JP2002534020A - 移動体通信システムにおける選択的で効率的なメッセージ配信方法 - Google Patents

移動体通信システムにおける選択的で効率的なメッセージ配信方法

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JP2002534020A
JP2002534020A JP2000590403A JP2000590403A JP2002534020A JP 2002534020 A JP2002534020 A JP 2002534020A JP 2000590403 A JP2000590403 A JP 2000590403A JP 2000590403 A JP2000590403 A JP 2000590403A JP 2002534020 A JP2002534020 A JP 2002534020A
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イェラン エングマン，
ペル グスタヴソン，
ヤン テリンゲル，
ヤン ワールマン，
トーマス ヨハンソン，
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テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン（パブル）
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    • H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04W68/00—User notification, e.g. alerting and paging, for incoming communication, change of service or the like

Abstract

(57)【要約】 移動体通信網において、選択的な通信プロシージャにより、適格なセルにだけメッセージが配信され、そうでないセルには配信が排除される。セルからなるエリアに在圏する移動局に宛てた情報が網で受信されると、そのエリアの各セルについて承認ステータスが決定される。決定された承認ステータスが肯定的なセルにはメッセージが送信される。一方、否定的なセルには、メッセージは送信されない。セルの承認ステータスを絶えず監視すべく、各エリアのメモリにリストを生成し、セルごとの承認インジケータがリストに掲載される。リストには、承認規則に基づいて、各承認インジケータごとに適切な値が記憶される。移動局宛てのメッセージが検出されると、現在、移動局が登録されているエリアが判断され、承認インジケータの値に基づいてどのセルにメッセージを送信するかが判定される。各セルの承認ステータスは規則的に監視され、更新される。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】 発明の分野 本願発明は無線通信に係り、とりわけ、移動無線ネットワークの制御メッセー
ジを選択的、かつ、効率的に伝送するための方法及び装置に関する。
【０００２】 発明の背景と概要 典型的な移動無線通信システムにおいて、地理的なエリアはセルエリアに分割
され、無線ネットワークと接続される基地局により無線サービスが提供される。
【０００３】 移動無線システムの個々のユーザー（移動体加入者）には、移動局と称される
携帯用無線機が提供され、当該移動局は、１以上の無線基地局を経てセルラ無線
ネットワークと、例えば、音声、データ、ビデオなど、１以上の種類の情報を伝
送する。個々の基地局は、送信機、受信機、および制御装置を含む複数のチャン
ネルユニットを具備し、１つの相対的に大きなセルエリアの全方向に等しく電波
を送信する無指向性アンテナや、１つの特定のセクタセルに対しサービスを提供
する複数の指向性アンテナを装備できる。個々の移動局は、送信機、受信機、制
御装置、およびユーザーインターフェイスを具備し、具体的な移動局識別子によ
り識別される。移動体加入者は、一般に、別の識別子、例えば、国際移動加入者
番号（IMSI）により識別される。
【０００４】 移動無線システムは継続的に発展しており、効率化の研究に心血が注がれてい
る。エリアの中には効率が高まる可能性のあるエリアが存在し、効率化の鍵は、
無線ネットワーク制御ノードからネットワークの様々なセルに伝えられる制御メ
ッセージと関連している。例えば、多数のページングメッセージは移動体通信ネ
ットワークに供給され、そのようなセルから送信される呼出を介して、（もし可
能ならば）最終的に移動局に伝送されなければならない。
【０００５】 移動体通信ネットワークは、一般に、複数のページングエリアに分割され、各
ページングエリアは、一般に、多数のセルを含んでいる。ページングメッセージ
はネットワークサービスエリアのすべてのページングエリアに送られる。個々の
移動局は、周期的に、または、ページングエリアの境界を横断するときに、登録
アクセスプロシージャによって、現在の位置をネットワークに通知する。移動局
が在圏しているページングエリアが既知であるときは、その移動局宛ての呼出メ
ッセージは、その特定のページングエリア内のすべての基地局に送信される。そ
して、各基地局は、自己のセルにおいてページングメッセージを送信する。もし
