JP2002535480A - カチオン粒子およびその製造方法 - Google Patents

カチオン粒子およびその製造方法

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JP2002535480A JP2000596119A JP2000596119A JP2002535480A JP 2002535480 A JP2002535480 A JP 2002535480A JP 2000596119 A JP2000596119 A JP 2000596119A JP 2000596119 A JP2000596119 A JP 2000596119A JP 2002535480 A JP2002535480 A JP 2002535480A
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賢二 苗村
ダニエル、ジェームズ、ダフトン
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アラン、アルマン、ドゥデアン
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    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D11/00Special methods for preparing compositions containing mixtures of detergents ; Methods for using cleaning compositions
    • C11D11/0082Special methods for preparing compositions containing mixtures of detergents ; Methods for using cleaning compositions one or more of the detergent ingredients being in a liquefied state, e.g. slurry, paste or melt, and the process resulting in solid detergent particles such as granules, powders or beads
    • C11D11/0088Special methods for preparing compositions containing mixtures of detergents ; Methods for using cleaning compositions one or more of the detergent ingredients being in a liquefied state, e.g. slurry, paste or melt, and the process resulting in solid detergent particles such as granules, powders or beads the liquefied ingredients being sprayed or adsorbed onto solid particles
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C11D17/00Detergent materials or soaps characterised by their shape or physical properties
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    • C11D1/00Detergent compositions based essentially on surface-active compounds; Use of these compounds as a detergent
    • C11D1/38Cationic compounds

Abstract

