JP2002527046A - 動物飼料中における抗微生物酵素 - Google Patents

動物飼料中における抗微生物酵素

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JP2002527046A
JP2002527046A JP2000575375A JP2000575375A JP2002527046A JP 2002527046 A JP2002527046 A JP 2002527046A JP 2000575375 A JP2000575375 A JP 2000575375A JP 2000575375 A JP2000575375 A JP 2000575375A JP 2002527046 A JP2002527046 A JP 2002527046A
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ロベルト・フランシスクス・ベデカー
アリー・カルスト・キース
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Abstract

(57)【要約】 家禽、豚、食肉用仔牛および魚の成長および飼料要求率を改善するために、単胃または非反芻動物の飼料に有用な二種類の抗微生物酵素の使用が開示される。これは、農業家に成長促進抗生物質の使用を避ける手段を与えうる。該酵素は、抗細菌活性を有し、一つは細菌の細胞壁を破壊することができ(例えば、リゾチーム)、もう一つは細菌に対して毒性の化合物を生産することができる(例えば、オキシダーゼ)。これらの酵素の効力は、アラキドン酸のようなポリ不飽和脂肪酸(PUFA)を含むことによって増す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、豚、家禽、魚および食肉用仔牛の成長ならびに飼料要求率を改善す
るための動物(単胃または非反芻動物)飼料におけるオキシダーゼおよびリゾチ
ームのような抗微生物酵素およびポリ不飽和脂肪酸(PUFA)の使用に関する
【0002】 (背景技術) 豚、家禽、食肉用仔牛および魚のような動物は、肉、魚および卵の生産のため
に集約的に育てられる。これらの動物には、エネルギーおよびタンパク質の供給
源として動物および/または植物起源の種々の原料を含有する食餌が与えられて
いる。消費される飼料のほとんどは、複合飼料産業によって商業的に生産される
が、有意な部分は農場で生産され、直接給餌される。飼料にはビタミンおよびミ
ネラルが補足されて、動物の必須栄養素に対する要求を満たす。また、家禽の場
合、コクシジウム症を予防するために、飼料に抗コクシジウム剤を補足する。飼
料添加剤として産業的に生産された酵素の使用は、ほとんど一般的な習慣になっ
てきている。かかる酵素の例は、フィターゼ、アルファ−アミラーゼ、プロテア
ーゼおよび種々の植物細胞壁分解酵素、例えば、β−グルカナーゼ、エンドキシ
ラナーゼおよびマンナナーゼを含む。
【0003】 これらの酵素は、成長および飼料要求率の改善、ならびに豚、家禽および魚由
来の肥料によってもたらされる環境汚染を減少させるために使用される。しかし
ながら、飼料のコストは、動物生産において最も重要なコスト要因である。
【0004】 1950年代に、動物飼料への少量の抗生物質の添加が単胃動物において改善
された動物飼料改良術上の結果を生じることが実現した。現在、抗生物質は飼料
添加剤として慣用的に使用される。成長および飼料要求率の改善に対するこれら
の抗生物質の作用様式は、今だ十分に理解されていない。この種の飼料添加剤に
対する一般的な用語は、成長促進剤である。成長促進剤の例は、ヴァージニアマ
イシン、チロシン、フラボマイシンおよびアボパルシンを包含する。
【0005】 抗生物質に対するヒト病原細菌の耐性は、迅速に増加してきている。このこと
が細菌感染から人々を治療することをより困難にしてきた。動物飼料における抗
生物質の幅広い使用は、種々の抗生物質に対する耐性の強化を加速することが種
々の専門家によって非難されてきた。このことは、スウェーデンにおいて動物飼
料中における成長促進剤としての全抗生物質の使用中止、およびデンマークにお
いて特定の抗生物質、例えば、アボパルシンの使用中止をもたらした。おそらく
、消費者および健康管理機関からの圧力のため、他の国々がこれらの例に追随す
るであろう。したがって、飼料産業界は、成長促進効果を有し、ヒトにおいてい
