JP2002538515A - カラー処理 - Google Patents
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Abstract
Description
する。
al de 1’Eclairage:国際照明委員会)表色系以来、いろいろ
な用途のために数多くの種々の色空間が提案されてきた。カラー「メトリック」
とも呼ばれる色空間は、基本的には、色を定量化する座標系である。
カラー出力を特徴づけるために利用できる。複数のカラー画像形成装置を特徴づ
けることにより、異なる画像形成装置を使用する場合でも、色空間で一致する色
が作りやすくなる。「理想的な」色空間は、主観的または経験的な調節を行うこ
となく異なるカラー画像形成装置間に満足できるカラーマッチングを実現する、
異なるカラー画像形成装置間のカラーマッピングを算出する。
法が異なる。CIE色空間はCIE標準観測者関数を使用する。CIE標準観測
者関数は、等色関数に基づくもので、指定条件下で測定される任意の色の固有の
三刺激値セットを求める。三刺激値XYZは、2°視野または10°視野の標準
観測者の応答関数と組み合わされた加法表色系または減法表色系のスペクトル出
力から計算される。反射性のハードコピーの場合、スペクトル反射曲線は、一般
に、反射色の予測スペクトル出力を評価するために標準光源と組み合わされる。
、L*が明度を表し、a*が赤色度−緑色度を表し、b*が黄色度−青色度を表
す。CIELAB色空間は、変形von Kries色順応アルゴリズムを採用
している。Gunter WyszeckiおよびW.S.Stiles共著「
カラーサイエンス:概念と方法(Color Science:Concept
s and Methods)」Quantitative Data and
Formulae、セクション5.12、John Wiley & Son
s,Inc.(1982年)に記載されている変形von Kries色順応変
換によれば、L*a*b*色空間は、白基準三刺激値データを利用する。変形v
on Kries色順応変換は、特定のカラー画像形成装置によって生成された
色について求めた三刺激値XYZを、そのカラー画像形成装置の白基準三刺激値
で除算することを伴う。例えば、対象の色のX、Y、Z三刺激値を、完全な拡散
白色の反射体のX,Y,Z三刺激値でそれぞれ除算することができる。このよう
に、von Kries法は、完全な拡散白色の反射体のX,Y,Z三刺激値で
ある「白基準」を基準として、無彩色と有彩色の両方を定義する。CIE 19
76 CIELAB色空間の式は以下の通りであって、
の三刺激値である。観察条件は、(1)光源、例えばD50と(2)標準観測者
(2°または10°)によって決まる。
供する。該方法は、カラー画像形成装置の出力を示す第1のデータを取得する段
階を含む。該第1のデータは、該第1のデータによって示される色の明度に基づ
いて変動するカラーアピアランスモデルにしたがって第2のデータを発生するよ
うに処理される。
カラー画像形成装置を特徴づけ、命令を含んでいるコンピュータプログラム製品
を提供することである。命令は、コンピュータに、カラー画像形成装置の出力を
示す第1のデータを獲得させ、該第1のデータによって示される色の明度に基づ
いて変動するカラーアピアランスモデルにしたがって第2のデータを発生するよ
うに第1のデータを処理させる。
を提供する。該方法は、第1のデバイスに関連しており、第1の色を示す第1の
データを取得する段階を含む。第1のデバイスの刺激値データに関係のある第2
のデータは、入力データによって示される色の明度に関連して変動する白基準ベ
クトルを使用して入力データを出力データに変換するカラーアピアランスモデル
によって求められる。第2のデバイスは、第2のデータに基づいて作動させられ
、第1の色によく似た第2の色を生成する。
ためのコンピュータ読取可能媒体に存在し、デバイス上に色を生成する、命令を
含むコンピュータプログラム製品を提供することである。該命令は、コンピュー
タに、第1のデバイスに関連する、第1の色を示す第1のデータを獲得させるた
めのものである。該命令は、コンピュータに、入力データによって示される色の
明度に関連して変動する白基準ベクトルを使用して入力データを出力データに変
換するカラーアピアランスモデルによって第1のデバイスの刺激値データに関係
のある第2のデータを求めさせるものでもある。該命令は、コンピュータに、第
2のデータに基づいて第2のデバイスを作動させて、第1の色によく似た第2の
色を生成させるものでもある。
デバイスで色を生成する方法を提供する。該方法は、第1の色を示す第1のデー
タを取得する段階を含む。第1のデータに関係のある第2のデータは、放出型の
デバイスの白点を白基準ベクトルとして使用するカラーアピアランスモデルによ
って求められる。放出型のデバイスは、第2のデータに基づいて、絶対測色を実
施して第1の色によく似た第2の色を生成するように作動させられる。
在し、絶対測色を使用して放出型のデバイスで色を生成する、命令を含むコンピ
ュータプログラム製品を提供することである。該命令は、コンピュータに、第1
の色を示す第1のデータを獲得させ、第1のデータに関係のある第2のデータを
、放出型のデバイスの白点を白基準ベクトルとして使用するカラーアピアランス
モデルによって求めさせる。該命令は、コンピュータに、第2のデータに基づい