呼出に対して移動局が応答しない場合は、同じページングエリア内、または、よ
り大きなエリアにおいてページングプロセスが繰り返される。
【０００６】 従って、ページング要求が無線ネットワーク制御ノードにより受信されると、
ページングメッセージをページングエリアのすべてのセルに配信することになる
ため、かなりのシグナリング・オーバーヘッドが発生する。いくつかのセルラー
システムでは、このシグナリング・オーバーヘッドは、基地局と移動局との間の
無線インターフェイスをも超えて伝送されてしまうだろう。いったん基地局がペ
ージ要求を受信すると、基地局は、そのセルの無線ページングチャネルを介して
ページングメッセージを送信する。
【０００７】 無線インターフェイス上で伝えられる制御信号の量は、すべての移動体通信シ
ステムにおける重要な懸案でもあり、とりわけ、符号分割多重接続（CDMA）タイ
プの移動体通信システムでは深刻である。CDMAシステムの加入者収容能力は、希
望波と非希望波の干渉信号の双方からなるシステムの最大干渉レベルによって、
最終的に制限される。例えば、セルにおいて、現在、多数の移動局が通信中であ
れば干渉レベルが高くなり、無線ネットワークの観点からは、そのようなセルは
「過負荷（オーバーロード）」の状態にあるといえ、それゆえ、呼を追加したり
、他の無線リソースを要求したりすることができない。従って、過負荷の状態に
あるセルには、ページメッセージを送信する必要はないのである。たとえ、移動
局がそのセルに在圏していたとしても、すでにそのセルは過負荷の状態にあるの
で、呼び出しに関連する呼の要求は実現されないのである。従って、本願発明に
より着目される課題は、ページングエリア内の１以上のセルが、現在の輻輳レベ
ルでは、新しい呼の要求に対する無線リソースを許可できないような状態にある
場合に、どのようにすれば呼出要求を最も上手に配布できるかにある。
【０００８】 本願発明は、メッセージを適格なセルにだけ効率的に分配し、不適格なセルに
は、不要な通信情報の配布を排除する、選択的な通信プロシージャを使用してこ
の問題を解決する。ここにおいて、適格とは、広義には、適格なセルであれば、
メッセージ情報を建設的に使用でき、または、メッセージ情報に応答でき、一方
で、不適格なセルであれば、そのようにできないことを意味する。１以上のセル
を含むエリアに在圏する移動局に宛てられた情報が、移動体通信ネットワークで
受信されると、そのエリアの各セルごとに関連付けられた承認ステータスが決定
される。移動局宛ての情報と関連するメッセージは、その時、関連した承認ステ
ータスが肯定的あると決定された１以上のセルに送信される。一方、そのメッセ
ージは、否定的な承認ステータスを持っているセルには送信されない。
【０００９】 メッセージ情報は、どのようなタイプのメッセージであってもよく、例えば、
非限定的な実施形態においては、メッセージ情報を、移動局宛てのページ要求と
関連して説明する。承認ステータスはどのような規則に則って決定されてもよい
が、例示的な実施形態においては、承認ステータスは、輻輳またはオーバーロー
ドしきい値を用いて決定される。輻輳しきい値以下の輻輳レベルにあるセルは、
肯定的な承認ステータスを持つことになる。輻輳しきい値を超えるような輻輳レ
ベルにあるセルは、否定的な承認ステータスを持つことになる。呼出メッセージ
は、ページングエリア内において、移動局が位置登録されているセルや、または
、承認ステータスが肯定的であると決定されているセルにだけ送信されよう。も
ちろん、もし現在移動局が登録されているセルの承認ステータスが、否定的であ
ると決定されているならば、メッセージは、そのエリアのどのようなセルにも送
信されない。様々なセルの承認ステータスを絶えず監視するために、ページング
エリアごとのメモリに、リストデータ構造を設け、そのリストデータ構造は、そ
のエリアの各セルごとに承認インジケータを備えるようにしてもよい。１以上の
承認規則に基づいて、前述のリストの承認インジケータごとに値が蓄積されるよ
うにしてもよい。移動局の宛てメッセージが検出され、かつ、移動局が登録され
ている現在のエリアが決定されると、そのエリア内の１以上のセルごとの承認イ
ンジケータの値に基づいて、そのエリアのどのセルにそのメッセージを送信する
かが決定される。個々のセルの承認ステータスはリストを用いて規則的に監視さ
れ、更新される。
【００１０】 この構成に代えて他のセルリスト構造が採用されてもよい。個々のページング
エリアごとに、個々のセルごとの輻輳レベルが、しきい値を越えているかどうか
を決定するためにチェックされる。もし、しきい値を越えていないならば、セル
はそのページングエリアのリストに追加される。一方では、もし、しきい値を越
えているならば、そのセルはリストから削除される。移動局宛ての呼出が検出さ
れると、適切なページングエリアが識別されて、ページングメッセージは、その
ページングエリアのセルリストに現在含まれているセルにだけ送信される。個々
のセルごとの承認ステータスは規則的に監視され、セルリストが更新される。
【００１１】 本願発明は、無線ネットワークにおいて、有益ではないか、または現在の条件
のもとでは作用することができないようなメッセージを送信しないことにより、
制御信号の量を低減するものである。これは無線ネットワーク自身内におけるデ
