JP2002538090A - ワクチンおよび遺伝子治療組成物およびその作製および使用法 - Google Patents
ワクチンおよび遺伝子治療組成物およびその作製および使用法Info
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Abstract
Description
ンおよび方法に関している。本発明は細胞、組織および/または臓器移植法を受
けている患者を処置するための組成物および方法に関している。本発明は免疫応
答を調節する組成物および方法に関している。背景技術 ワクチンは、病原性抗原またはヒト疾患に関与する細胞に付随する抗原のよう
な標的抗原に対して個体を免疫化するために有用である。ヒト疾患に関与する細
胞に関係する抗原には、癌関連腫瘍抗原および自己免疫疾患に関与する細胞に付
随する抗原が含まれる。
抗原を産生するワクチンは免疫系の細胞系部分の誘導に有効であることが認めら
れている。特に、生弱毒化ワクチン、無毒性ベクターを使用する組換え体ワクチ
ン、およびDNAワクチンはすべてワクチン接種された個体の細胞中での抗原の
生成を導き、それは免疫系の細胞系部分の誘導を生じる。一方、タンパク質およ
び殺されたまたは不活性化されたワクチンを含むサブユニットワクチンは、体液
性応答を誘導せず、良好な細胞性免疫応答を誘導しない。
原体感染、癌または自己免疫疾患の処置のための有効な免疫仲介治療を提供する
ために必要である。従って、生弱毒化ワクチン、無毒性ベクターを使用する組換
え体ワクチン、およびDNAワクチンのようなワクチン接種された個体の細胞中
で標的抗原を生成するワクチンが良好である。
的に個体を免疫化するのに有効であると報告されているが、改良されたワクチン
に対する要求がある。促進された免疫応答を生み出す組成物および方法が要求さ
れている。
よび器官の拒否にも関係している。しばしば、供与者の細胞、組織および器官は
受容者の細胞と異なった主要組織適合複合体クラスI(MHCI)のサブタイプ
を持っている。受容者免疫系はMHCIサブタイプの相違を検出し、供与者の細
胞、組織および器官に対して免疫応答を指示する。
はMHCII抗原を発現する供与者細胞の拒絶を生じる。 移植臓器拒絶反応が重度となることを防止できる、または軽減できる組成物お
よび方法が要求されている。発明の要約 本発明は個体において免疫原に対する免疫応答を誘導する方法に関している。
本方法は個体における発現に必要な制御要素へ作動可能なように連結された免疫
原をコードしているヌクレオチド配列および個体における発現に必要な制御要素
へ作動可能なように連結された主要組織適合複合体抗原をコードしているヌクレ
オチド配列を含む核酸分子を、個体の身体上の部位から個体に投与する工程を含
んでいる。核酸分子は個体の細胞により取り込まれる。そこで免疫原および主要
組織適合複合体抗原をコードしているヌクレオチド配列が発現され、免疫原に対
する免疫応答が個体に誘導される。もしくは、または同時に、本方法は第一の核
酸分子および第二の核酸分子を個体の身体上の部位から個体に投与する工程を含
んでいる。第一の核酸分子は個体における発現に必要な制御要素へ作動可能なよ
うに連結された免疫原をコードしているヌクレオチド配列を含んでいる。第二の
核酸分子は個体における発現に必要な制御要素へ作動可能なように連結された主
要組織適合複合体抗原をコードしているヌクレオチド配列を含んでいる。第一お
よび第二の核酸分子は個体の細胞により取り込まれ、免疫原および主要組織適合
複合体抗原をコードしているヌクレオチド配列が発現され、免疫原に対する免疫
応答が個体に誘導される。いくつかの態様において、核酸分子はB7.2蛋白質
をコードしているヌクレオチド配列をさらに含んでいる。
るヌクレオチド配列、制御要素へ作動可能なように連結された主要組織適合複合
体抗原をコードしているヌクレオチド配列、および随意に制御要素へ作動可能な
ように連結されたB7.2蛋白質をコードしているヌクレオチド配列を含んでい
るプラスミド、およびそれを含んでいる医薬組成物にも関している。
物にも関しており、ここで第一のプラスミドは制御要素へ作動可能なように連結
された免疫原をコードしているヌクレオチド配列および制御要素へ作動可能なよ
うに連結された主要組織適合複合体抗原をコードしているヌクレオチド配列を含
んでおり、第二のプラスミドはB7.2蛋白質をコードしているヌクレオチド配
列を含んでいる。
ドしているヌクレオチド配列および制御要素へ作動可能なように連結された主要
組織適合複合体抗原をコードしているヌクレオチド配列を含んでいるプラスミド
にも関している。
物にも関している。第一のプラスミドは免疫原をコードしているヌクレオチド配
列を含み、第二のプラスミドは主要組織適合複合体抗原をコードしているヌクレ
オチド配列を含んでいる。両方のプラスミドは随意にさらにB7.2をコードし
ているヌクレオチド配列を含んでいてもよい。随意に、組成物は、B7.2をコ
ードしているヌクレオチド配列を含む第三のプラスミドを含んでいてもよい。
していない供与者細胞、組織および器官の拒絶を減少させる方法にも関している
。本方法は、個体における発現に必要な制御要素へ作動可能なように連結された
死信号または毒素をコードしているヌクレオチド配列、および個体における発現
に必要な制御要素へ作動可能なように連結された主要組織適合複合体抗原をコー
ドしているヌクレオチド配列を含んでいる核酸分子を個体の身体上の部位から個
体に投与する工程を含んでいる。主要組織適合複合体抗原は供与者細胞、組織お
よび器官に一致している。核酸分子は個体の細胞により取り込まれ、そこで主要
組織適合複合体抗原および死信号または毒素が発現される。T細胞のT細胞レセ
プターは、細胞により発現された主要組織適合複合体抗原を含んでいる複合体を
形成する。T細胞は複合体形成後、死信号または毒素と相互作用することにより
死滅する。個体における一致していない供与者細胞、組織および器官の拒絶反応
はこれにより減少する。もしくは、または同時に、本方法は第一の核酸分子およ
び第二の核酸分子を個体の身体上の部位から個体に投与する工程を含んでいる。
第一の核酸分子は個体における発現に必要な制御要素へ作動可能なように連結さ
れた死信号または毒素をコードしているヌクレオチド配列を含んでいる。第二の
核酸分子は個体における発現に必要な制御要素へ作動可能なように連結された主
要組織適合複合体クラスI抗原をコードしているヌクレオチド配列を含んでいる
。主要組織適合複合体抗原は供与者細胞、組織および器官に一致している。第一
および第二の核酸分子は個体の細胞により取り込まれ、そこで主要組織適合複合
体抗原および死信号または毒素をコードしているヌクレオチド配列が発現される
。T細胞のT細胞レセプターは、細胞により発現された主要組織適合複合体抗原
を含んでいる複合体を形成する。T細胞は複合体形成後、死信号または毒素と相
互作用することにより死滅し、個体における一致していない供与者細胞、組織お
よび器官の拒絶反応が減少する。いくつかの態様において、核酸分子はB7.2
蛋白質をコードしているヌクレオチド配列をさらに含んでいる。
ードしているヌクレオチド配列、制御要素へ作動可能なように連結された主要組
織適合複合体抗原をコードしているヌクレオチド配列、および随意に制御要素へ
作動可能なように連結されたB7.2蛋白質をコードしているヌクレオチド配列
を含んでいるプラスミド、およびそれを含んでいる医薬組成物にも関している。
物にも関している。第一のプラスミドは制御要素へ作動可能なように連結された
死信号または毒素をコードしているヌクレオチド配列および制御要素へ作動可能
なように連結された主要組織適合複合体抗原をコードしているヌクレオチド配列
を含んでいる。第二のプラスミドはB7.2蛋白質をコードしているヌクレオチ
ド配列を含んでいる。
ドしているヌクレオチド配列および死信号または毒素をコードしているヌクレオ
チド配列を含んでいるプラスミドにも関している。
物にも関している。第一のプラスミドは死信号または毒素をコードしているヌク
レオチド配列を含み、第二のプラスミドは主要組織適合複合体抗原をコードして
いるヌクレオチド配列を含んでいる。
本方法は優性免疫応答に付随するT細胞の亜集団と複合体を形成する主要組織適
合複合体抗原サブタイプを同定することを含んでいる。個体の身体上の部位で、
個体における発現に必要な制御要素へ作動可能なように連結された死信号または
毒素をコードしているヌクレオチド配列、および個体における発現に必要な制御
要素へ作動可能なように連結された主要組織適合複合体抗原サブタイプをコード
しているヌクレオチド配列を含んでいる核酸分子を投与する。核酸分子は個体の
細胞により取り込まれ、そこで主要組織適合複合体抗原サブタイプをコードして
いるヌクレオチド配列、および死信号または毒素をコードしているヌクレオチド
配列が発現される。T細胞のT細胞レセプターは、細胞により発現された主要組
織適合複合体抗原サブタイプを含んでいる複合体を形成する。T細胞は複合体形
成後、死信号または毒素と相互作用することにより死滅し、個体における優性免
疫応答が減少する。もしくは、または同時に、第一の核酸分子および第二の核酸
分子が個体の身体上の部位から個体に投与される。第一の核酸分子は個体におけ
る発現に必要な制御要素へ作動可能なように連結された死信号または毒素をコー
ドしているヌクレオチド配列を含んでいる。第二の核酸分子は個体における発現
に必要な制御要素へ作動可能なように連結された主要組織適合複合体抗原サブタ
イプをコードしているヌクレオチド配列を含んでいる。第一および第二の核酸分
子は個体の細胞により取り込まれ、そこで主要組織適合複合体抗原サブタイプを
コードしているヌクレオチド配列、および死信号または毒素をコードしているヌ
クレオチド配列が発現される。T細胞のT細胞レセプターは、細胞により発現さ
れた主要組織適合複合体抗原サブタイプを含んでいる複合体を形成し、T細胞は
複合体形成後、死信号または毒素と相互作用することにより死滅し、個体におけ
る優性免疫応答が減少する。
している。本方法は特異的免疫応答に付随するT細胞の亜集団と複合体を形成す
る主要組織適合複合体抗原サブタイプを同定することを含んでいる。個体におけ
る発現に必要な制御要素へ作動可能なように連結されたB7.2をコードしてい
るヌクレオチド配列、および個体における発現に必要な制御要素へ作動可能なよ
うに連結された主要組織適合複合体抗原サブタイプをコードしているヌクレオチ
ド配列を含む核酸分子を個体の身体上の部位から個体に投与する。核酸分子は個
体の細胞により取り込まれ、そこで主要組織適合複合体抗原サブタイプをコード
しているヌクレオチド配列、およびB7.2をコードしているヌクレオチド配列
が発現される。T細胞のT細胞レセプターは、細胞により発現された主要組織適
合複合体抗原サブタイプを含んでいる複合体を形成し、T細胞は複合体形成後、
B7.2と相互作用することにより増殖する。特異的免疫応答に付随するT細胞
の亜集団が拡大される。もしくは、または同時に、第一の核酸分子および第二の
核酸分子が個体の身体上の部位から個体に投与される。第一の核酸分子は個体に
おける発現に必要な制御要素へ作動可能なように連結されたB7.2蛋白質をコ
ードしているヌクレオチド配列を含んでおり、第二の核酸分子は個体における発
現に必要な制御要素へ作動可能なように連結された主要組織適合複合体抗原サブ
タイプをコードしているヌクレオチド配列を含んでいる。核酸分子は個体の細胞
により取り込まれ、そこで主要組織適合複合体抗原サブタイプをコードしている
ヌクレオチド配列、およびB7.2をコードしているヌクレオチド配列が発現さ
れる。T細胞のT細胞レセプターは、細胞により発現された主要組織適合複合体
抗原サブタイプを含んでいる複合体を形成し、T細胞は複合体形成後、B7.2
と相互作用することにより増殖し、特異的免疫応答に付随するT細胞の亜集団が
拡大される。好適な態様の説明 本明細書で使用される場合、用語”遺伝子構築物”とは、蛋白質をコードし、
および個体の細胞中での発現を方向付けることができる、プロモーターおよびポ
リアデニル化シグナルを含む制御要素に作動可能なように連結された開始および
終結シグナルを含んだヌクレオチド配列から成るDNA分子を意味している。
した場合、コード配列が発現されるように、蛋白質をコードしているコード配列
へ作動可能なように連結された必要な制御要素を含む遺伝子構築物を意味してい
る。
”とは相互交換的に使用され、非感染個体における病原体抗原のような個体がま
だ暴露されていない免疫原、または腫瘍を持たない患者における腫瘍関連蛋白質
のような疾患を持っていない個体中の疾患細胞関連蛋白質を標的とする免疫応答
を示すことを意味している。
病原体抗原のような個体がまだ暴露された免疫原、または腫瘍を持っている患者
における腫瘍関連蛋白質のような疾患を持つ個体中の疾患細胞関連蛋白質を標的
とする免疫応答を示すことを意味している。
感染の発生から個体を守るために、細胞特異的疾患の場合は細胞特異的疾患の発
生から個体を守るために必要な量を示すことを意味している。
徴候を軽減させるまたは感染を消失させるために感染個体における感染のレベル
を減少させるために、および細胞特異的疾患の場合は徴候を軽減させるまたは個
体を治癒させるために細胞特異的疾患を持つ個体中の細胞特異的疾患細胞の数を
減少させるために必要な量を示すことを意味している。
び癌のような過増殖性細胞により特徴付けられる疾患を示すことを意味している
。
”標的蛋白質”は相互交換的に使用され、免疫応答が誘導される標的として働く
、本発明の遺伝子構築物によりコードされているペプチド、ポリペプチドおよび
蛋白質が含まれることを意味している。
未経験個体における免疫応答の誘導、および免疫原に前に暴露されている個体に
おける免疫応答の誘導(ここでは免疫原に対する免疫応答が促進される)を示す
ことを意味している。従って、例えば、病原体感染を患っている個体は、、病原
体抗原に対する免疫応答を誘導するために本発明の方法により処置することがで
きる。病原体に対して向けられるであろう治療的免疫応答が感染個体で誘導され
るであろう。
のコード配列が発現可能な形になることに必要とされる制御配列を示している。 本明細書で使用される場合、用語”主要組織適合複合体抗原サブタイプ”とは
、MHCクラスI抗原対立遺伝子かまたはMHCクラスII抗原対立遺伝子の蛋
白質産物を示すことを意味している。
主要組織適合複合体抗原サブタイプを参照する場合、一致は同一の群およびサブ
タイプの主要組織適合複合体抗原を示すことを意味している。
官の主要組織適合複合体抗原サブタイプを参照する場合、異なった群およびサブ
タイプの主要組織適合複合体抗原を示すことを意味している。一致していない供
与者細胞、組織または器官は受容者個体と異なった主要組織適合複合体抗原サブ
タイプを発現する。一致しない供与者はまた異質遺伝子的供与者とも呼ばれる。
は、個体の細胞により発現された死信号または毒素とのT細胞の相互作用を示す
ことを意味しており、それはT細胞の死滅を生じる。例えば、fas/fasレ
セプターが使用された系の死信号である場合、fas死信号とT細胞上のfas
レセプターの相互作用(fasリガンド−fas−1)はT細胞の死を生じる。
する免疫応答を超えた一つの抗原に対する免疫応答(細胞性および体液性応答を
含んで)を示すことを意味している。
クローンの増殖を示すことを意味している。 本明細書で使用される場合、用語”特異的免疫応答”とは、特異的エピトープ
に方向付けされた細胞性または体液性免疫応答を示すことを意味している。特異
的免疫応答は、T細胞へのMHCによるエピトープの提示に続いて、T細胞のM
HC、抗原およびT細胞レセプター(TCR)間の複合体の形成を通して抗原の
特異的エピトープに対して誘導される。複合体形成に関与する特異的T細胞がM
HC/抗原複合体と特異的に相互作用するTCRを発現する。
ーのメンバーである蛋白質ヘテロダイマーのファミリーである。これらの抗原は
、主として抗原提示物として免疫系で用いられる細胞性蛋白質である。MHCは
抗原と複合体を形成し、MHC/抗原複合体は、MHC/抗原複合体(この中で
抗原は特異的エピトープを持っている)に特異的であるT細胞レセプターに提示
される。従って、T細胞レセプターは特異的エピトープだけでなく、特異的MH
Cで提示される特異的エピトープもを認識する。MHC/抗原複合体とT細胞レ
セプター間の相互作用は、抗原に対する免疫応答の誘導、維持および記憶に必須
である。MHC抗原は、その構造および機能を含んで、Stites,D.P.
