JP2002524968A - 精密タイミング生成器システムおよび方法 - Google Patents

精密タイミング生成器システムおよび方法

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JP2002524968A
JP2002524968A JP2000569536A JP2000569536A JP2002524968A JP 2002524968 A JP2002524968 A JP 2002524968A JP 2000569536 A JP2000569536 A JP 2000569536A JP 2000569536 A JP2000569536 A JP 2000569536A JP 2002524968 A JP2002524968 A JP 2002524968A
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ジェイムズ エル. リチャーズ,
プレストン ジェット,
ラリー ダブリュー. フラートン,
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デイビッド エイ. ロウ,
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Abstract

(57)【要約】 超広帯域(uwb)通信に適切な、精密タイミング生成器である。フレーム基準信号が、クロック信号の関数として生成される。第1のタイミング生成器は、公称周期と、公称周期に対して精密時間位置に発生する遷移とを有する粗タイミング信号を生成する。公称周期は、フレーム基準信号の関数である。時間位置は、第1の入力タイミングコマンドおよびクロック信号の関数である。第2のタイミング生成器は、第2の入力タイミングコマンドの関数として、少なくとも1つのタイミング遷移と、クロック信号とを生成する。結合器回路は、粗タイミング信号を用いて、少なくとも1つのタイミング遷移の1つを選択し、精密タイミング信号を出力する。精密タイミング信号は、フレーム基準信号に対し、高時間位置を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は概して、無線システムに関し、より詳細には、通信システム、レーダ
、およびセキュリティシステム等のインパルス無線技術用の精密タイミング生成
器に関する。
【0002】 (関連技術) 近年の通信技術の発展により、通信システムが超広帯域通信システムを提供す
ることが可能となった。超広帯域通信システムの多くの利点として、多チャンネ
ル化、耐ジャミング性、耐低検知可能性がある。
【0003】 超広帯域システムの利点は、インパルス無線通信システム(以下、インパルス
無線と呼ぶ)と呼ばれる、新たな革命的超広帯域技術によって一部証明されてい
る。インパルス無線についての最初の全面的な記載があるのは、全てLarry
W. Fullertonに付与された、米国特許第4,641,317(1
987年2月3日に発行)、米国特許第4,813,057(1989年3月1
4日に発行)、米国特許第4,979,186(1990年12月18日に発行
)、米国特許第5,363,108(1994年11月8日に発行)、および米
国特許第4,743,906(1988年5月10日に発行)を含む一連の特許
である。第2世代のインパルス無線特許としては、Fullertonらに付与
された、米国特許第5,677,927(1997年10月14日に発行)、米
国特許第5,687,169(1997年11月11日に発行)、および同時係
属中の米国特許出願第08/761,602(1996年12月6日に出願;現
在は特許になっている)がある。本明細書中、これらの特許文書を参考のため援
用する。
【0004】 基本的なインパルス無線送信器は、短いガウスモノサイクルパルスを、パルス
間区間を厳密に制御した状態で発信する。インパルス無線システムは、パルス位
置変調を用いる。パルス位置変調は、時間変調の一形態であり、変調信号の各瞬
間サンプル値が、パルス位置を時間によって変調する。
【0005】 インパルス無線通信の場合、パルス間間隔は、2つの構成要素(すなわち、情
報要素および擬似乱数(PN)コード要素)によってパルス毎に変動する。広帯
域システムは一般的には、PNコードを用いて、情報信号をかなり広範な周波数
帯に伝播する。広帯域受信器は、これらの信号を相関させ、元の情報信号を取り
出す。モノサイクルパルス自身が、固有の広帯域を有するため、広帯域システム
と異なり、インパルス無線通信用のPNコードは、エネルギー分散には必要ない
。インパルス無線システムの擬似乱数コードは、それよりも、多チャンネル化、
周波数領域におけるエネルギー平滑化、および耐ジャミング性(干渉性除去)の
ために用いられる。
【0006】 一般的に、インパルス無線受信器は、フロントエンドの相互相関器を有するホ
モダイン受信器である。フロントエンドは、モノサイクルパルスの電磁パルス列
を、1段の(single stage)ベースバンド信号にコヒーレントに変
換する。インパルス無線伝送のデータレートは典型的には、時間ベースとして用
いられる周期的タイミング信号の1部である。各データビット時間位置は、通常
、送信されるパルスの大部分を変調する。これにより、変調され、各1つのデー
タビットについて同一の形状のパルス列を含むコード化されたタイミング信号が
生じる。インパルス無線受信器の相互相関器は、複数のパルスを積分して、送信
される情報を復元する。
【0007】 インパルス無線通信システムにおいて、情報は典型的には、パルス位置変調に
よって変調される。これは、各パルスを送信する時間を、所定のパルス間の間隔
時間からわずかに変動させることである。通信チャンネルの効果を限定する1つ
の要因として、パルスを位置決めする際の精度がある。パルスをより精度良く位
置決めすると、通信エンジニアが通信チャンネルの高度な利用を達成することが
可能になる。
【0008】 インパルス無線レーダシステム等のレーダ位置判定および運動センサーの場合
、高精度および高解像度(resolution)を達成するためには、正確な
パルス位置決めが重要である。既存のシステムの解像度に限界があるのは部分的
には、伝送される信号を正確なタイミングのシーケンスでコード化する能力に限
界があるためである。従って、タイミング信号を生成する精度を高くすると、高
解像度の位置および運動感知システムを得ることができる。
【0009】 インパルス無線通信およびレーダは、精密タイミング生成器から恩恵を受ける
2つの技術に過ぎない。また、精密タイミング生成器は、タイミング信号を正確
に位置決めすることが要求されるあらゆるシステムに用途が見出される。
【0010】 しかし、このような高精密パルスを生成するのは非常に困難である。一般的に
は、厳密に制御されたパルス間区間を有する、継続時間の短いパルスを生成する
ためには、精密の時間ベースが必要となる。現在利用可能なアナログまたはデジ
タル集積回路タイマは、このような精密パルスを生成することができない。代表
的なインパルス無線タイマシステムは、比較的複雑かつ高価であり、基板レベル
での作製は困難である。小型で、低電力で、かつ作製が容易なタイマデバイスは
、新しいインパルス無線による製品を可能にし、その利点をエンドユーザに付与
する。
【0011】 (発明の要旨) 本発明は、急速に変化するタイミングコマンド入力に応答して、精密で、安定
性を有し、低ジッタで、かつ鋭敏なタイミング信号を提供するタイミング生成器
に関する。このような信号は、UWBトランシーバおよびレーダデバイスだけで
はなく、他の多くの産業アプリケーションおよび計測アプリケーションにとって
必要とされる。
【0012】 本発明に従って生成されるタイミング信号は、これもまた本システムにより生
成された時間フレーミング信号に対して精密に間隔付けられた(遅延された)時
間で信号遷移を生じる。フレーミング信号は典型的には、安定した基準として従
属的に動作する(slave)。1つの実施形態において、この機能を達成する
ために位相ロックされたループ(PLL)が用いられる。タイミングコマンドが
特定の設定時間要件を満たすと、関連付けられたフレーム信号遷移に対する精密
時間に出力タイミング信号遷移が配置される。初期/後期コマンド入力信号およ
び関連付けられたメカニズムが、100%の時間コマンドカバーを可能にする(
すなわち、設定時間または準安定による制約により生じるギャップが無い状態)
ために備えられる。
【0013】 本発明は、この目的を達成するために、粗タイミング生成器および細密タイミ
ング生成器を利用する。粗タイミング生成器は、フレーミング間隔を規定し、そ
のフレーミング間隔をさらに粗タイミング間隔に細分化するために用いられる。
細密タイミング生成器は、粗タイミング間隔間の時間位置を規定するために用い
られる。
【0014】 粗タイミング生成器は、高速の同期型計数器と、入力コマンドラッチと、デジ
タルコンパレータとを用いる。1つの実施形態では、複数のポイントで入力コマ
ンドをラッチして、タイミングを100%カバーすることを可能にする。別の実
施形態は、異なるフレーム速度および異なる基準タイマー周波数に対して本シス
テムを縮尺できるよう長さが選択可能な計数器を含む。これらの設定パラメータ
は、連続的にロード可能なコマンドレジスタを用いてロード可能である。
【0015】 細密遅延生成器は、移相回路に基づく。2つの例示的実施形態について説明す
る。一方の実施形態は、正弦/余弦乗算器の移相回路に基づき、他方の実施形態
は、RLC切替要素移相回路に基づく。この正弦/余弦乗算器回路は、粗遅延ク
ロックの正弦波バージョンを所望の移相角の正弦および余弦を表すアナログ電圧
と共に用いて、2つの粗遅延間隔の間に、時間(位相)がシフトした正弦波のタ
イミング信号を部分的に生成する。1つの実施形態において、細密タイミング生
成器は、アナログコマンド入力を用い、その結果量子化されたというよりも連続
的な転送機能を有する。別の実施形態において、細密タイミング入力は、デジタ
ルであり、デジタル/アナログ変換器(DAC)を駆動するメモリデバイスによ
ってマッピングされて、デジタル入力コマンドと関連付けられた正確なタイミン
グを生成する。この信号は、粗遅延信号と結合され、これらの2つの遅延の合計
である出力遅延信号を生成する。1つの実施形態において、この遅延生成器は、
100%でタイミングをカバーすることが可能な2組の正弦/余弦生成器を備え
る。
【0016】 この結合器回路のユニークな利点として、粗遅延信号の方が最終的なタイミン
グ要求よりもエラーが多いという点がある。粗遅延信号は、複数の細密遅延信号
の中から選択を行うためだけに用いられる。細密遅延信号は、出力の精度を決定
する。
【0017】 この移相器の別の実施形態では、切り替えられた集合的要素位相ネットワーク
(switched lumped element phase netwo
rk)を用いる。この構成は、直接デジタル入力をとり、DACまたは正弦/余
弦ルックアップ表を必要としない。
【0018】 本発明の1つの実施形態では、ランダムアクセスメモリ(RAM)およびデジ
タル−アナログ変換器(DAC)がASICの外部に設けられるように、粗遅延
部および細密遅延部をSiGe ASIC(チップ)内に実現し、本システムを
区分化する。この実施形態において、チップがクロック周波数の影響を受けずに
一定の電流を導入するように、十分に差動的な電流のステアリング論理および差
動的アナログ増幅器内に回路を実現することから、さらなる利点が生じる。この
ことは、出力にジッタを導き得るチップ上の遷移を最小化する。
【0019】 UWBトランシーバのユニークな挑戦の1つとしては、これらのUWBトラン
シーバは、安定性を有しかつ正確にタイミング設定(典型的には30ピコ秒(p
s)まで)されたパルスで、ミリ秒(ms)の相関間隔にわたって安定性を有す
るパルスを必要とするだけでなく、トランシーバのタイミングがパルス間で劇的
