JP2002535586A - 伝熱ローラのための流体分配装置 - Google Patents

伝熱ローラのための流体分配装置

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JP2002535586A
JP2002535586A JP2000596322A JP2000596322A JP2002535586A JP 2002535586 A JP2002535586 A JP 2002535586A JP 2000596322 A JP2000596322 A JP 2000596322A JP 2000596322 A JP2000596322 A JP 2000596322A JP 2002535586 A JP2002535586 A JP 2002535586A
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transfer roller
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JP2000596322A
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Inventor
ロバート ジェイムズ ジャーント
ジョン ジョセフ サヨヴィッツ
Original Assignee
キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F5/00Elements specially adapted for movement
    • F28F5/02Rotary drums or rollers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 伝熱ローラ(10)は、熱伝達流体の供給源と連絡する第1の端部チャンバ(28)、前記流体を受け入れて基面への熱伝達を促進する環状部(16)、及び、使用された熱伝達流体を受け入れる環状部(16)と連絡する第2の端部チャンバ(38)を含む。少なくとも1つの端部チャンバ(28、38)は、環状部(16)に近づく方により幅広い端部、及び、環状部(16)から離れる方により狭い端部を各々が有する複数の溝(46)を含む。溝(46)は、端部チャンバ(28、38)の両方にあることが好ましい。溝(46)は、ローラ(10)の回転に起因する流体の角度的流れを十分に減少させ、ローラの速度が増加する時、ローラ(10)を通って流れる目標とする流体容積を安定させ、それを維持する助けとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、基面への熱伝達を促進する流体を使用する熱結合ローラ及び他のロ
ーラのための改良された流体分配装置に関する。本発明には、改良された分配装
置を組み入れる伝熱ローラが特に含まれる。
【0002】 (背景技術) 内部を通って流れる加熱流体を使用する加熱カレンダーロールは、当業技術に
おいて知られている。同様に、冷却又は急冷ローラは、しばしばそれらの内部に
冷却流体を使用する。ゼイソーンに付与された米国特許第4、050、510号
には、冷却鋳鉄のシェルでそのシェルの軸線に平行な複数の通路を持つものが開
示されている。2つの鋳鉄の端部構造がシェルの2つの端部を支持する。複数の
半径方向通路が端部構造に設けられており、蒸気などの加熱媒体をシェルの通路
に向けて外方に及び通路から内方に導いている。
【0003】 フライスナーに付与された米国特許第4、077、466号には、円筒形の外
側シェル、円筒形の内側シェル、その2つのシェル間の環状部状空間を形成する
壁、加熱媒体のための流路を形成する環状部状空間の隔壁、及び、流路へ加熱媒
体を案内し流路から加熱媒体を除去するシェル端部に半径方向に配置される溝を
持つ加熱ローラが開示されている。リチャーズに付与された米国特許第3、13
5、319号には、レベリングローラの類似の形態が開示されている。
【0004】 不織材料に対するポイント結合工程において、布は、100から1000ポン
ド/直線インチの圧力の下で互いに挟まれる2つの加熱ローラの間を通される。
この場合も、ローラを加熱する通常の方法は、加熱された熱伝達流体を一端又は
両端においてロールジャーナルを通過させ、不織ウェブに接触する外側ロールシ
ェルと内側シェルとの間の環状部を通過させることである。環状部は、外側シェ
ルの内面に沿ってオイルを高速で(高い熱伝達係数を伴って)導く。一般に、シ
ェルの両端における円盤形状チャンバは、ロールジャーナル及び環状部の間を半
径方向に熱伝達流体を案内及び除去するために使用される。
【0005】 高速のロール回転は、端部チャンバの流体の角度的又は螺旋状運動を引き起こ
すことができる。流体の回転エネルギ−の付与及び消散は、流体流れの擾乱を引
き起こし、一定のポンプ圧力で汲み出される流体容積の損失をもたらす。その結
果、熱伝達の損失と、結合能力及び速度の損失とを生じる。 角度的及び螺旋状の流れは、上記の参考文献にあるように、半径方向に向く溝
を設けることで克服することができる。しかし、開示された溝は例が非常に少な
く、それらは、ローラの外面に近づくにつれてますます間隔が開いていく。半径
方向の溝の間の空間のために、熱伝達流体は、それが環状部に入る時に均一に分