et al.,Basic and Clinical Immunology
,第6版,1987,Appleton and Lange,Norwalk
,CT,およびRoitt,I.M.et al,Immunology,19
85,C.V.Moseby Co.St.Louis MO,Toronto
,Gower Medical Publishing,London UK,
New York,NY(両方とも本明細書において援用される)に説明されて
いる。
ラスI(MHC I)および主要組織適合複合体クラスII(MHC II)。
二つの群は免疫系において異なった抗原提示機能を持っている。しかしながら、
両方とも高度に多形性の遺伝子によりコードされており、免疫系で検出される種
々のエピトープへ結合できる種々の異なったMHCサブタイプを可能にする種々
の対立遺伝子を提供している。MHC I抗原およびMHC II抗原は異なっ
たT細胞に抗原を提示する:MHC I抗原は細胞障害性T細胞に抗原を提示し
、MHC II抗原はヘルパーT細胞およびサプレッサーT細胞へ抗原を提示す
る。MHC抗原はまたヒト白血球抗原(HLA)とも称されている。クラスIお
よびIIの各々には、いくつかの副群が存在し、その各々は種々の対立遺伝子に
よりコードされているいくつかのサブタイプが含まれている。
している。これらの三つの副群は実質的にすべてのヒト細胞上で観察される。ク
ラスI抗原の構造は、44,000の分子量を持つ多形性糖蛋白質を含んでいる
二鎖蛋白質複合体から成っている。HLA−A座位には少なくとも23の異なっ
た対立遺伝子(それ故少なくとも23のHLA−Aのサブタイプ)、HLA−B
座位には少なくとも47の異なった対立遺伝子(少なくともHLA−Bの47サ
ブタイプをコード)、およびHLA−C座位には少なくとも8の異なった対立遺
伝子(少なくともHLA−Cの8サブタイプをコード)が存在する。個々のヒト
は種々の対立遺伝子の異なった分類を発現する。即ち、個々はサブタイプの異な
った組を発現する。従って、個々のヒトは細胞上にどの組み合わせのHLA−A
、−Bおよび−Cが存在しているかを決定するためにタイプ分けできる。クラス
I抗原のタイプ分けはリンパ球微細胞毒性アッセイと称されている方法である。
簡単には、HLA−A、HLA−BおよびHLA−Cに対する多抗血清をタイプ
分けトレーのマイクロウェルに入れる。1000から2000の末梢血リンパ球
を各々のマイクロウェルへ加える。インキュベーション後、補体を加え、インキ
ュベーションを再開する。次にエオシンのような生体色素を加える。位相差顕微
鏡を使用し、溶解した細胞は色素を取り込むであろうが、一方、生きている細胞
は排除して染色されずに残っていることに基づいて死んだ細胞と生きている細胞
を区別する。個体のHLA−A、HLA−BおよびHLA−C表現型が反応パタ
ーンに基づいて帰属される。
QおよびHLA−DPを指している。クラスII抗原は主としてマクロファージ
細胞、単球、Tリンパ球およびBリンパ球のような免疫適格細胞上に観察される
。DP抗原は強い二次増殖応答を惹起し、CTLの標的抗原として働くことで他
のクラスII抗原とは異なっている。少なくとも19のHLA−D対立遺伝子(
少なくとも19のHLA−Dのサブタイプをコードしている)、少なくとも16
のHLA−DR対立遺伝子(少なくとも16のHLA−DRのサブタイプをコー
ドしている)、少なくとも3のHLA−DQ対立遺伝子(少なくとも3のHLA
−DQのサブタイプをコードしている)、および少なくとも6のHLA−DP対
立遺伝子(少なくとも6のHLA−DPのサブタイプをコードしている)が存在
している。HLA−DRおよび−DQはHLAクラスI抗原がタイプ分けされた
方法と類似の方法でタイプ分けされるが、末梢血リンパ球の代わりにBリンパ球
の精製された集団が使用される。HLA−DP抗原は一次リンパ球タイプ分け法
を使用してタイプ分けされる。
66:76−79(本明細書において援用される)に記載されている。この文献
の図2BはB7.2蛋白質のヌクレオチドおよび演繹されるアミノ酸配列を記載
している。配列情報はまたGenbankデータベースU04343(本明細書
において援用される)から入手可能である。
ではない(それらに対する文献およびGenebank配列は本明細書において
援用される);Apo−1(Oehm et al.,J.Biol.Chem
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ADD(Hsu et al.,Cell,1995,81(4),495−5
04;登録番号L41690);RIP(Stanger et al.,Ce
ll,1995,81(4),513−23;登録番号U25994);および
FLICE(Muzio et al.,Cell,1996,85(6);8
17−27;登録番号U58143);RAIDD(Lennon et al
.,Genomics,1996,33(1),151−2;登録番号U791
15)。死信号にはまた、死ドメインレセプターに結合してアポトーシスを開始
させるリガンド、以下のものが含まれるがこれらに限定されるわけではない(そ
れらに対する文献およびGenebank配列は本明細書において援用される)
;FAS−L(Alderson et al.,J.Exp.Med.,19
95,181(1),71−7;登録番号U08137)およびTNF、および
死ドメインレセプターと相互作用するメディエイタ、以下のものが含まれるがこ
れらに限定されるわけではない(それらに対する文献およびGenebank配
列は本明細書において援用される);FADD(Chinnaiyan et
al.,Cell,1995,81(4),505−12;登録番号U2423
1);MORT1(Boldin et al.,J.Biol.Chem.,
1995,270(14),7795−8;登録番号X84709);CRAD
D(Abmad et al.,Cancer Res.,1997,57(4
),615−9;登録番号U84388);およびMyD88(Bonnert
et al,FEBS Lett.,1997,402(1),81−4;登
録番号U84408)も含まれる。
ナス内毒素のような細菌内毒素、一本鎖毒素およびゲロニンを含んでいるリシン
のような二重鎖リボソーム不活性化蛋白質が含まれるが、これらに限定されるわ
けではない。
形のワクチンがさらに提供された場合、ワクチンによりコードされた免疫原に対
する免疫応答が促進されることが発見された。そのように発現されたMHC抗原
は免疫原をT細胞に提示するであろうので、高められた免疫応答が生じるであろ
う。本発明は個体において免疫原に対する免疫応答を誘導するまたはさもなくば
促進する方法を提供する。いくつかの態様において、方法は個体における発現に
必要な制御要素へ作動可能なように連結された免疫原をコードしているヌクレオ
チド配列および個体における発現に必要な制御要素へ作動可能なように連結され
たMHC抗原をコードしているヌクレオチド配列の両方を含む核酸分子を、個体
の身体上の部位から個体に投与する工程を含んでいる。核酸分子は個体の細胞に
取り込まれ、そこで免疫原およびMHCをコードしているヌクレオチド配列が各
々発現される。産生されたMHCは免疫原のエピトープを個体の免疫系のT細胞
へ提示し、個体において免疫原に対する促進された免疫応答が誘導される。いく
つかの態様において、方法は少なくとも二つの異なった核酸分子を個体の身体上
の部位から個体に投与する工程を含んでいる。第一の核酸分子は個体における発
現に必要な制御要素へ作動可能なように連結された免疫原をコードしているヌク
レオチド配列を含んでいる。第二の核酸分子は個体における発現に必要な制御要
素へ作動可能なように連結されたMHC抗原をコードしているヌクレオチド配列
を含んでいる。第一および第二の核酸分子は両方とも個体の細胞に取り込まれ、
そこで免疫原およびMHC抗原をコードしているヌクレオチド配列が各々発現さ
れる。産生されたMHCは免疫原のエピトープを個体の免疫系のT細胞へ提示し
、個体において免疫原に対する促進された免疫応答が誘導される。
個体に投与される核酸分子中に含まれている。いくつかの態様において、MHC
I抗原は個体により発現されるMHCI抗原対立遺伝子と一致している。前に議
論したように、MHC表現型についての個体のタイプ分けは日常的に実施できる
。個体により発現されるMHCI対立遺伝子の同一性が確認されたら、個体によ
り発現されるサブタイプをコードしているヌクレオチド配列が製造または製造さ
れた遺伝子構築物から選択でき、個体へ一致したMHCIが投与されることが保
証される。
が個体に投与される核酸分子中に含まれている。いくつかの態様において、MH
CII抗原は個体により発現されるMHCII抗原対立遺伝子と一致している。
前に議論したように、MHC表現型についての個体のタイプ分けは日常的に実施
できる。個体により発現されるMHCII対立遺伝子の同一性が確認されたら、
個体により発現されるサブタイプをコードしているヌクレオチド配列が製造また
は製造された遺伝子構築物から選択でき、個体へ一致したMHCIIが投与され
ることが保証される。
質を使用する組成物および方法に関している。本発明の別の態様はMHCII蛋
白質および免疫原をコードしている遺伝子物質を使用する組成物および方法に関
している。本方法は免疫原性標的に対する予防的および治療的免疫応答を誘導す
る改良された方法に関している。従って、本発明のいくつかの態様は、発現のた
めに必要な制御配列に作動可能なように連結されたMHCI抗原および/または
MHCII抗原をコードしているヌクレオチド配列、およびワクチン中に発現の
ために必要な制御配列に作動可能なように連結された免疫原をコードしているヌ
クレオチド配列を提供することにより改良されたワクチンを提供する。組成物は
DNAワクチン、無毒性組換え体ベクターワクチンおよび生、弱毒化ワクチンの
ようなワクチンであろう。
クレオチド配列が発現可能な形のワクチンがさらに提供された場合、ワクチンに
よりコードされた免疫原に対する免疫応答が促進されることが発見された。B7
.2蛋白質およびMHC抗原はそれにより、標的抗原を発現しているワクチン接
種された個体の細胞で同時に産生される。本発明のこの態様に従うと、免疫原、
B7.2蛋白質およびMHCI抗原および/またはMHCII抗原をコードして
いる遺伝子物質を使用した組成物および方法が提供される。本方法は免疫原性標
的に対する予防的および治療的免疫応答を誘導する改良された方法に関している
。従って、本発明のいくつかの態様は、ワクチン中に発現のために必要な制御配
列に作動可能なように連結されたB7.2蛋白質をコードしているヌクレオチド
配列、発現のために必要な制御配列に作動可能なように連結されたMHCI抗原
および/またはMHCII抗原をコードしているヌクレオチド配列、およびワク
チン中に発現のために必要な制御配列に作動可能なように連結された免疫原をコ
ードしているヌクレオチド配列を提供することにより改良されたワクチンを提供
する。組成物はDNAワクチン、無毒性組換え体ベクターワクチンおよび生、弱
毒化ワクチンのようなワクチンであろう。
コードしているヌクレオチド配列、MHCI抗原をコードしているヌクレオチド
配列およびB7.2蛋白質をコードしているヌクレオチド配列を含んでいる。そ
のようなヌクレオチド配列の各々は個体での発現のために必要とされる制御要素
へ作動可能なように連結されている。
分子および第二の核酸分子を含んでいる。第一の核酸分子は免疫原をコードして
いるヌクレオチド配列およびB7.2蛋白質をコードしているヌクレオチド配列
を含んでいる。両方のヌクレオチド配列は個体での発現のために必要とされる制
御要素へ作動可能なように連結されている。第二の核酸分子は個体での発現のた
めに必要とされる制御要素へ作動可能なように連結されているMHCI抗原をコ
ードしているヌクレオチド配列を含んでいる。
分子および第二の核酸分子を含んでいる。第一の核酸分子は個体での発現のため
に必要とされる制御要素へ作動可能なように連結されている免疫原をコードして
いるヌクレオチド配列を含んでいる。第二の核酸分子はMHCI抗原をコードし
ているヌクレオチド配列およびB7.2蛋白質をコードしているヌクレオチド配
列を含んでいる。両方のヌクレオチド配列は個体での発現のために必要とされる
制御要素へ作動可能なように連結されている。
分子および第二の核酸分子を含んでいる。第一の核酸分子は免疫原をコードして
いるヌクレオチド配列およびMHCI抗原をコードしているヌクレオチド配列を
含んでいる。両方のヌクレオチド配列は個体での発現のために必要とされる制御
要素へ作動可能なように連結されている。第二の核酸分子は該個体での発現のた
めに必要とされる制御要素へ作動可能なように連結されているB7.2蛋白質を
コードしているヌクレオチド配列を含んでいる。
分子、第二の核酸分子および第三の核酸分子を含んでいる。第一の核酸分子は個
体での発現のために必要とされる制御要素へ作動可能なように連結されている免
疫原をコードしているヌクレオチド配列を含んでいる。第二の核酸分子は個体で
の発現のために必要とされる制御要素へ作動可能なように連結されているMHC
I抗原をコードしているヌクレオチド配列を含んでいる。第三の核酸分子は個体
での発現のために必要とされる制御要素へ作動可能なように連結されているB7
.2蛋白質をコードしているヌクレオチド配列を含んでいる。
コードしているヌクレオチド配列、MHCII抗原をコードしているヌクレオチ
ド配列およびB7.2蛋白質をコードしているヌクレオチド配列を含んでいる。
そのようなヌクレオチド配列の各々は個体での発現のために必要とされる制御要
素へ作動可能なように連結されている。
分子および第二の核酸分子を含んでいる。第一の核酸分子は免疫原をコードして
いるヌクレオチド配列およびB7.2蛋白質をコードしているヌクレオチド配列
を含んでいる。両方のヌクレオチド配列は個体での発現のために必要とされる制
御要素へ作動可能なように連結されている。第二の核酸分子は個体での発現のた
めに必要とされる制御要素へ作動可能なように連結されているMHCII抗原を
コードしているヌクレオチド配列を含んでいる。
分子および第二の核酸分子を含んでいる。第一の核酸分子は個体での発現のため
に必要とされる制御要素へ作動可能なように連結されている免疫原をコードして
いるヌクレオチド配列を含んでいる。第二の核酸分子はMHCII抗原をコード
しているヌクレオチド配列およびB7.2蛋白質をコードしているヌクレオチド
配列を含んでいる。両方のヌクレオチド配列は個体での発現のために必要とされ
る制御要素へ作動可能なように連結されている。
分子および第二の核酸分子を含んでいる。第一の核酸分子は免疫原をコードして
いるヌクレオチド配列およびMHCII抗原をコードしているヌクレオチド配列
を含んでいる。両方のヌクレオチド配列は個体での発現のために必要とされる制
御要素へ作動可能なように連結されている。第二の核酸分子は該個体での発現の
ために必要とされる制御要素へ作動可能なように連結されているB7.2蛋白質
をコードしているヌクレオチド配列を含んでいる。
分子、第二の核酸分子および第三の核酸分子を含んでいる。第一の核酸分子は個
体での発現のために必要とされる制御要素へ作動可能なように連結されている免
疫原をコードしているヌクレオチド配列を含んでいる。第二の核酸分子は個体で
の発現のために必要とされる制御要素へ作動可能なように連結されているMHC
II抗原をコードしているヌクレオチド配列を含んでいる。第三の核酸分子は個
体での発現のために必要とされる制御要素へ作動可能なように連結されているB
7.2蛋白質をコードしているヌクレオチド配列を含んでいる。
して働く。生じる免疫応答は広範囲のものである:体液性免疫応答に加え、細胞
性免疫応答の両方の系が惹起される。本発明の方法は予防的および治療的免疫性
を与えるのに有用である。従って、免疫化の方法には、免疫原に対して免疫化し
、従って例えば、病原体攻撃または特定の細胞の存在または増殖から個体を保護
する方法、ならびに病原体感染、過増殖性疾患または自己免疫疾患を患っている
個体を処置する方法の両方が含まれている。
免疫疾患に関係している細胞のような望まれない細胞型の蛋白質と少なくともエ
ピトープを共有している免疫原性蛋白質である。標的蛋白質に対する免疫応答は
、標的蛋白質が関係する特定の感染または疾患から個体を保護し、および/また
はそれらを患っている個体を処置できるであろう。
特に病原体、アレルゲンまたは個体自身の”異常な”細胞に関係する蛋白質。本
発明は病原体蛋白質に対する免疫応答が病原体に対する保護的免疫性を与えるよ
うに、病原性因子および生物体に対して個体を免疫化するのに有用である。本発
明は、特に過増殖性細胞に関連する標的蛋白質に対する免疫応答を惹起すること
により、癌のような過増殖性疾患および障害と戦うのに有用である。本発明は特
に自己免疫状態に関与する細胞関連の標的蛋白質に対する免疫応答を惹起するこ
とにより、自己免疫疾患および障害と戦うのに有用である。
化剤として機能する免疫原のための遺伝子鋳型として働くであろう。本発明はウ
イルス、原核生物および真核生物体(単細胞病原性生物体および多細胞寄生虫の
ような)のようなすべての病原体に対して個体を免疫化するために使用されるで
あろう。本発明は細胞に感染し、およびウイルスおよび原核生物(淋菌、リステ
リアおよび赤痢菌のような)のような被包性でない病原体に対して個体を免疫化
するのに特に有用である。加えて、本発明はまた、それらが細胞内病原体である
生活周期の段階を含む原虫に対して個体を免疫化するのにも有用である。本明細
書で使用される場合、用語”細胞内病原体”とはその生殖または生活周期の少な
くとも一部で、宿主細胞内に存在しおよびそこで病原蛋白質を産生するまたは産
生する原因となるウイルスまたは病原性生物体を示すことを意味している。表2
は本発明によるワクチンが作製できるいくつかのウイルスファミリーおよび属の
リストである。表に掲げた抗原のような病原体抗原上に示されるエピトープと同
一かまたは実質的に同じである少なくとも一つのエピトープを含むペプチドをコ
ードしているDNA配列含有DNA構築物はワクチンに有用である。さらに、本