に変化する必要がある点がある。この間隔は、100ナノ秒(ns)オーダーで
あり得、実現に特有の標準的な100nsフレーム間隔に対して、千単位当たり
に小数部分まで正確である必要がある。本発明は、これらのタイミング要求を満
たす能力を証明し、ASIC形式で実施される場合、比較的経済性に優れたUW
Bシステムを作成することを可能にする。
【0020】 簡略化のため、本発明を単一端の(single−ended)の図面を参照
しながら説明するが、好適なインプリメンテーションでは、異なる回路を用いる
。様々な入力信号および出力信号を、差動的なものとして示す。
【0021】 本発明の利点は、タイミングパルスを時間内に精密に位置決めできる点である
。その結果、通信技術の発展が実現可能となる。例えば、パルス位置変調を用い
た通信システムにおいて、本発明の利点を用いて公称周期内にパルスのタイミン
グをより精密に位置決めすることにより、コード化および帯域において利得が達
成される。
【0022】 加えて、公称周期全体にわたって精密位置決めが達成可能であるため、周期全
体が通信用に利用可能となり、それによって通信システムの多チャンネル化が生
じる。
【0023】 レーダアプリケーションおよび運動センサーアプリケーションにおいても、利
点が実現される。出力パルスをより精密に位置決めすると、より高い解像度のレ
ーダおよび運動センサーシステムが可能となる。
【0024】 本発明のさらなる機能および利点ならびに本発明の様々な実施形態の構造およ
び動作について、添付の図面を参照しながら、以下に詳細に説明する。
【0025】 (好適な実施形態の詳細な説明) 本発明を、添付図面を参照しながら説明する。図面中、類似の参照番号は、同
一または機能的に類似する構成要素を示す。さらに、参照番号の左端の桁(単数
または複数)は、その参照番号が初出した図面を示す。
【0026】 1.本発明の概要および説明 本発明は、インパルス無線システムにおいて必要とされることが多い、非常に
鋭敏で精密のタイミング信号を生成するシステムおよび方法に関する。本発明に
よれば、粗タイミング生成器を用いて、定格フレーム間隔内に、粗タイミング信
号を粗時間間隔で生成する。細密タイミング生成器は、粗タイミング生成器と同
期して、粗時間間隔間を補間する1組の細密時間間隔を提供する。結合回路は、
粗タイミング信号を用いて、出力を導出する正確な細密タイミング信号を選択す
る。本システムは典型的には、安定した基準発振器ソースに対して位相ロックさ
れ、これにより良好かつ長期的なドリフト性能が得られる。例示的アプリケーシ
ョンにおいて、本システムは、50nsより短い設定時間で、100nsのフレ
ーム内においてサブナノセカンドのパルスの位置決めをおよそ10psで行うた
めのタイミングを提供し得る。このタイミングは、インパルス無線通信およびレ
ーダ機器等におけるパルスの擬似乱数コード位置決めにとって必要である。
【0027】 2.本発明の重要性 本発明を詳細に説明する前に、本発明の用途が見出される2つのシナリオの例
について説明することは有用である。これらのシナリオは、単なる例および本発
明の潜在的用途の理解を助けるものとして提供される。本発明がこれらのシナリ
オ内の用途に限定されることは意図されない。実際、広範な意味において、本発
明は、細密タイミング信号または細密タイミング遅延手段が要求または所望され
るあらゆるシステムにおいて実施可能である。従って本発明は、高速コンピュー
タアプリケーションおよび超広帯域通信システムに十分に適応される。本発明に
よるタイミング生成器によって提供される精度は、インパルスレーダおよび通信
システムにとって特に有益であるが、上述したように、本発明の用途はこのよう
なシステムに限定されない。
【0028】 図1は、超広帯域(例えば、インパルス無線)通信システムの一例を示す簡略
なブロック図である。ここで図1Aを参照して、インパルス無線通信システムは
、送信器104(この送信器104は、独立の送信器またはトランシーバの送信
部分であり得る)と、図1Bの受信器108(この受信器108は、独立の受信
器またはトランシーバの受信部分であり得る)とを含む。
【0029】 変調をしない場合、送信器104は、所定の時間間隔で間隔付けられた周期的
な一連のパルスを送信する。パルスが位置する時刻を変更することによって、デ
ータがこの一連のパルス上に変調される。これは、パルス位置変調と呼ばれ得る
。図2Aは、変調前のパルス列を示す図である。図2Aに示す例において、パル
スは、参照符号TFで示す周期的間隔で送信される。例えば、変調前のパルスの
場合、各パルスは、100ns毎に発生するようタイミング指定(timed)
され得る(ただし、他の周期も選択可能である)。本明細書において、周期をフ
レームと呼ぶ。従って、各フレームの長さは100nsである。
【0030】 しかし、パルスを周期的フレーム間隔で送信すると、パルスが周期的フレーム
間隔で送信されることは少ない。これは、各線にスペクトル強さが過度に集中し
た櫛状線(comb line)スペクトルが発生するためである。これを回避
するため、パルスは、フレーム内で乱数間隔または擬似乱数間隔で送信され、こ
れにより、パルス位置が「乱数化」され、櫛状線が分散されてスペクトルが平坦
化される。送信器と受信器との間の同期を保持するために、これらのパルスを、
パルスの中央周波数において波の1/10内に位置決めする必要があり、最高の
性能を得るためには、パルスは、フレーム内のどこにでも位置決めできるくらい
に鋭敏であるべきである。加えて、フレーム間の位置決めの相関は、最小限であ
るべきである。本発明は、このタイミングを提供することが可能なタイミングシ
ステムに関する。
【0031】 通信システムにおいて、信号に変調を加えることも必要である。これは、AM
、FM、パルス位置変調、および参照特許に記載の他の方法で実施可能である。
パルス位置変調が選択されるのは、その簡潔性および効率性のためである場合が
多い。図2Bに一例を示す。図2Bを参照して、T0は、上述したようなコード
オフセットにより規定される定格パルス位置である。T1は、変調によるさらな
るオフセットを有するパルス位置である。典型的なシステムは、位置T0におい
てデータ=0についてパルスを送信し、位置T1においてデータ=1についてパ
ルスを送信する。このシステムが機能するためには、タイミング生成器は、ノイ
ズに対して良好な信号を保持するために、変調時間シフトよりもずっと高い精度
でタイミングを提供する能力を有する必要がある。
【0032】 1を超えるパルスを用いて1つのデジタル情報ビットを表すことにより、さら
なる利点を得ることができる。各ビットに付随するパルスの集合から受信される
信号は、積分利得(integration gain)と呼ばれるプロセスに
おいて結合される。この結合プロセスは基本的には、受信された信号を、各ビッ
トのパルス数に各パルスに付随するノイズエネルギーに加算することである。S
N比は、加算されたパルス数の平方根分向上する。加算を適切に行うためには、
積分(加算)時間全体を通じて、タイミングが安定し、正確であることが要求さ
れる。
【0033】 再度図1Aを参照して、時間ベース108は、精密タイミング生成器120を
駆動し、長期の安定した動作を確実にする。コード生成器102は、各新時間フ
レームについて、新しい時間オフセットコマンドを提供する。時間フレームクロ
ック(基準クロックとも呼ばれる)が、タイミング生成器からコード生成器へと
提供される。データが精密タイミング生成器120に供給され、精密タイミング
生成器120はデータに応じてタイミングを変調する。タイミング出力信号がパ
ルサー124に供給され、パルサー124は、アンテナ128によって送信され
るRFパルスを生成する。
【0034】 図1Bは、例示的インパルス無線受信器のブロック図である。図1Bを参照し
て、時間ベース108(送信器104内の時間ベース108と同じものか、また
は同類)は、上述した図1Aの送信器と同様の長期の安定性を提供する精密タイ
ミング生成器120を駆動する。この場合を除いて、時間ベース108の周期性
および時間オフセットは、送信器に対してロックされなければならない。コード
生成器112は、送信器を駆動する1組のコードと同一の時間オフセットコマン
ドを提供する。その結果得られたタイミング信号は、アンテナ128により受信
される信号の形状に整合する相関テンプレート信号を生成するテンプレート生成
器132を駆動する(この相関は、サンプリングを含み、相関器/サンプラー1
36のアパーチャ時間に対する信号積分を示す点に留意されたい)。1データビ
ットを含むパルスの集合からの相関信号は、加算アキュムレータ140内で加算
される。アキュムレータ140の出力は典型的には、積分サイクルの終了時に検
出器144(例えば、コンパレータ)によりサンプリングされデータビットが1
または0であるかどうかを判定する。また、相関信号は、受信される信号に対し
て受信器時間ベース108をロック工程に保持する追跡ループフィルタ148に
も供給される。さらなる詳細および改変は、参照される特許中に見受けられる。
【0035】 ここで、インパルスレーダ位置または運動センサーの用途について考える。図
3は、超広帯域レーダセンサーの簡略化されたブロック図である。このインパル
スレーダセンサーは、ターゲットに向かってパルスを送信し、反射されたパルス
を受信器によってオフセット時間によって決定される遅延時間で受信することに
より動作する。このオフセット時間は、距離ゲートと呼ばれる、同等の感度の距
離を決定する。典型的なインパルスレーダは、多数のパルスからの戻り信号を加
算して、信号をノイズに対して改良し、それによって所与のパルスエネルギーに
対して達成可能な動作距離を改良する。
【0036】 図3を参照して、時間ベース108は、精密タイミング生成器120を安定し
たクロックで駆動する。コード生成器102は、送信されるパルスの櫛状スペク
トルを分散し、複数のレーダの同時動作を提供するために用いられる擬似乱数時
間オフセットを供給する。異なるコードまたは異なるパルス周波数を用いて各レ
ーダを動作するように設定することにより、複数のレーダが同じ領域内で動作さ
れ得る。別の方法が参照特許に開示されている。精密タイミング生成器120は
、コード生成器の入力に従って、タイミングパルスをパルサー124に送達する
。パルサー124は、RFパルス302をアンテナ128に送出し、送出された
RFパルス302は、ターゲット304へと向かい、反射されたパルス306は
、受信アンテナ128によって受信され、相関器136に供給される。また、相
関器136には、(テンプレート生成器132からの)パルスの送信時間から特
定の時間だけ遅延しているテンプレート信号も供給される。この遅延は、時間オ
フセットブロック152により、テンプレート生成器132へと提供される。受
信された信号とテンプレート信号との相関結果は、パルス加算アキュムレータ1
40へと供給される。複数のパルスの結果は、信号の処理および検出を行う処理
回路(またはコンピュータ)160へと供給される。信号を単に表示するだけの
場合もあり、信号が格納されている長期履歴のメモリから信号を減算して、運動
または変化を検出する場合もある。さらなる詳細ならびにアーキテクチャおよび
アルゴリズムの改変は、参照特許に見受けられる。
【0037】 従って、インパルス無線システムおよびインパルスレーダシステムは、本発明
による精密時間ベースから恩恵を受ける2つのシステムの例である。レーダに関
しては、本明細書中に開示されている精密時間ベースの用途はこれらの2つの例
示的システムに限定されず、実際、超広帯域システムにおける用途に限定されな
い点に留意されたい。本明細書中に提供される説明を読めば、本発明を別のシス
テムおよび環境において実施する方法は、当業者にとって明らかである。
【0038】 3.本発明 図4は、本発明による精密タイミング生成器400である。精密タイミング生
成器400は、上述した図のブロック120に相当する。ここで図4を参照して
