JP2000209123A - 相関演算方法及びマッチドフィルタ - Google Patents

相関演算方法及びマッチドフィルタ

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JP2000209123A
JP2000209123A JP537799A JP537799A JP2000209123A JP 2000209123 A JP2000209123 A JP 2000209123A JP 537799 A JP537799 A JP 537799A JP 537799 A JP537799 A JP 537799A JP 2000209123 A JP2000209123 A JP 2000209123A
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Atsushi Watanabe
淳 渡邊
Tetsuhiko Miyatani
徹彦 宮谷
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
    • H04B1/709Correlator structure
    • H04B1/7093Matched filter type

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信符号系列の選定及びパスの検出感度をあ
る程度保持しながら回路規模を縮小できる相関演算方法
及びマッチドフィルタを提供する。 【解決手段】 受信符号系列の同相成分と直交成分とを
符号マッピング部8で加算或いは減算した符号データ
と、受信複素信号の同相成分及び直交成分との相関演算
を各々行ない、相関演算結果を電力加算演算して相関演
算出力を得る相関演算方法及びマッチドフィルタであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスペクトラム拡散通
信システム等で用いられる符号分割多元接続(Code Div
ision Multiple Access:CDMA)において、受信機
側で行われる逆拡散に用いられる相関器(マッチドフィ
ルタ)係り、特にパスの検出感度をさほど劣化すること
なく回路規模を縮小できるマッチドフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】CDMAシステムにおいては、送信部で
情報データの一次変調を行った後、データ変調(一次変
調)より速いレートの符号系列(送信符号系列)を用い
て符号変調(2次変調)を行うことで、送信複素信号の
生成を行う。
【0003】情報データならびに符号の変調方式として
QPSK(Quadrature Phase ShiftKeying )を用いた
CDMAデータ通信においては、情報データをS、送信
符号系列をC、送信複素信号をTXとすると、 TX=S・C =(Si+jSq)・(Ci+jCq) =(Si・Ci-Sq・Cq)+j(Si・Cq+Sq・Ci) =TXi+jTXq [数1] と表現することができる。
【0004】ここで、情報データSは、同相成分をSi
、直交成分をSq と表した場合、同相成分と直交成分
は直交関係にあるので、直交成分Sqに虚数jが乗算さ
れて表現されている。同様に、符号系列Cは、同相成分
をCi、直交成分をCqと表した場合、同相成分と直交
成分とが直交関係にあるので、直交成分Cqに虚数jが
乗算されて表現されている。
【0005】そして、受信部側において、上記送信複素
信号から送信情報データを取り出す、すなわちデータの
復調(逆拡散)を行うには、受信複素信号と拡散変調に
用いられた送信符号系列との複素共役相関演算を行う必
要がある。
【0006】そこで、CDMAシステムの受信機側で用
いられるサーチャは、送信側で拡散変調に用いられた送
信符号系列と複素共役になる符号、即ち的確な受信符号
系列を選定し、更に送信複素信号の送信タイミングを見
付け出す同期捕捉の役割を持っている。
【0007】サーチャにおける受信符号系列選定の手順
としては、データ復調と同様に、受信複素信号と受信符
号系列との複素共役相関演算を行い、同相成分と直交成
分の演算結果について電力加算演算を行うことである。
【0008】ここで、サーチャにおける受信符号系列の
選定の原理について説明する。まず、第1番目の場合と
して、サーチャの相関演算に、送信機における送信複素
信号生成で使用された送信符号系列と複素共役の関係に
ある符号系列C*を、受信符号系列として用いた場合に
ついて説明する。
【0009】送信複素信号をTXとし、当該送信複素信
号TXは、送信部において[数1]で示すような符号変
調が為されているものであり、送信複素信号TXがその
ままの形で受信されて受信複素信号となったと仮定する
と、送信符号系列Cと複素共役の関係にある符号系列C
*と、送信(受信)複素信号TXとの相関演算結果R1
は、次式で表される。
【0010】 R1=TX・C* =(TXi+jTXq)・(Ci-jCq) =TXi・Ci+TXq・Cq+j(TXq・Ci-TXi・Cq) [数2]
【0011】上記[数2]は、受信複素信号の同相成分
TXi 、直交成分TXq とサーチャで用いられる受信符
号系列の同相成分Ci 、直交成分Cq の乗算(相関)演
算をそれぞれ独立に行う、すなわちハードウエアとして
は4つの相関器を用意しなければならないことを意味し
ている。
【0012】また、上記[数2]の2段目について、T
Xi+jTXq を[数1]に従って展開していくと、 R1={(Si・Ci-Sq・Cq)+j(Si・Cq+Sq・Ci)}・(Ci-jCq) =(Si・Ci・Ci-Sq・Cq・Ci+Si・Cq・Cq+Sq・Ci・Cq) +j(Si・Cq・Ci+Sq・Ci・Ci-Si・Ci・Cq+Sq・Cq・Cq) となり、符号系列同士の乗算を相関演算結果として相関関数Rxxで表すと、 =(Si・Rii-Sq・Riq+Si・Rqq+Sq・Riq) +j(Si・Riq+Sq・Rii-Si・Riq+Sq・Rqq) =Si・(Rii+Rqq)+jSq・(Rii+Rqq) [数3] となる。
【0013】ここで相関関数Rxxは、ある符号系列と、
もう一つの符号の相関演算結果であるから、そのうち添
字2つの記載が同じものは、同一符号系列同士の相関演
算を行った結果(自己相関関数)であり、また添字が違
うものは違う符号系列同志の相関演算を行った結果(相
互相関関数)として分類される。
【0014】そこで、CDMAシステムにおける符号の
体系としては、自己相関関数が最も高く、相互相関関数
は自己相関関数に比較して充分小さい値をとるので、本
説明においては簡略化のために、自己相関関数を1、相
互相関関数を0と定義しておく。
