JP2002533684A - ディジタル相関器 - Google Patents

ディジタル相関器

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ウラジミール・ニコラエヴィッチ・イワノフ
ミカイル・ペトロヴィッチ・ソシン
ヴィクター・イヴァノヴィッチ・マラシン
デニス・ゲオルギエヴィッチ・ポヴェレニ
ボリス・ヴァレンチノヴィッチ・シェブシャエヴィッチ
ミカイル・ユリエヴィッチ・シリン
ボリス・ドミトリエヴィッチ・フェドトフ
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サムソン・エレクトロニクス・カンパニー・リミテッド
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、無線航法の分野に関し、より明確には、本発明は、衛星無線航法システムGPSおよびGLONASS(ロシア)の疑似雑音信号の受信器のディジタル相関器に関する。前記ディジタル相関器は、L1/F1周波数範囲において、C/Aコードの信号の受信および相関処理を行う。クレームされているのは、GLONASS信号の確実な周波数分割および簡単なユニットの着想のために必要とされるスプリアス高調波成分のレベルをもたらす中間周波数の正弦値および余弦値の特殊な近似の実施に起因する、GLONASSシステムの信号の確実な周波数分割をもたらす受信器のディジタル相関器である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線航法の分野に関し、より明確には、本発明は、衛星無線航法シ
ステム(satellite radio navigation systems:SRNS)であるGPS(米国
)およびGLONASS(ロシア)の疑似雑音(雑音のような)信号を受信する
ために用いられる受信器のディジタル相関器に関する。このディジタル相関器は
、SRNS GPSおよびGLONASSは、L1/F1周波数範囲において、
これらのシステムのC/Aコードの信号の受信および相関処理を行う。
【0002】
【従来の技術】
SRNS GLONASS疑似雑音信号の受信器("Global Navigation Satell
ite System - GLONASS. The interface control document. The KNITS VKS Inst
itute, Russia", 1995[1]を参照)、および、GPS疑似雑音信号の受信器(
"Global Position System. Standard Positioning Service. Signal Specificat
ion". USA, 1993.[2]を参照)は、現在では、対象物の座標(緯度、軽度、高
度)および速度と、時間とを決定するために広く用いられている。SRNS G
PSとGLONASSとの間の基本的な相違点は、近接しているが異なった周波
数範囲を用いることと、異なった疑似雑音変調コードを用いることと、システム
内における種々の衛星の信号の符号および周波数分割をそれぞれ用いることとに
ある。SRNS GPSにおいて、衛星は、異なる疑似雑音コードにより157
5.42MHz(L1周波数範囲)という同一の搬送周波数上で変調された信号
を送信する。SRNS GLONASSにおいて、衛星は、同じ疑似雑音コード
により、F1周波数範囲においてGPS信号に近接した異なる搬送レター周波数
(carrier letter frequency)上で変調された信号を放射する。GLONASS
信号のレター周波数の定格値は、以下の規則を用いて形成される。 f,i = f,0+i×Δf ここで、f,iは、レター周波数の定格値であり、 f,0は、ゼロレター周波数であり、 iは、レター番号であり Δfは、レター周波数間の間隔である。 範囲F1における周波数に関して、f,0=1602MHz、Δf=0.5625
MHzである。
【0003】 SRNS GPSシステムとGLONASSシステムとの間の相違点にもかか
わらず、デザインや、衛星の軌道群の弾道構成や、用いられる周波数範囲による
、これらのシステムの近似性は、これらのシステム双方の信号を受信することが
可能な統合受信器の作成に関連した問題を設定しかつ解決することを可能にする
。達成される結果は、対象物の位置を(詳細には、幾何学的因子(geometrical
factor)の最適値を伴った作用衛星群の選択の可能性に起因して)固定すること
における、より高い信頼性、確実性、および正確さにある("Network Satellite
Radio Navigation Systems", V.S. Shebshaevich, P.P. Dmitriev, N.V. Ivant
sevich et. al. Moscow, "Radio i Svyaz" Publishers, 1993, page 160[3]
を参照)。この場合には、簡略化および最小化の目的のために統合された単一の
受信器における、SRNS GPS信号およびGLONASS信号の受信および
相関処理のために用いられるツールの開発の問題を解決することが必要である。
したがって、SRNS GLONASS信号に特有の特徴に由来して、本質的な
論点は、最小限の装備においてSRNS GLONASS信号の良好な周波数分
割を行う統合受信器を供給することであり、このことが、本発明の目的である。
SRNS GPS信号およびGLONASS信号を受信するための通常の統合受
信器(Riley S., Howard N., Aardoom E., Daly P., Silvestrin P. "A Combine
d GPS/GLONASS High Precision Receiver for Space Applications" Proc. of I
ON GPS-95, Palm Springs, CA, US, September 12-15, 1995, pp.835-844[4]
を参照)は、アンテナと、無線周波数変換器と、マルチチャンネルディジタル相
関器と、プロセッサとを具備している。統合受信器の無線周波数変換器は、これ
らのシステムの各々における信号に関する別個の中間周波数チャンネルを有して
いる。アンテナおよび無線周波数変換器は、SRNS信号の受信、周波数選択、 増幅、中間周波数(IF)への周波数逓降変換、アナログ−ディジタル(A−D )変換器を用いたディジタル形式への変換をもたらす。SRNS GLONAS Sのための統合受信器の無線周波数変換器のIFチャンネルは、このシステムの 全てのレター周波数の信号の出力において同時受信をもたらす広い周波数帯域を 有している。したがって、SRNS GLONASSのためのIFチャンネル出 力における信号は、全ての可視衛星のレター周波数の信号と、有用な信号ととも に受信された揺らぎ雑音および様々な種類の干渉との合計を表しており、このこ とにより、ディジタル相関器における後続のディジタル処理の間に、様々なレタ ーを有する信号の周波数分割の質が明確に必要とされることが分かる。無線周波 数変換器のA−D変換器の出力からのSRNS GPSディジタル信号およびG LONASSディジタル信号は、マルチチャンネルディジタル相関器の入力に印 加され、ここで、前記ディジタル信号は、時間によって計数化され、かつ、ディ ジタル相関器チャンネル内に割り当てられる。SRNS GPS信号およびGL ONASS信号を受信するための統合受信器[4](このような統合受信器は、 従来技術として容認されている)の通常のディジタル相関器のブロック図が、図 1に示されている。
【0004】 従来技術して考えられているSRNS信号受信器のディジタル相関器は、N個
のチャンネル1(11,12,...1N)を具備している(図1)。N個のチャ
ンネル1(11,12,...1N)の入力−出力の他に、チャンネル1の第1入
力および第2入力とクロック入力(クロック信号FTの入力)とが相互接続され
、かつ、ディジタル相関器の第1および第2信号入力と、クロック入力と、入力
−出力とを、それぞれ形成している。ディジタル相関器のチャンネル1の各々は
、SRNS GPS信号およびGLONASS信号を切り換えるための配電盤2
と、データ交換ユニット3と、ディジタルミキサー4と、相関器(ディジタル復
調器)5〜8と、記憶ユニット9〜12と、ディジタル制御されたキャリア発生