ータ処理とシグナリング・オーバーヘッドを減少させるものである。これにより
、無線基地局と移動局間の無線インターフェイスを介したデータ処理とシグナリ
ングをも減少させる。すなわち、もし現在、輻輳したセル内に位置する移動局が
、対応する基地局から無線インターフェイス上で呼出を受けると、移動局は、も
ちろん、この呼び出しに応答して呼をサポートするために、無線インターフェイ
ス上の無線リソースを要求するだろう。基地局は、その時、現在セルが過負荷の
状態にあるため、移動局の要求を否定する別のメッセージを、無線インターフェ
イスを介して移動局に送り返さなければならない。無線インターフェイスを介し
てこれらの不要な信号を送信しないことによって、本願発明は、限りある無線リ
ソースをより建設的な要求のために保存し、かつ、輻輳問題の深刻化を助長する
ようなことも回避する。
【００１２】 図面の詳細な説明 以下の説明において、本願発明の完全な理解を提供すべく、特有な詳細として
、特定のネットワークアーキテクチャ、シグナリングフロー、プロトコル及び技
術などが用いられるが、これは本願発明を限定するためではなく説明目的のため
に用いるに過ぎない。また、本願発明は、具体的な詳細を逸脱する他の実施形態
においても適用可能であることは、当業者にとって明らかである。例えば、ペー
ジングメッセージおよび輻輳したセルについての例が本願発明の説明の中で開示
されているが、当業者は、本願発明がどのようなタイプのメッセージおよびどの
ようなタイプの承認条件であっても適用可能であること理解できよう。他の例に
おいて、不要な詳細によって本願発明の説明を覆い隠さないために、周知の方法
、インターフェイス、機器、プロトコル、およびシグナリング技術についての詳
細な説明は省略されることがある。
【００１３】 図１に示された一般移動電話通信システム（UMTS）10についての非限定的な説
明において、本願発明は開示される。代表例である、回線交換、外部のコアネッ
トワークは、雲12として示されており、これらは、公衆電話交換網（PSTN）およ
び／または統合デジタル通信網（ISDN）の如くである。他の回線交換、外部コア
ネットワークは、別の公衆陸上移動無線網（PLMN）13 と一致していてもよい。
雲14として示された代表例であるパケット交換、外部コアネットワークは、例え
ば、インターネットなどのIPネットワークであってもよい。コアネットワークは
、対応したネットワークサービスノード16に接続される。PSTN/ISDNネットワー
ク12および他のPLMNネットワーク13は、回線交換サービスを提供する移動通信交
換局（MSC）などの回線交換コアノード（CSCN）に接続している。この既存のセ
ルラーネットワークモデルにおいて、汎欧州デジタルセルラーシステム（GSM）
と、MSC18は、インターフェイスAを介して基地局サブシステム（BSS）22に接続
され、基地局サブシステム（BSS）22は、インターフェイスA'を介して無線基地
局23に接続している。パケット交換網14は、パケット交換コアノード（PSCN）、
例えば、GSM規格のパケット交換タイプのサービスを提供するために仕立てられ
た一般パケット無線サービス（GPRS）ノード20に接続しており、このノードは、
しばしば在圏GPRSサービスノード（SGSN）と称される。コアネットワークサービ
スノード18と20のそれぞれは、無線アクセスネットワークインタフェースを介し
てUMTS地上無線アクセスネットワーク（UTRAN）24と接続する。UTRAN 24は、無
線ネットワーク制御装置（RNC）26をそれぞれ備えた１以上の無線ネットワーク
システム（RNS）25を有しており、複数の基地局（BS）28とUTRAN 24のRNCに接続
されている。
【００１４】 好ましくは、無線インターフェイスを介した無線アクセスは、個々の無線チャ
ンネルの割り当てにCDMA拡散符号を用いる広帯域符号分割多重接続（WCDMA）に
基づくものである。もちろん、他のアクセス方式が採用されてもよい。WCDMAは
、頑強な機能だけでなくマルチメディアサービスや、高速な伝送速度の要求のた
めに幅広い帯域を提供するだけでなく、ダイバーシチ・ハンドオフやRAKE受信機
の如く、周波数が変動しやすい環境において高品質の通信サービスを保証するた
めロバストな機能を提供する。基地局28が特定の移動局からの送信を識別できる
ように、各移動局は、自分用のスクランブルコードが割り当てられる。移動局は
、基地局からの一般的な報知、共通チャネル、当該移動局宛ての送信、識別する
ために、自分用のスクランブルコードを用いる。スクランブルコードは、同じエ
リア内の、他の送信のすべて及び存在する雑音の中から、スクランブルされた信
号を区別するのに用いられる。
【００１５】 無線ネットワーク制御装置26と基地局28の簡略化された機能ブロック図が図２
に示されている。無線ネットワーク制御装置26は、データ処理回路52に接続され
たメモリ50を備え、当該データ処理回路52は、制御機能と、RNC 26とコアネット
ワークサービスノード、他のRNC、基地局などの他のエンティティとの間で通信
を確立する機能を実現するために必要な多数の無線処理とデータ処理を実行する
。データ処理回路は、適切にプログラムされ、かつ、構成された汎用コンピュー
タ、マイクロプロセッサー、マイクロ制御装置、専用の論理回路、DSP、ASICな
