JP2002531509A - 体内プロテーゼの骨統合を促進するためのイバンドロネートの使用 - Google Patents

体内プロテーゼの骨統合を促進するためのイバンドロネートの使用

Info

Publication number
JP2002531509A
JP2002531509A JP2000586341A JP2000586341A JP2002531509A JP 2002531509 A JP2002531509 A JP 2002531509A JP 2000586341 A JP2000586341 A JP 2000586341A JP 2000586341 A JP2000586341 A JP 2000586341A JP 2002531509 A JP2002531509 A JP 2002531509A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bone
ibandronate
surgery
prosthesis
weeks
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000586341A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3793023B2 (ja
Inventor
バオス,フリーダー
クルス,アンドレアス・アー
Original Assignee
ロシュ ダイアグノスティックス ゲーエムベーハー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ロシュ ダイアグノスティックス ゲーエムベーハー filed Critical ロシュ ダイアグノスティックス ゲーエムベーハー
Publication of JP2002531509A publication Critical patent/JP2002531509A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3793023B2 publication Critical patent/JP3793023B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/66Phosphorus compounds
    • A61K31/662Phosphorus acids or esters thereof having P—C bonds, e.g. foscarnet, trichlorfon
    • A61K31/663Compounds having two or more phosphorus acid groups or esters thereof, e.g. clodronic acid, pamidronic acid
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P19/00Drugs for skeletal disorders
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P19/00Drugs for skeletal disorders
    • A61P19/02Drugs for skeletal disorders for joint disorders, e.g. arthritis, arthrosis