配されない。 環状部へ及び環状部からの熱伝達流体の実質的に均一な分配をもたらしつつ角
度的及び螺旋状流体運動に十分に打ち勝つ、加熱ローラにおける流体分配装置の
必要性又は要望が存在する。
【0006】 (発明の開示) 本発明は、伝熱ローラのための改良された流体分配装置、及び、流体分配装置
を組み入れた伝熱ローラに関する。流体分配装置は、ローラの回転により引き起
こされる端部円盤型チャンバにおける角度的及び螺旋状流体運動に実質的に打ち
勝つ。同時に、装置は、環状部への実質的に一定の流体供給及び分配を準備する
。 伝熱ローラは、加熱又は冷却ローラであってもよく、熱い又は冷たい熱伝達流
体を使用して作動し得る。一般に伝熱ローラは、加熱又は冷却される不織ウェブ
又は他の基面に接触する外側の円筒形シェル、内側の円筒形シェル、及び、熱伝
達流体がそこを通って流れ得る内側及び外側円筒形シェルの間の環状部を含むこ
とになる。環状部は、完全に解放(個々の溝を持たない)させるか、又は、伝熱
ローラの一端から他端へ熱伝達流体を運ぶ複数の個々の溝を含んでもよい。伝熱
ローラは、ローラに熱伝達流体を注入する、及び/又は、ローラから熱伝達流体
を除去する通路を備える1つ又は両方の端部にロールジャーナルを含む。円盤型
チャンバが、対応するローラジャーナルと環状部との間に熱伝達流体を収容する
ために伝熱ローラの1つ又は両方の端部に設けられる。
【0007】 本発明によると、1つ又は両方の端部の円盤型チャンバは、対応するジャーナ
ル及び環状部の間を通る複数の流量調節溝を備える。溝は、環状部に近づく方に
より広い端部を持ち、ジャーナルに近づく方により狭い端部を持つ。溝は、ジャ
ーナル及び環状部の間に延びる実質的に半径方向に突出する壁により形成される
のが好ましい。半径方向に突出する壁は、半径方向に突出するバッフル・アセン
ブリをローラ端部の開放円盤型チャンバの中に挿入することにより設けても良い
。 環状部に向かって幅広くジャーナルに向かってより狭い溝を設けることで、環
状部の所の隣接する溝の間の間隔を十分に減少し、最小限にすることができる。
この形態は、流量調節装置が端部チャンバ又は複数の端部チャンバ内の流体の角
度的及び螺旋状の流れを十分に減少させ、流体流れの実質的に均一で一様な分配
を環状部へ供給することを可能にする
【0008】 定義 「不織布又はウェブ」の用語は、編まれた布のように規則的又は識別可能な方
法によらず、間に差し込まれた個々の繊維又は糸の構造を持つウェブを意味する
。不織布又はウェブは、メルトブロー処理、スパンボンド処理、エアーレイ処理
、及び、ボンデッドカーデッドウェブ処理などの多くの方法により形成されてい
る。不織布の坪量は、通常、平方ヤード当たりの材料のオンス(osy)、又は
、平方メートル当たりのグラム(gsm)で表され、有用な繊維直径は通常ミク
ロンで表される。(osyをgsmに変換するには、osyに33.91を乗ず
ることに注意されたい。)
【0009】 「スパンボンド繊維」の用語は、熔解した熱可塑性材料が複数の細かい円形又
は他の形態の紡糸口金の毛細管からフィラメントとして押し出され、押し出され
るフィラメントの直径が急速に縮小されて形成される小直径繊維を意味するもの
であって、その方法は、例えば、本明細書において各々の全内容が参照文献とし
て援用されているアッペル他に付与された米国特許第4、340、563号、ド
ーシュナー他に付与された米国特許第3、692、618号、マツキ他に付与さ
れた米国特許第3、802、817号、キニーに付与された米国特許第3、33
8、992号及び第3、341、394号、ハートマンに付与された米国特許第
3、502、763号、ピターセンに付与された米国特許第3、502、538
号、及び、ドボ他に付与された米国特許第3、542、615号に開示されてい
る。スポンボンド繊維は急冷され、集積面上に堆積する時には一般に粘着性では
ない。スパンボンド繊維は、ほぼ連続しており、しばしば約7ミクロンより大き
く、より詳細には約10から30ミクロンまでの平均直径を有する。
【0010】 「メルトブロウン繊維」の用語は、融解した熱可塑性材料が複数の細かい通常
円形のダイス型毛細管から融解した糸又はフィラメントとして収束高速加熱ガス
(例えば、空気)流れの中に押し出され、ガス流れが融解した熱可塑性材料のフ
ィラメントを細くし、それらの直径をミクロ繊維の直径にまでも減少させること
により形成される繊維を意味する。その後、メルトブロウン繊維は、高速ガス気
流中を運ばれ、集積面上に堆積して不規則に分散されるメルトブロウン繊維のウ
エブを形成する。そのような工程は、例えば、ブティンに付与された米国特許第
3、849、241号に開示されている。メルトブロウン繊維は、連続性又は不
連続性であり得るミクロ繊維であり、直径が一般に10ミクロンより小さく、集
積面上に堆積する時に一般的に自己結合的である。メルトブロウン繊維は、しば
しば、実質的に長さが連続的である。
【0011】 「ミクロ繊維」の用語は、約1ミクロンから約50ミクロンの平均直径、より
詳細には、約1ミクロンから約30ミクロンの平均直径を有する、約75ミクロ
ンを越えない平均直径を有する小径繊維を意味する。繊維の直径について他のよ
く用いられる表現はデニールであり、これは、繊維9000メートル当たりのグ
