JP2002538175A - 催吐活性に関するアッセイ - Google Patents

催吐活性に関するアッセイ

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JP2002538175A JP2000602312A JP2000602312A JP2002538175A JP 2002538175 A JP2002538175 A JP 2002538175A JP 2000602312 A JP2000602312 A JP 2000602312A JP 2000602312 A JP2000602312 A JP 2000602312A JP 2002538175 A JP2002538175 A JP 2002538175A
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ロビシヨ,アネツト
サボア,シアンタル
チヤン,チー・チュン
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メルク フロスト カナダ アンド カンパニー
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K49/00Preparations for testing in vivo
    • A61K49/0004Screening or testing of compounds for diagnosis of disorders, assessment of conditions, e.g. renal clearance, gastric emptying, testing for diabetes, allergy, rheuma, pancreas functions
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P23/00Anaesthetics

Abstract

(57)【要約】 4型ホスホジエステラーゼ(PDE4)のインヒビターにおける催吐活性に関するアッセイを開示する。該アッセイは、(A)麻酔作用を引き起こすのに十分な量の麻酔化合物を試験哺乳動物に投与し、(B)PDE4阻害活性を有する試験化合物を該試験哺乳動物に投与し、(C)該麻酔作用の変化に関して該試験哺乳動物を観察し、(D)その麻酔された試験哺乳動物において観察された麻酔作用の変化を標準体と相関させることを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の背景) 本発明は、4型ホスホジエステラーゼ(PDE4)インヒビターとして有用な
試験化合物の催吐活性を検出するためのアッセイに関する。そのような化合物は
、重要な生物活性を有し、喘息ならびに他の炎症性疾患および状態の治療または
予防に使用することができる(Harbinsonら,1997;Karlss
onおよびAldous,1997;Silvestreら,1998;Nie
manら,1998;NicholsonおよびShadid,1994)。し
かし、これらの物質はヒトおよび種々の動物種において嘔吐を引き起こすことが
公知である(Silvestreら,1998;Murdochら,1998;
Robichaudら,1998;HeaslipおよびEvans,1995
;Humpelら,1986;HorowskiおよびSastre−y−He
rnandez,1985)。この衰弱性副作用は、この新規クラスの薬物の治
療的潜在性を著しく損なう。
【0002】 したがって、本発明の1つの目的は、PDE4インヒビターの嘔吐誘発メカニ
ズムを解明することであった。
【0003】 もう1つの目的は、信頼しうる嘔吐に関するアッセイを提供することであった
【0004】 より詳しくは、本発明の目的は、PDE4インヒビターにより誘発される嘔吐
におけるノルアドレナリン作動性神経系の関与を調べ、これらの化合物の催吐活
性に関するアッセイを提供することであった。
【0005】 さらに、このアッセイは、試験化合物の作用部位の同定に特に有用である。
【0006】 本発明の1つの態様においては、本アッセイは、大脳および/または末梢作用
部位において活性を有する試験化合物の同定に有用である。したがって、それは
、血液脳関門を通過しうる試験化合物の選択に有用に適用される。
【0007】 これらの及び他の目的は、本明細書に記載する教示から当業者に明らかとなる