て放出型のデバイスを作動させ、絶対側色法を実施して第1の色によく似た第2
の色を生成させるものでもある。
スを特徴づける方法を提供する。該方法は、放出型のデバイスの出力を示す第1
のデータを取得する段階を含む。第1のデータは、放出型のデバイスの白点を白
基準ベクトルとして使用するカラーアピアランスモデルを使用して、第2のデー
タに変換される。第2のデータは、絶対測色的色再現で利用するようになってい
る。
在し、絶対測色用の放出型のデバイスを特徴づける、命令を含むコンピュータプ
ログラム製品を提供することである。該命令は、コンピュータに、放出型のデバ
イスの出力を示す第1のデータを獲得させ、放出型のデバイスの白点を基準白色
ベクトルとして使用する色空間を使って第1のデータを第2のデータに変換させ
るものである。該命令は、コンピュータに、絶対測色的色再現で使用する第2の
データを供給させるものでもある。
の間で再現する色を特徴づける方法を提供する。該方法は、局所黒点値を使用し
て第1のデバイスの色を示す第1の三刺激値を正規化する段階を含む。正規化さ
れた第1の三刺激値は、人間の目の変形錐体応答を示す色値が得られるように変
換される。各色値は、局所状態から基準状態に色順応させられる。順応させられ
た色値は、第2の三刺激値が得られるように変換される。
きる。本発明は、カラー画像形成装置の全範囲にわたって、固定白基準点を使用
した場合よりも正確に色を特徴づけることができる。これは、淡い色合いとより
濃い色に関する色の特性解析および無彩色と非無彩色に関する色の特性解析をほ
ぼ均質にするのに役立つ。吸収型のデバイスの対応色と一致する純色および無彩
色の両方を放出型のデバイスに表示させることも可能である。
に、色を特徴づけ、一方の媒体または表色系から他方に正確に色を再現する方法
と装置を提供する。
ロセッサ12と、色検出器14と、カラーデータメモリ16と、支持体20と、
L+a+b+メモリ28とを含んでいる。一般に「プロファイリング」とも呼ば
れる特性解析は、単一のカラー画像形成装置を解析するために、すなわち「送り
側の」カラー画像形成装置のカラーレスポンスを「受け側の」カラー画像形成装
置のカラーレスポンスと一致するように変換する基礎として使うことができる。
カラー画像形成装置のカラーレスポンスは、入力された色値(すなわち、デバイ
スの刺激値データ)の範囲と測定された色との間の相関関係である。測定された
色というのは、ディスプレイまたはプリンタなどの色生成装置の入力値に基づい
て生成され、スキャナなどの色測定装置によって測定される色のことである。デ
バイスの刺激値データは、例えば、RGBまたはCMYK値にすることもできる
。刺激値データは、装置の計数値の範囲におよぶ。例えば、発光RGBデバイス
の場合、R、G、およびBの値は、それぞれ、1刻みで0からm、一般にm=2
55、までの範囲にすることができる。別の言い方をすれば、[R,G,B]=
[i,j,k]、ここで、i,j,k=0→m、一般にm=255である。出力
される色は、入力デバイスの刺激値データから生成される出力値に基づいて生成
される。装置10を使用するカラー画像形成装置を特徴づける方法を、装置10
の機能性の観点から説明する。
成されたソフトウェアアプリケーションプログラムを実行する。ソフトウェアは
、例えば、C++プログラミング言語にすることもできる。プロセッサ12は、
例えば、アップル・マッキントッシュまたはIBM PCなどのパーソナルコン
ピュータによって、または、コンピュータワークステーションによって実現でき
る。別の選択肢として、プロセッサ12は、アプリケーションプログラムが書き
込まれている読取専用メモリ(ROM)にアクセスするマイクロプロセッサによ
って実現することもできる。このアプリケーションプログラムは、ミネソタ州オ
ークデールのイメーション株式会社から市販されている色校正装置イメーション
・レインボーと一緒に供給されるような、色管理ソフトウェアパッケージに埋め
込むことができる。装置10の実現およびソフトウェアの使用法は、開発と修正
の自由度をもたらす。別の選択肢として、該装置10と該方法は、色処理速度を
増加させるための集積論理回路によって実施することもできる。
像形成装置の出力を表すカラーデータを取得することができる。カラーデータは
、色検出器14を介してカラー画像形成装置から直接に、または、カラーデータ
メモリ16に記憶されているカラーデータファイルにアクセスすることによって
取得することができる。色検出器14とメモリ16は、例えば、カラー印刷装置
、カラー表示装置、カラー投影装置、および色測定装置を特徴づけるのを助ける
ことができる。例えば、印刷装置と組み合わせて使用する場合、色検出器14は
、印刷用の支持体20の表面に形成されるにカラーパッチ18の色値を測定する
ように構成されている。カラーディスプレイと組み合わせて使用する場合、色検
出器14は、蛍光面または液晶マトリックス上に生成される色値を測定するよう
に構成されている。カラー投影装置と組み合わせて使用する場合、色検出器14
は、投影された色の色値を測定するように装備されている。色測定装置と組み合
わせて使用される場合、色検出器14は、カラー画像形成装置によって測定され
るカラーバルブを測定するように構成されている。一例として、色検出器14は
、ディスプレイまたは投影装置のシーンまたは動画シーケンスを取り込むように
