JP2002535529A - 揺動ピストン機関 - Google Patents

揺動ピストン機関

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JP2002535529A JP2000593837A JP2000593837A JP2002535529A JP 2002535529 A JP2002535529 A JP 2002535529A JP 2000593837 A JP2000593837 A JP 2000593837A JP 2000593837 A JP2000593837 A JP 2000593837A JP 2002535529 A JP2002535529 A JP 2002535529A
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oscillating
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ヒュットリン ヘルベルト
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ヒュットリン ヘルベルト
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    • F01C1/30Rotary-piston machines or engines having the characteristics covered by two or more groups F01C1/02, F01C1/08, F01C1/22, F01C1/24 or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members
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Abstract

(57)【要約】 揺動ピストン機関(10)がハウジング(12)を有し、このハウジング内に、2腕レバーとして構成される複数のピストンがハウジング中心軸線(36)に平行な各1つの揺動軸線の周りで揺動可能に配置されて、公転方向で一緒に移動可能である。ピストンがハウジング内壁(14)とは反対の側に走行面(52、56)を有し、ピストンがハウジング(12)内で公転するとき中心でハウジングに固定されたカム部材(48)の少なくとも1つの制御カムに沿って走行面が案内されて公転時にピストンの揺動運動を制御するようになっている。制御カムは内輪郭(50、54)としてカム部材(48)に形成されており、この内輪郭に沿ってピストンが走行面(52、56)を介して遠心力側で支えられて案内されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハウジングを有し、このハウジング内に、2腕レバーとして構成さ
れる複数のピストンがハウジング中心軸線に平行な各1つの揺動軸線の周りで揺
動可能に配置されて、公転方向で一緒に移動可能であり、ピストンがハウジング
内壁とは反対の側に走行面を有し、ピストンがハウジング内で公転するとき中心
でハウジングに固定されたカム部材の少なくとも1つの制御カムに沿って走行面
が案内されて公転時にピストンの揺動運動を制御するようになった揺動ピストン
機関に関する。
【0002】
【従来の技術】
このような揺動ピストン機関がWO98/13583により公知であり、その
開示内容はこれによりはっきりと本願に含められる。
【0003】 揺動ピストン機関は、燃焼混合気の吸入、圧縮、点火(膨張)および排出の個
々の作業サイクルが2つの端位置の間での個々のピストンのシーソー状揺動運動
によって媒介される内燃エンジンの類に属する。
【0004】 公知の揺動ピストン機関はハウジング内の中心に、ハウジングに固定されたカ
ム部材を有し、このカム部材は制御カムとして構成される外輪郭を有する。ピス
トンはハウジング内壁とは逆の側に、すなわち中心カム部材に向き合う側に、走
行面を有し、ピストンがハウジング内で公転するとき走行面はカム部材の外輪郭
に沿って、カム部材に絶えず接触しながら案内される。ピストンがハウジング内
で公転するときピストンの揺動運動はピストンの走行面がカム部材の外輪郭に沿
って案内されることによって、各隣接ピストンの噛合係合と協動して制御され
る。
【0005】 公知の揺動ピストン機関は、走行特性に関して特別好ましいことを実証したの
ではあるが、耐摩耗性や機能信頼性に関して特に長期運転時および高出力運転時
なお改良の余地がある。
【0006】 つまり公知の揺動ピストン機関の運動学を計算して明らかとなったように、揺
動ピストンの遠心力は完全な1公転にわたって見て瞬時回転位置に依存して極小
と極大との間でさまざまな値となる。これは、個々のピストンの揺動軸線の中心
を基準に揺動ピストンの質量位置が非対称であることによって説明することがで
きる。遠心力極小と遠心力極大との差は回転数が高い場合1000N超の範囲内
のことがある。
【0007】 最大遠心力は各ピストンのもとで、ピストンがいわゆる上死点(OT)位置
(12時位置)もしくは下死点(UT)位置(6時位置)にあるときに現れる。
OT位置にあるピストンの前側レバーアームに作用する最大遠心力はこのレバー
アームを外方にハウジング内壁へと加圧し、カム部材の方を向いて同じピストン
の後側レバーアームに作用する同じ強さの力を生成する。この後側レバーアーム
は後続の後側ピストンの前側レバーアームと噛合係合しているので、前側ピスト
ンの後側レバーアームは後続ピストンの前側レバーアームを、従ってこれに設け
られている走行面を、一層強い力でカム部材に押付ける。というのも、引き入れ
られた9時位置もしくは3時位置にちょうどある後側ピストンの前側レバーアー
ムにはまさに遠心力極小のみが作用し、この最小遠心力はOT位置における遠心
力に起因した加圧力を補償しないからである。その結果、9時位置における後側