、精密タイミング生成器400は、粗タイミング生成器404、細密タイミング
生成器408、および結合器412を含む、システムクロック信号416および
タイミングコマンド入力420は、これらの粗タイミング生成器および細密タイ
ミング生成器を駆動する。システムクロック416は、実施形態に応じて、タイ
ミング生成器400の一部として格納されるか、または外部入力ともなり得る。
システムクロック416は、第1の周波数でCLK信号を生成する。タイミング
コマンド入力420は、以下に詳細に説明するように、所望の遅延値を規定する
データワードである。粗タイミング生成器404は、フレーム基準信号432お
よび粗タイミング信号428を生成する。粗タイミング信号428は、フレーム
基準信号432を比較的粗の時間間隔に細分化する(subdivide)。細
密タイミング生成器408は、粗タイミング信号をより小さい間隔(または別の
実施形態では連続的に変化する間隔)に細分化する細密タイミング信号429を
生成する。細密タイミング生成器408は一般的には、粗時間間隔においてアン
ビギティを生じるいくつかの時間の遷移を生成する。結合器回路412は、この
アンビギティーを解消し、精密タイミング出力436を生成するように、粗タイ
ミング信号728と関連付けられた細密タイミング信号429を選択する。
【0039】 図5は、細密タイミング生成器408のブロック図である。クロック信号41
6は、正弦波生成器504を介して同じ周波数の正弦波信号を生成するために用
いられる。正弦波は典型的には、方形波デジタル信号から高調波を除去するフィ
ルタにより生成される。次いで、正弦波バージョンのクロックは、移相器508
へと供給される。移相器508は、タイミングコマンド入力420の細密時間構
成要素に応じて、正弦波の位相をシフトする。「デジタル」とラベル付けされた
ブロック512は、移相された正弦波を方形波に変換し、この方形波は結合器4
12へと転送される。
【0040】 1つの実施形態において、細密時間構成要素タイミングコマンド入力420は
、正弦波および余弦波の所望の移相を表す、(所与の移相値の持続時間において
は静的であるが、新しい移相値によって変化する)2つのアナログDCレベル信
号を含む。別の実施形態において、タイミングコマンドは、加法的に結合される
1組の別個の遅延値を表す、1組のデジタル線である。これらの2つの実施例に
ついては、図13および図18を論じる際により詳細に説明する。当業者には明
らかなように、別の移相回路も、本発明のより広範な機能または特定の機能のい
ずれかの利点からも逸脱することなく可能である。
【0041】 図6は、タイミング生成器400の動作を示すフロー図である。ここで図4お
よび図5を参照して、工程604において、システムクロック416は、第1の
周波数でCLK信号を生成する。工程608において、粗タイミング生成器40
4は、粗タイミング信号428を生成する。この粗タイミング信号428は、フ
レーム基準信号432に比例する信号であり、タイミングコマンド入力420の
関数である。
【0042】 工程612において、細密タイミング生成器408は、タイミングコマンド入
力420によるフレーミング信号に時間的に比例して配置される一連の細密タイ
ミング信号の遷移を生成する。
【0043】 工程616において、結合器412は、粗タイミング信号428に応じて細密
タイミング信号の遷移の1つを選択し、その結果得られたタイミング信号436
を出力する。
【0044】 図7は、精密タイミング生成器400の実施の一例を示すブロック図である。
タイミング生成器400は、CLK信号を生成するシステムクロック416(電
圧制御された発振器またはVOCとして図示)と、同期型計数器704と、基準
信号生成器708(基準クロックまたはREF CLKとも呼ばれる)と、位相
/周波数検出器712と、位相ロックされたループ(PLL)フィルタ716と
、コンパレータ720と、遅延ワードラッチ728とを含む。細密タイミング生
成器408および結合器412は、簡潔にするために1つのブロックとして図示
してある。
【0045】 好適な実施形態において、計数器704は、システムクロック416により生
成されるCLK信号を、より低速の(lower rate)信号(すなわち、
フレーム基準信号432)に分割する同期型計数器である。また、好適な実施形
態において、コンパレータ720は8ビットのコンパレータであり、(遅延ワー
ド)ラッチ728は8ビットのラッチである。フレーム基準信号432は、時間
間隔を規定するため、「フレーム間隔」とも呼ばれる。フレーム間隔は、計数器
704の最上位ビットの周期により規定される。
【0046】 計数器704はまた、計数値764を出力する。計数値764は、粗時間間隔
を規定する。より詳細には、計数値764は、現在のフレームにおいて発生した
周期436の数を示す。言い換えれば、計数値764は、現在のフレームの開始
から経過した時間の長さを示す。
【0047】 ユーザが粗タイミング信号428(すなわち、好適な実施形態における、粗遅
延パルスの発生のタイミング)のタイミングを選択することを可能にするために
、図示の実施形態では、コンパレータ720およびラッチ728を利用する。所
望の粗時間間隔に相当する計数値764が、図中で粗遅延ワードDC0−DC7
として示されているように、ラッチ728にロードされる。計数器704がVC
O416のパルスを計数するとき、コンパレータ720は、ラッチ728におい
てラッチされるDC0−DC7の値と、計数器704中の値とを比較する。計数
器704中の値とラッチ728中の値が整合すると、粗タイミング信号428の
状態が変化する。好適な実施形態において、コンパレータ720は単に、粗タイ
ミング信号428を粗タイミングパルスの形態で出力する。
【0048】 粗タイミング信号428は、細密タイミング生成器408が次の間隔をトリガ
することをイネーブルするために用いられる。次いで、結合器412は、タイミ
ング出力436を生成する。
【0049】 精密タイミング生成器を実施する際の1つの問題点として、安定しかつ正確な
、高周波の周波数ソースの利用可能性がある。高周波信号生成器に関して特に問
題となる特性の1つは、経時的にドリフトする傾向する点がある。しかし、高速
の場合、高解像度システムまたは広帯域システム、高周波がしばしば要求される
【0050】 本発明において、タイミング生成器400は、位相ロックされたループ(PL
L)を用いて、VCO416の安定性を保持する。図7に示す実施形態において
、PLLは、位相/周波数検出器712(単に位相検出器と呼ぶ)と、REF
CLK708と、PLLフィルタ716とを含む。非常に精密のREF CLK
708に対してVCO416を位相ロックすることにより、正確性および安定性
が提供される。周波数が例えば10MHZのとき、非常に精密で正確な基準信号
生成器が商業的に利用可能である(例えば、圧電結晶発振器)。
【0051】 位相検出器712は、同期型計数器(フレーム基準信号432)の出力と、R
EF CLK708により生成される基準信号766とを比較し、同期する。フ
レーム基準信号432は、パルス反復周波数(すなわち、416のCLK信号)
から分割されるため、位相検出器712およびそれに伴うREF CLK708
は、ずっと低い周波数で動作する。位相検出器712はエラー信号を出力し、そ
の信号はPLLフィルタ716により受信される。PLLフィルタ716は、V
CO416がREF CLK708と同期するようにVCO416を調節する。
好適な実施形態において、位相検出器は、当業者に公知の位相/周波数タイプの
検出器(例えば、Motorola MC14046)である。この検出器は、
広範囲なロックイン距離を可能にし、VCOの決定論的(determinis
tic)ロックインを確実にする。
【0052】 精密タイミング生成器400の動作をさらに明らかにするために、以下の例を
考える。100nsのフレーム間隔を有するシステムにおいて、本発明者らは、
この100nsのフレーム信号から56ns遅延するタイミング信号を生成する
ことを所望する。この100nsのフレーム間隔は、それぞれが390.6ps
の256個の粗遅延間隔に分割される。次いで、この粗遅延間隔値は、(56*
100/256)の整数部分(すなわち、21)となる。その残り(すなわち、
0.875)が細密遅延値となる。この細密遅延値は、粗遅延サイクルにおいて
0.875のサイクルを選択するために用いられる。したがって、(以下に説明
する)正弦波ルックアップ表からの「In0」値は、In0=sin(2*pi* 0.875)=−0.707となり、余弦波ルックアップ表からの「In90」
値は、In90=cos(2*pi*0.875)=0.707となる。これらの
値は典型的には、正弦/余弦ルックアップ表から読み取られ、デジタル−アナロ
グ(DAC;以下に詳細に説明する)に印加され、その結果得られたアナログ電
圧は、時間遅延システム(これもまた以下に詳細に説明する)のIn0入力およ
びIn90入力に印加される。粗遅延システムと細密遅延システムとの間に一定
の時間遅延オフセットがある場合、上記の計算式に位相角修正因子を加えること
により、この一定の時間遅延オフセットが計算され得る。
【0053】 図8は、タイミング回路の一部をASICチップ802を用いて実施した1つ
の実施形態の図である。図8は、ASCIおよび構成要素技術とを最適に整合さ
せるために、システムをどのように区分しているのかを示す。この図において、
粗遅延機能404、細密遅延機能408および結合器機能412は、SiGeチ
ップ802上にあり、DAC機能、RAM機能およびVCO機能は、チップ上に
ない(off chip)。このことは、DACおよびRAMに関する従来技術
を最大限に活用すると同時に、SiGeプロセスのパワーをタイミング機能に集
中させることを可能にする。このことは、ASIC 802の高感度のタイミン
グからRAMおよびDACの遷移を隔離する(separate)というさらな
る利点を有する。このアーキテクチャを保持する際、VCO416の入力ならび
にタイミング出力およびフレームクロック出力は、ジッタに影響を与え得る、共
通のモードノイズ結合の低減を支援する差分信号である。これらの信号は、図を
簡潔にするため、別々に図示していない。
【0054】 ASIC回路を異なる形態で実施することにより、さらなる利点が得られ得る
。論理は、十分に差動的な電流のステアリング論理において実施され、アナログ
回路は、チップがクロック周波数の影響を受けずに一定の電流を電流を描くよう
に差動増幅器およびフィルタを含む。このことは、出力にジッタを導き得るチッ
プ上の遷移を最小化する。これらの回路は当業者にとって明らかであり、実際、
SiGeに適応可能な例示的回路は、いくつかのセルライブラリにおいて実質的
に入手可能である。しかし、完全性のため、例として、SiGe差分ANDゲー
トを、図22と関連付けて以下に説明する。
【0055】 ここで図8を参照して、タイミング信号が所望されるフレーム基準出力432
の各サイクル毎に、16ビットの遅延値808が、タイミングシステム800に
入力される。遅延値808は、レジスタ876に格納される。(MSBの)最上
位ビットが、ASIC802内の粗遅延ラッチ(936として以下に説明する)
に直接提供される。MSBは、粗遅延ワード840(DC0〜DC7)824を
含む。最下位ビット(LSB)は、細密遅延ワード(DF0〜DF7)を含み、
IQ RAMの872、871およびDACの843、845を介してアナログ
レベルに変換される。E/L信号841は、MSBに固有のDF0〜DF7であ
る。
【0056】 ASICシリアルバス804は、データ入力(DIN)信号、シフトロック(
SCLK)信号、およびチップ選択(CS)信号との3つの電線(wire)入
力である。シリアルバス804は、SCLKが外部ソースからASICモジュー
ル802に提供された場合にスレーブモードで動作するように作製される。チッ