(57)【要約】 本発明は、水不溶性の高吸収材に吸着した水性カチオン界面活性剤溶液を含有するカチオン粒子に関する。好ましくは、前記水不溶性高吸収材が、約140mL/100g〜約400mL/100gの油吸収作用(ジブチルフタレートを用いる)を有する。前記カチオン粒子の製造方法もまた本明細書に記載する。前記カチオン粒子は、粒状洗剤組成物に組み入れることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 分野 本発明は、カチオン界面活性剤粒子と、このようなカチオン粒子を含有する粒
状洗剤組成物と、それらの製造方法とに関する。
【0002】 背景 最近、洗剤産業において、「コンパクト」であるがゆえに体積用量の少ない洗
濯用洗剤に相当な関心が寄せられている。これらのいわゆる少用量洗剤の製造を
促進するために、嵩密度の高い洗剤、例えば密度が600g/l以上の洗剤を製造
する数多くの試みが行われてきた。この少用量洗剤は、資源を保存し、かつ、消
費者にとってより都合がよい小型の包装容器で販売することができるため、現在
、需要が高い。しかしながら、最近の洗剤製品が特性として「コンパクト」であ
る必要のある範囲は全く定まっていない。実際、多くの消費者、特に発展途上国
の消費者は、各々の洗濯工程に、より大量の洗剤を使用することを好む傾向が続
いている。したがって、最近の洗剤組成物の製造技術において、最終的な組成物
の究極的な密度に関しては柔軟性が必要である。
【0003】 現在、洗剤顆粒の製造での工程に付される材料の相対量およびタイプは、限定
されている。例えば、得られた洗剤組成物中に大量の界面活性剤を得ることは困
難であるが、このことが達成できれば、洗剤の製造をより効率よく促進すること
ができる。カチオン界面活性剤は、洗剤組成物において使用される共界面活性剤
と同様、一般的な界面活性剤であり、通常、液体の形態で入手可能である。一般
的に、洗剤組成物は、異なるタイプの汚れやしみを分解して除去するように設計
されている1以上のタイプの界面活性剤を含有している。
【0004】 前記のことに基づき、粒状洗剤組成物に容易に包含される形態のカチオン界面
活性剤材料が必要とされている。既存技術はどれも本発明の優位点および利点の
すべてを提供していない。
【0005】 概要 本発明は、水不溶性の高吸収材に吸着した水性カチオン界面活性剤溶液を含有
する、カチオン粒子に関する。このカチオン粒子の製造方法もまた本明細書に記
載する。本発明の開示を読むことにより、本発明のこれらの、および他の特徴、
態様並びに優位点は、当業者にとって明白なものとなるであろう。
【0006】 詳細な説明 本明細書は、本発明に関する事項について明白に指摘し、かつ、特に権利付与
を請求している特許請求の範囲によって締めくくると同時に、下記の本発明の詳
細な説明を入念に読むことにより、本発明をより深く理解できるものと確信する
。他に指示がない限り、本明細書中の百分率、比率および割合は全て重量に対す
るものであり、温度は全て摂氏で示され、分子量は重量平均であり、そして小数
は小数点(.)によって表される。
【0007】 本明細書中の「含んでなる」は、最終的な結果に影響を与えない他の工程およ
び他の成分を加えることができることを意味する。この用語は、「〜からなる」
および「本質的に〜からなる」という用語を包含する。
【0008】 引用文献の全ては、それらの全文を本明細書中に参考として含める。参考文献
の引用は、権利付与を請求する本発明に対して先行技術としての可能性について
のいずれの決定に関して認めたものではない。
【0009】 本発明は、水不溶性の高吸収材に吸着した水性カチオン界面活性剤溶液を含有
するカチオン粒子に関する。様々な理由から、カチオン界面活性剤を粒状形態に
することは有益である。なぜなら、カチオン界面活性剤は、通常溶液の形態で入
手可能だからである。例えば、粒状洗剤組成物を塔のない工程で加工すると、前
記液体カチオン界面活性剤は、過剰な水分のため、凝集作用中に、混合物に粘着
性を与えるかもしれない。さらに、前記カチオン粒子は、それが液体の場合と比
較して、より高活性の粒子になることができ、この高活性粒子は、粒状洗剤組成
物を調製する際の調製空間を提供する。さらに、本発明におけるカチオン粒子は
、洗浄水中で用いられる場合、優れた分散性および溶解性を有する。
【0010】 本発明はまた、最終的な組成物の究極的な密度に関して柔軟に対応できる、粒
