JP2002525684A - 複数のディスプレイを制御する装置、該装置を有するシステム、ならびにそのための方法 - Google Patents

複数のディスプレイを制御する装置、該装置を有するシステム、ならびにそのための方法

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JP2002525684A
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シーメンス ニクスドルフ インフオルマチオーンスジステーメ アクチエンゲゼルシヤフト
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、プログラミング可能なウィンドウ機能を備えたシステム、方法ならびにVGAアダプタに関する。上記システムは、複数のディスプレイ(20,22)に表示させるために画像データを発生するプロセッサ装置と、ウィンドウ機能をもつ複数のディスプレイを制御する本発明によるVGAアダプタを有しており、この場合、プロセッサ装置により、ビデオメモリ(38)からの画像データの読み出しおよびレジスタ装置(32)のセットが制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、複数のディスプレイを制御する装置たとえばVGAアダプタ、この
装置を適用可能なシステム、ならびに複数のディスプレイを制御する方法に関す
る。
【0002】 ディスプレイまたはモニタは、コンピュータシステムにおいて一般にモニタイ
ンタフェースにおいて駆動され、それによって制御される。PCコンピュータシ
ステムでは、たとえばVGA規格に従って動作するモニタインタフェースを使用
することができ、これは専用のスクリーンコントロールユニットたとえばVGA
コントローラまたはVGAアダプタによって得られる。この場合、PCのオペレ
ーティングシステムは一般に、VGAアダプタを制御するための対応のドライバ
プログラムを有しており、個々のPCにインストールされているアプリケーショ
ンプログラムはグラフィックやテキストの表示が必要なとき、このドライバプロ
グラムにアクセスし、これによってVGAアダプタの制御を受けてディスプレイ
ユニットに相応の画像を表示させることができる。
【0003】 さて、1台のコンピュータにおいて複数の表示ユニットやディスプレイの動作
が必要とされる適用事例が存在する。一般に複数のディスプレイが必要となるの
は、複数の人々がデータの捕捉や処理プロセスを監視するとき、あるいはそれぞ
れ異なる人に対し、1つの全体画像に関する所定の全体情報のうちそれぞれ一部
分だけしか表示させないようにするときである。複数のディスプレイによる典型
的な適用事例はたとえばキャッシュレジスタやPOS端末などにおいて行われ、
これらは少なくともオペレータ用のディスプレイと顧客用のディスプレイを装備
している。オペレータには第1のモニタにおいてたとえば全画像が表示されるの
に対し、顧客にはその方向に向けられた別の表示装置上に部分画像だけしか表示
されず、つまり全画像からトリミングされたウィンドウだけしか表示されない。
しかもコンピュータシステムには、宣伝または一般的な情報を再生するための特
別なアニメーションスクリーンや、次の顧客の予約番号表示用の数値表示ユニッ
トを設けることも可能であって、やはりそのような情報をオペレータに表示され
る全画像のうちの1つのウィンドウとすることができる。さて、コンピュータシ
ステムの各ディスプレイユニットが固有のインタフェースつまりたとえば固有の
VGAアダプタを介して制御される場合には、個々のスクリーン制御ユニットの
個数に応じてその収容のためにかなり大きなスペースが必要とされる。しかも、
複数のスクリーン制御ユニットを使用するということは、それ相応に大きなコス
トがかかることを意味する。また、複数の独立したスクリーン制御ユニットの管
理または制御によって、時間的にクリティカルな問題も生じるし、あるいはプロ
セッサの能力が不所望に多く使われてしまうことにもなる。しかも、多数のオペ
レーティングシステムは複数のVGAアダプタの接続を許可していない。
【0004】 本発明の課題は、複数のディスプレイを制御する装置あるいはこの装置を備え
たシステムならびに、複数のディスプレイのウィンドウ機能を用いた動作を可能
にする対応する方法を提供することである。
【0005】 この課題は、請求項1記載の装置、請求項15記載のシステムあるいは請求項
16記載の方法により解決される。これによれば、本発明による装置たとえば本
発明によるVGAアダプタは複数のディスプレイを同時に制御し、この装置は画
像データを表示信号に変換して個々のディスプレイに送出し、これによって画像
全体またはその全画像中のウィンドウ、あるいはいっしょに表示すべき仮想の画
像平面の一部分中のウィンドウをディスプレイに生じさせることができる。さら
に本発明による装置は、画像全体の画像データを記憶するビデオメモリと、この
ビデオメモリと接続されたコンバータ回路を有しており、このコンバータ回路は
、ビデオメモリからシーケンシャルにまたはランダムに読み出された画像データ
から、色値または標準値をもつディスプレイ制御用の表示信号を発生させる。さ
らにコンバータ回路と接続されたレジスタ装置が設けられており、このレジスタ
装置は、全画像のうち複数のディスプレイの1つに表示すべき各ウィンドウを表
すウィンドウデータを発生する。その際、コンバータ回路は、全画像のうちそれ
ぞれ表示すべきウィンドウに割り当てられた画像データに対し、レジスタ装置の
ウィンドウデータに依存して色値をもつ表示信号を発生する。さらにこのコンバ
ータ回路は、全画像中の表示すべき個々のウィンドウに割り当てられていない他
のすべての画像データに対し、標準値をもつ表示信号を発生する。
【0006】 本発明による装置の格別な利点は、レジスタ装置を利用することで、ピクセル
の割り当てられたディジタル画像データとしてビデオメモリに格納されている画
像全体のうち任意のウィンドウ部分を、複数のディスプレイのうちの1つに表示
させるためのプログラミング可能なウィンドウ機能が、ウィンドウデータを用い
たレジスタ装置の簡単な割り当てあるいはプログラミングにより実現されること
である。つまり上位の制御ユニットたとえばPCのCPUなどは、対応するディ
スプレイに全画像中からウィンドウを表示させるために、そのウィンドウに割り
当てられたウィンドウデータをレジスタ装置にロードするだけでよい。全画像中
から表示されるウィンドウは、表示されるウィンドウを特徴づけまたは規定しレ
ジスタ装置にロードされているウィンドウデータに依存しているので、適用事例
に応じて様々なウィンドウを個々のディスプレイに同時に表示させることができ
る。ここでウィンドウとは画像全体のうち各々一部分のことであり、このウィン
ドウを画像全体に対応させることもできる。
【0007】 しかも本発明による装置のこのようなプログラミング可能なウィンドウ機能に
よって、高度なフレキシビリティと幅広い適用分野が実現される。その理由は、
種々のディスプレイに表示すべき個々のウィンドウを、対応するウィンドウデー
タをレジスタ装置にロードすることで任意のアプリケーションプログラム側から
規定できるからである。
【0008】 本発明による装置を、同じ形式またはそれぞれ異なる形式の複数のn個のディ
スプレイを制御するために設計することができる。この場合、ディスプレイとし
て、たとえば陰極線管形ディスプレイ(CRTディスプレイ)、LCDディスプ
レイ、プラズマディスプレイ、および類似のディスプレイが対象となる。
【0009】 本発明による装置のコンバータ回路は、n個のディスプレイをダイレクトに制
御するためにn個の表示信号発生装置を有することができ、これらはそれぞれデ
ィスプレイの種類に合わせて設計されており、各ディスプレイをじかに制御する
。たとえば3つのCRTモニタを制御しようという場合には、本発明による装置
のコンバータ回路は表示信号発生装置としてそれ相応に、3つのRAMDACを
有する。これに対したとえばCRTモニタおよびLCDディスプレイを制御しよ
うという場合には、本発明による装置のコンバータ回路は表示信号発生装置とし
てそれ相応に、CRTモニタを制御するためのRAMDACとLCDディスプレ
イを制御するための回路を有する。たとえばアメリカ合衆国特許 5, 491, 496
には、相応の表示信号発生装置を備えた様々なコンバータ回路について記載され
ている。
【0010】 本発明によれば複数のディスプレイを同時に制御するために基本的に、付加的
なレジスタ装置と、制御すべきディスプレイの個数と形式に応じて設計されたコ
ンバータ回路が設けられていればよく、それらの装置はたとえば集積回路として
設計することができるので、本発明による装置または本発明によるVGAアダプ
タを、プリント配線板やコントロール基板にスペースを節約して取り付けること
ができる。
【0011】 レジスタ装置は有利にはnレジスタ長をもち、レジスタの各桁に対しワードご
とにまたは桁ごとに、たとえば上位のプロセッサ装置、ホストまたはパーソナル
コンピュータのCPUによってディジタルウィンドウデータを書き込むことがで
きる。このため、僅かな回数のプログラムステップによりウィンドウをプログラ
ミングすることができる。
【0012】 簡単な事例の場合、レジスタ装置はディスプレイごとに1つのレジスタを有し
ており、そこにおいて1つの画像全体の画像データのいずれがディスプレイに表
示すべきウィンドウに割り当てられているのかが表されている。しかしレジスタ
装置が、ディスプレイのスクリーン上でウィンドウを表示すべき位置のアドレス
データを格納できる付加的なレジスタを有するように構成してもよい。この場合
、ウィンドウにより占有されていないスクリーン上の位置には標準値が書き込ま
れる。さらに、拡大係数の表すために別のレジスタを設けることもできる。これ
により、全画像中の一部分をそれ相応に拡大してディスプレイに表示させること
ができる。
【0013】 本発明による装置または本発明によるVGAアダプタは、本発明によるシステ
ムにおいて使用される。このシステムは複数のディスプレイとプロセッサ装置を
有しており、たとえばバスシステム、CPU、大容量記憶装置、メインメモリ等
を備えたパーソナルコンピュータを有している。上記のプロセッサ装置は、本発
明による装置のビデオメモリに格納される画像データを発生し、表示の目的でこ
の画像データをビデオメモリからシーケンシャルにまたはランダムに読み出す。
さらに本発明によるシステムのプロセッサ装置は、本発明による装置のレジスタ
装置にウィンドウデータをロードする機能を有しており、これは全画像のうちア
プリケーションプログラム側で設定されたウィンドウを本発明によるシステムの
複数のディスプレイのうちの1つに表示させることを目的とする。
【0014】 画像データを複数のディスプレイに同時に表示させる本発明による方法は、本
発明によるシステムにインプリメントされており、以下のステップを有している
【0015】 全画像の画像データを発生させて記憶する。
【0016】 画像全体のうち複数のディスプレイの1つに表示すべきウィンドウ各々を特徴
づけるウィンドウデータを発生させて記憶する。
【0017】 次に、記憶された画像データをディスプレイの種類に依存してシーケンシャル
にまたはランダムに読み出し、それぞれ色値または標準値をもつ表示信号に変換
する。その際、色値をもつ表示信号は、全画像のうち表示すべきウィンドウに割
り当てられた画像データに対しウィンドウデータに依存して発生させ、標準値を
もつ表示信号は、全画像のうち表示すべきウィンドウに割り当てられていない他
のすべての画像データに対して発生させる。
【0018】 従属請求項2から14および16から18には、本発明の有利な実施形態が示
されている。本発明のその他の利点や有利な実施形態ならびに適用事例は、図面
を参照して説明する本発明の2つの実施形態の以下の記述に示されている。
【0019】 図1は、本発明によるシステムの第1の実施形態を示すブロック図である。
【0020】 図2は、本発明によるシステムの図1の実施形態で適用できる表示信号発生装
置のブロック図である。
【0021】 図3は、本発明によるシステムの第2の実施形態を示すブロック図である。
【0022】 図4は、図3のブロック図に示したビデオメモリの個々の領域と種々のディス
プレイとの対応関係を表した図である。
