンプルを受信する。復調要素138A内で
は、逆拡散器140A,FHT142A及びエネルギー決定ブロック144Aは
図4の復調要素118A内の対応する要素と同じ方法で動作する。エネルギー決
定ブロック144Aによるエネルギー値出力は、それらがさらなる処理のために
蓄積されるエネルギーバッファ146Aへの入力である。復調要素138B乃至
138Nは同様の方法で動作する類似の(corresponding) 要素を含む。各エネル
ギー決定ブロック144A乃至144Nの出力はマルチパス結合器150への入
力である。マルチパス結合器150はエネルギー値を結合し、そして可能性のあ
るデータ値のそれぞれに対応する、1セットの結合されたエネルギー値を出力す
る。マルチパス結合器150の出力は、セットの結合されたエネルギー値に基づ
いて最も有望な送信データ値を決定する最大値検出ブロック152に連結される
【0037】 最大値検出器152の出力はエネルギーバッファ146A乃至146Nに連結
される。エネルギーバッファ146A乃至146Nは最大値検出器152によっ
て決定された最も有望な送信データ値に対応するエネルギーレベルを出力する。
エネルギーバッファ146A乃至146Nの出力はそれぞれエネルギー推定器及
びロック検出器148A乃至146Nへの入力であり、それはエネルギー推定器
及びロック検出器128Bのと同じ方法で動作する。ロック検出器148A乃至
146Nの出力は、一実施例では、上記参照米国特許番号5,490,165号
に従うような復調割り当てアルゴリズムを実行するシステムコントローラ154
への入力である。一実施例では、システムコントローラ154は汎用マイクロプ
ロセッサである。図を込み入らせないために、復調要素138A乃至138Nと
システムコントローラ154との間のいくつかの接続は示されない。
【0038】 図6に従う動作は図7のフローチャートを参照することによってより明確にな
るかもしれない。ブロック200では、第1のセットのエネルギー値を生成する
ために第1のインスタンスの信号が復調される。ブロック202では、第2のセ
ットのエネルギー値を生成するために第2のインスタンスの信号が復調される。
ブロック204では、第3のセットのエネルギー値を生成するために第3のイン
スタンスの信号が復調される。ブロック206では、第1,第2及び第3のセッ
トのエネルギー値が結合される。ブロック208では、結合セットのエネルギー
値に基づいて最も有望な送信データ値の推定値が決定される。上に述べたように
、最も有望な送信データ値の決定は、それが個別のセットのエネルギー値の1つ
よりもむしろ結合されたエネルギーレベルに基づいている時に概してより正確で
ある。ブロック210では、第1のインスタンスのエネルギーの推定値が最も有
望な送信データ値に基づいて決定される。例えば、最も有望な送信データ値に対
応する第1のセットのエネルギー値内のエネルギー値が第1のインスタンスの信
号の平均エネルギーを決定するために使用される。同様に、ブロック212では
、第2のインスタンスの信号のエネルギーの推定値が決定される。ブロック21
4では、第3のインスタンスの信号内のエネルギーの推定値が最も有望な送信デ
ータ値に基づいて決定される。図6及び7は3つまたはそれ以上のインスタンス
の信号の復調を示すが、いくつかの実施例では、ちょうど2つのインスタンスの
信号が復調できる。
【0039】 図6及び7に示された実施例は図4及び5に示された実施例を超える性能の利
点を有する。性能の利点は、図4の最大値検出器126A乃至126Cの出力が
(追加の信号インスタンスが利用可能である時のような)、ある場合には最良の
推定値ではない一方で、最大値検出器152の出力が受信器で利用可能な最も有
望な送信データ値の最良の推定値であるために得られる。図4では、最終の到着
信号インスタンスに割り当てられた復調要素の最大値検出器の出力のみが常に受
信器で利用可能なすべてのエネルギー情報を使用する。
【0040】 しかしながら、図4及び5に示された実施例は、もし信号インスタンスの到着
時間の間の時間差が比較的大きければ、実施することはより実際的となり得る。
連続する信号インスタンス間の時間オフセットが増加するとき、最も有望な送信
データ値が決定されるまでバッファされねばならないデータ量は増加する。ある