ピストンの走行面、もしくは3時位置におけるピストンの走行面はごく強い力で
カム部材に押付けられ、これにより走行面もカム部材も過度に負荷されることに
なる。
【0008】 そのことから、長期運転時、特に遠心力が大きい高回転数のとき、これらの部
品の摩耗が強まりまたは破損することさえある。
【0009】 上記のことから明らかとなるように、対抗して働く力を吸収しなければならな
い噛合係合の歯はなお一層強い力で負荷されてさえいる。
【0010】 さらに、DE−OS−1551101により公知の遠心ピストンエンジンは相
互に離間したほぼ三角形形状の6つのピストンを有し、これらのピストンはエン
ジンハウジング内で公転時に、発生する遠心力によってハウジング内壁に押付け
られるように、旋回可能に円形駆動輪で支承されている。個々のピストンの揺動
運動の制御はハウジング内壁の特殊なトロコイド状構成によって引き起こされ
る。さらに、外輪郭を有する2つの定置案内カムがハウジング内に配置されてい
る。案内カムは、遠心力が小さいエンジン低回転数のとき、ピストンがハウジン
グ内壁に押付けられてエンジンの機能性が低回転数時に維持されるように保証す
る。しかしこの遠心ピストンエンジンはハウジング内壁を特殊な非円形輪郭とす
る必要があることからしてすでに不利である。
【0011】 さらにDE−OS−1526408により、閉連鎖を形成する公転するピスト
ンを備えた内燃エンジンが公知である。ピストンは非円形のほぼ卵形の円筒外被
と一緒に可変容積の密閉公転動作室を形成する。ピストンによって形成される多
角形リンクは五角形または多角形であり、正五角形が最も有利であると見做され
る。ピストン運動の制御用に2つの副回転子が設けられており、副回転子が5つ
のセグメントからなり、これらのセグメントがボルトによって関節式に結合され
ている。ボルトでローラが支承されており、これらのローラは軌道を介して転動
して回転子の運動を制御し、また他のボルトによってピストンの運動も制御す
る。揺動ピストン機関のこの構成は比較的支出を要する。この構成の他の欠点は
ハウジング内壁の非円形構成と、ピストンの揺動運動を制御するために両方の副
回転子を形成するセグメントの関節式結合にある。
【0012】 US3642391により、ピストンが対で互いに関節式に結合された他の揺
動ピストン機関が公知である。この揺動ピストン機関のハウジング内壁は円形で
はなく、ほぼ楕円形に形成されている。ピストンの揺動運動がカム部材によって
制御され、ピストンがローラでカム部材を走行する。この揺動ピストン機関でも
ハウジング内壁の非円形輪郭化が欠点である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明の課題は、発明の属する技術分野に指摘した種類の揺動ピスト
ン機関を改良して前記欠点が防止されるようにすることである。揺動ピストン機
関が耐摩耗性と機能信頼性とに関してさらに改良する。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この課題は、発明の属する技術分野に指摘した種類の揺動ピストン機関におい
て本発明によれば、制御カムが内輪郭としてカム部材に形成されており、この内
輪郭に沿ってピストンが走行面を介して遠心力側で支えられて案内されているこ
とによって解決される。
【0015】 本発明の解決手段を例示すると、各請求項に記載の揺動ピストン機関である。
【0016】
【発明の実施の形態】
従って本発明による揺動ピストン機関は、公転時に個々のピストンの揺動運動
が、ハウジングに固定された中心カム部材によって制御されるとのことから引き
続き出発する。これは、公知の揺動ピストン機関において公知の遠心ピストン内
燃エンジンに比べて有利であると実証されたことである。しかし本発明による揺
動ピストン機関では、ピストンの走行面がそれに沿って案内される内輪郭として
構成される制御カムの態様で、ピストンのピストン半部もしくはレバーアームの
遠心力を吸収するための措置が講じられている。内輪郭として構成される制御カ
ムが遠心力を吸収することによって、遠心力、特にOT位置で現れる最大遠心力
が噛合係合を介して各前側および各後側ピストンの単数もしくは複数の走行面と
カム部材とに伝達されることは防止される。走行面およびカム部材の過負荷はこ
うして防止される。カム部材を本発明によって構成することで得られる他の利点
は、そのようなものが存在する場合隣接ピストン間の噛合係合の領域でも諸力が
やはり有利なことに低減することにある。
【0017】 本発明の根底にある課題がこうして完全に解決される。
【0018】 特別好ましい1構成では、カム部材が、制御カムとして形成される他の外輪郭
を有し、この外輪郭に沿ってピストンの同じ走行面が、またはやはりハウジング
内壁とは逆の側でピストンに配置された他の走行面が、ハウジング軸線に向って
支えられて案内されている。
【0019】 この措置では各ピストンが有利なことに、それ自体公知の外輪郭に沿って“外
部案内”を受けるとともに、付加的にカム部材の内輪郭に沿って“内部案内”も
受ける。内部案内と外部案内とのこのような組合せはハウジング内で公転時にピ
ストン揺動運動の運動学的に厳密で同時に動的に好ましい制御を可能とし、外輪
郭で案内される走行面が9時位置と3時位置のとき公知の揺動ピストン機関とは
異なり除圧されているという顕著な利点が達成される。内部案内と外部案内とを
組合せる他の利点は、各隣接ピストンの噛合係合時にピストンには実質的に制御
機能が帰属せず、噛合係合が密封機能を果たすだけであることにある。そのこと
から、歯に代えて平滑な転動面の態様に噛合係合を構成することが可能となり、
または、好ましい1構成で予定されているように噛合係合をまったく省くことさ
え可能となる。
【0020】 他の好ましい1構成では、外輪郭と内輪郭が互いに平行曲線で延びている。
【0021】 この構成では内輪郭と外輪郭が互いに実質的に相補的な曲線勾配を有する。従
って各ピストンは遠心力でも求心力でもレール上のように案内されている。外輪