【0023】 図1には、本発明によるシステムの第1の実施形態のブロック図が示されてい
る。このシステムはパーソナルコンピュータをベースとしてプロセッサ装置とし
て構成されており、実質的にCPU10、RAMとして構成されたメインメモリ
12、たとえばハードディスクなどの大容量記憶装置12、本発明による装置で
あるVGAアダプタ18ならびにバス16を有しており、このバスを介して各装
置10,12,14,18は互いに通信することができる。CPU10はたとえ
ばマイクロプロセッサを有しており、これは100MHzでクロック制御されて
いる。大容量記憶装置14には、オペレーティングシステム、ドライバプログラ
ムおよびアプリケーションプログラムが格納されている。バス16は、パーソナ
ルコンピュータにおいて一般的であるようにデータライン、アドレスラインおよ
び制御ラインのすべてを有している。パーソナルコンピュータはさらにたとえば
BIOS、入出力インタフェースおよびその他のユニットも有しており、それ以
外も通常の構造を有している。これらのユニットは一般に公知であり、したがっ
て簡単にするために図1には描かれていない。
【0024】 VGAアダプタ18は入力側でバス16と接続されており、出力側では第1の
ディスプレイ20および第2のディスプレイ22と接続されており、これらのデ
ィスプレイはCRTモニタとして同じ構造で設計されている。VGAアダプタ1
8は、第1のディスプレイ20を制御する第1の表示信号AS1と、第2のディ
スプレイ22を制御する第2の表示信号AS2を発生させる。これらの表示信号
AS1,AS2はそれぞれ、CRTモニタの制御について一般的な仕様をもつR
GB信号である。さらにVGAアダプタ18は垂直同期信号VSYNCHと水平
同期信号HSYNCHを発生させ、これらによってCRTモニタにおける慣用の
垂直偏向および水平偏向が制御される。
【0025】 ディスプレイ20および22のスクリーン上にはたとえば、640行×640
列に対応する640×640の画素またはピクセルを、それぞれ256色で表示
させることができる。
【0026】 VGAアダプタは18は基本的に、RAMとして構成されたビデオメモリ38
と、このビデオメモリ38の読み出し書き込み過程をダイレクトに制御するビデ
オメモリ制御ユニット40と、ビデオメモリ38のためのアドレス制御ユニット
36と、レジスタ装置32と、このレジスタ装置32により制御されるコンバー
タ回路24と、垂直同期信号VSYNCHおよび水平同期信号HSYNCHを発
生させるタイミング回路30と、バスインタフェース34を有しており、このバ
スインタフェースを介してVGAアダプタ18はパーソナルコンピュータのバス
16と接続されている。慣用のVGAアダプタの詳しい構造に関しては、たとえ
ばアメリカ合衆国特許 US 5, 491, 496 で説明されており、この点についてはこ
れを参照文献とする。
【0027】 ビデオメモリ38はビデオメモリ制御ユニット40、コンバータ回路、ならび
にアドレス制御ユニット36と接続されている。CPU10がバスインタフェー
ス34を介してビデオメモリ38に書き込みを行おうとする場合、つまり画像デ
ータをビデオメモリ38に記憶させようとする場合、バスインタフェース34は
ビデオメモリ制御ユニット40にメモリ書き込み信号MENWを送出し、さらに
アドレス信号SAをアドレス制御ユニット36に送出し、アドレス制御ユニット
はそのアドレス信号SAをビデオメモリ38のためのアドレスに変換する。メモ
リ書き込み信号MENWがビデオメモリ制御ユニット40に到来すると、このユ
ニットはビデオメモリ38に対し、供給されたアドレスにおけるデータ信号DS
の画像データ書き込みを許可する。画像データをビデオメモリ38から読み出そ
うというときには、バスインタフェース34はCPU10にコントロールされて
メモリ読み出し信号MEMRをビデオメモリ制御ユニット40へ送出し、それに
応じてこのユニットはビデオメモリ38に対し、コンバータ回路24に到来した
アドレスにある画像データの読み出しを許可する。ビデオメモリ38は、640
×640の画素またはピクセルの画像データつまり第1のディスプレイ20およ
び第2のディスプレイ22のスクリーンに表示可能な画像全体の画像データを記
憶するように設計されている。
【0028】 図1による実施例において前提としているのは、640×640の画素または
ピクセルのうちそれぞれ対応づけられた画素についてビデオメモリ38に格納さ
れている画像データは、ディスプレイ20または22に表示可能な256色の可
能な色のうちの一色にも対応していることである。640×640の画素の画像
データはCPU10により、それ相応の回数の書き込みサイクルにより行と列ご
とにアドレスをインクリメントしながらビデオメモリ38に読み込まれる。ビデ
オメモリ38から画像全体を読み出す場合、画像全体の画像データがやはり行と
列ごとのラスタ走査において、相応に640×640の読み出しサイクルでアド
レスを適切にインクリメントしてビデオメモリ38からシーケンシャルに読み出
される。そして読み出された画像データは、コンバータ回路24により表示信号
AS1,AS2に変換され、ディスプレイ20,22により同様にそれ相応の行
と列のラスタ走査で、タイミング回路30の垂直同期信号VSYNCHと水平同
期信号HSYNCHにより同期合わせされて表示される。
【0029】 レジスタ装置32は16桁のレジスタ33を有しており、レジスタ書き込み信
号IOWがレジスタ装置32に到来したとき、CPUはこのレジスタにウィンド
ウデータと称する特別なデータを書き込むことができる。図1に示されているよ
うにレジスタ装置32は3つの信号を送出し、つまりウィンドウ信号WF1とイ
ネーブル信号REとウィンドウ信号WF2を送出する。
【0030】 コンバータ回路24は、表示信号発生回路として第1のRAMDAC26と第
2のRAMDAC28を有しており、これらは同一の構成を有している。慣用の
RAMDACの構造はアメリカ合衆国特許 US 5,574,478 に記載されており、そ
れを参照されたい。第1のRAMDAC26は入力側でビデオメモリ38および
レジスタ装置32と接続されており、これによってビデオメモリ38からシーケ
ンシャルに読み出されたデータ信号DS中の画像データ、あるいはレジスタ装置
32からのウィンドウ信号WF1およびイネーブル信号REを得ることができる
【0031】 図2には、図1のRAMDAC28の構造が示されている。RAMDAC28
は、RAMとして構成されたメモリ42と論理結合デバイスとしてのANDゲー
ト44と3重のDAC46を有している。その際、ANDゲート44の入力側は
メモリ42の出力側と接続されており、さらにこのゲートにはウィンドウ信号W
F2が供給される。また、DAC46は入力側でANDゲート44と接続されて
おり、出力側において表示信号AS2をRGB信号として発生させる。メモリ4
2の入力側に画像データとともに供給されるデータ信号DSはたとえば8bit
幅であって、ビデオメモリ38内の個々の画像データに割り当てられている25
6色の可能な色値のうちのそれぞれ1つに対応する。メモリ42にイネーブル信
号RE(read enable)が到来すると、メモリ42は供給されるデータ信号DS
に従って18bit幅の色値信号を読み出し、この信号は、レジスタ装置32か
らのウィンドウ信号WF2がANDゲート44にアクティブハイで到来している
とき、ANDゲート44を介してDAC46の入力側へ到達する。ついでDAC
46は適切なディジタルアナログ変換により、18bit幅の色値信号からRG
B信号を表示信号AS2として発生する。これに対し、RAMDACのANDゲ
ート44の入力側にウィンドウ信号WF2が到来していなければ、つまり「0」
が加わっていれば、色値信号はメモリ42からDAC46へは転送されず、AN
Dゲート44の出力側にはゼロ値データ信号が送出される。これは標準値たとえ
ば黒色、帰線消去値あるいはボーダー信号(Border-Signal)に相応し、DAC
46により標準値をもつそれ相応のアナログ表示信号AS2に変換される。
【0032】 次に、本発明による方法についても説明するため、図1および図2に示した本
発明による第1の実施形態の動作について実例を述べる。
【0033】 この場合、図1に示した本発明によるシステムはすでに動作開始されスタート
アップされた状態にあり、ドライバを含むパーソナルコンピュータのオペレーテ
ィングシステムならびに大容量記憶装置14に格納されているアプリケーション
プログラムが実行できるよう、CPU10によりコントロールされてバス16を
介して、メインメモリ12に格納されているものとする。また、CPU10はメ
インメモリ12に格納されているアプリケーションプログラムの実行時にはすで
に、640×640の画像データによって1つの画像つまり画像全体をビデオメ
モリ38に書き込んでいる。そしてアプリケーションプログラムによって、ディ
スプレイ20に全画像が表示されることになる。ディスプレイ22には、やはり
アプリケーションプログラムによって全画像のうち1つのウィンドウまたは一部
分ないしは部分画像が表示されることになる。表示すべきウィンドウはアプリケ
ーションプログラムに従い、640行×640列の大きい全画像のうち行100
〜300の間および列200〜400の間の画素またはピクセルだけを表示する
ことになる。ビデオメモリ38に格納されている画像データは一般に、CPU1
0にコントロールされてピクセル単位で最初の行から開始して行ごとにシーケン
シャルに読み出される。
【0034】 CPU10はまずはじめに、アプリケーションプログラムに従ってディスプレ
イ20に全画像を表示させるのか、あるいは全画像のうち1つのウィンドウを表
示させるのかについてチェックする。第1のディスプレイ20には全画像を表示
させるようにするので、CPUはレジスタ装置32において、ディスプレイ20
にウィンドウデータとして割り当てられたウィンドウフラグを「1」にセットす
る。この場合、ウィンドウ信号WF1がアクティブハイになり、つまり「1」と
なる。第1のディスプレイ20には全画像を表示させるようにするので、このウ
ィンドウフラグは全画像をすべて読み出す間、レジスタ装置32において「1」
にセットされたまま保持される。
【0035】 ついでCPU10は、第2のディスプレイ22においても全画像を表示させる
のか否かをチェックする。アプリケーションプログラムによれば全画像のうち行
100〜200および列200〜400の間のウィンドウだけしか表示させない
ので、CPU10はバスインタフェース34を介して、レジスタ装置32内でウ
ィンドウデータとして第2のディスプレイ22に割り当てられたウィンドウフラ
グを「0」にセットし、これによってウィンドウ信号WF2も「1」となる。次
に、CPU10はレジスタ装置32を介してイネーブル信号REをセットし、そ
の結果、RAMDAC26と28の機能が動作が同時に許可される。
【0036】 その後、CPU10にコントロールされて、行1〜99の画像データがビデオ
メモリ38から周期的にシーケンシャルに読み出され、同時にコンバータ回路2
4のRAMDAC26,28へ供給される。ウィンドウ信号WF1は「1」にセ
ットされているので、RAMDAC26は対応する色値をもつ表示信号AS1を
発生し、全画像の行1〜99がディスプレイ20に表示される。また、RAMD
AC28には「0」のウィンドウ信号WF2が到来するので、RAMDAC28
は全画像の行1〜99について標準値つまり黒値ないしは帰線消去値またはブラ
ンク値をもつ表示信号AS2を発生し、その結果、行1〜99はディスプレイ2
2に表示されないことになる。これにより全画像における行1〜99の情報はた
とえば、ディスプレイ22を見る顧客には現れない。
【0037】 行99が完全に読み出された後、CPU10はまず、ウィンドウが行100に
おいていつ始まるのかをチェックする。ウィンドウは列200のところでようや
く始まるので、CPU10はレジスタ装置32を変更しないまま保持し、行10
0の画像データを列199まで読み出す。この場合、ディスプレイ20には列1
99まで色値をもつ表示信号が表示されるのに対し、第2のディスプレイ22に
は列199まで標準値をもつ表示信号AS2が送出される。
【0038】 ついでCPU10はビデオメモリ38からの画像データの読み出しを停止し、
レジスタ装置32におけるディスプレイ22のためのウィンドウフラグも「1」
にセットする。その結果、ウィンドウ信号WF2が「1」となる。次にCPU1