【0015】上記の定義により、[数3]で求めたサー
チャの相関演算結果R1は、 R1=2・Si+j2・Sq =X+jY [数4] と表現することができる。
【0016】[数4]で求めた同相成分及び直交成分の
演算結果について電力加算演算を行うと、 P1=|X|+|Y|=4・(|Si|+|Sq
) となり、情報データSi、Sqは±1のデータが送信さ
れているとすると、 P1=4・(1+1)=8 という結果が得られる。
【0017】これはつまり、受信符号系列が送信符号系
列Cと複素共役の関係にある符号系列C*であった場合
には、送信情報(情報データSi、Sq)の内容に関ら
ず電力加算演算P1は一定値8を得ることを意味する。
【0018】次に、第2番目の場合として、サーチャの
相関演算に、送信機における送信複素信号生成で使用さ
れた送信符号系列Cと複素共役の関係にない符号系列C
nを受信符号系列として用いた場合について説明する。
【0019】第1番目の場合と同様に、送信複素信号を
TXとし、当該送信複素信号TXは、送信部において
[数1]で示すような符号変調が為されているものであ
り、送信複素信号TXがそのままの形で受信されて受信
複素信号となったと仮定すると、符号系列Cと複素共役
の関係にない符号系列Cnと、送信(受信)複素信号T
Xとの相関演算結果R2は、次式で表され展開される。 R2=TX・Cn =(TXi+jTXq)・(Ck-jCr) ={(Si・Ci-Sq・Cq)+j(Si・Cq+Sq・Ci)}・(Ck-jCr) =(Si・Rik-Sq・Rkq+Si・Rqr+Sq・Rir) +j(Si・Rkq+Sq・Rik-Si・Rir+Sq・Rqr) [数5] ここで、[数5]における相関関数Rxxは、全て相互相
関関数であることからRxx=0であり、 R2=0 となる事がわかる。
【0020】上記説明した2つの場合の電力加算演算結
果R1、R2から明らかな様に、送信機で使用された送
信符号系列Cとサーチャの演算で用いられた受信符号系
列とが複素共役の関係になった場合にのみ、大きな電力
加算演算結果が得られる。すなわち電力加算演算結果の
レベルを見ることで、送信側における送信符号系列Cと
受信側で選定した受信符号系列とが一致したかどうかか
判断できることになる。
【0021】また、上記説明した電力加算演算結果を時
間的に観測していると、あるタイミングで大きな電力加
算演算結果出力が得られる。その現れたタイミングが、
即ち空中を伝幡した影響が付加された送信信号タイミン
グなので、大きな電力加算演算結果出力を観測すること
により、パスの検出をも可能とする。
【0022】上記の送信複素信号と受信符号系列との相
関演算を行うサーチャ用の相関器の一実現手段として、
マッチドフィルタを用いる事例が挙げられる。ここで、
上述のサーチャ用の相関器としてマッチドフィルタを用
いた場合の、従来のマッチドフィルタの構成例につい
て、図4を使って説明する。図4は、従来のマッチドフ
ィルタの構成ブロック図である。
【0023】従来のマッチドフィルタは、4つの相関演
算器101′,102′,103′,104′と、2つ
の加算器105′,106′と、電力加算演算器10
7′とから構成されている。
【0024】従来のマッチドフィルタの各部について説
明する。相関演算器101′は、受信複素信号TXの同
相成分TXi (図4ではMod-I)と、受信符号系列C*
の同相成分Ci (図4ではCode-I)とを入力して両者の
相関を取って相関結果を出力する相関演算器(図4では
MF Ich-1)である。尚、この相関演算器101′が上記
説明した[数2]の最右辺における第1項目(TXi・C
i )の演算を実現していることになる。
【0025】相関演算器101′の内部は、受信複素信
号TXの同相成分TXi を順次時間シフトしながら保持
する複数のシフトレジスタで構成されるデータレジスタ
111′と、受信符号系列C*の同相成分Ci を順次時
間シフトしながら保持する符号レジスタ112と、デー
タレジスタ111′に保持したデータと符号レジスタ1
12に保持したデータとの乗算を行う複数の乗算器11
3′と、乗算器113′における乗算結果を加算する加
算器114′とから構成されている。
【0026】相関演算器102′は、受信複素信号TX
の直交成分TXq (図4ではMod-Q)と受信符号系列C
*の直交成分Cq (図4ではCode-Q)とを入力して両者
の相関を取って相関結果を出力する相関演算器(図4で
はMF Ich-2)である。尚、この相関演算器102′が上
記説明した[数2]の最右辺における第2項目(TXq・
Cq )の演算を実現していることになる。
【0027】相関演算器103′は、受信複素信号TX
の直交成分TXq (図4ではMod-Q)と受信符号系列C
*の同相成分Ci (図4ではCode-I)とを入力して両者
の相関を取って相関結果を出力する相関演算器(図4で
はMF Qch-1)である。尚、この相関演算器103′が上
記説明した[数2]の最右辺における第3項目(TXq・
Ci )の演算を実現していることになる。
【0028】相関演算器104′は、受信複素信号TX
の同相成分TXi (図4ではMod-I)と受信符号系列C
*の直交成分Cq (図4ではCode-Q)とを入力して両者
の相関を取って相関結果を出力する相関演算器(図4で
はMF Qch-2)である。尚、この相関演算器104′が上
記説明した[数2]の最右辺における第4項目(TXi・
Cq )の演算を実現していることになる。
【0029】相関演算器102′,103′,104′
の内部は、相関演算器101′と同様であるので、図4
には示していないが、各相関演算器において入力される
受信複素信号TXを順次時間シフトしながら保持するデ
ータレジスタと、受信符号系列C*を順次時間シフトし
ながら保持する符号レジスタと、データレジスタに保持
したデータと符号レジスタに保持したデータとの乗算を
行う複数の乗算器と、乗算器における乗算結果を加算す
る加算器とから構成されている。
【0030】加算器105′は、相関演算器101′か
らの相関結果と、相関演算器102′からの相関結果と
を加算して同相成分の相関結果を出力する同相成分加算
器である。尚、この加算器105′が上記説明した[数
2]の最右辺における第1項目と第2項目との加算演算
を実現していることになる。
【0031】加算器106′は、相関演算器103′か
らの相関結果から、相関演算器104′からの相関結果
を減算して直交成分の相関結果を出力する直交成分加算
器である。尚、この加算器106′が上記説明した[数
2]の最右辺における第3項目と第4項目との減算演算
を実現していることになる。
【0032】電力加算演算器107は、加算器105′