構成されている。
えば、スイス国レーゲンスドルフのグレタグ社(Gretag Inc.)から
市販されている色測定デバイスGretagTM SPM 50、または、ミシ
ガン州グランドヴィルのエックスライト社(X−Rite)から市販されている
エックスライト色濃度計などの濃度計にすることもできる。ディスプレイまたは
投影装置に応用する場合、色検出器14は、ビデオカメラまたはデジタルカメラ
にすることもできる。
12内に記憶させることができる。色検出器14が得たカラーデータは、ライン
22で示されているように、カラーデータファイルとしてカラーデータメモリ1
6に書き込むことができる。別の選択肢として、色検出器14が得たカラーデー
タは、ライン24で示されているように、プロセッサ12と関連付けられている
メモリ(図示せず)に直接に書き込むことができる。
ラーデータメモリ16に記憶されているカラーデータファイルにアクセスするこ
とにより、色検出器14によって前もって検出されていた原カラーデータを取得
することができる。カラーデータメモリ16は、種々の異なるカラー画像形成装
置のいくつかのカラーデータファイルを記憶することができるる。このように、
装置ユーザは、装置ユーザにとって関心のある特定のカラー画像形成装置を特徴
づけるために、種々のカラーデータファイルの中から1つを選択するように、ユ
ーザインタフェース27(例えば、キーボード、マウス、またはタッチパネル)
を介してプロセッサ12に指示することができる。
象のカラー画像形成装置によって生成される種々の色出力のそれぞれのCIE
XYZ三刺激値であることが好ましい。別の選択肢として、カラーデータは、C
IE XYZ三刺激値に変換することもできる。CIE XYZ三刺激値は、C
IE表色系の中の色と一致させる必要がある主な色刺激値の相対量を表す。XY
Zの相対値は、光源、例えばD50、のパワー配分とCIE標準観測者関数、例
えば2°または10°、の影響を受ける。カラーデータは、CIE XYZの代
わりに、例えば、RGBデータ、CMYK密度データ、または他のデバイス依存
データの形のものにすることができる。また、カラーデータは、色を特徴づける
広いサンプリングを実現するために、カラー画像形成装置の色再現域全体に分散
する色出力であることが好ましい。従って、印刷装置の場合、カラーパッチ18
は、染料転写またはインク付着によって形成される種々の色組合せと濃淡を表す
。
ると、送り側のデバイスの色と一致させようとしている受け側のデバイスに生じ
る色の不整合も変動することが明らかとなった。このように、光または無彩色の
送り側デバイスの色が、送り側デバイスの色と十分にマッチしている受け側デバ
イスで再現される場合でさえも、暗色または純色は十分にマッチングせず、その
逆も真である。明色と暗色および無彩色と純色のマッチングを向上させるために
は、送り側のデバイスの色を受け側のデバイスの色に変換するのに使われるカラ
ーアピアランスモデルが、彩度および明度に応じて変動すべきであることが確認
された。本発明は、そのような変更カラーアピアランスモデルを提供するもので
ある。
データを、Y基準と、原カラーデータの彩度と明度に応じて変動する白基準ベク
トルとを利用するカラーアピアランスモデルを使用して変換する。特に、プロセ
ッサ12は、ルミナンス記述子への原カラーデータのY値の変換を、Y基準値に
基づいて変動させる。Y基準値は、原カラーデータのY値に応じて変化する。プ
ロセッサ12は、三刺激値によって示される色の明度に従って白基準ベクトルを
決定することによって、原カラーデータから2つのクロミナンス記述子への変換
を変化させる。「白基準ベクトル」という用語は、三刺激値のベクトルXr、Y r 、Zr、のことであり、すなわち、白基準として使用される色を説明するもの
である。
CCW値に基づいて決定される。局所白点CLWと共通白点CCWは、CLW=
(XLW,YLW,ZLW)およびCCW=(XCW,YCW,ZCW)のベク
トルである。図2に示されているように、Y基準と白色基準ベクトルを求めるた
めに、原カラーデータが無彩色に近い色を示す場合には、局所白点CLWの値が
利用され、原カラーデータが非無彩色、すなわち純色を示す場合には、共通白点
CCWが使用される。Xnorm、Ynorm、Znormが等比率の場合、ラ
イン29は無彩色を示す。数量Xnorm、Ynorm、Znormは、標準観
察条件下で完璧な白色拡散体などの基準白色値によって正規化された原カラーデ
ータである。説明のために球面31と管33で示されているように、局所白点C LW の使用と共通白点CLWの使用の間に急激な変化がある。2種類の白点の使
用の間の遷移は、図示のように急激なものでははく、緩やかなものであることが
好ましい。
であるか、放出型(例えば、モニター)であるかによって異なるが、相対測色指
向か絶対測色指向かは、例えばユーザインタフェ−ス27を通じて選択される。
局所白点CLWおよび共通白点CCWは、これらの要因に応じて、「媒体白色」
、または「光源白色」、または検討対象のカラー画像形成装置と無関係であって
もよい予め決められた白色と等しい。吸収型媒体の媒体白色は、選択光源下にお
ける吸収型の支持体の白点である。放出型のデバイスの場合、媒体白色は、その
デバイスが生成する最も白い色である。光源白色は、選択された光源によって照
らされている完全拡散性の白色の反射体によって反射される色である。