発明はまた、原核生物および真核生物を含む他の病原体ならびに表3に掲げてあ
るような多細胞寄生虫に対して個体を免疫化するのにも有用である。
が準備できる免疫原性蛋白質をコードしている遺伝子構成要素は、標的のための
コード配列として遺伝子構築物中に含まれていなければならない。病原体感染が
細胞内(それに対して本発明は特に有用である)であるにせよまたは細胞外であ
るにせよ、すべての病原体抗原が保護的応答を惹起することはありそうもない。
DNAおよびRNAは両方とも比較的小さくおよび比較的容易に製造できるので
、本発明は多病原体抗原を含むワクチン接種を可能にするさらなる利点を提供す
る。遺伝子ワクチンに使用される遺伝子構築物は多くの病原体抗原をコードして
いる遺伝子物質を含むことができる。例えば、数個のウイルス遺伝子を単一の構
築物に含ませてもよく、それにより複数の標的を持つものが提供される。
いくつかの病原性因子および生物体のリストである。いくつかの好適な態様にお
いて、病原体に対して個体を免疫化する方法はHIV、HTLVまたはHBVに
向けられたものである。
る広範囲な保護的免疫応答を与える方法、および過増殖性疾患を患っている個体
を処置する方法を提供する。本明細書で使用される場合、用語”過増殖性疾患”
とは細胞の過増殖により特徴付けられるような疾患および障害を示していること
を意味している。過増殖性疾患の例にはすべての形の癌および乾癬が含まれる。
配列を含む遺伝子構築物を個体の細胞内への導入は、ワクチン接種された個体の
細胞にこれらの蛋白質の産生を生じる。本明細書で使用される場合、用語”過増
殖性関連蛋白質”とは過増殖性疾患に関連する蛋白質を指していることを意味し
ている。過増殖性疾患に対して免疫するため、過増殖性疾患に関連した蛋白質を
コードしているヌクレオチド配列を含む遺伝子構築物が個体に投与される。
な細胞と比較して、過増殖性細胞中で独占的にまたは高レベルで産生されるよう
な蛋白質でなければならない。標的抗原にはそのような蛋白質に観察される少な
くとも一つのエピトープを含む蛋白質、それらの断片およびペプチドが含まれる
。いくつかの場合、過増殖性関連蛋白質は蛋白質をコードしている遺伝子の突然
変異による生成物である。突然変異した遺伝子は正常の蛋白質とほとんど同じで
あるが、正常蛋白質では観察されない異なったエピトープを生じるわずかに異な
ったアミノ酸配列を持つ蛋白質をコードしている。そのような標的蛋白質にはm
yb、myc、fynのような癌遺伝子、および転座遺伝子bcr/abl、r
as、src、P53、neu、trkおよびEGRFによりコードされている
ような蛋白質が含まれる。標的抗原としての癌遺伝子産物に加え、抗癌処置およ
び保護的計画のための標的蛋白質には、B細胞リンパ球により作られる抗体の可
変領域およびT細胞リンパ球のT細胞レセプター可変領域が含まれ、それらはい
くつかの態様において自己免疫疾患のための標的抗原としても使用される。腫瘍
細胞において高レベルで観察される蛋白質(モノクローナル抗体17−1Aによ
り認識される蛋白質および葉酸結合蛋白質を含む)のような他の腫瘍関連蛋白質
が標的蛋白質として使用できる。
めに使用されるであろうが、本発明は特定の癌が発現しやすい人または以前に癌
を発病し、従って再発しやすい人のような個体を予防的に免疫化するのに特に有
用である。遺伝学および技術ならびに疫学の発展は、個体における癌発生の可能
性および危険事前評価の決定を可能にしている。遺伝子スクリーニングおよび/
または家族健康履歴を用いて、特定の個人がいくつかの型の癌のどれか一つを発
生する可能性を予測することが可能である。
解期にある個体は特に再発しやすい。処置計画の一部として、そのような個体は
再発と戦うために、持っていると診断された癌に対して免疫できる。従って、個
体が癌の一つの型を持っていたことがあり、再発の危険性があることが解ったら
、癌の将来の出現と戦う免疫系を準備するために免疫化できる。
な方法において、遺伝子構築物の導入は、標的蛋白質を産生する過増殖性細胞と
戦うために個体の免疫系を向けさせるおよび促進する免疫療法剤として働く。
産生する細胞を含んだ標的に対して広範囲な保護的免疫応答を与えることにより
、自己免疫疾患および障害を患っている個体を処置するための方法を提供する。
)、シェーグレン症候群、サルコイドーシス、インシュリン依存性糖尿病(ID
DM)、自己免疫性甲状腺炎、反応性関節炎、強直性脊椎炎、強皮症、多発性筋
炎、皮膚筋炎、乾癬、脈管炎、ヴェグナー肉芽腫症、クローン病および潰瘍性大
腸炎が含まれる。これらの疾患の各々は、内因性抗原に結合し、自己免疫疾患に
関連した炎症性カスケードを開始させるT細胞レセプターにより特徴付けられる
。T細胞の可変領域に対するワクチン接種はCTLが関与する免疫応答を惹起し
、これらのT細胞を除去する。
特異的可変領域が同定されている。これらのTCRにはVβ−3、Vβ−14、
Vβ−17、およびVα−17が含まれる。従って、これらの蛋白質の少なくと
も一つをコードしているDNA構築物でのワクチン接種はRAに関与するT細胞
を標的とするであろう免疫応答を惹起するであろう。Howell,M.D.e
t al.,1991 Proc.Natl.Acad.Sci.USA 88
:10921−10925;Paliard,X.,et al.,1991 Science 253:325−329;Williams,W.V.,et
al.,1992 J.Clin.Invest.90:326−333(こ
れらの各々は本明細書において援用される)を参照されたい。
れている。これらのTCRにはVβ−7、およびVα−10が含まれる。従って
、これらの蛋白質の少なくとも一つをコードしているDNA構築物でのワクチン
接種はMSに関与するT細胞を標的とするであろう免疫応答を惹起するであろう
。Wucherpfennig,K.W.,et al.,1990 Scie nce 248:1016−1019;Oksenberg,J.R.,et
al.,1990 Nature 345:344−346(これらの各々は本
明細書において援用される)を参照されたい。
の特異的可変領域が同定されている。これらのTCRにはVβ−6、Vβ−8、
Vβ−14、およびVα−16、Vα−3C、Vα−7、Vα−14、Vα−1
5、Vα−16、Vα−28、およびVα−12が含まれる。従って、これらの
蛋白質の少なくとも一つをコードしているDNA構築物でのワクチン接種は強皮
症に関与するT細胞を標的とするであろう免疫応答を惹起するであろう。
可変領域がまだ同定されていない場合)、滑液生検が実施できる。存在するT細
胞の試料を取り出すことができ、それらのTCRの可変領域が標準法を使用して
同定される。遺伝子ワクチンはこの情報を用いて製造できる。
自己免疫性血小板減少症、喘息、クリオグロブリン血症、原発性胆汁性硬化症、
および悪性貧血が含まれる。これらの疾患の各々は、内因性抗原に結合し、自己
免疫疾患に関連した炎症性カスケードを開始させる抗体により特徴付けられる。
抗体の可変領域に対するワクチン接種はCTLが関与する免疫応答を惹起し、こ
の抗体を産生するB細胞を除去する。
に関与する抗体の可変領域を同定しなければならない。生検が実施でき、炎症部
位に存在する抗体の試料を取り出すことができる。抗体の可変領域が標準法を使
用して同定できる。遺伝子ワクチンはこの情報を用いて製造できる。
対して免疫化されるべき患者においては、血清を抗DNA抗体でスクリーニング
し、血清中に観察されたそのような抗DNA抗体の可変領域をコードしているD
NA構築物を含むワクチンが製造できる。
特定のTCRまたは抗体をコードしているDNA配列は一般的にKabat,e
t al.,1987 Sequence of Proteins of I mmunological Interest ,U.S.Department
of Health and Human Services,Bethes
da MD(本明細書において援用される)に説明されているようなよく知られ
た方法に従って見出すことができる。加えて、抗体からの機能的可変領域クロー
ニングの一般法はChaudhary,V.K.,et al.,1990 P roc.Natl.Acad.Sci.USA 87:1066(本明細書にお
いて援用される)に見ることができる。
に特に有用である。そのような患者は特に感染に敏感であり、有効な免疫応答を
準備することがよりできにくい。本発明はまた、癌を持っている患者を処置する
ために特に有効である。一部のそのような患者では、癌細胞は癌関連抗原を有効
に提示しないので、個体は最適な有効免疫応答を準備できない。
免疫原をコードしているヌクレオチド配列および制御要素に作動可能なように連
結されているMHCI抗原および/またはMHCII抗原をコードしているヌク
レオチド配列を含むプラスミドが提供される。いくつかの好適な態様において、
第一のプラスミドおよび第二のプラスミドを含む組成物が提供される。第一のプ
ラスミドは免疫原をコードしているヌクレオチド配列を含み、第二のプラスミド
はMHCI抗原および/またはMHCII抗原をコードしているヌクレオチド配
列を含んでいる。いくつかの好適な態様において、免疫原は病原体抗原、過増殖
性疾患に関連した蛋白質、自己免疫疾患に関連した蛋白質である。いくつかの好
適な態様において、プラスミドは随意にさらに制御要素に作動可能なように連結
されているB7.2蛋白質をコードしているヌクレオチド配列を含んでいる。好
適な態様は、制御要素に作動可能なように連結されている免疫原をコードしてい
るヌクレオチド配列および制御要素に作動可能なように連結されているMHCI
抗原および/またはMHCII抗原をコードしているヌクレオチド配列を含むプ
ラスミドから成る医薬組成物(注射可能な組成物を含んで)を含んでいる。いく
つかの態様において、第一のプラスミドは制御要素に作動可能なように連結され
ている免疫原をコードしているヌクレオチド配列および制御要素に作動可能なよ
うに連結されているB7.2蛋白質をコードしているヌクレオチド配列を含んで
いる。第二のプラスミドは制御要素に作動可能なように連結されているMHCI
抗原および/またはMHCII抗原をコードしているヌクレオチド配列を含んで
いる。いくつかの態様において、第一のプラスミドは制御要素に作動可能なよう
に連結されている免疫原をコードしているヌクレオチド配列を含み、第二のプラ
スミドは制御要素に作動可能なように連結されているMHCI抗原および/また
はMHCII抗原をコードしているヌクレオチド配列および制御要素に作動可能
なように連結されているB7.2蛋白質をコードしているヌクレオチド配列を含
んでいる。いくつかの態様において、第一および第二のプラスミドが提供される
。第一のプラスミドは制御要素に作動可能なように連結されている免疫原をコー
ドしているヌクレオチド配列および制御要素に作動可能なように連結されている
MHCI抗原および/またはMHCII抗原をコードしているヌクレオチド配列
を含み、第二のプラスミドは制御要素に作動可能なように連結されているB7.
2蛋白質をコードしているヌクレオチド配列を含んでいる。いくつかの態様にお
いて、第一、第二および第三のプラスミドが提供される。第一のプラスミドは制
御要素に作動可能なように連結されている免疫原をコードしているヌクレオチド
配列を含んでいる。第二のプラスミドは制御要素に作動可能なように連結されて
いるMHCI抗原および/またはMHCII抗原をコードしているヌクレオチド
配列を含んでいる。第三のプラスミドは制御要素に作動可能なように連結されて
いるB7.2蛋白質をコードしているヌクレオチド配列を含んでいる。
よび器官に対する免疫応答が、供与者サブタイプMHCI蛋白質および死信号ま
たは毒素をコードしているヌクレオチド配列の発現可能形を含む組成物を投与す
ることにより除去または軽減できる。本方法は移植患者に移植された細胞、組織
および器官のような同系の細胞、組織および器官の拒絶に関連する免疫細胞を除
去する改良された方法に関している。本発明に従うと、受容者に関して異質遺伝
子型である供与者MHCI抗原に相当するMHCI抗原、および死信号または毒
素の両方の細胞内での発現は異質遺伝子型供与者MHCI抗原を示す細胞、組織
および器官に対する免疫応答の軽減を生じる。移植患者細胞中での毒素または死
信号および同系細胞、組織および器官のMHCIと一致しているMHCI抗原の
サブタイプの同時産生は、同系細胞、組織および器官を標的とするT細胞の除去
を生じ、それにより同系細胞、組織および器官に対する免疫応答を除去すること
が発見されている。異質遺伝子型MHCI抗原に対する免疫応答に関与している
T細胞は死信号または毒素との相互作用により殺される。本質的に、異質遺伝子
型MHCI抗原に対して方向付けられた免疫応答に関与する細胞の除去により異
質遺伝子型MHCI抗原はみえなくなる。移植された細胞、組織および器官に対
する免疫応答に関与するT細胞数の減少により移植拒絶が軽減される。
HCI対立遺伝子の発現パターンの比較は、どのMHCI抗原が供与者材料の拒
絶を生じる免疫応答の標的とされるであろうかどうかを示している。異質遺伝子
型供与者MHCI抗原に相当するT細胞の除去は拒絶を軽減する。好適な態様に
おいて、T細胞の除去は拒絶を最小化するために移植プロトコールに先だって行
われる。多遺伝子構築物が多異質遺伝子型供与者MHCI抗原を標的にするため
に製造できる。
子型供与者MHCII抗原が供与者および受容者の型分類により同定できる。異
質遺伝子型供与者MHCII抗原に対応するT細胞を除去するため、異質遺伝子
型供与者MHCII抗原をコードしている遺伝子構築物が死信号または毒素とと
もに投与できる。
ていない供与者細胞、一致していない供与者組織または一致していない器官の拒
絶を軽減させる方法を提供する。いくつかの態様において、方法は、該個体にお
いての発現に必要とされる制御要素に作動可能なように連結されている死信号ま
たは毒素をコードしているヌクレオチド配列、および該個体においての発現に必
要とされる制御要素に作動可能なように連結されているMHCをコードしている
ヌクレオチド配列を含む核酸分子を、該個体の身体の部位から個体へ投与する工
程を含んでいる。MHCは供与者細胞、供与者組織または供与者器官と一致して
おり、受容者にとっては異質遺伝子型である。核酸分子は個体の細胞により取り
込まれ、そこでMHC抗原および死信号または毒素をコードしているヌクレオチ
ド配列が発現される。T細胞は異質遺伝子型MHC抗原を発現している細胞と複
合体を形成する。その細胞はまた死信号または毒素を発現している。T細胞は異
質遺伝子型MHC抗原を発現している細胞と複合体形成後に死滅し、細胞、組織
および器官移植を受けている個体において、一致していない供与者細胞、一致し
ていない供与者組織または一致していない器官の拒絶が軽減される。いくつかの
態様において、第一の核酸分子および第二の核酸分子が該個体の身体の部位から
個体へ投与される。第一の核酸分子は該個体においての発現に必要とされる制御
要素に作動可能なように連結されている死信号または毒素をコードしているヌク
レオチド配列を含んでおり、第二の核酸分子は該個体においての発現に必要とさ
れる制御要素に作動可能なように連結されている異質遺伝子型MHC抗原をコー
ドしているヌクレオチド配列を含んでいる。
可能なように連結されているB7.2蛋白質をコードしているヌクレオチド配列
はまた、死信号または毒素をコードしているヌクレオチド配列および異質遺伝子
型MHC抗原をコードしているヌクレオチド配列と個体へ投与される。いくつか
の態様において、該方法は死信号または毒素をコードしているヌクレオチド配列
、異質遺伝子型MHC抗原をコードしているヌクレオチド配列およびB7.2蛋
白質をコードしているヌクレオチド配列を含む核酸分子が個体の身体の部位から
個体へ投与される工程を含んでいる。各々のヌクレオチド配列は個体においての
発現に必要とされる制御要素に作動可能なように連結されている。いくつかの態
様において、該方法は第一の核酸分子および第二の核酸分子が該個体の身体の部
位から個体へ投与される工程を含んでいる。第一の核酸分子は死信号または毒素
をコードしているヌクレオチド配列およびB7.2蛋白質をコードしているヌク
レオチド配列を含んでおり(それらは該個体においての発現に必要とされる制御
要素に作動可能なように連結されている)、第二の核酸分子は該個体においての
発現に必要とされる制御要素に作動可能なように連結されている異質遺伝子型M
HC抗原をコードしているヌクレオチド配列を含んでいる。いくつかの態様にお
いて、該方法は第一の核酸分子および第二の核酸分子が該個体の身体の部位から
個体へ投与される工程を含んでいる。第一の核酸分子は該個体においての発現に
必要とされる制御要素に作動可能なように連結されている死信号または毒素をコ
ードしているヌクレオチド配列を含んでおり、第二の核酸分子は異質遺伝子型M
HC抗原をコードしているヌクレオチド配列およびB7.2蛋白質をコードして
いるヌクレオチド配列を含んでいる(それらは該個体においての発現に必要とさ
れる制御要素に作動可能なように連結されている)。いくつかの態様において、
該方法は第一の核酸分子および第二の核酸分子が該個体の身体の部位から個体へ
投与される工程を含んでいる。第一の核酸分子は死信号または毒素をコードして
いるヌクレオチド配列および異質遺伝子型MHC抗原をコードしているヌクレオ
チド配列を含んでおり(それらは該個体においての発現に必要とされる制御要素
に作動可能なように連結されている)、第二の核酸分子は該個体においての発現
に必要とされる制御要素に作動可能なように連結されているB7.2蛋白質をコ
ードしているヌクレオチド配列を含んでいる。いくつかの態様において、該方法
は第一の核酸分子、第二の核酸分子および第三の核酸分子が該個体の身体の部位
から個体へ投与される工程を含んでいる。第一の核酸分子は該個体においての発
現に必要とされる制御要素に作動可能なように連結されている死信号または毒素
をコードしているヌクレオチド配列を含んでいる。第二の核酸分子は該個体にお
いての発現に必要とされる制御要素に作動可能なように連結されているMHC抗
原をコードしているヌクレオチド配列を含んでいる。第三の核酸分子は該個体に
おいての発現に必要とされる制御要素に作動可能なように連結されているB7.
