JP2002531146A - Anthozoa綱の非生物発光性種由来の蛍光タンパク質、そのようなタンパク質をコードする遺伝子、およびそれらの使用 - Google Patents

Anthozoa綱の非生物発光性種由来の蛍光タンパク質、そのようなタンパク質をコードする遺伝子、およびそれらの使用

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JP2002531146A JP2000586958A JP2000586958A JP2002531146A JP 2002531146 A JP2002531146 A JP 2002531146A JP 2000586958 A JP2000586958 A JP 2000586958A JP 2000586958 A JP2000586958 A JP 2000586958A JP 2002531146 A JP2002531146 A JP 2002531146A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、Anthozoa綱由来の非生物発光生物由来の新規な蛍光タンパク質(具体的には、amFP486、cFP484、zFP506、zFP538、dsFP483、drFP583、asFP600、dgFP512、およびdmFP592からなる群より選択される、単離および精製された蛍光タンパク質)に関する。その蛍光タンパク質をコードする核酸配列を同定する方法、さらにそのタンパク質を分析する方法が開示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の背景) 本発明は、分子生物学の分野に関する。より具体的には、本発明は、新規な蛍
光タンパク質、そのタンパク質をコードするDNA配列を同定する方法、および
それらの使用に関する。
【0002】 (関連技術の説明) 蛍光標識は、目的のタンパク質、細胞、または生物を標識するための特に有用
なツールである。伝統的に、目的のタンパク質は精製され、次いで蛍光団誘導体
に共有結合的に結合体化される。インビボ研究のために、次いで、タンパク質−
色素複合体が、マイクロピペッティングまたは可逆的透過化処理の方法を使用し
て、目的の細胞に挿入される。しかし、色素吸着工程および色素挿入工程は、プ
ロセスを、骨が折れかつ制御することが困難にする。目的のタンパク質を標識す
る代替的な方法は、目的のタンパク質を発現する遺伝子を、マーカーを発現する
遺伝子に連結または融合させ、次いで融合産物を発現することである。タンパク
質標識のこの方法のための代表的なマーカーは、β−ガラクトシダーゼ、ホタル
ルシフェラーゼおよび細菌ルシフェラーゼである。しかし、これらのマーカーは
、外因性の基質または補因子を必要とし、従ってインビボ研究のためには用途が
限定される。
【0003】 外因性補因子または基質を必要としないマーカーは、クラゲであるAequo
rea victoriaのグリーン蛍光タンパク質(GFP)であり、このタ
ンパク質は、395nmに最大励起を有し、475nmに第2の励起ピークおよ
び510nmに最大発光を有する。GFPは、238アミノ酸タンパク質であり
、アミノ酸65〜67が発色団の形成に関与する。
【0004】 遺伝子発現およびタンパク質局在の研究のためのGFPの使用は、Chalf
ieら、Science 263(1994)、802−805頁、およびHe
imら、Proc.Natl.Acad.Sci.91(1994)、1250
1−12504によって詳細に議論される。さらに、Rizzutoら、Cur
r.Biology 5(1995)、635−642は、細胞中で細胞内オル
ガネラを可視化するためのツールとしての野生型GFPの使用を議論するが、一
方KaetherおよびGerdes、Febs Letters 369(1
995)、267−271は、野生型GFPを使用して、分泌経路に沿ったタン
パク質輸送の可視化を報告する。植物細胞におけるGFPの発現は、Huおよび
Cheng、Febs Letters 369(1995)、331〜334
によって議論されるが、一方Drosophila胚におけるGFP発現は、D
avisら、Dev.Biology 170(1995)、726〜729に
よって記載される。
【0005】 野生型GFPおよび変異型GFP S65Tの結晶構造は、GFPの三次元構
造がバレルに類似することを示す(Ormoら、Science 273(19
96)1392〜1395;Yangら、Nature Biotechnol
.14(1996)、1246−1251)。バレルは、コンパクトな構造中の
βシートからなり、ここで、その中心において、発色団を含有するαヘリックス
は、バレルによって遮蔽されている。コンパクトな構造は、GFPを、多様な条
件下および/または厳しい条件下(例えば、プロテアーゼ処理)で非常に安定に
して、一般に、GFPを極度に有用なレポーターにする。しかし、GFPの安定