ラムとして定義される。円形断面を持つ繊維において、デニールは、ミクロンで
表される繊維の直径を二乗し、グラム/立方センチメートルによる密度を乗じ、
0.00707を乗じて算出してもよい。より低いデニールは、より細かい繊維
を示し、より高いデニールは、より太いか又はより重い繊維を示す。例えば、1
5ミクロンとして与えられるポリプロピレン繊維の直径は、二乗して、その結果
に0.89グラム/立方センチメートルを乗じ、更に0.00707を乗じてデ
ニールに換算してもよい。従って、15ミクロンのポリプロピレン繊維は、約1
.42(152x0.89x0.00707=1.415)デニールとなる。米
国以外では、「テックス(tex)」という測定単位がより普通に用いられ、繊
維1キロメートル当たりのグラムとして定義される。テックスは、デニール/9
として計算してもよい。
【0012】 「ポリマー」の用語は、以下に限定されないが、ホモポリマー、例えばブロッ
ク、グラフト、ランダム、及び、交互コポリマーなどのコポリマー、ターポリマ
ーなど、及び、それらの混合物及び変性物を含む。更に、他に特に限定されなけ
れぼ、「ポリマー」の用語は、材料の全ての可能な幾何学的形態を含むものとす
る。これらの形態には、以下に限定されないが、イソタクチック、シンジオタク
チック、及び、アタクチック対称性が含まれる。
【0013】 「サーマルポイント結合」の用語は、結合される布又は繊維ウェブを加熱カレ
ンダーロール及び同様に加熱し得るアンビルロールの間を通すことに関わる。カ
レンダーロールは、いつもではないが、通常、ある種のパターンが付けられてお
り、そのために全ての布がその全面に亘って結合されない。その結果、カレンダ
ーロール向けの種々のパターンが機能的理由のほか美的理由から開発されている
。パターンの一例は点を有し、ハンセン及びペニングスに付与された米国特許第
3、855、046号に開示されている約200結合/平方インチで約30%の
結合区域を持つ、ハンセン・ペニングス又は「H&P」パターンである。H&P
パターンは、正方形のポイント又はピン結合区域を持ち、各ピンは、側面寸法0
.038インチ(0.965ミリメートル)、ピン間隔0.070インチ(1.
778ミリメートル)、及び、結合深さ0.023インチ(0.584ミリメー
トル)を持つ。得られるパターンは、約29.5%の結合区域を有する。別の一
般的なポイント結合パターンは、側面寸法0.037インチ(0.94ミリメー
トル)、ピン間隔0.097インチ(2.464ミリメートル)、及び、深さ0
.039インチ(0.991ミリメートル)を有する正方形のピンを用いて15
%の結合区域を生み出す拡大ハンセン・ペニングス又は「EHP」結合パターン
である。別のの「714」と称される一般的なポイント結合パターンは、各ピン
が側面寸法0.023インチ、ピン間隔0.062インチ(1.575ミリメー
トル)、及び、結合深さ0.033インチ(0.838ミリメートル)の正方形
ピン結合区域を持つ。得られるパターンは、約15%の結合区域を有する。更に
また、別の一般的なパターンには、約16.9%の結合区域を持つC−Star
パターンがある。C−Starパターンは、流れ星で遮られた横方向のバー又は
「コーディロイ」のデザインを持つ。他の一般的なパターンには、反復してわず
かに相殺するダイヤモンドを用いるダイヤモンドパターン、及び、その名前が示
唆する通りの例えば網戸のようなワイヤ織りパターンが含まれる。一般に、パー
セント結合面積は、布ラミネートウェブ面積の約10%から約30%まで変化す
る。当業技術で良く知られるように、スポット結合は、各層内のフィラメント及
び/又は繊維を結合することにより、ラミネート層を互いに保持し、個々の層の
各々に一体性を付与する。
【0014】 「サーマル(熱)転写ローラ」及び「ヒート(熱)転写ローラ」の用語は、基
面に熱又は冷却を付与するために使用される任意のローラを意味するように互換
的に使用される。多重の伝熱ローラは、例えば互いに挟まれた2つのローラのよ
うに対で配置してもよく、又は、別々にされて直列に配列されてもよい。不織布
のポイント結合において、布は、約100から1000ポンド/直線インチの圧
力で互いに挟まれる2つの加熱伝熱ローラの間を通されてもよい。基面を冷却す
るために使用するローラ(すなわち、冷却ローラ)は、しばしば別々にされて一
列に配置される。伝熱ローラは、冷却ローラのように滑らかであってもよく、又
は、ポイント結合及びエンボスローラのようにパターン付けしてもよい。滑らか
なローラとパターン付けしたローラとは、いくつかの用途においては一緒に使用
し得る。
【0015】 「サーマル(熱)伝達流体」及び「ヒート(熱)伝達流体」の用語は、伝熱ロ
ーラの加熱及び冷却に使用される流体を意味するために互換的に使用される。熱
伝達流体には、以下に限定されないが、特定用途に必要とされる熱伝達を達成す
ることができる、オイル、水、蒸気、窒素、及び、様々な他の有機及び無機の液
体及び気体が含まれる。
【0016】 (発明を実施するための最良の形態) 類似の部材が同じ参照番号を有する各図を参照すると、本発明の伝熱ローラ1
0は、加熱又は冷却されている不織ウェブ又は他の基面と接触する外側円筒形シ
ェル12、内側円筒形シェル14、及び、そこを通って熱伝達流体が流れ得る内