2蛋白質をコードしているヌクレオチド配列を含んでいる。
ドしているヌクレオチド配列および制御要素に作動可能なように連結されている
MHC抗原をコードしているヌクレオチド配列を含んでいるプラスミドを提供す
る。MHC抗原とはMHCI抗原および/またはMHCII抗原である。いくつ
かの態様において、プラスミドはさらに制御要素に作動可能なように連結されて
いるB7.2蛋白質をコードしているヌクレオチド配列を含んでいる。本発明は
、制御要素に作動可能なように連結されている死信号または毒素をコードしてい
るヌクレオチド配列および制御要素に作動可能なように連結されているMHC抗
原をコードしているヌクレオチド配列を含んでいるプラスミドから成る医薬組成
物(注射可能組成物を含んで)を提供する。本発明は制御要素に作動可能なよう
に連結されているB7.2蛋白質をコードしているヌクレオチド配列および死信
号または毒素をコードしているヌクレオチド配列を含むプラスミドを提供する。
成物が提供される。第一のプラスミドは死信号または毒素をコードしているヌク
レオチド配列を含んでおり、第二のプラスミドはMHC抗原をコードしているヌ
クレオチド配列を含んでいる。MHC抗原とはMHCI抗原および/またはMH
CII抗原である。いくつかの態様において、第一のプラスミドは制御要素に作
動可能なように連結されている死信号または毒素をコードしているヌクレオチド
配列および制御要素に作動可能なように連結されているB7.2蛋白質をコード
しているヌクレオチド配列を含んでいる。第二のプラスミドは制御要素に作動可
能なように連結されているMHC抗原をコードしているヌクレオチド配列を含ん
でいる。いくつかの態様において、第一のプラスミドは制御要素に作動可能なよ
うに連結されている死信号または毒素をコードしているヌクレオチド配列含んで
おり、第二のプラスミドは制御要素に作動可能なように連結されているMHC抗
原をコードしているヌクレオチド配列および制御要素に作動可能なように連結さ
れているB7.2蛋白質をコードしているヌクレオチド配列を含んでいる。いく
つかの態様において、第一のプラスミドは制御要素に作動可能なように連結され
ている死信号または毒素をコードしているヌクレオチド配列および制御要素に作
動可能なように連結されているMHC抗原をコードしているヌクレオチド配列含
んでおり、第二のプラスミドは制御要素に作動可能なように連結されているB7
.2蛋白質をコードしているヌクレオチド配列を含んでいる。いくつかの態様に
おいて、第一のプラスミド、第二のプラスミドおよび第三のプラスミドを含む組
成物が提供される。第一のプラスミドは死信号または毒素をコードしているヌク
レオチド配列を含んでいる。第二のプラスミドはMHC抗原をコードしているヌ
クレオチド配列を含んでいる。MHC抗原とはMHCI抗原および/またはMH
CII抗原である。第三のプラスミドは制御要素に作動可能なように連結されて
いるB7.2蛋白質をコードしているヌクレオチド配列を含んでいる。
び方法に関している。優性免疫応答は、特定の抗原へ方向付けられた抗体および
/またはCTLの大きな比率により特徴付けられる。優性免疫応答において、”
優性標的抗原”を用いて形成するMHC/Ag/TCR複合体が優性免疫応答を
仲介する。従って、MHC/優性抗原複合体に特異的なT細胞の除去が優性抗原
に方向付けられた免疫応答を減少させるであろうし、および非優性抗原に対する
免疫応答が増加するであろう。本発明のいくつかの態様に従うと、優性抗原と複
合体形成してMHC/優性抗原/TCR複合体を形成するMHCのサブタイプが
同定される。個体はその身体上の部位へ、死信号または毒素をコードしているヌ
クレオチド配列、および優性抗原と複合体形成してMHC/優性抗原/TCR複
合体を形成するMHCのサブタイプをコードしているヌクレオチド配列を含んで
いる核酸分子が投与される。両方のヌクレオチド配列は個体においての発現に必
要とされる制御要素に作動可能なように連結されている。核酸分子は個体の細胞
により取り込まれ、そこでMHCをコードしているヌクレオチド配列および死信
号または毒素をコードしているヌクレオチド配列が発現される。MHC/優性抗
原複合体と複合体を形成するT細胞亜集団のT細胞が細胞と複合体を形成する。
死信号または毒素を発現している細胞との複合体形成後、T細胞は死滅する。個
体で起こっている優性免疫応答が減少する。本発明の別の態様に従うと、優性抗
原と複合体形成してMHC/優性抗原/TCR複合体を形成するMHCのサブタ
イプが同定され、個体はその身体上の部位へ、第一の核酸分子および第二の核酸
分子が投与される。第一の核酸分子は個体においての発現に必要とされる制御要
素に作動可能なように連結されている死信号または毒素をコードしているヌクレ
オチド配列を含んでいる。第二の核酸分子は個体においての発現に必要とされる
制御要素に作動可能なように連結されているMHCをコードしているヌクレオチ
ド配列を含んでいる。第二の核酸分子のヌクレオチド配列によりコードされてい
るMHCは、優性抗原と複合体形成してMHC/優性抗原/TCR複合体を形成
するサブタイプとして同定されたMHCのサブタイプと一致している。第一およ
び第二の核酸分子は個体の細胞により取り込まれ、死信号または毒素およびMH
Cをコードしているヌクレオチド配列が発現され、MHC/優性抗原複合体と複
合体を形成するT細胞亜集団のT細胞が細胞と複合体を形成する。死信号または
毒素を発現している細胞との複合体形成後、T細胞は死滅する。個体で起こって
いる優性免疫応答が減少する。いくつかの態様において、個体においての発現に
必要とされる制御要素に作動可能なように連結されているMHCをコードしてい
るヌクレオチド配列が個体へ同時に投与される。
オチド配列、抗原をコードしているヌクレオチド配列およびB7.2蛋白質をコ
ードしているヌクレオチド配列を含んでいる核酸分子を個体の身体上の部位から
個体へ投与する工程を含んでいる。これらの三つのヌクレオチド配列の各々は個
体においての発現に必要とされる制御要素に作動可能なように連結されている。
ヌクレオチド配列によりコードされているMHCは、優性抗原と複合体形成して
MHC/優性抗原/TCR複合体を形成するサブタイプとして同定されたMHC
のサブタイプと一致している。核酸分子は個体の細胞により取り込まれ、そこで
死信号または毒素、MHCおよびB7.2をコードしているヌクレオチド配列が
発現される。MHC/優性抗原複合体と複合体を形成するT細胞亜集団のT細胞
が細胞と複合体を形成する。死信号または毒素を発現している細胞との複合体形
成後、T細胞は死滅する。個体で起こっている優性免疫応答が減少する。
体の身体上の部位から個体へ投与する工程を含んでいる。いくつかの態様におい
て、第一の核酸分子は死信号または毒素をコードしているヌクレオチド配列およ
びB7.2蛋白質をコードしているヌクレオチド配列を含んでおり、各々のヌク
レオチド配列は個体においての発現に必要とされる制御要素に作動可能なように
連結されている。第二の核酸分子は個体においての発現に必要とされる制御要素
に作動可能なように連結されているMHC抗原をコードしているヌクレオチド配
列を含んでいる。いくつかの態様において、第一の核酸分子は個体においての発
現に必要とされる制御要素に作動可能なように連結されている死信号または毒素
をコードしているヌクレオチド配列を含んでいる。第二の核酸分子はMHCをコ
ードしているヌクレオチド配列およびB7.2蛋白質をコードしているヌクレオ
チド配列を含んでおり、各々のヌクレオチド配列は個体においての発現に必要と
される制御要素に作動可能なように連結されている。いくつかの態様において、
第一の核酸分子は死信号または毒素をコードしているヌクレオチド配列およびM
HC抗原をコードしているヌクレオチド配列を含んでおり、各々のヌクレオチド
配列は個体においての発現に必要とされる制御要素に作動可能なように連結され
ている。第二の核酸分子は個体においての発現に必要とされる制御要素に作動可
能なように連結されているB7.2蛋白質をコードしているヌクレオチド配列を
含んでいる。各々のそのような態様において、ヌクレオチド配列によりコードさ
れているMHCはMHCIまたはMHCIIであろう。MHCは、優性抗原と複
合体形成してMHC/優性抗原/TCR複合体を形成するサブタイプとして同定
されたMHCのサブタイプと一致している。第一および第二の核酸分子は個体の
細胞により取り込まれ、そこで死信号または毒素、MHCおよびB7.2をコー
ドしているヌクレオチド配列が発現される。MHC/優性抗原複合体と複合体を
形成するT細胞亜集団のT細胞が細胞と複合体を形成する。死信号または毒素を
発現している細胞との複合体形成後、T細胞は死滅する。個体で起こっている優
性免疫応答が減少する。
三の核酸分子を個体の身体上の部位から個体へ投与する工程を含んでいる。いく
つかの態様において、第一の核酸分子は死信号または毒素をコードしているヌク
レオチド配列を含んでいる。第二の核酸分子はB7.2蛋白質をコードしている
ヌクレオチド配列を含んでいる。第三の核酸分子はMHC抗原をコードしている
ヌクレオチド配列を含んでいる。そのようなヌクレオチドの各々は個体において
の発現に必要とされる制御要素に作動可能なように連結されている。ヌクレオチ
ド配列によりコードされているMHCはMHCIまたはMHCIIであろう。M
HCは、優性抗原と複合体形成してMHC/優性抗原/TCR複合体を形成する
サブタイプとして同定されたMHCのサブタイプと一致している。第一、第二お
よび第三の核酸分子は個体の細胞により取り込まれ、そこで死信号または毒素、
MHCおよびB7.2をコードしているヌクレオチド配列が発現される。MHC
/優性抗原複合体と複合体を形成するT細胞亜集団のT細胞が細胞と複合体を形
成する。死信号または毒素を発現している細胞との複合体形成後、T細胞は死滅
する。個体で起こっている優性免疫応答はそれにより減少する。
物および方法に関している。所望のT細胞亜集団は好適にはMHC/抗原複合体
と複合体を形成し、それは促進された免疫応答が望まれる抗原を含んでいる。拡
大されるべきT細胞により発現されるTCRを含んでいるMHC/Ag/TCR
複合体を形成するMHCサブタイプが同定される。拡大されるべきT細胞により
発現されるTCRを含んでいるMHC/Ag/TCR複合体を形成するMHCサ
ブタイプをコードしているヌクレオチド配列およびB7.2をコードしているヌ
クレオチド配列を含む核酸分子が個体の身体上の部位から個体へ投与される。両
方のヌクレオチド配列は個体においての発現に必要とされる制御要素に作動可能
なように連結されている。核酸分子は個体の細胞により取り込まれ、そこでMH
Cをコードしているヌクレオチド配列およびB7.2をコードしているヌクレオ
チド配列が発現される。MHC/優性抗原複合体と複合体を形成するT細胞亜集
団のT細胞が細胞と複合体を形成する。B7.2を発現している細胞と複合体形
成後にB7.2に応答してT細胞が増殖する。本発明の別の態様に従うと、第一
の核酸分子および第二の核酸分子が個体の身体上の部位から個体へ投与される。
第一の核酸分子は拡大されるべきT細胞により発現されるTCRを含んでいるM
HC/Ag/TCR複合体を形成するMHCサブタイプをコードしているヌクレ
オチド配列を含んでいる。第二の核酸分子はB7.2をコードしているヌクレオ
チド配列を含んでいる。両方のヌクレオチド配列は個体においての発現に必要と
される制御要素に作動可能なように連結されている。第一および第二の核酸分子
は個体の細胞により取り込まれ、そこでMHCをコードしているヌクレオチド配
列およびB7.2をコードしているヌクレオチド配列が発現される。MHC/優
性抗原複合体と複合体を形成するT細胞亜集団のT細胞が細胞と複合体を形成す
る。B7.2を発現している細胞と複合体形成後にB7.2に応答してT細胞が
増殖する。いくつかの態様において、MHCはMHCI抗原である。いくつかの
態様において、MHCはMHCII抗原である。
の蛋白質送達のための組成物および方法は種々のプロトコールを使用して報告さ
れている。そのような方法の例は、米国特許第5,593,972号、米国特許
第5,739,118号、米国特許第5,580,859号、米国特許第5,5
89,466号、米国特許第5,703,055号、米国特許第5,622,7
12号、米国特許第5,459,127号、米国特許第5,676,954号、
米国特許第5,614,503号およびPCT出願PCT/US95/1250
2(これらは各々本明細書において援用される)に記載されている。直接DNA
投与による細胞への蛋白質送達のための組成物および方法はまたPCT/US9
0/01515、PCT/US93/02338、PCT/US93/0481
31およびPCT/US94/00899(これらは各々本明細書において援用
される)にも記載されている。これらの出願に記載されている送達プロトコール
に加え、DNAを送達する別の方法が米国特許第4,945,050号および5
,036,006号(これらは両方とも本明細書において援用される)に記載さ
れている。核酸配列を送達するために有用な組換え体アデノウイルスベクターの
例は、米国特許第5,756,283号および米国特許第5,707,618号
(これらは各々本明細書において援用される)に記載されている。核酸分子はま
た米国特許第4,235,871号、米国特許第4,241,046号および米
国特許第4,394,448号(これらは各々本明細書において援用される)に
記載されているようなリポソーム仲介DNA輸送を用いても送達できる。
肉内、鼻孔内、腹腔内、皮下、皮内または局所的にまたは膣、直腸、尿管、口腔
および舌下から成る群より選択される粘膜組織への潅注、から成る群より選択さ
れる投与経路により個体へ投与される。いくつかの好適な投与経路には皮内、皮
下、腹腔内、筋肉内および経口が含まれる。
V40)、マウス乳腺腫瘍ウイルス(MMTV)プロモーター、ヒト免疫不全ウ
イルス(HIV)(HIVのロングターミナル反復配列(LTR)プロモーター
のような)、モロニーウイルス、ALV、サイトメガロウイルス(CMV)(C
MV前初期プロモーター)、エプスタインバーウイルス(EBV)、ラウス肉腫
ウイルス(RSV)、ならびにヒトアクチン、ヒトミオシン、ヒトヘモグロビン
、ヒト筋肉クレアチンおよびヒトメタロチオネインのようなヒト遺伝子からのプ
ロモーターから成る群より選択される。
デニル化シグナルおよびウシ成長ホルモンポリアデニル化シグナルから成る群よ
り選択される。
込みを容易にする組成物で投与される。いくつかの態様において、核酸分子は共
作用剤の投与と共に細胞へ送達される。共作用剤の例は米国特許第5,593,
972号、米国特許第5,739,118号および1994年1月26日に出願
された国際特許出願番号PCT/US94/00899(これらは各々本明細書
において援用される)に記載されている。核酸分子と共に投与される共作用剤は
核酸分子との混合物として、または核酸分子の投与と同時に、前にまたは後で別
々に投与されてもよい。いくつかの態様において、共作用剤にはカチオン脂質、
米国特許第5,703,055号に記載されているようなものが含まれるが、そ
れらに限定されるわけではない。共作用剤の例には、α−インターフェロン、ガ
ンマ−インターフェロン、血小板由来成長因子(PDGF)、TNF、上皮増殖
因子(EGF)、IL−1、IL−2、IL−4、IL−6、IL−8、IL−
10およびIL−12ならびに線維芽細胞成長因子のような成長因子、サイトカ
インおよびリンホカイン、免疫刺激複合体(ISCOMS)のような表面活性剤
、フロイント不完全アジュバント、モノホスホリル脂質A(MPL)を含むLP
S類似体、コレラ毒素、コブラ毒素、サポニン、ムラミールペプチド、キノン類
似体およびスクアレンおよびスクアレンのようなベシクル、およびヒアルロン酸
が含まれる。いくつかの態様において、免疫調節蛋白質が共作用剤として使用さ
れるであろう。細胞によるDNA分子の取り込みを容易にする好適な組成物はカ
チオン脂質、リポソームおよび局所麻酔剤から成る群より選択される。いくつか
の態様において、多共作用剤が使用される。核酸分子と共に投与される共作用剤
は核酸分子との混合物として投与されるか、または核酸分子の投与と同時に、前
にまたは後で別々に投与されるであろう。
び免疫原のコード配列および/または死信号または毒度のコード信号および/ま
たはB7.2コード配列の発現可能形を使用することに加え、本発明は、抗原を
コードしている外来遺伝子を送達するために弱毒化生ワクチンおよび組換え体ベ
クターを使用するワクチンに使用された別の遺伝子導入方法論を提供する。外来
抗原を送達するために弱毒化生ワクチンおよび組換え体ベクターを使用するワク
チンの例は米国特許第4,772,848;5,017,487;5,077,
044;5,110,587;5,112,749;5,174,993;5,
223,424;5,225,336;5,240,703;5,242,82
9;5,294,441;5,294,548;5,310,668;5,38
7,744;5,389,368;5,424,065;5,451,499;
5,453,364;5,462,734;5,470,734および5,48
2,713号(これらの各々は本明細書において援用される)に記載されている
。本発明に従った遺伝子構築物は、本発明に従った改良されたワクチンを製造す
るために弱毒化生ワクチンおよび組換え体ワクチン内へ取り込まれるであろう。
成物はミトコンドリアプロモーターを含んで、個体の細胞においての発現に必要
とされる制御要素に作動可能なように連結されている蛋白質をコードしているヌ
クレオチド配列を含むDNA分子を含んでいる。医薬組成物はさらに医薬として
受容可能な担体または賦形剤を含んでいる。用語”医薬として”とは当業者には
よく知られおよび広く理解されている。本明細書において使用する場合、用語”
医薬組成物”および”注射可能医薬組成物”とは当業者に理解されているような
通常の意味を持っている。医薬組成物は無菌性、発熱物質、特定の問題ならびに
等張性およびpHに関して特別の標準に適合していることが必要とされる。例え
ば、注射可能医薬は無菌で発熱物質を含んでいない。
でいる。いくつかの好適な態様において、医薬組成物は約2000μg、300
0μg、4000μgまたは5000μgのDNAを含んでいる。いくつかの好
適な態様において、医薬組成物は約1000μgのDNAを含んでいる。いくつ
かの好適な態様において、医薬組成物は約10ngから約800μgのDNAを
含んでいる。いくつかの好適な態様において、医薬組成物は約0.1から約50
0μgのDNAを含んでいる。いくつかの好適な態様において、医薬組成物は約
1から約350μgのDNAを含んでいる。いくつかの好適な態様において、医
薬組成物は約25から約250μgのDNAを含んでいる。いくつかの好適な態
様において、医薬組成物は約100μgのDNAを含んでいる。
遺伝子構築物を含むワクチンを容易に処方できる。投与様式として筋肉内注射が
選択された場合、等張性処方が好適には選択される。一般に、等張性のための添
加物には塩化ナトリウム、デキストロース、マンニトール、ソルビトールおよび
ラクトースが使用できる。いくつかの場合、リン酸緩衝液のような等張溶液が好
適である。安定化剤にはゼラチンおよびアルブミンが含まれる。いくつかの態様
において、処方に血管収縮剤が添加される。本発明に従った医薬製品は無菌で発
熱物質を含んでいないように提供される。
業的に入手可能な医薬化合物であるブピバカインが遺伝子構築物に先立って、同
時に、または続いて投与される。ブピバカインおよび遺伝子構築物は同一の組成
物に処方されてもよい。ブピバカインは組織に投与された場合、その多くの特性
および活性のゆえに特に有用である。ブピバカインは化学的におよび薬理学的に
アミノアシル局所麻酔薬に関連している。それはメピバカインの同族体であり、
リドカインに似ている。ブピバカインは筋肉組織電位をナトリウム攻撃感受性に
し、細胞内イオン濃度に影響を与える。ブピバカインの薬理学的活性の完全な説
明はRitchie,J.M.and N.M.Greene,The Pha
rmacological Basis of Therapeutics,編
:Gilman,A.G.ら,第8版,15章:3111(本明細書において援
用される)に見ることができる。ブピバカインおよびブピバカインと類似の機能
性を示す化合物は本発明の方法で好適である。
ル−N−(2,6−ジメチルフェニル)一塩酸塩、一水和物と称され、Astr
a Pharmaceutical Products Inc.(Westb
oro,Mass.)およびSanofi Winthrop Pharmac
euticals(New York,N.Y.)を含む多くの発売元から医薬
使用のために広く商業的に入手可能である。ブピバカインの市販品はメチルパラ
ビンとおよび無しで、およびエピネフリンとおよび無しで処方されている。任意
のそのような処方が使用されるであろう。本発明で使用されるであろう0.25
%、0.5%および0.75%の濃度で医薬での使用のために商業的に入手可能
である。必要ならば所望の効果を惹起する別の濃度が調製される。本発明に従う
と、約250μgから約10mgのブピバカインが投与される。いくつかの態様
において、約250μlから約7.5mgが投与される。いくつかの態様におい
て、約0.05mgから約5.0mgが投与される。いくつかの態様において、
約1.0mgから約3.0mgが投与される。いくつかの態様において、約5.