ずれの治療的用途も有さない天然添加剤に非常に興味をもっている。
【0006】 ある特定の酵素は、抗微生物剤として活性があることが知られており、これら
は食物の保存に使用されうる。また、グルコースオキシダーゼが、サイレージか
いばおよびサイレージ穀類の保存に対して提案された(WO−A−98/016
94、Suomen Sokeri Oy)。
【0007】 マンナナーゼおよびβ−グルカナーゼのような植物細胞壁分解酵素は、β−グ
ルカンおよびマンナンに起因する単胃動物の胃腸管における粘着性を減少させる
ために、これらの非デンプン多糖類を多く含む食餌の飼料添加剤として使用され
る。また、これらの酵素はいくらかの抗真菌活性を有するが、いずれの抗細菌活
性も示さない。
【0008】 抗細菌酵素リゾチームは、単胃動物の飼料に成長促進剤として添加されてきた
(Latvietis, J.ら、Vitamine Zusatzstoffe in der Ernaehrung von Mensch un
d Tier. Symposium 5th (1995)、編者Rainer Schubertら、Jena, September 28-
29. ISBN 3.00.000361-4)。これらの著者は、卵白から調製されたリゾチームを
ブロイラーおよび食肉用仔牛の飼料に添加した。申立によると、成長および飼料
要求率が改善された。しかしながら、酵素エンハンサー(例えば、PUFA)と
組み合わせた抗細菌酵素の混合物を使用する概念は、発表されていない。
【0009】 したがって、消費者および健康管理機関の両方からの要求に関し、持続可能な
方法において、最大限の成長および飼料要求率を最少コストで得ることが農業家
および複合飼料産業にとって望ましい。
【0010】 (発明の開示) 本発明は、相乗効果を示すことができる抗微生物酵素の混合物を含んでなる動
物飼料添加組成物を提供する。一の酵素または各酵素の効果は、一以上のPUF
Aの存在によって増すことができる。このことは、豚、家禽、食肉用仔牛および
魚のような水生もしくは海洋動物などの動物の成長および飼料要求率の改善を可
能にし、成長促進剤としての抗生物質を省略させることができる。
【0011】 本発明の第一の態様は、単胃または非反芻動物に適当な動物飼料添加組成物で
あって、少なくとも二種類の抗微生物酵素および(酵素エンハンサーとして)ポ
リ不飽和脂肪酸(PUFA)を含んでなる組成物に関する。
【0012】 好ましくは、該酵素のうち一または二つは、抗細菌酵素である。これらの酵素
は異なる型であってもよく、および/または異なる活性を有していてもよい。一
の、例えば第一の酵素は、細菌の細胞壁を破壊することができてもよい。該酵素
は、ペプチドグリカンを攻撃または分解することができるものであってもよい。
例えば、該酵素はペプチドグリカンを切断することができてもよい。該役割に好
ましい酵素はリゾチームである。該(第一の)酵素は、動物飼料1kg(または
一単位)あたり50,000〜150,000、例えば、70,000〜130
,000、最適には90,000〜110,000Shugar単位を与えるよ
うな濃度で存在していてもよい。したがって、重量に置き換えると、該第一の酵
素は、飼料1kgあたり1〜8g、好ましくは飼料1kgあたり2〜7g、最適
には飼料1kgあたり3〜5gの動物飼料中濃度を与えるような量で存在してい
てもよい。
【0013】 第二の酵素は、細菌に対して毒性の化合物を生産することができてもよい。こ
れは、第一の酵素によってその細胞壁が破壊または分解されることのできる細菌
と同一の細菌であってもよく、または異なっていてもよい。該化合物は、好まし
くは、過酸化物、例えば、過酸化水素である。したがって、好ましい酵素はオキ
シダーゼである。特に好ましくは、グルコースオキシダーゼである。該第二の酵
素は、飼料1kg(または一単位)あたり500〜1,500、好ましくは70
0から1,300、最適には900〜1,100Sarett Uを与えるよう
な濃度で存在していてもよい。したがって、好ましくは、該第二の酵素は重量に
よると、飼料1kgあたり1〜8g、好ましくは飼料1kgあたり2〜7g、最
適には飼料1kgあたり3〜5gの動物飼料中最終濃度を与えるような量で存在
していてもよい。
【0014】 酵素は、下記のように抗微生物剤として機能することができる。 a)細胞壁の破壊 b)毒性化合物の生産 c)必須栄養素の除去;または d)成長に必須の酵素の不活性化
