JP2002524572A - 水蒸気透過性構造体用低粘度熱可塑性組成物およびその吸収性製品への利用 - Google Patents
水蒸気透過性構造体用低粘度熱可塑性組成物およびその吸収性製品への利用Info
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Abstract
Description
蒸気透過性で液体不透過性の層を作製するための組成物に関する。本発明の組成
物は、水蒸気透過性が望まれる、例えば、おむつ、生理用ナプキン、パンティー
ライナー、失禁用品のような吸収性製品、防護用寝具カバー、防護衣などの中に
おいて様々な用途を見出すことができる。
は当該分野で知られている。特に好ましいものは、素材内の開孔または開口から
は水蒸気を流れないようにするが、水蒸気濃度の高いフィルムの片側で水分を吸
収し、水蒸気濃度の低いフィルムの反対側でそれを脱着または蒸発させることに
より相当量の水蒸気を、フィルムを通して移動する親水性連続フィルムである。
ブロックコポリエーテルアミド(例えばPebax(商標))および/またはポ
リウレタンと、b)aと非相容性の熱可塑性ポリマーと、c)相容化剤との混合
物から調製されるフィルムが開示されている。そのフィルムは、液体不透過性で
あり、約700g/m2・日の水蒸気透過性を有する。また、米国特許第544
7783号には、少なくとも3層を有する蒸気透過性耐水性多成分フィルム構造
体が開示されている。その外層は1.3〜7.6マイクロメータの厚さおよび4
00〜2500g/m2・24時間の水蒸気通気率(WVTR)を有する疎水性
のコポリエーテルエステルエラストマーであり、その内層は7.6〜152マイ
クロメータの厚さおよび少なくとも3500g/m2・24時間のWVTRを有
する親水性コポリエーテルエステルエラストマーである。
ない通気性の積層物が開示されている。その積層物は、織/不織布および約1ミ
ル(25.4マイクロメータ)の厚さを有するHytrel(商標)のような押
し出しフィルムを含んでいる。
れには、織布の外層と微孔性のポリウレタン膜の内層を備える手術着用の3層繊
維が開示されている。微孔性フィルムは12〜55マイクロメータの厚さおよび
直立で1100g/m2・24時間、倒立で5500g/m2・24時間(AST
M E96−B)の水蒸気通気率(MVTR)を有する。これらの層を接合する
のにポリエーテルポリウレタン接着剤が使用されている。
度に水分通気性の医療用フィルムが開示されている。この積層フィルムは、ポリ
エーテルエステル共重合体の第1層と、特定のポリマー群から選択された第2お
よび第3層を備える。このフィルムは、750g/m2・24時間(ASTM
F1249)より大きいMVTRおよび1ミル(25.4マイクロメータ)未満
、好ましくは、0.6から0.75ミル(15〜19マイクロメータ)の厚さを
有する。
(指定条件を記載してある試験法で測定した場合)である減少した水透過性、お
よび5〜35マイクロメータの厚さを有するコポリエーテルエステルのフィルム
を含む吸収性製品が開示されている。支持体基材の開示はない。
ASTM E96−66)のMVTRを有し、5から35マイクロメータの厚さ
を有するコポリエーテルエステルのフィルムで覆われた紡織繊維材料を含む柔軟
な層状防水製品が開示されている。
孔性の疎水性外層および1000g/m2・24時間より高いMVTRを有する
ポリエーテルポリウレタンの親水性内層を含む柔軟性のある層状耐水性製品が開
示されている。
ることが知られている組成物には、ポリウレタン、ポリ−エーテル−アミドブロ
ック共重合体、ポリエチレン−アクリル酸共重合体、ポリエチレンオキシドおよ
びその共重合体、ポリラクチドおよび共重合体、ポリアミド、ポリエステルブロ
ック共重合体、スルホン化ポリエステル、ポリ−エーテル−エステルブロック共
重合体、ポリ−エーテル−エステル−アミドブロック共重合体、ポリアクリレー
