JP2002530231A - ラッカー塗装された基材表面を装飾的にデザインする方法 - Google Patents

ラッカー塗装された基材表面を装飾的にデザインする方法

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Abstract

(57)【要約】 基材の表面を装飾的に成形するための本発明の方法によるとき、装飾すべき基材表面硬化可能なコーティング剤が施され、そして100〜20000nm離隔している最大隆起を特徴とするレリーフを有する面を有する1つまたはそれ以上のエンボスダイが、未だ硬化していないコーティング層内に装飾すべき1つまたはそれ以上の場所でそれぞれ押圧される。1つまたはそれ以上のエンボスダイで覆われた領域が次いで少なくとも部分的に硬化され、1つまたはそれ以上のエンボスダイが除去され、そして未硬化のコーティング層がまだあるならそれが完全に硬化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明はラッカー塗装された基材表面の装飾的デザインを行う方法に関し、ま
たこの方法によって得られる基材にも関する。本発明の方法は、車両、その部材
そしてまたその部品を装飾的にデザインするのに特に応用されうる。 表面の装飾的なデザインの様々な例が特に自動車のラッカー塗装の分野で知ら
れる。これらには例えば個別的なラッカー仕上げ、例えば効果産生ラッカー仕上
げ、特別な色調のラッカー仕上げまたは画像、パターンまたは装飾物の形のラッ
カー仕上げがあるが、適切にデザインされた接着性フィルムの施用もまた含まれ
る。
【0002】 DE−C−196 13 383には、物品に微細構造を施すことができる成形
パンチが記載されている。例えば、反射を無くすためにテレビの受像管に施され
ているラッカー層中に、破壊的干渉(destructive interference)を発生するた
めの微細構造が彫り込まれることができる。
【0003】 本発明の目的は、ラッカー塗装された基材表面を装飾的にデザインするための
方法を提供することである。これに関連して本方法は、例をあげるなら工業的に
または手作業でつくられる物品のラッカー塗装の分野、例えばスポーツ用品、計
器の外装のような、そして特に車両の塗装および車両の部品の塗装の分野で独特
なそして印象的な装飾的効果を生むことを可能にする。この目的は、本発明の1
つの主題をなす、基材表面を装飾的にデザインするための方法によって達成する
ことができるものであって、この方法は、装飾すべき基材表面上に硬化性コーテ
ィング剤を施しそして装飾すべき1つまたはそれ以上の場所において未硬化のコ
ーティング層中へと1つまたはそれ以上のエンボスダイを押圧することとし、そ
の各々の場合において、最大隆起(amplitude maxima)が100〜20,000n
mの範囲で互いに離れていることを特徴とするレリーフをエンボスダイの面が示
し、次いで少なくとも、1つまたはそれ以上のエンボスダイで覆われた領域が少
なくとも部分的に硬化され、その後、1つまたはそれ以上のエンボスダイが除去
され、またコーティング層にまだ硬化していない場所がある場合にはそれが完全
に硬化されることを特徴とする。
【0004】 本方法は光のような高エネルギー放射線によって硬化することができるそして
/または熱的に硬化することができるコーティング剤によって実施することがで
き、この場合、硬化は照射によってそして/または熱的に実施されてよい。
【0005】 従って本発明の好ましい第1の態様は基材表面の装飾的デザインを行う方法に
関し、この方法は、高エネルギー放射線例えば光の照射によって硬化することが
できるコーティング剤が基材表面上に施され、また装飾すべき1つまたはそれ以
上の場所において未硬化のコーティング層中へと、部分的または全体的に半透明
である1つまたはそれ以上のエンボスダイを押圧し、ここで、各々の場合、最大
隆起が100〜20,000nmの範囲で互いに離れていることを特徴とするレリ
ーフをエンボスダイの面が示し、次いで少なくとも、1つまたはそれ以上のエン
ボスダイで覆われた領域が、1つまたはそれ以上のエンボスダイを通して高エネ
ルギー放射線によって、例えば、波長が180〜1,000nmの光線によって照
