JP2002533183A - 戦略ゲーム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各プレーヤーに配分される少なくとも２ロットの駒４と、並んで配置された平行なシュート３を有する鉛直なゲームグリッド１とで構成される戦略ゲームの改良。 【解決手段】 ゲームグリッド１をひっくり返してその下端部と上端部の位置を逆にできる手段を有し、並置されたシュート３の両端部を封鎖する可動手段23、24を有する。一実施例ではゲームグリッド１が水平軸線８を中心に支持フレーム２に関節接合され、180°回動してひっくり返すことができる。グリッドは支持フレーム２上の鉛直な位置に固定する手段12，14を有する。プレーヤーは順番に駒４をシュート３に挿入し、所定の幾何学形状を形成する。各プレーヤーは所定ルールに従ってゲームグリッドをひっくり返してゲームの駒の配置を変えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の技術分野】

本発明はゲームの分野、特に少なくとも二人の競技者で行う戦略ゲーム（スト
ラテジーゲーム）に関するものである。本発明ゲームは互いに並んだ複数の鉛直
シュートを有し、この鉛直シュートに駒を積み重ねて行と列を形成して遊ぶ。

【０００２】

【従来の技術】

この種のゲームでは各プレーヤーが順番に駒を鉛直グリッド中に入れていって
水平、垂直または斜めに各自の駒の行を形成する。市販されている類似ゲームの
構造はゲームグリッドが平らな平行六面体をしている。ゲームグリッドは互いに
並んだシュートを規定する壁で接続された２つの平行な面で構成される。各平行
平面には円形開口部が形成されけいて、シュート内に積重ねられた駒が見えるよ
うになっている。ゲームグリッドはそれを垂直に保つ台枠で支えられている。各
シュートは駒を挿入できるように上部が開口し、駒を可動な底部で保持され、一
回のゲームが終了した時に底から駒を放出できるようになっている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】

本発明の目的はこのタイプのゲームを改良して、プレーャーが戦略を変える機
会を増加させて、ゲームの魅力を増すことにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本発明のゲームはゲームグリッドをひっくり返してその頂部と底部の位置を逆
にする手段を有し、ゲームグリッドは互いに並んだシュートの両端部を自由に開
閉する手段を有している。

【０００５】

【実施の形態】

この構造にすることによって、各プレーヤーは順番に駒をシュートに投入して
、自分自身の駒で所定の幾何学形状（直線、十字、矢印等）を形成することがで
きる。各プレーヤーは予め定めたルールに従ってゲーム中にゲームグリッドをひ
っくり返して、ゲームの駒の配置を自分自身の戦略に従うように、または、相手
の戦略を妨害するように修正することができる。この操作を実施するためにはシ
ュートの上端部をゲームグリッドの対応する端部に設けた閉鎖手段で閉じてから
ゲームグリッドをひっくり返す。その後に元はシュートの底部を形成していた現
在は上部にある閉鎖手段を開放すれば、新たにゲームの駒をシュートの上端部か
ら投入することができる。 ゲームグリッドはその支持フレームに固定できる。このフレーム／ひっくり返
されるグリッドの組立体では、フレームはグリッドを鉛直に安定にロックするす
る構造を有することができる。 本発明の他の実施例では、ゲームグリッドを１８０°回動してひっくり返すた
めにゲームグリッドは水平軸線を中心に回転できるように支持フレームに関節接
合されている。支持フレームはゲームグリッドを鉛直位置にロックする手段も有
している。 本発明の上記以外の特性は例示のために示す添付図面を参照した以下の実施例
の説明から明らかになるであろう。

【０００６】

【実施例】

図１、図２の実施例から分かるように、本発明のゲームは支持フレーム２に支
持されたゲームグリッド（格子）１を有している。このゲームグリッド１は互い
に並列に並べられた複数の鉛直シュート３を有しており、ゲームの駒４を各鉛直
シュート３内に積み重ねて入れて行と列を形成して遊ぶ。図示した例ではゲーム
グリッド１が７本の鉛直シュート３を有し、各鉛直シュート３中に７個の駒４を
積重ねることができる。各プレーヤーには複数のロットの駒４を配分し、各ロッ
トの駒は例えば色で識別できるようになっている。 鉛直シュート３内に積上げられた各駒４はゲームグリッド１の両側に形成され
た窓から見えるようになっている。図示した例では各窓は星型をしているが、望
ましい全体的美観に従って窓を他の任意の形にすることができる。

