JP2002537186A - 喫煙品のパッケージング - Google Patents

喫煙品のパッケージング

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JP2002537186A
JP2002537186A JP2000599657A JP2000599657A JP2002537186A JP 2002537186 A JP2002537186 A JP 2002537186A JP 2000599657 A JP2000599657 A JP 2000599657A JP 2000599657 A JP2000599657 A JP 2000599657A JP 2002537186 A JP2002537186 A JP 2002537186A
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fragrance
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packaging
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JP2000599657A
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ジョン ディットリッヒ、デイビッド
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British American Tobacco Investments Ltd
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British American Tobacco Investments Ltd
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B61/00Auxiliary devices, not otherwise provided for, for operating on sheets, blanks, webs, binding material, containers or packages

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
  • Wrapping Of Specific Fragile Articles (AREA)
  • Vacuum Packaging (AREA)
  • Manufacture Of Tobacco Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 喫煙品の集合体を中心にパックが組み立てられる直前に揮発性香料をパックの表面及び/又はそれに挿入されるインサートの表面に塗布して、完全に組み立てられたパック内で揮発した香料が、該表面から喫煙品へと拡散するようにした喫煙品をパッケージングする方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は喫煙品のパッケージングに関し、さらに詳述すると喫煙品をパッケー
ジングする方法に関し、この方法によりパッケージ内の喫煙品に揮発性の風味が
付与される。
【0002】 例えばメンソール又はペパーミントなどの揮発性香料を含む喫煙品は、既にタ
バコ業界ではよく知られている。そのような喫煙品にはメンソール紙巻タバコな
どがある。喫煙品に揮発性の香料を組み込む方法としては多くの方法が知られて
いる。例えば、紙巻タバコなどの喫煙品の製造過程において、刻みタバコを連続
長のロッド状に形成するための装置に搬送される前に揮発性香料をその刻みタバ
コに添加したり、あるいはタバコ材ロッドなどの喫煙品ロッドの製造過程で揮発
性香料を該ロッドに添加してもよい。またこれとは別に喫煙品のフィルターロッ
ドの製造時にフィルター製造機で揮発性香料を該フィルターロッドに加えること
も可能である。しかしながら、喫煙品又はそのフィルターなどの製造時に揮発性
香料を加えることは、いくつかの点で不都合が生じる。例えば、このように揮発
性香料を加えることによって喫煙品又はそのフィルターなどを製造する際に使用
する機械が香料によって汚れてしまう場合がある。機械の汚染により喫煙材ロッ
ドとフィルターロッドを相互に接続する所謂チッピング用の機械などの下流に位
置する機械に影響を与える。さらに喫煙品用パッケージを製造する機械も揮発性
香料で汚染されてしまう。揮発性香料を含まない喫煙品用にこのように汚染され
た機械を使用する場合、使用前に機械を清掃しなければならず、従って揮発性香
料による機械の汚染は非常に不都合である。そのための清掃作業は、当然のこと
ながら人手並びに時間もかかり、それによりかなりの時間、機械が使用できなく
なる。さらにメンソールなどの香料を喫煙品製造時に紙巻タバコ用巻紙に塗布す
る場合、香料が塗布された喫煙品は、その製造機械からパッケージング用の機械
へ搬送される間に互いにくっついてしまう。この現象は、喫煙品製造機とパッケ
ージング用の機械の間に位置する貯蔵器(reservoirs)に喫煙品が保持されてい
る間に生じやすい。