射され、その後、1つまたはそれ以上のエンボスダイが除去され、またコーティ
ング層にまだ硬化していない場所がある場合にはそれが高エネルギー放射線によ
って、特に光化学的に硬化されることを特徴とする。
【0006】 本発明の第2の態様は、基材表面の装飾的デザインのための方法であり、この
方法は、熱的手段によって硬化することができるコーティング剤が基材表面上に
施され、また装飾すべき1つまたはそれ以上の場所において未硬化のコーティン
グ層中へと、1つまたはそれ以上のエンボスダイを押圧し、ここで、各々の場合
、最大隆起が100〜20,000nmの範囲で互いに離れていることを特徴とす
るレリーフをエンボスダイの面が示し、次いで少なくとも、1つまたはそれ以上
のエンボスダイで覆われた領域が、少なくとも部分的に熱的に硬化され、その後
、1つまたはそれ以上のエンボスダイが除去され、またコーティング層にまだ硬
化していない場所がある場合にはそれが熱的に硬化されることを特徴とする。
【0007】 上記した好ましい第1の態様および第2の態様は、互いに組み合わされて別な
態様を形成されることができることを理解すべきであり、この態様では、本目的
にとって好適なコーティング剤が使用され、またこれが例えば、a)先ず光化学
的に硬化され、そしてエンボスダイの除去の後、まだ硬化していない場所が熱的
に硬化され、場合によってはさらに光化学的に硬化され、b)先ず熱的に硬化さ
れ、そしてエンボスダイの除去の後、まだ硬化していない場所が光化学的に硬化
され、場合によってはさらに熱的に硬化され、またはc)先ず光化学的および熱
的にに硬化され、そしてエンボスダイの除去の後、まだ硬化していない場所が光
化学的および/または熱的に硬化され、場合によってはさらに光化学的に硬化さ
れる。光化学的硬化および熱的硬化が互いに組み合わされて1つの処理段階で利
用される場合、これは逐次的にまたは同時に実施されてよい。以下において、1
つまたはそれ以上のエンボスダイおよび装飾されるべき1つまたはそれ以上の場
所について、簡潔のために各々の場合に複数形を使用する。『装飾すべき1つま
たはそれ以上の場所』という表現には、全面にわたって装飾されるべき基材表面
という特別な場合も含まれることをここで指摘したい。
【0008】 束縛的な説明をする考えはないが、理論的解明としては、本発明の方法を用い
てデザインされている表面の、観察者のために生み出される装飾的効果は、硬化
可能なコーティング剤から形成されるコーティング層の表面において、エンボス
ダイによって作成される構造上での光線の回折および干渉の結果として実質的に
生起すると想定される。観察者にとっては、少なくとも部分的な硬化に際して、
エンボスダイが適用される場所は、見る角度に応じて異なる光学的効果を生じ、
観察者はこの効果を装飾要素と認識する。
【0009】 本発明の方法は、例をあげるなら、例えば被覆パネル、家具、計器外装、家電
機器、スポーツ用品、例えばスキー、サーフボードのような工業的に製造される
物品、特に自動車の車体および自動車の部材そしてまた一般に車両の部品上のコ
ーティング層を装飾的にデザインするのに好適である。例えば、装飾的にデザイ
ンが施されるべきコーティング層の場合、単一層のラッカーであってもよいしあ
るいは観察者にとって見ることができるコーティング層で多層ラッカーとして施
されたものでもありうる。コーティング層が施されている物品そのもは、例えば
木材、ガラスからつくられていてよいが、特に金属製またはプラスチック製であ
ってよくまた場合によっては1つまたはそれ以上のラッカー層で予め被覆されて
いてよい。
【0010】 本発明の方法で用いられる硬化性のコーティング剤は、なんらの制限を受けず
、水性であるか、溶媒で希釈されているかあるいは溶媒も水も含まなくてよい慣
用のあらゆるコーティング剤であってよい。このコーティング剤は微粉状であっ
てもよい。
【0011】 本発明の方法の好ましい第1の態様の場合、高エネルギー放射線例えば光によ
る照射によって完全に硬化されることができるコーティング剤が使用される。こ
のものは、なんらの制限を受けず、水性であってよく、溶媒で希釈されていてよ
く、望ましくは溶媒も水も含まなくてよい。光の照射によって完全に硬化するこ
とができるコーティング剤の場合、特に、当業者に知られた陽イオン硬化性およ