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Orthopedic Medicine & Surgery (AREA)
  • Rheumatology (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)
  • Prostheses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、セメントなし固定体内プロテーゼの骨統合を改善する、イバンドロン酸(1−ヒドロキシ−3−(N−メチル−N−ペンチル)アミノプロピル−1,1−ジホスホン酸)又は生理学的に適合性を有するその塩又はエステルの使用に関する。イバンドロネート又はその塩は体内プロテーゼ挿入後直ちに短期間で適用され、インプラントの二次安定性が、術後たった5週間以内で得られるという驚くべき結果が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、セメントなしで固定された体内プロテーゼの骨統合を改善するため
の、イバンドロン酸(1−ヒドロキシ−3−(N−メチル−N−ペンチル)アミ
ノプロピル−1,1−ジホスホン酸)又はその生理学的に適合性を有する塩若し
くはエステルの使用に関する。イバンドロネート又はその塩は、体内プロテーゼ
挿入直後に短期間適用されると、移植片の二次的安定化が術後わずか5週以内に
得られるという驚くべき結果をもたらす。
【0002】 骨は主に支持体として働き、その結果、単純な構造材とみなされることが多い
。しかし、骨は、それが暴露される広範な要件、刺激及び病毒に適合した複雑な
生体物質である。体内プロテーゼは、骨及び関節の代用物として利用可能である
。しかし、体内プロテーゼは、生体力学的に高度に洗練されている場合でさえ、
環境因子及び負荷因子に対して能動的な影響を及ぼさない。
【0003】 世界中で年に約150万個の股関節体内プロテーゼが、ドイツ国内での約12
0,000個を含め、移植されている。また、相当数の他の関節プロテーゼ、例
えば膝関節、足根関節及び肩関節体内プロテーゼがある。一次移植された体内プ
ロテーゼの数、特に交換を要するものの数は増加し続けると予想される。その間
にも、比較的若い患者に体内プロテーゼが供される。人の平均余命はますます延
び、その結果、場合によっては、患者個人にとって生存中に3回又は4回までの
プロテーゼ交換が予想され得る。最初の手術、及び特に、必要とされた交換手術
の際に骨物質を温存するため、また、プロテーゼのより長い推定生存期間のせい
で、セメントなしのインプラントがますます使用されている。体内プロテーゼを
必要とする若年患者は、特にこの種の組織温存処理の恩恵を受けるであろう。よ
り長寿命の体内プロテーゼは又、増大する平均余命故に、また、経済的理由から
必要である。
【0004】 したがって、骨の中のインプラント床が最終的に安定するまで、術後の期間に
生じる過程及び形態変化並びに、セメントなしのインプラント固定が好ましい方
法になったため、特にセメントなしの体内プロテーゼの一次及び二次安定性に関
する知識を特別に考慮しなければならない。
【0005】 インプラントの「一次安定性」は、プロテーゼを骨の中に移植した直後の状況
と説明される。プロテーゼは、その末端部を介して、骨幹(皮質)の骨髄内管又
は転子隆起の近位骨幹端に固定される。この一次安定性は、プロテーゼがまだ骨
の中に取り込まれていないため、質的(qualitative)でしかない。
【0006】 特に股関節プロテーゼの場合の二次安定性は、普通、骨がプロテーゼ表面へと
成長した後わずか数ヶ月で達成される(骨統合)。したがって、質的安定化(qu
alitative stabilisation)に加えて、プロテーゼの長期安定性を保証する量的
成分(quantitative component)が得られる。
【0007】 一次安定性から二次安定性への過程は種々の段階を経過する。プロテーゼ移植
後の第一段階は、骨の部分死を特徴とする。手術直後、隣接する骨の大部分は無
傷である。その後、プロテーゼ界面(プロテーゼと骨との接触面)の近接部で数
ミリメートルに渡って骨の部分死が起こる。なおも生きている骨と死んだ骨との
境界で拡張血管及び多形核細胞の浸潤がすぐに起こり、繊維芽細胞、骨芽細胞及
び破骨細胞が続く。次の段階で修復が起こる。死んだ骨組織が肉芽組織及び結合
組織によって浸潤される。マクロファージ及び巨細胞がときおり観察される。新
たに形成した骨が死んだ骨の上に重なる。
【0008】 第三段階は2年まで続き、その間にプロテーゼが安定する。この期間中、死ん
だ骨の物質は崩壊し、網状骨及び層板骨によって代わられる。再構成過程の最後
で、骨とプロテーゼの平滑面との間に結合組織の細い合わせ目がしばしば残る。
これらの段階は又、患者個人の特性、例えば骨代謝(骨粗鬆、骨減少、若年)並
びに外来的な因子、例えば術後のプロテーゼに対する応力の解除及びリハビリテ
ーションの形態によって影響される。
【0009】 セメント固定法に対するセメントなしの固定の欠点は、既存の知識によると、
プロテーゼの二次安定化が6〜8週以上の期間の後でしか起こらないということ
である。
【0010】 Hofmannら(Progression of human bone ingrowth into porous-coated impla
nts. Acta Orthop Scan 1997; 68(2): 161-166は、股関節プロテーゼの二次安定
化が最長で9ヶ月を要することを開示している。同氏の研究の結果は、人の海綿
質骨の内成長が1日約1マイクロメートルの速度で起こるという事実によって説
明される。表面処理されたプロテーゼが使用されるとしても、プロテーゼの達成
可能な最大内成長は、術後9ヶ月より前には起こらない。これは、Krugerらの観
察結果(Teilbelastng oder Vollbelastung-Therapiestrategie nach zementfre
ier Hufttotalendoprothese Orthop Praxis 1998; 34(5): 287-293)と符合する
。すべてのケースで、Krugerは、術後最初の6ヶ月間にプロテーゼ軸部の更なる
焼結(sintering)を認め、グルエン(Gruen)ゾーン1にかすかな硬化線が形成
していた。また、Wallら(Auswertung der Osseointegration von zementlosen
Huftprothesenstielen mit Computerauswertung digitaler Rontgendensitometr
ie Orthop. Praxis 34: 73-77 1998)は、2種類のプロテーゼのどちらを調査
したかにかかわらず、術後最初の6ヶ月間に全 Gruenゾーンの骨組織の光学密度
の18%の減少を示した。その後ではじめて骨密度の新たな増加があり、術後2
