JP2002537903A - 創傷手当用品 - Google Patents

創傷手当用品

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JP2002537903A
JP2002537903A JP2000602315A JP2000602315A JP2002537903A JP 2002537903 A JP2002537903 A JP 2002537903A JP 2000602315 A JP2000602315 A JP 2000602315A JP 2000602315 A JP2000602315 A JP 2000602315A JP 2002537903 A JP2002537903 A JP 2002537903A
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wound
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foam layer
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JP2000602315A
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ステファン アレスコウグ，
ベント， ダヴリュー． リンドクィスト，
スタッファン クーセ，
Original Assignee
メールンリユーケ ヘルス ケアー アーベー
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    • A61F13/00—Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/02—Adhesive plasters or dressings
    • A61F13/0203—Adhesive plasters or dressings having a fluid handling member

Abstract

(57)【要約】 本発明は一つの側上を液体透過性接着剤層（４）で被覆される親水性フォーム層（３）を含む創傷手当用品（１）に関する。本発明によれば手当用品は接着剤被覆（４）とは反対の側上のフォーム層（３）上に配置された吸収層（２）を含み、前記吸収層は毛管力の作用によりフォーム層を排液できるようになっており、さらに前記手当用品は吸収層とフォーム層の間の効果的な接触を確実にする手段を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】 発明の分野 本発明は液体透過性接着剤層で一つの側上を被覆される親水性フォーム層を含
む創傷手当用品に関する。
【０００２】 発明の背景 滲出性の創傷又は痛む箇所は典型的には創傷から滲出する過剰の流体を吸収す
るパッドを含む創傷手当用品で処置されている。パッドによって吸収される流体
又は半流体は手当用品の横方向に広がり、創傷の縁のまわりにある皮膚に到達し
、それは次いで流体と接触するようになる。この流体接触は潜在的に皮膚に対し
て有害である。なぜならばそれは皮膚をふやかすか又は他の方法で皮膚を損傷す
るかもしれないからである。これは治療慢性創傷又は痛む箇所において極めて共
通した問題である。
【０００３】 別の問題は手当用品の交換がしばしば治癒プロセスに有害な影響を有すること
である。
【０００４】 本発明の目的は皮膚のふやかしの危険が低下され、創傷のすぐ近くにある創傷
パッドの部分がパッドが飽和するまで流体が自由になるのを防ぐ創傷手当用品を
提供することである。本発明の別の目的は創傷の最も近くにある親水性フォーム
の排液可能な第一層を含む２層手当用品を提供することである。この層は長期間
にわたって創傷又は痛む箇所上に残ることができ、一方第一層を排液する機能を
有する第二層は定期的な間隔で交換されることができる。
【０００５】 発明の概要 これらの目的は一つの側上を液体透過性接着剤の層で被覆される親水性フォー
ム層を含む創傷手当用品で達成され、その手当用品は毛管作用によってフォーム
層を排液できる能力を有しかつ接着剤被覆の反対側上のフォーム層上に配置され
た吸収層を特徴とし、さらにその手当用品は良好な接触が吸収層とフォーム層の