【0015】 これらの各々を順に論議する。 a)微生物細胞壁は、真菌、酵母、グラム陰性およびグラム陽性細菌において
構造が異なる。これらの異なる型の微生物細胞壁を破壊するには、異なる酵素が
必要とされる。例えば、真菌および酵母細胞壁は、マンナナーゼ、キチナーゼお
よびベータグルカナーゼによって破壊されうる。しかしながら、異なる構造のた
め、細菌細胞壁はこれらの酵素に反応しない。グラム陰性微生物は、いくつかの
タンパク質に覆われたペプチドグリカン層を有するが、本質的にペプチドグリカ
ンのみからなる。該基質は、N−アセチルムラミン酸のC1とN−アセチルグル
コサミンのC−4の間でペプチドグリカンを切断するリゾチーム(1,4−β−
アセチルムラミダーゼ)の作用によって分解されうる。
【0016】 ペプチドグリカン層は、グラム陰性細菌において密着したリポ多糖−タンパク
質−二価カチオン−リン脂質層によって覆われている。該層は、グラム陰性細菌
においてリゾチームの効力を妨げることができる。この密着したリポ多糖層を破
壊することのできる薬剤は、ペプチドグリカン層にリゾチームを接近させること
によって該酵素の作用を刺激する。
【0017】 b)オキシダーゼは、ほとんどの微生物にとって致命的な過酸化水素を生じる
ことができる。例えば、グルコースオキシダーゼは、グルコースのグルコン酸お
よび過酸化水素への転換を触媒する。ミルク中に存在するキサンチンオキシダー
ゼもまた、過酸化水素を生じることができる。 酵素的に生産されうる他の抗微生物化合物は、ハイポチオシアネート(ラクト
ペルオキシダーゼより生産される)、クロラミン(ミエロペルオキシダーゼより
生産される)、遊離脂肪酸(リパーゼより生産される)、ポリ−不飽和脂肪酸、
リゾホスファチジルコリン(ホスホリパーゼA2より生産される)およびキシリ
トール−5−ホスフェート(キシリトールホスホリラーゼにより生産される)を
含む。しかしながら、該リストは決して完全ではない。
【0018】 c)酸素は、例えば、グルコースオキシダーゼのようなオキシダーゼによって
培地から除去されうる。酸素の完全な除去は、好気性微生物の成長を防ぐ。
【0019】 d)微生物の成長に必須の酵素は、他の酵素によって不活性化されうる。例え
ば、スルフヒドリルオキシダーゼは、活性なスルフヒドリル基にその活性が依存
する酵素を不活性化することができる。
【0020】 組成物は、酵素エンハンサー、例えば、一の抗微生物(例えば、抗細菌)酵素
または各抗微生物(例えば、抗細菌)酵素の活性を好ましくは相乗的に、有意に
改善できる化合物を含むことができる。酵素エンハンサーは、一以上のポリ不飽
和脂肪酸、さもなければPUFAとして知られている物質を含むことができる。
一のPUFAまたは各PUFAは、n−3またはn−6ファミリーであることが
できる。好ましくは、それはC18、C20またはC22PUFAである。PU
FAは、遊離脂肪酸の形態、脂肪酸エステル(例えば、メチルまたはエチルエス
テル)として、リン脂質として、および/またはトリグリセリドの形態で提供さ
れることができる。
【0021】 好ましいPUFAは、アラキドン酸(ARA)、ドコサヘキサエン酸(DHA
)、エイコサペンタエン酸(EPA)および/またはγ−リノレン酸(GLA)
を包含する。これらのうち、ARAが好ましい。
【0022】 PUFAは、天然(例えば、植物または海洋)供給源由来であってもよく、ま
たは単細胞もしくは微生物供給源由来であってもよい。特に、PUFAは細菌、
真菌または酵母によって生産されてもよい。真菌が好ましく、好ましくはケカビ
目(Mucorales)、例えば、クサレケカビ(Mortierella)、クサレカビ(Phythi
um)またはハエカビ(Entomophora)である。ARAの好ましい供給源は、モル
ティエレラ・アルピナ(Mortierella alpina)またはピチウム・インシドサム(
Phythium insidosum)である。
【0023】 PUFAは、油として存在していてもよい。ARAを包含する適当な油は、デ
ーエスエム・ナムローゼ・フェンノートシャップ(DSM N.V., Wateringseweg 1,
P.O.Box 1, 2600 MA Delft, The Netherland)より、登録商標VEVODAR
TMのもとに入手可能である。もう一つ別の商業的に入手可能な油は、マルテク