プ選択ピンが高くなると、データは、図9と関連して以下に説明するように、D
INピンを介して内部シフトレジスタにクロックされる。
【0057】 ASIC802は、外部の2.56GHzクロック(VCO416)と関連付
けられた4つのピンを有する。典型的には、20MHz〜40MHzの基準クロ
ック708がVINピン(812に図示)上のASICに提供され、2.56G
HzのVCO416が、差分ピン(主に816に図示)を介して提供される。こ
れらのクロック信号は、ASIC802内部の周波数/位相コンパレータに送ら
れ、PFD出力ピン上にVCO修正信号820を生成する。このPFD出力信号
は、VCO416に送り返され、VCO416(it)を保持し、フレーム基準
出力432を基準クロック708に対して位相ロックした状態を保持する。
【0058】 ブランキング信号828は、ASIC802の出力をディスエーブルし、タイ
ミング信号の生成を抑制するアクティブロー信号である。
【0059】 粗データワードおよび制御信号のうちの1つの値を、FEビットのコンフィギ
ュレーションシフトレジスタ920(以下の図9を参照)にシフトすることによ
り選択された粗データワードおよび制御信号をラッチする際に、ASICが用い
るモードは2つある。ASIC802がFEモードである場合、ASIC802
は各フレームの開始毎にラッチする。このモードにおいて、LE(ラッチイネー
ブル)信号832は、常時ローのままでなければならない。ASICがFEモー
ドでない場合、LE832は、外部から提供されたラッチイネーブルとして用い
られる。
【0060】 A/B入力836は、ASIC内の粗パルスを遅らせるためにどの内部細密遅
延回路を用いるかを選択するために用いられる。これの主要な目的は、より低コ
ストでより低速な支持構成要素(support components)の使
用を可能にすることである。一例として、A−DAC843がB−DAC845
を整定する関係が用いられ、逆の関係も成り立つ。同時に安定していなければな
らないのは1組のDACのみであるため、DACの各組は、1組の非「ピンポン
型(ping ponged)」のDACが動作するのに必要な速度の半分の速
度で動作するだけすむ。A/B回路により影響を受ける入力は、In0A線、I
n90A線、In0B線、およびIn90B線だけである。
【0061】 A/B信号836は、フリップフロップ854により生成される。フレーム基
準出力信号432は、フリップフロップ855のクロック入力に与えられ、
【0062】
【数1】 は、フリップフロップ入力に供給される。
【0063】
【数2】 は、ASICおよびAチャンネルIQ RAM872に提供される。Aチャンネ
ルおよびBチャンネルはピンポン様式で機能するため、
【0064】
【数3】 はインバータ856へと提供され、BチャンネルIQ RAM871を駆動する
ために用いられる。
【0065】 細密タイミングチャンネルAおよびBは、細密タイミング信号In0A、In
90A、In0B、およびIn90Bが粗遅延ワードDC0〜DC7を遅らせる
ことを生じさせる伝播遅延を導入する。この遅延は、1組のパイプライン遅延8
60および858を介してDC0〜DC7およびE/L信号841を遅らせるこ
とにより、補償される。従って、粗時間値および細密時間値は、フレーム基準出
力信号432を、フリップフロップ855ならびにパイプライン遅延860およ
び855に対するクロック入力として用いて同期される。
【0066】 A/B機能を使用しないことにより、ある程度の経済性が得られ得る。この場
合、A/B信号836は、設計者の選択によりハイまたはローに固定され、1組
の対応するDACのみが必要となり、パイプライン遅延ブロック858および8
60を無くすことができる。これによるシステム性能への影響は、連続的コード
位置間の距離を、DACの設定時間よりも短くできない点である。全てのコード
位置はそれでもLEラッチモード内に到達するが、この構成は典型的には、コー
ド領域の50%が設定時間で占められる簡略化されたシステムにおいて用いられ
る。このようなシステムの場合、遅延ワードはFE信号の立ち上がりエッジでラ
ッチされ、このフレームの最初の50%(100nsフレームについて50ns
)は使用されない。この領域についてはコードは生成されない。
【0067】 レジスタ876からのMSBは、ASIC802に8ビットのパラレルパラレ
ル粗遅延値を提供する粗遅延ワード724を含む。この値は、以下に述べるよう
な、ASIC内部の細密遅延回路により生成される細密遅延値と組み合わされる
粗遅延ウィンドウを選択する。パイプライン遅延860は、粗遅延ワード724
のローディングとフレーム基準出力432とが同期するように、(当業者が本明
細書中の議論を鑑みれば明らかとなるような様式で)提供される。
【0068】 ASIC802の細密遅延回路に対するアナログ入力は5つある。In0Aお
よびIn90Aは、A細密遅延回路に対するIQ(正弦、余弦)入力であり、I
n0BおよびIn90Bは、B細密遅延回路に対するIQ入力である。InRe
f868は、基準電圧をIQ入力に与えるアナログ信号である。InRefは、
別のアナログ入力範囲内で設定されるべきである。例えば、In0およびIn9
0が1ボルトと4ボルトとの間を行き来する場合、InRefは2.5ボルトに
設定されるべきである。
【0069】 E/L(初期/後期)信号841が、細密遅延回路が基準として用いる内的粗
遅延パルスを選択するために提供される。ASICチップ802内部では、後述
するように、粗遅延パルスは、半クロックサイクル遅延されるバージョンの信号
を生成するフリップフロップを通じて動作する。オリジナルの粗遅延パルスは、
初期パルスとして知られ、遅延されたバージョンの粗遅延パルスは後期パルスと
して知られる。E/L信号は、最終出力遅延を生成するためにどの粗パルスが基
準とされるのかを、細密遅延回路に伝達する。この信号のタイミングは、IQ
RAM872の構成に依存する。E/L回路が無いと、細密遅延スパン全体にわ
たって利用可能な粗遅延パルスが1つも無いため、ASICは、100%のコー
ディングスパンをフルにカバーすることができない。E/L信号は、別の粗遅延
パルスを選択して、オリジナルの粗遅延パルスがカバーできない領域を満たすこ
とを可能にする。
【0070】 図8に示す実施において、細密遅延のデジタル値は、レジスタ876の下位8
ビットである。これらのデジタル値は、IQ RAM872、871内の正弦値
および余弦値をルックアップするために用いられ、DAC843および845に
よりアナログ値に変換される。これらのアナログ値は、以下により詳細に説明す
るように、細密遅延を生成するためにASIC802により用いられる。
【0071】 設定例において、ブランク信号828は、ASIC出力がイネーブルされるよ
うにハイに固定される。A/B線836は、用いられるアナログ入力に応じて、
ハイになるか、ローになるか、または各フレームとトグルするかのいずれかにな
る。LE線832はローに固定され、シリアルバスはFEモードを選択するため
に用いられる。このことは、ASICが各クロックに内的にラッチする状態に設
定する。16ビットのデジタル遅延ワード876は、遅延を生成するためにAS
CIを設定するために用いられる。遅延ワード876の最上位の8ビットは、A
SIC粗ワード入力に印加される8ビットの粗ワード844として、直接用いら
れる。最下位の8ビットは、IQ RAM872に供給されるアドレスを含む。
指定されたアドレスのI RAMおよびQ RAMから出てきたデータは、2つ
の異なるDACに印加される。一方のDACは0度の信号用であり、他方のDA
Cは90度の信号用である。IQ RAMが、シフトしたデータ表を用いてロー
ドされる(IQ RAM部を参照)場合、細密遅延ワードの最上位ビットは、A
SICのE/L入力841に経路設定される(routed)。次いで、ASI
Cは、16ビットの遅延ワード808により供給される値全てに整合するよう遅
延されたタイミング出力436でパルスを生成する。
【0072】 本発明は好適には、2つの細密遅延システム/回路AおよびBで実施される。
2つの遅延回路を設けると、一方の回路が使用中のときに他方の回路を設定する
ことが可能になる。このことは、より低コストの構成要素で同じ性能を保持する
ことを可能にする。
【0073】 図9は、本発明の好適な実施形態による、粗タイミング生成器404をより詳
細に示す。この実施形態は、タイミング生成器の動作を、異なるクロック速度お
よび異なるモードに対して適応させるための機能を含む。ここで図9を参照して
、様々な内的状態を設定するために、コンフィギュレーションシフトレジスタ9
20が用いられる。DINおよびSCLKとしてラベル付けされた2つの入力は
、CS(チップセット)によりイネーブルされると、それぞれデータをレジスタ
に格納するためのコンフィギュレーションデータおよび関連クロックを供給する
。S5およびS6とラベル付けされた2つのビットは、粗遅延システムのモジュ
ーロサイズおよび関連する分割比(divide ratio)をそれぞれ制御
するコンフィギュレーションビットである。D0およびD1コンフィギュレーシ
ョンビットは、基準クロックに印加される分割率を制御し、FEビットは遅延レ
ジスタをラッチモードに設定する。SCLK入力がコンフィギュレーションシフ
トレジスタ920に印加されると、当業者に明らかなように、S5、S6、D0
、D1、およびFEに関する所望の値が、DIN入力に連続的に印加され、シフ
トレジスタ形式内の連続的位置に格納される。
【0074】 図9の粗遅延システムの詳細な動作は、以下の通りである。基準クロック70
8からの基準信号が、バッファ904を通り、マルチプレクサ(MUX)908
において受信される。バッファ904の出力はまた、1組の直列接続され、2で
分割されるように構成された、フリップフロップ912および916を通過する
。各フリップフロップは、自身の出力を提供する。フリップフロップ912およ
び916の出力は、MUX908において受信される。次いで、MUXは、入力
D0およびD1に従って、出力を1つ選択する。従って、MUXは、直接基準ク
ロックから、このクロックの2で分割されるバージョンおよび4で分割されるバ
ージョンを選択できる。MUXの出力は、基準クロック入力として、周波数/位
相検出器(PFD)924へと供給される。VCO416もまた、選択可能な分
割チェーンを通過し(これについては後述する)、PFD924のVCO入力に
供給される。PFD924の出力は、VCO周波数制御入力を駆動するループフ
ィルタ716(図7を参照)に結合されたチャージポンプ(CP)948を駆動
し、位相ロックされたループ機能を終了する。
【0075】 差動クロックバッファ928は、差動入力VCO+およびVCO−を受信する
(これらのVCO信号は、図4、5、および7において、単一のVCO416と
して示されている)。このクロックバッファ928の目的は、絶縁と、2.56
GHzの入力信号の共通モードノイズ阻止性能とを提供することである。1つの
実施形態において、これは、(本発明の精密タイミング生成器を含む)ASIC
への入力信号であり、グラウンドバウンス絶縁(ground bounce
isolation)が望ましい。クロックバッファ928の出力は、様々なオ
ンチップ回路を駆動する主クロック信号CLKである。
【0076】 このCLK信号は、可変長で、自走形式の、同期型計数器である同期型計数器
932を駆動するために用いられる。計数器の有効長さおよびその結果得られる
分割率は、3つの最上位ビットのうち1つをMUX944における出力ビットと
して選択することにより設定される。MUX944の出力は、フレーム信号また
はフレーム基準パルス(FRP)964と呼ばれる。FRP964は、(MUX
944を介してS5信号およびS6信号により選択される)同期型計数器932
の6次ビット、7次ビットまたは8次ビットのいずれかである。FRPは、次い
