JP2002533615A - 内燃機関の点火制御装置 - Google Patents

内燃機関の点火制御装置

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JP2002533615A JP2000591325A JP2000591325A JP2002533615A JP 2002533615 A JP2002533615 A JP 2002533615A JP 2000591325 A JP2000591325 A JP 2000591325A JP 2000591325 A JP2000591325 A JP 2000591325A JP 2002533615 A JP2002533615 A JP 2002533615A
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オット カール
フィヒトミュラー ウーヴェ
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Abstract

(57)【要約】 本発明は内燃機関の点火制御装置に関する。この場合、少なくとも1つの燃焼シリンダと、充電可能な点火コイル(6,9)が設けられている。この点火コイルは1次点火電流が発生したとき、対応する燃焼シリンダを点火するためスイッチ段(25,26)によってスイッチング可能である。さらに点火コイル(6,9)の第1の1次点火電流のための閉角度が格納されている第1の特性マップと、点火コイル(6,9)の第2の1次点火電流のための閉角度が格納されている第2の特性マップと、燃焼シリンダ内で発生するミスファイアを検出する検出装置(20)と、計算装置(3)とが設けられている。この計算装置は、検出されたミスファイアの個数と両方の特性マップに格納された閉角度に依存してスイッチ段(25,26)を制御するため、制御閉角度を計算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 従来の技術 本発明は、内燃機関の点火制御装置および対応する点火制御方法に関する。
【0002】 内燃機関のためのディストリビュータのない点火システムは一般に知られてい
る。この場合、点火電圧のための機械的な回転型ディストリビュータの代わりに
、各シリンダごとに噴射システムのコントロールと電気的に接続されて分配が内
燃機関の回転数および動作状態と同期して実行される。シリンダの点火は、バッ
テリから取り出される電気エネルギーによって行われる。この場合、点火装置は
周期的に点火コイルに高電圧を発生させ、それにより燃焼室内における点火コイ
ルの各電極間にフラッシオーバが引き起こされる。スパーク中に含まれるエネル
ギーによって、圧縮された空気燃料混合気が発火する。点火時点に点火コイルの
電極において、フラッシオーバ電圧つまり点火電圧に達するまで、電圧が急速に
上昇する。スパークが点弧されると、点火プラグにおける電圧が燃焼電圧まで低
減し、その際に同時に導電状態になったスパークギャップに電流が流れる。
【0003】 点火スパークの燃焼期間中、空気燃料混合気が燃え上がる。放電のための前提
条件がもはやなくなるとただちにスパークが消弧し、電圧が減衰しながら過渡状
態を終える。高電圧はトランス原理に従い誘導的に、1次巻線と2次巻線を有す
る点火コイルに発生する。2次巻線に接続された点火コイルの老化や消耗ないし
は摩耗が増すことで、所要点火電圧が上昇する。つまり、2次コイルに発生させ
る高電圧を高めなければならない。
【0004】 各電極間で燃焼するアークの最初のフラッシオーバ後、残りの蓄積エネルギの
過渡状態終了プロセスまでの燃焼時間のことを、スパーク燃焼時間と称する。こ
の時間は、点火可能な混合気が最大の確率で電極の領域に達するよう、かなり長
くなければならない。点火コイルの摩耗が増加するにしたがって、つまり所要電
圧が高くなるにしたがって、点火コイルの1次巻線に供給される1次側のエネル
ギーが同じままだと、スパーク燃焼時間が短くなる。
【0005】 2次側の回路の監視を伴う点火制御によれば、スパーク燃焼時間中に点火コイ
ルの2次側回路に流れる2次電流が点火電流センサによって測定される。この点
火電流センサは、誘導的または容量的なセンサまたは抵抗として構成されている
。この場合、2次電流が所定の閾値に達すると、そのことはシリンダ内で点火が
行われたものと認識される。しかし点火電流により測定された2次電流がその閾
値よりも低ければ、そのことは測定装置によってミスファイアであると認識され