点で、蓄積されねばならないデータの量は禁止的(prohibitive) に多くなる。さ
らに、そのような動作は信号インスタンスにおける変化へのエネルギー推定処理
の応答時間を減少させるロック検出処理に遅延を持ち込む(introduces)。図4及
び5における構成は、最も早い到着信号に対応する復調処理のロック状態の、図
6及び7で可能であるよりもより急速な決定を可能とする。さらに、この構成は
図6及び7に比較されるように1セットの与えられた時間オフセットについてシ
ステム内に蓄積された平均のデータ量を下げる。
【0041】 上に示したように、たとえ各復調要素が80%の時間が不正確であるデータを
生成したとしても、結合された信号のエラーレートを10%と同様に低くできる
。したがって、本発明に従った信号インスタンスのエネルギー推定値の平均的な
精度を従来の技術よりも有意に大きくできる。この理由で、システムがロック状
態を示すしきい値は従来の技術に比較して下げることができる。この方法では、
低い電力レベルで到着している有効な信号インスタンスは雑音から区別すること
ができ、そして、このように、概して最も有望な送信データ値を決定するために
使用されるエネルギー量を増加させて、確信を持って使用され続けることができ
る。本発明のより正確なロック検出機構を使用して、より低レベルの信号インス
タンスを、このようにリモートユニットから受信した全エネルギーを増加させ、
このようにシステムの性能をさらに向上させて、検出することができる。
【0042】 受信エネルギーのより正確な推定はまたリモートユニットによって遂行される
他の機能にとっても有利である。例えば、エネルギー推定は、例えば米国特許番
号5,409,165号に開示されたような、復調要素の割り当てにおいても使
用される。より正確なエネルギー推定は、より正確な割り当てと向上されたシス
テム性能とに帰着する。例えば、システムコントローラはこの発明に従って決定
されたエネルギー推定値に基づいて復調資源の割り当てを決定できる。
【0043】 上記の情報を参照して、図に示されたブロックの簡単な再構成のような、この
発明の範囲内の多数の代替実施例は当分野の技術者には容易に明白になるであろ
う。例えば、図4に示された受信器では、ロック状態を検出するために使用され
る検出しきい値は、より早い到着信号インスタンスに割り当てられた復調要素よ
りも遅い到着時間に割り当てられた復調要素のために、より低くすることができ
る。
【0044】 復調要素は図4及び6では個別素子からなるものとして示されているが、いく
つかの実施例では、これらの素子はマルチインスタンスの信号が共通セットの回
路素子によって続いて処理される多重時間構成(time multiplexing architectur
e)において具体化することができる。そのような一実施例は上に参照された米国
特許番号5,654,979号に詳述される。一般にそのような実施例は、また
個別の構成要素で設計されまたはソフトウェアで遂行できるが、特定用途向け集
積回路(ASIC)で実施される。図4及び6の要素は1方法の工程であること
が可能である。
【0045】 上記実施例はウォルシュ記号を使用するシステムを参照して記述される。この
中に記述された技術は、データを符号化及び復号化する他の手段及び方法を使用
するシステムに適用可能である。
【0046】 この発明はその精神または本質的な特徴から逸脱せずに他の特定の形態で具体
化されてもよい。記述された実施例はすべての点において実例としてそして限定
的でなく考慮されるべきであり、そしてこの発明の範囲は、したがって、前述の
説明によるよりもむしろ付属のクレームによって示される。このクレームと同等
のものの意味及び範囲内で起こるすべての変更はそれらの範囲内に包含されるべ
きである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 地上無線通信システムの例示ブロック図である。
【図2】 基地局に到着しているシングルリモートユニットからの例示信号のセットを示
すグラフである。
【図3】 従来の技術のレーキ受信器のブロック図である。
【図4】 そのシステム内では信号インスタンスが互いに適時に重要なオフセットを受信