0は、行100の画像データを列200〜列400までRAMDAC26と28
へ同時に読み出す。今度はウィンドウ信号WF2は「1」であるので、RAMD
AC28は色値をもつ表示信号AS2を発生する。
【0039】 列200〜400の間、行100の画素を読み出して表示した後、CPU10
はメモリ読み出し信号MEMRのキャンセルによりビデオメモリからの画像デー
タの読み出しを停止し、レジスタ装置32における第2のディスプレイ22のた
めのウィンドウフラグを再び「0」にリセットし、このことでウィンドウ信号W
F2もやはり「0」に戻される。なぜならば行100の列401〜640の画素
はもはやアプリケーションプログラムによってまえもって与えられたウィンドウ
内に位置していないからである。ついでCPU10は行100が完全に読み出さ
れるまで、この行の画像データの読み出しを続ける。このとき、ウィンドウ信号
WF2は「0」にセットされているので、RAMDAC28は再び標準値をもつ
表示信号AS2を発生する。
【0040】 次に、行101から200に至るまでCPU10は、ビデオメモリ38から画
像データを読み出すための読み出しステップと、レジスタ装置32における第2
のディスプレイ22のためのウィンドウフラグのセット/リセットステップを、
行100の場合と同様に続け、これは行101〜200もビデオメモリ38から
読み出されてしまうまで行われる。
【0041】 その後、CPU10は行201に達する。行201は完全に、アプリケーショ
ンプログラムによってまえもって定められたウィンドウの外に位置しており、し
たがってディスプレイ22において表示すべき行ではない。レジスタ装置32に
おけるディスプレイ22のためのウィンドウフラグはすでに「0」にセットされ
ており、このためウィンドウ信号WF2もやはり「0」であるので、CPU10
はウィンドウデータすなわちレジスタ装置32におけるウィンドウフラグを変更
せず、行201〜640までの画像データをシーケンシャルに完全に読み出す。
ウィンドウ信号WF2は「0」であるので、RAMDAC28はやはり標準値を
もつ表示信号AS2を発生し、その結果、全画像の行201〜640の画像情報
はディスプレイ22には表示されない。
【0042】 これまで説明してきた実例によれば、本発明によるシステムによりアプリケー
ションプログラムに従ってディスプレイ20には全画像が表示されるのに対し、
ディスプレイ22にはアプリケーションプログラムにより規定された行100〜
200および列200〜400のウィンドウだけしか表示されない。このため、
第1のディスプレイ20を見ているオペレータは画像全体の情報に接することが
できるのに対し、たとえば顧客はディスプレイ22上のウィンドウの情報だけし
か入手できない。
【0043】 第2の実例によればアプリケーションプログラムの要求に従って、第1のディ
スプレイ20においても行1〜50および列100〜300のウィンドウしか表
示されず、他方、第2のディスプレイ22には、全画像のうち行100〜200
および列1〜640のウィンドウが表示されるようにする。この場合、CPU1
0は、対応するウィンドウをディスプレイ20と22に表示させる目的で、ビデ
オメモリ38からの画像データの同様の読み出しステップと、レジスタ装置32
におけるウィンドウフラグの同様のセット/リセットステップを実行する。殊に
CPUは、第1のディスプレイ20のためのウィンドウ内すなわち行1〜50お
よび列100〜300のフィールド内のすべての画素について、第1のディスプ
レイ20に対するウィンドウフラグを「1」にセットし、全画像のうち他の画像
データないしはピクセルに対するウィンドウフラグを「0」にセットする必要が
ある。これにより実際に、アプリケーションプログラムにより規定されたウィン
ドウだけしかディスプレイ20に表示されないようになる。同様にCPU10は
第2のディスプレイ22におけるウィンドウの表示のために、行100〜200
および列1〜640までのフィールド内でレジスタ装置32における対応するウ
ィンドウフラグを「1」にセットする必要があり、他方、行1〜99および行2
01〜640の画素についてはレジスタ装置32における対応のウィンドウフラ
グを、第2のディスプレイ22に規定のウィンドウしか表示されないよう「0」
にセットしなければならない。
【0044】 図3には、本発明によるシステムの第2の実施形態のブロック図が示されてい
る。このシステムは図1で示したシステムと同様、プロセッサ装置としてパーソ
ナルコンピュータをベースとして設計されており、基本的にCPU10、メイン
メモリ12、大容量記憶装置14ならびにバス16を有している。しかし本発明
によるシステムの第2の実施形態は、本発明による装置として別のVGAアダプ
タ118を装備している。装置10,12,14,118は、バス16を介して
相互に通信を行う。
【0045】 この別のVGAアダプタ118は入力側でバス16と、出力側で第3のディス
プレイ120および第4のディスプレイ122と接続されている。これらのディ
スプレイは、同等の構造または異なる構造をもつLCDディスプレイとして構成
することができる。VGAアダプタ118はコンバータ回路124において、第
3のディスプレイ120を制御する第3の表示信号AS10と、第4のディスプ
レイ122を制御する第4の表示信号AS20を発生する。表示信号AS10,
AS20はそれぞれデータ信号、クロック信号、ならびにLCDディスプレイの
制御に関して一般的な仕様をもつコントロール信号を有している。
【0046】 第3のディスプレイ120のスクリーン上にはたとえば480行×640列に
対応する640×480個の画素またはピクセルを、また、第4のディスプレイ
122のスクリーンにはたとえば240行×320列に対応する320×240
個の画素を、それぞれ256色のうちの1色をもたせて表示させることができる
【0047】 別のVGAアダプタ118は基本的に、RAMとして構成されたビデオメモリ
138と、このビデオメモリ138の読み出し書き込み過程をダイレクトに制御
するビデオメモリ制御ユニット140と、ビデオメモリ138のためのアドレス
制御ユニット136と、レジスタ装置132と、既述のコンバータ回路124と
、さらにバスインタフェース134を有しており、このバスインタフェースを介
して別のVGAアダプタ118はパーソナルコンピュータのバス16と接続され
ている。慣用のVGAアダプタの詳しい構造については、たとえばアメリカ合衆
国特許 US 5,491,496 で説明されており、それを参照されたい。
【0048】 ビデオメモリ138は、ビデオメモリ制御ユニット140、コンバータ回路1
24、およびアドレス制御ユニット136と接続されている。CPU10がバス
インタフェース134を介してビデオメモリ138に書き込みを行おうとする場
合、つまりビデオメモリ138に画像データを記憶させようとする場合、バスイ
ンタフェース134はビデオ制御ユニット140にメモリ書き込み信号MEMW
′を送出し、さらにアドレス制御ユニット136にアドレス信号SA′を送出す
る。そしてアドレス制御ユニット136はこのアドレス信号SA′を、ビデオメ
モリ138のためのアドレスに変換する。メモリ書き込み信号MEMW′がビデ
オメモリ制御ユニット140に加わると、このユニットはビデオメモリ138に
対し、供給されたアドレスにおけるデータ信号DS′の画像データの書き込みを
許可する。画像データをビデオメモリ138から読み出そうとする場合、バスイ
ンタフェース134はCPU10に制御されて、メモリ読み出し信号MEMR′
をビデオメモリ制御ユニット140へ送出し、それに応じてこのユニットは、供
給されたアドレスにおける画像データのコンバータ回路124への読み出しを許
可する。このためビデオメモリ138は、640×480の画素ないしはピクセ
ルに対する画像データ、つまり第3のディスプレイ120および第4のディスプ
レイ122のスクリーンに表示可能な画像全体に対する画像データを記憶するよ
うに構成されている。
【0049】 図3による実施例において前提とするのは、640×480個の画素またはピ
クセルのうちそれぞれ割り当てられた画素についてビデオメモリ138に格納さ
れている画像データは、ディスプレイ120または122において表示可能な2
56色のうちのそれぞれ1色にも対応していることである。640×480の画
素の画像データは、CPU10によりそれ相応の書き込みサイクルを介して行お
よび列ごとにアドレスをインクリメントしながら、ビデオメモリ138に読み込
まれる。ビデオメモリ138から画像情報を読み出すときには、必要な画像デー
タがレジスタ装置132において設定されたウィンドウに従って、ビデオメモリ
38からランダムに読み出される。ついで、読み出された画像データはコンバー
タ回路124において表示信号AS10およびAS20に変換され、表示装置1
20,122により適切な行および列のラスタ走査によって表示される。
【0050】 レジスタ装置132は表示すべきウィンドウごとに3つのレジスタ133,1
33′,133″を有しており、レジスタ書き込み信号IOW′がレジスタ装置
132に加わると、CPU10はこれらのレジスタ内に、あとで説明する一般に
ウィンドウデータと称する情報を書き込むことができる。第1のレジスタ133
にはピクセルのビデオメモリアドレスが格納され、これはディスプレイ120ま
たは122の一方において表示すべきウィンドウの左下のピクセルに対応する。
第2のレジスタ133′には、第1のレジスタ133で規定されたピクセルを再
生すべきディスプレイ120または122の位置のアドレスが書き込まれる。さ
らに第3のレジスタ133″には拡大係数SFが格納され、これはビデオメモリ
138から読み出されたウィンドウを、どのような拡大スケールでディスプレイ
120または122に表示すべきかを指定する。
【0051】 レジスタ装置132の入力側にレジスタ読み出し信号IOR′が加わったとき
、レジスタ装置132のデータ内容をその出力側から取り出すことができる。図
3に示されているように、コンバータ回路124はRD信号を介してレジスタ装
置132のデータDS2をアクセスすることができる。これらのデータは、ディ
スプレイ120,122のいずれへ画像データを供給すべきであるのかに関する
情報も含んでいる。
【0052】 コンバータ回路124は表示信号発生回路としてLCD制御回路126と第2
の制御回路128を有しており、これらは同一の構成である。コンバータ回路1
24は入力側でビデオメモリ138と接続されており、これはデータ信号DS4
を介して画像データをランダムにアクセスすることができる。
【0053】 次に図4を参照しながら、図3に示した本発明の第2の実施形態ならびにその
動作方法を実例として説明する。
【0054】 ここで前提とするのは、図3に示した本発明によるシステムはすでに動作開始
されスタートアップされた状態にあり、ドライバを含むパーソナルコンピュータ
のオペレーティングシステムならびに大容量記憶装置14に格納されているアプ
リケーションプログラムが実行できるよう、CPU10によりコントロールされ
てバス16を介して、メインメモリ12に格納されているものとする。また、C
PU10は、メインメモリ12に格納されているアプリケーションプログラムの
実行にあたりすでに、640×480個の画像データにより1つの画像をビデオ
メモリ138に書き込んでおり、つまり全画像を書き込んでいる。この場合、第
3のディスプレイ120は640×480個の画素をもつVGA LCDディス
プレイであり、第4のディスプレイ122は320×240の画素をもつ 1/4V
GA LCDディスプレイである。第3のディスプレイ120には、アプリケー
ションプログラムに従って全画像を表示させる。また、第4のディスプレイ12
2には、アプリケーションプログラムに従って全画像のうち2つのウィンドウま
たは2つの部分つまり部分画像W1,W2が表示される。
【0055】 ウィンドウW1はアプリケーションプログラムに従って、640行×480列
の大きさの全画像のうち、行100〜220および列50〜370までの画素ま
たはピクセルだけを表示し、このウィンドウはディスプレイ122の上半部12
2′に再生される。
【0056】 ウィンドウW2はアプリケーションプログラムに従って、640行×480列
の大きさの全画像のうち、行350〜410および列350〜510の画素また