る。後置接続された点火電流評価装置において、検出されたミスファイアがシリ
ンダごとに選択的にエラートリガ発生としてミスファイアカウンタ内で合計され
る。ミスファイアカウンタが所定のカウンタ閾値に達すると、そのシリンダに属
する噴射が遮断される。
【0006】 摩耗の増大にしたがって所要点火電圧が上昇し、それゆえ点火コイルに供給さ
れる1次エネルギーが同じままでスパーク燃焼時間が短くなると、シリンダ内で
実際には点火が行われたにもかかわらず、点火電流センサにおいて閾値にはもは
や到達しなくなる。このため2次回路の監視を伴う点火制御の場合、点火電流評
価においてエラートリガ発生となってしまい、スパーク燃焼時間が短いことに起
因してミスファイアカウンタがカウントアップしてしまう。このように、あるシ
リンダにおけるミスファイアカウンタが間違ってカウントアップしてしまうと、
最終的にはそのシリンダに対する噴射が不当に中止されてしまい、つまりはシリ
ンダが間違って遮断されてしまう。
【0007】 発明の利点 これに対し、請求項1の特徴部分に記載の構成をもつ内燃機関のための本発明
による点火制御の奏する利点とは、短いスパーク燃焼時間に起因してミスファイ
アとして計数され、つまりはシリンダ噴射の不当な遮断を引き起こすおそれのあ
るエラートリガ発生(たとえば点火コイルの消耗ないしは摩耗時に所要点火電圧
上昇により引き起こされる)が回避される。
【0008】 この場合、点火制御装置は充電可能な点火コイルを有しており、これは1次点
火電流が発生したときに対応する燃焼シリンダを点火するためスイッチ段によっ
てスイッチング可能である。その際、第1の特性マップには点火コイルの第1の
1次点火電流のための閉角度が格納されており、第2の特性マップには点火コイ
ルの第2の1次点火電流のための閉角度が格納されている。
【0009】 さらに点火制御装置には、燃焼シリンダ内で発生するミスファイアを検出する
検出装置および計算装置が設けられており、この計算装置は、検出されたミスフ
ァイアの個数および両方の特性マップに格納された閉角度に依存してスイッチ段
を制御するために制御閉角度を計算する。
【0010】 本発明の基礎とする着想は、シリンダにおいて検出されたミスファイアの個数
に依存して、対応するコイルへ供給される1次エネルギーを高めることにあり、
その際、検出されたミスファイアに基づき重み付け係数を計算し、この重み付け
係数を用いて格納されている閉角度特性マップからの差を重み付ける。
【0011】 従属請求項には、請求項1に記載された点火制御装置の有利な実施形態が示さ
れている。
【0012】 1つの有利な実施形態によれば、第1の点火電流は点火コイルの最小点火電圧
供給量に作用を及ぼす。このことの利点は、点火プラグがまだ摩耗していない間
、点火制御装置は最低所要エネルギーをもつことであり、したがって点火プラグ
の燃焼は最小となることである。
【0013】 1つの別の有利な実施形態によれば、第2の点火電流はスイッチ段における最
大スイッチング電流に作用を及ぼす。このことの利点は、最大点火電圧供給量の
ときにスイッチ段に過負荷が加わらないことである。
【0014】 さらに別の有利な実施形態によれば各特性マップは、内燃機関の測定回転数と
1次巻線に加わる充電電圧とに依存して格納された多数の閉角度によって構成さ
れている。
【0015】 さらに別の1つの有利な実施形態によれば、検出装置は少なくとも1つの点火
電流センサを有しており、これは2次点火電流を測定するため点火コイルの2次
巻線と接続されている。
【0016】 別の有利な実施形態によれば、2次点火電流がまえもって定められた閾値より
も小さくなったとき、検出装置がミスファイア計数信号を発生する。
【0017】 別の有利な実施形態によれば、計算装置はミスファイア計数信号に依存して重
み付け係数を計算する。
【0018】 別の有利な実施形態によれば計算装置は減算装置を有しており、これは第1の
特性マップに格納されている閉角度と第2の特性マップに格納されている閉角度
との間における閉角度差を計算する。
【0019】 別の有利な実施形態によれば計算装置は乗算装置を有しており、これは閉角度
差を重み付け係数と乗算する。
【0020】 さらに別の有利な実施形態によれば計算装置は加算装置を有しており、これは
制御閉角度を計算するため、重み付けられた閉角度差を第1の特性マップに格納
された閉角度と加算する。
【0021】 図面 図面には本発明の実施例が示されており、以下の説明でそれについて詳しく説
明する。