0mgが投与される。例えば、いくつかの態様において、約50μlから約2m
l、好適には等張医薬担体中、50μlから約1500μlおよびより好適には
約1mlの0.5%ブピバカイン−HClおよび0.1%メチルパラビンがワク
チンが投与される前に、同時にまたは後に投与される。同様に。いくつかの態様
において、等張医薬担体中、50μlから約2ml、好適には50μlから約1
500μlおよびより好適には約1mlの0.5%ブピバカイン−HClがワク
チンが投与される前に、同時にまたは後に投与される。ブピバカインおよび任意
の他の同様に作用する化合物(特に、局所麻酔薬のファミリーに関連する化合物
)は、細胞による遺伝子構築物の取り込みの望まれる容易さを提供する濃度で投
与されるであろう。
接種に先立って最初にブピバカイン注射が行われる。即ち、例えば、ワクチン接
種約1週間から10日前までに、個体に最初にブピバカインが注射される。いく
つかの態様において、ワクチン接種に先立ち、遺伝子構築物の投与約1から5日
前に個体に最初はブピバカインが注射される。いくつかの態様において、ワクチ
ン接種に先立ち、遺伝子構築物の投与約24時間前に個体に最初はブピバカイン
が注射される。もしくは、ブピバカインはワクチン接種と同時に、または数分前
に注射できる。
射される。例えば、いくつかの態様において、遺伝子構築物の投与後、約1週間
から10日までにブピバカインが注射される。いくつかの態様において、ワクチ
ン接種約24時間後にブピバカインが個体に注射される。いくつかの態様におい
て、ワクチン接種約1から5日後にブピバカインが個体に注射される。いくつか
の態様において、ワクチン接種約1週間から10日後にブピバカインが個体に注
射される。
ンに加え、メピバカイン、リドカイン、プロカイン、カルボカインおよびメチル
ブピバカイン、その他の同様に作用する化合物が使用されるであろう。実施例 β2mノックアウトキメラマウスの作製 4週齢メスC57B1/6J(β2m+/+)およびC57B1/6J−β2mtm1 /Unc (β2m-/-)マウスはJackson Laboratory(BarHa
rbor,ME)から購入された。β2m+/+およびβ2m-/-の両方が相互骨髄移
植に使用された。骨髄キメラの製造はSobel et al.,J.Exp.
Med.,1991,173:1441(全体が本明細書において援用される)
に詳細に説明されている。簡単には、受容体マウス(β2m+/+およびβ2m-/-の
両)は日(−2)および(−1)に200μg/mlのモノクローナル抗体PK
136(抗NK1.1)をIP注射してNK細胞を枯渇させた。この前処理はC
57B1/6Jマウス中の放射線耐性NK細胞によるC57B1/6J−β2mt m1/Unc マウスに由来する骨髄細胞の拒絶を防止する。相互骨髄移植の日、受容体
マウスに、全量で1050ラドの線量を二つに等しく分割し、3時間離して致死
的な照射を行った。供与体マウスを殺し、頸骨および大腿骨を洗い流すことによ
り別々に骨髄を採取した。骨髄は、モノクローナル抗体抗CD4(172.4)
、抗CD8(31M)および抗Thy1.2(mmt1)の混合物の飽和濃度で
インキュベーション(4℃、45分)した後、Low−Tox−Mウサギ補体(
Cederlane Labs)での細胞のインキュベーション(37℃、1時
間)により成熟T細胞を枯渇させた。受容体マウスは相互骨髄細胞の107細胞
(0.3ml)のIV注射で再構成された。すべての動物は、温度制御され、明
暗循環させたを施設で飼われた。マウスの免疫化 HIV−1MNエンベロープ膜蛋白質(pCEnv)をコードしているDNAワ
クチン構築物はBoyer et al.,J.Med.Primatol.,
1996,25:342;Wang et al.,AIDS,1995,9:
S159(これらは全体が本明細書において援用される)に記載されているよう
に調製された。CD80およびCD86発現カセットはKim et al.,
Nat.Biotech.,1997,15:641(全体が本明細書において
援用される)に記載されているように調製された。各々のマウスはKim et
al.,Nat.Biotech.,1997,15:641およびKim
et al.,J.Tmmunol.,1997,158:816(これらは全
体が本明細書において援用される)に記載されているように、リン酸緩衝液(P
BS)および0.25%ブピバカイン−HCl(Sigma,St.Louis
,MO)に処方された50μgの問題とする各々のDNA構築物の3回の筋肉内
注射(2週間離して)を受けた。前記の投与計画で投与された50μgのpCE
nvは、中程度のしかし陽性の免疫応答をマウスに誘導した。この投与量が共刺
激遺伝子の共送達での免疫応答の促進を示すために選択された。動物にはまた、
HIV−1エンベロープ蛋白質(vMN462)を発現する組換え体ワクシニア
ウイルス(NIH AIDS Research and Reference
Reagent Program)も注射された。マウスはにvMN462(
マウス当たり5x106プラーク形成単位(PFU))がi.v.注射された。
7日後、脾臓を除去し、直接CTLアッセイの検出に使用された。マウスはまた
同量のvMN462で免疫して4週間後に間接CTLが分析された。フローサイトメトリー キメラマウスの発生はH−2Db分子のα3ドメインに対するモノクローナル
抗体を使用するFACS分析により確認された。H−2Db分子のα3ドメイン
を認識する1μg/mlのマウスモノクローナル抗体28−14−8s(IgG
2aアイソタイプ)(Dr.J.Frelinger,Chapel Hill
,NCの好意による)を個々のマウスより単離されたPBMC(10x105)
に加えた。データはCELLQuestTMデータ収集およびソフトウェアを備え
たFACScan(Becton Dickinson Immunocyto
metry Systems,San Jose,CA)により分析された。マウス細胞に対する免疫組織化学的アッセイ 免疫化した脚筋肉は、CD80、CD86およびエンベロープ蛋白質のインビ
ボ発現について免疫組織化学的に試験された。マウス大腿4頭筋に50mgのp
CEnv+pCD80、pCEnv+pCD86、または対照ベクターを接種し
た。接種7日後、マウスを殺し、大腿4頭筋を除去した。新鮮な筋肉組織はO.
C.T.化合物(Sakura Finetek USA,Inc.,Torr
ance,CA)中で凍結した。4つのミクロン凍結切片をLeica 180
0クライオスタット(Leica Inc.,Deerfield,IL)を使
用して作製した。切片はProbeOn Plusスライド(Fisher S
cientific,Pittsburgh,PA)上に置いた。スライドはア
セトンで固定し、1.5%ヤギ血清(Vector Labs,Burling
ame,CA)でブロックした。共発現を検出するため、スライドを1:20に
希釈したビオチニル化−α−gp120抗体(Immuno Diagnost
ics,Bedford MA.)と共に1:5に希釈したFITC−抱合抗C
D80または抗CD86抗体(PharMingen,San Diego,C
A.)と28℃で12時間インキュベートした。スライドは次にPBSに1:4
00で希釈したストレプトアビジンTexas Red(NEN Life S
ciences,Boston MA)と室温で30分インキュベートした。筋
肉中のリンパ球の存在を検出するため、スライドをヘマトキシリンおよびエオシ
ン(H&E)染色により染色した。スライドは40X対物レンズ(Nikon
Fluo 40X Ph3D2)を使用してNikon OPTIPHOT蛍光
顕微鏡(Nicon Inc.,Tokyo,JAPAN)で観察した。スライ
ド写真はNikon UFX−II暴露調整機を備えたNikonカメラFX3
5DXおよびKodak Ektachrome 160Tスライドフィルムを
使用して得られた。
とにより分析され、ヘマトキシリンおよびエオシン(H&E)染色(Vecto
r Labs)により染色した。スライドはまた抗CD4または抗CD8抗体(
PharMingen)で染色した。ELISA 0.1M炭酸塩−重炭酸塩緩衝液(pH9.5)で2μg/ml濃度に希釈し
た50μgの組換え体gp120(ImmunoDiagnostics,In
c.,Bedford,MA)を4℃で一夜、マイクロタイターウェルに吸着さ
せた。プレートはPBS−0.05%トウィーン−20で洗浄し、37℃で1時
間3%BSAの0.05%トウィーン−20含有PBS溶液でブロックした。マ
ウス抗血清は0.05%トウィーン−20で希釈し、37℃で1時間インキュベ
ートし、次にHRP−抱合ヤギ抗マウスIgG(Sigma,St.Louis
,MO)とインキュベートした。プレートを洗浄し、3’3’5’5’TMB(
Sigma)緩衝溶液で発色させた。プレートはDynatech MR500
0プレートリーダー上、450nmの光学密度が読みとられた。抗体力価は、実
験ウェルの吸収能が平均前免疫値を少なくとも2標準偏差を超える、血清の最も
高い希釈として定義された。細胞障害性Tリンパ球アッセイ 5時間51Cr放出CTLアッセイがKim et al.,Nat.Biot
ech.,1997,15:641およびKim et al.,J.Immu
nol.,1997,158:816に記載されているように実施された。正常
およびワクシニア感染EL−4細胞(H−2bT細胞リンパ腫)は、MHCクラ
スII分子を発現する能力についてFACSにより分析された。エフェクターは
RPMI1640(Gibco−BRL,Grand Island,NY)、
10%ウシ胎児血清(Gibco−BRL)およびCon Aを含まない10%
RAT−T−STIM(Becton Dickinson Labware,
Bedford,MA)から成るCTL培養培地で2日間、5x106細胞/m
lで非特異的に刺激された。エフェクターはまた、0.1%グルタルアルデヒド
で固定され、さらに4日間vMN462感染EL−4細胞で特異的に刺激された
。すべてのCTL実験のための特異的標的の調製は、vMN462でEL−4細
胞を感染させることにより行われた。ワクシニアウイルスおよびDNA免疫化実
験のための非特異的対照として、非感染EL−4細胞およびWRワクシニアウイ
ルス(NHI AIDS Research and Reference R
eagent Program)感染EL−4細胞が各々使用された。標的細胞
が100μCi/ml Na2 51CrO2で2時間標識され、刺激エフェクター細
胞と37℃で5時間インキュベートするために使用される、標準クロム放出アッ
セイが実施された。CTL溶解は50:1から12.5:1の範囲のエフェクタ
ー:標的(E:T)比で決定された。上清を採取し、LKB CliniGam
maガンマ−カウンターで計数された。パーセント特異的溶解は式: 100x実験的放出−自発的放出 最大放出−自発的放出 から決定された。
された。”自発的放出”のカウントが”最大放出”の20%を超えたならば、ア
ッセイは正当とは考えられなかった。標的の特異的溶解を計算するため、非特異
的(WR感染)標的のパーセント溶解が特異的(vMN462感染)標的のパー
セント溶解から差し引かれた。直接CTLアッセイはエフェクター細胞のインビ
トロ刺激(特異的または非特異的も)を行わないことを除いて前に説明したよう
に実施された。結果 相互β2mノックアウトマウスにおける機能性MHCクラスI分子の同定 β2mの発現はMHCクラスI分子の細胞表面発現に必要とされ、感染病原体
に対する保護的細胞障害性免疫応答の発生に重要な役割を果たしている。これら
の分子はCD8+細胞障害性リンパ球に対して細胞質中で合成された外来抗原に
由来する短いペプチド断片を提示している。我々は同一ハプロタイプ(H−2b
)の相互骨髄キメラ発生のためにC57B1/6J−β2mtm1/Uncマウス(β2
mノックアウトマウス遺伝子について同型接合)に加えて正常C57B1/6J
(β2m+/+)動物を利用した。
β2m+/+マウスはMHCクラスI分子発現のない骨髄誘導APCおよびMHCク
ラスI分子発現を示す筋肉細胞を持つであろう。β2m+/+→β2m-/-キメラマウ
スはMHCクラスI陽性骨髄誘導APCおよびMHCクラスI陰性筋肉細胞を持
つであろう。各々のマウスはリン酸緩衝液(PBS)および0.23%ブピバカ
イン−HClに処方された50μgの各々のDNA構築物(pCEnv、pCD
80またはpCD86)で3回筋肉内注射された(2週間あけて)。
モノクローナル抗体を使用するFACS分析により確認された。これらの動物の
キメラ化は3ヶ月で完了した。得られたキメラマウスは筋肉細胞の表面およびA
PCでMHCクラスI分子の異なった発現を示した(図1)。β2m-/-→β2m+ /+ マウスはMHCクラスI分子発現のない骨髄誘導APC(供与体)およびMH
CクラスI分子発現を示す筋肉細胞(受容体)を示した。対照的に、β2m+/+→
β2m-/-キメラマウスはMHCクラスI陽性骨髄誘導APCおよびMHCクラス
I陰性筋肉細胞を持っていた。いくつかの報告は、低レベルのα鎖(FACS感
度以下のレベル)が実際β2m-/-細胞の表面上に発現されているようであること
、およびこれらのα鎖は遊離β2mを結合し、CD8+T細胞に対して外来ペプチ
ドを同起源的に提示することを示唆している。一方、β2m+/+→β2m-/-キメラ
マウス(MHCクラスI+胸腺上皮細胞を持っていない)はT細胞分化の間に機
能性CD8+CTLを発生しない。MHCクラスI+骨髄細胞によるこれらの陽性
選択さえ示されていない。実際、β2m-/-→β2m+/+およびβ2m+/+→β2m-/- キメラの両方が有意の数のCD4およびCD8細胞を発生することが示された。
しかしながら、抗ウイルスCD8+CTL免疫応答を発生する相互キメラマウス
の能力を調べることが決定された。正常C57B1/6(β2m+/+)およびβ2
m-/-ノックアウトマウスならびにβ2m-/-→β2m+/+およびβ2m+/+→β2m-/ - キメラマウスを組換え体ワクシニアウイルス(vMN462)で免疫した。続
いて、これらの動物で発生した抗ウイルスCD8+CTL免疫応答を分析した。
図2に示されているように、C57B1/6およびβ2m+/+→β2m-/-マウスの
両方が一次(直接)および二次(間接)CD8+CTL応答を発生した。C57
B1/6マウスにおけるCTL応答はβ2m+/+→β2m-/-キメラよりも強く、こ
れらの結果は従来の観察と一致する。対照的に、抗ウイルスCD8+CTL免疫
応答がβ2m-/-ノックアウトおよびβ2m-/-→β2m+/+キメラマウスでは観察さ
れなかった。従って、これらの結果は、正常およびβ2mノックアウトマウス間
のキメラは、DNA免疫化後のMHCクラスI制限T細胞応答における筋肉細胞
の役割を試験するきれいなモデルを提供することを示している。筋肉細胞上のウイルス蛋白質を用いる共刺激分子の共発現 CD80およびCD86共刺激分子をコードしたプラスミドをマウスに筋肉内
注射すると、同様のトランスフェクション効率で筋肉中CD80およびCD86
分子の発現が生じた。二つの発現構築物(一つはHIVエンベロープ蛋白質をコ
ードしており、および一つは共刺激分子をコードしている)の共送達により同一
の細胞中でこれらの蛋白質の共発現を生じるかどうかをさらに調べた。β2m+/+ マウスを、HIV−1MNエンベロープ蛋白質(pCEnv)発現しているDNA
ワクチンおよびCD80またはCD86遺伝子(pCD80またはpCD86)
または対照プラスミド(cCDNA3)で共免疫した。注射された脚筋肉中のC
D80、CD86およびエンベロープ蛋白質の発現は免疫組織化学的に試験され
た。DNA注射動物から凍結筋肉切片が調製され、FITC標識(緑)抗CD8
0または抗CD86抗体およびTexas Red標識(赤)抗gp120抗体
で染色された。pCEnv+pCD80で免疫した脚からのスライドは抗CD8
0または抗CD80および抗gp120抗体で染色された。pCEnv+pCD
86で免疫した脚からのスライドは抗CD86または抗CD86および抗gp1
20抗体で染色された。pCDNA3(対照ベクター)で免疫した脚からのスラ
イドは抗CD80および抗CD86抗体、または抗CD80、抗CD86抗体お
よび抗gp120抗体で染色された。pCEnv+pCD80またはpCEnv
+pCD86による共免疫化は筋肉細胞においてこれらの蛋白質の共発現を生じ
た。pCEnv+pCD80およびpCEnv+pCD86を注射したマウスか
らの各々エンベロープおよびCD80またはエンベロープおよびCD86の共発
現レベルは同様であった。対照的に、対照脚はこれらの蛋白質の発現を示さなか
った。H−2Db陽性非造血細胞はMHCクラス制限CTLの前駆体を活性化するよう
に遺伝子操作できる 体液性および細胞性免疫応答が、ウイルス抗原および共刺激分子をコードして
いるプラスミドで免疫化されたキメラおよび対照マウスで分析された。免疫化前
および後の実験動物から集められた血清における体液性免疫応答が分析された。
これらの血清試料はELISAによりエンベロープ蛋白質(gp120)に対す
る反応性で分析された。表1に示したように、HIV−1エンベロープ特異的体
液性応答はキメラの両方の型で発生した。β2m-/-マウスの体液性免疫応答はキ
メラマウスの応答と同様であった。これらの結果は、抗原特異的体液性免疫応答
は、プラスミドDNA免疫化後にβ2mノックアウトマウスで発生でき、蛋白質
免疫化後のこのモデル系で以前に報告されている結果と一致している(Raul
et,Advances in Immunology,1993,55:38
1−421(その全体が本明細書において援用される)。さらに、これらの結果
はpCD80かまたはpCD86による相互キメラの共免疫化は、正常BALB
/cマウスで以前に観察されているように(Kim et al.,Natur
e Biot.,1997,15:641−645、その全体が本明細書におい
て援用される)、pCEnv免疫化により誘導される特異的抗体終点力価には何
の影響も及ぼさないことを示している。
特異的抗体応答(群当たり4匹のマウス)。マウス血清はHIV−1gp120
蛋白質を使用したELISAによりエンベロープ特異的抗体応答が試験された。
連続希釈は1:64、1:128、1:256、1:512、1:1024、1