性は、短期間の事象または反復する事象を決定することについて、GFPを最適
より下にする。
【0006】 多数の研究が行われており、種々の研究目的のために、GFPの特性を改善し
、そして、有用かつ最適化されたGFP試薬を生成する。GFPの新しいバージ
ョンが開発され(例えば、「ヒト化」されたGFP DNA)、そのタンパク質
産物が哺乳動物細胞中で合成を増大される(Haasら、Current Bi
ology 6(1996)315〜324;Yangら、Nucleic A
cids Research 24(1996)4592〜4593)。そのよ
うな1つのヒト化タンパク質は、「増強されたグリーン蛍光タンパク質(EGF
P)」である。GFPへの他の変異は、ブルー光、シアン光、およびイエロー−
グリーン光放射バージョンを生じた。GFPの大きな有用性に関わらず、GFP
に類似しているかまたは異なる特性を有する他の蛍光タンパク質が、当該分野に
おいて有用である。新規な蛍光タンパク質は、可能な新規な色を生じるか、また
はpH依存性の蛍光を生成する。より大きな励起についての新規なスペクトルお
よびより良好な適合性に基づいて、新規な蛍光タンパク質の他の有用な利点には
、蛍光共鳴エネルギー移動(FRET)の可能性を含む。
【0007】 先行技術は、そのDNAコード配列が公知である新規な蛍光タンパク質におい
て不完全である。本発明は、当該分野におけるこの長年にわたる必要性を満足す
る。
【0008】 (発明の要旨) 本発明は、amFP486、cFP484、zFP506、zFP538、d
sFP483、drFP583、asFP600、dgFP512、およびdm
FP592からなる群より選択される、単離および精製された蛍光タンパク質に
関する。
【0009】 本発明の1つの実施形態において、サンプル中の核酸配列の存在をスクリーニ
ングする工程を包含する、蛍光タンパク質をコードするDNA配列を同定する方
法が提供され、ここで上記核酸配列は、配列番号3、5、8、11、12、およ
び14からなる群より選択される配列を有するペプチドをコードする。上記核酸
配列の存在は、上記蛍光タンパク質をコードするDNA配列を同定する。
【0010】 本発明の別の実施形態において、サンプル中の核酸配列の存在をスクリーニン
グする工程を包含する、蛍光タンパク質をコードするDNA配列を同定する方法
が提供され、ここで上記核酸配列は、配列番号4、6、7、9、10、13、1
5、および16からなる群より選択されるプライマーとハイブリダイズする。上
記核酸配列の存在は、蛍光タンパク質をコードするDNA配列を同定する。
【0011】 本発明のさらに別の実施形態において、細胞中で蛍光タンパク質を分析する方
法が提供され、上記方法は、上記細胞中で配列番号55〜63からなる群より選
択されるアミノ酸配列を有する蛍光タンパク質をコードする核酸配列を発現する
工程;および上記タンパク質からの蛍光シグナルを測定する工程を包含する。こ
の方法はさらに、上記シグナルに従って上記細胞を分別する工程を包含する。好
ましくは、上記細胞は、蛍光活性化細胞分別法によって分別される。なお好まし
くは、上記核酸配列が、上記蛍光タンパク質に融合された目的のタンパク質をコ
ードする目的の遺伝子を含み、ここで上記目的のタンパク質は上記蛍光タンパク
質と異なる。検出された蛍光シグナルは、上記細胞中の上記目的の遺伝子の存在
を、およびさらに、上記目的のタンパク質の存在を示す。上記蛍光タンパク質の
細胞内局在を同定することによって、上記目的のタンパク質の細胞内局在もまた
、同定される。
【0012】 本発明の他のおよびさらなる局面、特色、および利点は、開示の目的のために
与えられる本発明の現在好ましい実施形態の以下の記載から明白である。
【0013】 (発明の詳細な説明) 本明細書において用いる場合、用語「GFP」は、Aequorea vic
toria由来の塩基性のグリーン蛍光タンパク質をいう。これには、より大き
い蛍光を提供するかまたは異なる色で蛍光発光するように操作されたGFPの先
行技術のバージョンを含む。Aequorea victoriaのGFPの配
列(配列番号54)は、Presherら、Gene 111(1992)、2
29〜33に開示されている。
【0014】 本明細書において用いる場合、用語「EGFP」は、2つのアミノ酸置換を有
するGFPの変異改変体をいう:F64LおよびS65T(Heimら、Nat
ure 373(1995),663〜664)。用語「ヒト化」は、ヒト細胞
におけるタンパク質の発現についてコドンを最適化するようにGFP核酸配列に
作製された変化をいう(Yangら、Nucleic Acids Resea
rch 24(1996)、4592〜4593)。
【0015】 本発明に従って、従来の分子生物学、微生物学および組換えDNA技術(当業
者の範囲内)が使用され得る。このような技術は、文献中で十分に説明される。
例えば、Maniatis、FritschおよびSambrook、「Mol
esular Cloning:A Laboratory Manual(1