・コーポレーション(Martek Corporation, 6480 Dobbin Road, Columbia, MD 2
1045, United States of America)のARASCOTMである。他のPUFA、
例えば、DHA油としてのDHAも入手可能である(マルテク・コーポレーショ
ンのDHASCOTMまたは登録商標EPAXTMのもとノルウェーのプロノヴ
ァ(Pronova)より入手可能なDHA)。
【0024】 PUFAは好ましくは、飼料1kg(または一単位)あたり0.1〜または1
〜1000、例えば0.5〜50または1〜100、好ましくは1〜10gの最
終濃度を与えるように動物飼料に添加させる濃度である。 全ての抗微生物酵素は、産業規模で生産されることができ、および/または組
換え体であってもよい。リゾチームは商業上入手可能であり、卵白から単離され
るか、または組換え体であってもよい。一の酵素または各酵素は、天然物であっ
てもよく、またはその変種もしくは突然変異体(例えば、組換え体)であっても
よい。
【0025】 一の抗細菌酵素または各抗細菌酵素は、好ましくは、適当な生物中での異種遺
伝子またはcDNAの発現によるか、または適当な内在性遺伝子の相同性(過剰
)発現によるような組換え技術によって生産される。例えば、グルコースオキシ
ダーゼ遺伝子を組換え系において過剰発現させた(WO−A89/12675、
Chiron)。リゾチーム(卵白由来)は、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus
niger)における遺伝子の発現によって組換え発現できる(Archer, D.B.ら、Bio
/Technology 8: 741-745 (1990))。より良好な熱安定性およびより強力な抗微
生物作用を有するリゾチーム変異体(タンパク質工学によって生産された)もま
た使用できる。
【0026】 本発明に使用される抗微生物酵素は、通常、動物飼料の天然構成要素以外であ
るか、またはその天然の濃度とは異なる濃度で飼料中に存在するであろう。
【0027】 本発明の第二の態様は、少なくとも二種類の抗微生物酵素およびPUFAを含
んでなる動物飼料組成物に関する。該組成物を用いると、第一の酵素が細菌の細
胞壁を破壊でき、第二の酵素が細菌に対して毒性の化合物を生産することができ
る。
【0028】 本発明の第三の態様は、動物飼料組成物の製造法であって、一以上の食用飼料
物質または成分に、二以上の抗微生物酵素およびPUFA、または第一の態様の
添加剤を添加することを特徴とする方法に関する。
【0029】 該酵素および/またはPUFAは、飼料物質または成分とは別に、個別にまた
は他の飼料添加剤と組み合わせて動物飼料組成物に添加することができる。別法
では、またはさらに、一の酵素または各酵素は飼料物質のうち一つの不可欠部分
であることができる。該態様は、二種類の酵素およびPUFAを有する飼料組成
物の調製および現存する飼料組成物へのこれらの化合物の補足の両方を包含する
【0030】 動物飼料への抗微生物酵素の特に好ましい(外来性)添加方法は、一の酵素ま
たは各酵素をトランスジェニック植物材料および/または(例えば、トランスジ
ェニック)種子として添加することである。したがって、該酵素は異種遺伝子発
現によって合成されてもよく、例えば、所望の酵素をコードしている遺伝子を適
当な植物発現シグナル、例えば、種子特異的プロモーターなどの組織特異的プロ
モーターの制御下で植物発現ベクター中でクローン化してもよい。酵素をコード
している遺伝子を含有する発現ベクターを次いで、植物細胞中に形質転換させる
ことができ、形質転換細胞を完全な植物への再生について選択することができる
。かくして得られたトランスジェニック植物を生育させ、収穫することができ、
(植物にとって)異種の酵素を含有する植物器官をそのまま、またはさらに加工
した後に組成物の一つに含ませることができる。ここで、酵素の種子特異的発現
の方法を包含する(トランスジェニック)植物中の酵素の(異種)発現について
一般的方法を開示するWO−A−91/14772を参照のこと。異種酵素は、
トランスジェニック植物の種子中に含有されていてもよく、それは、根、茎、葉
、木部、花、樹皮および/または果実のような他の植物器官に含有されていても
よい。
【0031】 トランスジェニック植物材料の形態の酵素、例えば、抗微生物酵素を含有する