像を生成する相対的および絶対的な測色指向の局所白点CLWの値と共通白点C CW の値とを示す。テーブル2に示されているように、異なる光源を使用する2
つの吸収型のデバイスのための絶対測色の局所白点CLWは、各装置と組み合わ
せて使用される光源に対応する光源白色である。また、テーブル2記載の場合の
共通白点CCWは、両方の媒体に同じ白点が使用されている限り、一方の媒体の
光源白色または他方の光源白色である。テーブル4に示されているように、2つ
の放出型のデバイスが使用される場合、絶対測色の局所白点は、各装置の媒体白
色である。2つの放出型のデバイスの場合、テーブル4記載の共通白点は、一方
の放出型のデバイスの媒体白色と一致していてもよい、予め決められた光源白色
にすることもできる。
バイスの媒体白色である。したがって、媒体白点がレンダリング目的の局所白点
として使われるので、両方のテーブル4記載のように、2つの放出型のデバイス
を使用する絶対的測色指向と相対的測色指向とが併合する。絶対測色を使って吸
収型のデバイスの色を放出型のデバイスに再現しようとすると、モニターは、暗
い、過度に黄みがかった色を生じることが明らかになった。また、人間の目は、
放出型のデバイスの媒体白色を白色にするように調整することが分かった。放出
型のデバイスの媒体白色を絶対測色の局所白点CLWとして使用することにより
、放出型のデバイスは、吸収型のデバイスの媒体白色を良好に再現でき、また、
優れたグレーバランスを実現できる。本発明は、放出型のデバイスを使用する絶
対測色指向の場合に局所白点CLWの媒体白点を利用することによって前述の発
見を得、それによって従来技術と比較して色の一致を向上させた。
してカラーアピアランスモデルを変更して、変形L*a*b*色空間、L+a+ b+色空間を生成するようになっている。プロセッサ12は、L+a+b+カラ
ーデータを、ライン30で示されるように、対応するデバイスの刺激値データD
に関連してL+a+b+メモリ28に記憶することができる。装置10は、色の
彩度と明度に基づくL+a+b+カラーデータにより、カラー画像形成装置の全
範囲にわたって色の特性を正確に解析できる。特に、これらのデータは、装置1
0が、淡い色合いとより濃い色の間の色の特性解析および無彩色と非無彩色の間
の色の特性解析をほぼ均質にできるように助ける。
色検出器14またはカラーデータメモリ16から取得した原カラーデータを、変
換カラーデータに変換できる。そのようにするために、プロセッサ12は、原カ
ラーデータによって示される色の彩度と明度に依存して判断されるCIELAB
、CIECAM−97s、RLAB等といった任意の既存カラーアピアランスモ
デルを使う。以下の説明では、例証のためにCIELABカラーアピアランスモ
デルを使用する。
カラー画像形成装置によって生成されたカラーデータを検出することによって、
または、ブロック42で示されるようにカラーデータファイルのカラーデータに
アクセスすることによって、取得される。カラーデータは、対応するデバイスの
刺激値データDを有する。刺激値データDは、色生成装置に代わってカラーデー
タに対応する色を生成するようにカラー画像形成装置を働かせるために使用され
、色測定装置に代わって色を測定することによって決定される。ブロック44で
示されるデータは、デバイスの刺激値データD0〜Dmと、CIE XYZデー
タ[X0,Y0,Z0]〜[Xm,Ym,Zm]を含んでいる。
ングデバイスと所望の測色指向に応じて、1つまたは複数の媒体白点と1つまた
は複数の光源白点が必要である。媒体白点は、ブロック44のデータから取得さ
れる。光源白色基準ベクトルは、ブロック45に示されるように、データファイ
ルにアクセスすることによって、または、ブロック46に示されるように、適切
なデバイス、例えばプロセッサ12、色検出器14、またはユーザインタフェー
ス27から供給されることによって、取得される。これらの光源白色基準ベクト
ルは、テーブル1〜4記載および前述の光源白点に対応している。これらのベク
トルは、例えば、照射下で色を見たときにブロック44または他の同様なデータ
ブロックのデータアレイ、すなわち予め決められた光源白点を生成する光源白色
に対応している。
ように、白基準ベクトル(Xr’,Yr’,Zr’)とY基準Yr”とを局所白
点および共通白点に対して決定するために使用される。白基準ベクトル(Xr’
,Yr’,Zr’)とY基準Yr”は、カラーデータによって示される色の明度
と彩度に基づいて、ブロック44に示されている各カラーデータセット毎に決定
される。白基準ベクトル(Xr’,Yr’,Zr’)とY基準Yr”は、以下の
方程式によって求められる。
ーベクトルC=(X,Y,Z)、X,Y,Zは、ブロック44からのカラーデー
タセットである。ブロック50に示されるように、Y基準Yr”と白基準ベクト
ル(Xr’,Yr’,Zr’)が別の用途のために出力される。
ランスモデル方程式に基づいて変換することによって、L+a+b+色空間を求
めるために使用される。
とY基準Yr”を求めることと組み合わせて、方程式[15]〜[17]を、カ
ラー画像形成装置について取得されたカラーデータに適用することにより、カラ
ー画像形成装置のカラーレスポンスを特徴づけるL+a+b+色空間データセッ
トが生成される。L+a+b+色空間データは、ブロック54で示されるように
アレイに記憶される。
