JP2002534640A5 - - Google Patents

Description

【特許請求の範囲】
【請求項１】 小型エンジン始動装置のプラスチックスプライン軸のスパイラルトラックと協働するようになっているスパイラル溝を備えた中心開口部を有する、小型エンジン始動装置用のピニオンであって、
複数の外方に延びた歯と、中心開口部と、を有し、前記中心開口部のまわりに間隔を隔てた複数の第１係止部材を有する金属の外側部分と、
プラスチックの内側部分と、
を有し、この内側部分は、前記内側部分の外面のまわりに間隔を隔てた複数の第２係止部材を有し、前記第２係止部材は、前記第１係止部材に係合して、前記内側部分及び前記外側部分を選択された整合状態に維持し、前記第１係止部材と前記第２係止部材のうちの一方が、軸線方向に延びた溝又はノッチを有し、前記第１係止部材と前記第２係止部材のうちの他方が、対応して形成されたタブを有することを特徴とするピニオン。
【請求項２】 前記タブは、ほぼまるい横断面を有し、前記溝又はノッチは、前記タブを入れ子状に受け入れるように対応して形成されている請求項１記載のピニオン。
【請求項３】 同数の前記歯と、前記第１係止部材と、前記第２係止部材と、がそれぞれあり、対応する前記第１係止部材及び前記第２係止部材の各々が、前記歯の各々と半径方向に整合する請求項１又は２に記載のピニオン。
【請求項４】 前記歯及び前記第１係止部材は、前記外側部分のまわりに円周方向に等間隔をなし、前記第２係止部材は、前記内側部分のまわりに円周方向に等間隔をなしている請求項３記載のピニオン。
【請求項５】 前記内側部分は、プラスチックプレスばめピースからなり、前記ピニオンは、前記内側部分と外側部分を軸線方向の整合状態に維持するために、前記内側部分と前記外側部分との間に接着剤を有する、請求項１乃至４の何れか１項に記載のピニオン。
【請求項６】 前記内側部分は、射出成形プラスチックからなる請求項１乃至５の何れか１項に記載のピニオン。
【請求項７】 前記外側部分は、切削スチールからなる請求項１乃至６の何れか１項に記載のピニオン。
【請求項８】 前記外側部分は、成形粉末金属からなる請求項１乃至５の何れか１項に記載のピニオン。
【請求項９】 始動モータハウジングと、
この始動モータハウジングからほぼ外方に延び且つスプライン軸の長さが少なくとも部分に沿って延びるスパイラルトラックを備えたプラスチックスプライン軸と、
前記スプライン軸で支持され、プラスチックの内側部分を有するピニオンと、を有し、前記プラスチックの内側部分は、この内側部分の外面のまわりに間隔を隔てた複数の第１係止部材を有し、前記ピニオンは、金属の外側部分を有し、この金属の外側部分は、駆動部材と噛み合うようになっている複数の半径方向外方に延びた歯と、前記外側部分を貫く中心ボアと、を有し、この中心ボアは、前記内側部分と前記外側部分が同時に回転するように前記第１係止部材と噛み合う、前記中心ボアのまわりに間隔を隔てた複数の第２係止部材を有し、前記第１係止部材と前記第２係止部材は、軸線方向に延び、前記プラスチックの内側部分は、前記スプライン軸のスパイラルトラックと協働可能なスパイラル溝を有する中心開口部を有し、同数の前記歯と、第１係止部材と、第２係止部材と、がそれぞれあり、対応する前記第１係止部材及び前記第２係止部材の各々が、前記歯の各々と半径方向に整合することを特徴とする小型エンジン始動装置。
【請求項１０】 前記内側部分は、プラスチックプレスばめピースからなり、前記ピニオンは、前記内側部分と外側部分を軸線方向の整合状態に維持するために、前記内側部分と前記外側部分との間に接着剤を有する請求項９に記載の装置。
【請求項１１】 前記内側部分は、射出成形プラスチックからなる請求項９又は１０に記載の装置。
【請求項１２】 前記外側部分は、切削スチールからなる請求項９乃至１１の何れか１項に記載の装置。
【請求項１３】 前記外側部分は、成形粉末金属からなる請求項９乃至１１の何れか１項に記載の装置。