982);「DNA Cloning:A Practical Approa
ch」第I巻およびII巻(D.N.Glover編,1985);「Olig
onucleotide Synthesis」(M.J.Gait編,198
4);Nucleic Acid Hybridization」(B.D.H
amesおよびS.J.Higgins編(1985));「Transcri
ption and Translation」(B.D.HamesおよびS
.J.Higgins編(1984));「Animal Cell Cult
ure」(R.I.Freshney編(1986));「Immobiliz
ed Cells and Enzymes」(IRL Press,(198
6));B.Perbal、「A Practical Guide To M
olecular Cloning」(1984)を参照のこと。
【0016】 「ベクター」は、プラスミド、ファージまたはコスミドのようなレプリコンで
ある。ここでは、付着したセグメントの複製をもたらすように、別のDNAセグ
メントが付着され得る。
【0017】 「DNA分子」は、一本鎖形態または二本鎖ヘリックスのいずれかでの、デオ
キシリボヌクレオチド(アデニン、グアニン、チミンまたはシトシン)のポリマ
ー形成をいう。この用語は、この分子の一次構造および二次構造のみをいい、そ
して任意の特定の3次形態に限定しない。従って、この用語は、とりわけ、直線
状DNA分子(例えば、制限フラグメント)、ウイルス、プラスミド、および染
色体に見出される二本鎖DNAを含む。
【0018】 DNA「コード配列」は、適切な調節配列の制御下に配置された場合、インビ
ボで転写されポリペプチドに翻訳されるDNA配列である。コード配列の境界は
、5’(アミノ)末端の開始コドンおよび3’(カルボキシ)末端の翻訳終止コ
ドンにより決定される。コード配列としては以下が挙げられるがこれらに限定さ
れない:原核生物配列、真核生物mRNA由来のcDNA、真核生物(例えば、
哺乳動物)DNA由来ゲノムDNA配列、および合成DNA配列。ポリアデニル
化シグナルおよび転写終止配列は、コード配列の3’側に位置付けされ得る。
【0019】 本明細書において用いる場合、用語「ハイブリダイゼーション」は、反対側の
核酸鎖の残基の間の水素結合により安定化された逆平行の二重鎖を形成する2つ
の核酸鎖の会合のプロセスをいう。
【0020】 用語「オリゴヌクレオチド」は、短い(100塩基長未満)の核酸分子をいう
【0021】 本明細書において用いる場合、「DNA調節配列」は、プロモーター、エンハ
ンサー、ポリアデニル化シグナル、ターミネーターなどのような転写制御配列お
よび翻訳制御配列である。これは、宿主細胞中のコード配列の発現を提供し、そ
して/または発現を調節する。
【0022】 「プロモーター配列」は、細胞中のRNAポリメラーゼに結合し得、そして下
流(3’方向)コード配列の転写を開始し得るDNA調節領域である。本発明を
規定する目的のために、このプロモーター配列を、転写開始部位によりその3’
末端で結合し、上記の検出可能バックグラウンドレベルで転写を開始するのに必
要な最小数の塩基またはエレメントを含むように上流(5’方向)に伸長する。
プロモーター配列内に、転写開始部位、およびRNAポリメラーゼの結合の原因
であるタンパク質結合ドメインが見出される。真核生物プロモーターは、しばし
ば(ただし常にではない)「TATA」ボックスおよび「CAT」ボックスを含
む。種々のプロモーター(誘導プロモーターを含む)が、本発明の種々のベクタ
ーを駆動するために用いられ得る。
【0023】 本明細書において用いる場合、用語「制限エンドヌクレアーゼ」および「制限
酵素」は、それぞれが特異的ヌクレオチド配列でまたはその近位で二本鎖DNA
を切断する細菌酵素をいう。
【0024】 細胞は、外因性DNAまたは異種DNAが細胞の内側に導入された場合、この
ようなDNAにより「形質転換」または「トランスフェクト」されている。形質
転換するDNAは、細胞のゲノムに組み込まれてもよいし、または組み込まれな
くても(共有結合)よい。原核生物細胞、酵母細胞および哺乳動物細胞において
、例えば、形質転換DNAは、プラスミドのようなエピソームのエレメント上に
維持され得る。真核生物細胞に関しては、安定に形質転換された細胞は、形質転
換DNAが染色体に組み込まれており、それにより形質転換DNAが染色体複製
を通じて娘細胞に遺伝される細胞である。この安定性は、この真核生物細胞が形
質転換DNAを含む娘細胞の集団からなる細胞株またはクローンを樹立する能力
により実証される。「クローン」は、単一の細胞または有糸分裂による共通の祖
先に由来する細胞の集団である。「細胞株」は、多くの世代についてインビトロ
で安定に増殖し得る初代細胞のクローンである。
【0025】 DNA構築物の「異種」領域は、事実上、より大きい分子との会合が見出され
ていない、より大きいDNA分子内の、同定可能なDNAセグメントである。従