4ヶ月かけてようやく出発値の92〜97%に達した。したがって、多くの施設
では、患者は、術後6ヶ月まで、手術を受けた脚を応力を受けない状態に維持し
ておく。これは、プロテーゼが骨の中に更に深く沈み込んだり、骨折を起こさせ
たりすることを防ぐためである。
【0011】 Burkeら(Micromotion of cemented and uncemented femoral components. J
Bone Joint Surg 73B: 33-38 1991)によると、プロテーゼ中への骨の二次統合
は、病的微動(>150マイクロメートル)によって乱されると、結果的に、骨
とプロテーゼとの界面上に結合組織の形成を招く。このこと及びその結果の骨折
の危険性が、長期にわたりプロテーゼにかかる応力を軽減することを必要にする
。これは、患者のリハビリテーションを大幅に遅らせ、より長期に及ぶ苦痛の訴
えをより多くもたらすかもしれない。
【0012】 他方、骨に対する機械的負荷の減少(応力遮蔽)は、1年にも及ぶことがある
プロテーゼ周辺の骨の萎縮を生じさせ、セメントなしプロテーゼの早期弛みの理
由とみなされている。
【0013】 手術、クリニックにおける術後治療の期間、リハビリテーション段階での非生
産的期間、若年患者の労働過程への再統合及び後続の手術は、結果的に、莫大な
費用をコミュニティーに課す。
【0014】 体内プロテーゼ交換後の初期的及び長期的結果を改善するためのこれに対する
主な提案は、力の近位誘導、回転安定性、表面被覆及びセメントなし体内プロテ
ーゼのプレス・フィットによってプロテーゼの設計を改善することである。現在
の臨床治療では、体内プロテーゼの内成長を増大させるための薬物は使用されて
いないが、セメントなしインプラントと成長因子(例えばBMP)との併用が最
近の研究で研究されている(Proceedings of the annual meeting of the ORS 5
, 245, 339, 599 1998 New Orleans)。
【0015】 他方、アミノ−ビスホスホネート基からの薬物は、「骨リモデリング」に対し
てプラスの影響を有し、特に骨粗鬆症の探求において、骨量及び骨質の増大を生
じさせる。ビスホスホネート類の生物学的及び物理的性質に係る前臨床知識は、
約30年に渡って利用可能である。
【0016】 各ビスホスホネートは、それ自体の化学的、生物学的及び生理学的性質、ひい
てはそれ自体の活性プロフィールを有している。ビスホスホネート類は、特に骨
外科で使用することができる。
【0017】 例えば、骨外科におけるビスホスホネート類の使用がWO94/21266A
1より既知である。骨組織の形成を増大させる、及び/又は、移植後の合併症を
なくすため、特にクロドロネート(clodronate)が移植手術の前及び/又は後で
使用されている。用量:0.01〜100mg/kg・dayが開示され、非経口では0
.5〜20mg/kg・day、静脈投与では0.5〜5mg/kg・day、経口では10〜10
0mg/kg・dayが好ましい。
【0018】 治療は、手術の1〜3週前に開始する、及び/又は術後、好ましくは1〜6ヶ
月間継続することが推奨されている。骨移植の場合、処理した動物におけるほぼ
すべての移植片において35日後に新たな骨の形成が生じることがわかった。外
植した骨−歯インプラントに関して、4週間のクロドロネート治療(手術前1週
間、術後3週間)の後、骨形成が、クロドロネート治療を受けなかった患者より
も盛んであることがわかった。
【0019】 体内プロテーゼの弛み及び移動を治療及び/又は防止するためのビスホスホネ
ート類が、WO94/30421A1、WO95/28936A1及びUS56
46134に記載されている。
【0020】 WO95/30421A1によると、手術前、手術中及び術後にビスホスホネ
ートを投与することによってプロテーゼの弛み及び移動を防ぐことが推奨されて
いる。提案される用量は、連続的に、すなわち毎日又は周期的に投与されて、0
.002〜3.40mg/kg、好ましくは0.01〜2.40mg/kgである。被験動
物(ヒツジ)が手術直後からビスホスホネートの静脈投与で治療された。必要な
らば、治療は、間隔をおいて、例えば4又は8週間おきに継続すべきである。月
に一度、プロテーゼの座部が検査され、1年後、更なる検査が、該化合物がプロ
テーゼの弛みを適切に防止することを示した。詳細な結果は開示されていない。
また、どのような物質が使用されたのかは述べられていない。実施例は、パミド
ロネート(pamidronate)、レセドロネート(risedronate)及びEB1053の
投与を示しているため、これらの化合物が好ましいと思われる。
【0021】 WO95/28936A1及びUS5646134によると、ビスホスホネー
ト類、好ましくはアレンドロネート(alendronate)を使用して、骨吸収を抑制
することによってプロテーゼ周辺の骨損失を防ぎ、骨損失に伴う痛みを軽減して
いる。アレンドロネートは、好ましくは経口的又は非経口的に適用され、或いは
又、手術中の骨への固定を増進するため、整形外科インプラントをビスホスホネ
ートで被覆することもできる。有効量は、1.5〜3000μg/kg体重、好まし
くは10μg/kg体重である。骨吸収は、完全に止めることはできないが、多めの
量のアレンドロネートを用いる治療によって相当に遅らされる。
【0022】 本発明の目的は、二次安定性をできるだけ速く達成し、ひいては患者のリハビ
リテーションを加速することにより、体内プロテーゼの骨統合を改善することで
ある。
【0023】 予想外にも、イバンドロン酸(ibandronic acid)(1−ヒドロキシ−3−(
N−メチル−N−ペンチル)アミノプロピル−1,1−ジホスホン酸)又は生理
学的に適合性を有するその塩若しくはエステルの手術直後の短期適用により、体
内プロテーゼ、特に関節プロテーゼ、例えば膝関節、足根関節又は肩関節プロテ
ーゼ、特に好ましくは股関節プロテーゼの骨統合が加速され、わずか5週後、好
ましくは2〜4週後にプロテーゼの二次安定化が達成されることがわかった。「
骨統合(osseointegration)」とは、生きた骨と負荷下のインプラントの表面と
の直接的な構造的且つ機能的結合をいう。
【0024】 手術中から始まり約2〜4週間、週1〜7回又は周期的に実施される(患者個
人の特性、例えば年齢、性別及び骨代謝(骨粗鬆、骨減少、若年)に依存する)
イバンドロネートの短期投与は、破骨細胞によって生じる骨吸収を防ぎ、造骨細
胞反応の優勢のおかげで、プロテーゼ上の骨成長の増大を促進する。結果、プロ
テーゼ周囲の骨量が急増する。イバンドロネート投与の結果として、より多量の
統合した骨が形成し、その成熟が早まり、プロテーゼ周囲の骨減少が回避される
。特に股関節手術の場合における患者の無傷の骨に対する機械的負荷の減少の期
間を相当に減らすことができるため、骨萎縮のリスクはゼロ又は無視しうる程度
であった。