【0003】 喫煙品製造時に揮発性香料を塗布することによって生じる長年の問題点を解消
する試みとして、本発明者等は喫煙品をパッケージングする際に揮発性香料を塗
布することによって上記問題点が解消されることを発見することによって本発明
に至った。具体的には本発明はパッケージ作業後に揮発性香料が喫煙品に拡散す
るようにしたものである。
【0004】 例えば紙巻タバコのような喫煙品をパッケージングする際、予め定められた数
の喫煙品が喫煙品用パックにパッケージングするのに適した「集合体」として並
べられる。通常、喫煙品の集合体は、紙とそれに塗布された金属層からなる所謂
インナーラッパー(inner wrapper)で包装される。このようなインナーラッパ
ーはタバコ業界ではフォイル又はフォイル薄葉紙として知られている。喫煙品を
フォイルで包む直前にフォイルはより折り曲げやすくするため及びフォイルの美
観を向上させるために打ち出し加工される。その後、喫煙品の集合体は、まだ組
み立てられていない喫煙品用パック上に搬送される。フォイルは接着剤によって
パックの背部パネルに固定される。もしそのパックがヒンジ式パックとして知ら
れているものである場合、この段階でのパックは、通常平坦なブランク状であり
、組み立て前では内部フレームが集合体上に位置する。一方、パックがソフトパ
ックとして知られているものである場合、この段階でのパックは平坦なラベル状
になっている。その後、パックは集合体を中心に組み立てられ、即ちパックブラ
ンク/ラベルは集合体を中心に折り曲げられ、これによりパックは接着剤などに
よってパックを構成するパネルを相互に接着することによって組み立てられた状
態に維持される。その後、パックを密閉してもよく、例えばポリプロピレンから
なる外包装材でパックを包んでもよい。
【0005】 これまで欧州特許第0531221号に開示されているように揮発性香料をイ
ンナーラッパーに塗布する例はある。しかしながら、フォイル又は他のインナー
ラッパーに揮発性香料を塗布する場合、多くの不利な点がある。揮発性香料はフ
ォイルが喫煙品製造機に入れられる前、即ちオフラインでフォイルに塗布される
。揮発性香料が塗布されたフォイルは、それが喫煙品製造機で使用されるのに必
要とされるまで、低温で気密封止された環境で保存しなければならない。さらに
フォイルは使用に適するようになるまで2、3日掛けて常温に戻さなければなら
ない。上述したように喫煙品製造機にフォイルが入れられた後、フォイルは打ち
出し加工される。香料が充填されたフォイルを打ち出し加工すると打ち出し用ロ
ーラーは「ブラインディング(blinding)」といわれる状態になる。即ち、打ち
出しローラーの打ち出し表面が香料の残渣で覆われ、従って該ローラーによる打
ち出し効果が低下してしまう。打ち出しローラーのブラインディング現象を克服
するためには打ち出しローラー上に熱風を吹き付けてローラ上の残渣を蒸発させ
るしかなかった。しかしながら、このような方策では揮発性香料の実質的な損失
にしかならない。
【0006】 本発明の目的は、揮発性香料を包含させながら喫煙品をパッケージングする改
良された方法を提供することである。
【0007】 さらに本発明の目的は、揮発性香料を包含させながら喫煙品をパッケージング
する改良された装置を提供することである。
【0008】 本発明では、喫煙品パッケージング装置上でパックが喫煙品の集合体を中心に
組み立てられる喫煙品をパッケージングする方法において、喫煙品の集合体を中
心にパックを組み立てる前に喫煙品用揮発性香料をパックが完全に組み立てられ
た際にパックの内部に位置する面に塗布し、完全に組み立てられたパック内で揮
発した前記香料が該面から喫煙品に拡散することを特徴とする方法が提供される
【0009】 本発明はさらに喫煙品パッケージング装置と揮発性香料塗布手段とを組み合わ
せたものを提供する。この喫煙品パッケージング装置は喫煙品集合体を中心にパ
ックを組み立てるために作動し、この塗布手段はノズル手段からなり且つこのノ
ズルに揮発性香料を供給し、このノズルから香料をパックが完全に組み立てられ
た際にパックの内部に位置する面にパックが完全に組み立てられる前に供給する
【0010】 香料が塗布される面は、完全に組み立てられたパックの内側の面であることが
好ましい。またこれとは別に香料が塗布される面はパックの面ではなく完全に組
み立てられたパック内に配されるパックインサートの面であってもよい。この場
合パックインサートとはクーポン、カード又は類似のシート状のものを意味する
【0011】 喫煙品用揮発性香料は、上記面に直接塗布することが好ましい。
【0012】 喫煙品の集合体は、密な状態で配列された複数の喫煙品からなる。この集合体
又はその一部は、インナーラッパーで包装されるのが好ましい。このインナーラ
ッパーは、フォイル又は紙であるのが好ましい。
【0013】 集合体をインナーラッパーで包装する場合、インナーラッパーを接着剤でパッ
クに固定すると有利である。
【0014】 さらに上記面がパックの内側の表面である場合、喫煙品用揮発性香料は集合体
を中心にパックの組み立てを開始する前にパックに塗布されるのがより好ましい
。ヒンジ式パックの場合、パックは一枚のブランクから通常形成される。しかし
