JP2002538238A - 機能化ポリプロピレン及びその製造方法 - Google Patents

機能化ポリプロピレン及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 遊離ラジカル開始剤を配分して導入することを必須とする機能化ポリプロピレンの新規な製造方法を開示する。少なくとも77の黄色度指数カラー及び190℃で7000cPより大きいブルックフィールド・サーモセル粘度を有する新規な機能化ポリプロピレンも開示する。この機能化ポリプロピレンは、好ましくは、6mgKOH /gポリマーより大きい酸価を有することを更に特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の分野 本発明は、粘度及び黄色度指数(yellowness index)の性質の独特の組合せを
有する新規な機能化(functionalized)ポリプロピレンに関する。本発明はまた
新規な機能化ポリプロピレンの製法に関する。
【0002】発明の背景 ポリオレフィン上へのモノマーのグラフトは周知である(M.P. Stevens,‘Pol
ymer Chemistry’(Addison-Wesley)(1975年)、196〜202頁参照)。例えばマ
レイン化は、無水マレイン酸がポリマー主鎖上にグラフト化されるグラフトのタ
イプである。ポリオレフィンのマレイン化は少なくとも3つのサブグループ:ポ
リエチレンのマレイン化、ポリプロピレンのマレイン化、及びプロピレンとエチ
レン又はその他のモノマーとのコポリマーのマレイン化に分類される。
【0003】 ポリエチレンのマレイン化は、特別な設備がなくても架橋によりメルトインデ
ックスが顕著に低下した、より大きな分子量の生成物を生ずる(例えばN.G. Gay
lord等“Journal of Applied Polymer Science”,44, 1941、(1992年);並び
に、米国特許第4,026,967号;同第4,028,436号;同第4,0
31,062号;同第4,071,494号;同第4,218,263号;同第
4,315,863号;同第4,347,341号;同第4,358,564号
;同第4,376,855号;同第4,506,056号;同第4,632,9
62号;同第4,780,228号;同第4,987,190号;及び同第5,
021,510号参照)。ポリプロピレンのマレイン化は逆の傾向をたどり、マ
レイン化工程の間の開裂により、流量がはっきりと増大した、より低い分子量の
生成物が得られる(例えば米国特許第3,414,551号;同第3,480,
580号;同第3,481,910号;同第3,642,722号;同第3,8
62,265号;同第3,932,368号;同第4,003,874号;同第
4,548,993号;及び同第4,613,679号参照)。幾つかの引用文
献では、ポリエチレン及びポリプロピレンのマレイン化の間にある違いへの注目
を怠っており、それぞれポリエチレン又はポリプロピレンの何れかのマレイン化
にのみ有用な条件によるポリオレフィンのマレイン化を権利請求している。通常
、それぞれのマレイン化の化学が、反対の性質(ポリプロピレンについての低分
子量への開裂及びポリエチレンについての高分子量への架橋)であるため、ポリ
プロピレンをマレイン化する条件はポリエチレンのマレイン化には理想的である
とは言えない。これは、米国特許第4,404,312号に示されている。プロ
ピレンとエチレン又はその他のモノマーとのコポリマーのマレイン化は、多量成
分の形体に従う。
【0004】 ポリプロピレンのマレイン化はまた、回分法又は連続法に更に細分類すること
ができる。回分法では一般に、全回分製造時間の間、全ての反応体及び生成物を
反応状態に保持する。通常、回分マレイン化法は、コスト高のため商業的競争で
は使用困難である。回分法は始動及び清掃のコストのため本来余計に費用が掛か
る。
【0005】 先行文献で報告されたポリプロピレンのマレイン化は、また、反応の間もしく