ト、ポリアクリル酸および誘導体、イオノマー、酢酸ビニル含量が28重量%よ
り多いポリエチレン−酢酸ビニル、ポリビニルアルコールおよびその共重合体、
ポリビニルエーテルおよびそれらの共重合体、ポリ−2−エチルオキサゾリンお
よび誘導体、ポリビニルピロリドンおよびその共重合体、熱可塑性セルロース誘
導体、またはこれらの混合物のような熱可塑性ポリマーが含まれる。そのような
組成物は、液体不透過性でありながら水蒸気透過性の値が高いという特徴を有す
る層およびフィルムを製造するために使用することができ、したがって、これら
は使い捨て用の吸収性製品への組み込みに特に好ましい。
する問題は、このような組成物が典型的には、加工条件での可塑状態において高
粘度であること、および、押し出し法によってのみ加工が可能であるということ
である。熱可塑性ポリマーからフィルムおよび層を作製するための押し出し法は
よく知られているが、かなり複雑であるという欠点がある。この方法は、典型的
には、可塑状態で材料をスリットダイから強く押し出してフィルムまたは層を形
成させるための強力なスクリュー押し出し機を含む高価な装置を、実際に必要と
する。押し出し法の条件にはまた、典型的には、かなり高い温度と圧力が含まれ
る。さらに、フィルムまたは層を形成するための押し出し装置は、例えば使い捨
て用の吸収性製品の生産ラインに容易には組み込むことができない。押し出し法
はさらに、例えば5〜10μmの範囲の特に小さい厚さを有するフィルムの製造
には不適切である。
透過性の組成物の層を例えば繊維層の基材に積層する場合、フィルムの基材への
永続的な固定を確保するために接着剤を加えることがしばしば必要となる。しか
し、これは次には、得られる複合体の総合的な水蒸気透過性に悪影響を与え、生
産工程に複雑さを付与する。
透過性で液体不透過性の親水性の連続した層を作製するための組成物であって、
基材上に好ましくは薄膜の被覆を行えるように容易に加工が可能であり、そのた
めの複雑な従来の押し出し装置の必要がない組成物を提供する必要がある。
価された熱可塑性ポリマーまたはポリマー混合物のDSC融点よりも20℃高い
温度、および、1rad/秒の振動数で5000ポアズよりも高い粘度を有する
熱可塑性ポリマーまたはポリマー混合物であって、該熱可塑性ポリマーが、ポリ
ウレタン、ポリ−エーテル−アミドブロック共重合体、ポリエチレン−アクリル
酸共重合体、ポリエチレンオキシドおよびその共重合体、ポリラクチドおよび共
重合体、ポリアミド、ポリエステルブロック共重合体、スルホン化ポリエステル
、ポリ−エーテル−エステルブロック共重合体、ポリ−エーテル−エステル−ア
ミドブロック共重合体、ポリアクリレート、ポリアクリル酸および誘導体、イオ
ノマー、酢酸ビニル含量が28重量%より多いポリエチレン−酢酸ビニル、ポリ
ビニルアルコールおよびその共重合体、ポリビニルエーテルおよびそれらの共重
合体、ポリ−2−エチルオキサゾリンおよび誘導体、ポリビニルピロリドンおよ
びその共重合体、熱可塑性セルロース誘導体、またはこれらの混合物からなる群
から選択されるものと、 前記粘度を調節するための適切な相溶性可塑剤または可塑剤のブレンドとを含
み、 前記熱可塑性組成物が、1rad/秒の振動数、210℃以下の温度で50ポ
アズから4000ポアズの粘度、および、1000rad/秒の振動数、210
℃以下の温度で2000ポアズ未満の粘度を有する。
るのに好ましい熱可塑性ポリマーは、ポリウレタン、ポリ−エーテル−アミドブ
ロック共重合体、ポリエチレン−アクリル酸共重合体、ポリエチレンオキシドお
よびその共重合体、ポリラクチドおよび共重合体、ポリアミド、ポリエステルブ
ロック共重合体、スルホン化ポリエステル、ポリ−エーテル−エステルブロック
共重合体、ポリ−エーテル−エステル−アミドブロック共重合体、ポリアクリレ
ート、ポリアクリル酸および誘導体、イオノマー、酢酸ビニル含量が28重量%
より多いポリエチレン−酢酸ビニル、ポリビニルアルコールおよびその共重合体