【０００７】 ゲームグリッド１は一般的に正方形または長方形（この形は鉛直シュート３の
数ト高さに依存する）であり、２つの鉛直側部と２つの水平端部とを有している
。 ゲームグリッド１はフレーム２の鉛直支柱６に関節接合されていて、回転軸８
を中心として回転できるようになっている。回転軸８はゲームグリッド１の中心
に位置していて、容易に回転できるようになっている。フレーム２の２つの鉛直
支柱６はゲームグリッドの上部よりわずかに上方へ延び、その下部は基台を形成
する結合構造１０と一体化されている。

【０００８】 ゲームグリッド１の小さい方の側面には突起１２が形成されてきる。この突起
１２は支柱６に形成されたスナップシステム１４と一緒になってゲームグリッド
１を取り外せる状態で鉛直位置に固定できるようになっている。突起１２は突出
軸受けの形をしており、全部で４つあり、ゲームグリッド１の小さい方の各側面
の端部に設けられている。 図３に詳細に示すように、スナップシステム１４は各支柱６の上部に形成され
ている。各スナップシステムは支柱６の内面に形成された溝１５の形をしており
、この溝１５は中心の位置決め用凹部１６と、その両側から延びた２つの収縮領
域１７とを有している。

【０００９】 ゲーム中にゲームグリッド１を安定な位置に設置するためにゲームグリッド１
の上端部に位置する突起１２は側部スナップシステム１４の中心凹部１６中にわ
ずかに圧入された状態で嵌合している。ゲームグリッド１をひっくり返すのはわ
ずかな力でできる。スナップシステム１４は中心凹部１６の両側で対称であり、
固定および解放をどちら側にも自由に行えるようになっている。 ゲームグリッド１の下端部にある突起１２は１８０°回転した後にゲームグリ
ッドを上部のスナップシステム１４に固定するために用いられる。支柱６の下部
内面には溝１８が形成されている。ゲームグリッドの下側端部にある突起１２は
この溝１８を自由に通過することができる。

【００１０】 ゲームグリッド１は鉛直シュート３の端部を開閉する開閉手段を有している。
この開閉手段は鉛直シュート３の位置に応じて開閉される。すなわち、閉位置は
鉛直シュート３の底部を閉じるためにゲームグリッド１の下部で用いられる。開
位置は鉛直シュート３内へゲームの駒を挿入するために、ゲームグリッド１の上
部で用いられる。 図４〜６はゲームグリッド１の両端部にあるこの開閉手段の詳細図である。こ
の開閉手段はゲームグリッド１の端部に平行に形成された内部溝２３を有し、こ
の内部溝２３中に保持部材２４が収容されている。この保持部材２４は一般に平
らなはしご形をしており、その幅は内部溝２３の幅に遊びを加えたものに対応す
る。その長さは滑動運動を容易にするため小さい。保持部材２４の横さん２５は
閉鎖手段を形成し、２つの開口部２６で区切られている。横さん２５の数は鉛直
シュート３の数に対応し、保持部材２４は鉛直シュートの横幅の半分だけ滑動で
きる。すなわち、横さん２５が鉛直シュート３の端部の正面に配置される閉鎖閉
鎖位置（図４）と、開口部２６が鉛直シュート３の端部の正面に配置され、横さ
ん２５が鉛直シュートの側部に来る開位置（図５）とを取ることができる。

【００１１】 保持部材２４は、ゲームグリッド１の両側から突出した単一ブロックの側部延
長部２７の所で動かされる。この側部延長部２７は操作カーソルになる。 ゲームグリッド１はプラスチック成形された２つの同一半シェルで構成され、
各半シェルの内面には平行な鉛直シュート３と、保持部材２４を位置決めするた
めの溝２３部分とが形成されている。２つの半シェルは受け溝２３中に保持部材
２４を収容した後に一体に組み立てられる。 図示した実施例では、鉛直シュート３は細長い円形断面を有する。