はマレイン化生成物の仕上げ(workup)のいずれかにおける溶媒として、溶媒が
含まれているかどうかの機能として2つの製造タイプに分類することができる。
米国特許第3,414,551号;同第4,506,056号;及び同第5,0
01,197号においては、生成物の仕上げに、マレイン化ポリプロピレン生成
物を溶媒中に溶解し、次いで沈澱させて溶剤で洗浄することを含む。この処理は
溶解成分を除去し、それにより「見掛け」分子量及び酸価の両方を変化させる。
押出機を用いる方法は溶媒可溶成分が残留する生成物を製造する。さらに押出機
法は、そのプロセスの後半の段階で、揮発性低分子量成分を除去するためにしば
しば減圧装置と組み合わされる。従って、溶媒法又は生成物の仕上げに溶媒が用
いられる方法からの生成物と比較して、押出機で製造される生成物中には必然的
に異なる組成が存在する。
【0006】 ポリオレフィンマレイン化の別の細分類は反応プロセスの状態に関連する。溶
媒法、又はポリプロピレンを膨潤させるために溶媒を添加する方法(米国特許第
4,370,450号参照)は、しばしば溶融ポリオレフィン(無溶媒)法より
も低温で実施される。そのような方法は、表面マレイン化のみを含み、表面より
下の実質量のポリプロピレンをマレイン化するものではない。溶融ポリプロピレ
ンを用いる方法は、ポリプロピレン全体のランダムマレイン化を含む。溶媒法は
また溶媒の回収/精製が必要であり、余計な費用が掛かる。溶媒の精製は、マレ
イン化に際して本質的に揮発性副生物を生成する場合、更に費用がかかる。水が
「溶媒」である場合、ポリプロピレンは溶解せず、反応はポリプロピレンの固相
の表面でのみ起こるはずであるということに注目されたい。さらに水性プロセス
では、無水マレイン酸は水と反応してマレイン酸になる。これらの二方法におい
て、水を含むプロセスは非水プロセスとは必然的に異なっている。溶融プロセス
では、プロセスの終点で、精製したり再使用しなければならない溶媒も水も含ん
でいない。従って溶融プロセスは環境上「より無害」であり、より経費が掛から
ない。
【0007】発明の要約 本発明に従った組成物は、少なくとも77の黄色度指数カラー(yellowness i
ndex color)及び190℃で7000cPより大きいブルックフィールド・サーモ
セル粘度を有する機能化ポリプロピレンを含む。この機能化ポリプロピレンは、
好ましくは、さらに6mgKOH /gポリマーより大きい酸価を有することによって
特徴付けられる。
【0008】 本発明の新規な機能化ポリプロピレンを含む、機能化ポリプロピレンの製造の
本発明による新規な方法は、次のように構成される。ポリプロピレンを、予備溶
融形態で、又は次いで溶融される固体粒子(例えばペレット又は粉末)としてか
の何れかで装置内に導入し;溶融ポリプロピレン中に、遊離ラジカル開始剤の必
要量の一部を導入し、溶融ポリプロピレン及びその遊離ラジカル開始剤を混合し
;次いで得られた混合物中に機能化剤の全量を導入して混合し、機能化剤、開始
剤一次部分及びポリプロピレンを反応させ;得られた反応混合物中に遊離ラジカ
ル開始剤必要量の残りを導入することによって、所望の機能化ポリプロピレンを
生成し;得られた機能化ポリプロピレンを回収する。
【0009】 機能化剤の添加後に添加する遊離ラジカル開始剤の残りの部分は、複数のゾー
ンで実施することができる。それぞれの場合において、添加した残りの遊離ラジ
カル開始剤の部分は混合されて中間反応生成物を形成し、追加の遊離ラジカル開
始剤を添加する。複数のゾーンのそれぞれに添加されることができる残りの遊離
ラジカル開始剤のパーセントは、機能化剤添加の後に添加される残りの遊離ラジ
カル開始剤の1重量%と99重量%との間である。好ましくは、追加の遊離ラジ
カル開始剤注入ゾーンの数は2と10の間である。
【0010】 本明細書で使用するポリプロピレンは、好ましくは230℃で約0.1〜約5
0のメルトフローレートを有するものである。更に、ここに記載したプロセスは