で、差動バッファ968を介して出力され、グラウンドバウンスおよびノイズ結
合が最少化される。S5およびS6のコンフィギュレーションのビットは、出力
に供給される計数器ビットを選択する。
【0077】 代表的な動作において、入力VCOクロックは2.56GHzであり、分割率
は256に設定され得る。この場合、分割された出力信号は10MHzである。
これにより、10MHzのシステムフレーム速度を生じる。分割率が128また
は64の類似の様態の場合、システムフレーム速度はそれぞれ、20MHzまた
は40MHzとなる。
【0078】 ラッチ936は、粗遅延ワードDC0−DC7、初期/後期(E/L)信号入
力、およびA/B信号入力を受信する。これらの入力は、ラッチされ、自身が要
求されている動作時間の間一定に保持される。内的ストローブ(ITSB)信号
966は、ラッチ936のローディングを可能にする。このITSB信号955
は、論理ゲート969および970を介して、FEコンフィギュレーションコマ
ンド、フレーム基準パルス(FRP)964、およびラッチイネーブルLE入力
信号によって生成される。
【0079】 本発明の機能は、内的フレーム基準ラッチングモードである。このモードにお
いて、フレームクロック信号の立ち下がりエッジにおいて、新しい遅延値がラッ
チされる。この内的フレーム基準ラッチングモードを用いるためには、FEをハ
イでシフトレジスタ920に格納し、LEをローに保持する必要がある。(LE
は、外部からの信号として回路に提供され、内的フレーム信号ラッチングモード
をバイパスするために必要に応じてハイまたはローにバイアスされ得る。)FE
がローの場合、LE信号のハイへの遷移が、入力データ(すなわち、A/B、E
/L、およびDC0−DC7)をラッチする。LEラッチングモードを外部から
制御して、100%フレームをカバーすることを可能にする(100%フレーム
をカバーすることとは、あらゆる全ての粗フレーム値がプログラム可能であると
いう意味である)。このことは、この外部制御によって設定時間の準安定の影響
を粗時間遅延値から遠ざけることにより、必要に応じて設定時間を移動すること
を可能にする。LE信号が移動すると、この設定時間も移動する。しかし、この
ことは、入力データを適切にラッチするために、フレーム内において外部回路が
LE信号を異なる時間に供給することを要求する。LE信号の位置は、実行中に
計算でき、もしくは、関連する粗遅延値および細密遅延値を用いて事前計算およ
び格納も可能である。
【0080】 LE信号は、FEがローのときに、FRP964の代わりにラッチをロードす
るために用いられる。内的ブランキング信号ILBは、ITSB信号の後に、C
DPを2サイクルの間ブランキングし、これにより、FRPがデータをラッチす
るために用いられる場合、フレームの最初の2つの粗ビン(bin)がCDPパ
ルス信号を生成することが不可能となる。CDP信号が無いと、FDP出力信号
も抑制される。ILB信号は、クロック遅延信号956により生成される。
【0081】 従って、LEはフレーム内のどこにでも発生し得る非同期型入力である。しか
し、出力パルスの場合、コンパレータ940内の設定に関する問題(これについ
ては、後述する)のため、LEエッジの後のこれらの2つの粗ビンは利用不可能
である。LEの位置とタイミング入力ワードとを調整して、設定時間が妨害され
ないように確実にすることは、システムのユーザにかかっている。1つの実施形
態において、2つのLE信号が用いられ得る(一方の信号は、他方の信号よりも
少なくとも2つの粗遅延間隔分遅延される)。粗遅延ワードDC0〜DC7の値
に基づいてLE信号選択ビットを生成し、その粗遅延値にとって適切なLE信号
を選択することができる。その粗遅延ワードに対応する遅延値の前に少なくとも
2つの粗遅延間隔がある信号である限り、どちらのLE信号も用いられ得る。
【0082】 例えば、図10に示すように、所望の粗遅延(粗遅延ワードDC0〜DC7に
関連する遅延値)がフレームXの前半部分にある場合、LE1は、フレームの前
半部分内のあらゆる粗遅延値を可能にするラッチをロードするために用いられる
べきである。所望の粗遅延がフレームXの後半部分にある場合、LE2が用いら
れるべきである。LE位置を2つ選択するだけで、連続する出力パルス信号間の
最小限の時間間隔が限定される点に留意されたい。従って、LE1を用いてロー
ディングすると、X−1の最終1/4部分内のパルスが使用されることが妨げら
れる。このことは、パルスが互いにフレームの1/2よりも近接することを妨げ
るパルスをフレームの1/2よりも互いに近接させる必要がある場合、システム
は、LEの配置場所を2箇所よりも多く設けなければならない。
【0083】 コンパレータ940は、粗遅延機能の核心部分を形成する。コンパレータ94
0は、計数器932によるビット出力の対応する数を用いて、S5ビットおよび
S6ビットにより選択されたビット数に応じて、データワードDC0〜DC7の
必要なビットを比較する。
【0084】 計数器932内の値と、ラッチ936内の値とが整合すると、粗遅延パルス(
CDP)が生成される。前述したように、S5およびS6は、計数器の有効長さ
を制御する。それに対応して、S5およびS6は、所望のビットのみを比較でき
るよう、比較動作の長さも制御する必要がある。分割器932が256、128
または64で分割を行うように構成されている場合、コンパレータ940はそれ
ぞれ、8ビット、7ビットまたは6ビットを比較する。このようにして各フレー
ム毎にCDPが生成される。
【0085】 コンパレータ940の出力は、CLK信号によってクロックされるフリップフ
ロップ948により受信される。このことは、その結果得られた信号のタイミン
グを再度同期する。フリップフロップ948の出力は、ANDゲート952によ
り受信される。ANDゲート952はまた、クロック遅延ブロック956および
ブランキング信号960から信号ILBも受信する。ブランキング信号入力96
0は、アプリケーション要求に応じて出力パルスの生成を抑制するために、ユー
ザに利用可能となる。ANDゲート952は、粗遅延パルス(CDP)を出力す
る。CDPは、VCOの時間に等しい持続時間を有する。
【0086】 図11は、LE、E/L、およびA/Bの概念を連結したものである。LEタ
イミングは、1102にある各フレームの開始部分において、粗遅延ワードのラ
ッチングを処理する。E/Lタイミングは、細密遅延回路が1104においてフ
レーム毎に基準として用いる内的粗遅延パルスを選択する。最後に、A/Bタイ
ミングは、フレーム間の細密タイミングの設定を処理する。
【0087】 図12は、本発明の1つの実施形態に関する、細密遅延機能および結合器機能
をより詳細に示したものである。前述したように、CDP信号は、1つのVCO
時間の持続時間を有する。この時間長さは、外部回路を駆動するには短すぎる。
パルスストレッチャー1204は、CDPが十分長いことを確実にするために用
いられる。このパルスストレッチャーは、(クロックバッファ928から)主ク
ロック信号CLKを用いて、CDP信号の長さを伸ばす。
【0088】 CDPパルスは、CDPを所望の分量だけ延びるパルスストレッチャー120
4により受信される。本発明の1つの実施形態において、パルスストレッチャー
1204は、400psのCDPを6.4nsのパルスに伸長する。パルススト
レッチャー1204は、フリップフロップ1212に結合される。フリップフロ
ップ1212のQ出力は、フリップフロップ1208の入力Dに結合される。延
びたフリップフロップ1208および1202によって受信される。フリップフ
ロップ1208は、CLKの負エッジによりクロックされ、フリップフロップ1
212は、CLKの正エッジによりクロックされる。各フリップフロップは、初
期後期(E/L)信号に基づいてCDPを選択するMUX1216に結合される
。各フレームの遅延値が異なるため、2つのフリップフロップを用いている点に
留意されたい。遅延値は実際は、400psの周期内のどこにでも配置できる。
E/L信号は、正確な遅延を有するCDPを選択するために、MUX1216に
より用いられる。MUX1216の出力は、結合器フリップフロップ1232の
入力Dとして提供される。
【0089】 上述したように、精密時間生成器は、図12に1220および1224として
図示されている、2つの細密時間生成器AおよびBを含む。2つの細密細密時間
生成器は、細密細密時間生成器の入力に必要な設定時間を克服するために用いら
れる。例えば、細密時間生成器1220は、第1のフレーム間において細密時間
遅延を生成すると同時に、次のフレーム用の入力を細密時間生成器1224に供
給するために用いられる。このことは、本発明が、フレーム毎に各フレーム内の
あらゆる全ての細密時間遅延間隔を100%カバーすることを達成することを可
能にする。
【0090】 細密時間生成器1220は、第1のフレームの時間の一部に細密時間部分を生
成するために用いられ、細密時間生成器1224は、次のフレーム用の細密時間
遅延を生成するために用いられる。細密タイミング周期は1.6psオーダーで
あるため(ただし、DACが8ビット、または100nsが2562で分割され
ると仮定して)、単一の細密時間生成器にとって、第1のフレームの最後まで必
要な細密時間遅延を生成し、次のフレーム用の細密時間遅延が第1のフレームの
開始部分にある場合に、次のフレームについての時間要求を受信するための時間
が不十分である。
【0091】 細密時間生成器の選択は、A/B選択信号1219を用いて行われる。細密タ
イミング遅延生成器1220および1224は、デジタル−アナログ変換器(D
AC)を用いて実施される。A/B選択信号1219は、より低速のDACを用
いてもなお100%のフレームをカバーする状態を保持することを可能にするよ
うに提供される。このモードの動作時に、1220または1224は駆動され、
遅延出力がもう一方から取り出される間に整定する。次の出力パルスの場合、第
1の細密タイミング遅延生成器が選択され、第2の細密タイミング遅延生成器は
、新し値を受信し、次のフレームの細密時間遅延を生成するために整定を開始す
る。
【0092】 この実施形態における結合器回路は、MUX1228からの細密遅延出力信号
が接続されたクロック入力を有し、MUX1216からの粗遅延出力信号が接続
されるデータ入力を有する、エッジがトリガされたフリップフロップ1232で
ある。従って、精密タイミングが細密遅延信号および粗遅延信号により決定され
、どの細密遅延遷移を用いるかを選択するためだけに貢献する。これを達成する
ためには、フリップフロップ1232の設定時間を観測しなければならない。こ
のことは、MUX1216を介して2つの交互のCDP信号から1つを選択する
E/L信号によって確実にされる。EL信号を決定するためのアルゴリズムにつ
いては、後述する。フリップフロップ1232の出力は、差動出力バッファ回路
1236を駆動し、これによりグラウンドバウンスおよびノイズ結合が最小化さ
れ、細密遅延差動出力FDP+およびFDP−が生成する。
【0093】 図13は、1つの実施形態の細密タイミング生成器を詳細に示したものである
。簡潔に言うと、この細密時間生成器は、精密遅延または移相用に用いられるI
/Q変調器である。このI/Q移相回路は、標準的な、角度加算(angle
addition)の際、三角関数関係を実施する。
【0094】 sin(A+B)=sinAcosB+cosAsinB ここで、Aは移相した信号1344および1348の時間依存性を示す。
【0095】 A=2πft (ここで、fはCLK信号の周波数であり、tは時間である。)角度Bは、乗算
器1320および1328の入力に、それぞれ正弦レベル信号および余弦レベル
信号の形態で付与される所望の移相角度である。
【0096】 INCOS=cosB=IN0−InRef、 INSIN=sinB=IN90−InRef ここで、InRefは、INCOSおよびINSINが単極信号となることを可
能にし、回路オフセットにとっても適正であるように使用される、DC基準信号