【００１２】 図７〜９にはゲームの駒４の１つが詳細に示されている。駒４は一般的な形と
、適当な断面とを有している。基台１０および両方の側部支柱６は互いに独立し
てプラスチック成形され、適切な嵌合構造を用いて組立てられるのが好ましい。 さらに、ゲームグリッド１も側部支柱６に取外し自在に連結されているのが好
ましい。 図１０に示すように、軸線部分８は、その延長部分に形成された末端フランジ
３１を円形開口部３２に挿入、通過させて、開口３２の延長上に形成された支持
受け台３０内に配置される。 図示するように、両方の鉛直支柱６を結合する基台１０は１枚の平板で構成さ
れる。変形例ではこの板の上面にゲームの駒を収容する凹部を有していてもよい
。さらに他の実施例では、この基台をゲームグリッド１の下側に配置された半円
柱で構成し、半円柱の開口部を上に向け、ゲームの駒を収容するシュートにする
こともできる。

【００１３】 ゲーム開始前にゲームグリッド１を支持フレーム２に鉛直に固定する。下端部
の閉鎖手段２３、２４を動かして鉛直シュート３の底部を閉じ、上端部の閉鎖手
段２３、２４は開放してゲームの駒４が挿入できるようにする。各プレーヤーが
順番にゲームの駒４を鉛直シュート３中に挿入し、所定の幾何学形状、例えば所
定数の駒で作られた直線、十字、星、矢印等を形成する。ゲームの魅力、遊戯性
を増すために、予め設められたルールに従って、各プレーヤーは自分自身の戦略
に従うように、または、相手の戦略を妨害するように、或いはその両方を同時に
行うために、ゲームグリッド１をひっくり返してゲームの駒４の位置を変更する
ことができる。また、ゲームグリッドを毎回または１回置きにひっくり返しても
よいことを前もって同意しておくこともできる。こうした反転操作を可能にする
ためには、ゲームグリッドの上端部に配置された閉鎖手段２３、２４を動かる。
突起１２をスナップシステム１４に固定した後、ゲームグリッド１を水平回転軸
８を中心にして回動し、今度はゲームグリッドの上端部に有った（以前は鉛直シ
ュート３の底部を形成していた）閉鎖手段２３、２４を開放して、ゲームの駒を
新しく挿入できるようにする。

【００１４】 プレーヤーの一人が所定の形を完成した時か、別の所定のルールに従ってゲー
ムは終了する。このゲームは２人以上で遊ぶことができ、従って、異なる数のゲ
ームの駒を用いることができる。

【００１５】 変形例では、閉鎖手段２３、２４はゲームグリッド１を鉛直位置に固定するよ
うにすることができる。この場合には保持部材に突起形の延長部を形成し、この
延長部を鉛直シュート３の上端部を開くために保持手段２４を動かした時にゲー
ムグリッドの側部に形成した開口部に挿入し、側部支柱の対応内面に形成した凹
部中に嵌め込むことことができる。

【００１６】 図１１〜１４は本発明の戦略ゲームの第２実施例を示している。これらの図で
は、理解をし易くするために上記実施例と同一の構成部分は同じ参照符号を付け
てある。 この変形例では、鉛直シュート３の端部の可動な閉鎖手段が内溝３６内を滑動
するフレキシブルロッド３５から成る。このロッド３５はゲームグリッド１の各
端部と組み合わされ、これを導く溝３６は対応する各端部の全長と、ゲームグリ
ッド１の一方の側面の全長に延びている。 ロッド３５の長さはそれが封鎖する端部の長さにほぼ対応し、各ロッド３５は
カーソル３７によって動かすことができる。カーソル３７は各ゲームグリッドの
一方の側部に配置され、縦スロット３８を通ってゲームグリッドのいずれかの側
面で延びている。各縦スロット３８はゲームグリッド１の側部に沿って設けられ
、その両端部は封鎖ロッド３５のストロークを規定する。