連続方式又は回分方式で実施することができる。
【0011】発明の詳細な記述 本発明者らは意外にも、ポリプロピレンを機能化するための新規な回分法又は
連続法を見出した。この方法は、広汎な機能化ポリプロピレンを製造するのに使
用することができるが、それらの幾つかは新規な機能化ポリプロピレンである。
【0012】 本発明による新規な機能化ポリプロピレンは、少なくとも77の黄色度指数カ
ラーを有する。黄色度指数カラーの分析は実施例の中で説明する。本発明による
機能化ポリプロピレンは、好ましくは、少なくとも77から約200まで、より
好ましくは少なくとも77から約150までの範囲の黄色度指数カラーを有して
おり、黄色度指数カラーは少なくとも77から約120までであることが最も好
ましい。更に好ましい黄色度指数カラーは81から約120までの範囲である。
【0013】 本発明の機能化ポリプロピレンは、190℃で少なくとも7000cPのブルッ
クフィールド・サーモセル粘度を有する。ブルックフィールド・サーモセル粘度
は、好ましくは190℃で少なくとも7000cPから約100,000cPまでで
あり、190℃で約16,000cPから約80,000cPまでであることが最も
好ましい。
【0014】 本発明による新規な機能化ポリプロピレンは、好ましくは6mgKOH /gポリマ
ーより大きい酸価(酸価の測定方法は実施例で説明する)を有することにより更
に特徴付けられる。本発明による機能化ポリプロピレンは、更に好ましくは6mg
KOH /gポリマーより大きく約280mgKOH /gポリマーまで、更に好ましくは
6mgKOH /gポリマーより大きく約100mgKOH /gポリマーまでの酸価を有し
、6mgKOH /gポリマーより大きく約70mgKOH /gポリマーまでであることが
特に好ましい。一般に、酸価が高ければ高いほど、得られる機能化ポリプロピレ
ンは極性基材にそれだけ高い接着性を示し、従って接着剤及びシーラントに用い
られる材料と組合せることがより有用である。更に、酸価が高めの機能化ポリプ
ロピレンは、例えばナイロンとポリプロピレンとのブレンドのようなポリマーブ
レンドを含む非類似材料のブレンドに用いられるとき、相溶化剤又はカップリン
グ剤として有用である。これらの任意の目的には一般に、酸価が高いほど機能化
ポリプロピレンはそれだけ少量で済む。
【0015】 ここでは機能化ポリプロピレンは、20重量%より少ないコモノマーを含有す
るポリプロピレンから製造される。コモノマーは、ポリプロピレンと共重合でき
る炭素原子を2〜10含む任意の炭化水素モノマーであることができる。特に有
用なものはエチレンコモノマーである。
【0016】 ここでは機能化ポリプロピレンは多くの他の材料とブレンドすることができ、
木材とポリプロピレンとのブレンドにおけるように、相溶化剤として作用する。
このタイプのブレンドでは、代表的には、木材約30重量%、ポリプロピレン約
67重量%及び機能化ポリプロピレン約3重量%が含まれる。
【0017】 更に本発明による機能化ポリプロピレンはまた、他の極性材料を非極性ポリオ
レフィン、特にポリプロピレンと相溶化させるために有用である。その他の極性
材料の例には、ガラス繊維、タルク、マイカ及びワラストナイトが含まれる。
【0018】 機能化ポリプロピレンを製造する本発明の新規な方法は: (a)ポリプロピレンを溶融形態で又は固体粒子形態(例えば粉体もしくはペ
レット)で装置内に導入し、必要であればポリプロピレンを、ポリプロピレンの
融点より高い温度で、好ましくはその融点より高く約230℃まで、最も好まし
くはその融点より高く約200℃までの温度で溶融し、 (b)溶融ポリプロピレン中に、遊離ラジカル開始剤の必要量の約0.01か
ら約99.99重量%まで、好ましくは約5から約50重量%より少ない量まで
を導入して、遊離ラジカル開始剤をポリプロピレンと混合し、 (c)得られたポリプロピレン及び遊離ラジカル開始剤の混合物中に、必要量
の機能化剤の全量を、遊離ラジカル開始剤一次部分の導入に続いて好ましくは約