であろう。
【0008】 (発明の概要) 本発明は、 (A)麻酔作用を引き起こすのに十分な量の麻酔化合物を試験哺乳動物に投与
し、 (B)PDE4阻害活性を有する試験化合物を該試験哺乳動物に投与し、 (C)該麻酔作用の変化に関して該試験哺乳動物を観察し、 (D)その麻酔された試験哺乳動物において観察された麻酔作用の変化を標準
体と相関させることを含んでなる、PDE4阻害性化合物の催吐活性に関するア
ッセイを含む。
【0009】 (図面の簡単な記載) 本発明は、以下に説明する図面に関連づけて例示されている。
【0010】 図1は、ラットにおけるキシラジン(10mg/kg)/ケタミン(10mg
/kg)での麻酔の持続時間に対するPDE4インヒビターの効果のグラフであ
る。麻酔の誘導の15分後、□ビヒクル(60% PEG−200、n=14)
、■RS−14203、○R−ロリプラム(rolipram)、●S−ロリプ
ラムまたは△CT−2450をラットに注射した。麻酔の持続時間を、立ち直り
反射の戻りにより評価した。データは、動物4〜9匹/用量を試験した場合の平
均±SEMとして表されている。は、p<0.05におけるビヒクル群からの
統計差を示す(分散分析(ANOVA))。
【0011】 図2は、ラットにおけるキシラジン(10mg/kg)/ケタミン(10mg
/kg)での麻酔の持続時間に対するα−2アドレナリン受容体アンタゴニスト
MK−912およびMK−467の効果のグラフである。麻酔の誘導の15分後
、A.MK−912、B.MK−467をラットに注射した。麻酔の持続時間を
、立ち直り反射の戻りにより評価した。MK−912およびMK−467に使用
したビヒクルは60% PEG−200であった。結果は、MK−912で処理
した動物が、低用量で短い横臥持続時間を有することを示している。MK−46
7での該動物の処理は、高用量であっても、ビヒクル処理動物との比較において
横臥時間に影響を及ぼしていない。データは、平均±SEMとして表されている
は、p<0.05におけるビヒクル群からの統計差を示す(ANOVA)。
【0012】 (詳細な記載) PDE4インヒビターとして公知の化合物における最も一般的な副作用は嘔吐
であると認識されている。本発明は、この特定の薬物クラスの催吐作用と良く相
関するアッセイを提供する。
【0013】 本発明の1つの態様においては、 (A)麻酔作用を引き起こすのに十分な量の麻酔化合物を試験哺乳動物に投与
し、 (B)PDE4阻害活性を有する試験化合物を該試験哺乳動物に投与し、 (C)該麻酔作用の変化に関して該試験哺乳動物を観察し、 (D)その麻酔された試験哺乳動物において観察された麻酔作用の変化を標準
体と相関させることを含んでなる、PDE4阻害性化合物の催吐活性に関するア
ッセイを開示する。
【0014】 本発明のもう1つの態様においては、麻酔作用を引き起こすのに十分な量で該
試験哺乳動物に投与する麻酔化合物が、キシラジン、メデトミジン(medet
omidine)、デクスメデトミジン(dexmedetomidine)、
デトミジン(detomidine)およびクロニジンよりなる群から選ばれる
α−2アドレナリン受容体アゴニスト化合物であるアッセイを開示する。
【0015】 本発明のもう1つの態様においては、ケタミン、フェンシクリジンおよびチレ
タミンよりなる群から選ばれる麻酔薬と共に該麻酔性α−2アゴニスト化合物を
投与するアッセイを開示する。
【0016】 本発明のもう1つの態様においては、該麻酔作用の変化に関して該試験哺乳動
物を観察するステップが、該試験哺乳動物を背部横臥(dorsal recu
mbency;うつ伏せ)で配置し立ち直り反射の回復に関して観察することを
含むアッセイを開示する。本発明で用いる背部横臥の持続時間は、立ち直り反射
の回復のための時間と同意義である。
【0017】 本発明のもう1つの態様においては、該立ち直り反射の回復を、該試験PDE
4阻害性化合物の嘔吐誘発傾向と相関させるアッセイを開示する。
【0018】 本発明のもう1つの態様においては、該試験哺乳動物が、ラット、マウスおよ
びフェレットよりなる群から選ばれるアッセイを開示する。
【0019】 本明細書に記載のとおり、α2アドレナリン受容体アゴニスト麻酔薬の麻酔作
用のモジュレーションとPDE4インヒビターの催吐作用との間には良好な相関
性が存在する。
【0020】 PDE4阻害活性を有する化合物の具体例は、1998年1月20日付けで付