【００１７】 一方のカーソル３７をゲームグリッドの対応する端部の方向へ滑動させて１方
のフレキシブルロッド３５で鉛直シュートの１方の端部を閉じる。フレキシブル
ロッド３５はこのゲームグリッドのコーナーを回って互いに並んだ鉛直シュート
３の全ての端部を閉じるまで移動する。図１１のゲームグリッドの下端部はこの
閉鎖位置を示している。開放動作は逆の動きで実施できる。すなわち、フレキシ
ブルロッド３５を完全に外してゲームグリッド１の側部に平行に設置する。この
解除配置は図１１のゲームグリッド１の上端部に見られる。

【００１８】 図１４から分かるように、フレキシブルロッド３５と、それさと組合されたカ
ーソル３７はプラスチックによる単一ブロックに成形できる。 上記実施例と同様に、ゲームグリッド１は２つのセミシェルで構成され、フレ
キシブルロッド３５とそのカーソル３７とを配置した後に組立てられる。 図１３、図１４では、カーソル３７が２つの側部羽根３９を有し、カーソルを
縦スロット３８(図１３)に沿って設けられた適切な溝４０内に維持し、案内する
。 ゲームグリッドの対応するコーナーでのフレキシブルロッド３５の運動を容易
にするために、この部分での溝の曲率半径を大きくすることもできる。この場合
、対応するコーナーに位置するゲームの駒の場所が制限されるかもしれない。

【００１９】 ゲームグリッド１をひっくり返すのは図１〜１０の実施例で説明した手続きと
同様である。 図１１に示した実施例では、ゲームグリッド１が８本の互いに並んだ鉛直シュ
ート３を有し、この中に８個のゲームの駒を積重ねることができる。上記の理由
から、所定のコーナーの位置での数を減らして閉鎖ロッド３５の移動を容易にす
ることもできる。この場合には４つのコーナー位置で数を減らして均一なゲーム
グリッドにすることもできる。

【００２０】 図１５に示した第３実施例では、ゲームグリッド１が三角形の側部延長部４２
を有し、そのため全体的に六角形になっている。図１０で説明した嵌合構造と同
様に、或いは類似の実施例に従って、ゲームグリッド１の延長部４２の先端４３
を側部支柱６に関節結合８する。 ゲームグリッド１の垂直位置でのロック手段は上記両方の実施例に記載のロッ
ク手段に類似している。すなわち、このロック手段は側部スナップシステム１４
に嵌め込むことができるゲームグリッド１と一体な突起１２で構成される。この
実施例では突起１２は三角形延長部４２の側面に設けられ、側部スナップシステ
ム１４は支柱６または基台１０の延長上にある構造４４の端部で関節軸８の下側
に設けられている。変形例では、突起１２を無くして、三角形延長部４２の両側
の端部を延長部４４の突出したスナップオン構造に嵌め込むこともできる。

【００２１】 鉛直シュート３の端部の可動閉鎖手段は２本のフレキシブルロッド３５で構成
される。これらは図１１〜図１４の実施例に類似の方法で滑動溝３６内に設けら
れ、操作カーソル３７を有している。ここではフレキシブルロッド３５は三角形
延長部４２の外形に従って延び、可能な移動距離が延びている。 この第３の実施例の使用の原理は図１１〜１４に示した第２実施例の原理と同
一である。 図１６は上記変形例を基にした変形例を示す。この変形例では溝３６'内を滑
動するフレキシブルロッド３５'が横さん４６を有する平らなはしご状になって
いる。このはしごは保持部材となり、この保持部材は隣接する開口部４７によっ
て互いに分離されている。各ロッド３５'はゲームグリッド１の側部に形成され
たカーソル４８によって動かされる。各カーソル４８はゲームグリッド１の各側
部を延び、そのストロークを規定する細長い円形スロット４８'中を案内される
。ロッド３５'がはしご形であるので、カーソル４８の移動距離は鉛直シュート
３の横幅の半分に制限される。