器13と、ディジタル制御されたコード発生器14と、(GPSおよびGLON
ASSの)C/Aコード発生器15と、プログラムされた遅延線16と、制御レ
ジスタ17とを具備している。配電盤2の第1および第2信号入力(ディジタル
SRNS GPS信号およびディジタルGLONASS信号の入力)は、チャン
ネル1の第1および第2信号入力を、それぞれ形成している。前記ユニット3の
データ入力−出力は、チャンネル1の入力−出力を形成している。記憶ユニット
9〜12のクロック入力、発生器13,14のクロック入力、プログラムされた
遅延線16のクロック入力は、チャンネル1のクロック入力を形成している。デ
ータ交換ユニット3は、記憶ユニット9〜12と、ディジタル制御されたキャリ
ア発生器13の制御入力と、制御レジスタ17の制御入力と、ディジタル制御さ
れたコード発生器14の制御入力と、C/Aコード発生器15の第1入力とに接
続されている他に、適切な入力−出力バスを介してSRNS信号受信器のプロセ
ッサ(このプロセッサは、図1には示されていない)に接続されている。C/A
コード発生器15の第2入力は、ディジタル制御されたコード発生器14の出力
に接続されている。SRNS信号を切り換える配電盤2の制御入力は、制御レジ
スタ17の出力の1つに接続されている。制御レジスタ17の他の出力は、プロ
グラムされた遅延線16の入力およびC/Aコード発生器15の入力に、それぞ
れ接続されている。配電盤2の出力は、ディジタルミキサー4の信号入力に接続
されており、ディジタルミキサー4の基準入力は、ディジタル制御されたキャリ
ア発生器13の出力に接続されている。ディジタルミキサー4の第1および第2
出力は、相関器(ディジタル復調器)5,6および相関器(ディジタル復調器)
7,8の第1(信号)入力に、それぞれ接続されている。相関器(ディジタル復
調器)5,7および相関器(ディジタル復調器)6,8の第2(基準)入力は、
プログラムされた遅延線16のSRNS GPSまたはGLONASS C/Aコ
ードのコピーのパンクチュアル“P”、差“E−L”(初期−後期)または“E
”(初期)の出力に、それぞれ接続されており、プログラムされた遅延線16の
信号入力は、SRNS GPS/GLONASS C/Aコードを生成するC/A
コード発生器15の出力に接続されている。相関器(ディジタル復調器)5〜8
の出力は、記憶ユニット9〜12の入力に、それそれ接続されている。従来技術
による装置のディジタル相関器の各チャンネル1は、以下のように動作する。配
電盤2の信号入力には、サンプリング速度FTにおいて、SRNS GPSおよび
GLONASSの2ビット中間周波数信号サンプルが印加される。データ交換ユ
ニット3を介して制御レジスタ17に送られたプロセッサのコマンドにより、配
電盤2は、2ビットSRNS GPSまたはGLONASS信号を、制御レジス
タ17の出力に接続させる。ディジタル制御されたキャリア発生器13は、プリ
セットされたSRNS GLONASSレターのIF信号の位相値、または、デ
ータ交換ユニット3を介してプロセッサにより送られる2進コードを有するSR
NS GPSのIF信号の位相値のシェーピング(shaping)を供給し、かつ、こ
れらの位相値を、ディジタルミキサー4の基準入力に印加する。
【0005】 前記位相値を用いて、ディジタルミキサー4は、プリセットされたSRNS
GLONASSレターの正弦および余弦IF信号、または、SRNS GPSの
IF信号を生成し、受信された2ビットSRNS GPSまたはGLONASS
信号に、生成された余弦値および正弦値を乗算(混合)し、これにより、受信さ
れた信号の直角位相成分および同相成分を復旧させ、これらのスペクトルを(ゼ
ロ周波数上における)基本周波数帯域内に伝達し、かつ、周波数乗算結果を、第
1(直角位相)および第2(同相)出力に、それぞれ印加する。相関器(ディジ
タル復調器)5,7および相関器(ディジタル復調器)6,8は、受信された信
号を、SRNS GPSまたはGLONASSの基準C/Aコードのパンクチュ
アル(punctual)“P”、差“E−L”(初期−後期)または“E”(初期)コ
ピーと、それぞれ相関させる。コードのこれらのコピーは、プログラムされた遅
延線16により生成され、プログラムされた遅延線16は、(データ交換ユニッ
ト3を介して)プロセッサにより制御されており、かつ、C/Aコードの初期コ
ピーと後期コピーとの間の間隔を、C/Aコードの特性の存続期間に関して0.
1〜1.0まで変動させることを可能にし、かつこれにより、コードトレーシン
グシステムにおいて《精密な弁別器(narrow discriminator)》(《精密な相関
器》)を形成することを可能にしている(A.J. Van Dierendonck., Pat. Fenton
and Tom Ford "Theory and Performance of Narrow Correlator Spacing in a
GPS Receiver", Navigation: Journal of the Institute of Navigation, Vol.3
9, No.3,1982.[5]と、USA Patent 5,390,207, cl. G01 S 5/02, H04 B 7/185
, published on 14.02.95. (Fenton, A.J. Van Dierendonck, 《Pseudorandom n
oise ranging receiver which compensates for multipath distortion by dyna
mically adjusting the time delay spacing between early and late correlat
ors》)[6]と、USA patent 5,495,499, cl. H04 L 9/00, published on 27.02
.96. (Fenton, A.J. Van Dierendonck, 《Pseudorandom noise ranging receive
r which compensates for multipath distortion by dynamically adjusting th
e time delay spacing between early and late correlators》) [7]とを参
照)。SRNS GPSまたはGLONASSの基準疑似ランダムC/Aコード
衛星信号は、ディジタル制御されたコード発生器14の出力からGPS用に1.
023MHz、GLONASS用に0.511MHzというコードクロック周波
数を供給されるC/Aコード発生器15により生成される。生成された疑似ラン
ダムコードシーケンスおよびコードクロック周波数値の選択は、データ交換ユニ
ット3を介して前記発生器の入力に作用するプロセッサコマンドにより実行され
る。信号の相関結果は、記憶ユニット9〜12に記憶される。入力信号のパンク
チュアルコピーと差コピーとを伴う動作の場合のために、記憶ユニット9は、信
号のパンクチュアルコピーの直角位相相関成分Qpを記憶し、記憶ユニット10
は、差コピーの直角位相相関成分Qdを記憶し、記憶ユニット11は、パンクチ
ュアルコピーの同相成分Ipを記憶し、記憶ユニット12は、差コピーの同相成
分Idを記憶する。記憶ユニット9〜12に蓄積されたデータは、データ交換ユ
ニット3を介してプロセッサにより定期的に読み出される。プロセッサは、全て
の信号処理アルゴリズム(すなわち、信号を検索し、キャリアとコードとを辿り
、かつ、サービス情報を受信するアルゴリズム)を実行する。記憶期間は、C/
Aコードの期間(すなわち、1ms)に等しい。
【0006】 信号処理の結果を用いて、プロセッサは、各チャンネル1の動作を制御し、搬
送周波数の推定値を、ディジタル制御されたキャリア発生器13に送信し、かつ
、コードクロック周波数を、ディジタル制御されたコード発生器14へ送信する
。様々なSRNS GLONASSレターの信号の周波数分割、および、GPS
信号の周波数選択は、ディジタル制御されたキャリア発生器13とディジタルミ
キサー4と記憶ユニット9〜12との合同動作に起因して、従来技術のディジタ
ル相関器においてもたらされる。ディジタル制御されたキャリア発生器13は、