ながら、当業者には知られているようにパックは2つ以上のブランクから構成さ
れるものであってもよい。揮発性香料はブランク上に喫煙品の集合体が置かれる
前にブランクに塗布してもよい。また揮発性香料をブランクが一部組み立てられ
た際に塗布することも可能である。特にヒンジ式パックの場合、組み立てられた
パックは頂壁、底壁、第1及び第2側壁、前壁及び背壁を有する直線で囲まれた
形状を有する。揮発性香料をこれら壁部の1つ以上の内面に塗布してもよい。揮
発性香料を組み立てられたパックの背壁の内面を形成するパックの部分に塗布す
ることが好ましい。さらに別法として揮発性香料を接着剤と共にあるいは接着剤
に混入させて塗布してもよく、この接着剤は例えばインナーラッパーをパックの
内面に固定する。組み立てられたパックはパックの重なり合うパネルに沿ってシ
ーム接着剤を塗布することによって組み立てられる。このシーム接着剤に揮発性
香料を混合してもよい。
【0015】 パックが完全に組み立てられるとパックはそれを包装し封止する例えばポリプ
ロピレンによって密封又は実質的に密封封止される。
【0016】 上記表面に塗布された揮発性香料は、気体として完全に組み立てられたパック
内で包装された喫煙品と接触する。従ってパッケージ化された喫煙品の貯蔵時に
揮発性香料はそれが塗布された表面から喫煙品へと拡散する。平行状態、即ち喫
煙品への拡散が終了した時点で、揮発性香料、例えばメンソールの割合はパック
上又はパック及びインサート上で約10−15重量パーセントとなり、従って喫
煙品、例えば紙巻タバコには揮発性香料が85−90重量パーセントの割合で存
在する。
【0017】 本発明は、ヒンジ式パック、ソフトパック又はシェル式スライドパックにおい
て特に効果を発揮する。しかしながら、本発明はまたLaube又はショルダー
パックとして知られている型のパックにも適用可能である。パックがインナーフ
レームを含むヒンジ式パックの場合、インナーフレームは本発明の目的のために
パックの一部として考慮され、従って揮発性成分をパックをパッケージ製造機で
組み立てる際にインナーフレームの表面に塗布してもよい。
【0018】 揮発性香料は、メンソール及び/又はペパーミントであることが好ましい。し
かしながら、当業者であれば容易に理解されるように本発明は他の好適な揮発性
香料に適用可能である。
【0019】 また当業者であれば容易に理解されるように本発明の目的に使用される香料は
複数の成分から構成される組成物であってもよく、その内の1つ又はそれ以上の
成分が実質的に揮発性であり、1つ又はそれ以上の成分が少ない揮発性を有する
か非揮発性であってもよい。例えばこのような組成物としては香料と支持物質か
らなるものであってもよい。
【0020】 揮発性香料は液状又は溶融状態で塗布されるのが好ましい。このような溶融状
態の揮発性香料、例えばメンソールの濃度は100%であってもよい。あるいは
揮発性成分は例えばエタノールなどのアルコールのような溶媒中の溶液として塗
布してもよい。
【0021】 揮発性成分を塗布する手段は、喫煙品用パッケージング装置の一部を形成する
かこの装置に隣接して位置してもよい。
【0022】 当業者であれば容易に理解されるように上記表面への揮発性成分の塗布とパッ
クの組み立て終了までの間に経過する時間は、組み立て工程が終了する前に揮発
による香料の不慮の損失を防ぐために短くなければならない。
【0023】 上記表面に香料を塗布する間、表面と塗布手段のノズルは相対移動をするかあ
るいは互いに静止しているのが好ましい。
【0024】 揮発性香料は、上記表面にいかなるパターンに塗布してもよい。好適な例とし
ては、1本以上の線状に塗布するのが好ましい。
【0025】 喫煙品用パッケージ製造機及び揮発性香料の塗布手段のいずれか1つ又は両方
は、上記表面とノズル手段との相対的な配置を感知するための感知手段を含む。
感知手段は、視覚、機械的又は電気的感知手段であってもよい。また感知手段は
、パッケージング装置と塗布手段と別個のものでもよい。感知手段は揮発性香料
塗布手段と連動していると、塗布手段のノズル手段への及び/又はノズル手段を
介した揮発性香料の供給を感知手段によって切り換えられるので有利である。
【0026】 塗布手段はさらに揮発性香料用の供給手段及び/又は貯蔵手段を含むのが好ま
しい。好適には香料の供給手段はノズル手段と貯蔵手段を接続する。供給手段及
び/又はノズル手段は、例えばバルブ手段、ニードルバルブ手段を有していると
有利である。上述の感知手段は、揮発性香料のノズル手段へ及び/又はノズル手
段を介した供給を供給手段及び/又はノズル手段のバルブ手段を制御することに
よって切り換えるようにすると有利である。
【0027】 ノズル手段は1つ以上のノズルを有してもよい。
【0028】 ノズル、供給手段及び貯蔵手段の1つ以上が、加熱可能であることが好ましい
【0029】 好適な供給手段は例えば英国のC.B. Kaymich & Co Limited社の型番FDU3とし
て市販されているものである。
【0030】 香料が顔料(vehicle)で処方された場合、揮発性香料の1パック当たりの充
填量は、香料の濃度を変えることによって制御可能である。また顔料が存在する