間で得られることを確実にするための手段を含むことを特徴とする。吸収材料の
層における毛管力はフォーム層から流体をなくすように作用し、それによって皮
膚ふやかしの危険を本質的に除去する。これはフォーム層が交換の必要なしで長
期間に渡って創傷床上に残ることを可能にする。
【０００６】 本発明の一つの好ましい例では、親水性フォーム層は２ｍｍの最大厚さ及び３
００−５００μｍの平均気泡サイズを有する。接着剤被覆は柔らかい、粘着性で
、疎水性のエラストマーから構成される。
【０００７】 また、本発明は吸収体と協働するために意図された創傷手当用品に関し、その
手当用品は親水性フォーム層を含み、その層は前記層の細孔をブロックしたり又
は詰まらせたりせずにその表面全体にわたって広がる接着剤被覆を一つの側上に
有し、前記層は最大２ｍｍの厚さ及び３００−５００μｍの平均気泡サイズを有
することを特徴とする。
【０００８】 図面の簡単な記載 本発明を添付図面を参照して以下記載する。 図１は本発明の第一例による創傷手当用品の一部の概略的透視図である。 図１Ａは図１の手当用品の一部を拡大して示す。 図２は図１の創傷手当用品に含まれる吸収フォーム材料における細孔構造の電
子顕微鏡画像である。
【０００９】 具体例の記述 図１に示された創傷手当用品は二つの層２，３を含む創傷パッド１を含む。下
部層３は連続気泡を有する親水性ポリウレタンフォームからなる。装着時に創傷
の方に面するフォーム層の下側は柔らかい、粘着性で、疎水性のエラストマー材
料、好ましくはシリカゲルの被覆４を与えられている。図１Ａに概略的に示され
ているように、ゲル層はゲル被覆側上に開口するフォーム材料の連続気泡又は細
孔５の壁の部分がゲルで被覆されるように配置される。ゲル層３は細孔を閉じず
、創傷の方に面するフォームの幾つかの細孔の壁の一部を被覆するにすぎないの
で、過剰の創傷流体又は滲出物はフォーム材料中に引き込まれ、その中に吸収さ
れる。かかるゲル層の製造方法はＷＯ ９７７４２９８５ Ａ１に記載されてお
り、その製造方法の詳細な理解はそれを参照されたい。上部層２は下部層３を排
液できる吸収材料からなり、換言すれば上部材料における毛管力は下部層におけ
る毛管力より大きい。上部層がフォーム材料からなるとき、上部層中の細孔は下
部層中の細孔より小さい。上部層が繊維材料からなるとき、材料中の毛細管は極
めて細いので毛管力は下部層よりこの層の方が大きいだろう。繊維材料の毛細管
のサイズは一般に圧縮によって低下されることができ、それゆえフォーム層３を
排液できる繊維材料を製造することは比較的容易である。
【００１０】 層２はセルロース毛羽からなってもよいが、ガーゼ又は不織材料の如き他の材
料を使用してもよい。
【００１１】 かかる手当用品が滲出性の創傷又は痛む箇所上に置かれるとき、痛む箇所から
の過剰の流体又は滲出物は層３中に引き込まれるだろう。層３中に引き込まれた
滲出物は上部層２と接触するようになると、それは層３中で作用する毛管力より
大きい層２中で作用する毛管力によっていかなる認識できる程度にも層３に広が
ることができる前に層３を通って移動し層２中に吸収されるだろう。それゆえ創
傷から滲出される流体は上部層２が飽和されるまで上部層２に吸収され、下部層
３に吸収されないだろう。これは創傷の縁のまわりの皮膚と創傷流体が長期間接
触して皮膚のふやかしを生じる危険を本質的に除去する。しかしながら、下部層
３は望ましい湿潤した創傷環境を維持するようになお湿潤したままであるだろう
。下部層３は上部層が飽和されるまで流体で満たされないだろう。それゆえ上部
層は手当用品によって吸収されることを意図される流体の全て又は少なくとも大
部分を収容するような寸法に設計されることが好ましく、かくして下部層は手当
用品の全寿命中排液することができる。それゆえ下部層３は創傷床から吸収され
た滲出物を積極的に遠ざける厚さを有すると同時に、滲出物ができるだけ早く上
部排液層２と接触することを確実にするために十分薄くするべきである。下部層
３は１−２ｍｍの厚さを有することが好ましいだろう。
【００１２】 層２及び３は創傷が位置される装着者の体の部分に固定されるように好適な方
法で、例えば支持包帯又は弾性テープ又は石膏によって一緒に保持される。上部
層２中の毛管力が意図した方法で機能するために、層２及び３が互いに効果的に
接触していること、及び支持包帯が好ましくは小さな力だけで層３に対して層２