【0022】 図1は、本発明による点火制御のブロック回路図である。
【0023】 図2は、本発明による検出装置の1つの実施例を示す基本回路図である。
【0024】 図3は、本発明による燃焼装置の1つの実施例を示す基本回路図である。
【0025】 図4は、本発明による点火制御の動作説明図である。
【0026】 実施例の説明 図1には、本発明による点火制御の1つの実施例のブロック回路図が示されて
いる。
【0027】 電圧給電ライン1は、ライン2を介して燃焼装置3と接続されている。さらに
この電圧給電ライン1は、ライン4を介して第1の点火コイル6の1次巻線5と
接続されており、ライン7を介して第2の点火コイル9の1次巻線8と接続され
ている。図1に示された実施例には2つの点火コイル6,9だけしか示されてい
ないが、点火コイルの個数は基本的に任意に増やすことができる。図示されてい
る両方の点火コイル6,9はそれぞれ1次巻線5,8と2次巻線10,11を有
しており、これらは互いに誘導的に結合されている。点火コイル6,9の2次巻
線10,11は、点火ライン14,15を介して点火コイル12,13と接続さ
れている。さらに2次巻線10,11は、それらの別の端子においてライン16
,17を介してスター状にノード18と接続されており、これは電流検出ライン
19を介して検出装置20と接続されている。検出装置20は、計数ライン21
およびリセットライン22を介して計算装置3と接続されている。計算装置3は
制御ライン23,24を介してスイッチ段25,26を制御し、図示の実施例で
はトランジスタが用いられている。スイッチ段25,26は、ライン27,28
を介してそれぞれ点火コイル6,9の1次巻線5,8と接続されている。計算装
置3は、ライン29を介して回転数センサ30と接続されている。
【0028】 次に、図1に示されている点火制御の動作について説明する。点火コイル6,
9の1次巻線5,8はバッテリ電圧UB と接続されており、したがって点火トラ
ンジスタ25,26が制御されると、制御ライン23,24を介してそれぞれ属
する点火コイルの1次巻線に充電電流が流れる。点火を引き起こすため、対応す
る点火トランジスタ25または26が阻止状態にされ、ついで点火コイル6,9
における個々の2次巻線10,11に高電圧が形成され、その結果、個々の点火
プラグ12,13に点火スパークが引き起こされる。点火プラグ12,13にお
ける電圧はスパークの点弧後、燃焼電圧まで下がる。これと同時に、導電状態に
なったスパークギャップに電流が流れ、これによって検出ライン19に電流が生
じる。検出装置20は点火により引き起こされた電流を検出し、ミスファイアが
検出されたときにライン21を介して計数信号を燃焼装置3へ送出する。
【0029】 図2には、図1に示した検出装置20の実施例が示されている。検出装置20
は測定抵抗31として電流センサを有しており、これは検出ライン19におかれ
ている。ノード32においてライン33を介して測定電圧が取り出され、これは
保護回路34、ライン35、バンドパスフィルタ36ならびにライン37を介し
て、シュミットトリガ回路38へ供給される。比較回路38は、測定抵抗31に
おいて取り出された測定電圧をまえもってプログラミングされた入力可能な電圧
閾値と比較し、測定電圧が測定閾値に達すると、ライン39を介してフリップフ
ロップをセットする。フリップフロップ40は、計数ライン21を介して計算装
置3と接続されている。
【0030】 計算装置3は、リセットライン22を介してフリップフロップ40のリセット
端子と接続されている。シリンダにおいて点火が行われると、測定抵抗31にお
いて十分な電圧が降下し、それがまえもってプログラミングされた閾値を下回り
、フリップフロップ40がセットされる。フリップフロップ40がその出力端子
において点火発生に基づきセットされたことを計算装置3が検出すると、このフ
リップフロップのリセットライン22を介してそれが再びリセットされる。これ
に対し、測定抵抗31における電圧降下が十分でなく、その結果、電圧が閾値に
達しなければ、フリップフロップ40はセットされない。検出装置20のフリッ
プフロップ40がセットされないことを計算装置3が検出すると、計算装置3内
に設けられている内部のカウンタがシリンダごとに選択的にカウントアップされ
る。
【0031】 図3には、本発明による計算装置3の実施例の基本回路図が示されている。
【0032】 計算装置3は、ライン2を介してバッテリ電圧UB に接続されている。バッテ
リ電圧は測定装置41により測定され、ライン42,43を介して第1の特性マ