からの同相成分の相関結果と、加算器106′からの直
交成分の相関結果との電力加算演算を行い、最終的な相
関演算結果を出力するものである。
【0033】従来のマッチドフィルタにおける動作とし
ては、各相関演算器101′,102′,103′,1
04′において、受信複素信号TXの各成分が順次時間
シフトしてデータレジスタ111′他に蓄積されたもの
と、受信符号系列C*の各成分が順次時間シフトして受
信符号レジスタ112他に蓄積されたものとが、各乗算
器113′他で乗算演算され、その乗算結果が加算器1
14′他で加算されて、それぞれの相関結果が出力され
る。
【0034】そして、相関演算器101′,102′か
らの相関結果が同相成分として加算器105′で加算さ
れ、相関演算器103′,104′からの相関結果が直
交成分として加算器106′で加算(減算)され、同相
成分と直交成分の相関結果が電力加算演算器107で電
力加算演算されて、最終的な相関演算結果が出力され、
当該出力に基づいて受信符号系列の選定及びパスの検出
が行われることになる。
【0035】相関器にマッチドフィルタを用いると、あ
る時間分の受信複素信号並びに受信符号系列が蓄積出来
るので、送信機の送信タイミングすなわちパスタイミン
グが解らなくても、ある系列の符号を保持した状態で、
受信複素信号をデータレジスタ111′他に入力してい
くと、選定した受信符号系列と送信符号系列とが一致し
ているかどうかが、少なくとも一系列時間で判断でき
る。また、選定した受信符号系列と送信符号系列とが一
致した場合は、あるタイミングで大きな電力加算演算結
果が出力されるので、上記の様にパスの検出が可能とな
る。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記説
明した従来のマッチドフィルタでは、ある時間分の受信
複素信号及び受信符号系列を蓄積しておき、その各時間
系列における乗算、及び当該乗算結果の加算を行うの
で、ハード規模は非常に大きくなり、またQPSK変調
された受信複素信号の相関演算を行う場合には、その性
質上相関演算器を4個(101′〜104′)持つ必要
があり、回路規模が莫大になるという問題点があった。
【0037】そこで、第4図において、各相関演算器1
01′〜104′のハード規模を縮小するためには、内
部に具備されている各乗算器113′他のビット数を減
少させることにより、それぞれの加算器114′他、同
相成分の加算器105′、直交成分の加算器106′の
ビット数が減少するので、ハード規模が減少するという
方法を取ることが考えられる。
【0038】受信符号系列は、1ビットの時間系列で符
号レジスタ112他に蓄積されるので、乗算器113′
他のビット数を減少するためには、データレジスタ11
1′他のビット数を減少することが、乗算器113′他
のビット数を減少させることにつながる。
【0039】ここで、図4に示した従来のマッチドフィ
ルタの回路規模を縮小するための構成のマッチドフィル
タについて、図5を用いて説明する。図5は、従来のマ
ッチドフィルタの回路規模を縮小するための構成のマッ
チドフィルタのブロック図である。従来のマッチドフィ
ルタの回路規模を縮小するための構成のマッチドフィル
タは、図5に示すように、図4に示した従来のマッチド
フィルタと同様の構成である4つの相関演算器10
1″,102″,103″,104″と、2つの加算器
105″,106″と、電力加算演算器107とに加え
て、特徴部分である2値変換部109-I,109-Qが設
けられている。
【0040】ここで、2値変換部109は、受信複素信
号を2値化し、1ビットのデータを相関演算器に出力す
るもので、受信複素信号の同相成分を2値化するものが
2値変換部109-Iであり、受信複素信号の直交成分を
2値化するものが2値変換部109-Qである。
【0041】2値変換部109は具体的に、受信複素信
号をA/D変換器等で量子化してデジタルデータに変換
し、その最上位ビット(Most Significant Bit:MS
B)をとるなどして2値化するようになっている。
【0042】図5のマッチドフィルタにおいては、受信
複素信号が1ビット2値化(“0”、“1”)されて相
関演算器に111″他に入力されるものであり、例えば
“0”を10進法の−1、“1”を10進法の+1とし
て、受信符号系列(これも同様に“0”を−1、“1”
を+1と定義)との乗算を行うと、その結果として、1
0進法で+1か−1が得られる。この乗算結果を2進法
で表現すると、“11”、“01”とそれぞれ表現する
ことができ、この乗算結果の加算を行うためには、結果
として2ビット同士の加算器114″他、105″、1
06″を用意すればよいことになる。
【0043】図5のマッチドフィルタの動作としては、
受信複素信号TXの各成分が2値変換部109で2値化
されて1ビットのデータに変換されて、順次時間シフト
してデータレジスタ111″他に蓄積され、以降の動作
は従来のマッチドフィルタと全く同様である。
【0044】但し、図5に示したマッチドフィルタは、
データレジスタ111″他に入力されるデータが1ビッ
トとなるために、データレジスタ111″他を構成する
各シフトレジスタが1ビットのレジスタでよく、更に各
乗算器113″他に入力されるデータが1ビットとなる
ために、各乗算器113″他の構成が縮小され、更に各
乗算器113″他から出力されるビット数が減少するこ
とによって、加算器114″他、加算器105″、加算
器106″の入力ビット数が減少するので、それぞれの
加算器の回路規模が縮小され、結果としてマッチドフィ
ルタ全体の回路規模が減少することになる。
【0045】しかしながら、図5のマッチドフィルタで
は、入力する受信複素信号を2値化することによって、
乗算器113″及び加算器114″,105″,10
6″の回路規模が縮小され、結果として回路全体の回路
規模が減少することにはなるが、図4に示した従来のマ
ッチドフィルタにおけるnビット精度のデータレジスタ
111′対符号レジスタ112の相関演算に比較して、
1ビット精度対符号レジスタ112の相関演算になるの
で、その演算精度が低下し、結果として、符号の選定、
パスの選択の感度が劣化するという問題点があった。
【0046】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、受信符号系列の選定及びパスの検出感度を劣化する
ことなく回路規模を縮小できる相関演算方法及びマッチ
ドフィルタを提供することを目的とする。
【0047】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための本発明は、相関演算方法及びマッチドフィ
ルタにおいて、受信符号系列の同相成分と直交成分とを