郭と平行曲線に実施された内輪郭は、WO98/13583により公知の定評あ
る揺動ピストン機関を本願に従って変更することが簡単な手段で可能となる利点
を有する。例えばピストン幾何学とカム部材の外輪郭幾何学は実質的にそのまま
引き継ぐことができ、その場合ピストン用内部案内面をカム部材に設けねばなら
ないだけである。
【0022】 他の好ましい1構成では、内輪郭が公転方向で連続して形成されている。
【0023】 この場合有利なことに各ピストンは完全な1公転にわたって遠心力側で、すな
わち遠心力で支えられ、各ピストン回転位置において遠心力が吸収され、これに
より各回転位置において圧力負荷が減少する。
【0024】 しかし選択的に、内輪郭および外輪郭の1構成において、内輪郭が公転方向で
単数または複数の周面部分領域にわたってのみ延びていることも好ましい。
【0025】 これにより、揺動ピストン機関の一層単純な構成を達成することができ、この
場合、内輪郭が上死点および下死点の領域内、例えば10時から2時までと4時
から8時までの領域内を延びていると有利である。
【0026】 他の好ましい1構成では、カム部材が外輪郭と少なくとも一方の内輪郭とを一
体な構成で有する。
【0027】 この構成ではカム部材を全体として一体に作製することができ、これにより、
製造支出と設計に組み入れられる部品の点数を減らすことができる。公知の揺動
ピストン機関のカム部材から出発して、本発明により設けられる内輪郭はカム部
材の製造時に一体に形成することができる。外輪郭と内輪郭とを一体に構成する
他の利点は、揺動ピストン機関の動作中両者の固定位置での配向が持続的に保証
されていることにある。
【0028】 しかし選択的に、カム部材が多部品で構成されており、少なくとも第1部品
が、外輪郭として構成される制御カムを有し、少なくとも第2部品が、内輪郭と
して構成される少なくとも一方の制御カムを有し、これらの部品が互いに強固に
結合されていることも好ましい。
【0029】 この構成は、ピストンの走行面をカム部材と組立てるとき組立が一層容易なの
で有利であると実証する。その際内輪郭は環状フランジ上に形成しておくことが
でき、ピストンの挿入後、環状フランジは外輪郭を有する残りのカム部材に取付
けられる。
【0030】 他の好ましい1構成では、カム部材のポケット状フランジの内面に内輪郭が形
成されている。
【0031】 この措置は製造技術上も組立技術上も特別有利である。カム部材が内輪郭も外
輪郭も有すると、単数または複数のフランジはカム部材の、外輪郭を有する残り
の部品と一体に構成しておくことができ、または別の環状フランジとして構成し
ておくことができる。後者の場合環状フランジはカム部材の、外輪郭を有する残
りの部品に形状結合され、例えばほぞ継ぎされる。ポケット状フランジは、内輪
郭で案内するために設けられた走行面のほぼ逆L字形庇部を形成する。
【0032】 他の好ましい1構成では、カム部材がピストンの両方の軸方向末端の領域にそ
れぞれ軸方向で限定されて内輪郭を有する。
【0033】 従ってこの構成では各ピストンがその両方の軸方向末端を遠心力側で案内され
ている。各ピストンの軸方向中心領域は、それが予定されている場合走行面を有
することができ、これらの走行面は半径方向内側で支えられて外輪郭で案内され
る。
【0034】 カム部材が内輪郭も外輪郭も有する場合、さらに、各ピストンが少なくとも2
つの走行面を有し、そのうち少なくとも一方の走行面が内輪郭で案内され、少な
くとも1つの他の走行面が外輪郭で案内されているのが好ましい。
【0035】 この構成は有利なことに走行輪によって走行面を実現することを可能とし、そ
の場合、内輪郭に沿って案内される少なくとも一方の走行輪は内輪郭を自由に転
動することができ、外輪郭で案内される少なくとも一方の走行輪は外輪郭をやは
り自由に転動することができる。
【0036】 他の好ましい1構成では、走行面が、回転可能にピストンに固着された走行輪
の表面である。
【0037】 走行輪は、ごく僅かな摩擦でカム部材の内輪郭もしくは外輪郭に沿って案内さ
れる利点を有する。走行面の潤滑要請はピストンに固定された滑りシューとは異
なり本質的に低減することができる。
【0038】 他の好ましい1構成では、ピストンがそれぞれ対で互いに噛合係合している。
【0039】 この措置は、ピストンが外輪郭に沿って案内されるのでなく、内輪郭に沿って
のみ案内されているとき有利であり、この場合噛合係合はピストンの往復揺動運
動用に付加的制御機能を引き受けることができる。
【0040】 他の好ましい1構成では、ピストンがそれぞれ対で、歯なし湾曲転動面を介し
て互いに噛合係合している。
【0041】 すでに先に触れたように、内輪郭に沿ってピストンが本発明によって案内され
ることによって、またなお一層強くは外輪郭に沿ってピストンが付加的に案内さ
れるとき、隣接するピストンの噛合係合の領域内で諸力が低減され、噛合係合に
は主としてなお密封機能が帰属する。従って噛合係合は、製造技術上歯よりも簡
単に製造することのできる平滑な転動面によって実現することもできる。
【0042】 各隣接ピストンの噛合係合の代わりに、ピストンが、周方向に見てそれぞれ対
で各1つの分離要素によって離間されており、分離要素がピストンと一緒にハウ
ジング内を公転することも同様に好ましい。
【0043】 この構成は、個々のピストンの揺動運動がカム部材の内側外部ガイドを介して
も外側内部ガイドでも実行される場合特に、有利な形で可能となる。この場合個
々のピストンは噛合係合がもはや存在しないので相互にまったく独立しており、
利点としてピストンと分離要素との当接部に設計上簡単な仕方で従来のシールを
使用することができる。
【0044】 その際さらに、各分離要素が2つの滑り面を有し、各分離要素に隣接する両方
の各相応のピストンのピストン鈍端面がピストンの揺動運動時に滑り面に沿って
往復滑動するのが好ましい。
【0045】 従って分離要素は好ましくはピストンの揺動運動に関して位置を固定されてお