【0025】 好ましくは、イバンドロン酸のナトリウム塩が使用される。
【0026】 イバンドロン酸又は薬学的に許容し得るその塩、好ましくはナトリウム塩は、
当該技術分野においてよく知られている。イバンドロン酸又は薬学的に許容し得
るその塩は、例えばヨーロッパ特許出願第252,504号及び米国特許第4,
927,814号に記載されている。
【0027】 イバンドロン酸又は薬学的に許容し得るその塩は、液体、固体として、又はエ
アロゾル形態で経口的に、又は経腸的、非経口的、局所的、経鼻的、経肺的又は
経直腸的に、すべての従来の非毒性の薬学的に許容される賦形剤、佐剤及び添加
物において投与することができる。「非経口的」とは、皮下、静脈内及び筋肉内
投与又は注入を含む。経口適用剤形は、例えば、以下の群、例えば香味剤、甘味
剤、染料及び防腐剤からの1種以上の添加物を含有することができる錠剤、カプ
セル、糖衣丸、シロップ、溶液、懸濁液、エマルション、エリキシル剤等である
ことができる。経口適用剤形は、活性成分を、錠剤、カプセル、糖衣丸等を製造
するのに適した非毒性の薬学的に許容される賦形剤、例えば炭酸カルシウム、炭
酸ナトリウム、ラクトース、リン酸カルシウム又はリン酸ナトリウム;デンプン
、マンニトール、メチルセルロース、タルク、高分散ケイ酸、高分子量脂肪酸(
例えばステアリン酸)、ピーナッツ油、オリーブ油、パラフィン、ミグリオール
(miglyol)、ゼラチン、寒天、ステアリン酸マグネシウム、蜜ロウ、セチルア
ルコール、レシチン、グリセロール、動物性若しくは植物性脂肪又は高分子量ポ
リマー、例えばポリエチレングリコールとともに含有する。錠剤、カプセル、糖
衣丸等には、胃における望まない副作用を防ぐ、又は胃腸管での吸収を遅らせ、
それによって作用期間を延ばすため、例えばモノステアリン酸グリセリル又はジ
ステアリン酸グリセリルの適当な被覆を施すことができる。注射に好ましい媒体
は、必要ならば通常の添加物、例えば、安定剤及び可溶化剤を含有する無菌の注
入可能な水性又は油性の溶液又は懸濁液である。そのような添加物の例は、水、
等張食塩水、1,3−ブタンジオール、脂肪酸、例えばオレイン酸、モノジグリ
セリド又はミグリオールである。直腸用は、常温で固形であり、直腸温度で液状
になるすべての適当な非刺激性添加物、例えばココアバター又はポリエチレング
リコールでできていることができる。通常の薬学的賦形剤は、エアロゾル形態で
適用することができる。通常の薬学的添加物を含むクリーム、チンキ、ゲル、溶
液又は懸濁液等は外用である。
【0028】 したがって、本発明は、手術直後2〜4週間の短期適用によって、セメントな
しで固定された体内プロテーゼの骨統合を改善するための、イバンドロン酸又は
生理学的に適合性を有するその塩若しくはエステルの使用を含む。
【0029】 イバンドロネートの1日の静脈等価用量は、好ましくは0.1〜100μg/kg
体重、好ましくは1〜100μg/kg体重である。一日当たり20〜30μg/kg体
重の用量が特に好ましく、わずか15〜20日後に完全な統合が得られる。
【0030】 本発明に従って使用されるとき、イバンドロネートは、好ましくは、活性物質
を0.01〜20mgの割合で含有する非経口用の溶液の形態である。
【0031】 他の適用形態を用いるとき、用量は、適用形態の生物学的利用能に従って調節
しなければならない。
【0032】 したがって、本発明は特に、手術直後2〜4週間の短期適用によって、セメン
トなしで固定された体内プロテーゼの骨統合を改善するための、イバンドロン酸
又は生理学的に適合性を有するその塩、好ましくはナトリウム塩若しくはエステ
ルの使用に関する。イバンドロネートは、0.1〜100μg/kg体重、好ましく
は1〜100μg/kg体重の用量で使用することができる。イバンドロネートは又
、非経口用の場合、活性物質含量が0.01〜20mgである溶液として適用する
ことができる。適用は、週1〜7回実施することができる。上記のようなイバン
ドロン酸の使用は又、間欠的な周期的適用によって実施することもできる。前記
の使用は、股関節体内プロテーゼの骨統合が改善されることを特徴とする。本発
明は又、術後5週間以内に股関節体内プロテーゼの二次安定性を達成するための
、イバンドロン酸又は生理学的に適合性を有するその塩若しくはエステルの使用
に関する。この使用は、2〜4週後に二次安定性が得られることを特徴とする。
【0033】 以下、例示する実施例を参照しつつ本発明を更に詳細に説明する。
【0034】 例 材料及び方法 6月齢の雌スプレーグドーリーラット(Spregue−Dawley rat)をケージで飼
育し、12時間の昼夜リズムに付した。食物と水は自由に与えた。法規に従って
ラットを飼育し、餌を与え、Darmstadt Governmental Presidiumの認証を受け、
その監督下で研究を実施した。
【0035】 ラットを種々の試験グループの間で無作為に分けた。ケタミン(75mg/kg)
及びキシラジン(5mg/kg)の腹腔内投与によってラットを麻酔した。両後肢の
毛を剃り、ベタイサドンナ(Betaisadonna)溶液で消毒した。無菌条件下で膝関
節の中央膝蓋骨傍切開を実施し、膝蓋骨を側方に脱臼させた。顆間切痕で骨髄管
を遠位開放し、直径1.0mm径のキルシュナー線で管を大腿骨の近位骨幹端まで
穿孔した。次に、チタンのキルシュナー線を右大腿骨に挿入し、ヒドロキシアパ
タイト被覆したキルシュナー線を左大腿骨に近位骨幹端まで挿入した。アクセス
孔を骨ロウで閉じ、膝蓋骨を元に戻し、施術した脚の伸筋を再構成し、軟組織を
適合させ、皮内縫合によって皮膚を閉じた。次に、後肢が通常の術後動に関して
試験された。ラットをケージの中で自由に動き回らせ、活動状態及び後肢にかか
る負荷を毎日チェックした。
【0036】 例1及び2のようにして、イバンドロネート又は0.9%NaClを毎日投与
した。所定の治療期間の後、ラットを二酸化炭素室で安楽死させ、その直後、両
大腿骨を採取し、軟組織を完全に除去し、アルコール中に固定してその後の組織
学的処理に備えた。次に、マクロ形態を判定し、記録するため、完全なラット大
腿骨をX線によって並列比較で表示した。骨の変化、例えば海綿質の増減、骨密
度の変化、インプラント上の合わせ目の弛み、骨膜又は骨内膜の変化が生じてい
る区域に特に注意を払った。この場合の評価は純粋に記述的であった。
【0037】 骨標本の調製 従来切断不可能であった組織の組織学的切片を調製するためのDonath博士の検
鏡試片切断技術(K. Donath, G. Breuner: A method for the study of undecal
cified bones and teeth with attached soft tissue. The Saege-Schliff (saw
ing and grinding) technique., j. Oral Pathology 1982, 11: 318-26)による
標本調製の記述。検鏡試片切断技術は、組織学的診断のために従来切断不可能で