び/またはラジカル硬化性のコーティング剤である。ラジカル硬化性のコーティ
ング剤が好ましい。これらのコーティング剤によって施されているコーティング
層に対して高エネルギー放射線が影響を及ぼす際に、オレフィン二重結合のラジ
カル重合によるコーティング層の架橋を誘発する基がコーティング層内に生じる
【0012】 ラジカルによって硬化する好ましいコーティング剤は、ラジカルによって重合
可能なオレフィン二重結合を特に(メタ)アクリロイル基の形で分子中に有する
、ポリマーまたはオリゴマーのようなプレポリマーを含有してよい。このプレポ
リマーは慣用の反応性希釈剤、つまり反応性液体モノマーと組み合わされて存在
してよい。
【0013】 プレポリマーまたはオリゴマーの例は、数平均分子量(Mn)が望ましくは20
0〜10,000、特に望ましくは500〜3,000の範囲にありまたラジカル
によって重合可能なオレフィン二重結合を1分子あたり平均2〜20個、好まし
くは3〜10個有する(メタ)アクリル官能性(メタ)アクリルコポリマー、エ
ポキシ樹脂(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート、ポリエ
ーテル(メタ)アクリレート、ポリウレタン(メタ)アクリレート、不飽和ポリ
エステル、不飽和ポリウレタンまたはシリコーン(メタ)アクリレートである。
【0014】 反応性希釈剤を使用する場合、この希釈剤はプレポリマーとこれとの全重量に
対して1〜50重量%、望ましくは5〜30重量パーセントの量で使用される。
1飽和、2飽和または多飽和であってよい低分子量の規定された化合物である。
このような反応性希釈剤の例は、(メタ)アクリル酸およびそのエステル、マレ
イン酸およびその半エステル、ビニルアセテート、ビニルエーテル、置換ビニル
尿素、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(
メタ)アクリレート、1,3−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、および
1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、ビニル(メタ)アクリレート
、アリル(メタ)アクリレート、グリセロールトリ(メタ)アクリレート、グリ
セロールジ(メタ)アクリレート、グリセロールモノ(メタ)アクリレート、ト
リメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ(
メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンモノ(メタ)アクリレート、スチ
レン、ビニルトルエン、ジビニルベンゼン、ペンタエリスリトールトリ(メタ)
アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジプロピレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレートそしてまたこれらの混合
物である。
【0015】 ラジカルによって硬化する好ましいコーティング剤は、慣用の光開始剤をラジ
カルによって重合可能なプレポリマー、反応性希釈剤および光開始剤の全体に対
して例えば0.1〜5重量%、望ましくは0.5〜3重量%の量存在してよい。光
開始剤の例はベンゾインおよびベンゾイン誘導体、アセトフェノンおよびアセト
フェノン誘導体、例えば2,2−ジアセトキシアセトフェノン、ベンゾフェノン
およびベンゾフェノン誘導体、チオキサントンおよびチオキサントン誘導体、ア
ントラキノン、1−ベンゾイルシクロヘキサノール、例えばアシルホスフィンオ
キサイドのような有機燐酸化合物である。光開始剤はそれ自体であるいは組み合
わされて使用されてよい。加えて、別な共働的な化合物、例えば3級アミンが用
いられてよい。
【0016】 第2の態様の場合、熱的に硬化可能なコーティング剤は、付加反応および/ま
たは縮合反応によってそして/あるいはラジカル重合または陽イオン重合によっ
て硬化することができまた、さらに場合によっては物理的に乾燥する慣用の結合
剤系を含有してよい。上記した意味での付加反応および/または縮合反応の場合
、例えばエステル基とヒドロキシル基との生成を伴うエポキシド基のカルボキシ