はピクセルだけを表示し、このウィンドウは表示装置122の下半分122′に
再生される。この目的でCPU10により、バスインタフェース134を介して
対応する情報SF=2がレジスタ133″に書き込まれる。ウィンドウW2の表
示にあたり、ビデオメモリ138から読み出された画素がコンバータ回路124
により行および列ごとに2倍にされる。
【0057】 コンバータ回路124から両方のディスプレイ120,122へ、必要な制御
情報、クロックならびにデータ情報が供給される。コンバータ回路124はビデ
オメモリ138に対しランダムなアクセスを行うので、ディスプレイ120,1
22に対し必要な画像データをいつでも供給することができる。
【0058】 次に、第4のディスプレイ122の制御について説明する。ここで前提とする
のは、コンバータ回路124はその制御シーケンスの点で、ディスプレイ122
に表示すべき最初の画像の行に対する画像データを引き渡さなければならない時
点にあることである。
【0059】 コンバータ回路124へはレジスタ装置132から、両方のウィンドウW1,
W2のために設定されたウィンドウデータが引き渡される。レジスタ133,1
33′に書き込まれたデータによってコンバータ回路124に対し、どの画像デ
ータをディスプレイ122の上半部122′に表示させ、どの画像データをその
下半部122″に表示させるべきであるのかが通知される。ついでコンバータ回
路124は、ビデオメモリ138に格納されている行100の列370〜列50
までの画像データの画像情報をシーケンシャルに読み出し、それらのデータをバ
イトごとにディスプレイ122へ転送する。1つの画像行の画像データはビデオ
メモリ138から、後ろから前へと読み出される。なぜならば、行を構成する際
にこの順序でディスプレイ122に引き渡す必要があるからである。LCDディ
スプレイは周知のように行ごとに組織されたシフトレジスタのように構成されて
おり、つまり行構成の開始にあたり引き渡されたピクセルデータは、ディスプレ
イの右端に再生される。最初の画像行のすべてのデータが引き渡されると、周知
のように制御クロックCL20によってディスプレイが123番目の行に切り替
えられる。コンバータ回路124は、ビデオメモリ138に格納されている行1
01の列370〜列50までの画像データの画像情報を読み出し、それらのデー
タをバイトごとにディスプレイ122に転送する。この過程は行120まで続け
られる。120番目の行のすべてのデータが引き渡されてしまうと、クロック信
号CL20によりディスプレイが121番目の行に切り替えられる。
【0060】 ついでコンバータ回路124は、ビデオメモリ138に格納されている行35
0の列510〜列350までの画像データをシーケンシャルに読み出し、それら
のデータをバイトごとにディスプレイ122に転送する。この場合、拡大係数S
Fが2に設定されているので、データはそれぞれ2回伝送され、これによって画
像は水平方向において2倍のサイズで表示されるようになる。第2のウィンドW
2の最初の行に対応する122番目の行のデータがすべて引き渡されてしまうと
、ディスプレイはクロック信号CL20により2番目の行に切り替えられる。そ
してコンバータ回路124はもう1度、ビデオメモリ138に格納されている行
350の列510〜列350までの画像データの画像情報をシーケンシャルに読
み出し、それらのデータをバイトごとディスプレイ122へ伝送する。この行は
2回伝送され、これにより再生すべきウィンドウを垂直方向でも2倍のサイズに
することができる。この過程は行240まで続けられる。240番目の行におけ
るすべてのデータが伝送されてしまうと、ディスプレイはクロック信号CL20
により再び1番目の行に切り替えられる。
【0061】 第3のディスプレイ120の制御は以下のようにして行われる。ここで前提と
するのは、コンバータ回路124はその制御シーケンスの点で、ディスプレイ1
20に表示すべき最初の画像の行に対する画像データを引き渡さなければならな
い時点にあることである。
【0062】 コンバータ回路124はレジスタ装置132から、ビデオメモリ138のすべ
ての内容を読み出す。その理由は、レジスタ133,133′内にセットされて
いるデータから、ビデオメモリ138のすべての画像内容を第3のディスプレイ
120に表示させるべきであることがわかっているからである。このためコンバ
ータ回路24は、ビデオメモリ138に格納されている行1の画像データの画像
情報を、列640から始めて列1までシーケンシャルに読み出し、それらのデー
タをバイトごとに第3のディスプレイ120に引き渡す。1番目の行におけるす
べてのデータが引き渡されてしまうと、周知のようにクロック信号CL10によ
りディスプレイが2番目の行に切り替えられる。同じようにして、残りの行の画
像データも読み出される。480番目の行のすべてのデータがデータが引き渡さ
れてしまうと、クロック信号CL10により最初の行に戻される。
【0063】 これまで述べてきた実例で示してきたように、本発明によるシステムによれば
、複数のディスプレイを同時に制御でき、個々のディスプレイにおいてそれぞれ
アプリケーションプログラムに依存して、画像全体のうち任意に規定されたウィ
ンドウを表示させることができ、これによりプログラミング可能なウィンドウ機
能が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるシステムの第1の実施形態を示すブロック図である。
【図2】 本発明によるシステムの図1の実施形態で適用できる表示信号発生装置のブロ
ック図である。
【図3】 本発明によるシステムの第2の実施形態を示すブロック図である。
【図4】 図3のブロック図に示したビデオメモリの個々の領域と種々のディスプレイと
の対応関係を表した図である。
【符号の説明】
10 CPU 12 メインメモリ 14 大容量記憶装置 16 バス 18,118 VGAアダプタ 20,22 120,122 ディスプレイ 24,124 コンバータ回路 26,28 RAMDAC 126,128 LCD制御装置 30 タイミング回路 32,132 レジスタ装置 33,133 レジスタ 34,134 バスインタフェース 36,136 アドレス制御ユニット 38,138 ビデオメモリ 40,140 ビデオメモリ制御ユニット 42 メモリ 44 ANDゲート 46 DAC DS,DS′,DS2,DS4 データ信号 MEMW,MEMW′ メモリ書き込み信号 MEMR,MEMR′ メモリ読み出し信号 SA,SA′ アドレス信号 SF 拡大係数 IOR,IOR′ レジスタ読み出し信号 IOW,IOW′ レジスタ書き込み信号 VSYNCH 垂直同期信号 HSYNCH 水平同期信号 AS1,AS2 AS10,AS20 表示信号 RE イネーブル信号 W,W2 ウィンドウ WF1,WF2 ウィンドウ信号
【手続補正書】
【提出日】平成12年3月17日(2000.3.17)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 複数のディスプレイを制御する装置、該装置を有するシステム
、ならびにそのための方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、複数のディスプレイを制御する装置たとえばVGAアダプタ、この
装置を適用可能なシステム、ならびに複数のディスプレイを制御する方法に関す
る。
【0002】 ディスプレイまたはモニタは、コンピュータシステムにおいて一般にモニタイ
ンタフェースにおいて駆動され、それによって制御される。PCコンピュータシ
ステムでは、たとえばVGA規格に従って動作するモニタインタフェースを使用
することができ、これは専用のスクリーンコントロールユニットたとえばVGA
コントローラまたはVGAアダプタによって得られる。この場合、PCのオペレ
ーティングシステムは一般に、VGAアダプタを制御するための対応のドライバ
プログラムを有しており、個々のPCにインストールされているアプリケーショ
ンプログラムはグラフィックやテキストの表示が必要なとき、このドライバプロ
グラムにアクセスし、これによってVGAアダプタの制御を受けてディスプレイ
ユニットに相応の画像を表示させることができる。
【0003】 さて、1台のコンピュータにおいて複数の表示ユニットやディスプレイの動作
が必要とされる適用事例が存在する。一般に複数のディスプレイが必要となるの
は、複数の人々がデータの捕捉や処理プロセスを監視するとき、あるいはそれぞ
れ異なる人に対し、1つの全体画像に関する所定の全体情報のうちそれぞれ一部
分だけしか表示させないようにするときである。複数のディスプレイによる典型
的な適用事例はたとえばキャッシュレジスタやPOS端末などにおいて行われ、
これらは少なくともオペレータ用のディスプレイと顧客用のディスプレイを装備
している。オペレータには第1のモニタにおいてたとえば全画像が表示されるの
に対し、顧客にはその方向に向けられた別の表示装置上に部分画像だけしか表示
されず、つまり全画像からトリミングされたウィンドウだけしか表示されない。
しかもコンピュータシステムには、宣伝または一般的な情報を再生するための特
別なアニメーションスクリーンや、次の顧客の予約番号表示用の数値表示ユニッ
トを設けることも可能であって、やはりそのような情報をオペレータに表示され
る全画像のうちの1つのウィンドウとすることができる。さて、コンピュータシ
ステムの各ディスプレイユニットが固有のインタフェースつまりたとえば固有の
VGAアダプタを介して制御される場合には、個々のスクリーン制御ユニットの
個数に応じてその収容のためにかなり大きなスペースが必要とされる。しかも、
複数のスクリーン制御ユニットを使用するということは、それ相応に大きなコス
トがかかることを意味する。また、複数の独立したスクリーン制御ユニットの管
理または制御によって、時間的にクリティカルな問題も生じるし、あるいはプロ
セッサの能力が不所望に多く使われてしまうことにもなる。しかも、多数のオペ
レーティングシステムは複数のVGAアダプタの接続を許可していない。
【0004】 アメリカ合衆国特許US5488385Aによれば、2つのディスプレイを同時に制御す
るための専用のVGAアダプタを備えた装置がすでに提案されており、これらの
ディスプレイ上でそれぞれ他方のディスプレイとは無関係な全画像を表示させる
ことができる。この装置は、2つの全画像の画像データをワードごとにインタリ
ーブさせて記憶するビデオメモリと、このビデオメモリと接続されてたコンバー
タ回路を有しており、このコンバータ回路はビデオメモリからシーケンシャルに
読み出された画像データから、各ディスプレイを制御する表示信号を形成する。
この場合、部分画像の表示は行われていない。
【0005】 アメリカ合衆国特許US5500654Aにより公知のVGAコントローラによれば、た
とえば640×480の画素のビデオウィンドウを、それよりも大きな表示面積
たとえば1024×768の画素をもつ単一のディスプレイのスクリーンにおい
て、任意の場所に表示させることができる。その際、ビデオウィンドウの画像デ
ータはビデオメモリに格納されている。また、各ビデオウィンドウには、第1の
画素のための開始アドレスとウィンドウのサイズが割り当てられている。
【0006】 本発明の課題は、複数のディスプレイを制御する装置あるいはこの装置を備え
たシステムならびに、複数のディスプレイのウィンドウ機能を用いた動作を可能
にする対応する方法を提供することである。
【0007】 この課題は、請求項1記載の装置、請求項13記載のシステムあるいは請求項
14記載の方法により解決される。これによれば、本発明による装置たとえば本
発明によるVGAアダプタは複数のディスプレイを同時に制御し、この装置は画
像データを表示信号に変換して個々のディスプレイに送出し、これによって画像
全体またはその全画像中のウィンドウ、あるいはいっしょに表示すべき仮想の画
像平面の一部分中のウィンドウをディスプレイに生じさせることができる。さら
に本発明による装置は、画像全体の画像データを記憶するビデオメモリと、この
ビデオメモリと接続されたコンバータ回路を有しており、このコンバータ回路は
、ビデオメモリからシーケンシャルにまたはランダムに読み出された画像データ
から、色値または標準値をもつディスプレイ制御用の表示信号を発生させる。さ
らにコンバータ回路と接続されたレジスタ装置が設けられており、このレジスタ