プリセットされたSRNS GLONASSレターのIF信号の位相値、または
、データ交換ユニット3を介してプロセッサにより供給される2進コードを有す
るSRNS GPSのIF信号の位相値を形成する。ディジタルミキサー4は、
位相値から余弦値と正弦値とを形成し、かつ、2ビットの受信信号に、中間周波
数信号の直角位相(“sin”および“cos”)を乗算し、その一方で、低域
フィルタの役割を果たす記憶ユニット9〜12は、基本周波数帯域における信号
の直角位相成分を選択し、かつ、ディジタルミキサー4の動作中におけるスプリ
アス信号を抑制する。ディジタルミキサー4におけるディジタル変換の間にディ
ジタルIF信号“sin”および“cos”が用いられるので、受信された信号
の周波数分割の質は、ディジタルミキサー4において受信された“sin”値お
よび“cos”値の近似値に依存する。この場合には、25dBのダイナミック
レンジにおいて変動し得るパワーを有する様々なSRNS GLONASSレタ
ーの信号の確実な分離をもたらすために、中間周波数の“sin”値および“c
os”値におけるスプリアス高調波成分のレベルは、中間周波数信号の基本波の
パワーに対して−29〜30dBを超過すべきではない。このことは、プリセッ
トされたレターの受信中に、他のレターの信号の受信がないことを保証する。
【0007】 既知でありかつSRNS GPSおよびGLONASS統合受信器のディジタ
ル相関器において実際に用いられる中間周波数の正弦および余弦の近似が、図2
に示されている。この近似は、詳細には、GEC PLESSEY corporationのディジタ
ル相関器“GP2021”において実現される(GEC PLECCEY Semiconductors,
GLOBAL POSITION, Products Handbook, August 1996)[8]を参照)。この相関
器の構成は、従来技術として考えられているディジタル相関器(図1)の構成を
繰り返している。図2に示される正弦および余弦IF信号の既知の近似に関して
、これらの信号のスペクトル内のスプリアス高調波レベルの計算結果が、表1に
与えられている。表1から、この近似値のスペクトルが、基本波のレベルよりも
16,19,23.5,24.6dBだけ低いレベルを有する7番目、9番目、
15番目、17番目の高調波を具備することは明白である。無線周波数変換器の
広帯域GLONASS信号出力における統合受信器において、全てのレターが同
時に利用可能でありかつこれらのパワーが26dBだけ異なり得るので、既知の
近似値を用いることによって、他のレターの信号が、ディジタル制御されたキャ
リア発生器13において同期された基準信号の一高調波上でプリセットレター信
号と同時に受信されるという結果となる。ディジタルミキサー4および記憶ユニ
ット9〜12の出力におけるこれらの信号のパワーは、プリセットレターの信号
強度よりも高くなり得る。SRNS GLONASSにおいて受容された信号の
周波数分割は中断されることがあり、受信動作の故障という結果となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
クレームされた発明により達成すべき技術的課題は、SRNS信号の受信器の
ディジタル相関器を作成することである。この場合に、問題は、GLONASS
信号の周波数分割を確実にもたらすために、ディジタル相関器のスプリアス高調
波成分の必要とされるレベルと簡素な設計とをもたらす(すなわち、少数の2進
ディジット(ビット)を表示のために必要とする)ようなIF正弦および余弦の
近似を実現することが必要であることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の本質は、N個のチャンネルを具備し、N個のチャンネルの第1および
第2信号入力、クロック入力、入力−出力は、相互接続され、かつ、ディジタル
相関器の第1および第2信号入力と、クロック入力と、入力−出力とをそれぞれ
構成し、この場合に、N個のチャンネルの各々は、チャンネルの第1および第2
信号入力をそれぞれ形成する第1および第2信号入力を有する、システムのSR
NS信号を切り換えるための配電盤と、チャンネルの入力−出力を形成するデー
タ入力−出力を有するデータ交換ユニットと、SRNS信号の配電盤の出力に接
続されている信号入力を有するディジタルミキサーと、ディジタルミキサーの第
1出力に接続されている信号入力を有する第1および第2相関器と、ディジタル
ミキサーの第2出力に接続されている信号入力を有する第3および第4相関器と
、それぞれの相関器の出力に接続されている信号入力を有する第1〜第4記憶ユ
ニットと、ディジタルミキサーの基準入力に接続されている出力を有するディジ
タル制御されたキャリア発生器と、ディジタル制御されたコード発生器と、C/
Aコード発生器と、プログラムされた遅延線と、制御レジスタとを具備し、この
場合に、記憶ユニット、ディジタル制御されたキャリア発生器、ディジタル制御
されたコード発生器、プログラムされた遅延線の相互接続されたクロック入力は
、チャンネルのクロック入力を形成し、記憶ユニットの出力は、データ交換ユニ
ットの入力に接続され、データ交換ユニットの適切な出力は、ディジタル制御さ
れたキャリア発生器の制御入力と、制御レジスタの入力と、C/Aコード発生器
の第1入力と、ディジタル制御されたコード発生器の制御入力とに接続され、デ
ィジタル制御されたコード発生器の出力は、C/Aコード発生器の第2入力に接
続され、C/Aコード発生器の出力は、プログラムされた遅延線の信号入力に接
続され、制御レジスタの出力は、SRNS信号を切り換える配電盤の制御入力と
、C/Aコード発生器の制御入力と、プログラムされた遅延線の制御入力とに接
続され、プログラムされた遅延線のC/Aコードの出力パンクチュアル“P”コ
ピーの出力は、第1および第3相関器の基準入力に接続され、その一方で、C/
Aコードの差“E−L”または“E”コピーの出力は、第2および第4相関器の
基準入力に接続されていることを特徴とする、SRNS信号受信器のためのディ
ジタル相関器の開発にある。ディジタル相関器のNチャンネルの各々において、
ディジタルミキサーは、入力信号にキャリア余弦値を乗算した積のモジュラス(
modulus)および符号の整形器(shaper)、および、入力信号にキャリア正弦値
を乗算した積のモジュラスおよび符号の整形器の他に、2ビットの入力信号の変
換器と、5ビットの基準信号を変換するための変換器とを具備し、前記2ビット
の入力信号の変換器の第1および第2ディジットの入力は、ディジタルミキサー
の信号入力を形成し、前記5ビットの基準信号を変換するための変換器の第1〜
第5ディジットの入力は、ディジタルミキサーの基準入力を形成し、前記整形器
は、直角位相乗算器および同相乗算器であり、これらの乗算器のディジタル出力
は、ディジタルミキサーの第1および第2出力をそれぞれ形成し、入力信号変換
器は、第1および第2インバータの出力に接続されている第1および第2入力と
、第3インバータの入力に接続されている出力とを有するNAND回路として構
成され、第1および第2インバータの入力は、入力信号変換器の第1および第2
ディジットの入力を形成し、第1〜第3インバータの出力およびNAND回路の
出力は、入力信号変換器の第1〜第4出力を、それぞれ形成し、基準信号変換器
は、5個のチャンネルの形で構成され、前記5個のチャンネルにおいて、第1〜
第4チャンネルは、チャンネルの第1出力を形成する出力を有する排他的NOR
回路、および、チャンネルの第2出力を形成する出力を有するインバータの形で
構成され、これらの回路の双方は直列に接続され、第5チャンネルは、このチャ
ンネルの第1および第2出力をそれぞれ形成する出力を有するインバータおよび
前方信号(forward signal)パスとして構成され、排他的NOR回路の第1入力
は、基準信号変換器の第1〜第3ディジットの入力をそれぞれ形成する第1〜第
3チャンネルを形成し、第4チャンネルの排他的NOR回路の第1入力、および
、前記第4チャンネルに接続された第2および第3チャンネルの排他的NOR回
路の第2入力は、基準信号変換器の第4ディジットの入力を形成し、その一方で
、第5チャンネルのインバータおよび前方信号パスのチャンネルの入力に接続さ
れた第4チャンネルの排他的NOR回路の第2入力は、基準信号変換器の第5デ