:2048および1:4096であった。ELISAのバックグラウンド光学密
度は<0.015であった。これらの実験は2回繰り返され、同様の結果であっ
た。
以前、CD86での共免疫化は、MHC正常動物においてMHCクラスI制限抗
ウイルスCTLの劇的促進を生じること(CD80遺伝子では起こらない)が示
されている(Kim et al.,Nature Biot.,1997,1
5:641−645、その全体が本明細書において援用される)。標的としてM
HC−IIクラス分子を発現しないEL−4 Tリンパ腫細胞を使用して、MH
Cクラス制限CD8+CTL応答が分析された。標的の特異的溶解を計算するた
め、非特異的(WR感染)標的のパーセント溶解が特異的(vMN462感染)
標的のパーセント溶解から差し引かれた。特異的死滅のバックグラウンドレベル
は対照プラスミド、pCEnv、pCEnv+pCD80またはpCEnv+p
CD86で免疫したβ2m-/-対照およびβ2m+/+→β2m-/-キメラマウスから得
られた(図3)。しかしながら、pCEnv+pCD86で共免疫されたβ2m- /- →β2m+/+マウスでは高レベルのエンベロープ特異的CTL(50:1のE:
T比で37%)が生じた(pCEnvまたはpCEnv+pCD80では生じな
い)。CTL誘導の能力をさらに試験するため、β2m-/-→β2m+/+キメラマウ
スにおける直接、非刺激CTL応答を誘導する能力が分析された(図4)。pC
Envで免疫化したマウスは特異的死滅を誘導しなかった。対照的に、pCEn
v+pCD86免疫化群では50:1のE:T比で23%の特異的溶解が観察さ
れ、12.5:1 E:T比で11%と力価決定された。β2m-/-→β2m+/+マ
ウスの骨髄由来細胞は実質的に抗ウイルスCD8+CTLを発生できなかったの
で(図2)、これらの結果は非造血細胞上でのHIVエンベロープおよびCD8
6分子の共発現は、それらを抗HIV特異的CTL応答を始めるようにできるこ
とを示唆している。加えて、免疫学的に正常なβ2m+/+→β2m-/-キメラからの
結果は(図2)、CTL拡大に対するCD86分子の促進効果は、少量のAPC
の変換を通して観察されるわけではなく、むしろ非造血細胞に対して優勢である
ことを示している。
よび程度を反映する。IFN−γおよびIL−4サイトカインはCD4+のみで
なくCD8+T細胞によっても産生される。IFN−γはT細胞仲介細胞毒性免
疫応答の制御に複雑に関与しており、IL−4はB細胞仲介免疫応答に支配的な
役割を果たしている。従って、我々のCTL分析に加え、CTLアッセイのため
にインビボで刺激されたエフェクター細胞から上清が集められ、IFN−γおよ
びIL−4の放出が試験された。図5に示されているように、CTL応答のレベ
ルに対応したIFN−γ放出レベルを図3に見ることができる。実際、pCEn
v+pCD86(45ng/ml)で免疫されたβ2m-/-→β2m+/+マウスから
放出されたIFN−γレベルは他の群のレベルより少なくとも3倍であった。一
方、すべての群から放出されたIL−4レベルは同様であった。従って、IFN
−γ放出データは、非造血細胞上のCD86発現は、主としてMHCクラスI発
現に関係したサイトカイン誘導を始めることができることを支持しており、非専
門的APCによる直接TCP共結合を支持している。CD86の発現は免疫化動物の筋肉内へのリンパ球浸潤を誘導した T細胞を直接駆動する、CD86でトランスフェクトされた非骨髄細胞の能力
をさらに明確にするため、インビボにおけるトランスフェクト筋肉細胞へのT細
胞結合の直接的証拠を探した。免疫して7日後に、pCEnv+pCD86で免
疫したマウスでは対照またはpCEnv+pCD80免疫化マウスよりもより多
い筋肉内へのリンパ球の浸潤が観察された。抗原およびCD86発現の部位では
、多数の浸潤リンパ球が観察され、存在する筋肉細胞を攻撃しているように思え
た。スライドをT細胞に関して免疫組織化学的に染色した場合、浸潤T細胞はC
D4+およびCD8+T細胞の両方を含んでいることが観察された(図6)。免疫
化筋肉中のリンパ球浸潤は1ヶ月以内に明瞭に観察され、cDNA発現後の抗原
発現の持続に相関していた。動物は、非ワクチン接種動物と比較してこの侵入の
何の明瞭な表現型影響を示さなかった。より遅い時間点での筋肉切片試験は、リ
ンパ球侵入がない正常筋肉表現型を示した。リンパ球浸潤の初期の間でさえ、マ
ウスは正常に振る舞ったことは興味が持たれる。これらの結果は、ウイルス抗原
と共にMHCクラスIおよびCD86(CD80ではない)を発現するように遺
伝子操作された筋肉細胞は有効にリンパ球を誘引し、およびそれらと直接的に相
互作用することを示唆している。このデータは誘引それ自体はCD80の機能で
はないことを明瞭に区別している。 表2 ピコルナウイルスファミリー 属: ライノウイルス:(医学)感冒の〜50%の場合に原因である エンテロウイルス:(医学)ポリオウイルス、コクサキーウイル ス、エコーウイルスおよびA型肝炎ウイルスのようなヒトエンテ ロウイスル アプトウイルス:(獣医学)これらは脚および口疾患ウイルスで ある 標的抗原:VP1、VP2、VP3、VP4、VPG カルシウイルスファミリー 属: ウイルスのノーウォーク群:(医学)これらのウイルスは流行性 胃腸炎の重要な原因因子である トガウイルスファミリー 属: アルファウイルス:(医学および獣医学)例にはシンドビスウイ ルス、ロスリバーウイルスおよび東部&西部ウマ脳炎が含まれる レオウイルス:(医学)ルベラウイルス フラリビリデゥーファミリー (医学)例にはデング熱、黄熱病、日本脳炎、セントルイス脳炎 およびダニ媒介脳炎ウイルス C型肝炎ウイルス (医学)これらのウイルスは未だにファミリーには加えられてい ないが、トガウイルスまたはフラビウイルスであると信じられて いる。トガウイルスに最も類似している。 コロナウイルスファミリー (医学および獣医学) 伝染性気管支炎ウイルス(家禽) ブタ伝染性胃腸炎ウイルス(ブタ) ブタ赤血球凝集性脳脊髄炎(ブタ) ネコ感染性腹膜炎(ネコ) ネコ腸コロナウイルス(ネコ) イヌコロナウイルス(イヌ) ヒト呼吸コロナウイルスは感冒の〜40%の場合を起こす、EX .224E,0C43 注−コロナウイルスは非A、BまたはC型肝炎を起こすかもしれ ない 標的抗原:E1−Mまたはマトリックス蛋白質とも呼ばれる E2−Sまたはスパイク蛋白質とも呼ばれる E3−HEまたはヘマグルチン−エルテロース糖蛋白質(すべ てのコロナウイルスには存在しない) N−ヌクレオカプシド ラブドウイルスファミリー 属: ベシリオウイルス 狂犬病ウイルス:(医学および獣医学) 標的抗原: G蛋白質 N蛋白質 フィロビリデゥーファミリー : (医学) マールブルグおよびエボラウイルスのような出血性熱ウイルス パラミクソウイルスファミリー 属: パラインフルエンザウイルス タイプ1 パラインフルエンザウイルス タイプ3 ウシパラインフルエンザウイルス タイプ3 ルブラウイルス:(医学および獣医学) 流行性耳下腺炎ウイルス、パラインフルエンザウイルス タイ プ2、パラインフルエンザウイルス タイプ4、ニューカッス ル病ウイルス(ニワトリで重要な病原体) ニューミンウイルス:(医学および獣医学) 呼吸系発病ウイルス オルトミクソウイルスファミリー (医学) インフルエンザウイルス ブンヤウイルスファミリー 属: ブンヤウイルス:(医学)カリフォルニア脳炎、ラクロス、 静脈ウイルス:(医学)リフトバレー熱 ハンタウイルス:プレマラはヘマガギン熱ウイルス ナイロウイルス(獣医学)ナイロビシープ疾患 多くの未帰属のブンヤウイルスも アレナウイルスファミリー (医学) LCM、ラサ熱ウイルス レオウイルスファミリー 属: レオウイルス:潜在的ヒト病原体 ロタウイルス:子供における急性胃腸炎 オルビウイルス:(医学および獣医学) クルチウイルス:コロラドダニ熱、レボンボ(ヒト)ウマ脳炎 、ブルータング レトロウイルスファミリー サブファミリー:オンコウイルス:(獣医学)(医学)ネコ白血病ウイル ス,HTLVIおよびHTLVII レンチウイルス:(医学および獣医学)HIV、ネコ免 疫不全ウイルス、ウマ感染、貧血ウイルス スプマウイルス パポバウイルスファミリー サブファミリー:ポリオーマウイルス:(医学)BKUおよびJCUウイ ルス サブファミリー:パピローマウイルス:(医学)癌またはパピローマの悪 性進行に関係する多くのウイルス型 アデノウイルス(医学) EX AD7、ARD、OB−呼吸系疾患を起こす−2 75のようないくつかのアデノウイルスは腸炎を起こす パルボウイルスファミリー(獣医学) ネコパルボウイルス:ネコ腸炎を起こす ネコ汎白血球減少症ウイルス イヌパルボウイルス ブタパルボウイルス ヘルペスウイルスファミリー サブファミリー:アルファヘルペスウイルス 属: 単純ウイルス(医学) HSVI、HSVII 水痘ウイルス:(医学および獣医学)仮性狂犬病ウイル ス−水痘-帯状疱疹ウイルス サブファミリー:ベータヘルペスウイルス 属: サイトメガロウイルス(医学) HCMV ムロメガロウイルス サブファミリー:ガンマヘルペスウイルス 属: リンホクリプトウイルス(医学) EBV−(バーキットリンパ)ラジノウイルス ポックスウイルスサブファミリー サブファミリー:脊髄ポックスウイルス(医学および獣医学) オルトポックスウイルス 痘瘡(痘瘡) 痘瘡(牛痘) パラポックスウイルス−(獣医学) オイポックスウイルス−(獣医学) レポリポックスウイルス スイポックスウイルス サブファミリー:エンテモポックスウイルス ヘパドナウイルスファミリー:B型肝炎ウイルス 未同定:デルタ肝炎ウイルス。 表3 細菌病原体 病原性グラム陽性球菌には:肺炎球菌;ブドウ球菌;および連鎖球菌が含まれ
る。病原性グラム陰性球菌には:髄膜炎菌;および淋菌が含まれる。
よびエイケネラ;類鼻疽;サルモネラ;シゲラ症;ヘモフィラス症;モラクセラ
;軟性下疳;ブルセラ症;野兎病;エルシニア(パスツレラ);ストレプトバシ
ラス モニリホルミスおよびスピリルム;リステリア菌;豚丹毒菌;ジフテリア
;コレラ;炭疽;ドノヴァン症(鼠径部肉芽腫)およびバルトネラ症が含まれる
。
結核;らい;およびその他のミコバクテリアが含まれる。病原性スピロヘータ症
には梅毒;トレポネマトーセス;苺腫;熱帯白斑性皮膚病および地方流行性梅毒
;およびレプトスピラ症が含まれる。
症;ノルカジア症;酵母菌症;分芽菌症;ヒストプラズマ症およびコクシジオイ
デス症;カンジダ症;アスペルギルス病および毛菌症;スポロトリコーシス;パ
ラコクシジオイデス症、ペエトリエリジウム症、トルロプシス症、菌腫およびク
ロモミセス症;および皮膚糸状菌症が含まれる。
ンパ肉芽腫;オウム病および出産期クラミジア感染が含まれる。 病原性真核生物 病原性原虫および蠕虫およびそれらによる感染には:アメーバ赤痢;マラリア
;リーシュマニア症;トリパノソーマ症;トキソプラズマ症;ニューモシスチス
カリニ;バベシア症;ジアルジア症;旋毛虫症;フィラリア;住血吸虫症;線
虫症;吸虫症または吸虫類;および条虫(サナダムシ)感染が含まれる。
タを示している。キメラマウスの発生は移植3ヶ月後に、抹消血単核細胞(PB
MC)上のMHCクラスI発現を免疫蛍光染色により分析することにより確認さ
れた。β2m-/-→β2m+/+マウスのPBMCはMHCクラスI分子の有意な発現
を示さなかったが、一方、β2m+/+→β2m-/-キメラマウスのPBMCはMHC
クラスIを発現した。
びβ2m-/-→β2m+/+マウスにおけるワクシニアウイルス(vMN462)特異
的直接(図2A)および間接(図2B)CTL応答を示している。直接ワクシニ
ア特異的CTL応答はワクシニア免疫化7日後に、インビトロエフェクター細胞
刺激無しで分析された。間接ワクシニア特異的CTLアッセイはワクシニア免疫
化4週間後に、インビトロエフェクター細胞刺激を行って実行された。標的の特
異的溶解を計算するため、非特異的(非感染)標的のパーセント溶解が特異的(
vMN462感染)標的のパーセント溶解から差し引かれた。これらの実験は2
回繰り返され、同様の結果であった。
pCEnv+pCD86で免疫した(群当たり4匹のマウス)β2m-/-マウス、
β2m+/+→β2m-/-およびβ2m-/-→β2m+/+キメラにおけるHIV−1エンベ
ロープ特異的CTL応答を示している。HIV−1 Env特異的CTL応答は
エフェクター細胞のインビトロ刺激後に、ワクシニア感染標的に対して分析され
た。標的の特異的溶解を計算するため、非特異的(WR感染)標的のパーセント
溶解が特異的(vMN462感染)標的のパーセント溶解から差し引かれた。非
特異的溶解の最大レベルは6.5%であった。これらの実験は2回繰り返され、
同様の結果であった。
pCEnv+pCD86で免疫したβ2m-/-→β2m+/+キメラマウスにおける直
接HIV−1エンベロープ特異的CTL応答を示しているデータである。HIV
−1 Env特異的CTL応答はエフェクター細胞のインビトロ刺激なしで、ワ
クシニア感染標的に対して分析された。これらの実験において非特異的溶解の最
大レベルは5%未満であった。
しているデータである。CTLアッセイのためにエフェクター刺激された上清を
6日目に集め、ELISAキットを用いてIFN−γおよびIL−4のサイトカ
インプロフィールを試験した(両方のキットともBiosource Inte
rnational,Inc.,Camarillo,CAから)。これらの実
験は2回繰り返され、同様の結果であった。
るデータである。pCEnv+pCD86での共免疫化後の筋肉における細胞の
浸潤はさらに抗CD4または抗CD8抗体で染色された。CD4+およびCD8+ T細胞は染色したスライドで計数された。
Claims (84)
- 【請求項1】 個体において免疫原に対する免疫応答を誘導する方法であっ
て、以下の工程を含んでいる: 該個体における発現に必要な制御要素に作動可能なように連結された免疫原を
コードしているヌクレオチド配列および該個体における発現に必要な制御要素に
作動可能なように連結された主要組織適合複合体抗原をコードしているヌクレオ
チド配列を含む核酸分子を該個体の身体上の部位から該個体へ投与する、ここで
該核酸分子は該個体の細胞により取り込まれ、該免疫原および該主要組織適合複
合体抗原をコードしている該ヌクレオチド配列が発現されおよび該個体に該免疫
原に対する免疫応答が誘導される;および/または 第一の核酸分子および第二の核酸分子を該個体の身体上の部位から該個体へ投
与する、ここで該第一の核酸分子は該個体における発現に必要な制御要素に作動
可能なように連結された免疫原をコードしているヌクレオチド配列を含んでおり
、および第二の核酸分子は該個体における発現に必要な制御要素に作動可能なよ
うに連結された主要組織適合複合体抗原をコードしているヌクレオチド配列を含
んでおり、ここで該第一および第二の核酸分子は該個体の細胞により取り込まれ
、該免疫原および該主要組織適合複合体抗原をコードしている該ヌクレオチド配
列が発現されおよび該個体に該免疫原に対する免疫応答が誘導される。 - 【請求項2】 該免疫原が病原体抗原、過増殖性疾患に関連する蛋白質また
は自己免疫疾患に関連する蛋白質である請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 該主要組織適合複合体抗原が主要組織適合複合体クラスI抗
原である請求項1に記載の方法。 - 【請求項4】 該主要組織適合クラス蛋白質が該個体により発現される主要
組織適合複合体クラスI抗原サブタイプと一致するサブタイプの主要組織適合ク
ラスI抗原である請求項3に記載の方法。 - 【請求項5】 該主要組織適合複合体抗原が主要組織適合複合体クラスII
抗原である請求項1に記載の方法。 - 【請求項6】 該主要組織適合クラスII蛋白質が該個体により発現される
主要組織適合複合体クラスII抗原サブタイプと一致するサブタイプの主要組織
適合クラスI抗原である請求項5に記載の方法。 - 【請求項7】 免疫原をコードしているヌクレオチド配列および主要組織適
合複合体抗原をコードしているヌクレオチド配列を含む核酸分子が該個体の身体
上の部位から該個体へ投与される請求項1に記載の方法。 - 【請求項8】 該核酸分子がさらにB7.2蛋白質をコードしているヌクレ
オチド配列を含む請求項7に記載の方法。 - 【請求項9】 第一の核酸分子および第二の核酸分子、ここで該第一の核酸
分子は免疫原をコードしているヌクレオチド配列を含み、および該第二の核酸分
子は主要組織適合複合体抗原をコードしているヌクレオチド配列を含んでいる、
が該個体の身体上の部位から該個体へ投与される請求項1に記載の方法。 - 【請求項10】 該第一の核酸分子がさらにB7.2蛋白質をコードしてい
るヌクレオチド配列を含んでいる;および/または該第二の核酸分子がさらにB
7.2蛋白質をコードしているヌクレオチド配列を含んでいる請求項9に記載の
方法。 - 【請求項11】 第三の核酸分子を投与することをさらに含んでいる請求項
9に記載の方法、ここで該第三の核酸分子はB7.2蛋白質をコードしているヌ
クレオチド配列を含んでいる。 - 【請求項12】 以下の工程を含んでいる請求項1に記載の方法: 該個体における発現に必要な制御要素に作動可能なように連結された免疫原を
コードしているヌクレオチド配列および該個体における発現に必要な制御要素に
作動可能なように連結された主要組織適合複合体抗原をコードしているヌクレオ
チド配列を含む核酸分子を筋肉内投与により該個体へ投与する、ここで該核酸分
子は該個体の細胞により取り込まれ、該免疫原および該主要組織適合複合体抗原
をコードしている該ヌクレオチド配列が発現されおよび該個体に該免疫原に対す
る免疫応答が誘導される;および/または 第一の核酸分子および第二の核酸分子を筋肉内投与により該個体へ投与する、
ここで該第一の核酸分子は該個体における発現に必要な制御要素に作動可能なよ
うに連結された免疫原をコードしているヌクレオチド配列を含んでおり、および
第二の核酸分子は該個体における発現に必要な制御要素に作動可能なように連結
された主要組織適合複合体抗原をコードしているヌクレオチド配列を含んでおり
、ここで該第一および第二の核酸分子は該個体の細胞により取り込まれ、該免疫
原および該主要組織適合複合体抗原をコードしている該ヌクレオチド配列が発現
されおよび該個体に該免疫原に対する免疫応答が誘導される。 - 【請求項13】 以下の工程を含んでいる請求項1に記載の方法: 該個体における発現に必要な制御要素に作動可能なように連結された免疫原を