ップ記憶装置44および第2の特性マップ記憶装置45へ供給される。さらに計
算装置3は回転数センサ46と接続されており、これにより内燃機関の回転数が
測定される。測定された回転数は、ライン47,48を介して特性マップ記憶装
置44,45へ供給される。第1の特性マップ記憶装置44は、出力ライン49
を介して減算装置50と接続されている。第2の特性マップ記憶装置45は、出
力ライン51を介してやはり減算装置50と接続されている。減算装置50の出
力側は、ライン52を介して乗算装置53と接続されている。乗算装置53は、
出力ライン54を介して加算装置55へ出力信号を送出する。加算装置55は、
乗算装置53の出力信号と、ライン56を介して供給された第1の特性マップ記
憶装置44の出力信号とを加算する。加算装置55は、制御ライン57を介して
個々のスイッチ段へ制御信号を送出する。
【0033】 さらに計算装置3は合計装置58を有しており、この装置はそれぞれ異なるシ
リンダのミスファイアカウンタを合計し、ライン59を介して重み付け係数計算
装置60へカウンタ合計信号を送出する。重み付け係数計算装置60は、ライン
61を介して乗算装置53へ重み付け信号を送出する。
【0034】 両方の記憶装置44,45にはともに、閉角度特性マップがそれぞれ格納され
ている。ここで閉角度とは、点火コイル6または9の1次巻線5または8の充電
がスイッチ段25または26における第1のスイッチング過程によりスタートし
たときの第1のクランク角と、点火コイル6または9の点火がスイッチ段25ま
たは26における第2のスイッチング過程により行われたときの第2のクランク
角との間の角度差のことである。記憶装置44,45に格納されている特性マッ
プとしては、3次元の閉角度特性マップが用いられる。この場合、種々の回転数
とバッテリ電圧に対し多数の閉角度が格納されている。測定装置41,46にお
ってバッテリ電圧と回転数が測定されて、両方の記憶装置44,45へ供給され
る。求められた電圧と回転数に対し、格納されている閉角度がそのつど読み出さ
れる。
【0035】 第1の特性マップ記憶装置44に格納されている第1の特性マップAには、点
火コイルにおける第1の1次点火電流のための閉角度が格納されている。この第
1の点火電流は、点火コイルの最小点火電圧供給量に作用を及ぼす。
【0036】 第2の特性マップ記憶装置45に格納されている第2の特性マップBには、点
火コイルにおける第2の1次点火電流のための閉角度が格納されている。この第
2の1次点火電流は、対応するスイッチ段における最大許容スイッチング電流に
作用を及ぼし、つまりは点火コイルにおける最大可能な点火エネルギーに作用を
及ぼす。
【0037】 減算装置50によって、第1の特性マップ記憶装置44から送出された第1の
閉角度と、第2の特性マップ記憶装置45から送出された第2の閉角度との差が
形成される。この閉角度差信号は乗算装置53において、重み付け係数計算装置
60により求められた重み付け係数Fと乗算され、その後、加算装置55におい
て第1の閉角度と加算される。
【0038】 次に図4を用いて、本発明による点火制御の動作について説明する。ここには
1次点火電流が示されており、これはエンジンクランク角に依存して点火コイル
の1次巻線を流れる。0゜または360゜のとき、燃料シリンダはその上死点O
Tにある。点火Zは、OTよりも前の所定のクランク角度において行われる。第
1の特性マップAには第1の閉角度as1が格納されている。第2の特性マップB
には第2の閉角度as2が格納されている。クランク角KW1のときにたとえば点
火コイル6のスイッチ段25が閉じられ、充電1次電流が1次巻線5へ流れる。
閉角度as1後、クランク角KWz において点火が行われる。閉角度aは、角速度
Wと閉鎖時間TS の積に対応する。クランク角KWZ において、点火コイルを流
れる1次電流は第1の1次電流値IP1に達する。この第1の点火電流IP1は
、点火コイルにおける最小点火電圧供給量に作用を及ぼす。新たな点火プラグに
おいて制御はまずはじめ、特性マップAに格納されている閉角度aS1に従って行
われる。特性マップBには第2の閉角度aS2が格納されており、これによって点
火コイルの充電がすでにクランク角KW2において始まるようになり、その結果
、これには点火時点においていっそう高い1次点火電流IP2が流れるようにな
る。この第2の点火電流IP2は、スイッチ段における最大許容スイッチング電
流に対応し、つまりは点火コイルにおける最大可能点火エネルギーに対応する。