状洗剤組成物を製造するために使用可能なカチオン粒子を提供することによって
、この技術における前記の必要性を満たす。
【0011】 本発明における「平均滞留時間」は、下記の定義を示す: 「平均滞留時間(時間)=質量(kg)/流量(kg/時間)」カチオン界面活性剤溶液 本発明におけるカチオン粒子は、水性カチオン界面活性剤溶液を含有する。こ
のカチオン界面活性剤溶液は、水を、少なくとも界面活性剤溶液の約70重量%
、好ましくは約40重量%〜約60重量%、より好ましくは約50重量%〜約6
0重量%有する。水性カチオン界面活性剤溶液中のカチオン活性成分は、少なく
とも約30%、好ましくは約40%〜60%、より好ましくは約40%〜50%
である。
【0012】 好ましくは、前記カチオン界面活性剤は、カチオンエステル界面活性剤、カチ
オンモノ−アルコキシ化アミン界面活性剤、カチオンビス−アルコキシ化アミン
界面活性剤およびそれらの混合物からなる群から選択される。好ましい第四アン
モニウム界面活性剤は、モノC−C30、好ましくはC−C16N−アルキ
ルまたはアルケニルアンモニウム界面活性剤から選択され、ここで、残りのN位
置はメチル、ヒドロキシエチルまたはヒドロキシプロピル基により置換される。
【0013】 有用なカチオン界面活性剤は、R形態の水溶性第四ア
ンモニウム化合物を包含し、ここで、Rは10〜20、好ましくは12〜18
炭素原子を有するアルキルであり、そしてR、RおよびRはそれぞれC 〜Cアルキル、好ましくはメチルである;Xはアニオン、例えば塩化物であ
る。このようなトリメチルアンモニウム化合物の例として、C12−14アルキ
ルトリメチルアンモニウム塩化物とココアルキルトリメチルアンモニウムメトサ
ルフェートが挙げられる。
【0014】 有用なその他のカチオン界面活性剤は、カチオンコリンエステル系四級化物界
面活性剤であり、これは、好ましくは、界面活性剤特性を有する水分散性化合物
であり、少なくとも1つのエステル(すなわち、−COO−)結合および少なく
とも1つのカチオン帯電基を含んでなる。コリンエステル界面活性剤を包含する
、適切なカチオンエステル界面活性剤は、例えば、米国特許第4,228,04
2号、第4,239,660号および第4,260,529号に開示されている
【0015】 好ましいカチオンエステル界面活性剤は、下記の式を有するものである:
【化1】 式中、RはC−C31直線状のまたは分岐状の、アルキル、アルケニルも
しくはアルクアリール鎖、またはM(R)(CH)sであり
;XとYは、それぞれ独立して、COO、OCO、O、CO、OCOO、CON
H、NHCO、OCONHおよびNHCOOからなる群から選択され、ここで、
XまたはYの少なくとも1つはCOO、OCO、OCOO、OCONHもしくは
NHCOO基であり;R、R、R、R、RおよびRは、それぞれ独
立して、1〜4炭素原子を有する、アルキル、アルケニル、ヒドロキシアルキル
、ヒドロキシアルケニルおよびアルクアリール基からなる群から選択され;R は、独立してHまたはC−Cアルキル基であり;ここで、m、n、sおよび
tの値は、それぞれ独立して、0〜8の範囲にあり、bの値は0〜20の範囲に
あり、a、uおよびvの値は、それぞれ独立して、uまたはvの少なくとも1つ
が1でなければならないという条件のもとに、0または1であり;ここで、Mは
対アニオンである。
【0016】 好ましくは、R、RおよびRは、それぞれ独立して、CHおよびCH CHOHから選択される。
【0017】 好ましくは、Mは、ハロゲン化物、メチルサルフェート、サルフェートおよび
硝酸塩からなる群から選択され、より好ましくは、メチルサルフェート、塩化物
、臭化物またはヨウ化物である。
【0018】 好ましい水分散性カチオンエステル界面活性剤は、下記の式を有するコリンエ
ステルである:
【化2】 式中、RはC11−C19直線状のまたは分岐状の、アルキル鎖である。
【0019】 特に好ましい、このタイプのコリンエステルは、ステアロイルコリンエステル
第四級メチルアンモニウムハロゲン化物(R=C17アルキル)と、パルミト
イルコリンエステル第四級メチルアンモニウムハロゲン化物(R=C15アル
キル)と、ミリストイルコリンエステル第四級メチルアンモニウムハロゲン化物