与された米国特許第5,710,160号および第5,710,170号、米国
特許第5,608,070号、1997年4月22日付けで付与された米国特許
第5,632,977号、および1998年9月28日付けで出願された米国特
許出願第09/163,033号(それらのすべての全体を参照により本明細書
に組み入れることとする)に記載されている。
【0021】 ロリプラム(rolipram)RS14203およびCT−2450は公知
PDE4阻害性化合物である。それらの構造を以下に示す。
【0022】
【化1】
【0023】 MK−912およびMK−467は以下の構造を有する。
【0024】
【化2】
【0025】 本発明で用いる、非ヒト哺乳動物における「催吐活性」は、悪心、嘔吐、過剰
唾液分泌、換気亢進、むかつき及び口での引っ掻きを意味する。ヒトにおいては
、これは、悪心、嘔吐、吐き気など意味する。
【0026】 クロニジンは、一般には麻酔薬として作用しない公知α2アドレナリン受容体
アゴニストである。その代わりに、それは抗高血圧薬として作用する。キシラジ
ンは、もう1つの公知α2アドレナリン受容体アゴニストであり、麻酔薬として
獣医学において有用である。
【0027】 より弱い催吐活性を有するPDE4インヒビターは、より大きな嘔吐誘発傾向
を有するPDE4インヒビターほどには、試験哺乳動物においてキシラジン/ケ
タミンで認められる麻酔作用を減少させないことが認められている。より大きな
催吐作用を有するPDE4インヒビターは、試験哺乳動物に、より素早く立ち直
り反射から回復させる。したがって、嘔吐誘発能と麻酔作用の短縮との間には相
関性が存在する。特定の作用メカニズムに限定されるものではないが、α2−ア
ドレナリン受容体アンタゴニスト麻酔薬の麻酔作用の変化とPDE4インヒビタ
ーで認められる嘔吐との間の相関性に関する1つの説明は、該PDE4インヒビ
ターが、α2−アドレナリン受容体アンタゴニストの生物学的作用を模倣するこ
とにより嘔吐を誘発するというものである。これはラットおよびフェレットにお
いて示されている。ラットおよびフェレットにおいてキシラジン/ケタミン麻酔
薬に影響を及ぼす構造的に異なるPDE4インヒビターを使用した。RS142
03、R−ロリプラムおよびS−ロリプラムは、キシラジン/ケタミンの組合せ
で麻酔したラットの横臥の持続時間を用量依存的に減少させた。最小の嘔吐誘発
傾向を有する本明細書に記載のPDE4阻害性化合物であるCT−2450は、
試験した用量(3〜30mg/kg)において、立ち直り反射の回復に影響を及
ぼさなかった。
【0028】 試験化合物は、末梢および/または大脳作用部位において有効でありうる。こ
のアッセイの適用において、該試験化合物の作用部位を特徴づけることができる
。この適用のもう1つの態様において、大脳作用部位に影響を及ぼしうる従って
血液脳関門を通過する可能性を示す試験化合物が、試験哺乳動物においてキシラ
ジン/ケタミンで認められる麻酔作用を減少させることが認められた。末梢作用
部位のみに影響を及ぼす試験化合物は、試験哺乳動物においてキシラジン/ケタ
ミンで誘導された麻酔の持続時間に何ら影響を及ぼさない。
【0029】 以下のアッセイプロトコールを用いて、PDE4阻害活性を有する化合物を特
徴づけることができる。PDE4阻害活性を測定するためのアッセイ PDE4a酵素を安定に発現するCHO−K1細胞系の確立 プロスタサイクリン受容体を安定に発現し既に記載されているとおり(Y.B
oieら,J.Biol.Chem.:269,12173−12178,19
94)のG418選択下で培養されたCHO−K1細胞を、αMEM培地、10
%熱不活化ウシ胎仔血清(FBS)、1%(v/v)ペニシリン/ストレプトマ
イシン、25mM Hepes(pH7.4)および500mg/ml G41
8(完全培地)を含有するT−175フラスコ(Gibco,Burlingt
on,VT)中、1.75×10細胞/175cmの密度でプレーティング
した。該細胞をインキュベーター中、37℃、5% COで24時間配置した
。ついで該細胞を、加温された無菌リン酸緩衝食塩水(PBS)で洗浄し、Op
ti−MEM中、2mg/ml DNAおよび9mg/mlリポフェクタミン試
薬と共に37℃、5% COで7時間インキュベートした。該インキュベーシ
ョン溶液を、20% FBSを含有するOpti−MEMで1:2希釈し、一晩
インキュベートした。その一晩のインキュベーションの後、該培地を、500m