ル基への開環付加、ウレタン基の生成を伴うカルボキシル基への付加、ウレタン
基の生成とブロック剤の除去を伴うヒドロキシル基とブロックされたイソシアネ
ート基との反応、エーテル化アルコールの除去を伴うヒドロキシル基とN−メチ
ロールエーテル基との反応、エステル化アルコールの除去を伴うヒドロキシル基
のエステル基とのトランスエステル化反応、アルコールの除去を伴うヒドロキシ
ル基のカルバメート基とのトランスウレタン化反応、エーテル化アルコールの除
去を伴うカルバメート基のN−メチロールエーテル基との反応のような当業者に
知られたラッカー化学の架橋反応がある。
【0017】 光化学的硬化と熱的硬化とを組み合わせる場合、ラジカル機構により光線の照
射によってそれ自体硬化されることができるコーティング剤は、熱的に活性化す
ることができまた例えば40〜120℃から出発してラジカルを生成することが
できる慣用のラジカル開始剤を光開始剤の外に追加的に含有してよい。熱に不安
定なラジカル開始剤の例は、有機パーオキサイド、有機アゾ化合物またはC−C
結合の開裂開始剤である。好ましい必要量はラジカル重合可能なプレポリマー、
反応性希釈剤およびラジカル開始剤の全体に対して0.1〜5重量%である。
【0018】 光化学的硬化と熱的硬化とを組み合わせることができる別な方法は、重量%の
値が各々の場合固形物基準で合計して100重量%となる50〜99重量%の、
光照射で硬化できる結合剤系と、1〜50重量%の、付加反応および/または縮
合反応によって硬化することができまた、さらに場合によっては物理的に乾燥す
る結合剤系とからなる混合物を含有するコーティング剤を使用することであり、
そして/あるいは光照射によってそれ自体硬化されることができまた付加反応お
よび/または縮合反応の結果として架橋可能な追加的な基を示す結合剤系を使用
することである。付加反応および/または縮合反応の例はすでに上記したもので
ある。
【0019】 本発明の方法で使用される硬化性コーティング剤は顔料添加されているかまた
は着色されて透明であるかまたは無色透明であってよい。無色の透明ラッカーあ
るいは色彩を付与するそして/または効果付与コーティング剤例えばベースコー
トラッカーであるのが好ましい。
【0020】 コーティング剤は装飾すべき基材上に慣用の方法例えば噴霧塗装によって施す
ことができる。塗装は例えば5〜250μmの乾燥厚さで、基材の全表面に対し
てまたは表面の1つまたはそれ以上の部分的領域に対してまたは基材表面の装飾
すべき箇所だけに実施される。
【0021】 塗装の後、そして場合によってはフラッシュオフ段階または融解段階の後で、
装飾すべき場所の硬化していないコーティング層中にエンボスダイが押圧される
が、ここで、各々の場合、最大隆起が100〜20,000nm、好ましくは80
0〜20,000nmの範囲で互いに離れていることを特徴とするレリーフをエン
ボスダイの面が示す。
【0022】 エンボスダイは本発明実施に好適である任意の材料例えば金属、ガラスまたは
プラスチックから基本的になってよい。不透明なまたは部分的にまたは全体的に
半透明なエンボスダイでありうる。好ましい第1の態様の場合に特に使用される
部分的または全体的に半透明であるエンボスダイは、ガラスまたは好ましくは半
透明プラスチック、例えばポリエステル、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポ
リ(メタ)アクリレートまたはシリコーンプラスチックからなってよい。可撓性
の、場合によっては弾性のプラスチックが好ましい。エンボスダイの場合、パン
チとして使用されることができるモウルディングであるか、または例えば構造の
ない滑らかな表面を示すパンチの助けによってまたは適当なローラーの助けによ
って、装飾すべき場所の硬化されていないコーティング層中に圧入されるフィル
ムであろう。少なくとも部分的な硬化の後装飾されるべき場所からとり外すのを
容易にするために、エンボスダイはレリーフを示す面が特別に仕上げられている
のが好都合であろう。この仕上げは例としては、それ自体が、例えば添加剤が適
当に付与されるために非粘着性を示すエンボスダイ材料であり、またはエンボス
ダイの表面に非粘着性コーティングが施されてよい。
【0023】 エンボスダイはその1つの面が、最大隆起が100〜20,000nm、望まし