トランスジェニック種子の添加は、酵素を利用可能にするために、または少なく
ともその有用性を改善するために、植物材料の加工を必要としうる。かかる加工
技術は、種々の機械的(例えば、粉砕および/または破砕)技術または熱動力的
処理、例えば、押出または膨張を包含してもよい。
【0032】 抗細菌酵素は、食餌組成物の機能、酵素の型および標的動物種に応じて変化す
る濃度で飼料組成物に添加してもよい。 好ましくは、本発明の組成物は、いずれの抗生物質も含有しない。本発明の組
成物は、また、ミネラル成分(例えば、亜鉛および/またはヨウ素)および/ま
たは免疫調節物質(例えば、アスコルビン酸)を含有しなくてもよい。二種類の
抗微生物酵素の各々およびPUFAは全て、微生物によって生産されることがで
きるが、組成物は、これらの化合物のいずれかを生産した微生物(またはストレ
プトミセス(Streptomyces)由来の微生物)を含まないことが好ましい。さらに
、組成物は、乳酸を動物の内部に生産する微生物(例えば、ラクトバシラス(La
ctobacillus)またはエンテロコッカス(Enterococcus)属の微生物)を全く含
まなくてもよい。
【0033】 本発明の第四の態様は、単胃または非反芻動物において成長および/または飼
料要求率を促進する方法であって、少なくとも二種類の抗微生物酵素およびPU
FAあるいは第一もしくは第二の態様の、または第三の態様によって調製可能な
飼料組成物を動物に与えることを特徴とする方法に関する。 適当な動物は、豚(または子豚)、家禽(例えば、鶏、七面鳥)、仔牛もしく
は食肉用の仔牛または水生(例えば、海洋)動物(例えば、魚)などの飼育場の
単胃および/または非反芻動物を包含する。
【0034】 第五の態様は、単胃または非反芻動物飼料組成物の添加剤としての第一の態様
の組成物の使用に関する。 本発明の一の態様の好ましい特色および特徴は、必要な変更を加えてもう一つ
別の態様に応用できる。 本発明は、ここに、下記の実施例を引用して例示的に記載されるが、該実施例
は実例として提供されるのであって、その範囲を限定しようとするものではない
【0035】 比較例1〜4および実施例5 抗細菌酵素生産物の特徴 過酸化水素を生産できるオキシダーゼであるグルコースオキシダーゼ(EC1
.1.3.4)を市販の製品としてデーエスエム/ローヤル・ヒストブロカデス
のベーカリー材料部門(DSM/Royal Gist-brocades, Bakery Ingredients Divisi
on, PO Box 1, 2600 MA DELFT, The Netherlands)から登録商標FERMIZY
ME GOTMのもとに入手した。該酵素調製品は、1gあたり500Sare
tt単位の活性を示す。1Sarett単位は、Warburgマノメーター中
30℃にて、過剰な酸素およびリン酸バッファーpH5.9中における3.3%
グルコース一水化物の存在下で1分あたり10mmの酸素の取り込みをもたら
す酵素量である。該酵素は、真菌アスペルギルス・ニガーによって生産された。
【0036】 鶏の卵白から得られたリゾチームを市販の製品としてデーエスエム/ローヤル
・ヒストブロカデスの乳製品材料グループ(DSM/Royal Gist-brocades, Dairy I
ngredients Group, PO Box 1, 2600 MA DELFT, The Netherlands)から登録商標
DELVOZYMETMのもとに入手した。該製品は、5.1x10Shug
ar単位/ml製品を含有する。1Shugar単位は、シグマ・ケミカル(Si
gma Chemicals)から入手可能なミクロコッカス・リゾデイクティカス(Microco
ccus lysodeikticus)(0.25mg/ml)の懸濁液中pH6.2、25℃で
、450nmにて1分あたり0.001の吸光度の減少を引き起こす酵素量とし
て定義される。
【0037】 アラキドン酸の特徴 アラキドン酸(ARA)もまた、デーエスエム/ローヤル・ヒストブロカデス
から登録商標VEVODARTMのもとに入手した。これは、真菌モルティエレ
ラ・アルピナを培養することにより得られる微生物の油(ARA含有量は少なく
とも35%である)の形態である。
【0038】 家禽用動物飼料における抗細菌酵素の適用 グルコースオキシダーゼおよびリゾチームの単独時ならびに両方の併用時の効
力を試験するために、ブロイラーを用いて試験を行った。雄のブロイラー(Ro