g/mlハイグロマイシンBを含有する完全培地と交換した。コロニーを同定し
、更なる特徴づけのためにT−175フラスコ中で培養した。
【0030】 全細胞cAMP含量の測定 CHO−K1細胞を、10細胞/175cmの密度(500mg/mlハ
イグロマイシンと共に完全培地を含有する)でプレーティングした。該フラスコ
をインキュベーター中、37℃、5% COで72時間維持した。該培地を交
換し、該細胞を一晩培養した。該細胞を洗浄し、0.5mM EDTAを含有す
るPBSで該プレートから解離させた。該細胞懸濁液を150g×10分間遠心
分離し、該細胞を0.2×10細胞/mlの濃度でHanks緩衝食塩溶液に
再懸濁させることにより、細胞cAMP含量を測定した。該細胞を室温で15分
間プレインキュベートし、ついで10mMプロスタグランジンI(PGI
および示されている化合物と共に更に10分間インキュベートした。該細胞を0
.1% DMSO中でインキュベートすることにより、基礎cAMPレベルを測
定した。HCl(最終0.1N)の添加によりインキュベーションを終了させ、
後記のとおりに該細胞をcAMPに関して測定した。
【0031】 全細胞cAMP含量の測定は、ScintiStrip(商標)ウェル(最終
容積300ml)中、100mlの再構成ウサギ抗スクシニルcAMP血清を1
00mlの該全細胞反応または既知cAMP標準および30pmolの125
−cAMP TMEと共に室温で18時間インキュベートすることにより行なっ
た。cAMP標準のサンプルの存在下で、全cpm(B)を測定した。ついで
該反応混合物を該ウェルから吸引除去し、1分間、10〜999で窓を開けたB
eckman LS 6000SC中で個々の細胞を計数した。該データを、%
B/B=[(標準またはサンプルのcpm−非特異的cpm)/(B cp
m−非特異的cpm)]×100として表した。非特異的cpmは、Scint
iStrip(商標)ウェル中、アッセイバッファー(50nM酢酸塩;pH5
.8)と共に125I−cAMP TMEのみをインキュベートすることにより
測定した。すべての測定は三重に行なった。
【0032】 ホスホジエステラーゼシンチレーション近位アッセイ CHO−K1細胞を、50mM Tris(pH7.5)、1mM EDTA
および200mM b−メルカプトエタノールを含有する氷冷溶液中、50%の
出力設定の超音波処理(Braunsonic Model 2000)により
10分間細胞溶解した。該超音波処理物を100,000×g、4℃で90分間
遠心分離することにより、該細胞の可溶性および粒子状画分を得た。50mM
Tris(pH7.5)、10mM MgCl、1mM EDTAおよび10
0nM(または示されている)H−cAMP(最終容積100mM)を含有す
る溶液中、種々の濃度のインヒビターの存在下でPDE活性を測定した。酵素を
含有する反応混合物を、96ウェルView Plates(Packard)
中、30℃で10分間インキュベートし、18mM ZnSOを含有する50
mlのホスホジエステラーゼシンチレーション近位アッセイ(Phosphod
iesterase Scintillation Proximity As
say)(SPA)ビーズ(Amersham)の添加により、それを終了させ
た。該プレートをWallac 1450mBeta LSCカウンター中で計
数することにより、H−cAMPの加水分解の量を測定した。
【0033】 白血球内のcAMPの上昇 細胞内cAMPに対するPDE4阻害性化合物の効果を、ヒト好中球またはモ
ルモット好酸球を使用して調べた。ヒト好中球を末梢血から分離し、ジヒドロサ
イトカラシンBおよび該試験化合物と共に10分間インキュベートし、ついでF
MLPで刺激した。モルモット好酸球を、ヒト血清の腹腔内注射で予め処理され
た動物の腹膜潅流により回収した。好酸球を該腹膜滲出液から分離し、イソプレ
ナリンおよび試験化合物と共にインキュベートした。両方の細胞型に関して、懸
濁液を該インキュベーションの終了時に遠心分離し、該細胞ペレットをバッファ
ーに再懸濁させ、10分間煮沸した後、特異的ラジオイムノアッセイ(DuPo
nt)によりcAMPの測定を行なった。
【0034】 白血球の機能の抑制 PDE4阻害性化合物を、スーパーオキシド生成、好中球および好酸球の化学
走性および接着に対するそれらの効果に関して調べた。単離された白血球を、F
MLPでの刺激の前に、スーパーオキシド生成用のジヒドロサイトカラシンBお