ィジットの入力を形成し、前記乗算器(直角位相乗算器および同相乗算器)の各
々は、第5(符号)チャンネルの他に第1〜第4チャンネルの形で構成され、第
1〜第4チャンネルおよび第5(符号)チャンネルの出力は、前記乗算器のそれ
ぞれのディジットの出力を形成し、前記乗算器の各々の第1および第2チャンネ
ルは、第1および第2OR回路の出力に接続されている入力と、その一方で、チ
ャンネルの出力を形成する出力を有するAND回路の第1入力に接続されている
出力とを有するNAND回路として構成され、前記乗算器の各々の第3および第
4チャンネルは、チャンネルの出力を形成する出力を有するNOR回路として構
成され、その一方で、前記乗算器の各々の第5(符号)チャンネルは、第1およ
び第2OR回路の出力に接続されている入力と、その一方で、所定のチャンネル
の出力を形成する出力とを有するNAND回路の形で構成され、入力信号変換器
の第1出力は、双方の乗算器の第5チャンネルの第1OR回路の第1入力に接続
され、入力信号変換器の第2出力は、双方の乗算器の第5チャンネルの第2OR
回路の第1入力に接続され、同相乗算器の第5チャンネルの第1および第2OR
回路の第2入力は、基準信号変換器の第5チャンネルの第1および第2出力に、
それぞれ接続され、直角位相乗算器の第5チャンネルの第1および第2OR回路
の第2入力は、基準信号変換器の第4チャンネルの第1および第2出力に、それ
ぞれ接続され、入力信号変換器の第3出力は、双方の乗算器の第3および第4チ
ャンネルのNOR回路の第1入力に接続され、入力信号変換器の第4出力は、双
方の乗算器の第1および第2チャンネルのAND回路の第2入力に接続され、基
準信号変換器の第1チャンネルの第1出力は、同相乗算器の第1および第2チャ
ンネルの第1OR回路の第1入力と、直角位相乗算器の第1チャンネルの第2O
R回路の第1入力とに接続され、基準信号変換器の第1チャンネルの第2出力は
、同相乗算器の第1チャンネルの第2OR回路の第1入力と、直角位相乗算器の
第1および第2チャンネルの第1OR回路の第1入力とに接続され、基準信号変
換器の第2チャンネルの第1出力は、同相乗算器の第3チャンネルのNOR回路
の第2入力と、第2チャンネルの第2OR回路の第1入力と、直角位相乗算器の
第1チャンネルの第1OR回路の第2入力とに接続され、基準信号変換器の第2
チャンネルの第2出力は、同相乗算器の第1チャンネルの第1OR回路の第2入
力と、直角位相乗算器の第2チャンネルの第2OR回路の第1入力と、第3チャ
ンネルのNOR回路の第2入力とに接続され、基準信号変換器の第3チャンネル
の第1出力は、同相乗算器の第2チャンネルの第2OR回路の第2入力と、第4
チャンネルのNOR回路の第2入力と、直角位相乗算器の第1チャンネルの第2
OR回路の第2入力と、第2チャンネルの第1OR回路の第2入力と、第3チャ
ンネルのNOR回路の第3入力とに接続され、基準信号変換器の第3チャンネル
の第2出力は、同相乗算器の第1チャンネルの第2OR回路の第2入力と、第2
チャンネルの第1OR回路の第2入力と、第3チャンネルのNOR回路の第3入
力と、直角位相乗算器の第2チャンネルの第2OR回路の第2入力と、第4チャ
ンネルのNOR回路の第2入力とに接続されている。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の本質と、その実現および産業上の応用の可能性とについて、本明細書
の本文中に与えられたグラフや表の他に、図面を用いることにより説明する。
【0011】 SRNS信号受信器のクレームされたディジタル相関器(図1〜図4を参照)
は、N個のチャンネル1(11,12...1N)を具備する。チャンネル1の第
1入力および第2入力と、クロック入力(クロック信号FTの入力)と、N個の
チャンネル1(11,12,...1N)の入力−出力の他とが、相互接続され、
かつ、かつ、ディジタル相関器の第1および第2信号入力と、クロック入力と、
入力−出力とを、それぞれ形成する。ディジタル相関器のチャンネル1の各々は
、SRNS GPS信号およびGLONASS信号を切り換えるための配電盤2
と、データ交換ユニット3と、ディジタルミキサー4と、第1〜第4相関器(デ
ィジタル復調器)5〜8と、第1〜第4記憶ユニット9〜12と、ディジタル制
御されたキャリア発生器13と、ディジタル制御されたコード発生器14と、(
GPSおよびGLONASSの)C/Aコード発生器15と、プログラムされた
遅延線16と、制御レジスタ17とを具備する。配電盤2の第1および第2信号
入力(GPSおよびGLONASSのディジタルSRNS信号の入力)は、チャ
ンネル1の第1および第2信号入力を、それぞれ形成する。前記ユニット3のデ
ータ入力−出力は、チャンネル1の入力−出力を形成する。記憶ユニット9〜1
2のクロック入力、発生器13,14のクロック入力、プログラムされた遅延線
16のクロック入力(図1には示されていない)は、互いに接続され、かつ、チ
ャンネル1のクロック入力を形成する。データ交換ユニット3は、記憶ユニット
9〜12と、ディジタル制御されたキャリア発生器13の制御入力と、制御レジ
スタ17の制御入力と、ディジタル制御されたコード発生器14の制御入力と、
C/Aコード発生器15の第1入力とに接続される他に、適切な入力−出力バス
を介してSRNS信号受信器のプロセッサ(図1には示されていない)に接続さ
れる。C/Aコード発生器15の第2入力は、ディジタル制御されたコード発生
器14の出力に接続される。
【0012】 SRNS信号を切り換える配電盤2の制御入力は、制御レジスタ17の出力の
1つに接続される。制御レジスタ17の他の出力は、プログラムされた遅延線1
6の入力と、C/Aコード発生器15の入力とに、それぞれ接続される。配電盤
2の出力は、ディジタルミキサー4の信号入力に接続されており、ディジタルミ
キサー4の基準入力は、ディジタル制御されたキャリア発生器13の出力に接続
される。ディジタルミキサー4の第1および第2出力は、相関器(ディジタル復
調器)5,6および相関器(ディジタル復調器)7,8の第1(信号)入力に、
それぞれ接続される。相関器(ディジタル復調器)5,7および相関器(ディジ
タル復調器)6,8の第2(基準)入力は、プログラムされた遅延線16のSR
NS GPSまたはGLONASS C/Aコードのパンクチュアル“P”、差“
E−L”(初期−後期)、または初期“E”コピーの出力に、それぞれ接続され
ており、プログラムされた遅延線16の信号入力は、SRNS GPSまたはG
LONASSのためのC/Aコードを生成するC/Aコード発生器15の出力に
接続される。
【0013】 前記相関器5〜8の出力は、それぞれの記憶ユニット9〜12の入力に接続さ
れる。ディジタル相関器のN個のチャンネル1の各々において、ディジタルミキ
サー4は、OR回路45〜56の他に、インバータ18〜25と、排他的NOR
回路26〜29と、NAND回路30〜36と、AND回路37〜40と、NO
R回路41〜44とを具備する(図3を参照)。
【0014】 ディジタルミキサー4(図3)において、インバータ18〜20およびAND
−NOT回路30は、2ビット入力信号の変換器を構成し、この変換器において
、AND−NOT回路30の第1および第2入力は、第1および第2インバータ
18,19の出力に接続され、かつ、AND−NOT回路30の出力は、第3イ
ンバータ20の入力に接続され、第1および第2インバータ18,19の入力は
、入力信号変換器の第1および第2ディジットC<1>,C<2>の入力を形成
し、かつ、第1〜第3インバータ18〜20の出力およびAND−NOT回路3
0の出力は、入力信号変換器の第1〜第4出力を、それぞれ形成する。入力信号
変換器のディジットC<1>,C<2>の入力は、ディジタルミキサー4の信号
入力を形成する。
【0015】 ディジタルミキサー4(図3)において、インバータ21〜25および排他的
NOR回路26〜29は、5チャンネルの形で構成された5ビット基準信号変換
器を形成する。第1チャンネルは、チャンネルの第1出力を形成する出力を有す
る排他的NOR回路28、および、チャンネルの第2出力を形成する出力を有す
るインバータ24として構成され、これらの素子は直列に接続される。第2チャ
ンネルは、チャンネルの第1出力を形成する出力を有する排他的NOR回路27