くは800〜20,000nmの範囲で互いに離れていることを特徴とするレリー
フを示す。レリーフは不透明であってよく、あるいは特に好ましい第1の態様で
は、レリーフは半透明性の異なる領域を示してよく、例えばそれが全体的に半透
明であってよくまたは部分的に半透明であってよい。レリーフの形成は、例えば
彫版術またはエンボッシングのような機械的方法によってそして/あるいは微細
構造技術の標準的方法例えば、場合によってはエッチング技術と組み合わされる
光リトグラフィー法、蒸着、微細印刷技術またはレーザーの助けをかりる技術に
よって実施されてよい。レリーフは例えば凹み、突起部および/または孔の形を
とることができる。
【0024】 エンボスダイの1つの面にあり、また最大隆起が100〜20,000nm、好
ましくは800〜20,000nmの範囲で互いに離れていることを特徴とするレ
リーフの場合、幅の高さが例えば100〜5,000nmの範囲にあるレリーフで
あってよい。最大隆起そのものは点、線または平面、傾斜したプラトーおよび/
または凹みを示すプラトーの形で存在してよい。プラトーとして存在する最大隆
起の場合、最大隆起の間の100〜20,000nm、望ましくは800〜20,0
00nmという間隔の数値は、プラトーの隣接する端縁の間の間隔またはプラトー
の端縁と、点または線として存在する隣接する最大隆起との間の間隔をさす。レ
リーフは不規則な構造を示してよくあるいは光学回折格子例えば十字格子、ある
いは最も簡単な場合、線状光学格子のような規則的構造である。この関連から、
格子の線は等距離に配置されずあるいは等距離に配置されてよい。高さが変化す
る最大隆起の場合、間隔は上面図から得られる間隔をさす。
【0025】 エンボスダイの各々の場合にレリーフを示す面は、例えば数平方センチメート
ルから数平方メートルまでの任意の表面積を占めてよい。これに関連から、レリ
ーフそのものはレリーフを示すエンボスダイの面の全面積を占めてよく、つまり
レリーフとレリーフを示す面は同一でありまた輪郭および表面積が一致する。し
かしながら、レリーフそのものはエンボスダイのレリーフを示す面の面積の一部
だけを占めてよく、この場合、レリーフの外側の輪郭線はレリーフを示す面の外
側の輪郭線と一致するであろう。エンボスダイの領域のレリーフを示さない部分
半透明または不透明であってよい。エンボスダイのレリーフを示す面については
様々なデザインの可能性がある。例えば、エンボスダイのレリーフを示す面は、
レリーフのフレームを示してよく、また場合によってはレリーフフレームの内側
に、輪郭線によって境界が同様に形成される別なレリーフを示してよい。これに
関連して、輪郭線によって境界が形成された個々のレリーフは共通な平面内でま
たは垂直にずれた平行内で平行に配置されていてよく、あるいは個々のレリーフ
は、例えば、この平行な配置から最大10°の角度まで外れてよい。エンボスダ
イのレリーフを示す面のデザインエンボスダイのレリーフを示す面のデザインを
変化させることが様々に可能であるので、装飾すべき場所で極めて広範囲な装飾
的要素例えば画像、装飾物、ロゴ、シンボル、頭文字、活字符号などを作成する
ことができる。
【0026】 すでに述べたように、エンボスダイは硬化されていないコーティング層中に装
飾すべき場所で押圧される。その後、硬化されていないコーティング層が少なく
とも部分的に硬化される。これに関連して、好ましい第1の態様の場合、ラッカ
ー中に押圧されているエンボスダイを透過して、高エネルギー放射線例えば、波
長180〜1,000nmを有する光によって照射が実施され、または第2の態様
の場合、例えば20〜180℃、望ましくは40〜160℃の温度まで加熱が実
施される。
【0027】 光の外に、例えば電子放射線もまた高エネルギー放射線として使用されてよい
。この目的のために、当業者になじみある慣用の電子放出器が使用されてよい。 光を照射する場合、例えば単色光または多色光が使用されてよい。好ましくは
、紫外光の問題である。180〜420nm、特に好ましくは200〜400nmの
波長範囲の放出を有するUV源が好ましい。UV源の好ましい例は、場合によっ
てはドープされた高圧、中圧および低圧の水銀放射器、例えばキセノン低圧アー