り、ピストンとともにハウジング内を公転方向に公転するだけである。分離要素
はピストンと一緒に動く2つの環状体の間で揺動ピストン機関の各正面側末端に
強固に装着しておくことができる。
【0046】 その際さらに、ピストンのピストン鈍端面と、分離要素の滑り面が、互いに相
補的に湾曲構成されているのが好ましい。
【0047】 ピストンのピストン鈍端面は例えば凸面に、そして分離要素の滑り面は凹面
に、またはその逆に、形成しておくことができる。互いに滑動するピストン鈍端
面および滑り面のこのような湾曲造形は個々のピストンの往復揺動運動に最適に
適合されている。ピストン鈍端面および滑り面の相補的造形はさらに、分離要素
が軸方向で揺動ピストン機関のハウジングの内部空間の全長にわたって延びてい
るとき、ピストンの揺動行程全体にわたって揺動ピストン機関の油室に対して動
作室の最適密封を可能とする。
【0048】 このため好ましくは、分離要素の各滑り面内にそれぞれ少なくとも1つのシー
ルが配置されている。
【0049】 このようなシールは、相応のシールリップがピストンケージの正面側環状面で
揺動ピストン機関の縦中心線の最も近くに配置されているのと同じ個所に配置さ
れるシールリップの態様で設けておくことができる。
【0050】 しかし分離要素内にシールを配置することは強制的なものではなく、分離要素
内に設ける代わりにピストンのピストン鈍端面内にシールを配置しておくことも
できる。
【0051】 他の好ましい1構成では、ハウジング内壁に近い方の火炎シールとカム部材に
近い方の油シールが分離要素の各滑り面内に配置されている。
【0052】 火炎シールは燃焼過程の起きる動作室を気密に密封し、揺動ピストン機関内の
中心に配置される油室は油シールを介して動作室に対して付加的に密封される。
【0053】 他の好ましい1構成では、揺動ピストン機関が軸方向で複数の室を有し、各室
内に1組のピストンが配置されており、組のピストンが室から室へと公転方向で
相互にずらして配置されている。
【0054】 公知の揺動ピストン機関は軸方向で単室系として構成されているのに対して、
多室構成の場合に得られる利点として、ピストンのトルク有効面を軸方向で相応
に小さく構成することができるので、ピストンからカム部材に導入されるトルク
は室の数に応じて半分、3分の1またはそれ以上に分割することができる。1つ
の室から次の室へとピストン組をずらすことによって、中央のカム部材へのトル
ク導入は周方向で一層均一に分配される。これにより揺動ピストン機関の円滑な
動作が有利なことに高めることができ、またすべての室内に連続して一体に構成
しまたは多部分で構成しておくこともできるカム部材の負荷はなお一層低減する
ことができる。
【0055】 その他の利点は以下の説明と添付図面から明らかとなる。
【0056】 前記特徴および以下になお説明する特徴はその都度記載した組合せにおいてだ
けでなく、本発明の枠から逸脱することなく他の組合せや単独でも勿論応用可能
である。
【0057】 本発明の1実施例が図面に示してあり、以下これを参考に詳しく説明される。
【0058】
【実施例】
全体に符号10とされた揺動ピストン機関が図1〜図3に示してある。揺動ピ
ストン機関10は例えば自動車内で内燃エンジンとして使用される。
【0059】 揺動ピストン機関10が周面側にハウジング12を有し、このハウジングが揺
動ピストン機関10を外側で密封する。ハウジング12は実質円筒形に、すなわ
ち横断面で円形に構成されており、揺動ピストン機関10の軸方向全長にわたっ
て延びている。ハウジング内壁14は横断面において軸方向で連続的に円形に構
成されている。
【0060】 ハウジング12はさらに、図1から明らかとなるように、個々のハウジング切
片で構成され、つまり円筒形ハウジング切片16、18とハウジング正面切片2
0、22とで構成されており、これらの切片はそれぞれ好適な仕方で互いに密に
結合され、例えばほぞ継ぎおよび/またはねじ止めされている。ハウジング12
を個々のハウジング切片で構成することによって、揺動ピストン機関10の組立
は著しく容易となり、多室系の場合モジュール構造様式を可能とする。
【0061】 軸方向で揺動ピストン機関10は2つの室24、26に仕切られている。
【0062】 室24、26のそれぞれのなかに各1組のピストンが配置されており、室24
の横断面図である図2が室24のピストン28a〜28dを示す。従って、両方
の室24、26内にそれぞれ4つのピストン28a〜28dが配置されている。
ピストンは室26の詳しくは図示しないピストンと同一に構成されており、以下
では室24とそのなかに配置されるピストン28a〜28dのみが詳しく説明さ
れる。
【0063】 室26のピストンは確かに室24のピストン28a〜28dと同一に構成され
ているのではあるが、しかし室26のピストンは室24のピストン28a〜28
dに対して約45°、周方向に見てずらして配置されている。
【0064】 ピストン28a〜28dはそれぞれ2腕レバーとして構成されている。すなわ
ち、ピストン28a〜28dはそれぞれに揺動軸線34を基準に第1レバーアー
ム30と第2レバーアーム32を有し、これらのレバーアームがピストン28a
について図2に例示的に示してある。従ってピストン28a〜28dのそれぞれ
に揺動軸線34が割当てられている。揺動軸線34は円上にあり、相互に等距離
で離間している。
【0065】 4つの揺動軸線34はそれぞれ軸方向でハウジング中心軸線36と平行に延び
ている。ピストン28a〜28dはそれぞれ各揺動軸線34の周りで2つの端位
置の間を往復揺動可能であり、第1端位置のとき各レバーアーム30はその外面
がハウジング内壁14に当接し、第2端位置では各レバーアーム32の外面がハ
ウジング内壁14に当接する。
【0066】 このため各レバーアーム28a〜28dは軸方向に延びる各1つの軸棒38の
周りを揺動可能に支承されており、軸棒自体は揺動不可能である。各軸棒38が
個々のピストン28a〜28dの各揺動軸線34を形成する。