あった組織及び材料(例えばインプラントを支持する長骨)の10μm未満の薄
片を調製するための十分に試みられた方法である。
【0038】 組織学 光学顕微鏡下の骨の組織学的観察が、骨成分の全体構造及び分布に関する知識
を与える。Messrs Exakt-Apparatebau(ドイツ、Norderstedt)の精密切断粉砕
装置によって検鏡試片の組織学的固定及び調製を実施した後、トルイジンブルー
で染色した。該染色法は実施しやすく、色の変化が骨成長及び再構成に関する情
報を与える。他の染色法、例えばヘマトキシリン−エオシン染色、ファン・ギー
ソン(van Gieson)染色又はマッソン・ゴルナー(Masson-Golner)染色は、埋
め込まれた組織の良好な表現を与える。そして、得られた標本を写真によって記
録した。結果の定量的評価を組織形態計測によって実施した。
【0039】 組織形態計測 金属インプラント上の骨に覆われた区域を表示し、組織形態計測により、特別
なソフトウェアを使用して計算した。
【0040】 例1 1a)6月齢スプレーグドーリーラットの骨におけるチタンインプラント及びヒ
ドロキシアパタイト被覆インプラントの骨統合のタイム・シーケンス 1b)イバンドロネート1μg FAE/kg/d、5μg FAE/kg/d及び25μg FAE/kg/d
を投与した後の、6月齢スプレーグドーリーラットの骨におけるチタンインプラ
ント及びヒドロキシルアパタイト被覆インプラントの骨統合のタイム・シーケン
ス(FAE=遊離酸当量、すなわち、すべての用量がそれに関連する)。
【0041】 四つの実験グループを編成し、それらの間でラットを無作為に分けた。毎回、
各グループの2匹づつを手術し、処分した。
【0042】 1)対照グループ:インプラント移植後、0.9%NaClを毎日皮下投与 2)実験グループ1(1μg FAE/kg/d):インプラント移植後、イバンドロネー
ト1μg FAE/kg/dを毎日皮下投与 3)実験グループ2(5μg FAE/kg/d):インプラント移植後、イバンドロネー
ト5μg FAE/kg/dを毎日皮下投与 4)実験グループ3(25m4):実験グループ3(25μg FAE/kg/d):インプ
ラント移植後、イバンドロネート25μg FAE/kg/dを毎日皮下投与
【0043】 ラットを、以下の11の指定日(移植後の日数)に処分した: 0、4、7、10、14、18、22、27、32、37、42。
【0044】 他の手順は実験の記載に準じた。
【0045】 評価 イバンドロネートで処理したグループの骨統合は、未処理グループに比較して
相当に改善されていた。未処理グループでは37日後にほぼ完全な内成長が起こ
ったが、イバンドロネート25μg FAE/kg/dで処理したグループでは、驚くこと
にわずか18日後に完全な統合が起こった。すなわち、イバンドロネートで処理
した後の時間的優位性は50%を超える。
【0046】 例2 2a)未処理の対照グループと比較した、イバンドロネート1μg FAE/kg/d、5
μg FAE/kg/d及び25μg FAE/kg/dを投与した後の所定の時点における6月齢ラ
ットの骨におけるチタンインプラント及びヒドロキシアパタイト被覆インプラン
トの骨統合の有意な差違 2b)未処理の対照グループと比較した、1日1回、イバンドロネート1μg FA
E/kg/d、5μg FAE/kg/d及び25μg FAE/kg/dを瞬時投与した後の所定の時点に
おける6月齢ラットの骨におけるチタンインプラント及びヒドロキシアパタイト
被覆インプラントの骨統合の有意な差違 2c)瞬時投与と全期間に渡る累積投与との間での、所定時点における6月齢ラ
ットの骨におけるチタンインプラント及びヒドロキシアパタイト被覆インプラン
トの骨統合の有意な差違
【0047】 七つの実験グループを編成し、15〜20日後、好ましくは18日後に評価し
た。指定期日は例1から得た(グループ間の有意な差を示す、統計的に十分な数
の15匹の実験動物を使用(p<0.01))。
【0048】 1)対照グループ:術後15〜20日間、0.9%NaClを皮下投与 2)実験グループ:術後15〜20日間、イバンドロネート1μg FAE/kg/dを皮
下投与 3)実験グループ:術後15〜20日間、イバンドロネート5μg FAE/kg/dを皮
下投与 4)実験グループ:術後15〜20日間、イバンドロネート25μg FAE/kg/dを
皮下投与 5)実験グループ:術後15〜20日間、イバンドロネート1μg FAE/kg/dを皮
下瞬時投与 6)実験グループ:術後15〜20日間、イバンドロネート5μg FAE/kg/dを皮
下瞬時投与 7)実験グループ:術後15〜20日間、イバンドロネート25μg FAE/kg/dを
皮下瞬時投与
【0049】 評価 2a)処理グループと対照グループとの間の非常に有意な差違(対照グループと
比較して、イバンドロネート25μg FAE/kg/dを投与した後で50%増) 2b)瞬時処理グループと対照グループとの間の非常に有意な差違((対照グル
ープと比較して、イバンドロネート25μg FAE/kg/dを投与した後で50%増)
2c)瞬時投与と累積投与との間に有意な差違は見られなかった。したがって、
1回の瞬時投与が相当な臨床上の優位性を有する。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年11月9日(2000.11.9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項16】 二次安定性が2〜4週後に達成される、請求項15に記載
の使用。
【手続補正書】
【提出日】平成13年8月2日(2001.8.2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C U,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD ,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN, IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,L K,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG ,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT, RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,T J,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN ,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 4C086 AA01 AA02 DA34 MA01 MA04 MA55 NA14 ZA96