5〜約180秒後に導入して、機能化剤を溶融ポリプロピレン及び遊離ラジカル
開始剤の混合物に混合し、機能化剤、遊離ラジカル開始剤の一次部分及びポリプ
ロピレンが反応して反応混合物を形成するようにし、 (d)得られた反応混合物中に、遊離ラジカル開始剤の残りの量約99.99
から0.01重量%まで、好ましくは50重量%を超え約95重量%までを、好
ましくはポリプロピレン及び遊離ラジカル開始剤の一次部分の混合物への機能化
剤の導入後約5〜約240秒の時間に導入して、所望の機能化ポリプロピレンを
生成させるために開始剤の残りの量をそれ以前に生成された反応混合物と混合し
、そして (e)得られた機能化ポリプロピレンを回収すること、 を含む。
【0019】 所望であれば、機能化剤添加後に加える遊離ラジカル開始剤の残りの部分は、
複数のゾーンにおいて実施してもよい。それぞれの場合において、添加した残り
の遊離ラジカル開始剤の部分は混合されて中間反応生成物を生成し、その中に追
加の遊離ラジカル開始剤を添加する。複数のゾーンのそれぞれに添加することが
できる残りの遊離ラジカル開始剤のパーセントは、機能化剤添加後に加えられる
残りの遊離ラジカル開始剤の1重量%と99重量%との間である。好ましくは、
追加の遊離ラジカル開始剤注入ゾーンの数は2と10の間である。
【0020】 本発明による方法はポリプロピレンを機能化する。
【0021】 本発明による方法は、遊離ラジカル開始剤を用いて溶融ポリプロピレン上に機
能化剤のグラフト化を開始させる。本発明の方法には任意の遊離ラジカル源を使
用することができる。しかしながら、一般に過酸化物がより好ましい。本発明に
よる方法では、何れの導入点においても同一の又は相異なる遊離ラジカル開始剤
を使用することができる。好ましい過酸化物はアルキルペルオキシドであり、よ
り好ましくはジアルキルペルオキシドである。本発明の方法で有用な適当な過酸
化物の例には、ジ−t−ブチルペルオキシド、t−ブチルヒドロペルオキシド、
クメンヒドロペルオキシド、p−メンタンペルオキシド、p−メンタンヒドロペ
ルオキシド及び2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサ
ンが含まれ、ジ−t−ブチルペルオキシド及び2,5−ジメチル−2,5−ジ(
t−ブチルペルオキシ)ヘキサンが最も好ましい。ここで用いられるのに適当な
その他の過酸化物の例には、t−ブチルクミルペルオキシド、ジクミルペルオキ
シド、過酸化アセチル、過酸化プロピオニル、過酸化ベンゾイル、ラウリル酸ペ
ルオキシ−t−ブチル及び安息香酸ペルオキシ−t−ブチルがある。過酸化物の
混合物が本発明の方法での使用に適している。
【0022】 本発明に使用される機能化剤は、1個又はそれ以上のカルボン酸又は酸無水基
を含み、ここで定義されたようにポリプロピレンを機能化することのできる任意
の不飽和モノマーであってもよい。ここでの適当な機能化剤の例には、アクリル
酸及びメタクリル酸などのようなカルボン酸、無水マレイン酸などのような酸無
水物がある。ここでの使用に適当な機能化剤の更なる具体例には、不飽和のモノ
カルボン酸、ポリカルボン酸及び環状酸無水物がある。ここでは特に、マレイン
酸、フマル酸、ヒミック酸(himic acid)、イタコン酸、シトラコン酸、メサコ
ン酸、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イソクロトン酸のような酸並び
に、無水マレイン酸及び無水ヒミック酸のような酸無水物が含まれる。ポリプロ
ピレンの機能化における機能化剤としてのここでの使用に好適なものは無水マレ
イン酸である。機能化剤の混合物も本発明では使用可能である。
【0023】 本発明による方法は連続法で又は回分法で実施される。本発明の実施において
は任意の連続法を使用できる。しかしながら、強力な攪拌機構を有する攪拌槽反
応器(stirred pot reactors)又はスクリュー押出機が好ましく、一般にスクリ