しないにかかわらず、ノズル手段を介した香料の単位時間当たりの流速を調節す
ることによっても揮発性香料の充填量を制御することができる。流速が一定に保
たれている場合、香料塗布の時間を変えることによって制御することも可能であ
る。
【0031】 一例として、揮発性香料がメンソールの場合の喫煙品20本用パック1つ当た
りに塗布される溶融状態にあるメンソールの充填量は、好適には約30−120
mgの間である。しかしながら、当業者であれば容易に理解されるように喫煙品
の充填要件によって塗布量をこれよりも多くしても少なくしてもよい。当然のこ
とながら当業者であれば所望の量の香料が充填された喫煙品を得るために揮発性
香料の塗布量を適宜調節することができる。
【0032】 本発明を容易に理解し且つ効果的に実践できるように添付の図面を参照しさら
に詳述する。
【0033】 従来のヒンジ式紙巻タバコ用パックは組み立てられると長方形になる。図1に
符号1で示したヒンジ式紙巻タバコ用パックのブランクは、複数のパネル2−2
0と複数の折り曲げ線21−32を有する打ち抜きされた厚紙からなる。当業者
には知られているように組み立てられた状態のパックの胴体に対してパネル2が
背部壁を形成し、パネル3が前壁を形成し、パネル4、5、6が底部壁を形成し
、パネル7、8、9、10が側壁を形成し、パネル11、12、13、14、1
5、16、17、18、19、20が組み立てられたパックの蓋を形成する。紙
巻タバコのパッケージング業界の当業者であれば容易に理解されるように、図1
の実線(35−44)は、切断線である。
【0034】 従来の紙巻タバコ用パッケージング装置では、積み重ねられたブランクから折
り曲げられていない状態でブランクが1枚づつ取り出される。接着剤が通常ブラ
ンクのパネル2に塗布され、フォイルに包まれた紙巻タバコの集合体(図示せず
)が、ブランクのパネル2の上に位置合わせされて置かれる。この集合体は、通
常7本、6本、7本と3列に並べられた20本の紙巻タバコからなる。接着剤は
フォイルをパネル2に固定する役割を果たす。内部フレーム(図示せず)がその
後集合体に対して位置せしめられ、接着剤が内部フレームの表面に塗布され、こ
れによりブランクが集合体及び内部フレームを中心に折り曲げ線21−32に沿
って曲げられた時、内部フレームがブランクの少なくとも前壁パネル3に接着さ
れる。
【0035】 図2において符号50にて示すのは、例えばGDX2のような従来の紙巻タバコ
パッケージング装置の揮発性香料塗布手段である。符号51は図1のブランク1
からなる紙巻タバコ用パックブランクが積み重ねられたものである。この紙巻タ
バコパッケージング装置は、積層されたブランク51の最も下に位置するブラン
クを1枚づつ取り出し、矢印Aで示す方向にブランクを供給する供給手段(図示
せず)を有する。
【0036】 塗布手段50は溶融状態にあるメンソール(揮発性香料として100%濃度の
)を含む加熱された貯蔵部52と、この貯蔵部と2つのノズルを相互に接続する
加熱された供給ライン53とからなり、これら2つのノズルの内の1つを図2に
符号54で示す。バルブ55が供給ライン53内に位置し、このバルブは開閉可
能に作動する。バルブ55が開放位置にある時、溶融状態にあるメンソールが貯
蔵部52から供給ライン53を介してノズルへと流れ、ノズルを介して供給され
る。
【0037】 塗布手段50はさらに視覚感知手段56を含み、この感知手段は上記供給手段
によって塗布手段50を通過したパックブランクの存在を感知し、ライン57を
介して塗布手段50のバルブ作動手段58へ電気信号を供給する。このバルブ作
動手段58はバルブ55と駆動係合状態にあるバルブ駆動スピンドル59からな
る。
【0038】 感知手段56は電気式タイミング回路(図示せず)と連動しており、このタイ
ミング回路は感知手段56がブランク60の存在を感知した時、ライン57を介
して信号を送り、その際作動手段58がバルブ55を閉鎖位置から開放位置へと
移動させ、さらに信号を送りその信号に反応して作動手段58がバルブ55を閉
鎖位置に戻す。タイミング回路はバルブ55が、設定された期間開放するように
作動し、この設定された期間は、移動するブランク60にメンソールが、2本の
長尺のビーズ状(図1の符号33、34で表すように)に塗布されるように塗布
手段の2つのノズルの下を移動する時間に対応する。一部形成されたビーズを図
2に符号61で示す。これら長尺のビーズは背部パネルに位置する(図1参照)
。好適には、ビーズ33、34は互いに3−4cm離れて平行であり、それぞれ
約2cmの幅を有する。当業者には明らかなようにメンソールはパネル1−20
のいずれか1つ及び/又は内部フレームに塗布することが可能である。
【0039】 ブランクにビーズ32、34を塗布した後、ブランクはさらに矢印Aの方向に
従来の紙巻タバコパッケージング作業が行われるパッケージング装置のステーシ
ョンへと送られる。従って塗布手段50の下流では接着剤がブランクの所定の位
置に塗布され、内方フォイルに包まれた紙巻タバコの集合体がブランクの背部壁
パネル上に位置せしめられる。内部フレームが、それから集合体に対して位置せ
しめられ、ブランクは内部フレームと集合体を中心に折り曲げられて組み立てら