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手術直後2〜4週間の短期適用によって、セメントなしで固
    定された体内プロテーゼの骨統合を改善するための、イバンドロン酸又は生理学
    的に適合性を有するその塩若しくはエステルの使用。
  2. 【請求項2】 イバンドロネートを、0.1〜100μg/kg体重、好ましく
    は1〜100μg/kg体重の用量で適用する、請求項1に記載の使用。
  3. 【請求項3】 イバンドロネートを、活性物質含量が0.01〜20mgであ
    る溶液形態で、非経口適用する、請求項1又は2に記載の使用。
  4. 【請求項4】 適用を週1〜7回実施する、請求項1乃至3のいずれか1に
    記載の使用。
  5. 【請求項5】 適用が周期的且つ間欠的である、請求項1乃至3のいずれか
    1に記載の使用。
  6. 【請求項6】 股関節体内プロテーゼの骨統合が改善される、請求項1乃至
    5のいずれか1に記載の使用。
  7. 【請求項7】 術後5週間以内に股関節体内プロテーゼの二次安定性を得る
    ための、イバンドロン酸又は生理学的に適合性を有するその塩若しくはエステル
    の使用。
  8. 【請求項8】 二次安定性が2〜4週後に達成される、請求項7に記載の使
    用。
JP2000586341A 1998-12-04 1999-11-29 体内プロテーゼの骨統合を促進するためのイバンドロネートの使用 Expired - Lifetime JP3793023B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19855976 1998-12-04
DE19855976.3 1998-12-04
PCT/EP1999/009252 WO2000033849A1 (en) 1998-12-04 1999-11-29 Use of ibandronate for promoting osseointegration of endoprostheses