ュー押出機がより好ましい。二軸スクリュー押出機が、その使用の容易さ及び十
分な攪拌動作の故に最も好ましいスクリュー押出機である。ポリプロピレンがそ
の反応ゾーンでの短めの滞留時間で連続的に機能化されるようなスクリュー押出
機もまた更に好ましい。本発明の方法におけるスクリュー押出機の使用により機
能化ポリプロピレンの製造が促進される。
【0024】 本発明による方法は、好ましくはポリプロピレンの機能化剤に対する重量比が
約1〜約400、より好ましくは約2〜約50、さらに好ましくは約2〜約20
で実施する。
【0025】 連続反応器におけるポリプロピレンの滞留時間は、ポリプロピレンのポンプ輸
送速度及び反応器の大きさ(容積)に依存する。この時間は、一般に遊離ラジカ
ル開始剤半減期の3倍より長いので、ポリプロピレンの十分な機能化を得るのに
反応器に二度通す必要はない。攪拌反応器においては、滞留時間は、一般に約5
分から1時間まで、より好ましくは約10分から30分まで変動する。二軸スク
リュー押出機においては、この時間は一般に、スクリュー速度100〜1500
回転/分(rpm)で約0.45分から5分まで、より好ましくは約1分から3.5
分まで変動する。
【0026】 本発明の工程(b)による機能化工程において用いられる、遊離ラジカル開始
剤に対するポリプロピレンのモル比は、好ましくは約200〜約3500であり
、工程(d)では、好ましくは約50〜300である。
【0027】 本発明による方法はポリプロピレンの融点より高い温度で実施される。この温
度は、好ましくはポリプロピレン融点より高い温度から約230℃までの温度、
より好ましくはその融点より高い温度から約200℃までの温度である。
【0028】 本発明による方法は、通常、機能化ポリプロピレンから揮発分を除去するのに
工程(d)の後で減圧を用いるなどのように実施される。
【0029】 本発明は、以下の実施例を参照することによって、より容易に理解されるであ
ろう。本発明を完全に開示すれば、当業者に明白になるであろう本発明の多くの
その他の形体が勿論存在しており、従ってこれらの実施例は説明する目的にのみ
提供されたものであって、決して本発明の範囲を限定するものとして解釈すべき
でないことを認められたい。
【0030】実施例 以下の実施例において、下記に列挙する試験の手順を、ここでの機能化ポリプ
ロピレンの分析特性を評価することに用いた。
【0031】 酸価:酸価は、以下のように変更したASTM D1386−83に従って測
定した。0.05Nの水酸化ナトリウム(NaOH)メタノール溶液を、0.1
Nの水酸化カリウムエタノール水性溶液に置き換え、試料サイズは1〜2gから
5gに増加し、そして重量精度は0.001gから0.0001gに変更した。
【0032】 色:色はASTM E313−73に従い「黄色度指数」として測定した。 粘度は、ASTM D−3236に従い、Brookfield Model RVDV−II+ デジ
タル粘度計でSC4−27回転子を使用し、Brookfield Model 74R温度制御装置
を190℃に設定し、下記の特例により測定した: a.粘度を試料中での回転子の回転開始20分後に記録; b.それぞれの試料について1回のみ測定;そして c.回転速度3rpm 。 単位はセンチポアズ(cP)で表示する。
【0033】例1 メルトフローレート1g/10分を有するHuntsman P4-026 ポリプロピレンホ
モポリマーのペレットを、Berstorff ZE40 Ax55 L/D 共回転二軸スクリュー押出
機の注入ホッパーに供給した。ペレットを容量測定ペレット供給装置で供給した
。押出機温度を約200℃に保持した。ポリプロピレンのペレットは約73lb/
時(33.1kg/時)の速度で導入した。押出機RPMは約200であった。遊
離ラジカル開始剤〔2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘ
キサン〕の一次部分、開始剤合計の5重量%を、溶融ポリプロピレン中に約0.