装置は、全画像のうち複数のディスプレイの1つに表示すべき各ウィンドウを表
すウィンドウデータを発生する。レジスタ装置は複数のレジスタセットをもつレ
ジスタを有しており、これらのレジスタセットはn個のディスプレイのうちの1
つにそれぞれ割り当てられている。また、レジスタ装置はそれぞれ制御すべきデ
ィスプレイごとに、拡大係数を格納するための第3のレジスタを有しており、こ
の拡大係数はディスプレイにウィンドウを表示させるべきサイズに対する尺度で
ある。この場合、コンバータ回路は、全画像のうちそれぞれ表示すべきウィンド
ウに割り当てられた画像データに対し、レジスタ装置のウィンドウデータに依存
して色値をもつ表示信号を発生する。さらにこのコンバータ回路は、全画像中の
表示すべき個々のウィンドウに割り当てられていない他のすべての画像データに
対し、標準値をもつ表示信号を発生する。
【0008】 本発明による装置の格別な利点は、レジスタ装置を利用することで、ピクセル
の割り当てられたディジタル画像データとしてビデオメモリに格納されている画
像全体のうち任意のウィンドウ部分を、複数のディスプレイのうちの1つに表示
させるためのプログラミング可能なウィンドウ機能が、ウィンドウデータを用い
たレジスタ装置の簡単な割り当てあるいはプログラミングにより実現されること
である。つまり上位の制御ユニットたとえばPCのCPUなどは、対応するディ
スプレイに全画像中からウィンドウを表示させるために、そのウィンドウに割り
当てられたウィンドウデータをレジスタ装置にロードするだけでよい。全画像中
から表示されるウィンドウは、表示されるウィンドウを特徴づけまたは規定しレ
ジスタ装置にロードされているウィンドウデータに依存しているので、適用事例
に応じて様々なウィンドウを個々のディスプレイに同時に表示させることができ
る。ここでウィンドウとは画像全体のうち各々一部分のことであり、このウィン
ドウを画像全体に対応させることもできる。
【0009】 しかも本発明による装置のこのようなプログラミング可能なウィンドウ機能に
よって、高度なフレキシビリティと幅広い適用分野が実現される。その理由は、
種々のディスプレイに表示すべき個々のウィンドウを、対応するウィンドウデー
タをレジスタ装置にロードすることで任意のアプリケーションプログラム側から
規定できるからである。
【0010】 本発明による装置を、同じ形式またはそれぞれ異なる形式の複数のn個のディ
スプレイを制御するために設計することができる。この場合、ディスプレイとし
て、たとえば陰極線管形ディスプレイ(CRTディスプレイ)、LCDディスプ
レイ、プラズマディスプレイ、および類似のディスプレイが対象となる。
【0011】 本発明による装置のコンバータ回路は、n個のディスプレイをダイレクトに制
御するためにn個の表示信号発生装置を有することができ、これらはそれぞれデ
ィスプレイの種類に合わせて設計されており、各ディスプレイをじかに制御する
。たとえば3つのCRTモニタを制御しようという場合には、本発明による装置
のコンバータ回路は表示信号発生装置としてそれ相応に、3つのRAMDACを
有する。これに対したとえばCRTモニタおよびLCDディスプレイを制御しよ
うという場合には、本発明による装置のコンバータ回路は表示信号発生装置とし
てそれ相応に、CRTモニタを制御するためのRAMDACとLCDディスプレ
イを制御するための回路を有する。たとえばアメリカ合衆国特許5,491,496には
、相応の表示信号発生装置を備えた様々なコンバータ回路について記載されてい
る。
【0012】 本発明によれば複数のディスプレイを同時に制御するために基本的に、付加的
なレジスタ装置と、制御すべきディスプレイの個数と形式に応じて設計されたコ
ンバータ回路が設けられていればよく、それらの装置はたとえば集積回路として
設計することができるので、本発明による装置または本発明によるVGAアダプ
タを、プリント配線板やコントロール基板にスペースを節約して取り付けること
ができる。
【0013】 レジスタ装置は有利にはnレジスタ長をもち、レジスタの各桁に対しワードご
とにまたは桁ごとに、たとえば上位のプロセッサ装置、ホストまたはパーソナル
コンピュータのCPUによってディジタルウィンドウデータを書き込むことがで
きる。このため、僅かな回数のプログラムステップによりウィンドウをプログラ
ミングすることができる。
【0014】 レジスタ装置はディスプレイごとに1つのレジスタを有しており、そこにおい
て1つの画像全体の画像データのいずれがディスプレイに表示すべきウィンドウ
に割り当てられているのかが表されている。また、ディスプレイのスクリーン上
でウィンドウを表示すべき位置のアドレスデータを格納するために、付加的なレ
ジスタが用いられる。この場合、ウィンドウにより占有されていないスクリーン
上の位置には標準値が書き込まれる。さらに、拡大係数の表すために別のレジス
タが設けられている。これにより、全画像中の一部分をそれ相応に拡大してディ
スプレイに表示させることができる。
【0015】 本発明による装置または本発明によるVGAアダプタは、本発明によるシステ
ムにおいて使用される。このシステムは複数のディスプレイとプロセッサ装置を
有しており、たとえばバスシステム、CPU、大容量記憶装置、メインメモリ等
を備えたパーソナルコンピュータを有している。上記のプロセッサ装置は、本発
明による装置のビデオメモリに格納される画像データを発生し、表示の目的でこ
の画像データをビデオメモリからシーケンシャルにまたはランダムに読み出す。
さらに本発明によるシステムのプロセッサ装置は、本発明による装置のレジスタ
装置にウィンドウデータをロードする機能を有しており、これは全画像のうちア
プリケーションプログラム側で設定されたウィンドウを本発明によるシステムの
複数のディスプレイのうちの1つに表示させることを目的とする。
【0016】 画像データを複数のディスプレイに同時に表示させる本発明による方法は、本
発明によるシステムにインプリメントされており、以下のステップを有している
【0017】 全画像の画像データを発生させて記憶する。
【0018】 画像全体のうち複数のディスプレイの1つに表示すべきウィンドウ各々を特徴
づけるウィンドウデータを発生させて記憶する。
【0019】 次に、記憶された画像データをディスプレイの種類に依存してシーケンシャル
にまたはランダムに読み出し、それぞれ色値または標準値をもつ表示信号に変換
する。その際、色値をもつ表示信号は、全画像のうち表示すべきウィンドウに割
り当てられた画像データに対しウィンドウデータに依存して発生させ、標準値を
もつ表示信号は、全画像のうち表示すべきウィンドウに割り当てられていない他
のすべての画像データに対して発生させる。
【0020】 従属請求項2から12および15には、本発明の有利な実施形態が示されてい
る。本発明のその他の利点や有利な実施形態ならびに適用事例は、図面を参照し
て説明する本発明の2つの実施形態の以下の記述に示されている。
【0021】 図1は、本発明によるシステムの第1の実施形態を示すブロック図である。
【0022】 図2は、本発明によるシステムの図1の実施形態で適用できる表示信号発生装
置のブロック図である。
【0023】 図3は、本発明によるシステムの第2の実施形態を示すブロック図である。
【0024】 図4は、図3のブロック図に示したビデオメモリの個々の領域と種々のディス
プレイとの対応関係を表した図である
【0025】 図1には、本発明によるシステムの第1の実施形態のブロック図が示されてい
る。このシステムはパーソナルコンピュータをベースとしてプロセッサ装置とし
て構成されており、実質的にCPU10、RAMとして構成されたメインメモリ
12、たとえばハードディスクなどの大容量記憶装置12、本発明による装置で
あるVGAアダプタ18ならびにバス16を有しており、このバスを介して各装
置10,12,14,18は互いに通信することができる。CPU10はたとえ
ばマイクロプロセッサを有しており、これは100MHzでクロック制御されて
いる。大容量記憶装置14には、オペレーティングシステム、ドライバプログラ
ムおよびアプリケーションプログラムが格納されている。バス16は、パーソナ
ルコンピュータにおいて一般的であるようにデータライン、アドレスラインおよ
び制御ラインのすべてを有している。パーソナルコンピュータはさらにたとえば
BIOS、入出力インタフェースおよびその他のユニットも有しており、それ以
外も通常の構造を有している。これらのユニットは一般に公知であり、したがっ
て簡単にするために図1には描かれていない。
【0026】 VGAアダプタ18は入力側でバス16と接続されており、出力側では第1の
ディスプレイ20および第2のディスプレイ22と接続されており、これらのデ
ィスプレイはCRTモニタとして同じ構造で設計されている。VGAアダプタ1
8は、第1のディスプレイ20を制御する第1の表示信号AS1と、第2のディ
スプレイ22を制御する第2の表示信号AS2を発生させる。これらの表示信号
AS1,AS2はそれぞれ、CRTモニタの制御について一般的な仕様をもつR
GB信号である。さらにVGAアダプタ18は垂直同期信号VSYNCHと水平
同期信号HSYNCHを発生させ、これらによってCRTモニタにおける慣用の
垂直偏向および水平偏向が制御される。
【0027】 ディスプレイ20および22のスクリーン上にはたとえば、640行×640
列に対応する640×640の画素またはピクセルを、それぞれ256色で表示
させることができる。
【0028】 VGAアダプタは18は基本的に、RAMとして構成されたビデオメモリ38
と、このビデオメモリ38の読み出し書き込み過程をダイレクトに制御するビデ
オメモリ制御ユニット40と、ビデオメモリ38のためのアドレス制御ユニット
36と、レジスタ装置32と、このレジスタ装置32により制御されるコンバー
タ回路24と、垂直同期信号VSYNCHおよび水平同期信号HSYNCHを発
生させるタイミング回路30と、バスインタフェース34を有しており、このバ
スインタフェースを介してVGAアダプタ18はパーソナルコンピュータのバス
16と接続されている。慣用のVGAアダプタの詳しい構造に関しては、たとえ
ばアメリカ合衆国特許US5,491,496で説明されており、この点についてはこれを
参照文献とする。
【0029】 ビデオメモリ38はビデオメモリ制御ユニット40、コンバータ回路、ならび
にアドレス制御ユニット36と接続されている。CPU10がバスインタフェー
ス34を介してビデオメモリ38に書き込みを行おうとする場合、つまり画像デ
ータをビデオメモリ38に記憶させようとする場合、バスインタフェース34は
ビデオメモリ制御ユニット40にメモリ書き込み信号MENWを送出し、さらに
アドレス信号SAをアドレス制御ユニット36に送出し、アドレス制御ユニット
はそのアドレス信号SAをビデオメモリ38のためのアドレスに変換する。メモ
リ書き込み信号MENWがビデオメモリ制御ユニット40に到来すると、このユ
ニットはビデオメモリ38に対し、供給されたアドレスにおけるデータ信号DS
の画像データ書き込みを許可する。画像データをビデオメモリ38から読み出そ
うというときには、バスインタフェース34はCPU10にコントロールされて
メモリ読み出し信号MEMRをビデオメモリ制御ユニット40へ送出し、それに
応じてこのユニットはビデオメモリ38に対し、コンバータ回路24に到来した
アドレスにある画像データの読み出しを許可する。ビデオメモリ38は、640
×640の画素またはピクセルの画像データつまり第1のディスプレイ20およ
び第2のディスプレイ22のスクリーンに表示可能な画像全体の画像データを記
憶するように設計されている。
【0030】 図1による実施例において前提としているのは、640×640の画素または
ピクセルのうちそれぞれ対応づけられた画素についてビデオメモリ38に格納さ
れている画像データは、ディスプレイ20または22に表示可能な256色の可
能な色のうちの一色にも対応していることである。640×640の画素の画像
データはCPU10により、それ相応の回数の書き込みサイクルにより行と列ご
とにアドレスをインクリメントしながらビデオメモリ38に読み込まれる。ビデ
オメモリ38から画像全体を読み出す場合、画像全体の画像データがやはり行と
列ごとのラスタ走査において、相応に640×640の読み出しサイクルでアド
レスを適切にインクリメントしてビデオメモリ38からシーケンシャルに読み出