どの何れか１つ又はこれらの組み合わせを備えている。基地局28は、データ処理
制御装置54を備え、RNC 26との通信に関連する処理を実行するだけでなく、１以
上のアンテナ58に接続している通信機56などの基地局無線装置に関連する多数の
測定及び制御オペレーションを実行する。図３の機能ブロックフォーマットで示
された移動局30は、移動局30に必要な様々なオペレーションを制御するためのデ
ータ処理制御装置60を備えている。移動局のデータ処理制御装置36は、アンテナ
66と接続された無線通信機62に対し、データだけでなく制御信号を供給する。デ
ータ処理制御装置60と無線通信機62はバッテリー64により電源を供給される。バ
ッテリー64から供給された電力量は、データ処理制御装置36からの１以上の制御
信号により調節される。
【００１６】 制御チャンネルの種々のタイプは、無線インターフェイスに橋を架けるが如く
示されている。例えば、前方向又は下り方向には、一般報知チャンネル（BCH）
、ページングチャンネル（PCH）およびフォワードアクセスチャンネル（FACH）
など、移動局に様々なタイプの制御メッセージを提供するための種々の放送チャ
ンネルが存在する。後方向又は上り方向には、位置登録、発呼、呼出応答、およ
びその他のアクセスオペレーションを実行するために移動局によりアクセスが要
求されるときには、いつでもランダムアクセスチャンネル（RACH）が使用される
。
【００１７】 前述したように、UMTS 10は、複数のエリアに分割でき、図４に例示されるよ
うに各セルには複数のセルが含まれている。各セルは、地理的なエリアであり、
基地局サイトの無線基地局装置から提供される無線サービスエリアである。１の
基地局は１以上のセルを提供できる。図４に例示された特定のエリアは、網掛け
により示された位置登録エリア（ロLA(1)-LA(3)）32と、UTRAN登録エリア（URA(
1)-URA(3)）34とを含んでいる。移動局が新しい位置登録エリア又は登録エリア
に移動すると、移動局はその現在の位置登録エリア又は登録エリアにネットワー
クを更新する。LAは、コアネットワークと関連したページングエリアを参照する
。URAは、UTRANと関連したページングエリアを参照する。移動局は、電源が投入
され、待機モードのときに、LAを適用可能となる。移動体がパケットデータコネ
クションを確立したとしても、現在データを送っていないか、又は、受信してい
ない時には、URAは適用可能である。LAとURAは、ページングエリアについての非
限定的な例示に過ぎない。その後、移動局は、同一の位置登録エリア又は登録エ
リアに属しているセル間であれば、登録更新手続を実行することなく、その中を
自由に移動することができる。その結果、もし、ネットワークから移動局に情報
を送信したい場合であって、移動局の位置が（セルレベルではなく）位置登録エ
リア又は登録エリアレベルで把握されているときには、移動局が最後に位置登録
エリアの更新を行った位置登録／登録エリアに属している、すべてのセルからペ
ージングメッセージが報知される。
【００１８】 ここで、注意すべきことは、位置登録エリア32とUTRAN登録エリア34は、複数
の基地局と関連付けられた複数のセルが含まれていることである。上述したよう
に、ページング要求がコアネットワークからRNC 26に発行されるときは、一般に
、RNCが、呼び出される移動体が在圏していると信じられている、例えば、最後
に登録された、位置登録エリア又は登録エリアを識別する。その際に、ページン
グ要求は、ページングエリアのすべてのセルに分配される。図４は、オーバーロ
ードにある位置登録エリアLA(1)とUTRAN登録エリアURA (1)の2つのセルを示して
おり、この状態では、追加の呼要求を処理することができない。そこで、本願発
明の発明者は、もし、それらのオーバーロード状態のセルにおいて、新たな呼を
サポートするための追加リソースを割り当てることができないならば、セル4と5
のような過負荷状態のセルに対してまでページングメッセージを送信することは
ナンセンスだと悟ったのである。ページングや、それに付随する移動体の呼出応
答の試みや、呼の否定など、他の全ての行為は、さらなる輻輳／過負荷を引き起
こしてしまう。これに代えて、本願発明に係る呼出要求は、図４に例示するよう
に「正常な状態」にあるページングエリア内のセルにだけ送信されるのである。
従って、例えば、LA(1)に登録されている移動体への呼出要求は、セル1、2、3、
及び6からのみ送信されるのである。
【００１９】 図５は、本願発明の第１の実施形態における、選択的な通信ルーチン（ブロッ
ク70）を概説するものである。まず、特定の位置登録エリアまたは登録エリアに
含まれるセル（複数のセルから成る必然性はないが）に在圏する移動局宛ての情
報が受信される（ブロック72）。エリアのセルのそれぞれと関連した現在の承認
ステータスは、前記情報の受信に先立って、又は、受信した後に決定される（ブ
ロック74）。承認ステータスは、呼に対して新しいリソースを割り当てるのに必
要なセルの容量についての観点から、図２に示される特定のセルの輻輳レベルに
基づいて決定されてもよい。この新しい呼だけでなく、例えば、既存の音声コネ
クションと関連するビデオコネクションのための無線帯域幅リソースを追加のリ