値に依存している。方程式[6]〜[7]および[15]は、より明るい色に対
応して、ブロック44からの原カラーデータのYの値が増加すると、Y基準Yr ”は局所白色のY値に接近する。より暗い色に対応してYの値が減少すると、Y
基準Yr”は局所白色のY値に接近する。したがって、ブロック44からの原カ
ラーデータセットのY値が高ければ高いほど、明度値L+は、基準白色点として
より強く局所白点に依存し、Y値が低ければ低いほど、L+値は、基準白色点と
してより強く共通白点に依存する。
ーデータと局所白点と共通白点との、X、Y、Zの値に依存している。方程式[
8]〜[14]および[16]〜[17]は、原カラーデータセットX、Y、Z
によって示される色が無彩色に接近すると、白基準ベクトル(Xr’,Yr’,
Zr’)が局所白点CLWに接近することを示している。また、カラーデータセ
ットによって示される色が無彩色から離れると、白基準ベクトル(Xr’,Yr ’,Zr’)は共通白点CCWに接近する。このように、ブロック44からの原
カラーデータセットによって示される色が無彩色に近ければ近いほど、赤色度−
緑色度のa+値と黄色度−青色度のb+値は、基準白点として局所白点にますま
す依存し、色が純色に近ければ近いほど、a+値とb+値は、基準白点として共
通白点にますます依存する。
色検出装置14、カラーデータメモリ16、第1の支持体20、第2の支持体3
8、および記憶色変換テーブル34を含んでいる。装置32の構成要素は、図1
の装置10にほぼ対応しており、同様の構成は同一の参照符号を有している。装
置32は、装置10の機能と同様の機能を実施し、2つ以上の異なるカラー画像
形成装置を特徴づける装置32は、この特性解析に基づいてカラー画像形成装置
間のマッピングを計算する。マッピングは、ライン36で示されているようにプ
ロセッサ12によってメモリに記憶される色変換テーブル34を生成するために
使用される。色変換テーブル34は、送り側のカラー画像形成装置によって生成
された色と視覚的に一致する色を受け側のカラー画像形成装置上に生成するため
に使用される。
するように構成されている。図4に示されているように、色検出器14は、第1
のカラー画像形成装置によって第1の印刷用支持体20上に形成される、または
第1のカラー画像形成装置に供給されるカラーパッチ18、および、第2のカラ
ー画像形成装置によって第2の印刷用支持体38上に形成される、または第2の
カラー画像形成装置に供給されるカラーパッチから、カラーデータを検出するよ
うに構成されている。別の選択肢として、色検出器14は、蛍光面または液晶マ
トリックスなど、種々の放出型または投影用のデバイスによって生成される色値
を測定するように構成することもできる。色検出器14は、検出されたカラーデ
ータを、ライン22に沿ってカラーデータメモリ16に送出して記憶させること
もできるし、ライン24に沿ってプロセッサ12に送出して記憶または処理させ
ることもできる。
タファイルに記憶する。カラーデータは、検出器14または他のソースから受信
できる。カラーデータメモリ16は、記憶カラーデータをライン26に沿ってプ
ロセッサ12に送信することもできる。
受信し、受信したデータを処理して色変換を実施するように構成されている。色
検出器14によって検出されたカラーデータおよび/またはカラーデータメモリ
16に記憶されているカラーデータは、異なるカラー画像形成装置によって生成
された種々の色出力それぞれのCIE XYZ三刺激値であることが好ましい。
色変換を実施するために、プロセッサ12は、L+a+b+カラーアピアランス
モデルを使用することにより、異なるカラー画像形成装置のそれぞれについて取
得したカラーデータを変換することができる。プロセッサ12は、第1および第
2のカラー画像形成装置について取得した原カラーデータを、L+a+b+デー
タに変換できる。この変換では、各カラー画像形成装置の局所白色値と共通白色
値の間で変動する、白基準ベクトルとY基準値とを使用する。Y基準値および白
基準ベクトルは、各カラー画像形成装置の原カラーデータによって示される色の
明度と彩度に依存している。
送り側のカラー画像形成装置のカラーデータが、ブロック56に示されているよ
うに取得され、第2の、すなわち受けがわのカラー画像形成装置のカラーデータ
が、ブロック58に示されているように取得される。そのようにして得られた第
1のカラー画像形成装置のカラーデータは、CIE XYZデータのアレイ[(
X0,1,Y0,1,Z0,1)...(Xm,1,Ym,1,Zm,1)]か
ら構成され、一方、第2のカラー画像形成装置のカラーデータは、CIE XY
Zデータのアレイ[(X0,2,Y0,2,Z0,2)...(Xm,2,Ym ,2 ,Zm,2)]を有する。例えば、ベクトル(X0,1,Y0,1,Z0, 1 )は、第1の、吸収型の(例えば、CMYK)のカラー画像形成装置と関連付
けられた媒体白色点について取得されるカラーデータを表し、ベクトル(X0, 2 ,Y0,2,Z0,2)は、吸収型の第2のカラー画像形成装置と関連付けら
れた媒体白色点について取得されるカラーデータを表す。別の選択肢として、こ
れらのベクトルは、RGB方式など放出型の装置の媒体黒点を表すこともできる
。同様に、ベクトル(Xm,1,Ym,1,Zm,1)は、第1の吸収型(放出
型)のカラー画像形成装置によって生成される最大(最小)明度の色について取
得されるカラーデータを表し、ベクトル(Xm,2,Ym,2,Zm,2)は、
第2の吸収型(放出型)のカラー画像形成装置によって生成される最大(最小)
明度の色について取得されるカラーデータを表す。Xm,1の値は、次の式を満
足するX1の値によって与えられる。 MAX(ABS(Xl−Xb)) 第1のカラー画像形成装置によって画像形成されるすべての可能色から測定され
るすべてのX1値について、ABSは括弧内の差の値の絶対値を返し、MAXは
、xbに対するすべてのX1値の最大差値を返す。Ym,1、Zm,1、Xm, 2 、Ym,2、Zm,2の値も同様に定義される。
光源白点から取得される(テーブル1〜4)。媒体白点は、ブロック56と58
のデータから取得され、光源白点は、記憶データにアクセスすることによって(
ブロック59)または適宜の供給を受けることによって(ブロック60)取得さ
れる。光源白点は、例えば、照射下で色を見たときにブロック56および58の
データ、すなわち予め決められた白点を生成する光源に対応している。
局所白点CLW1およびCLW2と共通白点CCWに対する白基準ベクトル(X r1 ’,Yr1’,Zr1’)と(Xr2’,Yr2’,Zr2’)およびY刺
激値Yr1”およびYr2”を求めるために使用される。これらの値は、次の方
程式を使用してブロック56と58のデータによって示される色の彩度と明度に
よって決まる。
ブロック56のカラーデータセットであり、X2’=X2/XLW2、Y1’=
Y2/YLW2、Z2’=Z2/ZLW2、色ベクトルC2=(X2,Y2,Z 2 )で、X2、Y2、およびZ2がブロック58のカラーデータセットである。
ブロック64および66で示されるように、Y刺激値の値Yr1とYr2”は、
白基準ベクトルの値(Xr1,Yr1’,Zr1’)と(Xr2’,Yr2’,
Zr2’)が出力されてさらに使用される。
Zr1’)と(Xr2’,Yr2’,Zr2’)およびY刺激値の値Yr1’’
とYr2’’は、下記のカラーアピアランスモデル方程式によりブロック56お
よび58の原カラーデータを変換することによって色空間L1 +a1 +b1 +お
よびL2 +a2 +b2 +を求めるために使用される。
装置について取得されたカラーデータに適用することにより色空間データセット
L1 +a1 +b1 +がおよびL2 +a2 +b2 +が生成される。プロセッサ12
によって、これらのデータセットに多次元補間が施され、カラー画像形成装置の
カラーレスポンスが完全に特性解析される。完全なL1 +a1 +b1 +およびL 2 + a2 +b2 +色空間データセットは、それぞれ、ブロック70および72で
示されるアレイに記憶される。
ブロック74に示されるように、プロセッサ12によって互いにマッピングされ
る。プロセッサ12は、2つのカラー画像形成装置の色空間データを互いにマッ
ピングする。これは、各カラー画像形成装置の色空間データに対応するデバイス
刺激値データを互いにマッピングするものでもある。したがって、2つのカラー
画像形成装置のデバイス刺激値データ間のマッピング(例えば、CMYKからC
’M’Y’K’またはRGBからCMYK)が行われる。このマッピングを使用
して、状況に応じて生成または測定時に刺激値データを一方のカラー画像形成装
置に関連付けることにより、色が分かり、マッピングされた刺激値データで他方
のシステムを作動させることによりその色を再現することができる。このマッピ
ングは、ブロック76で示されるように色変換テーブルに記憶される。
の方法で取得することも可能である。ルミナンス記述子と、前述以外の赤、緑、
黄、青の相対量の記述子とを採用するカラーアピアランスモデルを使用すること
もできる。また、三刺激値XYZを、例えば256の離散値(例えば、デジタル
システムの場合)を有するものとして上に説明したが、三刺激値XYZは、例え
ば塗料のサンプルを特徴づける広範囲な値に及ぶアナログシステムの値を取るこ
ともできる。
とが明らかとなった。ディープブルーなどの暗色は、彩度は大きい(例えば、約
60.0)が、XYZの値、したがってdevXYZの値は低い。この結果、暗
い純色は、共通白色ではなく局所白色(すなわち、媒体白色)に対して照会され
る。しかしながら、これらの色を共通白色に照会することにより、より優れた色
再現が得られる。無彩色からの角度すなわちその角度の正弦または正接に基づく
無彩色からのずれ値を利用するために、色を正確に正確つけて再現するのに役立
つことが分かった。ただし、本発明は、これら無彩色からのずれ値に限定される
ものではない。付録Aに、本発明または添付請求項の範囲を一切限定しない、無
彩色からの角度の正接を利用したC++コードの例を示す。付録Aのコードは、
無彩色からの角度または該角度の余弦を使用するように変更することも可能であ
る。
る。また、白基準ベクトル(Xr’,Yr’,Zr’)とY基準値と局所白点C LW と共通白点CCWの間の関係は単なる実例であり、他の関係も可能である。
例えば、L+a+b+色空間は、次の方程式に基づいて求めることもできる。
よって与えられる従来の絶対および相対CIELAB計算の線形加算によって実
施されている。非線形のスケーリングなど、他の関係も可能である。
絶対白点を使用する場合は、Bradford色順応変換を変更して白点をスケ
ーリングすることもできる。基準状態(目的状態)と局所状態(原状態)につい