コードしているヌクレオチド配列および該個体における発現に必要な制御要素に
作動可能なように連結された主要組織適合複合体抗原をコードしているヌクレオ
チド配列を含むプラスミドを該個体の身体上の部位から該個体へ投与する、ここ
で該プラスミドは該個体の細胞により取り込まれ、該免疫原および該主要組織適
合複合体抗原をコードしている該ヌクレオチド配列が発現されおよび該個体に該
免疫原に対する免疫応答が誘導される;および/または 第一のプラスミドおよび第二のプラスミドを該個体の身体上の部位から該個体
へ投与する、ここで該第一のプラスミドは該個体における発現に必要な制御要素
に作動可能なように連結された免疫原をコードしているヌクレオチド配列を含ん
でおり、および第二のプラスミドは該個体における発現に必要な制御要素に作動
可能なように連結された主要組織適合複合体抗原をコードしているヌクレオチド
配列を含んでおり、ここで該第一および第二のプラスミドは該個体の細胞により
取り込まれ、該免疫原および該主要組織適合複合体抗原をコードしている該ヌク
レオチド配列が発現されおよび該個体に該免疫原に対する免疫応答が誘導される
。 - 【請求項14】 該個体が免疫無防備状態である請求項1に記載の方法。
- 【請求項15】 該個体が免疫抑制状態である請求項1に記載の方法。
- 【請求項16】 該個体が癌を持っている請求項1に記載の方法。
- 【請求項17】 該免疫応答が予防的である請求項1に記載の方法。
- 【請求項18】 該免疫応答が治療的である請求項1に記載の方法。
- 【請求項19】 制御要素に作動可能なように連結された免疫原をコードし
ているヌクレオチド配列および制御要素に作動可能なように連結された主要組織
適合複合体抗原をコードしているヌクレオチド配列を含んでいるプラスミド。 - 【請求項20】 該免疫原が病原体抗原、過増殖性疾患に関連する蛋白質ま
たは自己免疫疾患に関連する蛋白質である請求項19に記載のプラスミド。 - 【請求項21】 該主要組織適合複合体抗原が主要組織適合複合体クラスI
抗原である請求項19に記載のプラスミド。 - 【請求項22】 該主要組織適合複合体抗原が主要組織適合複合体クラスI
I抗原である請求項19に記載のプラスミド。 - 【請求項23】 制御要素に作動可能なように連結されたB7.2蛋白質を
コードしているヌクレオチド配列をさらに含んでいる請求項19に記載のプラス
ミド。 - 【請求項24】 請求項19に記載のプラスミドを含んでいる医薬組成物。
- 【請求項25】 第一のプラスミドおよび第二のプラスミドを含んでいる組
成物、ここで該第一のプラスミドは請求項19に記載のプラスミドであり、およ
び該第二のプラスミドはB7.2蛋白質をコードしているヌクレオチド配列を含
んでいる。 - 【請求項26】 制御要素に作動可能なように連結されたB7.2蛋白質を
コードしているヌクレオチド配列および制御要素に作動可能なように連結された
主要組織適合複合体抗原をコードしているヌクレオチド配列を含んでいるプラス
ミド。 - 【請求項27】 該主要組織適合複合体抗原が主要組織適合複合体クラスI
抗原である請求項26に記載のプラスミド。 - 【請求項28】 該主要組織適合複合体抗原が主要組織適合複合体クラスI
I抗原である請求項26に記載のプラスミド。 - 【請求項29】 第一のプラスミドおよび第二のプラスミドを含んでいる組
成物、ここで該第一のプラスミドは免疫原をコードしているヌクレオチド配列を
含んでおり、および該第二のプラスミドは主要組織適合複合体抗原をコードして
いるヌクレオチド配列を含んでいる。 - 【請求項30】 該免疫原が病原体抗原、過増殖性疾患に関連する蛋白質ま
たは自己免疫疾患に関連する蛋白質である請求項29に記載の組成物。 - 【請求項31】 該主要組織適合複合体抗原が主要組織適合複合体クラスI
抗原である請求項29に記載の組成物。 - 【請求項32】 該主要組織適合複合体抗原が主要組織適合複合体クラスI
I抗原である請求項29に記載の組成物。 - 【請求項33】 請求項29に記載の組成物、ここで; 該第一のプラスミドは制御要素に作動可能なように連結されたB7.2蛋白質
をコードしているヌクレオチド配列をさらに含んでいる;および/または 該第二のプラスミドは制御要素に作動可能なように連結されたB7.2蛋白質
をコードしているヌクレオチド配列をさらに含んでいる;および/または 該組成物がさらに第三のプラスミドを含んでおり、該第三のプラスミドは制御
要素に作動可能なように連結されたB7.2蛋白質をコードしているヌクレオチ
ド配列をさらに含んでいる。 - 【請求項34】 細胞、組織および器官移植を受けている個体における一致
していない細胞、組織および器官の拒絶を軽減する方法であって、以下の工程を
含んでいる: 該個体における発現に必要な制御要素に作動可能なように連結された死信号ま
たは毒素をコードしているヌクレオチド配列、および該個体における発現に必要
な制御要素に作動可能なように連結された主要組織適合複合体クラスI抗原をコ
ードしているヌクレオチド配列を含む核酸分子を該個体の身体上の部位から該個
体へ投与する、ここで該主要組織適合複合体クラスI抗原は該供与者細胞、組織
および器官と一致しており、該核酸分子は該個体の細胞により取り込まれ、該主
要組織適合複合体クラスI抗原および該死信号または毒素をコードしている該ヌ
クレオチド配列が発現され、T細胞のT細胞レセプターは該細胞により発現され
た該主要組織適合複合体クラスI抗原を含んでいる複合体を形成し、複合体形成
後に該T細胞は死信号または毒素と相互作用することにより死滅し、および該個
体における一致していない供与者細胞、組織および器官の拒絶が軽減される;お
よび/または 第一の核酸分子および第二の核酸分子を該個体の身体上の部位から該個体へ投
与する、ここで該第一の核酸分子は該個体における発現に必要な制御要素に作動
可能なように連結された死信号または毒素をコードしているヌクレオチド配列を
含んでおり、および第二の核酸分子は該個体における発現に必要な制御要素に作
動可能なように連結された主要組織適合複合体クラスI抗原をコードしているヌ
クレオチド配列を含んでいる、ここで該主要組織適合複合体クラスI抗原は該供
与者細胞、組織および器官と一致しており、該第一および第二の核酸分子は該個
体の細胞により取り込まれ、該主要組織適合複合体クラスI抗原および該死信号
または毒素をコードしている該ヌクレオチド配列が発現され、T細胞のT細胞レ
セプターは該細胞により発現された該主要組織適合複合体クラスI抗原を含んで
いる複合体を形成し、複合体形成後に該T細胞は死信号または毒素と相互作用す
ることにより死滅し、および該個体における一致していない供与者細胞、組織お
よび器官の拒絶が軽減される。 - 【請求項35】 該死信号または毒素がFADD、FAP−1、TRADD
、RIP、RAIDD、FAS−L、TNF,MORT1,CRADD,MyD
88、昆虫毒、蛇毒、細菌内毒素、二重鎖リボソーム不活性化蛋白質およびゲロ
ニンから成る群より選択される請求項34に記載の方法。 - 【請求項36】 死信号または毒素をコードしているヌクレオチド配列およ
び主要組織適合複合体クラスI抗原をコードしているヌクレオチド配列を含む核
酸分子が該個体の身体上の部位から該個体へ投与される請求項34に記載の方法
。 - 【請求項37】 該核酸分子がさらにB7.2蛋白質をコードしているヌク
レオチド配列を含む請求項34に記載の方法。 - 【請求項38】 第一の核酸分子および第二の核酸分子、ここで該第一の核
酸分子は死信号または毒素をコードしているヌクレオチド配列を含み、および該
第二の核酸分子は主要組織適合複合体クラスI抗原をコードしているヌクレオチ
ド配列を含んでいる、が該個体の身体上の部位から該個体へ投与される請求項3
4に記載の方法。 - 【請求項39】 該第一の核酸分子がさらにB7.2蛋白質をコードしてい
るヌクレオチド配列を含んでいる;および/または該第二の核酸分子がさらにB
7.2蛋白質をコードしているヌクレオチド配列を含んでいる請求項38に記載
の方法。 - 【請求項40】 第三の核酸分子を投与することをさらに含んでいる請求項
38に記載の方法、ここで該第三の核酸分子はB7.2蛋白質をコードしている
ヌクレオチド配列を含んでいる。 - 【請求項41】 以下の工程を含んでいる請求項34に記載の方法: 該個体における発現に必要な制御要素に作動可能なように連結された死信号ま
たは毒素をコードしているヌクレオチド配列、および該個体における発現に必要
な制御要素に作動可能なように連結された主要組織適合複合体クラスI抗原をコ
ードしているヌクレオチド配列を含む核酸分子を筋肉内投与により該個体へ投与
する、ここで該主要組織適合複合体クラスI抗原は該供与者細胞、組織および器
官と一致しており、該核酸分子は該個体の細胞により取り込まれ、該主要組織適
合複合体クラスI抗原および該死信号または毒素をコードしている該ヌクレオチ
ド配列が発現され、T細胞のT細胞レセプターは該細胞により発現された該主要
組織適合複合体クラスI抗原を含んでいる複合体を形成し、複合体形成後に該T
細胞は死信号または毒素と相互作用することにより死滅し、および該個体におけ
る一致していない供与者細胞、組織および器官の拒絶が軽減される;および/ま
たは 第一の核酸分子および第二の核酸分子を筋肉内投与により該個体へ投与する、
ここで該第一の核酸分子は該個体における発現に必要な制御要素に作動可能なよ
うに連結された死信号または毒素をコードしているヌクレオチド配列を含んでお
り、および第二の核酸分子は該個体における発現に必要な制御要素に作動可能な
ように連結された主要組織適合複合体クラスI抗原をコードしているヌクレオチ
ド配列を含んでいる、ここで該主要組織適合複合体クラスI抗原は該供与者細胞
、組織および器官と一致しており、該第一および第二の核酸分子は該個体の細胞
により取り込まれ、該主要組織適合複合体クラスI抗原および該死信号または毒
素をコードしている該ヌクレオチド配列が発現され、T細胞のT細胞レセプター
は該細胞により発現された該主要組織適合複合体クラスI抗原を含んでいる複合
体を形成し、複合体形成後に該T細胞は死信号または毒素と相互作用することに
より死滅し、および該個体における一致していない供与者細胞、組織および器官
の拒絶が軽減される。 - 【請求項42】 以下の工程を含んでいる請求項34に記載の方法: 該個体における発現に必要な制御要素に作動可能なように連結された死信号ま
たは毒素をコードしているヌクレオチド配列、および該個体における発現に必要
な制御要素に作動可能なように連結された主要組織適合複合体クラスI抗原をコ
ードしているヌクレオチド配列を含むプラスミドを該個体の身体上の部位から該
個体へ投与する、ここで該主要組織適合複合体クラスI抗原は該供与者細胞、組
織および器官と一致しており、該プラスミドは該個体の細胞により取り込まれ、
該主要組織適合複合体クラスI抗原および該死信号または毒素をコードしている
該ヌクレオチド配列が発現され、T細胞のT細胞レセプターは該細胞により発現
された該主要組織適合複合体クラスI抗原を含んでいる複合体を形成し、複合体
形成後に該T細胞は死信号または毒素と相互作用することにより死滅し、および
該個体における一致していない供与者細胞、組織および器官の拒絶が軽減される
;および/または 第一のプラスミドおよび第二のプラスミドを該個体の身体上の部位から該個体
へ投与する、ここで該第一のプラスミドは該個体における発現に必要な制御要素
に作動可能なように連結された死信号または毒素をコードしているヌクレオチド
配列を含んでおり、および第二のプラスミドは該個体における発現に必要な制御
要素に作動可能なように連結された主要組織適合複合体クラスI抗原をコードし
ているヌクレオチド配列を含んでいる、ここで該主要組織適合複合体クラスI抗
原は該供与者細胞、組織および器官と一致しており、該第一および第二のプラス
ミドは該個体の細胞により取り込まれ、該主要組織適合複合体クラスI抗原およ
び該死信号または毒素をコードしている該ヌクレオチド配列が発現され、T細胞
のT細胞レセプターは該細胞により発現された該主要組織適合複合体クラスI抗
原を含んでいる複合体を形成し、複合体形成後に該T細胞は死信号または毒素と
相互作用することにより死滅し、および該個体における一致していない供与者細
胞、組織および器官の拒絶が軽減される。 - 【請求項43】 細胞移植を受けている個体における一致していない細胞の
拒絶を軽減する方法であって、以下の工程を含んでいる: 該個体における発現に必要な制御要素に作動可能なように連結された死信号ま
たは毒素をコードしているヌクレオチド配列、および該個体における発現に必要
な制御要素に作動可能なように連結された主要組織適合複合体クラスII抗原を
コードしているヌクレオチド配列を含む核酸分子を該個体の身体上の部位から該
個体へ投与する、ここで該主要組織適合複合体クラスII抗原は該供与者細胞と
一致しており、該核酸分子は該個体の細胞により取り込まれ、該主要組織適合複
合体クラスII抗原および該死信号または毒素をコードしている該ヌクレオチド
配列が発現され、T細胞のT細胞レセプターは該細胞により発現された該主要組
織適合複合体クラスII抗原を含んでいる複合体を形成し、複合体形成後に該T
細胞は死信号または毒素と相互作用することにより死滅し、および該個体におけ
る一致していない供与者細胞の拒絶が軽減される;および/または 第一の核酸分子および第二の核酸分子を該個体の身体上の部位から該個体へ投
与する、ここで該第一の核酸分子は該個体における発現に必要な制御要素に作動
可能なように連結された死信号または毒素をコードしているヌクレオチド配列を
含んでおり、および第二の核酸分子は該個体における発現に必要な制御要素に作
動可能なように連結された主要組織適合複合体クラスII抗原をコードしている
ヌクレオチド配列を含んでいる、ここで該主要組織適合複合体クラスII抗原は
該供与者細胞と一致しており、該第一および第二の核酸分子は該個体の細胞によ
り取り込まれ、該主要組織適合複合体クラスII抗原および該死信号または毒素
をコードしている該ヌクレオチド配列が発現され、T細胞のT細胞レセプターは
該細胞により発現された該主要組織適合複合体クラスII抗原を含んでいる複合
体を形成し、複合体形成後に該T細胞は死信号または毒素と相互作用することに
より死滅し、および該個体における一致していない供与者細胞の拒絶が軽減され
る。 - 【請求項44】 該死信号または毒素がFADD、FAP−1、TRADD
、RIP、RAIDD、FAS−L、TNF,MORT1,CRADD,MyD
88、昆虫毒、蛇毒、細菌内毒素、二重鎖リボソーム不活性化蛋白質およびゲロ
ニンから成る群より選択される請求項43に記載の方法。 - 【請求項45】 死信号または毒素をコードしているヌクレオチド配列およ
び主要組織適合複合体クラスII抗原をコードしているヌクレオチド配列を含む
核酸分子が該個体の身体上の部位から該個体へ投与される請求項43に記載の方
法。 - 【請求項46】 該核酸分子がさらにB7.2蛋白質をコードしているヌク
レオチド配列を含む請求項43に記載の方法。 - 【請求項47】 第一の核酸分子および第二の核酸分子、ここで該第一の核
酸分子は死信号または毒素をコードしているヌクレオチド配列を含み、および該
第二の核酸分子は主要組織適合複合体クラスII抗原をコードしているヌクレオ
チド配列を含んでいる、が該個体の身体上の部位から該個体へ投与される請求項
43に記載の方法。 - 【請求項48】 該第一の核酸分子がさらにB7.2蛋白質をコードしてい
るヌクレオチド配列を含んでいる;および/または該第二の核酸分子がさらにB
7.2蛋白質をコードしているヌクレオチド配列を含んでいる請求項47に記載
の方法。 - 【請求項49】 第三の核酸分子を投与することをさらに含んでいる請求項
47に記載の方法、ここで該第三の核酸分子はB7.2蛋白質をコードしている
ヌクレオチド配列を含んでいる。 - 【請求項50】 以下の工程を含んでいる請求項43に記載の方法: 該個体における発現に必要な制御要素に作動可能なように連結された死信号ま
たは毒素をコードしているヌクレオチド配列、および該個体における発現に必要
な制御要素に作動可能なように連結された主要組織適合複合体クラスII抗原を
コードしているヌクレオチド配列を含む核酸分子を筋肉内投与により該個体へ投
与する、ここで該主要組織適合複合体クラスII抗原は該供与者細胞と一致して
おり、該核酸分子は該個体の細胞により取り込まれ、該主要組織適合複合体クラ
スII抗原および該死信号または毒素をコードしている該ヌクレオチド配列が発
現され、T細胞のT細胞レセプターは該細胞により発現された該主要組織適合複
合体クラスII抗原を含んでいる複合体を形成し、複合体形成後に該T細胞は死
信号または毒素と相互作用することにより死滅し、および該個体における一致し
ていない供与者細胞の拒絶が軽減される;および/または 第一の核酸分子および第二の核酸分子を筋肉内投与により該個体へ投与する、
ここで該第一の核酸分子は該個体における発現に必要な制御要素に作動可能なよ
うに連結された死信号または毒素をコードしているヌクレオチド配列を含んでお
り、および第二の核酸分子は該個体における発現に必要な制御要素に作動可能な
ように連結された主要組織適合複合体クラスII抗原をコードしているヌクレオ
チド配列を含んでいる、ここで該主要組織適合複合体クラスII抗原は該供与者
細胞と一致しており、該第一および第二の核酸分子は該個体の細胞により取り込
まれ、該主要組織適合複合体クラスII抗原および該死信号または毒素をコード
している該ヌクレオチド配列が発現され、T細胞のT細胞レセプターは該細胞に
より発現された該主要組織適合複合体クラスII抗原を含んでいる複合体を形成
し、複合体形成後に該T細胞は死信号または毒素と相互作用することにより死滅
し、および該個体における一致していない供与者細胞の拒絶が軽減される。 - 【請求項51】 以下の工程を含んでいる請求項43に記載の方法: 該個体における発現に必要な制御要素に作動可能なように連結された死信号ま
たは毒素をコードしているヌクレオチド配列、および該個体における発現に必要
な制御要素に作動可能なように連結された主要組織適合複合体クラスII抗原を
コードしているヌクレオチド配列を含むプラスミドを該個体の身体上の部位から
該個体へ投与する、ここで該主要組織適合複合体クラスII抗原は該供与者細胞