を圧縮するように適用されることが重要である。
【００１３】 下部層は創傷手当用品に現在使用されている種類のフォーム材料、例えばRyne
l、米国からのポリウレタンフォームAmrel ＬＯ５６２−６（細孔の．．．％は
．．．μｍより大きいサイズを有する）から作られることが好ましい。かかるフ
ォーム材料の毛管力は創傷保護に現在使用される全てのタイプの繊維吸収体がか
かる層を排液できるほど十分小さい。図２は一つのかかる材料の細孔構造の電子
顕微鏡画像である。
【００１４】 フォーム層３は特に柔軟であり、使用される必要性のある装着者の体の全ての
部分の形状に適応するだろう。それゆえ、かかる層は大きな創傷表面上に使用す
るために特に好適であり、治癒プロセスの全期間創傷上に残ることができる。繊
維材料からなる吸収体は吸収フォーム材料の吸収体より柔軟性に劣り、結果とし
て繊維材料の幾つかの相互に隣接する吸収体で大きな創傷を被覆する本発明のゲ
ル被覆層を補うことが必要である場合もある。かくして本発明の手当用品の二つ
の層は創傷の全領域にわたって互いに効果的に接触することを確実にされる。
【００１５】 記載された例は特に手当用品に使用される材料に関して本発明の範囲内で幾つ
かの方法で変更できることが理解されるだろう。例えば、プラスチックフォーム
層は他のプラスチックフォーム、例えば粘性フォーム、ＥＶＡ−フォーム、親水
性にされたシリコンフォームなどからなってもよい。また他の吸収繊維材料を使
用してもよく、繊維体は材料の適切な圧縮によって異なる毛細管サイズを与えら
れてもよい。それゆえ本発明は特許請求の範囲の内容によってのみ制限される。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の第一例による創傷手当用品の一部の概略的透視図である。図１Ａは図
１の手当用品の一部を拡大して示す。
【図２】 図１の創傷手当用品に含まれる吸収フォーム材料における細孔構造の電子顕微
鏡画像である。
【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成１３年２月２日（２００１．２．２）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クーセ， スタッファン スウェーデン， エス−430 63 ヒンド ス， ピーエル 610， グレンフルツヴ ェーゲン （番地なし) Ｆターム(参考） 4C081 AA03 AA12 BB01 CA211 CF131 DB03 DC04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 一つの側上を液体透過性接着剤層（４）で被覆される親水性
    フォーム層（３）を含む創傷手当用品（１）において、吸収層（２）が接着剤被
    覆（４）とは反対の側上のフォーム層（３）上に配置され、前記吸収層が毛管力
    の作用によりフォーム層を排液できるようになっており、さらに前記手当用品が
    吸収層とフォーム層の間の良好な接触を確実にする手段を含むことを特徴とする
    創傷手当用品。
  2. 【請求項２】 親水性フォーム層が最大２ｍｍの厚さを有することを特徴と
    する請求項１に記載の創傷手当用品。
  3. 【請求項３】 フォーム層中の気泡が３００−５００μｍの平均サイズを有
    することを特徴とする請求項１又は２に記載の創傷手当用品。
  4. 【請求項４】 接着剤被覆が柔らかい、粘着性で、疎水性のエラストマーか
    らなることを特徴とする請求項１〜３のいずれかに記載の創傷手当用品。
  5. 【請求項５】 吸収体と協働するための創傷手当用品において、前記手当用
    品が親水性フォーム層を含み、その層が前記層の細孔をブロックしたり又は詰ま
    らせたりせずに前記層の全体にわたって広がる接着剤被覆を一つの側上に有する
    こと；及び層が最大２ｍｍの厚さ及び３００−５００μｍの平均気泡サイズを有
    することを特徴とする創傷手当用品。
JP2000602315A 1999-03-01 2000-02-02 創傷手当用品 Pending JP2002537903A (ja)

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