、および、チャンネルの第2出力を形成する出力を有するインバータ23として
構成され、これらの素子は直列に接続される。第3チャンネルは、チャンネルの
第1出力を形成する出力を有する排他的NOR回路26、および、チャンネルの
第2出力を形成する出力を有するインバータ22として構成され、これらの素子
は直列に接続される。第4チャンネルは、チャンネルの第1出力を形成する出力
を有する排他的NOR回路29、および、チャンネルの第2出力を形成する出力
を有するインバータ25として構成され、これらの素子は直列に接続される。第
5チャンネルは、このチャンネルの第1および第2出力をそれぞれ形成する出力
を有するインバータ21および前方信号パス(forward signal path)として構
成される。第1〜第3チャンネルの排他的NOR回路28,27,26の第1入
力は、基準信号変換器の第1〜第3ディジットF<1>〜F<3>の入力を、そ
れぞれ形成する。第4チャンネルの排他的NOR回路29の第1入力、および、
第4チャンネルに接続されている第1〜第3チャンネルの排他的NOR回路28
,27,26の第2入力は、基準信号変換器の第4ディジットF<4>の入力を
形成する。第4チャンネルの排他的NOR回路29の第2入力、および、インバ
ータ21の入力と第5チャンネルの前方信号パスとに接続された入力は、基準信
号変換器の第5ディジットF<5>の入力を形成する。基準信号変換器の第1〜
第5ディジットF<1>〜F<5>は、ディジタルミキサー4の基準入力を形成
する。
【0016】 ディジタルミキサー4(図3)において、AND−NOT回路34〜36、A
ND回路39,40、NOR回路43,44、OR回路52〜56は、入力信号
にキャリア正弦値を乗算した積のモジュラス(modulus)および符号の整形器(s
haper)を、すなわち、《直角位相乗算器》を形成する。直角位相乗算器は、第
5(符号)チャンネルの他に第1〜第4チャンネルの形で構成され、第1〜第4
チャンネルおよび第5(符号)チャンネルの出力は、4つのディジットCOS_
M<1>〜COS_M<4>の出力と、第5(符号)ビットCOS_Sの出力と
を、それぞれ形成する。直角位相乗算器のディジットCOS_M<1>〜COS
_M<4>,COS_Sの出力は、ディジタルミキサー4の第1出力を形成する
。直角位相乗算器において、第1チャンネルは、第1および第2OR回路55,
56の出力に接続される入力と、その一方で、チャンネルの出力を形成する出力
を有するAND回路40の第1入力に接続される出力とを有するAND−NOT
回路36の形で構成される。直角位相乗算器の第2チャンネルは、第1および第
2OR回路53,54の出力に接続される入力と、その一方で、チャンネルの出
力を形成する出力を有するAND回路39の第1入力に接続される出力とを有す
るAND−NOT回路35の形で構成される。直角位相乗算器の第3チャンネル
は、チャンネルの出力を形成する出力を有するNOR回路44の形で構成される
。直角位相乗算器の第4チャンネルは、チャンネルの出力を形成する出力を有す
るNOR回路43の形で構成される。直角位相乗算器の第5(符号)チャンネル
は、第1および第2OR回路51,52の出力に接続される入力と、チャンネル
の出力を形成する出力とを有するAND−NOT回路34の形で構成される。こ
の場合に、入力信号変換器の第1出力(インバータ18の出力)は、直角位相乗
算器の第5チャンネルのOR回路51の第1入力に接続され、入力信号変換器の
第2出力(インバータ19の出力)は、直角位相乗算器の第5チャンネルのOR
回路52の第1入力に接続され、かつ、直角位相乗算器の第5チャンネルのOR
回路51,52の第2入力は、基準信号変換器の第4チャンネルの第1および第
2出力に(すなわち、排他的NOR回路29の出力とインバータ25の出力とに
)、それぞれ接続される。入力信号変換器の第3出力(インバータ20の出力)
は、直角位相乗算器の第3および第4チャンネルのNOR回路44,43の第1
入力に接続される。入力信号変換器の第4出力(AND−NOT回路30の出力
)は、直角位相乗算器の第1および第2チャンネルのAND回路40,39の第
2入力に接続される。基準信号変換器の第1チャンネルの第1出力(排他的NO
R回路28の出力)は、直角位相乗算器の第1チャンネルのOR回路56の第1
入力に接続される。基準信号変換器の第1チャンネルの第2出力(インバータ2
4の出力)は、直角位相乗算器の第1および第2チャンネルのOR回路55,5
3の第1入力に接続される。基準信号変換器の第2チャンネルの第1出力(排他
的NOR回路27の出力)は、直角位相乗算器の第1チャンネルのOR回路55
の第2入力に接続される。基準信号変換器の第2チャンネルの第2出力(インバ
ータ23の出力)は、直角位相乗算器の第2チャンネルのOR回路54の第1入
力と、第3チャンネルのNOR回路の第2入力とに接続される。基準信号変換器
の第3チャンネルの第1出力(排他的NOR回路26の出力)は、直角位相乗算
器の第1チャンネルのOR回路56の第2入力と、第2チャンネルのOR回路5
3の第2入力と、第3チャンネルのNOR回路44の第3入力とに接続される。
基準信号変換器の第3チャンネルの第2出力(インバータ22の出力)は、直角
位相乗算器の第2チャンネルのOR回路54の第2入力と、第4チャンネルのN
OR回路44の第2入力とに接続される。
【0017】 ディジタルミキサー4(図3)において、AND−NOT回路31〜33、A
ND回路37,38、NOR回路41,42、OR回路45〜50は、入力信号
にキャリア正弦値を乗算した積のモジュラスおよび符号の整形器を、すなわち、
《同相乗算器》を形成する。同相乗算器は、第1〜第4チャンネルと、さらに第
5(符号)チャンネルとの形で構成され、第1〜第4チャンネルおよび第5(符
号)チャンネルの出力は、4つのディジットSIN_M<1>〜SIN_M<4
>の出力と、第5符号ビットSIN_Sの出力とを、それぞれ形成する。同相乗
算器のディジットSIN_M<1>〜SIN_M<4>,SIN_Sの出力は、
ディジタルミキサー4の第1出力を形成する。同相乗算器において、第1チャン
ネルは、第1および第2OR回路49,50の出力に接続される入力と、その一
方で、チャンネルの出力を形成する出力を有するAND回路38の第1入力に接
続される出力とを有するAND−NOT回路33の形で構成される。同相乗算器
の第2チャンネルは、第1および第2OR回路47,48の出力に接続される入
力と、その一方で、チャンネルの出力を形成する出力を有するAND回路37の
第1入力に接続される出力とを有するNOR回路32の形で構成される。同相乗
算器の第3チャンネルは、チャンネルの出力を形成する出力を有するNOR回路
42の形で構成される。同相乗算器の第4チャンネルは、チャンネルの出力を形
成する出力を有するNOR回路41の形で構成される。同相乗算器の第5(符号
)チャンネルは、第1および第2OR回路45,46の出力に接続される入力と
、チャンネルの出力を形成する出力とを有するAND−NOT回路31の形で構
成される。この場合に、入力信号変換器の第1出力(インバータ18の出力)は
、同相乗算器の第5チャンネルのOR回路45の第1入力に接続され、入力信号
変換器の第2出力(インバータ19の出力)は、同相乗算器の第5チャンネルの
OR回路46の第1入力に接続され、かつ、同相乗算器の第5チャンネルのOR
回路45,46の第2入力は、基準信号変換器の第5チャンネルの第1および第
2出力に(すなわち、インバータ21の出力と前方信号パスの出力とに)、それ
ぞれ接続される。入力信号変換器の第3出力(インバータ20の出力)は、同相
乗算器の第3および第4チャンネルのNOR回路42,41の第1入力に接続さ
れる。入力信号変換器の第4出力(AND−NOT回路30の出力)は、同相乗
算器の第1および第2チャンネルのAND回路38,37の第2入力に接続され
る。基準信号変換器の第1チャンネルの第1出力(排他的NOR回路28の出力
)は、同相乗算器の第1および第2チャンネルのOR回路49,47の第1入力
に接続される。基準信号変換器の第1チャンネルの第2出力(インバータ24の
出力)は、同相乗算器の第1チャンネルのOR回路50の第1入力に接続される
。基準信号変換器の第2チャンネルの第1出力(排他的NOR回路27の出力)