れる。
【0040】 また別法として接着剤を塗布した後にメンソールをブランクに塗布してもよく
、またさらに別法としてメンソールと接着剤を同時に塗布してもよい。当然のこ
とながら、メンソールを内部フレームに塗布した場合、これは内部フレームが集
合体に対して位置せしめられた際又はその直前に行われる。
【0041】 紙巻タバコの集合体を包む内部フォイルを接着する公知の役割を果たす接着剤
を例えばブランクの背部壁パネルに塗布されたメンソールに塗布してもよい。
【0042】 従来の方法では、組み立てられたパックは、ポリプロピレンなどの外包装体に
よってパッケージング装置上で密閉封止される。パッケージ化された喫煙品の貯
蔵中、密閉封止されたパック内で揮発したメンソールがパックの表面から喫煙品
へと拡散する。
【0043】 例えば、紙巻タバコ20本入り1パック当たり約80mgのメンソールを塗布
すると、平衡状態(拡散が終了した時点)で紙巻タバコ1本につき約3.5mg
の濃度のメンソールが含まれることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によりメンソールが塗布された従来のヒンジ式紙巻タバコ用パックブラ
ンクの平面図。
【図2】 本発明の装置の略図。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年2月12日(2001.2.12)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 喫煙品をパッケージングする装置で喫煙品の集合体を中心に
    パックを組み立てて喫煙品をパッケージングする方法において、前記喫煙品の集
    合体を中心に前記パックを完全に組み立てる前に喫煙品用揮発性香料をパックが
    完全に組み立てられた際にパックの内部に位置するある表面に塗布し、前記完全
    に組み立てられたパック内で揮発した前記香料が前記表面から前記喫煙品に拡散
    することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 香料が塗布される前記表面が完全に組み立てられたパックの
    内面であることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記表面が、完全に組み立てられたパック内に配されたパッ
    クインサートの表面であることを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記香料が前記表面に直接塗布されることを特徴とする請求
    項1乃至3いずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記香料が前記集合体を中心にパックを組み立てる前に前記
    パックに塗布されることを特徴とする請求項2記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記香料が接着剤と共に塗布されるか、接着剤に混合して塗
    布されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記接着剤が内部包装体をパックに固定する接着剤及び/又
    は組み立てられたパックの重なり合うパネルを固定するシーム接着剤であること
    を特徴とする請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記パックがヒンジ式パックであり、前記香料が前記パック
    の内部フレームの表面に塗布されることを特徴とする請求項2記載の方法。
  9. 【請求項9】 組み立てられた前記パックが気密又は実質的に気密封止され
    ることを特徴とする先行請求項いずれか1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 喫煙品パッケージング装置と揮発性香料塗布手段の組み合
    わせにおいて、前記喫煙品パッケージング装置が喫煙品の集合体を中心にパック
    を組み立て、前記塗布手段はノズル手段を有し且つ揮発性香料を前記ノズルに供
    給し、このノズルを介して前記パックが完全に組み立てられる前に組み立てられ
    た際にパックの内方に位置するある面に前記揮発性香料を塗布することを特徴と
    するパッケージング装置と塗布手段の組み合わせ。
  11. 【請求項11】 前記香料塗布手段が前記喫煙品パッケージング装置の一部
    を形成することを特徴とする請求項10記載の組み合わせ。
JP2000599657A 1999-02-17 2000-01-28 喫煙品のパッケージング Pending JP2002537186A (ja)

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AP (1) AP1339A (ja)
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AU (1) AU762455B2 (ja)
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