【００２２】 図１６ではゲームグリッドの上側のフレキシブルロッド３５'がゲームの駒４
が鉛直シュート３中に挿入できるように配置され、ゲームグリッド１の下部のロ
ッド３５'は鉛直シュート３の底部を閉鎖する。 ゲームグリッド１はカーソル４８と一体な突起４９で鉛直位置に固定できる。
この突起４９は鉛直な支柱６の内面に形成した１組の止め具５０の間に位置決め
できる。両方の滑動ロッド３５'が鉛直シュート３の対応する端部の閉鎖位置に
ある時、ゲームグリッド１はその関節軸８を中心に自由に回動できる。対応する
カーソル４８を動かして鉛直シュートの上端部を開けた後にゲームグリッド１は
突起４９の１つによって垂直位置に固定できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の戦略ゲームの第１実施例の正面図。

【図２】 上記ゲームのゲームグリッドをひっくり返している時の斜視図。

【図３】 上記ゲームグリッドを鉛直位置に固定するスナップシステムを有す
るゲームグリッドを支持する鉛直支柱の上端部を示す詳細斜視図。

【図４】 アクティブ位置にあるシュート端部の可動固定システムを示す図１
の４−４に沿った断面図。

【図５】 非アクティブ位置にあるシュート端部の可動固定システムを示す図
１の５−５に沿った断面図。

【図６】 図５の６−６に沿った断面図。

【図７】 ゲームの駒の１つの斜視図。

【図８】 図７の８−８に沿った断面図。

【図９】 図７の９−９に沿った断面図。

【図１０】 フレームの鉛直支柱上のゲームグリッドの取付け法を示す部分斜
視図。

【図１１】 本発明の戦略ゲームの変形例の斜視図。

【図１２】 図１１の１２−１２に沿った拡大断面図。

【図１３】 図１１の１３−１３に沿った断面図。

【図１４】 単一ブロックの形をしたカーソルとフレキシブル閉鎖ロッドの斜
視図。

【図１５】 本発明の戦略ゲームの他の変形例の正面図。

【図１６】 本発明の戦略ゲームの他の変形例の正面図。

【符号の説明】

１ グリッド ２ 支持フレーム ３ シュート ４ 駒 ６ 支柱 １２ トー １４ スナップシステム

【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書

【提出日】平成１２年１１月１５日（２０００．１１．１５）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】特許請求の範囲

【補正方法】変更

【補正の内容】

【特許請求の範囲】

【請求項３】 ゲームグリッド（１）が水平軸線（８）を中心に１８０°回
動してひっくり返ることができるように支持フレーム（２）に関節接合され、さ
らに、ゲームグリッド（１）を支持フレーム（２）の鉛直位置に固定する手段（
１２，１４；４９，５０）を有する請求項２に記載の戦略ゲーム。

【請求項４】 ゲームグリッド（１）の側面に配置された２本の鉛直な支柱
（６）で構成される支持フレーム（２）を有し、ゲームグリッド（１）はこの支
持フレーム（２）に関節接合され、支柱（６）はゲームグリッド（１）に形成さ
れた手段（１２，４９）と協働してゲームグリッド（１）を鉛直位置に固定する
手段（１４，５０）を有する請求項３に記載の戦略ゲーム。

【請求項５】 ゲームグリッド（１）を鉛直位置に固定する手段がゲームグ
リッド（１）の小さい方の側面に形成された少なくとも１つの突起（１２）で構
成され、この突起（１２）が支持フレーム（２）に形成されたスナップシステム
（１４）と協働する請求項４に記載の戦略ゲーム。

【請求項６】 ゲームグリッド（１）が関節軸（８）を中心に任意の方向に
回動した際に突起（１２）を係合、取外しするスナップシステム（１４）を有す
る請求項５に記載の戦略ゲーム。

【請求項７】 ゲームグリッド（１）の小さい方の側面に２つの突起（１２
）を有し、支持フレーム（２）の各側部支柱（６）がゲームグリッド（１）の位
置に応じて突起（１２）の１つと協働するスナップシステム（１４）を有する請
求項５または６に記載の戦略ゲーム。