、ポリビニルエーテルおよびそれらの共重合体、ポリ−2−エチルオキサゾリン
および誘導体、ポリビニルピロリドンおよびその共重合体、熱可塑性セルロース
誘導体、およびこれらの混合物である。上記の熱可塑性ポリマーのうち特に好ま
しいのは、熱可塑性ポリ−エーテル−アミドブロック共重合体(例えばPeba
x(商標))、熱可塑性ポリ−エーテル−エステル−アミドブロック共重合体、
熱可塑性ポリエステルブロック共重合体(例えばHytrel(商標))、熱可
塑性ポリウレタン(例えばEstane(商標))またはそれらの混合物である
。そのような熱可塑性ポリマーまたはポリマー混合物は、典型的には、フィルム
または層の典型的な公知の方法である加工条件、例えば高出力のスクリュー押し
出し機を必要とする押し出し法では、溶融された状態で高粘度である。特に、こ
の熱可塑性ポリマーまたはポリマー混合物は、典型的には、DSC(示差走査熱
量計)融点(これは、DSCのピークに対応する温度、または、複数のピークを
示すポリマー混合物の場合は最も高いDSCピークに対応する温度と同一の温度
である。)よりも20℃高い温度、および、1rad/秒の振動数で5000ポ
アズより高い粘度を有する。
含む熱可塑性組成物に、該熱可塑性ポリマーと相容性があり、溶融状態における
熱可塑性組成物の粘度を低下させる適切な可塑剤または可塑剤のブレンドを供給
することによって調整される。
ズ、好ましくは100ポアズ<η*<2000ポアズ、より好ましくは100ポ
アズ<η*<1000ポアズ、および、210℃以下の加工温度(T)で、振動
数1000rad/秒でη*<2000ポアズ、好ましくはη*<1000ポアズ
、より好ましくはη*<500ポアズである。ここで、η*は熱可塑性ポリマー組
成物の複素粘性率を表す。温度Tは、好ましくは200℃以下であり、より好ま
しくは180℃以下であり、最も好ましくは200℃から50℃である。
トメルト組成物を必要な厚さを有する層で基材上に被覆する当該分野で知られる
典型的な被覆条件と装置を使用して、水蒸気透過性で液体不透過性の親水性の連
続した層またはフィルムを提供するのに好ましい熱可塑性ポリマーの有利な特性
を保持しながら、基材上にフィルムまたは層を被覆させ得ることが判明した。
を提供できることも判明した。
テル、酒石酸エステル、グリセロールおよびそのエステル、アジペート、セバケ
ート、ソルビトール、エポキシ化植物油、重合植物油、ポリオール、フタレート
、液状ポリエステル、グリコレート、p−トルエンスルホンアミドおよび誘導体
、グリコールおよびポリグリコール、ソルビタンエステル、ホスフェート、カル
ボキシル基1個をもつ脂肪酸(C8〜C22)およびそれらの誘導体、およびこれ
らの混合物が含まれる。
0重量%、より好ましくは25重量%から70重量%の熱可塑性ポリマーまたは
ポリマー混合物と、該熱可塑性組成物の20重量%から90重量%、好ましくは
30重量%から75重量%の適切な可塑剤または可塑剤のブレンドを含む。
熱可塑性組成物から形成されるフィルムまたは層の機械的特性ならびに粘着性、
光および酸素による老化に対する耐性、外観などの他の特性をさらに改良するた
めに任意の追加の成分を含めてもよい。
たは粘着付与性樹脂のブレンドが含まれる。好ましい樹脂は、該熱可塑性組成物
の50重量%まで存在してもよく、ロジンおよびロジンエステル、炭化水素樹脂
、脂肪族樹脂、テルペンおよびテルペン−フェノール性樹脂、芳香族樹脂、合成
C5樹脂、合成C5 〜 9樹脂の混合物、およびそれらの混合物から選択されうる。
前記熱可塑性組成物の他の任意成分には、酸化防止剤、抗紫外線剤、顔料、およ
びそれらの混合物が含まれ、これらは該組成物の10重量%までのレベルで該組
成物中に存在することができる。
ー混合物および適切な可塑剤または可塑剤のブレンドを提供する工程と、その成
分を加熱し、これらを例えば公知の適切なミキサーで混ぜ合わせ、所望の複素粘