するシステム内で使用するように構成された本発明の1実施例を示すブロック図
である。
【図5】 図4の実施例に従って本発明の動作を示すフローチャートである。
【図6】 共通信号のマルチインスタンスが相対的に互いに極めて接近した時間関係で受
信されるシステムにおいて動作するように構成された受信器のブロック図である
【図7】 図6の受信器に従ってこの発明の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10・・・地上無線通信システム 12A、12B、12C・・・リモートユニット 14・・・基地局 18・・・順方向リンク信号 20乃至30・・・マルチパスピーク 118A乃至118N・・・復調要素 120A、120B・・・逆拡散器 122A・・・高速アダマール変換(FHT) 124A、124B、124C・・・エネルギー決定ブロック 126A乃至126C・・・最大値検出器ブロック 128A、128B・・・ロック検出器 132・・・システムコントローラ 130A、130B・・・結合器 144A乃至144N・・・エネルギー決定ブロック 146A乃至146N・・・エネルギーバッファ 150・・・マルチパス結合器 152・・・最大値検出器 154・・・システムコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 リドル、クリストファー・シー アメリカ合衆国、カリフォルニア州 92131 サン・ディエゴ、アイアンウッ ド・ロード 11041 (72)発明者 シャーマン、トーマス・アール アメリカ合衆国、カリフォルニア州 92109 サン・ディエゴ、カルセドニー・ ストリート 1519 Fターム(参考) 5K022 EE02 EE32 5K059 CC00 DD35 EE02

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の工程を具備する通信システムにおけるエネルギー推定
    の方法: 信号の1セットの可能性のあるデータ値に対応する第1のセットのエネルギ
    ー値を生成するために第1のインスタンスの前記信号を復調する; 前記セットの可能性のあるデータ値に対応する第2のセットのエネルギー値
    を生成するために第2のインスタンスの前記信号を復調する; 結合セットのエネルギー値を決定するために前記第1と前記第2のセットの
    エネルギー値を結合する; 前記結合セットのエネルギー値に基づいて最も有望な送信データ値の第1の
    推定値を決定する;及び 前記最も有望な送信データ値の前記第1の推定値に対応する前記第1のセッ
    トのエネルギー値内の該エネルギー値に基づいて前記第1のインスタンスのエネ
    ルギーレベルを推定する。
  2. 【請求項2】 前記最も有望な送信データ値の前記第1の推定値に対応する
    前記第2のセットのエネルギー値内の該エネルギー値に基づいて前記第2のイン
    スタンスのエネルギーレベルを推定する工程をさらに具備する、請求項1の方法
  3. 【請求項3】 前記第1のインスタンスの前記エネルギーレベルに基づいて
    復調資源の割り当てを決定する工程をさらに具備する、請求項1の方法。
  4. 【請求項4】 前記第2のセットのエネルギー値に基づいて前記第2のイン
    スタンスを復調する前記工程のロックまたはアンロックの状態を決定する工程を
    さらに具備する、請求項1の方法。
  5. 【請求項5】 下記の工程をさらに具備する、請求項1の方法: 前記セ
    ットの可能性のあるデータ値に対応する第3のセットのエネルギー値を生成する
    ために第3のインスタンスの前記信号を復調する; 第2の結合セットのエネルギー値を決定するために前記第3のセットと前記
    結合セットのエネルギー値を結合する; 前記第2の結合セットのエネルギー値に基づいて前記最も有望な送信データ
    値の第2の推定値を決定する;及び 前記最も有望な送信データ値の前記第2の推定値に対応する前記第3のセッ
    トのエネルギー値内の該エネルギー値に基づいて前記第3のインスタンスのエネ
    ルギーレベルを推定する。
  6. 【請求項6】 前記第1のインスタンスの前記エネルギーレベルに基づいて
    前記第1のインスタンスを復調する前記工程のロックまたはアンロックの状態を