【請求項８】 互いに並んだシュート（３）の両端部の可動閉鎖手段がゲー
ムグリッド（１）の各端部に形成された内溝（２３，３６，３６'）内を滑動す
る保持部材（２４，３５,３５'）を有し、制御カーソル（２７，３７，４８）と
一体になったこの保持部材（２４，３５,３５'）がシュート（３）の対応する端
部の前に配置される閉鎖位置から開口位置へ移動でき、カーソル（２７，３７，
４８）にはゲームグリッド（１）の両側からアクセス可能な請求項２〜７のいず
れか一項に記載の戦略ゲーム。

【請求項９】 互いに並んだシュートの両端部の可動閉鎖手段がゲームグリ
ッド（１）の各端部に内溝（２３，３６'）を有し、この内溝中を閉鎖手段（２
５，４６）によって分離された複数の開口部（２６，４７）を有する保持部材(
２４，３５')が滑動し、この保持部材(２４，３５')は閉鎖手段（２５，４６）
がシュート（３）の対応する端部の前に配置される閉鎖位置から閉鎖手段（２５
，４６）が完全に外される開口位置へ移動できる請求項８に記載の戦略ゲーム。

【請求項１０】 互いに並んだシュートの両端部の可動閉鎖手段がゲームグ
リッド（１）の各端部に内溝（３６）内を滑動するフレキシブルロッド（３５）
を有し、このロッド（３５）がゲームグリッド（１）の側端に沿って可動な操作
カーソル（３７）と一体である請求項８に記載の戦略ゲーム。

【請求項１１】 保持部材(３５')を操作するカーソル（４８）と一体な突
起（４９）を有し、この突起（４９）がゲームグリッド（１）を鉛直位置に固定
するために鉛直な支柱（６）の内面に設けられた１組の止め具（５０）と協働す
る請求項８〜１０のいずれか一項に記載の戦略ゲーム。

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００２

【補正方法】変更

【補正の内容】

【０００２】

【従来の技術】 この種のゲームでは各プレーヤーが順番に駒を鉛直グリッド中に入れていく。 ゲームの目標は一定数の駒で 水平、垂直または斜めに各自の行を形成することで ある 。市販されている類似ゲームの構造はゲームグリッドが平らな平行六面体を
している。ゲームグリッドは互いに並んだシュートを規定する壁で接続された２
つの平行な面で構成される。各平行平面には円形開口部が形成されていて、シュ
ート内に積重ねられた駒が見えるようになっている。 ゲームグリッドはそれを垂直に保つ台枠で支えられている。各シュートは駒を
挿入できるように上部が開口し、駒を可動な底部で保持され、一回のゲームが終
了した時に底から駒を放出できるようになっている。 英国特許公開第ＧＢ−Ａ−２１３７８９１には上記に近い構造のゲームが開示 されている。この装置のゲームグリッドは最初のゲームをするために駒を収容す るようになっており、このゲームグリッドには第２回目のゲームをするための駒 を収容するボックスが付いている。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ，ＺＷ )，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ， ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ， ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，Ｃ Ｒ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＤＭ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ， ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，Ｋ Ｚ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ， ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，Ｓ Ｋ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ (72)発明者 ギヨ，シリル 中華人民共和国 ホンコン ランタウ ア イランド ディスカバリー ベイ シーホ ース レーン ファースト フロアー フ ラット シー ナンバー １