性率η*を有する溶融状態の熱可塑性組成物を形成する工程を含む方法によって
製造することができる。
物を基材に被覆することによって前記熱可塑性組成物から形成することができる
。本発明の熱可塑性組成物から形成されるフィルムまたは層は、好ましくは、少
なくとも0.5μmの厚さで、少なくとも100g/m2・24時間、好ましく
は少なくとも300g/m2・24時間、最も好ましくは少なくとも500g/
m2・24時間の水蒸気輸送率を有する。
には、前記組成物を提供する工程と、これを加熱して、これが流動できるように
する工程と、溶融状態の前記組成物を所望の厚さを有する層で基材上に被覆する
工程を含む。前記基材は単に形成基材であり、その上に熱可塑性組成物を被覆し
て所望の厚さのフィルムまたは層を形成させ、引き続いて、それを前記基材から
分離してそれ自体を使用することができ、本発明の実施形態においては、水蒸気
透過性で水不透過性の複合体を形成することもでき、この複合体は熱可塑性組成
物と前記熱可塑性組成物が被覆された基材(該基材もまた好ましくは水蒸気透過
性である。)とを含む。
供する。この複合体では、本発明の熱可塑性組成物から形成される層の複合材料
の性能に対する寄与は、液体のバリアを与えるだけであり、したがって、可能な
限り薄くする方が有利である。残りの性能である物理的特徴は、準備した基材に
よって与えられることが好ましく、したがって基材はまた支持体層としても働く
ことが好ましい。
過性でもあり、好ましくは少なくとも100g/m2・24時間、より好ましく
は少なくとも300g/m2・24時間、最も好ましくは少なくとも500g/
m2・24時間の水蒸気透過性を有する。
でミクロおよびマクロ多孔性フィルム、巨視的に引き伸ばしたフィルム、成形さ
れた開口フィルム、不織および織物の層が含まれる。本発明によれば、前記層の
開口は、どのような形でもよいが、球状または横長が好ましく、また大きさも変
動しうる。この開口は層の表面全体にわたって一様に分布していることが好まし
いが、開口を有する表面を、ある領域にのみ有する層も考えられる。
のような材料からでも作製できるが、好ましくは、通常入手できるポリマー材料
から製造される。適切な材料は、いわゆる通気性衣料への応用で当該分野ではよ
く知られた、例えばGoretex(商標)またはSympatex(商標)タ
イプの材料である。他の適切な材料には、米国ミネソタ州セントポールのMin
nesota Mining and Manufacturing Comp
anyのXMP−1001およびExxon Chemical Compan
yから供給されるExxaire XBF−101Wが含まれる。本明細書で使
用する二次元平面層という用語は、1mm未満、好ましくは0.5mm未満の深
さを有する層であって、開口が長手方向に沿って平均した均一な直径を有し、層
の平面の外にはみ出ていない層を言う。本発明でバックシートとして使用するた
めの開口材料は、EPO293482およびその中の参照文献に記載されている
ような当該分野で知られている方法の何れかを使用することによって製造するこ
とができる。さらに、この方法によって製造される開口の大きさは、バックシー
ト層の平面に横方向の力を加える(すなわち層を引き伸ばす)ことによって増大
させることができる。
を超えてコアに向けて伸び、それによって突起を形成している分離した開口を持
つフィルムが含まれる。その突起は、その終端部分に位置するオリフィスを有す
る。前記突起は、米国特許第3929135号に記載されているものと同様のじ
ょうご形であることが好ましい。平面内に位置する開口および突起の終端に位置
するオリフィスは、これら自体は、突起の終端のオリフィスの断面寸法または面
積が被服に面した層の表面内に位置する開口の断面の寸法または面積より小さけ
れば円形でも非円形でもよい。前記の開口を設けて形成されたフィルムは、完全
ではないにしても少なくとも実質的にコアに向かう一方向の液体移動を有するよ