ク灯のようなガス放電管、ブラックライト管、UVフラッシュランプである。
【0028】 照射の実際的な実施法そしてまた技術的詳細は当業者に知られており、さらな
る説明は不要である。例えば照射の継続時間は、使用する照射法およびUV源の
種類に応じて、UVフラッシュの継続時間の範囲内例えば1ミリ秒〜5分の範囲
内にある。照射期間、つまりUV放射線への実際の露光時間は5分より短いのが
好ましい。装飾すべき場所を少なくとも部分的に硬化した後、エンボスダイは装
飾すべき場所から除去される。
【0029】 コーティング層中にまだ硬化していない場所が存在するならば、それはエンボ
スダイを除去した後に、好ましい第1の態様の場合は照射によって、特に光化学
的に、また第2の態様の場合は熱的に硬化される。例えば、専ら光化学的方法に
よって硬化することができるコーティング剤が使用されそして完全な硬化には十
分でない放射線量がコーティング層に作用されるならば、または専ら熱的方法に
よって硬化することができるコーティング剤が使用されそして硬化に十分なコー
ティング層への熱的作用が生じていないならば、または、光化学的硬化と熱的硬
化との上記した組み合わせの場合、まだ硬化されていない場所が単に光化学的に
最初に硬化されそしてエンボスダイを除去した後で熱的に硬化されるか、この逆
であるならば、『コーティング層のまだ硬化されていない場所』が存在してよい
【0030】 例えば、好ましい第1の態様の場合、部分的にのみ半透明のエンボスダイが使
用されており、そして/またはエンボスダイの外側に位置する領域が照射に際し
て被覆されているので、『コーティング層のまだ硬化されていない場所』という
表現は、エンボスダイを透過する照射の際に放射線が到達していない場所もまた
含む。
【0031】 第1の態様に従ってコーティング層を作成するために、照射(例えば光を用い
る)によって完全に硬化することができるコーティング剤が使用されている場合
、コーティング層のまだ硬化されていない場所を専ら光化学的に硬化することが
考慮にいれられる。第2の態様に従って専ら熱的方法によって硬化することがで
きるコーティング剤が使用されている場合、まだ硬化されていない場所の熱的硬
化は、例えば20〜180℃、好ましくは40〜160℃の温度で実施される。
熱的硬化の際に条件の選定は、当該のコーティング剤の組成にまたは装飾すべき
基材の種類に従う。同じことは光化学的硬化にあてはまる。
【0032】 本発明の方法に引き続いて、任意のクリアラッカーコーティング剤または任意
の透明プラスチックフィルムからなるクリアラッカー層が、装飾される場所また
はラッカー塗装された基材の全表面に施されてよい。最終的なクリアラッカー層
の施用に特に関連して、本発明の方法は多層ラッカー仕上げを形成するための方
法での別個のプロセス段階として用いることができる。例えば、装飾要素を示す
ラッカー層は、ラッカー塗装されていない基材上または単層または多層のラッカ
ー仕上げで予めコートされている基材上に本発明の方法を用いて施され、そして
最終的なクリアラッカー層が付与される。これに関連して、この手続きは、コー
ティング層のまだ硬化されていない場所の、装飾効果を発現するのに役立つ上記
の硬化が、最終的なクリアラッカー層を生成するために使用された透明ラッカー
コーティング剤の種類に応じて、光化学的方法または熱的方法によって最終的な
透明ラッカー層の硬化とともに実施されるようなものであってよい。
【0033】 本発明の方法は、クリアラッカーコーティング剤が、暗色の例えば黒い基材ま
たは暗色にラッカー塗装された例えば黒くラッカー塗装された基材上に硬化可能
のコーティング剤として施されるように望ましくは実施されてよい。これは、本
発明に従って達成できる効果が下部にある暗色の表面で特に強力に認められるか
らである。硬化可能なコーティング剤として、望ましくは暗色に顔料添加された
、特に好ましくは黒に顔料添加された、色彩を付与するそして/あるいは効果を
付与するコーティング剤、例えばベースコートラッカーコーティング剤を使用す
ることもできる。
【0034】 ラッカー塗装された基材表面は、見る角度に依存する効果を示す装飾要素を本
発明の方法によって付与することができる。見る角度に依存するそして効果付与
ラッカー塗装、例えばメタリックラッカー塗装の領域から知られる明色/暗色の