よび試験化合物と共にインキュベートした。
【0035】 ヒト末梢血単球(PBM)による腫瘍壊死因子(TNF)のリポ多糖(LPS
)誘導合成は、PDE4阻害性化合物により抑制される。
【0036】 インビトロにおける収縮気道平滑筋の弛緩 単離されたモルモット気管平滑筋に対するPDE4阻害性化合物の効果を調べ
た。単離された気管輪を器官浴内に懸濁させ、酸素化クレブス溶液に浸した。次
第に増加する濃度の試験化合物を該器官浴に加える前に、該平滑筋を亜最大濃度
のヒスタミンまたはカルバコールで収縮させた。該化合物は、ヒスタミンおよび
カルバコールにより誘導された収縮の濃度依存的逆転を引き起こした。
【0037】 インビトロにおける心筋に対する効果 また、PDE4阻害性化合物を、単離された心筋に対するそれらの効果に関し
て試験した。右心房および乳頭筋をモルモットの心臓から切除し、器官浴内に吊
るして、自発的拍動性心房の速度(変時性)および電気的に刺激された乳頭筋の
力(変力性)を測定した。これらの調製物においては、ロリプラムなどの選択的
PDE4インヒビターは直接的な効果を及ぼさず、一方、ミルリノンなどの選択
的PDE IIIインヒビターは正の変時性および変力性効果を有する。喘息に
おいて気管支拡張薬として使用される非特異的PDEインヒビターであるテオフ
ィリンも、頻脈などの有意な心臓血管変化を引き起こす。したがって、選択的P
DE4インヒビターは、心臓血管の副作用の減少により、テオフィリンを凌ぐ利
点を有する。
【0038】 インビボにおける抗炎症性活性 ラットにおけるインターロイキン−5(IL−5)により誘導された胸膜好酸
球(Lisleら,1993,Br.J.Pharmacol.108,230
p)は、PDE4阻害性活性を有する化合物により阻害される。
【0039】 また、PDE4阻害性化合物は、血小板活性化因子(PAF)によりラットに
おいて誘導される炎症性応答を減少させることが示されうる。
【0040】 インビボにおける抗アレルギー活性 感作モルモットによる抗原の吸入により誘導されたIgE媒介アレルギー性肺
炎に対する効果に関して、PDE4阻害性化合物を試験した。水酸化アルミニウ
ムおよび百日咳ワクチンと組合せた抗原の腹腔内注射により、穏やかなシクロホ
スファミド誘導性免疫抑制下、モルモットをオボアルブミンに対して初期感作し
た。2および4週間後ならびに第6週の時点で、ブースター用量の抗原を投与し
、動物を、腹腔内投与された抗ヒスタミン剤(メピラミン)の保護(cover
)下でエアゾール化オボアルブミンで攻撃した。さらに48時間後、気管支肺胞
洗浄(BAL)を行ない、BAL液中の好酸球および他の白血球の数を計数した
。また、炎症性傷害に関する組織学的検査用に該肺を摘出した。抗原攻撃後48
時間における3回までの実施例の化合物の投与(0.001〜10mg/kg
i.p.またはp.o.)は、好酸球および他の炎症性白血球の蓄積の有意な減
少を招く。また、該実施例の化合物で処理された動物の肺においては、炎症性傷
害は、より少なかった。
【0041】 肺動力学に対する効果 PDE4阻害性化合物(経口または他の投与経路により0.001〜10mg
/kg)は、感作モルモットにおいて抗原により引き起こされるアレルギー性気
管支収縮を減少させる。
【0042】 PDE4阻害性化合物を、モルモットの気道のオゾン誘導性過剰反応に対する
それらの効果に関して試験した。オゾン吸入後のモルモットは、吸入されたヒス
タミンの気管支収縮効果に対して、天然動物より非常に感受性になる(Yead
onら,1992,Pulmonary Pharm.,,39)。ヒスタミ
ンに対する用量反応曲線の、左側(10〜30倍)への顕著な移動、および肺抵
抗における最大増加の非常に顕著な増加が認められる。オゾン処理の1時間前に
腹腔内または経口経路で投与した化合物(0.001〜10mg/kg)は、オ
ゾン誘導性過剰反応の用量依存的阻害を引き起こす。
【0043】 SPAに基づくPDE活性アッセイプロトコール IV型cAMP特異的ホスホジエステラーゼによるcAMPからAMPへの加
水分解を阻害する化合物を、以下のとおりに96ウェルプレート形式でスクリー
ニングした。
【0044】 96ウェルプレートにおいて、30℃で、該試験PDE4阻害性化合物(2μ
lのDMSOに溶解したもの)、10mM MgCl、1mM EDTA、5
0mM Tris(pH7.5)、[2,8−H]サイクリックアデノシン3