側及び外側円筒形シェルの間の環状部16を含む。環状部16は、完全に開放さ
れてもよく(個々の溝がない)、又は、環状部及び伝熱ローラ10の第1の(流
入口)端部22から第2の(流出口)端部24へ熱伝達流体を運ぶ螺旋状の壁2
0で分離された図3に示す複数の個々の溝18を含んでもよい。
【0017】 図2を参照すると、中空のローラジャーナル24は、伝熱ローラ10の中心軸
線に沿って延び、矢印で示されるようにジャーナル24に流体を供給する熱伝達
流体のための供給線26と1つの端部で連絡する。図示の好ましい実施形態にお
いて、ジャーナル24は、最初、ローラの中心を通って第2端部22からローラ
の第1端部20に流体を運ぶ。ローラの第1端部20における第1円盤型チャン
バ28は、内側ローラ壁30、第1のローラ端部キャップ32、及び、円筒形環
状部16の間に形成される。流体流入口チャンバである第1円盤型チャンバ28
は、円筒形の流体入口スロット34(図2)、又は、内側円筒形シェル14に形
成される複数のより小さい個々の流体入口開口部35(図1)を通って、ジャー
ナル24から環状部16に熱伝達流体を運ぶ。流入口チャンバ28からの熱伝達
流体は、ローラ10が、時には高速で、回転する時、環状部16内に入って通過
し、それにより、熱伝達流体は、外側円筒形シェル12を加熱(又は、冷却)し
て、次に、熱又は冷却を基面に伝導及び伝達する。図示されている好ましい実施
形態において、熱伝達流体は、溝18を通って螺旋状流れ模様で環状部16の周
りを循環状部する。
【0018】 熱伝達流体は、次に、内側シェル14の円筒形流体出口スリット36(又は、
複数のより小さい開口部35)を通って環状部16を出て、内側ローラ壁40、
第2の端部キャップ42、及び、円筒形環状部16の間で形成される第2の円盤
型チャンバ38に入る。流体流出口チャンバである第2円盤型チャンバ38は、
使われた熱伝達流体を第2の端部キャップ42と円筒形流入口溝26の壁との間
に形成される円筒形出口溝44に運ぶ。出口溝44は、流入口溝26を通る更な
る使用のために必要に応じて流体を加熱又は冷却する加熱又は冷却手段(図示し
ない)へ流体を運ぶ。
【0019】 図1を参照すると、少なくとも1つの端部チャンバ28又は38(好ましくは
、両方の端部チャンバ)には、ジャーナル24及び環状部16の間に複数の溝4
6が設けられる。各溝46は、内側シェル14及び環状部16に近い方のより幅
広い端部、及び、ジャーナル24に近い方のより狭い端部を有する。溝46の目
的は、熱伝達流体がローラの回転によって端部チャンバ内、特に流入口チャンバ
28内において角度的又は螺旋状流れ模様を持つことを実質的に防止することで
ある。端部チャンバ(特に、流入口チャンバ28)での角度的流れ模様は、流体
圧力の増加を引き起こし、一般の定圧流体ポンプにより供給される流体容積を減
少させる。角度的又は螺旋状流体流れの傾向は、ローラ速度と共に増加し、更な
る圧力増加及び更なる流体容積減少を引き起こす。端部チャンバ内の角度的又は
螺旋状流れを十分に減少させることにより、より高いローラ速度における流体容
積(及び、熱伝達)の降下が十分に減少する。
【0020】 溝46はまた、円筒形スロット34内へ入って環状部16(図2)に入る、又
は、多数のより小さい開口部35に入って環状部16(図1)に入る、実質的に
均一で一様な流体放出を促進するように設計されている。このことは、環状部に
近い方のより広い端部、及び、ジャーナル24に近い方のより狭い端部を持つ溝
(46)を設けることにより一部達成される。この形態は、溝が両端においてす
ぐ隣に近接するか又は互いに非常に接近することを可能にし、溝により占有され
ない空間の量を最小にする。環状部に近い方の隣接する溝の間の距離を最小にす
ることにより、環状部の円周の周りの実質的に一様な流体放出が維持される。
【0021】 好ましい実施形態において、隣接する溝46は、ジャーナル24に近い溝の内
側端部50と環状部16に近い溝の外側端部52との間の厚みを増加させない比
較的薄い壁48で分離される。例えば、壁48の外側端部52は、円であり得る
想像線によって結合してもよい。端部52を結合する想像線は、溝46により少
なくとも70%占有され、溝間の壁48により30%を越えずに占有される必要
がある。好ましくは、想像線(図1において内側シェル14の内面により形成さ
れる)は、溝46により少なくとも80%、及び、壁48により20%を越えず
に占有され、更に好ましくは、溝46により少なくとも90%、及び、薄い壁4
8により10%を越えずに占有されることになる。
【0022】 図1に示す好ましい実施形態では、壁48は、円盤型端部チャンバにおいて、
ジャーナル24の近くの第1端部50から内側シェル35と接触して環状部に接
近する第2の端部52まで半径方向外方に延びる。壁48及び溝46は、複数の
留め具56で端部チャンバの内壁に装着される裏板54を有する単体のバッフル
・アセンブリの形で設けることができる。壁48は、裏板54に装着されるバッ
フルにより与えられ、端部チャンバへの容易な挿入、取り外し、及び、交換が可
能な単体アセンブリを準備する。
【0023】 円盤の円周の周りの溝46の数は、端部チャンバにおける熱伝達流体の角度的
又は螺旋状の流れを実質的に防止するために十分多くとる必要がある。端部チャ