加算或いは減算した符号データと、受信複素信号の同相
成分及び直交成分とを各々相関演算し、前記同相成分の
相関結果と前記直交成分の相関結果とを電力加算演算し
て相関演算出力を得ることを特徴としており、受信符号
系列と受信複素信号との相関演算を行う部分を2構成で
実現できる。
【0048】また、本発明は、相関演算方法及びマッチ
ドフィルタにおいて、受信符号系列の同相成分及び直交
成分を入力すると共に、受信複素信号の同相成分及び直
交成分を3値変換して入力し、前記3値変換された受信
複素信号の同相成分と前記受信符号系列の同相成分との
第1の相関演算、前記3値変換された受信複素信号の直
交成分と前記受信符号系列の直交成分との第2の相関演
算、前記3値変換された受信複素信号の直交成分と前記
受信符号系列の同相成分との第3の相関演算、前記3値
変換された受信複素信号の同相成分と前記受信符号系列
の直交成分との第4の相関演算を行い、前記第1及び第
2の相関演算の結果を加算して同相成分の相関結果を出
力すると共に、前記第3及び第4の相関演算の結果を加
算して直交成分の相関結果を出力し、前記同相成分の相
関結果と前記直交成分の相関結果とを電力加算演算して
相関演算出力を得ることを特徴としており、受信複素信
号の各成分を3値変換してビット数を軽減してから取り
込んでシフト,蓄積し、更に乗算及び加算するので、相
関演算の際の乗算部分及び乗算結果の加算部分の構成を
縮小しながら、受信複素信号の各成分を2値変換して取
り込むマッチドフィルタに比べて受信符号系列の選定及
びパスの検出感度をある程度保持できる。
【0049】また、本発明は、相関演算方法及びマッチ
ドフィルタにおいて、受信複素信号の同相成分及び直交
成分を3値変換してから、受信符号系列の同相成分と直
交成分とを加算或いは減算した符号データとの相関演算
を各々行い、前記同相成分及び直交成分の相関結果を電
力加算演算して相関演算出力を得ることを特徴としてお
り、受信符号系列と受信複素信号との相関演算を行う部
分を2構成で実現でき、更に受信複素信号の各成分を3
値変換してビット数を軽減してから取り込むことによっ
て、受信符号系列の選定及びパスの検出感度をある程度
保持しながら、相関演算部分の構成を更に縮小できる。
【0050】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。本発明の第1の実施の形態に
係る相関演算方法及びマッチドフィルタは、受信符号系
列の同相成分及び直交成分を加算あるいは減算した符号
データと、受信複素信号の同相成分及び直交成分とを各
々相関演算し、その結果を電力加算演算して相関出力を
得るものなので、受信符号系列と受信複素信号との相関
演算を行う部分を2構成で実現でき、回路規模を大幅に
縮小できる。
【0051】まず、本発明の第1の実施の形態に係るマ
ッチドフィルタにおける相関演算の原理について説明す
る。従来技術の説明で示したように、情報データならび
に符号の変調方式としてQPSK(Quadrature Phase S
hift Keying )を用いたCDMAデータ通信において
は、情報データをS、送信符号系列をC、送信複素信号
をTXとすると、 TX=S・C =(Si+jSq)・(Ci+jCq) =(Si・Ci-Sq・Cq)+j(Si・Cq+Sq・Ci) =TXi+jTXq [数1] と表現することができた。
【0052】そこで、例えば受信符号系列の同相成分
(I相)及び直交成分(Q相)が、送信符号系列の同相
成分(I相)及び直交成分(Q相)と等しく、その両成
分を加算したものを受信符号系列として、相関演算に用
いた場合を仮定して、相関演算結果R3を求めると、次
式で表現することができる。 R3=(TXi+jTXq)・(Ci+Cq) =TXi・(Ci+Cq)+jTXq・(Ci+Cq) [数6]
【0053】上記[数6]は、送信複素信号の同相成分
TXi 、直交成分TXq と、サーチャで用いられる受信
符号系列の同相成分Ci 、直交成分Cq の加算結果との
乗算(相関)演算をそれぞれ独立に行うことを意味し、
すなわちハードウエアとしては2つの相関器で実現でき
る事を示している。
【0054】また、上記[数6]の2段目について、T
Xi,TXq を[数1]に従って展開していくと、 R3={(Si・Ci-Sq・Cq)・(Ci+Cq) +j{(Si・Cq+Sq・Ci)}・(Ci+Cq) =(Si・Ci・Ci+Si・Ci・Cq-Sq・Cq・Ci-Sq・Cq・Cq) +j(Si・Cq・Ci+Si・Cq・Cq+Sq・Ci・Ci+Sq・Ci・Cq) となり、符号系列同士の乗算を相関演算結果として相関関数Rxxで表すと、 =(Si・Rii+Si・Riq-Sq・Riq-Sq・Rqq) +j(Si・Riq+Si・Rqq+Sq・Rii+Sq・Riq) =Si・(Rii+Riq)-Sq・(Riq+Rqq) +j{Si・(Riq+Rqq)+Sq・(Rii+Riq) [数7]
【0055】ここで、従来技術と同様に、自己相関関
数、相互相関関数をそれぞれ1、0と定義すると、[数
7]で求めたサーチャの相関演算結果R3は、 R3=(Si −Sq )+j(Si +Sq )=X′+jY′ [数8] となり、更に電力加算演算を行うと、 P2=|X′|+|Y′|=(|Si −Sq |+|Si +Sq|) =2・(|Si|+|Sq|) [数9] となり、情報データSi、Sqは±1のデータが送信さ
れているとすると、 P2=4 という結果が得られる。これはつまり、従来技術と同様
に受信符号系列の各成分が送信符号系列Cの各成分と同
様であった場合には、送信情報(情報データSi、S
q)の内容に関らず、電力加算演算P2は一定値4を得
ることを意味する。
【0056】また、受信符号系列の同相成分(I相)及
び直交成分(Q相)が、送信符号系列の同相成分(I
相)及び直交成分(Q相)と等しくなく、その符号を加
算したものを相関演算に用いた場合を仮定して、相関演
算結果R4を求めると、次式で表され展開される。 R4=(TXi+jTXq)・(Ck+Cr) =TXi・(Ck+Cr)+jTXq・(Ck+Cr) ={(Si・Ci-Sq・Cq)・(Ck+Cr) +j(Si・Cq+Sq・Ci)}・(Ck+Cr) =Si・(Rik+Rir-Sq・(Rkq+Rqr) +j{Si・(Rkq+Rqr)+Sq・(Rik+Rir) [数10] ここで、[数10]における相関関数Rxxは、全て相互
相関関数であることからRxx=0であり、 R4=0 となる事がわかる。
【0057】この結果、受信符号系列の同相成分(I
相)及び直交成分(Q相)を加算したものを相関演算に
用いたとしても、従来技術と同様に、送信機で使用され
た送信符号系列とサーチャの演算で用いられた受信符号