【0067】 ピストン28a〜28dはさらにそれぞれ対で互いに噛合係合している。この
ためピストン28a〜28dはそれぞれ周方向両端に歯40を有し、歯は交互に
互いに噛合う。従って、例えばピストン28aはピストン28bともピストン2
8dとも噛合係合している。歯40によって形成される噛合係合は密であり、ハ
ウジング内壁14とピストン28a〜28dのハウジング内壁14に向き合う外
面との間に形成される動作室42は噛合係合によって完全に密封されている。
【0068】 歯40を介して行う代わりに、個々のピストン28a〜28dは図2に破線で
示した凸面湾曲転動面44を介して互いに噛合係合させることもでき、その場
合、やはり動作室42の完全密封を保証するために隣接転動面44はピストン2
8a〜28dの各揺動位置において互いに当接して密封する。
【0069】 ピストン28a〜28dはさらにハウジング12内でハウジング中心軸線36
の周りを公転方向46に一緒に公転する。一緒に公転する軸棒38はハウジング
内壁14に対して遠心力シール47によって密封されている。この点はWO98
/13583に詳しく述べられており、詳細な説明についてはこれを参照するよ
うに指示する。
【0070】 従って、それぞれ2つの隣接する軸棒38、ハウジング内壁の対応する部分、
2つの隣接するレバーアーム32、30’の間にそれぞれ1つの動作室42が形
成され、従って4つのピストン28a〜28dを有する図示実施例の場合公転方
向46で4つの動作室42が形成されて相互に密封されている。動作室42の容
積はピストン28a〜28dの公転時ピストン28a〜28dの往復揺動運動に
応じて変化して吸入、圧縮、点火(膨張)および吐出しのさまざまな動作サイク
ルを可能とする。
【0071】 ハウジング12内の中心にカム部材48が配置されており、このカム部材は室
24と室26とに挿通されている。カム部材48はピストン28a〜28dとは
異なりハウジングに固定して構成されている。
【0072】 カム部材48は制御カムとして構成される少なくとも1つの内輪郭50を有す
る(図3参照)。
【0073】 ピストン28a〜28dはハウジング内壁14から離れた方の側、もしくはカ
ム部材48に向き合う側に走行面52を有し、ピストン28a〜28dがハウジ
ング12内で公転するとき走行面は制御カムとして構成される内輪郭50に沿っ
て案内される。これによりピストン28a〜28dはカム部材48に沿って遠心
力側で支えられて案内される。
【0074】 内輪郭50はピストン28a〜28dの軸方向末端の領域内でカム部材48に
配置されている。
【0075】 曲線勾配に関して内輪郭50と同一の、制御カムとして構成される第2内輪郭
52は、ピストン28a〜28dの反対側軸方向末端の領域内でカム部材48に
配置されている。この末端にピストン28a〜28dは各1つの他の走行面54
を有し、この走行面は各ピストン28a〜28dの公転時カム部材48の内輪郭
52に沿って案内される。
【0076】 室26内にカム部材48は内輪郭50、52に一致したやはり制御カムとして
構成される内輪郭56、58を有し、これらの内輪郭は、室26内に配置される
ピストンの詳しくは図示しない相応の走行面を遠心力側で支えて案内するのに役
立つ。
【0077】 内輪郭50、52の間、もしくは内輪郭56、58の間の領域にカム部材48
はさらに制御カムとして構成される外輪郭を有する。外輪郭62は軸方向で内輪
郭50、54、58、60の領域内にまで延び、または内輪郭50、54もしく
は58、60の間の軸方向中心ですでに成端している。
【0078】 ピストン28a〜28dはそれぞれ少なくとも1つの他の走行面64を有し、
ピストン28a〜28dがハウジング12内で公転するときこの走行面はカム部
材48の外輪郭62に沿って案内され、これによりピストン28a〜28dはそ
れぞれ半径方向内側でハウジング中心軸線36の方で支えられている。
【0079】 この実施例では各ピストン28a〜28dが3つの走行面64を有し、走行面
は軸方向で相互に離間し、カム部材48の外輪郭62に沿って一緒に案内されて
いる。
【0080】 カム部材48の内輪郭50、54、58、60は、ポケットを形成するフラン
ジ66、68、70もしくは72の内面にそれぞれ形成されている。
【0081】 フランジ68、70はその半径方向内面に内輪郭54、58を形成し、カム部
材48の残部と一体に形成されている。それに対してフランジ66、72は環状
フランジ74もしくは76に形成されており、環状フランジはカム部材48の残
部に形状結合され、これに強固にほぞ継ぎされている。環状フランジ74、76
はさらにその軸方向外面で形状結合式にハウジング正面切片22もしくはハウジ
ング正面切片20に、ハウジングに固定して結合されており、環状フランジ7
4、76はカム部材48の残部とでハウジング固定配置を形成する。
【0082】 外輪郭62に沿って案内された走行面64と、内輪郭50もしくは54に沿っ
て案内された走行面52、56は、回転可能にピストン28a〜28dで支承さ
れた走行輪78もしくは80のそれぞれ表面である。各ピストン28a〜28d
が2つずつ有する走行輪78は専ら内輪郭50もしくは54に当接し、各ピスト
ン28a〜28dが3つずつ有する走行輪80は専ら外輪郭62に当接する。
【0083】 走行面64はピストン28a〜28dの公転時外輪郭62に絶えず接触してい
る。走行面52、56はピストン28a〜28dの公転時内輪郭50もしくは5
4に絶えず接触している。
【0084】 図3を参考に触れておくなら、走行輪78の走行面52はカム部材48の外輪
郭62に接触するのでなく、これから僅かな遊隙で離間しており、走行輪78は
ピストン28a〜28dの公転時カム部材48の内輪郭50を自由に転動するこ
とができる。
【0085】 走行輪78もしくは80はこのため好ましくは共通のボルトで支承されてお
り、このボルトは軸方向で走行輪78もしくは80に挿通されている。走行輪7