うに単一方向性であることが好ましい。
特許第4637819号および米国特許第4591523号に記載されているよ
うなフィルムが含まれる。
しくは疎水性の不織布のような疎水性繊維層が含まれる。
する層として支持体基材上に被覆した複合体を提供する可能性が見込まれるので
特に有利である。所望の厚さの熱可塑性組成物を提供するには、低粘度ホットメ
ルトの直接被覆に対して当分野で知られている典型的な被覆条件および装置を容
易に利用することができる。
積層物を形成するための方法は、PCT出願WO96/25902号に記載され
ている。
しい複合体を形成するために、支持体基材上で接着特性を示し、これによって、
熱可塑性組成物と基材との間で永続的な接合を達成するための追加の接着剤を必
要としないことが好ましい。幾つかの応用例ではまた、熱可塑性組成物は何れか
の温度で粘着性を残すこと、すなわち、該組成物が感圧接着剤の典型的な特性を
有するように処方されることも望まれうる。
ら形成される複合体は、液体の不透過および水蒸気の透過が望まれるいくつかの
応用例で有用性が見出される。とりわけ、本発明は、おむつ、生理用ナプキン、
パンティーライナー、失禁用品のような吸収性製品;わきのしたの汗用パッド、
手首の汗用パッド、頭部の汗用パッド、襟当(collar insert)、
靴敷、ハットバンド、胸パッドのような汗用パッド;防護用寝具カバー、防護衣
などの内部に有効に利用することができる。本発明の熱可塑性組成物から形成さ
れるこの水蒸気透過性で液体不透過性の層および複合体は、好ましくは少なくと
も100g/m2・24時間、より好ましくは少なくとも300g/m2・24時
間、最も好ましくは少なくとも500g/m2・24時間の水蒸気通気率を有す
る。
透過性で液体不透過性の複合構造体は、吸収性製品、特に生理用ナプキンおよび
パンティーライナー用のバックシートとして特に有用性が見出される。このよう
な製品は、典型的には、液体透過性トップシート、吸収性コアおよびバックシー
トのような当業者に知られた構成要素を含み、かつ、固定手段、翼部などを任意
に含む。
hem(フランス)から入手可能なポリエーテル−アミドブロック共重合体を、
Aldrich Co.から入手可能なクエン酸トリエチルおよびCiba−G
eigyから入手可能なIrganox 1010(酸化防止剤)と混ぜ合わせ
た。
の振動数で6410ポアズの複素粘性率を示す。
ルムを得た。この押し出し温度において、1および1000rad/秒のずり速
度でそれぞれ517ポアズおよび172ポアズの複素粘性率を有することがわか
った。このフィルムを次に、Sawabond 4326の商品名で商品化され
た、Sandler(ドイツ)から入手可能な、100%ポリプロピレンの、け
ばだてられた疎水性不織布(支持体層)34g/m2によって構成される基材上
に直接積層した。この複合基材は2530g/m2・24時間の水蒸気通気率を
有していた。
eter RDA−IIを使用して複素粘性率を測定した。水蒸気透過率をAS
TM E−96「直立カップ」法に従って23℃で測定した。
Claims (10)
- 【請求項1】 熱可塑性組成物において、 熱可塑性ポリマーまたはポリマー混合物であって、前記ポリマーまたはポリマ
ー混合物のDSC融点よりも20℃高い温度、および、1rad/秒の振動数で
5000ポアズよりも高い粘度を有する熱可塑性ポリマーまたはポリマー混合物
であり、該熱可塑性ポリマーが、ポリウレタン、ポリ−エーテル−アミドブロッ
ク共重合体、ポリエチレン−アクリル酸共重合体、ポリエチレンオキシドおよび
その共重合体、ポリラクチドおよび共重合体、ポリアミド、ポリエステルブロッ
ク共重合体、スルホン化ポリエステル、ポリ−エーテル−エステルブロック共重
合体、ポリ−エーテル−エステル−アミドブロック共重合体、ポリアクリレート
、ポリアクリル酸および誘導体、イオノマー、酢酸ビニル含量が28重量%より
多いポリエチレン−酢酸ビニル、ポリビニルアルコールおよびその共重合体、ポ