16lb/時(0.07kg/時)の速度で注入し、溶融ポリプロピレンと混合した
。その後、溶融無水マレイン酸が溶融ポリプロピレン及び開始剤一次部分の混合
物中に、約14.4lb/時(6.5kg/時)の速度で導入した。溶融無水マレイ
ン酸は、次いで溶融ポリプロピレン及び開始剤一次部分の混合物と混合し、かく
して反応混合物を生成した。その得られた反応混合物中に、2,5−ジメチル−
2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサン開始剤、開始剤合計の95重量%
を約3lb/時(1.4kg/時)の速度で導入した。得られた混合物を混合して、
その結果所望のマレイン化ポリプロピレンを生成した。揮発分を除去するために
、第1が24インチHg及び第2が27インチHgを有している2領域の減圧排気を
用いた。生成物は、溶融生成物をストランド形成用標準冷水浴(a standard col
d water stranding bath)中に押し出すことにより回収した。冷却したストラン
ドを、続いてペレットに切断した。生成物を分析し、次の特性を有することを見
出した:酸価約33.2mgKOH /gポリマー;ブルックフィールド・サーモセル
粘度190℃で約27,000cP;及び黄色度指数カラー77。
【0034】例2 メルトフローレート1.9g/10分を有し、エチレン3重量%を含むHuntsm
an P5-012 ポリプロピレンランダムコポリマーのペレットを、Berstorff ZE40 A
x55 L/D共回転二軸スクリュー押出機の注入ホッパーに供給した。ペレットを容
量測定ペレット供給装置で供給した。押出機温度を約177℃に保持した。ポリ
プロピレンのペレットを約65lb/時(29.5kg/時)の速度で導入した。押
出機RPMは約300であった。遊離ラジカル開始剤〔2,5−ジメチル−2,
5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサン〕の一次部分、開始剤合計の43重量
%を、溶融ポリプロピレン中に約1.5lb/時(0.68kg/時)の速度で注入
し、溶融ポリプロピレンと混合した。その後、溶融無水マレイン酸が溶融ポリプ
ロピレン及び開始剤一次部分の混合物中に、約14.4lb/時(6.5kg/時)
の速度で導入した。溶融無水マレイン酸を、次いで溶融ポリプロピレン及び開始
剤一次部分の混合物と混合して、その結果反応混合物を生成した。その得られた
反応混合物中に、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキ
サン開始剤、開始剤合計の57重量%を約2lb/時(0.9kg/時)の速度で導
入した。得られた混合物を混合し、かくして所望のマレイン化ポリプロピレンを
生成した。揮発分を除去するために、第1が26.5インチHg及び第2が26.