【0039】 新たな点火コイルでは所要点火電圧はまだ高くなっていないので、すでに1次
点火電流IP2において点火時点に点火プラグにおいて十分なスパーク燃焼時間
が得られるようになる。点火プラグの摩耗が増すにつれて所要点火電圧が上昇し
、スパーク燃焼時間が短くなる。このようにスパーク燃焼時間が短くなることで
、測定値が閾値よりも小さくなるとただちに検出装置20は、点火が行われたに
もかかわらずミスファイアであると検出することになる。このようなエラートリ
ガを回避するため、特性マップAに格納されている第1の閉角度aS1が、第2の
閉角度aS2と第1の閉角度aS1との間における重み付けられた差だけ高められ、
その結果、閉角度βが生じることになる。
【0040】 ここで、 β=aS1+F×(aS2−aS1) が成り立つ。
【0041】 図4からわかるように、閉鎖はすでにクランク角KW3において行われて、点
火時点でコイルが1次電流IP3まで充電されるようになる。したがってこの点
火制御によれば、エラートリガが検出されたとき、捕捉されたミスファイアの個
数に依存して1次電流が高められる。ここで点火コイルにおけるエネルギーが十
分であれば、それ以上エラートリガは検出されず、点火制御装置によってもシリ
ンダは遮断されない。しかしこれとは逆の状況において実際にミスファイアが生
じているならば、カウンタはさらにカウントアップされ、重み付け係数計算装置
60において計算される重み付け係数Fがさらに高められ、これは制御閉角度β
が第2の特性マップBに格納されている第2の閉角度aS2の大きさに達するまで
高められる。これによって最大に許容される第2の1次点火電流IP2が引き起
こされ、これは超えてはならないものである。この最大1次電流IP2にもかか
わらずカウンタがさらに上昇すると、実際にミスファイアがシリンダに生じたこ
とが点火制御装置によって検出され、そのシリンダの噴射が遮断される。
【0042】 本発明による点火制御装置によれば1つの有利な実施形態において、各シリン
ダのための点火コイルの1次巻線を流れる1次電流が、そのシリンダから検出さ
れたエラートリガ発生に従って別個に調整される。
【0043】 別の実施形態によれば、すべてのシリンダにおけるエラートリガに依存して、
種々の点火コイルにおけるすべての1次巻線に流れる1次電流が調整される。
【0044】 検出されたミスファイアの個数に基づき点火制御装置3によってシリンダが遮
断された後、そのシリンダは重み付け係数Fを求める際にもはや考慮されない。
【0045】 重み付け係数Fの計算は様々なやり方で行うことができ、たとえば検出された
ミスファイアの個数に正比例させることができる。
【0046】 本発明による点火制御により、スパーク燃焼時間に基づきエラートリガ発生を
防止することができ、シリンダが不当に遮断されてしまうことが回避される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 点火制御のブロック回路図である。
【図2】 本発明による検出装置の1つの実施例を示す基本回路図である。
【図3】 本発明による燃焼装置の1つの実施例を示す基本回路図である。
【図4】 本発明による点火制御の動作説明図である。
【符号の説明】
1 ライン 2 ライン 3 計算装置 4 ライン 5 1次巻線 6 点火コイル 7 ライン 8 1次巻線 9 点火コイル 10 2次巻線 11 2次巻線 12 点火プラグ 13 点火プラグ 14 ライン 15 ライン 16 ライン 17 ライン 18 ノード 19 ライン 20 検出装置 21 ライン 22 ライン 23 制御ライン 24 制御ライン 25 スイッチ段 26 スイッチ段 27 ライン 28 ライン 29 ライン 30 回転数センサ 31 測定抵抗 32 ノード 33 ライン 34 保護回路 35 ライン 36 バンドパス 37 ライン 38 シュミットトリガ 39 ライン 40 フリップフロップ 41 バッテリ電圧検出装置 42 ライン 43 ライン 44 特性マップ記憶装置 45 特性マップ記憶装置 46 回転数測定装置 47 ライン 48 ライン 49 ライン 50 減算装置 51 ライン 52 ライン 53 乗算装置 54 ライン 55 加算装置 56 ライン 57 ライン 58 合計装置 59 ライン 60 重み付け係数計算装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジークフリート ヘルツトラー ドイツ連邦共和国 ボーランデン クライ エンビュールシュトラーセ 16 Fターム(参考) 3G019 CC15 CD00 DB02 DB06 DB13 DC07 EA13 EA14 EA16 GA05 LA05 3G084 BA16 DA28 EA01 EA11 EB08 EB24 EB25 FA24 FA33