ソースとして要求するような、現在サポート中の既存の呼が存在するかもしれな
い。しかしながら、この承認ステータスは、新しい呼の承認又はセルの新しいリ
ソースの割り当てを制御するために用いることが可能な、どのようなタイプの条
件または規則に基づいて決定されてもよい。移動局宛てに受信された情報と関連
したメッセージ（またはその情報自身）は、現在、承認ステータスが肯定的であ
ると決定されている１以上のセルに対して送信される（ブロック76）。このメッ
セージには、いかなる種類のメッセージがさらに含まれていてもよく、これらに
限定される必要はないが、例えば、呼出メッセージ、測定関連のメッセージ、承
認制御メッセージ、報知パラメータメッセージ、ショートデータメッセージなど
であろう。逆に言えば、このようなメッセージは、現在承認ステータスが否定的
であると決定されているセルには送信されることはない（ブロック76）。
【００２０】 本願発明がどのようなタイプのメッセージにでも適用可能であり、また、承認
ステータスは、どのようなタイプの条件にでも適用可能であるが、本願発明の次
の実施形態は、もちろん、説明目的のためだけのものであるが、現在のセルの輻
輳レベルに基づいて承認ステータスが決定されるようなセルへのページングメッ
セージの観点から開示される。
【００２１】 本願発明の例示的なインプリメンテーションにおいて、RNC 26のメモリ50は、
移動体通信ネットワークの１つのページングエリアごとに１つのリストを蓄える
。もちろん、これらのリスト構造は、基地局など、ネットワーク内の他の制御ノ
ードに蓄えられてもよい。図６に、リストデータ構造の一例が示されている。位
置登録エリアLA(1)とLA(2)について２つの例示的なリストが示されており、各位
置登録エリアには、(1-6)の番号が付された６つのセルを含んでいる。このリス
トにおいて、各セルのエントリーには、関連する基地局識別子と承認ステータス
インジケータが存在していてもよい。もし、例えば、承認ステータスが肯定的で
あれば、フラグは「1」に設定する；一方、否定的な条件は「 0」によって示さ
れようにしてもよい。他のより精巧な承認ステータス指標方式が採用されてもよ
い。例示的なリストにおいて見受けられるように、位置登録エリアLA(1)には、
基地局BS(1)に関連する４つのセル(1-4)と、基地局BS2に関連する２つのセル(5-
6)が含まれている。５つのセル(1-5)がURA(1)に含まれており、４つのセル(6、1
、2、および3)がURA(2)が含まれており、１つのセル(6)がURA(2)に含まれており
、LA(1)の１つのセルと重なっている。また、URA(3)の3つのセル（4、5、および
6）は、位置登録エリアLA(2)に含まれている。現在、位置登録エリアLA(1)のセ
ル4と5だけが過負荷状態にある。なお、URAエントリーはオプションとする。
【００２２】 ここで、図６に例示されたリスト構造を採用する本願発明の非限定的な実施形
態についての、選択呼出ルーチン（ブロック80）を参照する。リストは、セルエ
ントリーと承認ステータスインジケータを含み、各位置登録エリアごとに作成さ
れる（ブロック82）。他の付加的なエントリーは、各セルに関連する現在の基地
局とUTRAN登録エリア（URA）を示している。輻輳レベルは各セルごとに決定され
る。適切な承認ステータスインジケータ、例えば、フラグビットの如くであり、
決定された輻輳レベルと一致するものであり、リストに蓄えられる（ブロック84
）。輻輳レベルは、例えば、測定された信号対干渉波比又は他の輻輳タイプパラ
メータとの比較に基づいて決定されるてもよい。
【００２３】 移動局宛ての呼出が検出されると、呼出はRNCに転送される（ブロック86）。
どの位置登録エリアに現在移動局が位置しているか又は登録されいるかを、RNC
処理回路52が決定する（ブロック88）。この処理回路が、メモリ50にアクセスし
、とりわけ、決定された位置登録エリアと対応するリストにアクセスし、位置登
録エリア（もしあれば）のどのセルが、肯定的な承認ステータスを持っているか
、すなわち、ページングメッセージを受信すべきであるかを決定する（ブロック
90）。対応するページングメッセージは、、選択されたセルに送信される（ブロ
ック92）。プロシージャは引き続き、各位置登録エリアのセルごとに現在の輻輳
レベルを検出し、メモリ90の対応する位置登録エリアリストに含まれる承認ステ
ータスを更新する（ブロック94）。移動局の位置が、セルレベルでもって把握さ
れている場合であって、そのセルが輻輳していないならば、ページングメッセー
ジはそのセルにだけ送信されれる。もしそのセルが輻輳していれば、ページング
メッセージは一切送信されない。
【００２４】 他の代替例としては、単純に、肯定的な承認ステータスを持っているセルのエ
ントリーだけを、メモリ50に格納されるリスト構造に具備するようにしてもよい
。すなわち、否定的な認ステータスを持っているセルはリストから削除され、肯
定的な承認ステータスを持っているセルがリストに追加され、維持されるように
してもよい。この観点に従い、ここで、図８に示された選択的ページングルーチ
ン（ブロック100）を参照することにする。セルリストは各位置登録エリアごと
に生成される（ブロック102）。位置登録エリアの各セルごとに、RNC処理回路52