5インチHgを有している2領域の減圧排気を用いた。生成物は、溶融生成物をス
トランド形成用標準冷水浴中に押し出すことにより回収した。冷却したストラン
ドを、続いてペレットに切断した。生成物を分析し、次の特性を有することを見
出した:酸価約35.6mgKOH /gポリマー;ブルックフィールド・サーモセル
粘度190℃で約25,000cP;及び黄色度指数カラー105.6。
【0035】例3 メルトフローレート1.9g/10mmを有し、エチレン3重量%を含むHuntsm
an P5-012 ポリプロピレンランダムコポリマーのペレットを、Berstorff ZE40 A
x55 L/D 共回転二軸スクリュー押出機の注入ホッパーに供給した。ペレットを容
量測定ペレット供給装置で供給した。押出機温度を約177℃に保持した。ポリ
プロピレンのペレットを約65lb/時(29.5kg/時)の速度で導入した。押
出機RPMは約250であった。遊離ラジカル開始剤〔2,5−ジメチル−2,
5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサン〕の一次部分、開始剤合計の22重量
%を、溶融ポリプロピレン中に約1.4lb/時(0.6kg/時)の速度で注入し
、溶融ポリプロピレンと混合した。その後、溶融無水マレイン酸を溶融ポリプロ
ピレン及び開始剤一次部分の混合物中に、約20.6lb/時(9.3kg/時)の
速度で導入した。溶融無水マレイン酸は、次いで溶融ポリプロピレン及び開始剤
一次部分の混合物と混合して、その結果反応混合物を生成した。その得られた反
応混合物中に、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサ
ン、開始剤合計の78重量%を約5lb/時(2.3kg/時)の速度で導入した。
得られた混合物を混合し、かくして所望のマレイン化ポリプロピレンを生成した
。揮発分を除去するために、第1が22.5インチHg及び第2が27.5インチ
Hgを有している2つのゾーンの減圧排気を用いた。生成物を、溶融生成物をスト
ランド形成用標準冷水浴中に押し出すことにより回収した。冷却したストランド
を、続いてペレットに切断した。生成物を分析し、次の特性を有することを見出
した:酸価約47.2mgKOH /gポリマー;ブルックフィールド・サーモセル粘
度190℃で約27,000cP;及び黄色度指数カラー104.4。
【0036】 ここに記載された本発明の形体は説明するためだけのものであり、本発明の範
囲を限定することを意図するものではないことは明確に理解されたい。本発明は
請求の範囲内に入る全ての変更を含む。

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1種又はそれ以上のカルボン酸又は酸無水物基を有する不飽
    和モノマーで機能化され、少なくとも77の黄色度指数カラー及び190℃で7
    000cPより大きいブルックフィールド・サーモセル粘度を有する機能化ポリプ
    ロピレン。
  2. 【請求項2】 機能化ポリプロピレンが6mgKOH /gポリマーより大きい酸
    価を有することを更に特徴とする請求項1に記載の機能化ポリプロピレン。
  3. 【請求項3】 酸価が6mgKOH /gポリマーより大きく約280mgKOH /g
    ポリマーまでである請求項2に記載の機能化ポリプロピレン。
  4. 【請求項4】 酸価が6mgKOH /gポリマーより大きく約100mgKOH /g
    ポリマーまでである請求項3に記載の機能化ポリプロピレン。
  5. 【請求項5】 酸価が6mgKOH /gポリマーより大きく約75mgKOH /gポ
    リマーまでである請求項4に記載の機能化ポリプロピレン。
  6. 【請求項6】 黄色度指数カラーが少なくとも77から約200までである
    請求項1に記載の機能化ポリプロピレン。
  7. 【請求項7】 黄色度指数カラーが少なくとも77から約150までである
    請求項6に記載の機能化ポリプロピレン。
  8. 【請求項8】 黄色度指数カラーが少なくとも77から約120までである
    請求項7に記載の機能化ポリプロピレン。
  9. 【請求項9】 黄色度指数カラーが81から約120までである請求項8に
    記載の機能化ポリプロピレン。
  10. 【請求項10】 ブルックフィールド・サーモセル粘度が、190℃で70
    00cPより大きく約100,000cPまでである請求項1に記載の機能化ポリプ
    ロピレン。
  11. 【請求項11】 ブルックフィールド・サーモセル粘度が、190℃で約1