である。 従って、 sin(2πft+B)=sin(2πft)*INCOS+cos(2πf
t)*INSIN ここで、 sin(2πft+B)は出力信号1356であり、 sin(2πft)*INCOSは、乗算器1320の出力1360であり、 cos(2πft)*INSINは、乗算器1328の出力1364である。
【0097】 先ず、直列接続された、3つのローパスフィルタ1304、1308およびR
CネットワークRC1301/C1303が、CLK信号をフィルタリングする
。これらのローパスフィルタ1304および1308は、CLK信号から高周波
成分を除去し、正弦波を出力する。多相フィルタ1312が、正弦波を受信し、
正弦波(Sin 2πft)1344および余弦波(Cos 2πft)134
8を出力するようにフィルタ1308に結合される。増幅器1316において、
信号INCOS=cosB(Bは、所望の遅延移相角である)が受信される。ま
た、増幅器1324において、信号INSIN=sinBが受信される。増幅器
1320は、INCOSおよびSin2πftを受信し、生成物信号1360を
出力する。乗算器1328は、INSINおよびCos2πftを受信し、対応
する生成物信号1364を出力する。乗算器1320および1328に結合され
た加算器1332は、各乗算器の生成物信号を受信し、Sin(2πft+B)
を出力する。加算器1332の出力1352は、従って、所望の遅延Bを有する
正弦波である。コンパレータ1336は、加算器1332からCos(wt−t
B)を受信し、1356に示すように所望の遅延Bを有する方形波クロックを出
力する。これらの回路構成要素は、さらなる移相を導入可能であるが、本明細書
中に記載した綿密な回路設計およびキャリブレーション工程は、これらの移相を
除去可能である。
【0098】 図14は、図13のPFF機能用に使用可能な、例示的多相フィルタを示す。
図14において、C1406およびR1403は、出力信号1444を入力信号
1440の45度前方に移相させる先行ネットワークを形成する。この出力信号
は、便宜上、OUT0とラベル付けされる。R1404およびC1407は、出
力信号1448を入力信号1440の45度後方にシフトする遅延ネットワーク
を形成する。この出力信号は、便宜上、OUT90とラベル付けされる。移相ネ
ットワークがロードされないよう、入力駆動は低インピーダンスであり、出力負
荷は高インピーダンスである必要がある。
【0099】 図15は、本発明の1つの実施形態による、細密遅延回路および結合器回路の
基本的動作を示すタイミング図である。ここで図13および図15を参照して、
CLK信号入力は、関連要素と共に、フィルタ回路1304および1308によ
りフィルタリングされる。このフィルタは、方形波CLK信号から高調波エネル
ギーを除去し、ほぼ正弦波の信号1540を生じる。このフィルタリングの結果
、この正弦波信号は、或る程度の一定の移相を有し得るが、図中では、簡略化の
ため、CLKと同期した状態で図示されている。この正弦波信号は、移相ネット
ワーク1312、1320、1328、1332により移相される。このことは
、移相した正弦波1356を生じる。この移相した正弦波は、増幅され、必要に
応じてレベルシフティングされ、増幅器1336内の論理クロックへと再度変換
される。この機能の場合、シュミットトリガ形式の正フィードバックが有用であ
り得る。
【0100】 FRP信号432は、1つのフレーム時間につき1つの出力パルスのみが生成
される、フレーム時間を示す。CDP信号428は、粗遅延生成器の出力であり
、CLKと同期する。CDP信号428は、CLKからの一定の位相オフセット
も有し得るが、簡略化のため、同期した状態で図示されている。遅延パルス42
4は、CDP信号がハイになった後に、細密遅延出力1556の立ち上がりエッ
ジから生じる。出力パルスの細密位置決めは最初は細密遅延信号に依存し、CD
P信号のエッジ中のジッタは、設定時間が適切である限り、2次的効果のみに留
まるように減衰されるべきであることが理解され得る。CDPは、どの細密遅延
信号のエッジがアクティブであるかを選択するように機能する。
【0101】 図16は、図9および図12に関連して上述した、初期/後期(E/L)信号
の詳細を示すタイミング図である。E/L信号は、粗遅延間隔(スロットまたは
ビンとも呼ぶ)を100%のカバーした状態で、粗遅延間隔内のどこにでも、細
密遅延パルス(FDP)を位置決めするために用いられる。細密遅延パルスの立
ち上がりエッジは、粗遅延間隔内のどこにでも存在し得るため、ある範囲の細密
遅延値は、結合器のフリップフロップ1232の準安定範囲に近接し過ぎて、正
確な結果を得ることができない。この問題を解消するために、伸長されたCDP
(パルスストレッチャー1204の出力)を再クロックした2つのバージョンが
生成される。図12に示すように、初期バージョン(E)は、CLKの立ち下が
りエッジにおいてフリップフロップ1212により生成され、後期バージョン(
L)は、CLKの立ち上がりエッジにおいてフリップフロップ1208により生
成される。MUX1216は、E信号またはL信号のどちらかを、E/LをMU
X制御信号として用いて選択する。
【0102】 図16は、上記信号のタイミング関係を示す。CLKは、100/256ns
(=390ps)の周期を有するクロック信号であり、100nsのフレームを
(データワードDC0〜DC7を介して)256個の粗遅延間隔に分割すること
により生じる。SCDP(T)は、遅延時間Tの伸長された粗遅延パルスである
。遅延時間Tは値Tを示し、0<=T<256が、(FEラッチモードの)フレ
ームの開始時において、(粗データワードDC0〜DC7を介して)ラッチ93
6にロードされる。Tがロードされる場合、E(T)は初期パルスである。Tが
ロードされる場合、L(T)は後期パルスである。T−1が用いられる場合にL
(T−1)が後期パルスであり、T+1が用いられる場合にE(T+1)が初期
パルスである様子も図示されている。
【0103】 粗遅延スロットの最初の1/4で所望の出力が発生した場合、細密遅延MUX
1228の各立ち上がりエッジは、図16中の斜線を引いたFQのハッシュ領域
内にある。FDPの立ち上がりエッジが時間Tの最初の1/4内にある場合、L
(T)は、フリップフロップ1232に対する入力Dとして用いられることにな
ることが分かる。このことは、ラッチ936がT−1でロードされることを要求
し、E/LはLを選択するように設定されることとなる。
【0104】 粗遅延スロット中のちょうど真中で所望の出力が発生した場合、細密遅延MU
X1228の各立ち上がりエッジは、図16中の斜線を引いたMHのハッシュ領
域内にある。FDPの立ち上がりエッジが時間Tのちょうど真中にある場合、E
(T)は、フリップフロップ1232に対する入力Dとして用いられることにな
ることが分かる。このことは、ラッチ936がTでロードされることを要求し、
E/LはLを選択するように設定されることとなる。
【0105】 粗遅延スロットの最後の1/4で所望の出力が発生した場合、細密遅延MUX
1228の各立ち上がりエッジは、図16中の斜線を引いたLQのハッシュ領域
内にある。FDPの立ち上がりエッジが時間Tの最後の1/4内にある場合、L
(T−1)は、フリップフロップ1232に対する入力Dとして用いられること
になることが分かる。このことは、ラッチ936がTでロードされることを要求
し、E/LはLを選択するように設定されることとなる。
【0106】 上記は、フリップフロップ1232のクロックが、入力Dからの粗遅延時間の
少なくとも1/4であり、あらゆる設定または妨害の保持が回避されることを確
実にする。
【0107】 伝播遅延、正弦波変換器に対するクロックの移相および他のソースのため、細
密遅延生成器(1220、1224、および1228)内には、一定の遅延が存
在する。これらの遅延は、キャリブレーションを用いて、準安定ポイントを配置
し、正弦/余弦RAM表を調整してこのポイントを事前設定されたアドレス位置
に配置することにより決定された一定のオフセットを加算することにより、除去
される。準安定ポイントは、E/LをEに設定し、FDPをモニタリングしなが
らデジタル細密遅延値を変更することにより、発見され得る。細密遅延の何らか
の値において、出力FDPは、時間を1つの粗遅延と等しい値にジャンプさせる
。このポイントは、ゼロ時間遅延に必要な、正弦値および余弦値を提供する。こ
の誤りは、(粗遅延間隔あたりの細密遅延ビンの数を法とする)オフセットをデ
ジタル細密遅延に加算するか、または、値ゼロのアドレス値が上記のキャリブレ
ーション手順において発見された位置を指すように、正弦/余弦RAMの内容を
回転することにより、修正可能である。
【0108】 また、正弦/余弦RAM表は、別のエラー(例えば、正弦波信号と余弦波信号
との間の不完全な90度の移相による非線形性または周期的エラー、もしくは波
形中の完全な正弦機能からの逸脱)の場合も修正可能である。このことは、キャ
リブレーション掃引を実行し、上述した完璧な正弦値および余弦値ではなく修正
された値を適切なRAMに格納することにより、達成可能である。
【0109】 別の実施形態において、ゼロデジタル値が、クロックパルスの1/4で発生す
るクロックを、粗遅延にするように、IQ RAMの内容を粗遅延時間の1/4
に等しい量だけシフトすることにより、より単純なE/Lが実施され得る。この
シフトは上述のキャリブレーション工程に追加される。
【0110】 図17において、その結果得られた、RAMアドレスゼロにおけるクロックエ
ッジが、Aとラベル付けされている。このことが行われると、所望の細密遅延が
値の前半内にあるため、細密遅延クロックの立ち上がりエッジが図17の平行線
領域内にある場合、Tの値は、上記のように粗遅延用にロードされ、E(T)は
D入力として用いられる。所望の細密遅延が後半部分内にある場合、図17のS
Lのように、Tの値がロードされ、L(T)が用いられる。値Tのみが用いられ
、E/L信号はレジスタ876からの細密遅延値の上位(upper)ビットで
ある点に留意されたい。この方式はまた、フリップフロップ1232のクロック
が、入力Dからの粗遅延時間の少なくとも1/4であり、あらゆる設定または妨
害の保持が回避されることを確実にする。
【0111】 図18は、細密タイミングのための、別のI−Q移相アプローチを示す。デジ
タルCLK入力は、典型的にはフィルタリングにより、正弦波に変換される(1
804は、図13の1304〜1308と同一である点に留意されたい)。この
出力は、バッファ(1808、1812)され得、2つのアナログ乗算器181
6、1820に付与される。乗算器1816、1820は、所望の移相角度(I
n0およびIn90)の正弦および余弦を示すDCレベルにより制御される。次
いで、乗算器1816、1820の出力は、乗算器に付与される各正弦値および
余弦値に比例する相対的振幅を有する同相の正弦波となる。バッファ1832、
1836は、乗算器の出力がR1およびC1を含むRCネットワークに供給され
るときに、乗算器の出力がほぼゼロのインピーダンスを有することを保証するた
めに用いられる。上位(top)正弦波は、ポイントAからBへと45度だけ遅
延する。下位(bottom)の正弦波は、ポイントCからBへと45度先行す
る。その結果、図13の数値演算(math)と同じ数値演算に基づいて移相器
を形成する、90度位相がずれた(out of phase)2つの正弦波が
生じる。この加算された信号1840は、RC回路のロードを避けるよう184
4において増幅された高インピーダンスとなる。この信号は、コンパレータ18
46または他の高利得段に供給され、正弦波をデジタル信号に変換する(図13
のシュミットトリガ1336により行われる同じ機能を参照のこと)。
【0112】 図19は、別の移相器ブロック508を示す。この実施形態において、タイミ
ングコマンド信号は、各移相シフト値を示す、パラレルな1組のデジタル信号で