される。そして読み出された画像データは、コンバータ回路24により表示信号
AS1,AS2に変換され、ディスプレイ20,22により同様にそれ相応の行
と列のラスタ走査で、タイミング回路30の垂直同期信号VSYNCHと水平同
期信号HSYNCHにより同期合わせされて表示される。
【0031】 レジスタ装置32は16桁のレジスタ33を有しており、レジスタ書き込み信
号IOWがレジスタ装置32に到来したとき、CPUはこのレジスタにウィンド
ウデータと称する特別なデータを書き込むことができる。図1に示されているよ
うにレジスタ装置32は3つの信号を送出し、つまりウィンドウ信号WF1とイ
ネーブル信号REとウィンドウ信号WF2を送出する。
【0032】 コンバータ回路24は、表示信号発生回路として第1のRAMDAC26と第
2のRAMDAC28を有しており、これらは同一の構成を有している。慣用の
RAMDACの構造はアメリカ合衆国特許US5,574,478に記載されており、それ
を参照されたい。第1のRAMDAC26は入力側でビデオメモリ38およびレ
ジスタ装置32と接続されており、これによってビデオメモリ38からシーケン
シャルに読み出されたデータ信号DS中の画像データ、あるいはレジスタ装置3
2からのウィンドウ信号WF1およびイネーブル信号REを得ることができる。
【0033】 図2には、図1のRAMDAC28の構造が示されている。RAMDAC28
は、RAMとして構成されたメモリ42と論理結合デバイスとしてのANDゲー
ト44と3重のDAC46を有している。その際、ANDゲート44の入力側は
メモリ42の出力側と接続されており、さらにこのゲートにはウィンドウ信号W
F2が供給される。また、DAC46は入力側でANDゲート44と接続されて
おり、出力側において表示信号AS2をRGB信号として発生させる。メモリ4
2の入力側に画像データとともに供給されるデータ信号DSはたとえば8bit
幅であって、ビデオメモリ38内の個々の画像データに割り当てられている25
6色の可能な色値のうちのそれぞれ1つに対応する。メモリ42にイネーブル信
号RE(readenable)が到来すると、メモリ42は供給されるデータ信号DSに
従って18bit幅の色値信号を読み出し、この信号は、レジスタ装置32から
のウィンドウ信号WF2がANDゲート44にアクティブハイで到来していると
き、ANDゲート44を介してDAC46の入力側へ到達する。ついでDAC4
6は適切なディジタルアナログ変換により、18bit幅の色値信号からRGB
信号を表示信号AS2として発生する。これに対し、RAMDACのANDゲー
ト44の入力側にウィンドウ信号WF2が到来していなければ、つまり「0」が
加わっていれば、色値信号はメモリ42からDAC46へは転送されず、AND
ゲート44の出力側にはゼロ値データ信号が送出される。これは標準値たとえば
黒色、帰線消去値あるいはボーダー信号(Border-Signal)に相応し、DAC4
6により標準値をもつそれ相応のアナログ表示信号AS2に変換される。
【0034】 次に、本発明による方法についても説明するため、図1および図2に示した本
発明による第1の実施形態の動作について実例を述べる。
【0035】 この場合、図1に示した本発明によるシステムはすでに動作開始されスタート
アップされた状態にあり、ドライバを含むパーソナルコンピュータのオペレーテ
ィングシステムならびに大容量記憶装置14に格納されているアプリケーション
プログラムが実行できるよう、CPU10によりコントロールされてバス16を
介して、メインメモリ12に格納されているものとする。また、CPU10はメ
インメモリ12に格納されているアプリケーションプログラムの実行時にはすで
に、640×640の画像データによって1つの画像つまり画像全体をビデオメ
モリ38に書き込んでいる。そしてアプリケーションプログラムによって、ディ
スプレイ20に全画像が表示されることになる。ディスプレイ22には、やはり
アプリケーションプログラムによって全画像のうち1つのウィンドウまたは一部
分ないしは部分画像が表示されることになる。表示すべきウィンドウはアプリケ
ーションプログラムに従い、640行×640列の大きい全画像のうち行100
〜300の間および列200〜400の間の画素またはピクセルだけを表示する
ことになる。ビデオメモリ38に格納されている画像データは一般に、CPU1
0にコントロールされてピクセル単位で最初の行から開始して行ごとにシーケン
シャルに読み出される。
【0036】 CPU10はまずはじめに、アプリケーションプログラムに従ってディスプレ
イ20に全画像を表示させるのか、あるいは全画像のうち1つのウィンドウを表
示させるのかについてチェックする。第1のディスプレイ20には全画像を表示
させるようにするので、CPUはレジスタ装置32において、ディスプレイ20
にウィンドウデータとして割り当てられたウィンドウフラグを「1」にセットす
る。この場合、ウィンドウ信号WF1がアクティブハイになり、つまり「1」と
なる。第1のディスプレイ20には全画像を表示させるようにするので、このウ
ィンドウフラグは全画像をすべて読み出す間、レジスタ装置32において「1」
にセットされたまま保持される。
【0037】 ついでCPU10は、第2のディスプレイ22においても全画像を表示させる
のか否かをチェックする。アプリケーションプログラムによれば全画像のうち行
100〜200および列200〜400の間のウィンドウだけしか表示させない
ので、CPU10はバスインタフェース34を介して、レジスタ装置32内でウ
ィンドウデータとして第2のディスプレイ22に割り当てられたウィンドウフラ
グを「0」にセットし、これによってウィンドウ信号WF2も「1」となる。次
に、CPU10はレジスタ装置32を介してイネーブル信号REをセットし、そ
の結果、RAMDAC26と28の機能が動作が同時に許可される。
【0038】 その後、CPU10にコントロールされて、行1〜99の画像データがビデオ
メモリ38から周期的にシーケンシャルに読み出され、同時にコンバータ回路2
4のRAMDAC26,28へ供給される。ウィンドウ信号WF1は「1」にセ
ットされているので、RAMDAC26は対応する色値をもつ表示信号AS1を
発生し、全画像の行1〜99がディスプレイ20に表示される。また、RAMD
AC28には「0」のウィンドウ信号WF2が到来するので、RAMDAC28
は全画像の行1〜99について標準値つまり黒値ないしは帰線消去値またはブラ
ンク値をもつ表示信号AS2を発生し、その結果、行1〜99はディスプレイ2
2に表示されないことになる。これにより全画像における行1〜99の情報はた
とえば、ディスプレイ22を見る顧客には現れない。
【0039】 行99が完全に読み出された後、CPU10はまず、ウィンドウが行100に
おいていつ始まるのかをチェックする。ウィンドウは列200のところでようや
く始まるので、CPU10はレジスタ装置32を変更しないまま保持し、行10
0の画像データを列199まで読み出す。この場合、ディスプレイ20には列1
99まで色値をもつ表示信号が表示されるのに対し、第2のディスプレイ22に
は列199まで標準値をもつ表示信号AS2が送出される。
【0040】 ついでCPU10はビデオメモリ38からの画像データの読み出しを停止し、
レジスタ装置32におけるディスプレイ22のためのウィンドウフラグも「1」
にセットする。その結果、ウィンドウ信号WF2が「1」となる。次にCPU1
0は、行100の画像データを列200〜列400までRAMDAC26と28
へ同時に読み出す。今度はウィンドウ信号WF2は「1」であるので、RAMD
AC28は色値をもつ表示信号AS2を発生する。
【0041】 列200〜400の間、行100の画素を読み出して表示した後、CPU10
はメモリ読み出し信号MEMRのキャンセルによりビデオメモリからの画像デー
タの読み出しを停止し、レジスタ装置32における第2のディスプレイ22のた
めのウィンドウフラグを再び「0」にリセットし、このことでウィンドウ信号W
F2もやはり「0」に戻される。なぜならば行100の列401〜640の画素
はもはやアプリケーションプログラムによってまえもって与えられたウィンドウ
内に位置していないからである。ついでCPU10は行100が完全に読み出さ
れるまで、この行の画像データの読み出しを続ける。このとき、ウィンドウ信号
WF2は「0」にセットされているので、RAMDAC28は再び標準値をもつ
表示信号AS2を発生する。
【0042】 次に、行101から200に至るまでCPU10は、ビデオメモリ38から画
像データを読み出すための読み出しステップと、レジスタ装置32における第2
のディスプレイ22のためのウィンドウフラグのセット/リセットステップを、
行100の場合と同様に続け、これは行101〜200もビデオメモリ38から
読み出されてしまうまで行われる。
【0043】 その後、CPU10は行201に達する。行201は完全に、アプリケーショ
ンプログラムによってまえもって定められたウィンドウの外に位置しており、し
たがってディスプレイ22において表示すべき行ではない。レジスタ装置32に
おけるディスプレイ22のためのウィンドウフラグはすでに「0」にセットされ
ており、このためウィンドウ信号WF2もやはり「0」であるので、CPU10
はウィンドウデータすなわちレジスタ装置32におけるウィンドウフラグを変更
せず、行201〜640までの画像データをシーケンシャルに完全に読み出す。
ウィンドウ信号WF2は「0」であるので、RAMDAC28はやはり標準値を
もつ表示信号AS2を発生し、その結果、全画像の行201〜640の画像情報
はディスプレイ22には表示されない。
【0044】 これまで説明してきた実例によれば、本発明によるシステムによりアプリケー
ションプログラムに従ってディスプレイ20には全画像が表示されるのに対し、
ディスプレイ22にはアプリケーションプログラムにより規定された行100〜
200および列200〜400のウィンドウだけしか表示されない。このため、
第1のディスプレイ20を見ているオペレータは画像全体の情報に接することが
できるのに対し、たとえば顧客はディスプレイ22上のウィンドウの情報だけし
か入手できない。
【0045】 第2の実例によればアプリケーションプログラムの要求に従って、第1のディ
スプレイ20においても行1〜50および列100〜300のウィンドウしか表
示されず、他方、第2のディスプレイ22には、全画像のうち行100〜200
および列1〜640のウィンドウが表示されるようにする。この場合、CPU1
0は、対応するウィンドウをディスプレイ20と22に表示させる目的で、ビデ
オメモリ38からの画像データの同様の読み出しステップと、レジスタ装置32
におけるウィンドウフラグの同様のセット/リセットステップを実行する。殊に
CPUは、第1のディスプレイ20のためのウィンドウ内すなわち行1〜50お
よび列100〜300のフィールド内のすべての画素について、第1のディスプ
レイ20に対するウィンドウフラグを「1」にセットし、全画像のうち他の画像
データないしはピクセルに対するウィンドウフラグを「0」にセットする必要が
ある。これにより実際に、アプリケーションプログラムにより規定されたウィン
ドウだけしかディスプレイ20に表示されないようになる。同様にCPU10は
第2のディスプレイ22におけるウィンドウの表示のために、行100〜200
および列1〜640までのフィールド内でレジスタ装置32における対応するウ
ィンドウフラグを「1」にセットする必要があり、他方、行1〜99および行2
01〜640の画素についてはレジスタ装置32における対応のウィンドウフラ
グを、第2のディスプレイ22に規定のウィンドウしか表示されないよう「0」
にセットしなければならない。
【0046】 図3には、本発明によるシステムの第2の実施形態のブロック図が示されてい
る。このシステムは図1で示したシステムと同様、プロセッサ装置としてパーソ
ナルコンピュータをベースとして設計されており、基本的にCPU10、メイン
メモリ12、大容量記憶装置14ならびにバス16を有している。しかし本発明
によるシステムの第2の実施形態は、本発明による装置として別のVGAアダプ
タ118を装備している。装置10,12,14,118は、バス16を介して
相互に通信を行う。
【0047】 この別のVGAアダプタ118は入力側でバス16と、出力側で第3のディス
プレイ120および第4のディスプレイ122と接続されている。これらのディ