ンバは、少なくとも約10個の実質的に均等間隔の溝46を含む必要がある。端
部チャンバは、少なくとも約20個の溝46を含むことが好ましく、更に好まし
くは、少なくとも約30個を含む。溝46の数があまりにも少ない場合は、個々
の溝内の流体の角度的流れが好ましくない程度まで起こり得る。
【0024】 図2を参照すると、流入口チャンバ28には、実質的に均一に分配された軸線
方向の流体流れを環状部の中に供給するために、個々の溝46が設けられること
が最も重要である。また、流出口チャンバ38に溝46を設け、環状部から流出
口溝44へ実質的に均一に分配された軸線方向の流体流れを供給することが必要
である。好ましい流出口チャンバ溝46は、流入口チャンバ溝と類似しており、
環状部に接近する幅広い端部、及び、流出口溝44に接近する幅の狭い端部を持
つ。 環状部16内の流れは、図3に示す溝18及び螺旋状壁20で形成される螺旋
模様で起こり得る。ローラ軸線から約30゜の角度(図示の好ましい実施形態に
おいて)又は異なる角度で進行し得る環状部内の螺旋状流れ模様は、一様で高い
程度の流体充填や環状部16内の高い流体速度を促進することにより熱伝達を最
大にする助けとなる。
【0025】 本発明の伝熱ローラは、不織ポリマーウェブ及びフィルムのサーマルポイント
結合、エンボス加工、圧縮、及び、他の加熱、更に、種々の冷却又は急冷用途に
、それらに限定されないが、広範囲の使用可能性を持つ。一般に、基面は、1つ
又はそれ以上のポリマーで作られる複数のフィラメントを含む不織ウェブであっ
てもよい。不織ウェブは、スパンボンドウェブ、メルトブロウンウェブ、ボンデ
ッドカーデッドウェブ、又は、別の型の不織ウェブであってもよく、単層か、又
は、1つ又はそれ以上の不織ウェブ層を含む多層複合材で与えられてもよい。紙
もまた基面であり得る。基面はまた、熱可塑性フィルムか、又は、不織ウェブ又
は紙と結合された熱可塑性フィルムであってもよい。
【0026】 基面は、以下に限定されないが、ポリアミド、ポリエステル、ポリオレフィン
、エチレン及びプロピレンのコポリマー、C4−C20アルファオレフィンを持つ
プロピレン又はエチレンのコポリマー、プロピレン及びC4−C20アルファオレ
フィンを持つエチレンのターポリマー、エチレンビニルアセテートコポリマー、
プロピレンビニルアセテートコポリマー、スチレン−ポリ(エチレン−アルファ
−オレフィン)エラストマー、ポリウレタン、Aがポリスチレンなどのポリ(ビ
ニルアレン)部分から形成され、Bが共役ジエン又は低級アルケンなどのエラス
トマー的中間ブロックであるA−Bブロックコポリマー、ポリエーテル、ポリエ
ーテルエステル、ポリアクリレート、エチレンアルキルアクリレート、ポリイソ
ブチレン、ポリ−1−ブテン、エチレン−1−ブテンコポリマーを含むポリ−1
−ブテンのコポリマー、ポリブタジエン、イソブチレン−イソプレンコポリマー
、及び、前記の任意の組み合わせを含む広範囲の熱可塑性ポリマーから作られて
も良い。ポリオレフィンが一般的である。ポリエチレン及びポリプロピレンホモ
ポリマー及びコポリマーは、特に一般的である。基面は、好ましくは約0.1グ
ラム/平方メートルから約100グラム/平方メートルまでの広範囲な坪量を持
ち得る。 以下の実施例は、ロールの速度が増加する時、様々なローラを通って高率の流
体伝達を維持する本発明の有益な効果を示す。
【0027】 実施例 以下の実施例は、図2に示すものと類似の伝熱ローラを使用して行われた。ロ
ーラは、外径36インチ、内側シェルの外径約27.5インチ、環状部状の厚さ
(内側及び外側シェルの間隔)約0.28インチ、及び、環状部状チャンバ長さ
約151インチを有していた。環状部状チャンバは、一連の薄い螺旋状壁を包含
しており、その各々が高さ約0.28インチ及びローラの縦軸からの角度30度
を有していた。螺旋状壁は、各々が約21.5インチの幅を持つ流路を環状部に
形成した。 流入口及び流出口端部チャンバは、各々、軸線方向厚さ約7インチ及び直径2
3.5インチを有していた。端部チャンバと環状部との間の流体連絡は、直径0
.62インチで内側シェルの各端部において円周の周りに5度づつ間隔を空けて
置かれた、内側シェルの各端部の72個の開口部を通って達成された。
【0028】 いくつかの実施例では、バッフル・アセンブリが端部チャンバの各々に取り付
けられた。各バッフル・アセンブリは、裏板と、互いに10度づつ間隔を置かれ
て36個の流路を形成する36個の半径方向に延びるバッフルとを含んでいた。
装着された時、各バッフルは、ローラの中心軸線から約3.75インチの内側端
部、及び、内側円筒形シェルの内面に接触する外側端部を有していた。各バッフ
ルは、半径方向長さ約9インチ、及び、軸線方向長さ約6.4インチ(端部チャ
ンバの軸線方向長さよりもわずかに小さい)を有していた。半径方向に延びるバ
ッフルで形成される溝は、環状部に接近して幅がより広く、ローラの中心に近い
方がより狭かった。36個のチャンバの各々は、内側シェルの72個の開口部の
うちの2つを通って環状部と連絡した。 熱伝達オイル(合成及び天然炭化水素の混合物)は、定圧ポンプを使用してロ
ーラに供給され、ローラへのオイル流量が測定及び記録された。最初の2つの実
施例は、単一ローラを使用し、バッフルがある場合及び無い場合で実施された。
表1は、ローラを通るオイル流量に及ぼすローラ速度の影響を示す。