ss)を1日〜5日間、標準的な食餌で維持した。5日目に、該群から動物を選
択し、ケージに分け入れた。動物の体重およびそれらの変数を測定した。平均体
重およびその偏差値はケージ毎に等しかった。15羽の動物を一つのケージ中で
維持した。ケージは、人工的に加熱し、換気し、照射したブロイラーハウス中に
置かれた。各ケージの床面積は0.98mであり、ワイヤーの床であった。ブ
ロイラーハウスは1日に24時間、照射した。実験期間中、光度を徐々に減少さ
せた。温度は、実験第1週目の28℃から最終週の23℃まで徐々に減少させた
。ブロイラー単位中の湿度は、実験期間中、およそ60%であった。動物は、1
および14日齢でニューカッスル病に対してワクチン注射されていた。実験は、
5日間のプレ試験および28日間の試験を含む33日間続けた。
【0039】 実験用食餌は、動物に無制限に与えた。水は自由に摂取可能であった。飼料は
、3mmの直径の冷えたペレットであった(温度は65℃より低く維持された)
【0040】 実験は下記の処理を含んだ。 1)基礎食餌(負の対照) 2)基礎食餌+グルコースオキシダーゼ(1000Sarett U/kg飼
料) 3)基礎食餌+リゾチーム(100,000Shugar単位/kg飼料) 4)基礎食餌+グルコースオキシダーゼ(1000Sarett U/kg飼
料)+リゾチーム(100,000Shugar単位/kg飼料) 5)基礎食餌+グルコースオキシダーゼ(1000Sarett U/kg飼
料)+リゾチーム(100,000Shugar単位/kg飼料)+最終濃度1
g/kg飼料までのアラキドン酸(ARA)
【0041】 各処理を六回繰り返した(全部で1処理あたり90羽)。体重増加および飼料
要求率を測定した。飼料(基礎食餌)の組成は下記のとおりであった。 成分 含量(%) ライ麦 10 小麦 40 大豆油 1 動物脂肪 6 マニオック 4.3 大豆ミール(45.4%粗タンパク質) 22 全脂トースト大豆 10 ミートミールタンクかす(58%粗タンパク質) 3 ビタミン/プレミックス 1 石灰石 0.9 リン酸一カルシウム 1.2 塩(NaCl) 0.3 D,L−メチオニン 0.2 MEブロイラー(KCal/kg) 2850 粗タンパク質(%) 21.4 粗脂肪(%) 10.5 リジン(利用可能、%) 1.23(1.04) メチオニン+システイン(利用可能、%) 0.90(0.79)
【0042】 酵素およびアラキドン酸を該基礎食餌に、それを最初に担体と混合することに
よって添加した。 抗細菌酵素およびアラキドン酸の5〜33日齢のブロイラーにおける成長およ
び飼料要求率に対する効果を表1に示す。
【0043】
【表1】
【0044】 一の型の抗細菌酵素または異なる型の抗細菌酵素を組み合わせたものの添加は
、どちらも、ブロイラーにおいて成長および飼料要求率を改善した。しかしなが
ら、より重要なことには、グルコースオキシダーゼおよびリゾチームの組み合わ
せについて、飼料要求率に対する相乗効果が見られ、抗細菌酵素を含有する食餌
にアラキドン酸を含ませると、さらにいっそうの改善がもたらされた。
【0045】 比較例6〜9および実施例10 豚用動物飼料における抗細菌酵素の適用 同齢および同体重の交雑種の豚(同数の去勢豚および若雌豚;n=100)を
該試験に用いた。それらは、環境制御した室内に収容され、全時間、無制限に飼
料および水を摂取可能であった。室温は最初に29℃に設定し、第二週目後、一
週毎に約2℃低下させた。豚は5処理のうちの1つに割り当てられた。各囲いに
は2匹の豚を入れ、1処理あたり10回反復試験(ウェートブロック)をおこな
った。 体重および囲いの飼料消費を毎週測定した。 基礎食餌は、下記の組成の典型的なアメリカの食餌であった。
【0046】 原料 含量(%) トウモロコシ 63.6 大豆ミール 30.9 ビタミンプレミックス 0.25 微量ミネラルプレミックス 0.1 セレンプレミックス 0.05 リン酸二カルシウム 1.2 塩(NaCl) 0.3 石灰石 3.6 抗生物質は飼料に添加しなかった。
【0047】 実験は下記の処理を含んだ(実施例6〜10)。 a)基礎食餌(負の対照) b)基礎食餌+グルコースオキシダーゼ(1000Sarett U/kg飼
料) c)基礎食餌+リゾチーム(100,000Shugar単位/kg飼料) d)基礎食餌+グルコースオキシダーゼ(1000Sarett U/kg飼