スプレイは、同等の構造または異なる構造をもつLCDディスプレイとして構成
することができる。VGAアダプタ118はコンバータ回路124において、第
3のディスプレイ120を制御する第3の表示信号AS10と、第4のディスプ
レイ122を制御する第4の表示信号AS20を発生する。表示信号AS10,
AS20はそれぞれデータ信号、クロック信号、ならびにLCDディスプレイの
制御に関して一般的な仕様をもつコントロール信号を有している。
【0048】 第3のディスプレイ120のスクリーン上にはたとえば480行×640列に
対応する640×480個の画素またはピクセルを、また、第4のディスプレイ
122のスクリーンにはたとえば240行×320列に対応する320×240
個の画素を、それぞれ256色のうちの1色をもたせて表示させることができる
【0049】 別のVGAアダプタ118は基本的に、RAMとして構成されたビデオメモリ
138と、このビデオメモリ138の読み出し書き込み過程をダイレクトに制御
するビデオメモリ制御ユニット140と、ビデオメモリ138のためのアドレス
制御ユニット136と、レジスタ装置132と、既述のコンバータ回路124と
、さらにバスインタフェース134を有しており、このバスインタフェースを介
して別のVGAアダプタ118はパーソナルコンピュータのバス16と接続され
ている。慣用のVGAアダプタの詳しい構造については、たとえばアメリカ合衆
国特許US5,491,496で説明されており、それを参照されたい。
【0050】 ビデオメモリ138は、ビデオメモリ制御ユニット140、コンバータ回路1
24、およびアドレス制御ユニット136と接続されている。CPU10がバス
インタフェース134を介してビデオメモリ138に書き込みを行おうとする場
合、つまりビデオメモリ138に画像データを記憶させようとする場合、バスイ
ンタフェース134はビデオ制御ユニット140にメモリ書き込み信号MEMW
′を送出し、さらにアドレス制御ユニット136にアドレス信号SA′を送出す
る。そしてアドレス制御ユニット136はこのアドレス信号SA′を、ビデオメ
モリ138のためのアドレスに変換する。メモリ書き込み信号MEMW′がビデ
オメモリ制御ユニット140に加わると、このユニットはビデオメモリ138に
対し、供給されたアドレスにおけるデータ信号DS′の画像データの書き込みを
許可する。画像データをビデオメモリ138から読み出そうとする場合、バスイ
ンタフェース134はCPU10に制御されて、メモリ読み出し信号MEMR′
をビデオメモリ制御ユニット140へ送出し、それに応じてこのユニットは、供
給されたアドレスにおける画像データのコンバータ回路124への読み出しを許
可する。このためビデオメモリ138は、640×480の画素ないしはピクセ
ルに対する画像データ、つまり第3のディスプレイ120および第4のディスプ
レイ122のスクリーンに表示可能な画像全体に対する画像データを記憶するよ
うに構成されている。
【0051】 図3による実施例において前提とするのは、640×480個の画素またはピ
クセルのうちそれぞれ割り当てられた画素についてビデオメモリ138に格納さ
れている画像データは、ディスプレイ120または122において表示可能な2
56色のうちのそれぞれ1色にも対応していることである。640×480の画
素の画像データは、CPU10によりそれ相応の書き込みサイクルを介して行お
よび列ごとにアドレスをインクリメントしながら、ビデオメモリ138に読み込
まれる。ビデオメモリ138から画像情報を読み出すときには、必要な画像デー
タがレジスタ装置132において設定されたウィンドウに従って、ビデオメモリ
38からランダムに読み出される。ついで、読み出された画像データはコンバー
タ回路124において表示信号AS10およびAS20に変換され、表示装置1
20,122により適切な行および列のラスタ走査によって表示される。
【0052】 レジスタ装置132は表示すべきウィンドウごとに3つのレジスタ133,1
33′,133″を有しており、レジスタ書き込み信号IOW′がレジスタ装置
132に加わると、CPU10はこれらのレジスタ内に、あとで説明する一般に
ウィンドウデータと称する情報を書き込むことができる。第1のレジスタ133
にはピクセルのビデオメモリアドレスが格納され、これはディスプレイ120ま
たは122の一方において表示すべきウィンドウの左下のピクセルに対応する。
第2のレジスタ133′には、第1のレジスタ133で規定されたピクセルを再
生すべきディスプレイ120または122の位置のアドレスが書き込まれる。さ
らに第3のレジスタ133″には拡大係数SFが格納され、これはビデオメモリ
138から読み出されたウィンドウを、どのような拡大スケールでディスプレイ
120または122に表示すべきかを指定する。
【0053】 レジスタ装置132の入力側にレジスタ読み出し信号IOR′が加わったとき
、レジスタ装置132のデータ内容をその出力側から取り出すことができる。図
3に示されているように、コンバータ回路124はRD信号を介してレジスタ装
置132のデータDS2をアクセスすることができる。これらのデータは、ディ
スプレイ120,122のいずれへ画像データを供給すべきであるのかに関する
情報も含んでいる。
【0054】 コンバータ回路124は表示信号発生回路としてLCD制御回路126と第2
の制御回路128を有しており、これらは同一の構成である。コンバータ回路1
24は入力側でビデオメモリ138と接続されており、これはデータ信号DS4
を介して画像データをランダムにアクセスすることができる。
【0055】 次に図4を参照しながら、図3に示した本発明の第2の実施形態ならびにその
動作方法を実例として説明する。
【0056】 ここで前提とするのは、図3に示した本発明によるシステムはすでに動作開始
されスタートアップされた状態にあり、ドライバを含むパーソナルコンピュータ
のオペレーティングシステムならびに大容量記憶装置14に格納されているアプ
リケーションプログラムが実行できるよう、CPU10によりコントロールされ
てバス16を介して、メインメモリ12に格納されているものとする。また、C
PU10は、メインメモリ12に格納されているアプリケーションプログラムの
実行にあたりすでに、640×480個の画像データにより1つの画像をビデオ
メモリ138に書き込んでおり、つまり全画像を書き込んでいる。この場合、第
3のディスプレイ120は640×480個の画素をもつVGALCDディスプ
レイであり、第4のディスプレイ122は320×240の画素をもつ1/4VG
ALCDディスプレイである。第3のディスプレイ120には、アプリケーショ
ンプログラムに従って全画像を表示させる。また、第4のディスプレイ122に
は、アプリケーションプログラムに従って全画像のうち2つのウィンドウまたは
2つの部分つまり部分画像W1,W2が表示される。
【0057】 ウィンドウW1はアプリケーションプログラムに従って、640行×480列
の大きさの全画像のうち、行100〜220および列50〜370までの画素ま
たはピクセルだけを表示し、このウィンドウはディスプレイ122の上半部12
2′に再生される。
【0058】 ウィンドウW2はアプリケーションプログラムに従って、640行×480列
の大きさの全画像のうち、行350〜410および列350〜510の画素また
はピクセルだけを表示し、このウィンドウは表示装置122の下半分122′に
再生される。この目的でCPU10により、バスインタフェース134を介して
対応する情報SF=2がレジスタ133″に書き込まれる。ウィンドウW2の表
示にあたり、ビデオメモリ138から読み出された画素がコンバータ回路124
により行および列ごとに2倍にされる。
【0059】 コンバータ回路124から両方のディスプレイ120,122へ、必要な制御
情報、クロックならびにデータ情報が供給される。コンバータ回路124はビデ
オメモリ138に対しランダムなアクセスを行うので、ディスプレイ120,1
22に対し必要な画像データをいつでも供給することができる。
【0060】 次に、第4のディスプレイ122の制御について説明する。ここで前提とする
のは、コンバータ回路124はその制御シーケンスの点で、ディスプレイ122
に表示すべき最初の画像の行に対する画像データを引き渡さなければならない時
点にあることである。
【0061】 コンバータ回路124へはレジスタ装置132から、両方のウィンドウW1,
W2のために設定されたウィンドウデータが引き渡される。レジスタ133,1
33′に書き込まれたデータによってコンバータ回路124に対し、どの画像デ
ータをディスプレイ122の上半部122′に表示させ、どの画像データをその
下半部122″に表示させるべきであるのかが通知される。ついでコンバータ回
路124は、ビデオメモリ138に格納されている行100の列370〜列50
までの画像データの画像情報をシーケンシャルに読み出し、それらのデータをバ
イトごとにディスプレイ122へ転送する。1つの画像行の画像データはビデオ
メモリ138から、後ろから前へと読み出される。なぜならば、行を構成する際
にこの順序でディスプレイ122に引き渡す必要があるからである。LCDディ
スプレイは周知のように行ごとに組織されたシフトレジスタのように構成されて
おり、つまり行構成の開始にあたり引き渡されたピクセルデータは、ディスプレ
イの右端に再生される。最初の画像行のすべてのデータが引き渡されると、周知
のように制御クロックCL20によってディスプレイが123番目の行に切り替
えられる。コンバータ回路124は、ビデオメモリ138に格納されている行1
01の列370〜列50までの画像データの画像情報を読み出し、それらのデー
タをバイトごとにディスプレイ122に転送する。この過程は行120まで続け
られる。120番目の行のすべてのデータが引き渡されてしまうと、クロック信
号CL20によりディスプレイが121番目の行に切り替えられる。
【0062】 ついでコンバータ回路124は、ビデオメモリ138に格納されている行35
0の列510〜列350までの画像データをシーケンシャルに読み出し、それら
のデータをバイトごとにディスプレイ122に転送する。この場合、拡大係数S
Fが2に設定されているので、データはそれぞれ2回伝送され、これによって画
像は水平方向において2倍のサイズで表示されるようになる。第2のウィンドW
2の最初の行に対応する122番目の行のデータがすべて引き渡されてしまうと
、ディスプレイはクロック信号CL20により2番目の行に切り替えられる。そ
してコンバータ回路124はもう1度、ビデオメモリ138に格納されている行
350の列510〜列350までの画像データの画像情報をシーケンシャルに読
み出し、それらのデータをバイトごとディスプレイ122へ伝送する。この行は
2回伝送され、これにより再生すべきウィンドウを垂直方向でも2倍のサイズに
することができる。この過程は行240まで続けられる。240番目の行におけ
るすべてのデータが伝送されてしまうと、ディスプレイはクロック信号CL20
により再び1番目の行に切り替えられる。
【0063】 第3のディスプレイ120の制御は以下のようにして行われる。ここで前提と
するのは、コンバータ回路124はその制御シーケンスの点で、ディスプレイ1
20に表示すべき最初の画像の行に対する画像データを引き渡さなければならな
い時点にあることである。
【0064】 コンバータ回路124はレジスタ装置132から、ビデオメモリ138のすべ
ての内容を読み出す。その理由は、レジスタ133,133′内にセットされて
いるデータから、ビデオメモリ138のすべての画像内容を第3のディスプレイ
120に表示させるべきであることがわかっているからである。このためコンバ
ータ回路24は、ビデオメモリ138に格納されている行1の画像データの画像
情報を、列640から始めて列1までシーケンシャルに読み出し、それらのデー
タをバイトごとに第3のディスプレイ120に引き渡す。1番目の行におけるす
べてのデータが引き渡されてしまうと、周知のようにクロック信号CL10によ
りディスプレイが2番目の行に切り替えられる。同じようにして、残りの行の画
像データも読み出される。480番目の行のすべてのデータがデータが引き渡さ
れてしまうと、クロック信号CL10により最初の行に戻される。
【0065】 これまで述べてきた実例で示してきたように、本発明によるシステムによれば