って、この異種領域が哺乳動物遺伝子をコードする場合、この遺伝子は、供給源
の生物体のゲノム中の哺乳動物ゲノムDNAに隣接しないDNAと、通常隣接す
る。別の実施例では、異種DNAは、2つの異なる供給源由来の遺伝子の部分が
(融合タンパク質産物を産生するように)一緒にされている構築物中にコード配
列を含む。対立遺伝子改変体または天然に存在する変異事象は、本明細書におい
て規定されるようなDNAの異種領域を生じない。
【0026】 本明細書において用いる場合、用語「レポーター遺伝子」は、異種プロモータ
ーまたはエンハンサーエレメントに結合したコード配列(そしてその産物は、そ
の構築物が組織または細胞中に導入される場合、容易にそして定量的にアッセイ
され得る)をいう。
【0027】 本明細書において記載されるアミノ酸は、「L」異性体形態であることが好ま
しい。このアミノ酸配列は、1文字コードで与えられる(A:アラニン;C:シ
ステイン;D:アスパラギン酸;E:グルタミン酸;F:フェニルアラニン;G
:グリシン;H:ヒスチジン;I:イソロイシン;K:リジン;L:ロイシン;
M:メチオニン;N:アスパラギン;P:プロリン;Q:グルタミン;R:アル
ギニン;S:セリン;T:トレオニン;V:バリン;W:トリプトファン;Y:
チロシン;X:任意の残基)。NH2は、ポリペプチドのアミノ末端に存在する
遊離のアミノ基をいう。COOHは、ポリペプチドのカルボキシ末端に存在する
遊離のカルボキシ基をいう。標準的ポリペプチド命名法に従って、J.Biol
.Chem.243(1969)、3552〜59を用いる。
【0028】 本発明は、amFP486、cFP484、zFP506、zFP538、d
sFP483、drFP583、asFP600、dgFP512およびdmF
P592からなる群より選択される単離かつ精製された蛍光タンパク質に関する
【0029】 本発明の1つの実施形態において、蛍光タンパク質をコードするDNA配列を
同定する方法が提供される。この方法は、サンプル中の核酸配列の存在について
のスクリーニングの工程であって、ここで、この核酸配列は、配列番号3、5、
8、11、12および14からなる群より選択される配列を有するペプチドをコ
ードする工程、を包含する。核酸配列の存在は、蛍光タンパク質をコードするD
NA配列を同定する。
【0030】 本発明の別の実施形態において、蛍光タンパク質をコードするDNA配列を同
定する方法が提供される。この方法は、サンプル中の核酸配列の存在についての
スクリーニングの工程であって、ここで、この核酸配列は、配列番号4、6、7
、9、10、13、15および16からなる群より選択されるプライマーにハイ
ブリダイズする工程、を包含する。核酸配列の存在は、蛍光タンパク質をコード
するDNA配列を同定する。
【0031】 本発明のなお別の実施形態において、細胞中の蛍光タンパク質を分析する方法
が提供される。この方法は、細胞中の配列番号55〜63からなる群より選択さ
れるアミノ酸配列を有する蛍光タンパク質をコードする核酸配列を発現する工程
;およびこのタンパク質由来の蛍光シグナルを測定する工程、を包含する。この
方法は、さらにシグナルに従って細胞をソートする工程を包含する。好ましくは
、この細胞は蛍光発色セルソーティング(fluorescence acti
vated cell sorting:蛍光標示式細胞ソーティング)により
ソートされる。なお好ましくは、この核酸配列は、蛍光タンパク質に融合される
(ここで目的のタンパク質は蛍光タンパク質とは別である)、目的のタンパク質
をコードする目的の遺伝子を含む。検出された蛍光シグナルは、目的の遺伝子、
およびさらに細胞中の目的のタンパク質の存在を示す。蛍光タンパク質の細胞内
位置を同定することにより、目的のタンパク質の細胞内位置がまた同定される。
【0032】 以下の実施例は、本発明の種々の実施形態を例示する目的のために与えられ、
そしていかなる様式でも本発明を限定することは意図されない。
【0033】 (実施例1) (生物学的材料) 新規な蛍光タンパク質を、Anthozoaのいくつかの属から同定した。こ
れらの属は、いかなる生物発光も示さないが、通常の白色光または紫外光の下で
観察した場合に、蛍光色を有する。6つの種を選択した(表1を参照のこと)。
【0034】
【表1】 (実施例2) (cDNAの調製) 全RNAを、ChomczynskiおよびSacchi(Chomczyn
ski P.ら、Anal.Biochem.162(1987)、156〜1
59)のプロトコルに従って、目的の種から単離した。第1鎖cDNAを、SM
ART PCR cDNA合成キット(CLONTECH)を提供されたプロト
コルに従って使用して、1〜3μgの全RNAから開始して合成したが、唯一、
このキット中に提供された「cDNA合成プライマー」をプライマーTN3(5
’−CGCAGTCGACCG(T)13、配列番号1)(表2)で置き換える変
更を行った。次いで、増幅されたcDNAサンプルを、提供されたプロトコルに