    決定する工程をさらに具備する、請求項5の方法:
  7. 【請求項7】 下記の工程をさらに具備する、請求項1の方法: 前記セ
    ットの可能性のあるデータ値に対応する第3のセットのエネルギー値を生成する
    ために第3のインスタンスの前記信号を復調する; この中で前記結合工程は前記結合セットのエネルギー値を生成するために前
    記第3のセットのエネルギー値を前記第1及び第2のセットのエネルギー値と結
    合する工程をさらに具備する;及び 前記最も有望な送信データ値の前記第1の推定値に対応する前記第3のセッ
    トのエネルギー値内の該エネルギー値に基づいて前記第3のインスタンスのエネ
    ルギーレベルを推定する。
  8. 【請求項8】 下記を具備する無線システム内の受信器: 信号の1セットの可能性のあるデータ値に対応する第1のセットのエネルギ
    ー値を生成するために第1のインスタンスの前記信号を復調するための手段; 前記セットの可能性のあるデータ値に対応する第2のセットのエネルギー値
    を生成するために第2のインスタンスの前記信号を復調するための手段; 結合セットのエネルギー値を決定するために前記第1と前記第2のセットの
    エネルギー値を結合するための手段; 前記結合セットのエネルギー値に基づいて最も有望な送信データ値の第1の
    推定値を決定するための手段;及び 前記最も有望な送信データ値の前記第1の推定値に対応する前記第1のセッ
    トのエネルギー値内の該エネルギー値に基づいて前記第1のインスタンスのエネ
    ルギーレベルを推定するための手段。
  9. 【請求項9】 前記最も有望な送信データ値の前記第1の推定値に対応する
    前記第2のセットのエネルギー値内の該エネルギー値に基づいて前記第2のイン
    スタンスのエネルギーレベルを推定するための手段をさらに具備する、請求項8
    の装置。
  10. 【請求項10】 前記第1のインスタンスの前記エネルギーレベルに基づい
    て復調資源の割り当てを決定するための手段をさらに具備する、請求項8の装置
  11. 【請求項11】 前記第2のセットのエネルギー値に基づいて前記第2のイ
    ンスタンスを復調するための前記手段のロックまたはアンロックの状態を決定す
    るための手段をさらに具備する、請求項8の装置。
  12. 【請求項12】 下記をさらに具備する、請求項8の受信器: 前記セットの可能性のあるデータ値に対応する第3のセットのエネルギー値
    を生成するために第3のインスタンスの前記信号を復調するための手段; 第2の結合セットのエネルギー値を決定するために前記第3のセットと前記
    結合セットのエネルギー値を結合するための手段; 前記第2の結合セットのエネルギー値に基づいて前記最も有望な送信データ
    値の第2の推定値を決定するための手段;及び 前記最も有望な送信データ値の前記第2の推定値に対応する前記第3のセッ
    トのエネルギー値内の該エネルギー値に基づいて前記第3のインスタンスを復調
    するための前記手段のロックまたはアンロックの状態を決定するための手段。
  13. 【請求項13】 前記第1のインスタンスの前記エネルギーレベルに基づい
    て前記第1のインスタンスを復調するための前記手段のロックまたはアンロック
    の状態を決定するための手段をさらに具備する、請求項12の装置。
  14. 【請求項14】 下記をさらに具備する、請求項8の受信器: 前記セットの可能性のあるデータ値に対応する第3のセットのエネルギー値
    を生成するために第3のインスタンスの前記信号を復調するための手段; この中で結合のための前記手段は前記結合セットのエネルギー値を生成する
    ために前記第3のセットのエネルギー値を前記第1及び第2のセットのエネルギ
    ー値と結合するための手段をさらに具備する;及び 前記最も有望な送信データ値の前記第1の推定値に対応する前記第3のセッ
    トのエネルギー値内の該エネルギー値に基づいて前記第3のインスタンスのエネ
    ルギーレベルを推定するための手段。
  15. 【請求項15】 下記を具備するレーキ受信器: 一連の信号サンプルを受信するように構成された第1の復調要素、また第1