、複数のディスプレイを同時に制御でき、個々のディスプレイにおいてそれぞれ
アプリケーションプログラムに依存して、画像全体のうち任意に規定されたウィ
ンドウを表示させることができ、これによりプログラミング可能なウィンドウ機
能が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるシステムの第1の実施形態を示すブロック図である
【図2】 本発明によるシステムの図1の実施形態で適用できる表示信号発
生装置のブロック図である。
【図3】 本発明によるシステムの第2の実施形態を示すブロック図である
【図4】 図3のブロック図に示したビデオメモリの個々の領域と種々のデ
ィスプレイとの対応関係を表した図である。
【符号の説明】 10 CPU 12 メインメモリ 14 大容量記憶装置 16 バス 18,118 VGAアダプタ 20,22 120,122 ディスプレイ 24,124 コンバータ回路 26,28 RAMDAC 126,128 LCD制御装置 30 タイミング回路 32,132 レジスタ装置 33,133 レジスタ 34,134 バスインタフェース 36,136 アドレス制御ユニット 38,138 ビデオメモリ 40,140 ビデオメモリ制御ユニット 42 メモリ 44 ANDゲート 46 DAC DS,DS′,DS2,DS4 データ信号 MEMW,MEMW′ メモリ書き込み信号 MEMR,MEMR′ メモリ読み出し信号 SA,SA′ アドレス信号 SF 拡大係数 IOR,IOR′ レジスタ読み出し信号 IOW,IOW′ レジスタ書き込み信号 VSYNCH 垂直同期信号 HSYNCH 水平同期信号 AS1,AS2 AS10,AS20 表示信号 RE イネーブル信号 W,W2 ウィンドウ WF1,WF2 ウィンドウ信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 Heinz−Nixdorf1,D− 33106 Paderborn,B・R・D eutschland (72)発明者 ドミニク ヴィトマイヤー ドイツ連邦共和国 ベルリン メンツェル シュトラーセ 2 Fターム(参考) 5B069 AA01 BA01 BA04 BB16 BC02 CA13 HA18 KA02 LA13 5C082 AA01 AA34 CA62 MM05

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のディスプレイ(20,22;120,122)を同時
    に制御する装置たとえばVGAアダプタ(18;118)において、 該装置は画像データを表示信号(AS1,AS2;AS10,AS20)に変
    換して前記ディスプレイ(20,22;120,122)へ送出し、これにより
    全画像または該全画像中のウィンドウ(W1,W2)またはいっしょに表示すべ
    き仮想画像平面の一部分中のウィンドウ(W1,W2)が前記ディスプレイ(2
    0,22;120,122)上に形成され、 全画像の画像データを記憶するビデオメモリ(38;138)と、該ビデオメ
    モリ(38;138)と接続されたコンバータ回路(24;124)と、該コン
    バータ回路(24;124)と接続されたレジスタ装置(32;132)が設け
    られており、 前記コンバータ回路(24;124)は、ビデオメモリ(38;138)から
    シーケンシャルにまたはランダムに読み出された画像データから、前記ディスプ
    レイ(20,22;120,122)を制御する色値または標準値をもつ表示信
    号(AS1,AS2;AS10,AS20)を形成し、 前記レジスタ装置(32;132)はウィンドウデータを記憶し、該ウィンド
    ウデータにより、複数のディスプレイ(20,22;120,122)のうちの
    1つに表示すべき全画像中のウィンドウが表され、 前記コンバータ回路(24;124)は、全画像のうちそれぞれ表示すべきウ
    ィンドウ(W1,W2)に割り当てられた画像データに対し、レジスタ装置(3
    2;132)のウィンドウデータに依存して色値をもつ表示信号(AS1,AS
    2;AS10,AS20)を形成し、 前記コンバータ回路(24;124)は、全画像のうち表示すべきウィンドウ
    (W1,W2)に割り当てられていない他のすべての画像データに対し、標準値
    をもつ表示信号(AS1,AS2;AS10,AS20)を形成することを特徴
    とする、 複数のディスプレイを同時に制御する装置。
  2. 【請求項2】 前記レジスタ装置(32;132)は複数のレジスタセット
    をもつレジスタ(33;133,133′,133″)を有しており、これらの
    レジスタセットはn個のディスプレイ(20,22;120;122)のうちの
    1つにそれぞれ割り当てられている、請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記コンバータ回路(24;124)はn個の表示信号発生
    装置を有しており、該表示信号発生装置はそれぞれn個のディスプレイ(20,
    22;120;122)のうちの1つのための表示信号を発生する、請求項1ま
    たは2記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記レジスタ装置(32;132)はnレジスタ長をもつレ
    ジスタを有しており、レジスタの各桁の各々は複数の表示信号発生装置(26,
    28;126;128)のうちの1つと出力側で接続されている、請求項1から
    3のいずれか1項記載の装置。
  5. 【請求項5】 1つのディスプレイ(122)のスクリーンの種々の部分領
    域(122′,122″)に、全画像のうちのそれぞれ異なるウィンドウ(W1
    ,W2)が表示される、請求項1から4のいずれか1項記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記レジスタ装置(132)は、それぞれ制御すべきディス
    プレイ(120,122)ごとに2つのレジスタを有しており、該2つのレジス
    タのうち一方のレジスタ(133)は、1つのウィンドウ(W1,W2)の第1
    の画素たとえば左下の画素に対応するビデオメモリ(138)内の画素のアドレ
    スを有しており、前記2つのレジスタのうち他方のレジスタ(133′)により
    、前記第1の画素を表示すべきディスプレイ(122)のスクリーン上における
    位置のアドレスが表される、請求項5記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記レジスタ装置(132)はそれぞれ制御すべきディスプ
    レイ(120,122)ごとに、拡大係数(SF)を格納するための第3のレジ
    スタ(133″)を有しており、該拡大係数はディスプレイ(122)にウィン
    ドウを表示させるべきサイズに対する尺度である、請求項1から6のいずれか1
    項記載の装置。
  8. 【請求項8】 ディスプレイ(122)に表示すべき画像の各行および該行
    中の各画素が、前記拡大係数(SF)の指示と同じ回数だけ、表示信号発生装置
    (128)から該装置に後置接続されたディスプレイ(122)へ伝送される、
    請求項7記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記コンバータ回路(24)は複数のRAMDAC(26,
    28)を有しており、該RAMDACは、それぞれ1つの表示信号発生装置に対
    応し、出力側で複数のディスプレイ(20,22)のうちの1つとそれぞれ接続
    されていて、接続されたディスプレイ(20,22)のための表示信号(AS1
    ,AS2)を発生する、請求項3または4または請求項5から8のいずれか1項
    記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記表示信号はRGB信号である、請求項9記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記コンバータ回路(24)において同じ表示方式または
    異なる表示方式(CRT、LDC、プラズマ)に従って動作するディスプレイを
    駆動可能であり、1つのディスプレイに割り当てられたRAMDACがその表示
    方式に従って構成されている、請求項1から10のいずれか1項記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記コンバータ回路(24)は複数の機能ブロック(12
    6,128)を有しており、該複数の機能ブロックは、それぞれ少なくとも1つ
    のRAMとクロック信号発生器を有し、それぞれ1つの表示信号発生装置に対応
    しており、該表示信号発生装置は出力側で複数のディスプレイ(120,122
    )の1つと接続されていて、該ディスプレイ(120,122)のための表示信
    号を発生する、請求項3または4または請求項5から8のいずれか1項記載の装
    置。
  13. 【請求項13】 前記ディスプレイ(120,122)は、ディジタルのク
    ロック入力側およびデータ入力側を備えたLCDディスプレイであり、前記表示
    信号はディジタル画像データ信号である、請求項12記載の装置。
  14. 【請求項14】 前記プリント配線板に取り付けられている、請求項1から
    13のいずれか1項記載の装置。
  15. 【請求項15】 プログラミング可能なウィンドウ機能を備えたシステムに
    おいて、 複数のディスプレイ(20,22;120,122)と、ディスプレイ(20
    ,22;120,122)に表示させるために画像データを発生するプロセッサ
    装置(10,12,14,16)と、請求項1から14のいずれか1項記載の装
    置たとえばVGAアダプタ(18;118)を有しており、 前記プロセッサ装置はビデオメモリ(38;138)からの画像データの読み
    出しと、レジスタ装置(32;132)のセットを制御することを特徴とする、 プログラミング可能なウィンドウ機能を備えたシステム。
  16. 【請求項16】 複数のディスプレイ(20,22;120,122)に画
    像データを同時に表示させる方法において、 画像全体の画像データを発生させて記憶するステップと、 該画像全体のうち複数のディスプレイ(20,22)の1つに表示させるべき
    ウィンドウを各々表すウィンドウデータを発生させて記憶するステップと、 次に、記憶された画像データをシーケンシャルにまたはランダムに読み出して
    、それぞれ色値または標準値をもつ表示信号(AS1,AS2;AS10,AS
    20)に変換するステップが設けられており、 ここにおいて、色値をもつ表示信号(AS1,AS2;AS10,AS20)
    を、全画像のうち表示すべきウィンドウ(W1,W2)に割り当てられているデ
    ィジタル画像データのためのウィンドウデータに依存して発生させ、 標準値をもつ表示信号(AS1,AS2;AS10,AS20)を、全画像の
    うち表示すべきウィンドウに割り当てられていない他のすべての画像データのた
    めに発生させることを特徴とする、 複数のディスプレイに画像データを同時に表示させる方法。
  17. 【請求項17】 前記ウィンドウデータには、ディスプレイ(122)のス
    クリーン上でウィンドウ(W1,W2)を表示すべき位置および/またはウィン
    ドウ表示サイズに関する付加的な情報が含まれている、請求項16記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記ディスプレイ(122)に表示すべき各画像行および
    その中の各画素を、拡大係数(SF)の指示と同じ回数だけ、表示信号発生装置
    から該装置に後置接続されたディスプレイ(122)へ伝送する、請求項17記
    載の方法。
JP2000571337A 1998-09-18 1998-09-18 複数のディスプレイを制御する装置、該装置を有するシステム、ならびにそのための方法 Pending JP2002525684A (ja)

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