(R=C13アルキル)と、ラウロイルコリンエステル第四級メチルアンモニ
ウムハロゲン化物(R=C11アルキル)と、ココイルコリンエステル第四級
メチルアンモニウムハロゲン化物(R=C11−C13アルキル)と、タロウ
イルコリンエステル第四級メチルアンモニウムハロゲン化物(R=C15−C 17 アルキル)と、それらのいかなる混合物とを包含する。
【0020】 上記の特に好ましいコリンエステルは、ジメチルアミノエタノールを伴い、酸
触媒の存在下において、所望の鎖長の脂肪酸を直接エステル化することにより製
造することができる。その後、この反応生成物を、メチルハロゲン化物を伴い、
好ましくは溶媒の存在下において、第四級化する。この溶媒の例として、エタノ
ール、プロピレングリコール、または好ましくは脂肪族アルコールエトキシレー
ト、例えば、1モルあたり3〜50エトキシ基のエトキシ化度を有し、所望のカ
チオン材料を形成する、C10−C18脂肪族アルコールエトキシレートが挙げ
られる。これらのコリンエステルはまた、2−ハロエタノールを伴い、酸触媒材
料の存在下において、所望の鎖長の長鎖脂肪酸を直接エステル化することによっ
ても製造することができる。その後、この反応生成物を、トリメチルアミンを伴
って第四級化し、所望のカチオン材料を形成する。
【0021】 その他の適切なカチオンエステル界面活性剤は、下記の構造式を有し、この式
中、dは0〜20であってよい。
【0022】
【化3】 好ましい態様においては、これらのカチオンエステル界面活性剤は、洗濯方法
の条件下で加水分解型である。
【0023】 本発明における有用なカチオン界面活性剤はまた、下記の式を有するアルコキ
シ化第四級アンモニウム(AQA)界面活性剤化合物(以下「AQA化合物」と
する)を包含する:
【化4】 式中、Rは、約8〜約18炭素原子、好ましくは10〜約16炭素原子、最
も好ましくは約10〜約14炭素原子を含有する、直線状のまたは分岐状の、ア
ルキルまたはアルケニル部分であり;Rは、1〜3炭素原子を含有するアルキ
ル基、好ましくはメチルであり;RおよびRは、独立して変動でき、かつ、
水素(好ましい)、メチルおよびエチルから選択され;Xは、アニオン、例え
ば、電気的中性を付与するのに十分な塩化物、臭化物、メチルサルフェート、サ
ルフェートまたはそれらと同質のものである。AおよびA’は、独立して変動で
き、かつ、C−Cアルコキシ、特にエトキシ(すなわち、-CHCHO-
)、プロポキシ、ブトキシおよびエトキシ/プロポキシ混合物からそれぞれ選択
され;pは0〜約30、好ましくは1〜約4であり、qは0〜約30、好ましく
は1〜約4、最も好ましくは約4であり;好ましくはpおよびq双方が1である
。本発明においてもまた有用である、この型のカチオン界面活性剤について記載
している、1979年5月30日公開のThe Procter & Gamble CompanyによるEP
2,084号公報もまた参照されたい。
【0024】 一価の炭化水素置換基RがC−C11、特にC10である、AQA化合物
は、より長い鎖長の物質と比較すると、洗濯用顆粒の溶解速度を、特に冷水条件
下で増加させる。したがって、このC−C11AQA界面活性剤は、一部の処
方者から好まれるかもしれない。最終的な洗濯洗剤組成物を製造するために用い
られるAQA界面活性剤の量は、約0.1重量%〜約5重量%、典型的には約0
.45重量%〜約2.5重量%の範囲であることができる。
【0025】 以下は、前述した説明による、本発明において用いられるAQA界面活性剤の
非制限的な特定の実例である。前記AQA界面活性剤に関して本明細書中に記載
されるアルコキシ化度は、従来のエトキシ化非イオン界面活性剤に対する一般的
慣行に従って、平均として、報告されるものと理解すべきである。これは、エト
キシ化反応が、典型的に、様々なエトキシ化度を有する物質の混合物を生じるた
めである。したがって、整数として以外(例えば「EO2.5」、「EO3.5
」等)で総EO値を報告することは、希なことではない。
【0026】
【表1】 メチルまたはエチルで任意に末端封じされたエトキシ 本発明において好ましいビス−エトキシ化カチオン界面活性剤は、Akzo Nobel
Chemicals Company製のEHOQUADという商品名で入手可能である。