【0029】 (表1)ローラ回転速度に対するオイル流量
【0030】 上記の通り、熱伝達オイルの流量は、端部チャンバに流路を設けるために使用
されるバッフルがない時、ゼロから275RPMまで63%(570GPMから
210GPMまで)減少した。両方の端部チャンバにバッフルを取り付けると、
熱伝達オイルの流量は、ゼロから275RPMまで単に10%(540GPMか
ら485GPMまで)減少するに過ぎなかった。
【0031】 次の3つの実施例では、不織布のサーマルポイント結合のために使用されるパ
ターン付きローラ及びアンビルローラから成る1対のニップローラで同様の評価
が実施された。実施例5に関して、両方のローラは、いずれのローラの端部チャ
ンバにもバッフル装置(又は、他の流路を付ける装置)を包含していなかった。
実施例6に関して、パターン付きローラは、バッフル装置を包含しなかったが、
アンビルローラは、流入口及び流出口チャンバの両方にバッフル装置を包含した
。実施例7に関して、パターン付きローラ及びアンビルローラの両方は、両方の
端部チャンバにバッフル装置を包含した。 この場合も、熱伝導オイルは、同じ定圧ポンプを使用してローラに供給された
。表2から表4は、各ローラを通るオイル流量に及ぼすローラ速度の影響を示す
【0032】 (表2)2重ローラ回転(直線)速度に対するオイル流量(バッフル無し)
【0033】 (表3)2重ローラ回転(直線)速度に対するオイル流量(一方にバッフルあり
【0034】 (表4)2重ローラ回転(直線)速度に対するオイル流量(両方にバッフルあり
【0035】 バッフルがローラに使用されないどの状況においても、オイル流量は、ローラ
速度が増加にするにつれて特に高速の場合に大きく減少した。バッフルがローラ
に使用されるどの状況においても、オイル流量の減少は、何桁も小さかった。 本明細書で説明された本発明の好ましい実施形態は現時点において好ましいも
のであるが、様々な変更及び改善が本発明の精神及び範囲から逸脱することなく
可能である。本発明の範囲は添付請求項に示されており、同等内容の意味及び範
囲に該当する全ての変更は、本発明の範囲に包含されることが意図されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 端部チャンバ及び付随する溝を見せるために端部キャップが取り外された本発
明の伝熱ローラの概略端面図である。
【図2】 本発明の伝熱ローラの正面断面図である。
【図3】 本発明のローラの1つの実施形態における環状部の溝形態を概略的に示す図で
ある。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年4月5日(2001.4.5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】 (発明の開示) 本発明は、伝熱ローラのための改良された流体分配装置、及び、流体分配装置
を組み入れた伝熱ローラに関する。流体分配装置は、ローラの回転により引き起
こされる端部円盤型チャンバにおける角度的及び螺旋状流体運動に実質的に打ち
勝つ。同時に、装置は、環状部への実質的に一定の流体供給及び分配を準備する
。 伝熱ローラは、加熱又は冷却ローラであってもよく、熱い又は冷たい熱伝達流
体を使用して作動し得る。一般に伝熱ローラは、加熱又は冷却される不織ウェブ
又は他の基面に接触する外側の円筒形シェル、内側の円筒形シェル、及び、熱伝
達流体がそこを通って流れ得る内側及び外側円筒形シェルの間の環状部を含むこ
とになる。環状部は、完全に解放(個々の溝を持たない)させるか、又は、伝熱
ローラの一端から他端へ熱伝達流体を運ぶ複数の個々の溝を含んでもよい。伝熱
ローラは、ローラに熱伝達流体を注入する、及び/又は、ローラから熱伝達流体
を除去する通路を備える1つ又は両方の端部にロールジャーナルを含む。円盤型
チャンバが、対応するロールジャーナルと環状部との間に熱伝達流体を収容する
ために伝熱ローラの1つ又は両方の端部に設けられる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0016】 (発明を実施するための最良の形態) 類似の部材が同じ参照番号を有する各図を参照すると、本発明の伝熱ローラ1
0は、加熱又は冷却されている不織ウェブ又は他の基面と接触する外側円筒形シ
ェル12、内側円筒形シェル14、及び、そこを通って熱伝達流体が流れ得る内
側及び外側円筒形シェルの間の環状部16を含む。環状部16は、完全に開放さ
れてもよく(個々の溝がない)、又は、環状部及び伝熱ローラ10の第1の(流
入口)端部21から第2の(流出口)端部22へ熱伝達流体を運ぶ螺旋状の壁2
0で分離された図3に示す複数の個々の溝18を含んでもよい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0017】 図2を参照すると、中空の通路24は、伝熱ローラ10の中心軸線に沿って延
び、矢印で示されるように通路24に流体を供給する熱伝達流体のための流入口
溝26と1つの端部で連絡する。図示の好ましい実施形態において、通路24は
、最初、ローラの中心を通って第2端部22からローラの第1端部21に流体を
運ぶ。ローラの第1端部21における第1円盤型チャンバ28は、内側ローラ壁