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の点火制御装置において、 少なくとも1つの燃焼シリンダと、 充電可能な点火コイル(6,9)が設けられており、該点火コイルは1次点火
    電流が発生したとき、対応する燃焼シリンダを点火するためスイッチ段(25,
    26)によってスイッチング可能であり、 点火コイル(6,9)の第1の1次点火電流のための閉角度が格納されている
    第1の特性マップと、 点火コイル(6,9)の第2の1次点火電流のための閉角度が格納されている
    第2の特性マップと、 燃焼シリンダ内で発生するミスファイアを検出する検出装置(20)と、 計算装置(3)が設けられており、該計算装置は、検出されたミスファイアの
    個数と両方の特性マップに格納された閉角度に依存してスイッチ段(25,26
    )を制御するため、制御閉角度を計算することを特徴とする、 内燃機関のための点火制御装置。
  2. 【請求項2】 第1の点火電流は、点火コイル(6,9)における最低点火
    電圧供給量に作用を及ぼす、請求項1記載の点火制御装置。
  3. 【請求項3】 第2の点火電流は、スイッチ段(25,26)における最大
    スイッチ電流に作用を及ぼし、つまりは点火コイルにおける最大可能点火エネル
    ギーに作用を及ぼす、請求項1または2記載の点火制御装置。
  4. 【請求項4】 前記特性マップ内に、内燃機関の回転数と点火コイルの1次
    巻線に加わる充電電圧とに依存して多数の閉角度が格納されている、請求項1か
    ら3のいずれか1項記載の点火制御装置。
  5. 【請求項5】 前記検出装置(20)は少なくとも1つの点火電流センサ(
    31)を有しており、該点火電流センサは、2次点火電流を検出するため点火コ
    イル(6,9)の2次巻線(10,11)と接続されている、請求項1から4の
    いずれか1項記載の点火制御装置。
  6. 【請求項6】 前記検出装置(20)は、2次点火電流がまえもって定めら
    れた閾値を下回ったときにミスファイア計数信号を発生する、請求項1から5の
    いずれか1項記載の点火制御装置。
  7. 【請求項7】 前記計算装置(3)は重み付け係数計算装置(60)を有し
    ており、該重み付け係数計算装置(60)は、ミスファイア計数信号に依存して
    重み付け係数Fを計算する、請求項1から6のいずれか1項記載の点火制御装置
  8. 【請求項8】 前記計算装置(3)は減算装置(50)を有しており、該減
    算装置は第1の特性マップに格納されている第1の閉角度と、第2の特性マップ
    に格納されている閉角度との間における閉角度差を計算する、請求項1から7の
    いずれか1項記載の点火制御装置。
  9. 【請求項9】 前記計算装置(3)は乗算装置(53)を有しており、該乗
    算装置は前記閉角度差を重み付け係数(F)と乗算する、請求項1から8のいず
    れか1項記載の点火制御装置。
  10. 【請求項10】 前記計算装置(3)は加算装置(55)を有しており、該
    加算装置は制御閉角度を計算するため、重み付けられた閉角度差を第1の特性マ
    ップに格納されている閉角度と加算する、請求項1から9のいずれか1項記載の
    点火制御装置。
  11. 【請求項11】 少なくと1つの燃焼シリンダを備えた内燃機関の点火制御
    方法において、 点火コイルにおける第1の1次点火電流のための閉角度を含む第1の特性マッ
    プを格納するステップと、 点火コイルにおける第2の1次点火電流のための閉角度を含む第2の特性マッ
    プを格納するステップと、 燃焼シリンダに発生するミスファイアを検出するステップと、 検出されたミスファイアの個数と前記の2つの特性マップ内に格納されている
    閉角度とに依存して、制御閉角度を計算するステップと、 計算された制御閉角度により点火コイルと接続されているスイッチ段を制御す
    るステップとを有することを特徴とする、 内燃機関の点火制御方法。
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