    のインスタンスの信号に割り当てられるように構成され及び前記信号の可能性の
    あるデータ値のセットに対応する第1のセットのエネルギー値を生成するように
    構成された前記第1の復調要素; 前記系列の信号サンプルを受信するように構成された第2の復調要素、また
    第2のインスタンスの前記信号に割り当てられるように構成され及び前記信号の
    可能性のあるデータ値の前記セットに対応する第2のセットのエネルギー値を生
    成するように構成された前記第2の復調要素; 前記第1と第2のセットのエネルギー値を結合するように構成され及び結合
    セットのエネルギー値を生成するように構成された結合器; 前記結合セットのエネルギー値に基づいて最も有望な送信データ値の第1の推
    定値を決定するように構成された最大値検出器;及び 前記最も有望な送信データ値の前記第1の推定値に対応する前記第1のセッ
    トのエネルギー値内の該エネルギー値に基づいて前記第1のインスタンスのエネ
    ルギーレベルを決定するように構成されたエネルギー推定器。
  16. 【請求項16】 前記第1のインスタンスの前記エネルギーレベルに基づい
    て前記第1及び第2の復調要素を次の信号インスタンスに割り当てるコントロー
    ラをさらに具備する、請求項15のレーキ受信器。
  17. 【請求項17】 この中で前記第2のインスタンスは前記第1のインスタン
    スよりも早い到着信号であり、前記受信器は前記第2のセットのエネルギー値に
    基づいて前記第2の復調要素のロック状態を決定するように構成された第2のロ
    ック検出器をさらに具備する、請求項15のレーキ受信器。
  18. 【請求項18】 下記をさらに具備する、請求項15のレーキ受信器: 前記系列の信号サンプルを受信するように構成された第3の復調要素、また
    第3のインスタンスの前記信号に割り当てられるように構成され及び前記セット
    の前記信号の可能性のあるデータ値に対応する第3のセットのエネルギー値を生
    成するように構成された前記第3の復調要素; この中で前記結合器は前記結合セットのエネルギー値を生成するために前記
    第3のセットのエネルギー値を前記第1及び第2のセットのエネルギー値と結合
    するようにさらに構成され、及び 前記最も有望な送信データ値の前記第1の推定値に対応する前記第3のセッ
    トのエネルギー値内の該エネルギー値に基づいて前記第3のインスタンスのエネ
    ルギーレベルを決定するように構成されたエネルギー推定器。
  19. 【請求項19】 下記をさらに具備する、請求項15のレーキ受信器: 前記系列の信号サンプルを受信するように構成された第3の復調要素、また
    第3のインスタンスの前記信号に割り当てられるように構成され及び前記セット
    の前記信号の可能性のあるデータ値に対応する第3のセットのエネルギー値を生
    成するように構成された前記第3の復調要素; 第2の結合セットのエネルギー値を生成するために前記第3のセットのエネ
    ルギー値を前記結合セットのエネルギー値と結合するように構成された第2の結
    合器; 前記第2の結合セットのエネルギー値に基づいて前記最も有望な送信データ
    値の第2の推定値を決定するように構成された第2の最大値検出器;及び 前記最も有望な送信データ値の前記第2の推定値に対応する前記第3のセッ
    トのエネルギー値内の該エネルギー値に基づいて前記第3の復調要素のロック状
    態を決定するように構成された第3のロック検出器。
  20. 【請求項20】 前記第1のインスタンスの前記エネルギーレベルに基づい
    て前記第1の復調要素のロック状態を決定するように構成された第1のロック検
    出器をさらに具備する、請求項19のレーキ受信器。
JP2000601762A 1999-02-25 2000-02-24 マルチインスタンス(multipleinstance)の共通信号を受信可能な無線受信器におけるエネルギー推定のための方法及び装置 Expired - Lifetime JP5021118B2 (ja)

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