記載されたように調製したが、ただし、PCRに使用した2つのプライマーがT
Sプライマー(5’−AAGCAGTGGTATCAACGCAGAGT、配列
番号2)(表2)およびTN3プライマー(表2)であった(ともに、0.1μ
Mの濃度)ことが異なる。20〜25回のPCRサイクルを実施して、cDNA
サンプルを増幅した。この増幅されたcDNAを水で20倍希釈し、そしてこの
希釈物のうちの1μlを、続く手順にて使用した。
【0035】 (表2) cDNA合成およびRACEにて使用したオリゴ
【0036】
【表2】 (実施例3) (オリゴの設計) 新規な蛍光タンパク質のcDNAのフラグメントを単離するために、縮重プラ
イマーを使用するPCRを実施した。縮重プライマーは、蛍光タンパク質のファ
ミリー中で最も変化しないと予測された領域におけるmRNAの配列と一致する
ように設計した。このような4つのストレッチを選択し(表3)、そして縮重プ
ライマーの変異体を設計した。このようなプライマーはすべて、mRNAの3’
末端に関した。すべてのオリゴを、使用前にゲル精製した。表2は、cDNA合
成およびRACEにおいて使用したオリゴを示す。
【0037】 (表3) (重要なアミノ酸ストレッチおよび蛍光タンパク質の単離のために使用した対
応縮重プライマー)
【0038】
【表3】 (実施例4) (nFPの3’−cDNAフラグメントの単離) 3’−RACEの改変型ストラテジーを使用して、標的フラグメントを単離し
た(図1を参照のこと)。このRACEストラテジーは、連続する2つのPCR
工程を含んだ。第1のPCR工程は、第1の縮重プライマー(表4)およびcD
NA合成のために使用されたTN3プライマーと同一の3’部分を有する、T7
−TN3プライマー(配列番号17)(T7−TN3の配列については、表2)
を含んだ。このPCR工程において長い方であるT7−TN3プライマーを置き
換えた理由は、短い方であるTN3プライマーを使用した場合、特にT7−TN
3プライマーを低濃度(0.1μM)にて使用した場合に、生じるバックグラウ
ンド増幅が効果的に抑制されたことである(Frohmanら(1998)PN
AS USA、85、8998〜9002)。第2のPCR工程は、TN3プラ
イマー(配列番号1、表2)および第2の縮重プライマー(表4)を含んだ。
【0039】 (表4) (nFP cDNAの3’フラグメントの特異的増幅を生じる、第1および第
2のPCRのための縮重プライマーの組み合わせ)
【0040】
【表4】 第1のPCR反応を、以下のように実施した:増幅されたcDNAサンプルの
20倍希釈物1μlを反応混合物に添加した。この反応混合物は、提供された緩
衝液を含む1× Advantage KlenTaq Polymerase
Mix(CLONTECH)、200μM dNTP、0.3μMの第1の縮
重プライマー(表4)および0.1μMのT7−TN3(配列番号17)プライ
マーを、総量20μlにて含んでいた。サイクルのプロフィールは、以下の(H
ybaid OmniGene Thermocycler、チューブコントロ
ールモード)であった:95℃で10秒、55℃で1分、72℃で40秒を1サ
イクル;95℃で10秒、62℃で30秒、72℃で40秒を24サイクル。次
いで、この反応物を水で20倍希釈し、そしてこの希釈物のうちの1μlを第2
のPCR反応物に添加した。この第2のPCR反応物は、製造業者により提供さ
れた緩衝液を含む1× Advantage KlenTaq Polymer
ase Mix(CLONTECH)、200μM dNTP、0.3μMの第
2の縮重プライマー(表4)および0.1μMのTN3プライマーを含んでいた
。サイクルのプロフィールは、以下の(Hybaid OmniGene Th
ermocycler、チューブコントロールモード)であった:95℃で10
秒、55℃(GEG/GNGまたはPVMに関して)または52℃(NFPに関
して)で1分、72℃で40秒を1サイクル;95℃で10秒、62℃(GEG
/GNGまたはPVMに関して)または58℃(NFPに関して)で30秒、7
2℃で40秒を13サイクル。PCRの産物を、製造業者のプロトコルに従って
、PCR−Scriptベクター(Stratagene)中にクローニングし
た。
【0041】 縮重プライマーの異なる組み合わせを、各種由来のDNAに対する第1および
第2のPCR反応において試し続けて、特異的増幅を生じるプライマーの組み合
わせを見出した。この特定の増幅とは、予期されるサイズの顕著なバンド(NG
HおよびGEG/GNGについて約650〜800bp、そしてNFPおよびP
VMについて約350〜500bp(時に、少数の弱いバンドを伴う))が、2
つのPCR反応後にアガロースゲル上で検出されたことを意味する。Antho
zoa綱の異なる種についてのプライマーの選り抜きの組み合わせを、表4に列
挙する。プライマーの他のいくつかの組み合わせもまた、正確なサイズのフラグ
メントの増幅を生じたが、これらのフラグメントの配列は、同定された他の蛍光