料)+リゾチーム(100,000Shugar単位/kg飼料) e)基礎食餌+グルコースオキシダーゼ(1000Sarett U/kg飼
料)+リゾチーム(100,000Shugar単位/kg飼料)+最終濃度1
g/kg飼料までのアラキドン酸
【0048】 飼料摂取量、成長および飼料要求率に関して得られた結果を表2に示す。
【0049】
【表2】
【0050】 一の型の抗細菌酵素または異なる型の抗細菌酵素を組み合わせものの添加は、
一日の体重増加および飼料要求率に対して有利な効果を示した。しかしながら、
2つの異なる型の抗細菌酵素(すなわち、グルコースオキシダーゼおよびリゾチ
ーム)の組み合わせは、飼料要求率に対して驚くべき相乗効果をもたらし、アラ
キドン酸の抗細菌酵素含有飼料への添加は、さらなる改善をもたらした。
【0051】 比較例11〜14および実施例15 魚類栄養物における抗細菌酵素の使用 成長および飼料要求率に対する補足的抗細菌酵素の効果をマス(Oncorhynchus mykiss)を用いて研究した。
【0052】 使用した食餌組成物は下記のとおりであった。 原料 含量(%) 大豆ミール 43 圧力調理した大豆 20 小麦グルテン 20.5 魚油 12 L−リジン−HCl 0.8 D,L−メチオニン 0.2 ビタミン/ミネラルプレミックス 3.5 成長促進抗生物質は飼料に添加しなかった。
【0053】 実験は、平均開始体重8.8g/マスの200匹のマスを用い、5つの群に等
しく割り当てて実施した。食餌をこれらの5つの群に53日間にわたって与えた
。水温は15℃で一定に維持した。食餌は、飼料の損失を十分に回避するために
1日に2回与えた。体重増加量および飼料要求率を決定した。
【0054】 実験は、下記の処理を含んだ(実施例11〜15) a)基礎食餌(負の対照); b)基礎食餌+グルコースオキシダーゼ(1000Sarett U/kg飼
料); c)基礎飼料+リゾチーム(100,000Shugar単位/kg飼料); d)基礎飼料+グルコースオキシダーゼ(1000Sarett U/kg飼
料)+リゾチーム(100,000Shugar単位/kg飼料);および e)基礎飼料+グルコースオキシダーゼ(1000Sarett U/kg飼
料)+リゾチーム(100,000Shugar単位/kg飼料)+最終濃度1
g/kg飼料までのアラキドン酸 成長および飼料要求率に関して得られた結果を表3に示す。
【0055】
【表3】
【0056】 得られた結果は、マスにおける成長および飼料要求率に対する一の型の抗細菌
酵素または抗細菌酵素の組み合わせの有利な効果を明らかにした。異なる型の抗
細菌酵素の組み合わせは、飼料要求率に対して相乗効果を示し、抗細菌酵素含有
食餌へのアラキドン酸の添加は、さらなる改善をもたらした。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A23K 1/16 304 A23K 1/16 304C 1/18 1/18 B D Z 102 102A (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 アリー・カルスト・キース オランダ、エヌエル−2642アーイックス・ ペイナカー、フルーレ・ファン・ドルトシ ンヘル57番 Fターム(参考) 2B005 BA04 DA01 DA05 EA01 GA02 MB03 MB07 2B030 AD08 CA15 CA17 CA19 2B150 AA03 AA04 AA05 AA08 AB01 AB02 AC01 AC07 AC15 AC19 AC22 AC24 AC25 AC28 DD01 DD11 DD31 DF09

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも二種類の抗微生物酵素およびポリ不飽和脂肪酸(
    PUFA)を含んでなる動物飼料添加組成物。
  2. 【請求項2】 少なくとも二種類の抗微生物酵素およびポリ不飽和脂肪酸(
    PUFA)を含んでなる動物飼料組成物。
  3. 【請求項3】 一の抗微生物酵素または各抗微生物酵素が抗細菌酵素である
    請求項1または2記載の組成物。
  4. 【請求項4】 一以上の抗細菌酵素がグルコースオキシダーゼ、スルフヒド
    リルオキシダーゼ、キサンチンオキシダーゼ、ペルオキシダーゼまたはリゾチー
    ムを含む請求項3記載の組成物。
  5. 【請求項5】 酵素の一つが細菌の細胞壁を破壊することができ、および/