と一致しており、該プラスミドは該個体の細胞により取り込まれ、該主要組織適
合複合体クラスII抗原および該死信号または毒素をコードしている該ヌクレオ
チド配列が発現され、T細胞のT細胞レセプターは該細胞により発現された該主
要組織適合複合体クラスII抗原を含んでいる複合体を形成し、複合体形成後に
該T細胞は死信号または毒素と相互作用することにより死滅し、および該個体に
おける一致していない供与者細胞の拒絶が軽減される;および/または 第一のプラスミドおよび第二のプラスミドを該個体の身体上の部位から該個体
へ投与する、ここで該第一のプラスミドは該個体における発現に必要な制御要素
に作動可能なように連結された死信号または毒素をコードしているヌクレオチド
配列を含んでおり、および第二のプラスミドは該個体における発現に必要な制御
要素に作動可能なように連結された主要組織適合複合体クラスII抗原をコード
しているヌクレオチド配列を含んでいる、ここで該主要組織適合複合体クラスI
I抗原は該供与者細胞と一致しており、該第一および第二のプラスミドは該個体
の細胞により取り込まれ、該主要組織適合複合体クラスII抗原および該死信号
または毒素をコードしている該ヌクレオチド配列が発現され、T細胞のT細胞レ
セプターは該細胞により発現された該主要組織適合複合体クラスII抗原を含ん
でいる複合体を形成し、複合体形成後に該T細胞は死信号または毒素と相互作用
することにより死滅し、および該個体における一致していない供与者細胞の拒絶
が軽減される。 - 【請求項52】 制御要素に作動可能なように連結された死信号または毒素
をコードしているヌクレオチド配列および制御要素に作動可能なように連結され
た主要組織適合複合体抗原をコードしているヌクレオチド配列を含んでいるプラ
スミド。 - 【請求項53】 該死信号または毒素がFADD、FAP−1、TRADD
、RIP、RAIDD、FAS−L、TNF,MORT1,CRADD,MyD
88、昆虫毒、蛇毒、細菌内毒素、二重鎖リボソーム不活性化蛋白質およびゲロ
ニンから成る群より選択される請求項52に記載のプラスミド。 - 【請求項54】 該主要組織適合複合体抗原が主要組織適合複合体クラスI
抗原である請求項52に記載のプラスミド。 - 【請求項55】 該主要組織適合複合体抗原が主要組織適合複合体クラスI
I抗原である請求項52に記載のプラスミド。 - 【請求項56】 制御要素に作動可能なように連結されたB7.2蛋白質を
コードしているヌクレオチド配列をさらに含んでいる請求項52に記載のプラス
ミド。 - 【請求項57】 請求項52に記載のプラスミドを含んでいる医薬組成物。
- 【請求項58】 第一のプラスミドおよび第二のプラスミドを含んでいる組
成物、ここで該第一のプラスミドは請求項52に記載のプラスミドであり、およ
び該第二のプラスミドはB7.2蛋白質をコードしているヌクレオチド配列を含
んでいる。 - 【請求項59】 制御要素に作動可能なように連結されたB7.2蛋白質を
コードしているヌクレオチド配列および制御要素に作動可能なように連結された
主要組織適合複合体抗原をコードしているヌクレオチド配列を含んでいるプラス
ミド。 - 【請求項60】 該主要組織適合複合体抗原が主要組織適合複合体クラスI
抗原である請求項59に記載のプラスミド。 - 【請求項61】 該主要組織適合複合体抗原が主要組織適合複合体クラスI
I抗原である請求項59に記載のプラスミド。 - 【請求項62】 第一のプラスミドおよび第二のプラスミドを含んでいる組
成物、ここで該第一のプラスミドは死信号または毒素をコードしているヌクレオ
チド配列を含んでおり、および該第二のプラスミドは主要組織適合複合体抗原を
コードしているヌクレオチド配列を含んでいる。 - 【請求項63】 該死信号または毒素が...請求項62に記載の組成物。
- 【請求項64】 該主要組織適合複合体抗原が該主要組織適合複合体クラス
I抗原である請求項62に記載の組成物。 - 【請求項65】 該主要組織適合複合体抗原が該主要組織適合複合体クラス
II抗原である請求項62に記載の組成物。 - 【請求項66】 請求項62に記載の組成物、ここで; 該第一のプラスミドは制御要素に作動可能なように連結されたB7.2蛋白質
をコードしているヌクレオチド配列をさらに含んでいる;および/または 該第二のプラスミドは制御要素に作動可能なように連結されたB7.2蛋白質
をコードしているヌクレオチド配列をさらに含んでいる;および/または 該組成物がさらに第三のプラスミドを含んでおり、該第三のプラスミドは制御
要素に作動可能なように連結されたB7.2蛋白質をコードしているヌクレオチ
ド配列をさらに含んでいる。 - 【請求項67】 個体における優性免疫応答を減少させる方法であって、以
下の工程を含んでいる: a)該優性免疫応答に関係するT細胞の亜集団と複合体を形成する主要組織適
合複合体抗原サブタイプを同定し; b)該個体における発現に必要な制御要素に作動可能なように連結された死信
号または毒素をコードしているヌクレオチド配列、および該個体における発現に
必要な制御要素に作動可能なように連結された主要組織適合複合体抗原サブタイ
プをコードしているヌクレオチド配列を含む核酸分子を該個体の身体上の部位か
ら該個体へ投与する、該核酸分子は該個体の細胞により取り込まれ、該主要組織
適合複合体抗原サブタイプおよび該死信号または毒素をコードしている該ヌクレ
オチド配列が発現され、T細胞のT細胞レセプターは該細胞により発現された該
主要組織適合複合体抗原サブタイプを含んでいる複合体を形成し、複合体形成後
に該T細胞は死信号または毒素と相互作用することにより死滅し、および該個体
における優性免疫応答が軽減される;および/または 第一の核酸分子および第二の核酸分子を該個体の身体上の部位から該個体へ投
与する、ここで該第一の核酸分子は該個体における発現に必要な制御要素に作動
可能なように連結された死信号または毒素をコードしているヌクレオチド配列を
含んでおり、および第二の核酸分子は該個体における発現に必要な制御要素に作
動可能なように連結された該主要組織適合複合体抗原サブタイプをコードしてい
るヌクレオチド配列を含んでおり、該第一および第二の核酸分子は該個体の細胞
により取り込まれ、該主要組織適合複合体抗原サブタイプおよび該死信号または
毒素をコードしている該ヌクレオチド配列が発現され、T細胞のT細胞レセプタ
ーは該細胞により発現された該主要組織適合複合体抗原サブタイプを含んでいる
複合体を形成し、複合体形成後に該T細胞は死信号または毒素と相互作用するこ
とにより死滅し、および該個体における優性免疫応答が軽減される。 - 【請求項68】 該死信号または毒素がFADD、FAP−1、TRADD
、RIP、RAIDD、FAS−L、TNF,MORT1,CRADD,MyD
88、昆虫毒、蛇毒、細菌内毒素、二重鎖リボソーム不活性化蛋白質およびゲロ
ニンから成る群より選択される請求項67に記載の方法。 - 【請求項69】 該主要組織適合複合体抗原サブタイプが主要組織適合複合
体クラスI抗原サブタイプである請求項67に記載の方法。 - 【請求項70】 該主要組織適合複合体抗原サブタイプが主要組織適合複合
体クラスII抗原サブタイプである請求項67に記載の方法。 - 【請求項71】 死信号または毒素をコードしているヌクレオチド配列およ
び主要組織適合複合体抗原サブタイプをコードしているヌクレオチド配列を含む
核酸分子が該個体の身体上の部位から該個体へ投与される請求項67に記載の方
法。 - 【請求項72】 該核酸分子がさらにB7.2蛋白質をコードしているヌク
レオチド配列を含む請求項67に記載の方法。 - 【請求項73】 第一の核酸分子および第二の核酸分子、ここで該第一の核
酸分子は死信号または毒素をコードしているヌクレオチド配列を含み、および該
第二の核酸分子は主要組織適合複合体抗原サブタイプをコードしているヌクレオ
チド配列を含んでいる、が該個体の身体上の部位から該個体へ投与される請求項
67に記載の方法。 - 【請求項74】 該第一の核酸分子がさらにB7.2蛋白質をコードしてい
るヌクレオチド配列を含んでいる;および/または該第二の核酸分子がさらにB
7.2蛋白質をコードしているヌクレオチド配列を含んでいる請求項73に記載
の方法。 - 【請求項75】 第三の核酸分子を投与することを含んでいる請求項73に
記載の方法であって、ここで第三の核酸分子はB7.2蛋白質をコードしている
ヌクレオチド配列を含んでいる。 - 【請求項76】 以下の工程を含んでいる請求項67に記載の方法: 該個体における発現に必要な制御要素に作動可能なように連結された死信号ま
たは毒素をコードしているヌクレオチド配列、および該個体における発現に必要
な制御要素に作動可能なように連結された主要組織適合複合体抗原サブタイプを
コードしているヌクレオチド配列を含む核酸分子を該個体へ投与する、該核酸分
子は該個体の細胞により取り込まれ、該主要組織適合複合体抗原サブタイプおよ
び該死信号または毒素をコードしている該ヌクレオチド配列が発現され、T細胞
のT細胞レセプターは該細胞により発現された該主要組織適合複合体抗原サブタ
イプを含んでいる複合体を形成し、複合体形成後に該T細胞は死信号または毒素
と相互作用することにより死滅し、および該個体における優性免疫応答が軽減さ
れる;および/または 第一の核酸分子および第二の核酸分子を筋肉内投与により該個体へ投与する、
ここで該第一の核酸分子は該個体における発現に必要な制御要素に作動可能なよ
うに連結された死信号または毒素をコードしているヌクレオチド配列を含んでお
り、および第二の核酸分子は該個体における発現に必要な制御要素に作動可能な
ように連結された該主要組織適合複合体抗原サブタイプをコードしているヌクレ
オチド配列を含んでおり、該第一および第二の核酸分子は該個体の細胞により取
り込まれ、該主要組織適合複合体抗原サブタイプおよび該死信号または毒素をコ
ードしている該ヌクレオチド配列が発現され、T細胞のT細胞レセプターは該細
胞により発現された該主要組織適合複合体抗原サブタイプを含んでいる複合体を
形成し、複合体形成後に該T細胞は死信号または毒素と相互作用することにより
死滅し、および該個体における優性免疫応答が軽減される。 - 【請求項77】 以下の工程を含んでいる請求項67に記載の方法: 該個体における発現に必要な制御要素に作動可能なように連結された死信号ま
たは毒素をコードしているヌクレオチド配列、および該個体における発現に必要
な制御要素に作動可能なように連結された主要組織適合複合体抗原サブタイプを
コードしているヌクレオチド配列を含むプラスミドを該個体の身体上の部位から
該個体へ投与する、該核酸分子は該個体の細胞により取り込まれ、該主要組織適
合複合体抗原サブタイプおよび該死信号または毒素をコードしている該ヌクレオ
チド配列が発現され、T細胞のT細胞レセプターは該細胞により発現された該主
要組織適合複合体抗原サブタイプを含んでいる複合体を形成し、複合体形成後に
該T細胞は死信号または毒素と相互作用することにより死滅し、および該個体に
おける優性免疫応答が軽減される;および/または 第一のプラスミドおよび第二のプラスミドを該個体の身体上の部位から該個体
へ投与する、ここで該第一のプラスミドは該個体における発現に必要な制御要素
に作動可能なように連結された死信号または毒素をコードしているヌクレオチド
配列を含んでおり、および第二のプラスミドは該個体における発現に必要な制御
要素に作動可能なように連結された該主要組織適合複合体抗原サブタイプをコー
ドしているヌクレオチド配列を含んでおり、該第一および第二のプラスミドは該
個体の細胞により取り込まれ、該主要組織適合複合体抗原サブタイプおよび該死
信号または毒素をコードしている該ヌクレオチド配列が発現され、T細胞のT細
胞レセプターは該細胞により発現された該主要組織適合複合体抗原サブタイプを
含んでいる複合体を形成し、複合体形成後に該T細胞は死信号または毒素と相互
作用することにより死滅し、および該個体における優性免疫応答が軽減される。 - 【請求項78】 特異的免疫応答に関係するT細胞の亜集団を拡大する方法
であって、以下の工程を含んでいる: a)該特異的免疫応答に関係するT細胞の亜集団と複合体を形成する主要組織
適合複合体抗原サブタイプを同定し; b)該個体における発現に必要な制御要素に作動可能なように連結されたB7
.2蛋白質をコードしているヌクレオチド配列、および該個体における発現に必
要な制御要素に作動可能なように連結された主要組織適合複合体抗原サブタイプ
をコードしているヌクレオチド配列を含む核酸分子を該個体の身体上の部位から
該個体へ投与する、該核酸分子は該個体の細胞により取り込まれ、該主要組織適
合複合体抗原サブタイプおよび該B7.2をコードしている該ヌクレオチド配列
が発現され、T細胞のT細胞レセプターは該細胞により発現された該主要組織適
合複合体抗原サブタイプを含んでいる複合体を形成し、複合体形成後に該T細胞
はB7.2と相互作用することにより増殖し、および特異的免疫応答に関係する
T細胞の亜集団が拡大される;および/または 第一の核酸分子および第二の核酸分子を該個体の身体上の部位から該個体へ投
与する、ここで該第一の核酸分子は該個体における発現に必要な制御要素に作動
可能なように連結されたB7.2蛋白質をコードしているヌクレオチド配列を含
んでおり、および第二の核酸分子は該個体における発現に必要な制御要素に作動
可能なように連結された該主要組織適合複合体抗原サブタイプをコードしている
ヌクレオチド配列を含んでおり、該核酸分子は該個体の細胞により取り込まれ、
該主要組織適合複合体抗原サブタイプおよび該B7.2をコードしている該ヌク
レオチド配列が発現され、T細胞のT細胞レセプターは該細胞により発現された
該主要組織適合複合体抗原サブタイプを含んでいる複合体を形成し、複合体形成
後に該T細胞はB7.2と相互作用することにより増殖し、および特異的免疫応
答に関係するT細胞の亜集団が拡大される。 - 【請求項79】 該主要組織適合複合体抗原サブタイプが主要組織適合複合
体クラスI抗原サブタイプである請求項77に記載の方法。 - 【請求項80】 該主要組織適合複合体抗原サブタイプが主要組織適合複合
体クラスII抗原サブタイプである請求項77に記載の方法。 - 【請求項81】 B7.2をコードしているヌクレオチド配列および主要組
織適合複合体抗原サブタイプをコードしているヌクレオチド配列を含む核酸分子
が該個体の身体上の部位から該個体へ投与される請求項77に記載の方法。 - 【請求項82】 第一の核酸分子および第二の核酸分子、ここで該第一の核
酸分子はB7.2をコードしているヌクレオチド配列を含み、および該第二の核
酸分子は主要組織適合複合体抗原サブタイプをコードしているヌクレオチド配列
を含んでいる、が該個体の身体上の部位から該個体へ投与される請求項77に記
載の方法。 - 【請求項83】 以下の工程を含んでいる請求項77に記載の方法: 該個体における発現に必要な制御要素に作動可能なように連結されたB7.2
蛋白質をコードしているヌクレオチド配列、および該個体における発現に必要な
制御要素に作動可能なように連結された主要組織適合複合体抗原サブタイプをコ
ードしているヌクレオチド配列を含む核酸分子を筋肉内投与により該個体へ投与
する、該核酸分子は該個体の細胞により取り込まれ、該主要組織適合複合体抗原
サブタイプおよび該B7.2をコードしている該ヌクレオチド配列が発現され、
T細胞のT細胞レセプターは該細胞により発現された該主要組織適合複合体抗原
サブタイプを含んでいる複合体を形成し、複合体形成後に該T細胞はB7.2と
相互作用することにより増殖し、および特異的免疫応答に関係するT細胞の亜集
団が拡大される;および/または 第一の核酸分子および第二の核酸分子を筋肉内投与により該個体へ投与する、
ここで該第一の核酸分子は該個体における発現に必要な制御要素に作動可能なよ
うに連結されたB7.2蛋白質をコードしているヌクレオチド配列を含んでおり
、および第二の核酸分子は該個体における発現に必要な制御要素に作動可能なよ
うに連結された該主要組織適合複合体抗原サブタイプをコードしているヌクレオ
チド配列を含んでおり、該核酸分子は該個体の細胞により取り込まれ、該主要組
織適合複合体抗原サブタイプおよび該B7.2をコードしている該ヌクレオチド
配列が発現され、T細胞のT細胞レセプターは該細胞により発現された該主要組
織適合複合体抗原サブタイプを含んでいる複合体を形成し、複合体形成後に該T
細胞はB7.2と相互作用することにより増殖し、および特異的免疫応答に関係
するT細胞の亜集団が拡大される。 - 【請求項84】 以下の工程を含んでいる請求項77に記載の方法: b)該個体における発現に必要な制御要素に作動可能なように連結されたB7
.2蛋白質をコードしているヌクレオチド配列、および該個体における発現に必
要な制御要素に作動可能なように連結された主要組織適合複合体抗原サブタイプ
をコードしているヌクレオチド配列を含むプラスミドを該個体の身体上の部位か
ら該個体へ投与する、該プラスミドは該個体の細胞により取り込まれ、該主要組
織適合複合体抗原サブタイプおよび該B7.2をコードしている該ヌクレオチド
配列が発現され、T細胞のT細胞レセプターは該細胞により発現された該主要組
織適合複合体抗原サブタイプを含んでいる複合体を形成し、複合体形成後に該T
細胞はB7.2と相互作用することにより増殖し、および特異的免疫応答に関係
するT細胞の亜集団が拡大される;および/または 第一のプラスミドおよび第二のプラスミドを該個体の身体上の部位から該個体
へ投与する、ここで該第一のプラスミドは該個体における発現に必要な制御要素
に作動可能なように連結されたB7.2蛋白質をコードしているヌクレオチド配
列を含んでおり、および第二のプラスミドは該個体における発現に必要な制御要
素に作動可能なように連結された該主要組織適合複合体抗原サブタイプをコード
しているヌクレオチド配列を含んでおり、該プラスミドは該個体の細胞により取
り込まれ、該主要組織適合複合体抗原サブタイプおよび該B7.2をコードして
いる該ヌクレオチド配列が発現され、T細胞のT細胞レセプターは該細胞により
発現された該主要組織適合複合体抗原サブタイプを含んでいる複合体を形成し、
複合体形成後に該T細胞はB7.2と相互作用することにより増殖し、および特
異的免疫応答に関係するT細胞の亜集団が拡大される。
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