8の走行面54もしくは52は、ピストン28a〜28dの公転中、内輪郭50
に絶えず接触しながら内輪郭50に沿って案内され、走行輪80の走行面64は
ピストン28a〜28dの公転時カム部材48の外輪郭62に絶えず接触しなが
ら外輪郭に沿って案内されている。
【0086】 図3から明らかとなるように、内輪郭50は周方向で全周にわたってカム部材
48を延びている。
【0087】 環状フランジ74、76と一緒にカム部材48は全体として多部品で構成され
ており、これにより揺動ピストン機関10の組立、一層正確にはピストン28a
〜28dを挿入してカム部材48と組立てることが容易となる。
【0088】 図2と図3に揺動ピストン機関10が動作位置で示してあり、この位置のとき
ピストン28aは、一層正確には公転方向46で前側のレバーアーム30は、上
死点(OT)にある。それに対して、ピストン28aに追走するピストン28
d、すなわちより正確にはその前側レバーアーム30’は、半径方向で最も内側
に引き入れられた位置にある。この位置において前側ピストン28aの前側レバ
ーアーム30に公転時、特に高回転数のとき、最大遠心力が働く。しかしこの最
大遠心力は、カム部材48の内輪郭50で案内される走行面52もしくは56を
介して内輪郭50によって吸収される。これにより、この強い遠心力は前側ピス
トン28aの後側レバーアーム32を介して後側ピストン28dの9時位置にあ
る前側レバーアーム30’には伝達されず、ピストン28dの走行面64’もし
くは複数の走行面64’がカム部材48に過度に押付けられることはない。同様
にこの遠心力は前側ピストン28bの後側レバーアーム32’には伝達されず、
従って3時位置にあるその前側レバーアーム30’’に加圧力として伝達される
こともなく、この走行面64’’も除圧されている。
【0089】 カム部材48はさらに軸方向に延びる穴82、84、86を有し、これらの穴
はピストン28a〜28dの走行面50、54もしくは64の油霧冷却もしくは
油潤滑、もしくは走行輪78、80の潤滑に役立つ。
【0090】 発明の属する技術分野ですでに触れたように、揺動ピストン機関10は軸方向
で多室系として、一層正確には図示実施例の場合2室系として、構成されてい
る。
【0091】 室26内に配置される、図面に詳しくは示していないピストンは、カム部材4
8に沿ったそれらの案内に関して、室24のピストン28a〜28dと同じ構成
を有する。
【0092】 室26のピストンはやはり軸棒で揺動可能に支承されており、そのうち図1で
は相向き合うピストンの2つの軸棒88もしくは90を見ることができる。軸棒
88、90と図面には見ることのできない他の2つの軸棒は、室24のピストン
28a〜28dを揺動可能に支承している軸棒38を基準に約45°ずらして配
置されている。
【0093】 室24の軸棒38と、軸棒88、90と、室26の他の2つの軸棒が、3つの
環状体92、94、96と一緒に、剛性円筒形ピストンケージを形成し、このピ
ストンケージは室24のピストン28a〜28dおよび室26のピストンと一緒
に公転する。室24の軸棒38が環状体92、94に強固に結合されている一
方、室26の軸棒88、90はすべて環状体94、96に強固に結合されてい
る。第1環状体92は回転可能であり、カム部材48の環状フランジ74で密封
支承されている。相応に第3環状体96は回転可能であり、カム部材48の環状
フランジ76で密封支承されている。中間の環状体94はカム部材48のフラン
ジ68、70の外面で回転可能に支承されている。
【0094】 第3環状体96がその軸方向外面にリングギヤ98を有し、このリングギヤが
外歯100を有し、この外歯が換え歯車102の対応する歯に噛合い、この換え
歯車がやはりリングギヤ106の対応する歯104に噛合い、このリングギヤは
相対回転しないように揺動ピストン機関10の出力軸108に結合されている。
従って第3環状体96がハウジング中心軸線36の周りを回転すると出力軸10
8の回転運動が生じ、この回転運動は次に、クラッチディスク110を介して、
揺動ピストン機関10が組み込まれている自動車駆動系統に伝達することができ
る。
【0095】 さらに揺動ピストン機関は各室24、26用にスパークプラグ112、114
と、各室24、26用に各1つの入口断面部116と各1つの出口断面部とを有
する。
【0096】 揺動ピストン機関の機能様式についてはここでWO98/13583を参照す
るように指示する。その図5に揺動ピストン機関10の個々の動作サイクルが示
してある。
【0097】 図1〜図3に示す揺動ピストン機関10に対して僅かに変更した実施例の揺動
ピストン機関10’が図4〜図6に示してあり、以下では図1〜図3に示す揺動
ピストン機関10との相違点のみ説明される。揺動ピストン機関10におけると
同じ特徴または匹敵する特徴には同じ符号が省略符を添えて付けてある。
【0098】 ここではっきりとは参考にしない揺動ピストン機関10’の特徴と諸機能は揺
動ピストン機関10のものと同一である。
【0099】 図1〜図3に示す揺動ピストン機関10ではピストン28a〜28dがそれぞ
れ対で互いに噛合係合しているのに対して、揺動ピストン機関10’のピストン
28a’〜28d’は周方向に見てそれぞれ対で各1つの分離要素140、14
2、144、146によって離間しており、分離要素140、142、144、
146はピストン28a’〜28d’とともにハウジング12’内を公転する。
【0100】 4つの分離要素140〜146は図4によれば室24’の軸方向全長にわたっ
て延びており、室26’内のピストン間の相応する分離要素はやはりこの室2
6’の軸方向全長にわたって延びている。
【0101】 分離要素140〜146は環状体94’、92’もしくは96’、94’の間
で挟持されており、これらの環状体に対して相対移動不可能である。
【0102】 ピストン28a’〜28d’が分離要素140〜146によって相互に離間し
ていることによって、ピストン28a’〜28d’は運動学的に相互に独立して