【0027】 本発明において用いるために非常に好ましいビス−AQA化合物は、下記の式
で示されるものであり、
【化5】 式中、RはC10−C18一価の炭化水素基およびそれらの混合物、好まし
くはC10、C12、C14アルキルおよびそれらの混合物であり、Xは電荷バ
ランスを付与するのにに適したいずれかのアニオン、好ましくは塩化物である。
好ましい化合物においてはRがココナッツ(C12−C14アルキル)脂肪酸
画分から誘導され、Rがメチルであり、ApRおよびA’qRがそれぞれ
モノエトキシであるため、上記した一般的AQA構造に関するこの好ましいタイ
プの化合物は、本発明において上記のリスト中の「ココMeEO2」または「A
QA−I」と呼ばれる。
【0028】 本発明におけるその他の好ましいAQA化合物は、下記の式で示されるものを
包含する:
【化6】 式中、RはC10−C18が一価の炭化水素基、好ましくはC10−C14 アルキルであり、独立してpは1〜約3、qは1〜約3であり、RはC−C アルキル、好ましくはメチルであり、Xはアニオン、特に塩化物である。
【0029】 前述のタイプのその他の化合物は、エトキシ(CHCHO)ユニット(E
O)がブトキシ(Bu)、イソプロポキシ[CH(CH)CHO]および[
CHCH(CHO)]ユニット(i−Pr)またはn−プロポキシユニット
(Pr)もしくはEOおよび/またはPrおよび/またはi−Prユニットの混
合物により置換された化合物を包含する。
【0030】 さらに他のカチオン界面活性剤が、例えば「界面活性剤科学シリーズ、第4巻
、カチオン界面活性剤」または「産業界面活性剤ハンドブック」に記載されてい
る。これらの参考資料に記載されている、有用なカチオン界面活性剤の類は、ア
ミド四級化物(すなわち、Lexquat AMG & Schercoquart CAS)、グリシジルルエ
ーテル四級化物(すなわち、Cyostat 609)、ヒドロキシアルキル四級化物(す
なわち、Dehyquart E)、アルコキシプロピル四級化物(すなわち、Tomah Q-17-
2)、ポリプロポキシ四級化物(Emcol CC-9)、環状アルキルアンモニウム化合
物(すなわち、ピリジニウムまたはイミダゾリニウム四級化物)、および/また
は ベンザルコニウム四級化物を包含する。
【0031】高吸収材 本発明におけるカチオン粒子は、水不溶性の高吸収材もまた含有する。この水
不溶性の高吸収材は、好ましくは約140mL/100g〜約400mL/10
0g、より好ましくは約200mL/100g〜約300mL/100gの油吸
収作用(ジブチルフタレートを用いる)を有する材料である。
【0032】 好ましくは、この高吸収材は、アルミノケイ酸塩、沈降シリカ、アモルファス
シリカ、タルクおよびそれらの混合物からなる群から選択されるものである。
【0033】 特に好ましいものは、アルミノケイ酸塩ナトリウムおよびアモルファス沈降シ
リカである。アモルファス沈降シリカの一例として、DeGussa製、多孔質親水性
シリカ(商標 SIPERNAT 22S)が挙げられる。沈降シリカの他の例として、ホワ
イトカーボン、例えばShionogi and Company Ltd.製、カルシウムケイ酸塩合成
アモルファスシリカ(商標 Carplex)が挙げられる。
【0034】 好ましいカチオン粒子において、粒子を形成する際の前記高吸収材とカチオン
界面活性剤活性成分の比率は、約1:3〜約1:1、より好ましくは約1:2〜
約1:1である。本発明における吸収とは、前記高吸収材がカチオン界面活性剤
溶液で被覆されていること、および/または前記高吸収材がカチオン界面活性剤
溶液で含浸されていることを意味する。
【0035】 最終的なカチオン粒子は、好ましくは平均粒径が約100ミクロン超過、より
好ましくは約100ミクロン〜約1000ミクロン、さらにより好ましくは約1
50ミクロン〜約650ミクロンである。
【0036】 好ましい最終的なカチオン粒子は、カチオン粒子の重量%で示す以下の構成:
カチオン界面活性剤活性成分が約30%〜約65%;水分含有量が約3%〜約1
5%;そして残部、高吸収材を有する。必要に応じて、充填剤およびアニオン界
面活性剤を包含してもよい。
【0037】 カチオン粒子の一態様は、さらにアニオン界面活性剤を含有する。アニオン界