て考えることが有用である。例えば、反射性の印刷物の場合、基準状態の白点は
、通常は、基準光源(例えば、D50)であるが、局所状態の白点は媒体白色で
ある。
正規化され、次に、Bradford行列Mbを通じて変換され、人間の目の変
形錐体応答を示す色値が取得される。
状態から基準状態に色順応させる。
輝度と局所白色輝度の絶対レベルの差を考慮する。局所状態と基準状態の間の差
に基づいてY値をスケーリングすることにより、この順応法を反射印刷物間のマ
ッピングのための媒体相対照明に利用できる。この応用例では、試験用の背景領
域に色を印刷することによって絶対白点をシミュレートすることは望ましくない
。
され、この局所無彩色軸から離れている色ほど、より大きな順応が適用される。
かかる状況において、これは、前述の可変白色基準概念に対する別のアプローチ
と見なすことができる。
される。
る。この公式は、CIECAM 97s、LLab、またはRLabといった別
の色空間と組み合わせて使うことも簡単である。しかしながら、任意のマッチン
グ工程のすべての構成要素の「均質な色空間」変換に対して同じXYZを利用す
ることにより、異なる順応法を利用して、以下に述べるような有用な結果を達成
することができる。
色順応法にも適用できる。したがって次式が成立する。
波長バンド、短波長バンド)値であり、[Llw,Mlw,Slw]は、局所白
色のLMS値であり、[Llk,Mlk,Slk]は、局所黒色のLMS値であ
る。このようにして得られた順応XYZ値は、XYZを前述のLab式に使って
L*a*b*値を計算する際の起点として使用される。
られていたのと異なった適用の仕方も可能である。これらの順応法は、標準的な
CIE−Lab(例えば、Hunt、LLab、RLab、CIE−CAM97
)計算法と組み合わせて使うことができ、媒体間のレンダリングを実施するとき
に、種々タイプの媒体(例えば、CRT、反射印刷物など)に適用できる。その
ようなレンダリングを実施するために、各媒体の色は、基準および局所XYZお
よび/またはLMS値を含む変形変換法と所望の色空間とを使って、変換語の色
をマッピングできるように変換される。以下は、これらの方法を適用できる3種
類の具体的なやり方の実施例である。
XYZである。 各印刷物のXYZlwは、それぞれの印刷物の媒体白色の実際のXYZである
。 両印刷物に対してBradfordタイプの順応法を使用する。 この場合、光源白色は2つの印刷物について共通であり、所望の観察環境(例
えば、D50の可視光ブース)を反映する。第1の印刷物の白色が第2の印刷物
の白色にマッピングし、有彩色を一致させるために背景紙の色の違いを考慮する
。
ある。 印刷物とモニターの両方に対してBradfordタイプの順応法を使用する
。 この場合、モニターの色を、知覚的に近い色が得られるように基準光源に対し
て色順応させる。Bradford方程式で輝度をスケーリングして、媒体白色
のYと光源白色のYの間の差を考慮することにより、印刷物の白点がモニターの
白点にマッピングする。
ある。 モニターに対してBradfordタイプの順応法を使用する。 印刷物に対して絶対CIE−Labを使用する。 モニターと印刷物の両方で絶対測色を使用するこの状況に対して、標準的な手
法ではなく、このようにマッチングを実施することにより、モニター値に対して
実施されるBradfordタイプの順応法は、目の中でおきる色順応をシミュ
レートする。印刷物に対して色順応法を実施せずに絶対測色を使用し、モニター
に対して色順応法を実施することによって、知覚的に近い色を作成できる。この
手法は、XYZ値とマッチングカラーメトリック(例えば、L*a*b*、LL
ab、RLab、CIECAM−97s)との間の別の変換を使用する際に適用
することもできる。
たがって、XYZ1k=(0,0,0)であるが、これら応用例すべてについて
媒体黒点マッピングを適用することもできる。媒体黒点のマッピングについては
、本件の譲受人に譲渡され、その内容を本願明細書に引用したものとする「カラ
ー画像形成装置の特性解析(Characterization of Col
or Imaging Systems)」と題された1997年6月27日出
願の特許出願第08/884、411号に記載されている。
図である。
準および共通の白基準の使用法の概略図である。
。
Claims (20)
- 【請求項1】 カラー画像形成装置の出力を示す第1のデータを取得する段
階と、 前記第1のデータを、前記第1のデータによって示される色の明度に基づいて
変動するカラーアピアランスモデルにしたがって第2のデータを発生するように
処理する段階と、 を含む、カラー画像形成装置を特徴づける方法。 - 【請求項2】 前記カラーアピアランスモデルが、前記カラー画像形成装置
の局所白点と共通白点の重み付き組合せである白基準ベクトルに従って変動し、
前記白基準ベクトルは、前記第1のデータで示される色が無彩色であるほど、前
記局所白点に対してより多く重み付けられ、前記示される色が純色であるほど、
前記共通白点に対してより多く重み付けられる、請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 前記カラー画像形成装置が、放出型の装置であり、前記第1
のデータを処理する段階が、前記局所白点として媒体白点を使用して絶対測色を
実施する段階を含む、請求項2に記載の方法。 - 【請求項4】 前記カラーアピアランスモデルが、前記第1のデータによっ