’,5’−リン酸(cAMP,100nM〜50μM)を含有する188mlの
基質バッファーを加えた。10mlのヒト組換えPDE−IV(30℃で10分
間で〜10%の産物が生成するようにその量を制御した)の添加により、該反応
を開始させた。10分後、1mgのPDE−SPAビーズ(Amersham)
の添加により、該反応を停止させた。生成した産物であるAMPをMicrob
eta 96ウェルプレートカウンター上で定量した。酵素の不存在下のシグナ
ルをバックグラウンドと定めた。100%活性を、酵素およびDMSOの存在下
で検出されたシグナルから該バックグラウンドを差し引いたものと定めた。それ
に従って阻害率(%)を求めた。IC50値は、10点の力価測定からの標準的
な4−パラメーター/多結合部位等式の非線形回帰適合により近似した
【0045】 嘔吐および麻酔アッセイプロトコール 該PDE4インヒビターの催吐能を、キシラジンなどのα2−アドレナリン受
容体アゴニスト麻酔薬で得られる麻酔に対する、該PDE4阻害性化合物が示す
阻害レベルと相関させる。これを、以下のアッセイプロトコールを用いて示す。
【0046】 嘔吐応答: すべての実験プロトコールは、Animal Care Committee
at Merck Frosst Centre for Therapeu
tic Researchにより承認されたものである。雄成体フェレット(M
ustela putorius furo;1〜2kg,Marshall
Farms,North Rose,NY,U.S.A.)を使用し、既に記載
されている方法(Robichaudら,1998)に従い実験を行なった。該
フェレットを、湿度および温度が制御された環境中に収容し、食餌(Marsh
all Premiumフェレット食餌;Marshall Farms,No
rth Rose,NY,U.S.A.)および水を任意量で与えた。
【0047】 簡単に説明すると、該実験当日、フェレットを個々の籠内に配置し、少なくと
も30分間、馴化させた。絶食は、これらの実験の必要条件ではなかった。関心
のある物質またはビヒクルでの前処理は、催吐攻撃の60分前に皮下、腹腔内ま
たは経口投与により行なった。該PDE4インヒビターを使用直前に100%
PEG−200に溶解し、40cm給餌用チューブ(Monoject,St
Louis,MO,USA)を使用して1ml/kgの容積で経口投与した。
【0048】 該薬物の投与後、PDE4インヒビターの投与の120分後まで該動物を連続
的に観察した。その間、挙動の変化、すなわち、悪心(すなわち、腹部のリズミ
カルな収縮)および嘔吐運動(すなわち、胃腸管からの固体/液体物質の吐出ま
たはその試み)の数を記録した。
【0049】 麻酔の持続時間 雄Sprague−Dawleyラット(338±5g;Charles R
iver,St−Constant,Qc,Canada)を、キシラジン(1
0mg/kg)およびケタミン(10mg/kg)の組合せの、背部後足への1
回の筋肉内注射投与で麻酔した。15分後、処理薬物またはそのビヒクルを皮下
に注射し(投与容積=1ml/kg)、該動物を背部横臥で配置した。立ち直り
反射の戻りにより、すなわち、該動物がもはや仰向けではなく完全にうつ伏せに
戻った際に、麻酔の持続時間を測定した。
【0050】 麻酔の持続時間に対するPDE4インヒビターの効果を、フェレットの場合と
同様にして評価した。簡単に説明すると、フェレットを、麻酔の誘導の前に少な
くとも8時間、任意量の水を与えながら絶食させた。該動物を、後部後足へのキ
シラジン(2mg/kg)とケタミン(25mg/kg)の組合せの1回の筋肉
内注射で麻酔した(Sylvinaら,1990)。15分後、試験薬物または
そのビヒクルを、0,25ml/kgの投与容積で頚の基底に皮下投与した。該
フェレットを背部横臥で配置し、麻酔の持続時間を立ち直り反射の戻りにより評
価した。各フェレットをそれ自身の対照として用い、処理の合間に2週間の洗浄
期間を設けて両方の処理をランダムに行なった。ヨヒンビンの0.5mg/kg
を陽性対照として使用した。
【0051】 薬物: PDE4インヒビターRS14203、R−およびS−ロリプラムならびにC
T−2450を、Merck Research Laboratory(Mo
ntreal,Qc,Canada)から入手した。CT2450は、元々はC
elltech Therapeutics Ltd(Slough,U.K.