面活性剤を包含する場合、アニオン界面活性剤活性成分とカチオン界面活性剤活
性成分の比率は約1:10〜約1:30、好ましくは約1:15〜約1:25で
ある。アニオン界面活性剤の含有量は、前記最終的なカチオン粒子の重量%で、
好ましくは約1%〜約5%である。言うまでもなく、このアニオン界面活性剤を
最終的な洗剤組成物のための追加の洗浄成分として、さらに包含してもよい。い
かなる理論にも捕らわれたくないが、前記カチオン粒子内に少量のアニオン界面
活性剤を添加することにより、カチオン粒子に自由流動性が付与され、かつ、カ
チオン粒子の表面の粘着性が減少すると考えられる。
【0038】 前記カチオン粒子は、必要に応じてまた、充填剤、例えばソーダ灰、他のケイ
酸塩、および/またはサルフェートを含有する。
【0039】追加の洗剤組成物成分 カチオン粒子を洗剤組成物中で調製してもよい。本発明におけるそのような洗
剤組成物は、必要に応じて、アルコキシ化ポリカルボン酸塩、漂白化合物、光沢
剤、キレート化剤、粘土汚れ除去剤/再付着防止剤、染料転移抑制剤、酵素、酵
素安定化系、布柔軟剤、高分子汚れ遊離剤、高分子分散剤、発泡抑制剤を包含す
る、他の公知の洗剤洗浄成分を含んでなるものであってもよい。この洗剤組成物
はまた、担体、ヒドロトロープ、加工助剤、染料または顔料を包含する他の成分
を含んでなるものであってもよい。好ましい洗剤組成物は、幅広い範囲の密度、
例えば約300g/l〜約1000g/l、特に高密度洗剤凝集物に関しては、例えば
約600g/l〜約850g/lを有する。
【0040】 前記カチオン粒子を用いて洗剤組成物を調製することができる。そのような洗
剤組成物中の前記カチオン粒子量は、前記最終的な洗剤組成物の重量%で、好ま
しくは約0.5%〜約30%、より好ましくは約0.5%〜約10%である。
【0041】 方法 本発明におけるカチオン粒子製造方法の好ましい例を下記に記す。噴霧乾燥方
法によるこのカチオン粒子の1製造方法においては、前記カチオン界面活性剤溶
液、高吸収材および必要に応じてアニオン界面活性剤と充填材を混合して攪拌し
、実質的に同質の混合物を形成する。その後、この混合物を塔の中へ噴霧し、こ
こで、カチオン粒子を形成する。凝集方法による別のカチオン粒子製造方法は、
カチオン界面活性剤溶液を前記高吸収材に添加し、ミキサーの中で攪拌して湿っ
た顆粒粉末または凝集物を形成する。その後、この粉末を、例えば流動床乾燥装
置の中で乾燥し、最終的なカチオン粒子を形成する。
【0042】 下記の例は、実施態様を本発明の範囲内でさらに説明し実証する。下記の例は
説明の目的のためだけに挙げられ、本発明を限定するものではなく、本発明の趣
旨および範囲を逸脱することなく、様々な変形を行うことが可能である。
【0043】 一実施態様において、カチオン界面活性剤溶液(活性成分30〜70%)と、
アモルファス沈降シリカと、必要に応じて炭酸ナトリウムと、必要に応じて直線
状のアルキルベンゼンスルホネートナトリウムおよび水とをクラッチャータンク
混合機の中で混合する。その後、この混合物を噴霧塔の中に供給し、約150ミ
クロンのカチオン粒子を形成する。この噴霧塔の乾燥温度は約160℃〜170
℃である。
【0044】 別の実施態様において、アモルファス沈降シリカを100kg/時間でミキサ
ー、例えばLoedige KMミキサー、の中に供給し、混合中に、カチオン界面活性剤
溶液を250kg/時間でこのミキサーの1以上の点で添加する。計算された、
このミキサー内におけるシリカの平均滞留時間は、約1〜10分である。その後
、このミキサーから取り出した湿った顆粒を流動床乾燥装置に供給し、ここで、
その水分を約100℃〜150℃、好ましくは約115℃〜130℃の温風で除
去する。得られたカチオン粒子の平均粒径は、約100〜1000ミクロン、好
ましくは350〜650ミクロンである。この最終的な凝集物粒子は、追加成分
を加える必要なく、自由流動性を示す。
【0045】 下記の例は、本発明におけるカチオン粒子組成物を示す:
【表2】 カチオン界面活性剤A=C12−14ジメチルヒドロキシエチルアンモニウム塩 化物溶液 カチオン界面活性剤B=C8−10ジメチルヒドロキシエチルアンモニウム塩化 物溶液 本明細書で記載した例および実施態様は、説明の目的でのみ記載され、かつ、