いる。これは、個々のピストン28a’〜28d’の往復揺動運動がカム部材4
8’に沿ったピストン28a’〜28d’の案内のみによって伝達されることを
意味する。
【0103】 分離要素140〜146は分離要素140で例示したように2つの滑り面14
8、150を有し、分離要素140に当接する各2つの相応するピストン28
a’もしくは28b’のピストン鈍端面152(ピストン28a’)、154
(ピストン28b’)はその揺動運動時に滑り面を往復滑動する。
【0104】 図5のaに分離要素140の一部が拡大図示されている。分離要素140の滑
り面148もしくは150にシールが、詳細にはハウジング内壁14’の近傍に
配置される火炎シール156もしくは158とカム部材48’の近傍に配置され
る2つの油シール160、162が、埋め込まれている。
【0105】 火炎シール156もしくは158は揺動ピストン機関10’の縦中心線に向っ
て動作室42’を気密に密封するのに対して、油シール160、162はハウジ
ング中心の油室を動作室42’に対して密封する。
【0106】 シール156〜162はやはり分離要素140〜146の軸方向全長にわたっ
て延びている。
【0107】 揺動ピストン機関10’を分離要素140〜146付きで構成することによっ
て、高い確実性でその密封効果を予め決定することのできるほぼ古典的ピストン
密封装置を設けることができる。
【0108】 図6によれば、火炎シール156、158もしくは油シール160、162は
分離要素140〜146内で、火炎シールおよび油シールが環状体92’、9
4’もしくは96’内に坐着されているのと同じ高さにあり、そのことが図6に
符号164で示唆されている。
【0109】 図4〜図6に示した実施例ではシールが分離要素140〜146自体内に配置
されているが、しかしシールは逆にピストン28a’〜28d’のピストン鈍端
面152もしくは154内に配置しておくこともできる。
【0110】 図5と図6からさらに明らかとなるように、分離要素140〜146の滑り面
148、150が凹状に湾曲させて構成されているのに対して、ピストン28
a’〜28d’のピストン鈍端面152、154はこれに対して相補的に湾曲さ
せて凸面に構成されている。これにより、ピストン28a’〜28d’のピスト
ン鈍端面152もしくは154はその往復揺動運動時分離要素140〜146の
滑り面148もしくは150の脇をつねにごく僅かな距離で通される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による揺動ピストン機関の第1実施例の縦断面図である。
【図2】 図1のII−II線に沿った揺動ピストン機関の横断面図である。
【図3】 図1のIII−III線に沿った揺動ピストン機関の横断面図である。
【図4】 第1実施例に対して僅かに変更された第2実施例の本発明による揺動ピストン
機関の縦断面図である。
【図5】 図4のV−V線に沿った揺動ピストン機関の横断面図である。とくに、aの図
は細部の拡大図である。
【図6】 図4のVI−VI線に沿った揺動ピストン機関の横断面図である。
【符号の説明】
10 揺動ピストン機関 12 ハウジング 14 ハウジング内壁 16、18 円筒形ハウジング切片 20、22 ハウジング正面切片 24、26 室 28a〜28d ピストン 30 第1レバーアーム 30’’ 前側レバーアーム 32 第2レバーアーム 32’ 後側レバーアーム 34 揺動軸線 36 ハウジング中心軸線 38 軸棒 40 歯 42 動作室 48 カム部材 50、52、54、56、58、60 内輪郭 62 外輪郭 64、64’ 走行面 66、68、70、72 フランジ 74、76 環状フランジ 78、80 走行輪 82、84、86 穴 88、90 軸棒 92、94、96 環状体 98、106 リングギヤ 100 外歯 102 歯車 108 出力軸 110 クラッチディスク 112、114 スパークプラグ 140、142、144、146 分離要素 148、150 滑り面 156、158 火炎シール 160、162 油シール
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年2月12日(2001.2.12)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング(12;12’)を有し、このハウジング内に、
    2腕レバーとして構成される複数のピストン(28a〜28d;28a’〜28
    d’)がハウジング中心軸線(36)に平行な各1つの揺動軸線(34)の周り
    で揺動可能に配置されて、公転方向(46)で一緒に移動可能であり、ピストン
    (28a〜28d;28a’〜28d’)がハウジング内壁(14;14’)と
    は反対の側に走行面(52、56)を有し、ピストン(28a〜28d)がハウ
    ジング(12)内で公転するとき中心でハウジングに固定されたカム部材(4
    8;48’)の少なくとも1つの制御カムに沿って走行面が案内されて公転時に
    ピストン(28a〜28d;28a’〜28d’)の揺動運動を制御するように
    なった揺動ピストン機関において、制御カムが内輪郭(50、54)としてカム
    部材(48;48’)に形成されており、この内輪郭に沿ってピストン(28a
    〜28d;28a’〜28d’)が走行面(52、56)を介して遠心力側で支
    えられて案内されていることを特徴とする揺動ピストン機関。
  2. 【請求項2】 カム部材(48;48’)が、制御カムとして形成される他
    の外輪郭(62)を有し、この外輪郭に沿ってピストン(28a〜28d;28
    a’〜28d’)の同じ走行面(52、56)が、またはやはりハウジング内壁
    (14;14’)とは逆の側でピストン(28a〜28d;28a’〜28
    d’)に配置された他の走行面(64)が、ハウジング軸線(36)に向って支