タンパク質またはAequorea victoria GFPに対して、相同
性を示さなかった。
【0042】 (実施例5) (全長cDNAのコピーの取得) 得られた新規な蛍光タンパク質cDNAの3’フラグメントを配列決定する際
に、2つの5’指向性(directed)入れ子(nested)プライマー
をcDNAについて合成し(表5)、次いでこのcDNAの5’末端を、連続す
る2つのPCRを使用して増幅した。その次のPCR反応において、「ステップ
アウトPCR」という新規なアプローチを使用して、バックグラウンドの増幅を
抑制した。このステップアウト反応混合物は、製造業者により提供された緩衝液
を用いる1× Advantage KlenTaq Polymerase
Mix(CLONTECH)、200μM dNTP、0.2μMの第1の遺伝
子特異的プライマー(表5を参照のこと)、0.02μMのT7−TSプライマ
ー(配列番号18)、0.1μMのT7プライマー(配列番号19)および増幅
されたcDNAサンプルの20倍希釈物1μlを、総容量20μlにて含んでい
た。サイクルのプロフィールは、以下の(Hybaid OmniGene T
hermocycler、チューブコントロールモード)であった:95℃で1
0秒、60℃で30秒、72℃で40秒を23〜27サイクル。増幅の産物を水
で50倍希釈し、そしてこの希釈物のうちの1μlを、第2の(入れ子)PCR
に添加した。この反応は、提供された緩衝液を含む1× Advantage
KlenTaq Polymerase Mix(CLONTECH)、200
μM dNTP、0.2μMの第2の遺伝子特異的プライマーおよび0.1μM
のTSプライマー(配列番号2)を、総容量20μlにて含んでいた。サイクル
のプロフィールは、以下の(Hybaid OmniGene Thermoc
ycler、チューブコントロールモード)であった:95℃で10秒、60℃
で30秒、72℃で40秒を12サイクル。次いで増幅の産物を、製造業者のプ
ロトコルに従って、pAtlasベクター(CLONTECH)中にクローニン
グした。
【0043】 (表5) (5’−RACEに使用した遺伝子特異的プライマー)
【0044】
【表5】 (実施例6) (E.coliにおけるnFPの発現) 新規な蛍光タンパク質発現のためのDNA構築物を調製するために、以下の2
つのプライマーを各DNAについて合成した:そのcDNAの3’−UTRに位
置するアニーリング部位を有する5’指向性「下流」プライマー、および翻訳開
始部位(最初のATGコドンを含まない)の部位に対応する3’指向性「上流」
プライマー(表6)。両方のプライマーは、制限エンドヌクレアーゼについての
部位をコードする5’−ヒール(heel)を有した;さらに、この上流プライ
マーは、そのPCR産物をpQE30ベクター(Qiagen)中に、このベク
ターにコードされる6×HisタグとnFPのリーディングフレームの融合が生
じるような様式でクローニングすることを可能にするように設計した。PCRを
以下のように実施した:増幅されたcDNAサンプルの20倍希釈物1μlを反
応混合物に添加した。この反応混合物は、製造業者により提供された緩衝液を含
む1× Advantage KlenTaq Polymerase Mix
(CLONTECH)、200μM dNTP、0.2μMの上流プライマーお
よび0.2μMの下流プライマーを、最終容量20μlにて含んでいた。サイク
ルのプロフィールは、以下の(Hybaid OmniGene Thermo
cycler、チューブコントロールモード)であった:95℃で10秒、60
℃で30秒、72℃で40秒を23〜27サイクル。この増幅工程の産物を、フ
ェノール−クロロホルム抽出およびエタノール沈殿により精製し、次いで標準的
プロトコルに従ってこのプライマーの配列に対応する制限エンドヌクレアーゼを
使用して、pQE30ベクター中にクローニングした。
【0045】 すべてのプライマーを、XL−1 blue E.coli中にて増幅し、そ
してプラスミドDNAミニプレップキット(CLONTECH)によって精製し
た。この組換えクローンを、コロニーの色によって選択し、そして3mlのLB
培地(100μg/mlのアンピシリンを補充)中にて37℃で一晩増殖させた
。この一晩培養物100μlを、100μg/mlのアンピシリンを含む新鮮な
LB培地200mlに移し、そして37℃、200rpmにて、OD6000.6
〜0.7まで増殖させた。次いで、1mM IPTGをこの培養物に添加し、そ
してインキュベーションを、37℃でさらに16時間進行させた。この細胞を収
集し、そして組換えタンパク質(N末端に6×Hisタグを組み込んでいる)を
、製造業者のプロトコルに従って、TALONTM金属アフィニティー樹脂(CL
ONTECH)を使用して精製した。
【0046】 (表6) (発現構築物へとクローニングするためにnFPの全長コード領域を得るため
に使用したプライマー)
【0047】