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ａ) 各プレーヤーに配分される少なくとも２ロットの駒（４）と、 ｂ） 支持フレーム（２）と組合されたゲームグリッド（１）とを有し、このゲ
   ームグリッド（１）はフレーム（２）によって鉛直またはほぼ鉛直面内に配置で
   き、ゲームグリッド（１）は互いに並んだ平行なシュート（３）を有し、このシ
   ュート（３）の上部は開口し、下部には閉鎖システムを有し、シュート（３）の
   中にゲームの駒（４）を積重ねて駒で行と列を形成でき、シュート（３）内の各
   駒（４）はゲームグリッド（１）の両側から見えるような、戦略ゲームにおいて
   、 ゲームグリッド（１）の下端部と上端部の位置を逆にひっくり返す手段を有し
   、 ゲームグリッド（１）が互いに並んだシュート（３）の両端部を閉鎖する可動
   手段（２３，２４；３５，３６）を有することを特徴とする戦略ゲーム。
2. 【請求項２】 ゲームグリッド（１）が水平軸線（８）を中心に１８０°回
   動してひっくり返すことができるように支持フレーム（２）に関節接合され、さ
   らに、ゲームグリッド（１）を支持フレーム（２）の鉛直位置に固定する手段（
   １２，１４；４９，５０）を有する請求項１に記載の戦略ゲーム。
3. 【請求項３】 ゲームグリッド（１）の側面に配置された２本の鉛直な支柱
   （６）で構成される支持フレーム（２）を有し、ゲームグリッド（１）はこの支
   持フレーム（２）に関節接合され、支柱（６）はゲームグリッド（１）に形成さ
   れた手段（１２，４９）と協働してゲームグリッド（１）を鉛直位置に固定する
   手段（１４，５０）を有する請求項２に記載の戦略ゲーム。
4. 【請求項４】 ゲームグリッド（１）を鉛直位置に固定する手段がゲームグ
   リッド（１）の小さい方の側面に形成された少なくとも１つの突起（１２）で構
   成され、この突起（１２）が支持フレーム（２）に形成されたスナップシステム
   （１４）と協働する請求項３に記載の戦略ゲーム。
5. 【請求項５】 ゲームグリッド（１）が関節軸（８）を中心に任意の方向に
   回動した際に突起（１２）を係合、取外しするスナップシステム（１４）を有す
   る請求項４に記載の戦略ゲーム。
6. 【請求項６】 ゲームグリッド（１）の小さい方の側面に２つの突起（１２
   ）を有し、支持フレーム（２）の各側部支柱（６）がゲームグリッド（１）の位
   置に応じて突起（１２）の１つと協働するスナップシステム（１４）を有する請
   求項４または５のいずれか一項に記載の戦略ゲーム。
7. 【請求項７】 互いに並んだシュート（３）の両端部の可動閉鎖手段がゲー
   ムグリッド（１）の各端部に形成された内溝（２３，３６，３６'）内を滑動す
   る保持部材（２４，３５,３５'）を有し、制御カーソル（２７，３７，４８）と
   一体になったこの保持部材（２４，３５,３５'）がシュート（３）の対応する端
   部の前に配置される閉鎖位置から開口位置へ移動でき、カーソル（２７，３７，
   ４８）にはゲームグリッド（１）の両側からアクセス可能な請求項１〜６のいず
   れか一項に記載の戦略ゲーム。
8. 【請求項８】 互いに並んだシュートの両端部の可動閉鎖手段がゲームグリ
   ッド（１）の各端部に内溝（２３，３６'）を有し、この内溝中を閉鎖手段（２
   ５，４６）によって分離された複数の開口部（２６，４７）を有する保持部材(
   ２４，３５')が滑動し、この保持部材(２４，３５')は閉鎖手段（２５，４６）
   がシュート（３）の対応する端部の前に配置される閉鎖位置から閉鎖手段（２５
   ，４６）が完全に外される開口位置へ移動できる請求項７に記載の戦略ゲーム。
9. 【請求項９】 互いに並んだシュートの両端部の可動閉鎖手段がゲームグリ
   ッド（１）の各端部に内溝（３６）内を滑動するフレキシブルロッド（３５）を
   有し、このロッド（３５）がゲームグリッド（１）の側端に沿って可動な操作カ
   ーソル（３７）と一体である請求項７に記載の戦略ゲーム。
10. 【請求項１０】 保持部材(３５')を操作するカーソル（４８）と一体な突
    起（４９）を有し、この突起（４９）がゲームグリッド（１）を鉛直位置に固定
    するために鉛直な支柱（６）の内面に設けられた１組の止め具（５０）と協働す
    る請求項７〜９のいずれか一項に記載の戦略ゲーム。