30、第1のロールジャーナル32、及び、円筒形環状部16の間に形成される
。流体流入口チャンバである第1円盤型チャンバ28は、円筒形の流体入口スロ
ット34(図2)、又は、内側円筒形シェル14に形成される複数のより小さい
個々の流体入口開口部35(図1)を通って、通路24から環状部16に熱伝達
流体を運ぶ。流入口チャンバ28からの熱伝達流体は、ローラ10が、時には高
速で、回転する時、環状部16内に入って通過し、それにより、熱伝達流体は、
外側円筒形シェル12を加熱(又は、冷却)して、次に、熱又は冷却を基面に伝
導及び伝達する。図示されている好ましい実施形態において、熱伝達流体は、溝
18を通って螺旋状流れ模様で環状部16の周りを循環状部する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0018】 熱伝達流体は、次に、内側シェル14の円筒形流体出口スリット36(又は、
複数のより小さい開口部35)を通って環状部16を出て、内側ローラ壁40、
第2のロールジャーナル42、及び、円筒形環状部16の間で形成される第2の
円盤型チャンバ38に入る。流体流出口チャンバである第2円盤型チャンバ38
は、使われた熱伝達流体を第2のロールジャーナル42と円筒形流入口溝26の
壁との間に形成される円筒形出口溝44に運ぶ。出口溝44は、流入口溝26を
通る更なる使用のために必要に応じて流体を加熱又は冷却する加熱又は冷却手段
(図示しない)へ流体を運ぶ。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0019】 図1を参照すると、少なくとも1つの端部チャンバ28又は38(好ましくは
、両方の端部チャンバ)には、通路24及び環状部16の間に複数の溝46が設
けられる。各溝46は、内側シェル14及び環状部16に近い方のより幅広い端
部、及び、通路24に近い方のより狭い端部を有する。溝46の目的は、熱伝達
流体がローラの回転によって端部チャンバ内、特に流入口チャンバ28内におい
て角度的又は螺旋状流れ模様を持つことを実質的に防止することである。端部チ
ャンバ(特に、流入口チャンバ28)での角度的流れ模様は、流体圧力の増加を
引き起こし、一般の定圧流体ポンプにより供給される流体容積を減少させる。角
度的又は螺旋状流体流れの傾向は、ローラ速度と共に増加し、更なる圧力増加及
び更なる流体容積減少を引き起こす。端部チャンバ内の角度的又は螺旋状流れを
十分に減少させることにより、より高いローラ速度における流体容積(及び、熱
伝達)の降下が十分に減少する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0020】 溝46はまた、円筒形スロット34内へ入って環状部16(図2)に入る、又
は、多数のより小さい開口部35に入って環状部16(図1)に入る、実質的に
均一で一様な流体放出を促進するように設計されている。このことは、環状部に
近づく方のより広い端部、及び、通路24に近づく方のより狭い端部を持つ溝(
46)を設けることにより一部達成される。この形態は、溝が両端においてすぐ
隣に近接するか又は互いに非常に接近することを可能にし、溝により占有されな
い空間の量を最小にする。環状部に近い方の隣接する溝の間の距離を最小にする
ことにより、環状部の円周の周りの実質的に一様な流体放出が維持される。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0021】 好ましい実施形態において、隣接する溝46は、通路24に近い溝の内側端部
50と環状部16に近い溝の外側端部52との間の厚みを増加させない比較的薄
い壁48で分離される。例えば、壁48の外側端部52は、円であり得る想像線
によって結合してもよい。端部52を結合する想像線は、溝46により少なくと
も70%占有され、溝間の壁48により30%を越えずに占有される必要がある
。好ましくは、想像線(図1において内側シェル14の内面により形成される)
は、溝46により少なくとも80%、及び、壁48により20%を越えずに占有
され、更に好ましくは、溝46により少なくとも90%、及び、薄い壁48によ
り10%を越えずに占有されることになる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0022】 図1に示す好ましい実施形態では、壁48は、円盤型端部チャンバにおいて、
通路24の近くの第1端部50から内側シェル35と接触して環状部に接近する
第2の端部52まで半径方向外方に延びる。壁48及び溝46は、複数の留め具
56で端部チャンバの内壁に装着される裏板54を有する単体のバッフル・アセ
ンブリの形で設けることができる。壁48は、裏板54に装着されるバッフルに
より与えられ、端部チャンバへの容易な挿入、取り外し、及び、交換が可能な単
体アセンブリを準備する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 サヨヴィッツ ジョン ジョセフ アメリカ合衆国 ジョージア州 30068 マリエッタ トリニティー コート ノー スイースト 4687 Fターム(参考) 3J103 AA02 AA22 AA24 AA25 AA35 AA47 AA81 BA09 BA24 CA62 FA01 GA26