本発明の趣旨および範囲を逸脱することなく、それらによる様々な変形や変化を
行うことを当業者に提案するものと理解される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE, KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,L T,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE, SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,U A,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 マニバナン、カンダサミー 兵庫県神戸市東灘区向洋町中5−11、ウェ スト、コート、3 (72)発明者 苗村 賢二 兵庫県揖保郡揖保川町野田204 (72)発明者 ダニエル、ジェームズ、ダフトン イギリス国ニューキャッスル、アポン、タ イン、ウィンコート、コート、28 (72)発明者 エリック、サン、ホセ、ローブレス 兵庫県神戸市東灘区青木2−2−1、コー スト、アベニュ、ユニット、315 (72)発明者 アラン、アルマン、ドゥデアン イギリス国ニューキャッスル、アポン、タ イン、ハイ、ヒートン、ベントン、ロー ド、94 Fターム(参考) 4H003 AB19 AE06 BA10 CA15 CA22 DA01 EA16 EA25 EA27 EA28 EB09 ED02 FA32

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水不溶性の高吸収材に吸着した水性カチオン界面活性剤溶液を含んでなり、 最終的なカチオン粒子が少なくとも約30%のカチオン活性成分を有する、カ
    チオン粒子。
  2. 【請求項2】 前記高吸収材が、約140mL/100g〜約400mL/100gの、ジブ
    チルフタレートを用いる、油吸収作用を有してなるものである、請求項1に記載
    のカチオン粒子。
  3. 【請求項3】 前記高吸収材と前記カチオン界面活性剤活性成分の比率が、約1:3〜約1:
    1である、請求項2に記載のカチオン粒子。
  4. 【請求項4】 前記高吸収材が、アルミノケイ酸塩、沈降シリカ、アモルファスシリカ、タル
    クおよびそれらの混合物からなる群から選択されるものである、請求項2に記載
    のカチオン粒子。
  5. 【請求項5】 前記最終的なカチオン粒子が約3重量%〜約15重量%の水分含有量を有して
    なるものである、請求項2に記載のカチオン粒子。
  6. 【請求項6】 前記カチオン粒子が、アニオン界面活性剤活性成分とカチオン界面活性剤活性
    成分の比率が約1:10〜約1:30であるように、アニオン界面活性剤をさら
    に含んでなるものである、請求項2に記載のカチオン粒子。
  7. 【請求項7】 前記最終的なカチオン粒子が約30%〜約65%のカチオン活性成分を有して
    なるものであり、 前記高吸収材が沈降シリカおよび/またはアモルファスシリカである、請求項
    2に記載のカチオン粒子。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のカチオン粒子を含んでなり、洗剤組成物の密度が約300g/
    l〜約1000g/lである、洗剤組成物。
  9. 【請求項9】 a.水性カチオン界面活性剤溶液と水不溶性の高吸収材を混合し、 ここで、前記高吸収材をカチオン界面活性剤溶液で被覆してなり、そして
    、 b.(a)の混合物を塔の中で噴霧して、平均粒径が約100ミクロン超過で
    あるカチオン粒子を形成することを含んでなる、カチオン粒子の製造方法。
  10. 【請求項10】 a.凝集物を形成させるために、水性カチオン界面活性剤溶液と水不溶性の高
    吸収材をミキサーの中で約1〜10分の平均滞留時間で混合し、そして、 b.(a)の凝集物を乾燥装置の中で乾燥して、平均粒径が約100ミクロン
    超過であるカチオン粒子を形成することを含んでなる、カチオン粒子の製造方法
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