)により合成されたものである。MK−912およびMK−467をMerck
Research Laboratory(Rahway,N.J.,U.S
.A.)から入手した。クロニジンをSigma(St Louis,MO,U
SA)から、キシラジン(Rompun)をBayer(Etobicoke,
Ont.,Canada)から、ケタミン(Ketaset)をAyerst(
Montreal,Qc,Canada)から購入した。
【0052】 データ: 頻度(応答動物の数/試験した動物の数)および潜伏期(投与から最初の悪心
または嘔吐エピソードまでの時間)を算出した。すべての非応答動物には、観察
期間の長さに対応する潜伏期を割り当てた。値を、平均±SEMとして表し、t
−検定分析(対または不対)または多重比較(Bonferroni)による分
散分析(ANOVA)を用いて有意差に関して分析した。p<0.05を、有意
差があるとみなした。
【0053】 結果 α2−アドレナリン受容体: α2−アドレナリン受容体アンタゴニストであるヨヒンビンでフェレットを前
処理した。腹腔内注射後、意外にも、ヨヒンビンは、試験したすべてのフェレッ
トにおいて、投与後迅速に(平均潜伏期=7±1分)悪心および嘔吐を誘発した
。経口的または皮下に該薬物を投与した場合にも、同様の効果が認められた。他
の2種の選択的α−2アドレナリン受容体アンタゴニストMK−912およびM
K−467(Pettiboneら,1987;Clineschmidtら,
1988)の投与後にも、嘔吐が記録された。
【0054】 α2−アドレナリン受容体アゴニストであるクロニジンを、62.5〜250
μg/kgの用量範囲でフェレットに投与した。それ単独では、嘔吐を誘発しな
かった。しかし、用量に関連しているらしい軽い鎮静が、該投与後に迅速に認め
られた。催吐用量のRS14203(1mg/kg p.o.)での攻撃に際し
て、クロニジンは、RS14203により誘発された悪心(p=0.0009)
および嘔吐(p=0.002)の数の用量依存的減少を引き起こし、開始の潜伏
期を増加させた(p=0.0001)(表1)。
【0055】
【表1】
【0056】 PDE4インヒビター(RS14203 1mg/kg;CT−2450 3
0mg/kg;R−ロリプラム 3mg/kg)で嘔吐誘発する60分前に該動
物を前処理した。嘔吐を2時間にわたりモニターし、非応答動物はすべて、12
0分の潜伏期とした。クロニジンに使用したビヒクルは食塩水であり、PDE4
インヒビターには100% PEG−200を使用した。データを平均±SEM
として表した。 p<0.05におけるビヒクル群からの統計差(ANOVAまたは不対t
−検定)。 応答動物の数/試験した数
【0057】 試験した最高用量(250μg/kg)において、クロニジンで前処理された
6匹中5匹の動物はRS14203誘発性嘔吐に対する完全な防御を示した。そ
の特定の群において催吐応答を現した動物は、1つの悪心および1つの嘔吐エピ
ソードを示した。同様に、クロニジン(250μg/kg)はまた、処理された
すべての動物において、CT−2450により誘発される嘔吐を阻止し、催吐用
量のR−ロリプラムで攻撃された3匹中2匹の動物において完全な防御をもたら
した。
【0058】 フェレットへのRS14203の投与は、嘔吐に加えて、唾液過多、換気亢進
、むかつき及び口での引っ掻きなどの他のいくつかの挙動的効果をもたらした。
これらの効果は、ビヒクルで前処理されたすべての動物において認められた(表
2)。
【0059】
【表2】
【0060】 クロニジン250μg/kg前処理群においては、該動物のいずれにおいても
唾液過多は示さず、6匹中1匹がRS14203投与後に換気亢進を示した。し
かし、むかつき及び口における引っ掻きは影響されなかった。
【0061】 麻酔の持続時間に対するMK−912およびMK−467の効果 ラットにおいては、キシラジンとケタミンとの組合せにより誘導された麻酔は
、MK−912の投与により有意かつ用量依存的に逆転されうるが、MK−46
7ではそうではない(図2)。MK−912は、脳透過性α−2アドレナリン受
容体アンタゴニストとして特徴づけられており(Pettiboneら,198
7)、一方、MK−467は、末梢的に活性なα−2アドレナリン受容体アンタ
ゴニストである(Clineschmidtら,1988)。立ち直り反射の回
復がMK−912では認められMK−467では認められないことは、試験哺乳
動物においてキシラジン/ケタミンの麻酔作用を減弱しうる化合物も血液脳関門
を通過しうることを示唆している。
【0062】 参照文献
【表3】 引用されているすべての参照文献の全体を、参照により本明細書に組み入れる
こととする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、ラットにおけるキシラジン(10mg/kg)/ケタミン(10mg
/kg)での麻酔の持続時間に対するPDE4インヒビターの効果のグラフであ
る。
【図2A】 図2Aは、ラットにおけるキシラジン(10mg/kg)/ケタミン(10m
g/kg)での麻酔の持続時間に対するα−2アドレナリン受容体アンタゴニス
トMK−912の効果のグラフである。
【図2B】 図2Bは、ラットにおけるキシラジン(10mg/kg)/ケタミン(10m
g/kg)での麻酔の持続時間に対するα−2アドレナリン受容体アンタゴニス