    えられて案内されていることを特徴とする、請求項1記載の揺動ピストン機関。
  3. 【請求項3】 外輪郭(62)と内輪郭(50、54、58、60)が互い
    に平行曲線で延びていることを特徴とする、請求項2記載の揺動ピストン機関。
  4. 【請求項4】 内輪郭(50、54)が公転方向(46)で連続して形成さ
    れていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項記載の揺動ピストン機
    関。
  5. 【請求項5】 内輪郭(50、54)が公転方向(46)で単数または複数
    の周面部分領域にわたってのみ延びていることを特徴とする、請求項2記載の、
    またはそれが請求項2に帰属する限りで請求項3記載の揺動ピストン機関。
  6. 【請求項6】 カム部材(48;48’)が外輪郭(62)と少なくとも一
    方の内輪郭(54)とを一体な構成で有することを特徴とする、請求項2記載
    の、またはそれらが請求項2に帰属する限りで請求項3〜5のいずれか1項記載
    の揺動ピストン機関。
  7. 【請求項7】 カム部材(48;48’)が多部品で構成されており、少な
    くとも第1部品が外輪郭(62)を有し、少なくとも第2部品が少なくとも一方
    の内輪郭(50)を有し、これらの部品が互いに強固に結合されていることを特
    徴とする、請求項2記載の、またはそれらが請求項2に帰属する限りで請求項3
    〜6のいずれか1項記載の揺動ピストン機関。
  8. 【請求項8】 内輪郭(50、54)が、カム部材(48)のポケットを形
    成するフランジ(66、68)の内面に形成されていることを特徴とする、請求
    項1〜7のいずれか1項記載の揺動ピストン機関。
  9. 【請求項9】 カム部材(48;48’)がピストン(28a〜28d;2
    8a’〜28d’)の両方の軸方向末端の領域にそれぞれ軸方向で限定されて内
    輪郭(50、54)を有することを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項記
    載の揺動ピストン機関。
  10. 【請求項10】 各ピストン(28a〜28d;28a’〜28d’)が少
    なくとも2つの走行面(52、56、64)を有し、そのうち少なくとも一方の
    走行面が内輪郭(50、54)で案内され、少なくとも1つの他の走行面(6
    4)が外輪郭で案内されていることを特徴とする、請求項2記載の、またはそれ
    らが請求項2に帰属する限りで請求項3〜9のいずれか1項記載の揺動ピストン
    機関。
  11. 【請求項11】 走行面(52、56、64)が、回転可能にピストン(2
    8a〜28d;28a’〜28d’)に固着された走行輪(78、80)の表面
    であることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1項記載の揺動ピストン機
    関。
  12. 【請求項12】 ピストン(28a〜28d)がそれぞれ対で互いに噛合係
    合していることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1項記載の揺動ピスト
    ン機関。
  13. 【請求項13】 ピストン(28a〜28d)がそれぞれ対で、歯なし湾曲
    転動面(44)を介して互いに噛合係合していることを特徴とする、請求項12
    記載の揺動ピストン機関。
  14. 【請求項14】 ピストン(28a’〜28d’)が、周方向に見てそれぞ
    れ対で各1つの分離要素(140〜146)によって離間されており、分離要素
    (140〜146)がピストン(28a’〜28d’)と一緒にハウジング(1
    2’)内を公転することを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1項記載の揺
    動ピストン機関。
  15. 【請求項15】 各分離要素(140〜146)が2つの滑り面(148、
    150)を有し、各分離要素(140〜146)に隣接する両方の各相応のピス
    トン(28a’〜28d’)のピストン鈍端面(152、154)がピストンの
    揺動運動時に滑り面に沿って往復滑動することを特徴とする、請求項14記載の
    揺動ピストン機関。
  16. 【請求項16】 ピストン(28a’〜28d’)のピストン鈍端面(15
    2、154)と、分離要素(140〜146)の滑り面(148、150)が、
    互いに相補的に湾曲構成されていることを特徴とする、請求項15記載の揺動ピ
    ストン機関。
  17. 【請求項17】 分離要素(140〜146)の各滑り面(148、15
    0)内にそれぞれ少なくとも1つのシールが配置されていることを特徴とする、
    請求項15または16記載の揺動ピストン機関。
  18. 【請求項18】 ハウジング内壁(14’)に近い方の火炎シール(15
    6、158)とカム部材(48’)に近い方の油シール(160、162)が各
    滑り面(148、150)内に配置されていることを特徴とする、請求項17記
    載の揺動ピストン機関。
  19. 【請求項19】 揺動ピストン機関が軸方向で複数の室(24、26;2
    4’、26’)を有し、各室(24、26;24’、26’)内に1組のピスト
    ン(28a〜28d;28a’〜28d’)が配置されており、組のピストン
    (28a〜28d;28a’〜28d’)が室(24;24’)から室(26;
    26’)へと公転方向(46)で相互にずらして配置されていることを特徴とす
    る、請求項1〜12のいずれか1項記載の揺動ピストン機関。
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