て示される色の彩度の関数として変動する、請求項1に記載の方法。 - 【請求項5】 前記カラーアピアランスモデルが、ルミナンス記述子と、前
記第2のデータによって示される色の赤、緑、黄、青の相対量を定量化する一対
のカラー記述子とを含み、前記ルミナンス既述子は、前記第1のデータによって
示される色の三刺激値X、Y、Zの1つであるYの関数として変動し、前記一対
のカラー記述子は、前記第1のデータによって示される色の明度の関数として変
動する、請求項4に記載の方法。 - 【請求項6】 コンピュータ読取可能媒体上に存在し、カラー画像形成装置
を特徴づけ、請求項1〜5のうちのいずれか1項の方法をコンピュータに実施さ
せる命令を含む、コンピュータプログラム製品。 - 【請求項7】 第1のデバイスに関連付けられている、第1の色を示す第1
のデータを取得する段階と、 前記第1のデバイスの刺激値データに関係のある第2のデータを、入力データ
によって示される色の明度に関連して変動する白基準ベクトルを使用して前記入
力データを出力データに変換するカラーアピアランスモデルによって求める段階
と、 第2のデバイスを前記第2のデータに基づいて作動させて、前記第1の色によ
く似た第2の色を生成する段階と、 を含む、デバイス上の色を生成する方法。 - 【請求項8】 前記入力データで示される色が無彩色に近づくと、前記白基
準ベクトルが、第1のデバイスと関連付けられた白点に近づく、請求項7に記載
の方法。 - 【請求項9】 前記カラーアピアランスモデルが、ルミナンス記述子と、前
記出力データによって示される色の赤、緑、黄、青の相対量を定量化する一対の
カラー記述子とを含み、 前記ルミナンス既述子が、前記第1のデータによって示される色の三刺激値X
、Y、Zの1つであるYの関数として変動し、 前記一対のカラー記述子が、前記第1のデータによって示される色の明度の関
数として変動する、 請求項8に記載の方法。 - 【請求項10】 コンピュータ読取可能媒体に存在し、デバイス上に色を生
成し、請求項7〜9のうちのいずれか1項の方法をコンピュータに実施させる命
令を含む、コンピュータプログラム製品。 - 【請求項11】 第1の色を示す第1のデータを取得する段階と、 第1のデータに関係のある第2のデータを、前記放出型の白点を白基準ベクト
ルとして使用するカラーアピアランスモデルによって求める段階と、 前記放出型のデバイスを前記第2のデータに基づいて作動させ、絶対測色を実
施して前記第1の色によく似た第2の色を生成する段階と、 を含む、絶対測色を使用して放出型のデバイスで色を生成する方法。 - 【請求項12】 前記白基準ベクトルが、前記放出型のデバイス上に生成さ
れる色の明度に関連して変動する、請求項11に記載の方法。 - 【請求項13】 前記白基準ベクトルは、前記第2の色が共通白基準に対し
て白に近い場合は、前記放出型のデバイスの白点から変動し、前記第2の色が近
白色の無彩色から離れている場合には、前記放出型のデバイスの白点と異なる、
請求項12に記載の方法。 - 【請求項14】 コンピュータ読取可能媒体に存在し、絶対測色を使用して
放出型のデバイスで色を生成し、請求項11〜13のうちのいずれか1項の方法
をコンピュータに実施させる命令を含む、コンピュータプログラム製品。 - 【請求項15】 放出型のデバイスの出力を示す第1のデータを取得する段
階と、 前記放出型のデバイスの白点を白基準ベクトルとして使用するカラーアピアラ
ンスモデルを使って、前記第1のデータを第2のデータに変換する段階と、 前記第2のデータを、絶対測色的色再現で使用するために供給する段階と、 を含む、絶対測色用の放出型のデバイスを特徴づける方法。 - 【請求項16】 前記第1のデータを第2のデータに変換する段階は、前記
白基準ベクトルとして、前記放出型のデバイスの白点と予め決められた白点との
重みつき組合せである合成白基準ベクトルを使用し、前記第1のデータで示され
る色が無彩に近いほど、前記合成白基準ベクトルが前記放出型のデバイスの白点
に近くなる段階をさらに含む、請求項15に記載の方法。 - 【請求項17】 コンピュータ読取可能媒体に存在し、請求項15または1
6の方法をコンピュータに実施させる命令を含み、絶対測色の放出型のデバイス
を特徴づける、コンピュータプログラム製品。 - 【請求項18】 局所黒点の値を使用して前記第1のデバイスの色を示す第
1の三刺激値を正規化する段階と、 前記正規化された第1の三刺激値を、人間の目の変形錐体応答を示す色値が得
られるように変換する段階と、 前記色値を局所状態から基準状態に色順応させる段階と、 前記順応させた色値を変換して第2の三刺激値を取得する段階と、 を含む、第1のデバイスと第2のデバイスの間で再現する色を特徴づける方法。 - 【請求項19】 前記局所状態の中立軸が、基準状態の中立軸にマッピング
される、請求項18に記載の方法。 - 【請求項20】 前記第1の三刺激値を正規化する段階は、局所的なルミナ
ンス値と局所的な黒点のルミナンス値との差で除算する段階を含み、前記順応さ
せた色値を変換する段階が、前記順応させた色値に基準白点のルミナンス値を乗
じ、局所白点のルミナンス値と局所黒点のルミナンス値との差で除算する段階を
含む、請求項18に記載の方法。
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