    またはもう一つの酵素が細菌に対して毒性の化合物を生産できる請求項1または
    2記載の組成物。
  6. 【請求項6】 酵素がリゾチームおよびオキシダーゼである請求項1〜5の
    いずれか一項記載の組成物。
  7. 【請求項7】 PUFAがn−3またはn−6C18、C20またはC22
    PUFAを含む請求項1〜6のいずれか一項記載の組成物。
  8. 【請求項8】 PUFAが遊離の脂肪酸、脂肪酸エステル、リン脂質または
    トリグリセリドの形態である請求項1〜7のいずれか一項記載の組成物。
  9. 【請求項9】 PUFAがアラキドン酸(ARA)を含む請求項1〜8のい
    ずれか一項記載の組成物。
  10. 【請求項10】 一の抗細菌酵素または各抗細菌酵素が動物、動物生産物、
    植物または微生物由来である請求項1〜9のいずれか一項記載の組成物。
  11. 【請求項11】 一の抗細菌酵素または各抗細菌酵素が微生物起源であり、
    および/または組換えタンパク質である請求項1〜10のいずれか一項記載の組
    成物。
  12. 【請求項12】 一の酵素または各酵素が細菌、酵母または真菌(糸状菌)
    のような微生物由来であるか、該微生物によって生産されるか、または該微生物
    中に存在する請求項1〜11のいずれか一項記載の組成物。
  13. 【請求項13】 微生物がストレプトミセス、バシラス、エシェリキア、サ
    ッカロミセス、クライベロミセス、ハンゼヌラ(Hansenula)、ピヒア(Pichia
    )、ヤロウィア(Yarrowia)、カンジダ(Candida)、アスペルギルス、トリコ
    デルマ(Trichoderma)、ペニシリウム(Penicillium)、ムーコル(Mucor)、
    フザリウム(Fusarium)またはフミコーラ(Humicola)属である請求項11記載
    の組成物。
  14. 【請求項14】 微生物がストレプトミセス・リビダンス(Streptomyces l
    ividans)、エシェリキア・コリ、バシラス・リヘニフォルミス(Bacillus lich
    eniformis)、クライベロミセス・ラクチス(Kluyveromyces lactis)、アスペ
    ルギルス・ニガーまたはモルティエレラ・アルピナである請求項13記載の組成
    物。
  15. 【請求項15】 酵素がトランスジェニック植物から得てもよい植物材料中
    に含有されている請求項1〜14のいずれか一項記載の組成物。
  16. 【請求項16】 抗細菌酵素グルコースオキシダーゼおよび/またはリゾチ
    ームがトランスジェニック植物の種子中に含有されている請求項15記載の組成
    物。
  17. 【請求項17】 飼料1kgあたり10〜10,000Sarett単位の
    グルコースオキシダーゼおよび飼料1kgあたり1000〜1,000,000
    Shugar単位のリゾチームを含むように適応させた請求項1〜16のいずれ
    か一項記載の組成物。
  18. 【請求項18】 飼料1kgあたり1〜1000gのアラキドン酸を含む請
    求項1〜17のいずれか一項記載の組成物。
  19. 【請求項19】 一以上の食用飼料物質または成分に二種類の抗微生物酵素
    およびPUFAを添加するか、または請求項1または3〜18のいずれか一項記
    載の飼料添加組成物を混合することを特徴とする、単胃または非反芻動物のため
    の飼料組成物の製造法。
  20. 【請求項20】 請求項1または3〜18のいずれか一項記載の添加組成物
    および一以上の食用飼料物質または成分を含む動物飼料組成物。
  21. 【請求項21】 少なくとも二種類の抗微生物酵素およびPUFAまたは請
    求項1〜18または20のいずれか一項記載の組成物を動物に与えることを特徴
    とする、単胃または非反芻動物における成長および/または飼料要求率の促進方
    法。
  22. 【請求項22】 動物が豚、家禽(鶏、七面鳥)、食肉用仔牛または水生動
    物である請求項21記載の方法。
  23. 【請求項23】 単胃動物飼料組成物の添加剤としての請求項1、3〜18
    のいずれか一項記載の組成物の使用。
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