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002531509A true JP2002531509A (ja) 2002-09-24
JP3793023B2 JP3793023B2 (ja) 2006-07-05

Family

ID=7889968

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000586341A Expired - Lifetime JP3793023B2 (ja) 1998-12-04 1999-11-29 体内プロテーゼの骨統合を促進するためのイバンドロネートの使用

Country Status (17)

Country Link
US (1) US6680307B1 (ja)
EP (2) EP1614422A3 (ja)
JP (1) JP3793023B2 (ja)
KR (1) KR100453779B1 (ja)
CN (1) CN1173704C (ja)
AR (1) AR020017A1 (ja)
AT (1) ATE303153T1 (ja)
AU (1) AU756540B2 (ja)
BR (1) BR9915927A (ja)
CA (1) CA2353528C (ja)
DE (1) DE69927048T2 (ja)
DK (1) DK1135140T3 (ja)
ES (1) ES2247842T3 (ja)
PT (1) PT1135140E (ja)
TR (1) TR200101546T2 (ja)
WO (1) WO2000033849A1 (ja)
ZA (1) ZA200104140B (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2001287260A1 (en) * 2000-07-12 2002-01-21 Ecole Polytechnique Federale De Lausanne (Epfl) Active biocoating for bone implant
EP1228761A3 (en) * 2001-02-01 2003-01-15 Riderway Corporation Liquid pharmaceutical composition for treating bone diseases
WO2003055496A1 (en) * 2001-12-21 2003-07-10 The Procter & Gamble Company Method for the treatment of bone disorders
KR20120065435A (ko) * 2002-05-10 2012-06-20 에프. 호프만-라 로슈 아게 골다공증 치료 및 예방용 비스포스폰산
BR0309691A (pt) 2002-12-20 2005-08-02 Hoffmann La Roche Formulação de ibandronato em alta dose
ES2561463T3 (es) * 2003-08-21 2016-02-26 Addbio Ab Dispositivo de implante recubierto con bisfosfonato y método para el mismo
US7582789B2 (en) * 2005-02-01 2009-09-01 Hoffmann-La Roche Inc. Ibandronate polymorph
ES2712644T3 (es) * 2005-02-01 2019-05-14 Atnahs Pharma Uk Ltd Uso médico del polimorfo A de Ibandronato
US8071574B2 (en) * 2005-02-22 2011-12-06 John Dennis Bobyn Implant improving local bone formation