系列とが一致した場合にのみ大きな電力加算演算結果が
得られるので、送信符号系列と受信符号系列が一致した
かどうか判断ができ、更に送信機の送信タイミング、即
ちパスの検出も可能となるとこがわかる。
【0058】尚、上記説明では、受信符号系列の同相成
分(I相)及び直交成分(Q相)を加算したものを相関
演算に用いた例で説明したが、受信符号系列の同相成分
(I相)と直交成分(Q相)を減算したものを相関演算
に用いた場合であっても、[数6]が R3=(TXi+jTXq)・(Ci-Cq) となって、以降の展開の過程でプラス・マイナスが逆に
なる部分はあるが、最終的な電力加算演算の式は[数
9]の最右辺と同様になり、送信情報(情報データS
i、Sq)の内容に関らず、電力加算演算P2は一定値
4になる。
【0059】よって、受信符号系列の同相成分(I相)
と直交成分(Q相)を減算したものを相関演算に用いた
としても、従来技術と同様に、送信機で使用された送信
符号系列とサーチャの演算で用いられた受信符号系列と
が一致した場合にのみ大きな電力加算演算結果が得られ
るので、送信符号系列と受信符号系列が一致したかどう
か判断ができ、更に送信機の送信タイミング、即ちパス
の検出も可能となるとこがわかる。
【0060】次に、上記説明した本発明の相関方法を実
現するマッチドフィルタについて図1を用いて説明す
る。図1は、本発明の第1の実施の形態に係るマッチド
フィルタの構成ブロック図である。本発明の第1の実施
の形態に係るマッチドフィルタ(第1のマッチドフィル
タ)は、図1に示すように、符号マッピング部8と、相
関演算器1と、相関演算器3と、電力加算演算器7とか
ら構成されている。
【0061】本発明の第1のマッチドフィルタの各部に
ついて説明する。符号マッピング部8は、受信符号系列
C*の同相成分Ci (図1ではCode-I)との直交成分C
q (図1ではCode-Q)とを入力して、両者を加算あるい
は減算処理して、符号データとして出力するものであ
る。
【0062】相関演算器1は、受信複素信号TXの同相
成分TXi (図1ではMod-I )と、符号マッピング部8
からの符号データとを入力して両者の相関を取って同相
成分の相関結果を出力する相関演算器(図1ではMF Ic
h)である。尚、この相関演算器1が上記説明した[数
6]の最右辺における第1項目{TXi・(Ci+Cq)}の演
算を実現していることになる。
【0063】相関演算器1の内部は、受信複素信号TX
の同相成分TXi を順次時間シフトして出力すると共に
蓄積して保持する複数のシフトレジスタで構成されるデ
ータレジスタ11と、符号マッピング部8からの符号デ
ータを順次時間シフトして出力すると共に蓄積して保持
する符号レジスタ12と、データレジスタ11から出力
されるデータと符号レジスタ12から出力されたデータ
との乗算を行う複数の乗算器13と、乗算器13におけ
る乗算結果を加算する加算器14とから構成されてい
る。
【0064】尚ここで、データレジスタ11,符号レジ
スタ12,複数の乗算器13,加算器14が、それぞれ
請求項のデータ同相成分レジスタ,符号データレジス
タ,同相成分乗算器群,同相成分加算器に相当してい
る。
【0065】相関演算器3は、受信複素信号TXの直交
成分TXq (図1ではMod-Q )と、符号マッピング部8
からの符号データとを入力して両者の相関を取って直交
成分の相関結果を出力する相関演算器(図1ではMF Qc
h)である。尚、この相関演算器3が上記説明した[数
6]の最右辺における第2項目{TXq・(Ci+Cq)}の演
算を実現していることになる。
【0066】相関演算器3の内部は、受信複素信号TX
の直交同相成分TXq を順次時間シフトして出力する共
に蓄積して保持する複数のシフトレジスタで構成される
データレジスタ31と、データレジスタ31から出力さ
れたデータと相関演算器1の符号レジスタ12から出力
されたデータとの乗算を行う複数の乗算器33と、乗算
器33における乗算結果を加算する加算器34とから構
成されている。
【0067】尚ここで、データレジスタ31,複数の乗
算器33,加算器34が、それぞれ請求項のデータ直交
成分レジスタ,直交成分乗算器群,直交成分加算器に相
当している。
【0068】電力加算演算器7は、相関演算器1から出
力される同相成分の相関結果と、相関演算器3から出力
される直交成分の相関結果との電力加算演算を行い、最
終的な相関演算結果を出力するものである。
【0069】本発明の第1のマッチドフィルタにおける
動作としては、受信符号系列C*の同相成分Ci 及び直
交成分Cq が符号マッピング部8で加算又は減算され、
符号データとして出力される。
【0070】そして、相関演算器1において、受信複素
信号TXの同相成分TXi が順次時間シフトしてデータ
レジスタ11に蓄積すると共に出力されたものと、符号
マッピング部8からの符号データが順次時間シフトして
受信符号レジスタ12に蓄積すると共に出力されたもの
とが、各乗算器13で乗算演算され、その各乗算結果が
加算器14で加算されて、同相成分の相関結果が出力さ
れる。
【0071】同様に、相関演算器3において、受信複素
信号TXの直交成分TXq が順次時間シフトしてデータ
レジスタ31に蓄積すると共に出力されたものと、相関
演算器1の受信符号レジスタ12に蓄積すると共に出力
された符号データとが、各乗算器33で乗算演算され、
その各乗算結果が加算器34で加算されて、直交成分の
相関結果が出力される。
【0072】そして、相関演算器1からの同相成分の相
関結果と相関演算器3からの直交成分の相関結果とが電
力加算演算器7で電力加算演算されて、最終的な相関演
算結果が出力され、当該出力に基づいて受信符号系列の
選定及びパスの検出が行われることになる。
【0073】尚、上記説明した図1のマッチドフィルタ
では、相関演算器1及び相関演算器3で用いる符号レジ
スタを共通としたが、図6に示すように、相関演算器1
内部の符号レジスタ12(請求項における第1の符号デ
ータレジスタに相当)とは別に、相関演算器3の内部に
も符号マッピング部8からの符号データを順次時間シフ
トして出力すると共に蓄積して保持する符号レジスタ3
2(請求項における第2の符号データレジスタに相当)
を設け、複数の乗算器33ではデータレジスタ31から
出力されたデータと当該符号レジスタ32から出力され
たデータとの乗算を行うようにしても構わない。そうす
ることで、相関演算器1及び相関演算器3とが同様の回
路構成となり、装置の製造過程が簡略化できる効果があ
る。図6は、本発明の第1の実施の形態に係るマッチド
フィルタの別の構成例を示すブロック図である。
【0074】以上説明したように、本発明に係る第1の
マッチドフィルタによれば、受信符号系列の同相、直交