リビニルエーテルおよびそれらの共重合体、ポリ−2−エチルオキサゾリンおよ
び誘導体、ポリビニルピロリドンおよびその共重合体、熱可塑性セルロース誘導
体、またはこれらの混合物からなる群から選択されるものと、 前記粘度を調節するための適切な相溶性可塑剤または可塑剤のブレンドとを含
み、 前記熱可塑性組成物が、1rad/秒の振動数、210℃以下の温度で50ポ
アズから4000ポアズの粘度、および、1000rad/秒の振動数、210
℃以下の温度で2000ポアズ未満の粘度を有することを特徴とする熱可塑性組
成物。 - 【請求項2】 前記熱可塑性ポリマーが、熱可塑性ポリ−エーテル−アミド
ブロック共重合体、熱可塑性ポリ−エーテル−エステル−アミドブロック共重合
体、熱可塑性ポリエステルブロック共重合体、熱可塑性ポリウレタン、またはそ
れらの混合物を含むことを特徴とする請求項1に記載の熱可塑性組成物。 - 【請求項3】 前記組成物が、 前記熱可塑性組成物の10重量%から80重量%、好ましくは25重量%から
70重量%の前記ポリマーまたはポリマー混合物と、 前記熱可塑性組成物の20重量%から90重量%、好ましくは30重量%から
75重量%の前記可塑剤または可塑剤ブレンドと、 0から50重量%の適切な相容性粘着性付与剤樹脂とを含むことを特徴とする
請求項1または2のいずれかに記載の熱可塑性組成物。 - 【請求項4】 前記可塑剤が、クエン酸エステル、酒石酸エステル、グリセ
ロールおよびそのエステル、アジペート、セバケート、ソルビトール、エポキシ
ド化植物油、重合化植物油、ポリオール、フタレート、液状ポリエステル、グリ
コレート、p−トルエンスルホンアミドおよび誘導体、グリコールおよびポリグ
リコール、ソルビタンエステル、ホスフェート、カルボキシル基1個をもつ脂肪
酸(C8〜C22)およびそれらの誘導体、およびそれらの混合物から選択される
ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の熱可塑性組成物。 - 【請求項5】 前記粘着性付与剤樹脂が、ロジンおよびロジンエステル、炭
化水素樹脂、脂肪族樹脂、テルペンおよびテルペン−フェノール性樹脂、芳香族
樹脂、合成C5樹脂、合成C5 〜 9樹脂の混合物、およびそれらの混合物から選択
されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の熱可塑性組成物。 - 【請求項6】 請求項1に記載の熱可塑性組成物から形成された水蒸気透過
性層であって、前記層が液体不透過性であり、前記層の厚さが少なくとも0.5
μmで、少なくとも300g/m2・24時間の水蒸気通気率(WVTR)を有
することを特徴とする水蒸気透過性層。 - 【請求項7】 基材上に被覆された請求項6に記載の層を含む水蒸気透過性
で液体不透過性の複合体であって、前記基材が水蒸気透過性であることを特徴と
する複合体。 - 【請求項8】 請求項6または7に記載の水蒸気透過性で液体不透過性の層
または複合体を含むことを特徴とする吸収性製品。 - 【請求項9】 請求項1に記載の熱可塑性組成物を作製する方法であって、 前記熱可塑性ポリマーまたはポリマー混合物を提供する工程と、 前記適切な可塑剤または可塑剤のブレンドを提供する工程と、 前記熱可塑性ポリマーまたはポリマー混合物と、前記可塑剤または可塑剤のブ
レンドを加熱し、それらを混ぜ合わせて溶融状態の前記熱可塑性組成物を形成す
る工程とを含むことを特徴とする方法。 - 【請求項10】 請求項1に記載の熱可塑性組成物から層を作製する方法で
あって、 前記熱可塑性組成物を提供する工程と、 前記熱可塑性組成物を加熱してこれを流動できるようにする工程と、 前記熱可塑性組成物を、基材上で所望の厚さを有する層に被覆する工程とを含
むことを特徴とする方法。
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