【表6】 (実施例7) (新規な蛍光タンパク質およびこのタンパク質をコードするcDNA) 蛍光タンパク質をコードする7つの全長cDNAを得(配列番号45〜51)
、そして7つの新規な蛍光タンパク質を産生した(配列番号53〜59)。これ
らの単離された新規な蛍光タンパク質のスペクトル特性を表7に示し、そしてこ
れらの新規なタンパク質についての発光スペクトルおよび励起スペクトルを、表
3〜11に示す。
【0048】 (表7) (単離したNFPのスペクトル特性)
【0049】
【表7】 *相対量子収率は、A.victoria GFPの量子収率と比較して決定し
た。 **相対輝度は、励起係数に量子収率を掛けて、A.victoria GFP
についての量子収率で割ったものである。
【0050】 蛍光タンパク質の多重整列を図2Aに示す。番号付けは、Aequorea
victoriaのグリーン蛍光タンパク質(GFP、配列番号54)に基づく
。これらの新規な蛍光タンパク質のアミノ酸配列に、配列番号55〜63と名付
ける。Zoanthus由来の2つのタンパク質およびDiscosoma由来
の4つのタンパク質を、互いの間で比較する:このシリーズの第1のタンパク質
中の対応残基と同一である残基を、ダッシュによって示す。導入されたギャップ
を、点によって示す。A.victoria GFPの配列において、βシート
を形成するストレッチに下線を付す:側鎖がこのβ−canの内側を形成する残
基に影を付ける。図2Bは、cFP484のN末端部分を示す、この部分は、他
のタンパク質との相同性を有さない。推定シグナルペプチドに下線を付す。
【0051】 以下の参考文献を、本明細書中に引用した。 1.Ormoら(1996)Science 273:1392〜1395。 2.Yang,F.ら(1996)Nature Biotech 14:12
46〜1251。 3.Cormackら(1996)Gene 173、33〜38。 4.Haasら(1996)Current Biology 6.315〜3
24。 5.Yangら(1996)Nucleic Acids Research
24、4592〜4593。 6.Ghodaら(1990)J.Biol.Chem.265:11823〜
11826。 7.Prasher D.C.ら(1992)Gene 111:229〜33
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55。 9.Chomczynski P.ら(1987)Anal.Biochem.
162、156〜159。 10.Frohmanら(1998)PNAS USA、85、8998〜90
02。
【0052】 本明細書中で言及されるいずれの特許または刊行物も、本発明が属する分野の
当業者レベルの指標である。これらの特許および刊行物は、各個々の刊行物が参
考として援用されると詳細かつ個別に示されたのと同じ程度に、参考として本明
細書中で援用される。
【0053】 本発明が、言及された対象を実行しそして目的および利益を得るため、ならび
に本発明に固有の対象を実行しそして目的および利益を得るために、十分に適合
されることを、当業者は容易に理解する。これらの実施例は、本明細書中に記載
の方法、手順、処理、分子、および特定の化合物とともに、好ましい実施形態の
現在の代表であり、例示であり、そして本発明の範囲に対する限定としては意図
されない。特許請求の範囲の範囲によって規定されるような本発明の意図内に包
含される、本発明における変化および他の使用は当業者が思い付く。
【配列表】
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、標的フラグメントを単離するために使用される3’−RACEの改変
されたストラテジーを示す。使用されたオリゴヌクレオチドの配列を表2に示す
。Dp1およびDp2は、第1および第2のPCRにおいてそれぞれ使用された
縮重プライマーである(縮重プライマーの配列については、表3および表4を参
照のこと)。
【図2】 図2Aは、新規な蛍光タンパク質の多重アラインメントを示す。番号付けは、
Aequorea victoriaグリーン蛍光タンパク質(GFP)に基づ
く。Zoanthus由来の2つのタンパク質およびDiscosoma由来の
4つのタンパク質を、互いの間で比較する:シリーズの第1のタンパク質中の残
基と一致する残基と同一の残基を、ダッシュで表す。導入したギャップをドット
で表す。A.victoria GFPの配列において、βシートを形成するス
トレッチに下線を付す;側鎖がβ−canの内部を形成する残基に影を付ける(
Yangら、Nature Biotechnol.14,1246−1251
(1996)に従う)。図2Bは、cFP484のN末端部分を示し、これは、
他のタンパク質とは相同性を有さない。推定シグナルペプチドに下線を付す。
【図3】 図3は、Anemonia majano、amFP486由来の新規な蛍光
タンパク質の励起および発光スペクトルを示す。