各成分を符号マッピング部8で加算あるいは減算した符
号データと、受信複素信号の同相成分を相関演算器1で
相関演算し、同時に符号データと受信複素信号の直交成
分を相関演算器3で相関演算し、その結果を電力加算演
算器7で電力加算演算して相関出力を得るものなので、
QPSK変調においても従来のマッチドフィルタでは4
構成必要であった相関演算器を2構成で実現することが
でき、マッチドフィルタの回路規模を大幅に縮小できる
効果がある。
【0075】次に、本発明の別の(第2の)実施の形態
について説明する。本発明の第2の実施の形態に係る相
関演算方法及びマッチドフィルタは、受信複素信号の同
相成分及び直交成分を3値変換して入力し、受信符号系
列の同相、直交各成分と各々相関演算を行い、同相成分
の相関結果と直交成分の相関結果とを電力加算演算して
相関演算出力を得るものなので、受信複素信号の各成分
を3値変換したものについて相関演算するため、相関演
算の際の乗算部分及び乗算結果の加算部分の構成を縮小
しながら、受信複素信号の各成分を2値変換して取り込
むマッチドフィルタに比べて受信符号系列の選定及びパ
スの検出感度をある程度保持できる。
【0076】本発明の第2の実施の形態に係るマッチド
フィルタについて図2を用いて説明する。図2は、本発
明の第2の実施の形態に係るマッチドフィルタの構成ブ
ロック図である。尚、図5と同様の構成をとる部分につ
いては同一の符号を付して説明する。
【0077】本発明の第2の実施の形態に係るマッチド
フィルタ(第2のマッチドフィルタ)は、図2に示すよ
うに、従来のマッチドフィルタと同様の構成である4つ
の相関演算器101,102,103,104と、2つ
の加算器105,106と、電力加算演算器107とに
加えて、図5に示したマッチドフィルタにおける2値変
換部109の代わりに、本発明の特徴部分である3値変
換部108-I,108-Qが設けられている。
【0078】尚ここで、3値変換部108-I,3値変換
部108-Qが、それぞれ請求項の第1の3値変換部,第
2の3値変換部に相当し、相関演算器101,102,
103,104が、第1,第2,第3,第4の相関演算
器に相当し、加算器105,加算器106が、それぞれ
請求項の同相成分加算器,直交成分加算器に相当してい
る。
【0079】ここで、3値変換部108は、受信複素信
号を2ビット3値化(例えば“00”、“01”、“1
1”)し、2ビットのデータを各相関演算器に出力する
もので、受信複素信号の同相成分を3値化するものが3
値変換部108-Iであり、受信複素信号の直交成分を3
値化するものが3値変換部108-Qである。
【0080】本発明の第2のマッチドフィルタにおける
その他の部分は、従来と同様の動作であるが、但し、各
相関演算器に入力される受信複素信号が2ビット3値化
相当になっている点が異なっている。
【0081】尚、図2に示した構成において、相関演算
器101内のデータレジスタ111と、相関演算器10
4内のデータレジスタ(図示せず)とを共通とし、相関
演算器102内のデータレジスタ(図示せず)と、相関
演算器103内のデータレジスタ(図示せず)とを共通
としても構わない。
【0082】そして、本発明の第2のマッチドフィルタ
の動作としては、受信複素信号TXの各成分が3値変換
部108で2ビット3値化(例えば“00”、“0
1”、“11”)されて、順次時間シフトしてデータレ
ジスタ111他に蓄積され、各乗算器113において、
例えば“00”を10進法の0、“01”を10進法の
+1、“11”を10進法の‐1として、受信符号系列
(−1又は+1)との乗算が行われ、その結果として、
10進法で0,+1,或いは−1が得られる。
【0083】この乗算結果を2進法で表現すると、それ
ぞれ“00”、“01”、“11”と表現することがで
き、この乗算結果の加算を行うためには、図5に示した
マッチドフィルタと同様に、2ビット同士の加算器を必
要数だけ用意する必要がある。
【0084】すなわち、本発明の第2のマッチドフィル
タでは、乗算器113並びに加算器114,105,1
06以降のハードウェア規模は図5に示したマッチドフ
ィルタと全く同一で、受信複素信号のダイナミックレン
ジが1.5倍になることから、図5のマッチドフィルタ
とほぼ同様の回路構成でありながら、当該マッチドフィ
ルタに比べて符号の選定、信号のパス検出感度を向上さ
せることができ、検出感度をある程度保持しながら回路
規模を縮小できる効果がある。
【0085】次に、本発明の第1の実施の形態と第2の
実施の形態とを組み合わせた第3の実施の形態について
説明する。本発明の第3の実施の形態に係るマッチドフ
ィルタは、受信符号系列の同相、直交各成分を加算ある
いは減算した符号データと、受信複素信号の同相成分及
び直交成分を3値変換したものとの相関演算を行い、そ
の結果を電力加算演算して相関出力を得るものなので、
受信複素信号と受信符号系列との相関演算を行う部分を
2構成で実現でき、更に受信複素信号の各成分を3値変
換してビット数を軽減してから取り込むことによって、
乗算器及び加算器の規模を縮小することができ、受信符
号系列の選定及びパスの検出感度をある程度保持しなが
ら、回路規模を大幅に縮小できる。
【0086】本発明の第3の実施の形態に係るマッチド
フィルタについて図3を用いて説明する。図3は、本発
明の第3の実施の形態に係るマッチドフィルタの構成ブ
ロック図である。尚、図1,図2と同様の構成をとる部
分については同一の符号を付して説明する。
【0087】本発明の第3の実施の形態に係るマッチド
フィルタ(第3のマッチドフィルタ)は、図3に示すよ
うに、第1のマッチドフィルタと同様の構成である符号
マッピング部8と、相関演算器1′と、相関演算器3′
と、電力加算演算器7とから構成され、更に、第2のマ
ッチドフィルタと同様の構成である3値変換部108-
I,108-Qが設けられている。
【0088】本発明の第3のマッチドフィルタにおける
動作としては、受信符号系列C*の同相成分及び直交成
分が符号マッピング部8で加算又は減算され、符号デー
タとして出力される。
【0089】そして、受信複素信号TXの同相成分が、
3値変換部108-Iで2ビット3値化されて相関演算器
1′に入力され、順次時間シフトしてデータレジスタ1
1′に蓄積すると共に出力されたものと、符号マッピン
グ部8からの符号データが順次時間シフトして受信符号
レジスタ12に蓄積すると共に出力されたものとが、各
乗算器13′で乗算演算され、その乗算結果が加算器1
4′で加算されて、同相成分の相関結果が出力される。
【0090】同様に、受信複素信号TXの直交成分が、
3値変換部108-Qで2ビット3値化されて、相関演算