は、同相乗算器の第3チャンネルのNOR回路42の第2入力と、第2チャンネ
ルのOR回路48の第1入力とに接続される。基準信号変換器の第2チャンネル
の第2出力(インバータ23の出力)は、同相乗算器の第1チャンネルのOR回
路49の第2入力に接続される。基準信号変換器の第3チャンネルの第1出力(
排他的NOR回路26の出力)は、同相乗算器の第2チャンネルのOR回路48
の第2入力と、第4チャンネルのNOR回路41の第2入力とに接続される。基
準信号変換器の第3チャンネルの第2出力(インバータ22の出力)は、同相乗
算器の第1チャンネルのOR回路50の第2入力と、第2チャンネルのOR回路
47の第2入力と、第3チャンネルのNOR回路42の第3入力とに接続される
【0018】 SRNS信号受信器のクレームされたディジタル相関器の動作は、上述した従
来技術のディジタル相関器の動作と類似している。したがって、ディジタル相関
器の各チャンネル1において、配電盤2の信号入力は、IF SRNS GPSお
よびGLONASS信号の2ビットサンプリングを、サンプリング速度FTにお
いて、それぞれ受信する。データ交換ユニット3を介して制御レジスタ17に送
られたプロセッサのコマンドにより、配電盤2は、2ビットSRNS GPSま
たはGLONASS信号を、制御レジスタ17の出力に伝達する。データ交換ユ
ニット3を通過してのプロセッサからの制御信号の効果の下で、ディジタル制御
されたキャリア発生器13は、プリセットされたSRNS GLONASSレタ
ーのIF信号の位相、5ビットの2進コードの形でのIF SRNS GPS信号
の位相をシェーピング(shaping)し、かつ、これらの信号を、ディジタルミキ
サー4の基準5ビット入力に印加する。ディジタルミキサー4は、この位相値を
用いて、プリセットされたSRNS GLONASSレターの正弦および余弦I
F信号、または、SRNS GPSの正弦および余弦IF信号を生成する。次に
、ディジタルミキサー4は、その信号入力として作用する受信された2ビットS
RNS GPSまたはGLONASS信号に、生成された余弦値および正弦値を
乗算(混合)し、これにより、受信された信号の直角位相成分および同相成分を
復旧させ、これにより、これらのスペクトルを(ゼロ周波数上における)基本周
波数帯域に供給させることを可能にし、かつ、周波数乗算結果を(積の符号とと
もに)、第1(直角位相)および第2(同相)出力に、5ビット2進コードの形
でそれぞれ伝達する(この場合、5番目のディジットは、符号に関する情報を搬
送する)。相関器(ディジタル復調器)5,7および相関器(ディジタル復調器
)6〜8は、受信された信号を、SRNS GPSまたはGLONASSの基準
C/Aコードのパンクチュアル(punctual)“P”コピー、差“E−L”(初期
−後期)コピーまたは“E”(初期)コピーと、それぞれ相関させる。コードの
これらのコピーは、プログラムされた遅延線16により生成され、プログラムさ
れた遅延線16は、(データ交換ユニット3を介した)プロセッサによる制御の
下で、C/Aコードの初期コピーと後期コピーとの間の間隔を、C/Aコードの
特性の存続期間に関して0.1〜1.0まで変動させることを可能にし、かつこ
れにより、コードトレーシングシステム[5〜7]において《精密な弁別器(na
rrow discriminator)》(《精密な相関器》)を形成することを可能にしている
。SRNS GPSまたはGLONASS衛星信号の基準疑似ランダムC/Aコ
ードは、ディジタル制御されたコード発生器14の出力から供給される、GPS
用の1.023MHz、GLONASS用の0.511MHzというコードクロ
ック周波数を用いて、C/Aコード発生器15により生成される。生成された疑
似ランダムコードシーケンスの形式およびコードクロック周波数値の選択は、デ
ータ交換ユニット3を介して前記発生器の入力に作用するプロセッサコマンドに
より実行される。信号の相関結果は、記憶ユニット9〜12に記憶される。入力
信号のパンクチュアルコピーと差コピーとを伴う動作の場合のために、記憶ユニ
ット9は、信号のパンクチュアルコピーの直角位相相関成分Qpを記憶し、記憶
ユニット10は、差コピーの直角位相相関成分Qdを記憶し、記憶ユニット11
は、パンクチュアルコピーの同相成分Ipを記憶し、かつ、記憶ユニット12は
、差コピーの同相成分Idを記憶する。さらに低域フィルタの役割も果たす記憶
ユニット9〜12は、基本周波数帯域における信号の直角位相成分を選択し、か
つ、ディジタルミキサー4の動作に関する副次的結果を抑制する。記憶ユニット
9〜12に蓄積されたデータは、データ交換ユニット3を介してプロセッサによ
り定期的に読み出され、この時点で、全ての信号処理アルゴリズム(すなわち、
信号を検索し、キャリアとコードとを辿り、かつ、サービス情報を受信するアル
ゴリズム)が行われる。記憶期間は、C/Aコードの期間(すなわち、1ms)
に等しい。
【0019】 信号処理の結果を用いて、プロセッサは、各チャンネル1の動作を制御し、搬
送周波数の推定値を、ディジタル制御されたキャリア発生器13へ送信し、かつ
、コードクロック周波数を、ディジタル制御されたコード発生器14へ送信する
。様々なSRNS GLONASSレターの信号の必要な周波数分割、および、
GPS信号の必要な周波数選択は、ディジタル制御されたキャリア発生器13と
ディジタルミキサー4と記憶ユニット9〜12との合同動作に起因して、ディジ
タル相関器においてもたらされる。ディジタルミキサー4における受信された信
号のディジタル変換中にディジタルIF信号“sin”,“cos”が用いられ
るので、受信信号の周波数分割の質は、ディジタルミキサー4において受信され
た“sin”値および“cos”値の近似値に依存する。この場合には、上述し
たように、25dBのダイナミックレンジにおいて変動し得るパワーを有する様
々なSRNS GLONASSレターの信号の確実な分離をもたらすために、中
間周波数の“sin”値および“cos”値におけるスプリアス高調波成分のレ
ベルは、中間周波数信号の基本波のパワーに対して−29〜30dBを超過すべ
きではない。このことは、プリセットされたレターの受信中に、他のレターの信
号の受信がないことを保証する。
【0020】 クレームされたディジタル相関器においては、必要な信号分離が、図5に示さ
れる中間周波数の“sin”値および“cos”値の新たな形式の近似を用いて
もたらされ、かつ、図4に提案されて示された構成のディジタルミキサーにより
処理された5ビットの2進コードより実現される。クレームされたディジタル相
関器のディジタルミキサーは、真理値表(表2〜表4)を具現する以下の論理式
によって、それぞれ動作する。 cos_s = C<1>×(F<5>×/F<4> + /F<5>×F<4>) + C<2>×(F<4>×F<5> + /F<4>/F
<5>) cos_m<4> = / [/(C<1>+C<2>) + /(F<3>×F<4> + /F<3>×/F<4>)] = = (C<1> + C<2>)×( F<3>×F<4> + /F<3>×/F<4>) cos_m<3> = /[/(C<1> + C<2>) + ( F<3>×/ <4> + /F<3>×/F<4>) + + /(F<2>×F<4> + /F<2>×/F<4>)] = = (C<1> + C<2>)×/(F<3>×F<4> + /F<3>×/F<4>)× × (F<2>×F<4>+ /F<2>×/F<4>) = = (C<1> + C<2>)× (/F<4>×/F<2>×F<3>+F<4>×F<2>×/F<3>) cos_m<2> = (C<1> + C<2>)×/{[(F<3>×F<4> + /F<3>×/F<4>) +/(F<1>×F<4>+/
F<1>×/F<4>)]×[/(F<3>×F<4> + /F<3>×/F<4>) +/(F<2>×F<4> + /F<2>×/F<4
>)]} = (C<1>+ C<2>)×(F<4>×/F<3>×F<1> + /F<4>×F<3>×/F<1> + F<4>×F<3
>×F<2> + /F<4>×/F<3>×/F<2>) cos_m<1> = (C<1> + C<2>)×/{[/(F<1>×F<4> + /F<1>×/F<4>)+(F<2>×F<4> +