【図4】 図4は、Clavularia、cFP484由来の新規な蛍光タンパク質の
励起および発光スペクトルを示す。
【図5】 図5は、Zoanthus、zFP506由来の新規な蛍光タンパク質の励起
および発光スペクトルを示す。
【図6】 図6は、Zoanthus、zFP538由来の新規な蛍光タンパク質の励起
および発光スペクトルを示す。
【図7】 図7は、Discosoma striata、dsFP483由来の新規な
蛍光タンパク質の励起および発光スペクトルを示す。
【図8】 図8は、Discosoma、drFP583由来の新規な蛍光タンパク質の
励起および発光スペクトルを示す。
【図9】 図9は、Anemonia sulcata、asFP600由来の新規な蛍
光タンパク質の励起および発光スペクトルを示す。
【図10】 図10は、Discosoma、dgFP512由来の新規な蛍光タンパク質
の励起および発光スペクトルを示す。
【図11】 図11は、Discosoma、dmFP592由来の新規な蛍光タンパク質
の励起および発光スペクトルを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12N 5/10 C12N 15/00 ZNAA C12P 21/02 5/00 A (72)発明者 フラドコフ, アルカディ フェドロビッ チ ロシア国 113570, モスクワ, 35/2 −14, ウーリッツァ ドニエプロペトロ フスカヤ (72)発明者 ラバス, マーリイ アレクサンドロビッ チ ロシア国 117465, モスクワ, 35− 416, ウーリッツァ ゲネララ チュレ ネバ (72)発明者 マッツ, ミハイル ウラディミロビッチ ロシア国 117465, モスクワ, 712− 28, ウーリッツァ テプリイ スタン Fターム(参考) 4B024 AA11 BA80 CA04 CA20 DA06 GA11 GA19 GA27 HA03 4B064 AG01 CA02 CA19 CC01 CC06 CC12 CC24 CE12 DA13 4B065 AA01X AA26X AA58X AA72X AA87X AA90Y AB01 AC14 BA01 BA24 BB01 BC03 BC09 BC26 BD14 CA24 CA46 CA52 4H045 AA10 AA20 BA10 BA41 CA50 EA50 FA74 GA26

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天然の環境以外において存在する非生物発光性Anthoz
    oa蛍光タンパク質。
  2. 【請求項2】 Anemonia majano、Clavularia
    sp.、Zoanthus sp.、Discosoma sp.「red」、
    Discosoma striata、Anemonia sulcata、D
    iscosoma sp.「magenta」、およびDiscosoma s
    p.「green」からなる群より選択される非生物発光性Anthozoa種
    によって産生される、請求項1に記載のタンパク質。
  3. 【請求項3】 amFP486、cFP484、zFP506、zFP53
    8、dsFP483、drFP583、asFP600、dgFP512、およ
    びdmFP592からなる群より選択される、請求項2に記載のタンパク質。
  4. 【請求項4】 配列番号55;配列番号56;配列番号57;配列番号58
    ;配列番号59;配列番号60;配列番号61;配列番号62;および配列番号
    63からなる群より選択される配列を有する、請求項2に記載のタンパク質。
  5. 【請求項5】 単離されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載のタン
    パク質。
  6. 【請求項6】 天然の環境以外において存在する核酸であって、ここで該核
    酸は請求項1〜5のいずれか1項に記載のタンパク質、またはそのフラグメント
    をコードするヌクレオチド配列を有する、核酸。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の核酸のフラグメント。
  8. 【請求項8】 ベクターおよび請求項6または7に記載の核酸を含む、構築
    物。
  9. 【請求項9】 請求項6または7に記載の核酸で形質転換した細胞、または
    その後代。
  10. 【請求項10】 請求項1〜5のいずれか1項に記載のタンパク質を産生す
    る方法であって、該方法は以下の工程: 該タンパク質を産生するために請求項9に記載の細胞を増殖させる工程、 を包含する、方法。
  11. 【請求項11】 蛍光タンパク質をコードする核酸を利用する適用であって
    、ここで改善点として: 請求項6または7に記載の核酸を利用する工程、 を包含する、適用。
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