トMK−467の効果のグラフである。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年4月10日(2001.4.10)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 45/00 A61K 45/00 A61P 23/00 A61P 23/00 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KR,KZ,L C,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD ,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL, PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,S L,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US ,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 サボア,シアンタル カナダ国、ケベツク・アシユ・9・アシ ユ・3・エル・1、カークランド、トラン ス−カナダ・ハイウエイ・16711 (72)発明者 チヤン,チー・チュン カナダ国、ケベツク・アシユ・9・アシ ユ・3・エル・1、カークランド、トラン ス−カナダ・ハイウエイ・16711 Fターム(参考) 4C084 AA17 AA20 MA02 MA52 NA06 ZA041 ZC611 4C085 HH20 KA36 LL13 LL20 4C086 BC21 BC38 BC87 MA02 MA52 NA06 ZA04 4C206 AA01 FA29 MA02 MA72 NA06 ZA04

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)麻酔作用を引き起こすのに十分な量の麻酔化合物を試
    験哺乳動物に投与し、 (B)PDE4阻害活性を有する試験化合物を該試験哺乳動物に投与し、 (C)該麻酔作用の変化に関して該試験哺乳動物を観察し、 (D)その麻酔された試験哺乳動物において観察された麻酔作用の変化を標準
    体と相関させることを含んでなる、PDE4阻害性化合物の催吐活性に関するア
    ッセイ。
  2. 【請求項2】 麻酔作用を引き起こすのに十分な量で該試験哺乳動物に投与
    する麻酔化合物が、キシラジン、メデトミジン、デクスメデトミジン、デトミジ
    ンおよびクロニジンよりなる群から選ばれるα−2アドレナリン受容体アゴニス
    ト化合物である、請求項1に記載のアッセイ。
  3. 【請求項3】 ケタミン、フェンシクリジンおよびチレタミンよりなる群か
    ら選ばれる麻酔薬と共に該麻酔性α−2アゴニスト化合物を投与する、請求項1
    に記載のアッセイ。
  4. 【請求項4】 該麻酔作用の変化に関して該試験哺乳動物を観察することが
    、その麻酔された哺乳動物を立ち直り反射の回復に関して観察することを含む、
    請求項1に記載のアッセイ。
  5. 【請求項5】 該立ち直り反射の回復を、該試験PDE4阻害性化合物の嘔
    吐誘発傾向と相関させる、請求項4に記載のアッセイ。
  6. 【請求項6】 該試験哺乳動物が、ラット、マウスおよびフェレットよりな
    る群から選ばれる、請求項1に記載のアッセイ。
  7. 【請求項7】 試験化合物をその脳透過性に関して選択するための方法であ
    って、 (A)麻酔作用を引き起こすのに十分な量の麻酔化合物を試験哺乳動物に投与
    し、 (B)試験化合物を該試験哺乳動物に投与し、 (C)該麻酔作用の変化に関して該試験哺乳動物を観察し、 (D)その麻酔された試験哺乳動物において観察された麻酔作用の変化を標準
    体と相関させることを含んでなり、 標準体と比較した場合の該試験哺乳動物における該麻酔作用の変化が、該試験
    化合物が該脳透過性を有することに関する指標となることを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 麻酔作用を引き起こすのに十分な量で該試験哺乳動物に投与
    する麻酔化合物が、キシラジン、メデトミジン、デクスメデトミジン、デトミジ
    ンおよびクロニジンよりなる群から選ばれるα−2アドレナリン受容体アゴニス
    ト化合物である、請求項7に記載のアッセイ。
  9. 【請求項9】 ケタミン、フェンシクリジンおよびチレタミンよりなる群か
    ら選ばれる麻酔薬と共に該麻酔性α−2アゴニスト化合物を投与する、請求項7
    に記載のアッセイ。
  10. 【請求項10】 該麻酔作用の変化に関して該試験哺乳動物を観察すること
    が、その麻酔された哺乳動物を立ち直り反射の回復に関して観察することを含む
    、請求項7に記載のアッセイ。
  11. 【請求項11】 該立ち直り反射の回復を、該試験化合物が脳透過性を有し
    うることと相関させる、請求項10に記載のアッセイ。
  12. 【請求項12】 該試験哺乳動物が、ラット、マウスおよびフェレットより
    なる群から選ばれる、請求項7に記載のアッセイ。
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