ある。これらの値は、幾つかのシステムにおいて、便宜上2進数で重み付けされ
た値となるように構成されるが、これは必要ない。1つの実施形態において、実
際の移相の組(Φ1〜Φn)に対する真のタイミングコマンド値(1676から
のDF0〜DFN1からのLSB)をマッピングするために、メモリデバイスが
含まれる。それらの値(DF0〜DFN−1)は、個々のデバイスの製造におけ
るキャリブレーション工程の間に計算され得、そのデバイスのメモリ内に格納さ
れる。
【0113】 図19において、入力信号1904は、移相の無い正弦波である。信号190
4は、各移相器1908を通り、その段のデジタルコマンド入力(D0等)に応
じて、さらなる移相を蓄積する。出力信号1916は、各段が各デジタルコマン
ドD0〜DN−1ビット入力に応じた移相を与える、段1908の全てからの移
相の総計を有する正弦波である。
【0114】 図20は、図19で使用可能な例示的移相段1908を示す。図20において
、入力信号1904は、バッファ2004によりバッファリングされ、通常20
05に示される次のRLCネットワークへと供給される。このネットワークは、
1904にある入力信号の正弦波周波数に近い共振回路を形成する。この回路の
Qは、理想的には、1付近(すなわち、R=XL=XC、RはR2001の値、
XLはL2001のリアクタンス、XCはC2001のリアクタンス)にある。
このローのQは、移相コマンドの変動に関連する遷移に応答する整定時間を最少
化するために望ましい。RLC CKT2005もまた、構成要素の公差および
ドリフトへの感度を最少化する。
【0115】 トランジスタQ2001は、スイッチとして動作する。Q2001がオフのと
き、2008における信号の位相は、R2001、C2001、およびL200
1により決定される。Q2001がオン(閉)のとき、C2002がパラレルに
加算され、回路を離調し、移相が発生する。これら2つの移相状態は実際は、最
良の動作のために、2008における信号の振幅が双方の位相状態と同じになる
ように、調節されうべきである。この動作は一般的には、C2001およびC2
002両方のトリミングを伴う。Q2001は、ローの寄生キャパシタンスを有
するデバイスであるべきである。動作を最高周波数まで拡張するには、GaAs
MESFETデバイス(例えば、NE76118)が用いられ得る。(この種
類の移相回路は、本発明者らによって、120MHzの正弦波周波数で動作され
た。)これらのデバイスは、ローノイズのフロントエンド増幅器用に18GHz
まで用いられるものとして通常考えられているため、これらのデバイスがこのよ
うに用いられることはめったにない。それらのデータシートは、それらをデジタ
ルデバイスとしての使用用として特徴付けない。しかし、それらは0.1pfの
寄生キャパシタンスを有するため、このアプリケーション用にほぼ理想的なデバ
イスを作成する。典型的かつ別個のFETおよびトランジスタは、ずっと大きな
寄生キャパシタンスを有するが、ASIC実現において、非常に小さな接合部の
従来のFET等が、寄生キャパシタンスを最小化するために指定され得る。
【0116】 多くの改変(例えば、容量性経路ではなく誘電性経路にスイッチを配置する、
反転した信号を選択することにより180度の移相が達成可能など)が可能であ
る。RLCネットワークは、エミッタまたは増幅器のコレクタ回路内で構成可能
である。いくつかの切換キャパシタが、(特に移相値が小さい場合に)1つのR
LC回路に結合可能である。これらの改変は、一例として示される。当業者にと
って明らかなように、他の多くの改変が本発明の範囲内で可能である。
【0117】 本システムは、E/L機能無しで設計可能である。その場合の利点としては、
複雑性がやや減少する点がある。この点は、ASIC実現において実際に透過性
であるが、ディスクリートの実現の場合に有意になり得る。この影響としては、
結合器フリップフロップ1232の準安定ポイントの近隣のコード位置が有用で
ない点がある。これにより、図21Aの「可能なコード位置の領域」に示すよう
な、反復的「櫛」状コードの利用可能パターンを生じる。
【0118】 図中に示すように、影が付けられた反復周期2102は、CLK周期と同期す
るが、CLKの立ち下がりエッジ近隣の準安定ポイントを回避する。複数のコー
ドに対して1つのフレーム間隔を図示しているが、1つのフレームに数百のコー
ドがマッピング可能である。しかし、この種類のコードパターンは、多チャンネ
ルコードの相関特性に損傷を与えないようにマッピング可能である。図21Bは
、このようなマッピング構成を示す。コード2104の直線部分は、遅延間隔ビ
ンが、100%のカバーでコード間隔の1/2以下になるように、遅延間隔部分
にマッピングされる。リストされている例示的コード位置1〜10は、時間位置
2106(1つのフレームについて0〜100ns)にマッピングされる。コー
ド位置6は55nsと60nsとの間の間隔にマッピングされ、放出されたパル
ス2108は、このコードマッピングに従ってタイミングが合わされる。
【0119】 この状況において、相関特性および自己相関特性は、図21Cに示すような 2つの領域で解析され得る。2つのパターン2110と2112との間のあらゆ
る時間スリップには、各櫛の「指状部(finger)」について、2種類の領
域(すなわち、1つのオーバーラップ領域(B)および2つの非オーバーラップ
領域(A‘およびC’))がある。オーバーラップ領域(B)において、コード
相関特性は、マッピングにおいてギャップを想定していない従来の試験方法また
は数値演算を用いて解析可能である。これは、1つの信号からの増加ビン(n、
n+1、n+2...)が、コードマッピングにおいてギャップが無い場合に、
相関する信号からのインクリメンタルビンと同じ順番で並ぶためである。非オー
バーラップ領域(D)において、相関は存在しない。所与の時間スリップに対し
て、スリップ部位(site)の1部分のみが相関する機会を有し、ギャップの
無いマッピングに対応する順番から外れて並ぶ部位は存在しない。従って、相関
は、等しいか、またはギャップの無いマッピングの場合の相関よりも低くなけれ
ばならない。
【0120】 この利点の不利益な点は、ビンのサイズが1/2またはそれ以下であり、同一
サイズの1/2またはそれ以下しか利用可能でないことを意味する。これらのビ
ンは、相関特性を保持するために、波形よりも大きく保持する必要がある。最終
的な結果としては、やや劣る性能が生じるが、ハードウェアにおいて若干の経済
性が得られ得る。
【0121】 図22は、本発明のASIC実現内のノイズを最小化するために使用可能な典
型的な電流ステアリング論理(current steering logic
)を示す、代表的な差動ANDゲートである。この回路は、2つの差動対Q1−
Q2およびQ3−Q4を含む。2つの差動入力対AP、ANおよびBP、BNが
存在する。2つのエミッタフォロワおよびレベルシフティング段Q5およびQ6
が、差動段を追従(follow)する。Q7およびQ8は、別のレベルシフト
を提供する。OHPおよびOHNは、次の論理レベルの上位段(例えば、Q1お
よびQ2)を駆動するために用いられる。OMPおよびOMNは、次の論理レベ
ルの下位段(例えば、Q3およびQ4)を駆動するために用いられる。Q10お
よびQ11は、エミッタフォロワおよびレベルシフタ用の電流ソースである。電
流ソースは全て、制御電圧VCSでバイアスされる。
【0122】 動作時は、APがANおよびBPに対して正となることと、ANおよびBPが
BNに対して正となることがどちらとも成立すると、電流ソースQ9により生成
される電流は、R1にステアリングされる。そうでない場合、この電流はR2に
ステアリングされる。これによって、APおよびBPがハイになると、OHP(
およびOMP)はOHN(およびOMN)よりも正になる。これは、定義によれ
ば、ANDゲートである。
【0123】 電流が常時流れ、R1およびR2にステアリングされるだけであるため、回路
により導かれる電流は、電源電流の変化による低遷移内に生じる入力の影響を受
けない。この構想は、3つの論理レベルおよび3つの出力レベルを設けて、AS
ICインプリメンテーション内の供給電圧の最適に利用するように拡張可能であ
る。
【0124】 4.結論 上記にて本発明の様々な実施形態について説明してきたが、これは例示目的の
ためであり、限定的なものではないことが理解されるべきである。本明細書にお
いて、様々な形態および詳細における変更が、特許請求の範囲に定義されている
ような本発明の精神および範囲から逸脱することなく可能であることは、当業者
にとって明らかである。このことは、とりわけ、(将来に)発展する技術および
関連分野との関係を考えれば、当てはまる。従って、本発明は、上述した実施形
態のどれにも限定されるべきではなく、本明細書中の特許請求の範囲およびその
均等物によってのみ定義されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1A】 図1Aは、インパルス無線送信器のブロック図であり、本発明を用いた例示的
通信システムを含む。
【図1B】 図1Bは、インパルス無線受信器のブロック図であり、本発明を用いた例示的
通信システムを含む。
【図2A】 図2Aは、変調されていないパルス列を示す。
【図2B】 図2Bは、パルスの公称周期的発生を示す。
【図3】 図3は、本発明を用いた例示的インパルス無線センサーのブロック図である。
【図4】 図4は、本発明による精密タイミング生成器のブロック図を示す。
【図5】 図5は、図4の細密遅延ブロックのより詳細な図である。
【図6】 図6は、図4の工程のフロー図である。
【図7】 図7は、本発明の実施形態による、精密タイミング生成器の例示的インプリメ
ンテーションを示す。
【図8】 図8は、本発明による、ASICを用いてインプリメントされた精密タイミン
グ生成器のブロック図を示す。
【図9】 図9は、本発明の実施形態による粗タイミング生成器を示す。
【図10】 図10は、本発明の実施形態による、ラッチイネーブルタイミングを示す。
【図11】 図11は、本発明の実施形態による、ラッチイネーブルの初期/後期およびA
/Bシステムタイミングを示す。
【図12】 図12は、本発明の実施形態による結合器回路を示す。
【図13】 図13は、本発明の実施形態による細密タイミング生成器である。
【図14】 図14は、図13の移相ロックループ用に使用可能な、例示的ポリフィルタを
示す。
【図15】 図15は、図12の結合器回路の基本的動作を示すタイミング図である。
【図16】 図16は、本発明の実施形態による、初期/後期信号の詳細を示すタイミング
図である。
【図17】 図17は、初期/後期信号のさらなる詳細を示すタイミング図である。
【図18】 図18は、本発明の別の実施形態による、別の細密タイミング生成器を示す。
【図19】 図19は、本発明の別の実施形態による、さらに別の細密タイミング生成器を
示す。
【図20】 図20は、本発明の別の実施形態による、さらに別の細密タイミング生成器を
示す。
【図21A】 図21Aは、本発明の別の実施形態による、E/L機能無しで設計されたシス
テムにおけるコードマッピングおよびタイミングに関する問題を示す。
【図21B】 図21Bは、本発明の別の実施形態による、E/L機能無しで設計されたシス
テムにおけるコードマッピングおよびタイミングに関する問題を示す。
【図21C】 図21Cは、本発明の別の実施形態による、E/L機能無しで設計されたシス
テムにおけるコードマッピングおよびタイミングに関する問題を示す。
【図22】 図22は、本発明の別の実施形態による、ASICのための例示的SiGe差
動ANDゲートを示す。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年6月2日(2000.6.2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1A】