は、輻輳レベルがしきい値を越えているかどうかを決定する（ブロック104）。
もし、しきい値を越えているならば、処理回路52は、そのセルをリストから削除
する（ブロック106）。もし、しきい値を越えていないならば、処理回路52は、
そのセルをリストに追加する（ブロック108）。移動局宛ての呼出が、RNCにより
検出されると（ブロック110）、現在、移動局が位置するか又は登録されている
位置登録エリアを決定する（ブロック112）。処理回路52は、メモリ50において
、対応した位置登録エリアリストをチェックし、現在、そのエリアのセルリスト
に含まれているセルにだけ、ページングメッセージを送信する（ブロック114）
。その後、図７のルーチンにおいて、処理回路52は、各セルの輻輳レベルを決定
し続け、各位置登録エリアごとに、セルリストを更新する（ブロック116）。
【００２５】 本願発明は数多くの利点を提供する。第一に、無線ネットワークにおいて送信
されている制御信号の量が削減される。なぜなら、有益ではないか、または、現
在の条件のもとでは作用することのできないメッセージが送信されないからであ
る。これは無線ネットワーク自身内のデータ処理とシグナリング・オーバーヘッ
ドをも減少させる。また無線基地局と移動局間の無線インターフェイス上でのデ
ータ処理とシグナリングをも減少させる。例えば、もし、現在、輻輳したセル内
に位置する移動局が、無線インターフェイス上で、関連する基地局から呼出を受
けると、移動局は、もちろん、呼び出しに応答して呼をサポートすべく、無線イ
ンターフェイス上の無線リソースを要求することになろう。現在セルが過負荷状
態にあるので、基地局は、無線インターフェイス上で、要求を拒否する別のメッ
セージを移動局に送り返す。まず、輻輳したセルには、無線ネットワークから呼
出を送信しないので、下り回線において、そのセルの干渉レベルは低減するか、
少なくとも増大することはない。さらに、移動局が呼び出しに応答しないので、
上り回線における干渉は低減されよう。さらに、ページングエリア内の輻輳して
いないセルから移動局へのアクセスの試行がなされよう。
【００２６】 本願発明は、特定の実施形態に基づいて説明されてきたが、当業者であれば、
本願発明が、ここに例示された具体的な実施形態にのみ限定されるものではない
ことを認めよう。本願発明を実施する際には、多数の部分修正、変更事例、均等
な構成だけでなく、ここに示されたもの及び説明されたものとは異なる種々のフ
ォーマット、実施形態及び適応化を用いることも可能である。すなわち、本願発
明は、請求の範囲のみによって限定されることが意図されている。
【図面の簡単な説明】
本願発明の前述の目的および他の目的、機能、および利点は、引用文字が同じ
部分を参照する付随図面において例示されるだけでなく、好ましい例示的な実施
形態について説明からより明確になろう。多数の図面において個々の機能的ブロ
ックと構成が示されているが、これらの機能は、個々のハードウェア回路や、適
切にプログラムされたデジタルマイクロプロセッサーや、アプリケーションに特
化された集積回路（ASIC）および／または１以上のデジタル信号処理（DSP）に
より実行できることを、当業者であれば理解できよう。
【図１】本願発明を適用可能な例示的な移動体無線通信システムを示す図であ
る。
【図２】無線ネットワーク制御装置と基地局についての簡素化された機能ブロ
ック図である。
【図３】移動局についての簡素化された機能ブロック図である。
【図４】ロケーションと登録エリアを例示する図である。
【図５】本願発明の実施形態における選択的な通信プロシージャを例示するフ
ローチャートである。
【図６】複数のページングエリアについて概念的なリストデータ構造の例を示
す図である。
【図７】本願発明の実施形態における、選択的なページングルーチンの一例と
、非制限的な選択的ページングルーチンの一例を示す図である。
【図８】本願発明の別の実施形態における、非制限的な選択的ページングルー
チンの一例を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０４Ｑ 7/28 (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ，ＺＷ )，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ， ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ， ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，Ｃ Ｒ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＤＭ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ， ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，Ｋ Ｚ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ， ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，Ｓ Ｋ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ，ＵＧ ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ (72)発明者 テリンゲル， ヤン スウェーデン国 エルヴシェ エス−125 41， ピルクログスヴェーゲン 13 (72)発明者 ワールマン， ヤン スウェーデン国 キスタ エス−164 45， リベガタン 162 (72)発明者 ヨハンソン， トーマス スウェーデン国 リンケピング エス− 582 19， ニュガタン 21 エー Ｆターム(参考） 5K030 GA11 HA08 HB01 HC01 HC02 HC09 HD03 HD05 JL01 JT01 JT03 KA01 KA04 KA13 LB05 LC15 5K067 AA03 BB04 BB21 DD51 EE02 EE10 EE16 GG01 HH05 HH12 JJ72 JJ76

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 複数のセルに関連付けられ、制御装置と接続され、無線インターフェイスを介
    して移動局と通信する複数の基地局を備えた移動無線通信システムにおいて使用
    される方法であって、 前記複数のセルのうちの１つのセル内に位置している移動局に対し宛てられた
    情報を受信するステップと、 前記複数のセルのそれぞれについて承認ステータスを決定するステップと、 前記承認ステータスが肯定的であると、前記複数のセルのうち、その承認ステ
    ータスが肯定的であるセルに対し、前記移動局宛ての情報に関するメッセージを
    送信するステップと、 を備え、 前記メッセージは、前記承認ステータスが否定的であるセルには送信されない
    ことを特徴とする方法。
  2. 【請求項２】 前記移動局宛ての情報に関するメッセージは、制御メッセージであることを特
    徴とする請求項１に記載の方法。
  3. 【請求項３】 前記承認ステータスは輻輳しきい値に基づいて決定されるものであって、 前記輻輳しきい値以下の輻輳レベルにあるセルについては、その承認ステータ
    スに肯定的に決定され、 前記輻輳しきい値を超える輻輳レベルにあるセルについては、その承認ステー
    タスが否定的に決定されることを特徴とする請求項１に記載の方法。
  4. 【請求項４】 第１のセルは、第１のエリアに割り当てられたセルからなる第１のグループの
    メンバーであり、前記第１のセルについての前記承認ステータスが否定的に決定
    されると、前記移動局宛ての情報に関するメッセージは送信されないことを特徴
    とする請求項１に記載の方法。
  5. 【請求項５】 第１のセルは、第１のエリアに割り当てられたセルからなる第１のグループの
    メンバーであり、前記第１のエリアのセルであって、前記承認ステータスが肯定
    的に決定されたセルにのみ、前記移動局宛ての情報に関するメッセージを送信す
    ることを特徴とする請求項１に記載の方法。
  6. 【請求項６】 複数のセルに対応するリストを作成するステップと、 前記複数のセルのそれぞれについて、決定された承認ステータスのインジケー
    タを前記リストに蓄積するステップと、 前記リストに掲載されたセルであって、その承認ステータスのインジケータが
    肯定的であるセルにのみ、前記移動局宛ての情報に関するメッセージを送信する
    ステップと、 をさらに備えることを特徴とする請求項１に記載の方法。
  7. 【請求項７】 複数のセルに対応するリストを作成するステップと、 前記リストに含まれる複数のセルのそれぞれについて、その承認ステータスを
    監視するステップと、 前記承認ステータスが否定的であるセルを前記リストから削除するステップと
    、 をさらに備えることを特徴とする請求項１に記載の方法。
  8. 【請求項８】 前記承認ステータスが肯定的であるセルを前記リストに追加するステップをさ
    らに備えることを特徴とする請求項７に記載の方法。
  9. 【請求項９】 １以上のセルからなるエリアの複数を備えた移動通信ネットワーク内の移動局
    に対し、選択的にメッセージを送信する方法であって、 前記エリア内のセルごとに承認インジケータを備えるリストを前記エリアごと
    に作成するステップと、 前記リストの内の前記承認インジケータに値を付与するステップと、 前記移動局宛てのメッセージを検出するステップと、 前記移動局に関連するエリアを決定するステップと、 前記エリア内の１以上のセルに係る前記承認インジケータの値に基づいて、該
    エリアの１以上のセルにメッセージを送信するか否かを決定するステップと、 を備えることを特徴とする方法。
  10. 【請求項１０】 前記承認インジケータは、該インジケータに対応するセルの輻輳レベルに関係
    したものであることを特徴とする請求項９に記載の方法。
  11. 【請求項１１】 前記承認インジケータは、該インジケータに対応するセルにおける通信リソー
    スの容量に関連したものであることを特徴とする請求項９に記載の方法。
  12. 【請求項１２】 前記関連するエリアには、前記移動局が現在登録され又は位置していることを
    特徴とする請求項９に記載の方法。
  13. 【請求項１３】 前記エリアには、１つの基地局と関係する複数のセルが含まれていることを特