フロップ(flop)および/または着色されたフロップとは異なって、見る角度に
依存する新たな種類のフロップ効果、いわゆる『オン/オフ』フロップまたは『
幻影』フロップを示す装飾要素を本発明に従う方法によって形成することができ
る。この概念的な用語は、装飾要素またはその一部の見る角度に依存する認識可
能性または認識不可能性を特徴とするフロップ効果の問題であることを明瞭にす
る意図にある。これは、観察者の視点からは、装飾要素の認識可能性と認識不可
能性との交替が突然にそして滑らかな遷移を伴わずに起きるからである。装飾要
素の認識はある範囲内にわたる視認角度でのみ得られる。この認識角度範囲内で
、装飾要素は可視スペクトルのあらゆる色で肉眼に映る。
【0035】 装飾要素は不規則構造を示すレリーフを有するエンボスダイによって作成され
るなら、装飾要素は、例えばあらゆるスペクトルの色で出現するホログラフィー
像として認識可能である。最も簡単な場合、装飾要素が線状光学格子として存在
するレリーフを有するエンボスダイによって形成されるならば、装飾要素は連続
スペクトル例えばあらゆるスペクトル色を示すスペクトルの形で認識可能である
。つまり観察者に虹のような効果が与えられる。
【0036】 本発明の方法は、部分的領域に対しても使用されることができ、従って基材上
で、それ自体光沢性の外部ラッカー塗装層の反射挙動の装飾的で若干強い減衰(
反射の除去)が得られる。従って、エンボスダイは、コーティング層内で破壊的
干渉(destructive interferences)を発生するのに好適なレリーフを示す。
【0037】 ラッカー塗装された基材表面は、本発明の方法によって印象的な方法で装飾的
にデザインすることができる。本発明の方法は、例えば自動車の分野で特に有利
な仕方で使用されることができ、この分野には、手作業の部門においてそして、
初期の仕上げの工業部門において、特に例えば自動車の初期のラッカー塗装の範
囲での一体化された工程段階として、自動車のおよびその部品のデザインがとも
に含まれる。初期の仕上げの場合、例えば、自動車の可視的な外表面全体の装飾
的デザイン、自動車の内部空間内の部品のデザインであり、あるいは例えば個別
に特注された装飾的デザイン例えば顧客の頭文字の付加などであり、あるいは大
量生産的な装飾デザイン、例えば会社のロゴ、活字符号の付加、あるいは端縁の
装飾的強調または車体の様々な部分の間の移り変わり、例えばまた互いに隣り合
う自動車部品の間の移り変わりの装飾的強調であろう。手作業の部門では同様に
、例えば、自動車の可視的な外表面全体の装飾的デザイン、自動車の内部空間内
の部品の装飾的デザイン、あるいは自動車のまたはその部品の個別に特注された
装飾的デザインであり、あるいは適切な方法で装飾的にすでにデザインされてい
る自動車またはその部品の修理の問題であろう。本発明に従う方法は、手作業の
部門で、例えばラッカー塗装工場で、全体的または部分的なラッカー塗装の範囲
内で別々な工程段階としてあるいは一体化された工程段階として実施されてよい
。 本発明を以下に一層詳細に説明する。
【0038】
【実施例】
市販の黒いベースコートラッカーでコートされた金属の試験板(5cm×10cm
)を、固形物の含有率が100%であり、溶媒を含まないUV硬化性のクリアラ
ッカーによって未乾燥の厚さ100μmまでコートした。クロムの蒸着によって
形成されまた2cm×2cmのマスク領域(プラトーの形をとる格子の線の幅:8μ
m、格子の線の幅の高さ:120nm、プラトーの外側の端縁の等距離にある間隔
:8μm)をなす線状格子を片側に示す厚さ3mmのガラス板であってその面が線
状格子を示すものを、硬化していないクリアラッカー層内に押圧した。その後、
ガラス板で部分的に覆われたクリアラッカーに、UVランプ(3,500ワット
秒)を用いてUVフラッシュを4秒間隔で5回照射した。この後、ガラス板を取
り除きそして、部分的に未だ硬化していないクリアラッカー層を同様にUVフラ
ッシュで5回照射した。白色光で上面から観察すると、クリアラッカーの表面に
2cm×2cmの寸法の領域が虹色を示すスペクトルが認められた。ある角度から見