器3′に入力され順次時間シフトしてデータレジスタ3
1′に蓄積すると共に出力され、各乗算器33′で乗算
演算され、その乗算結果が加算器34′で加算されて、
直交成分の相関結果が出力される。
【0091】そして、相関演算器1′からの同相成分と
相関演算器3′からの直交成分とが電力加算演算器7で
電力加算演算されて、最終的な相関演算結果が出力さ
れ、当該出力に基づいて受信符号系列の選定及びパスの
検出が行われることになる。
【0092】尚、上記説明した図3のマッチドフィルタ
では、相関演算器1′及び相関演算器3′で用いる符号
レジスタを共通としたが、図7に示すように、相関演算
器1′内部の符号レジスタ12(請求項における第1の
符号データレジスタに相当)とは別に、相関演算器3′
の内部にも符号マッピング部8からの符号データを順次
時間シフトして出力すると共に蓄積して保持する符号レ
ジスタ32(請求項における第2の符号データレジスタ
に相当)を設け、複数の乗算器33′ではデータレジス
タ31から出力されたデータと当該符号レジスタ32か
ら出力されたデータとの乗算を行うようにしても構わな
い。そうすることで、相関演算器1′及び相関演算器
3′とが同様の回路構成となり、装置の製造過程が簡略
化できる効果がある。図7は、本発明の第3の実施の形
態に係るマッチドフィルタの別の構成例を示すブロック
図である。
【0093】本発明の第3のマッチドフィルタによれ
ば、受信符号系列の同相、直交各成分を符号マッピング
部8で加算あるいは減算した符号データと、受信複素信
号の各成分を相関演算器1′,3′で相関演算し、その
結果を電力加算演算器7で電力加算演算して相関出力を
得るものなので、QPSK変調においても第1のマッチ
ドフィルタと同様に相関演算器を2構成で実現すること
ができ、マッチドフィルタの回路規模を大幅に縮小でき
る効果がある。
【0094】更に、本発明の第3のマッチドフィルタで
は、受信複素信号を3値変換部108で2ビット3値化
してビット数を軽減してから相関演算器1′,3′に取
り込むので、データレジスタ11′,31′、乗算器1
3′,33′、加算器14′,34′等のハードウェア
規模を縮小させることによって、受信符号系列の選定及
びパスの検出感度をある程度保持しながら、マッチドフ
ィルタの回路規模を更に縮小できる効果がある。
【0095】本発明の第1〜第3のマッチドフィルタに
よれば、回路規模を大幅に縮小することによって、消費
電力を大幅に削減できる効果がある。
【0096】
【発明の効果】本発明によれば、受信符号系列の同相成
分と直交成分とを加算或いは減算した符号データと、受
信複素信号の同相成分及び直交成分とを各々相関演算
し、同相成分の相関結果及び直交成分の相関結果を電力
加算演算して相関演算出力を得る相関演算方法及びマッ
チドフィルタとしているので、受信符号系列と受信複素
信号との相関演算を行う部分を2構成で実現することに
よって、マッチドフィルタの回路規模を大幅に縮小で
き、更にそれに伴い消費電力を大幅に削減できる効果が
ある。
【0097】また、本発明によれば、受信複素信号の同
相成分及び直交成分を3値変換してから受信符号系列と
の相関演算を各々行い、同相成分の相関結果と直交成分
の相関結果とを電力加算演算して相関演算出力を得る相
関演算方法及びマッチドフィルタとしており、受信複素
信号の各成分を3値変換してビット数を軽減してから取
り込んでシフト,蓄積し、更に乗算及び加算するので、
相関演算の際の乗算部分及び乗算結果の加算部分の構成
を縮小しながら、受信複素信号の各成分を2値変換して
取り込むマッチドフィルタに比べて受信符号系列の選定
及びパスの検出感度をある程度保持できる効果がある。
【0098】また、本発明によれば、受信複素信号の同
相成分及び直交成分を3値変換してから、受信符号系列
の同相成分と直交成分とを加算或いは減算した符号デー
タとの相関演算を各々行い、同相成分の相関結果と直交
成分の相関結果とを電力加算演算して相関演算出力を得
る相関演算方法及びマッチドフィルタとしているので、
受信符号系列と受信複素信号との相関演算を行う部分を
2構成で実現することによって回路規模を大幅に縮小
し、更に受信複素信号の各成分を3値変換したもので相
関演算することによって、受信符号系列の選定及びパス
の検出感度をある程度保持しながら、相関演算部分の構
成を更に縮小でき、更にそれに伴い消費電力を大幅に削
減できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るマッチドフィ
ルタの構成ブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係るマッチドフィ
ルタの構成ブロック図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係るマッチドフィ
ルタの構成ブロック図である。
【図4】従来のマッチドフィルタの構成ブロック図であ
る。
【図5】従来のマッチドフィルタの回路規模を縮小する
ための構成のマッチドフィルタの構成ブロック図であ
る。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係るマッチドフィ
ルタの別の構成例を示すブロック図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係るマッチドフィ
ルタの別の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,1′3,3′,101,101′,101″,10
2,102′,102″,103,103′,10
3″,104,104′,104″…相関演算器、1
1,11′,31,31′,111,111′,11
1″…データレジスタ、 12,32,112…符号レ
ジスタ、 13,13′,33,33′,113,11
3′,113″…乗算器、 14,14′,34,3
4′,114,114′,114″…加算器、 10
5,105′,105″,106,106′,106″
…加算器、 7,107…電力加算演算器、 8…符号
マッピング部、 108…3値変換部、 109…2値
変換部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信符号系列の同相成分と直交成分とを
    加算或いは減算した符号データと、受信複素信号の同相
    成分及び直交成分とを各々相関演算し、前記同相成分の
    相関結果と前記直交成分の相関結果とを電力加算演算し
    て相関演算出力を得ることを特徴とする相関演算方法。
  2. 【請求項2】 受信複素信号の同相成分を順次時間シフ
    トして出力すると共に蓄積するデータ同相成分レジスタ