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側シェル、内側シェル、及び、前記外側及び内側シェルの
    間の環状部と、 前記環状部と流体連絡する少なくとも流入口端部チャンバと、 前記環状部と連絡するローラジャーナルと、 前記流入口端部チャンバにあって、前記ローラジャーナルに近い方に第1の端
    部及び前記環状部に近い方に第2の端部を各々が有する複数の流入口溝と、 を含み、 各流入口溝の前記第2の端部は、前記流入口溝の前記第1の端部よりも幅が広
    い、 ことを特徴とする伝熱ローラ。
  2. 【請求項2】 前記環状部と流体連絡する流出口端部チャンバと、 前記流出口端部チャンバにあって、前記環状部に近い方に第1の端部、及び、
    第2の端部を各々が有する複数の流出口溝と、 を更に含み、 各流出口溝の前記第1の端部は、前記流出口溝の前記第2の端部よりも幅が広
    い、 ことを特徴とする請求項1に記載の伝熱ローラ。
  3. 【請求項3】 前記流入口端部チャンバは、前記流入口溝を形成する複数の
    半径方向に延びる壁を含むことを特徴とする請求項1に記載の伝熱ローラ。
  4. 【請求項4】 前記流入口端部チャンバは、前記流入口溝を形成する複数の
    バッフルを有するインサートを含むことを特徴とする請求項1に記載の伝熱ロー
    ラ。
  5. 【請求項5】 前記流入口端部チャンバは、少なくとも約10個の前記流入
    口溝を含むことを特徴とする請求項1に記載の伝熱ローラ。
  6. 【請求項6】 前記流入口端部チャンバは、少なくとも約20個の前記流入
    口溝を含むことを特徴とする請求項1に記載の伝熱ローラ。
  7. 【請求項7】 前記流入口端部チャンバは、少なくとも約30個の前記流入
    口溝を含むことを特徴とする請求項1に記載の伝熱ローラ。
  8. 【請求項8】 前記流出口端部チャンバは、複数の半径方向に延びる壁を含
    むことを特徴とする請求項2に記載の伝熱ローラ。
  9. 【請求項9】 前記流出口端部チャンバは、複数のバッフルを有するインサ
    ートを含むことを特徴とする請求項2に記載の伝熱ローラ。
  10. 【請求項10】 前記流出口端部チャンバは、少なくとも約10個の前記流
    出口溝を含むことを特徴とする請求項2に記載の伝熱ローラ。
  11. 【請求項11】 前記流出口端部チャンバは、少なくとも約20個の前記流
    出口溝を含むことを特徴とする請求項2に記載の伝熱ローラ。
  12. 【請求項12】 前記流出口端部チャンバは、少なくとも約30個の前記流
    出口溝を含むことを特徴とする請求項2に記載の伝熱ローラ。
  13. 【請求項13】 前記環状部は、少なくとも1つの螺旋状の溝を含むことを
    特徴とする請求項1に記載の伝熱ローラ。
  14. 【請求項14】 外側シェル、内側シェル、及び、前記外側及び内側シェル
    の間の環状部と、 前記環状部と連絡する流入口端部チャンバと、 前記流入口端部チャンバと連絡するローラジャーナルと、 前記流入口端部チャンバにあって、前記環状部に近い方により幅広い端部及び
    前記環状部から更に離れる方により狭い端部を各々が有する複数の流入口溝と、 前記環状部と連絡する流出口端部チャンバと、 前記流出口端部チャンバにあって、前記環状部に近い方により幅広い端部及び
    前記環状部から更に離れる方により狭い端部を各々が有する複数の流出口溝と、
    を含むことを特徴とする伝熱ローラ。
  15. 【請求項15】 各端部チャンバに少なくとも10個の前記溝を含むことを
    特徴とする請求項14に記載の伝熱ローラ。
  16. 【請求項16】 各端部チャンバに少なくとも20個の前記溝を含むことを
    特徴とする請求項14に記載の伝熱ローラ。
  17. 【請求項17】 各端部チャンバに少なくとも30個の前記溝を含むことを
    特徴とする請求項14に記載の伝熱ローラ。
  18. 【請求項18】 各端部チャンバに前記溝を形成する半径方向に延びる壁を
    含むことを特徴とする請求項14に記載の伝熱ローラ。
  19. 【請求項19】 各端部チャンバに前記溝を形成するバッフル・インサート
    を含むことを特徴とする請求項14に記載の伝熱ローラ。
  20. 【請求項20】 ローラジャーナルと連絡する流入口端部チャンバと、 前記流入口端部チャンバと連絡する環状部と、 前記流入口端部チャンバにあって、前記環状部に近い方により幅広い端部、及
    び、より狭い端部を各々が有し、その隣接するものが実質的に均一な厚さを有す
    る壁により分離される、複数の流入口溝と、 を含むことを特徴とする伝熱ローラ。
  21. 【請求項21】 前記環状部と連絡する流出口端部チャンバと、 前記流出口端部チャンバにあって、前記環状部に近い方により幅広い端部、及
    び、より狭い端部を各々が有する複数の流出口溝と、 を更に含むことを特徴とする請求項20の記載の伝熱ローラ。
  22. 【請求項22】 請求項20に記載の前記伝熱ローラ、及び、第2のローラ
    を含むことを特徴とするローラ・アセンブリ。
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