【図1B】
【図2A】
【図2B】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21A】
【図21B】
【図21C】
【図22】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CR, CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI,G B,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL ,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN,Y U,ZA,ZW (72)発明者 フラートン, ラリー ダブリュー. アメリカ合衆国 アラバマ 35741, ブ ラウンズボロ, ウィンブルドン ロード 120 (72)発明者 ラーソン, ローレンス イー. アメリカ合衆国 カリフォルニア 92014, デル マー, メルカド ドライブ 13771 (72)発明者 ロウ, デイビッド エイ. アメリカ合衆国 カリフォルニア 90503, トレンス, アステリア ストリート 5309 Fターム(参考) 5J106 AA04 BB01 CC01 CC21 CC52 GG14 HH02 KK05 5K047 AA05 BB01 HH12 MM27 MM28 MM29 MM33 MM46 MM52 MM53 MM62

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 精密タイミング生成器であって、 クロック信号を受信し、該クロック信号の関数としてフレーム基準信号を出力
    する回路と、 第1の入力タイミングコマンドおよび該クロック信号を受信するよう適応され
    た第1のタイミング生成器であって、該第1のタイミング生成器は、公称周期と
    該公称周期に対して精密の時間位置に発生する遷移とを有する粗タイミング信号
    を生成し、該公称周期は該フレーム基準信号の関数であり、該時間位置は該第1
    の入力タイミングコマンドおよび該クロック信号の関数である、第1のタイミン
    グ生成器と、 第2の入力タイミングコマンドおよび該クロック信号を受信するよう適応され
    た第2のタイミング生成器であって、該第2のタイミング生成器は、該第2の入
    力タイミングコマンドおよび該クロック信号の関数として複数の細密タイミング
    遷移を生成する、第2のタイミング生成器と、 該粗タイミング信号を用いて該複数の細密タイミング遷移から1つを選択して
    、該フレーム基準信号に対して高時間精度を有する精密タイミング信号を出力す
    るよう適応された結合回路と、 を備える精密タイミング生成器。
  2. 【請求項2】 精密タイミング信号を生成する方法であって、 クロック信号の関数としてフレーム基準信号を生成する工程と、 公称周期と該公称周期に対して精密の時間位置に発生する遷移とを有する粗タ
    イミング信号を生成する工程であって、該公称周期は該フレーム基準信号の関数
    であり、該時間位置は第1の入力タイミングコマンドおよび該クロック信号の関
    数である、工程と、 第2の入力タイミングコマンドおよび該クロック信号の関数として複数の細密
    タイミング遷移を生成する工程と、 該粗タイミング信号を用いて該複数の細密タイミング遷移から1つを選択して
    、精密タイミング信号を出力する工程であって、該精密タイミング信号は、該フ
    レーム基準信号に対して高時間精度を有する、工程と、 を包含する方法。
  3. 【請求項3】 精密タイミング生成器であって、 第1の周波数を有するクロック信号を生成するシステムクロックと、 該クロック信号およびタイミングコマンド入力を受信し、前記フレーム基準信
    号の間隔を、該フレーム基準信号を比較的粗のタイミング間隔に細分化する粗タ
    イミング信号とを生成する粗タイミング生成器と、 該クロック信号および該タイミングコマンド入力を受信し、該タイミングコマ
    ンド入力に従って該フレーム基準信号に関連して時間内に配置される、一連の細
    密タイミング信号遷移を含む細密タイミング信号を生成する細密タイミング生成
    器と、 該粗タイミング信号に従って該細密タイミング信号遷移の1つを選択し、該精
    密タイミング信号を出力する結合器と、 を備える精密タイミング生成器。
  4. 【請求項4】 前記細密タイミング信号は、前記粗タイミング間隔をより小
    さな間隔に細分化する、請求項3に記載の精密タイミング生成器。
  5. 【請求項5】 前記細密タイミング信号は、前記粗タイミング間隔を連続的
    に変化する間隔に細分化する、請求項3に記載の精密タイミング生成器。
  6. 【請求項6】 前記細密タイミング生成器は、 前記クロック信号を受信し、前記第1の周波数を有する正弦波信号を生成する
    正弦生成器と、 該正弦波信号および前記タイミングコマンド入力を受信し、該タイミングコマ
    ンド入力の細密タイミング構成要素に基づいて該正弦波信号を移相して、移相を
    有する移相正弦波信号を生成する移相器と、 該移相正弦波信号を方形波信号に変換する変換器であって、該方形波信号は前
    記細密タイミング信号を含む、変換器と、 を備える、請求項3に記載の精密タイミング生成器。
  7. 【請求項7】 前記タイミングコマンド入力の前記細密タイミング構成要素
    は、前記移相の正弦および余弦を示す、2つのアナログ直流レベル信号を含む、
    請求項6に記載の精密タイミング生成器。
  8. 【請求項8】 前記タイミングコマンド入力の前記細密タイミング構成要素
    は、加算的に結合される、2つの別個の遅延値を示す2つのデジタル線を含む、
    請求項6に記載の精密タイミング生成器。
  9. 【請求項9】 前記粗タイミング生成器は、 前記クロック信号を受信し、該クロック信号のパルスの計数を行って前記粗時
    間間隔を規定するクロック計数値を生成し、該クロック信号を前記フレーム基準
    信号を含むより低速の信号に分割する計数器と、 所望の粗時間間隔に対応する所定の計数値を格納するラッチと、 該計数器が該クロック信号の該パルスの計数を行うときに、該所定の計数値を
    該クロック計数値と比較するコンパレータであって、該コンパレータは、該クロ
    ック計数値が該所定の計数値と整合したときに該粗タイミング信号の状態を変更
    する、計数器と、 を備える、請求項3に記載の精密タイミング生成器。
  10. 【請求項10】 前記粗タイミング信号は、前記コンパレータから粗タイミ
    ングパルスの形態で出力される、請求項9に記載の精密タイミング生成器。
  11. 【請求項11】 前記粗タイミング信号は、前記細密タイミング生成器が次
    の間隔においてトリガすることを可能にするために用いられる、請求項9に記載
    の精密タイミング生成器。
  12. 【請求項12】 前記システムクロックは、電圧制御された発振器(VCO
    )を含む、請求項9に記載の精密タイミング生成器。
  13. 【請求項13】 前記VCOの安定性を保持する、位相ロックされたループ
    をさらに含む、請求項12に記載の精密タイミング生成器。
  14. 【請求項14】 前記位相ロックされたループは、 前記フレーム基準信号と基準クロックにより生成される基準信号とを受信し、
    エラー信号を生成する位相検出器と、 該エラー信号を受信して、前記VCOが該基準クロックと同期するように該V
    COを調節するフィルタと、 を備える、請求項13に記載の精密タイミング生成器。
  15. 【請求項15】 精密タイミング信号を生成するための方法であって、 第1の周波数を有するクロック信号を生成する工程と、 該クロック信号およびタイミングコマンド入力に基づいてフレーム基準信号お
    よび粗タイミング信号を生成する工程であって、前記粗タイミング信号は、該フ
    レーム基準信号の間隔を比較的粗なタイミング間隔に細分化する、工程と、 該クロック信号および該タイミングコマンド入力に基づいて細密タイミング信
    号を生成する工程であって、該細密タイミング信号は、該タイミングコマンド入
    力に従って該フレーム基準信号に関連して時間内に配置される、一連の細密タイ
    ミング信号遷移を含む、工程と、 該粗タイミング信号に従って該細密タイミング信号遷移から1つを選択するこ
    とにより該精密タイミング信号を生成する工程と、 を包含する方法。
  16. 【請求項16】 前記細密タイミング信号は、前記粗タイミング間隔をより
    小さな間隔に細分化する、請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記細密タイミング信号は、前記粗タイミング間隔を連続
    的に変化する間隔に細分化する、請求項15に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記細密タイミング信号を生成する工程は、 前記クロック信号を用いて正弦波信号を生成する工程であって、該正弦波は前
    記第1の周波数を有する工程と、 前記タイミングコマンド入力の細密タイミング構成要素に基づいて該正弦波信
    号を移相して、移相を有する移相正弦波信号を生成する工程と、 該移相正弦波信号を方形波信号に変換する工程であって、該方形波信号は該細
    密タイミング信号を含む工程と、 を包含する、請求項15に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記タイミングコマンド入力の前記細密タイミング構成要
    素は、前記移相の正弦および余弦を示す、2つのアナログ直流レベル信号を含む
    、請求項18に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記タイミングコマンド入力の前記細密タイミング構成要
    素は、加算的に結合される、2つの別個の遅延値を示す2つのデジタル線を含む
    、請求項18に記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記粗タイミング信号を生成する前記工程は、 前記クロック信号のパルスの計数を行って、前記粗時間間隔を規定するクロッ
    ク計数値を生成する工程と、 該クロック信号を、前記フレーム基準信号を含むより低速の信号に分割する工
    程と、 該計数値が増加するときに、前記所定の計数値と該計数値とを比較する工程で
    あって、該所定の計数値は所望の粗時間間隔に対応する、工程と、 該計数値が該所定の計数値と整合したときに、該粗タイミング信号の状態を変
    更する工程と、 を包含する、請求項15に記載の精密タイミング生成器。
  22. 【請求項22】 前記粗タイミング信号は、粗タイミングパルスを含む、請
    求項21に記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記粗タイミング信号を用いて、前記細密タイミング生成
    器が次の間隔でトリガすることを可能にする工程をさらに包含する、請求項21
    に記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記結合器は、データ入力およびクロック入力を有するエ
    ッジがトリガされたフリップフロップを含み、該クロック入力は前記一連の細密
    タイミング遷移を受信し、該データ入力は、該一連の細密タイミング遷移の1つ
    を選択して該エッジがトリガされたフリップフロップから該精密タイミング信号
    として出力する前記粗タイミング信号を受信する、請求項3に記載の精密タイミ
    ング生成器。
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