    6,000cPから約80,000cPまでである請求項10に記載の機能化ポリプ
    ロピレン。
  12. 【請求項12】 酸価が6mgKOH /gポリマーより大きく約75mgKOH /g
    ポリマーまでであり、黄色度指数が81から約120までであり、且つブルック
    フィールド・サーモセル粘度が190℃で約16,000cPから約80,000
    cPまでである請求項2に記載の機能化ポリプロピレン。
  13. 【請求項13】 機能化ポリプロピレンのポリプロピレンがプロピレンのホ
    モポリマーである請求項1に記載の機能化ポリプロピレン。
  14. 【請求項14】 機能化ポリプロピレンのポリプロピレンが20重量%より
    少ないコモノマーを含む請求項1に記載の機能化ポリプロピレン。
  15. 【請求項15】 コモノマーがエチレンである請求項14に記載の機能化ポ
    リプロピレン。
  16. 【請求項16】 不飽和モノマーが1種又はそれ以上の酸無水物基を含む請
    求項1に記載の機能化ポリプロピレン。
  17. 【請求項17】 不飽和モノマーが無水マレイン酸である請求項16に記載
    の機能化ポリプロピレン。
  18. 【請求項18】 (a)装置内に溶融ポリプロピレンを準備し、 (b)溶融ポリプロピレン中に、少なくとも1種の遊離ラジカル開始剤の合計
    必要量の約0.01〜約99.99重量%の一次量を導入し、そしてこの遊離ラ
    ジカル開始剤の一次量を溶融ポリプロピレンと混合して混合物を形成せしめ、 (c)溶融ポリプロピレン及び遊離ラジカル開始剤の一次量の生成混合物中に
    、1種又はそれ以上のカルボン酸又は酸無水物基を有する不飽和モノマーを含む
    少なくとも1種の機能化剤を導入して、機能化剤を溶融ポリプロピレン及び一次
    量の遊離ラジカル開始剤を含む生成混合物と混合して機能化剤、遊離ラジカル開
    始剤の一次量及び溶融ポリプロピレンを反応させて反応混合物を生成せしめ、 (d)反応混合物中に遊離ラジカル開始剤の残りの二次量約99.99〜約0
    .01重量%を導入して、遊離ラジカル開始剤の残りの量を反応混合物と混合し
    て機能化ポリプロピレンを生成せしめ、そして (e)機能化ポリプロピレンを回収すること: を含んでなる機能化ポリプロピレンの製造方法。
  19. 【請求項19】 溶融ポリプロピレンが固体粒子の形状のポリプロピレンを
    そのポリプロピレンの融点より高く約230℃までの温度で溶融することにより
    支える請求項18に記載の方法。
  20. 【請求項20】 遊離ラジカル開始剤の一次量が遊離ラジカル開始剤の合計
    必要量の約5重量%から50重量%より少ない量までである請求項18に記載の
    方法。
  21. 【請求項21】 機能化剤を、生成混合物中に、遊離ラジカル開始剤の一次
    量の導入に続いて約5〜約180秒後の時間に導入する請求項18に記載の方法
  22. 【請求項22】 遊離ラジカル開始剤の二次量を、反応混合物中に、機能化
    剤の導入に続いて約5〜約240秒後の時間に導入する請求項18に記載の方法
  23. 【請求項23】 機能化剤が無水マレイン酸である請求項18に記載の方法
  24. 【請求項24】 機能化剤に対するポリプロピレンの重量比が約1〜約40
    0である請求項18に記載の方法。
  25. 【請求項25】 装置がスクリュー押出機である請求項18に記載の方法。
  26. 【請求項26】 遊離ラジカル開始剤が過酸化物である請求項18に記載の
    方法。
  27. 【請求項27】 過酸化物が2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペ
    ルオキシ)ヘキサンである請求項26に記載の方法。
  28. 【請求項28】 機能化プロピレンを回収する前に、工程(d)で生成した
    機能化ポリプロピレンから少なくとも1回の減圧によって揮発分を除去すること
    を更に含んでなる請求項18に記載の方法。
  29. 【請求項29】 ポリプロピレンの融点より高い温度に前記方法を保持する
    ことを更に含んでなる請求項18に記載の方法。
  30. 【請求項30】 遊離ラジカル開始剤の重量の約99.99〜約0.01重
    量%である残りの二次量を1回より多い回数で導入する請求項18に記載の方法
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