    徴とする請求項１２に記載の方法。
  14. 【請求項１４】 前記エリアには、１以上の基地局と関係するセルが含まれていることを特徴と
    する請求項１２に記載の方法。
  15. 【請求項１５】 前記メッセージは、呼び出しであることを特徴とする請求項９に記載の方法。
  16. 【請求項１６】 前記エリア内のセルに係る前記承認インジケータの値が否定的であると、該セ
    ルには前記メッセージが送信されないことを特徴とする請求項９に記載の方法。
  17. 【請求項１７】 １以上のセルからなるエリアの複数を備えた移動通信ネットワーク内の移動局
    に対し、選択的にメッセージを送信する方法であって、 少なくとも１つのエリアについてセルリストを作成するステップと、 前記セルの輻輳ステータスがしきい値以下である場合に、前記セルリストに該
    セルを追加するステップと、 前記セルの輻輳ステータスがしきい値を超える場合に、前記セルリストから該
    セルを削除するステップと、 前記セルリストに現存するセルにのみ前記メッセージを送信するステップと、 を備えることを特徴とする方法。
  18. 【請求項１８】 前記移動局宛てのメッセージを検出するステップと、 前記移動局が現在登録されているエリアを決定するステップと、 をさらに備え、 前記エリアについての前記リストに現存するセルにだけ前記メッセージを送信
    することを特徴とする請求項１７に記載の方法。
  19. 【請求項１９】 前記リストへのセルの追加及び前記リストからのセルの削除を実行すべく、前
    記エリア内の各セルごとに輻輳ステータスを規則的にチェックするステップをさ
    らに備えることを特徴とする請求項１７に記載の方法。
  20. 【請求項２０】 前記輻輳ステータスはしきい値に基づいて決定されることを特徴とする請求項
    １９に記載の方法。
  21. 【請求項２１】 前記しきい値は、可変の値であることを特徴とする請求項２０に記載の方法。
  22. 【請求項２２】 前記メッセージは、ページングメッセージであることを特徴とする請求項１９
    に記載の方法。
  23. 【請求項２３】 前記セルリストを作成するステップには、さらに、 前記セルの輻輳ステータスがしきい値以下のときに当該セルをセルリストに追
    加するステップと、 前記セルの輻輳ステータスがしきい値を超えるときに当該セルをセルリストか
    ら削除するステップと、 を備えることを特徴とする請求項１７に記載の方法。
  24. 【請求項２４】 １以上のセルに関係し、制御装置と接続し、無線インターフェイスを介して移
    動局と通信する複数の基地局とを備える移動無線通信システムの制御ノードであ
    って、 前記複数のセルのそれぞれに対応する承認ステータスを表す、前記１以上のセ
    ルごとのインジケータを含むリストを、エリア内の前記１以上のセルについての
    リストを記憶するメモリと、 前記リスト内のセルごとの承認ステータスインジケータを前記メモリに記憶さ
    せるように構成され、前記１以上のセルの１つに現在登録されている移動局宛て
    のメッセージを送信すべきか否かを、前記リスト内の各セルごとに決定する、前
    記メモリに接続された処理回路と、 を備えることを特徴とする制御ノード。
  25. 【請求項２５】 前記承認ステータスインジケータは、輻輳レベルに対応していることを特徴と
    する請求項２４に記載の制御ノード。
  26. 【請求項２６】 前記データ処理回路は、前記１以上のセルの１つに登録されている移動局宛て
    のメッセージを、前記リスト内のセルであって、肯定的な承認ステータスインジ
    ケータを有するセルに対しては送信すべきであると決定し、否定的な承認ステー
    タスインジケータを有するセルに対しては送信すべきではないと決定することを
    特徴とする請求項２４に記載の制御ノード。
  27. 【請求項２７】 １以上のセルに関係し、制御装置と接続し、無線インターフェイスを介して移
    動局と通信する複数の基地局とを備える移動無線通信システムの制御ノードであ
    って、 少なくとも１つのエリアについてのセルリストを記憶するメモリと、 前記セルの輻輳ステータスがしきい値以下のときには当該セルをセルリストに
    追加し、前記セルの輻輳ステータスがしきい値を超えるときには当該セルをセル
    リストから削除する処理手段と、 を備え、 前記処理手段は、前記セルリストに現存するセルにのみ前記メッセージを送信
    するよう支持することを特徴する制御ノード。
  28. 【請求項２８】 前記制御ノードは、さらに、前記移動局宛てのメッセージを検出し、前記移動
    局が現在登録されているエリアを決定し、 前記メッセージは、前記エリアに対応するリストの現存するセルにのみ送信さ
    れることを特徴とする請求項２７に記載の制御ノード。
  29. 【請求項２９】 前記処理手段は、さらに、前記リストへのセルの追加及び前記リストからのセ
    ルの削除をすべく、前記エリア内の各セルごとの輻輳レベルを規則的にチェック
    することを特徴とする請求項２７に記載の制御ノード。
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