るように、金属板が傾いていると虹色の領域は突然見えなくなった。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年11月20日(2000.11.20)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),AL,AU,B A,BG,BR,CA,CN,CZ,EE,HU,JP ,KR,LT,LV,MX,NO,PL,RO,RU, SG,SI,SK,TR,UA,US,YU (72)発明者 ハンス−ウルリヒ・ジムロック ドイツ連邦共和国デー−40627デュッセル ドルフ.ラートヘルベックシュトラーセ 349 (72)発明者 ペートラ・ヴァイデンハマー ドイツ連邦共和国デー−40878ラーティン ゲン.クロムフォルダーアレー20 Fターム(参考) 4D075 CB21 DC11 EA19 EA21 EA43

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装飾すべき基材表面上に硬化性コーティング剤を施しそして
    装飾すべき1つまたはそれ以上の場所において未硬化のコーティング層中へと1
    つまたはそれ以上のエンボスダイを押圧し、ここで、各々の場合、最大隆起が1
    00〜20,000nmの範囲で互いに離れていることを特徴とするレリーフをエ
    ンボスダイの面が示し、次いで少なくとも、1つまたはそれ以上のエンボスダイ
    で覆われた領域が少なくとも部分的に硬化され、その後、1つまたはそれ以上の
    エンボスダイが除去され、またコーティング層にまだ硬化していない場所がある
    場合にはそれが完全に硬化されることを特徴とする基材表面を装飾的にデザイン
    する方法。
  2. 【請求項2】 高エネルギー放射線での照射によって硬化することができる
    コーティング剤が使用され、また高エネルギー放射線に関して部分的または全体
    的に半透明である1つまたはそれ以上のエンボスダイが使用され、次いで少なく
    とも、1つまたはそれ以上のエンボスダイで覆われた領域が、1つまたはそれ以
    上のエンボスダイを透過して高エネルギー放射線によって照射され、その後、1
    つまたはそれ以上のエンボスダイが除去され、またコーティング層にまだ硬化し
    ていない場所がある場合にはそれが高エネルギー放射線によって完全に硬化する
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 光線での照射によって硬化することができるコーティング剤
    が使用され、また光線での照射によって硬化が実施されることを特徴とする請求
    項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 180〜1,000nmの波長を有する光で照射が実施される
    ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 熱的手段によって硬化されることができるコーティング剤が
    使用され、少なくとも、1つまたはそれ以上のエンボスダイで覆われた領域が少
    なくとも部分的に熱的に硬化され、その後、1つまたはそれ以上のエンボスダイ
    が除去され、またコーティング層にまだ硬化していない場所がある場合にはそれ
    が完全に熱的に硬化されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 完全な硬化の前または後で、透明なコーティング層が施され
    ることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 完全な硬化の後で透明なフィルムが施されることを特徴とす
    る請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 自動車またはその部品の装飾または文字入れのために実施さ
    れることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法に従って得られる
    装飾的な表面または部分的表面を有する基材。
  10. 【請求項10】 自動車またはその部品である請求項9に記載の基材。
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