    と、 前記受信複素信号の直交成分を順次時間シフトして出力
    すると共に蓄積するデータ直交成分レジスタと、 受信符号系列の同相成分と直交成分とを加算或いは減算
    して符号データを出力する符号マッピング部と、 前記符号データを順次時間シフトして出力すると共に蓄
    積する符号データレジスタと、 前記データ同相成分レジスタの出力と前記符号データレ
    ジスタの出力との乗算を行う同相成分乗算器群と、 前記同相成分乗算器群の出力を加算して同相成分の相関
    結果を出力する同相成分加算器と、 前記データ直交成分レジスタの出力と前記符号データレ
    ジスタの出力との乗算を行う直交成分乗算器群と、 前記直交成分乗算器群の出力を加算して直交成分の相関
    結果を出力する直交成分加算器と、 前記同相成分の相関結果と前記直交成分の相関結果とを
    電力加算演算して相関演算結果を出力する電力加算演算
    器とを有することを特徴とするマッチドフィルタ。
  3. 【請求項3】 受信符号系列の同相成分及び直交成分を
    入力すると共に、受信複素信号の同相成分及び直交成分
    を3値変換して入力し、 前記3値変換された受信複素信号の同相成分と前記受信
    符号系列の同相成分との第1の相関演算、前記3値変換
    された受信複素信号の直交成分と前記受信符号系列の直
    交成分との第2の相関演算、前記3値変換された受信複
    素信号の直交成分と前記受信符号系列の同相成分との第
    3の相関演算、前記3値変換された受信複素信号の同相
    成分と前記受信符号系列の直交成分との第4の相関演算
    を行い、 前記第1及び第2の相関演算の結果を加算して同相成分
    の相関結果を出力すると共に、前記第3及び第4の相関
    演算の結果を加算して直交成分の相関結果を出力し、 前記同相成分の相関結果と前記直交成分の相関結果とを
    電力加算演算して相関演算出力を得ることを特徴とする
    相関演算方法。
  4. 【請求項4】 受信複素信号の同相成分を3値変換する
    第1の3値変換部と、受信複素信号の直交成分を3値変
    換する第2の3値変換部と、 前記第1の3値変換部の出力と受信符号系列の同相成分
    を入力し、相関演算する第1の相関演算器と、 前記第2の3値変換部の出力と受信符号系列の直交成分
    を入力し、相関演算する第2の相関演算器と、 前記第2の3値変換部の出力と受信符号系列の同相成分
    を入力し、相関演算する第3の相関演算器と、 前記第1の3値変換部の出力と受信符号系列の直交成分
    を入力し、相関演算する第4の相関演算器と、 前記第1の相関演算器の出力と前記第2の相関演算器の
    出力とを加算して同相成分の相関結果を出力する同相成
    分加算器と、 前記第3の相関演算器の出力と前記第4の相関演算器の
    出力とを減算して同相成分の相関結果を出力する直交成
    分加算器と、 前記同相成分の相関結果と前記直交成分の相関結果とを
    電力加算演算して相関演算結果を出力する電力加算演算
    器とを具備し、 前記各相関演算器が、 前記第1の3値変換部或いは前記第2の3値変換部から
    の入力を順次時間シフトして出力すると共に蓄積するデ
    ータレジスタと、 前記受信符号系列の同相成分或いは前記受信符号系列の
    直交成分を順次時間シフトして出力すると共に蓄積する
    符号レジスタと、 前記データレジスタの出力と前記符号レジスタの出力と
    の乗算を行う乗算器群と、 前記乗算器群の出力を加算して出力する加算器とを有す
    る相関演算器であることを特徴とするマッチドフィル
    タ。
  5. 【請求項5】 第1の相関演算器におけるデータレジス
    タと、第4の相関演算器におけるデータレジスタとを共
    通とし、第2の相関演算器におけるデータレジスタと、
    第3の相関演算器におけるデータレジスタとを共通とす
    ることを特徴とする請求項4記載のマッチドフィルタ。
  6. 【請求項6】 受信複素信号の同相成分及び直交成分を
    3値変換してから、符号データとの相関演算を行うこと
    を特徴とする請求項1記載の相関演算方法。
  7. 【請求項7】 受信複素信号の同相成分を3値変換する
    第1の3値変換部と、受信複素信号の直交成分を3値変
    換する第2の3値変換部とを設け、 データ同相成分レジスタが前記第1の3値変換部の出力
    を順次時間シフトして出力すると共に蓄積するデータ同
    相成分レジスタであり、 データ直交成分レジスタが前記第2の3値変換部の出力
    を順次時間シフトして出力すると共に蓄積するデータ直
    交成分レジスタであることを特徴とする請求項2記載の
    マッチドフィルタ。
  8. 【請求項8】 受信複素信号の同相成分を順次時間シフ
    トして出力すると共に蓄積するデータ同相成分レジスタ
    と、 前記受信複素信号の直交成分を順次時間シフトして出力
    すると共に蓄積するデータ直交成分レジスタと、 受信符号系列の同相成分と直交成分とを加算或いは減算
    して符号データを出力する符号マッピング部と、 前記符号データを順次時間シフトして出力すると共に蓄
    積する第1の符号データレジスタ及び第2の符号データ
    レジスタと、 前記データ同相成分レジスタの出力と前記第1の符号デ
    ータレジスタの出力との乗算を行う同相成分乗算器群
    と、 前記同相成分乗算器群の出力を加算して同相成分の相関
    結果を出力する同相成分加算器と、 前記データ直交成分レジスタの出力と前記第2の符号デ
    ータレジスタの出力との乗算を行う直交成分乗算器群
    と、 前記直交成分乗算器群の出力を加算して直交成分の相関
    結果を出力する直交成分加算器と、 前記同相成分の相関結果と前記直交成分の相関結果とを
    電力加算演算して相関演算結果を出力する電力加算演算
    器とを有することを特徴とするマッチドフィルタ。
  9. 【請求項9】 受信複素信号の同相成分を3値変換する
    第1の3値変換部と、受信複素信号の直交成分を3値変
    換する第2の3値変換部とを設け、 データ同相成分レジスタが前記第1の3値変換部の出力
    を順次時間シフトして出力すると共に蓄積するデータ同
    相成分レジスタであり、 データ直交成分レジスタが前記第2の3値変換部の出力
    を順次時間シフトして出力すると共に蓄積するデータ直
    交成分レジスタであることを特徴とする請求項8記載の
    マッチドフィルタ。
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