/F<2>×/F<4>)]×[(F<1>×F<4> + /F<1>×/F<4>) + (F<3>×F<4> + /F<3>×/F<4
>)]} = (C<1>+ C<2>)×(/F<4>×F<2>×/F<1> +F<4>×/F<2>×F<1> + /F<4>×F<3
>×F<1> + F<4>×/F<3>×/F<1>) sin-s = C<1> × F<5> + C<2> × /F<5> sin_m <4> = /[/(C<1> + C<2>) + (F<3>×F<4> + /F<3>×/F<4>)] =(C<1> + C<
2>)×(F<3>×/F<4> + /F<3>×F<4>) sin_m<3> = /[/(C<1> + C<2>) + ( F<3>×/F<4> + /F<3>×F<4>) + (F<2>×F<4>
+ /F<2>×/F<4>)] = (C<1> + C<2>)×(F<3>×F<4> + /F<3>×/F<4>)×(F<2>×/
F<4>+ /F<2>×F<4>) sin_m<2> = (C<1> + C<2>)×/{[/(F<3>×F<4> + /F<3>×/F<4>) +(F<1>×F<4> +
/F<1>×/F<4>)]×[(F<3>×F<4> + /F<3>×/F<4>) + (F<2>×F<4> + /F<2>×/F<
4>)]} = (C<1>+ C<2>)×(/F<4>×/F<3>×F<1> + F<4>×F<3>×/F<1> + /F<4>×F
<3>×F<2> + F<4>×/F<3>×/F<2>) sin_m<1> = (C<1> + C<2>)×/{[(F<1>×F<4> + /F<1>×/F<4>) +/(F<2>×F<4> +
/F<2>×/F<4>)]×[/(F<1>×F<4> + /F<1>×/F<4>) + /(F<3>×F<4> + /F<3>×/
F<4>)]} = = (C<1>+ C<2>)×(F<4>×F<2>×/F<1> + /F<4>×/F<2>×F<1> + F<4>×F<3>×F<
1> + /F<4>×/F<3>×/F<1>) これらの式において、ディジット“/”は、NOT演算(negation)を意味し、
“・”は論理積(conjunction)であり、“+”は論理和(disjunction)である
【0021】 表2は、通常は、SRNS GPSおよびGLONASSシステムの統合受信
器において用いられる2ビットディジタル信号による無線周波数アナログ−ディ
ジタル変換器の出力における3レベル信号の符号化を示す。表3は、入力信号に
、(図4に示されたクレームされた形式の近似をもたらす)搬送周波数の正弦値
および余弦値を乗算した積のモジュラスをシェーピングする法則を表している、
クレームされたディジタル相関器のディジタルミキサー4の真理値表である。表
4は、入力信号に搬送周波数の正弦値および余弦値を乗算した積の符号をシェー
ピングする法則を表している、クレームされたディジタル相関器のディジタルミ
キサー4の真理値表である。上述の式によるディジタルミキサー4の動作は、ス
プリアス高調波成分のローレベルをもたらし、かつこれにより、種々のSRNS
GLONASSレターの信号の確実な周波数分割をもたらす。クレームされた
ディジタル相関器において用いられる近似に関するスプリアス高調波成分のレベ
ルの計算結果が、表5に表されている。表5から、ディジタル制御されたキャリ
ア発生器13により合成されかつクレームされたディジタル相関器において用い
られるIF信号の正弦値および余弦値の近似に関して、スプリアス高調波成分の
レベルが基本波レベルの−29.827dBを超過しないことは明白である。こ
のことは、プリセットされたレターの信号の高調波の1つの周波数と一致する周
波数を有する任意のレターの信号パワーが、プリセットされた信号のパワーを2
6dBだけ超過しても、SRNS GLONASSレターにおける種々のレター
の信号の確実な周波数分割を保証する。この場合には、この近似における“si
n”値および“cos”値を、5つの2進ディジットにより表すことができ、し
たがって、ディジタル相関器のチャンネル1におけるディジタルミキサー4の実
現は、装置を新しくするための多大な出費を必要とせず、かつ、この装置につい
ては、図3として示される図に例示されている。
【0022】 産業上の応用 上記の考慮されていることから、クレームされた本発明が、実現可能であり、
産業上応用可能であり、定式化された技術的問題を解決し、かつ、本発明が、簡
単なディジタル相関器ユニットによって、SRNS GPS信号およびGLON
ASS信号によって同時に動作しかつSRNS GLONASS信号の確実な周
波数分離をもたらす装置において用いられる場合に非常に有望である、というこ
とは明白である。
【0023】 表1は、図2に示された既知の近似を用いる場合の、IF信号スペクトルにお
けるスプリアス高調波成分のレベル値を示す。 表2〜表4は、SRNS信号受信器のクレームされたディジタル相関器のディ
ジタルミキサーの動作を決定する真の図を示す。 表5は、図4に示された新たな近似を用いる場合の、IF信号スペクトルにお
けるスプリアス高調波成分のレベル値を示す。
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【図面の簡単な説明】
【図1】 SRNS信号受信器のクレームされたディジタル相関器、および
、本発明の従来技術に関する一般的なブロック図である。
【図2】 IF正弦および余弦値に関する既知の近似の図である。
【図3】 IF正弦および余弦値の新たな近似を実現する、SRNS信号受
信器のクレームされたディジタル相関器のディジタルミキサーのブロック図であ
る。
【図4】 SRNS信号受信器のクレームされたディジタル相関器において
用いられるIF正弦および余弦値の新たな近似を示す図である。
【符号の説明】
1 信号チャンネル入力 2 信号の配電盤 3 データ交換ユニット 4 ディジタルミキサー 5〜8 相関器(ディジタル復調器) 9〜12 記憶ユニット 13 ディジタル制御されたキャリア発生器 14 ディジタル制御されたコード発生器 15 C/Aコード発生器 16 プログラムされた遅延線 17 制御レジスタ 18〜25 インバータ 26〜29 排他的NOR回路 30〜36 NAND(AND−NOT)回路 37〜40 AND回路 41〜44 NOR回路 45〜56 OR回路 A GLONASS信号入力 B GPS信号入力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウラジミール・ニコラエヴィッチ・イワノ フ ロシア・セント−ペテルスブルグ・ 195297・ペレフォツニ・パー・9・アパー トメント・85 (72)発明者 ミカイル・ペトロヴィッチ・ソシン ロシア・セント−ペテルスブルグ・ 194295・ポエティチェスキー・ブールヴァ ード・5・アパートメント・170 (72)発明者 ヴィクター・イヴァノヴィッチ・マラシン ロシア・セント−ペテルスブルグ・ 195273・ナウキ・プロスペクト・44・アパ ートメント・336 (72)発明者 デニス・ゲオルギエヴィッチ・ポヴェレニ ロシア・セント−ペテルスブルグ・ 195297・スズダルスキー・レーン・91・ア パートメント・3 (72)発明者 ボリス・ヴァレンチノヴィッチ・シェブシ ャエヴィッチ ロシア・セント−ペテルスブルグ・ 190121・モイカ−リバー・エンブ・104・ アパートメント・3 (72)発明者 ミカイル・ユリエヴィッチ・シリン ロシア・モスクワ・105094・セメノフスカ ヤ・ナブ・3/1−2・アパートメント・ 49 (72)発明者 ボリス・ドミトリエヴィッチ・フェドトフ ロシア・セント−ペテルスブルグ・ 195213・カザンスカヤ・ウル・5−6 Fターム(参考) 5J062 CC07 DD03 DD05 DD12 5K022 EE02 EE31 EE36

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衛星無線航法システムの受信器における利用のために意図さ
    れたディジタル相関器であって、 N個のチャンネルを具備し、 N個のチャンネルの第1および第2信号入力、クロック入力、入力−出力は、
    相互接続され、かつ、ディジタル相関器の第1および第2信号入力と、クロック
    入力と、入力−出力とをそれぞれ構成し、 N個のチャンネルの各々は、 チャンネルの第1および第2信号入力をそれぞれ形成する第1および第2信号