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3623397A1 (de) 1986-07-11 1988-01-14 Boehringer Mannheim Gmbh Neue diphosphonsaeurederivate, verfahren zu deren herstellung und diese verbindungen enthaltende arzneimittel
AU5953894A (en) * 1992-12-23 1994-07-19 Merck & Co., Inc. Bisphosphonate/estrogen therapy for treating and preventing bone loss
US5403829A (en) 1993-03-24 1995-04-04 Leiras Oy Use of bisphosphonates in endo-osteal bone surgery
FI92465C (fi) * 1993-04-14 1994-11-25 Risto Tapani Lehtinen Menetelmä endo-osteaalisten materiaalien käsittelemiseksi
US5646134A (en) 1994-04-21 1997-07-08 Merck & Co., Inc. Alendronate therapy to prevent loosening of, or pain associated with, orthopedic implant devices
GB9408775D0 (en) * 1994-05-04 1994-06-22 Ciba Geigy Ag Use of certain methanebisphosphonic acid derivatives to prevent prothesis loosening and prothesis migration
EP0831756A1 (en) * 1995-06-06 1998-04-01 Merck & Co., Inc. Bisphosphonate cement composition to prevent aseptic loosening of orthopedic implant devices
EP0944312B9 (en) * 1996-12-13 2006-07-05 ZymoGenetics, Inc. Compositions and methods for stimulating bone growth

Also Published As

Publication number Publication date
AR020017A1 (es) 2002-03-27
BR9915927A (pt) 2001-08-21
KR100453779B1 (ko) 2004-10-20
AU1557700A (en) 2000-06-26
JP3793023B2 (ja) 2006-07-05
DE69927048T2 (de) 2006-06-08
PT1135140E (pt) 2005-10-31
DE69927048D1 (de) 2005-10-06
TR200101546T2 (tr) 2001-11-21
EP1135140A1 (en) 2001-09-26
US6680307B1 (en) 2004-01-20
EP1135140B1 (en) 2005-08-31
CN1173704C (zh) 2004-11-03
AU756540B2 (en) 2003-01-16
ES2247842T3 (es) 2006-03-01
EP1614422A3 (en) 2009-02-18
KR20010093137A (ko) 2001-10-27
ATE303153T1 (de) 2005-09-15
DK1135140T3 (da) 2005-12-19
ZA200104140B (en) 2002-08-21
EP1614422A2 (en) 2006-01-11
CN1329495A (zh) 2002-01-02
WO2000033849A1 (en) 2000-06-15
CA2353528A1 (en) 2000-06-15
CA2353528C (en) 2007-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0696923B1 (en) A method of treating endo-osteal materials
US5403829A (en) Use of bisphosphonates in endo-osteal bone surgery
Dhert et al. A histological and histomorphometrical investigation of fluorapatite, magnesiumwhitlockite, and hydroxylapatite plasma‐sprayed coatings in goats
Jansen et al. Histologic evaluation of the osseous adaptation to titanium and hydroxyapatite‐coated titanium implants
EP0635270B1 (en) Parathyroid hormone and raloxifene for increasing bone mass
EP0756483B1 (en) Use of bisphophonates for inhibiting bone resorption following implantation of orthopedic prosthesis
JP3793023B2 (ja) 体内プロテーゼの骨統合を促進するためのイバンドロネートの使用
Mochida et al. Alendronate does not inhibit early bone apposition to hydroxyapatite-coated total joint implants: a preliminary study
Jansen et al. Wound-healing phenomena around percutaneous devices implanted in rabbits
Rivero et al. Effect of disodium etidronate (EHDP) on bone ingrowth in a porous material
MXPA01005462A (en) Use of ibandronate for promoting osseointegration of endoprostheses
NZ510804A (en) Use of bisphosphonic acid derivatives for preparing a medicine for treating lameness
Adachi et al. Inhibition of osteoclast recruitment at a local site by 1-hydroxyethylidene-1, 1-bisphosphonate (HEBP)
CN112043695B (zh) Af-2364在制备治疗假体周围骨溶解药物中的用途
Sager et al. The effect of bioscaffold ALVELAC™ in preservation of alveolar bone after extraction of teeth (clinical and radiographic study)
A Osman et al. The effect of simvastatin drug on osteogenesis around titanium implant (radiographic and histomorphometric analysis)
RU2162715C2 (ru) Состав для покрытия пористых имплантатов

Legal Events

Date Code Title Description
A529 Written submission of copy of amendment under article 34 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A529

Effective date: 20010531

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20010531

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20010531

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20010802

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040427

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20040707

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20040714

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041025

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050920

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20051220

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060307

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060404

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060406

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3793023

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100414

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100414

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110414

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120414

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130414

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140414

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term