    入力を有する配電盤であって、衛星無線航法システムの信号を切り換えるための
    配電盤と、 チャンネルの入力−出力を形成するデータ入力−出力を有するデータ交換ユニ
    ットと、 衛星無線航法システムの信号を切り換える配電盤の出力に接続されている信号
    入力を有するディジタルミキサーと、 ディジタルミキサーの第1出力に接続されている信号入力を有する第1および
    第2相関器と、 ディジタルミキサーの第2出力に接続されている信号入力を有する第3および
    第4相関器と、 それぞれの相関器の出力に接続されている信号入力を有する第1〜第4記憶ユ
    ニットと、 ディジタルミキサーの基準入力に接続されている出力を有するディジタル制御
    されたキャリア発生器と、 ディジタル制御されたコード発生器と、 C/Aコード発生器と、 プログラムされた遅延線と、 制御レジスタと を具備し、 記憶ユニット、ディジタル制御されたキャリア発生器、ディジタル制御された
    コード発生器、プログラムされた遅延線の相互接続されたクロック入力は、チャ
    ンネルのクロック入力を形成し、 記憶ユニットの出力は、データ交換ユニットの入力に接続され、データ交換ユ
    ニットの適切な出力は、ディジタル制御されたキャリア発生器の制御入力と、制
    御レジスタの入力と、C/Aコード発生器の第1入力と、ディジタル制御された
    コード発生器の制御入力とに接続され、ディジタル制御されたコード発生器の出
    力は、C/Aコード発生器の第2入力に接続され、C/Aコード発生器の出力は
    、プログラムされた遅延線の信号入力に接続され、 制御レジスタの出力は、衛星無線航法システムの信号を切り換える配電盤の制
    御入力と、C/Aコード発生器の制御入力と、プログラムされた遅延線の制御入
    力とに接続され、プログラムされた遅延線のC/Aコードの出力パンクチュアル
    “P”コピーの出力は、第1および第3相関器の基準入力に接続され、かつ、C
    /Aコードの差“E−L”または“E”コピーの出力は、第2および第4相関器
    の基準入力に接続されている ディジタル相関器において、 ディジタル相関器のNチャンネルの各々において、ディジタルミキサーは、 2ビットの入力信号変換器と、 5ビットの基準信号変換器と、 直角位相乗算器および同相乗算器である、入力信号にキャリア余弦値を乗算し
    た積のモジュラスおよび符号の整形器、および、入力信号にキャリア正弦値を乗
    算した積のモジュラスおよび符号の整形器(直角位相乗算器および同相乗算器)
    と を具備し、 前記2ビットの入力信号変換器の第1および第2ビットの入力は、ディジタル
    ミキサーの信号入力を形成し、 前記5ビットの基準信号変換器の第1〜第5ビットの入力は、ディジタルミキ
    サーの基準入力を形成し、 前記乗算器の出力は、ディジタルミキサーの第1および第2出力をそれぞれ形
    成する ことを特徴とするディジタル相関器。
  2. 【請求項2】 前記入力信号変換器は、第1および第2インバータの出力に
    接続されている第1および第2入力と、第3インバータの入力に接続されている
    出力とを有するAND−NOT回路として構成され、 第1および第2インバータの入力は、入力信号変換器の第1および第2ビット
    の入力を形成し、その一方で、第1〜第3インバータの出力およびAND−NO
    T回路の出力は、入力信号変換器の第1〜第4出力を、それぞれ形成し、 基準信号変換器は、5個のチャンネルから構成され、前記5個のチャンネルの
    うち、第1〜第4チャンネルは、チャンネルの第1出力を形成する出力を有する
    排他的NOR回路と、チャンネルの第2出力を形成する出力を有するインバータ
    とを有する直列回路を構成し、その一方で、第5チャンネルは、このチャンネル
    の第1および第2出力をそれぞれ形成する出力を有するインバータおよび前方信
    号パスとして構成され、 第1〜第3チャンネルの排他的NOR回路の第1入力は、基準信号変換器の第
    1〜第3ビットの入力をそれぞれ形成し、 第4チャンネルの排他的NOR回路の第1入力、および、これに関連した、第
    1〜第3チャンネルの排他的NOR回路の第2入力は、基準信号変換器の第4ビ
    ットの入力を形成し、かつ、第4チャンネルの排他的NOR回路の第2入力、お
    よび、第5チャンネルのインバータおよび前方信号パスの関連入力は、基準信号
    変換器の第5ビットの入力を形成し、 前記乗算器(直角位相乗算器および同相乗算器)の各々は、第5(符号)チャ
    ンネルの他に第1〜第4チャンネルの形で構成され、第1〜第4チャンネルおよ
    び第5(符号)チャンネルの出力は、前記乗算器の対応するビットの出力を形成
    し、 前記乗算器の各々の第1および第2チャンネルは、第1および第2OR回路の
    出力に接続されている入力と、チャンネルの出力を形成する出力を有するAND
    回路の第1入力に接続されている出力とを有するAND−NOT回路として構成
    され、 前記乗算器の各々の第3および第4チャンネルは、チャンネルの出力を形成す
    る出力を有するNOR回路として構成され、かつ、前記乗算器の各々の第5(符
    号)チャンネルは、第1および第2OR回路の出力に接続されている入力と、そ
    の一方で、所定のチャンネルの出力を形成する出力とを有するAND−NOT回
    路の形で構成され、 入力信号変換器の第1出力は、双方の乗算器の第5チャンネルの第1OR回路
    の第1入力に接続され、 入力信号変換器の第2出力は、双方の乗算器の第5チャンネルの第2OR回路
    の第1入力に接続され、 同相乗算器の第5チャンネルの第1および第2OR回路の第2入力は、基準信
    号変換器の第5チャンネルの第1および第2出力に、それぞれ接続され、 直角位相乗算器の第5チャンネルの第1および第2OR回路の第2入力は、基
    準信号変換器の第4チャンネルの第1および第2出力に、それぞれ接続され、 入力信号変換器の第3出力は、双方の乗算器の第3および第4チャンネルのN
    OR回路の第1入力に接続され、 入力信号変換器の第4出力は、双方の乗算器の第1および第2チャンネルのA
    ND回路の第2入力に接続され、 基準信号変換器の第1チャンネルの第1出力は、同相乗算器の第1および第2
    チャンネルの第1OR回路の第1入力と、直角位相乗算器の第1チャンネルの第
    2OR回路の第1入力とに接続され、 基準信号変換器の第1チャンネルの第2出力は、同相乗算器の第1チャンネル
    の第2OR回路の第1入力と、直角位相乗算器の第1および第2チャンネルの第
    1OR回路の第1入力とに接続され、 基準信号変換器の第2チャンネルの第1出力は、同相乗算器の第3チャンネル
    のNOR回路の第2入力と、第2チャンネルの第2OR回路の第1入力と、さら
    に、直角位相乗算器の第1チャンネルの第1OR回路の第2入力とに接続され、 基準信号変換器の第2チャンネルの第2出力は、同相乗算器の第1チャンネル
    の第1OR回路の第2入力と、直角位相乗算器の第2チャンネルの第2OR回路
    の第1入力と、第3チャンネルのNOR回路の第2入力とに接続され、 基準信号変換器の第3チャンネルの第1出力は、同相乗算器の第2チャンネル
    の第2OR回路の第2入力と、第4チャンネルのNOR回路の第2入力と、直角
    位相乗算器の第1チャンネルの第2OR回路の第2入力と、第2チャンネルの第
    1OR回路の第2入力と、第3チャンネルのNOR回路の第3入力とに接続され
    、 基準信号変換器の第3チャンネルの第2出力は、同相乗算器の第1チャンネル
    の第2OR回路の第2入力と、第2チャンネルの第1OR回路の第2入力と、第
    3チャンネルのNOR回路の第3入力と、直角位相乗算器の第2チャンネルの第
    2OR回路の第2入力と、第4チャンネルのNOR回路の第2入力とに接続され
    ている ことを特徴とする請求項1に記載のディジタル相関器。
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